JP2019534677A - 大電力伝送ケーブルのためのケーブル接合および終端化 - Google Patents

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Abstract

本発明は、導電性である少なくとも2本の別々のワイヤ(x02)を有する電力ケーブル(x00)の端部表面上に導電性電力伝送界面(x30)を設けるための界面形成デバイス(x60)および方法に関し、ケーブル(x00)が電力ケーブル(x00)にさらなる特徴を与えるためワイヤ(x02)とは異なる反応性化合物をさらに含み、本デバイス(x60)は:ワイヤ端部を有するワイヤをともなう電力ケーブル(x00)端部セクションを設けるための張り付け手段であり、端部セクションが前記反応性化合物をさらに有する、張り付け手段と、導電性粒子(x67A)とは異なる材料のキャリア流体に分散させた前記導電性粒子(x67A)を用意するための分散手段と、前記張り付け手段に接続され、分散手段から前記導電性粒子(x67A)をともなうキャリア流体を供給するように適応し、キャリア流体および前記導電性粒子(x67A)をケーブル端部セクションと接触させることによって前記端部セクション上へと粒子を継続的に付加することにさらに適応する、堆積手段(x61)とを備える。これによって、改善した電気的および機械的特性をともなうケーブル接合部および終端部を実現する。

Description

本発明は、少なくとも2本のワイヤまたはセクタおよび反応性化合物を有する電力ケーブル上に電力伝送界面を形成するための方法および装置、ならびにこのような電力伝送界面をともなうケーブルに関する。さらに、本発明は、このような電力伝送界面をともなう係るケーブルを終端化または接合するためのスリーブに関する。
ケーブル終端化および接合は、この分野では重要であり、ある種のケーブル・タイプにとって、これは扱いにくいプロセスである。
いくつかの方法が、ケーブルの終端化および接合のために使用されてきている。第一に、最も単純なまたは小さなケーブルは、単純に溶接されるもしくははんだ付けされる、またはせん断ボルトを使用して接続される。絶縁されたワイヤを有するケーブルなどの他のケーブル・タイプに関して、ケーブルの余分な化合物は、溶接またははんだ付け中に反応し、そして終端部または接合部を汚染させる。これゆえ、このような反応性化合物を、ケーブルを溶接する、はんだ付けする、または機械的に終端化し接合する前に取り除かなければならない。
絶縁物を取り除いた後で、そして任意選択でワイヤ間に取り残しの残留物が残存しないことを確実にするための洗浄プロセスの後で、ケーブルのワイヤ端部は、ワイヤ/ストランドを機械的に固定させかつ電気的に接触させるためにフェルールを使用して、共に溶接もしくははんだ付け、共に圧着、または共にせん断ボルト締めされる。すべてのこれらの方法は、現場での接合もしくは終端化のため、または製造期間中にもしくはその間にケーブル・パラメータの特性評価用の単一の接触点を得るためのケーブル終端部を製造する。
高電圧伝送ケーブルなどの大きなケーブル・タイプに関して、ワイヤを分解し(de−isolate)ワイヤを洗浄するための分野および製造作業がボトルネックとなり、そこではすべての他のプロセスが一度に数日間保留されたままであることがあり、これは費用がかかる。さらに、専門の労働者がワイヤを分解するために必要である。
ケーブルの特性評価中には、例えば1メートルの小さなセクションを使用することができ、そこでケーブルの電気的特性が評価される。絶縁物を手で取り除くので、所与のケーブルの各々の個別ストランドの精密な有効長を効率的に測定できない。小さなケーブル長に関して、これらのばらつきが増幅され、著しいデータの偏重という結果になり、精密な品質管理ができなくなる。ケーブル製造業者はケーブル・システムの低性能に責任があるので、ケーブルが仕様を満足することを確実にするためにケーブルを過大な寸法にすることがあり、したがって、利益を失うという結果になる。
問題を含んでいる他のケーブル接合/終端化の場面は、海底ケーブル、変電所および工場での接合部に関する。現場での接合部を可能な限り少なくすることを確実にするために、海底使用を目的とするケーブルは、可能な限り長いケーブル片を作るために工場で事前に接合される。それでも、すべての接合部を常に事前に作ることができず、海底ケーブル・リンクが破損または他の障害を受けると、接合部修理が必要になる。海底ケーブルは、専用の船により敷設され修理され、ケーブル接合のために使用される時間を省くことは、可能な限り短い時間枠内でこのような据え付けまたはケーブル修理を行うことを可能にするために重要である。
海底使用のためのケーブルを作るためのものなどの工場接合部は、広範囲にわたる機械的仕様を充足するケーブルを必要とすることがある。接合部がケーブルのいずれかの他の片のように単純に巻かれ、その後に海底の場所に敷設されるので、接合部は、類似の長さのケーブル自体と少なくとも実質的に類似の機械的強度、サイズおよび柔軟性を持たなければならない。
特許文献1は、2本の高電圧ケーブルの電線を電気的に接続するための方法を開示している。導線は、その端部において露出され、どちらかの端部からパイプに挿入され、パイプに固定用ネジを用いてしっかりと留められ、このパイプは中央貫通孔を有する。ボアが半径方向に導線の中に作られる。導電性ネジが2つの導線端部間の界面でボアの中にネジ留めされる。おそらくその技術よりも改善した接続があるが、すべてのストランドへの接続は保証されず、接合部の品質は、個々のオペレータの技量の高度さに基づく。より多くのネジを使用することは接続部を増加させるが、ストランドが破断するリスクも増加させる。また、導線とは異なる材料のネジを使用することは、しばらくして接続性を低下させる熱膨張の問題を生じ、一方で導線と同じ材料を使用することはネジ強度問題を生じ、したがってすべてのストランドを接続しないというリスクを増加させる。さらに、ネジと各々の個別ストランドとの間の当接接触が、ストランド間で少なくともばらつき、したがって、正常でない電気的接続をともなう終端部を生成する。
特許文献2は、ある電線を別の電線に、特に電源ケーブルのマルチ・ストランド導線を接触させるためのデバイスを開示している。このデバイスは、導線を挿入するための受容空間および導電性を有しかつ導電性金属ボールなどの接触体を当接させる接触媒体を有する。加えられた力の下で、導線を導電性金属ボールに電気的に接触させることができる。しかしながら、導電性金属ボールとケーブルの各ストランドとの間の効果的な接触は保証されないが、ボールのサイズに基づき、ここではボールが小さいほどより優れた総合的接続性を確実にするが、当接部の数の増加の結果として動作中に高すぎる抵抗または不安定な抵抗をもたらすことがある。さらに、電流が通過しなければならないボール間の移行の数が、ストランド間でばらつき、したがって、正常でない電気的接続をともなう終端部を生成するだろう。
米国特許出願公開第2014/0000110号明細書 国際公開第2015/188923号パンフレット
したがって、本発明の目的は、電線、特に電力ケーブルのマルチ・ストランド型導線への接触界面を形成するためのデバイスおよび方法、ならびに上に述べた問題のうちの少なくともいくつかを克服するこのような装置を用いた接続部または接続手段を提供することである。
本発明の目的は、上に述べた問題のうちのいくつかを解決することである。本発明にしたがって、方法および装置を提供する。
本発明によれば、上に述べた問題のうちの少なくともいくつかが、導電性である少なくとも2本の別々のワイヤを有する電力ケーブルの端面上に導電性電力伝送界面を形成するための方法によって解決され、上記ケーブルが上記電力ケーブルにさらなる特徴を与えるため上記ワイヤとは異なる反応性化合物をさらに含む。本方法は、前記電力ケーブルの端部セクションを用意するステップであって、上記端部セクションがワイヤ端部を有するワイヤを含み、上記端部セクションが上記反応性化合物をさらに有する、用意するステップと、前記端部セクション上へと導電性粒子を継続的に付加するステップであって、上記導電性粒子が前記端部セクションと接触する前記導電性粒子とは異なる材料のキャリア流体中に分散される、継続的に付加するステップとを含む。
これによって、ワイヤ間の有効な電気的接続部を作り出し、この接続部が機械的強度もまた有するプロセスを提供する。粒子とは異なる材料の流体に粒子を分散させることによって、過剰に加熱することなく付着を可能にする十分に低い接触エネルギーを実現している。
ある実施形態では、本方法は、前記導電性粒子とは異なる材料の非付着性キャリア流体中への前記導電性粒子の分散液を用意するステップをさらに含む。これによって、粒子が、導線の端部セクション/端面上への堆積のために流体に分散される。
継続的に付加するステップによって、個別の要素が、順番にでも順不同でもよいが、連続的に、切れ目なくおよび/または継続的に端面上へと次から次に続くことを意味する。多数の粒子を、端面上へと浴びせることができる、またはイオンをこの定義内で大量に付着させることができる。導電性材料を継続的に付加するステップは、ケーブル端部に伝達する熱エネルギーが、ケーブルまたは反応性化合物を著しくは加熱せず、溶融させること/液化させることもしくは蒸発させることなどの反応性化合物の相転移を回避するように働く、またはケーブル絶縁材料の過剰な加熱を回避するように働くことを確実にする。絶縁材料の後者で述べた加熱は、そうでなければ絶縁物に損傷を与えるまたは破壊するというリスクを冒すことが知られている。これによって、ケーブル端部の著しく優れそして速い界面接続を実現する。このような反応性化合物を有するケーブルを自動化しかつ高速に界面接続することを実現する、ここでは化合物がしたがって界面セグメントを汚染せず、ケーブルが損傷することを回避し、すべてのまたは実質的にすべてのワイヤを電気的に接続しながら低い電気抵抗を有する効果的な伝送を可能にする。それどころかさらに、個々のワイヤが界面セグメントに効果的に接続されるので、この分野では非並列にした導線の試験品質を可能にするワイヤ間の一様な伝送を確実にする。これによって、効果的で精密な導線の特性評価、製造および据え付けを可能にする。継続的に付加するステップおよび継続的に堆積するステップを、明細書および特許請求の範囲では互換的に使用している。
粒子によって、イオンまたは固体の分離した粒子を意味する。ある実施形態では、粒子材料は、ケーブル端面に触れるような粒子である。別の実施形態では、粒子を表面に触れるような液体とすることができる。
流体に分散される粒子によって、粒子材料が導線端面上への堆積中に流体と混合されることを意味し、流体を、電解質溶液またはプロセス・ガスなどの液体またはガスとすることができる。非付着性である流体は、流体がケーブル端部セクションまたは界面セグメントに付着しないことを意味する。さらにキャリア流体である流体によって、これにより粒子を搬送し、流体が端部セクションに付着せずに/くっつかずに端部セクションに接触し、これによって、流体が界面セグメントの形成を邪魔しない。
ある実施形態では、流体に分散される粒子は、レーザにより溶融される前にケーブル端面上へと薄い金属層を堆積することを包含しない。
端部セクションによって、ケーブルの端部部分を意味し、ワイヤ・リストレーナを用いて圧着される部分とすることができる、または単に端面であってもよい。
ケーブルに含まれる反応性化合物を、金属導体ではないケーブルに含まれるいずれかの材料とすることができる。一般的には、反応性化合物は、プロセスを調和させるケーブルの熱溶接またははんだ付けを汚染させる一因になるもの、または代替で、この損傷が生じるケーブル長に沿った場所とは無関係に、熱溶接プロセスによって損傷を受けるものであろう。後者の例は、例えば、熱プロセスがケーブルの端部からさらに下がった絶縁物をダメにするのに十分にケーブルを加熱するときである。
ある実施形態では、反応性化合物を、金属導体ではない導体のいずれかの材料とすることができる。
例は、ワイヤ上のワニス、ケーブル・セクタ間の絶縁紙、PEX/XLPEもしくはPEの形態の絶縁物、いずれかのポリマ、膨潤性粉末もしくは超吸収性ポリマのテープ、吸湿性テープもしくは粉末、石油製品、ビチューメン、ワックス、エポキシ、シリコーン、アスファルト、特殊アスファルト、ゴム変性アスファルト、ゲル、溶剤系コーティング材、水系コーティング材、水、炭化水素樹脂および半導体層、またはそれどころか積極的に付けられた酸化物層である。反応性化合物は、単一の化合物、および上に述べた例の組成物の任意の組合せなどのより複雑な性質の組成物を包含する。多くのケーブルは、様々な理由で、このような付加化合物からの恩恵または必要性を意図せずに有するだろう。海底ケーブルは、吸収性粉末を必要とすることがあり、一方でマルチ・ストランド型ケーブルは、ストランド絶縁物を必要とすることがあり、この絶縁物はそのときには、含浸紙、ワニスまたは酸化物層の形態を取ることがある。記述したもののような多くの組成物は、ケーブル端部が加工されるので汚染物を生成することによってケーブル終端化および接合を困難にさせ、これらのタイプのケーブルの終端化または接合を費用がかかるものにし、専門家の労働者をあてにする。
別の実施形態では、反応性化合物は、具体的に反応性導電体化合物であり、ケーブルの導電体部分の一部として存在する化合物であることを意味する。言い換えると、反応性導電体化合物は、いずれか自由にまたはワイヤ/ストランドの周りにもしくはケーブル・セクタ間にしっかりと留められるなどのある方式で組織化されて、導線のワイヤ/ストランド間に配置される。例は、膨潤性粉末またはテープ、超吸収剤ポリマ、吸収剤ポリマおよび吸湿性テープまたは粉末などの縦の水バリア;ポリエステルイミド、ポリウレタン、ポリアミド−イミド、ポリイミド、溶剤系コーティングおよび水系コーティングなどの誘起ワイヤ絶縁性コーティング層;酸化銅、酸化アルミニウムおよび電解的に形成された電気絶縁性層コーティングなどの無機ワイヤ絶縁性コーティング層;ならびに他の同様なポリマ、ワックス、エポキシ、シリコーン、ゲルおよび炭化水素樹脂である。
実施形態では、本発明はいずれの電圧タイプのケーブルに対しても有用であり、中電圧、高電圧、特高電圧および/または超高電圧伝送を含む。中電圧電力ケーブルによって、1kVと30kVとの間の電圧範囲を有する電力ケーブルを意味する。高電圧電力ケーブルによって、30kVと150kVとの間の電圧範囲を有する電力ケーブルを意味する。特高電圧電力ケーブルによって、150kV〜500kVの間の電圧範囲を有する電力ケーブルを意味する。超高電圧電力ケーブルによって、500kV以上の電圧範囲を有する電力ケーブルを意味する。ある例では、本発明は、高、特高および超高電圧伝送ケーブルに関する。
一体的に形成されることによって、界面セグメントがワイヤ端部の個々の表面に付着し外形が当接し、その結果外形全体のいかなる凹凸も伝送を妨害しないことを意味する。ワイヤ端部と一体的に形成される界面セグメントは、ケーブルのワイヤに付着しそして電気的および機械的接触部を与える表面を与えることによって、他の素子と界面で接続することを可能にすることを確実にする。界面セグメントは、少なくとも2本のワイヤ、これが少なくとも2本のワイヤである場合に少なくとも50%のワイヤ、少なくとも60%のワイヤ、少なくとも70%のワイヤ、少なくとも80%のワイヤ、少なくとも90%のワイヤ、少なくとも92%のワイヤ、少なくとも94%のワイヤ、少なくとも95%のワイヤ、少なくとも96%のワイヤ、少なくとも97%のワイヤ、少なくとも97.5%のワイヤ、少なくとも98%のワイヤ、少なくとも98.5%のワイヤ、少なくとも99%のワイヤ、少なくとも99.5%のワイヤ、または100%のワイヤに接触部を与える。
ケーブル端面は、任意の形状を有することができる。これは、例えば、ケーブルの長さに対して垂直であるまたはわずかに角度を付けてもよく、ケーブルがテーパを付けた<形状または鉛筆形状で終わるテーパした切断部であってもよく、ジグザグ形状に一致してもよく、または端部が任意の他の使いやすい形態であってもよい。際立った例は、2つのケーブル端部が接合のために位置を合わせられる場合であり、切断部を、ケーブル端面が接する場所の周りにほぼ対称に作ることができ、界面セグメントを生成するためのV字形状の切断部を生成する。
セグメントによって、ケーブルの軸方向に縦に延び、一般に導線の径方向の大きさ全体であるおよび/または導線の全電気的負荷を搬送する導線の一部分を意味する。セグメントは、任意の使いやすい長さを持つことができ、堆積した材料の単層から多層に至るまでのいずれであってもよく、本発明によるプロセス全体を通して導線を形成することを含む。セグメントは、それ自体の目的とする使用のために機械的強度を与え、導線のすべてのワイヤの中からおよび/または界面セグメントを介して1本のワイヤから別のワイヤへ目的とする電気的負荷を上手く搬送するための電気的接続を確実にするために、好ましくは十分な長さのものである。
ある実施形態では、本方法は、外側の環境からそれ自体の内容物の範囲を定める外壁をともなう局所囲いを設けるステップをさらに含む。局所囲いが、張り付け手段に取り付けられて導線端部の周りに確実にしっかりと留められる。堆積手段、ならびに堆積手段が導電性材料を上に堆積する導線端部セクションが、局所囲い内に設けられる。これによって、隔離された環境を実現する。この両者が、ケーブルの接合をともなうこれらの作業を保護し、ならびに中で生じるプロセスにとって安定的な環境を提供するように働き、これが材料使用量を減少させそして作業速度および信頼性を大きくするようにさらに働く。
ある実施形態では、前記継続的に付加するステップは、前記電力伝送界面が前記ワイヤの前記少なくとも2つのワイヤ端部とともに一体的に形成されるまで続く。これによって、単純なプロセスが実現される。
ある実施形態では、前記形成するステップを、コールド・スプレイ、電解めっき、またはレーザ金属堆積のリストから選択することができる。ある実施形態では、継続的に付加するための技術を、コールド・スプレイまたは電解めっきの中から選択することができる。ある実施形態では、本方法は、誘導溶接、摩擦溶接またはアーク溶接ではない前記形成するステップを含む。ある実施形態では、形成するステップは、レーザ溶接ではない。ある実施形態では、本方法は、溶接プロセスがケーブル端部のワイヤの少なくとも一部分を溶融する溶接ではない。ある実施形態では、本方法は、はんだ付けが、ケーブル端面上へと溶融した材料を付加し、ケーブル端面上に付加したはんだの溶融ゾーンを生成するはんだ付けではない。
ある実施形態では、継続的に付加するステップは、継続的に冷間付加するステップであり、ここでは、反応性化合物の温度が反応温度よりも実質的に低いままであることを確実にするために、温度に関するパラメータが制御され、この反応温度では、前記反応性化合物が前記継続的に付加するステップと干渉して、前記導電性電力伝送界面の電気的および/または機械的特性を損なう。一方でプロセスはこの分野における方法と比較して一般に冷間プロセスであり、局所的であり瞬間的に加熱することが可能であることが理解される。これによって、実質的に損傷を与えないプロセスを確実にする。
動作温度が90℃であることがあり、110℃まで急激に上昇することさえあり得る地下ケーブルを取り扱う仕事をするために、界面セグメントの材料は、90℃よりも高いまたは110℃よりも高い溶融温度を有することが有利である。
ある実施形態では、反応性化合物は、前記反応温度で相転移する。ある実施形態では、反応温度は、大気圧で50℃、55℃、60℃、65℃、70℃、75℃、80℃、85℃、90℃、95℃、100℃、105℃、110℃、115℃、120℃、125℃、130℃、135℃、140℃、145℃、150℃、155℃、160℃、165℃、170℃、175℃、180℃、185℃、190℃、195℃、200℃、205℃、210℃、215℃、220℃、225℃、230℃、235℃、240℃、245℃、250℃、255℃、260℃、265℃、270℃、275℃、280℃、285℃、290℃、295℃、300℃、305℃、310℃、315℃、320℃、325℃、330℃、335℃、340℃、345℃、350℃、355℃、360℃、365℃、370℃、375℃、380℃、385℃、390℃、395℃または399℃よりも低い。実施形態では、反応温度の効果は、大気圧との組合せにより評価される。
ある実施形態では、粒子状材料の溶融温度は、50℃、55℃、60℃、65℃、70℃、75℃、80℃、85℃、90℃、95℃、100℃、105℃よりも高く、好ましくは110℃、115℃、120℃、125℃、130℃、135℃、140℃、145℃、150℃、155℃、160℃、165℃、170℃、175℃、180℃、185℃、190℃、195℃、200℃、205℃、210℃、215℃、220℃、225℃、230℃、235℃、240℃、245℃、250℃、255℃、260℃、265℃、270℃、275℃、280℃、285℃、290℃、295℃、300℃、305℃、310℃、315℃、320℃、325℃、330℃、335℃、340℃、345℃、350℃、355℃、360℃、365℃、370℃、375℃、380℃、385℃、390℃、395℃よりも高く、またはそれどころか400℃よりも高い。
ある実施形態では、形成するステップは、前記界面セグメントが機械的引張り接着強度を実現することを確実にする。ある実施形態では、界面セグメントは、5MPaよりも大きい機械的引張り接着強度を有する。ある実施形態では、界面セグメントは、5MPaと100MPaとの間の機械的引張り接着強度を有する。ある実施形態では、界面セグメントは、10MPaよりも大きい、15MPaよりも大きい、20MPaよりも大きい、25MPaよりも大きい、30MPaよりも大きい、35MPaよりも大きい、40MPaよりも大きい、45MPaよりも大きい、またはそれどころか50MPaよりも大きい機械的引張り接着強度を有する。界面層の引張り接着強度を、EN582を使用して試験している。
ある実施形態では、有用な平均界面セグメント長さは、ケーブルの縦の軸方向に突起を測定したとして、0.001mm〜1000mm、少なくとも0.001mm、少なくとも0.002mm、少なくとも0.005mm、少なくとも0.01mm、少なくとも0.02mm、少なくとも0.05mm、少なくとも0.1mm、少なくとも0.2mm、少なくとも0.3mm、少なくとも0.5mm、少なくとも1mm、少なくとも2mm、少なくとも3mm、少なくとも5mm、少なくとも6mm、少なくとも7mm、少なくとも8mm、少なくとも9mm、少なくとも10mmなどの0.001mm〜100mmのどれかである。
ある実施形態では、界面セグメントは、溶接によっては形成されない。ある実施形態では、界面セグメントは、レーザ溶接によっては形成されない。ある実施形態では、界面セグメントは、はんだ付けまたはろう付けによっては形成されない。
ワイヤ、撚り線、およびストランドは、同じ電気位相をすべてが搬送するケーブルの内側のワイヤを意味するように本出願全体を通して同義的に使用される。ワイヤは、任意の断面、形状およびサイズを有することができる。本発明にとって有用なケーブルは、少なくとも2本の、少なくとも3本の、少なくとも4本の、少なくとも5本のまたは少なくとも6本などの2本から数百本までのどこかの複数のワイヤを有する。ある実施形態では、単一ワイヤを有するケーブルが、本発明でもまた有用であり得る。
ある実施形態では、本方法は、形成するステップについての少なくとも温度に関するパラメータを選択するステップを含み、前記パラメータは、前記化合物がそれ自体の電気的特性および/または機械的特性を低下させる前記界面セグメントを汚染させないことを確実にする。これによって、前記反応性化合物を溶融させないまたは蒸発させないことを確実にする。
ある実施形態では、本方法は、形成するステップについての少なくとも温度に関するパラメータを選択するステップを含み、前記パラメータは、ケーブル絶縁材料の絶縁特性が維持されることを確実にする。
本発明のある態様では、該態様は、導電性である少なくとも2本の別々のワイヤを有する電力ケーブルの端面上に導電性電力伝送界面を形成するための界面形成デバイスに関し、ケーブルが前記電力ケーブルにさらなる特徴を与えるため前記ワイヤとは異なる反応性化合物をさらに含む。本装置は、張り付け手段および堆積手段を備える。前記張り付け手段は、前記電力ケーブルの端部セクションを用意するためのものであり、前記端部セクションがワイヤ端部を有するワイヤを含み、前記端部セクションが前記反応性化合物をさらに有する。前記堆積手段は、前記張り付け手段に接続され、前記堆積手段が導電性粒子とは異なる材料の非付着性キャリア流体中に分散される導電性粒子を前記端部セクションと接触させること、前記端部セクション上へと前記導電性粒子を継続的に付加することに適応する。これによって、プロセスを、標準化することができ、操作員にとって容易にするまたはそれどころか自動化することができ、現場での接合を、本発明によってもっと容易に作ることができる。
ある実施形態では、張り付け手段は、明細書では別なふうに説明されるような締付けシステムである。
ある実施形態では、デバイスは、導電性粒子とは異なる材料の流体に分散させた前記導電性粒子の分散液を用意することに適応した分散手段をさらに備え、該分散手段が前記堆積手段に接続され、前記分散液を前記堆積手段に供給することに適応する。
張り付け手段によって、いずれか、ワイヤ・リストレーナ、ケーブル絶縁物、ワイヤそれ自体、またはこれらのうちのいくつかもしくはすべての組合せの周りにしっかりと留められようとしている圧縮締付けシステムなどの、ケーブルに対してデバイスを張り付ける部品を意味する。
ある実施形態では、デバイスは、外側の環境からそれ自体の内容物の範囲を定める外壁をともなう局所囲いをさらに有し、局所囲いが、前記張り付け手段に取り付けられて、導線端部セクションの周りに確実にしっかりと留められる。局所囲いの内側は、囲いそれ自体である、または言い換えると、前記導電性粒子を付加するための作業キャビティであり;前に述べた堆積手段;およびケーブルが前記デバイスへと挿入されるときには導線端部セクションである。これによって、隔離された環境を実現する。この両者が、ケーブルの接合をともなうこれらの作業を保護し、ならびに中で生じるプロセスのための安定的な環境を提供するように働き、これが材料使用量を減少させそして作業速度および信頼性を大きくするようにさらに働く。
ある実施形態では、デバイスは、堆積手段に接続され外側の環境に設置された移動手段をさらに有し、この堆積手段が局所囲い内に設置される。このことは、外壁を通り延びている接続部品を介して実現され、移動手段が、導線端面に沿って前記堆積手段を移動させることに適応する。これによって、自動化されたプロセスが、局所囲いをともなうデバイスにとって楽になる。ある実施形態では、移動手段は、すべての空間三次元内で堆積手段を移動させることに適応する。これによって、より多くの自由度が、デバイスに対して確保され、これがケーブル端部のより近くでまたはより遠くで作用することを可能にする。
ある実施形態では、堆積手段を、電解めっき手段、コールド・スプレイ手段およびレーザ堆積手段のうちのいずれかから選択することができる。別の実施形態では、堆積手段を、電解めっき手段およびコールド・スプレイ手段のうちのいずれかから選択することができる。
ある実施形態では、反応性化合物が反応温度よりも実質的に下のままであることを確実にするために温度に関するパラメータを制御することに適応したパラメータ制御手段を有するデバイスに関係し、この反応温度で、前記反応性化合物が前記導電性電力伝送界面の電気的および/もしくは機械的特性を損なうように前記継続的に付加するステップと干渉し、ならびに/またはこの反応性化合物が前記反応温度でケーブルに損傷を与える。これによって、少なくとも実質的に損傷を与えないプロセスを確実にする。
ある実施形態では、張り付け手段は、マウント用付属品を有し、前記堆積手段を、前記マウント用界面に可逆的に取り付けるため対応する付属品に結合する。これによって、適応性のある処理溶液を供給する。堆積手段をともなう界面形成デバイスの一部を、ケーブル端部を検査するためならびにニードル・ハンマリング・デバイス、サンダまたは別の堆積手段などの他のツールにマウントするために取り外すことができ、容易に取り扱うことを可能にする。
ある実施形態では、各々のケーブルを受けるための2つの解放端部を有し、継続的に付加するステップは、両方のケーブル端面上へと継続的に付加するステップと、これらの単一の界面セグメント上へと構築するステップとをさらに含み、これによって2本のケーブルを接合する。ケーブル端部を任意の角度に切断することができる。使いやすいように、ケーブル端部を、角度を付けた様式で切断し、例えば、継続的に付加するステップによりケーブルの軸方向に垂直に容易に埋めることができるケーブルの接合部に角度のあるギャップを残す。ある実施形態では、ケーブルを、その接合部の全体にわたりそして一部だけ貫通して概ね対称なV字形状に切断する。これによって、界面セグメントを、このギャップの中へと構築することができる。
本発明のある実施形態では、本実施形態は、電導性である少なくとも2本の別々のワイヤまたはセクタを有するケーブルを製造するための方法、およびこのように製造したケーブルに関し、このケーブルは、電力ケーブルにさらなる特徴を与えるためワイヤまたはセクタとは異なる反応性化合物をさらに含み、このケーブルは、ワイヤ端部またはセクタ端部を有するケーブル端部、およびケーブル端面から5mmの距離内に前記反応性化合物をさらに含み、前記ケーブル端面から延び、前記ワイヤ端部またはセクタ端部と一体的に形成される導電性電力伝送界面をさらに含み、前記電導性電力伝送界面が前記反応性化合物の融点よりも高い融点、ワイヤのうちの80%の間の平均として0.6mΩ mmよりも低い電気抵抗、および5MPaよりも大きい機械的引張り接着強度を有する前記ケーブルにより特徴付けられる。これによって、例えば、他のケーブルとの容易で効果的なケーブル接合を可能にするケーブルを供給する。
ある実施形態では、反応性化合物は、ケーブル端面から1mm、2mm、3mm、4mmまたは5mmの距離内に存在する。
本発明のある態様では、本態様は、中電圧、高電圧、特高電圧および/または超高電圧伝送用の電力ケーブル上に電力伝送界面を形成するための界面形成装置に関する。このケーブルは、ワニスを塗ったワイヤおよび/または絶縁したセクタを含む電線を備え、この導線は、ワイヤ端部を含む導線端面を含み、装置は、前記ケーブル上にマウント可能であるデバイス本体を含み、このデバイス本体が、電気的入力部および電気的出力部のうちの1つまたは2つ、ならびに材料注入部および材料排出部をさらに有することにより特徴付けられる。
さらに、装置は、正極および負極を有するDC回路に接続されるならびに/または材料注入部および前記材料排出部に接続される前記デバイス本体に取り付けられた界面形成部を備え、この界面形成デバイスが導線端面上に界面セグメントを形成するためであり、この界面セグメントが密着性で導電性の本体を有し、導電性界面はワイヤ端部と一体的に形成するためであり、したがって、電線のワイヤおよび/または絶縁されたセクタの間を搬送される電気的負荷が界面セグメントへと渡ることを可能にする。
これによって、界面セグメントを、導線端部上に形成することができる。適用できる場合には、プロセスに関して述べた実施形態は、同様にプロセスを実行する装置に対しても有用である。
本発明のある態様では、本態様は、中電圧、高電圧、特高電圧および/または超高電圧伝送用の電力伝送界面をともなう電力ケーブルに関する。このケーブルは、ワニスを塗ったワイヤおよび/または絶縁したセクタを含む電線を備え、導線端面が、ワイヤ端部を含む。このケーブルは、導線端面上に形成された界面セグメントをさらに含むことにより特徴付けられ、この界面セグメントが密着性で導電性の本体を有し、この界面セグメントがワイヤ端部と一体的に形成され、したがって、電線のワイヤおよび/または絶縁されたセクタの間を搬送される電気的負荷が界面セグメントへと渡ることを可能にする。
これによって、適切な伝送、改善された伝送、完全に近い伝送、または完全な伝送を界面セグメントを介して実現するケーブルが提供される。適用可能な場合には、プロセスに関して述べた実施形態は、同様にケーブルそれ自体に対して有用である。
本出願では、界面セグメントを導電性電力伝送界面と互換的に使用する。
コールド・スプレイ
ある実施形態では、形成技術は、粒子状材料を大気圧よりも高い圧力を有する高圧チャンバからケーブル端面上へと堆積させるコールド・スプレイである。材料は、一般的には、予め加圧され加熱されているガスによって搬送され、次いでノズルを通りケーブル端部上へと搬送される。ケーブル端部が存在する堆積チャンバまたは部屋では、加圧した圧力を使うことができる。任意のタイプのコールド・スプレイを、本発明にしたがって使用することができる。ある実施形態では、本発明は、ケーブル端面上へと界面セグメントを付けるためのコールド・スプレイ・デバイスを使用することに関する。これによって、従来のツール加工および機械加工を使用することができる。
これによって、ケーブルの中へと液体を導入せず、反応性化合物が相転移する温度に上昇しない非熱プロセスを利用し、効果的な電気的および機械的な接触を、ワイヤからそして界面セグメントへと確立する。
ある実施形態では、低圧コールド・スプレイを使用し、1と10bar(100と1000KPa)との間の圧力を有するキャリア・ガスを供給する。ある実施形態では、低圧コールド・スプレイを使用し、1と15bar(100と1500KPa)との間の圧力を有するキャリア・ガスを供給する。これによって、据え付けサイトまでさらに容易に移動させることができる、安価で移動可能な方法を使用している。
ある実施形態では、高圧コールド・スプレイを使用し、10と100bar(1000と10000KPa)との間の圧力を有するキャリア・ガスを供給する。これによって、より優れた電気的および機械的特性を有するより密な界面セグメントを実現する。
ある実施形態では、レーザ・アシスト・コールド・スプレイを使用し、コールド・スプレイ技術がレーザと組合せられる。このレーザは、スプレイした後でまたはスプレイしながらコーティングを溶融させる能力を有効にできるので、接着特性の改善とともにコーティング品質の改善を可能にする。
ある実施形態では、パルス・ガス・ダイナミック・スプレイを使用し、プロセスは、振動する圧力波を使用する。スプレイする前にガスおよび粉末の両方を加熱して、高い圧力および温度を用いるプロセスをもたらす。これによって、スプレイした粒子および/またはケーブル端部の大きな変形が可能であり、これによって、より高い品質の界面セグメントを生成する。
ある実施形態では、真空コールド・スプレイを使用し、ケーブル端面を大気圧よりも低い内圧の真空容器内に設置する。これが高圧エリア、または言い換えると、非常に小さな粒子が堆積することを可能にさせるケーブル端部における衝撃波の存在を減少させ、これによって、高品質の界面セグメントを生成する。
ある実施形態では、正電荷をケーブル端面にそして負電荷をスプレイした粒子に与える動的メタライゼーションを使用する。これによって、プロセスの改善が、スプレイした粉末のより大きな堆積速度をもたらす。
ある実施形態では、前記形成するステップは、コールド・スプレイであり、前記コールド・スプレイを、第1の導電性材料および第2のフィラー材料を堆積するステップに実行する。これによって、堆積品質を、特に低圧コールド・スプレイに対して高める。ある実施形態では、本方法は、前記第1の導電性材料が:銀、銅、金、アルミニウム、真ちゅう、マグネシウム、白金、モリブデン、タンタル、タングステン、ニッケル、鉛、亜鉛、スズ、もしくはそれどころか任意のタイプのスチールを含む鉄、セラミック材料、またはこれらの材料の任意の所与の組合せのリストから選択されるステップを含む。ある好ましい実施形態では、導電性材料は、銀、銅およびアルミニウムのうちの少なくとも1つ、またはこれらの3つの材料の任意の所与の混合物から選択される。
第2の材料は、銀、金、アルミニウム、銅、マグネシウム、ニッケル、白金、鉛、亜鉛、スズ、ポリマ材料、または可能性としてセラミックと組合せてこれらの材料の任意の所与の組合せのリストから選択される。界面用に選択される材料の数は、2つに限定されない。ある実施形態では、複数の層または埋め込まれた構造を、ケーブル端面上に追加することができ、各層を異なる材料から構成することができる。ある好ましい実施形態では、展性/フィラー材料を、銀、亜鉛およびスズのうちの少なくとも1つから選択する。
これらの2つの構成物のうちのいずれかに、ピーニング材料を加えることができ、このピーニング材料は、表面に結び付けるためには含まれないが、構造物の残りを導線端部に対してもっとしっかりと押し付ける/叩くように作用し、界面セグメントの機械的および電気的特性を向上させる。いくつかのピーニング材料を、堆積した材料中へと埋め込むことができる。ピーニング材料を、いずれかの使いやすい材料から選択することができ、都合の良い材料は、酸化アルミニウムである。
ある実施形態では、研磨すること、切断すること、チゼリングによってまたは別の使いやすい方法によってなどで第1の導電性材料を露出させるために、導電性材料の第1の層およびフィラー材料を次いで処理する。その後で、新しい導電性層を、端面上へと堆積し、導線端面の凹凸よりももっと容易にフィラー材料に付着させる。これによって、優れた機械的および電気的特性をやはり有する、単純で安価な界面セグメントを実現する。
パラメータが制御され、そしてコールド・スプレイを使用するある実施形態では、パラメータは、キャリア・ガス、推進ガス、スプレイ距離、キャリア・ガスの圧力、粒子形状およびサイズ、供給材料組成は金属であり、セラミックまたは導電性粒子ではない他の材料を含むことができ、供給材料の堆積速度および供給レート、ならびにノズルを通る粉末の移動速度のうちの少なくとも1つの選択にさらに関係する。ある実施形態では、本方法は、第1の導電性材料およびフィラー材料を堆積することにより実行される前記コールド・スプレイを含む。
本発明のある態様では、本態様は、少なくとも2本のワイヤおよび反応性化合物を有する電力ケーブル上に電力伝送界面を形成するためのコールド・スプレイ装置を使用することに関する。
電解めっき
ある実施形態では、界面セグメントを、電解めっきを介して形成する。これによって、自動化することができる導電性材料の精密な堆積を用いる非熱プロセスを使用し、そして界面で接続することを、より迅速に実行することができる。さらに、優れた導電性および機械的特性を有し、純粋で密な界面セグメントを実現することができる。
ブラシめっきまたは槽めっきなどの任意のタイプの電解めっきを適用することができる実施形態では、電流の方向を、形成プロセスのステップのように変えることができる。これによって、堆積外形を制御することができる。これは、電解めっきプロセスで徐々に形成される望ましくないデンドライト形成を除去するケースでは必要および/または有利であり得る。電解堆積は一般に、徐々に激しくなるデンドライト成長を生じさせる電流密度が最も高くなる場所に位置するだろう。電気的方向を変えることは、電解めっきの逆プロセスをもたらし、したがって、デンドライトが消費され、したがって除去されるという結果になる。あるいは、または加えて、デンドライト形成を制御および/または回避するために、添加剤を電解めっきで使用することができる。
ある実施形態では、任意のタイプの電解めっきと相性が良いことは、導線界面セクションをパルス電解めっきで形成し、これによって、導線界面セクションのある種の特性ならびに堆積物の組成および厚さを、精密に制御することができる。
ある実施形態では、界面セグメントを、ブラシめっきを介して形成する。これによって、堆積エリアを制御しながら、堆積速度を大きくする。さらに、ブラシめっきは、めっき槽の中へと導線端部を浸漬する必要性を取り除く。
ブラシは、ブラシのような長い髪の毛を有するなど任意の吸収材のものおよび/または任意の合成もしくは有機タイプの布もしくはスポンジから構成することができる。
ある実施形態では、ブラシめっきを、ベルト・ブラシ、往復ブラシまたは回転ブラシによって実行する。これによって、ブラシング・プロセスを自動化することができ、そして堆積を制御することができ、そして導線端面全体にわたりかつケーブル端部間で一様にすることができる。往復によって、行ったり来たりする動きを意味する。
ある実施形態では、界面セグメントを、槽めっきを介して形成する。これによって、導線端部を、電解質溶液に浸漬して、導線端面の表面上へと堆積する。
ある実施形態では、ケーブルは、第1の端部および第2の端部を有し、複数のワイヤの前記第1の端部を互いに電気的に接続する。第2の端部上へと界面セグメントを電解めっきするための電流を作り出すことは、そのときには、第2の端部のワイヤの少なくとも一方をカソード接触部のための回路と接続するステップと、第2の端部の複数のワイヤを電解めっき溶液と接続するステップと、電解めっき溶液および/または前記複数のワイヤへのアノード接触部を設けるステップとを含む。これによって、据え付け中に導線端面上へと界面セグメントを形成するための使いやすい方法を実現し、カソードおよびアノード接触部を据え付けサイトにおいて実現し、したがって使いやすく安価であり、一方で以前のケーブル界面へのアクセスを維持するためにまたは電源からのアクセスを与えるために、新たな操作手順を作り出す必要がない。
カソード接触部を実現するために使用する少なくとも1本のワイヤを、好ましくは界面セグメントへの電気的接続を確実にした後でしっかりと留める。このようなしっかりと留めることを、溶接、はんだ付け、ろう付けまたは止めネジもしくはボルトを使用するなどのいずれかの従来法を介して実行することができる。
ある実施形態では、導線端面の2つのエリアを界面形成装置内に収容し、そこでは前半がカソード接触部を与え、一方で第2の端部がアノードおよび電解めっき溶液による接触部を与える。第1のエリアをワイヤ端部そして第2の端部を導線コアとすることができ、これによって、カソード接触部を与えるための接触部の遠くの第2の点を必要としない簡単なプロセスで、界面セグメントをワイヤ端部上へと形成することができる。
あるいは、第1のエリア内のワイヤの半数および第2の端部内のワイヤの半数など、第1および第2のエリアの間で任意の他の方法で、ワイヤ端部を分けることができる。界面セグメントを、第1のエリア上へと形成した後で、プロセスを逆にすることができ、第2の界面セグメントを、導線端面の第2のエリア上へとこのように形成することができる。
ある実施形態では、電力が、電源からまたは2つの全ケーブル・セグメントを少なくとも介して代わりに供給される。ある実施形態では、ケーブルの据え付け中に、連続するケーブルが、各個別の/すべての個別のワイヤについて導電性を試験される。
電解めっきによって、各々連続的に界面接続することの品質を、据え付け中に継続的に評価することができる。これによって、ケーブルを埋める前に、水中に沈める前に、または置き去りにする前に、弱い界面接続を特定することができ、したがって、不十分な据え付けのリスクを減少させ、費用のかかる修理を継続的に回避する。
レーザ金属堆積
ある実施形態では、界面セグメントを、レーザ金属堆積によって形成する。粉末を、レーザ溶融ゾーンへとスプレイし、少なくとも部分的に液体状態でケーブル端面上へと堆積するレーザ・クラッディングによって、または溶融する前にケーブル端面上へと薄い金属層を堆積することによって、またはコールド・スプレイ堆積材料との組合せで、これを実行することができる。
界面セグメントがレーザによって形成されるある実施形態では、界面層を形成する前にまたは形成しながらケーブルの方向と平行な方向にケーブル端部からケーブルの中へと少なくとも0.000001mm、少なくとも0.00001mm、少なくとも0.0001mm、少なくとも0.0005mm、少なくとも0.001mm、少なくとも0.005mm、少なくとも0.01mm、少なくとも0.02mm、少なくとも0.05mm、少なくとも0.1mm、少なくとも0.2mm、少なくとも0.3mm、少なくとも0.5mm、少なくとも1mm、少なくとも2mm、少なくとも3mmまたはそれどころか少なくとも5mmなどの端部セクションの少なくとも外側部分の反応性化合物をレーザが蒸発させる前処理を実行する。
ある実施形態では、前記形成するステップが、レーザ金属堆積であり、前記レーザ堆積が、反応性化合物に封止バリアを作り出す低融点を有する第1の導電性材料、そしてその後に第2の導電性材料を堆積することで実行される。これによって、反応性化合物に悪影響を及ぼす熱効果を回避するまたは減少させることにより、堆積品質を高め、したがって、前記第2の導電性材料の堆積中により高い温度を使用することができる。ある実施形態では、本方法は、銀、銅、金、アルミニウム、真ちゅう、マグネシウム、白金、モリブデン、タンタル、タングステン、ニッケル、鉛、亜鉛、スズ、もしくはそれどころか任意のタイプの合金、スチールを含め鉄、またはこれらの材料の任意の所与の組合せのリストから選択される前記第1の導電性材料を含み、そして第2の材料が、銀、金、アルミニウム、銅、マグネシウム、ニッケル、白金、鉛、亜鉛、スズ、またはこれらの材料の任意の所与の組合せのリストから選択される。界面用に選択される材料の数は、2つに限定されない。ある実施形態では、複数の層または埋め込まれた構造を、ケーブル端面上に追加することができ、各層が異なる材料から構成される。
前処理
ある実施形態では、本方法は、前処理ステップをさらに含み、前記前処理が、ケーブル端部上へと前記粒子状物質を継続的に付加するステップの前に、外側に0.005mmなどの前記ケーブル端部の少なくとも外側部分内の前記反応性化合物を取り除くためにレーザを使用するステップを含む。これによって、反応性化合物に悪影響を及ぼさずに前記粒子状物質を継続的に付加するステップ中に、より高い温度を使用することができる。
界面セグメントがレーザによって形成されるある実施形態では、界面層を形成する前にまたは形成しながらケーブルの方向と平行な方向にケーブル端部からケーブルの中へと少なくとも0.000001mm、少なくとも0.00001mm、少なくとも0.0001mm、少なくとも0.0005mm、少なくとも0.001mm、少なくとも0.005mm、少なくとも0.01mm、少なくとも0.02mm、少なくとも0.05mm、少なくとも0.1mm、少なくとも0.2mm、少なくとも0.3mm、少なくとも0.5mm、少なくとも1mm、少なくとも2mm、少なくとも3mmまたはそれどころか少なくとも5mmなどの端部セクションの少なくとも外側部分の反応性化合物をレーザが蒸発させる前処理を実行する。
前処理は、熱処理、切断、フライス、研削、研磨、研磨剤ブラスティング、加圧ガスを用いたブロー成形、他の電磁処理、溶剤洗浄、加熱アルカリ性洗剤洗浄、他の化学物質を用いた洗浄、電解洗浄および/または酸処理を別な方法でまたは追加で含むことができる。ある実施形態では、洗浄プロセスを、継続的に付加しながらおよび/または継続的に付加した後で実行する。レーザを用いて行われるような前処理は、レーザを用いて継続的に付加することとの相乗効果を有するが、界面セグメントの材料を付加するための任意の技術とともに使用することができる。
ある実施形態では、導線端面を用意するステップは、導線のワイヤの周りにフェルールを付けるステップと、フェルールを水圧で圧着するステップまたは機械的に固定するステップとを含み、ケーブル端部に機械的に完全な状態を与える。
ある実施形態では、導線端面は、導線端面を形成した後でかつ界面セグメントを形成する前にワイヤ同士および/またはセクタ間の潜在的なギャップ(potential gap clearance)を減少させるように処理され、巻くこと、スケーリング・ツールの使用、ならびに/またはショット・ピーニング、ハンマ・ピーニング、超音波ピーニングおよび/もしくは高周波衝撃処理などのピーニングを介したワイヤ端面の塑性変形を含むことができる。
ある実施形態では、導線端面を、露出した端面エリアを拡大するように処理して、その後に形成される界面セグメントの機械的連結の改善を可能にする。拡大した表面エリアを、前処理技術の任意の組合せの結果として作り出される小さな山、フック、スパイクまたは何らかの奇妙な構造形状のパターンとして成形することができる。これによって、界面セグメントの引張り接着強度を向上させることができる。
ある実施形態では、化学反応が外部エネルギーを供給せずに進行する化学的還元性ガスによって、反応性化合物を処理する。
ある実施形態では、ケーブルのワイヤ端部を、ワイヤ間の相対的な動きを作り出す高周波数振動を用いて刺激する、その結果、研磨摩耗が反応性化合物を取り除く、緩めるまたはより小さな部分へと破壊し、この小さな部分は、界面セグメントを形成する前により容易に取り除かれる。
ある実施形態では、前処理プロセスを、異なる前処理ステップの組合せで行う。このステップを、反応性化合物を取り除くことの有効性および界面セグメントを後に形成するために有利なように端面の品質を残しておく能力に関して好ましい方式で行う。
ある実施形態では、上述した前処理のうちのいずれかを、ケーブル端部の端の上に材料を付加するステップ間の中間処理として使用することができる。
後処理
本発明のある態様では、本態様は、電力ケーブルである電気的界面にまたはケーブル終端部に電力ケーブルを接合するためのスリーブに関し、該スリーブが:ソケットから前記電気的界面への導電性チャネルをさらに有するケーブルを受けるための少なくとも1つのソケットを形成するスリーブ本体と、導電性があり、挿入したケーブルの界面セグメントに当接するため前記ソケットの外に面する表面を有する本体に対して移動可能である前記少なくとも1つのソケットの内側のコンジットと、スリーブ本体に対してケーブルの方へコンジット上に軸方向の力を加えそして維持することにより前記界面セグメントに対して前記コンジットをしっかりと留めることを可能にする、圧縮締結具とをさらに備え、前記コンジットは前記スリーブ本体と直接および/または前記圧縮締結具を介して電気的に接続され、これによって、電流が前記ケーブルから界面セグメントへ、次いで前記コンジットを経由して前記本体へ、そして前記電気的界面へと流れることができる。これによって、本発明の界面セグメントの構造の利点を利用する改善したスリーブが与えられる。
ある実施形態では、さらなる加工のため界面層の端面を改善するために、界面層の端面をさらに研磨するまたは切断する。これによって、例えば、異なる材料またはプロセスの不均一な堆積を矯正する。ある実施形態では、フィラー材料を堆積した後で、堆積した導電性材料と一体的に相互に作用させるために導電性材料の層を界面層の端面上へと付加する。これによって、例えば、低圧コールド・スプレイ技術にとって、著しく良い電気的接続を実現することができる。
ある実施形態では、本方法は、圧縮するステップをさらに含み、導線端面または界面層が、機械的応力をさらに受け、その機械的および/または電気的特性を改善する。これは、例えばニードル・ハンマリングによるものであってもよい。これによって、接着強度の増加およびワイヤと界面セグメントとの間の接触抵抗の減少を実現し、一方で、界面での機械的強度ならびに電導性を大きくする。ある実施形態では、後処理を、冷間圧延技術、小さなハンマを使用するハンマリング、または圧縮空気、水圧駆動のニードル・スケーラ、ピーニングまたは高周波衝撃処理の使用を通して実行する。
ある実施形態では、レーザまたは他の熱源を使用して、導線端面または界面セグメントを加熱処理する。ある実施形態では、任意のタイプのコールド・スプレイによって形成した界面セグメントを、形成した界面に影響を及ぼすことによって後処理する。ある実施形態では、上述した後処理のうちのいずれかを、ケーブル端部の端の上に材料を付加するステップ間の中間処理として、前処理ステップとして、または材料を堆積しながら行う並行ステップとして使用することができる。
界面セグメントの電気抵抗
本発明にしたがって界面セグメントを形成することによって、有効な接合または終端化を実現することができる。ある実施形態では、本発明による界面セグメントを設けることによって、500,000オームmm未満、400mΩ mm未満、300mΩ mm未満、200mΩ mm未満、100mΩ mm未満、50mΩ mm未満、40mΩ mm未満、30mΩ mm未満、20mΩ mm未満、15mΩ mm未満、14mΩ mm未満、13mΩ mm未満、12mΩ mm未満、11mΩ mm未満、10mΩ mm未満、9mΩ mm未満、8mΩ mm未満、7mΩ mm未満、6mΩ mm未満、5mΩ mm未満、4mΩ mm未満、3mΩ mm未満、2mΩ mm未満、1mΩ mm未満、0.9mΩ mm未満、0.8mΩ mm未満、0.7mΩ mm未満、またはそれどころか0.6mΩ mm未満の平均比電気接触抵抗を有する接続部が設けられる。
抵抗を測定することを、1メートルの長さを有するケーブル・サンプルの第1の端部の5mmの厚さを有する界面セグメントを設けることによって実行することができる。次いで、電気抵抗を、4点測定技術を使用して1メートルのケーブル・サンプルについて1回に1本のワイヤから界面セグメント全体にわたり測定する。これを、界面セグメントに接続することによって、そして第1のワイヤ端部から1メートルの第2の反対のワイヤ端部のケーブルの個々のワイヤに接続することによって行う。測定回路を接続している接触抵抗ならびに測定回路および接続したワイヤの電気抵抗を、測定値から差し引く。接続したワイヤの断面積で掛け算した測定した抵抗を使用して、比電気接触抵抗を計算する。
界面セグメントの全体にわたる電気抵抗を測定するために、界面セグメントがしっかりと留められているケーブルのワイヤの少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも97.5%、少なくとも98%、少なくとも98.25%、少なくとも98.5%、少なくとも98.75%、少なくとも99%、少なくとも99.1%、少なくとも99.2%、少なくとも99.3%、少なくとも99.4%、少なくとも99.5%、少なくとも99.6%、少なくとも99.7%、少なくとも99.8%、少なくとも99.9%、少なくとも99.95%、またはそれどころか100%の間で平均を取る。
下記では、実施形態例を本発明にしたがって説明する。
本発明による電力ケーブルの正面図である。 本発明による電力ケーブルの断面図である。 本発明による電力ケーブル上の界面セグメントの正面図である。 本発明による電力ケーブル上の界面セグメントの断面図である。 本発明による電力ケーブル上の積層型界面セグメントの図である。 本発明にしたがって、電気めっきを使用する界面形成装置の原理的な実施形態の図である。 本発明によるベルト・ブラシめっきデバイスの図である。 本発明による往復ブラシめっきデバイスの図である。 本発明による回転ブラシめっきデバイスの図である。 本発明によるカソード接触部を設ける図である。 本発明による代替のカソード接触部の図である。 本発明によるケーブル据え付けのための電気めっき法の図である。 本発明による、スリーブを使用した電力ケーブル接合部の図である。 本発明による、ソケット型スリーブを使用した電力ケーブル接合部の図である。 本発明による電力ケーブルの終端部の図である。 本発明によるコールド・スプレイを使用する図である。 本発明によるコールド・スプレイを使用する図である。 本発明によるコールド・スプレイを使用する図である。 本発明によるコールド・スプレイ法のステップの図である。 本発明によるコールド・スプレイ法のステップの図である。 本発明によるコールド・スプレイ法のステップの図である。 本発明によるコールド・スプレイ法のステップの図である。 本発明によるコールド・スプレイ法のステップの図である。 本発明によるコールド・スプレイ・デバイスの図である。 本発明によるコールド・スプレイ・デバイスの図である。 本発明によるコールド・スプレイ・デバイスの図である。 本発明によるレーザ金属堆積を使用する図である。 本発明にしたがって、界面セグメントに取り付けるためのスパイク型コンジットの図である。 湾曲型界面セグメントの図である。 フランジ型エンド・プレートの図である。 ケーブル接合用のくさび拡張素子の図である。 ケーブル接合用のばね式素子の図である。
下記では、本発明の範囲を限定するようには考えるべきではない本発明の実施形態を通して、本発明を詳細に説明する。論じる実施形態の大部分は、反応性化合物の例であるワニスおよび/または絶縁されたセクタに関する。
図1Aおよび図1Bは、それぞれ、界面セグメントを形成するために準備されたミリケン(Milliken)型電力ケーブル100の正面図および断面側面図である。一般に、ケーブルは、導線101および導線101の周りの保護層110を有する。本発明の目的のために、半導電性層112、被覆物113、二次保護層114ならびに一般的に電気的および機械的絶縁および被覆を与える最外保護層115は、本発明に関してほとんど関心のないものである。絶縁層111が関心のあるものであろう。
導線は、絶縁紙105によって分けられた複数のセクタ106および各セクタ106内の複数の撚り線102を含む。示した実施形態では、導線は、6個のセクタを含み、その各々が16本の撚り線を有する。複数の撚り線は、ワイヤを相互に分離するワニス104層を有し、したがって結果的に表皮効果および近接効果を減少させる。中心コア103は、ケーブル中心においてAC電流によりおよび同じ論理により発生する強い磁場にワイヤ102が入ることをやはり防止し、中心部は典型的には電流を搬送することを意味しない。中心コア103を、ワイヤ102とは異なる材料により構成することができる。
図1Bでは、保護層110が、ケーブルの端部セクションに対しては取り除かれており、導線101もやはり、切断されている、切り取られているまたは別の方法で露出した端部にされている。このプロセスは、ケーブル全体を切断することにより、次いで続くステップでは、端部セクションに対して保護層110を取り除くことによって典型的には実行される。撚り線型導線の端部を形成することは、わずかに異なる長さおよび表面粗さの個々のワイヤ端部122をともなう凹凸のある導線端面120を生み出す。導線端面120の結果として生じる粗さは、製造中にまたは据え付けサイトにおいてケーブルを切断するための手順およびツールに依存する。
図2Aおよび図2Bは、界面セグメント230を介してケーブル導線101内のワイヤ202を電気的に接続する導線端面120上に界面セグメント230を形成した後の、ミリケン型電力ケーブルの、それぞれ正面図および断面側面図を図示している。導線の凹凸のある端面上へと界面セグメント230を一体的に形成することによって、撚り線への接続を確立する。この接続は、電気的および機械的接触が導線101内の撚り線端部と界面セグメント230との間に実現されることを確実にする。加えて、接触部の特性が、何らかの顕著な接触抵抗のない、基本的に接触抵抗のないまたは完全に接触抵抗のない接続を与える。この接続はさらに、界面セグメントの厚さに関連して機械的に強くかつ経時的に耐久性がある。したがって、接続のタイプは、導線試験、導線製造、ケーブル終端化および据え付け中のケーブルの接合などのいくつかの用途にとって有用である。さらにその上、この接続は、ほんのわずかな欠点または欠点のない最適な電気的および機械的要件を達成するための順応性について第一に注目すべきであるワニスのタイプの選択を可能にし、容易に除去可能なワニスに注目する必要がない。
界面セグメント230の材料は、ワイヤ102と同じ材料、一般的には銅またはアルミニウムが有利である。これによって、電極電位がほとんど上昇せずまたはまったく上昇せず、したがって、電解液が存在しても電解腐食を回避する。結果は、したがって界面の優れた寿命である。他の実施形態では、界面セグメント230を任意の電導性材料のものとすることができる。有利な材料は、金、銀、銅、スズ、アルミニウム、または前記元素のいずれかにより構成される合金である。
ケーブル端部に圧着コネクタを付けた後で、界面セグメント230を形成することができる。圧着コネクタを、接続用フェルールの形態の恒久的な素子または一時的な接続デバイスにより特徴付けることができる。
このように、導線の各ワイヤ端部202と一体的に接続し、電気的接触部を与える界面セグメント230を設けることによって、ケーブルを類似のケーブル、他のケーブルに接合するまたはケーブル特性の精密な試験のためなど他のデバイスに接合する際に使用するため、そしていずれかの他の種類のケーブル終端化のために、界面が設けられる。
界面セグメント230は、界面セグメント230またはケーブル端面に付けられた多数の界面セグメント層231、231’、231”をともなう図2Cに表されたような1つまたは複数の層から構成されることがある。多数の層を介して、様々な所望の機械的特性、電気的特性および/または材料特性を得ることが可能である。個別の隣接するアイテムとケーブル端部に付けられた界面セグメント230との間の接触抵抗が、接続する材料表面の酸化のために望ましくないレベルである場合に、金または銀の薄いコーティングを付けることによって、接触抵抗を高めることができる。このような材料は、温度および圧力を含め動作条件の大きな集合が与えられると、金属酸化物が貴金属上にある可能性がほとんどないので、接触界面にいくつかの有利な特性を持っている。金は、例えば、一般に、エリンガム・ダイアグラム(Ellingham diagram)によって記述される電力ケーブルの通常の動作条件下ではまったく酸化物層または曇りを一般に形成しない。ワイヤ102の母材金属が限られた数の材料に付着するだけの特定の材料から作られるときには、別の必要性が特徴付けられる。このケースでは、必要な特性、以降では硬度、腐食耐性、電気伝導度および機械的強度を有する特定の材料の所望の端面で終わるように、界面セグメント230を多層231から構築しなければならない。
図3は、界面形成具350を使用することにより凹凸のあるケーブル端面上へと界面セグメント230および/または界面セグメント層231、231’を付けるための界面形成用装置の主な実施形態である。
小さく形成したケーブルの撚り線およびセクタがケーブル方向に対して半径方向への偏りを防止するために、保護層110を取り除くときに、ケーブルのいずれかの端部または両端部に撚り線302を固定し、したがってさらなる処理のために安定で固定された導線端面を確実にするために、ワイヤ・リストレーナ352を都合よく使用することができる。このワイヤ・リストレーナ352を、電導性とすることができ、銅、アルミニウムまたはスチール合金などのワイヤと同じ材料でさらに形成することができる。ワイヤ・リストレーナ352を、機械的圧着デバイス、フェルール、圧着コネクタおよび/もしくはせん断ボルト・コネクタなどの機械的コネクタ、またはそれどころか絶縁層111などの保護層110のうちのある種の層とすることができる。
ワイヤ・リストレーナ352をケーブル導線301に付けた後で、切断、ミリング、グラインディング、ポリッシング、研磨剤ブラスティング、加圧ガスを用いたブローイング、レーザを使用することなどの他の電磁処理、溶剤洗浄、加熱アルカリ性洗剤洗浄、他の化学物質を用いた洗浄、電解洗浄および/または酸処理など界面セグメント230を形成するため導線端部を準備するために、導線端面のさらなる準備を実行することができる。これは、界面セグメントの機械的および化学的接着をさらに改善するために有利であり得る。例えば、大部分の導線材料は、大気中で酸化するだろう、そして導線界面セグメントを形成する前に酸化物層を取り除くことにより電気的接続を改善できる。
界面形成用装置は、デバイス本体351を有し、これによってデバイス本体351を導線端面上へとマウントするときに導線端面に対して界面形成具350を固定する。デバイス本体351には、流体封止部をさらに設けることができて、安全性ならびに材料制御および効率を改善することができる。デバイス本体351は、内側チャンバ353を有する筐体の形を取ることができる。
界面形成具350を、図には示されていないDC電源により正または負の電圧が供給されるDC端子355または356にさらに接続することができ、これによって、形成プロセスを完全に自動化することができる。さらに、界面を形成するために使用する技術に応じて、界面形成具350には、材料注入口357および/または材料排出口358がさらに設けられる。
図4、図5および図6は、界面形成装置が電解めっき、より具体的にはブラシめっきにより導線端面220上へ界面セグメント230を形成する本発明の実施形態を図示している。したがって、界面形成具x50は、様々なタイプのブラシの形状および電極などの他の必要な機能を採用する。
先ず図4を見ると、導線401の導線端面420が見える。ケーブルの反対の端部には、カソード接触部がすべてのワイヤに設けられ、この方法を下記に説明する。端部間の距離は、用途で変わり、例えば、導線試験用では1メートルもしくは10メートルまたは据え付け用では500メートルあるいは任意の他の使いやすい長さとすることができる。
ブラシめっきすべき導線端面420に近接して、ワイヤ・リストレーナ452が導線401を固定する。デバイス本体451を、ワイヤ・リストレーナ452にマウントする。封止機構454は、ここではチャンバ453を有する筐体として成形されているデバイス本体451から流体が漏れ出すことを部分的にまたは完全に防止することができる。封止機構454は、ガスケットを有することがある。筐体の内側では、ホイール472の回転運動Bが経路Cに沿ってベルト・ブラシ470を駆動する。ばね電極は、堆積中には寸法的に安定なアノード(DSA)として働く。ばねは、軸Aに沿って圧縮可能であり、電解めっきプロセスのアノードを形成する材料堆積プロセス中には正電荷を搬送する。ばね電極471は、スポンジ素子473に対して押し付け、スポンジ素子473は順に堆積手段/ベルト・ブラシ470に対して押し付け、ベルト・ブラシ470がしたがって導線端面420に対して押し付ける。ばね電極471を正DC端子455に接続し、したがって、ばね電極471と導線端面420とを接続している電解液の存在の結果として、DC電源(図には示さず)の負極および正極にわたる全体の電気回路に電流が流れることを可能にする。スポンジ素子473を、圧縮性であり吸収性である任意の材料のものとすることができ、ベルト・ブラシ470に対して都合よく押し付けるはずである。しかしながら、材料を電解液または存在するいずれかの他の物質と反応しないように選択しなければならない。
めっき溶液を、材料注入口457を通してチャンバ453へ導入し、このように新しいおよび/または再使用可能なめっき溶液の貯蔵容器などの任意の使いやすい流体システムとデバイス本体とを接続する。めっき溶液を、ベルト・ブラシ470および/またはスポンジ素子473に付ける。回路は、カソードとして動作する導線端面420を用いて電荷を搬送し、めっき溶液をベルト・ブラシ470および/またはスポンジ素子473に付け、そして導線端面420上への材料堆積を確実にする。動作中には、めっき溶液がチャンバ453の底部へと滴下するおよび/または流れ、そしてめっき溶液を、フィルタおよび前述の溶液貯蔵容器などの任意の使いやすい流体システムに接続可能な材料排出口458を通して取り出すことができ、これによって溶液を再使用する。
一般にブラシめっきの堆積速度を増加させるために、かき混ぜ、撹拌または砥粒作用を適用し増加させることができ、したがって電解めっきプロセスにおける拡散層の厚さを減少させる。本発明にとって、前述したベルト・ブラシ470などの動くブラシを使用することによって単純に、これを有利に達成する。ベルト・ブラシ470の継続的な動きは、導線端面420近くのめっき溶液の活発な撹拌を作り出し、したがって、著しく拡散層厚さを減少させる。ある実施形態では、めっき溶液へのフィルタ効果なしに、めっき溶液がベルト・ブラシ470に浸透できることが重要である。
有利なことに、スポンジ素子473が毛管力を介して液体を吸収し、したがって電解液貯蔵部を作り出し、このようにケーブル端面上への材料の安定な堆積を確実にし、したがって界面層を形成する。
図5に図示した実施形態は、ブラシめっきを使用し、図4の実施形態と類似の様式で原理的に働く。導線端面520がカソードになり、一方で電極571がアノードとして動作する。アノードは、慎重な材料選択を通して寸法的に安定である。めっき溶液が往復ブラシ570上へと導入され、使用後にデバイス筐体から出ることを可能にする。デバイス筐体551を、止めネジ559を介してワイヤ・リストレーナに固定することができる。
電極571の往復運動Dは、堆積手段/往復ブラシ570を介して導線端面520上へと働く。この運動を、引張り型リニア・ソレノイド構成によって得ることができる。電極571に取り付けられた戻りばね572と組合せたソレノイド・システム573を通るパルス電流の流れが、往復運動を引き起こす。このようなシステムの1つの利点は、すべての移動部品を筐体の内側に収納することができる一方で、有害な化学薬品環境では影響を受けやすいデバイスのすべての電子制御用デバイスを筐体の外部に保つことである。
図6は、デバイス本体651が内側チャンバをともなう筐体として成形されずに、堆積がブラシめっきを介して依然として実行される本発明による実施形態を図示している。図示した実施形態では、めっき溶液が材料注入口657を通って入り、使用後には界面形成装置の下方の貯蔵部へとこぼれる。めっき溶液は、回転ブラシ670により吸収され、導線端面620に付けられる。堆積手段/回転ブラシ670は、電極671に取り付けられ、電極671は、運動Eにより回転する回転ロッド672からオフセットして取り付けられる。回転ロッド672は、好ましくは導電性であり、DC極性に接続され、そして電極671に電気的に接続される。再び、電流が回路内を流れることを可能にするアノードとカソードとの間のループを閉じる電気的接触部を、めっき溶液の存在によってのみ確立する。
導線表面620に対する電極671の回転を回避し、したがって回転ブラシ670と導線表面620との間の一様な速度プロファイルを確実にする。ケーブル表面全体にわたって一定なカソード拡散層の厚さを確実にし、したがって均一な材料堆積を確実にするために、一様な速度プロファイルが重要である。
回転ブラシは、円形の表面エリア、長方形の表面エリアまたはそれどころか円形のセクタ表面エリアまたは使いやすい任意の他の幾何学的形状を有することができる。回転ブラシは、ケーブル断面積の任意の割合を取り囲むエリアを有することができる。回転ブラシは、ケーブル端部620上のすべての点にわたり等しい距離で横切り、これによりケーブル端部のすべての点上で均一で等しい持続期間を確実にする。このことは、端面のいたるところで堆積した材料の均一な厚さという結果をもたらす。構築した界面セグメント260は、そのときには一様な厚さを有することができる。
導線表面620の変化する外形に向かってそれ自体の形状を適応させる回転ブラシ670を通して得られる柔軟性の他に、ばねシステム675は、一定圧力が導線表面620へと加えられることを確実にする。このことは、エリアが接触しないことを防止し、界面セグメントがブラシに損傷を与えずに形成し始めるにつれて、徐々に近い方の表面上へと材料を構築することに適応する。
デバイス本体651を、ワイヤ・リストレーナ652上に留め金具659を介して導線表面620に対して固定する。
図4〜図6に示した実施形態では、ブラシめっきを使用する。ブラシめっきを使用することによって、堆積速度を高め、これが旧来のめっき法と比較して著しくケーブル接合速度およびケーブル試験速度を大きくする。他の電解めっき技術と比較して、ブラシめっきは速く、したがってブラシめっきをケーブル試験、組み立ておよび据え付けにとって適するようにさせる。本発明の他の実施形態では、ロッドまたはプレートなどの適切なアノードを用いて電気化学槽に導線端部を浸漬すること(以降槽めっき)などの、任意の他の電解めっきプロセスを使用することができる。アノードを任意の適したDSA材料とすることができる。この浸漬することを、チャンバを有し説明するデバイス本体内で実行することができる、または浸漬することが縦型の装備内であってもよい。これによって、プロセスは、数少ないステップを用いそして安価な構成部品を使用するが遅い堆積速度での単純なプロセスになる。
図7および図8は、電解めっきプロセス用のカソードになるケーブルのワイヤを設ける実施形態を図示している。導線701のすべてのワイヤをDC電源の負極性に接続することによって、(図示しないが)界面セグメントを形成しようとするケーブルの反対の端部内のDSAに正の電気極性を同時に与えることにより、電解めっきを開始することができる。電解めっきプロセスが、据え付けの後でケーブルを通過する電流と比較して、ほんの小さな電流がケーブルを通過することしか必要としないという理由で、必要な電気的接続を、据え付け、試験および/または製造に関しては有用ではない様々なタイプのものとすることができる。
図7に示した実施形態では、導線端部720に対してマウントされる弾性電極740によって導線端部720のワイヤ端部への電気的接続を確実にする。弾性電極740を、エラストマ素子742の周りに巻いた導電性フォイル741のシートをともなうエラストマ素子742とすることができる。フォイルを、例えば、アルミニウムまたは銅製のものとすることができる。弾性電極740は、次いで、導線端部720に対して保持するように成形された負DC端子756によって保持されるおよびワイヤ・リストレーナ743にマウントされた、例えばボルトまたはネジである留め金具744を用いてケーブルにしっかりと留められるなどの、いずれかの使いやすい方法を介してケーブル端部720に対して固定されることによって所定の場所に保持される。電気キャリア756をDC電源の負極性に接続し、得られる負極性で弾性電極740を残す。
弾性電極740は、あるエリア全体にわたり変形が可能な任意の形状を取ることができ、一方で電荷がそのエリアを通過することをやはり可能にする。ある代替実施形態は、導線端面720に対して配向した複数の小さな導電性ばねであるはずであり、このばねがそのときには電気出力部756上にマウントされ、ばねの数が導線内のワイヤの数と一致するまたは超える。弾性電極740を、メタルラバー型の材料または材料の組合せからやはり作ることができる。
図8は、ある代替の実施形態を図示しており、界面形成装置が、ケーブルの第2の端部へとさらにマウントされる。目的はここでは、往復ブラシを弾性電極840に交換することによって導線801内のすべてのワイヤへの電気的接続を確立することである。弾性電極840への往復ブラシの交換を、自動化した方式で実行することができ、このように界面形成からカソード接触部を設けることへと切り替える。
電流の方向を切り替えることによって、材料をケーブルのいずれかの端部に堆積することができる。これは、ブラシから弾性導電性素子に電極接触部材料を切り替えることをさらに必要とする。ケーブルの両端部にマウントされた装置は、類似のものである。負DC端子856から弾性電極840までの電極871への電気経路が、その変化する外形をともなう導線端面820への電気的接続を作る。往復ブラシが弾性電極840と交換されていると、めっき溶液がチャンバ853に与えられないまたは存在しない、これによりケーブル端部の劣化が生じない。任意のタイプのブラシを使用することができる。
図9は、ケーブルを据え付けるときに有用な界面セグメントの電解めっき用のアノードおよびカソード接触部を設けるための可動性で柔軟な電力伝送システムを可能にする装置を図示している。
通常、ケーブル長を、据え付けの前に据え付けサイトで適合させぴったりと合わせ、したがって結果的にケーブル端部の一方の端部を切断するという理由で、一方のケーブル端部だけを、出荷の前に製造サイトで準備することができる。これゆえ、反対の端部は、現場で使いやすいように処理される。
さらに、界面セグメント930、930’を有する導線の接合を介してなどでいくつかのケーブル・セグメントを接合するために、ケーブル端部同士間の距離が据え付け中に増加するので、カソード接触点とアノード接触点との間の距離は増加する。
有利な代替形態を図9に図示する。界面セグメント930を第1の導線端部に付けた後で、ワイヤ902のうちの1本程度だけ導線の第2の反対の端部から導線内のすべてのワイヤへの十分な電気的接触を得ることが可能であり、これによりワイヤは導線内のすべてのワイヤへのDC極接続部956として動作する。取り出された1本または複数のワイヤ902のワニス904を、使いやすいように取り除く。これによって、一旦ケーブルを正確な長さに切断すると、電解めっきプロセスを、2、3の方法で実行することができる。
第2の端部で導線から1本または多数のワイヤ902を取り出すことによって、電気回路を、正DC端子955および接続部として動作するワイヤ902から負DC端子956まで得ることができる。界面形成装置の内部で実行されるプロセスは、前に説明したように本発明にしたがう。
取り出すワイヤ902の数は、妥当な時間内に導線の端面上にめっき層を堆積するために必要な最終電流密度に依存する。
ケーブルの第2の端部でケーブルを上手くめっきした後で、取り出したワイヤを、その元々の場所に戻すことができ、圧着、はんだ付けまたはネジ留めを介してなどの様々な旧来の手段を介してワイヤの残りをしっかりと留めることができる。
図10は、本発明にしたがって第1のケーブル1100と第2のケーブル1100’とを接続するためのシステムの実施形態を図示している。ワイヤ・リストレーナ1152、1152’は、導線1101、1101’のワイヤを固定し、したがって機械的な強度を与える。ワイヤ・リストレーナ1152、1152’は、銅、アルミニウム、またはスチール合金などの導電性材料製であり、導線1101、1101’上に圧着されることがある。
導電性ワイヤ・リストレーナ1152、1152’を含む導線1101、1101’を、スリーブ1188へと挿入する。スリーブ1188が、接続留め金具1181を用いてワイヤ・リストレーナにしっかりと留められる。電流は、ここでは2本のケーブル内の導線間を流れることができる。2本の導線の間の第1の電気経路は、当接している界面セグメント1130、1130’を直接通る。第2の経路は、第1の導線1101のワイヤから界面セグメント1130へと第1の導線をしっかりと留めている接続留め金具1181および/またはワイヤ・リストレーナ1152を通りスリーブ1188へと、次いで第2の導線1101’へと同じであるが逆の経路を通る。描いた実施形態では、接続留め金具1181は、ボルトまたはネジである。本発明の他の実施形態では、接続留め金具1181を、圧着接続部とすることができる。
界面セグメント1130、1130’は、互いに当接しないことがある。このような状況では、ワイヤ・リストレーナ1152、1152’およびスリーブ1188を通るなどの別の電気経路を、導線1101、1101’の間で使用する。スリーブ1188は、機械的な完全さおよび熱膨張と収縮からの応力に関する機械的負荷に耐える堅固な素子を与える。このような変化する負荷は、電力ケーブルの正常な動作条件下では典型的であり、熱応力ラチェットとして知られている。
スリーブ1188もまた、パイプ部品の圧着によりワイヤ・リストレーナ1152、1152’に接続することができ、これにより機械的な接続留め金具1181の必要性を排除する。
図11は、ソケット・スリーブ1280を使用して、本発明にしたがって第1のケーブル1200と第2のケーブル1200’とを接続するためのシステムの実施形態を図示しており、ここでは導線1201、1201’が、スリーブ本体1284内の2つの互いに反対を向いたソケットの内側の素子と当接する。
ソケット・スリーブを、1本のケーブルについて説明し、本発明が挿入した第2のケーブル1200’についても同様に働くことが理解される。ソケットの底部を、コンジット1283として形成する。導線をソケットへと良好に挿入した後で、複数の圧縮締結具1285をコンジット1283に対して押し付けることによって、コンジット1283を界面セグメント1230に対して押し付ける。これによって、コンジット1283が界面セグメント1230に対して押し付けられる。導電性コーティングを、界面セグメント1230とコンジット1283との間に付けることができ、したがってこれらの間の接触抵抗を減少させる。このようなコーティングは、例えば、金、銀またはスズを含む。使いやすいように、コーティングを、据え付けの前にコンジットに付ける。
圧縮締結具を、ボルトもしくはネジである圧縮締結具1285またはいずれかの他の締結具および/あるいは好ましくは構造的損傷を最小にしながら熱応力を吸収できる圧縮ばね1286とすることができる。
界面セグメント1230に対してコンジット1283を押すように適合された圧縮締結具1285の代わりに、スリーブは、圧縮ばね1286に対してソケットをコンジットに引き止めるピン、締結具、等を有することができる。このようなピン、締結具、等を用いる実施形態では、これらはケーブルをソケットへと挿入した後で解放され、これによってコンジットを界面セグメントに対して押し付けるように解放する。
界面層1230およびコンジット1283へと導線1201のぴったりとした当接を介して、さらにコンジットから圧縮締結具1285へと、次いでソケット型スリーブ1280の本体へと、そして第2の導線へ同一であるが逆の経路を介して、2本のケーブル1200、1200’の間に、接触部が形成される。ワイヤ・リストレーナ1252が導電性材料製である場合、および/または接続締結具1281が同様に導電性材料製である場合には、経路がやはり、図10に関係して説明した第2の経路と同様にこれらの素子を通って存在する。
コンジット1283が中心であるように正しく設置されることを確実にするために、ガイド1287を使用することができる。さらに、このことは、コンジット1283内のボアまたはばねと圧縮締結具1285用のソケット型スリーブ1280内のボアとの間の位置合わせを確実にすることなど据え付け中および据え付け後に向きを確実にすることに適していることがある。コンジット1283は、任意の数のガイドを有することができる。
圧縮締結具1285、1286のうちの少なくとも1つまたはガイド1287は、好ましくは導電性である。
使用中の熱膨張および収縮を、圧縮ばね1286によってさらに補正することができる。導線をソケット・スリーブ1280へと挿入する前に、割れ目が存在することがあり、この割れ目は圧縮ばね1286の伸びを抑制するように作用する。接続締結具1281を用いてスリーブ本体1284に確実にしっかりと留められるワイヤ・リストレーナ1252、1252’を用いて導線1201、1201’の良好な挿入の後で、割れ目を取り除くことができ、そのときには導線の界面セグメント1230、1230’へとコンジット1283を押し付けるように作用するばねをこのようにして解放する。さらに、ばねはそのときには、ソケット・スリーブ1284の本体にコンジット1283をしっかりと留めることができる。これによって、圧縮締結具1285および/またはガイド1287を省略することができる。
コンジットがソケット・スリーブ1280のソケットの内側を占有する空間よりもわずかに小さいコンジット1283によって、電気的接続性を危うくすることがある様々な材料の異なる熱膨張を、素子を変形させずにまたは連動させずに可能にする。これによって、図11に図示した実施形態は、据え付けの後でケーブルの正常な使用で必然的にともなう熱応力下で効果的なままである接続を可能にし、これによって伝送効率および所要労力の点でやはり非常に効果的な堅固な接続を提供する。
スリーブ1280を使用しそして界面セグメントに対してコンジット1283を押し付けることによって、界面セグメント1230の接続性を大きくし、ケーブル間の経路が、ワイヤ・リストレーナ1252、接続締結具1281および/またはスリーブ1280中へと界面セグメント1230に沿って横方向に主に通る状況と比較して、電力伝送効率を大きくしながら、界面セグメント1230の必要な厚さを減少させる。さらにその上、当接するコンジット1283へと界面セグメント1230を介して、伝送をこのように確実にするので、ワイヤ・リストレーナ1252が、導電性であることを必ずしも必要とせず、したがって任意の使いやすい材料製のものとすることができる。
図12は、より具体的には終端ソケットであるソケット・スリーブ1280を使用することによってケーブル1200端部の終端化を図示している。ソケット・スリーブ1280は、図11に関して説明したソケットと同一の1つのソケットを有する。導線1201を、ソケット型スリーブ1280のソケットへと挿入し、その結果、導線の界面セグメントがコンジット1283に当接する。次いで、導線が接続締結具1281を用いてしっかりと留められて、機械的な強度を与える。その後で、圧縮締結具を作動させる。作動させることは、圧縮ボルトの挿入に関係する、ところが圧縮ばねに関して、作動させることは、割れ目を取り除くことによるなどで圧縮ばねを緩めることに関係する。導線の反対の端部では、終端ソケットは、ブスバー・システムまたは架空電線に電力ケーブルを接続フィッティングするために一般に使用される終端部本体1290の一部として様々なタイプの電気システムを用いて界面接続するための任意の使いやすい終端部を有する。形態は、用途に応じて変わることがあり、この形態は、穴1292をともなう端子ラグまたは代替でボルト型終端部から構成され、本体を、電場の形状および強度を制御するためにブッシング1291から構成することができ、絶縁性材料内の電気的ストレスを減少させる。
終端ソケットの実施形態では、終端ソケットは、旧来のケーブル終端部と界面接続する。別の実施形態では、終端ソケットは、他の電力電線タイプと界面接続するまたは他の電力システムが変圧器などと界面接続する。
図13Aは、本発明の実施形態にしたがって界面セグメントを形成することを図示している。コールド・スプレイ・デバイス760が設けられる。図示した実施形態では、このコールド・スプレイ・デバイス760を、手持ち方式で取り扱うことができ、1人の人間により操作することができる、または自動化されたデバイスにマウントすることができる。加圧した推進ガスは、ガス加熱チャンバ765へ供給され、そこでは推進ガスが最大100bar(10Pa)までの圧力に達することがあり、推進ガスは、推進ガス注入口762から供給される。供給材料767を、キャリア・ガスを使用して粉末フィーダ766から供給材料注入口764を通して供給する。キャリア・ガスおよび推進ガスは、典型的には同じ供給源を有する。供給材料は、少なくとも粒子状の導電性材料を含む。推進ガスが、次いで加熱後に供給材料767と混合され、供給材料767が、ノズル761によって加速された速度でコールド・スプレイ・デバイス760を出る、そしてケーブル端部720上へと堆積する。供給材料は、ワイヤの材料および/または機械的安定性、化学的安定性もしくは電気的特性に関して選択した他の材料を好ましくは含んでいる材料の任意の混合物を含むことができ、そして例えば、金、銀、アルミニウム、銅またはスズとすることができる。
図示した実施形態では、作業の容易さ、ケーブル端部の構造安定性およびケーブル端部の相互作用を改善するために、フェルール724を用いてケーブル端部を固定する。他の実施形態では、低圧コールド・スプレイ・デバイスまたは高圧コールド・スプレイ・デバイスを、ケーブル端部上へとまたはケーブル側面の周りにマウントすることができ、そして例えば前の図で説明したデバイスおよび方法に相当し、界面セグメントを形成する際のロボットまたはいずれかのタイプの動き制御装置を使用して自動化された方式で動作させることができる。ケーブル端部上への所望の堆積材料の蓄積物は、特にワイヤ端部間のケーブル端面の多くの場合に粗い表面に材料を付着させることが困難であるので、外に向かって先細りになる個々の突起物をワイヤ上に作ることを含むことができる。後で突起物間のギャップを埋めるために、スズなどのフィラー材料をコールド・スプレイすることによって、これを補うことができる。有利なことに、界面セグメントをそのときには、ポリッシュする、研磨するまたは別の方法で平坦にすることができ、この後で、最適な構造および電気的特性のための完全な端面を作るために、好ましい導電性材料の追加の層を使用することができる。粗い表面への優れた付着性を有する延性材料と好ましい堆積材料とを混合すること、または特定の段階的なプロセスを使用することによるなど、堆積材料構成物の他の組合せを当業者なら思い付くことができる。供給材料および推進ガスを含んでいるキャリア・ガスは、方向Fに流れる。
図13Bは、本発明によるケーブル接合の第1のステップを図示している。ケーブル端部720、720’を、フェルール724を使用して圧着接合し、使いやすいようにワイヤと2本のケーブル端部との間にできるだけ小さな空間を残し、2本のケーブルは、中央において任意選択で接触するまたは当接する。2本のケーブル間の物理的な接続を改善するために、コールド・スプレイの前に貫通穴を取り除くため、薄く圧縮可能な一時的な支持素子を、フェルールを圧着する前に2本のケーブル間に設置することができる。支持素子を、柔らかい金属シート、ゴムまたは発泡シートから構成することができ、これは後でコールド・スプレイする材料の堆積を向上させる。
図示した例では、両方のケーブル端部の上半分を、中央に向かって傾斜したV字形状に切断する、切り取る、ミリングするまたは別の方法で取り除き、切欠きがケーブルの中央まで延びる。これが、横からの接合をともなう作業を可能にし、2つの端部上へと界面セグメントをコールド・スプレイすることを容易にし、2つの端部を電気的および機械的に接合する。
図13Cは、図13Bに関して説明したプロセスがケーブルの上側に実行されており、その後で界面セグメントがその上にコールド・スプレイされ、V字形状のギャップを埋め、その後でプロセスがケーブルの下半分に対して繰り返され、この下半分では、接合した後で、2本のケーブルを電気的に接合する界面セグメント730が形成される。これによって、高品質接続をともなうケーブル端部の容易な接合を可能にする方法を実現する。
電気的接続がケーブルのすべての所望のワイヤ間で実現されるまでおよび/または良好な機械的接続が確立されるまで、界面セグメント730、730’を、ケーブルにほぼ垂直に構築材料から蓄積することができる。ケーブルを接合した後でフェルール724を取り除くことができる、またはフェルール724をその場に残すことができる。
図13D〜図13Iは、導線端面をコールド・スプレイする際の様々なプロセス・ステップを図示している。ある実施形態では、導線端面上に界面セグメントを作り出すためのコールド・スプレイのプロセスは、ステップを図示している図面のアルファベット順に下記のステップを含む。他の実施形態では、プロセス・ステップは任意の順番およびステップの組合せならびに繰り返しで使用される。例えば、粒子の層を付けることおよび後でこの層をサンディングすることを、所望の結果を実現するために要する回数だけ周期的に繰り返すことができる。特定の実施形態では、プロセスは、図13D、図13E、図13G、および図13Iで説明するプロセスおよび順番を概ね含んでいる。
図13Dは、いずれかの材料を付加する前に、導線端面1320を平坦にするためにニードル・ハンマ1345を使用することを図示している。これは前処理ステップである。導電性材料を堆積する前のハンマリングは、導線端面1320をわずかに変形させ、打たれる各ワイヤ1302は、ワイヤ1302間のギャップを埋めるように変形し、ハンマリングの後で単一の表面を良好に構成するので導電性コーティングが導線端面1320に結合する能力を改善する。ハンマリングは、したがってワイヤ間のギャップを取り除くために役立ち得る。
図13Eは、コールド・スプレイ・デバイス1360を使用して、導線端面1320上へと第1の導電性材料1367Aを堆積することを図示している。完全に一様な表面を形成することが極めて難しいいくつかの材料を使用することが望ましいことがある。例えば、いくつかの材料は、ストランド/ワイヤの端部にまたはより柔らかい材料の上のストランド/ワイヤの間には付着しないだろうが、導線の中へとより深く埋め、材料を腐食させるまたは単純に落ちるだろう、一方で材料は、ワイヤそれ自体の端部に付着するだろう。これは、ワイヤ突起1347が形成される図に見られる。時間とともに、コールド・スプレイは、表面にワイヤ突起1347を構築する。突起1347の図示した高さは、図説の目的で誇張されている。突起がワイヤ端部にしばしば現れるとはいえ、突起がどこにでも形成されることがある。電気的接続を、すべてではないが、ワイヤのうちのいくつかの間に実現することができる。銅および銀は、2つの適した材料例である。
図13Fは、導線端面1320上に第2のフィラー材料1367Bを堆積するプロセスを図示している。この材料を、ワイヤ突起によって作り出された表面に一致させそして付着する能力、および(下記に論じる)引き続く加工に耐える能力に関して選択する。フィリング材料1347は、ワイヤ突起1347間の穴を埋めるが、いくつかのワイヤ突起1347を完全にカバーすることができ、このことがワイヤ突起1347を効果的に被包できる。スズ、焼鈍した銅または銀を、フィラー材料1367Bとして使用することができる。第1の導電性材料1367Aと第2のフィラー材料1367Bとの間に電気的経路を作ることが望ましい。引き続く研磨ステップがその後に付けられる導電性材料1367Aをともなう突起間の完全な電気的接続を可能にするので、ワイヤ突起が引き続く研磨ステップで完全に露出する場合には、プラスチックまたはセラミックを使用することができる。言い換えると、フィリング材料1367Bを、電導性とすることができ、第1の導電性材料1367Aと比較してその柔らかさのために、または別の目的に役立つように付けることができる。
図13Gは、サンダ1346を用いて堆積した材料を研磨することを図示している。切断すること、削ることまたは彫ることなどの、いずれかの他の適した除去方法を同様に使用することができ、ケーブル端部の層をはぎ取らないことを確実にさせる。このプロセスの後では、実質的に平坦な表面が形成され、第1の導電性材料1367Aのワイヤ突起1347が好ましくはフィラー材料1367Bを通して露出する、または代わりに、フィラー材料が導電性である。いずれにせよ、すべてのワイヤは、処理する前よりも硬いケーブルの端面までの電気的経路を有する。
図13Hは、再び表面を平坦化し、そして堆積した材料を圧縮するためにニードル・ハンマ1345を用いて表面をハンマリングすることを図示し、これが機械的および電気的特性を改善することができる。図13Hは堆積した材料をハンマリングすることを図示しているが、導電性材料1367Aを堆積する前に、堆積中に、またはその代わりにハンマリングを行うことができるほか、フィリング材料1367Bを堆積する前に、堆積中に、またはその代わりにハンマリングすることができる。
図13Kは、研磨したまたは別の方法で処理した堆積材料の上に導電性材料の別の層1367Cを追加することを図示している。したがって、導線のすべてのワイヤ端部間の電気的接続を構築する界面セグメント1330を、低い電気抵抗および高い機械的強度で作る。第2の導電性材料1367Cは、第1の導電性材料と同じであってもよいし、または異なるタイプの材料であってもよい。
実施形態では、コールド・スプレイ・デバイスは、混合した材料構成物を利用できる。有用な例は、スプレイした材料構成物にピーニング材料を加えることである。ピーニング材料は、表面には付着しないが、強い衝撃の後で落下し、強い衝撃を与えたエリアを変形させる、または堆積した導電性材料(x67A)もしくはフィラー材料(x67B)を内側に埋め込むようになる。端面上へと導電性材料を堆積することを、混合物にピーニング材料を加えることによって改善することができる。少なくとも50vol.%もの材料を、ピーニング材料とすることができ、堆積した材料の機械的および電気的特性を向上させる。
図13J〜図13Kは、締付けシステム1379に取り付けられた例のコールド・スプレイ・デバイス1360/界面形成デバイス1360の一例を図示している。コールド・スプレイ・デバイス1360は、ケーブル1300にしっかりと留められている締付けシステム1379に可逆的に取り付けられる。コールド・スプレイ・デバイス1360は、導線端面1320およびスプレイ・ノズル1361の周りに閉じた環境を作り出す局所囲い1363;モータを付けたノズル制御部1374;材料および圧力吸引チャネル1369;ならびにベント1368を備える。
図13Jは、コールド・スプレイ・デバイス1360の斜視図である。コールド・スプレイ・デバイス1360は、接続装置として締付けシステム1379(図13Jには図示せず)を使用してケーブル1300に取り付けるためおよびその後に取り外すために取り扱いやすく、界面セクションを作り出すために自動化した方式で動作する。2つのコールド・スプレイ・デバイス1360を、2つの対向するケーブル端部にマウントすることができ、2つのケーブル端部を接合するために迅速に準備することができる。これらを、少なくとも1本のケーブル端部を準備するために、製造施設においてなどの現場外のケーブルにやはり利便性良く使用することができる。ケーブル1300にコールド・スプレイ・デバイス1360を取り付けた後で、3つのモータ1374X、1374Y(図示せず)および1374Zが、界面セグメントを構築するために導線端面1320の中心に対してコールド・スプレイ・デバイスを動かす。
図13Kは、コールド・スプレイ・デバイスの断面図である。局所囲い1363の中へと延びるノズル1361を有するコールド・スプレイ・デバイス1360が移動すると、局所囲い1363の壁1378を形成するメンブレンは、動きに適合し、したがって局所囲い1363内の導線端面1320に対してX、Y、およびZ方向の堆積手段/ノズル1361の十分な自由度を可能にする。
コールド・スプレイ・デバイス1360は、締付けシステム1379を介してケーブル1300に付着する。締付けシステム1379を、いずれかの従来型の構造とすることができる。図示したものは、3点組の圧力嵌合であり、これは圧力ネジ1379Dを締付けることにより所望の位置のところでワイヤ・リストレーナ1324に先ず取り付けられる。これが部品1379Aおよび1379Cを共に引っ張り、今度は部品1379Bをワイヤ・リストレーナ/圧着部1324の方に押し付けてぴったりとした嵌合を実現する。コールド・スプレイ・デバイス1360を、相互接続部を介して締付けシステムにその後マウントすることができる。ケーブル・タイプに関係するケーブル・プロファイルを、デバイスへとロードすることができる、または導線端面1320サイズおよび他の関連情報を読み取るセンサをさらに有することができる。いずれにせよ、張り付けることは、ケーブル1300に対してデバイス自体を配向させるためにデバイスが留めそして締付けることを可能にし、したがって、人間の介在なしに自動化した方式で導線端面上へと所望の材料を堆積する。締付けシステム1379は、すべての塵またはケーブル1300の損傷を受けないようにするためにケーブルの周囲に延びるガスケット1393を含む。締付けシステム接続部は、構築される界面層/ケーブル端面を検査するため、手持ちツールを使用する手動処理を実行するため、またはそれどころか研磨またはニードル・ハンマリングなどの他のタイプの自動化したタスクを実行するため異なるツールをマウントするために、コールド・スプレイ・デバイス1360を取り外すことを可能にする。
コールド・スプレイ・デバイス1360は、局所囲い1363をさらに有する。この局所囲い1363の壁は、少なくとも部分的に弾性材料から作られ、導線端面1320を完全に、またはケーブル1300の端部部分をも取り囲むように構成される。スプレイ・ノズル1361は、ガス気密シール1349を通って局所囲い1363の中へと延び、材料が囲い1363の外へ出ることなく材料1367を堆積することを可能にする。作業員は、堆積材料1367だけでなく機械部品にも触れることがない。しかしながら、熟練した作業者は、スペア部品を代えることができ、ノズルおよび局所囲い内の保守を実行できる。これが、それぞれ、作業条件および材料寿命を向上させる。さらにその上、堆積エリアを密閉するために、すべてのケーブル接合または終端化のために大きなスプレイ・ブースを設ける必要がなく、これが据え付けのコストを減少させる。
吸引チャネル1369は、図13Jでは局所囲いの底部から延び、底部では、一部では重力のために、そしてある実施形態においては、一部では積極的な吸引のために、材料が出る。他の実施形態では、吸引部を、ケーブル端部の上方などの他の場所に設置することができる。さらに他の実施形態では、このチャネルを導線端面1320から最も遠くに設置することができる。コールド・スプレイ・デバイス1360は、所定の流量で導線端面1320に対して分散させた粒子をともなう加圧空気をスプレイする。好ましい実施形態では、吸引チャネル1369は、吸気口の流れの流量に相応し、これにより局所囲い1363内では大気圧である。吸気口の流れと排気口の流れとの間に生じるはずの何らかのわずかな不釣り合いを緩和するために、ベント1368は、圧力を増加させるか減少させるかのいずれかで、外部圧力と一致させるように局所囲い1363の減圧を可能にする。
モータを付けたノズル制御部1374は、X、YおよびZ方向の並進運動を可能にする3次元で動作するモータから構成される。例えば、ステッパ・モータ1374Xは、ネジ状のスピンドル1399に回転を与え、これが導線端面1320に向けてノズルを動かすように働く。
ある実施形態では、モータを付けたノズル制御部1374は、ケーブル端面に平行な動きだけを与える。
図14は、本発明にしたがってレーザを使用する前処理を図示している。図14Aは、保護層の除去後の導線端面820およびワイヤ802を含むケーブル800の図である。
図14Bは、図14Aのケーブル端部の部分拡大図を示している。レーザ・デバイス860を使用して、ワイヤに著しく影響を与えるには不十分であるが、反応性化合物、図示した実施形態では、ワニス804を蒸発させるためには十分であるエネルギーを、ケーブル端部に伝達する。見られるように、前処理で使用するレーザ・デバイスは、処理エリア861内の最も外側のワニスをある深さ804’まで取り除いている。反応性化合物を特定し、レーザ・デバイス860を制御するためにパターン認識ソフトウェアを使用して、この方法を有利に実行する。
その後、レーザ・プロセスまたは他の方法を、本発明による界面セグメントを構築するために使用することができる。
図15は、界面セグメント1530に取り付けるためである表面上にスパイクを形成するコンジット1583または他の接続素子を図示している。初めに、ケーブル1500を用意し、ワイヤ・リストレーナ1552を使用してワイヤを圧着する。
図示した実施形態では、接続締結具1581が圧着コネクタであり、スリーブ1598の外側に加えられた力が、導線を圧縮しワイヤ・リストレーナ1552を変形させ、スリーブとワイヤ・リストレーナとの間の少なくとも摩擦嵌合ならびに優れた電気経路を作り出す。ワイヤ・リストレーナ材料よりもはるかに硬い材料製のワイヤ・リストレーナ1552に組み込まれた補強リング1589は、スリーブ1598がワイヤ・リストレーナ1552上へと押し付けられるときに導線ワイヤ1502の何らかのさらなる変形を防止できる。補強リング1589は、付けた界面セグメント1530へのワイヤの何らかのさらなる変形を防止するだろう。同じ方式で、ワイヤ・リストレーナ1552がワイヤ上へと圧着されており、ストランド/ワイヤの周りにぴったりとした嵌合を作り出し、図15ならびに続く図に見られるように、ストランド/ワイヤの断面積を変形させる。
界面セグメント1530に対して軸方向Hにスパイクを形成したコンジット1583を押し付けることにより、いくつかの接触点が作り出されるので、接続の改善が2つの素子間で実現される。従来は、当接するまで2つの平坦な表面を押し付けることは、表面が互いに静止する前に先ず3点だけの接触を実現する。接触面を大きくすることはかなりの力を加えることを必要とする。さらにその上、端部に作り出された接触点は、従来は表面に沿ってランダムに分散されるならびにランダムなサイズのものの両方であろう。スパイク型コンジット1583を設け、これを界面セグメントへと押し付けることによって、接触点のより一様な分布を実現し、これゆえ、界面セグメント1530の全体にわたるより一様な電流分布を、軸方向に接続したときに実現する。
軸方向の接触が実現されるので、電気経路が軸方向を直接通って作り出される。この電気的接続が電流負荷のかなりの部分または全部を搬送するために十二分である実施形態では、スリーブ1598を、機械的な締付けを与えるように、ならびにまたは代わりに、電力伝送を行うように適合させることができる。例えば、スリーブを、スチールから作ることができ、ケーブルを共により容易に引っ張るためのネジ山を備えることができる。
当業者ならはっきりと理解するように、図11および図12に関連して説明したソケット・スリーブ1284、1384など、図示した実施形態のコンジット1583またはスパイクを形成した他の接続素子を、本明細書で説明した他の実施形態とともに使用することができる。
図16は、ケーブル1600の半径方向に一様でない厚さを有する角度付き界面セグメント1632を図示している。スリーブ1688を介した電力伝達を頼りにする終端化または接続に関して、界面層1633の必要な厚さは、半径方向に沿って最も遠くで最も高く、そこでは累積する導線断面積のために、より多くの電流が流れる。これゆえ、界面層を中心でより薄くすることができ、材料を節約する。
角度付き界面セグメント1632は、図示したように湾曲する必要はないが、単純に、界面セグメント1632の半径方向の遠端部から中心まで真っ直ぐな稜線を有する逆錐形にすることができる。
図17は、図16の界面層の変形を図示している。界面層それ自体の厚さを変える代わりに、導電性フランジ型エンド・プレートをケーブル端部の全体にわたり付けることができ、フランジ型エンド・プレート1733は中央に穴を有する。方法は次の通りである:電流が内側ストランドから外に向かって流れることが可能であり、その後の加工のため初期機械的強度を与えるために適した最小の厚さで界面セグメント1730を形成する。次いで、界面セグメント1730を覆って、フランジ型エンド・プレート1733を取り付ける。フランジ型エンド・プレート1733の中央の穴は、必要な厚さが初期に形成した界面セグメント1730の厚さ以下の場所に対応する。このエンド・プレートを、次いで水圧プレス等を用いて都合よくしっかりと取り付ける。このようなエンド・プレートを使用することによって、ケーブル端部から界面セグメントを通り、フェルール/ワイヤ・リストレーナ1752または他の半径方向取付け手段まで半径方向に沿って出る電気抵抗を小さくする。フランジ型エンド・プレートを、同様に傾斜させることができ、ケーブルの中央の穴に向かって水平になる。
図17Bでは、ここで論じるものを除いて、図17Aに示したものとそれ以外は同一である実施形態を示している。実施形態を、軸方向から示している。フランジ型エンド・プレート1733の代わりに、同心的な円形のエンド・プレート1734が設けられ、フランジ型エンド・プレートのようにフランジを有し、そしてそのエンド・プレート部分が別々のプレート部品1734A、1734Bおよび1734Cへと分けられる。プレート部品は、互いに少なくとも実質的に自由であり、互いに硬さを与えずに界面セグメントに対して押し付けることができる。エンド・プレートを、スライディング方式でまたは一組の取付け「ブリッジ」を介して互いに取り付けることができる。例えば、同心的な迷路状のパターンを、エンド・プレートへと切断することができ、一体的に形成されるが互いに最小の硬さを与える内側および外側プレート部品を形成する。
任意の数のプレート部品を使用することができ、プレートは必ずしも同心的である必要はない。さらにその上、プレート部品をいくつかの点のところに取り付けることができ、低い硬さを維持しつつ低い電気抵抗を与える。
図17Cは、エンド・プレートがパイ形状のフランジ型エンド・プレート1735である実施形態を図示している。各個別のエンド・プレート・パイ1735A、1735B...を、界面セグメント1730に対してしっかりと留めるように個別に機械加工することができ、エンド・プレートを取り付けるために必要な力を著しく低下させる。さらにその上、電流の進行方向が導線の半径方向に中心から外に向かっていて、パイ形状のフランジ型エンド・プレート1735は、所望の方向に低い電気抵抗を与える。
図18は、本発明にしたがって2本のケーブルを軸方向に接続するための両くさびスリーブ・システムの断面図である。2本のケーブル1800、1800’が接続のために供給される。好ましくはコンジット1883、1883’を有するワイヤ・リストレーナ1852およびスリーブ1898を取り付けた後で、導線端部のぴったりとした嵌合を与えるために、くさび1836,1836’を、それぞれ方向JおよびJ’に沿って押し付けることができる。
コンジット1883を、軸方向にはしっかりと取り付けないことがある、またはコンジットを界面セグメント1830に対してしっかりと取り付けることができる。使用する場合には、コンジット1883は、摩擦力に対して界面セグメント1830を保護し、これゆえ、くさび1836、1836’によって界面セグメントに生じることがある構造的損傷を保護する。
くさび1836、1836’は、支持のためにスリット(図示せず)内に位置する。ある実施形態では、くさび1836、1836’は、水圧でまたは必要な力を生成する他の機械で互いに対して力を加えられる。くさび1836、1836’の摩擦の低減に役立つように、挿入の前にくさびに潤滑剤を塗ることができる。挿入後には、溶剤を好ましくは使用して、潤滑剤を取り除く。これは、2本のケーブル1800、1800’間で電気を伝導させるためにくさびを使用する場合には、所定の場所にくさびを固定するようにならびにくさび間の過渡抵抗を減少させるように働く。
ある実施形態では、くさび1836、1836’は、所定の位置にくさびを適正に固定した後で、ばねによって維持される。ある実施形態では、歯車側/ラチェット状の機構を介して、所定の場所に溶接することを介して、またはいずれかの他の使いやすい方法を介してなどで、適した挿入を実現した後で、くさび1836、1836’を所定の場所に固定する。
図19Aおよび図19Bは、2本の電力ケーブル1900、1900’を接合するための膨張素子の別の実施形態を図示している。
電導性であるばね式素子1994は、それ自体の弾性変形範囲内で事前張力を与えられる。図19Aでは、スリーブ1998内のスロットを通して界面層間にばね式素子1994が挿入される。あるいは、その場所に設置されたコンジットの代わりにまたは加えて図11または図12のようなソケットの内側など、スリーブ1998の残りの部分に対して異なる物理的配置のコンジットの一部としてばね式素子1994を挿入することができる。ばね式素子1994は、本体、ヘッド1996を有する圧縮ボルト1995、ならびに締付けスレッド1997を備える。締付けスレッドを、それ自体の閉じた本体の外側からスレッド1995を操作することによって巻きつけられる金属ワイヤまたはいずれかの他の使いやすい構造に構成することができる。
ばね式素子1994を目的とする場所に設置した後で、圧縮ボルト1994を緩める/逆にねじることによって、張力を解放する。張力が解放されると、ばね式素子は、軸Kに沿って界面セグメント1930に対して押し付け、その後で、ばね式素子は、表面間に電気的接続を与える。界面セグメント1930上へと直接当接させる代わりに、ばね式素子1994を、コンジットとして図11に示したソケット・スリーブのような何かに使用することができる。
図19Bは、ばね式素子1994がそれ自体の弾性変形を部分的に解放した後のケーブル接続部を図示している。膨張および収縮で、ばね式素子1994は電流を効果的に伝達し続ける。
好ましい実施形態では、ばね式素子は、図15で説明したようなスパイクを形成した側面を有する。
実施形態
下記では、本発明の実施形態を列挙する。
A.電導性である少なくとも2本の別々のワイヤを有する電力ケーブル(x00)の端面上に導電性電力伝送界面(x30)を設けるための方法であって、前記ケーブルが前記ワイヤとは異なる反応性化合物をさらに含み、
− 前記電力ケーブルの端部セクションを用意するステップであり、前記端部セクションがワイヤ端部を有するワイヤを含み、前記端部セクションが前記反応性化合物をさらに有する、用意するステップと、
− 界面セグメントを実現するために前記端部セクション上へと電導性粒子を継続的に付加することによって前記ケーブルの前記端部セクション上へと界面セグメントを形成するステップであり、前記界面セグメントが、
− 前記反応性化合物の融点よりも高い融点と、
− 前記ワイヤのうちの80%の間の平均として0.6mΩ mmよりも低い電気抵抗と、
− 5MPaよりも大きい機械的引張り付着強度と
を有する、形成するステップと
を含む、方法。
B.導電性である少なくとも2本の別々のワイヤを有する電力ケーブル(x00)であって、該ケーブルが該電力ケーブルにさらなる特徴を与えるため前記ワイヤとは異なる反応性化合物をさらに含み、前記ケーブルが、
− ワイヤ端部(x22)およびケーブル端面(x20)から5mmの距離内に前記反応性化合物を有するケーブル端部を
さらに備え、
−前記ケーブルが、前記ケーブル端面から延び、前記ワイヤ端部と一体的に形成される導電性電力伝送界面(x30)をさらに備え、前記導電性電力伝送界面(x30)が、
− 前記反応性化合物の融点よりも高い融点と、
− 前記ワイヤのうちの80%の間の平均として0.6mΩ mmよりも低い電気抵抗と、
− 5MPaよりも大きい機械的引張り付着強度と
を有する、前記ケーブルよって特徴付けられる、電力ケーブル(x00)。
C.電力ケーブル(x00’)またはケーブル終端部(1390)である電気的界面に実施形態Bによる電力ケーブル(x00)を接合するためのスリーブ(x80)であって、
− ケーブル(x00)を受けるため少なくとも1つのソケットを形成し、前記ソケットから前記電気的界面への導電性チャネルをさらに有するスリーブ本体(x84)
を具備し、
− 導電性であり、挿入したケーブル(x00)の端部セグメント(x20)または界面セグメント(x30)への電気的接触部を設けるため前記ソケットの外に面する表面を有する前記本体(x84)に対して置き換え可能である前記少なくとも1つのソケットの内側のコンジット(x83)と、
− 前記スリーブ本体(x84)に対して前記ケーブル(200)の方に前記コンジット(x83)上に軸方向の力を加えそして維持することにより前記界面セグメント(x30)に対して前記コンジット(x83)をしっかりと留めることを可能にする、ばね締結具(x85、x86)と
をさらに備え、
− 前記コンジット(x83)が前記スリーブ本体と直接および/または前記圧縮締結具(x85、x86)を介して電気的に接続しており、これによって、電流が前記導線(x01)から前記界面セグメント(x30)へ、次いで前記コンジット(x83)を経由して前記本体(x84)へ、そして前記電気的界面へと流れることができる、
ことを特徴とする、スリーブ(x80)。
D.電力ケーブル(x00’)またはケーブル終端部(1390)である電気的界面に実施形態Bによる電力ケーブル(x00)を接合するためのスリーブ(x80)であって、
− ケーブル(x00)を受けるため少なくとも1つのソケットを形成し、前記ソケットから前記電気的界面への導電性チャネルをさらに有するスリーブ本体(x84)
を具備し、
− 導電性であり、挿入したケーブル(x00)の端部セグメント(x20)または界面セグメント(x30)への電気的接触部を設けるため前記ソケットの外に面する表面を有する前記本体(x84)に対して置き換え可能である前記少なくとも1つのソケットの内側のコンジット(x83)と、
− 前記スリーブ本体(x84)に対して前記ケーブル(200)の方に前記コンジット(x83)上に軸方向の力を加えそして維持することにより前記界面セグメント(x30)に対して前記コンジット(x83)をしっかりと留めることを可能にする、前記圧縮締結具(x85、x86)と
をさらに備え、
− 前記コンジット(x83)が前記スリーブ本体と直接および/または前記圧縮締結具(x85、x86)を介して電気的に接続しており、これによって、電流が前記導線(x01)から前記界面セグメント(x30)へ、次いで前記コンジット(x83)を経由して前記本体(x84)へ、そして前記電気的界面へと流れることができる、
ことを特徴とする、スリーブ(x80)。

Claims (16)

  1. 電導性である少なくとも2本の別々のワイヤ(x02)を有する電力ケーブル(x00)の端面上に導電性電力伝送界面(x30)を設けるための方法であって、前記ケーブル(x00)が前記電力ケーブル(x00)にさらなる特徴を与えるため前記ワイヤ(x02)とは異なる反応性化合物をさらに含み、
    前記電力ケーブル(x00)の端部セクションを用意するステップであり、前記端部セクションがワイヤ端部を有するワイヤ(x02)を含み、前記端部セクションが前記反応性化合物をさらに有する、用意するステップと、
    導電性粒子とは異なる材料の非付着性キャリア流体中に分散された前記導電性粒子を前記端部セクションと接触させることによって前記端部セクション上へと前記導電性粒子(x67A)を継続的に付加するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記導電性粒子(x67A)とは異なる材料の非付着性流体中への前記電導性粒子(x67A)の分散液を用意するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 外側の環境から局所囲い(x63)の範囲を定める囲い境界(x78)を設けるステップであって、該囲い境界(x78)が前記局所囲いの中へのケーブル端部を受けるための開放端を有し、さらに、前記ケーブルが前記局所囲いと外側の環境との間に少なくとも防塵シールを設けるために前記囲い境界(x78)の前記開放端の中へと設置され、堆積手段(x61)が前記局所囲い(x63)の内側に設置される、設けるステップ
    をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記電力伝送界面(x30)が前記ワイヤの前記少なくとも2つのワイヤ端部と一体的に形成されるまで前記継続的に堆積するステップを続けるステップをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記継続的に付加するステップが、コールド・スプレイ、電解めっき、またはレーザ金属堆積のリストから選択され得る、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記継続的に付加するステップが、継続的に冷間付加するステップであり、温度に関するパラメータは、前記反応性化合物の温度が反応温度よりも実質的に下のままであることを確実にするように制御され、前記反応温度では、前記反応性化合物が前記導電性電力伝送界面の電気的および/もしくは機械的特性を損なうように前記継続的に付加するステップと干渉し、ならびに/または前記反応性化合物が前記反応温度で前記ケーブルに損傷を与える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記形成するステップが、コールド・スプレイするステップであり、前記コールド・スプレイするステップが、
    第1の導電性材料(x67A)を堆積するステップと、
    フィラー材料(x67B)を堆積するステップと
    によって実行される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記フィラー材料(x67B)が堆積された後で、前記端面が、堆積した第1の導電性材料(x67A)を露出させるように処理されるステップと、
    導電性材料の第2の層(x67C)が、前記堆積した第1の導電性材料(x67A)と一体的に相互に作用するように前記端面上へと堆積されるステップと
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. ニードル・ハンマリングまたはピーニングなどのハンマリングするステップであって、導線の前記端面(x20)または前記界面層(x30)が機械的圧縮力を受ける、ハンマリングするステップをさらに含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 導電性である少なくとも2本の別々のワイヤ(x02)を有する電力ケーブル(x00)の端面上に導電性電力伝送界面(x30)を設けるための界面形成デバイス(x60)であって、前記ケーブル(x00)が前記電力ケーブル(x00)にさらなる特徴を与えるため前記ワイヤ(x02)とは異なる反応性化合物をさらに含み、
    前記電力ケーブル(x00)の端部セクションを用意する張り付け手段であり、前記端部セクションがワイヤ端部を有するワイヤ(x02)を含み、前記端部セクションが前記反応性化合物をさらに有する、張り付け手段と、
    前記張り付け手段に接続された堆積手段(x61)であり、該堆積手段(x61)が導電性粒子とは異なる材料の非付着性キャリア流体中に分散された前記導電性粒子を前記端部セクションと接触させることと、前記端部セクション上へと前記導電性粒子(x67A)を継続的に付加することとに適応する、堆積手段(x61)と
    を備える、装置。
  11. 導電性粒子(x67A)とは異なる材料の流体に分散させた前記導電性粒子(x67A)の分散液を用意するために適応した分散手段をさらに備え、該分散手段が前記堆積手段に接続され、前記分散液を前記堆積手段に供給することに適応する、請求項10に記載のデバイス(x60)。
  12. 外側の環境から局所囲い(x63)の範囲を定める囲い境界(x78)をさらに備え、該囲い境界が前記局所囲いの中へのケーブル端部を受けるための開放端を有し、前記張り付け手段が、前記局所囲いと外側の環境との間に少なくとも防塵シールを設けるために前記囲い境界(x78)の前記開放端の中へと挿入したケーブルの周りに取り付けられるように適応し、前記堆積手段(x61)が前記局所囲い(x63)の内側に設置される、請求項10または11に記載の装置。
  13. 前記デバイス(x60)が、前記壁(x78)を通って延びる接続部品(x49)を介して前記堆積手段(x61)に接続された前記外側の環境に設置された移動手段(x74)であって、該移動手段(x74)が導線端面(x20)に沿って前記堆積手段(x61)を移動させることに適応する、移動手段(x74)をさらに有する、請求項10から12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記堆積手段(x61)が、電解めっき手段(x70)、コールド・スプレイ手段(x61)およびレーザ堆積手段のうちのいずれか1つから選択され得る、請求項10から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 少なくとも前記堆積手段(x61)が、前記張り付け手段に可逆的に取り付けるためのマウント用付属品を有する、請求項10から14のいずれか一項に記載の装置(x60)。
  16. 少なくとも2本のワイヤ(x20)および反応性化合物を有する電力ケーブル(x00)上に電力伝送界面(x30)を形成するためのコールド・スプレイ装置の使用。
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