JP2020003999A - マスフローコントローラの診断装置および診断方法 - Google Patents
マスフローコントローラの診断装置および診断方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(I)校正費用(校正作業自体にかかる費用)。
(II)MFCの脱着費用(校正作業に伴う作業にかかる費用)。
(III)校正作業によって製品の製造が停止する。
(IV)MFCが設けられている配管の脱着には、配管内のガスを除去するパージや、配管の漏れを調べるリークチェックが必要となるが、これらパージやリークチェックが不十分な場合、製品の品質に影響がある。
また、本発明のマスフローコントローラの診断装置の1構成例は、過去から現在までの前記第1の流量計測値の変動状況の履歴に基づいて、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測し、予測した時期を推奨情報としてオペレータに提示するように構成された推奨情報提示部をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明のマスフローコントローラの診断装置の1構成例において、前記推奨情報提示部は、過去から現在までの前記第1の流量計測値の変動状況の履歴と、最新の第1の流量計測値の、規定の許容誤差範囲に対する余裕量とに基づいて、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測することを特徴とするものである。
また、本発明のマスフローコントローラの診断装置の1構成例において、前記推奨情報提示部は、少なくとも過去から現在までの前記第1の流量計測値の前記第2の流量計測値に対する変動量の時系列データに基づいて、機械学習により、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測することを特徴とするものである。
また、本発明のマスフローコントローラの診断装置の1構成例は、前記マスフローコントローラの診断の前段階で、前記第2の流量計測値が予め定められた基準状態値の近傍で安定しているときに、オペレータに対して診断実行の推奨状態であることを通知するように構成された実行推奨通知部をさらに備えることを特徴とするものである。
発明者は、図1に示すように、MFC11の流量計測値PVに対する診断装置12として、マスフローメータ(MFM)14を、MFC11が設置されている配管10に直列に挿入し、MFC11と診断装置12(MFM14)の計測値を比較する構成に想到した。これにより、MFCが流量を正常に計測できているか否かを、常時または定期的に確認できる。
診断装置12によるMFC11の流量計測値PVの妥当性検証の結果に基づき、予め規定された危険側にずれが生じる傾向が流量計測値PVに見られる場合に、オペレータに対して特に注意喚起のアラームを発信できる。
診断装置12によるMFC11の流量計測値PVの妥当性検証の結果に基づき、次にメンテナンス(定期的な確認)をするべき時期を予測して、オペレータに対してメンテナンス時期を推奨できる。
予め特定された基準状態近傍で安定している状態を抽出したときに、オペレータに対して診断実行の推奨状態であることを提示することで、確度の高い診断を実行できる確率が向上する。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図2は本発明の実施例に係る流量計測システムの構成を示すブロック図である。流量計測システムは、流量制御の対象となる流体が流れる配管10(第1の配管)と、配管10に配設され、流量計測値PV_Aを計測し、流量計測値PV_Aが流量設定値SPと一致するようにバルブ(図9のバルブ5)を制御するMFC11と、診断装置12とを備えている。
まず、配管切替部15は、流量制御の対象となる流体がMFC11に流入する前に全て副配管13に流入した後に配管10に戻ってMFC11に流入するように配管を切り替える(図3ステップS100)。図2から明らかなとおり、副配管13は配管10から分岐してMFM14を通過した後に配管10に合流するように配設されており、配管切替部15は配管10と副配管13の分岐部に配設されている。このような構造により、上記の配管切り替えを実現することができる。
なお、配管切替部15は、診断の準備を指示するオペレータからの準備指示信号の受信に対応して、配管を自動的に切り替えるようにしてもよい。
オペレータへの通知の方法としては例えばオペレータに対してメッセージを表示する等の方法が考えられるが、本発明は通知方法に限定されるものではない。
なお、診断装置12に実行指示信号生成部を設けるようにしてもよい。この場合、準備指示信号の受信の後で、流量計測値PV_Bが基準状態値PVrefの近傍で安定していることが実行推奨通知部20によって検出されたときに、実行指示信号生成部が、実行指示信号を自動的に生成すればよい。
温度取得部194は、配管10または13に設置された図示しない温度センサから、流体の温度計測値Tを診断の度に取得する。これにより、過去から現在までの温度計測値Tの時系列データが記憶部190に格納される。
なお、配管切替部15は、診断の終了を指示するオペレータからの終了指示信号の受信に対応して、配管を自動的に切り替えるようにしてもよい。
Claims (8)
- 流体の流量制御を行なうマスフローコントローラが配設された第1の配管の、前記マスフローコントローラよりも前方の部分で前記第1の配管から分岐して前記マスフローコントローラの前方で前記第1の配管に合流するように設けられた第2の配管と、
前記第2の配管を流れる前記流体の流量を計測するように構成されたマスフローメータと、
前記マスフローコントローラの診断の前段階で、前記第1の配管を流れる前記流体の全てが前記マスフローコントローラに流入する前に前記第2の配管に流入した後に前記第1の配管に戻って前記マスフローコントローラに流入するように配管を切り替えるように構成された配管切替部と、
前記マスフローコントローラの診断の実行時に、前記マスフローコントローラで計測された第1の流量計測値を取得すると同時に、前記マスフローメータで計測された第2の流量計測値を取得するように構成された流量計測値取得部と、
前記第1の流量計測値と前記第2の流量計測値とをオペレータに対して提示するように構成された計測結果提示部とを備えることを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 請求項1記載のマスフローコントローラの診断装置において、
前記第2の流量計測値に対して前記第1の流量計測値が規定の方向にずれている場合に、アラームを出力するように構成されたアラーム発信部をさらに備えることを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 請求項1または2記載のマスフローコントローラの診断装置において、
過去から現在までの前記第1の流量計測値の変動状況の履歴に基づいて、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測し、予測した時期を推奨情報としてオペレータに提示するように構成された推奨情報提示部をさらに備えることを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 請求項3記載のマスフローコントローラの診断装置において、
前記推奨情報提示部は、過去から現在までの前記第1の流量計測値の変動状況の履歴と、最新の第1の流量計測値の、規定の許容誤差範囲に対する余裕量とに基づいて、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測することを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 請求項3記載のマスフローコントローラの診断装置において、
前記推奨情報提示部は、少なくとも過去から現在までの前記第1の流量計測値の前記第2の流量計測値に対する変動量の時系列データに基づいて、機械学習により、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測することを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 請求項5記載のマスフローコントローラの診断装置において、
前記推奨情報提示部は、
過去から現在までの診断の実行回毎の、前記第1の流量計測値の前記第2の流量計測値に対する変動量の時系列データを取得するように構成された変動量取得部と、
前記流体の温度計測値を診断の度に取得するように構成された温度取得部と、
予め定められた複数の基準状態値のうち、前記変動量および前記温度計測値が取得されたときの前記第2の流量計測値に最も近い基準状態値を診断の度に取得するように構成された基準状態値取得部と、
前記基準状態値取得部によって取得された基準状態値の時系列データと前記変動量取得部によって取得された変動量の時系列データと前記温度取得部によって取得された温度計測値の時系列データとに基づいて、機械学習により、次にマスフローコントローラの診断を実行すべき時期を予測する予測モデルと、
この予測モデルの予測結果を推奨情報としてオペレータに提示するように構成された予測結果提示部とから構成されることを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のマスフローコントローラの診断装置において、
前記マスフローコントローラの診断の前段階で、前記第2の流量計測値が予め定められた基準状態値の近傍で安定しているときに、オペレータに対して診断実行の推奨状態であることを通知するように構成された実行推奨通知部をさらに備えることを特徴とするマスフローコントローラの診断装置。 - 流体の流量制御を行なうマスフローコントローラの診断の前段階で、前記マスフローコントローラが配設された第1の配管を流れる前記流体の全てが前記マスフローコントローラに流入する前に第2の配管に流入した後に前記第1の配管に戻って前記マスフローコントローラに流入するように配管を切り替える第1のステップと、
前記マスフローコントローラの診断の実行時に、前記マスフローコントローラで計測された第1の流量計測値を取得すると同時に、前記第2の配管に配設されたマスフローメータで計測された第2の流量計測値を取得する第2のステップと、
前記第1の流量計測値と前記第2の流量計測値とをオペレータに対して提示する第3のステップとを含むことを特徴とするマスフローコントローラの診断方法。
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