JP2020009060A - 車両管理システム及び車両管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のメンテナンスを同時に実施できるように配車する車両管理システム及び車両管理方法を提供する。【解決手段】車両の利用要求情報に基づいて、複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定し、前記推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、前記メンテナンス必要度が閾値以上になると判断された場合に、配車可能な車両のメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定して当該メンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両を、ユーザからの利用要求に応じる車両として決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両管理システム及び車両管理方法に関するものである。
バッテリによる電力供給をシステマチックに実現するために、自律的に移動可能なバッテリの電池残量が、予め定められた閾値よりも低くなると、充電ステーションへの移動を指示することで、充電というメンテナンスを実施するバッテリの制御システムが知られている。(特許文献1)。
特開2017−195722号公報
しかしながら、上記従来のバッテリの制御システムでは、メンテナンスの指標が電池残量であってメンテナンスの内容が充電だけであるため、充電以外のメンテナンス、たとえば、車両の定期的な清掃、タイヤ、バッテリ、各種オイルなどの部品交換、車載コンピュータのソフトウェアのバージョンアップなどの更新、車外又は車内への広告の貼り付け作業を含む場合には対応できない。しかも、メンテナンスごとに指標を設定したとしても、各指標が予め定められた閾値を超えると、それぞれのメンテナンスに対して独立してメンテナンスが指示されるため、輸送サービスなどの提供機会が損失し、効率的なメンテナンス指示ができないという問題点がある。
本発明が解決しようとする課題は、複数のメンテナンスを同時に実施できるように配車する車両管理システム及び車両管理方法を提供することである。
本発明は、利用要求情報に基づいて、複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定し、前記推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、前記メンテナンス必要度が閾値以上になると判断された場合に、配車可能な車両のメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定して当該メンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両を、ユーザからの利用要求に応じる車両として決定することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、車両に対して複数のメンテナンスがある場合に、ユーザからの利用要求に対して、複数のメンテナンスを同時に実施できるように配車することができる。
本発明の車両管理システムの一実施の形態を示すブロック図である。 図1のサーバにて実行される車両の配車管理処理の一例を示すフローチャートである。 図2のステップS1のシーンを示す図である。 図2のステップS2のシーンを示す図である。 図2のステップS3のシーンを示す図である。 図2のステップS4のシーンを示す図である。 図2のステップS5のシーンを示す図である。 図2のステップS6のシーンを示す図である。 図2のステップS6の他のシーンを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の車両管理システムSの一実施の形態を示すブロック図である。本実施形態の車両管理システムSは、本発明に係る車両管理方法を使用したシステムでもある。本実施形態の車両管理システムSは、複数の車両2を一又は複数のユーザ(利用者)で利用する場合に適用して好ましいシステムであり、予約した車両をユーザが取りに行って自ら運転して利用するといったカーシェアリングのような形態のサービス、ドライバーが運転する車両を用いて一又は複数のユーザを目的地まで輸送する形態のサービス、又は、ドライバーが乗車しない無人運転車両を用いて一又は複数のユーザを目的地まで輸送する形態のサービスなどに適用することができる。
また、このような営業用車両のほか、個人が所有する車両(いわゆる自家用車)や会社が所有する車両(いわゆる社用車)に対して、定期的な清掃、走行エネルギの補給(燃料補給又は充電)、部品交換(タイヤ、バッテリ、各種オイルなどの交換)、車載コンピュータのソフトウェアの更新(バージョンアップなど)、車外又は車内への広告の貼り付け作業を提供するサービスにも適用することができる。要するに、各種の車両に対して、これら複数のメンテナンスのタイミングを知らせたり、実際に複数のメンテナンスを実施したりする機能を備えた車両の管理システムである。なお、以下に説明する実施形態は、本発明をドライバーが乗車しない無人運転車両を用いて一又は複数のユーザを目的地まで輸送する形態のサービスに適用した一例を示す。本実施形態の車両管理システムSは、サーバ1と、車両2と、ユーザ端末装置3とを含む。以下、各構成を説明する。
《サーバ1》
サーバ1は、1台もしくは複数台のコンピュータ(CPU,ROM,RAMなどを備えたハードウェアに、後述する機能を実現するソフトウェアをインストールしたもの)で構成され、外部からの信号入力を受け付けた上で、様々な処理を行う、プログラム可能なサーバである。サーバ1の構成方法の詳細は、特に限定されるものではなく、一般的なサーバを用いればよい。サーバ1には、利用要求取得部11、データベース12、配車ルート決定部13、増加メンテナンス推定部14、判断部15、メンテナンス必要度推定部16、配車車両決定部17、移動指示部18及び通信部19が含まれる。これらの各部のうち、データベース12は記憶装置により構成され、通信部19は通信デバイスにより構成され、その他の利用要求取得部11、データベース12、配車ルート決定部13、増加メンテナンス推定部14、判断部15、メンテナンス必要度推定部16、配車車両決定部17及び移動指示部18の各機能は、サーバ1にインストールされたソフトウェアにより実現される。
利用要求取得部11は、ユーザ端末装置3から送信される、ユーザからの車両2の利用要求情報を受信し、データベース12に当該利用要求情報を出力する。この利用要求情報には、ユーザのID、ユーザの配車希望意思、ユーザの現在位置、ユーザが希望する乗車地点及び降車地点(緯度・経度などの位置情報)、ユーザが希望する配車時間、乗車人数のほか、ユーザの年齢・職業・家族構成・嗜好性などユーザ個人の属性情報、ユーザの当該配車サービスの利用履歴、配車時の天候その他の環境情報、配車ルートの環境情報などを含んでもよい。なお、利用要求取得部11は、ユーザ端末装置3から送信される利用要求情報を取得する以外にも、当該ユーザの利用要求情報のうちの一部が、データベース12に予め格納されている場合には、当該ユーザのIDに基づいてデータベース12から利用要求情報のうちの一部を取得してもよい。
データベース12は、利用要求取得部11から出力される、ユーザのIDに関連付けられたユーザの年齢・職業・家族構成・嗜好性などユーザ個人の属性情報を含むユーザ属性データと、ユーザの当該配車サービスの利用履歴を含むユーザ履歴データと、ユーザの乗降地情報を含む乗降地データと、配車時の天候および配車ルートの環境情報を含む配車時の環境データと、配車時間を含む配車時間データとを一時的又は恒久的に格納する。
データベース12には、これら利用要求取得部11から出力される利用要求に関する情報以外にも、車両2から送信される車両情報と、地図データが格納されている。たとえば、予め既知である車種、車両の登録日その他の静的な情報に加え、車両2の車両状態検出部22から所定時間間隔で送信される動的な車両情報が格納される。本例の配車サービスでは、車両2が複数台存在するので、所定のサービス区域内に存在する全ての車両情報がここに格納される。車両情報は、車両2の位置情報と車両向き、車速、ドアロック及びドアの開閉状態、シートベルトセンサー値、自動運転中か否かなどの各種車両状態、車両2の使用期間、車両2の使用回数、車両2の乗車距離、車両2の走行エネルギ残量(エンジン車の場合は燃料残量、電気自動車の場合は電池残量、ハイブリッド車の場合は燃料残量及び/又は電池残量)、車両2の各種部品の寿命、車両2に搭載されたコンピュータ(ECUなそ)のソフトウェア更新情報、メンテナンス毎の車両2の乗車人数の累計、車両2の走行地域、車両2の使用時の天候を含む。また、車両リクエスト受信可能か否か、清掃中その他メンテナンス中か否か、乗客の有無及び人数、輸送指示の目的地に到着したか否かなど、無人自動運転の遠隔監視に関する情報も、同じ車両のIDに関連付けて格納される。
データベース12に格納された地図データは、少なくとも車両2が走行可能な道路リンク情報を含んだいわゆるナビゲーション地図に加え、ユーザの乗降可能場所、給油及び/又は充電場所、車両2の待機場所の情報を含む。その他に、ユーザが歩行するルートを計算するための歩行者道路リンク情報を含んでもよい。地図データベースは、後述する配車ルート決定部13による配車ルートの決定などに利用される。
配車ルート決定部13は、データベース12に格納された利用要求情報、特に乗車地点と降車地点に関する情報を用いて、現在位置と乗車地点と降車地点までの配車ルートを決定し、決定された配車ルートに関する情報を増加メンテナンス推定部14に出力する。たとえば、本例の無人運転車両による配車サービスにおいて、無人運転車両の停車場所が予め定められている場合の配車ルートの決定方法は、利用要求情報に含まれた乗車地点及び降車地点の位置情報と、地図データに含まれる無人運転車両の乗降場所の位置情報とを用いて、最も近い乗降場所を、それぞれ乗車場所、降車場所として決定する。なお、車両2の配車ルートの決定方法は、特に限定されず、これ以外の他の手法を用いてもよい。
増加メンテナンス推定部14は、配車ルート決定部13で決定した配車ルートを入力し、利用要求情報を用いて、配車後に増加するメンテナンス項目のメンテナンス必要度の増加値を推定したのち、その結果を判断部15に出力する。本例の配車サービスでは、車両2のメンテナンス項目として、車両2の車外又は車内の定期的な清掃メンテナンス、走行エネルギの補給(燃料補給又は充電)メンテナンス、部品交換(タイヤ、バッテリ、各種オイルなどの交換)その他の整備メンテナンス、車載コンピュータのソフトウェアの更新(バージョンアップなど)メンテナンス、車外又は車内への広告の貼り付け作業メンテナンスが含まれる。以下、これらのメンテナンスを、それぞれ清掃メンテナンス、給油メンテナンス、整備メンテナンス、ソフト更新メンテナンス、広告貼り付けメンテナンスともいう。
本実施形態の増加メンテナンス推定部14は、たとえばユーザからの利用要求に応じて決定された配車ルートを走行したと仮定した場合に、各車両2の現在のメンテナンス必要度に拘らず、清掃メンテナンス、給油メンテナンス、整備メンテナンス、ソフト更新メンテナンス、広告貼り付けメンテナンスのそれぞれのメンテナンス必要度がどのくらい増加するか(メンテナンス必要度の増加絶対値)を事前に推定する処理部である。なお、本発明の車両管理システムSは、ユーザからの利用要求に応じて決定された配車ルートを走行したと仮定した場合以外、たとえば乗降地点以外のユーザの利用履歴やユーザの属性に基づいて、清掃メンテナンス、給油メンテナンス、整備メンテナンス、ソフト更新メンテナンス、広告貼り付けメンテナンスのそれぞれのメンテナンス必要度がどれくらい増加するかを事前に推定することも含まれる。
ここで、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度は、ユーザが車両2に乗車した時間、ユーザが車両2に乗車した距離、ユーザが車両2に乗車した回数などを代用特性として定量化することができる。たとえば、単位時間当たりの車両2の汚れ度合の数値をD、ユーザの乗車時間をTとしたときに、メンテナンス必要度の代用特性値Mは、D×Tを用いれば定量化することができる。具体的には、たとえば、通常又は標準的な利用の汚れ度合を予めD=1/時間と定めておき、M=D×Tが100に達したときに清掃メンテナンスを実施するものとすればよい。
また、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値を算出するにあたり、メンテナンス必要度を加速あるいは減速させる係数X(以下、加速/減速係数ともいう)を用いてメンテナンス必要度の推定代用特性値を算出(補正)してもよい。たとえば、配車ルートの走行環境(舗装路、悪路、海岸沿い、雨天時など)が取得できる場合には、配車ルートから推定される汚れ度合と、通常の利用における汚れ具合Dとの比率を加速/減速係数Xとし、メンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tとすればよい。また、ユーザの利用履歴(綺麗に利用するか否か)が取得できる場合には、ユーザの過去の利用における汚れ度合の平均値と、通常の利用における汚れ具合Dとの比率を加速/減速係数Xとし、メンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tとすればよい。また、ユーザの属性(たとえば年齢)が取得できる場合には、その年代のユーザの利用時の汚れ度合の平均値と、通常の利用における汚れ具合Dとの比率を加速/減速係数Xとし、メンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tとすればよい。
給油メンテナンスのメンテナンス必要度は、ユーザが車両2に乗車した走行距離、又は燃料消費量などを代用特性として定量化することができる。たとえば、走行距離をメンテナンス代用特性値として用いた場合、配車ルートが取得できる場合には、配車ルートから走行距離を算出すれば、給油メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルートを用いる以外にも、ユーザの利用履歴が取得できる場合には、ユーザの過去の走行距離の平均値を算出すれば、給油メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルート又はユーザの利用履歴を用いる以外にも、ユーザの属性が取得できる場合には、たとえば、年代ごとに配車利用時の平均走行距離を事前に算出しておき、ユーザの年齢から該当する年代の走行距離を抽出すれば、給油メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。
整備メンテナンスのメンテナンス必要度は、ユーザが車両2に乗車した走行距離、走行時間、乗車回数などを代用特性として定量化することができる。たとえば、ユーザが車両2に乗車した走行距離を整備メンテナンスの代用特性値として用いた場合、配車ルートが取得できる場合には、配車ルートから走行距離を算出すれば、整備メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルートを用いる以外にも、ユーザの利用履歴が取得できる場合には、ユーザの過去の走行距離の平均値を算出すれば、整備メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルート又はユーザの利用履歴を用いる以外にも、ユーザの属性が取得できる場合には、例えば、年代ごとに配車利用時の平均走行距離を事前に算出しておき、ユーザの年齢から該当する年代の走行距離を抽出すれば、整備メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。
ソフト更新メンテナンス、広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度は、経過時間などを代用特性として定量化することができる。たとえば、経過時間をソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスの代用特性値として用いた場合、配車ルートが取得できる場合には、配車ルートから、利用開始時刻から利用終了時刻までの経過時間を算出すれば、ソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、ユーザの利用履歴が取得できる場合には、ユーザの過去の利用時間の平均値を算出すれば、ソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、ユーザの属性(たとえば年齢)が取得できる場合には、年代ごとに配車利用時の平均利用時間を事前に算出しておき、ユーザの年齢から該当する年代の平均利用時間を抽出すれば、ソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。
判断部15は、増加メンテナンス推定部14で推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断したのち、その結果をメンテナンス必要度推定部16に出力する。ここで、判断部15において設定される閾値は、サービス余力限界値に対して低い閾値、換言すれば、サービス余力限界値に対して、メンテナンスの実施の指示が出る方向の値であればよく、サービス提供者が任意に設定することができる。なお、サービス余力限界値とは、無人運転車両による輸送サービスなどを提供するに当たり、これ以上利用を継続しては車両2のメンテナンス対象の品質が低下して輸送サービス品質を満足し得ないと考えられる限界値をいう。このサービス余力限界値は、無人運転車両の輸送サービスの提供者などにより任意の値に設定することができる。たとえば、給油メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値が累積走行距離である場合には、サービス余力限界値をたとえば最大航続距離に設定することができる。判断部15は、増加メンテナンス推定部14で推定されたメンテナンス必要度の増加絶対値が、各メンテナンス項目に設定された閾値以上になるか否かを判断するので、閾値以上になるメンテナンス必要度が存在するということは、各車両2の現在のメンテナンス必要度がどのような値であろうと、そのメンテナンス項目(一又は複数)については、配車後に必ずメンテナンスの実施が必要になるということである。増加メンテナンス推定部14及び判断部15は、このような意義を有する。
メンテナンス必要度推定部16は、増加メンテナンス推定部14で推定されたメンテナンスについて、判断部15においてそのメンテナンス必要度が閾値以上になると判断された場合に、配車可能な車両のメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定し、その結果を配車車両決定部17へ出力する。ここで、メンテナンス必要度推定部16は、まず複数の車両2から配車可能な車両2を抽出するが、配車可能な車両2は、複数の車両2のうち、輸送サービスの提供を待機中の車両(利用中又は利用予約が確定している車両以外の車両)であって、利用要求情報に基づいて推定される全てのメンテナンス項目のメンテナンス必要度が、それぞれに設定されたサービス余力限界値を超えない車両を抽出する。たとえば、上述した利用要求情報に含まれる乗降地点に基づいて配車ルート決定部13にて決定された配車ルートを走行しても、給油メンテナンスのメンテナンス必要度(累積走行距離)が最大航続距離を超えない車両2などを抽出する。
さらにメンテナンス必要度推定部16は、こうして抽出された配車可能な車両2の全車について、複数のメンテナンス項目のうちの少なくとも2つのメンテナンス項目、好ましくは判断部15において閾値以上となると判断されたメンテナンス項目を除く少なくとも1つのメンテナンス項目、より好ましくは全てのメンテナンス項目について、メンテナンス必要度が、各閾値以上になるか否かを判断する。なお、各車両2の清掃メンテナンス、給油メンテナンス、整備メンテナンス、ソフト更新メンテナンス、広告貼り付けメンテナンスのそれぞれのメンテナンス必要度は、上述した増加メンテナンス推定部14における処理と同じ代用特性値を用い、最終メンテナンス日時から現在に至るまでのメンテナンス必要度に加算した値が、各閾値以上となるか否かを判断する。
すなわち、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度は、最終の清掃メンテナンス日時から配車ルートの走行が終了するまでの、ユーザが車両2に乗車した時間、ユーザが車両2に乗車した距離、ユーザが車両2に乗車した回数などを代用特性として定量化することができる。たとえば、単位時間当たりの車両2の汚れ度合の数値をD、ユーザの乗車時間をTとしたときに、メンテナンス必要度の代用特性値Mは、D×Tを用いれば定量化することができる。
このとき、増加メンテナンス推定部14における処理と同様に、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値を算出するにあたり、メンテナンス必要度を加速あるいは減速させる係数Xを用いてメンテナンス必要度の推定代用特性値を算出(補正)してもよい。たとえば、配車ルートの走行環境(舗装路、悪路、海岸沿い、雨天時など)が取得できる場合には、配車ルートから推定される汚れ度合と、通常の利用における汚れ具合Dとの比率を加速/減速係数Xとし、メンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tとすればよい。また、ユーザの利用履歴(綺麗に利用するか否か)が取得できる場合には、ユーザの過去の利用における汚れ度合の平均値と、通常の利用における汚れ具合Dとの比率を加速/減速係数Xとし、メンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tとすればよい。また、ユーザの属性(たとえば年齢)が取得できる場合には、その年代のユーザの利用時の汚れ度合の平均値と、通常の利用における汚れ具合Dとの比率を加速/減速係数Xとし、メンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tとすればよい。
給油メンテナンスのメンテナンス必要度は、最終の給油メンテナンス日時から配車ルートの走行が終了するまでのユーザが車両2に乗車した累積走行距離、又は燃料消費量などを代用特性として定量化することができる。たとえば、累積走行距離をメンテナンス代用特性値として用いた場合、配車ルートが取得できる場合には、配車ルートから算出される走行距離を、最終給油日時から現在に至るまでの累積走行距離に加算すれば定量化することができる。また、配車ルートを用いる以外にも、ユーザの利用履歴が取得できる場合には、ユーザの過去の走行距離の平均値を、最終給油日時から現在に至るまでの累積走行距離に加算すれば、給油メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルート又はユーザの利用履歴を用いる以外にも、ユーザの属性が取得できる場合には、たとえば、年代ごとに配車利用時の平均走行距離を事前に算出しておき、ユーザの年齢から該当する年代の走行距離を抽出して、最終給油日時から現在に至るまでの累積走行距離に加算すれば、給油メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。
整備メンテナンスのメンテナンス必要度は、最終の整備メンテナンス日時から配車ルートの走行が終了するまでのユーザが車両2に乗車した累積走行距離、累積走行時間、累積乗車回数などを代用特性として定量化することができる。たとえば、ユーザが車両2に乗車した累積走行距離を、整備メンテナンスの代用特性値として用いた場合、配車ルートが取得できる場合には、配車ルートから算出される走行距離を、最終整備日時から現在に至るまでの累積走行距離に加算すれば、整備メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルートを用いる以外にも、ユーザの利用履歴が取得できる場合には、ユーザの過去の走行距離の平均値を、最終整備日時から現在に至るまでの累積走行距離に加算すれば、整備メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、配車ルート又はユーザの利用履歴を用いる以外にも、ユーザの属性が取得できる場合には、例えば、年代ごとに配車利用時の平均走行距離を事前に算出しておき、ユーザの年齢から該当する年代の走行距離を抽出して、最終整備日時から現在に至るまでの累積走行距離に加算すれば、整備メンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。
ソフト更新メンテナンス、広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度は、最終のメンテナンス日時から配車ルートの走行を終了するまでの累積経過時間などを代用特性として定量化することができる。たとえば、累積経過時間をソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスの代用特性値として用いた場合、配車ルートが取得できる場合には、配車ルートから算出される利用開始時刻から利用終了時刻までの経過時間を、最終メンテナンス日時から現在に至るまでの累積経過時間に加算すれば、ソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、ユーザの利用履歴が取得できる場合には、ユーザの過去の利用時間の平均値を、最終メンテナンス日時から現在に至るまでの累積経過時間に加算すれば、ソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。また、ユーザの属性(たとえば年齢)が取得できる場合には、年代ごとに配車利用時の平均利用時間を事前に算出しておき、ユーザの年齢から該当する年代の平均利用時間を抽出し、これを、最終メンテナンス日時から現在に至るまでの累積経過時間に加算すれば、ソフト更新メンテナンス又は広告貼り付けメンテナンスのメンテナンス必要度を定量化することができる。
配車車両決定部17は、メンテナンス必要度推定部16で推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が、各閾値以上になるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両2を、ユーザからの利用要求に応じる車両2として決定する。ここで、配車車両決定部17において設定される閾値は、サービス余力限界値に対して低い閾値、換言すれば、サービス余力限界値に対して、メンテナンスの実施の指示が出る方向の値であればよく、サービス提供者が任意に設定することができる。そして、配車車両決定部17で決定された結果、すなわち配車すべき車両2のIDを移動指示部18及び通信部19へ出力する。なお、配車車両決定部17において決定される車両2は、メンテナンス必要度推定部16で推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が、各閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両2であるが、こうした車両が複数台存在する場合には、たとえばユーザからの利用要求に応じるための配車時間が最短の車両を選択することができる。
《車 両》
本実施形態の車両2としては、モータを駆動源とする電気自動車、内燃機関を駆動源とするエンジン自動車、モータ及び内燃機関の両方を駆動源とするハイブリッド自動車を例示できる。モータを駆動源とする電気自動車やハイブリッド自動車には、二次電池をモータの電源とするタイプのほか、燃料電池又は内燃機関をモータの電源とするタイプのものも含まれる。また、車両2は、ドライバー(人間)が運転する車両、ドライバーが乗車した上で自動運転により走行する自動運転車両、又はドライバーが乗車しない無人運転車両のいずれも含まれ、本実施形態の自動運転機能には、本願出願時における自動運転技術を適宜に用いることができる。
車両2は、ユーザからの利用要求(リクエスト)に応じて提供されるサービス車両であり、本実施形態では、当該サービスが展開される地域に複数台配置されているものとする。ただし、上述したとおり、自家用車や社用車など、非サービス車両を除外する趣旨ではない。車両2には、車両位置算出部21、車両状態検出部22、車両情報送信部23、サーバ情報受信部24及び走行制御部25が含まれる。
車両位置算出部21は、車両2の位置を算出し、車両情報送信部23に出力する。車両位置算出部21は、たとえばGPS/INSセンサーと接続されたECUであり、GPS/INSセンサーから出力される緯度経度の位置情報を、一定時間(たとえば100msec)毎に出力する。位置情報の算出方法は、特に限定されず、たとえば、地図データに基づくマップマッチングなど、位置を特定可能な他の手法を用いてもよい。
車両状態検出部22は、車速、ドアロック及びドアの開閉状態、シートベルトセンサー値、自動運転中か否か、などの各種車両状態をはじめとして、車両2への利用要求情報の受信が可能か否か、清掃中その他のメンテナンス中か否か、乗客の有無及び人数、移動指示の目的地に到着したか否かなど、無人自動運転の遠隔監視に関する情報も検出して、車両情報送信部23に出力する。
車両情報送信部23は、たとえば4G/LTEのモバイル通信機能を備えた車載デバイスであり、CANやLAN等で車両位置算出部21及び車両状態検出部22から出力される情報を、一定時間(たとえば100msec)毎に、サーバ1のデータベース12に送信する。
サーバ情報受信部24は、たとえば4G/LTEのモバイル通信機能を備えた車載デバイスであり、サーバ1の通信部19を介して移動指示部18から送信された、待機場所へのルート、ユーザを乗せる地点までの走行ルート、清掃場所その他のメンテナンス場所への走行ルート等の各種走行ルートをはじめ、その他無人の自動運転車両を運行する上で必要な情報を受信する。
走行制御部25は、車両2の走行駆動源(エンジン及び/又はモータ)、操舵機構、制動機構、方向指示器やワイパーを含む各種電装機器を自動制御するコントローラであり、サーバ1の通信部19を介して移動指示部18から送信された、待機場所へのルート、ユーザを乗せる地点までの走行ルート、清掃場所その他のメンテナンス場所への走行ルート等の各種走行ルートをはじめ、その他無人の自動運転車両を運行する上で必要な情報に基づいて、車両2の走行駆動源、操舵機構、制動機構及び各種電装機器を自動制御する。
《ユーザ端末装置》
ユーザ端末装置3は、輸送サービスを希望するユーザが利用要求を行うために使用される端末装置であり、入力部31と、表示部32と、通信部33とを備える。ユーザ端末装置3は、たとえばスマートフォンなどの携帯端末装置であり、利用要求するためのアプリケーションソフトウェアを実行して、通信部33から4G/LTEやWiFi(登録商標)などの電気通信回線網を介して、サーバ1にアクセスする。なお、ユーザ端末装置3は、特に限定されず、上記手段のほか、たとえばWEBアプリケーションソフトウェアとして実装されたパーソナルコンピュータからインターネットを介して利用要求を行うなど、他の実装方法を用いてもよい。
ユーザによる入力部31への入力に基づき、上述したとおり車両2の利用要求情報を、通信部33を介して利用要求取得部11に送信する。また配車車両決定部17から、通信部19,33を介して、利用要求情報に対する利用要求結果情報を受信し、ディスプレイなどの表示部32によりユーザに提示する。
利用要求取得部11に送信する車両2の利用要求情報は、出発地と目的地を含み、目的地はユーザからの入力で取得し、出発地はユーザの位置情報、またはユーザからの入力で取得してもよい。その他に、経由地の指定、乗降地点の指定、乗車人数、予約時間、相乗り可否などの付加的な情報を更に含んでもよい。
配車車両決定部17から送信される利用要求結果情報については、ユーザの乗車場所と降車場所、予約された車両2の現在位置、及び予約車両を識別するための情報を含み、配車車両決定部17で算出された情報に基づき、乗車場所に車両が到着する時間、乗車場所から降車場所までの移動時間、ユーザが乗車場所まで移動するための推奨徒歩ルートなどの付加情報を含んでもよい。
次に、図2及び図3〜図9を参照しながら具体的な処理フローを説明する。図2は、サーバ1にて実行される車両の配車管理処理の一例を示すフローチャート、図3〜図9は、図2のステップS1〜S6の各シーンを示す図である。この処理フローは、所定時間間隔、又は1名のユーザの利用が終了する毎など、周期的に実行されることが好ましい。なお、以下の説明では、車両2に対する複数のメンテナンスとして車両2の清掃メンテナンスと給油メンテナンスと、整備メンテナンスとを例示するが、他の複数のメンテナンスも同じ考え方で処理することができる。また、以下の説明では、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の推定代用特性値として、その車両2へのユーザの乗車時間を用いた例を示し、給油メンテナンスのメンテナンス必要度の推定代用特性値として、その車両2の走行可能距離を用いた例を示し、整備メンテナンスのメンテナンス必要度の推定代用特性値として、その車両2の走行距離を用いた例を示すが、清掃メンテナンスについてはユーザの乗車距離やユーザの乗車回数も同じ考え方で処理することができ、給油メンテナンスについては燃料消費量又は電池消費量も同じ考え方で処理することができ、整備メンテナンスについてはユーザの乗車時間も同じ考え方で処理することができる。
図2のステップS1では、あるユーザが自分のユーザ端末装置3を用いて、車両2の利用要求情報を、通信部33を介して利用要求取得部11に送信すると、サーバ1の利用要求取得部11は、当該利用要求情報を取得し、データベース12に出力する。この利用要求情報には、そのユーザのID、ユーザの配車希望意思、ユーザの現在位置、ユーザが希望する乗車地点及び降車地点(緯度・経度などの位置情報)、ユーザが希望する配車時間、乗車人数のほか、ユーザの年齢・職業・家族構成・嗜好性などユーザ個人の属性情報、ユーザの当該配車サービスの利用履歴、配車時の天候その他の環境情報、配車ルートの環境情報などが含まれる。図3は、ステップS1のシーンの一例を示す図であり、たとえば、ユーザXが、海水浴場の近くの現在地点から、降車地点Yまでの配車を要求したものとする。
ステップS2では、配車ルート決定部13は、データベース12に格納されたユーザXの利用要求情報に基づいて、配車ルートを決定する。図4は、ステップS2のシーンの一例を示す図であり、配車ルート決定部13は、ユーザ端末装置3から送信されてデータベース12に格納された乗降地点情報から、ユーザXが希望する降車地点Yまでの配車ルートRを決定したものとする。図示する配車ルートRは、ユーザXの現在地点から降車地点Yまでの最短ルートを選択したものであるが、ユーザXの現在地点が海水浴場の近くであるため、配車ルートRの一部は海水浴場に沿った道路を走行するものとなる。
ステップS3では、増加メンテナンス推定部14は、データベース12に格納されたユーザXの利用要求情報に基づいて、配車により増加するメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定する。図5は、ステップS3のシーンの一例を示す図であり、ユーザXへの配車により増加するメンテナンス必要度を示した図である。本例では、増加メンテナンス推定部14は、配車ルート決定部13により決定された配車ルートRの走行条件に基づいて、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度をそれぞれ推定したものである。
ここで、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値は、配車ルートRを走行した場合の乗車時間と、加速/減速係数とを用いて車室内外の汚れ度合を推定し、整備メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値は、配車ルートRを走行した場合の走行距離を用いて推定するものとすると、図5に示すように整備メンテナンスのメンテナンス必要度と給油メンテナンスのメンテナンス必要度は、配車ルートRの走行距離に相関した値だけ増加するのに対し、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度は、ユーザXの現在地点が海水浴場の近くという環境下にあるため、通常の汚れ度合に対する加速/減速係数が大きいものとなり、その結果、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度が大幅に増加すると推定される。
ユーザXの現在地点が海水浴場の近くであるため、ユーザXは海水浴客と予想され、乗車時に車内が砂で汚れることが予想される。また、海水浴客ではなかったとしても配車ルートRの一部は海水浴場に沿った汚れに対する走行環境が悪い道路であるため、車室外の汚れ具合が相対的に増加すると予想されるからである。たとえば、上述した単位時間当たりの汚れ度合Dの通常配車の場合を1としても、加速/減速係数Xが通常の1に対してたとえば20(本例の場合は加速係数になる)であると、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値M=(D×X)×Tが20倍に増加する。
ステップS4では、判断部15は、ステップS3で推定した各メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値が、それぞれに設定された閾値以上であるかどうかを判断する。図6は、ステップS4のシーンの一例を示す図であり、ユーザXへの配車により、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油は、それぞれの閾値未満であるものの、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度が閾値以上であると判断された場合である。なお、図6において、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度のそれぞれの閾値を便宜的に一律の値として図示しているが、実際の閾値は、各メンテナンスのメンテナンス必要度に対してそれぞれ設定されている。
ステップS4において、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度のそれぞれの代用特性値が、いずれも各閾値未満である場合には、ステップS7へ進み、配車車両決定部17は、配車可能な車両2のうち配車時間(車両2の現在地点からユーザXの現在地点までの走行時間)が最短である車両を抽出し、その車両2を配車車両に決定し、移動指示部18にその旨を出力する。ユーザXからの利用要求情報に基づいて推定されたメンテナンスのメンテナンス必要度が各閾値以上まで増加しない場合には、配車後において各メンテナンスの必要度がさほど高くならないので、無理して複数のメンテナンス項目を同時に実施するよりもむしろ、配車時間を優先したサービスとする趣旨である。
これに対して、ステップS4において、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度のそれぞれの代用特性値のいずれかが、各閾値以上である場合には、ステップS5へ進む。このような場合は、配車後において、少なくとも閾値以上となったメンテナンス項目についてメンテナンスが必要となるので、他のメンテナンス項目を同時に実施することでメンテナンス時間を短縮する方を優先する。すなわち、ステップS5では、ステップS4で配車により増加するメンテナンス必要度の代用特性値が閾値以上であるメンテナンス項目があると判断された場合に、配車可能な車両の、現在の全メンテナンスのメンテナンス必要度を推定する。
図7は、ステップS5のシーン(推定前)の一例を示す図であり、ユーザXの利用要求に対して配車可能な車両がA,Bの2台であり、それぞれの車両A,Bの現在の清掃メンテナンスのメンテナンス必要度、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度のそれぞれの代用特性値を示した図である。図7に示す例では、清掃のメンテナンスの代用特性は、車両A,Bとも同じ値であり、整備メンテナンスおよび給油メンテナンスの代用特性値は、車両Aがいずれも0であるのに対し、車両Bは0よりも大きい値となっている。メンテナンス必要度推定部16は、この現在の清掃メンテナンスのメンテナンス必要度、整備メンテナンスのメンテナンス必要度及び給油メンテナンスのメンテナンス必要度のそれぞれの代用特性値を基準にして、データベース12に格納されたユーザXの利用要求情報に基づいて、配車による各メンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定する。
配車可能な車両A,Bの現在地点がそれぞれ異なることがあり、また車両A,BはユーザXの現在地点から離れていることも少なくないので、車両A,BがユーザXの現在地点まで走行することも加味したメンテナンス必要度を推定する。図8は、ステップS5のシーン(推定後)の一例を示す図であり、メンテナンス必要度推定部16による推定後においては、図8に示すように、清掃のメンテナンスの代用特性は、車両A,Bとも極めて高い値となり、給油メンテナンスの代用特性値の増加量は車両A,Bともに同じ程度であるが、整備メンテナンスの代用特性値は、車両Aの値に比べ車両Bの値が大きい値となっている。
ステップS6では、配車車両決定部17は、ステップS5で推定した配車可能な車両A,Bの現在の全てのメンテナンスの代用特性値が、各閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両Bを、ユーザXからの利用要求に応じる車両として決定し、移動指示部18にその旨を出力する。図8に示す例では、車両Aは、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値のみが閾値以上となっているのに対し、車両Bは、清掃メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値に加えて、整備メンテナンスのメンテナンス必要度の代用特性値も閾値以上となっている。したがって、車両BをユーザXに対して配車することで、配車サービス終了後においては、清掃メンテナンスと整備メンテナンスの2つのメンテナンスを同時に行うことができ、メンテナンス時間を短縮することができる。
なお、ステップS6において、図8に示す車両A,Bの両方ともに、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある場合には、ユーザXに対する配車時間(車両A,Bの現在地点からユーザXの現在地点までの走行時間)が最短である車両を抽出し、その車両Aを配車車両に決定し、移動指示部18にその旨を出力する。また、配車可能な車両A,B,Cが3台存在し、図9に示すように、配車車両決定部17は、ステップS5で推定した配車可能な車両A,B,Cの現在の全てのメンテナンスの代用特性値が、各閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両B,Cが複数台ある場合についても、ユーザXに対する配車時間(車両B,Cの現在地点からユーザXの現在地点までの走行時間)が最短である車両を抽出し、その車両Cを配車車両に決定し、移動指示部18にその旨を出力する。
ちなみに、配車車両決定部17は、決定した配車すべき車両2の特定情報を移動指示部18に出力すると、移動指示部18は、通信部19を介して該当車両2のサーバ情報受信部24に移動指示情報を送信する。この移動指示情報には、ユーザXの乗車地点と降車地点と配車ルートなどが含まれ、車両2の走行制御部25は、当該移動指示情報にしたがって車両を走行させて配車サービスを実施する。
また、当該車両2の配車サービスを終了すると、当該車両2は清掃メンテナンスと整備メンテナンスを実施するためにメンテナンス場所に移動する。この場合に、清掃メンテナンス及び整備メンテナンスを通常の清掃メンテナンス及び整備メンテナンスよりも相対的に短時間で行う旨の指示を伴ってもよい。相対的に短時間で行う清掃メンテナンスとしては、人目に付き易い部位に限った清掃や清掃回数を限定した簡易な清掃などが挙げられる。こうしたメンテナンスの短時間化の指示は、清掃メンテナンスに限定されず、走行エネルギの補給、部品交換、車載コンピュータのソフトウェア更新といったメンテナンスについて行ってもよい。
以上のとおり、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、車両2の利用情報に基づいて複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定し、推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、メンテナンス必要度が閾値以上になると判断された場合に、配車可能な車両のメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定し、推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両を、ユーザからの利用要求に応じる車両として決定するので、複数のメンテナンスを同時に実施することができる。その結果、メンテナンス場所への移動時間といった無駄な時間を短縮することができるので、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両が複数台ある場合には、ユーザからの利用要求に応じる配車時間が最短の車両を配車するので、サービスの品質を高めつつ、より一層、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、増加メンテナンス推定部14により推定されるメンテナンス項目は、車両の清掃メンテナンス、車両の部品整備メンテナンス、車両の走行エネルギ補給メンテナンスのうち少なくとも一のメンテナンスを含むので、メンテナンス項目のうち頻繁に発生する車両の清掃メンテナンス、車両の部品整備メンテナンス、車両の走行エネルギ補給メンテナンスに対して対応することができ、より一層、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、メンテナンス必要度推定部16により推定されるメンテナンス項目は、車両の清掃メンテナンス、車両の部品整備メンテナンス、車両の走行エネルギ補給メンテナンスのうち少なくとも二のメンテナンスを含むので、メンテナンス項目のうち頻繁に発生する車両の清掃メンテナンス、車両の部品整備メンテナンス、車両の走行エネルギ補給メンテナンスに対して対応することができ、より一層、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、利用要求情報は、ユーザの属性を含み、増加メンテナンス推定部14は、ユーザの属性に基づいて、複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定するので、たとえば、あるユーザの個人情報が格納されたユーザ属性データから、運転の荒いドライバーである場合には、配車後にタイヤの摩耗などで車両の部品整備メンテナンスのメンテナンス必要度が増加すると予測でき、より精度良く増加するメンテナンスを推定できる。その結果、より一層、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、利用要求情報は、ユーザの利用履歴を含み、増加メンテナンス推定部14は、ユーザの利用履歴に基づいて、複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定するので、たとえば、あるユーザの配車サービスの利用履歴データから、このユーザは車内を汚しやすい傾向がある場合に清掃メンテナンスのメンテナンス必要度が増加すると予測でき、より精度良く増加するメンテナンスを推定できる。その結果、より一層、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両管理システムS及び車両管理方法によれば、利用要求情報は、乗降地情報、配車時の環境情報及び配車時間を含み、増加メンテナンス推定部14は、乗降地情報、配車時の環境情報及び配車時間に基づいて、複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定するので、たとえば、あるユーザの利用要求に基づいて決定した配車ルートは、配車時の環境データから、悪路を走行することが分かり、配車後に念のため車両の整備をする必要があることから、部品整備のメンテナンスのメンテナンス必要度が増加すると予測でき、より精度良く増加するメンテナンスを推定できる。その結果、より一層、サービスの提供機会が損失するのを抑制することができる。
S…車両管理システム
1…サーバ
11…利用要求取得部
12…データベース
13…配車ルート決定部
14…増加メンテナンス推定部
15…判断部
16…メンテナンス必要度推定部
17…配車車両決定部
18…移動指示部
19…通信部
2…車両
21…車両位置算出部
22…車両状態検出部
23…車両情報送信部
24…サーバ情報受信部
25…走行制御部
3…ユーザ端末装置
31…入力部
32…表示部
33…通信部

Claims (8)

  1. 複数の車両を一又は複数のユーザで利用し、前記ユーザからの利用要求に応じて前記車両の配車を管理する車両管理システムであって、前記車両の複数のメンテナンス項目のメンテナンス必要度が各メンテナンス項目に設定された閾値に達した場合に、当該閾値に達したメンテナンスの実施を指示する車両管理システムにおいて、
    前記車両の利用要求情報を取得する利用要求取得部と、
    前記利用要求情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定する増加メンテナンス推定部と、
    前記増加メンテナンス推定部で推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が当該メンテナンス項目に設定された閾値以上になるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部で前記メンテナンス必要度が閾値以上になると判断された場合に、配車可能な車両のメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定するメンテナンス必要度推定部と、
    前記メンテナンス必要度推定部で推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両を、前記ユーザからの利用要求に応じる車両として決定する配車車両決定部と、を備える車両管理システム。
  2. 前記配車車両決定部は、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両が複数台ある場合には、前記ユーザからの利用要求に応じる配車時間が最短の車両を配車する請求項1に記載の車両管理システム。
  3. 前記増加メンテナンス推定部により推定されるメンテナンス項目は、車両の清掃メンテナンス、車両の部品整備メンテナンス、車両の走行エネルギ補給メンテナンスのうち少なくとも一のメンテナンスを含む請求項1又は2に記載の車両管理システム。
  4. 前記メンテナンス必要度推定部により推定されるメンテナンス項目は、車両の清掃メンテナンス、車両の部品整備メンテナンス、車両の走行エネルギ補給メンテナンスのうち少なくとも二のメンテナンスを含む請求項3に記載の車両管理システム。
  5. 前記利用要求情報は、前記ユーザの属性を含み、
    前記増加メンテナンス推定部は、前記ユーザの属性に基づいて、前記複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両管理システム。
  6. 前記利用要求情報は、前記ユーザの利用履歴を含み、
    前記増加メンテナンス推定部は、前記ユーザの利用履歴に基づいて、前記複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両管理システム。
  7. 前記利用要求情報は、乗降地情報、配車時の環境情報及び配車時間を含み、
    前記増加メンテナンス推定部は、乗降地情報、配車時の環境情報及び配車時間に基づいて、前記複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両管理システム。
  8. プログラムにより動作するコンピュータを用いて、複数の車両を一又は複数のユーザで利用し、前記ユーザからの利用要求に応じて前記車両の配車を管理する車両管理方法であって、前記車両の複数のメンテナンス項目のメンテナンス必要度が各メンテナンス項目に設定された閾値に達した場合に、当該閾値に達したメンテナンスの実施を指示する車両管理方法において、
    前記コンピュータは、
    前記車両の利用要求情報を取得し、
    前記利用要求情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目のうちメンテナンス必要度が増加するメンテナンス項目を推定し、
    前記推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、
    前記メンテナンス必要度が閾値以上になると判断された場合に、配車可能な車両のメンテナンス項目のメンテナンス必要度を推定し、
    前記推定されたメンテナンス項目のメンテナンス必要度が閾値以上になるか否かを判断し、閾値以上になるメンテナンス項目が複数ある車両を、前記ユーザからの利用要求に応じる車両として決定する車両管理方法。
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