JP2019527793A - 自己調整型電力増幅器を用いたコロナ点火 - Google Patents

自己調整型電力増幅器を用いたコロナ点火 Download PDF

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Abstract

コロナ点火システムのための電力増幅器回路を提供する。当該回路は、RF変圧器の二次巻線の一端に接続されたインダクタおよびキャパシタを含む。二次巻線の他端は、接地に接続された電流センサに接続されている。変圧器は、一端が電圧源に接続され他端が一対のスイッチに連結された一次巻線も有する。これらの巻線は、コアに巻き付けられている。DC電圧源からスイッチに流れる電流は、コア内に磁束を生じさせる。点火装置を通って流れる電流によって二次巻線上に電圧が発生する。この電圧は、スイッチに戻されて、オンおよびオフタイミングを制御する。点火装置に流入するまたは点火装置から流出する電流がゼロであるとき、電圧がコロナ点火装置に提供されるかまたは点火装置から引き出される。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2016年8月8日に出願された米国一部継続特許出願番号第15/230,927号の利益を主張し、その内容は引用によって本明細書に援用される。
発明の背景
1.技術分野
本発明は、一般に、自動車用途などにおいて空気/燃料混合物を点火するために使用される点火装置に関し、特に、コロナ点火システムで使用される自己調整型電力増幅器に関する。
2.関連技術
米国特許第6,883,507号は、コロナ放電空気/燃料点火システムで使用される点火装置を開示している。燃焼を開始させるために使用される例示的な方法によれば、電極を高い高周波(「RF」)電圧電位に充電して、燃焼室内で強いRF電場を生じさせる。そして、当該強い電場は、燃焼室内の燃料−空気混合物の一部をイオン化させる。燃料−空気ガスをイオン化するプロセスは、絶縁破壊の始まりであり得る。しかし、プラズマが形成されて電気アークが電極から接地シリンダ壁またはピストンに達することになるであろう電子雪崩のレベルにまで絶縁破壊が進まないように、電場を動的に制御することができる。電場は、燃料−空気ガスの一部、プラズマを引き起こす上記の電子雪崩連鎖反応を生じさせるのに不十分な一部、のみがイオン化されるレベルに維持される。しかし、電場は、十分に強く維持されるので、コロナ放電が起こる。コロナ放電の際、電極上の一部の電荷は、ガスを通って小電流として接地に運ばれるか、または電子が電極から放出されたりイオン化された燃料−空気混合物から電極に吸収されたりすることにより、放散されるが、電流は非常に小さく、電極における電圧電位はアーク放電と比較して非常に高いままである。十分に強い電場は、燃料−空気混合物の一部のイオン化を生じさせて、燃焼反応を促進する。イオン化された燃料−空気混合物は、火炎前面を形成し、当該火炎前面は、その後自律的になって残りの燃料−空気混合物を燃焼させる。
図1は、容量結合RFコロナ放電点火システムを示す。当該システムは、「容量結合」と呼ばれる。なぜなら、電極40が貫通絶縁体71bの周囲の誘電材料から外に延在して燃料−空気混合物に直接さらされることがないからである。それどころか、電極40は、貫通絶縁体71bによって覆われたままであり、燃焼室50内に電場を生成するように貫通絶縁体の一部を通る電極の電場に左右される。
図2は、本発明の例示的な実施形態に係る制御電子機器および一次コイルユニット60の機能ブロック図である。図2に示されるように、制御電子機器および一次コイルユニット60は、たとえば150ボルトの電圧を線62を介してDC源から受け取るセンタータップ一次RF変圧器20を含む。変圧器20に印加される電力を2つの位相、すなわち所望の周波数、たとえば高電圧回路30(図1を参照)の共振周波数の位相Aおよび位相B、の間で切り換えるために、ハイパワースイッチ72が設けられている。また、150ボルトDC源は、制御電子機器および一次コイルユニット60における制御回路のための電源74に接続されている。制御回路電源74は、典型的には、150ボルトDC源を、制御電子機器が許容できるレベル、たとえば5〜12ボルト、にまで減少させるために降圧変圧器を含む。本発明の例示的な実施形態によれば、図1および図2に「A」で示されている変圧器20からの出力は、二次コイルユニットに収容されている高電圧回路30に電力を供給するために使用される。
変圧器20から出力された電流および電圧は、点Aにおいて検出され、たとえば信号からノイズを除去するために73および75においてそれぞれ従来の信号調節が実行される。この信号調節は、たとえばアクティブフィルタ、パッシブフィルタまたはデジタルフィルタ、ローパスフィルタおよびバンドパスフィルタを含んでもよい。次に、電流および電圧信号は、77、79においてそれぞれ全波整流および平均化される。信号ノイズを除去する電圧および電流の平均化は、従来のアナログまたはデジタル回路で実現されてもよい。平均化および整流された電流および電圧信号は、除算器80に送信され、除算器80は、電圧を電流で除算することによって実際のインピーダンスを計算する。電流および電圧信号は、位相検出器および位相ロックループ(PLL)78にも送信され、位相検出器および位相ロックループ(PLL)78は、高電圧回路30のための共振周波数である周波数を出力する。PLLは、電圧および電流が同相になるように出力周波数を調整することによって共振周波数を決定する。直列共振回路では、共振時に励起されると、電圧および電流は同相になる。
計算されたインピーダンスおよび共振周波数は、パルス幅変調器82に送信され、パルス幅変調器82は、各々が計算されたデューティサイクルを有する2つのパルス信号、すなわち位相Aおよび位相B、を出力して、変圧器20を駆動する。パルス信号の周波数は、PLL78から受信される共振周波数に基づく。デューティサイクルは、除算器80から受信されるインピーダンスに基づき、システムコントローラ84から受信されるインピーダンス設定点にも基づく。パルス幅変調器82は、2つのパルス信号のデューティサイクルを調整して、除算器80からの測定されたインピーダンスをシステムコントローラ84から受信されたインピーダンス設定点と一致させる。
システムコントローラ84は、インピーダンス設定点を出力することに加えて、トリガ信号パルスもパルス幅変調器82に送信する。このトリガ信号パルスは、図1に示される高電圧回路30および電極40の起動を制御する変圧器20の起動タイミングを制御する。トリガ信号パルスは、不図示のマスタエンジンコントローラ86から受信されるタイミング信号61に基づく。タイミング信号61は、いつ点火シーケンスを開始させるかを決定する。システムコントローラ84は、このタイミング信号61を受信し、次にトリガパルスおよびインピーダンス設定点の適切なシーケンスをパルス幅変調器82に送信する。この情報は、いつ点火するか、何回点火するか、どれぐらいの期間点火するか、およびインピーダンス設定点をパルス幅変調器に知らせる。所望のコロナ特性(たとえば、点火シーケンスおよびインピーダンス設定点)は、システムコントローラ84においてハードコードされてもよく、またはこの情報は、信号63を介してマスタエンジンコントローラ86からシステムコントローラ84に送信されてもよい。システムコントローラ84は、現代のエンジン制御および点火システムにおいて慣例であるように、診断情報をマスタエンジンコントローラ86に送信してもよい。診断情報の例としては、電圧源を下回っている/上回っていること、電流および電圧信号から決定されるような点火の失敗、などを挙げることができる。
発明の概要
RF変圧器の二次巻線の一端に接続されたインダクタおよびキャパシタを有する電力増幅器回路を提供する。二次巻線の他端は、接地に接続された抵抗器に接続されている。変圧器は、一端が電源に接続された一次巻線も有する。一次巻線の他端は、スイッチに連結されている。これらの巻線は、磁性コアに巻き付けられている。一次巻線は、電源からスイッチに流れる電流がコア内で相反する方向に磁束を生じさせるように配置されている。回路の発振を開始させるために、スイッチのうちの1つが短期間オンにされて、インダクタおよびキャパシタが鳴る(ring)ようにする。その結果、二次巻線および電流センサ上で電圧が発生し、当該電圧は、全てのノイズをフィルタリングにより除去して電圧をインダクタキャパシタの固有周波数のままにする回路に供給される。電流センサは、抵抗器、ダイオード、インダクタおよびキャパシタのうちの少なくとも1つを含む。この電圧は、スイッチに戻されて、オンおよびオフタイミングを制御する。このように、固有周波数を測定して記録する必要がなくなる。
本発明の一実施形態では、コロナ点火システムのための電力増幅器回路であり、上記電力増幅器回路は、コアに巻き付けられた一次巻線および二次巻線を有するRF変圧器と、上記二次巻線の一端に接続されたインダクタおよびキャパシタと、上記二次巻線の別の端部に接続された電流センサとを含み、上記二次巻線において誘導される電流は、上記コア内で相反する方向に磁束を発生させる。
本発明の一局面では、上記一次巻線は、一端が可変電源に接続され、他端が、第1および第2のスイッチのオンおよびオフタイミングが制御されるように第1および第2のスイッチに連結されている。
本発明の別の局面では、上記二次巻線は、コロナ点火装置に出力信号を提供する。
本発明の別の局面では、上記二次巻線の端部は、上記回路を駆動して上記コロナ点火システムを動作させることによってコロナ点火装置を点火する2つのスイッチにそれぞれ接続される。
本発明の別の局面は、上面からコロナ点火装置を収容する燃焼室まで延在する点火装置開口を有するシリンダヘッドを含む内燃機関を提供する。また、当該機関は、エンジンコンピュータから信号を受信するように構成された制御回路と、交流電流および電圧信号を生成して点火装置アセンブリをその共振周波数で駆動するための電力増幅器回路とを含む。点火装置アセンブリは、LCR回路を構成するインダクタ、キャパシタおよび電流センサを含み、インダクタの一端は、点火端部アセンブリを介して燃焼機関の燃焼室内の電極冠部に接続されている。
本発明の一局面では、上記電力増幅器回路は、各々がコアに巻き付けられた一次巻線および二次巻線を有するRF変圧器と、上記二次巻線の一端に接続された上記インダクタおよびキャパシタと、上記二次巻線の別の端部に接続された上記電流センサとを含み、上記二次巻線において誘導される電流は、上記コア内で相反する方向に磁束を発生させる。
本発明の別の局面では、上記制御回路は、上記電力増幅器回路に印加するための電圧を決定し、上記電力増幅器回路は、上記巻線を通る電流を駆動して、上記点火装置アセンブリの共振周波数のフィードバック信号を提供し、上記点火装置アセンブリは、上記キャパシタにおけるキャパシタンスと上記電流センサにおける抵抗と上記インダクタにおけるインダクタンスとが組み合わせられたときに規定の周波数で共振する。
本発明のさらに別の局面では、上記一次巻線は、一端が電源に接続され、他端が、第1および第2のスイッチのオンおよびオフタイミングが制御されるように第1および第2のスイッチに連結されている。
本発明のさらに別の局面では、上記二次巻線は、上記コロナ点火装置に出力信号を提供する。
本発明のこれらのおよび他の特徴および利点は、例示的な実施形態の詳細な説明から当業者により明らかになるであろう。
先行技術における例示的なコロナ放電点火システムを示す。 先行技術のシステムに係る制御電子機器および一次コイルユニットの機能ブロック図を示す。 本発明に係る自己調整型回路を示す。 1つの例示的な実施形態に係るコロナ点火システムにおける図3の回路の実現例を示すブロック図である。 別の例示的な実施形態に係るコロナ点火システムにおける図3の回路の実現例を示すブロック図である。
例示的な実施形態の詳細な説明
RF変圧器の出力巻線の一端にインダクタおよびキャパシタを接続した電力増幅器回路である。出力巻線の他端は、電流センサに接続され、電流センサは、さらに接地に接続されている。電流センサは、抵抗器ダイオード、インダクタおよびキャパシタのうちの少なくとも1つを含む。変圧器は、2つの一次巻線を有する。両方の一次巻線は、一端が可変DC電圧源に接続されている。各一次巻線の他端は、MOSFETに連結されている。3つの巻線は全て、フェライトコアに巻き付けられている。2つの一次巻線は、DC電圧源からMOSFETに流れる電流がフェライトコア内で相反する方向に磁束を生じさせるように配置されている。回路の発振を開始させるために、MOSFETのうちの1つが短期間オンにされて、インダクタおよびキャパシタが鳴るようにする。その結果、二次巻線の電流センサ上で電圧が発生し、当該電圧は、全てのノイズをフィルタリングにより除去して電圧をインダクタキャパシタの固有周波数のままにする回路に供給される。この電圧は、MOSFETに戻されて、オンおよびオフタイミングを制御する。このように、固有周波数を測定して記録する必要がなくなる。
図3に示される回路は、変圧器と、変圧器を駆動するためのmosfetと、変圧器の動作の周波数を調整するためのフィードバック回路とを含む。変圧器は、一例では、フェライトコアを有し、当該コアの周囲に4組の巻線を有する。インダクタL1およびL2は、DC電圧源に接続される点において接合された一次巻線である。当該回路は、ある範囲の電圧源電圧で動作するように設計可能であり、この実施形態では電圧は60VDCに設定される。インダクタL1およびL2の他端の各々は、MOSFETとして示されているスイッチに接続されている。当業者によって容易に理解されるように、他のタイプのスイッチが使用されてもよい。各スイッチは、発振器とも呼ぶことができる。
インダクタL3は、変圧器の二次または出力インダクタである。L3の一端は、低値抵抗を介して接続されている。他端は、コロナ点火装置のインダクタに接続されている。第4のインダクタであるL6は、フィードバック信号を提供してさまざまな長さのアタッチメントケーブルのさまざまなキャパシタンスを補償する検知インダクタである。
点火システムは、3つのサブアセンブリ、すなわち制御回路、電力増幅器および点火装置アセンブリ、から成っている。
制御回路:この回路は、シリンダ内でいつコロナを開始および終了させるかをシステムに知らせる信号をエンジンコンピュータ(ECU)から受信する。この回路は、どのような電圧を電力増幅器変圧器に印加するかを決定する。この回路の一部は、電力増幅器変圧器に印加されるDC電圧を生成する。
電力増幅器回路:この回路は、交流電流および電圧信号を生成して、点火装置アセンブリをその共振周波数で駆動する。それは、発振を開始および終了させるためのコマンドを制御回路から受信する。電力増幅器回路は、変圧器を通る電流を駆動するための回路と、点火装置アセンブリの共振周波数をフィードバックするための回路とを含む。このフィードバック信号は、インダクタ共振に関連する信号、一次巻線電圧に関連する信号、および二次巻線電圧に関連するフィードバック信号を含む。
点火装置アセンブリ:点火装置アセンブリは、スパークプラグと同様の態様でシリンダヘッドに連結する。アセンブリは、インダクタと、燃焼室内に電極を含む点火端部サブアセンブリとを含む。点火装置アセンブリは、LCRアセンブリとして接続されたインダクタ、キャパシタおよび電流センサを有する。電圧がインダクタの一端に印加されると、LCRアセンブリは共振する。インダクタは、点火装置の一部である。インダクタの第2の端部は、点火端部アセンブリを介して燃焼室内の電極冠部に接続されている。点火端部アセンブリおよび燃焼室は、インダクタンスと組み合わせられたときに特定の周波数で共振するキャパシタンスおよび抵抗を形成する。
動作時、エンジンコンピュータ(ECU)などの装置は、信号を制御回路に送信する。この信号は、各点火装置上でいつコロナを開始および終了させるかを制御回路に知らせる。制御回路は、ノーマリーハイの信号を電力増幅器に送信し、当該信号は、コロナ事象を開始させるためにローになる。コロナが要求される限り信号はローにとどまり、コロナ事象を終了させるためにハイに戻る。この信号は、Q13のエミッタであるノードAに印加される。Aにおけるこの電圧の変化により、ノードNはハイからローになる。次に、ノードNは、2箇所に差し向けられる。
1つの送り先は、Q12のコレクタならびにQ12およびQ7のベースである。Nにおけるこの降下により、Q12およびQ7がオンになり、電流がノードZに流れることが可能になる。第2の送り先は、C3であり、C3は、短期間の電圧降下をR13およびダイオード1を介してノードR、すなわちQ9のベースに送信する。そして、これにより、ノードTにおける電圧が短期間降下する。ベースにおけるこの降下により、Q5がオンになり、電流がノードZから引き込まれ、ノードBがマイナスからプラスに引き上げられる。これにより、Q11がオンになるとともにQ17がオフになり、その結果、Q1がオンになるとともにQ2がオフになる。これにより、R16およびダイオード2を介してノードC、すなわちM1のゲートに接続されているそれらのエミッタが引き上げられる。ノードCはマイナスからプラスになり、M1をオンにする。M1のドレインはL2に接続されており、そのソースは接地に接続されている。M1をオンにすることにより、電流がL2を通って流れ、その結果、磁束が変圧器内のフェライトを通って流れるように仕向けられる。
M1がオンのままであり続けると、ノードTにおける電圧がQ5をオフにする値に戻るまではL2を通って電流が伝えられる。これにより、ノードZを通って流れる電流がR11からR18に移行し、ノードHがマイナスからプラスに引き上げられる。これにより、Q8がオンになるとともにQ20がオフになり、その結果、Q4がオンになるとともにQ3がオフになる。これにより、R17およびダイオード3を介してノードF、すなわちM4のゲートに接続されているそれらのエミッタが引き上げられる。ノードFはマイナスからプラスになり、M4をオンにする。M4をオンにすることにより、電流がL1を通って流れ、その結果、磁束がL2によって引き起こされる磁束とは反対方向に変圧器内のフェライトを通って流れるように仕向けられる。
変圧器フェライト磁束は、変圧器二次巻線L3を通る電流を発生させ、その結果、その2つの端部間に電圧を生じさせる。L3の一端は、接地に連結されたR14に接続されている。L3の他端は、点火装置アセンブリ内のインダクタに連結されている。点火装置LCRアセンブリに印加される電圧の急激な変化は、それを共振させる。電流がR14を通って流れると、ノードLにおける電圧は上昇する。この電圧は、R15を介してノードA2に供給される。ノードA2からの電流は、C5およびR19に接続されているL5を通る。これらの構成要素は、ローパスフィルタを構成し、180°未満の電流の位相シフトを提供し、対象の範囲外の周波数を除去する。この信号は、D7およびD8によってクリップされ、次にC7を通されて、Q10を駆動する。Q10がオンにされると、電流は、R18を通って流れ、R11を通って流れることをやめる。これにより、M1がオフに、M4がオンに、またその逆に、切り換えられる。
図4は、1つの例示的な実施形態に係るコロナ点火システムにおける図3の回路の実現例を示す。図4のシステムは、パルス発生器Aと、コンパレータブロックBと、スイッチCおよびDと、変圧器Eと、電流センサFと、ローパスフィルタGと、クランプHとを含む。コロナ点火装置(図示せず)は、変圧器Eに接続されている。
システムの動作は、コマンド信号または「イネーブル信号」1がエンジン制御ユニットなどの外部ソースによってアサートされることによって開始される。「イネーブル信号」1は、図3の回路におけるポイントAに対応する。「開始」パルス発生器Aは、イネーブル信号1を受信し、イネーブル信号1に応答してシステムおよびコロナ点火装置を通って流れる電流の発振を開始させる非反転出力2を送信する。パルス発生器Aは、図3の回路の構成要素C3,R13,R12およびD1に対応する。
コンパレータブロックBは、イネーブル信号1を受信し、パルス発生器Aから非反転入力2を受信し、ローパスフィルタGおよびクランプHから反転入力3を受信する。コンパレータブロックBの反転入力3によって受信される信号は、コロナ点火装置の電流の位相を表す。非反転入力2は、図3のQ9に対応し、反転入力3は、図3のQ10に対応する。次に、コンパレータブロックBは、スイッチCおよびDのための制御信号を作成する。コンパレータブロックBによって提供される制御信号は、イネーブル信号1、非反転入力2および反転入力3における情報に基づく。反転入力3は、ローパスフィルタGおよびクランプHからのフィードバック信号とも呼ばれる。コンパレータブロックBは、通常出力4および反転出力5として制御信号をスイッチCおよびDに提供する。通常出力4は、図3のポイントHに対応し、反転出力5は、図3のポイントGに対応する。コンパレータブロックBの出力5および4は、図3のQ5およびQ6にも対応する。
スイッチCおよびDは、通常出力4および反転出力5を受信する。第1のスイッチCは、通常出力4を受信し、第2のスイッチDは、反転出力5を受信する。第1のスイッチCは、図3のQ3,Q4,Q9,Q22およびQ101に対応し、第2のスイッチDは、Q1,Q2,Q11,Q17およびQ102に対応する。出力4および5に応答して、スイッチCおよびDの各々は、出力9を介してコロナ点火装置に接続されている変圧器Eに、信号6および7を介して電圧を印加することにより、コロナ点火装置の電流の発振を生じさせる。
変圧器Eは、スイッチCおよびDから電圧を受信し、変圧器Eは、コロナ点火装置の発振を生じさせることに加えて、コロナ点火装置の駆動電圧を増加させることも行う。回路がオンである場合、電圧は常に変圧器Eからコロナ点火装置に印加される。電流がコロナ点火装置に流入するときはいつもプラスの電圧が印加されるべきであり、電流がコロナ点火装置から流出するときはいつもマイナスの電圧が印加されるべきである。プラスからマイナスへの切り換え、またはその逆の切り換えは、できる限りゼロに近い電流で起こるべきである。1つの考えられるスキームでは、変圧器Eは、図3のL1,L2およびL3に対応する、磁性コア12に巻き付けられた3つの巻線を有する。各々の一端が電源に連結され他端がスイッチC,Dのうちの1つに連結された2つの一次巻線L1およびL2と、一端がコロナ点火装置に連結され他端が電流センサFに連結された1つの二次巻線とがある。L1およびL2は、通電されたときに磁性コア12内に相反する磁場を生じさせるようにスイッチCおよびDに対して配置されている。変圧器Eによって生成される電圧出力は、ゼロについて対称の、バランスのとれた矩形波出力である。
システムの電流センサFは、変圧器Eの出力における電流を信号10を介して受信し、コロナ点火装置の電流でもある変圧器Eの出力における電流を測定する。電流センサFは、抵抗器、ダイオード、インダクタおよびキャパシタのうちの少なくとも1つを含む。図3の電流センサFは、R14に位置する抵抗器である。電流センサFによって得られる電流測定値は、最終的には、二次巻線の電圧がコロナ点火装置の電流と「同相に」なるように二次巻線L3の電圧を制御することに使用される。「同相に」という用語は、電圧および電流が同時にピークに達することを意味し、コロナ点火装置が共振周波数で動作していることを意味する。より具体的には、ブロックコンパレータBは、電流センサFによって得られた情報を使用して、ある特定のときに電圧を変圧器Eの一次巻線に印加するようにスイッチC,Dに指示する。一次巻線L1,L2に印加される電圧は、二次巻線L3にコロナ点火装置の電流と同相の電圧を持たせるようにタイミングがとられる。
より具体的には、電流が変圧器Eからコロナ点火装置に送信される場合、コロナ点火装置に送信されている電流は、電流センサFによって検知される。それに応答して、電流センサFは、信号を最終的には第2のスイッチDに送信して、プラスの電圧を印加し、それによってより多くの電流を変圧器Eからコロナ点火装置に押し込む。電流センサFからスイッチDへの信号は、点火装置に送信されている電流がゼロを通過するときを示す。コロナ点火装置に流入する電流がゼロまたは約ゼロであるまさにそのときに、スイッチDがオンになり、変圧器Eがプラスの電圧をコロナ点火装置に提供することにより、より多くの電流をコロナ点火装置に提供する。プラスの電圧からマイナスの電圧への切り換え、またはその逆の切り換えは、できる限りゼロに近い電流で起こるべきである。
同様に、電流がコロナ点火装置から変圧器Eを通って接地に流れている場合、コロナ点火装置から流出している電流も電流センサFによって検知される。それに応答して、電流センサFは、信号を最終的には第1のスイッチCに送信して、スイッチを閉鎖させ、マイナスの電圧を印加し、それによってより多くの電流をコロナ点火装置から引き出す。電流センサFからスイッチCへの信号は、点火装置から流出する電流がゼロを通過するときを示す。そして、コロナ点火装置から流出する電流がゼロまたは約ゼロであるまさにそのときに、スイッチCが閉鎖し、変圧器Eがマイナスの電圧を印加することにより、より多くの電流をコロナ点火装置から引き出す。
電流が名目上ゼロであるときに電流をコロナ点火装置に送信することと電流をコロナ点火装置から引き出すこととを切り換えることにより、システムが共振周波数で動作することが可能になる。図3および図4の例では、電流がコロナ点火装置に流入しているときには、電流センサにおける電圧はマイナスであり、電流がコロナ点火装置から流出しているときには、電流センサにおける電圧はプラスである。また、図3のR1,L6およびC6は、回路とコロナ点火装置との間のケーブルの長さを補償する。
システムのローパスフィルタGは、変圧器Eからの電流を表す電圧信号を受信し、望ましくない周波数または対象の範囲外の周波数を除去またはフィルタリングする。また、ローパスフィルタGは、少なくとも120°であるが180°未満の電流の位相シフトを生じさせる。前にも示唆したように、ローパスフィルタGは、フィードバック信号を最終的にはコンパレータブロックBに提供することも行い、フィードバック信号は、電流がプラスであるか、マイナスであるか、またはゼロであるかを示すコロナ点火装置の電流の位相を含む。ローパスフィルタGは、図3のL5,C5,R9およびR10に対応する。
クランプHは、ローパスフィルタGからフィードバック信号を受信し、フィードバック信号、すなわち反転入力3をコンパレータブロックBに送信する前に信号をトランケートする。コンパレータブロックBに提供されるフィードバック信号は、ゼロ交差電流検出のみを行う。図3では、クランプHは、D7およびD8に位置している。
ここで、システムの動作およびシステムの構成要素間で送信される信号についてより詳細に説明する。最初に、イネーブル信号1がコンパレータブロックBに送信されることによってシステムの動作が開始する前には、コンパレータブロックBはディスエーブルにされており、通常出力4および反転出力5はオフである。この時点で、HV電源8がイネーブルにされて、電力を変圧器Eに提供する準備が整う。HV電源8は、システムの外部にある。図3では、HV電源は、COM+に接続されている。しかし、システムの動作が開始する前は、電流が変圧器Eに流入することはない。
上記のように、システムの動作は、イネーブル信号1が電力をコンパレータブロックBに供給することによって開始する。また、イネーブル信号1は、パルス発生器Aに非反転入力2を生成させ、非反転入力2は、コンパレータブロックBにバランスを失わせる短パルスを含む。これにより、通常出力4が第1のスイッチCを短期間イネーブルにし、その結果、電流がHV電源8から変圧器Eの一次巻線を通って信号7に流れる。変圧器Eの出力9は、マイナスに駆動され、電流は、変圧器Eおよび電流センサFを通って接地に流れ続ける。
電流が変圧器Eおよび電流センサFを通って接地に流れることにより、コロナ点火装置の電流の流れを反映する信号10において電圧が上昇する。しかし、信号10における電圧は、システム、特に接続ケーブルにおける寄生キャパシタンスの充電および放電による高周波数成分を含む。フィルタブロックGは、これらの望ましくない周波数を除去して、位相シフトを提供する。位相シフトは、少なくとも120°であり、好ましくは180°に近いが180°未満である。したがって、ローパスフィルタGは、コロナ点火装置の電流を反映するがほぼ逆位相のクリーンな正弦波電流信号を11において提供する。コンパレータブロックBの反転入力3を使用することによって、さらなる180°位相シフトが提供される。コンパレータブロックBならびにスイッチCおよびDにおける不可避の遅延は、360°の合計位相シフトを生じさせる。これは、安定的な発振に必要とされる条件である。
クランプHは、電流信号11のサイズをクリップし、信号11を矩形波に変換する。この矩形波は、反転入力3、すなわちフィードバック信号およびコンパレータブロックBに供給される。位相シフトにより、コンパレータブロックBのマイナス入力に提供される反転入力3がループ全体の周囲でプラスのフィードバックになる。プラスのフィードバックは、システムおよびコロナ点火装置の発振に必要とされる条件である。
この時点で、信号9を介して変圧器Eに連結されたコロナ点火装置の共振LC動作により、信号9を通ってコロナ点火装置に流入する電流は、ピークに達し、再びゼロに降下し、次にゼロを通過する。これにより、変圧器Eから電流センサFへの信号10における電圧の符号が逆になる。逆の信号により、コンパレータブロックBが通常出力4および反転出力5の状態を変化させ、第1のスイッチCから第2のスイッチDへのコンダクタンスを入れ替えて、システムを通る電流の流れを逆にする。当該電流は、逆方向に進み、信号10においてマイナスの半波を生成する。このプロセスは、「イネーブル」信号1が除去されるまで続く。
第1のサイクルの後、定常状態の動作が達成され、非反転入力2において提供されるパルス発生器Aからの短パルスは終了し、非反転入力2における電圧は静止レベルになる。反転入力3における電圧は、静止レベルあたりの小振幅矩形波を表し、当該小振幅矩形波は、コロナ点火装置における電流と逆位相である。
スイッチCおよびDならびに変圧器Eによる電流および印加電圧の位相整合は、コロナ点火装置の電流および電圧を同相にする。これは、直列LC回路であるコロナ点火装置などの直列LC回路の共振に必要とされる条件を提供する。したがって、図4のシステムに係る図3の回路の実現例は、共振周波数でコロナ点火装置の動作を実施し、コロナ点火システムをコロナ点火装置の共振周波数で動作させる。
図5は、別の例示的な実施形態に係るコロナ点火システムにおける図3の回路の実現例を示す。図5のシステムは、アナログ実装およびフルブリッジと呼ばれる。図4のシステムと同様に、図5のシステムもパルス発生器Aと、コンパレータブロックBと、スイッチC1,C2,D1,D2と、変圧器Eと、電流センサFと、ローパスフィルタGと、クランプHとを含む。コロナ点火装置(図示せず)は、変圧器Eに接続されている。
図5のシステムでは、スイッチC1,C2,D1,D2は、FETの対、ここでは斜め向かいの対であり、単一の一次巻線L1の対向する端部をVinおよび接地に接続するように作動される。たとえば、右上/左下のスイッチの対は、電流が一次巻線L1の上から下に流れることを可能にし、右下/左上のスイッチの対は、反対方向の電流を提供する。また、このシステムでは、一次巻線L1の側のキャパシタCは任意である。図5のシステムの利点は、コア12を有効に利用することにより変圧器Eが単純になることを含む。また、FETの両端にはVinのみが現れるため、より優れたより安価なFETを使用することができる。また、単一のFETの故障は、短絡を引き起こすことはない。さらに、漏れインダクタンスに閉じ込められたエネルギを安全に一次巻線L1に戻すことができる。
システムの動作は、コマンド信号または「イネーブル信号」1がエンジン制御ユニットなどの外部ソースによってアサートされることによって開始される。コマンド信号とも呼ばれる「イネーブル信号」1は、図3の回路におけるポイントAに対応する。「開始」パルス発生器Aは、イネーブル信号1がアサートされたときに発振を開始させるために使用される。「開始」パルス発生器Aは、イネーブル信号1を受信し、イネーブル信号1に応答してシステムおよびコロナ点火装置を通って流れる電流の発振を開始させる非反転出力2を送信する。パルス発生器Aは、図3の回路の構成要素C3,R13,R12およびD1に対応する。
コンパレータブロックBは、イネーブル信号1を受信し、図3のQ12,Q7,Q5,Q6,Q9およびQ10に対応する相補出力を提供する。次に、コンパレータブロックBは、イネーブル信号1およびフィードバック信号に基づいて、スイッチングのための制御信号を作成する。より具体的には、コンパレータブロックBは、イネーブル信号1を受信し、パルス発生器Aから非反転入力2を受信し、ローパスフィルタGおよびクランプHから反転入力3を受信する。コンパレータブロックBの反転入力3によって受信される信号は、コロナ点火装置の電流の位相を表す。非反転入力2は、図3のQ9(Q9b)の入力に対応し、反転入力3は、図3のQ10の入力に対応する。次に、コンパレータブロックBは、スイッチC1,C2,D1,D2のための制御信号を作成する。コンパレータブロックBによって提供される制御信号は、イネーブル信号1、非反転入力2および反転入力3における情報に基づく。反転入力3は、ローパスフィルタGおよびクランプHからのフィードバック信号とも呼ばれる。コンパレータブロックBは、通常出力4および反転出力5として制御信号をスイッチC1,C2,D1,D2に提供する。通常出力4は、図3のポイントHに対応し、反転出力5は、図3のポイントBに対応する。コンパレータブロックBの出力5および4は、図3のQ5およびQ6にも対応する。また、イネーブル信号1は、図3のGに対応する。
図5のシステムは、電圧を変圧器Eに印加してコロナ点火装置の発振を生じさせる、第1のスイッチC1,C2と第2のスイッチD1,D2とを含む二対のスイッチを含む。第1のスイッチC1およびC2は対としてオンになる一方で、第2のスイッチD1,D2はオフであり、逆の場合も同様である。たとえば、スイッチC1が通常出力4を受信し、スイッチD1が反転出力5を受信する。代替的に、スイッチC2が通常出力4を受信し、スイッチD2が反転出力5を受信する。出力4および5に応答して、スイッチC1およびD1またはC2およびD2の各々は、出力9を介してコロナ点火装置に接続されている変圧器Eに、信号6および7を介して電圧を印加することにより、コロナ点火装置の電流の発振を生じさせる。
変圧器Eは、駆動電圧を増加させ、ゼロについて対称のバランス矩形波出力を生じさせる。また、1つの考えられる補償スキームでは、変圧器Eは、図5のL1に対応する単一の一次巻線と、図5のL3に対応する単一の二次巻線とを含む。図5の単一の一次巻線L1を有する変圧器Eは、2つの一次巻線L1,L2と1つの二次巻線L3とを含む図4の変圧器Eとは異なっている。より具体的には、図5の変圧器Eは、スイッチC1,C2,D1,D2から電圧を受信し、コロナ点火装置の発振を生じさせることに加えて、変圧器Eは、コロナ点火装置の駆動電圧を増加させることも行う。回路がオンである場合、電圧は常に変圧器Eからコロナ点火装置に印加される。電流がコロナ点火装置に流入するときはいつもプラスの電圧が印加されるべきであり、電流がコロナ点火装置から流出するときはいつもマイナスの電圧が印加されるべきである。プラスからマイナスへの切り換え、またはその逆の切り換えは、できる限りゼロに近い電流で起こるべきである。この例では、変圧器Eは、磁性コア12に巻き付けられた1つの一次巻線L1を有する。一次巻線L1は、一端がスイッチD1およびC2を介して電源または接地に交互に連結され、一次巻線L1の他端は、スイッチC1およびD2を介して電源または接地に交互に連結される。1つの二次巻線L3は、一端がコロナ点火装置に連結され、他端が電流センサFに連結されている。上記のように、変圧器Eによって生成される電圧出力は、ゼロについて対称の、バランスのとれた矩形波出力である。
図5のシステムの電流センサFは、変圧器E、したがってコロナ点火装置の出力における電流を測定する。また、電流センサFは、スイッチングを制御して共振動作を起こさせる。より具体的には、電流センサFは、変圧器Eの出力における電流を信号10を介して受信し、コロナ点火装置の電流でもある変圧器Eの出力における電流を測定する。電流センサFは、抵抗器、ダイオード、インダクタおよびキャパシタのうちの少なくとも1つを含む。図3の電流センサFは、R14に位置する抵抗器である。電流センサFによって得られる電流測定値は、最終的には、二次巻線の電圧がコロナ点火装置の電流と「同相に」なるように二次巻線L3の電圧を制御することに使用される。「同相に」という用語は、電圧および電流が同時にピークに達することを意味し、コロナ点火装置が共振周波数で動作していることを意味する。より具体的には、ブロックコンパレータBは、電流センサFによって得られた情報を使用して、ある特定のときに電圧を変圧器Eの一次巻線L1に印加するようにスイッチC1,C2,D1,D2に指示する。一次巻線L1に印加される電圧は、二次巻線L3にコロナ点火装置の電流と同相の電圧を持たせるようにタイミングがとられる。
さらにいっそう具体的には、電流が変圧器Eからコロナ点火装置に送信される場合、コロナ点火装置に送信されている電流は、電流センサFによって検知される。それに応答して、電流センサFは、信号を最終的には第2のスイッチD1またはD2に送信して、プラスの電圧を印加し、それによってより多くの電流を変圧器Eからコロナ点火装置に押し込む。電流センサFからスイッチD1またはD2への信号は、点火装置に送信されている電流がゼロを通過するときを示す。コロナ点火装置に流入する電流がゼロまたは約ゼロであるまさにそのときに、スイッチD1またはD2がオンになり、変圧器Eがプラスの電圧をコロナ点火装置に提供することにより、より多くの電流をコロナ点火装置に提供する。プラスの電圧からマイナスの電圧への切り換え、またはその逆の切り換えは、できる限りゼロに近い電流で起こるべきである。
同様に、電流がコロナ点火装置から変圧器Eを通って接地に流れている場合、コロナ点火装置から流出している電流も電流センサFによって検知される。それに応答して、電流センサFは、信号を最終的には第1のスイッチC1またはC2に送信して、スイッチを閉鎖させ、マイナスの電圧を印加し、それによってより多くの電流をコロナ点火装置から引き出す。電流センサFからスイッチC1またはC2への信号は、点火装置から流出する電流がゼロを通過するときを示す。そして、コロナ点火装置から流出する電流がゼロまたは約ゼロであるまさにそのときに、スイッチC1またはC2が閉鎖し、変圧器Eがマイナスの電圧を印加することにより、より多くの電流をコロナ点火装置から引き出す。
電流が名目上ゼロであるときに電流をコロナ点火装置に送信することと電流をコロナ点火装置から引き出すこととを切り換えることにより、システムが共振周波数で動作することが可能になる。図3および図5の例では、電流がコロナ点火装置に流入しているときには、電流センサFにおける電圧はマイナスであり、電流がコロナ点火装置から流出しているときには、電流センサFにおける電圧はプラスである。また、図3のR1,L6およびC6は、回路とコロナ点火装置との間のケーブルの長さを補償する。
図5のシステムのローパスフィルタGは、対象の範囲外の周波数を除去し、フィードバック信号に位相シフトを生じさせる。より具体的には、ローパスフィルタGは、変圧器Eからの電流を表す電圧信号を受信し、望ましくない周波数または対象の範囲外の周波数を除去またはフィルタリングする。また、ローパスフィルタGは、少なくとも120°であるが180°未満の電流の位相シフトを生じさせる。前にも示唆したように、ローパスフィルタGは、フィードバック信号を最終的にはコンパレータブロックBに提供することも行い、フィードバック信号は、電流がプラスであるか、マイナスであるか、またはゼロであるかを示すコロナ点火装置の電流の位相を含む。ローパスフィルタGは、図3のL5,C5,R10およびR9に対応する。
図5のシステムのクランプHは、ゼロ交差検出のためだけにフィードバック信号の振幅を減少させる。最初は、コンパレータブロックBはディスエーブルにされており、通常出力4および反転出力5はオフである。HV源8は既にイネーブルにされており、電流が変圧器Eを通って流れることはない。動作中、クランプHは、ローパスフィルタGからフィードバック信号を受信し、フィードバック信号、すなわち反転入力3をコンパレータブロックBに送信する前に信号をトランケートする。コンパレータブロックBに提供されるフィードバック信号は、ゼロ交差電流検出のみを行う。図3では、このシステムのクランプHは、ノードJおよびC7の近くに位置している。
ここで、システムの動作およびシステムの構成要素間で送信される信号についてより詳細に説明する。最初に、イネーブル信号1がコンパレータブロックBに送信されることによってシステムの動作が開始する前には、コンパレータブロックBはディスエーブルにされており、通常出力4および反転出力5はオフである。この時点で、HV電源8がイネーブルにされて、電力を変圧器Eに提供する準備が整う。HV電源8は、システムの外部にある。図3では、HV電源は、COM+に接続されている。しかし、システムの動作が開始する前は、電流が変圧器Eに流入することはない。
上記のように、システムの動作は、イネーブル信号1が電力をコンパレータブロックBに供給することによって開始する。また、イネーブル信号1は、パルス発生器Aに非反転入力2を生成させ、非反転入力2は、コンパレータブロックBにバランスを失わせる短パルスを含む。これにより、通常出力4が第1のスイッチC1またはC2を短期間イネーブルにし、その結果、電流がHV電源8から変圧器Eの一次巻線L1を通って信号6および7に流れる。変圧器Eの出力9は、マイナスに駆動され、電流は、出力9から変圧器Eおよび電流センサFを通って接地に流れ続ける。
電流が変圧器Eおよび電流センサFを通って接地に流れることにより、コロナ点火装置の電流の流れを反映する信号10において電圧が上昇する。しかし、信号10における電圧は、システム、特に接続ケーブルにおける寄生キャパシタンスの充電および放電による高周波数成分を含む。フィルタブロックGは、これらの望ましくない周波数を除去して、位相シフトを提供する。位相シフトは、少なくとも120°であり、好ましくは180°に近いが180°未満である。したがって、ローパスフィルタGは、コロナ点火装置の電流を反映するがほぼ逆位相のクリーンな正弦波電流信号を11において提供する。コンパレータブロックBの反転入力3を使用することによって、さらなる180°位相シフトが提供される。コンパレータブロックBならびにスイッチC1,C2,D1,D2における不可避の遅延は、360°の合計位相シフトを生じさせる。これは、安定的な発振に必要とされる条件である。
クランプHは、電流信号11のサイズをクリップし、信号11を矩形波に変換する。この矩形波は、反転入力3、すなわちフィードバック信号およびコンパレータブロックBに供給される。180°位相シフトのために、コンパレータブロックBのマイナス入力に提供される反転入力3は、ループ全体の周囲でプラスのフィードバックになる。プラスのフィードバックは、システムおよびコロナ点火装置の発振に必要とされる条件である。
この時点で、信号9を介して変圧器Eに連結されたコロナ点火装置の共振LC動作により、信号9を通ってコロナ点火装置に流入する電流は、ピークに達し、再びゼロに降下し、次にゼロを通過する。これにより、変圧器Eから電流センサFへの信号10における電圧の符号が逆になる。逆の信号により、コンパレータブロックBが通常出力4および反転出力5の状態を変化させ、第1のスイッチC1またはC2から第2のスイッチD1またはD2へのコンダクタンスを入れ替えて、プロセス全体を逆にし、電流は、HV電源8から信号7および信号6に流れる。当該電流は、逆方向に進み、信号10においてマイナスの半波を生成する。このプロセスは、「イネーブル」信号1が除去されるまで続く。
第1のサイクルの後、定常状態の動作が達成され、非反転入力2において提供されるパルス発生器Aからの短パルスは終了し、非反転入力2における電圧は静止レベルになる。反転入力3における電圧は、静止レベルあたりの小振幅矩形波を表し、当該小振幅矩形波は、コロナ点火装置における電流と逆位相である。
スイッチC1,C2,D1,D2ならびに変圧器Eによる電流および印加電圧の位相整合は、出力9におけるコロナ点火装置を見たときにコロナ点火装置の電流および電圧が同相にされることを意味する。これは、直列LC回路であるコロナ点火装置などの直列LC回路の共振に必要とされる条件を提供する。したがって、図5のシステムに係る図3の回路の実現例は、共振周波数でコロナ点火装置の動作を実施し、コロナ点火システムをコロナ点火装置の共振周波数で動作させる。
開示されている実施形態に対する変更および変形は、当業者に明らかになり、本発明の範囲内に入るであろう。したがって、本発明に与えられる法的保護の範囲は、以下の特許請求の範囲を検討することによってのみ決定することができる。全ての請求項および全ての実施形態の全ての特徴は、互いに矛盾しない限りにおいて互いに組み合わせることができると考えられる。

Claims (17)

  1. コロナ点火システムのための電力増幅器回路であって、
    一次巻線および二次巻線を有するRF変圧器を備え、前記一次巻線および前記二次巻線は、磁性コアに巻き付けられ、前記電力増幅器回路はさらに、
    前記二次巻線の一端に接続されたインダクタおよびキャパシタと、
    前記二次巻線の別の端部に接続された電流センサとを備え、
    前記二次巻線を通る電流は、前記コア内で相反する方向に磁束を発生させる、電力増幅器回路。
  2. 前記一次巻線は、一端が電源に接続され、他端が、第1および第2のスイッチのオンおよびオフタイミングが制御されるように第1および第2のスイッチに連結されている、請求項1に記載の電力増幅器。
  3. 前記二次巻線は、コロナ点火装置に出力信号を提供する、請求項2に記載の電力増幅器。
  4. 前記電流センサは、抵抗器、ダイオード、インダクタおよびキャパシタのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の電力増幅器。
  5. 共振周波数を有するコロナ点火装置と、発振器と、ローパスフィルタとを含み、前記ローパスフィルタは、少なくとも120°であって180°未満の前記電流の位相シフトを提供し、望ましくない周波数をフィルタリングし、フィルタリングされたフィードバック信号を提供して前記発振器を前記コロナ点火装置の前記共振周波数に維持する、請求項1に記載の電力増幅器。
  6. コロナ点火システムであって、
    電源から電力を受け取る一端を有する一次巻線と、
    各々が前記一次巻線の他端に接続されて前記一次巻線に電圧を印加するための一対のスイッチと、
    前記一次巻線とは反対方向に磁性コアの周囲に配置され、一端がコロナ点火装置に接続された二次巻線と、
    前記二次巻線の他端に接続され、最終的には前記スイッチに接続された電流センサとを備え、前記電流センサは、前記二次巻線の電流を取得し、前記二次巻線の前記電流を使用して、最終的には、前記二次巻線の電圧を前記コロナ点火装置の電流と同相にするときに前記一次巻線に前記電圧を印加するように前記スイッチに指示する、コロナ点火システム。
  7. 前記電流センサから取得される前記電流を表す信号を受信し、前記二次巻線の前記電圧を前記コロナ点火装置の前記電流と同相にするときに前記一次巻線に前記電圧を印加するように前記スイッチに指示するためのコンパレータブロックを含む、請求項6に記載のコロナ点火装置。
  8. 前記電流センサからの前記電流を表す信号を受信し、前記電流から望ましくない周波数を除去し、前記信号を最終的に前記コンパレータブロックに送信する前に少なくとも120°であって180°未満の前記電流信号の位相シフトを生じさせるためのローパスフィルタを含む、請求項7に記載のコロナ点火システム。
  9. ローパスフィルタからの前記電流を表す信号を受信し、前記信号を前記コンパレータブロックに送信する前に前記信号をトランケートするクランプを含む、請求項8に記載のコロナ点火システム。
  10. 共振周波数でコロナ点火装置を動作させる方法であって、
    コロナ点火装置に接続された二次巻線から電流を取得するステップを備え、前記二次巻線の前記電流は、前記コロナ点火装置の電流を示し、前記二次巻線は、一次巻線に接続され、前記方法はさらに、
    二次巻線の電圧を前記コロナ点火装置の前記電流と同相にするときに前記一次巻線に電圧を印加するようにスイッチに指示するステップを備える、方法。
  11. コンパレータブロックへの前記電流を表す信号を送信するステップを含み、前記コンパレータブロックは、前記一次巻線に前記電圧を印加するように前記スイッチに指示する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記電流を表す前記信号から望ましくない周波数を除去し、前記コンパレータブロックに送信する前に少なくとも120°であって180°未満のこの信号の位相シフトを生じさせるステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記電流を表す前記信号を前記コンパレータブロックに送信する前にこの信号をトランケートするステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記二次巻線から電流を取得するステップは、前記コロナ点火装置に流入する電流を検出するステップと、前記コロナ点火装置に流入する前記電流が名目上ゼロであるときに前記コロナ点火装置にプラスの電圧を印加するステップとを含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記二次巻線から電流を取得するステップは、前記コロナ点火装置から流出する電流を検出するステップと、前記コロナ点火装置から流出する前記電流が名目上ゼロであるときに前記コロナ点火装置にマイナスの電圧を印加するステップとを含む、請求項10に記載の方法。
  16. 電力増幅器回路であって、
    各々がコアに巻き付けられた一次巻線および二次巻線を含むRF変圧器を備え、前記二次巻線は、抵抗器を含み、
    前記一次巻線は、一端が電源に接続され、他端がスイッチに連結され、電流は、DC電圧源から前記スイッチに流れ、前記電力増幅器回路はさらに、
    前記RF変圧器の前記二次巻線の一端に接続されたインダクタおよびキャパシタと、
    前記二次巻線の他端に接続され、接地に接続された抵抗器とを備え、
    前記DC電圧源から前記スイッチに流れる電流は、前記コア内に磁束を生じさせ、前記二次巻線の前記抵抗器上で電圧を発生させ、この電圧は、前記スイッチに戻されて、前記スイッチのオンおよびオフタイミングを制御する、電力増幅器回路。
  17. 電力増幅器回路を動作させる方法であって、
    各々がコアに巻き付けられた一次巻線および二次巻線を含むRF変圧器を設けるステップを備え、前記二次巻線は、抵抗器を含み、前記一次巻線は、一端が電源に接続され、他端がスイッチに連結され、電流は、DC電圧源から前記スイッチに流れ、前記方法はさらに、
    前記RF変圧器の前記二次巻線の一端に接続されたインダクタおよびキャパシタを設けるステップと、
    前記二次巻線の他端に接続され、接地に接続された抵抗器を設けるステップと、
    前記DC電圧源から前記スイッチに電流を送信して、前記コア内に磁束を生じさせ、前記二次巻線の前記抵抗器上で電圧を発生させるステップと、
    前記二次巻線の前記抵抗器上で発生した前記電圧を前記スイッチに戻して、前記スイッチのオンおよびオフタイミングを制御するステップとを備える、方法。
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