JP2020008212A - コジェネレーションシステム、コジェネレーションシステムの制御装置、およびコジェネレーションシステムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
排ガスボイラを有するコジェネレーション装置と、
燃料ガスを燃焼させて蒸気を発生する燃料ガスボイラと、
上記排ガスボイラ、および上記燃料ガスボイラが発生する蒸気が入力される蒸気ヘッダと、
上記蒸気ヘッダから蒸気が供給される熱源機と、
を有するコジェネレーションシステムの制御装置であって、
上記蒸気ヘッダの圧力が所定の閾値よりも低いときに、上記燃料ガスボイラに供給される燃料ガスの流量が所定の閾値以上になるごとに、上記熱源機に流入する冷温水の流量を徐々に減少させる一方、
上記蒸気ヘッダの圧力が所定の閾値よりも高いときに、上記蒸気ヘッダの圧力を低下させるための放蒸弁の開度が所定の閾値以上になるごとに、上記熱源機に流入する冷温水の流量を徐々に増加させる制御部を備えたことを特徴とする。
本実施形態のコジェネレーションシステム(CGS)には、図1に示すように、CGS発電機112と、排ガスボイラ113とを含むコジェネレーション装置が設けられ、ガスエンジンやガスタービンの運転によって発電が行われるとともに、排ガスの熱によって蒸気を発生させるようになっている。発生した蒸気は、蒸気負荷115に供給されるとともに、温水・蒸気兼用の熱源機101に供給され、冷温水負荷105に冷水や温水を供給するようになっている。なお、熱源機101は、温水・蒸気兼用に限らず、専ら蒸気が熱源として用いられる蒸気専用の熱源機などであってもよい。
上記温水・蒸気兼用の熱源機101は、例えば1台または複数台の吸収式冷凍機などによって構成され、冷温水を生成し、冷温水往ヘッダ103を介して冷温水負荷105に供給するようになっている。冷温水負荷105から戻ってきた冷温水は、冷温水還ヘッダ104、および例えばインバータ式のポンプ122を介して再度熱源機101に送られる。また、上記冷温水往ヘッダ103と冷温水還ヘッダ104との間には、例えば1台または複数台の電気式の熱源機102が設けられ、蒸気の供給の有無に関わらず、冷温水を供給し得るようになっている。
制御部121は、図2に示すように、蒸気ヘッダ114内の蒸気の圧力が所定の閾値、例えば0.78MPa未満の場合には、貫流ボイラ111に供給される燃料ガスの流量が所定の閾値を超えるごとに、ポンプ122から熱源機101に送られる冷温水の流量を徐々に減少させるようになっている。すなわち、蒸気ヘッダ114の圧力が低くなるような状況は、例えば排ガスボイラ113からの蒸気の供給が少ないか、熱源機101や蒸気負荷115への蒸気の供給が多い場合などが考えられる。そのような場合、一般的な貫流ボイラ111の制御によって、動作する貫流ボイラ111の台数が増えたり、燃料ガスの供給量が増加したりしやすくなる。
上記のような制御が行われる場合の冷温水流量の初期値は、例えば次のようにして設定される。
102 熱源機
103 冷温水往ヘッダ
104 冷温水還ヘッダ
105 冷温水負荷
111 貫流ボイラ
111a 燃料ガス流量計
112 CGS発電機
112a 発電電力計
113 排ガスボイラ
113a バイパスダンパ
114 蒸気ヘッダ
114a 圧力計
114b 放蒸弁
115 蒸気負荷
121 制御部
122 ポンプ
Claims (4)
- 排ガスボイラを有するコジェネレーション装置と、
燃料ガスを燃焼させて蒸気を発生する燃料ガスボイラと、
上記排ガスボイラ、および上記燃料ガスボイラが発生する蒸気が入力される蒸気ヘッダと、
上記蒸気ヘッダから蒸気が供給される熱源機と、
を有するコジェネレーションシステムの制御装置であって、
上記蒸気ヘッダの圧力が所定の閾値よりも低いときに、上記燃料ガスボイラに供給される燃料ガスの流量が所定の閾値以上になるごとに、上記熱源機に流入する冷温水の流量を徐々に減少させる一方、
上記蒸気ヘッダの圧力が所定の閾値よりも高いときに、上記蒸気ヘッダの圧力を低下させるための放蒸弁の開度が所定の閾値以上になるごとに、上記熱源機に流入する冷温水の流量を徐々に増加させる制御部を備えたことを特徴とするコジェネレーションシステムの制御装置。 - 請求項1のコジェネレーションシステムの制御装置であって、
上記制御部は、上記熱源機に流入する上記冷温水の流量の初期値を、上記排ガスボイラに流入する排ガスをバイパスさせるバイパスダンパの開度、および上記コジェネレーション装置による発電電力に基づいて設定することを特徴とするコジェネレーションシステムの制御装置。 - 排ガスボイラを有するコジェネレーション装置と、
燃料ガスを燃焼させて蒸気を発生する燃料ガスボイラと、
上記排ガスボイラ、および上記燃料ガスボイラが発生する蒸気が入力される蒸気ヘッダと、
上記蒸気ヘッダから蒸気が供給される熱源機と、
請求項1から請求項2のうち何れか1項の制御部と、
を有することを特徴とするコジェネレーションシステム。 - 排ガスボイラを有するコジェネレーション装置と、
燃料ガスを燃焼させて蒸気を発生する燃料ガスボイラと、
上記排ガスボイラ、および上記燃料ガスボイラが発生する蒸気が入力される蒸気ヘッダと、
上記蒸気ヘッダから蒸気が供給される熱源機と、
を有するコジェネレーションシステムの制御方法であって、
上記蒸気ヘッダの圧力が所定の閾値よりも低いときに、上記燃料ガスボイラに供給される燃料ガスの流量が所定の閾値以上になるごとに、上記熱源機に流入する冷温水の流量を徐々に減少させる一方、
上記蒸気ヘッダの圧力が所定の閾値よりも高いときに、上記蒸気ヘッダの圧力を低下させるための放蒸弁の開度が所定の閾値以上になるごとに、上記熱源機に流入する冷温水の流量を徐々に増加させることを特徴とするコジェネレーションシステムの制御方法。
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