JP2020003160A - 屋外空気調和装置 - Google Patents

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康介 森本
拓也 上総
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拓也 上総
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健太 堤
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Abstract

【課題】ケーシング内に利用側熱交換器及び熱源側熱交換器を収容した屋外空気調和装置であって、利用側熱交換器を通過した空気に対する熱源側熱交換器の熱の悪影響を抑制可能な効率のよい屋外空気調和装置を提供する。【解決手段】屋外空気調和装置100は、冷媒回路、利用側ファン50、熱源側ファン60、ケーシング90、及び仕切部98aを備える。冷媒回路は、圧縮機10と、利用側熱交換器30と、熱源側熱交換器40と、を含む。利用側ファンは、利用側熱交換器を空気が通過するように気流を生成する。熱源側ファンは、熱源側熱交換器を空気が通過するように気流を生成する。ケーシングは、利用側熱交換器、熱源側熱交換器、利用側ファン、及び熱源側ファンを収容する。仕切部は、中空空間110を形成している。中空空間は、ケーシング内に形成される利用側熱交換器を通過した空気の流路と熱源側熱交換器との間に配置される。【選択図】図4

Description

空気調和装置に関し、特には屋外で使用される空気調和装置に関する。
従来、特許文献1(実開平1−125933号公報)のように、単一のケーシング内に利用側熱交換器及び熱源側熱交換器を収容した屋外空気調和装置が知られている。
特許文献1(実開平1−125933号公報)では、利用側熱交換器としての蒸発器を通過した空気と、熱源側熱交換器としての凝縮器を通過した空気とが、境界壁を介して熱交換し、利用側熱交換器により冷却された空気が加熱されてしまうため、効率の観点から改善の余地がある。
第1観点の屋外空気調和装置は、冷媒回路と、第1ファンと、第2ファンと、屋外に設置されるケーシングと、仕切部と、を備える。冷媒回路は、冷媒を圧縮する圧縮機と、利用側熱交換器と、熱源側熱交換器と、を含む。第1ファンは、利用側熱交換器を空気が通過するように気流を生成する。第2ファンは、熱源側熱交換器を空気が通過するように気流を生成する。ケーシングは、利用側熱交換器、熱源側熱交換器、第1ファン、及び第2ファンを収容する。仕切部は、中空空間を形成している。中空空間は、ケーシング内に形成される利用側熱交換器を通過した空気の流路と熱源側熱交換器との間に配置される。
なお、ケーシングは、支柱と、底板と、天板と、を有していることが好ましい。
第1観点の屋外空気調和装置では、利用側熱交換器を通過した後の空気の流路と熱源側熱交換器との間に中空空間が配置されるため、熱源側熱交換器の熱が直接的に利用側熱交換器を通過した空気に伝わることを抑制できる。つまり、中空空間により、利用側熱交換器により冷却/加熱された空気の、熱源側熱交換器の熱による加熱/冷却を抑制することができる。
第2観点の屋外空気調和装置は、第1観点の屋外空気調和装置であって、流路を通過した空気は、ケーシングから複数方向に吹き出す。
利用側熱交換器で熱交換を行った空気がケーシングから複数方向に吹き出される場合に、利用側熱交換器を通過した空気が熱源側熱交換器の熱の影響を受けると、場所によって吹き出す空気の温度に差ができ、いわゆる温度ムラが生じるおそれがある。ここでは、利用側熱交換器を通過した後の空気の流路と熱源側熱交換器との間に中空空間が配置されるため、温度ムラの発生を抑制することができる。
第3観点の屋外空気調和装置は、第1観点又は第2観点の屋外空気調和装置であって、流路は、利用側熱交換器を通過した空気がケーシング外へと吹き出す吹出口を含む。吹出口と熱源側熱交換器とは上下方向に異なる位置に配置される。中空空間は、上下方向において、吹出口と熱源側熱交換器との間に配置される。
第3観点の屋外空気調和装置では、利用側熱交換器を通過した後の空気がケーシング外へと吹き出す直前に通過する吹出口と熱源側熱交換器との間に中空空間が配置される。そのため、利用側熱交換器により冷却/加熱された空気に対する、熱源側熱交換器の熱の悪影響が抑制されやすい。
第4観点の屋外空気調和装置は、第3観点の屋外空気調和装置であって、流路は、複数の吹出口を含む。
第5観点の屋外空気調和装置では、第3観点又は第4観点の屋外空気調和装置であって、中空空間は、少なくとも部分的に、吹出口と熱源側熱交換器との間に、吹出口及び熱源側熱交換器に隣接して配置される。
第5観点の屋外空気調和装置では、吹出口と熱源側熱交換器とが近くに配置される場合であっても、これらに隣接して配置される中空空間によって、吹出口から吹き出す直前の空気に対する熱源側熱交換器の熱による悪影響が抑制されやすい。
第6観点の屋外空気調和装置では、第3観点から第5観点のいずれかの屋外空気調和装置であって、吹出口は、熱源側熱交換器と利用側熱交換器との間に配置される。
第7観点の屋外空気調和装置では、第1観点から第6観点のいずれかの屋外空気調和装置であって、仕切部は、熱源側熱交換器の下方に配置される。仕切部の上面は、ドレン受けとして機能する。
第7観点の屋外空気調和装置では、仕切部の上面がドレン受けとしても機能するので、部品点数を抑制することができる。
第8観点の屋外空気調和装置は、第1観点から第7観点のいずれかの屋外空気調和装置であって、冷媒流向切換機構を更に備える。冷媒流向切換機構は、圧縮機から吐出される冷媒の流れ方向を切り換えて、屋外空気調和装置の運転状態を、第1運転状態と、第2運転状態と、の間で切り換える。第1運転状態では、利用側熱交換器が蒸発器として機能させられ、熱源側熱交換器が放熱器として機能させられる。第2運転状態では、利用側熱交換器が放熱器として機能させられ、熱源側熱交換器が蒸発器として機能させられる。
一実施形態に係る屋外空気調和装置の概略外観斜視図である。 図1の屋外空気調和装置の冷媒回路を概略的に示す図である。 図1の屋外空気調和装置のケーシングの内部の構成を示す斜視図である。 図1の屋外空気調和装置のケーシングの内部の構成を示す概略側面図であり、一部の構成については断面を示している。 図1の屋外空気調和装置のケーシングの吹出エリア周辺の部分拡大図である。 図1の屋外空気調和装置の熱源側熱交換器及びその下方に配置されるドレンパンの平面図であり、ドレンパンの下方に配置される第1部材の存在する位置を二点鎖線のハッチングで示している。 図1の屋外空気調和装置の利用側熱交換器の概略平面図である。 図1の屋外空気調和装置の熱源側熱交換器の概略平面図である。 変形例Hの屋外空気調和装置のケーシングの内部の構成を示す概略側面図であり、一部の構成については断面を示している。
一実施形態に係る屋外空気調和装置100について、図面を参照しながら、以下に説明する。
なお、以下では、位置や方向を説明するために「上」「下」「前(正面)」「後(背面)」「左」「右」等の表現を用いる場合がある。これらの表現は、特記無き場合、図面に示した「上」「下」「前」「後」「左」「右」の矢印の向きに従う。
(1)全体概要
図1は、屋外空気調和装置100の外観斜視図である。図2は、屋外空気調和装置100の冷媒回路20を概略的に示す図である。
屋外空気調和装置100は、屋外に設置され、屋外で空気調和を行う空気調和装置である。ここで、屋外とは、少なくとも一部が外気にさらされる空間を意味する。屋外には、例えば、公園、野外の競技場など、屋根や壁の無い場所を含む。ただし、屋外は、屋根及び壁の無い場所に限定されるものではなく、屋根のある戸外空間やオープンテラス、東屋のような場所や、周囲を壁に囲まれた屋根の無い中庭のような場所等、少なくとも一部が屋外に開放している空間も含む。
屋外空気調和装置100は、蒸気圧縮冷凍サイクルを利用して屋外の冷房、除湿、暖房等を行う。屋外空気調和装置100において用いられる冷媒は、限定するものではないが、例えば、R32単体、又はR32を含む混合冷媒である。R32を含む混合冷媒の具体例には、R452B、R410A、R454B、及びHFO混合冷媒を含む。なお、R452Bは、R32を67.0wt%、R125を7.0wt%、R1234yfを26.0wt%含む混合冷媒である。R410Aは、R32を50wt%、R125を50wt%含む混合冷媒である。R454Bは、R32を72.5wt%、R1234yfを27.5wt%含む混合冷媒である。HFO混合冷媒には、HFO−1123を45.0wt%、R32を55.0wt%含むものの他、HFO−1123を40.0wt%、R32を60.0wt%含むものも含む。また、屋外空気調和装置100において用いられる冷媒は、CO2等の自然冷媒であってもよい。
本実施形態では、屋外空気調和装置100は、冷房/除湿及び暖房を行うことが可能な装置である。ただし、屋外空気調和装置100は、冷房/除湿及び暖房を行うことが可能な装置に限定されるものではない。例えば、屋外空気調和装置100は、冷房/除湿のみを行うことが可能な冷房専用機であってもよい。また、例えば、屋外空気調和装置100は、暖房のみを行うことが可能な暖房専用機であってもよい。なお、屋外空気調和装置100が冷房専用機である場合、屋外空気調和装置100は、後述する冷媒流向切換機構12を有していなくてもよい。また、屋外空気調和装置100が暖房専用機である場合にも、屋外空気調和装置100は冷媒流向切換機構12を有していなくてもよい。ただし、屋外空気調和装置100が後述する熱源側熱交換器40の除霜のために逆サイクルデフロスト運転を行うものであれば、冷媒流向切換機構12を有することが好ましい。
屋外空気調和装置100は、図2に示すように、圧縮機10、冷媒流向切換機構12、利用側熱交換器30、膨張機構16、及び熱源側熱交換器40等の機器を配管で接続した冷媒回路20を有する。屋外空気調和装置100は、ケーシング90(図1参照)内に、冷媒回路20の全体を収容している。また、屋外空気調和装置100は、利用側熱交換器30を空気が通過するように気流を生成する利用側ファン50と、熱源側熱交換器40を空気が通過するように気流を生成する熱源側ファン60と、を有する(図2参照)。利用側ファン50及び熱源側ファン60は、ケーシング90内に収容されている。屋外空気調和装置100の動作は、制御装置70(図2参照)により制御される。
(2)詳細説明
以下に、ケーシング90と、冷媒回路20と、冷媒回路20に含まれる、圧縮機10、冷媒流向切換機構12、熱源側熱交換器40、利用側熱交換器30及び膨張機構16と、利用側ファン50と、熱源側ファン60と、制御装置70とについて以下に説明する。
(2−1)ケーシング
屋外空気調和装置100のケーシング90、及びケーシング90内の機器の配置について、図1、図3〜図6を参照しながら以下に説明する。
図3は、屋外空気調和装置100のケーシング90の内部の構成を示す斜視図である。図3は、ケーシング90の化粧板91や一部の支柱(支柱92b)等が取り除かれた状態の屋外空気調和装置100を描画しており、ケーシング90の内部の機器の配置を描画している。図4は、屋外空気調和装置100のケーシング90の内部の構成を示す概略側面図である。図4では、一部の構成(利用側熱交換器30,熱源側熱交換器40,利用側ファン50等)については断面を示している。図5は、屋外空気調和装置100のケーシング90の吹出エリアA21周辺の部分拡大図である。図6は、熱源側熱交換器40及びその下方に配置されるドレンパン46の平面図である。また、図6では、ドレンパン46の下方に配置される第1部材47の存在する位置を二点鎖線のハッチングで示している。なお、二点鎖線のハッチングで示すエリアは、後述する中空空間110の存在する位置と概ね一致する。
本実施形態の屋外空気調和装置100では、ケーシング90には、圧縮機10、利用側熱交換器30、熱源側熱交換器40、利用側ファン50、及び熱源側ファン60が収容される(図3参照)。本実施形態では、ケーシング90は、平面視が略正方形状の略直方体形状を有している(図1参照)。ただし、ケーシング90の形状は、平面視が略正方形状の略直方体形状に限定されるものではなく、平面視が長方形形状の直方体形状を有していてもよい。また、ケーシング90は、平面視が多角形形状の多角柱形状を有していてもよく、平面視が円形状の円柱形状や、楕円形状の楕円柱形状を有していてもよい。ケーシング90の形状は、適宜決定されればよい。
好ましくは、ケーシング90の下面にはキャスター95が取り付けられ、屋外空気調和装置100は移動可能に構成される(図3参照)。また、好ましくは、ケーシング90の下部には、転倒防止用の支持脚93が設けられる(図1参照)。支持脚93は、ケーシング90に対して着脱可能であることが好ましい。
ケーシング90は、4本の支柱92a〜92dと、天板94と、底板96とを有している(図1、図3及び図5参照)。
4本の支柱92a〜92dは、平面視において略正方形形状のケーシング90の四隅に、鉛直方向に延びるように配置されている。天板94及び底板96は、4本の支柱92a〜92dに固定されている。天板94には、その中央部に熱源側熱交換器40を通過した空気をケーシング90外に排出するための排気口84が形成されている。つまり、天板94には、その中央部に熱源側熱交換器40を流れる冷媒と熱交換をした空気をケーシング90外に排出するための排気口84が形成されている。排気口84の上方には、メッシュ状のファンガード(図示省略)が配置されている。底板96上には、圧縮機10や、屋外空気調和装置100の各種電装品を収容している電装品ボックス2(図3参照)等が設置されている。
ケーシング90の内部には、ケーシング90の内部を仕切る仕切部98a,98bが配置されている(図4参照)。
仕切部98aは、熱源側熱交換器40の下方に、熱源側熱交換器40に隣接して配置される。なお、ここで、仕切部98aが熱源側熱交換器40の下方に隣接して配置されるとは、熱源側熱交換器40の下端の少なくとも一部と、仕切部98aと、の間に部材が配置されていないことを意味する。
仕切部98aは、支柱92a〜92dに固定されたドレンパン46と、ドレンパン46の下方に配置される第1部材47と、を含む。
ドレンパン46は、仕切部98aの上部に配置される。ドレンパン46は、底部46aと、底部46aの周縁から上方に延びる側壁46bと、を有する部材である(図4参照)。ドレンパン46は、熱源側熱交換器40で発生する結露水や雨水等を受ける。つまり、仕切部98aの上面であるドレンパン46の底部46aは、ドレン受けとして機能する。ドレンパン46は、材質を限定するものではないが、例えば金属製の部材である。
ドレンパン46の底部46aには、その中央部に上方に凹む凹部46aaが形成されている(図4参照)。凹部46aaは、形状を限定するものではないが、平面視において略正方形形状である(図6参照)。凹部46aaによりドレンパン46の下方に形成される空間S1は、利用側ファン50のモータ52の一部を収容している(図4参照)。ドレンパン46の底部46aに凹部46aaを設け、凹部46aaによりドレンパン46の下方に形成される空間S1をモータ52の収容に利用することで、ケーシング90内部の空間を有効利用でき、屋外空気調和装置100の小型化を図ることができる。
第1部材47は、ドレンパン46の下方に配置される部材である(図4参照)。図6では、ドレンパン46の下方に配置される第1部材47の平面的な位置を二点鎖線のハッチングで示している。第1部材47は、ドレンパン46と同様に金属製であってもよい。また、第1部材47は、ドレンパン46とは異なる材質であってもよい。例えば、第1部材47は樹脂製である。第1部材47の材質として金属よりも熱伝導率の小さな樹脂等の材料を採用することで、ドレンパン46を介した熱伝導が抑制されやすい。なお、本実施形態では、第1部材47は単一の部材であるが、これに限定されるものではなく、第1部材47は、複数の部品により構成され、全体として第1部材として機能してもよい。第1部材47は、平面視において中央部に略正方形状の穴47d(図6参照)が形成された略矩形状の平板状の底板部47cと、底板部47cの内縁から上方に延びる内縁部47aと、底板部47cの外縁から上方に延びる外縁部47bと、を有する(図4参照)。なお、底板部47cの内縁とは、中央部に形成された穴47dとの境界部分を意味する。本実施形態では、底板部47cの中央部の穴47dは、ドレンパン46の凹部46aaよりも大きく形成されている(図6参照)。これに代えて、底板部47cの中央部の穴47dは、凹部46aaと概ね同一サイズに形成されてもよい。なお、第1部材47の内縁部47aは、平面視において、後述する熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の内周側の縁部よりも内側に配置されることが好ましい。言い換えれば、第1部材47の内縁部47aは、平面視において、後述する熱交換器本体41の熱交換部41aの内周側の縁部よりも内側に配置されることが好ましい。また、第1部材47の外縁部47bは、平面視において、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の外周側の縁部よりも外側に配置されることが好ましい。言い換えれば、第1部材47の外縁部47bは、平面視において、後述する熱交換器本体41の熱交換部41bの外周側の縁部よりも外側に配置されることが好ましい。言い換えれば、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の下方には、第1部材47の底板部47cが配置されることが好ましい。このように配置されることで、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の下方に、後述する中空空間110を配置することができる。
また、第1部材47の外縁部47bは、後述する吹出口82a〜82dの直上、又は、平面視に置いて吹出口82a〜82dよりも外側に配置されることが好ましい。このように配置されることで、吹出口82a〜82dの上方に、後述する中空空間110を配置することができる。
第1部材47は、ケーシング90内の、第1部材47の底板部47cとドレンパン46の底部46aの下面との間に、例えば10mm程度の隙間が確保されるような高さ位置に配置される。また、第1部材47は、好ましくは、内縁部47a及び外縁部47bの上端部がドレンパン46の底部46aの下面に接触した状態で、ケーシング90内に配置される。より好ましくは、第1部材47は、内縁部47a及び外縁部47bの上端部がドレンパン46の底部46aの下面に密着した状態で、ケーシング90内に配置される。
ドレンパン46と第1部材47とは、ドレンパン46の底部46aと、第1部材47の底板部47cの上面と、第1部材47の内縁部47aと、第1部材47の外縁部47bと、により囲まれる中空空間110を形成する。中空空間110は、後述するケーシング90内に形成される利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと、熱源側熱交換器40と、の間に配置される空間である。中空空間110は、主に、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間や、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40を通過した空気の流路との間を断熱することを目的とした空間である。中空空間110は、その外部の空間との間で空気の移動が制限されている空間である。具体的に言えば、中空空間110は、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPから空気が自由に流入したり、中空空間110の内部の空気が利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPに流入したりケーシング90の外部に吹き出したりすることが無いよう、外部の空間との間で空気の移動が制限されている空間である。好ましくは、中空空間110は、その外部の空間との間で空気の移動が無い隔離された空間である。
第1部材47は、例えば、ドレンパン46の底部46aの底面や、支柱92a〜92d等に固定される。第1部材47は、ドレンパン46の底部46aの底面や、支柱92a〜92d等に対して、ボルト等の部材により脱着可能な態様で固定されてもよいし、溶接や接着等の方法で固定されてもよい。第1部材47の固定方法は、適宜選択されればよい。
仕切部98bは、利用側熱交換器30の下方に配置される。仕切部98bは、支柱92a〜92dに固定されたドレンパン36を含む。ドレンパン36は、例えば金属製の部材である。ドレンパン36は、利用側熱交換器30で発生する結露水等を受ける、底部36aの周縁が側壁36bで囲まれている部材である(図4参照)。
仕切部98aは、仕切部98aの上方に配置される熱源エリアA1と、仕切部98aの下方に配置される利用エリアA2とを仕切っている(図4参照)。仕切部98aにより、熱源側熱交換器40を通過した直後の空気が利用エリアA2に直接流入したり、利用側熱交換器30を通過した直後の空気が熱源エリアA1に直接流入したりすることが抑制される。つまり、仕切部98aにより、熱源エリアA1の空気が利用エリアA2に直接流入したり、利用エリアA2の空気が熱源エリアA1に直接流入したりすることが抑制される。また、仕切部98aは、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと、熱源側熱交換器40との断熱のための部材としても機能する。また、仕切部98aは、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと、熱源側熱交換器40を通過した空気の流路との断熱のための部材としても機能する。特に、仕切部98aのドレンパン46及び第1部材47により形成される中空空間110は、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間に配置され、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間や、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40を通過した空気の流路との間を断熱する。後ほど更に説明する。
仕切部98bは、仕切部98bの上方に配置される利用エリアA2と、仕切部98bの下方に配置される機械室エリアA3とを仕切っている(図4参照)。
熱源エリアA1には、主に熱源側熱交換器40及び熱源側ファン60が配置されている(図4参照)。熱源エリアA1には、仕切部98aのドレンパン46の上方、かつ、ドレンパン46に隣接して熱源側熱交換器40が配置されている(図4参照)。熱源側熱交換器40は、ドレンパン46の底部46aに隣接して配置されている(図4参照)。また、熱源エリアA1には、熱源側熱交換器40の上方に熱源側ファン60が配置されている。
利用エリアA2には、主に利用側熱交換器30及び利用側ファン50が配置されている(図4参照)。利用エリアA2は、支柱92a〜92dに固定された中間板98cにより、中間板98cの上方に配置される吹出エリアA21と、中間板98cの下方に配置される熱交換器エリアA22と、に更に区画されている(図4参照)。
吹出エリアA21には、主に利用側ファン50が配置されている(図4参照)。吹出エリアA21には、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPが形成される(図4参照)。利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと、熱源側熱交換器40との間には、図4のように仕切部98aにより形成される中空空間110が配置される。
利用側熱交換器30を通過した空気の流路FP(以後、単に流路FPと記載する場合がある)には、利用側熱交換器30を通過した空気がケーシング90外へと吹き出す吹出口82を含む。吹出口82は、吹出エリアA21を囲むケーシング90の側面の、隣接する支柱間に形成されている。吹出口82は、複数の(本実施形態では4つの)吹出口82a〜82dを含む。具体的には、支柱92aと支柱92bとの間(右側面)に吹出口82aが、支柱92bと支柱92cとの間(前面)に吹出口82bが、支柱92cと支柱92dとの間(左側面)に吹出口82cが、支柱92dと支柱92aとの間(後面)に吹出口82dが、それぞれ形成される(図5参照)。利用側熱交換器30において冷媒と熱交換した空気は、流路FPを通過して、流路FPの吹出口82a〜82dからケーシング90の外へと吹き出す。ここでは、ケーシング90の4つの側面に吹出口82a〜82dが形成されていることから、流路FPを通過した空気は、ケーシング90から複数方向に(四方に)吹き出す。
なお、吹出口82(吹出口82a〜82d)は、熱源側熱交換器40と利用側熱交換器30との間に配置される(図4参照)。吹出口82(吹出口82a〜82d)は、熱源側熱交換器40の下方であって、利用側熱交換器30の上方に配置される(図4参照)。
吹出口82(吹出口82a〜82d)は、熱源側熱交換器40とは上下方向に異なる位置、具体的には熱源側熱交換器40の下方に配置される。上述の中空空間110は、上下方向において、吹出口82(吹出口82a〜82d)と熱源側熱交換器40との間に配置される。好ましくは、中空空間110は、少なくとも部分的に、吹出口82(吹出口82a〜82d)と熱源側熱交換器40との間に、吹出口82(吹出口82a〜82d)及び熱源側熱交換器40と隣接して配置される。
なお、中空空間110が、吹出口82(吹出口82a〜82d)と熱源側熱交換器40との間に、吹出口82(吹出口82a〜82d)及び熱源側熱交換器40に隣接して配置されるとは、吹出口82(吹出口82a〜82d)側に配置される熱源側熱交換器40の端部(ここでは下端)と、その端部から最も近い吹出口82(吹出口82a〜82d)の縁部(ここでは上縁部82aa〜82da、図5参照)との間に、吹出口82を形成している部材及び中空空間110を形成している仕切部98a以外の部材が存在しないことを意味する。
平面視において、後述する熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の全面積に対する、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の下端のある地点と、その地点から最も近い位置の吹出口82a〜82dの上縁部82aa〜82daのある地点との間に、中空空間110が隣接して配置される熱交換器本体41の部分の面積の割合は、50%以上であることが好ましく、より好ましくは85%以上であり、更に好ましくは100%である。このように構成されることで、吹出口82a〜82dから空気が吹き出す時に、利用側熱交換器30を通過して冷却/加熱された空気が、熱源側熱交換器40により加熱/冷却されてしまう、冷房/暖房効率の悪化が抑制される。また、このように構成されることで、吹出口82a〜82dから吹き出す空気の温度の局所的な上昇/低下を抑制し、ケーシング90の周りに局所的な温度ムラが生じる可能性を低減できる。
なお、吹出口82a,82cには、それぞれ水平方向(前後方向)及び/又は上下方向の風向調整のためのフラップ(図示せず)が配置されることが好ましい。また、吹出口82b,82dには、それぞれ水平方向(左右方向)及び/又は上下方向の風向調整のためのフラップ(図示せず)が配置されることが好ましい。なお、これらのフラップは、吹出口82a〜82dを閉鎖することが可能で、フラップを閉鎖することで、そのフラップの設けられた吹出口82a〜82dからの空気の吹き出しを停止することが可能であることが好ましい。
熱交換器エリアA22には、仕切部98bのドレンパン36の上方、かつ、ドレンパン36に隣接して利用側熱交換器30が配置されている(図4参照)。利用側熱交換器30は、ドレンパン36の底部36aに隣接して配置されている(図4参照)。
機械室エリアA3には、主に圧縮機10や、屋外空気調和装置100の各種電装品を収容している電装品ボックス2等が配置されている(図3参照)。
ケーシング90の側面には、隣接する支柱の間を塞ぐように、化粧板91が取り付けられている(図1参照)。具体的には、ケーシング90の側面には、支柱92aと支柱92bとの間、支柱92bと支柱92cとの間、支柱92cと支柱92dとの間、支柱92dと支柱92aとの間、をそれぞれ塞ぐように化粧板91が取り付けられている(図1参照)。化粧板91には、メッシュ状に複数の開口が形成されており、開口を通じて空気が流通可能になっている。後述するように熱源側ファン60及び利用側ファン50により外部からケーシング90の内部に取り込まれる空気は、化粧板91に形成された開口(図示省略)を通過してケーシング90の外部から内部に流入する。なお、ケーシング90の各側面には、側面毎に1枚の化粧板が配置されてもよいし、各側面に上下方向及び/又は水平方向に分割された複数の化粧板が配置されてもよい。
なお、屋外空気調和装置100には、4本の支柱92a〜92dの少なくとも1つ(本実施形態では支柱92b)に隣接して、機械室エリアA3から熱源側熱交換器40の高さ位置まで上方に延びる配管スペースPSが形成されることが好ましい。配管スペースPSには、後述する連絡配管20c,20d,20e等が配置される。配管スペースPSを形成するため、概ね正方形状の仕切部98aのドレンパン46の1つの角部が切り欠かれている(図6参照)。本実施形態では、配管スペースPSを形成するため、ドレンパン46の、支柱92bに隣接して配置される角部が切り欠かれている(図6参照)。仕切部98bのドレンパン36についても同様である(図示省略)。熱源エリアA1及び利用エリアA2から配管スペースPSへの空気の流入が抑制されるように、配管スペースPSは、上下方向に延びる仕切板99a,99b,99c(図3及び図5参照)により、熱源側ファン60及び利用側ファン50が生成する気流が通過する空間と仕切られることが好ましい。
(2−2)冷媒回路
屋外空気調和装置100は、上述したように圧縮機10、冷媒流向切換機構12、利用側熱交換器30、膨張機構16、及び熱源側熱交換器40等の機器が配管で接続した冷媒回路20を有する。
ここでは、冷媒回路20における機器の接続について説明する。屋外空気調和装置100は、冷媒回路20を構成する機器を接続する配管として、主に、吸入管20aと、吐出管20bと、第1ガス連絡配管20cと、液連絡配管20dと、第2ガス連絡配管20eと、を含む(図2参照)。
吸入管20aは、冷媒流向切換機構12と圧縮機10の吸入側の配管接続部(図示省略)とを接続する(図2参照)。
吐出管20bは、圧縮機10の吐出側の配管接続部(図示省略)と冷媒流向切換機構12とを接続する(図2参照)。
第1ガス連絡配管20cは、冷媒流向切換機構12と、熱源側熱交換器40のガス側冷媒出入口とを接続する。より具体的には、第1ガス連絡配管20cは、冷媒流向切換機構12と、熱源側熱交換器40の、ガス側に配置される集合管44の冷媒出入口44aと、を接続する(図2参照)。なお、集合管44は、熱源側熱交換器40の後述する複数の冷媒伝熱管43が接続され、第1ガス連絡配管20cを熱源側熱交換器40に向かって流れてきた冷媒を接続されている複数の冷媒伝熱管43に分流させる機構である。また、集合管44は、接続されている複数の冷媒伝熱管43を集合管44に向かって流れてきた冷媒を合流させて、第1ガス連絡配管20cへと流出させる機構である。
液連絡配管20dは、熱源側熱交換器40の液側冷媒出入口と、利用側熱交換器30の液側冷媒出入口と、を接続する。より具体的には、液連絡配管20dは、熱源側熱交換器40の、液側に配置される分流器42の冷媒出入口42aと、利用側熱交換器30の、液側に配置される分流器32の冷媒出入口32aと、を接続する(図2参照)。なお、熱源側熱交換器40が、分流器42に代えて後述する複数の冷媒伝熱管43が(直接又は間接的に)接続される液側集合管(図示省略)を有し、利用側熱交換器30が、分流器32に代えて後述する複数の冷媒伝熱管33が(直接又は間接的に)接続される液側集合管(図示省略)を有する場合には、液連絡配管20dは、熱源側熱交換器40の液側集合管の冷媒出入口と、利用側熱交換器30の液側集合管の冷媒出入口と、を接続する。なお、分流器42/分流器42に代えて設けられる液側集合管は、液連絡配管20dを熱源側熱交換器40に向かって流れてきた冷媒を接続されている複数の冷媒伝熱管43に分流させる機構である。また、分流器42/分流器42に代えて設けられる液側集合管は、接続されている複数の冷媒伝熱管43を分流器42に向かって流れてきた冷媒を合流させて、液連絡配管20dへと流出させる機構である。また、分流器32/分流器32に代えて設けられる液側集合管は、液連絡配管20dを利用側熱交換器30に向かって流れてきた冷媒を接続されている複数の冷媒伝熱管33に分流させる機構である。また、分流器32/分流器32に代えて設けられる液側集合管は、接続されている複数の冷媒伝熱管33を分流器32に向かって流れてきた冷媒を合流させて、液連絡配管20dへと流出させる機構である。液連絡配管20dには、膨張機構16が配置される。
第2ガス連絡配管20eは、利用側熱交換器30のガス側冷媒出入口と、冷媒流向切換機構12と、を接続する。より具体的には、第2ガス連絡配管20eは、利用側熱交換器30のガス側に配置される集合管34の冷媒出入口34aと、冷媒流向切換機構12と、を接続する(図2参照)。なお、利用側熱交換器30の集合管34は、利用側熱交換器30の後述する複数の冷媒伝熱管33が接続され、第2ガス連絡配管20eを利用側熱交換器30に向かって流れてきた冷媒を接続されている複数の冷媒伝熱管33に分流させる機構である。また、利用側熱交換器30の集合管34は、接続されている複数の冷媒伝熱管33を集合管34に向かって流れてきた冷媒を合流させて、第2ガス連絡配管20eへと流出させる機構である。
(2−3)圧縮機
圧縮機10は、冷媒を圧縮する機器である。圧縮機10は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を圧縮して、冷凍サイクルにおける高圧にまで加圧する。
圧縮機10は、タイプを限定するものでは無いが、例えば、ロータリ式やスクロール式等の容積圧縮機である。圧縮機10の圧縮機構(図示せず)は、モータ11(図2参照)によって駆動される。圧縮機10は、装置コストの低減の観点からは、定容量の圧縮機(非インバータ圧縮機)であることが好ましい。ただし、これに限定されるものではなく、圧縮機は、容量可変の圧縮機(インバータ圧縮機)であってもよい。
なお、圧縮機10の吸入側(吸入管20a)には、液冷媒の圧縮機10への流入を抑制するためアキュムレータ(図示せず)が設けられてもよい。アキュムレータを設ける場合、装置コストの低減や装置の小型等の観点から、アキュムレータはできるだけ小型であることが好ましい。
(2−4)冷媒流向切換機構
冷媒流向切換機構12は、圧縮機10から吐出される冷媒の流れ方向を切り換えて、屋外空気調和装置100の運転状態を、第1運転状態と、第2運転状態と、の間で切り換える機構である。第1運転状態では、利用側熱交換器30が蒸発器として機能させられ、熱源側熱交換器40が凝縮器(放熱器)として機能させられる。第2運転状態では、利用側熱交換器30が凝縮器(放熱器)として機能させられ、熱源側熱交換器40が蒸発器として機能させられる。
冷媒流向切換機構12は、冷房/除湿運転時には、屋外空気調和装置100の運転状態を第1運転状態に切り換える。具体的には、冷房/除湿運転時には、冷媒流向切換機構12は、吸入管20aを第2ガス連絡配管20eと連通させ、吐出管20bを第1ガス連絡配管20cと連通させる(図2の冷媒流向切換機構12中の実線参照)。つまり、冷媒流向切換機構12は、冷房/除湿運転時に、圧縮機10の吸入側を吸入管20a及び第2ガス連絡配管20eを通じて利用側熱交換器30のガス側端に連通させ、かつ、圧縮機10の吐出側を吐出管20b及び第1ガス連絡配管20cを通じて熱源側熱交換器40のガス側端に連通させる。
冷媒流向切換機構12は、暖房運転時には、屋外空気調和装置100の運転状態を第2運転状態に切り換える。具体的には、暖房運転時には、冷媒流向切換機構12は、吸入管20aを第1ガス連絡配管20cと連通させ、吐出管20bを第2ガス連絡配管20eと連通させる(図2の冷媒流向切換機構12中の破線参照)。つまり、冷媒流向切換機構12は、暖房運転時に、圧縮機10の吸入側を吸入管20a及び第1ガス連絡配管20cを通じて熱源側熱交換器40のガス側端に連通させ、かつ、圧縮機10の吐出側を吐出管20b及び第2ガス連絡配管20eを通じて利用側熱交換器30のガス側端に連通させる。
本実施形態では、冷媒流向切換機構12は、四路切換弁である。しかし、冷媒流向切換機構12は、四路切換弁に限られるものではなく、複数の電磁弁及び冷媒管を組み合わせ、上記のような冷媒の流れ方向の切り換えを実現できるように構成されてもよい。
(2−5)熱源側熱交換器
熱源側熱交換器40は、冷媒と屋外空気との間で熱交換が行われる熱交換器である。屋外空気調和装置100の運転状態が第1運転状態にある時には、熱源側熱交換器40は凝縮器として機能する。屋外空気調和装置100の運転状態が第2運転状態にある時には、熱源側熱交換器40は蒸発器として機能する。
熱源側熱交換器40では、その液側端に液連絡配管20dが接続されており、そのガス側端に第1ガス連絡配管20cが接続されている。より具体的には、熱源側熱交換器40では、液側に配置される分流器42の冷媒出入口42aに液連絡配管20dが接続され、ガス側に配置される集合管44の冷媒出入口44aに第1ガス連絡配管20cが接続されている(図2参照)。
熱源側熱交換器40は、ガス側に配置される集合管44と、液側に配置される分流器42と、熱交換器本体41と、を主に有する。
熱交換器本体41は、内部を冷媒が流れる冷媒伝熱管43(図3参照)と、多数の伝熱フィン(図示省略)と、を主に有するフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。熱交換器本体41は、図2〜図4に示すように、ドレンパン46の上方に、ドレンパン46と隣接して配置される。なお、熱交換器本体41がドレンパン46と隣接して配置されるとは、熱交換器本体41がドレンパン46の底部46aの上面の近傍に配置されることを意味する。例えば、熱交換器本体41の下端は、ドレンパン46の側壁46bの上端より下方に配置されることが好ましい。また、熱交換器本体41がドレンパン46と隣接して配置されるとは、熱交換器本体41の下端の少なくとも一部と、ドレンパン46の底部46aの上面との間に、他の部材が存在しないことを意味する。
なお、熱源側熱交換器40が蒸発器として機能する時に、熱交換器本体41で生じる結露水や、熱交換器本体41に付着した霜を後述するデフロスト運転時に溶かした時に生じる水や、排気口84等から流入する雨水等は、ドレンパン46に流入する。ドレンパン46に流入した水は、例えば支柱92a〜92dの少なくとも1つの内部に形成される、又は、支柱92a〜92dの少なくとも1つに隣接して配置される、排水経路(図示せず)を介して、屋外空気調和装置100の下部から排出される。
また、屋外空気調和装置100では、機械室エリアA3にドレン水タンク(図示せず)が配置されてもよい。そして、ドレンパン46に流入した水は、例えば支柱92a〜92dの少なくとも1つの内部に形成された又は支柱92a〜92dの少なくとも1つに隣接して配置される排水経路(図示せず)を介してドレン水タンクに流入するよう構成されてもよい。ドレン水タンクは、内部の水の廃水等のために、屋外空気調和装置100から着脱可能であることが好ましい。なお、屋外空気調和装置100は、ドレン水タンクに流入した水を送水するためのポンプ(図示せず)を更に備えてもよい。そして、ドレン水タンクに流入した水は、熱源側熱交換器40が凝縮器として機能する時に、冷媒の冷却を補助するために、ポンプによって熱源側熱交換器40の上部に供給されるように構成されてもよい。
熱交換器本体41は、熱交換部41a及び熱交換部41bを有する(図4参照)。熱交換部41a,41bのそれぞれでは、熱源側ファン60の生成する、ケーシング90の外側からケーシング90の内部に向かう気流Fbの方向に交差する方向に冷媒伝熱管43が並べられている。本実施形態では、熱交換部41a,41bのそれぞれにおいて、上下方向に冷媒伝熱管43が並べられている。そして、熱交換器本体41では、熱交換部41a及び熱交換部41bが、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向に2列に並べて配置される(図4参照)。言い換えれば、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41では、上下方向に並べられた冷媒伝熱管43が、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向に2列に並べて配置される。熱交換部41aは、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向の下流側に(内側に)配置され、熱交換部41bは、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向の上流側に(外側に)配置される(図4参照)。
なお、熱交換器本体41は、熱交換部41a及び熱交換部41bからなる2つの熱交換部群48a,48bを有する(図8参照)。熱交換部群48a,48bは、平面視に置いてL字状に形成され、熱交換部41aが内側に、熱交換部41bが外側に配置されている(図8参照)。2つの熱交換部群48a,48bは、図8のように、熱交換部群48a,48bが四辺形形状を形成するように配置される。この結果、熱源側熱交換器40において、冷媒伝熱管43により、熱源側ファン60の生成する気流Fbが通過する複数の熱交換面HSb1〜HSb4が形成される(図8参照)。熱源側熱交換器40の熱交換面HSb1〜HSb4は、ケーシング90の化粧板91に隣接して配置される。熱源側熱交換器40の熱交換面HSb1〜HSb4と化粧板91との間には他の部材は配置されないことが好ましい。熱交換面HSb1は、屋外空気調和装置100の後方側に配置され、上下方向及び左右方向に広がる。熱交換面HSb2は、屋外空気調和装置100の右方側に配置され、上下方向及び前後方向に広がる。熱交換面HSb3は、屋外空気調和装置100の前方側に配置され、上下方向及び左右方向に広がる。熱交換面HSb4は、屋外空気調和装置100の左方側に配置され、上下方向及び前後方向に広がる。
なお、熱交換部群48bの構造は、熱交換部群48aの構造と同一であることが好ましい。また、各熱交換部群48a,48bを構成する熱交換部41a,41bは、曲げ部分の曲率を除き、その構造が互いに同一であることが好ましい。このように構成されることで、部品の共通化を図ることが可能で、装置コストの低減を図ることができる。
熱源側ファン60が運転されると、熱源側ファン60の生成する気流Fbによりケーシング90の外部から、化粧板91の開口(図示せず)を通過して取り込まれた空気は、熱交換器本体41の熱交換面HSb1〜HSb4を通過し、熱交換器本体41の冷媒伝熱管43の内部を流れる冷媒と熱交換する。熱交換器本体41において冷媒と熱交換した空気は、熱源側ファン60の生成する気流Fbにより、ケーシング90内の上部に配置されたベルマウス64を通過して、ケーシング90の上部に形成された排気口84から上方に排気される。
(2−6)利用側熱交換器
利用側熱交換器30は、冷媒と屋外空気との間で熱交換が行われる熱交換器である。屋外空気調和装置100の運転状態が第1運転状態にある時には、利用側熱交換器30は蒸発器として機能する。屋外空気調和装置100の運転状態が第2運転状態にある時には、利用側熱交換器30は凝縮器として機能する。
利用側熱交換器30では、その液側端に液連絡配管20dが接続されており、そのガス側端に第2ガス連絡配管20eが接続されている。より具体的には、利用側熱交換器30では、液側に配置される分流器32の冷媒出入口32aに液連絡配管20dが接続され、ガス側に配置される集合管34の冷媒出入口34aに第2ガス連絡配管20eが接続されている。
利用側熱交換器30は、ガス側に配置される集合管34と、液側に配置される分流器32と、熱交換器本体31と、を有する。
熱交換器本体31は、内部を冷媒が流れる冷媒伝熱管33(図3参照)と、多数の伝熱フィン(図示省略)と、を有するフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。熱交換器本体31は、図2〜図4に示すように、ドレンパン36の上方に、ドレンパン36と隣接して配置される。なお、熱交換器本体31がドレンパン36と隣接して配置されるとは、熱交換器本体31がドレンパン36の底部36aの上面の近傍に配置されることを意味する。例えば、熱交換器本体31の下端は、ドレンパン36の側壁36bの上端より下方に配置されることが好ましい。また、熱交換器本体31がドレンパン36と隣接して配置されるとは、熱交換器本体31の下端の少なくとも一部と、ドレンパン36の底部36aの上面との間に、他の部材が存在しないことを意味する。
なお、利用側熱交換器30が蒸発器として機能する時に、熱交換器本体31で生じる結露水等は、ドレンパン36に流入する。ドレンパン36に流入した水は、例えば支柱92a〜92dの少なくとも1つの内部に形成される、又は、支柱92a〜92dの少なくとも1つに隣接して配置される、排水経路(図示せず)を介して、屋外空気調和装置100の下部から排出される。
また、屋外空気調和装置100では、機械室エリアA3にドレン水タンク(図示せず)が配置されてもよい。そして、ドレンパン36に流入した水は、例えば支柱92a〜92dの少なくとも1つの内部に形成された又は支柱92a〜92dの少なくとも1つに隣接して配置される排水経路(図示せず)を介してドレン水タンクに流入するよう構成されてもよい。ドレン水タンクは、内部の水の廃水等のために、屋外空気調和装置100から着脱可能であることが好ましい。なお、屋外空気調和装置100は、ドレン水タンクに流入した水を送水するためのポンプ(図示せず)を更に備えてもよい。そして、そして、ドレン水タンクに流入した水は、熱源側熱交換器40が凝縮器として機能する時に、冷媒の冷却を補助するために、ポンプによって熱源側熱交換器40の上部へと供給されるように構成されてもよい。
熱交換器本体31は、熱交換部31a及び熱交換部31bを有する(図4参照)。熱交換部31a,31bのそれぞれでは、利用側ファン50の生成する、ケーシング90の外側からケーシング90の内部に向かう気流Faの方向に交差する方向に冷媒伝熱管33が並べられている。本実施形態では、熱交換部31a,31bのそれぞれにおいて、上下方向に冷媒伝熱管33が並べられている。そして、熱交換器本体31では、熱交換部31a及び熱交換部31bが、利用側ファン50の生成する気流Faの方向に2列に並べて配置される(図4参照)。言い換えれば、利用側熱交換器30の熱交換器本体31では、上下方向に並べられた冷媒伝熱管33が、利用側ファン50の生成する気流Faの方向に2列に並べて配置される。熱交換部31aは、利用側ファン50の生成する気流Faの方向の下流側に(内側に)配置され、熱交換部31bは、利用側ファン50の生成する気流Faの方向の上流側に(外側に)配置される(図4参照)。
なお、熱交換器本体31は、熱交換部31a及び熱交換部31bからなる2つの熱交換部群38a,38bを有する(図7参照)。熱交換部群38a,38bは、平面視に置いてL字状に形成され、熱交換部31aが内側に、熱交換部31bが外側に配置されている(図7参照)。2つの熱交換部群38a,38bは、図7のように、熱交換部群38a,38bが四辺形形状を形成するように配置される。この結果、利用側熱交換器30において、冷媒伝熱管33により、利用側ファン50の生成する気流Faが通過する複数の熱交換面HSa1〜HSa4が形成される(図7参照)。利用側熱交換器30の熱交換面HSa1〜HSa4は、ケーシング90の化粧板91に隣接して配置される。利用側熱交換器30の熱交換面HSa1〜HSa4と化粧板91との間には他の部材は配置されないことが好ましい。熱交換面HSa1は、屋外空気調和装置100の後方側に配置され、上下方向及び左右方向に広がる。熱交換面HSa2は、屋外空気調和装置100の右方側に配置され、上下方向及び前後方向に広がる。熱交換面HSa3は、屋外空気調和装置100の前方側に配置され、上下方向及び左右方向に広がる。熱交換面HSa4は、屋外空気調和装置100の左方側に配置され、上下方向及び前後方向に広がる。
なお、熱交換部群38bの構造は、熱交換部群38aの構造と同一であることが好ましい。また、各熱交換部群38a,38bを構成する熱交換部31a,31bは、曲げ部分の曲率を除き、その構造が互いに同一であることが好ましい。このように構成されることで、部品の共通化を図ることが可能で、装置コストの低減を図ることができる。
利用側ファン50が運転されると、利用側ファン50の生成する気流Faによりケーシング90の外部から、化粧板91の開口(図示せず)を通過して取り込まれた空気は、熱交換器本体31の熱交換面HSa1〜HSa4を通過し、熱交換器本体31の冷媒伝熱管33の内部を流れる冷媒と熱交換する。熱交換器本体31において冷媒と熱交換した空気は、利用側ファン50の生成する気流Faにより、中間板98cの上方に配置されたベルマウス54、利用側ファン50を通過して、吹出エリアA21内に形成される利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPを流れる。そして利用側熱交換器30を通過した空気は、流路FPの一部を構成する吹出口82から、ケーシング90外へと吹き出す。本実施形態では、吹出口82が略直方体形状のケーシング90の4つの側面(前面、後面、右面、左面)に設けられていることから、利用側熱交換器30を通過した空気は、ケーシング90から複数方向に(四方に)吹き出す。なお、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間には、仕切部98aの中空空間110が少なくとも部分的に配置されている。中空空間110が存在することで、利用側熱交換器30で冷却/加熱された空気が、熱源側熱交換器40の熱で加熱/冷却されることが抑制される。
(2−7)膨張機構
膨張機構16は、絞り膨張作用により、冷凍サイクルにおける高圧の冷媒の圧力を下げる機構である。本実施形態では、膨張機構16は電子膨張弁である。ただし、膨張機構16は、開度調節が可能な電子膨張弁に限定されるものではなく、感熱筒と共に用いられる機械式膨張弁であってもよい。また、装置コストの低減等の観点からは、膨張機構16は減圧の程度や流量を調整できないキャピラリチューブであってもよい。
(2−8)熱源側ファン
熱源側ファン60は、熱源側熱交換器40を空気が通過するように気流Fbを生成する機構である。熱源側ファン60は、モータ62により駆動される。モータ62が運転され熱源側ファン60が気流Fbを生成すると、ケーシング90の側面から化粧板91の開口を通過してケーシング90の内部に空気が取り込まれる。本実施形態では、熱源側ファン60が気流Fbを生成すると、吹出口82a〜82dより上方から、化粧板91の開口を通過してケーシング90の内部に空気が取り込まれる。ケーシング90の内部に取り込まれた空気は、熱源側熱交換器40を通過し、その後、熱源側ファン60及びベルマウス64を通過して、ケーシング90の上部の排気口84から流出する。
熱源側ファン60は、本実施形態ではプロペラファンである。ただし、熱源側ファン60の種類はプロペラファンに限定されるものではない。上述したような気流を生成可能であれば、熱源側ファン60のタイプは適宜決定されればよい。例えば、熱源側ファン60は、ターボファンやシロッコファンであってもよい。
また、本実施形態では、熱源側ファン60は、熱源側ファン60が生成する気流Fbの方向において、熱源側熱交換器40より下流側に配置されるが、これに限定されるものではない。空気の流路等の設計に応じて、熱源側ファン60は、熱源側ファン60が生成する気流Fbの方向において、熱源側熱交換器40より上流側に配置されてもよい。
また、本実施形態では、熱源側ファン60は、ケーシング90の上部(熱源側熱交換器40の上方)に配置されるが、熱源側ファン60の配置は、熱源側ファン60のタイプ等に応じて適宜決定されればよい。
(2−9)利用側ファン
利用側ファン50は、利用側熱交換器30を空気が通過するように気流Faを生成する機構である。利用側ファン50は、モータ52により駆動される。モータ52が運転され利用側ファン50が気流Faを生成すると、ケーシング90の側面から化粧板91の開口を通過してケーシング90の内部に空気が取り込まれる。本実施形態では、利用側ファン50が気流Faを生成すると、吹出口82a〜82dより下方から、化粧板91の開口を通過してケーシング90の内部に空気が取り込まれる。ケーシング90の内部に取り込まれた空気は、利用側熱交換器30を通過し、その後、ベルマウス54及び利用側ファン50を通過して、ケーシング90の側面に設けられた吹出口82a〜82dから吹き出される。
利用側ファン50は、本実施形態ではターボファンである。ただし、利用側ファン50の種類はターボファンに限定されるものではない。上述したような気流を生成可能であれば、利用側ファン50のタイプは適宜決定されればよい。例えば、利用側ファン50は、プロペラファンやシロッコファンであってもよい。
また、本実施形態では、利用側ファン50は、利用側ファン50が生成する気流Faの方向において、利用側熱交換器30より下流側に配置されるが、これに限定されるものではない。空気の流路等の設計に応じて、利用側ファン50は、利用側ファン50が生成する気流Faの方向において、熱源側熱交換器40より上流側に配置されてもよい。
また、本実施形態では、利用側ファン50は、利用側熱交換器30より上方の吹出エリアA21に配置されるが、利用側ファン50の配置は、利用側ファン50のタイプ等に応じて適宜決定されればよい。
(2−10)制御装置
制御装置70は、屋外空気調和装置100を構成する各部の動作を制御する。制御装置70は、CPUやメモリ等の部品を有するマイクロコンピュータを含む。制御装置70は、圧縮機10、冷媒流向切換機構12、膨張機構16、利用側ファン50及び熱源側ファン60を含む屋外空気調和装置100の各種部品と電気的に接続されている(図2の破線参照)。また、制御装置70は、屋外空気調和装置100の各部に設けられた図示しない温度センサとも電気的に接続されている。温度センサには、例えば、冷媒回路20の各部の冷媒の温度を計測する温度センサや、外気温度を計測する温度センサ等を含む。なお、コスト低減の観点からは、屋外空気調和装置100には圧力センサが設けられないことが好ましい。ただし、これに限定されるものではなく、屋外空気調和装置100の冷媒回路20の各部に、冷媒の圧力を測定するための圧力センサが設けられてもよい。屋外空気調和装置100に圧力センサが設けられる場合、圧力センサには、例えば、吸入管20aに設けられる吸入圧センサや、吐出管20bに設けられる吐出圧センサを含む。制御装置70は、マイクロコンピュータにおいて、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することで、屋外空気調和装置100の動作の制御を行う。
なお、本実施形態の制御装置70は、屋外空気調和装置100の動作を制御する制御装置の一例にすぎない。制御装置は、本実施形態の制御装置70が発揮する機能と同様の機能を、論理回路等のハードウェアにより実現してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実現してもよい。
次に、制御装置70により制御される屋外空気調和装置100の冷房/除湿運転時、暖房運転時、デフロスト運転時の動作について説明する。
<冷房/除湿運転>
操作スイッチ(図示せず)等からの指示によって冷房/除湿運転の指示がなされると、制御装置70は、屋外空気調和装置100の運転状態が第1運転状態になるように冷媒流向切換機構12を制御する(図2の冷媒流向切換機構12中の実線参照)。また、制御装置70は、圧縮機10、熱源側ファン60及び利用側ファン50の運転を開始し、圧縮機10、膨張機構16、熱源側ファン60及び利用側ファン50の動作を適宜制御する。
このように屋外空気調和装置100の動作が制御される結果、冷媒回路20内の冷凍サイクルにおける低圧のガス冷媒は、圧縮機10に吸入されて圧縮され、冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒となる。圧縮機10で圧縮されたガス冷媒は、冷媒流向切換機構12を通じて熱源側熱交換器40に送られる。熱源側熱交換器40に送られた冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒は、凝縮器として機能する熱源側熱交換器40において、熱源側ファン60によって供給される屋外空気と熱交換を行って冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となる。一方、凝縮器として機能する熱源側熱交換器40で加熱された空気は、ケーシング90の上部の排気口84からケーシング90外へと排出される。熱源側熱交換器40で凝縮した液冷媒は、膨張機構16で減圧されて膨張し、利用側熱交換器30に送られる。利用側熱交換器30に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、蒸発器として機能する利用側熱交換器30において、利用側ファン50によって供給される屋外空気と熱交換を行って蒸発し、低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、第2ガス連絡配管20e及び吸入管20aを通じて圧縮機10に送られ、圧縮機10に再び吸入される。一方、蒸発器として機能する利用側熱交換器30で冷却された空気は、ケーシング90の側面の吹出口82a〜82dを通ってケーシング90の四方へと吹き出す。
<暖房運転>
操作スイッチ(図示せず)等からの指示によって暖房運転の指示がなされると、制御装置70は、屋外空気調和装置100の運転状態が第2運転状態になるように冷媒流向切換機構12を制御する(図2の冷媒流向切換機構12中の破線参照)。また、制御装置70は、圧縮機10、熱源側ファン60及び利用側ファン50の運転を開始し、圧縮機10、膨張機構16、熱源側ファン60及び利用側ファン50の動作を適宜制御する。
このように屋外空気調和装置100の動作が制御される結果、冷媒回路20内の低圧の冷凍サイクルにおけるガス冷媒は、圧縮機10に吸入されて圧縮され、冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒となる。圧縮機10で圧縮されたガス冷媒は、冷媒流向切換機構12を通じて利用側熱交換器30に送られる。利用側熱交換器30に送られた冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒は、凝縮器として機能する利用側熱交換器30において、利用側ファン50によって供給される屋外空気と熱交換を行って冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となる。一方、凝縮器として機能する利用側熱交換器30で加熱された空気は、ケーシング90の側面の吹出口82a〜82dを通ってケーシング90の四方へと吹き出す。利用側熱交換器30で凝縮した液冷媒は、膨張機構16で減圧されて膨張し、熱源側熱交換器40に送られる。熱源側熱交換器40に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、蒸発器として機能する熱源側熱交換器40において、熱源側ファン60によって供給される屋外空気と熱交換を行って蒸発し、低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、第1ガス連絡配管20c及び吸入管20aを通じて圧縮機10に送られ、圧縮機10に再び吸入される。一方、蒸発器として機能する熱源側熱交換器40で冷却された空気は、ケーシング90の上部の排気口84からケーシング90外へと排出される。
<デフロスト運転>
屋外空気調和装置100の暖房運転時に、温度センサにより計測される熱源側熱交換器40を流れる冷媒の温度が所定温度を下回ると、及び/又は、暖房運転の継続時間が所定時間を超えると、制御装置70は、屋外空気調和装置100の運転状態が第1運転状態になるように冷媒流向切換機構12を制御する(図2の冷媒流向切換機構12中の実線参照)。デフロスト運転時の冷媒回路20における冷媒の流れは、冷房/除湿運転時の冷媒回路20における冷媒の流れと同様である。また、制御装置70は、圧縮機10、膨張機構16、熱源側ファン60及び利用側ファン50の動作を適宜制御する。
このように屋外空気調和装置100の動作が制御される結果、圧縮機10で圧縮された高温のガス冷媒は、熱源側熱交換器40に送られ、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41に付着した霜を溶かす。制御装置70は、図示しない温度センサにより計測される熱源側熱交換器40を流れる冷媒の温度が所定温度を上回ると、及び/又は、デフロスト運転の継続時間が所定時間を超えると、暖房運転に復帰する。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態の屋外空気調和装置100は、冷媒回路20と、利用側ファン50と、熱源側ファン60と、屋外に設置されるケーシング90と、仕切部98aと、を備える。冷媒回路20は、冷媒を圧縮する圧縮機10と、利用側熱交換器30と、熱源側熱交換器40と、を含む。利用側ファン50は、利用側熱交換器30を空気が通過するように気流Faを生成する。熱源側ファン60は、熱源側熱交換器40を空気が通過するように気流Fbを生成する。ケーシング90は、利用側熱交換器30、熱源側熱交換器40、利用側ファン50、及び熱源側ファン60を収容する。仕切部98aは、ケーシング90内に形成される利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと、熱源側熱交換器40との間に配置される。仕切部98aは、中空空間110を形成している。中空空間110は、ケーシング90内に形成される利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間に配置される。
本実施形態の屋外空気調和装置100では、利用側熱交換器30を通過した後の空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間に中空空間110が配置される。そのため、中空空間110により、熱源側熱交換器40の熱が直接的に利用側熱交換器30を通過した空気に伝わることを抑制できる。つまり、中空空間110により、利用側熱交換器30により冷却/加熱された空気の、熱源側熱交換器40の熱による加熱/冷却を抑制することができる。
(3−2)
本実施形態の屋外空気調和装置100では、流路FPを通過した空気は、ケーシング90から複数方向に吹き出す。
利用側熱交換器30で熱交換を行った空気がケーシング90から複数方向に吹き出される場合に、利用側熱交換器30を通過した空気が熱源側熱交換器40の熱の影響を受けると、場所によって吹き出す空気の温度に差ができ、いわゆる温度ムラが生じるおそれがある。ここでは、利用側熱交換器30を通過した後の空気の流路FPと熱源側熱交換器40との間に中空空間110が配置されるため、温度ムラの発生を抑制することができる。
(3−3)
本実施形態の屋外空気調和装置100では、流路FPは、利用側熱交換器30を通過した空気がケーシング90外へと吹き出す吹出口82を含む。吹出口82と熱源側熱交換器40とは上下方向に異なる位置に配置される。中空空間110は、上下方向において、吹出口82と熱源側熱交換器40との間に配置される。
本実施形態の屋外空気調和装置100では、利用側熱交換器30を通過した後の空気がケーシング90外へと吹き出す直前に通過する吹出口82と熱源側熱交換器40との間に中空空間110が配置される。そのため、利用側熱交換器30により冷却/加熱された空気に対する、熱源側熱交換器40の熱の悪影響が抑制されやすい。
(3−4)
本実施形態の屋外空気調和装置100では、中空空間110は、少なくとも部分的に、吹出口82と熱源側熱交換器40との間に、吹出口82及び熱源側熱交換器40に隣接して配置される。
本実施形態の屋外空気調和装置100では、吹出口82と熱源側熱交換器40とが近くに配置される場合であっても、これらに隣接して配置される中空空間110によって、吹出口82から吹き出す直前の空気に対する熱源側熱交換器40の熱による悪影響が抑制されやすい。
(3−5)
本実施形態の屋外空気調和装置100では、仕切部98aは熱源側熱交換器40の下方に配置される。仕切部98aの上面は、ドレン受け(ドレンパン46)として機能する。
本実施形態の屋外空気調和装置100では、仕切部98aの上面がドレンパン46としても機能するので、部品点数を抑制することができる。
また、ドレンパン46に水が存在する場合、利用側熱交換器30を通過した後の空気の流路FPに対する熱源側熱交換器40の熱の影響がより抑制されやすい。
(4)変形例
以下に、上記実施形態の変形例を示す。なお、ここに示す各変形例の一部の構成又は全部の構成は、矛盾のない範囲で、他の変形例と組合せて適用されてもよい。
(4−1)変形例A
上記実施形態では、利用側熱交換器30及び熱源側熱交換器40は、フィン・アンド・チューブ型の熱交換器であるが、これに限定されるものではなく、他のタイプの熱交換器であってもよい。例えば、利用側熱交換器30及び熱源側熱交換器40は、冷媒伝熱管としての複数の扁平管(扁平多孔管)と、扁平管に差し込まれた複数のフィンと、を備えたマイクロチャネル型の熱交換器であってもよい。
(4−2)変形例B
上記実施形態では、熱源側熱交換器40において、熱交換部41a,41bが、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向に2列並べて配置される(図4参照)。言い換えれば、熱源側熱交換器40では、上下方向に並べられた冷媒伝熱管43が、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向に2列に並べて配置される。ただし、これに限定されるものではなく、熱源側熱交換器40は、単一の熱交換部を有し、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向に1列だけ冷媒伝熱管43が配置されてもよい。
また、他の例では、熱源側熱交換器40は、熱源側ファン60の生成する気流Fbの方向に3列以上の冷媒伝熱管43(熱交換部)が並べて配置されてもよい。
同様に、上記実施形態では、利用側熱交換器30において、熱交換部31a,31bが、利用側ファン50の生成する気流Faの方向に2列並べて配置される(図4参照)。言い換えれば、利用側熱交換器30では、上下方向に並べられた冷媒伝熱管33が、利用側ファン50の生成する気流Faの方向に2列に並べて配置される。ただし、これに限定されるものではなく、利用側熱交換器30は、単一の熱交換部を有し、利用側ファン50の生成する気流Faの方向に1列だけ冷媒伝熱管33が配置されてもよい。
また、他の例では、利用側熱交換器30は、利用側ファン50の生成する気流Faの方向に3列以上の冷媒伝熱管33(熱交換部)が配置されてもよい。
(4−3)変形例C
上記実施形態では、熱源側熱交換器40において、平面視でL字状に形成された2つの熱交換部群48a,48bが四辺形形状を形成するように配置されており、4つの熱交換面HSb1〜HSb4を有するがこれに限定されるものではない。
例えば、熱源側熱交換器40は、平面視でU字状に形成された単一の熱交換部群を有し、3つの熱交換面を有するものであってもよい。言い換えれば、熱源側ファン60が運転された時に、熱源側熱交換器40を通過する空気は、平面視において四角形状のケーシング90の3つの面から取り込まれてもよい。
また、熱源側熱交換器40は、平面視でL字状に形成された単一の熱交換部群を有し、2つの熱交換面を有するものであってもよい。言い換えれば、熱源側ファン60が運転された時に、熱源側熱交換器40を通過する空気は、平面視において四角形状のケーシング90の2つの面から取り込まれてもよい。
また、熱源側熱交換器40は、平面視でI字状に形成された単一の熱交換部群を有し、1つの熱交換面を有するものであってもよい。言い換えれば、熱源側ファン60が運転された時に、熱源側熱交換器40を通過する空気は、平面視において四角形状のケーシング90の1つの面から取り込まれてもよい。
また、熱源側熱交換器40は、平面視において全体として多角形形状(例えば、五角形形状、六角形形状等)に形成され、5つ以上の熱交換面を有するものであってもよい。
利用側熱交換器30についても同様である。説明は省略する。
(4−4)変形例D
上記実施形態では、熱源側熱交換器40において、平面視でL字状に形成された2つの熱交換部群48a,48bが四辺形形状を形成するように配置されているがこれに限定されるものではない。例えば、熱源側熱交換器40は、平面視で四辺形形状(ロの字状)に形成された単一の熱交換部群を有するものであってもよい。
利用側熱交換器30についても同様である。説明は省略する。
(4−5)変形例E
上記実施形態では、平面視において四角形形状のケーシング90の4つの側面の全てに、それぞれ吹出口82a〜82dが形成されている場合について説明した。ただし、これに限定されるものではなく、平面視において四角形形状のケーシング90の4つの側面の一部には吹出口が形成されなくてもよい。そして、屋外空気調和装置100は、利用側熱交換器30を通過した空気を、ケーシング90から3方向又は2方向に吹き出すように構成されてもよい。また、他の例では、屋外空気調和装置100は、利用側熱交換器30を通過した空気を、ケーシング90から1方向に吹き出すように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、平面視において四角形形状のケーシング90の側面のそれぞれに独立した単一の吹出口82a〜82dが形成される。ただし、これに限定されるものではなく、ケーシング90には、2つ以上の側面にわたる吹出口が形成され、各吹出口からは2方向以上に空気が吹き出すように構成されてもよい。
例えば、ケーシング90には、前面と左面とにわたる吹出口と、後面と右面とにわたる吹出口と、が形成され、前面と左面とにわたる吹出口からは前方及び左方(左前方を含む)に空気が吹き出し、後面と右面とにわたる吹出口からは後方及び右方(右後方を含む)に空気が吹き出してもよい。
また、例えば、ケーシング90には、その全周にわたって単一の吹出口が形成され、平面視に置いて、ケーシング90から全方位(360°)に空気が吹き出すように構成されてもよい。
(4−6)変形例F
上記実施形態では、利用側熱交換器30は熱源側熱交換器40の下方に配置されているが、これに限定されるものではない。
例えば、利用側熱交換器30は、上記実施形態とは逆に、熱源側熱交換器40の上方に配置され、吹出口82が利用側熱交換器30と熱源側熱交換器40との間に配置されてもよい。このように構成される場合であって、利用側熱交換器30を通過した流路FPと熱源側熱交換器40との間に上述するような中空空間が配置される場合には、上述した構成と同様の効果が得られる。なお、利用側熱交換器30を熱源側熱交換器40の上方に配置する場合、冷房/除湿運転時に次のようなメリットがある。冷房/除湿運転時には、蒸発器として機能する利用側熱交換器30において凝縮水が発生する。この凝縮水を熱源側熱交換器40に垂らす事で、屋外空気調和装置100の効率が向上する。利用側熱交換器30を熱源側熱交換器40の上方に配置することで、ポンプを利用せずとも利用側熱交換器30において発生した凝縮水を熱源側熱交換器40上に供給することができる。
また、例えば、吹出口82と熱源側熱交換器40とが同一高さに存在するような場合であっても、利用側熱交換器30を通過した流路FPと熱源側熱交換器40との間に、上述するような中空空間が配置される場合には、上述した構成と同様の効果が得られる。
(4−7)変形例G
上記実施形態では、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の直下の全域にわたって、ドレンパン46の底部46a及び第1部材47の底板部47cが配置されている。言い換えれば、上記実施形態では、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の直下の全域にわたって、中空空間110が配置されている。
ただし、これに限定されるものではなく、熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の直下であっても、中空空間110が配置されていない部分が存在してもよい。ただし、利用側熱交換器30により冷却/加熱された空気の、熱源側熱交換器40の熱による加熱/冷却を抑制するという観点からは、平面視における熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の面積に対し、50%以上のエリアの直下には、中空空間110が配置されることが好ましい。平面視における熱源側熱交換器40の熱交換器本体41の面積に対し、85%以上のエリアの直下には、中空空間110が配置されることが更に好ましい。
また、上記実施形態では、吹出口82a〜82dの直上の全域にわたって、ドレンパン46の底部46a及び第1部材47の底板部47cが配置されている。言い換えれば、上記実施形態では、吹出口82a〜82dの直上の全域にわたって、中空空間110が配置されている。
ただし、これに限定されるものではなく、吹出口82a〜82dの直上であっても、中空空間110が配置されていない部分が存在してもよい。ただし、利用側熱交換器30により冷却/加熱された空気の、熱源側熱交換器40の熱による加熱/冷却を抑制するという観点からは、吹出口82a〜82dの上縁部82aa〜82daの全長に対し、50%の長さにわたって、吹出口82a〜82dの直上に中空空間110が配置されることが好ましい。また、吹出口82a〜82dの上縁部82aa〜82daの全長に対し、85%以上の長さにわたって、吹出口82a〜82dの直上に中空空間110が配置されることが好ましい。
(4−8)変形例H
上記実施形態では、利用側ファン50のモータ52が配置される空間S1、すなわちドレンパン46の底部46aの凹部46aaにより形成される空間は、第1部材47により囲まれていない。言い換えれば、上記実施形態では、少なくとも凹部46aaにおいて、熱源エリアA1と吹出エリアA21との間には、ドレンパン46だけしか配置されない。しかし、図9のように構成して、空間S1も含む領域を中空空間として利用してもよい。
図9に示すように仕切部298aは、ドレンパン46と、平面視においてモータ52と同一の形状の穴(図示せず)が中央部に形成された第1部材247と、を有するものであってもよい。この場合には、空間S1も領域に含む中空空間210を形成することができ、利用側熱交換器30を通過した空気の流路FPと、熱源側熱交換器40や熱源側熱交換器40を通過した空気の流路との間の断熱がされやすく、利用側熱交換器30により冷却/加熱された空気が、熱源側熱交換器40の熱により加熱/冷却されにくい。
(4−9)変形例I
上記実施形態では、ドレンパン46と第1部材47とにより中空空間110が形成されるが、これに限定されるものではない。例えば、仕切部98aは、ドレンパン36の下面に固定される、中空状に形成された(中空区間が内部に形成された)中空空間形成部材を有するものであってもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10 圧縮機
12 冷媒流向切換機構
20 冷媒回路
30 利用側熱交換器
40 熱源側熱交換器
50 利用側ファン(第1ファン)
60 熱源側ファン(第2ファン)
82(82a,82b,82c,82d) 吹出口
90 ケーシング
98a,298a 仕切部
100 屋外空気調和装置
110,210 中空空間
FP 流路
実開平1−125933号公報

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(10)と、利用側熱交換器(30)と、熱源側熱交換器(40)と、を含む冷媒回路(20)と、
    前記利用側熱交換器を空気が通過するように気流を生成する第1ファン(50)と、
    前記熱源側熱交換器を空気が通過するように気流を生成する第2ファン(60)と、
    前記利用側熱交換器、前記熱源側熱交換器、前記第1ファン、及び前記第2ファンを収容する屋外に設置されるケーシング(90)と、
    前記ケーシング内に形成される前記利用側熱交換器を通過した空気の流路(FP)と前記熱源側熱交換器との間に配置される中空空間(110,210)、を形成している仕切部(98a,298a)と、
    を備える、屋外空気調和装置(100)。
  2. 前記流路を通過した空気は、前記ケーシングから複数方向に吹き出す、
    請求項1に記載の屋外空気調和装置。
  3. 前記流路は、前記利用側熱交換器を通過した空気が前記ケーシング外へと吹き出す吹出口(82)を含み、
    前記吹出口と前記熱源側熱交換器とは上下方向に異なる位置に配置され、
    前記中空空間は、上下方向において、前記吹出口と前記熱源側熱交換器との間に配置される、
    請求項1又は2に記載の屋外空気調和装置。
  4. 前記流路は、複数の前記吹出口(82a〜82d)を含む、
    請求項3に記載の屋外空気調和装置。
  5. 前記中空空間は、少なくとも部分的に、前記吹出口と前記熱源側熱交換器との間に、前記吹出口及び前記熱源側熱交換器に隣接して配置される、
    請求項3又は4に記載の屋外空気調和装置。
  6. 前記吹出口は、前記熱源側熱交換器と前記利用側熱交換器との間に配置される、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の屋外空気調和装置。
  7. 前記仕切部は前記熱源側熱交換器の下方に配置され、
    前記仕切部の上面はドレン受けとして機能する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の屋外空気調和装置。
  8. 前記圧縮機から吐出される冷媒の流れ方向を切り換えて、前記屋外空気調和装置の運転状態を、前記利用側熱交換器を蒸発器として機能させ、前記熱源側熱交換器を放熱器として機能させる第1運転状態と、前記利用側熱交換器を放熱器として機能させ、前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させる第2運転状態と、の間で切り換える冷媒流向切換機構(12)を更に備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の屋外空気調和装置。
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