JP2020001782A - キャップ付き容器 - Google Patents

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耕太 坂田
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耕太 坂田
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【課題】開栓している感覚を使用者がより一層得ることができるキャップ付き容器を提供する。【解決手段】キャップ付き容器1Aは、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体の口部2aに装着されたキャップ3と、を備える。キャップは、口部の内側をシールする第1シール部11と、口部に外嵌された第2シール部13bと、を有し、キャップの内部には、キャップが口部に対して上昇して第1シール部が口部の内側を開放し、かつ第2シール部が口部に外嵌した状態において、外部と容器本体の内部とを連通させる流路が形成される。流路には、一端が固定端31とされ、他端が自由端32とされた薄膜片30が設けられている。自由端は、流路を気体が流れる方向における固定端に対する上流側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、キャップ付き容器に関する。
容器本体に装着されるキャップにおいては、開栓されたことを認識できるようにすることが求められている。例えば特許文献1のキャップは、容器本体の口部に離脱可能に螺着された有頂筒状の蓋本体と、蓋本体に破断可能な弱化部を介して連結され、口部の係止部に対して下方から係止する分離リングを有している(例えば、特許文献1参照)。このようなキャップでは、蓋本体の口部に対する螺着を解除することによって弱化部を破断して分離リングを蓋本体から分離させており、弱化部が破断する際に生じる破断音や破断時の感触によって、使用者が蓋体を開栓している感覚を得ることができる。
特開2007−297097号公報
しかしながら、上記従来のキャップ付き容器においても、開栓している感覚をより一層高めることに対する要求があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、開栓している感覚を使用者がより一層得ることができるキャップ付き容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るキャップ付き容器は、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着されたキャップと、を備え、前記キャップは、前記口部の内側をシールする第1シール部と、前記口部に外嵌された第2シール部と、を有し、前記キャップの内部には、前記キャップが前記口部に対して上昇して前記第1シール部が前記口部の内側を開放し、かつ前記第2シール部が前記口部に外嵌した状態において、外部と前記容器本体の内部とを連通させる流路が形成され、前記流路には、一端が固定端とされ、他端が自由端とされた薄膜片が設けられ、前記自由端は、前記流路を気体が流れる方向における前記固定端に対する上流側に位置している。
上記態様によれば、キャップが上昇して第1シール部が口部を開放し、かつ第2シール部が口部に外嵌した状態となると、キャップ内に形成された流路を通じて、容器本体と外部とが連通する。このため、容器本体内と外部との圧力差に応じて、外気が容器本体内に流入し、あるいは容器本体内の空気が外部に流出する。そして、流路には薄膜片が設けられており、薄膜片の一端は固定端とされ、他端は自由端とされている。このため、容器本体内の空気または外気(以下、単に気体という)が流路を自由端側から固定端側に向けて通過することに伴い、薄膜片が振動して音が生じる。
一方、容器本体内と外部との圧力差が解消されると、キャップを上昇させて第1シール部を開放させても、薄膜片による振動音は生じない。
以上の作用により、キャップが初めて開栓される場合に薄膜片の振動音を発生させることで、開栓している感覚をより一層高めることができる。また、2回目以降の開栓の場合には音の発生を抑制することができる。したがって、使用者に対して、キャップ付き容器の開栓、開封が初めてなされたことを強く感じさせて、容器本体内に収容されている内容物の新鮮さ(例えば内容物の鮮度が高い状態や鮮度が保たれた状態)を容易に認識させることができる。
ここで、前記キャップの内部には、前記薄膜片との間に前記流路の一部を形成する案内部が設けられ、前記案内部と前記薄膜片との間における前記流路の流路軸方向から見て、前記案内部は、前記薄膜片に向けて開口するC字状に形成されていてもよい。
この場合、流路のうち、薄膜片と案内部との間の部分を通る気体の勢いを強くして、薄膜片をより確実に振動させて音を発生させることができる。
本発明の上記態様によれば、容器本体が初めて開栓、開封されたことを強く認識させるとともに、容器本体内に収容されている内容物の新鮮さ(例えば内容物の鮮度が高い状態や鮮度が保たれた状態)を容易に認識させることができる。
第1実施形態に係るキャップ付き容器の縦断面図である。 図1の内キャップおよび外キャップを上昇させた状態を示す図である。 第2実施形態に係るキャップ付き容器の縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態のキャップ付き容器について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、キャップ付き容器1Aは、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、キャップ3と、を備えている。
容器本体2に収容される内容物としては、例えば水のような発泡性のない液体などが挙げられるが、このような液体に限定されず、ゲル状や固体状の内容物など他の形態の内容物であってもよい。また、内容物としては、特に飲料や食品のような鮮度を要求されるものが好適に挙げられる。容器本体2にキャップ3が装着されることで、容器本体2内が密封可能となっている。
キャップ3は、容器本体2の口部2aに装着された内キャップ10と、内キャップ10を覆う外キャップ20と、を有している。内キャップ10および外キャップ20は、有頂筒状に形成されている。
(方向定義)
ここで本実施形態では、内キャップ10および外キャップ20の各中心軸は共通の中心軸線上に配置されている。以下、この共通の中心軸線をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う方向を上下方向という。キャップ軸O(上下方向)に沿う断面を縦断面という。また、上下方向に沿う容器本体2の底部側を下方といい、外キャップ20の頂壁21側を上方という。
また、上下方向から見た平面視において、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
(内キャップ)
内キャップ10は、第1シール部11と、フランジ部12と、内筒13と、リング部15と、を有している。
第1シール部11は有底筒状に形成されるとともに、容器本体2の口部2a内に嵌合されている。第1シール部11により、口部2aの内側がシールされている。
本実施形態では、容器本体2の内部が負圧(減圧)状態となっている。容器本体2内を負圧にする方法としては、減圧された雰囲気化で容器本体2に内容物を充填し、第1シール部11により口部2aをシールしてもよい。このとき、容器本体2を、その内部を負圧とすることで変形させてもよい。また、容器本体2が減圧収縮状態で、口部2aにキャップ3を装着することで、容器本体2を負圧としてもよい。
あるいは、内容物または空気を高温状態としたまま容器本体2に充填して、第1シール部11により口部2aをシールしてもよい。この場合、キャップ付き容器1Aが流通・保管されている間に、内容物または空気が冷却されて熱収縮することで、容器本体2の内部が負圧状態となる。
フランジ部12は、第1シール部11の上端部から径方向外側に向けて延びている。フランジ部12は、口部2aの上端開口縁に対して、その上方から当接若しくは近接している。
内筒13は、フランジ部12の外周縁から下方に向けて延びており、円筒状に形成されている。内筒13の内周面には、容器本体2の口部2aに形成された雄ネジ部に螺着される雌ネジ部が形成されている。
内筒13の下端部には、第2シール部13bが形成されている。第2シール部13bは、容器本体2の口部2aに設けられた嵌合部2bに外嵌されている。第2シール部13bにより内筒13と口部2aとの間がシールされることで、内筒13と口部2aとの間から空気が容器本体2内に流入することが抑制されている。
第2シール部13bと嵌合部2bとの上下方向における嵌合の長さは、第1シール部11と口部2aとの上下方向における嵌合の長さよりも大きい。このため、内キャップ10を口部2aに対して上昇させると、第2シール部13bの嵌合部2bに対する嵌合が解除される前に、第1シール部11が口部2aから離脱する。つまり、第2シール部13bが口部2aに外嵌されたまま、第1シール部11が口部2aの内側を開放した状態となる。
内筒13の外周面には、径方向内側に向けて窪み、上下方向に延びる縦溝13cが形成されている。縦溝13cは、周方向に間隔を空けて複数形成されている。
フランジ部12の上面には、下方に向けて窪む溝11aが形成されている。溝11aは、フランジ部12の内周縁から外周縁にわたって、径方向に延びている。
内筒13の上端部には、内筒13を径方向に貫通する貫通孔13aが形成されている。貫通孔13aは、溝11aに連なっている。溝11aおよび貫通孔13aにより、内筒13の内側の空間と、第1シール部11の上方の空間とが連通している。
リング部15は、環状に形成されており、内筒13の下方に位置している。リング部15の内周面には、径方向内側に向けて突出する係合部15aが形成されている。係合部15aは、径方向内側に向かうに従って漸次上方に向けて延びている。係合部15aの径方向内端部は、容器本体2の嵌合部2bに対して、上下方向で対向している。
内筒13とリング部15との間には、弱化部14が設けられている。弱化部14は、周方向に間隔を空けて複数形成されており、リング部15を内筒13の下端部に接続している。また、弱化部14の肉厚は内筒13およびリング部15の肉厚よりも小さくなっている。このため、弱化部14は破断されやすくなっている。キャップ3が容器本体2に対して上昇すると、係合部15aが容器本体2の嵌合部2bにその下方から当接することで、弱化部14に上下方向の引っ張り応力が作用する。この引っ張り応力によって弱化部14が破断されるため、キャップ3を容器本体2から取り外した場合には、リング部15が口部2aに残ることとなる。
(外キャップ)
図1に示すように、外キャップ20は、頂壁21と、中筒部22と、案内部23と、外筒24と、ヒンジ25と、蓋部26と、を有している。
蓋部26は、有頂筒状に形成されており、頂壁21、中筒部22、および案内部23を覆っている。ヒンジ25は、蓋部26と外筒24とを回動可能に連結している。蓋部26のうち、キャップ軸Oを径方向で挟むヒンジ25の反対側には、外気導入溝26aが形成されている。外気導入溝26aは、蓋部26の下端開口縁から上方に向けて窪んでおり、蓋部26の内側と外側とを連通させている。
なお、蓋部26は中筒部22、案内部23、および薄膜片30(後述)などを外部から見えないようにするために設けられているが、容器本体2の内容物を取り出す際に、蓋部26を開く必要はない。このため、蓋部26には操作部などが設けられていない。なお、外キャップ20はヒンジ25および蓋部26を有していなくてもよい。
頂壁21は、内キャップ10の第1シール部11およびフランジ部12をその上方から覆っている。頂壁21の径方向中央部には、下方に向けて窪む凹部21aが形成されている。凹部21aは、平面視で環状に形成されており、その内側が連通孔21bとされている。つまり、連通孔21bは、頂壁21の径方向中央部を上下方向に貫通している。
連通孔21bの上方の開口縁には、上方に向けて突出する中筒部22が形成されている。中筒部22の内部は、連通孔21b内に連なっている。
案内部23は、平面視において、周方向で分割された筒状に形成されており、中筒部22から上方に向けて延びている。案内部23の上端部は、連通孔21bをその上方から覆うように湾曲している。
外筒24は、頂壁21の外周縁から下方に向けて延びる円筒状に形成されている。外筒24は、内キャップ10の内筒13を径方向外側から囲っている。外筒24には、径方向内側に向けて突出し、上下方向に延びる縦リブ24aが形成されている。縦リブ24aは、周方向に間隔を空けて複数設けられている。縦リブ24aは、内キャップ10の縦溝13cの内側に位置している。これにより、外キャップ20の内キャップ10に対するキャップ軸O回りの相対的な回転は規制されている。したがって、外キャップ20を容器本体2に対してキャップ軸O回りに回転させると、外キャップ20および内キャップ10が一体となってキャップ軸O回りに回転する。
図2の破線で示すように、外気導入溝26a、案内部23、中筒部22、連通孔21b、溝11a、および貫通孔13aは、内キャップ10および外キャップ20が容器本体2に対して上昇して、第1シール部11が口部2aの内側を開放したときに、外部と容器本体2内とを連通させる流路Rを構成している。
(薄膜片)
そして本実施形態では、上記した流路Rに、薄膜片30が設けられている。薄膜片30は、中筒部22の内側(連通孔21bの内側)に、超音波接着により固定されている。なお、薄膜片30を固定する方法は、接着または溶着などであってもよい。薄膜片30は、上下方向に延びている。薄膜片30は、下端部が中筒部22に固定されているが、上端部は固定されていない。つまり、薄膜片30の一端は固定端31とされ、他端は自由端32とされている。薄膜片30の材質としては、樹脂などを用いることができる。
薄膜片30は、案内部23に対して径方向で対向している。薄膜片30は、案内部23との間に、先述の流路Rの一部を形成している。薄膜片30の自由端32は、案内部23の上端部から径方向に離れている。
図示は省略するが、案内部23と薄膜片30との間における流路Rの流路軸方向から見て、案内部23は、薄膜片30に向けて開口するC字状に形成されている。このC字状の開口を、薄膜片30が部分的に覆った状態となっている。なお、上記流路軸方向は、キャップ軸Oに沿っており、上下方向と一致している。
(作用)
キャップ付き容器1Aの出荷時の状態では、図1に示すように、第1シール部11および第2シール部13bが双方とも閉塞されている。このため、容器本体2内と外部との連通は遮断されており、容器本体2の内部は密閉状態となっている。
キャップ3を取り外す際には、キャップ3を容器本体2に対して緩み方向に回転させる。これにより、容器本体2に対して内キャップ10および外キャップ20が上昇して、第1シール部11が口部2aから上方に離脱し、第1シール部11が開放される(図2参照)。第1シール部11が開放される時点では、第2シール部13bは開放されない。
ここで本実施形態では、容器本体2の内部は、負圧(減圧)状態となっている。つまり、容器本体2内とキャップ付き容器1Aの外部とでは、圧力の差(差圧)が生じている。このため、第1シール部11が開放されると、キャップ3に形成された流路Rを通じて、外気が容器本体2内へと流入する(図2参照)。この流路Rに薄膜片30が設けられており、薄膜片30の一端は固定端31とされ、他端は自由端32とされている。薄膜片30と案内部23との間の流路Rにおいて、自由端32から固定端31に向かうように流れる。つまり、自由端32は、流路Rを気体が流れる方向における固定端31に対する上流側に位置している。このため、薄膜片30が管楽器などのリードのように作用し、薄膜片30の自由端32は外気の流入に伴って振動する。そして、この振動によって音が生じる。
このように、本実施形態では、容器本体2の内部と外部との圧力の差によって薄膜片30を振動させて音を生じさせる。したがって、容器本体2の負圧状態が解消された後は、キャップ3を操作しても音が生じない。したがって、使用者は、キャップ3を容器本体2から取り外す際に、薄膜片30の振動音が生じることによって、初めての開栓操作であることを認識することができる。これにより、使用者に対して、容器本体2の内容物が新鮮であるという安心感を与えることができる。
なお先述の通り、内キャップ10が容器本体2の口部2aに対して上昇するときに、弱化部14が破断されてリング部15が口部2aに残る。このため、弱化部14が破断される際の音によっても、初めての開栓であることを使用者に認識させることができる。
また、キャップ3には、薄膜片30との間に流路Rの一部を形成する案内部23が設けられている。このため、流路Rのうち、薄膜片30と案内部23との間の部分を通る気体の勢いが強くなり、薄膜片30をより確実に振動させて音を発生させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図3に示すように、本実施形態におけるキャップ付き容器1Bでは、外キャップ20の凹部21aが、頂壁21から上方に向けて窪んでいる。また、中筒部22は、連通孔21bの下方の開口縁から下方に向けて突出し、案内部23は中筒部22から下方に向けて延びている。案内部23の下端部は、連通孔21bを下方から覆うように湾曲している。
薄膜片30の上端部は、中筒部22の内面(連通孔21bの内面)に固定されることで、固定端31とされている。薄膜片30の下端部は自由端32とされている。
本実施形態では、容器本体2の内部が陽圧状態となっている。容器本体2内を陽圧にする方法としては、内容物を容器本体2に充填した後、加圧された雰囲気下でキャップ3を容器本体2に装着させてもよい。
また、炭酸飲料のような発泡性の液体を内容物とした場合に、キャップ付き容器1Bが流通・保管されている間に、内容物に溶けている気体が液体から分離することで、容器本体2内を陽圧としてもよい。
あるいは、内容物を充填する際に、容器本体2内の内容物や空気を低温状態にしてもよい。この場合、キャップ付き容器1Bが流通・保管されている間に、内容物や空気が膨張することで、容器本体2内を陽圧にすることができる。
あるいは、容器本体2の容積を増加させた状態でキャップ3を装着し、容器本体2が通常の容積に復元することで、容器本体2内を陽圧としてもよい。
本実施形態の場合、第1シール部11の開放に伴い、容器本体2内の空気が、キャップ3内の流路を通って排出される。このとき、空気は、薄膜片30と案内部23との間の流路において、自由端32から固定端31に向かうように流れる。つまり、自由端32は、流路を気体が流れる方向における固定端31に対する上流側に位置している。したがって、薄膜片30が管楽器などのリードのように作用し、音が生じる。
本実施形態のような構成でも、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、リング部15が弱化部14によって接続されていたが、キャップ3はこのようなリング部15および弱化部14を備えていなくても良い。この場合でも、薄膜片30により発生する音によって、開栓操作が初めて行われたことを使用者に認識させることができる。
また、前記実施形態では、溝11aおよび貫通孔13aによって、第1シール部11が開放されたときに外部と容器本体2の内部とを連通させた。しかしながら、この形態を適宜変更してもよい。例えば、溝11aの一部または全部が、フランジ部12を上下方向に貫通するように形成してもよい。この場合、内筒13に貫通孔13aを形成しなくても、溝11aを通じて外気を容器本体2内に流入させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1A、1B…キャップ付き容器 2…容器本体 2a…口部 3…キャップ 23…案内部 30…薄膜片 31…固定端 32…自由端 R…流路

Claims (2)

  1. 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されたキャップと、を備え、
    前記キャップは、前記口部の内側をシールする第1シール部と、前記口部に外嵌された第2シール部と、を有し、
    前記キャップの内部には、前記キャップが前記口部に対して上昇して前記第1シール部が前記口部の内側を開放し、かつ前記第2シール部が前記口部に外嵌した状態において、外部と前記容器本体の内部とを連通させる流路が形成され、
    前記流路には、一端が固定端とされ、他端が自由端とされた薄膜片が設けられており、
    前記自由端は、前記流路を気体が流れる方向における前記固定端に対する上流側に位置している、キャップ付き容器。
  2. 前記キャップの内部には、前記薄膜片との間に前記流路の一部を形成する案内部が設けられ、
    前記案内部と前記薄膜片との間における前記流路の流路軸方向から見て、前記案内部は、前記薄膜片に向けて開口するC字状に形成されている、請求項1に記載のキャップ付き容器。
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