JP2020001399A - テープ印刷装置およびテープカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】装着されたテープカートリッジを変形させることが抑制されたテープ印刷装置を提供する。【解決手段】カートリッジ装着部11と、カートリッジ装着部11の底面から出没可能であり、カートリッジ装着部11の底面から突出する方向に力が付与された第3検出部材71を有し、カートリッジ装着部11に第1のテープカートリッジが装着された際に第3検出部材71が第1のテープカートリッジに押されて没入することで第1検出信号を出力し、カートリッジ装着部11に第2のテープカートリッジが装着された際に第3検出部材71が突出したままとなることで第1検出信号とは異なる第2検出信号を出力するセンサーとを備え、第3検出部材71は、カートリッジ装着部11に装着された第1のテープカートリッジにより押されて没入した状態で、奥側壁部のうち、装着方向奥側から見て周壁部と重複する位置を押す。【選択図】図9
Description
本発明は、テープ印刷装置およびテープカートリッジに関するものである。
従来、特許文献1が開示するように、カートリッジ装着部の底面から出没可能な3個の検出子を有し、カートリッジ装着部に装着されたテープカートリッジの種別を判別するテープ印刷装置が知られている。
従来のテープカートリッジでは、3個の検出子に対応した被検出部が、カートリッジケースの奥側壁部のうち、装着方向奥側から見て、周壁部よりも内側、すなわち周壁部とは重複しない位置に設けられている。そのため、テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着されると、テープカートリッジに押されて没入した検出子により、奥側壁部のうち、装着方向奥側から見て周壁部とは重複しない位置が押されることになる。したがって、テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着されたまま長期間放置された場合や、テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態で高温下に置かれた場合などには、検出子により押された奥側壁部が変形するおそれがある。
本発明のテープ印刷装置は、第1のテープカートリッジおよび第1のテープカートリッジとは外形の異なる第2のテープカートリッジが択一的に装着されるカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部の底面から出没可能であり、カートリッジ装着部の底面から突出する方向に力が付与された検出部材を有し、カートリッジ装着部に第1のテープカートリッジが装着された際に検出部材が第1のテープカートリッジに押されて没入することで第1検出信号を出力し、カートリッジ装着部に第2のテープカートリッジが装着された際に検出部材が突出したままとなることで第1検出信号とは異なる第2検出信号を出力するセンサーと、を備え、第1のテープカートリッジは、第1のテープカートリッジの装着方向奥側に設けられた奥側壁部と、奥側壁部の周縁部から装着方向手前側に突出した周壁部と、を有するカートリッジケース、を備え、検出部材は、カートリッジ装着部に装着された第1のテープカートリッジにより押されて没入した状態で、奥側壁部のうち、装着方向奥側から見て周壁部と重複する位置を押すことを特徴とする。
本発明のテープカートリッジは、第1のテープカートリッジおよび第1のテープカートリッジとは外形の異なる第2のテープカートリッジが択一的に装着されるカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部の底面から出没可能であり、カートリッジ装着部の底面から突出する方向に力が付与された検出部材を有し、カートリッジ装着部に第1のテープカートリッジが装着された際に検出部材が第1のテープカートリッジに押されて没入することで第1検出信号を出力し、カートリッジ装着部に第2のテープカートリッジが装着された際に検出部材が突出したままとなることで第1検出信号とは異なる第2検出信号を出力するセンサーと、を備えたテープ印刷装置に装着される第2のテープカートリッジであって、第2のテープカートリッジの装着方向奥側に設けられた奥側壁部と、奥側壁部の周縁部から装着方向手前側に突出した周壁部と、を有するカートリッジケース、を備え、奥側壁部には、装着方向奥側から見て周壁部と重複する位置に、第2のテープカートリッジがカートリッジ装着部に装着された際に検出部材を没入させないように検出部材を回避する検出回避部、が設けられていることを特徴とする。
以下、添付の図面を参照して、テープ印刷装置、テープカートリッジおよびテープカートリッジセットの一実施形態について説明する。なお、各部の個数などを示す数値は、いずれも例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。また、以下の図面では、各部の配置関係を明確にするために、XYZ直交座標系を表示するが、それが本発明を何ら限定するものではないことは、言うまでもない。
図1および図2に基づいて、テープ印刷装置1の概略構成について説明する。テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5とを備えている。装置ケース3の一の面には、操作パネル7と、ディスプレー9と、カートリッジ装着部11とが設けられている。装置ケース3の他の面には、テープ排出口13が設けられている。
操作パネル7には、文字ボタン、選択ボタン、印刷ボタンなどのボタン15が設けられている。操作パネル7は、文字列等の印刷情報や、印刷実行等の各種指示の入力操作を受け付ける。
ディスプレー9は、操作パネル7が受け付けた入力操作に基づいて、入力された文字列等を表示する。また、ディスプレー9は、テープ印刷装置1の各部に設けられたセンサーの検出結果に基づいて、各種表示を行う。
装着部カバー5は、カートリッジ装着部11を開閉する。カートリッジ装着部11は、一の面が開放された凹状に形成されている。カートリッジ装着部11には、テープカートリッジ101が着脱可能に装着される。
テープ印刷装置1は、操作パネル7が印刷実行の入力操作を受け付けると、操作パネル7から入力された印刷情報に基づいて、印刷処理を実行する。すなわち、テープ印刷装置1は、テープカートリッジ101に収容されたテープ113をテープ排出口13に向けて送りながら、入力された文字列等をテープ113に印刷する。
図1および図2では図示省略したが、カートリッジ装着部11とテープ排出口13との間には、フルカッター17と、ハーフカッター19とが設けられている(図12参照)。フルカッター17は、テープ113の印刷済み部分の後方でテープ113を切断する。ハーフカッター19は、テープ113を切断することなく、テープ113の一方の面に切れ目を形成する。フルカッター17およびハーフカッター19は、カッターモーター21(図12参照)を駆動源として作動する。なお、テープ印刷装置1は、ハーフカッター19を設けずに、フルカッター17のみを設け、テープ113を切断する構成としてもよい。また、カッターモーター21を2つ設け、フルカッター17およびハーフカッター19をそれぞれ別のカッターモーター21で駆動してもよい。さらに、カッターモーター21を設けずに、後述する送りモーター33を、フルカッター17およびハーフカッター19双方、またはフルカッター17の駆動源としてもよい。
図3ないし図8に基づいて、テープカートリッジ101について説明する。詳細は後述するが、テープカートリッジ101には、図5に示す、第1検出領域171に検出凹部175が設けられていない第1カートリッジ177と、図6に示す、第1検出領域171に検出凹部175が設けられている第2カートリッジ179とがある。テープカートリッジ101は、テープコア103と、プラテンローラー105と、繰出しコア107と、巻取りコア109と、これらを回転可能に収容したカートリッジケース111とを備えている。テープコア103には、テープ113が巻回されている。テープコア103から繰り出されたテープ113は、カートリッジケース111の側面に設けられたテープ送出口115から、カートリッジケース111外へ送り出される。繰出しコア107には、インクリボン117が巻回されている。巻取りコア109には、繰出しコア107から繰り出されたインクリボン117が巻き取られる。また、テープ113とテープコア103とを合わせた重量は、未使用の状態で、テープカートリッジ101の重量の50%以上を占める。換言すると、テープ113とテープコア103とを含むテープロールは、テープカートリッジ101を構成する構成体の中で、最も重量が大きい。
カートリッジケース111には、ヘッド挿入孔118が、テープカートリッジ101の装着方向に貫通して設けられている。ここで、テープカートリッジ101の装着方向とは、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される際に、カートリッジ装着部11に対して手前側から奥側に向かう方向を意味する。以下では、テープカートリッジ101の装着方向、すなわち、−Z方向を、単に「装着方向」という。また、以下では、装着方向に対し垂直な平面、すなわちXY平面を、+Z側または−Z側から見ることを「平面視」という。
図4に基づいて、テープカートリッジ101を+Z側から平面視したときの、上記の各構成体の配置について説明する。カートリッジケース111は、大きさの異なる2つの略矩形状を、平面視において略L字状に繋ぎ合わせた形状を有する。ヘッド挿入孔118は、平面視において略矩形状に形成され、カートリッジケース111のうち、後述する第1領域130の−X側、且つ−Y側の角部の内側に設けられている。ヘッド挿入孔118の+Y側、且つ−X側には、プラテンローラー105が設けられている。また、プラテンローラー105は、一部がヘッド挿入孔118内に、+Y方向側から−Y方向側へ突出している。テープ送出口115は、プラテンローラー105より−Y側のカートリッジケース111の周壁部に設けられている。ヘッド挿入孔118の+X側には、インクリボン117が巻回された繰出しコア107および巻取りコア109を収容する、インクリボン収容エリア110が設けられている。なお、インクリボン収容エリア110とヘッド挿入孔118とで構成される領域を、第1領域130という。巻取りコア109は、ヘッド挿入孔118の+X側に設けられており、繰出しコア107から繰り出されて、ヘッド挿入孔118の+Y側、−X側、および−Y側の周囲を搬送されたインクリボン117を巻き取る。繰出しコア107は、巻取りコア109の+X側、且つ+Y側に設けられている。ヘッド挿入孔118およびインクリボン収容エリア110の+Y側には、テープ113が巻回されたテープコア103を収容する、テープ収容エリア120が設けられている。テープ収容エリア120の−X側の周壁部は、テープ送出口115が設けられた周壁部と、面一に形成されている。また、テープ収容エリア120の+X側の周壁部は、インクリボン収容エリア110の+X側の周壁部よりも、−X側に設けられている。換言すると、テープ収容エリア120のX方向の長さは、ヘッド挿入孔118およびインクリボン収容エリア110を合わせた第1領域130のX方向の長さよりも短い。また、テープ収容エリア120の+Y方向の周壁部と、+X側の周壁部または−X側の周壁部とが交差する周壁部は、平面視において円弧状に面取りされた曲面に形成されている。
カートリッジケース111は、手前側ケース119と、奥側ケース121とを備えている。手前側ケース119は、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される際に、装着方向手前側となる。奥側ケース121は、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される際に、装着方向奥側となる。なお、手前側ケース119は、透光性を有する樹脂の成形品であり、奥側ケース121は、透光性を有しない樹脂の成形品であるが、手前側ケース119および奥側ケース121の材質や製法は、これに限定されるものではない。
手前側ケース119は、手前側壁部123と、手前側壁部123の周縁部から装着方向奥側に立設した第1周壁部125とを備えている。奥側ケース121は、奥側壁部127と、奥側壁部127の周縁部から装着方向手前側に立設した第2周壁部129とを備えている。
手前側壁部123には、6つの組立てピン(図示省略)と、2つの組立てフック131とが設けられている。一方、奥側壁部127には、6つの組立てピン挿入孔133が設けられ、第2周壁部129には、2つの組立てフック係合部135が設けられている。手前側ケース119と奥側ケース121とが組み合わされる際に、組立てピンが組立てピン挿入孔133に圧入され、また、組立てフック131と組立てフック係合部135とが係合する。
手前側壁部123には、手前側プラテン支持部137と、手前側繰出し支持部(図示省略)と、手前側巻取り支持部139と、手前側ヘッド開口141とが設けられている。一方、奥側壁部127には、コア挿入筒部143と、奥側プラテン支持部145と、奥側繰出し支持部147と、奥側巻取り支持部149と、奥側ヘッド開口151とが設けられている。
コア挿入筒部143は、段付き円筒状に形成され、テープコア103に挿入されている。すなわち、テープコア103は、コア挿入筒部143を回転軸として回転する。コア挿入筒部143の内周部には、後述する挿入凸部23が挿入される挿入孔と、逆転防止バネ(図示省略)とが設けられている。逆転防止バネは、圧縮コイルバネで構成されている。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されていないとき、逆転防止バネは、逆転防止バネの装着方向奥側の端部がテープコア103と係合することにより、テープ113が繰り出される方向とは逆方向にテープコア103が回転することを防止する。
手前側プラテン支持部137および奥側プラテン支持部145は、プラテンローラー105を回転可能に支持している。手前側繰出し支持部および奥側繰出し支持部147は、繰出しコア107を回転可能に支持している。手前側巻取り支持部139および奥側巻取り支持部149は、巻取りコア109を回転可能に支持している。手前側ヘッド開口141は、ヘッド挿入孔118の装着方向手前側の端部を構成し、奥側ヘッド開口151は、ヘッド挿入孔118の装着方向奥側の端部を構成している。
奥側壁部127には、繰出し側フック153と、巻取り側フック155とが設けられている。繰出し側フック153の先端部は、繰出しコア107の装着方向奥側の端部と係合し、巻取り側フック155の先端部は、巻取りコア109の装着方向奥側の端部と係合している。これにより、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される前に、繰出しコア107或いは巻取りコア109が回転してインクリボン117に弛みが生じることが抑制される。
手前側壁部123には、第1ガイド穴157が設けられている。一方、奥側壁部127には、第2ガイド穴159が設けられている。第2ガイド穴159は、装着方向手前側から見て、第1ガイド穴157と重なる位置に設けられている。第1ガイド穴157および第2ガイド穴159には、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される際、後述するガイドピン45が挿通され、テープカートリッジ101の装着をガイドする。なお、第1ガイド穴157は、ガイドピン45の突出高さと、テープカートリッジ101の厚さとの相関により、ガイドピン45が手前側壁部123に当接、若しくは挿通されない場合、設けなくてもよい。
奥側壁部127の装着方向奥側の面には、第1位置決め穴161と、第2位置決め穴163とが設けられている。第2周壁部129の外周面には、2つの押え係合部165が設けられている。
奥側壁部127の装着方向奥側の面には、第1検出領域171と、第2検出領域167とが設けられている。第1検出領域171および第2検出領域167は、カートリッジケース111に収容されたテープ113の種別を、後述する各検出部材を介し、テープ印刷装置1に検出させるために設けられている。なお、第2検出領域167は、上記の先行技術文献に記載された被検出部と、基本的に同じ構成を有する。
第2検出領域167は、奥側壁部127の装着方向奥側の面のうち、後述する3つの第2検出部材63(図9参照)に対応した領域であり、3つの第2検出部材63と対応した3箇所には、検出対象穴173が選択的に設けられている。すなわち、第2検出領域167では、カートリッジケース111に収容されたテープ113の種別に応じて、3つの検出対象穴173の有無の組合せが異なっている。
第1検出領域171は、奥側壁部127の装着方向奥側の面のうち、後述する第1検出部材71(図9参照)に対応した領域であり、第1検出領域171には、検出凹部175が選択的に設けられている。換言すると、平面視において、第1検出領域171は、第1検出部材71と重なる位置に設けられており、第1検出領域171では、テープカートリッジ101に収容されたテープ113の種別に応じて、検出凹部175が設けられるときと設けられないときがある。検出凹部175は、装着方向奥側および外周面側が開放された凹状に形成されている。また、第1検出領域171は、平面視において、テープ収容エリア120の外側であり、且つ、第1領域130の反対側、ひいては、第1領域130側とは異なる位置に設けられている。
テープカートリッジ101のうち、図5に示すように、第1検出領域171に検出凹部175が設けられていないものを、第1カートリッジ177といい、図6に示すように、第1検出領域171に検出凹部175が設けられているものを、第2カートリッジ179という。第1カートリッジ177には、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼさないテープ113が収容されている。一方、第2カートリッジ179には、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすテープ113が収容されている。第1カートリッジ177および第2カートリッジ179は、カートリッジ装着部11に択一的に装着される。
ここで、第1検出領域171は、装着方向奥側から見て、第2周壁部129、組立てピン挿入孔133の1つ、第2ガイド穴159、およびガイド凹部183と重なる位置に設けられている(図8参照)。図8では、第2周壁部129の内側の輪郭線を、破線で示す。また、第1検出領域171は、装着方向奥側から見て、コア挿入筒部143の中心とプラテンローラー105の中心とを通るカートリッジ側仮想線181に掛かるように設けられている(図8参照)。換言すると、第1検出領域171は、コア挿入筒部143を挟んでプラテンローラー105の反対側の領域に設けられている。なお、上述したように、第1検出領域171は、装着方向奥側から見て、6つの組立てピン挿入孔133のうちの1つの組立てピン挿入孔133と重なる位置に設けられている。すなわち、検出凹部175の底面には、組立てピン挿入孔133が開口している。テープコア103に巻回されたテープ113の外周面と第2周壁部129の内周面との間の距離は、この組立てピン挿入孔133を設けるため、この組立てピン挿入孔133を含む領域で大きく取られている。よって、第1検出領域171を、この組立てピン挿入孔133を含む領域に設けることにより、テープカートリッジ101に収容されているテープ113の収容や搬送に影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、第2カートリッジ179には、装着方向奥側から見て第2ガイド穴159と重なる位置に、ガイド凹部183が設けられている。すなわち、第2ガイド穴159は、ガイド凹部183の底面に開口している。第2カートリッジ179がカートリッジ装着部11に装着されると、ガイドピン45がガイド凹部183、第2ガイド穴159の順に挿入される。ガイド凹部183は、検出凹部175と同様に、装着方向奥側および外周面側が開放された凹状に形成されている。検出凹部175は、ガイド凹部183と連続して設けられている。なお、検出凹部175は、ガイド凹部183と連続して設けられた構成に限定されず、検出凹部175とガイド凹部183とが隔てられた構成でもよい。また、第2カートリッジ179は、ガイド凹部183を備えていない構成でもよい。
図9に基づいて、カートリッジ装着部11周りの構成について説明する。カートリッジ装着部11の底面からは、挿入凸部23と、プラテン軸25と、巻取り軸27と、ヘッド部29とが、装着方向手前側に突出している。
挿入凸部23は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、コア挿入筒部143に挿入される。これにより、コア挿入筒部143の内部に設けられた逆転防止バネが圧縮され、逆転防止バネとテープコア103との係合が解除されることにより、テープコア103は自由回転が可能となる。なお、挿入凸部23は、本発明の「凸部」および「第1凸部」の一例である。
プラテン軸25には、プラテン回転部材31が回転可能に設けられている。カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、プラテン軸25がプラテンローラー105に挿入され、プラテン回転部材31がプラテンローラー105に係合する。この状態で、送りモーター33(図12参照)が作動すると、プラテン回転部材31が回転することにより、プラテンローラー105が回転し、プラテンローラー105と後述するサーマルヘッド37との間に挟持されたテープ113およびインクリボン117が送られる。
巻取り軸27には、巻取り回転部材35が回転可能に設けられている。カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、巻取り軸27が巻取りコア109に挿入され、巻取り回転部材35が巻取りコア109に係合する。この状態で、送りモーター33が作動すると、巻取り回転部材35が回転することにより、巻取りコア109が回転し、繰出しコア107から繰り出されたインクリボン117が巻取りコア109に巻き取られる。
ヘッド部29は、サーマルヘッド37と、サーマルヘッド37を覆うヘッドカバー39とを備えている。ヘッド部29は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、ヘッド挿入孔118に挿入される。さらに、装着部カバー5を閉塞すると、サーマルヘッド37は、プラテンローラー105側へ移動し、プラテンローラー105とでテープ113およびインクリボン117を挟持する。この状態で、サーマルヘッド37は、プラテンローラー105との間に挟持されたテープ113およびインクリボン117が送られる際に、入力された印刷情報に基づいて発熱する。これにより、インクリボン117のインクがテープ113に転写され、印刷情報に対応した文字列等がテープ113に印刷される。
カートリッジ装着部11の底面には、繰出し側係合突起41と、巻取り側係合突起43とが設けられている。繰出し側係合突起41は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、繰出し側フック153と係合する。これにより、繰出し側フック153と繰出しコア107との係合が解除され、繰出しコア107が回転可能となる。同様に、巻取り側係合突起43は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、巻取り側フック155と係合する。これにより、巻取り側フック155と巻取りコア109との係合が解除され、巻取りコア109が回転可能となる。
カートリッジ装着部11の底面からは、ガイドピン45が装着方向手前側に突出している。ガイドピン45は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、第2ガイド穴159に挿入され、または第2ガイド穴159および第1ガイド穴157の双方に挿入される。これにより、テープカートリッジ101は、ガイドピン45によりガイドされながら、カートリッジ装着部11の奥まで装着される。なお、カートリッジ装着部11にガイドピン45を設けなくてもよい。
カートリッジ装着部11の底面には、第1位置決め突起47と、第2位置決め突起49とが設けられている。カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、第1位置決め突起47は、第1位置決め穴161に挿入され、第2位置決め突起49は、第2位置決め穴163に挿入される。これにより、テープカートリッジ101が、カートリッジ装着部11に対して、装着方向と交差する面内において位置決めされる。
カートリッジ装着部11の底面からは、2つの押えフック51が装着方向手前側に突出している。押えフック51は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、押え係合部165と係合する。これにより、テープカートリッジ101が装着方向奥側に押さえられ、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11の底面から浮き上がった状態で装着されることが抑制される。
カートリッジ装着部11の底面には、3つの高さ位置決め凸部53が設けられている。カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、奥側壁部127が3つの高さ位置決め凸部53と接触する。これにより、テープカートリッジ101が、カートリッジ装着部11に対して、装着方向すなわち高さ方向に位置決めされる。
カートリッジ装着部11の底面には、第1検出開口59と、3つの第2検出開口55とが設けられている。
第2検出開口55は、第2センサー61(図12参照)が備える第2検出部材63が出没可能に構成されている。第2検出部材63は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されていない状態では、第2検出開口55から突出している。第2検出部材63は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、装着されたテープカートリッジ101における検出対象穴173の有無に応じて、第2検出開口55に没入する。3つの第2センサー61は、装着されたテープカートリッジ101における3つの検出対象穴173の有無の組合せによって異なる3ビットの検出信号を出力する。第2センサー61としては、例えば、マイクロスイッチを用いることができる。
第1検出開口59は、第1センサー69(図12参照)が備える第1検出部材71が出没可能に構成されている。なお、第1検出開口59は、本発明の「検出開口」の一例である。第1検出部材71は、本発明の「作動子」の一例である。第1検出部材71は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されていない状態では、第1検出開口59から装着方向手前側に突出している。第1検出部材71は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着されると、装着されたテープカートリッジ101における検出凹部175の有無に応じて、第1検出開口59に没入するか、または第1検出開口59から装着方向手前側に突出したまま維持される。すなわち、第1センサー69は、装着されたテープカートリッジ101における検出凹部175の有無を検出し、1ビットの検出信号として出力する。第1センサー69としては、例えば、マイクロスイッチを用いることができる。なお、第1センサー69は、本発明の「検出部」の一例である。
ここで、第1検出部材71、より詳細には、後述する接触部79(図10参照)は、装着方向手前側から見て、挿入凸部23の中心とプラテン軸25の中心とを通る装置側仮想線73に掛かるように設けられている。上述したように、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されると、挿入凸部23がコア挿入筒部143に挿入され、プラテン軸25がプラテンローラー105に挿入される。このため、挿入凸部23の中心とプラテン軸25の中心とを通る装置側仮想線73に掛かるように設けられた第1検出部材71に対して、コア挿入筒部143の中心とプラテンローラー105の中心とを通るカートリッジ側仮想線181に掛かるように設けられた、第1検出領域171を、適切に位置決めすることができる。なお、第1検出部材71が、装置側仮想線73に掛かっていなくても、挿入凸部23を挟んでプラテン軸25の反対側の領域に設けられた構成についても、同等の作用効果を得ることができる。同様に、第1検出領域171が、カートリッジ側仮想線181に掛かっていなくても、コア挿入筒部143を挟んでプラテンローラー105の反対側の領域に設けられた構成についても、同等の作用効果を得ることができる。
また、第1検出部材71は、装着方向手前側から見て、ガイドピン45の近く、詳細には、ガイドピン45と、ガイドピン45に近接するカートリッジ装着部11の内壁との間に設けられている。上述したように、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されると、ガイドピン45が第2ガイド穴159に挿入される。このため、ガイドピン45の近くに設けられた第1検出部材71に対して、第2ガイド穴159の近くに設けられた第1検出領域171を、適切に位置決めすることができる。また、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着されているとき、第1検出部材71は、平面視において、テープ収容エリア120を囲う第2周壁部129と重なり、且つ、6つの組立てピン挿入孔133のうちの1つの組立てピン挿入孔133に掛かる位置に設けられている。
図10および図11に基づいて、第1センサー69について説明する。第1センサー69は、第1センサー本体75と、第1検出部材71とを備えている。第1センサー本体75には、回路素子などが設けられている。第1検出部材71は、アーム部77と、接触部79とを備えている。アーム部77は、断面が板状であり、且つ、第1センサー本体75と上記の第1検出開口59とを結ぶ方向、すなわちY方向に延びるアーム状に形成されている。接触部79は、アーム部77の第1検出開口59側の端部から装着方向手前側に屈曲し、第1検出開口59から突出するようにして設けられている。接触部79は、検出凹部175が設けられていない第1カートリッジ177がカートリッジ装着部11に装着された際に、第1カートリッジ177の第1検出領域171と接触する。接触部79の、第1検出領域171と接触する先端部は、装着方向手前側から見て、矩形状に形成された接触面を有している。第1検出部材71の第1検出開口59から露出する部分、すなわち接触部79は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着された際の平面視において、テープ収容エリア120より外側に位置している(図9参照)。また、接触部79は、テープ収容エリア120の第1領域130側、つまり−Y側、とは異なる位置、つまり+X側且つ+Y側、に配設されている。換言すれば、接触部79は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着された際の平面視において、テープコア103の軸を基準として、第1領域130と反対側に配設されている。
第1検出部材71は、アーム部77の長手方向の略中間部に図示しない回転軸が設けられ、回転可能に構成されている。すなわち、第1検出部材71は、図10に示すように、接触部79が第1検出開口59に没入した第1検出位置と、図11に示すように、接触部79が第1検出開口59から突出した第2検出位置との間で、回転可能に構成されている。第1検出部材71は、図10の図示時計回り方向に、すなわち第1検出位置から第2検出位置に向かう方向に、検出バネ81により力が付与されている。第1センサー69は、第1検出部材71が第1検出位置に位置した状態では、第1検出信号を出力し、第1検出部材71が第2検出位置に位置した状態では、第1検出信号とは異なる第2検出信号を出力する。
図10に示すように、カートリッジ装着部11に第1カートリッジ177が装着されると、上述したように、第1カートリッジ177には、第1検出領域171に検出凹部175が設けられていないため、第1検出開口59から露出した接触部79が、第1検出領域171によって押され、第1検出部材71が、検出バネ81に抗して、第2検出位置から第1検出位置に回転する。このため、カートリッジ装着部11に第1カートリッジ177が装着されると、第1センサー69は、第1検出信号を出力する。
第1検出部材71は、カートリッジ装着部11に第1カートリッジ177が装着されている間、検出バネ81のバネ力により、第1検出領域171に押されることになる。ここで、上述したように、第1検出領域171は、装着方向奥側から見て、第2周壁部129と重なる位置に設けられている。このため、第1検出領域171が第1検出部材71を押す力の反力は、第2周壁部129が受け止めることになる。ここで、奥側壁部127のみが第1検出部材71を押す場合と比較して、装着方向に延出している第2周壁部129が第1検出部材71を押すことにより、安定して第1検出部材71を押すことができる。
また、第1検出部材71は、第2検出位置から第1検出位置に回転する際に、奥側壁部127と接触部79との接触位置が、奥側壁部127の内側に向かって変位するように、回転可能に設けられている。また、接触部79において、第1検出領域171と接触する先端部は、装着方向手前側から見て、矩形状に形成された接触面を有している。これらのため、第1検出領域171のうち、断面形状が円弧状となる、奥側壁部127と第2周壁部129との交差する縁部が、接触部79と接触した場合にも、接触部79は奥側壁部127の内側に向かって変位する。これにより、接触部79と、第1検出領域171との接触状態が維持され、第1検出部材71を適切に第1検出位置に回転させることができる。また、第1検出領域171のうち、組立てピン挿入孔133または第2ガイド穴159が接触部79と接触した場合にも、矩形状に形成された接触部79の接触面が、組立てピン挿入孔133または第2ガイド穴159の開口縁部と接触する。このため、接触部79は、奥側壁部127の内側に向かって変位する。これにより、接触部79と、第1検出領域171との接触状態が維持され、第1検出部材71を適切に第1検出位置に回転させることができる。
一方、図11に示すように、カートリッジ装着部11に第2カートリッジ179が装着されると、上述したように、第2カートリッジ179には、第1検出領域171に検出凹部175が設けられているため、第1検出開口59から突出した接触部79が第1検出領域171によって押されることなく、第1検出部材71が、第2検出位置に位置したままとなる。すなわち、検出凹部175は、カートリッジ装着部11に第2カートリッジ179が装着された際に第1検出部材71を没入させないようにする。このため、カートリッジ装着部11に第2カートリッジ179が装着されると、第1センサー69は、第2検出信号を出力する。
図12に基づいて、テープ印刷装置1の制御系について説明する。テープ印刷装置1は、上記の操作パネル7、ディスプレー9、送りモーター33、カッターモーター21、第1センサー69および第2センサー61のほか、制御回路83を備えている。制御回路83は、図示省略したが、プロセッサーと、メモリーとを備えている。制御回路83は、操作パネル7、第1センサー69および第2センサー61からの検出信号に基づいて、ディスプレー9、送りモーター33およびカッターモーター21を制御する。例えば、制御回路83は、第2センサー61からの検出信号に基づいて、カートリッジ装着部11に装着されたテープカートリッジ101のテープ113の幅を取得し、取得したテープ113の幅を、ディスプレー9に表示させる。また、制御回路83は、第1センサー69からの検出信号に基づいて、カッターモーター21を制御する。なお、第1センサー69は、テープ印刷装置1の電源がONの状態であれば、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着された時点で、第1検出信号または第2検出信号を制御回路83へ出力する。
図13に基づいて、制御回路83がカッターモーター21を制御する一連の処理の流れについて説明する。制御回路83は、ステップS1において、印刷実行の指令を受信したか否かを判断する。制御回路83は、印刷実行の指令を受信したと判断した場合(S1;Yes)、ステップS2に進む。制御回路83は、印刷実行の指令を受信していないと判断した場合(S1;No)、ステップS1を繰り返す。
制御回路83は、ステップS2において、第1センサー69から第1検出信号を受信したか否かを判断する。制御回路83は、第1センサー69から第1検出信号を受信したと判断した場合(S2;Yes)、ステップS3に進む。制御回路83は、第1センサー69から第2検出信号を受信したと判断した場合、すなわち第1検出信号を受信していないと判断した場合(S2;No)、ステップS4に進む。
制御回路83は、ステップS3において、カット有り印刷モードを実行する。制御回路83は、カット有り印刷モードでは、印刷処理を実行し、テープ113が所望の長さ分送られた時点で、フルカッター17またはハーフカッター19を作動させる。なお、テープ113が所望の長さ分送られた時点とは、例えば、ラベルの後端部がフルカッター17の切込み位置まで送られた時点、或いは、複数のラベルが連続して印刷される場合にラベルとラベルとの境界部分がハーフカッター19の切込み位置まで送られた時点、などが含まれる。このように、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼさないテープ113が収容された第1カートリッジ177がカートリッジ装着部11に装着された場合には、第1センサー69から第1検出信号が出力される。その結果、フルカッター17が作動してテープ113を切断することができ、また、ハーフカッター19が作動してテープ113の一方の面に切れ目を形成することができる。
制御回路83は、ステップS4において、カット無し印刷モードを実行する。制御回路83は、カット無し印刷モードでは、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させることなく、印刷処理を実行する。すなわち、ユーザーがフルカッター17およびハーフカッター19を作動させるか否かを操作パネル7から入力せずとも、自動的に、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させない設定とすることができる。なお、この場合、ユーザーは、必要に応じて、手持ちのハサミ等を用いて、テープ113を切断すればよい。このように、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすテープ113が収容された第2カートリッジ179がカートリッジ装着部11に装着された場合には、第1センサー69から第2検出信号が出力される。その結果、フルカッター17およびハーフカッター19が作動せず、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能への影響を抑制することができる。なお、制御回路83は、カット無し印刷モードにおいて、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させない旨を、ディスプレー9に表示させてもよい。
また、制御回路83は、カット無し印刷モードにおいて、フルカッター17を作動させず、ハーフカッター19を作動させる構成でもよい。この構成は、第2カートリッジ179に収容されたテープ113が、フルカッター17のカット機能に影響を及ぼすおそれがあるが、ハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすおそれが少ない場合に、特に有効である。これとは逆に、制御回路83は、カット無しモードにおいて、フルカッター17を作動させ、ハーフカッター19を作動させない構成でもよい。この構成は、第2カートリッジ179に収容されたテープ113が、フルカッター17のカット機能に影響を及ぼすおそれは少ないが、ハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすおそれがある場合に、特に有効である。また、テープ印刷装置1は、フルカッター17およびハーフカッター19の双方を備えた構成に限定されず、いずれか一方のみを備えた構成でもよい。
以上の実施形態では、テープ印刷装置1は、制御回路83および第1センサー69に回路素子を備え、第1センサー69からの検出信号に基づいて、カッターモーター21を制御するとした。しかしながら、本発明の実施形態は、これに限定されない。例えば、回路素子を備えずに、フルカッター17またはハーフカッター19の作動を機械的に係止する係止部材を設け、第1検出部材71の回動位置または回動角度を検出し、検出結果に基づき、係止部材による係止の解除可否を切り替える機械構成を有するように、テープ印刷装置1を構成してもよい。
以上のように、本実施形態のテープ印刷装置1は、第1検出部材71を備え、第1検出部材71は、第1検出開口59から露出する接触部79を備えている。接触部79は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着された際の平面視において、テープ収容エリア120より外側に位置している。また、接触部79は、テープ収容エリア120の第1領域130側とは異なる位置に設けられている。
この構成によれば、接触部79が、テープ収容エリア120の外側に設けられているため、テープカートリッジ101の容積効率を維持することができる。すなわち、テープカートリッジ101に収容可能なテープ113の最大長さを維持することができる。また、接触部79が、テープ収容エリア120の第1領域130側とは異なる位置に設けられているため、検出子をカートリッジ装着部11の底面に増設することができる。
また、本実施形態の第2カートリッジ179は、カートリッジ装着部11に装着可能である。カートリッジ装着部11には、第1検出部材71とプラテン軸25との間に挿入凸部23が設けられている。第2カートリッジ179は、検出凹部175が設けられたカートリッジケース111を備えている。検出凹部175は、カートリッジ装着部11に第2カートリッジ179が装着された状態で、平面視において、第1検出部材71と重なる位置に設けられている。
この構成によれば、検出凹部175が、プラテン軸25との間で挿入凸部23を挟む位置に設けられた第1検出部材71と重なる位置に設けられている。これにより、検出子をカートリッジ装着部11の底面に増設することができる。
また、本実施形態のテープカートリッジ101は、第1検出領域171が設けられたカートリッジケース111を備えている。第1検出領域171は、カートリッジ装着部11にテープカートリッジ101が装着された状態で、第1検出部材71が位置する。
この構成によれば、第1検出領域171が、プラテン軸25との間で挿入凸部23を挟む位置に設けられた第1検出部材71が位置する位置に、設けられている。これにより、検出子をカートリッジ装着部11の底面に増設することができる。
また、本実施形態のテープカートリッジ101は、カートリッジ装着部11に装着された際の平面視において、カートリッジケース111の奥側壁部127のうち第1検出部材71の接触部79に対応する第1検出領域171が、テープ収容エリア120より外側に位置している。また、第1検出領域171が、テープ収容エリア120の第1領域130側とは反対側に位置している。
この構成によれば、第1検出領域171が、テープ収容エリア120の外側に設けられているため、テープカートリッジ101の容積効率を維持することができる。また、第1検出領域171が、テープ収容エリア120の第1領域130側とは反対側に設けられているため、検出子をカートリッジ装着部11の底面に増設することができる。
また、本実施形態のテープカートリッジ101は、奥側壁部127の装着方向奥側の面のうち、第2周壁部129が立設した周縁部に、第1検出領域171が設けられている。
この構成によれば、第1検出領域171が、奥側壁部127の装着方向奥側の面の周縁部に設けられているため、テープカートリッジ101の容積効率を維持することができる。
また、テープカートリッジセットには、本実施形態の第1カートリッジ177および第2カートリッジ179が含まれる。第1カートリッジ177および第2カートリッジ179が択一的に装着されるカートリッジ装着部11には、第1検出部材71が、挿入凸部23を挟んでプラテン軸25の反対側の領域に設けられている。第1カートリッジ177には、カートリッジ装着部11に装着された状態で、第1検出部材71を第1検出位置に位置させる第1検出領域171が設けられている。また、第2カートリッジ179には、カートリッジ装着部11に装着された状態で、第1検出部材71を第2検出位置に位置させる第1検出領域171が設けられている。
この構成によれば、第1検出領域171が、挿入凸部23に対してプラテン軸25とは反対側に設けられた第1検出部材71を、第1検出位置或いは第2検出位置に位置させる。これにより、検出子をカートリッジ装着部11の底面に増設することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。
第1カートリッジ177については、カートリッジ装着部11に装着する際にガイドピン45に対応する形状を有しつつ、第1検出部材71を押すための形状を有する構成が、種々考えられる。それら第1カートリッジ177の形状の変形例を、図14以降に示す。
図14および図15に示すように、第1変形例に係る第1カートリッジ177Aの奥側ケース121には、ガイドピン45に対応する位置において、第2周壁部129および奥側壁部127が内側に凹んだガイド回避部185が設けられている。ガイド回避部185は、第1カートリッジ177Aがカートリッジ装着部11に装着される際に、ガイドピン45に当たることなく、ガイドピン45を回避する。なお、奥側壁部127のうち、ガイド回避部185の一方の縁部が、第1カートリッジ177Aがカートリッジ装着部11に装着された際に第1検出部材71を押す、第1検出領域171として機能する。また、第1カートリッジ177Aの手前側ケース119には、ガイド回避部185と対応する位置に、ガイド壁部187が設けられている。ガイド壁部187には、第3ガイド穴189が設けられている。第1カートリッジ177Aがカートリッジ装着部11に装着される際には、ガイドピン45が、ガイド回避部185を通過した後、第3ガイド穴189および第1ガイド穴157に順に挿入される。
図16および図17に示すように、第2変形例に係る第1カートリッジ177Bは、第1カートリッジ177Aと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Bでは、ガイド回避部185の第1検出領域171とは反対側が、第3ガイド穴189に対してより遠い位置から、内側に凹んでいる。
図18および図19に示すように、第3変形例に係る第1カートリッジ177Cは、第1カートリッジ177Aと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Cでは、ガイド回避部185が、装着方向奥側から見て、略「U」字の溝状に形成されている。
図20および図21に示すように、第4変形例に係る第1カートリッジ177Eでは、第1カートリッジ177Aと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Eでは、ガイド回避部185が、装着方向奥側から見て第1検出領域171と重なる位置において、第2周壁部129が内側に凹んだ形状に形成されている。
図22ないし図24に示すように、第5変形例に係る第1カートリッジ177Faは、第1カートリッジ177Aと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Faでは、ガイド回避部185の外周面側を覆うようにして、押え部191が設けられている。押え部191の周方向の一方の端部は、第2周壁部129と連なっており、押え部191の周方向の他方の端部と第2周壁部129との間には、スリット193が設けられている。第1カートリッジ177Faでは、奥側壁部127の第1検出領域171に代わり、押え部191が、第1検出部材71を押す部分として機能する。
図25ないし図27に示すように、第6変形例に係る第1カートリッジ177Gaは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Gaでは、スリット193が設けられていない。すなわち、第1カートリッジ177Gaでは、押え部191の周方向のいずれの端部とも、第2周壁部129と連なっている。
図28および図29に示すように、第7変形例に係る第1カートリッジ177Haは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Haでは、押え部191が、装着方向奥側に突出した円柱状に形成されている。
図30および図31に示すように、第8変形例に係る第1カートリッジ177Iは、第1カートリッジ177Haと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Iでは、押え部191が、ガイド壁部187から装着方向奥側に突出している。
図32および図33に示すように、第9変形例に係る第1カートリッジ177Jは、第1カートリッジ177Fと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Jでは、押え部191が、装着方向奥側から見て略半円形の板状に形成され、奥側壁部127の縁部から外側に突出するように設けられている。また、押え部191には、ガイドピン45が挿通される第4ガイド穴199が設けられている。
図34および図35に示すように、第10変形例に係る第1カートリッジ177Kは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Kでは、押え部191が、装着方向奥側から見て略矩形状に第2周壁部129から突出した突条状に形成されている。押え部191は、奥側壁部127および第2周壁部129と一体に形成されている。
図36および図37に示すように、第11変形例に係る第1カートリッジ177Lは、第1カートリッジ177Kと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Lでは、押え部191とガイド回避部185との間が、装着方向奥側から第3ガイド穴189に至る溝状に形成されている。
図38および図39に示すように、第12変形例に係る第1カートリッジ177Mは、第1カートリッジ177Iと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Mでは、ガイド回避部185が、第2周壁部129のより広い範囲に亘って形成されている。
図40および図41に示すように、第13変形例に係る第1カートリッジ177Nは、第1カートリッジ177Iと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Nでは、押え部191が略四角柱状に形成されている。
図42および図43に示すように、第14変形例に係る第1カートリッジ177Oは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Oでは、押え部191が、奥側壁部127の縁部から外側に向けて突出しており、装着方向奥側から見て略矩形状に形成されている。押え部191は、奥側壁部127と一体に形成されている。
図44ないし図46に示すように、第15変形例に係る第1カートリッジ177Pは、第1カートリッジ177Aと略同様に構成されているが、ガイド回避部185が装着方向奥側から見て略「涙」形の孔状に形成されている。
図47および図48に示すように、第16変形例に係る第1カートリッジ177Qは、第1カートリッジ177Cと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Qでは、ガイド回避部185が装着方向奥側から見て略矩形の溝状に形成されている。
図49および図50に示すように、第17変形例に係る第1カートリッジ177Rは、第1カートリッジ177と略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Rでは、装着方向奥側から見て第2ガイド穴159と重なる位置において、第2周壁部129に周壁凹部203が設けられている。
図51および図52に示すように、第18変形例に係る第1カートリッジ177Sは、第1カートリッジ177Jと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Sでは、押え部191が、装着方向奥側から見て先端が尖った略矩形状に形成されている。
図53および図54に示すように、第19変形例に係る第1カートリッジ177Tは、第1カートリッジ177Eと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Tでは、ガイド回避部185が、第1検出領域171と対応する位置において、第2周壁部129の装着方向奥側の略半部を残して凹んだ形状に形成されている。すなわち、ガイド回避部185の一方の端部が、クランク状に屈曲している。
図55および図56に示すように、第20変形例に係る第1カートリッジ177Uは、第1カートリッジ177Haと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Uでは、押え部191が、第1カートリッジ177Hよりも短くなっている。
図57および図58に示すように、第21変形例に係る第1カートリッジ177Vは、第1カートリッジ177Haと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Vでは、ガイド回避部185が、第2周壁部129および奥側壁部127に加えて、第1周壁部125および手前側壁部123が内側に凹むことで構成されている。また、第1カートリッジ177Vでは、押え部191が手前側ケース119から装着方向奥側に突出している。
図59および図60に示すように、第22変形例に係る第1カートリッジ177Wは、第1カートリッジ177Kと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Wでは、押え部191の基端部が、装着方向奥側から見て弧状に形成されている。
図61および図62に示すように、第23変形例に係る第1カートリッジ177Xは、第1カートリッジ177Kと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Xでは、押え部191が、第2周壁部129から突出した略四角錐台状に形成されている。
図63および図64に示すように、第24変形例に係る第1カートリッジ177Yは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Yでは、押え部191が、装着方向奥側から見て、ガイド回避部185と略同一形状の板状に形成されており、ガイド回避部185の装着方向奥側を塞ぐように設けられている。押え部191には、第2ガイド穴159が設けられている。
図65および図66に示すように、第25変形例に係る第1カートリッジ177Zは、第1カートリッジ177Bと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Zでは、ガイド回避部185において、第3ガイド穴189に対応する位置に、屈曲部205が設けられている。
図67ないし図69に示すように、第26変形例に係る第1カートリッジ177Fbは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Fbでは、スリット193が、押え部191に対して第1カートリッジ177Faとは反対側に設けられている。
図70ないし図72に示すように、第27変形例に係る第1カートリッジ177Gbは、第1カートリッジ177Gaと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Gbでは、押え部191が、ガイド回避部185に対して、装着方向奥側の略半部に設けられている。
図73および図74に示すように、第28変形例に係る第1カートリッジ177Hbは、第1カートリッジ177Aと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Kでは、ガイド回避部185において、第3ガイド穴189に対応する位置に、断面略半円形状の溝部207が設けられている。溝部207の装着方向奥側には、円筒状の押え部191が設けられている。押え部191には、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部11に装着される際、ガイドピン45が挿通される。
図75および図76に示すように、第29変形例に係る第1カートリッジ177Dは、第1カートリッジ177Hbと略同様に構成されているが、円筒状の押え部191が、奥側壁部127からガイド壁部187に亘って設けられている。
図77および図78に示すように、第30変形例に係る第1カートリッジ177Fは、第1カートリッジ177Faと略同様に構成されているが、押え部191が、略L字状の棒状に形成されており、第2周壁部129から突出して装着方向奥側に屈曲するように設けられている。
図79および図80に示すように、第31変形例に係る第1カートリッジ177Gは、第1カートリッジ177Oと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Gでは、押え部191が、奥側壁部127とは別体に形成されている。
図81および図82に示すように、第32変形例に係る第1カートリッジ177Saは、第1カートリッジ177Kと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Saでは、押え部191が、奥側壁部127および第2周壁部129とは別体に形成されている。
図83ないし図85に示すように、第33変形例に係る第1カートリッジ177Hは、第1カートリッジ177Tと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Hでは、ガイド回避部185の一方の端部が、斜状に形成されている。
図86および図87に示すように、第34変形例に係る第1カートリッジ177Sbは、第1カートリッジ177Saと略同様に構成されているが、押え部191が、装着方向に延在して第2周壁部129に設けられたベース部195と、ベース部195の装着方向奥側の端部から突出した突出部197と、を備えている。
図88ないし図90に示すように、第35変形例に係る第1カートリッジ177Taは、第1カートリッジ177Xと略同様に構成されているが、第1カートリッジ177Taでは、押え部191が、略三角錐状に形成されている。
続いて、第1カートリッジ177以外の変形例について説明する。第1検出部材71は、装着方向手前側から見て、ガイドピン45の近くに設けられた構成に限定されない。例えば、第1位置決め穴161の近くに設けられた構成でもよい。換言すると、コア挿入筒部143を挟んで、繰出しコア107または第2位置決め穴163の反対側の領域に設けられた構成でもよい。
検出凹部175は、装着方向奥側および外周面側が開放された凹状に形成された構成に限らず、例えば、装着方向奥側および外周面側に加え、装着方向手前側が開放された凹状に形成された構成でもよい。すなわち、検出凹部175は、手前側壁部123から奥側壁部127に連通する凹状に形成された構成でもよい。
テープ印刷装置1は、検出凹部175が設けられていない第1カートリッジ177が装着され、第1センサー69から第1検出信号が出力された際に、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させる。また、検出凹部175が設けられた第2カートリッジ179が装着され、第1センサー69から第2検出信号が出力された際に、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させない構成に限定されず、例えば、これが逆でもよい。すなわち、テープ印刷装置1は、検出凹部175が設けられていない第1カートリッジ177が装着され、第1センサー69から第1検出信号が出力された際に、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させず、検出凹部175が設けられた第2カートリッジ179が装着され、第1センサー69から第2検出信号が出力された際に、フルカッター17およびハーフカッター19を作動させる構成でもよい。この構成では、第1カートリッジ177には、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすおそれのあるテープ113を収容し、第2カートリッジ179には、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすおそれの少ないテープ113を収容すればよい。
第1センサー69は、装着されたテープカートリッジ101に収容されたテープ113が、フルカッター17やハーフカッター19のカット機能に影響を及ぼすおそれのあるテープ113であるか否か、を検出する構成に限定されものではない。例えば、第1センサー69は、装着されたテープカートリッジ101に収容されたテープ113が、サーマルヘッド37による印字エネルギーを上げる必要があるテープ113であるか否か、を検出する構成でもよい。すなわち、テープ印刷装置1は、例えば、印字エネルギーを上げる必要のないテープ113が収容された第1カートリッジ177が装着され、第1センサー69から第1検出信号が出力された際には、第1印字エネルギーでサーマルヘッド37を駆動する。一方、テープ印刷装置1は、印字エネルギーを上げる必要のあるテープ113が収容された第2カートリッジ179が装着され、第1センサー69から第2検出信号が出力された際に、第1印字エネルギーよりも高い第2印字エネルギーでサーマルヘッド37を駆動する。
第1検出部材71は、回転することで、第1検出開口59から出没する構成に限定されず、例えば、装着方向に進退することで、第1検出開口59から出没する構成でもよい。
11…カートリッジ装着部、23…挿入凸部、25…プラテン軸、27…巻取り軸、29…ヘッド部、31…プラテン回転部材、35…巻取り回転部材、37…サーマルヘッド、39…ヘッドカバー、41…繰出し側係合突起、43…巻取り側係合突起、45…ガイドピン、47…第1位置決め突起、49…第2位置決め突起、51…押えフック、53…高さ位置決め凸部、55…第2検出開口、59…第1検出開口、63…第2検出部材、71…第1検出部材、73…装置側仮想線、120…テープ収容エリア、130…第1領域。
Claims (8)
- 第1のテープカートリッジおよび前記第1のテープカートリッジとは外形の異なる第2のテープカートリッジが択一的に装着されるカートリッジ装着部と、
前記カートリッジ装着部の底面から出没可能であり、前記カートリッジ装着部の底面から突出する方向に力が付与された検出部材を有し、前記カートリッジ装着部に前記第1のテープカートリッジが装着された際に前記検出部材が前記第1のテープカートリッジに押されて没入することで第1検出信号を出力し、前記カートリッジ装着部に前記第2のテープカートリッジが装着された際に前記検出部材が突出したままとなることで前記第1検出信号とは異なる第2検出信号を出力するセンサーと、を備え、
前記第1のテープカートリッジは、前記第1のテープカートリッジの装着方向奥側に設けられた奥側壁部と、前記奥側壁部の周縁部から前記装着方向手前側に突出した周壁部と、を有するカートリッジケース、を備え、
前記検出部材は、前記カートリッジ装着部に装着された前記第1のテープカートリッジにより押されて没入した状態で、前記奥側壁部のうち、前記装着方向奥側から見て前記周壁部と重複する位置を押すことを特徴とするテープ印刷装置。 - 前記カートリッジ装着部には、前記第1のテープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に、前記第1のテープカートリッジが備えるコア挿入筒部に挿入される挿入凸部と、前記第1のテープカートリッジが備えるプラテンローラーに挿入されるプラテン軸と、が設けられており、
前記検出部材は、前記装着方向手前側から見て、前記挿入凸部と前記プラテン軸とを通る装置側仮想線上または前記装置側仮想線の近くに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。 - 前記カートリッジ装着部には、前記第1のテープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に、前記第1のテープカートリッジが備えるコア挿入筒部に挿入される挿入凸部と、前記第1のテープカートリッジに設けられたガイドピン挿入部に挿入されるガイドピンと、が設けられており、
前記検出部材は、前記装着方向手前側から見て、前記挿入凸部よりも前記ガイドピンの近くに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープ印刷装置。 - 前記検出部材は、前記第1のテープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に、前記奥側壁部と接する接触部、を備え、
前記検出部材は、前記接触部が前記カートリッジ装着部の底面に没入した第1検出位置と、前記接触部が前記カートリッジ装着部の底面から突出した第2検出位置と、の間で回転可能に設けられており、
前記検出部材は、前記第2検出位置から前記第1検出位置に回転する際に、前記奥側壁部における前記接触部の接触位置が、前記奥側壁部の内側に向かって変位することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のテープ印刷装置。 - 第1のテープカートリッジおよび前記第1のテープカートリッジとは外形の異なる第2のテープカートリッジが択一的に装着されるカートリッジ装着部と、前記カートリッジ装着部の底面から出没可能であり、前記カートリッジ装着部の底面から突出する方向に力が付与された検出部材を有し、前記カートリッジ装着部に前記第1のテープカートリッジが装着された際に前記検出部材が前記第1のテープカートリッジに押されて没入することで第1検出信号を出力し、前記カートリッジ装着部に前記第2のテープカートリッジが装着された際に前記検出部材が突出したままとなることで前記第1検出信号とは異なる第2検出信号を出力するセンサーと、を備えたテープ印刷装置に装着される前記第2のテープカートリッジであって、
前記第2のテープカートリッジの装着方向奥側に設けられた奥側壁部と、前記奥側壁部の周縁部から前記装着方向手前側に突出した周壁部と、を有するカートリッジケース、を備え、
前記奥側壁部には、前記装着方向奥側から見て前記周壁部と重複する位置に、前記第2のテープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に前記検出部材を没入させないように前記検出部材を回避する検出回避部、が設けられていることを特徴とするテープカートリッジ。 - 前記第2のテープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に、前記カートリッジ装着部に設けられた挿入凸部が挿入されるコア挿入筒部と、前記カートリッジ装着部に設けられたプラテン軸が挿入されるプラテンローラーと、を備え、
前記検出回避部は、前記装着方向奥側から見て、前記コア挿入筒部と前記プラテンローラーとを通るカートリッジ側仮想線上または前記カートリッジ側仮想線の近くに設けられていることを特徴とする請求項5に記載のテープカートリッジ。 - 前記第2のテープカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に、前記カートリッジ装着部に設けられた挿入凸部が挿入されるコア挿入筒部と、前記カートリッジ装着部に設けられたガイドピンが挿入されるガイドピン挿入部と、を備え、
前記検出回避部は、装着方向奥側から見て、前記コア挿入筒部よりも前記ガイドピン挿入部の近くに設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のテープカートリッジ。 - 前記検出回避部は、前記装着方向奥側および外周面側が開放された凹状に形成されていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一項に記載のテープカートリッジ。
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