JP2020007997A - 圧縮機 - Google Patents

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洋平 清水
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Abstract

【課題】クランク軸と軸受の摺動箇所に潤滑油を供給する。【解決手段】圧縮機10は、ケーシング20と、圧縮機構40と、クランク軸35と、リア滑り軸受47と、リアヘッド45と、油貯留部材53と、を備える。ケーシング20は、潤滑油を貯留する第1油貯留空間19を底部に有する。圧縮機構40は、シリンダ41a、41b、及びシリンダ41a、41bに対して移動するピストン42a、42bを有する。クランク軸35は、ピストン42a、42bを移動させるように回転する。リア滑り軸受47は、圧縮機構40より下方においてクランク軸35を支える。リアヘッド45は、ケーシング20又は圧縮機構40に固定され、リア滑り軸受47を支持する。油貯留部材53は、リア滑り軸受47の近傍に配置され、第1油貯留空間19より上で潤滑油を貯留する第2油貯留空間54を形成する。【選択図】図4

Description

クランク軸の摺動部に潤滑油を供給する潤滑機構を有する圧縮機。
特許文献1(特開2014−190271号公報)に開示される圧縮機においては、圧縮機構部を潤滑するために冷凍機油が用いられている。
圧縮機のケーシング内に貯留されている潤滑油の液面が、何らかの原因により低下すると、潤滑油の液面が潤滑油を汲み上げる機構に届かなくなる。この場合、クランク軸と軸受の摺動箇所に潤滑油が供給されなくなる。潤滑油の供給が長く止まると、クランク軸と軸受の損傷が起こりうる。そこで、クランク軸と軸受の摺動箇所に潤滑油を供給することが必要になる。
第1観点の圧縮機は、ケーシングと、圧縮機構と、クランク軸と、滑り軸受と、軸受支持部材と、油貯留部材と、を備える。ケーシングは、潤滑油を貯留する第1油貯留空間を底部に有する。圧縮機構は、第1部材、及び第1部材に対して移動する第2部材を有する。クランク軸は、第2部材を移動させるように回転する。滑り軸受は、圧縮機構より下方においてクランク軸を支える。軸受支持部材は、ケーシング又は圧縮機構に固定され、滑り軸受を支持する。油貯留部材は、滑り軸受の近傍に配置され、第1油貯留空間より上で潤滑油を貯留する第2油貯留空間を形成する。
この構成によれば、滑り軸受の近傍に第2油貯留空間が存在する。したがって、第1油貯留空間において潤滑油が減少した場合に、第2油貯留空間に貯留された潤滑油が滑り軸受を潤滑する。
第2観点の圧縮機は、第1観点の圧縮機であって、第2油貯留空間に貯留される潤滑油は、滑り軸受に接触する。
この構成によれば、第2油貯留空間の潤滑油は滑り軸受に接触する。したがって、第2油貯留空間が滑り軸受への潤滑油の供給源として機能する。
第3観点の圧縮機は、第1観点又は第2観点の圧縮機であって、滑り軸受はクランク軸と摺動する摺動領域を有する。第2油貯留空間の潤滑油の油面は、摺動領域の下端の近傍である。
この構成によれば、第2油貯留空間の油面は、滑り軸受とクランク軸との摺動領域の下端の近傍である。したがって、潤滑油を摺動領域に供給しやすい。
第4観点の圧縮機は、第3観点の圧縮機であって、油面は、摺動領域の下端よりも上である。
この構成によれば、第2油貯留空間の油面は、滑り軸受とクランク軸との摺動領域の下端よりも上である。したがって、潤滑油を摺動領域にさらに供給しやすい。
第5観点の圧縮機は、第3観点又は第4観点の圧縮機であって、油貯留部材は、摺動領域の下端よりも上に、潤滑油を排出する油排出穴を有する。
この構成によれば、油貯留部材は油排出穴を有する。したがって、余分な潤滑油が第2油貯留空間から排出される。
第6観点の圧縮機は、第1観点から第5観点のいずれか1つの圧縮機であって、クランク軸の下端には凹部が形成されている。油貯留部材は部分的に凹部に挿入されている。
この構成によれば、油貯留部材はクランク軸の凹部に挿入される。したがって、第2油貯留空間の潤滑油を滑り軸受とクランク軸との摺動領域へ誘導しやすい。
第7観点の圧縮機は、第1観点から第6観点のいずれか1つの圧縮機であって、油貯留部材は、クランク軸、軸受支持部材、ケーシング、及び圧縮機構から選択される少なくとも1つに固定されている。
この構成によれば、油貯留部材は、クランク軸、軸受支持部材、ケーシング、圧縮機構のいずれかに固定される。したがって、潤滑油を安定的に貯留できる。
第8観点の圧縮機は、第1観点から第7観点のいずれか1つの圧縮機であって、油貯留部材はクランク軸に接触している。
この構成によれば、油貯留部材はクランク軸に接触している。したがって、第2油貯留空間の潤滑油が漏れるおそれを低減できる。
第9観点の圧縮機は、第1観点から第7観点のいずれか1つの圧縮機であって、油貯留部材はクランク軸から離間している。
この構成によれば、油貯留部材はクランク軸から離間している。したがって、第2油貯留空間を形成する構造が簡単である。
第10観点の圧縮機は、第1観点から第9観点のいずれか1つの圧縮機であって、滑り軸受には、第2油貯留空間の潤滑油を吸い上げるための油誘導溝が形成されている。
この構成によれば、油誘導溝が潤滑油の上昇を促進する。したがって、第2油貯留空間の潤滑油がクランク軸と滑り軸受の摺動領域に供給されやすい。
第11観点の圧縮機は、第1観点から第10観点のいずれか1つの圧縮機であって、軸受支持部材に固定されるマフラ、をさらに備える。
この構成によれば、軸受支持部材にマフラが固定される。したがって、冷媒吐出に起因する騒音をマフラが抑制する。
一実施形態に係る圧縮機10の断面図である。 圧縮機10の下部の断面図である。 図2の拡大図である。 圧縮機10の下部の断面図である。 リア滑り軸受47の斜視図である。
(1)全体構成
図1は一実施形態に係る圧縮機10を示す。圧縮機10は、2シリンダ型のロータリー圧縮機である。圧縮機10は、ケーシング20、モータ30、クランク軸35、圧縮機構40、フロントヘッド43、リアヘッド45、フロントマフラ51、リアマフラ52、油貯留部材53を有する。
(2)詳細構成
(2−1)ケーシング20
ケーシング20は、胴部21、上蓋部22、下蓋部23を有する。胴部21は、例えば円筒形である。上蓋部22及び下蓋部23は、胴部21に接合されている。胴部21には第1吸入管11a及び第2吸入管11bが取り付けられている。上蓋部22には吐出管12が取り付けられている。ケーシング20の底部には、潤滑油を貯留するための第1油貯留空間19が設けられている。
(2−2)モータ30
モータ30は、クランク軸35を回転させる動力を発生する。モータ30は、ステータ31及びロータ32を有する。ステータ31は、胴部21に固定されている。ロータ32は、ステータ31と磁気的に相互作用することによって回転する。
(2−3)クランク軸35
クランク軸35は、モータ30の動力を圧縮機構40へ伝達する。クランク軸35は、主軸部36、第1偏心部37a、第2偏心部37bを有する。
主軸部36は、回転軸RAを中心として回転する。ロータ32は、主軸部36に固定されている。
第1偏心部37a及び第2偏心部37bは、回転軸RAに対して偏心している。第1偏心部37aの形状及び第2偏心部37bの形状は、回転軸RAを基準として互いに対称である。
クランク軸35の下端にはオイルチューブ39が設けられている。オイルチューブ39は、第1油貯留空間19から潤滑油を汲み上げる。汲み上げられた潤滑油は、クランク軸35の内部の油通路35pを上昇し、圧縮機構40の摺動箇所に供給される。
(2−4)圧縮機構40
圧縮機構40は、2シリンダ型の圧縮機構である。圧縮機構40は、第1シリンダ41a、第1ピストン42a、第2シリンダ41b、第2ピストン42b、ミドルプレート44、を有する。
第1シリンダ41a、第1ピストン42a、後述するフロントヘッド43、ミドルプレート44は、第1圧縮室49aを画定する。第1ピストン42aは、第1シリンダ41aに対して移動することによって、第1圧縮室49aの容積を変えることができる。
第2シリンダ41b、第2ピストン42b、ミドルプレート44、後述するリアヘッド45は、第2圧縮室49bを画定する。第2ピストン42bは、第2シリンダ41bに対して移動することによって、第2圧縮室49bの容積を変えることができる。
第1ピストン42aには、第1偏心部37aが嵌め込まれている。第2ピストン42bには、第2偏心部37bが嵌め込まれている。
(2−5)フロントヘッド43
フロントヘッド43は、圧縮機構40より上方に位置する。フロントヘッド43は、ケーシング20に固定されている。フロントヘッド43は、フロント滑り軸受46を支持する。フロント滑り軸受46は、クランク軸35の主軸部36を回転可能に支える。
(2−6)リアヘッド45
リアヘッド45は、圧縮機構40より下方に位置する。リアヘッド45は、リア滑り軸受47を支持する。リア滑り軸受47は、クランク軸35の主軸部36を回転可能に支える。
(2−7)フロントマフラ51
フロントマフラ51は、フロントヘッド43に固定される。フロントヘッド43とフロントマフラ51は、フロントマフラ空間51sを画定する。第1吸入管11aから吸入された冷媒は、第1圧縮室49aに入る。第1圧縮室49aにおいて圧縮された冷媒は、フロントヘッド43に設けられたフロント吐出ポート43pから、フロントマフラ空間51sへ吐出される。
(2−8)リアマフラ52
リアマフラ52は、リアヘッド45に固定される。リアヘッド45とリアマフラ52は、リアマフラ空間52sを画定する。第2吸入管11bから吸入された冷媒は、第2圧縮室49bに入る。第2圧縮室49bにおいて圧縮された冷媒は、リアヘッド45に設けられたリア吐出ポート(図示せず)から、リアマフラ空間52sへ吐出される。
フロントヘッド43、第1シリンダ41a、ミドルプレート44、第2シリンダ41b、リアヘッド45を貫通するように、連通路(図示せず)が形成されている。連通路は、フロントマフラ空間51sとリアマフラ空間52sを連通する。リアマフラ空間52sの冷媒は、連通路を通過した後、フロントマフラ空間51sの冷媒と合流する。その後、冷媒は、フロントマフラ51に設けられた吐出孔51hから、ケーシング20の内部空間へ吐出される。
(2−9)油貯留部材53
油貯留部材53は、例えばカップ状の金属板である。油貯留部材53は、リアマフラ52を覆うように設けられている。油貯留部材53は、リアヘッド45に固定されている。油貯留部材53は、クランク軸35から離間している。
(3)全体動作
(3−1)冷媒の動き
モータ30が外部から電力を受け取ると、ロータ32が回転する。これにより、クランク軸35が回転する。その結果、第1偏心部37aは第1ピストン42aを公転させ、第2偏心部37bは第2ピストン42bを公転させる。
第1ピストン42aの公転により、冷媒は第1吸入管11aから第1圧縮室49aへ吸い込まれる。次いで、第1圧縮室49aの容積は減少し、冷媒が圧縮される。圧縮された冷媒は、ケーシング20の内部空間へ吐出される。
第2ピストン42bの公転により、冷媒は第2吸入管11bから第2圧縮室49bへ吸い込まれる。次いで、第2圧縮室49bの容積は減少し、冷媒が圧縮される。圧縮された冷媒は、ケーシング20の内部空間へ吐出される。
最後に、圧縮された冷媒は、吐出管12からケーシング20の外部へ吐出される。
(3−2)潤滑油の動き
第1油貯留空間19の潤滑油は、オイルチューブ39によって汲み上げられる。その後、潤滑油は油通路35pの中を上昇し、圧縮機構40の摺動箇所へ供給される。摺動箇所の例は次に挙げる通りである:フロント滑り軸受46と主軸部36の接触箇所、リア滑り軸受47と主軸部36の接触箇所、第1シリンダ41aと第1ピストン42aの接触箇所、第2シリンダ41bと第2ピストン42bの接触箇所、第1ピストン42aと第1偏心部37aの接触箇所、第2ピストン42bと第2偏心部37bの接触箇所。
(4)リアヘッド45付近における潤滑油の貯留構造
図2は、圧縮機構40の下部の拡大図である。本図より、クランク軸35の下端35eには凹部35rが設けられることが理解される。油貯留部材53の内周端は、凹部35rに挿入されている。油貯留部材53は、リア滑り軸受47の近傍に配置される。油貯留部材53は、第1油貯留空間19とは別に、第1油貯留空間19より上で潤滑油を貯留する第2油貯留空間54を形成している。第2油貯留空間54に貯留される潤滑油は、リア滑り軸受47に接触する。
図3は図2の拡大図である。リア滑り軸受47とクランク軸35とは摺動領域Sにおいて互いに摺動する。摺動領域Sは、リア滑り軸受47とクランク軸35が互いに面する箇所である。摺動領域Sは上端SHから下端SLまで広がる。下端SLを確定するのは、リア滑り軸受47であってもよいし、クランク軸35であってもよい。潤滑油の油面54sは、摺動領域Sの下端SLの近傍であり、好ましくは下端SLよりも上である。図2に戻り、油貯留部材53には、油排出穴55が設けられている。油排出穴55は、摺動領域Sの下端SLよりも上に位置する。
圧縮機構40の摺動箇所に供給された潤滑油は、クランク軸35とリア滑り軸受47との隙間Gの中を下降して、第2油貯留空間54に貯留される。余分な潤滑油は、油排出穴55から排出される。
図4は、第1油貯留空間19の油面が低い状態を示す。このとき、潤滑油とオイルチューブ39は接触していない。したがって、オイルチューブ39は、第1油貯留空間19の潤滑油を汲み上げることができない。このような事態は、例えば圧縮機10の起動時における過渡的な現象として生じうる。このとき、第2油貯留空間54に貯留された潤滑油が、クランク軸35とリア滑り軸受47との隙間Gの中を上昇する。これにより、少なくとも、クランク軸35とリア滑り軸受47との摺動領域Sが潤滑される。
図5は、リア滑り軸受47の斜視図である。リア滑り軸受47には、斜めに傾いた油誘導溝48が形成されている。油誘導溝48は、隙間Gにおける潤滑油の上昇を促進する。
(5)特徴
(5−1)
第1油貯留空間19内に貯留されている潤滑油の液面が、何らかの原因により低下すると、潤滑油の液面がオイルチューブ39に届かなくなる。この場合、クランク軸35と軸受の摺動箇所に潤滑油が供給されなくなる。潤滑油の供給が長く止まると、クランク軸35と軸受の損傷、特に軸受長さが短いリア滑り軸受47の損傷が起こりうる。
本実施形態では、リア滑り軸受47の近傍に第2油貯留空間54が存在する。したがって、第1油貯留空間19において潤滑油が減少した場合に、第2油貯留空間54に貯留された潤滑油がリア滑り軸受47を潤滑する。
(5−2)
第2油貯留空間54の潤滑油はリア滑り軸受47に接触する。したがって、第2油貯留空間54がリア滑り軸受47への潤滑油の供給源として機能する。
(5−3)
第2油貯留空間54の油面54sは、リア滑り軸受47とクランク軸35との摺動領域Sの下端SLの近傍である。したがって、潤滑油を摺動領域Sに供給しやすい。
(5−4)
第2油貯留空間54の油面54sは、リア滑り軸受47とクランク軸35との摺動領域Sの下端SLよりも上である。したがって、潤滑油を摺動領域Sにさらに供給しやすい。
(5−5)
油貯留部材53は油排出穴55を有する。したがって、余分な潤滑油が第2油貯留空間54から排出される。
(5−6)
油貯留部材53はクランク軸35の凹部35rに挿入される。したがって、第2油貯留空間54の潤滑油をリア滑り軸受47とクランク軸35との摺動領域Sへ誘導しやすい。
(5−7)
油貯留部材53は、クランク軸35、リアヘッド45、ケーシング20、圧縮機構40のいずれかに固定される。したがって、潤滑油を安定的に貯留できる。
(5−8)
油貯留部材53がクランク軸35から離間しているので、第2油貯留空間54を形成する構造が簡単である。
(5−9)
油誘導溝48が潤滑油の上昇を促進する。したがって、第2油貯留空間54の潤滑油がクランク軸35とリア滑り軸受47の摺動領域Sに供給されやすい。
(5−10)
リアヘッド45にリアマフラ52が固定される。したがって、冷媒吐出に起因する騒音をリアマフラ52が抑制する。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上述の実施形態では、油貯留部材53は、リアヘッド45に固定されている。これに代えて、油貯留部材53は、クランク軸35、ケーシング20、及び圧縮機構40から選択される少なくとも1つに固定されていてもよい。油貯留部材53がクランク軸35に固定される場合には、油貯留部材53はクランク軸35と共に回転することとなる。
これらのいずれの構成においても、第2油貯留空間54が形成される。したがって、潤滑油がリア滑り軸受47を潤滑する。
(6−2)変形例B
上述の実施形態では、油貯留部材53は、クランク軸35から離間している。これに代えて、油貯留部材53は、クランク軸35に接触してもよい。
この構成によれば、第2油貯留空間54の潤滑油が漏れるおそれを低減できる。
(6−3)変形例C
上述の実施形態では圧縮機10は、2シリンダ型のロータリー圧縮機である。これに代えて、圧縮機10は、1シリンダ型のロータリー圧縮機であってもよい。あるいは、圧縮機10は、スクロール圧縮機であってもよい。
<むすび>
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10 :圧縮機
19 :第1油貯留空間
20 :ケーシング
35 :クランク軸
35e :下端
35p :油通路
35r :凹部
39 :オイルチューブ
40 :圧縮機構
41a :第1シリンダ(第1部材)
41b :第2シリンダ(第1部材)
42a :第1ピストン(第2部材)
42b :第2ピストン(第2部材)
43 :フロントヘッド
44 :ミドルプレート
45 :リアヘッド(軸受支持部材)
46 :フロント滑り軸受
47 :リア滑り軸受(滑り軸受)
48 :油誘導溝
51 :フロントマフラ
52 :リアマフラ(マフラ)
53 :油貯留部材
54 :第2油貯留空間
54s :油面
55 :油排出穴
G :隙間
S :摺動領域
SH :上端
SL :下端
特開2014−190271号公報

Claims (11)

  1. 潤滑油を貯留する第1油貯留空間(19)を底部に有するケーシング(20)と、
    第1部材(41a、41b)、及び前記第1部材に対して移動する第2部材(42a、42b)を有する圧縮機構(40)と、
    前記第2部材を移動させるように回転するクランク軸(35)と、
    前記圧縮機構より下方において前記クランク軸を支える滑り軸受(47)と、
    前記ケーシング又は前記圧縮機構に固定され、前記滑り軸受を支持する軸受支持部材(45)と、
    前記滑り軸受の近傍に配置され、前記第1油貯留空間より上で前記潤滑油を貯留する第2油貯留空間(54)を形成する油貯留部材(53)と、
    を備える、圧縮機(10)。
  2. 前記第2油貯留空間に貯留される前記潤滑油は、前記滑り軸受に接触する、
    請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記滑り軸受は前記クランク軸と摺動する摺動領域(S)を有し、
    前記第2油貯留空間の前記潤滑油の油面(54s)は、前記摺動領域の下端(SL)の近傍である、
    請求項1又は請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記油面は、前記摺動領域の前記下端よりも上である、
    請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記油貯留部材は、前記摺動領域の前記下端よりも上に、前記潤滑油を排出する油排出穴(55)を有する、
    請求項3又は請求項4に記載の圧縮機。
  6. 前記クランク軸の下端(35e)には凹部(35r)が形成されており、
    前記油貯留部材は部分的に前記凹部に挿入されている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の圧縮機。
  7. 前記油貯留部材は、前記クランク軸、前記軸受支持部材、前記ケーシング、及び前記圧縮機構から選択される少なくとも1つに固定されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の圧縮機。
  8. 前記油貯留部材は前記クランク軸に接触している、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の圧縮機。
  9. 前記油貯留部材は前記クランク軸から離間している、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の圧縮機。
  10. 前記滑り軸受には、前記第2油貯留空間の前記潤滑油を吸い上げるための油誘導溝(48)が形成されている、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の圧縮機。
  11. 前記軸受支持部材に固定されるマフラ(52)、
    をさらに備える、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の圧縮機。
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