JP2020002049A - 外用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、メントールを含む外用組成物の冷感持続性を効率的に向上させる製剤処方を提供することを目的とする。【解決手段】(A)メントールと(B)コハク酸モノメンチルとを含有する外用組成物は、冷感持続性を効率的に向上させることができる。前記(A)成分の含有量は、0.001〜0.3重量%であってよい。(A)メントールと(B)コハク酸モノメンチルとともに、さらに(C)両親媒性エステルを含有する外用組成物は、持続する冷感強度を増強させることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、冷感持続性が向上した外用組成物に関する。
メントールはハッカ特有の清涼な香味を有し、歯磨剤、口中清涼剤、洗口剤などの口腔用組成物に使用されている。また、メントールは冷涼感(冷感)を示し、さっぱりとした使用感が得られることから、化粧料組成物にも使用されている。このように、メントールは極めて有用性の高い感覚刺激物質として知られている。
メントールは油溶性成分であるため、エタノールと併用されることによって水系製剤への溶解性が高まることが知られている。水系製剤への溶解性が高まることで冷感効果も高まるため、メントールとエタノールとの併用系は多くの水系製剤に応用されている。
さらに、エタノールとの併用以外にも、メントールがもたらす冷感の持続性を向上させる処方が種々検討されている。例えば、特許文献1には、口腔用組成物等において、メントール及びエタノールと共に、2−メチル−3−(l−メンチルオキシ)プロパン−1,2−ジオールを併用することで、清涼感の持続性が高められたことが記載されている。また、特許文献2には、メントールと、メンチル基及びOH基を有する化合物(メントキシプロパンジオール)と、ピロリドンカルボン酸メンチルとを併用した皮膚外用組成物が、冷感の持続性に優れることが記載されている。
特開平09−217083号公報 特開2014−201552号公報
メントールと冷感持続性を高める成分とを含む組成物は、メントールの含有量が多くなるほど冷感及びその持続性が高まる傾向にある。一方で、メントールの含有量が多い場合、メントールによる強すぎる皮膚刺激やメントール自体の成分臭が忌避される場合もある。このため、たとえメントールの含有量が少量であっても冷感持続性を効果的に高められるような、効率的な冷感持続性が得られる処方が求められる。
本発明は、メントールを含む外用組成物の冷感持続性を効率的に向上させる製剤処方を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討の結果、メントールを含む外用組成物において、コハク酸モノメンチルを共存させることによって、冷感持続性を効率的に向上できることを見出した。さらに、メントール及びコハク酸モノメンチルとともに、両親媒性エステルを共存させることによって、両親媒性エステル自体に冷感強度が無いにも関わらず、持続する冷感強度を増強できることも見出した。本発明は、これらの知見に基づいてさらに検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)メントールと(B)コハク酸モノメンチルとを含有する、外用組成物。
項2. 前記(A)成分の含有量が、0.001〜0.3重量%である、項1に記載の外用組成物。
項3. 前記(B)成分の含有量が、0.001〜0.02重量%である、項1又は2に記載の外用組成物。
項4. (C)両親媒性エステルをさらに含有する、項1〜3のいずれかに記載の外用組成物。
項5. 前記(C)成分が、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルおよび(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10よりなる群から選ばれる、項4に記載の外用組成物。
項6. 前記ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルが、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールである、項5に記載の外用組成物。
項7. 前記(A)成分1重量部当たりの前記(C)成分の含有量が、80〜600重量部である、項4〜6のいずれかに記載の外用組成物。
項8. 皮膚に適用された後に洗い流して使用される、項1〜7のいずれかに記載の外用組成物。
項9. (A)メントールを含む外用組成物における冷感持続性を向上させる方法であって、
外用組成物に、前記(A)成分とともに、(B)コハク酸モノメンチルを配合する、冷感持続性向上方法。
項10. 前記(A)成分及び前記(B)成分とともに、さらに(C)両親媒性エステルを配合する、項9に記載の冷感持続性向上方法。
本発明によれば、メントールを含む外用組成物の冷感持続性を効率的に向上させる製剤処方を提供することができるため、メントールの含有量が少ない場合でも、効果的に冷感持続性を向上させることができる。
1.外用組成物
本発明の外用組成物は、(A)メントール(以下、(A)成分と表記することがある)と(B)コハク酸モノメンチル(以下、(B)成分と表記することがある)とを含有することを特徴とする。以下、本発明の外用組成物について詳述する。
(A)メントール
本発明の外用組成物は、(A)成分としてメントールを含む。メントールは、冷感を生じさせる清涼化剤として公知の成分である。
メントールとしては、d体、l体、dl体のいずれであってもよいが、好ましくはl体、dl体が挙げられ、より好ましくはl体が挙げられる。また、メントールとして、メントールを含む精油を使用してもよい。
本発明の外用組成物中の(A)成分の含有量としては、付与すべき冷感や冷感持続性に応じて適宜決定すればよく、特に限定されるものではない。メントールによる強すぎる皮膚刺激やメントール自体の成分臭を抑制する観点から、好ましくは0.001〜0.3重量%が挙げられる。本発明の外用組成物は、冷感持続性を効率的に向上させることができるため、このように(A)成分の含有量が少なくても、効果的に冷感持続性を向上させることができる。同様の観点で、本発明の外用組成物中の(A)成分の含有量としては、より好ましくは0.001〜0.05重量%、さらに好ましくは0.001〜0.03重量%、一層好ましくは0.001〜0.02重量%が挙げられる。
なお、ここで示す(A)成分の含有量は、(A)成分としてメントールを含む精油を使用する場合には、メントール量に換算した値である。
(B)コハク酸モノメンチル
本発明の外用組成物は、(B)成分としてコハク酸モノメンチルを含む。(B)成分は、単独では、同じ濃度の(A)成分を超える冷感強度を発揮せず、例えば0.01重量%以下、特に0.005重量%以下といった低い濃度では、(A)成分よりも冷感強度が低く、中でも0.003重量%以下になると、冷感を感じさせる程度の冷感強度すら発揮しない。一方、(B)成分が単独で多少の冷感強度を発揮する濃度であっても、同じ濃度の(A)成分を超える冷感持続性はない。しかしながら、本発明の外用組成物は、(A)成分に(B)成分を組み合わせることによって、冷感持続性を効率的に向上させることができる。
コハク酸モノメンチルは、コハク酸とメントールとのエステルであり、当該メントールとしては、d体、l体、dl体のいずれであってもよいが、好ましくはl体、dl体が挙げられ、より好ましくはl体が挙げられる。
なお、(B)成分はメントールの有機酸エステルの一種であるが、メントールの有機酸エステルの中には、それ自体が高温環境下で保存されることで異臭を発生するものがあり、さらに、0.05重量%以下の(A)成分と組み合わせることによって、高温環境下で保存されることによる異臭が強くなるものもある。しかしながら、(B)成分は、それ自体が高温環境下における保存安定性が良好であり、(A)成分と組み合わされた場合の高温環境下における保存安定性も優れている。
本発明の外用組成物中の(B)成分の含有量としては、付与すべき冷感持続性に応じて適宜決定すればよいため特に限定されないが、例えば、0.001〜0.02重量%、好ましくは0.001〜0.01重量%、より好ましくは0.001〜0.005重量%が挙げられる。
本発明の外用組成物において、(A)成分と(B)成分との比率については上述の各成分の含有量によって定まるが、冷感持続性を効率的に向上させる観点から、(A)成分1重量部あたりの(B)成分の含有量として、好ましくは0.05〜1.5重量部、より好ましくは0.05〜1重量部が挙げられる。
(C)両親媒性エステル
本発明の外用組成物は、(C)成分として両親媒性エステルを含有する。(C)成分は単独では冷感強度を発揮しないが、本発明の外用組成物で、(A)成分及び(B)成分に、さらに(C)成分を組み合わせることによって、持続させる冷感を増強させることができる。さらに、(C)成分を組み合わせることによる持続冷感強度の増強効果は、本発明の外用組成物を皮膚に塗布した状態だけでなく、さらに洗い流した後の状態においても発揮される。
本発明において、両親媒性エステルは、日本薬局方一般試験法に定められた方法による測定で、導電率70〜110μs/mに調整されたイオン交換水に常温で2質量%以上溶解し、かつ、油剤であるイソノナン酸イソトリデシル(日清オイリオグループ社製、サラコス913)にも常温(25℃)で10質量%以上溶解するものであり、エステル系界面活性剤は除かれる。
両親媒性エステルとしては特に限定されないが、持続冷感強度の増強効果を一層向上させる観点から、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステル及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10よりなる群から選ばれるものであることが好ましい。両親媒性エステルとしては、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステル及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10の中からいずれかを単独で使用してもよく、また両方を組み合わせて使用してもよい。これらの両親媒性エステルの中でも、持続冷感強度の増強効果を一層向上させる観点から、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルがより好ましい。
本発明に使用されるジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルは、ジカルボン酸とポリオキシアルキレンアルキルエーテルとのジエステル化合物である。ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルのジエステル化合物を構成するジカルボン酸の具体例としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、グルタル酸、アジピン酸、ペメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、アセトンジカルボン酸、フタル酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸などが挙げられる。また、ジエステル化合物を構成するポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルなどが挙げられ、より具体的には、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。
これらのジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルの中でも、持続冷感強度の増強効果を一層向上させる観点から、好ましくは、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸とジエチレングリコールモノエチルエーテルとのジエステル化合物、具体的には、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第13版,第1巻,CTFA,2010年,p.331):BIS−ETHOXYDIGLYCOL CYCLOHEXANE 1,4−DICARBOXYLATEで表記される、シクロへキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールと称される化合物、及びコハク酸とジエチレングリコールモノエチルエーテルとのジエステル化合物、具体的には、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第13版,第1巻,CTFA,2010年,p.331−332):BIS−ETHOXYDIGLYCOL SUCCINATEで表記される、コハク酸ビスエトキシジグリコールと称される化合物が挙げられ、より好ましくは、シクロへキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールが挙げられる。
また、本発明において、前記シクロへキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールの具体例としては、例えば、日本精化株式会社製の「Neosolue−Aqulio(商品名)」等が挙げられる。また、前記コハク酸ビスエトキシジグリコールの具体例としては、例えば、高級アルコール工業株式会社製の「ハイアクオスター DCS(商品名)」等が挙げられる。
これらのジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明に使用される(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10としては、特に限定されないが、例えば、日本精化株式会社製の「Neosolue−Aqua(商品名)」、「Neosolue−AquaS(商品名)」等が挙げられる。
本発明の外用組成物における(C)成分の含有量としては、付与すべき持続冷感強度の増強効果に応じて適宜決定すればよいため特に限定されないが、例えば、0.2〜5重量%、好ましくは0.2〜3重量%、より好ましくは0.5〜2重量%が挙げられる。また、(C)成分の含有量が多くなるほど、持続させる冷感をより増強させることができる。このような観点から、(C)成分の含有量としては、さらに好ましくは0.8〜2重量%、一層好ましくは1.3〜2重量%、特に好ましくは1.8〜2重量%が挙げられる。
本発明の外用組成物において、(A)成分及び(C)成分の比率については上述の各成分の含有量によって定まるが、持続冷感強度の増強効果を一層向上させる観点から、(A)成分1重量部当たりの(C)成分の含有量として、好ましくは80〜600重量部、より好ましくは100〜400重量部、さらに好ましくは180〜400重量部、一層好ましくは280〜400重量部、特に好ましくは380〜400重量部が挙げられる。
なお、(C)成分は単独で洗浄作用を示さないが、本発明の外用組成物が皮膚洗浄組成物として界面活性剤を含む場合、界面活性剤との共存によって、当該皮膚洗浄組成物の洗浄力を向上させることができる。特に、当該界面活性剤の含有量が0.025〜2重量%の低濃度である場合は、皮膚洗浄組成物は低刺激性でありながら洗浄力を向上させることができる。
他の成分
本発明の外用組成物には、前記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、製剤化等に必要とされる他の基剤や添加剤が含まれていてもよい。このような添加剤については、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、水、炭素数1〜5の低級アルコール(エタノール、イソプロパノール等)、及び多価アルコール(エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール(1,3−BG)、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等)等の水性基剤;カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤等の界面活性剤;防腐剤(メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸等)、着香剤(シトラール、1,8−シオネール、シトロネラール、ファルネソール等)、着色剤(タール色素(褐色201号、青色201号、黄色4号、黄色403号等)、カカオ色素、クロロフィル、酸化アルミニウム等)、粘稠剤(カルボキシビニルポリマー、ヒプロメロース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、カラギーナン等)、pH調整剤(リン酸、塩酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、酒石酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)、湿潤剤(dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、D−ソルビトール液、マクロゴール等)、安定化剤(ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エデト酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、L−アルギニン、L−アスパラギン酸、DL−アラニン、グリシン、エリソルビン酸ナトリウム、没食子酸プロピル、亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、クロロゲン酸、カテキン、ローズマリー抽出物等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、粘着剤、緩衝剤、溶解補助剤、可溶化剤、保存剤等の添加剤が挙げられる。これらの基材や添加剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの基材や添加剤の含有量は、製剤形態等に応じて適宜設定することができる。
本発明の外用組成物には、前記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて他の薬理成分を含有していてもよい。このような薬理成分としては、例えば、ビタミン類(ビタミンA類、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB5類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンK類、ナイアシン類、葉酸、ビオチン、リコペン等)、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン等)、局所麻酔剤(プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン等)、抗炎症剤(インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム等)、皮膚保護剤(コロジオン、ヒマシ油等)、血行促進成分(ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等)、清涼化剤(カンフル、ボルネオール等)、ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン等)等が挙げられる。これらの薬理成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの薬理成分を含有させる場合、その含有量については、使用する薬理成分の種類、期待する効果等に応じて適宜設定すればよい。
形態
本発明の外用組成物の形態については特に制限されず、例えば、液剤(ローション剤、スプレー剤、エアゾール剤、及び乳液剤を含む)、水溶性軟膏剤、油脂性軟膏剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、固形剤、貼付剤等が挙げられ、これらの中でも、好ましくは液剤が挙げられる。また、本発明の外用組成物は、液剤である外用組成物がコットンや不織布等のシート基材に含浸させられた形態であってもよい。
容器
本発明の外用組成物を収容する容器については、特に制限されず、形態や用途等に応じて適宜選択すればよいが、例えば、噴霧式容器、注下又は滴下式容器(特に洗浄瓶)、ポンプ式容器、チューブ式容器、包装袋、箱状容器等が挙げられる。特に、本発明の外用組成物が液状である場合、容器としては、噴霧式容器、注下又は滴下式容器(特に洗浄瓶)、ポンプ式容器、ポンプフォーマー容器が挙げられる。また、本発明の外用組成物がシート基材に含浸させられた形態である場合は、容器としては、包装袋、箱状容器が挙げられる。
用途
本発明の外用組成物は、食品ではなく皮膚に適用するものであれば特に限定されず、例えば、化粧水、乳液、クリーム等の化粧料、皮膚の油脂、汗などの体液や汚れ等を除去するために用いられる皮膚洗浄料、及び化粧を落とすために用いられるクレンジング等が挙げられる。本発明の外用組成物は、冷感持続性に優れるため、外用組成物が皮膚に接触している時間が少ない使用態様において特に好適である。このように皮膚に接触している時間が少ない使用態様としては、皮膚に適用された後に洗い流す使用態様、より具体的には、上記皮膚洗浄料及びクレンジングが挙げられる。
製造方法
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、前述する(A)成分及び(B)成分、必要に応じて配合される(C)成分、並びに必要に応じて配合される他の成分等を混合して、所定の形態に調製することによって製造される。
2.冷感持続性向上方法
前述するように、コハク酸モノメンチルは、メントールを含む外用組成物における冷感持続性を向上させることができる。本発明は、更に、(A)成分であるメントールを含む外用組成物に、前記(A)成分とともに、(B)成分であるコハク酸モノメンチルを配合する、冷感持続性向上方法を提供する。さらに、前述するように、メントール及びコハク酸モノメンチルを含む外用組成物に両新媒性エステルをさらに配合すると、持続させる冷感強度を増強効果させることができる。従って、本発明の冷感持続性向上方法においては、前記(A)成分及び前記(B)成分とともに、さらに(C)成分として両親媒性エステルを配合することが好ましい。
なお、本発明において、冷感持続性を向上するとは、(A)成分の濃度が同じで(B)成分を含まない場合に比べ、冷感が持続する時間が長いことをいう。持続させる冷感強度を増強させるとは、(A)成分及び(B)成分の濃度が同じで(C)成分を含まない場合に比べ、皮膚適用後の所定時間経過時における冷感強度が大きいことをいう。
冷感持続性向上方法において、使用する成分の種類や使用量、外用組成物の形態等については、前記「1.外用組成物」の欄に示す通りである。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[試験例1]
表1〜3に記載の組成の外用組成物を調製した。表1〜3において、メントールはl−メントールであり、コハク酸モノメンチルはコハク酸モノl−メンチルであり、乳酸メンチルは乳酸l−メンチルであり、酢酸メンチルは酢酸l−メンチルである。調製した外用組成物を、以下の試験に供した。
<冷感強度試験(リーブオンによる評価)>
10名のパネラーの前腕内側に、外用組成物を5μlずつ塗布して軽くなじませた。塗布直後におけるパネラーの自己申告による冷感の強さを、以下の基準に基づいてスコア化した。
3点:強い冷感を感じる
2点:冷感を感じる
1点:わずかに冷感を感じる
0点:まったく冷感を感じない
10名のパネラーによるスコアの平均値をとり、平均値を以下の基準に基づいて分類し、冷感強度の程度を評価した。結果を表1〜3に示す。
◎:スコア平均値が2.5以上3以下
○:スコア平均値が1.5以上2.5未満
△:スコア平均値が0.5以上1.5未満
×:スコア平均値が0以上0.5未満
<冷感持続性試験(リーブオンによる評価)>
上記の冷感強度試験において、10名のパネラーの前腕内側に5μlの外用組成物塗布した後、10分、20分、30分、40分、50分、及び60分経過時(表1〜2の外用組成物の場合)又は、30分、60分、及び90分経過時(表3の外用組成物の場合)に、冷感を感じる(上記冷感強度試験で2点以上)と自己申告したパネラーの人数をカウントした。冷感を感じると自己申告した人数を以下の基準に基づいて分類し、冷感強度持続性の程度を評価した。結果を表1〜3に示す。
+++:9〜10人
++:6〜8人
+:3〜5人
−:0〜2人
<成分臭試験>
外用組成物をスプレー容器に充填し、20名のパネラーの前腕内側に1プッシュ(0.15ml)噴霧した。噴霧直後、前腕内側の噴霧部周辺のにおいを嗅いだ時のパネラーによる成分臭の強さを、以下の基準に基づいてスコア化した。成分臭とは、メントール、コハク酸モノメンチル、乳酸メンチル、酢酸メンチルといった成分自体の臭いを指す。20名のスコアの合計を表1〜3に示す。
3点:まったく成分臭を感じない
2点:わずかに成分臭を感じる
1点:成分臭を感じる
0点:強い成分臭を感じる
<高温安定性試験>
外用組成物を40℃の環境下で1週間保存した。保存後の外用組成物をスプレー容器に充填し、10名のパネラーの前腕内側に1プッシュ(0.15ml)噴霧した。噴霧直後、前腕内側の噴霧部周辺のにおいを嗅いだ時のパネラーによる異臭の強さを、以下の基準に基づいてスコア化した。異臭とは、成分自体の臭いではない臭いをいう。従って、スコアが高いほど高温安定性が高いことを示す。
3点:まったく異臭を感じない
2点:わずかに異臭を感じる
1点:異臭を感じる
0点:強い異臭を感じる
10名のパネラーによるスコアの平均値をとり、平均値を以下の基準に基づいて分類し、高温安定性の程度を評価した。結果を表1〜3に示す。
◎:スコア平均値が2.0以上3.0以下
○:スコア平均値が1.5以上2.0未満
△:スコア平均値が1.0以上1.5未満
×:スコア平均値が0以上1.0未満
Figure 2020002049
Figure 2020002049
Figure 2020002049
表1〜3から明らかなとおり、基材以外の成分としてメントールのみを含む外用組成物(比較例1、2、16)及びコハク酸モノメンチルのみを含む外用組成物(比較例7、10、13)による冷感持続性に比べ、メントールとともにコハク酸モノメンチルを含む外用組成物(実施例1〜5)による冷感持続性は飛躍的に向上した。一方で、基材以外の成分としてメントールのみを含む外用組成物(比較例1、2)及び乳酸メンチル又は酢酸メンチルのみを含む外用組成物(比較例8、9、11、12、14、15)による冷感持続性に比べ、メントールとともに乳酸メンチル又は酢酸メンチルを含む外用組成物(比較例3〜6)による冷感持続性は向上しないか、又は向上したとしても不十分な向上効果しか認められず、メントール及びコハク酸モノメンチルを含む外用組成物(実施例1、2)による冷感持続性に比べて劣るものであった。なお、メントールとともにコハク酸モノメンチルを含むことによる冷感持続性の向上効果が、メントール含有量が非常に低い(実施例1〜5、特に実施例1〜3)にも関わらず飛躍的効果として認められることは、コハク酸モノメンチルによる冷感持続性の向上効果がメントール含有量の割に非常に大きいこと、つまり、冷感持続性を効率的に向上できていることを示している。
また、表1〜3から明らかなとおり、基材以外の成分としてメントールのみを含む外用組成物(比較例1、2、16)は高温安定性が良好であるが、基材以外の成分として乳酸メンチル又は酢酸メンチルのみを含む外用組成物(比較例8、9、11、12、14、15)は高温安定性が悪いため、メントールとともに乳酸メンチル又は酢酸メンチルを含む外用組成物(比較例3〜6)は高温安定性に問題を生じた。一方で、コハク酸モノメンチルのみを含む外用組成物(比較例7、10、13)の高温安定性は良好であるため、メントールとともにコハク酸モノメンチルを含む外用組成物(実施例1〜5)には、良好な高温安定性が認められた。
[試験例2]
表4に記載の組成の外用組成物を調製した。表4において、メントールはl−メントールであり、コハク酸モノメンチルはコハク酸モノl−メンチルである。調製した外用組成物を、以下の試験に供した。
<冷感強度試験(リンスオフによる評価)>
外用組成物をスプレー容器に充填し、10名のパネラーの前腕内側に1プッシュ(0.15ml)噴霧し、噴霧5秒後、水道水で外用組成物を洗い流し、タオルドライした。タオルドライ直後におけるパネラーの自己申告による冷感の強さを、以下の基準に基づいてスコア化した。
3点:強い冷感を感じる
2点:冷感を感じる
1点:わずかに冷感を感じる
0点:まったく冷感を感じない
2点以上のスコアを付けたパネラーの人数を以下の基準に基づいて分類し、冷感強度の程度を評価した。+の数が多いほど、冷感強度が強いことを示す。結果を表4に示す。
+++:9〜10人
++:6〜8人
+:3〜5人
−:0〜2人
<冷感持続性試験(リンスオフによる評価)>
上記の冷感強度試験において、タオルドライ後、10分、20分及び30分経過時に、冷感を感じる(上記冷感強度試験で2点以上)と自己申告したパネラーの人数をカウントした。冷感を感じると自己申告した人数を以下の基準に基づいて分類し、冷感強度持続性の程度を評価した。結果を表4に示す。
+++:9〜10人
++:6〜8人
+:3〜5人
−:0〜2人
Figure 2020002049
表4から明らかなとおり、基材以外の成分としてメントールのみを含む外用組成物(比較例17)による冷感持続性に比べ、メントールとともにコハク酸モノメンチルを含む外用組成物(実施例6〜10)による冷感持続性は飛躍的に向上した。また、メントール及びコハク酸モノメンチルとともに、両親媒性エステルをさらに含む外用組成物(実施例6〜9)では、両親媒性エステル自体に冷感強度が無いにも関わらず、両親媒性エステルを含まない外用組成物(実施例10)に比べて、持続する冷感強度が増強し、且つ、両親媒性エステルの含有量の増大に伴って、持続する冷感強度の増強度合が増大した。

Claims (10)

  1. (A)メントールと(B)コハク酸モノメンチルとを含有する、外用組成物。
  2. 前記(A)成分の含有量が、0.001〜0.3重量%である、請求項1に記載の外用組成部物。
  3. 前記(B)成分の含有量が、0.001〜0.02重量%である、請求項1又は2に記載の外用組成物。
  4. (C)両親媒性エステルをさらに含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の外用組成物。
  5. 前記(C)成分が、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルおよび(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10よりなる群から選ばれる、請求項4に記載の外用組成物。
  6. 前記ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルが、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールである、請求項5に記載の外用組成物。
  7. 前記(A)成分1重量部当たりの前記(C)成分の含有量が、80〜600重量部である、請求項4〜6のいずれかに記載の外用組成物。
  8. 皮膚に適用された後に洗い流して使用される、請求項1〜7のいずれかに記載の外用組成物。
  9. (A)メントールを含む外用組成物における冷感持続性を向上させる方法であって、
    外用組成物に、前記(A)成分とともに、(B)コハク酸モノメンチルを配合する、冷感持続性向上方法。
  10. 前記(A)成分及び前記(B)成分とともに、さらに(C)両親媒性エステルを配合する、請求項9に記載の冷感持続性向上方法。
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