JP2020002655A - 便器装置 - Google Patents
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Abstract
Description
便器装置1は、外部の給水源から給水された便器を洗浄する洗浄水と、洗剤を混合して生成した泡とを吐出して洗浄する装置である。図1に示すように、便器装置1は、便器部10と、機能部30と、薬剤供給装置としての洗剤供給装置20と、を備える。
後部上面カバー303は、ベースプレート31とともに後述するタンク4及びタンク収容部5を覆う。
図2に示すように、洗剤供給装置20は、洗剤、水及び空気を混合して泡を生成し、吐出する装置である。洗剤供給装置20は、洗剤を貯留するタンク4と、泡発生用給水路21と、泡生成部22と、薬剤供給路としての第1ホース23と、泡ポンプ24と、第2ホース25と、空気供給管26と、泡供給管27とを有する。洗剤供給装置20のうちタンク4は、機能部30のタンク収容部5に収容されており、他の構成部材(泡発生用給水路21、泡生成部22と、第1ホース23、泡ポンプ24、第2ホース25、空気供給管26、泡供給管27)は、便器部10に配置されている。
泡生成部22は、泡発生用給水路21に接続され、洗剤及び空気の供給を受ける。泡生成部22は、洗剤及び泡発生用給水路21から供給される泡発生用の水に、空気を混入し微細化して微細気泡を含有させ、泡を生成するエゼクタである。
第1ホース23は、上流端がタンク4の流出口部42に接続され、タンク4に貯留されている洗剤を泡生成部22へ供給するフレキシブルな管である。第1ホース23は、以下に説明する泡ポンプ24及び第2ホース25を介して泡生成部22に接続される。
泡ポンプ24は、第1ホース23の下流端に接続され、第1ホース23に接続されたタンク4から洗剤を吸引するポンプである。
第2ホース25は、泡ポンプ24と泡生成部22とを接続するフレキシブルな管であり、泡ポンプ24により吸引された洗剤を泡生成部22へ供給する。
空気供給管26は、泡生成部22に接続され、泡を発生させるための空気を泡生成部22に供給する管である。
泡供給管27は、便鉢11aに泡を吐出するように配置される。泡生成部22で生成された泡は、洗浄タンク12から排出される洗浄水とともに便器部10の便鉢11aへ排出される。泡は、便鉢11aの下部の貯留部(図示せず)に流れ、水よりも軽い泡によって貯留部の水面を覆う。
図3に示すように、支持面55から第1凹部51における開口部のすぐ下方の側面にかけて、後述するタンク4の把手部47が嵌まる溝部550が形成される。溝部550については、後述する。
ボス62は、取り付け凹部32の中央部上方に突出するように形成される。
貫通孔61は、ボス62の周囲に形成され、ボス62と貫通孔61の外側にある受け皿部6の底面部とは、部分的に繋がっている。
底面部402は、下り傾斜する傾斜面を有する。傾斜面は、下部収容部40aの側面の下端から、以下に説明する流出口部42の上端に向かって緩やかに傾斜する。
図6は、ストレーナキャップ44の斜視図である。図6に示すように、ストレーナキャップ44は、キャップ部45と、ストレーナ46とを有する。
フィルタ461は、開閉弁43のバネに干渉しないようにドーム状に上部に向かって延び、上部が丸く湾曲している。
枠部462は、ドーム状のフィルタ461に沿って配置される。枠部462は、幅の狭い平坦な板が、十字に交差して、キャップ部45における底部452の内側の面452bの上に取り付けられている。
ディスク部431は、ストレーナキャップ44の接続管453に配置される円形状の基部である。ディスク部431は、接続管453内の支持部453aの下流側に位置している。
シャフト433は、ディスク部431の中心から上方向に延びる円柱状の軸部である。
バネ432は、シャフト433の周囲に取り付けられるコイルバネである。
シールパッキン434は、シャフト433の上部側に取り付けられる略円形の弾性部材であり、底部452の貫通孔452aよりも径が大きい。
タンク4を持ち上げて機能部30から取り出すと、流出口部42の突出部421がディスク部431を上に押し上げていたボス62から離れるので、シールパッキン434が下がり、底部452の貫通孔452aを塞ぐ。このように、開閉弁43は、流出口部42が第1ホースから取り外されると閉弁するので、洗剤は零れ落ちない。
軸部本体部471aは、上部収容部40bに直接接続される円柱体である
大径部471bは、軸部本体部471aの先端側に配置される軸部本体部471aよりも径の大きな円盤状の部分である。
ロック突起471cは、軸部471の先端側に配置され、大径部471bから突出する略半円円弧状の突起である。ロック突起471cは、軸部本体部471aの回動に伴って、タンク収容部5の開口の周縁(開口近傍の側面)に係合する係合部となる。
ロック機構は、タンク本体40がタンク収容部5内に収容された状態で、タンク本体40をロックして上方に移動して開閉弁43が開弁することを規制する。ロック機構は、係合部となる把手部47のロック突起471cと、支持面55に形成された溝部550により構成される。
四半円部552bは、帯状部552aの下端に形成される四半円形の切欠きである。四半円部552bは、帯状部552aの長手方向の縁のうち一方側が、帯状部552aから連続して直線状に延び、帯状部552aの長手方向の縁のうち他方側が帯状部552aの延びる方向に略直交する方向に屈曲して突出部552cを形成する。突出部552cの突出端から、帯状部552aの一方側の縁の下端に向かって弧を描くことで、四半円部552bが形成される。
便器装置1を、便鉢11aに供給する洗剤を収容するタンク本体40、及びタンク本体40の下部に設けられ薬剤が流出する流出口部42を有するタンク4と、流出口部42に接続され、洗剤を供給する第1ホース23と、流出口部42に接続されると開弁し、流出口部42が第1ホース23から取り外されると閉弁する開閉弁43と、タンク本体40をロックして上方に移動することを規制するロック機構と、を含んで構成した。
洗剤をタンク本体40の下部から流出させるように構成した場合、タンク本体40内の洗剤の容量が少なくなると、タンク本体40が浮き上がりやすくなり、第1ホース23との接続が難しくなることが考えられる。しかし、洗剤供給装置20は、タンク本体40をロックして上方に移動することを規制するロック機構を含んでいるので、タンク本体40内の洗剤の容量が少なくなっても、タンク本体40が浮き上がることを防止することができ、洗剤を安定して供給できる。
タンク本体40をタンク収容部5に収容させるだけで、タンク本体40及びタンク収容部5が互いに係合する。又は、タンク収容部の開口の上部にタンク本体40の移動を規制する部材が配置されているので、タンク収容部5に収容された状態のタンク4が上方に移動できなくなる。このように、簡易な構成でタンク本体40の浮き上がりを防止することができるので、流出口部42をタンク本体40の下部に配置しても、確実に洗剤を流出させることができる。
図8は、他の実施形態に係るロック機構の模式図である。他の実施形態では、把手部47の持ち手部473の構成が上記の実施形態と異なる。
あるいは、周囲に配置する部材との関係によって、支持面55は、ベースプレート31と連続しない面に配置されていてもよい。
4 タンク(薬剤タンク)
5 タンク収容部
11a 便鉢
20 洗剤供給装置(薬剤供給装置)
22 泡生成部
23 第1ホース(薬剤供給路)
40 タンク本体
42 流出口部
43 開閉弁
47 把手部
50 凹部
303 後部上面カバー(タンクカバー)
471 軸部
472 一対の延出部
473 持ち手部
471c ロック突起(係合部、突起)
478 頂部
550 溝部
552 第2溝部(鉤状の切欠き)
Claims (6)
- 便鉢に供給する薬剤を収容するタンク本体、及び前記タンク本体の下部に設けられ前記薬剤が流出する流出口部を有する薬剤タンクと、
前記流出口部に接続され、前記薬剤を供給する薬剤供給路と、
前記流出口部に接続されると開弁し、前記流出口部が前記薬剤供給路から取り外されると閉弁する開閉弁と、
前記タンク本体をロックして上方に移動することを規制するロック機構と、を備える便器装置。 - 前記タンク本体を収容する開口を有するタンク収容部をさらに備え、
前記ロック機構は、前記タンク本体を前記タンク収容部に収容することで前記タンク本体及び前記タンク収容部が互いに係合するか、又は前記開口の上部に規制部材が配置されることにより、前記タンク本体の移動を規制するものである、請求項1に記載の便器装置。 - 前記薬剤タンクは、前記タンク本体に取り付けられる把手部を有し、
前記ロック機構は、前記把手部を含む、請求項2に記載の便器装置。 - 前記把手部は、前記タンク本体から突出して回動可能な軸部及び前記軸部の回動に伴って前記開口の周縁に形成される溝部に係合する係合部を有し、
前記ロック機構は、前記係合部及び前記溝部により構成される、請求項3に記載の便器装置。 - 前記タンク収容部は、前記薬剤タンクを収容する凹部を有し、
前記溝部は、前記凹部の側面における前記開口の近傍に形成され、
前記溝部は、前記係合部が係合すると前記薬剤タンクが上方に移動することを規制する鉤状の切欠きを有し、
前記係合部は、前記軸部の先端に配置される突起により構成される、請求項4に記載の便器装置。 - 前記薬剤タンクの上部を覆うタンクカバーをさらに有し、
前記把手部は、
前記タンク本体における一対の対向する側面に沿って延出する一対の延出部と、
前記一対の延出部同士を接続する持ち手部と、
前記一対の延出部の前記タンク本体に接続される基端側に設けられ、前記タンク収容部から前記開口の周縁側に向かって突出し、前記周縁に設けられた溝部に回動可能に軸支される軸部と、を有し、
前記持ち手部は、前記把手部を前記タンク本体から離間するように起こした位置で、側面視で上面が幅方向の一方の端部から他方の端部に向かって上り傾斜し、頂部の角度が鋭角となっている、請求項3に記載の便器装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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2018
- 2018-06-28 JP JP2018123548A patent/JP7051612B2/ja active Active
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