JP2020003586A - 眼用器具、眼用装着物、伝達媒体及び伝送装置 - Google Patents

眼用器具、眼用装着物、伝達媒体及び伝送装置 Download PDF

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真一 芦田
Shinichi Ashida
真一 芦田
仁 渡部
Hitoshi Watabe
仁 渡部
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Abstract

【課題】眼瞼との干渉を低減するのに好適な眼用器具を提供する。【解決手段】コンタクトレンズは、眼20に装着可能な装着部12と、信号や電力を電子デバイスに伝送するためのケーブル16とを備え、ケーブル16は、装着部12のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続する。これにより、上眼瞼26a及び下眼瞼26bの軌道をなるべく避けケーブル16を右眼角から引き出すことができるので、上眼瞼26a又は下眼瞼26bとの干渉が生じる可能性又は度合いを低減することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、眼に装着可能な眼用器具並びにこれに適用される眼用装着物、伝達媒体、固定具、被伝達物及び伝送装置に係り、特に、眼瞼との干渉を低減するのに好適な眼用器具、眼用装着物、伝達媒体、固定具、被伝達物及び伝送装置に関する。
従来、電子デバイスを実装するコンタクトレンズとして、例えば、特許文献1記載のエネルギー放射デバイスが知られている。
特許文献1記載のエネルギー放射デバイスは、コンタクトレンズ本体と、電源と、コンタクトレンズ本体の上又は中に配置された1つ以上のエネルギーエミッタと、眼の外側に設置される制御モジュールとを備え、エネルギー放射デバイスを有線接続により制御モジュールに接続するものである(同文献〔0011〕)。
特表2013−518672号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、どのように有線接続するかの具体的な構成は開示されていない。コンタクトレンズは、眼瞼の動作によって露出と被覆を繰り返すので、眼の外側に設置される制御モジュールに有線接続すると、眼瞼の軌道上でケーブルが眼瞼と干渉してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、眼瞼との干渉を低減するのに好適な眼用器具、眼用装着物、伝達媒体、固定具、被伝達物及び伝送装置を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の眼用器具は、眼に装着可能な装着部と、前記装着部と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体とを備え、前記伝達媒体は、前記装着部のうち装着時に眼角に臨む縁部に接続する。
ここで、装着部を眼に装着する態様としては、装着部を眼に直接装着すること、眼との間に1又は複数の媒体(例えば、部材)を介在させて装着部を眼に間接的に装着することが含まれる。以下、発明7及び8の眼用器具、発明9の眼用装着物、並びに発明10の伝達媒体において同じである。
また、装着部は、人又は動物の眼球に装着可能なものとして、より具体的には、眼球に形状適合性を有する曲面状又は眼球の表面形状に沿った球面形状のものとして構成することができる。以下、発明7及び8の眼用器具、発明9の眼用装着物、並びに発明10の伝達媒体において同じである。
また、伝達媒体としては、例えば、信号線、電力線、導波管、アンテナケーブル、光ファイバー及びチューブが含まれる。伝達方向は、眼の外側から装着部に伝達する方向(内向き方向)、装着部から眼の外側に伝達する方向(外向き方向)、並びに内向き方向及び外向き方向の双方向が含まれる。以下、発明7及び8の眼用器具、発明9の眼用装着物、並びに発明10の伝達媒体において同じである。
また、眼用器具としては、例えば、眼用デバイス、薬剤供給補助具及び矯正具が含まれる。眼用デバイスとしては、例えば、(1)眼に対し情報の提供を行うデバイス、(2)眼に関する情報の収集を行うデバイス、(3)眼の外側に対し情報の提供を行うデバイス、(4)眼の外側に関する情報の収集を行うデバイス、(5)眼に対し機能の維持、回復若しくは付与又は作用を行うデバイス、及び(6)眼の外側に対し機能の付与又は作用を行うデバイスが含まれる。これらのうち(3)の機能としては、例えば、認証装置等に対し認証情報を投影する機能が挙げられる。また、眼用デバイスとしては、例えば、(1)光学デバイス(例えば、レンズ、光ファイバー、光導波路、光アイソレータ、半導体レーザ)、及び(2)電子デバイス(例えば、カメラ、投影機、センサ)が含まれる。以下、発明7及び8の眼用器具、発明9の眼用装着物、発明10の伝達媒体、並びに発明11の固定具において同じである。
〔発明2〕 さらに、発明2の眼用器具は、発明1の眼用器具において、前記伝達媒体は、前記装着部の周縁に接続する。
〔発明3〕 さらに、発明3の眼用器具は、発明1の眼用器具において、前記伝達媒体は、前記装着部の前面に接続する。
〔発明4〕 さらに、発明4の眼用器具は、発明1乃至3のいずれか1の眼用器具において、前記伝達媒体は、伸縮性を有する。
〔発明5〕 さらに、発明5の眼用器具は、発明4の眼用器具において、前記装着部の外側に配置され、眼に装着可能な外装着部を備え、前記伝達媒体は、前記装着部及び前記外装着部を接続する。
〔発明6〕 さらに、発明6の眼用器具は、発明1乃至5のいずれか1の眼用器具において、前記伝達媒体を眼の外側で固定する固定手段を備える。
〔発明7〕 さらに、発明7の眼用器具は、眼に装着可能な装着部と、前記装着部と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体とを備え、前記伝達媒体は、伸縮性を有する。
〔発明8〕 さらに、発明8の眼用器具は、眼に装着可能な装着部と、前記装着部と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体と、前記伝達媒体を眼の外側で固定する固定手段とを備える。
〔発明9〕 一方、上記目的を達成するために、発明9の眼用装着物は、発明1乃至8のいずれか1に記載の眼用器具における前記伝達媒体に接続される前記装着部である。
〔発明10〕 一方、上記目的を達成するために、発明10の伝達媒体は、発明1乃至8のいずれか1に記載の眼用器具における前記装着部に接続される前記伝達媒体である。
〔発明11〕 一方、上記目的を達成するために、発明11の固定具は、発明6及び8のいずれか1に記載の眼用器具における前記伝達媒体を固定する前記固定手段である。
〔発明12〕 一方、上記目的を達成するために、発明12の被伝達物は、発明1乃至8のいずれか1に記載の眼用器具における前記伝達媒体を介して伝達される前記被伝達物である。
〔発明13〕 一方、上記目的を達成するために、発明13の伝送装置は、発明1乃至8のいずれか1に記載の眼用器具との間で前記伝達媒体を介して電気又は電磁波の伝送を行う。
以上説明したように、発明1の眼用器具によれば、装着部のうち装着時に眼角に臨む縁部に伝達媒体が接続されているので、従来に比して、眼瞼との干渉が生じる可能性又は度合いを低減することができる。
さらに、発明2の眼用器具によれば、装着部の周縁に伝達媒体が接続されているので、眼瞼との干渉が生じる可能性又は度合いをさらに低減することができる。
さらに、発明3の眼用器具によれば、装着部の前面に伝達媒体が接続されているので、装着部の後面に接続する構成に比して、眼球との干渉が生じる可能性又は度合いを低減することができる。
さらに、発明4又は7の眼用器具によれば、眼球の動作によって装着部が動いても、伝達媒体が伸縮して装着部の動きに追従することができる。
さらに、発明5の眼用器具によれば、眼球の動作によって装着部及び外装着部が動き、その動きに差が生じても、伝達媒体が伸縮してその差を吸収することができる。
さらに、発明6又は8の眼用器具によれば、伝達媒体を眼の外側で安定して維持することができる。
コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)はコンタクトレンズ10の右側面図である。 コンタクトレンズ10の装着方法を説明するための図であり、(a)は眼20の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)はコンタクトレンズ10の右側面図である。 コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)はコンタクトレンズ10の右側面図である。 コンタクトレンズ10の正面図である。 コンタクトレンズ10の装着方法を説明するための図であり、(a)は眼20の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 コンタクトレンズ10の正面図である。 コンタクトレンズ10の正面図である。 コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 コンタクトレンズ10の装着方法を説明するための図であり、眼20の正面図である。 外装着部14の外観形状を示す図であり、(a)は外装着部14の正面図、(b)は正面からみた外装着部14の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は、本実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)はコンタクトレンズ10の右側面図である。
コンタクトレンズ10は、図1に示すように、眼球の表面に装着可能な装着部12を有して構成されている。装着部12は、ソフトコンタクトレンズと同一の材質で構成されている。装着部12は、公知のソフトコンタクトレンズと同様に眼球の表面形状に沿った球面形状であり、全体として球殻形状となっている。その後面は、眼球の表面にフィットするように眼球の表面と同一又は近い曲率となる球面形状となっている。また、平面形状が全体として円形状となっている。公知のソフトコンタクトレンズと異なる点の一つはサイズが大きい点であり、装着時に眼瞼裏側の深部にまで及ぶ領域を有している。
装着部12には、電子デバイス30が内蔵されている。電子デバイス30は、装着部12の厚さよりも薄く形成され、角膜領域(装着時に角膜に位置する領域)を避け装着部12の周縁に全周にわたって形成されている。電子デバイス30としては、例えば、特開2017−198984に開示される電子デバイスを採用することができる。
コンタクトレンズ10は、さらに、信号や電力を電子デバイス30に伝送するためのケーブル16を有して構成されている。ケーブル16は、絶縁性の素材で形成され、電子デバイス30に接続される信号線や電力線等の電線32が同軸上に配線されている。ケーブル16の一端は、装着部12のうち装着時に右眼角(右目の場合は内眼角をいい、左目の場合は外眼角をいう。)に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。コントロールデバイスは、例えば、眼鏡、ゴーグル、帽子、マスク、フェイスマスク、鼻当て、耳などに取り付けることができる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図2は、コンタクトレンズ10の装着方法を説明するための図であり、(a)は眼20の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図2(a)中、点線で示す最外円は結膜の外縁を示している。
使用者は、図2に示すように、コンタクトレンズ10を装着する。ケーブル16は、装着部12のうち右眼角に臨む周縁に接続されているので、上眼瞼26a及び下眼瞼26bの軌道をなるべく避け右眼角から引き出すことができる。右眼角から引き出したケーブル16は、眼20の外側で安定して維持できるようシール18で固定する。コンタクトレンズ10は、角膜24上に重ね合わされて装用されることにより使用者の眼光学系に光学特性を与える。また、装用時は、電子デバイス30により眼20に関する情報の収集等が行われる。電子デバイス30には、ケーブル16を介して、眼20の外側に設置されるコントロールデバイスとの間で信号の入出力及び電力の供給が行われる。
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、コンタクトレンズ10は、眼20に装着可能な装着部12と、信号や電力を電子デバイス30に伝送するためのケーブル16とを備え、ケーブル16は、装着部12のうち装着時に右眼角に臨む縁部に接続する。
これにより、上眼瞼26a及び下眼瞼26bの軌道をなるべく避けケーブル16を右眼角から引き出すことができるので、従来に比して、上眼瞼26a又は下眼瞼26bとの干渉が生じる可能性又は度合いを低減することができる。
さらに、本実施の形態では、ケーブル16は、装着部12の周縁に接続する。
これにより、上眼瞼26a又は下眼瞼26bとの干渉が生じる可能性又は度合いをさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、コンタクトレンズ10は、ケーブル16を眼20の外側で固定するシール18を備える。
これにより、ケーブル16を眼20の外側で安定して維持することができる。
本実施の形態において、コンタクトレンズ10は、発明1、2、6、8乃至11又は13の眼用器具に対応し、装着部12は、発明9の眼用装着物に対応し、電線32は、発明1、2、6、8乃至11又は13の伝達媒体に対応し、シール18は、発明6、8若しくは11の固定手段、又は発明11の固定具に対応している。また、コントロールデバイスは、発明13の伝送装置に対応している。
〔変形例〕
なお、上記実施の形態の変形例として、次の構成を単独又は組み合わせて採用することができる。
〔前面接続構造〕
図3は、コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)はコンタクトレンズ10の右側面図である。
ケーブル16の一端は、図3に示すように、装着部12の前面のうち装着時に右眼角に臨む縁部に接続されている。これにより、装着部12の後面に接続する構成に比して、眼球との干渉が生じる可能性又は度合いを低減することができる。
〔周縁接続基端厚構造〕
図4は、コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)はコンタクトレンズ10の右側面図である。
ケーブル16の一端は、図4に示すように、装着部12のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続されている。ケーブル16の基端(装着部12との接点)は、上下方向に幅広となっており、他端に向かうほど先細りになっている。
これにより、ケーブル16の基端を丈夫にすることができる。
〔周縁接続複線構造〕
図5は、コンタクトレンズ10の正面図である。
装着部12のうち装着時に右眼角に臨む周縁には、図5に示すように、3つのケーブル16a、16b、16cが接続されている。ケーブル16bの一端は、装着部12のうち右眼角に最も近い周縁に接続され、ケーブル16bは、電子デバイス30に接続される信号線や電力線等の電線32bが同軸上に配線されている。ケーブル16aの一端は、装着部12のうちケーブル16bよりも上方の周縁に接続され、ケーブル16aは、電子デバイス30に接続される信号線や電力線等の電線32aが同軸上に配線されている。ケーブル16cの一端は、装着部12のうちケーブル16bよりも下方の周縁に接続され、ケーブル16cは、電子デバイス30に接続される信号線や電力線等の電線32cが同軸上に配線されている。ケーブル16a、16cは、他端側でケーブル16bと一本化されている。
これにより、複線化が可能となる。例えば、1つの信号を複数の経路で伝送するように複線化すれば1本が断線しても通信を確保することができる。また、1つの信号を分割して複数の経路で伝送するように複線化すれば高速通信を実現することができる。また、電力を複数の経路で伝送するように複線化すれば1本が断線しても電力供給を確保することができる。
〔外輪構造〕
図6は、コンタクトレンズ10の装着方法を説明するための図であり、(a)は眼20の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図6(a)中、点線で示す最外円は結膜の外縁を示している。
コンタクトレンズ10は、図6に示すように、眼20に装着可能な装着部12と、装着部12の外側に配置される外装着部14と、信号や電力を電子デバイス30に伝送するためのケーブル16a、16b、16c、16dとを有して構成されている。
外装着部14は、ソフトコンタクトレンズと同一の材質で構成されている。外装着部14は、公知のソフトコンタクトレンズと同様に眼球の表面形状に沿った球面形状であり、全体として球殻形状となっている。その後面は、眼球の表面にフィットするように眼球の表面と同一又は近い曲率となる球面形状となっている。また、平面形状が全体として円形状となっている。外装着部14の中央には、装着部12の装着領域を開口する貫通孔が形成されている。
ケーブル16aは、コイル状に形成され、伸長方向に伸縮性を有する。ケーブル16aの一端は、装着部12のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、外装着部14のうち装着時に右眼角寄りに位置する内周縁に接続されている。
ケーブル16cは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、ケーブル16a及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16cの一端は、外装着部14のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
ケーブル16bは、コイル状に形成され、伸長方向に伸縮性を有する。ケーブル16bの一端は、装着部12のうち装着時に左眼角(右目の場合は外眼角をいい、左目の場合は内眼角をいう。)に臨む周縁に接続され、他端は、外装着部14のうち装着時に左眼角寄りに位置する内周縁に接続されている。
ケーブル16dは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、ケーブル16b及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16dの一端は、外装着部14のうち装着時に左眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
これにより、眼球の動作によって装着部12及び外装着部14が動き、その動きに差が生じても、ケーブル16a、16bが伸縮してその差を吸収することができる。そして、外装着部14は、装着部12よりも動きが小さいので、ケーブル16c、16dを外装着部14から安定して引き出すことができる。
〔外輪複線構造〕
図7は、コンタクトレンズ10の正面図である。図7の構成は、図6に示す実施の形態の変形例である。
図7(a)の変形例では、コンタクトレンズ10は、装着部12と、外装着部14と、複数(図7(a)の例では16本)のケーブル16及びケーブル16a、16bとを有して構成されている。
ケーブル16は、図6に示すケーブル16a、16bと同様に伸縮性を有して構成され、装着部12の外周に沿って周方向に均等に配線されている。
ケーブル16aは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、ケーブル16の一部及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16aの一端は、外装着部14のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
ケーブル16bは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、ケーブル16の残部及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16bの一端は、外装着部14のうち装着時に左眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
これにより、複線化が可能となる。
図7(b)の変形例では、コンタクトレンズ10は、装着部12と、外装着部14と、ケーブル16a、16b、16c、16d、16eとを有して構成されている。
ケーブル16a、16b、16c、16dは、装着部12及び外装着部14の面方向に起伏する蛇腹状に形成され、伸長方向に伸縮性を有する。ケーブル16aの一端は、装着部12の上部周縁に接続され、他端は、外装着部14のうち上部内周縁に接続されている。ケーブル16bの一端は、装着部12の右部周縁に接続され、他端は、外装着部14のうち右部内周縁に接続されている。ケーブル16cの一端は、装着部12の下部周縁に接続され、他端は、外装着部14のうち下部内周縁に接続されている。ケーブル16dの一端は、装着部12の左部周縁に接続され、他端は、外装着部14のうち左部内周縁に接続されている。
ケーブル16eは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、ケーブル16a、16b、16c、16d及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16eの一端は、外装着部14のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
これにより、複線化が可能となる。
〔外輪螺線構造〕
図8は、コンタクトレンズ10の正面図である。図8の構成は、図6に示す実施の形態の変形例である。
コンタクトレンズ10は、図8に示すように、装着部12と、外装着部14と、ケーブル16a、16bとを有して構成されている。
ケーブル16aは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、装着部12の外周に沿って螺旋状に配線されている。
ケーブル16bは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、ケーブル16a及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16bの一端は、外装着部14のうち装着時に左眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
このように、ケーブル16aを螺旋状に配線することによりケーブル16aに伸縮性を持たせることができる。
〔外輪一体構造〕
図9は、コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図9の構成は、図6に示す実施の形態の変形例である。
コンタクトレンズ10は、図9に示すように、装着部12と、外装着部14と、信号や電力を電子デバイス30に伝送するための伝送部16fと、ケーブル16aとを有して構成されている。
伝送部16fは、装着部12と外装着部14との間に介在する部材であって、装着部12及び外装着部14の厚さよりも薄く形成されている。伝送部16fは、電子デバイス30に接続される信号線や電力線等の電線(不図示)が同軸上に配線されている。
ケーブル16aは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、伝送部16f及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16aの一端は、外装着部14のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
このように、装着部12及び外装着部14の厚さよりも薄く伝送部16fを形成することにより伝送部16fに伸縮性を持たせることができる。
〔外輪蛇腹構造〕
図10は、コンタクトレンズ10の外観形状を示す図であり、(a)はコンタクトレンズ10の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図10の構成は、図9に示す実施の形態の変形例である。
コンタクトレンズ10は、図10に示すように、装着部12と、外装着部14と、伝送部16fと、ケーブル16aとを有して構成されている。
伝送部16fは、装着部12と外装着部14との間に介在する部材であって、前後方向に起伏する蛇腹状に形成されている。伝送部16fは、電子デバイス30に接続される信号線や電力線等の電線(不図示)が同軸上に配線されている。
ケーブル16aは、上記実施の形態におけるケーブル16と同様に構成され、伝送部16f及び外装着部14を介して導入される電線が同軸上に配線されている。ケーブル16aの一端は、外装着部14のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。
このように、伝送部16fを蛇腹状に形成することにより伝送部16fに伸縮性を持たせることができる。
〔両側周縁接続構造〕
図11は、コンタクトレンズ10の装着方法を説明するための図であり、眼20の正面図である。図11中、点線で示す最外円は結膜の外縁を示している。図11の構成は、上記実施の形態の変形例である。
コンタクトレンズ10は、図11に示すように、装着部12と、ケーブル16a、16bと、シール18a、18bとを有して構成されている。
ケーブル16a、16bは、図6に示すケーブル16a、16bと同様に伸縮性を有して構成されている。ケーブル16aの一端は、装着部12のうち装着時に右眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。右眼角から引き出したケーブル16aは、眼20の外側で安定して維持できるようシール18aで固定する。一方、ケーブル16bの一端は、装着部12のうち装着時に左眼角に臨む周縁に接続され、他端は、眼の外側に設置されるコントロールデバイス(不図示)に接続されている。左眼角から引き出したケーブル16bは、眼20の外側で安定して維持できるようシール18bで固定する。
これにより、眼球の動作によって装着部12が動いても、ケーブル16a、16bが伸縮して装着部12の動きに追従することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ケーブル16、16a、16b、16c、16d、16e又は伝送部16f(以下「ケーブル16等」という。)の接続位置等を例示したが、これに限らず、ケーブル16等は、任意の数、任意の方向、任意の大きさ、任意の形状、任意の材質で形成することができ、装着部12又は外装着部14の任意の箇所に接続することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ケーブル16等を装着部12又は外装着部14に一体に接続したが、これに限らず、コネクタ等の連結部を設け、ケーブル16等を装着部12又は外装着部14から着脱可能とする構成を採用することもできる。この場合、連結部は、装着部12又は外装着部14に設けてもよいし、ケーブル16等の途中に設けてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ケーブル16等の幅について特に説明しなかったが、ケーブル16等の幅は任意であり、例えば、伸長方向に一定であってもよいし、伸長方向に変化していてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ケーブル16等は、絶縁性の素材で構成したが、これに限らず、ケーブル16等の素材は任意であり、例えば、電線32、32a、32b、32c(以下「電線32等」という。)が絶縁性の素材で被覆されている場合は、ケーブル16等は必ずしも絶縁性の素材で構成する必要はない。また、ケーブル16等の素材は、装着部12又は外装着部14の素材と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例において、ケーブル16等は、シール18、18a、18bで固定したが、これに限らず、眼鏡、ゴーグル、帽子、マスク、フェイスマスク、鼻当てその他の固定手段で固定することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、ケーブル16等は、他端をコントロールデバイスに接続したが、これに限らず、コンタクトレンズ10との間でケーブル16等を介して電気又は電磁波の伝送を行うものであれば任意の機器、装置、器具、治具に接続することができる。例えば、他方の眼に装着されたコンタクトレンズ10の電子デバイス30、中継器(無線中継器、リピータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、ルータ等)、バッテリーなどに接続することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、装着部12の形状等を例示したが、これに限らず、装着部12は、任意の大きさ、任意の形状、任意の材質で形成することができる。外装着部14についても同様である。
また、図6乃至図10の変形例において、外装着部14は、眼瞼結膜円蓋部に接触しない程度の大きさとして構成したが、これに限らず、眼瞼結膜円蓋部に位置(接触又は近接)するように構成することもできる。装着部12についても同様である。
また、図6乃至図10の変形例において、装着部12及び外装着部14を有線接続したが、これに限らず、装着部12及び外装着部14を無線接続することもできる。信号を伝送する場合は、(1)無線で信号を送信する信号送信機を装着部12に、信号送信機からの無線信号を受信する信号受信機を外装着部14に設ける構成、(2)信号送信機を外装着部14に、信号受信機を装着部12に設ける構成、又は(3)信号送信機の送信機能及び信号受信機の受信機能を有する信号送受信機を装着部12に、装着部12の信号送受信機との間で無線信号を送受信する信号送受信機を外装着部14に設ける構成を採用することができる。構成(1)〜(3)において、外装着部14と眼20の外側との間は、ケーブル16等を用いて有線接続してもよいし、本変形例と同様にケーブル16等を用いず無線接続してもよい。
電力を伝送する場合は、(1)ループコイル等を用いて無線で給電を行う電力送信機を外装着部14に、ループコイル等を用いて電力送信機から無線で受電を行う電力受信機を装着部12に設ける構成、(2)電力送信機を装着部12に、電力受信機を外装着部14に設ける構成、(3)電力送信機の給電機能及び電力受信機の受電機能を有する電力送受信機を外装着部14に、外装着部14の電力送受信機との間で無線で給電及び受電を行う電力送受信機を装着部12に設ける構成を採用することができる。構成(1)〜(3)において、外装着部14と眼20の外側との間は、ケーブル16等を用いて有線接続してもよいし、本変形例と同様にケーブル16等を用いず無線接続してもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例において、電線32等は、信号や電力を伝送するための媒体として構成したが、これに限らず、電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体であれば任意の伝達媒体を採用することができる。被伝達物としては、例えば、薬剤、酸素、水、固体、液体又は気体が挙げられる。電気又は電磁波を伝達するための伝達媒体としては、例えば、信号線、電力線、導波管、アンテナケーブル又は光ファイバーを用いることができる。また、被伝達物を伝達するための伝達媒体としては、例えば、チューブを用いることができる。
例えば、薬剤供給補助具として適用する場合は、次の構成を単独又は組み合わせて採用することができる。
第1の構成は、外部の薬剤タンクからチューブを介して外装着部14に薬剤を供給し、外装着部14の前面、後面、内周縁又は外周縁等から眼20に薬剤を供給する構成である。例えば、図12の変形例を採用することができる。
図12は、外装着部14の外観形状を示す図であり、(a)は外装着部14の正面図、(b)は正面からみた外装着部14の斜視図である。
外装着部14の中央には、図12に示すように、装着部12の装着領域を開口する貫通孔14aが形成されている。貫通孔14aの内周面14bのうち装着時に右眼角寄りに位置する箇所には、吐出孔14cが形成されている。
外装着部14は、チューブ16gを有して構成されている。チューブ16gは、薬剤を伝達するための管路34が同軸上に形成されている。管路34の一端は、吐出孔14cに接続され、他端は、薬剤タンク(不図示)に接続されている。薬剤タンクは、例えば、眼鏡、ゴーグル、帽子、マスク、フェイスマスク、鼻当て、耳などに取り付けることができる。薬剤タンクの薬剤は、チューブ16gを介して外装着部14に伝達されて吐出孔14cから吐出され、眼に供給される。
第2の構成は、外部の薬剤タンクからチューブを介して外装着部14に薬剤を供給し、外装着部14からチューブを介して装着部12に薬剤を供給し、装着部12の前面、後面又は周縁等から眼20に薬剤を供給する構成である。
第3の構成は、外部の薬剤タンクからチューブを介してコンタクトレンズ10に薬剤を供給し、コンタクトレンズ10の前面、後面又は周縁等から眼20に薬剤を供給する構成である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、信号や電力の伝送方向について特に説明しなかったが、伝送方向は任意である。例えば、コントロールデバイスから電子デバイス30に信号又は電力を伝送する方向(内向き方向)、電子デバイス30からコントロールデバイスに信号又は電力を伝送する方向(外向き方向)、並びに内向き方向及び外向き方向の双方向が挙げられる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、電子デバイス30を装着部12に内蔵して構成したが、これに限らず、例えば、2枚のコンタクトレンズで装着部12を構成し、2枚のコンタクトレンズの間に電子デバイス30を挟持してもよい。この場合、2枚のコンタクトレンズは、一部を結合してもよいし、結合可能な結合構造(ねじ構造や嵌合構造等)を設けてもよい。また、他の構成として、電子デバイス30に吸盤等の吸着手段を設け、吸着手段により装着部12に吸着させてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、コンタクトレンズ10を眼球に直接装着したが、これに限らず、1又は複数の媒体(例えば、部材)を介してコンタクトレンズ10を間接的に眼球に装着することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、コンタクトレンズ10は、ソフトコンタクトレンズと同一の材質で構成したが、これに限らず、ハードコンタクトレンズと同一の材質その他の材質で構成することもできる。例えば、薬剤その他の眼用装着物として構成することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、コンタクトレンズ10は、平面形状を全体として円形状に形成したが、これに限らず、任意の形状を採用することができる。例えば、全体として縦長楕円形状に形成すれば、コンタクトレンズ10に薬剤シート等を付着させて薬剤供給補助具として使用する場合は、結膜の深部まで薬剤を供給しやすい。また、全体として横長楕円形状に形成すれば、結膜炎等の症状時に眼瞼結膜への干渉が生じる可能性又は度合いを低減することができる。このほか、コンタクトレンズ10の全体の大きさについても任意の大きさを採用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、装着部12は、角膜領域を開口する貫通孔を形成しなかったが、これに限らず、角膜領域を開口する貫通孔を形成することもできる。貫通孔は、角膜領域を開口する孔に限定されることなく、任意の数、任意の大きさ、任意の形状で、任意の箇所に形成することができる。例えば、貫通孔は、少なくとも瞳孔領域(装着時に瞳孔22に位置する領域)を開口する孔として形成することもできるし、コンタクトレンズ10の面方向に開口させることもできる。また、眼球の動き量は上下方向よりも左右方向の方が大きいので、角膜24への干渉が生じる可能性又は度合いを低減する観点からは、貫通孔の幅(横方向の長さ)は貫通孔の高さ(縦方向の長さ)よりも大きくする構成を採用することができる。同様の観点から、眼球の上下方向の動き量は下方向よりも上方向の方が大きいので、貫通孔において装着時に正面を向いた角膜24の中心に位置する基準点から上端までの長さは、同基準点から下端までの長さよりも大きくする構成を採用することができる。この2点を考慮すると、貫通孔は、例えば、上部が膨張する横長楕円形状(幅が高さよりも大きく、基準点から上端までの長さが下端までの長さよりも大きい形状)とする構成を採用することができる。この場合、眼瞼や眼球の動き等によりコンタクトレンズ10が眼球の表面上で回転すると、角膜24に対する貫通孔の相対位置が変化してしまうので、コンタクトレンズ10が回転する可能性又は度合いを低減する観点からは、例えば、コンタクトレンズ10の上縁が上眼瞼結膜円蓋部に、下縁が眼瞼結膜円蓋部に位置(接触又は近接)するようにコンタクトレンズ10の大きさを設定する構成を採用することができる。また、装着部12に形成する孔は、貫通孔に限らず、前面を開口とする凹部(一部又は全部が底となる場合を含む。以下、同様である。)又は後面を開口とする凹部(以下これらを総称して「凹部」という。)として形成することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、コンタクトレンズ10の材質について説明しなかったが、コンタクトレンズ10に薬剤シート等を付着させて薬剤供給補助具として使用する場合、可溶性の材質で構成することができる。これにより、コンタクトレンズ10を薬剤とともに溶解させることができる。この場合、コンタクトレンズ10の材質として薬剤よりも溶解速度が遅い材質を採用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、本発明をコンタクトレンズ10に適用したが、これに限らず、眼に装着可能な眼用装着物であれば任意の眼用装着物に適用することができる。眼用装着物としては、例えば、(1)電子デバイス、(2)ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズその他のレンズ、光ファイバー、光導波路、光アイソレータ、半導体レーザ等の光学デバイス、(3)薬剤供給補助具、(4)矯正具、(5)薬剤、(6)サプリメント、(7)磁性流体、又は(8)その他の眼用装着物を採用することができる。ここで、眼用装着物が電子デバイスの場合、(1)眼に対し情報の提供を行うデバイス(例えば、投影機)、(2)眼に関する情報の収集を行うデバイス(例えば、カメラ、生体センサその他のセンサ)、(3)眼の外側に対し情報の提供を行うデバイス(例えば、ディスプレイ)、(4)眼の外側に関する情報の収集を行うデバイス(例えば、カメラ、生体センサその他のセンサ)、(5)眼に対し機能の維持、回復若しくは付与又は作用を行うデバイス(例えば、医療機器、発光素子、圧電素子、振動素子、発熱素子)、又は(6)眼の外側に対し機能の付与又は作用を行うデバイス(例えば、医療機器、発光素子、圧電素子、振動素子、発熱素子)を採用することができる。また、電子デバイスに代えて光学デバイスその他の眼用デバイスを採用する場合も、同様に上記(1)〜(6)の機能を備えるデバイスを採用することができる。また、眼用装着物がハードコンタクトレンズの場合、ハードコンタクトレンズが眼球に直接接触しにくいので装用感を向上することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、コンタクトレンズ10を眼用器具として採用したが、これに限らず、眼に装着可能な眼用器具であれば任意の眼用器具を採用することができる。眼用器具としては、例えば、(1)電子デバイス、(2)ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズその他のレンズ、光ファイバー、光導波路、光アイソレータ、半導体レーザ等の光学デバイス、(3)薬剤供給補助具、(4)矯正具、又は(5)その他の眼用器具を採用することができる。また、コンタクトレンズ10としては、これら(1)〜(5)以外に、眼に装着可能な眼用装着物を採用することができる。眼用装着物としては、例えば、これら(1)〜(5)以外に、(6)薬剤、(7)サプリメント、(8)磁性流体、又は(9)その他の眼用装着物を採用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、本発明に係る眼用器具を眼球の表面に装着したが、これに限らず、例えば、人工角膜、人工虹彩、人工水晶体、人工硝子体、人工網膜、眼内デバイス(例えば、虹彩の前側又は後側に留置される眼用デバイス、その他眼球内に留置される眼用デバイスを含む。)又はその機能を補完するものとして構成し、眼球内に装着することもできる。例えば、本発明を適用した電子デバイス内蔵の人工角膜に接続端子を設け、本発明を適用したコンタクトレンズにもこれに対応する接続端子を設け、コンタクトレンズを装着することにより接続端子同士を接続し、コンタクトレンズを介して人工角膜と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物の伝達を行う構成を採用することができる。また、この構成において、コンタクトレンズと人工角膜との間又はコンタクトレンズと眼の外側との間は、図6乃至図10の変形例及びその変形例のように無線接続する構成を採用することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例は相互に適用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、コンタクトレンズ10に本発明を適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
10…コンタクトレンズ、 12…装着部、 14…外装着部、 14a…貫通孔、 14b…内周面、 14c…吐出孔、 16、16a、16b、16c、16d、16e…ケーブル、 16f…伝送部、 16g…チューブ、 18、18a、18b…シール、 20…眼、 22…瞳孔、 24…角膜、 26a…上眼瞼、 26b…下眼瞼、 30…電子デバイス、 32、32a、32b、32c…電線

Claims (13)

  1. 眼に装着可能な装着部と、
    前記装着部と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体とを備え、
    前記伝達媒体は、前記装着部のうち装着時に眼角に臨む縁部に接続することを特徴とする眼用器具。
  2. 請求項1において、
    前記伝達媒体は、前記装着部の周縁に接続することを特徴とする眼用器具。
  3. 請求項1において、
    前記伝達媒体は、前記装着部の前面に接続することを特徴とする眼用器具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記伝達媒体は、伸縮性を有することを特徴とする眼用器具。
  5. 請求項4において、
    前記装着部の外側に配置され、眼に装着可能な外装着部を備え、
    前記伝達媒体は、前記装着部及び前記外装着部を接続することを特徴とする眼用器具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記伝達媒体を眼の外側で固定する固定手段を備えることを特徴とする眼用器具。
  7. 眼に装着可能な装着部と、
    前記装着部と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体とを備え、
    前記伝達媒体は、伸縮性を有することを特徴とする眼用器具。
  8. 眼に装着可能な装着部と、
    前記装着部と眼の外側との間で電気若しくは電磁波又は被伝達物を伝達するための伝達媒体と、
    前記伝達媒体を眼の外側で固定する固定手段とを備えることを特徴とする眼用器具。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼用器具における前記伝達媒体に接続される前記装着部であることを特徴とする眼用装着物。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼用器具における前記装着部に接続される前記伝達媒体であることを特徴とする伝達媒体。
  11. 請求項6及び8のいずれか1項に記載の眼用器具における前記伝達媒体を固定する前記固定手段であることを特徴とする固定具。
  12. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼用器具における前記伝達媒体を介して伝達される前記被伝達物であることを特徴とする被伝達物。
  13. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼用器具との間で前記伝達媒体を介して電気又は電磁波の伝送を行うことを特徴とする伝送装置。
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