JP2019536588A - 人工膵臓 - Google Patents
人工膵臓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019536588A JP2019536588A JP2019541870A JP2019541870A JP2019536588A JP 2019536588 A JP2019536588 A JP 2019536588A JP 2019541870 A JP2019541870 A JP 2019541870A JP 2019541870 A JP2019541870 A JP 2019541870A JP 2019536588 A JP2019536588 A JP 2019536588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulin
- blood glucose
- calculated
- dose
- computer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/14—Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
- A61M5/168—Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
- A61M5/172—Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body electrical or electronic
- A61M5/1723—Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body electrical or electronic using feedback of body parameters, e.g. blood-sugar, pressure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/48—Other medical applications
- A61B5/4836—Diagnosis combined with treatment in closed-loop systems or methods
- A61B5/4839—Diagnosis combined with treatment in closed-loop systems or methods combined with drug delivery
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H20/00—ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
- G16H20/10—ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients
- G16H20/17—ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients delivered via infusion or injection
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M2205/00—General characteristics of the apparatus
- A61M2205/50—General characteristics of the apparatus with microprocessors or computers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M2230/00—Measuring parameters of the user
- A61M2230/20—Blood composition characteristics
- A61M2230/201—Glucose concentration
Abstract
Description
1日のうち同じ時間に同じ食事を摂り、同じ注射を行うことは1型糖尿病治療における1つの選択肢であったが、あまり満足できるものではなかった。機能的インスリン療法は、患者がインスリン注射を計算するのを支援する教育的プログラムである。これは、インスリン効果値(ISF)およびカーボ比(CR)としてツールを定義する。臨床プロトコールから経験的に推定されるこれらのツールは、血糖(BG)値、血糖目標、食事中の炭水化物(CHO)および前回のボーラスに依存して、インスリンボーラスを計算するために使用される。
−ISFは、補正率(CF)としても知られ、即効型インスリン1単位により生じる血糖低下であり;
−CRは、即効型インスリン1単位により生じる血糖低下を代償するCHOの量である。
−補正ボーラスUBGは、患者のCF、BG値およびBG目標に依存して、
−食事ボーラスUCarbは、患者のCRおよび食事中の炭水化物CHOの量に依存して、
UBol=UBG+UCarb(3)
により与えられる。
−CFが1日のうちの時間、身体活動、ストレスまたは疾病で変動し得ること;
−CRが食事組成により変動することから、
患者が正確なインスリン用量を計算することは困難である。
最近では、糖測定器およびインスリンポンプはボーラスウィザードを含む。医師は、これらの計算子に1日のうちの時刻に従い、個別化したCR、CFまたは血糖目標の値を知らせる。したがって、糖尿病患者が行わなければならないのは、推奨インスリン用量を得るためにCHOの推定量を入力することのみである。
UBol=UBG+UCarb−IOB(4)
として計算される。
−予測範囲を拡張しなければならず;
−モデルにより与えられる予測の精度を改善しなければならず;
−コントローラの個別化には工学の専門家の作業が必要である;
結果的に、低血糖発作を回避しながら制御の正値性を保証し得る人工膵臓を提供することが依然として必要とされている。
−時間間隔を決定するステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで患者の血糖値を測定するステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで注入すべき包括的なインスリン注入率を計算するためにプロセッサを使用するステップであって、注入率の計算が、例えば血糖および残存インスリンなどの患者自身のパラメータを考慮するステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで、この計算された患者へ注入すべき包括的なインスリン注入率を送達するステップ
を含む。
−複数の時間間隔を含む少なくとも1つの時間枠が定義され;
−時間枠に対して、注入すべきインスリン総量が決定され;
−各時間間隔の最終エンドポイントでの包括的なインスリン注入率は、プロセッサにより計算される場合、血糖および残存インスリンのパラメータの関数である。
−時間間隔を定めるステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで患者の血糖値を測定するステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで注入すべき包括的なインスリン注入率を計算するためにプロセッサを使用するステップであって、注入率の計算に血糖および残存インスリンのパラメータを考慮するステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで、この計算された注入すべき包括的なインスリン注入率を患者に送達するステップ
を含む。
−時間間隔Tsを決定するステップ;
−血糖値を受信するステップ;
−次の時間間隔において注入すべきインスリン用量u(nTs)を計算するステップ;
−計算した注入すべきインスリン用量を糖尿病使用者のインスリン注入装置に伝達するステップ;
を反復して含む方法にも関する。
として計算され、式中、x1refは目標血糖値であり;θ2は糖尿病使用者の特異的インスリン効果値である。
IOB(nTs)=θ3 X (x2(nTs)+x3(nTs))
として計算され、式中、
−x2(nTs)は血漿インスリン率であり;
−x3(nTs)は皮下インスリン率であり;
−θ3は、糖尿病使用者の特異的インスリン反応時間である。
−本発明の第4の態様によるコンピュータ実施方法を操作するための指示を含むプロセッサと、
−インスリン注入装置と、
−糖尿病使用者の血糖値を測定するためのセンサーと、
を含む。
−インスリン輸注装置のクローズドループ操作モードを開始させ;クローズドループ操作モードの開始に反応して、使用者に対して最新のセンサーグルコース値を得るステップ;
−使用者の体内の活性インスリン量を示す最新の残存インスリン(IOB(nTs))値を計算するステップ;
−予め定められた時間間隔(Ts)時に注入すべきインスリン用量u(nTs)を決定するステップ;
−決定される注入すべきインスリン用量に従い、インスリンリザーバーから使用者の身体にインスリンを送達するためにクローズドループモードでインスリン輸注装置を操作するステップであって、注入すべきインスリン用量は各時間間隔(Ts)時に送達すべきインスリンの量に相当するステップ
を含む。
−時間間隔を定めるステップ;
−各時間間隔の最終エンドポイントで患者の血糖値x1(t)を測定するステップ;
−次の時間間隔時または各時間間隔の最終エンドポイントで注入すべき包括的なインスリン注入率ui(t)を計算するためにプロセッサを使用し;
−この計算した、次の時間間隔中または次の時間間隔の最終エンドポイントで患者に注入すべき包括的なインスリン注入率ui(t)を送達するステップ
を含む方法に関する。
−x2(t)は、
−x3(t)は
−x1refは血糖値目標であり;
−
−θ2は、患者の特異的インスリン効果値であり;
−θ3は、糖尿病使用者の特異的インスリン反応時間である。
−患者の血糖値x1(t)を受信するステップ;
−注入すべき包括的なインスリン注入率ui(t)を計算するステップ;
−計算した包括的なインスリン注入率ui(t)をインスリン注入装置に伝達するステップ、
をコンピュータに実行させる指示を含むコンピュータプログラム製品に関し、ここで、
−x2(t)は、
−x3(t)は、
−x1refは血糖値目標であり;
−θ2は患者の特異的インスリン効果値であり;
−θ3は糖尿病使用者の特異的インスリン反応時間である。
−時間間隔Tsを決定するステップ;
−血糖値x1(nTs)を受信するステップ;
−次の時間間隔において注入すべきインスリン用量u(nTs)を計算するステップ
を反復して含み;
注入すべきインスリン用量u(nTs)が、少なくとも:
・受信された血糖値x1(nTs)と本方法の予備ステップにおける予め定められた血糖値目標x1refとの間の比較の関数である第1項と;
・使用者の体内で依然として活性であるインスリン用量IOB(nTs)の推定値である第2項と、を含み、
第2項が本方法の各反復で第1項を超えるかまたはこれと等しい
方法に関する。
の関数である。
一実施形態において、第2項は、
θ3 X (x2(nTs)+x3(nTs))の関数であり;
式中、
−x2(nTs)は血漿インスリン率であり;
−x3(nTs)は皮下インスリン率である。
−本発明の第10の態様による方法を操作するための指示を含むプロセッサと;
インスリン注入装置と;
−使用者の血糖値を測定するためのセンサーと、
を含むシステムにさらに関する。
この節では、本発明で使用されるグルコース−インスリン動態のモデルを提示する。次いで、状態の組み合わせとして残存インスリンが計算され得ることが確立される。
θ2IOB(t)=x1(t)−x∞(17)
となり、これは、残存インスリンに起因する予見された血糖レベル低下と解され、つまり、IOBは血糖に対する長期予測を提供する。
本発明によれば、「動的ボーラス計算子(Dynamic Bolus Calculator)」(DBC)と呼ばれる新しい制御法則が導入される。一実施形態において、DBCは、UCarb=0(すなわち食事なしを考慮)での補正ボーラス式(4)に基づき、
ISF=CF=θ2で、Eq.(14)および(17)から:
このセクションにおいて、クローズドループ軌跡の安定性および正値性としての重要な特性に対処する。このフィードバックは正の制御を生成させ、これは、x1(t)≧x1refである、
は、システム(23)に関する正不変集合を特徴づけておりおり、zにおける正象限をx−座標に変換する。それは、次のH−行列
ロバスト性により、コントローラが、名目上でない)糖尿病患者において安全に作動することが確保されることから、ロバスト性は重大な問題である。
遅延がクローズドループを不安定化することは周知である。ここで、モデルにおいて考慮されなかった遅延に関して、ロバスト性を調べた。これらの遅延は、人工膵臓のクローズドループにおいて必然的に出現する。状態フィードバック(23)を分析したところ、標的ループ伝達は、
使用者の生体挙動が名目挙動(nominal behavior)とは異なり得るので、計算したボーラスは、1回の投与で送達されず、ある時間内に拡散される。この場合、血糖の割合の急激な下降が制限される。
である。
次のシミュレーションは、食事なしの状況下で行う。参照は100mg/dlに設定し、ループはt=60分で閉じられる。
全てのCGM装置が、血中グルコースと組織内グルコース濃度との間の生理学的時間差に起因する何らかの遅延を導入する。
・制御は正のまま
・状態は正のまま
・正常血糖での回復速度は、「入力/状態の正値性」の節で説明されているようにθ3に依存する。
・ループは予想通り安定なままであり(”遅延マージン”のパート参照);
・低血糖発作はなく;
・明らかにされなかったものの、遅延の場合、
曙現象は、ホルモン分泌の急増による夜間の血糖上昇である。図3は、状態フィードバックFkrを使用したクローズドループ(23)を示し、午前2時と午前6時との間の25mg/dl/hの出力時のランプ状外乱により曙現象をモデル化した。
・状態フィードバック制御法則は一時的基礎送達率を生じ;
・予想されるように(「調節による性能」の部分を参照)ランプ状外乱の効果;
・およびBGは午前8時に正常血糖に戻る。
UVA/Padovaの配布版は、制御アルゴリズムに関する前臨床試験プラットフォームとして食品医薬品局(Food and Drug Administration)により承認されている。数人の仮想患者とともに、これはポンプおよびCGM装置のモデルも含む。このシミュレーターは、DBC制御アルゴリズムの安全性および効率を示すために使用される。仮想患者のパラメータ
・BGが2h3で正常血糖になり;
・低血糖はない(最低BGは82mg/dl)。
クローズドループのロバスト性も次のように示される:
・仮想患者のモデルは名目上でなく;
・CGM装置は遅延、ノイズおよび5分間の試料採取時間を導入し;
・ポンプは、0.05Uの送達速度の最小の目盛りを有し;
・コントローラの飽和がなかった。
コントローラの個別化およびMPCアルゴリズムに対する正確な予想は、人工膵臓プロジェクトにおいて依然として未解決の問題である。ここで、新規クローズドループが開発される。ボーラスアドバイザー由来の構造を用いて、このコントローラは、患者の個別の特徴(CFおよびDIA)により単純に調整される。したがってこれは医師および患者にとって直ちに理解される。
Claims (38)
- 使用者のインスリン注入装置を制御するための方法であって、
時間間隔Tsを決定するステップ;
血糖値x1(nTs)を受信するステップ;
次の時間間隔において注入すべきインスリン用量u(nTs)を計算するステップ
を反復して(n)含み;
前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、少なくとも:
前記方法の予備段階における、受信される血糖値x1(nTs)と予め定められた血糖値目標x1refとの間の比較の関数である第1項と;
前記使用者の体内で依然として活性があるインスリン用量の推定値IOB(nTs)である第2項と、を含み;
前記第2項が、前記方法の各反復で第1項を超えるかまたは第1項と等しい、
方法。 - 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)の第1項および第2項が、1以下の補正率(kd)の関数であり、前記補正率(kd)が予め定められた持続時間基準に対して注入持続時間を適応させるために設定される、請求項1に記載の方法。
- 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)の第1項および第2項が、前記補正率(kd)の線形関数である、請求項2に記載の方法。
- 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、
予め定められた使用者プロファイルの少なくとも1つの特異的な注入率において計算される第3項
を含む、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。 - 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、次の予め定められた使用者プロファイルパラメータ:
特異的なインスリン反応時間θ3;および/または
特異的なインスリン効果値θ2
のうち少なくとも1つの関数である、請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。 - 前記第2項が、
θ3 X (x2(nTs)+x3(nTs))
の関数であり、式中、
x2(nTs)が血漿インスリン率であり;
x3(nTs)が皮下インスリン率である、請求項1〜6の何れか1項に記載の方法。 - 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、血糖値x1(nTs)に対する少なくとも比例する成分と、血糖値x1(nTs)に対する導関数成分と、血糖値x1(nTs)に対する第2の導関数成分と、を含む、請求項1〜8の何れか1項に記載の方法。
- 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、前記血糖値x1(nTs)の積分の関数である項を含まない、請求項1〜9の何れか1項に記載の方法。
- 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、
使用者による予め定められたグルコースの摂取量を代償する、注入すべきインスリンの用量に対応する第2のインスリン用量uCarbの関数である第4項
を含む、請求項1〜10の何れか1項に記載の方法。 - 前記補正率(kd)が正であり、真に1より小さい、請求項1〜11の何れか1項に記載の方法。
- インスリン用量を計算するステップが計算子により実行される、請求項1〜12の何れか1項に記載の方法。
- コンピュータにより実行される、請求項1〜13の何れか1項に記載の方法。
- 注入すべきインスリン用量u(nTs)の計算値を前記インスリン注入装置に伝達するステップ
をさらに含む、請求項1〜14の何れか1項に記載の方法。 - インスリンを送達するシステムであって、
請求項14に記載の方法を操作するための指示を含むプロセッサと;
インスリン注入装置と;
使用者の血糖値を測定するためのセンサーと、
を含むシステム。 - 少なくとも1つの次のパラメータ:
特異的なインスリン反応時間θ3および/または
特異的なインスリン効果値θ2;および/または
特異的な使用者基礎インスリン注入率UBasを定義するために設定されるインターフェースをさらに含む、請求項16に記載のシステム。 - 使用者のインスリン注入装置を制御するためのコンピュータ実施方法であって、
時間間隔Tsを決定するステップ;
血糖値x1(nTs)を受信するステップ;
次の時間間隔において注入すべきインスリン用量u(nTs)を計算するステップであって;
kdが、真に正であり1以下の調整パラメータであり;
uBG(nTs)が、前回のインスリン注入を考慮することなく、血糖値目標x1refに対して血糖値x1(nTs)を到達させるために必要とされるインスリン用量であり;IOB(nTs)が、前記使用者の体内で依然として活性があるインスリン用量であり;
UBasが、前記使用者の特異的基礎インスリン注入率であるステップ)
前記インスリン注入装置に注入すべきインスリン用量u(nTs)の計算値を伝達するステップ
を反復して含む、コンピュータ実施方法。 - IOB(Ts)が、
IOB(nTs)=θ3 X (x2(nTs)+x3(nTs))
(式中、
x2(nTs)は血漿インスリン率であり;
x3(nTs)は皮下インスリン率であり;
θ3は、前記使用者の特異的インスリン反応時間である。)として計算される、請求項18または19に記載のコンピュータ実施方法。 - 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、血糖値x1(nTs)に対する比例成分と、血糖値x1(nTs)に対する導関数成分と、血糖値x1(nTs)に対する第2の導関数成分と、を含む、請求項18〜20の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法。
- 前記注入すべきインスリン用量u(nTs)が、血糖値x1(nTs)に対する比例成分と、血糖値x1(nTs)に対する導関数成分と、血糖値x1(nTs)に対する第2の導関数成分と、を含む、請求項18〜20の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法。
- x2(nTs)およびx3(nTs)がオブザーバーにより決定される、請求項20に記載のコンピュータ実施方法。
- 前記パラメータkdが正であり、真に1より小さい、請求項18〜24の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法。
- 請求項18〜25の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法であって、x1refが70mg/L〜140mg/Lの範囲である、コンピュータ実施方法。
- 請求項18〜26の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法であって、前記時間間隔Tsが、1ミリ秒〜3時間、0.1秒〜1時間または1秒から15分間の範囲である、コンピュータ実施方法。
- 請求項18〜27の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法であって、アクチュエーターが起動されるときに、注入すべき第2のインスリン用量uCarbを計算する段階をさらに含み、前記第2のインスリン用量uCarbが食事を代償する、前記注入すべきインスリンの用量に対応する、コンピュータ実施方法。
- インスリンを送達するシステムであって、
請求項18〜28の何れか1項に記載のコンピュータ実施方法を操作するための指示を含むプロセッサと;
インスリン注入装置と;
使用者の血糖値を測定するためのセンサーと、を含むシステム。 - 前記センサーが前記プロセッサに連結される、請求項29に記載のインスリンを送達するシステム。
- それを必要とする患者においてインスリンを送達する方法であって、
時間間隔を定めるステップ;
各時間間隔の最終エンドポイントで前記患者の血糖値x1(t)を測定するステップ;
次の時間間隔中に注入すべき包括的なインスリン注入率ui(t)を計算するためにプロセッサを使用するステップ;
前記患者に次の時間間隔で、注入すべき計算した包括的なインスリン注入率ui(t)を送達するステップを含み、
x2(t)が、
x3(t)が
x1refが血糖値目標であり;
θ2が、前記患者の特異的インスリン効果値であり;
θ3が、使用者の特異的インスリン反応時間である、
方法。 - 前記血糖値を測定し、包括的なインスリン注入率を計算するためにプロセッサを使用し、計算された包括的な注入率を送達するステップが各時間間隔で連続的に反復される、請求項31に記載の方法。
- 前記パラメータkが正であり真に1より小さい、請求項31または32に記載の方法。
- 前記パラメータkが1に等しい、請求項31または32に記載の方法。
- 指示を含むコンピュータプログラム製品であって、前記プログラムがコンピュータにより実行されるときに、
患者の血糖値x1(t)を受信するステップ;
注入すべき包括的なインスリン注入率ui(t)を計算するステップ;
計算した包括的なインスリン注入率ui(t)をインスリン注入装置に伝達するステップ
をコンピュータに実行させ;
ここで
Ubasが一定の患者の特異的な基礎インスリン率であり、kが真に正であり1以下の調整パラメータであり、
x2(t)が
x3(t)が
x1refが血糖値目標であり;
θ2が、前記患者の特異的なインスリン効果値であり;
θ3が、使用者の特異的なインスリン反応時間である、
コンピュータプログラム製品。 - 前記パラメータkが正であり、真に1より小さい、請求項35に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記パラメータkが1に等しい、請求項35に記載のコンピュータプログラム製品。
- インスリンを送達するシステムであって、
請求項35〜37の何れか1項に記載のコンピュータプログラム製品と;
インスリンポンプと;
グルコースセンサーまたは連続グルコース測定などの、患者体内での前記患者の血糖値を測定するための手段と、を含み、
請求項31〜34の何れか1項に記載の方法を実行可能である、システム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201662407723P | 2016-10-13 | 2016-10-13 | |
US62/407,723 | 2016-10-13 | ||
PCT/EP2017/076209 WO2018069510A1 (en) | 2016-10-13 | 2017-10-13 | Artificial pancreas |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019536588A true JP2019536588A (ja) | 2019-12-19 |
Family
ID=60083987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019541870A Pending JP2019536588A (ja) | 2016-10-13 | 2017-10-13 | 人工膵臓 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20190240406A1 (ja) |
EP (1) | EP3526701A1 (ja) |
JP (1) | JP2019536588A (ja) |
CN (1) | CN110352460A (ja) |
AR (1) | AR109946A1 (ja) |
WO (1) | WO2018069510A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10458973B2 (en) * | 2010-12-22 | 2019-10-29 | Roche Diabetes Care, Inc. | Handheld diabetes management device with bolus calculator |
US20200051938A9 (en) * | 2017-12-18 | 2020-02-13 | China Wafer Level Csp Co., Ltd. | Fingerprint chip packaging method and fingerprint chip package |
WO2023235866A2 (en) * | 2022-06-03 | 2023-12-07 | Bigfoot Biomedical, Inc. | Medication delivery devices, systems and methods |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120102048A (ko) * | 2009-09-30 | 2012-09-17 | 모르 리서치 애플리케이션즈 리미티드 | 인슐린 전달의 관리를 위한 모니터링 장치 |
GB2493712B (en) * | 2011-08-12 | 2014-07-02 | Gene Onyx Ltd | Insulin pump |
US20130338629A1 (en) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Medtronic Minimed, Inc. | Diabetes therapy management system for recommending basal pattern adjustments |
-
2017
- 2017-10-13 WO PCT/EP2017/076209 patent/WO2018069510A1/en unknown
- 2017-10-13 CN CN201780076388.5A patent/CN110352460A/zh active Pending
- 2017-10-13 AR ARP170102861A patent/AR109946A1/es unknown
- 2017-10-13 US US16/341,494 patent/US20190240406A1/en not_active Abandoned
- 2017-10-13 JP JP2019541870A patent/JP2019536588A/ja active Pending
- 2017-10-13 EP EP17784276.2A patent/EP3526701A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20190240406A1 (en) | 2019-08-08 |
CN110352460A (zh) | 2019-10-18 |
WO2018069510A1 (en) | 2018-04-19 |
EP3526701A1 (en) | 2019-08-21 |
AR109946A1 (es) | 2019-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11291763B2 (en) | Basal rate testing using frequent blood glucose input | |
Colmegna et al. | Automatic regulatory control in type 1 diabetes without carbohydrate counting | |
Hovorka et al. | Nonlinear model predictive control of glucose concentration in subjects with type 1 diabetes | |
KR102211352B1 (ko) | 제1형 당뇨병 응용을 위한 인공 췌장의 모델-기반 개인화 방식 | |
Bequette | Challenges and recent progress in the development of a closed-loop artificial pancreas | |
TWI601547B (zh) | 用於閉路控制器之處置手動給藥或餐食事件之方法及系統 | |
EP2475356B1 (en) | Devices, systems and methods for adjusting fluid delivery parameters | |
KR102398748B1 (ko) | 환자의 혈당 조절용 자동 시스템 | |
Hajizadeh et al. | Plasma-insulin-cognizant adaptive model predictive control for artificial pancreas systems | |
KR102398749B1 (ko) | 환자의 혈당 조절용 자동 시스템 | |
TW201837762A (zh) | 在人工胰臟系統中的體內胰島素核算 | |
JP7290624B2 (ja) | 閉ループ血糖制御システム及び閉ループ血糖制御システムの作動方法 | |
León-Vargas et al. | Postprandial blood glucose control using a hybrid adaptive PD controller with insulin-on-board limitation | |
JP2014524294A (ja) | インスリンポンプ | |
JP7340513B2 (ja) | 患者の血糖値を調節するための自動システム | |
JP2020513969A (ja) | 薬物療法管理を改善するためのシステム及び方法 | |
Boiroux et al. | Overnight control of blood glucose in people with type 1 diabetes | |
Hughes et al. | Anticipating the next meal using meal behavioral profiles: A hybrid model-based stochastic predictive control algorithm for T1DM | |
JP2019536588A (ja) | 人工膵臓 | |
Rosales et al. | Open-loop glucose control: Automatic IOB-based super-bolus feature for commercial insulin pumps | |
Alshalalfah et al. | Towards safe and robust closed-loop artificial pancreas using improved PID-based control strategies | |
Kirchsteiger et al. | Robustness properties of optimal insulin bolus administrations for type 1 diabetes | |
Hachana et al. | Synergetic and higher order sliding mode control of blood glucose regulation in diabetes patients | |
JP7286685B2 (ja) | 患者の血糖を制御するための自動システム | |
EP4141879A2 (en) | Adjustment of insulin-to-carbohydrate ratio, correction factor, insulin dosage and timing of insulin delivery by a medicament delivery device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190614 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210302 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211026 |