JP2020008510A - 流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計 - Google Patents

流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP2020008510A
JP2020008510A JP2018132090A JP2018132090A JP2020008510A JP 2020008510 A JP2020008510 A JP 2020008510A JP 2018132090 A JP2018132090 A JP 2018132090A JP 2018132090 A JP2018132090 A JP 2018132090A JP 2020008510 A JP2020008510 A JP 2020008510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
measurement
flow
filter
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018132090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7092584B2 (ja
Inventor
佐々木 宏
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2018132090A priority Critical patent/JP7092584B2/ja
Publication of JP2020008510A publication Critical patent/JP2020008510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7092584B2 publication Critical patent/JP7092584B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】計測流量に含まれる脈動の影響を十分に低減する。【解決手段】フィルタ処理部14が、記憶部12に保存されている過去の計測流量XをFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、計測流量Xに含まれる脈動の影響を低減した処理流量Yを計算する。【選択図】 図1

Description

本発明は、測定管内を流れる流体の流量を計測し、得られた流量をデジタルフィルタ処理するための流量計測技術に関する。
流体の供給に用いられる配管には、様々な装置が繋がっているため、設備によっては配管の圧力が変動することがある。このような場合、配管の圧力変動により流量に脈動が生じ、実際には流体が流れていないにもかかわらず、流体が流れているかのように流量計が誤計測する場合がある(例えば、特許文献1など参照)。
従来、測定管内を流れる流体の流量を計測する技術として、デジタルフィルタを使って計測流量の脈動による影響を低減する手法が提案されている(例えば、特許文献2−3など参照)。例えば、これにより、簡単な算術計算でフィルタ特性を実現することができ、計測流量に含まれる脈動を低減した脈動低減流量を算出することができる。
特開2016−017952号公報 特許第3562379号公報 特許第5130085号公報
しかしながら、このような従来技術では、デジタルフィルタとしてIIR(Infinite impulse response:無限インパルス応答)フィルタを用いているため、目的とする脈動の影響を十分に低減することができないという問題点があった。
具体的には、例えば特許文献2に記載されているように、IIRフィルタの場合、i(iは0以上の整数)番目の計測流量をX(i)、i−1番目の処理流量をY(i−1)、フィルタ係数をαとしたとき、i番目の処理流量をY(i)は、次の式(1)によって、処理流量Y(i)を計算する。
Figure 2020008510
これにより、直近の計測流量とそれまでに計算した処理流量とだけを使用するIIRフィルタが構成されるため、少ないメモリ容量で安定した処理流量を計算できる。しかしながら、このようなIIRフィルタでは、過去の処理流量を使用して新たな処理流量を計算しているため、過去の処理流量に影響されやすく、安定するまでにある程度の時間が必要となる。安定するまでの時間を短くしようとすると、脈動の影響を十分に低減することができなくなる。安定するまでの時間低減と脈動の影響低減とは二律背反であり、IIRフィルタではその両方を追い求めることはできない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、計測流量に含まれる脈動の影響を十分に低減できる流量計測技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる流量計は、入力された検出信号に基づいて測定管内を流れる流体の流量を計測し、測定管内を流れる流体の流量を計測して得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測部と、前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理部とを備えている。
また、本発明にかかる流量計測方法は、流量計測部が、測定管内を流れる流体の流量を計測して得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測ステップと、フィルタ処理部が、前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理ステップとを備えている。
また、本発明にかかる流量演算装置は、流量計で用いられる流量演算装置であって、入力された検出信号に基づいて測定管内を流れる流体の流量を計測し、得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測部と、前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理部とを備えている。
また、本発明にかかる超音波流量計は、測定管内を流れる気体内で超音波信号を送受信することにより気体流量を計測する超音波流量計であって、入力された検出信号に基づいて測定管内を流れる流体の流量を計測し、得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測部と、前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理部とを備えている。
本発明によれば、計測流量に含まれる脈動の影響を十分に低減することが可能となり、短期間で定常した処理流量を得ることが可能となる。また、処理流量が定常状態となるまでの期間において、従来のIIRフィルタを用いた場合と比較した場合、より少ないデータ数および計算量で、より効果的に脈動の影響を低減することが可能となる。
流量計の構成を示すブロック図である。 流量計測処理を示すフローチャートである。 超音波信号の伝搬時間に対する脈動の影響を示すグラフである。 図3の要部拡大グラフである。 伝搬時間の変動幅と定常到達必要データ数との関係を示す説明図である。 定常到達必要データ数と定常到達必要計算量との関係を示す説明図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[流量計]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる流量計1について説明する。図1は、流量計の構成を示すブロック図である。
この流量計1は、測定管内を流れる流体の流量を計測し、得られた流量をデジタルフィルタ処理する装置である。以下では、本発明を、気体流量を計測する超音波流量計に適用した場合を例として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、本発明を、測定管内を流れる液状の流体に磁束を印加して流量を計測する電磁流量計に適用してもよく、同様の作用効果が得られる。
[本発明の原理]
計算した流量をデジタルフィルタ処理する場合、処理に用いるデジタルフィルタとして、従来のIIRのほかにFIR(finite impulse response:有限インパルス応答)フィルタがある。
この際、IIRフィルタの場合、前述した式(1)を用いて、i番目の計測流量X(i)、i−1番目の処理流量Y(i−1)、およびフィルタ係数αだけで、i番目の処理流量をY(i)を計算できる。
しかしながら、IIRフィルタでは、過去に計算した処理流量Y(i−1)を用いているため、過去の処理流量に影響されやすく、安定するまでにある程度の時間が必要となる。安定するまでの時間を短くしようとすると、脈動の影響を十分に低減することができない。安定するまでの時間低減と脈動の影響低減とは二律背反であり、IIRフィルタではその両方を追い求めることはできない。
これに対して、FIRフィルタを用いた場合、次数をN(Nは2以上の整数)とすると、N+1個の計測流量X(i−N)〜X(i)と、これら計測流量Xと同じN+1個の係数k(0)〜k(N)とを積和演算して、i番目の処理流量をY(i)を計算する必要がある。
しかしながら、FIRフィルタでは、過去に計算した処理流量Y(i−1)を用いず、新たな処理流量Y(i)ごとに、過去に得られた計測流量X(i−N)〜X(i)から計算し直している。
本発明は、このようなFIRフィルタの特徴に着目し、過去に得られた計測流量X(i−N)〜X(i)から新たな処理流量Y(i)を計算するようにしたものである。
これにより、新たな処理流量に対する過去の処理流量の影響がなくなり、安定するまでに必要な時間を短縮できる。また、係数を調整することで脈動の影響を十分に低減することができる。
[流量計の構成]
次に、本実施の形態にかかる流量計1の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、流量計1は、計測対象気体が流れる円筒形状の測定管Pと、測定管Pの外周面のうち計測対象気体が流れる方向に対して上流側と下流側にそれぞれ取り付けられた一対のトランスデューサTD1,TD2と、これらTD1,TD2で検出された検出信号を信号処理して流量を計算出力する流量演算装置10とから構成されている。
TD1(TD2)は、配線Wを介して接続された流量演算装置10からの送信指示信号に応じて、配管30内に向けて超音波信号U1を送信する。TD2(TD1)は、配管30内を流れる計測対象気体を通過した、TD1(TD2)からの超音波信号U1(U2)を受信し、その受信結果を示す検出信号を、配線Wを介して流量演算装置10へ出力する。この際、U1,U2の伝搬時間t1,t2は、計測対象気体の流れから受ける影響が異なるため、気体流量に応じた分だけ伝搬時間差Δtが生じる。超音波流量計は、このΔtに基づいて気体流量を導出するようにしたものである。
流量演算装置10は、主な機能部として、入出力I/F部11、記憶部12、流量計測部13、フィルタ処理部14、および流量出力部15を備えており、これら機能部は、内部バスBを介してデータやり取り可能に接続されている。これら機能部のうち、流量計測部13、フィルタ処理部14、および流量出力部15は、CPUとプログラムとが協働することにより構成されている。
入出力I/F部11は、配線Wを介してTD1,TD2と接続されて、TD1,TD2との間で計測に用いる各種信号をやり取りする機能を有している。
記憶部12は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、流量演算装置10での流量計測動作に用いる各種処理データやプログラムを記憶する機能を有している。
流量計測部13は、入出力I/F部11からTD1,TD2に対してU1,U2の送信指示信号を出力する機能と、TD1,TD2から入力された検出信号を入出力I/F部11から受信する機能と、送信指示信号と検出信号との時間差に基づいて、配管30内を流れる計測対象気体に関する計測流量Xを計算して記憶部12に保存する機能とを有している。
フィルタ処理部14は、記憶部12に保存されている直近の計測流量Xと予め記憶部12に設定されている係数kとに基づいてFIRフィルタ演算を行うことにより、計測流量Xに含まれる脈流の影響を低減した処理流量Yを計算して記憶部12に保存する機能を有している。
流量出力部15は、通信ネットワークNWを介して上位装置(図示せず)と接続し、定期的あるいは上位装置からの出力指示に応じて、記憶部12から処理流量Yを取得して上位装置へ出力する機能とを有している。
[本実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかる流量計1の動作について説明する。流量計1の主な動作として、流量計測部13における流量計測動作と、フィルタ処理部14におけるフィルタ処理動作がある。ここでは、新たなi(iは0以上の整数)番目の計測流量X[i]を計算するごとに、同じくi番目の処理流量Y[i]を計算する場合について説明する。
[流量計測動作]
まず、図2を参照して、流量計1の流量計測部13における流量計測動作について説明する。図2は、流量計測処理を示すフローチャートである。
流量計測部13は、一定の周期で図2の流量計測処理を実行することにより、計測流量Xと処理流量Yとを計算する。
流量計測部13は、まず、超音波信号U1,U2の送受信を行い、それぞれの送受信時刻を検出する(ステップS100)。この際、TD1からU1を送信してTD2で受信する処理と、TD2からU2を送信してTD1で受信する処理とが、順に切り替えられて実施される。
続いて、流量計測部13は、検出したU1,U2の送受信時刻の時刻差からU1,U2の伝搬時間t1,t2を計算し(ステップS101)、U1,U2の伝搬距離Lとt1,t2とに基づいて、U1,U2の音速cを計算する(ステップS102)。
次に、流量計測部13は、t1,t2の差分、すなわち伝搬時間差Δtを計算し(ステップS103)、音速c、伝搬時間差Δt、伝搬距離L、および測定管Pの管軸Oに対するU1,U2の傾きθに基づいて、平均流速Vを計算する(ステップS104)。
この後、流量計測部13は、平均流速Vと測定管Pの面積Sとに基づいて、計測流量X[i]を計算し、記憶部12に保存する(ステップS105)。
なお、ステップS101〜S105で用いる各計算式は、一般的な超音波流量計で用いられている公知の計算式を用いればよく、ここでの詳細な説明は省略する。また、計測流量X[i]については、計測対象気体の温度、測定管Pの内面表面に関する粗さ、レイノルズ関数に基づいて補正してもよい。
このようにして、流量計測部13によりi番目の計測流量X[i]が計算された後、フィルタ処理部14は、N次のFIRフィルタを用いてデジタルフィルタ処理を実行し、i番目の処理流量Y[i]を計算する。
まず、フィルタ処理部14は、記憶部12から、N+1個の係数k[j](jは0〜Nの整数)を取得するとともに(ステップS110)、N+1個の直近の計測流量X[i−j]を取得する(ステップS111)。
続いて、フィルタ処理部14は、次の式(2)に基づいて、これらN+1個の係数k[j]と計測流量X[i−j]とを積和演算することにより、i番目の処理流量Y[i]を計算する(ステップS112)。
Figure 2020008510
この後、フィルタ処理部14は、計算して得られた処理流量Y[i]を記憶部12に保存し(ステップS113)、一連の流量計測処理を終了する。
図2では、新たな計測流量X[i]が計測されるごとに、これに対応する処理流量Y[i]を計算する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数個の処理流量Y[i]をまとめて計算してもよい。
[脈動影響のシミュレーション結果]
次に、図3および図4を参照して、脈動影響のシミュレーション結果について説明する。図3は、超音波信号の伝搬時間に対する脈動の影響を示すグラフである。図4は、図3の要部拡大グラフである。
計測対象気体の流量が10Hzの脈動の影響を受けている場合、トランスデューサTD1,TD2から送信される超音波信号U1,U2の伝搬時間t(t1,t2)は、図3および図4に示すように、脈動周期に応じて変動する。ここでは、IIRフィルタとFIRフィルタの性能を純粋に比較するため、計測流量Xに代えて、脈動周期に応じて変動する伝搬時間t1(t2)を、シミュレーションにより、IIRフィルタとFIRフィルタでデジタルフィルタ処理して得られた結果について説明する。
図3および図4において、P0は、伝搬時間tの変動を示すプロットである。また、P1は2Hzのカットオフ周波数を持つ1次LPFであるIIRフィルタとを適用した場合における伝搬時間tの変動を示すプロットである。また、P2は1Hzのカットオフ周波数を持つ1次LPFであるIIRフィルタを適用した場合における伝搬時間tの変動を示すプロットである。また、P3は、2Hzのカットオフ周波数を持つ30次LPFであるFIRフィルタを適用した場合における伝搬時間tの変動を示すプロットである。
図3および図4に示されているように、P0と比べてP1,P2に含まれる脈動の影響は大幅に抑えられているものの、P1,P2に比べてP3のほうが、さらに脈動の影響が低減していることがわかる。また、P1,P2に比べてP3のほうが、短期間で定常状態に到達しており、短期間で安定した処理流量が得られることがわかる。
図5は、伝搬時間の変動幅と定常到達必要データ数との関係を示す説明図である。ここでは、各プロットP0〜P3に関する伝搬時間の変動幅と、定常状態に到達するまでに必要となるデータ数とが、表形式で示されている。
図5によれば、FIRフィルタを適用したP3の伝搬時間変動幅は「0.0020μs」であり、IIRフィルタを適用したP1,P2と比較すると、P1の「0.027μs」の7%程度のまでが抑えられており、P2の「0.0074μs」の27%程度まで抑えられていることがわかる。また、P3の定常到達必要データ数は「31個」であり、P1の「60個」の50%程度に削減されており、P2の「120個」の26%程度と大幅に削減されていることがわかる。したがって、FIRフィルタによれば、処理流量Yが定常状態となるまでの期間において、IIRフィルタより少ないデータ数で、より効果的に脈動の影響を低減できることがわかる。
図6は、定常到達必要データ数と定常到達必要計算量との関係を示す説明図である。ここでは、各プロットP0〜P3に関する伝搬時間の変動幅と、定常状態に到達するまでに必要となる計算量とが、表形式で示されている。
図6によれば、前述した式(1)および式(2)を用いた場合、P3の乗算回数は「31回」であり、P1の「59回」の52%程度に削減されており、P2の「119回」の26%程度に削減されていることがわかる。また、P3の加算回数は「30回」であり、P1の「118回」の25%程度に削減されており、P2の「238回」の12%程度に削減されていることがわかる。したがって、FIRフィルタによれば、処理流量Yが定常状態となるまでの期間において、IIRフィルタより少ない計算量で、より効果的に脈動の影響を低減できることがわかる。
[本実施の形態の動作]
このように、本実施の形態は、フィルタ処理部14が、記憶部12に保存されている過去の計測流量XをFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、計測流量Xに含まれる脈動の影響を低減した処理流量Yを計算するようにしたものである。
これにより、計測流量Xに含まれる脈動の影響を十分に低減することが可能となり、短期間で定常した処理流量Yを得ることが可能となる。また、処理流量Yが定常状態となるまでの期間において、従来のIIRフィルタを用いた場合と比較した場合、より少ないデータ数および計算量で、より効果的に脈動の影響を低減することが可能となる。
また、より少ないデータ数ということは必要な計測回数が少ないことを示しており、より少ない計算量と合わせて、より少ない消費電流で計測および計算を済ませることができる。このため、より少ない電池で動作させることが可能となる。もしくは、同じ電池であればより長く動作させることが可能となる。また、少ないデータ数ということは計測に要する時間が短くて済むということであり、計算量が少ないということは計算に要する時間が短くて済むということであり、これらを兼ね合わせてより高い頻度で処理流量Yを算出することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1…流量計、10…流量演算装置、11…入出力I/F部、12…記憶部、13…流量計測部、14…フィルタ処理部、15…流量出力部、B…内部バス、P…測定管、TD1,TD2…トランスデューサ、W…配線、NW…通信ネットワーク。

Claims (4)

  1. 入力された検出信号に基づいて測定管内を流れる流体の流量を計測し、測定管内を流れる流体の流量を計測して得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測部と、
    前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理部と
    を備えることを特徴とする流量計。
  2. 流量計で用いられる流量計測方法であって、
    流量計測部が、測定管内を流れる流体の流量を計測して得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測ステップと、
    フィルタ処理部が、前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理ステップと
    を備えることを特徴とする流量計測方法。
  3. 流量計で用いられる流量演算装置であって、
    入力された検出信号に基づいて測定管内を流れる流体の流量を計測し、得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測部と、
    前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理部と
    を備えることを特徴とする流量演算装置。
  4. 測定管内を流れる気体内で超音波信号を送受信することにより気体流量を計測する超音波流量計であって、
    入力された検出信号に基づいて測定管内を流れる流体の流量を計測し、得られた計測流量を記憶部に保存する流量計測部と、
    前記記憶部に保存されている過去の計測流量をFIRフィルタでデジタルフィルタ処理することにより、前記計測流量に含まれる脈動の影響を低減した処理流量を計算するフィルタ処理部と
    を備えることを特徴とする超音波流量計。
JP2018132090A 2018-07-12 2018-07-12 流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計 Active JP7092584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132090A JP7092584B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132090A JP7092584B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020008510A true JP2020008510A (ja) 2020-01-16
JP7092584B2 JP7092584B2 (ja) 2022-06-28

Family

ID=69151546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018132090A Active JP7092584B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7092584B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028680A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Tokyo Gas Co Ltd 流量計測方法および流量計測装置ならびにガスメータ
JP3562379B2 (ja) * 1999-04-14 2004-09-08 松下電器産業株式会社 流量計
JP4180396B2 (ja) * 2003-02-10 2008-11-12 松下電器産業株式会社 超音波流量計および超音波による流量計測方法
JP5249586B2 (ja) * 2004-12-29 2013-07-31 マイクロ・モーション・インコーポレーテッド 流量計のための高速周波数・位相推定
JP2014526699A (ja) * 2011-09-19 2014-10-06 マイクロ モーション インコーポレイテッド 平均流量を決定するための振動型流量計及び方法
JP2017187359A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 日本電信電話株式会社 流体測定装置
JP7027744B2 (ja) * 2016-09-13 2022-03-02 富士電機株式会社 超音波流量計

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3562379B2 (ja) * 1999-04-14 2004-09-08 松下電器産業株式会社 流量計
JP2003028680A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Tokyo Gas Co Ltd 流量計測方法および流量計測装置ならびにガスメータ
JP4859295B2 (ja) * 2001-07-11 2012-01-25 東京瓦斯株式会社 流量計測方法および流量計測装置ならびにガスメータ
JP4180396B2 (ja) * 2003-02-10 2008-11-12 松下電器産業株式会社 超音波流量計および超音波による流量計測方法
JP5249586B2 (ja) * 2004-12-29 2013-07-31 マイクロ・モーション・インコーポレーテッド 流量計のための高速周波数・位相推定
JP2014526699A (ja) * 2011-09-19 2014-10-06 マイクロ モーション インコーポレイテッド 平均流量を決定するための振動型流量計及び方法
JP5860965B2 (ja) * 2011-09-19 2016-02-16 マイクロ モーション インコーポレイテッド 平均流量を決定するための振動型流量計及び方法
JP2017187359A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 日本電信電話株式会社 流体測定装置
JP6737621B2 (ja) * 2016-04-05 2020-08-12 日本電信電話株式会社 流体測定装置
JP7027744B2 (ja) * 2016-09-13 2022-03-02 富士電機株式会社 超音波流量計

Also Published As

Publication number Publication date
JP7092584B2 (ja) 2022-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2446393C2 (ru) Способ диагностики шероховатости трубопровода и ультразвуковой расходомер
CA2702666C (en) A method and system for detecting deposit buildup within an ultrasonic flow meter
AU2014278632A1 (en) Vibratory flowmeter and method for meter verification
CN103403503A (zh) 处理液用流量计
JP7134830B2 (ja) 超音波流量計、流量計測方法、および流量演算装置
JP2012132797A (ja) 超音波流量計の検証システム及び検証方法
JP7343350B2 (ja) 超音波流量計および流量計測方法
CN108431554B (zh) 流体测量装置
JP7092584B2 (ja) 流量計、流量計測方法、流量演算装置、および超音波流量計
JP2007051913A (ja) 超音波流量計の補正方法
JP5982640B2 (ja) 大流量計測装置
US11543337B2 (en) Method for signaling a standard frequency of a density meter which has at least one vibratable measurement tube for conducting a medium
JP3470872B2 (ja) 流量計および流量計測方法
JP2010256075A (ja) 流量計及び流量計測方法
JP6080880B2 (ja) 振動計にて流体パラメータを測定する方法及び装置
JP4859295B2 (ja) 流量計測方法および流量計測装置ならびにガスメータ
JP7343351B2 (ja) 超音波流量計および流量計測方法
JP2001249039A (ja) 超音波式ガス流速測定方法
JP2001004418A (ja) ガスメータ
JP2020159790A (ja) 計測位置判定方法および超音波流量計
TWI772111B (zh) 傳播時間測定裝置
JP4561071B2 (ja) 流量計測装置
JP2006184036A (ja) 超音波式流体計測方法および装置
JP5649476B2 (ja) 超音波流量計
JP2023010245A (ja) オフセット推定装置及びオフセット推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7092584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150