JP2020001293A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 先行シートの後端の記録データおよび後続シートの先端の記録データが判明していなくても給送を開始し、先行シートの後端と後続シートの先端とを同時に記録可能な場合は同時に記録を行うことで連続して搬送されるシートに記録を行う際のスループット低下を抑制することを目的とする【解決手段】 先行シートと後続シートの重ね量を決定していない状態で後続シートの搬送を開始し、先行シートの最終行の画像の後端と後続シートの先頭行の画像の先端との距離情報を取得し、取得した情報に基づいて、先行シートの最終行の記録データと後続シートの先頭行の記録データとを記録手段の同一の走査によって画像形成するための記録データを生成する。【選択図】 図9

Description

本発明は記録ヘッドによってシートに記録を行う記録装置及び記録方法に関する。
複数のシートに連続的に記録を行う記録装置において、印刷時間の短縮のために記録のスループットの向上が求められている。そこで、給紙の間隔を短くすることで先行するシートを記録してから後続するシートの記録が開始されるまでの時間を短縮することができる。
特許文献1には、先行する記録シートの後端部と後続する記録シートの先端部を一部重ねて記録手段と対向する位置に給送し、先行シートの後端側の部分と後続シートの先端側の部分に同時に記録を行う記録装置が記載されている。この文献には、余白が多い場合はより重ねた状態で記録を行うことで記録のスループットを増大させることができると記載されている。
特開2006−175642号公報
シートの余白が判明しない段階で重ねると重なりが大きすぎて先行シートの画像を記録する部分にもシートを重ねてしまったり、重ね量が少なく、先行シートの最終行と後続シートの先頭行とが同じ走査で記録できなくなってしまったりする虞がある。
そのために余白量に基づいて重ね量を決定し、その決定に基づいてシート同士を重ねようにも、余白量を求めるためには先行シートの後端の記録データや後続シートの先端の記録データを処理しなければならず、この処理には時間が掛かる。重ね量が決まるまで後続シートの給送を開始できないと記録シートの給送までに時間が掛かってしまう。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、連続して搬送されるシートに記録を行う際のスループット低下を抑制することを目的とする。
本発明は、データを処理することにより記録に用いられる記録データを生成する生成手段と、所定方向に配列した複数の記録素子を有し、前記所定方向と交差する方向に走査しながら、前記記録データに従って、記録位置にあるシートに画像の記録を行う記録手段と、先行シートの後端部と後続シートの先端部を重ねた重ね状態を形成し、前記先行シートと前記後続シートとが重ね状態で前記記録位置に搬送されるように前記先行シート及び後続シートを搬送する搬送手段と、を備える記録装置であって、前記記録データに基づいて、前記記録位置に搬送されたときの前記先行シートの最終行の画像の先端と前記後続シートの先頭行の画像の先端との距離に関する情報を取得する取得手段を有し、前記搬送手段は、前記取得手段が前記情報を取得する前に前記後続シートの搬送を開始し、前記生成手段は、前記取得手段が取得した前記情報に基づいて、前記先行シートの最終行と前記後続シートの先頭行とを前記記録手段の同一の走査によって記録するための記録データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、先行シートの後端余白量および後続シートの先端余白量が判明していなくても給送を開始し、後続シートを給送した後に同時記録が可能な場合は先行シートと後続シートに同時に記録を行うようにすることで記録のスループット低下を抑制することができる。
実施形態の記録装置における重ね連送の動作を説明する図である。 実施形態の記録装置における重ね連送の動作を説明する図である。 実施形態の記録装置における重ね連送について、先行シートと後続シートに1回の走査で印刷する際の動作を説明する図である。 実施形態の記録装置におけるピックアップローラの構成を説明するための模式図である。 実施形態の記録装置の制御系の概念を示すブロック図。 実施形態の記録装置が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態の記録装置が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態の記録装置が実行する処理において、先行シートと後続シートが重ね状態を解除するか否かを判定するフローチャートである。 実施形態の記録装置が実行する処理において、先行シートと後続シートに記録ヘッドの同一の走査によって画像形成が可能か否かを判定するフローチャートである。 実施形態の記録装置が実行する処理において、後続シートの先頭行の記録データを生成するフローチャートである。 実施形態の記録装置において、先行シートと後続シートに1回の走査で印刷する際の動作を説明する図である。 実施形態の記録装置の、先行シートと後続シートを別々の走査で印刷する際の動作を説明する図である。 実施形態の記録装置の、先行シートと後続シートを別々の走査で印刷する際の動作を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では同一の機能を有する構成には図中に同一の符号を付与し、その説明を省略する場合がある。
図1乃至図3は、本発明の一実施形態に係る記録装置の模式的断面図であり、重ね連送の動作を説明するための説明用の図である。最初に、図1のST1で示す図を用いて本実施形態における記録装置の概略構成について説明する。
なお、「記録」には、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も含まれ、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。また、本実施形態では、記録媒体としてシート状の紙を想定するが、布、プラスチック・フィルム等であってもよい。シート状の記録媒体をここでは記録シートと呼ぶ。
記録装置100の構成について図1の状態ST1を参照して説明する。符号1は記録シートを指示している。複数枚の記録シート1は給送トレイ11(積載部)に積載されている。2は給送トレイ11に積載された最上位の記録シート1に当接してこの記録シートをピックアップするピックアップローラを示している。3はピックアップローラ2によってピックアップされた記録シート1をシート搬送方向の下流側へ給送するための給送ローラを示している。4は給送ローラ3へ付勢され給送ローラ3とともに記録シート1を挟持して給送する給送従動ローラを示している。
5は給送ローラ搬送ローラを示しており、3及び給送従動ローラ4によって給送された記録シート1を記録ヘッド7と対向する位置へ搬送する。6は搬送ローラ5へ付勢され搬送ローラ5とともに記録シートを挟持して搬送するピンチローラを示している。
7は搬送ローラ5及びピンチローラ6によって搬送された記録シート1に対して記録を行う記録ヘッドを示している。本実施形態では記録ヘッドに記録シート搬送方向(所定方向)に配列した吐出口からインクを吐出して記録シート1に記録を行うインクジェット記録ヘッドであるとして説明する。8は記録ヘッド7と対向する記録位置で記録シート1の裏面を支持するプラテンである。10は記録ヘッド7を搭載してシート搬送方向と交差する方向へ移動するキャリッジを示している。
9は記録ヘッド7によって記録が行われた記録シートを装置外に排出するための排出ローラを示している。12,13は記録ヘッド7によって記録が行われた記録シートの記録面と接触して回転する拍車を示している。ここで下流側にある拍車13は排出ローラ9へ付勢されており、上流側にある拍車12は対向する位置に排出ローラ9が配されていない。拍車12は記録シート1の浮き上がりを防止するためのものであり押え拍車とも呼ぶ。18は排出された記録シートを積載する排出トレイ(排出部)を示している。
給送ローラ3及び給送従動ローラ4で形成される給送ニップ部と、搬送ローラ5及びピンチローラ6で形成される搬送ニップ部との間では、記録シート1は搬送ガイド15によって案内される。16は記録シート1の先端及び後端を検知するためのシート検知センサを示している。シート検知センサ16はシート搬送方向において給送ローラ3の下流に設けられている。17は後続シートの先端部を先行シートの後端部に重ねるためのシート押えレバーを示している。シート押えレバー17は回転軸17bの回りに図中反時計回り方向にバネで付勢されている。
図4はピックアップローラ2の構成を説明する図である。前述のようにピックアップローラ2は給送トレイ11に積載されている最上位の記録シートに当接して当該記録シートをピックアップする。19は後述する給送モータの駆動をピックアップローラ2に伝達するための駆動軸である。記録シートをピックアップするときに、駆動軸19及びピックアップローラ2は図中矢印A方向に回転する。駆動軸19には突起19aが設けられている。ピックアップローラ2には突起19aが嵌まり込む凹部2cが形成されている。図4(a)に示すように、突起19aがピックアップローラ2の凹部2cの第1の面2aに当接している場合は、駆動軸19の駆動がピックアップローラ2に伝達され、駆動軸19を駆動するとピックアップローラ2も回転される。一方、図4(b)に示すように、突起19aがピックアップローラ2の凹部2cの第2の面2bに当接している場合は、駆動軸19の駆動がピックアップローラ2に伝達されず、駆動軸19を駆動してもピックアップローラ2は回転されない。突起19aが第1の面2a及び第2の面2bのいずれにも当接せず、第1の面2aと第2の面2bの間にある場合も、駆動軸19を駆動してもピックアップローラ2は回転されない。
図5は、本実施形態の記録装置のブロック図である。201は、各部動作やデータの処理などを制御するMPUである。MPU201は、後述するように、先行する記録シートの後端部と後続シートの先端部とが重なるように記録シートの搬送を制御可能な搬送制御手段としても機能する。202は、MPU201によって実行されるプログラムやデータを格納するROMである。203は、MPU201によって実行される処理データ及びホストコンピュータ214から受信したデータを一時的に記憶するRAMである。RAM203は先行シートの記録データ及び後続シートの記録データを全て保存するための容量を必要とせず、本実施形態では記録ヘッド7が3度の走査で画像形成を行う分の容量があればよい。
記録ヘッド7はインクの吐出口とインクを吐出するためのエネルギーを発生する発熱素子、ピエゾ素子等の記録素子を有しており、記録ヘッドドライバ207によって制御される。キャリッジ10を駆動するキャリッジモータ204は、キャリッジモータドライバ208によって制御される。搬送ローラ5及び排出ローラ9は搬送モータ205によって駆動される。搬送モータ205は搬送モータドライバ209によって制御される。ピックアップローラ2及び給送ローラ3は給送モータ206によって駆動される。給送モータ206は給送モータドライバ210によって制御される。記録ヘッド7の位置や、搬送ローラ5等の回転量は、不図示のセンサによって検知することができる。
ホストコンピュータ214には、使用者によって記録動作の実行が命令された場合に、記録画像や記録画像品位等の記録情報を取りまとめて記録装置と通信するためのプリンタドライバ2141が設けられている。MPU201は、I/F部213を介してホストコンピュータ214と記録画像等のやり取りを実行する。
<動作例>
図1のST1から図3のST9を用いて重ね連送の動作について時系列に説明する。ホストコンピュータ214からI/F部213を介して記録データが送信されると、MPU201で処理された後、RAM203に展開される。MPU201が展開されたデータに基づいて記録動作を開始する。
図1のST1を参照して説明する。最初に、給送モータドライバ210によって給送モータ206が低速駆動される。これにより、ピックアップローラ2は7.6inch/secで回転される。ピックアップローラ2が回転すると、給送トレイ11に積載された最上位の記録シート(先行シート1−A)がピックアップされる。ピックアップローラ2によってピックアップされた先行シート1−Aは、ピックアップローラ2と同方向に回転している給送ローラ3によって搬送される。給送ローラ3も給送モータ206によって駆動される。本実施形態は、ピックアップローラ2及び給送ローラ3を備える構成で説明する。しかしながら、積載部に積載された記録シートを給送する給送ローラのみ備える構成であってもよい。
給送ローラ3の下流側に設けられたシート検知センサ16によって先行シート1−Aの先端が検知されると、給送モータ206を高速駆動に切り替える。すなわち、ピックアップローラ2及び給送ローラ3は20inch/secで回転する。
図1のST2を参照して説明する。給送ローラ3を回転し続けることによって先行シート1−Aの先端は、バネの付勢力に抗してシート押えレバー17を回転軸17bの回りに時計回り方向に回転させる。さらに給送ローラ3を回転し続けると、先行シート1−Aの先端は搬送ローラ5とピンチローラ6で形成される搬送ニップ部に突き当たる。このとき搬送ローラ5は停止状態である。先行シート1−Aの先端が搬送ニップ部に突き当たった後も給送ローラ3を所定量回転させることによって、先行シート1−Aの先端が搬送ニップ部に突き当たった状態で整列し斜行が矯正される。斜行矯正動作をレジ取り動作ともいう。
図1のST3を参照して説明する。先行シート1−Aの斜行矯正動作が終了すると、搬送モータ205が駆動されることによって搬送ローラ5が回転を開始する。搬送ローラ5は15inch/secでシートを搬送する。先行シート1−Aは記録ヘッド7と対向する位置まで頭出しされた後に、記録データに基づいて記録ヘッド7からインクを吐出することによって記録動作が行われる。なお、頭出し動作は、記録シートの先端が搬送ニップ部に突き当てられることにより搬送ローラ5の位置に一旦位置決めされ、その後搬送ローラ5の位置を基準として搬送ローラ5の回転量を制御することにより行われる。
本実施形態の記録装置は、記録ヘッド7がキャリッジ10に搭載されているシリアルタイプの記録装置(以下、シリアルプリンタ)である。搬送ローラ5によって記録シートを所定量ずつ間欠搬送する搬送動作と、搬送ローラ5が停止しているときに記録ヘッド7を搭載したキャリッジ10を移動させながら記録ヘッド7からインクを吐出する画像形成動作と、を繰り返す。この動作によって記録シートに対する記録動作が行われる。
先行シート1−Aが頭出しされると、給送モータ206を低速駆動に切り替える。すなわち、ピックアップローラ2及び給送ローラ3は7.6inch/secで回転する。搬送ローラ5によって記録シートを所定量ずつ間欠搬送しているときに、給送モータ206によって給送ローラ3も間欠駆動される。すなわち搬送ローラ5が回転しているときは給送ローラ3も回転し、搬送ローラ5が停止しているときは給送ローラ3も停止している。搬送ローラ5の回転速度に対して、給送ローラ3の回転速度は小さい。そのため、搬送ローラ5と給送ローラ3の間でシートは張った状態になる。また、給送ローラ3は搬送ローラ5によって搬送される記録シートによって連れ回りさせられる。
給送モータ206を間欠的に駆動するため、駆動軸19も駆動される。前述のように、ピックアップローラ2の回転速度は搬送ローラ5の回転速度よりも小さい。そのため、ピックアップローラ2は搬送ローラ5で搬送される記録シートによって連れ回りさせられる。すなわち、ピックアップローラ2は駆動軸19に対して先回りした状態になっている。具体的には、駆動軸19の突起19aは第1の面2aから離間し第2の面2bに当接した状態になっている。したがって、先行シート1−Aの後端がピックアップローラ2を通過しても2枚目の記録シート(後続シート1−B)はすぐにピックアップされない。駆動軸19が所定時間駆動されると、突起19aが第1の面2aと当接するようになり、ピックアップローラ2が回転を開始する。この時点では、先行シート1−Aに記録する画像の後端、すなわち最終行の後端の位置がどこになるか判明していない。また、後続シート1−Bの画像の先頭の位置は判明していない。
図2のST4を参照して説明する。ピックアップローラ2が回転を開始し、後続シート1−Bをピックアップした状態を示す。シート検知センサ16は、センサの応答性等の要因により記録シートの端部を検知するためにはシート間に所定以上の間隔が必要になる。すなわち、シート検知センサ16によって先行シート1−Aの後端を検知した後、後続シート1−Bの先端を検知するまでに所定の時間間隔をもたせるために、先行シート1−Aの後端部と後続シート1−Bの先端部との間を所定距離離す必要がある。そのために、ピックアップローラ2の凹部2cは約70度に設定されている。
図2のST5を参照して説明する。ピックアップローラ2によってピックアップされた後続シート1−Bは、給送ローラ3によって搬送される。このときに、先行シート1−Aは、記録データに基づいて記録ヘッド7によって画像形成動作が行われている。シート検知センサ16によって後続シート1−Bの先端が検知されると、給送モータ206を高速駆動に切り替える。すなわち、ピックアップローラ2及び給送ローラ3は20inch/secで回転する。
図2のST6を参照して説明する。先行シート1−Aの後端部は、図2のST5に示すようにシート押えレバー17によって下方に押し下げられている。記録ヘッド7による記録動作によって先行シート1−Aが下流に移動する速度に対して、後続シート1−Bを高速に移動させることによって先行シート1−Aの後端部の上に後続シート1−Bの先端部が重なった状態を形成することができる(図2のST6)。先行シート1−Aは記録データに基づいて記録動作が行われているため、先行シート1−Aは搬送ローラ5によって間欠搬送される。一方、後続シート1−Bはシート検知センサ16によって先端が検知された後、給送ローラ3を20inch/secで連続的に回転させることによって先行シート1−Aに追いつくことができる。
図3のST7を参照して説明する。先行シート1−Aの後端部の上に後続シート1−Bの先端部が重なった重ね状態を形成した後、後続シート1−Bは先端が搬送ニップの上流の所定位置で停止するまで給送ローラ3によって搬送される。後続シート1−Bの先端の位置は、後続シート1−Bの先端がシート検知センサ16によって検知されてからの給送ローラ3の回転量から算出され、この算出結果に基づいて制御される。このとき、先行シート1−Aは、記録データに基づいて記録ヘッド7によって画像形成動作が行われている。
図3のST8を参照して説明する。先行シート1−Aの最終行の1行前の画像形成動作(インク吐出動作)を行うために搬送ローラ5が停止している。ホストコンピュータ214からI/F部213を介して後続シート1−Bの記録データが送信されると給送ローラ3が駆動し、後続シート1−Bの先端を搬送ニップ部に突き当てることによって後続シート1−Bの斜行矯正動作を行う。
後続シート1−Bの斜行矯正動作が終了すると、給送モータ206の駆動を停止する。また、駆動軸19に対する駆動力の伝達状態を非伝達状態に切り替え、ピックアップローラ2が回転されない状態に切り替える。
図3のST9を参照して説明する。先行シート1−Aの最終行の1行前の画像形成動作が終了すると、搬送ローラ5を所定量回転させることによって先行シート1−Aの上に後続シート1−Bが重なった状態を維持して後続シート1−Bの頭出しを行う。この際に、先行シート1−Aの最終行と、後続シート1−Bの先頭行が同時に記録ヘッド7と対向する状態になるように搬送する。後続シート1−Bが頭出しされると、給送モータ206を低速駆動に切り替える。すなわち、ピックアップローラ2及び給送ローラ3は7.6inch/secで回転する。
後続シート1−Bが頭出し後、記録データに基づいて、記録ヘッド7の同一の走査で先行シート1−Aの最終行と後続シート1−Bの先頭行に画像形成動作(同時記録とも称する)を行う。続いて、後続シート1−Bが画像形成動作のために間欠搬送されると、先行シート1−Aも間欠搬送され、やがて先行シート1−Aは排出ローラ9によって排出トレイ18に排出される。
以降、後続シート1−Bの後にも記録データがある場合は、図2のST4に戻り3枚目の記録シートのピックアップ動作が行われ、図3のST9までが繰り返される。以上のようにすることで、複数枚の記録シート1を連続的に記録する場合に、記録速度を向上することができる。
<処理例>
図1〜図3に示した動作を実現するために、MPU201が実行する処理を図1〜3の動作の流れを追いながら説明する。図6、図7は、MPU201が実行する処理の一例を示すフローチャートであり、制御装置100の制御例である。
図6のステップS601で、I/F部213を介してホストコンピュータ214から記録データが送信されると、MPU201は本フローチャートの制御を開始する。
ステップS602で先行シート1−Aの給送動作を開始する。具体的には、給送モータ206を低速駆動する。ピックアップローラ2は7.6inch/secで回転する。ピックアップローラ2によって先行シート1−Aをピックアップし、給送ローラ3によって先行シート1−Aを記録ヘッド7に向けて給送する。
ステップS603で、図1のST1に示すように、シート検知センサ16によって先行シート1−Aの先端が検知される。シート検知センサ16によって先行シート1−Aの先端が検知されると、ステップS604で給送モータ206を高速駆動に切り替える。すなわち、ピックアップローラ2及び給送ローラ3は20inch/secで回転する。
シート検知センサ16によって先行シート1−Aの先端が検知された後の給送ローラ3の回転量を制御することによって、図1のST2に示すようにステップS605で先行シート1−Aの先端を搬送ニップ部に突き当てて先行シート1−Aの斜行矯正動作を行う。先行シート1−Aの斜行矯正動作が終了すると、給送モータ206の駆動を停止する。また、駆動軸19に対する駆動力の伝達状態を非伝達状態に切り替える。
ホストコンピュータ214から記録データが送信されると、ステップS606で記録データに基づいて先行シート1−Aを頭出しする。MPU201は搬送モータドライバ209を介して搬送モータ205の回転量を制御する。搬送ローラ5は15inch/secで回転する。
そして、記録データに基づき搬送ローラ5の位置を基準とした記録開始位置まで先行シート1−Aを搬送する。
ステップS607で図1のST3に示すように、先行シート1−Aに対して記録ヘッド7からインクを吐出することによって画像形成動作を開始する。具体的には、搬送モータ205の回転量を制御して搬送ローラ5により先行シート1−Aを間欠搬送する搬送動作と、キャリッジモータドライバ208を介しキャリッジモータ204の回転量を制御してキャリッジ10を移動させる。さらに、RAM203に展開された記録データに基づき、記録ヘッドドライバを介して記録ヘッド7からインクを吐出する画像形成動作(インク吐出動作)と、搬送ローラ5によって記録シートを所定量ずつ間欠搬送する搬送動作と、を繰り返す。この動作によって、先行シート1−Aに対する記録動作を行う。
ステップS608で次ページの記録データがあるか判断する。次ページの記録データがあるかの情報は、ホストコンピュータ214から送信される。
次ページの記録データが無い場合はステップS609に進む。ステップS609で先行シート1−Aに対する画像形成動作が完了したら、ステップS610で先行シート1−Aを排出し、ステップS611で記録動作を終了する。
ステップS608で次ページの記録データがある場合は、ステップS612で先行シート1−Aの後端が所定の位置を通過したかどうかを判断する。所定の位置を通過したと判断したら、図2のST4に示すように、ステップS613で後続シート1−Bの給送動作を開始する。
先行シート1−Aの後端位置は、先端位置から記録シート1−Aのサイズを足して算出することが可能である。先端位置は搬送ニップ部からの距離で定義され、斜行矯正動作後の搬送ローラ5の回転量により算出される。
所定の位置は、先行シート1−Aと後続シート1−Bとの間に所定の間隔が形成される位置であり、給送ローラ3と給送トレイ11との距離等によって設定される。本実施形態では先行シート1−Aの後端の余白量と後続シート1ーBの先端の余白量が判明していなくても後続シート1−Bの給送を開始する。余白量が判明しないまま後続シート1−Bの給送を開始しても、先行シート1−Aの最終行の記録を行うまでに後続シート1−Bの先端の余白量及び先頭行の記録データの生成が終わっている。そのため、後続シート1−Bの給送を早く開始した分、先行シート1−Aの記録が完了してから後続シート1−Bの記録が開始されるまでの時間が短くなり、スループットが高くなる。また、3行分の記録データがRAM203に展開できればよいため、RAM203に展開される記録データの容量を減らすことができる。
ステップS613でピックアップローラ2によって後続シート1−Bをピックアップし、給送ローラ3によって後続シート1−Bを記録ヘッド7に向けて給送する。給送モータ206を低速駆動し、ピックアップローラ2と給送ローラ3は7.6inch/secで回転する。シート間の距離を一定の範囲内に維持しながら後続シート1−Bを搬送することで記録速度を向上させる。
ステップS614で、図2のST5に示すように、シート検知センサ16によって後続シート1−Bの先端が検知される。
シート検知センサ16によって後続シート1−Bの先端が検知されると、ステップS615で給送モータ206を高速駆動に切り替え、図7のステップS701に進む。ピックアップローラ2及び給送ローラ3は20inch/secで回転する。シート検知センサ16によって後続シート1−Bの先端が検知された後の給送モータ206の回転量を用いて後続シートの先端位置は制御される。
図7のステップS701で後続シート1−Bの先端が搬送ニップ部の所定量手前の位置となるように後続シート1−Bを搬送する。先行シート1−Aは記録データに基づいて間欠搬送される。後続シート1−Bは給送モータ206を連続的に高速駆動することによって、図2のST6で示すように、先行シート1−Aの後端部の上に後続シート1−Bの先端部が重なる重ね状態が形成される。
重ね状態が形成された状態で、後続シート1−Bの先端が搬送ニップ部の所定量手前の位置に到達すると、ステップS702に進み、給送モータ206の駆動を停止して後続シート1−Bの給送を停止し、ステップS703に進む。
ステップS701で重ね状態が形成されていない、または、後続シート1−Bの先端が搬送ニップ部の所定量手前の位置に到達していなければステップS709に進み、先行シート1−Aの記録動作が完了していなければ後続シート1−Bの給送を継続する。
ステップS703の条件1では、シートの重ね量の判定により条件を充たしているか否かを判定する。ステップS703の判定を充たしている場合(Yes)はS704へ進み、充たしていない場合(No)はS709へ進む。重ね状態が形成されている場合、この判定の段階では、図3のST7に示したように、後続シート1−Bは搬送ニップ部の手前にあり、後続シート1−Bの先端部は先行シート1−Aの後端部と重なる位置にある。
図7のステップS703の判定の詳細について、図8を用いて説明するが、ステップS703以降の処理の説明には、さらに図11〜図13も参照して説明を行う。なお、図11〜図13は、記録装置の記録動作の様子を示す模式図であり、図1と同じ位置の断面を示す断面図であるが、記録ヘッド7の周辺を拡大して示している。図11〜図13において、X、Y、Zはそれぞれ、先行シート1―Aに形成する画像領域である。先行シート1−Aの最終行から2行前の画像領域を(X)、最終行から1行前の画像領域を(Y)、先行シート1―Aの最終行の画像領域を(Z)とする。また、αは後続シート1―Bの先頭行の画像領域を表しており、これらは、各画像領域が記録される前の段階から図示している。
<条件1の判定>
図7のステップS703の判定の詳細について、図8を用いて説明する。図8は先行シート1−Aと、後続シート1−Bのシートの状態を維持して画像形成を行う位置に搬送ローラ5によって搬送するか否かを判定するためのフローチャートである。状態を維持して搬送する場合は条件を充たしている、状態を維持して搬送しない場合は条件を充たしていないと判定する。先行シート1―Aの最終行の2行前の画像形成動作を行う際に、ステップS801から判定を開始する。
まず、ステップS802では、先行シート1―Aの後端が、搬送ニップ部を通過しているかを判定する。先行シート1−Aの後端位置は、先行シート1―Aの斜行矯正動作後に搬送ローラ5が回転した量により先行シート1−Aの先端位置を把握する。把握した先端位置から先行シート1−Aのサイズ分搬送方向上流側に戻った位置を先行シート1−Aの後端位置とすることで求められる。こうして求めた先行シート1−Aの後端位置が搬送ニップ部を通過したか否かを判定する。
通過している場合はステップS803に進む。ステップS803に進むとき、先行シート1―Aと後続シート1−Bは重なった状態ではなく、先行シート1―Aの後端と後続シート1―Bの先端とが間隔をとって離れている状態である。重ね量は先行シート1−Aの記録動作にともなって減少する。したがって、先行シート1―Aの後端が搬送ニップ部を通過する前は重なった状態であっても、先行シート1−Aの記録動作にともなってニップされた位置を通過すると離れた状態になることがある。シートが離れた状態であれば、その状態を維持し、条件を充たしていると判断してステップS804で終了する。
ステップS802において、先行シート1−Aの後端が搬送ニップ部を通過していない場合は、ステップS805に進む。ステップS805は、先行シート1―Aの後端と後続シート1−Bの先端は重なった状態であり、重ね量が所定の閾値より小さいか否かを判定する。計算により求められた先行シート1−Aの後端位置と後続シートの1−Bの先端位置との距離が重ね量として算出される。先行シート1−Aの後端位置は、先にステップS802で用いた後端位置と同じである。一方、後続シート1−Bの先端位置は、シート検知センサ16によって後続シート1−Bの先端が検知された後に給送モータ206が回転した量から計算して求めることができる。
重ね量が閾値より小さいと判定された場合(ステップS805:YES)、ステップS806に進み、重ね状態を解除し、条件を充たしていないと判断してステップS804で終了する。重ね量が閾値より小さいと、シートの搬送および記録動作が不安定となる場合があることから、重ね連送しないようにすることにより、後続シート1−Bの搬送に不具合が生じることを防止することができる。
ステップS805において、重ね量が閾値より大きいと判定された場合(ステップS805:NO)、ステップS807に進む。このとき、搬送シートは、図11のa1、図12のa1、或いは図13のa1に示すような状態となっている。先行シート1―Aの後端と後続シート1−Bの先端は重なった状態を維持し、条件を充たしていると判断してステップS804で終了する。
次いで、ステップS703の判定によって、ステップS703からステップS704へと進むと、ステップS704において、条件2の判定を行う。この判定では、画像領域とシートの搬送状態の関係によってCase1〜Case4の4つの中のいずれかに判定される。判定の詳細を以下に述べる。
<条件2の判定>
図7のステップS704の判定の詳細について、図9を用いて説明する。図9は先行シート1−Aの最終行と、後続シート1−Bの先頭行の画像形成動作を、記録ヘッド7の同一の走査内で実施するか否かを判定するための同時記録判定処理のフローチャートで、Case1〜Case4のいずれかに判定される。
先行シート1―Aの最終行の1行前の画像形成動作を行う際に、ステップS901からステップS909までの判定フローを開始する。図9のフローチャートによる判定の結果、Case1〜Case4のいずれかに判定される。
まず、ステップS902では、記録装置が後続シート1−Bの記録データを取得しているか否かを確認するためにRAM203に後続シート1−Bの記録データが書き込まれているかどうかを判定する。記録データを取得している場合はステップS903へ進む。記録データを取得していない場合はステップS908へ進み、Case4として先行シートの最終行を記録するときに同時に後続シート1−Bの先頭行の記録動作を行わないことを決定する。
ステップS902で記録データを取得していると判定した場合は(ステップS902:YES)、ステップS903に進む。ステップS903では、先行シート1―Aに記録される最終行の後端となる位置が、搬送ローラ5、搬送ピンチローラ6にニップされた位置を通過しているかを判定する。先行シート1−Aの最終行の後端、すなわち記録する画像の後端の位置は、搬送方向における先行シート1−Aの先端位置と、先行シート1−Aの先端位置から先行シート1−Aに形成する画像の後端までの距離によって求められる。
先行シート1−Aの先端位置は、先行シート1−Aの斜行矯正をしてからステップS903の時点までの搬送ローラ5の回転量から算出される。次に、先行シート1−Aの先端位置から画像の後端までの距離の求め方を以下に延べる。
まず、図6のステップS605で先行シート1−Aが斜行矯正される前に、先行シート1−Aの画像の先端位置を特定しておく。先行シート1−Aに記録装置が記録可能な領域(以降、記録可能領域)を決定する。RAM203に書き込まれている記録データは、ページ内の記録領域情報を例えば余白量情報としてもっており、この情報に基づいて記録可能領域を決定することができる。先行シート1−Aの先端位置から余白量分の長さを加えることで記録可能領域の先端を特定し、これを記録可能領域の先端位置に設定する。なお、この先端位置は搬送ニップ部からの距離で定義される。
次に、RAM203から先行シート1−Aに記録する画像のデータを読み出す。読み出した画像のデータに基づいて、記録可能領域の先端からシートに形成される画像の先頭までの距離を特定する。特定した距離を先に設定した上端マージンに加えることで、搬送方向における先行シート1−Aの画像の先端の位置が求められる。
その後、ステップS605にて先行シート1−Aの斜行矯正が行われ、次いで、ステップS606で先行シート1−Aの頭出しを行う。
そして、ステップS607から先行シート1−Aの記録を開始する。先行シート1−Aの先端の位置は斜行矯正してからの搬送ローラ5の回転量から算出される。
求められた先行シート1−Aの先端からシートに形成される画像の先端までの距離はRAM203に記憶される。この時点で既に数スキャン分の記録データがRAMに書き込まれているが、その後さらに、先行シート1−Aに記録する画像のデータが順次RAM203に書き込まれる。書き込まれた記録データに基づいて記録される画像の搬送方向における距離を、既にRAM203に記憶された先行シート1−Aの先端からシートに形成される画像の先端位置までの距離に加えていく。加えていくことで先行シート1−A内における先行シート1−Aに記録される画像の後端の位置を特定する。
以上のようにすれば、搬送ローラ5の回転量から算出される先行シート1−Aの先端位置と、先行シート1−A内における画像の後端の位置から、先行シート1−Aに記録される画像の後端、すなわち先行シート1−Aの最終行の後端の位置が求められる。
ステップS903にて、以上のようにして求めた先行シート1−Aの最終行の後端の位置が、搬送方向において、搬送ローラ5と搬送ピンチローラ6で構成される搬送ローラ対より上流にあるか否かを判定する。下流にある場合は、先行シート1−Aの最終行の画像領域が搬送ローラ対を通過していないと判定される。この場合(ステップS903:NO)はステップS906に進む。S906でCase3として先行シート1−Aの最終行を記録するときに同時に後続シート1−Bの先頭行の記録動作を行わないことを決定する。このとき、搬送されるシートは、図13のa2に示すような状態となっている。形成予定の画像領域(Z)は搬送ローラ5、搬送ピンチローラ6にニップされる位置にかかっており、画像領域(Z)後端はニップ位置を通過していない。斜行矯正を行って先行シート1−Aと後続シート1−Bを搬送すると、先行シート1−Aと後続シート1−Bは共に搬送ローラ5によって搬送されるので、重ね量は斜行矯正を行った時に形成された重ね量が維持され、記録が行われる。そのため、この状態のまま斜行矯正を行い、先行シート1−Aと重ねてしまうと先行シート1−Aの画像領域(Z)を形成する予定の領域の上に後続シート1−Bが重なってしまい、画像領域(Z)を形成することができない。
そのため、ステップS907では先行シート1−Aの最終行の画像領域(Z)の記録を行っているときに後続シート1−Bの斜行矯正を行うことを決定する。そうすることで画像領域(Z)と後続シート1−Bが重ならない状態になってから重ね状態を形成することができる。ステップS907の決定により重ね位置が変わるので、図13のa2の状態となった場合は、次に説明する図11のa2、図12のa2の状態となった場合よりも重ね量が小さくなる。
一方、ステップS903にて、先行シート1−Aの最終行の後端の位置が、搬送方向において、搬送ローラ5と搬送ピンチローラ6で構成される搬送ローラ対より前にある場合は、先行シート1−Aの最終行の画像領域が搬送ローラ対を通過していると判定する。この場合(ステップS903:YES)は、ステップS904に進む。このとき、搬送されるシートは、図11のa2、或いは、図12のa2に示すような状態となっている。画像領域(Z)の後端がローラ対によるニップ位置を通過しているので、このまま重ね状態を形成したとしても画像領域(Z)の上に後続シート1−Bが重なることはない。
そのため、続くステップS904では、先行シート1―Aの最終行の1行前の画像形成動作を行いながら、後続シート1−Bの斜行矯正を行うことを決定する。そしてステップS905でCase1またはCase2に判定することを決定し、ステップS909で条件2の判定を終了する。
本実施形態では、可能な限り後続シート1−Bと先行シート1−Aを重ねて搬送し、斜行矯正を行うか否かをステップS703の条件1、ステップS704の条件2で判定することで重ね状態を維持するか否かを決定している。そうすることで給送開始後に画像領域が判明してから重ね幅を変更でき、先行シートと後続シートの給送開始までの時間削減に寄与する。また、例えば、後続シート1−Bの給送開始後に後続シート1−Bの給送状況に変化が生じても、斜行矯正を行うか否かの判断を行うことで、給送状況の変化に追従することが可能になる。また、ステップS905で先行シートと後続シートの画像形成動作を同一の走査内で行うか否かを判断している。2つのシートの画像形成動作を同一の走査内で行うことにより、先行シートの記録開始から後続シートの記録終了までの時間を短縮することができる。
再び図7に戻り、ステップS704の判定後の処理の流れを説明する。ステップS704の判定によりCase1またはCase2に判定される場合はステップS705へ、Case3に判定される場合はステップS712へ、Case4に判定される場合はステップS708へ進む。
Case1またはCase2に判定された場合はステップS705で後続シート1−Bの斜行矯正および後続シート1−Bの先頭行生成処理を行う。後続シート1−Bの先頭行生成にでは、後続シート1−Bの先頭行の記録データの生成と、Case1かCase2かの判定を行う。図10を用いて説明する。以下での距離などはシートの搬送方向についての距離のことを示す。
まず、ステップS201で処理開始の命令を受けると、ステップS202で、後続シート1−Bにシートに記録装置が記録可能な領域を決定する。先の図9のステップS902で取得していることを確認したRAM203の記録データは、ページ内の記録領域情報を例えば余白量情報という形でもっており、この情報に基づいて記録可能な領域を決定することができる。これにより記録可能な領域の先端、すなわち上端マージンが特定されるため、後続シート1−Bの先端を基準として、特定された記録可能な領域の先端の位置までの距離を決定する(ステップS203)。ここで、後続シート1−Bの先端位置は斜行矯正を行った後の先端位置である搬送ニップ部にあるとし、記録可能な領域の先端位置は搬送ニップ部からの距離で定義される。
次に、ステップS204にてRAM203から後続シート1−Bに記録する画像のデータを読みだす。
続いてステップS205にて、読み出した画像のデータに基づいて、搬送方向においてシートの記録可能な領域の先端からシートに形成される画像の先頭までの距離を特定する。特定した距離をステップS203で設定した記録可能な領域の先端の位置に加えることで、搬送方向における後続シート1−Bの画像の先端位置が求められる。
ステップS206にて、ステップS205で求めた先端位置を記録データに基づく画像の先端位置に更新し、ステップS207に進む。
ステップS207では先行シート1−Aの最終行の先端から後続シート1−Bの先頭行の画像の先端までの距離を算出する。
次にステップS208にて先行シート1−Aの最終行の先端から後続シート1−Bの先頭行までの距離が、記録ヘッド7の記録可能幅より長いか否かを判定する。これにより、先行シート1−Aの最終行を記録するときに後続シート1−Bの先頭行が記録ヘッド7の記録可能幅(Y方向における吐出口列の範囲)に入るかどうかが分かるので、同一の走査によって記録可能か否かが分かる。短い場合(ステップS208:NO)は、先行シート1−Aと後続シート1−Bの記録データが記録ヘッド7の同一の走査によって記録できるのでステップS208はNOと判定され、ステップS209に進む。
ステップS209では、Case1に決定し、先行シート1−Aの最終行の先端から後続シート1−Bの先頭行の後端までの距離が記録ヘッド7の記録可能幅の中に入るような後続シート1−Bの先頭行の記録データを生成する。図11の(a2)に示す先行シート1−Aの最終行(Z)のY方向下流側の先端から後続シート1−Bの先頭行を含む画像領域(α)のY方向下流側の先端までの距離は記録ヘッドの7の記録可能幅よりも短いのでCase1に判定される。
一方、長い場合(ステップS208:YES)は、先行シート1−Aと後続シート1−Bの記録データが記録ヘッド7の同一の走査によって記録できないのでステップS210でCase2に決定する。そして記録ヘッド7の記録可能幅に入るように後続シート1−Bの先頭行の記録データを生成する。図12の(a2)に示す先行シート1−Aの最終行(Z)のY方向下流側の先端から後続シート1−Bの先頭行を含む画像領域(α)のY方向下流側の先端までの距離は記録ヘッドの7の記録可能幅よりも長く、Case2に判定される。
以上のようにして、Case1、Case2のいずれかに決定され、後続シート1−Bの先頭行の記録データが生成される。
(Case1)
ステップS705ではCase1と判定されると共に、図3のST8、図11の(a3)、(b1)に示すように、後続シートの先端をニップ位置に突き当てて、後続シート1−Bの斜行矯正が行われる。また、駆動軸19に対する駆動力の伝達状態を伝達状態から非伝達状態に切り替える。続くステップS706では後続シート1−Bの頭出しを行うことで、先行シート1−Aの最終行(Z)と、後続シート1−Bの先頭行(α)が、同時に記録ヘッド7と対向する状態になるように搬送される。
続くステップS707では、図3のST9、図11の(a4)、または図11の(b2)に示すように、先行シート1−Aの最終行(Z)の画像形成と後続シート1−Bの先頭行(α)の画像形成をするための記録動作を行う。図11のすなわち先行シート1−Aの最終行と後続シート1−Bの先頭行に対して、記録ヘッド7は同一の走査内で画像形成を行う。本実施形態では、先行シート1−Aの最終行と後続シート1−Bの先頭行が記録ヘッド7の同一走査内で画像形成が行われるように後続シート1−Bの先頭行の画像領域を形成する。
その後、ステップS708で先行シート1−Aの画像形成動作が完了し、後続シート1−Bが画像形成動作のために間欠搬送されると、先行シート1−Aも間欠搬送され、やがて先行シート1−Aは排出ローラ9によって排出トレイ18に排出される。
ステップS707を経由した場合には、続くステップS708では先行シート1−Aの記録動作は完了しているため、ステップS716に進む。
ステップS716では後続シート1−Bの記録動作をすでに開始している。そこで、2(丸囲い)に進み、図6のステップS608に戻る。そしてこれまで後続シート1−Bとして扱ってきたシートを先行シート1−AとしてステップS608以降の処理を行う。
(Case2)
ステップS705にてCase2と判定されると共に、図12の(a3)に示すように、先行シート1−Aの最終行から1行前を記録している時に後続シート1−Bの斜行矯正を行う。
続いてステップS709では、後続シート1−Bの頭出しが行われ、先行シート1−Aの最終行(Z)が記録ヘッド7と対向する位置に搬送される。
続いてステップS710では、図12では(a4)に示すように、先行シート1−Aの最終行の画像形成が完了するまで記録動作を行う。先行シート1−Aの記録動作が完了し、後続シート1−Bが画像形成動作のために間欠搬送されると、先行シート1−Aも間欠搬送され、やがて先行シート1−Aは排出ローラ9によって排出トレイ18に排出される。そして、ステップS711に進み後続シート1−Bの記録動作を開始する。まず、後続シート1−Bの先頭行の画像領域(α)の画像形成を行い、その様子を示しているのが図12の(a5)である。
ステップS716では後続シート1−Bの記録動作をすでに開始している。そこで、2(丸囲い)に進み、図6のステップS608に戻る。そしてこれまで後続シート1−Bとして扱ってきたシートを先行シート1−Aと見なしてステップS608以降の処理を行う。
(Case3)
ステップS704にてCase3と判断されると、ステップS712でシートの重ね量が閾値より小さいかどうかの判定を行う。判定を行う重ね量は先行シート1−Aの最終行が搬送ローラ対を通過した後の重ね量であり、閾値より小さい場合(ステップS712:YES)はステップS708に進む。ステップS708では先行シート1−Aの記録動作は完了していないため、ステップS701に戻る。
閾値より多い場合(ステップS712:NO)はステップS713にて先行シート1−Aの最終行(Z)の記録動作を行い、また、後続シート1−Bの斜行矯正を行う。図13の(a3)に示すようになっている。Case3では記録ヘッドの同一の走査によって先行シート1−Aと後続シート1−Bの画像を記録しないので、先行シート1−Aの最終行の先端から後続シート1−Bの先頭行の画像の先端までの距離を算出しない。ここでは図10のステップS202〜ステップS206と同様の処理によって後続シート1−Bの画像の先端位置を決定し、記録ヘッド7の記録可能幅に入るように後続シート1−Bの先頭行の記録データを生成する。
続いてステップS714にて後続シート1−Bの頭出しを行い、それと共に先行シート1−Aも搬送され、やがて先行シート1−Aは排出ローラ9によって排出トレイ18に排出される。
後続シート1−Bの記録領域が記録ヘッド7と対向する位置に搬送されたらステップS715にて後続シート1−Bの記録動作を開始する。まず、後続シート1−Bの先頭行の画像領域(α)の画像形成を行い、その様子を示しているのが図13の(a4)である。
ステップS716では後続シート1−Bの記録動作をすでに開始している。そこで、2(丸囲い)に進み、図6のステップS608に戻る。そしてこれまで後続シート1−Bとして扱ってきたシートを先行シート1−Aと見なしてステップS608以降の処理を行う。
(Case4)
ステップS708で先行シート1−Aの画像形成動作が完了するまでに、重ね状態が形成されていない場合、およびステップS704でCase4に判定された場合は、ステップS716において後続シート1−Bの画像形成動作は開始されていない。そのため、先行シート1−Aの画像形成動作が完了したのちに、ステップS718で後続シート1−Bの先端を搬送ニップ部に突き当てて後続シート1−Bの斜行矯正動作を行う。
ステップS718で記録データに基づいて後続シート1−Bの頭出しを行い、ステップS719で後続シート1−Bに対して画像形成動作を開始する。そして、2(丸囲い)に進み、図6のステップS608に戻る。そしてこれまで後続シート1−Bとして扱ってきたシートを先行シート1−Aと見なしてステップS608以降の処理を行う。
これにより複数の記録シート1への記録が連続的に行われ、複数枚のシート1に連続的に記録する場合に、記録速度を向上することができる。
本発明の主たる実施形態は、図11の(a2)、(b2)である。先行シート1―Aの最終行の画像領域(Z)と、後続シート1―Bの先頭行の画像領域(α)が、同時に記録ヘッド7と対向した状態になり、記録ヘッド7の同一の走査によって画像領域(Z)と画像領域(α)を記録する。本実施形態においてこの時に最もスループットが高くなる。
<他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
3 給送ローラ
5 搬送ローラ
6 ピンチローラ
7 記録ヘッド
100 記録装置
201 MPU

Claims (10)

  1. データを処理することにより記録に用いられる記録データを生成する生成手段と、
    所定方向に配列した複数の記録素子を有し、前記所定方向と交差する方向に走査しながら、前記記録データに従って、記録位置にあるシートに画像の記録を行う記録手段と、
    先行シートの後端部と後続シートの先端部を重ねた重ね状態を形成し、前記先行シートと前記後続シートとが重ね状態で前記記録位置に搬送されるように前記先行シート及び後続シートを搬送する搬送手段と、
    を備える記録装置であって、
    前記記録データに基づいて、前記記録位置に搬送されたときの前記先行シートの最終行の画像の先端と前記後続シートの先頭行の画像の先端との距離に関する情報を取得する取得手段を有し、
    前記搬送手段は、前記取得手段が前記情報を取得する前に前記後続シートの搬送を開始し、
    前記生成手段は、前記取得手段が取得した前記情報に基づいて、前記先行シートの最終行と前記後続シートの先頭行とを前記記録手段の同一の走査によって記録するための記録データを生成することを特徴とする記録装置。
  2. 前記取得手段が取得した前記情報に基づいて、前記後続シートの記録データが前記先行シートの最終行の記録データと前記記録手段の同一の走査によって画像形成が可能かどうかを判定する同時記録判定手段を有し、
    前記同時記録判定手段が前記記録手段の同一の走査によって画像形成が可能であると判定した場合は、前記所定方向において前記先行シートの最終行の画像の先端から前記後続シートの先頭行の画像の後端までの長さが前記記録手段の前記複数の記録素子の長さ以下になるように前記生成手段は前記後続シートの先頭行の記録データを生成し、
    前記同時記録判定手段が前記記録手段の同一の走査によって画像形成が可能でないと判定した場合は、前記後続シートの先頭行の画像の長さが前記所定方向において前記記録手段の前記複数の記録素子の長さ以下になるように前記生成手段は前記後続シートの先頭行の記録データを生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記搬送手段は前記先行シートの後端部に前記後続シートの先端部を重ねて重ね状態を形成し、
    前記同時記録判定手段は、前記先行シートが最終行から1行前の記録データの記録を行っている時に前記先行シートの最終行を記録する領域に前記後続シートが重なっていた場合は前記先行シートの最終行の記録データと前記後続シートの先頭行の記録データを前記記録手段の同一の走査によって画像形成を行わないと判定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記同時記録判定手段は、前記先行シートの最終行から1行前の記録データの記録を完了するまでに前記後続シートの記録データが取得できなければ前記先行シートの最終行の記録データと前記後続シートの先頭行の記録データを前記記録手段の同一の走査によって画像形成を行わないと判定することを特徴とする請求項2または3に記載の記録装置。
  5. 前記取得手段は、前記搬送手段が前記重ね状態を形成した後に前記情報を取得し、
    前記搬送手段が形成した重ね状態において記先行シートの画像の後端となる位置が所定の位置よりも前記搬送の方向の下流にある場合には前記重ね状態で記録するときの前記先行シートの最終行の画像の先端と前記後続シートの先頭行の画像の先端との距離に関する情報を前記情報として取得し、
    前記搬送手段が形成した重ね状態において記先行シートの画像の後端となる位置が前記所定の位置よりも前記搬送の方向の上流にある場合には前記情報を取得しないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記搬送手段は前記先行シートの後端部に前記後続シートの先端部を重ねて重ね状態を形成し、前記取得手段は前記先行シートの最終行の記録データが決定した後に前記情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記搬送手段によって形成された重ね状態を維持したまま前記先行シート及び後続シートを前記記録位置に搬送するか、前記重ね状態を解除して前記先行シート及び後続シートを前記記録位置に搬送するかを判断する重ね判断手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記重ね判断手段は、前記後続シートが前記搬送手段によって所定の位置まで搬送されたとき、前記搬送手段によって形成された前記重ね状態の重ね量が閾値より多い場合は前記搬送手段に前記重ね状態を維持したまま前記先行シート及び後続シートを前記記録位置に搬送させることを決定し、前記重ね量が閾値より小さい場合は前記搬送手段に前記先行シートと前記後続シートを重ねないで前記記録位置に搬送させることを決定することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記取得手段は、前記重ね判断手段によって重ね状態を解除すると決定された場合には、前記先行シート及び後続シートの前記記録データに基づいて、前記先行シートと前記後続シートが重ならない状態で前記記録位置に搬送されたときの前記先行シートの最終行の画像の後端と前記後続シートの画像の先端との距離に関する情報を取得し、
    前記生成手段は、前記取得手段が取得した前記情報に基づいて、前記先行シートの最終行と前記後続シートの先頭行とを前記記録手段の同一の走査によって記録するための記録データを生成することを特徴とする請求項7または8に記載の記録装置。
  10. データを処理することにより記録に用いられる記録データを生成する生成ステップと、
    所定方向に配列した複数の記録素子を備えた記録手段によって前記所定方向と交差する方向に走査しながら、前記記録データに従って、記録位置にあるシートに画像の記録を行う記録ステップと、
    先行シートの後端部と後続シートの先端部を重ねた重ね状態を形成し、前記先行シートと前記後続シートとが重ね状態で前記記録位置に搬送されるように前記先行シート及び後続シートを搬送する搬送ステップと、
    を有する記録装置の記録方法であって、
    前記記録データに基づいて、前記記録位置に搬送されたときの前記先行シートの最終行の画像の先端と前記後続シートの画像の先端との距離に関する情報を取得する取得ステップを有し、
    前記搬送ステップは、前記取得ステップが前記情報を取得する前に前記後続シートの搬送を開始し、
    前記生成ステップは、前記取得ステップが取得した前記情報に基づいて、前記先行シートの最終行と前記後続シートの先頭行とを前記記録手段の同一の走査によって記録するための記録データを生成することを特徴とする記録装置の記録方法。
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