JP2019525662A - 集積回路におけるシングルバンド送信および受信径路からマルチバンド送信および受信径路への再構成 - Google Patents

集積回路におけるシングルバンド送信および受信径路からマルチバンド送信および受信径路への再構成 Download PDF

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Abstract

一例としての送信機(104)は、第1および第2の回路段(250,252)とインターフェイス回路(206)とを含む。第1の回路段は、ベースバンド信号から、各々が異なる搬送周波数を有する変調信号を生成するように構成される。第2の回路段は、アンテナ(110)によって放射される無線周波数(RF)エネルギを生成するように構成される。インターフェイス回路は第1の回路段と第2の回路段との間に結合される。第2の回路段およびインターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能である。第1のモードにおいて、第2の回路段は送信径路(114)を提供し、インターフェイス回路は、変調信号各々を送信径路のうちの1つに結合する。第2のモードにおいて、第2の回路段は第1の送信径路(114)を提供し、インターフェイス回路は、変調信号のうちの少なくとも2つの変調信号の和を第1の送信径路に結合する。

Description

本開示の例は、概して電子回路に関し、具体的には集積回路におけるシングルバンド送信および受信径路からマルチバンド送信および受信径路への再構成に関する。
背景
現在の遠隔無線ヘッド(remote radio head)(RRH)アーキテクチャは一般的に、各アンテナへのシングルバンドの送信および受信径路をサポートする。市場では、システムコストを下げるために複数のバンドを同一のアンテナを通して同時に送信する(「マルチバンド」送信および受信)ことが強く求められている。マルチバンドサポートは一般的に、所与の送受信径路内の専用デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)(DSP)回路を用いて実現する。しかしながら、シングルおよびマルチバンドデプロイ要求は数限りなく存在する。専用DSP回路の使用は、デプロイ要求すべてをサポートしようとするときのコストのオーバーヘッドの増加および柔軟性の欠落につながる。
概要
集積回路(IC)におけるシングルバンド送信および受信径路からマルチバンド送信および受信径路への再構成のための技術について説明する。一例において、送信機は、第1および第2の回路段とインターフェイス回路とを備える。第1の回路段はベースバンド信号から変調信号を生成するように構成され、変調信号は各々、複数の搬送周波数のうちの1つの搬送周波数を有するデジタル信号を含む。第2の回路段は、1つ以上のアンテナによって放射される無線周波数(RF)エネルギを生成するように構成される。インターフェイス回路は第1の回路段と第2の回路段との間に結合される。第2の回路段およびインターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能である。第1のモードにおいて、第2の回路段は複数の送信径路を提供し、インターフェイス回路は、変調信号各々を複数の送信径路のうちの1つの送信径路に結合する。第2のモードにおいて、第2の回路段は第1の送信径路を提供し、インターフェイス回路は、変調信号のうちの少なくとも2つの変調信号の和を第1の送信径路に結合する。
別の例において、受信機は、第1の回路段と、第2の回路段と、インターフェイス回路とを備える。第1の回路段は1つ以上のアンテナから無線周波数(RF)エネルギを受けるように構成される。第2の回路段は複数の復調径路を有し、複数の復調径路は各々、複数の周波数のうちの1つの周波数を処理するように構成されたデジタル復調器を含む。インターフェイス回路は第1の回路段と第2の回路段との間に結合される。第1の回路段およびインターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能である。第1のモードにおいて、第1の回路段はRFエネルギから複数のデジタル信号を生成し、インターフェイス回路は、複数のデジタル信号各々を、複数の復調径路のうちの1つの復調径路に結合する。第2のモードにおいて、第1の回路段はRFエネルギから第1のデジタル信号を生成し、インターフェイス回路は、第1のデジタル信号を、複数の復調径路のうちの少なくとも2つの復調径路に結合する。
上記およびその他の局面は、以下の詳細な説明を参照することによって理解することができる。
上記特徴の詳細な理解が可能になるように、先に簡単に概要を述べた、より具体的な説明を、例示される実装例を参照しながら提供することができる。これらの実装例のうちのいくつかは添付の図面に示されている。しかしながら、添付の図面は、典型的な実装例を示しているだけであり、したがってその範囲を限定するとみなされてはならない。
一例に係る通信システムを示すブロック図である。 一例に係る送信機を示すブロック図である。 一例に係る図2の送信機の構成を示すブロック図である。 一例に係る図2の送信機の別の構成を示すブロック図である。 一例に係る受信機を示すブロック図である。 一例に係る図5の受信機の構成を示すブロック図である。 一例に係る図5の受信機の別の構成を示すブロック図である。 一例に係る構成可能なシングルバンド/マルチバンド送信機を構成する方法を示すフロー図である。 一例に係る構成可能なシングルバンド/マルチバンド受信機を構成する方法1000を示すフロー図である。
理解し易くするために、複数の図面に共通する同一の要素には、可能であれば同一の参照符号を付している。1つの例の要素がその他の例に好適に含まれ得ることが意図されている。
詳細な説明
以下、さまざまな特徴を図面を参照しながら説明する。図面は必ずしも正しい縮尺で描かれているとは限らないこと、および、上記図面において同様の構造または機能には同様の参照番号が付されていることに注意されたい。これらの図面は、特徴を説明し易くすることを意図しているに過ぎないことに注意されたい。これらは、クレームされている発明を余すところなく説明することを意図している訳でも、クレームされている発明の範囲を限定することを意図している訳でもない。加えて、説明される例は、示されている局面または利点すべてを有する必要はない。特定の例との関連で説明されるある局面またはある利点は、必ずしもその例に限定される訳ではなく、そのように示されていなくても、またはそれほど明確に説明されていなくても、その他いずれの例でも実施することが可能である。
図1は、一例に係る通信システム100を示すブロック図である。通信システム100は、シンボル生成器102と、データ生成器108と、トランシーバ101と、アンテナ110とを含む。通信システム100はまた、トランシーバ101を制御するように構成されたコントローラ112を含み得る。シンボル生成器102、データ生成器108、コントローラ112、およびトランシーバ101は、集積回路(IC)150の一部であってもよい。アンテナ110は、外部送信線(図示せず)によってIC150に結合することができる。
トランシーバ101は、構成可能なシングルバンド/マルチバンド送信機104(簡単に「送信機104」と呼ぶ)と、構成可能なシングルバンド/マルチバンド受信機106(簡単に「受信機106」と呼ぶ)とを含む。シンボル生成器102の入力は、送信すべき入力データを受ける。シンボル生成器102の出力は、送信機104の入力に結合される。送信機104の出力は、アンテナ110に結合される。受信機106の入力は、アンテナ110に結合される。受信機106の出力は、データ生成器108の入力に結合される。データ生成器108の出力は、出力データを提供する。コントローラ112の出力は、送信機104および受信機106それぞれの制御入力に結合される。
動作時、シンボル生成器102は、入力データからベースバンド信号を生成する。この入力データはデータビットを含む。シンボル生成器102は、入力データのデータビットを、特定のデジタル変調スキームの変調アルファベットの2次元シンボルにマッピングする。各種デジタル変調スキームを採用することができる。たとえば、16レベル直交位相振幅変調(QAM)スキームは、16シンボルのアルファベット(コンスタレーションとも呼ばれる)を含み、各シンボルは、入力データのうちの4データビットを表す。各2次元シンボルは、同相(in-phase)(I)座標および直交位相(quadrature-phase)(Q)座標によって表される。QAM、四位相偏移変調(QPSK)などのような直交位相変調スキームの場合、シンボル生成器102は、シンボルごとにI成分とQ成分とを生成する。振幅偏移変調(ASK)のような単相変調スキームの場合、シンボル生成器102は、シンボルごとにI成分を生成する(Q成分はゼロ)。一般的に、シンボル生成器102が生成するベースバンド信号は、Iシンボル成分を有するIベースバンド信号を含み得る、または、IおよびQシンボル成分双方をそれぞれが有するIおよびQベースバンド信号双方を含み得る。
各ベースバンド信号はデジタル信号である。本明細書で使用するデジタル信号は、kビットコードのシーケンスであり、kはゼロよりも大きい正の整数である。たとえば、各コードは、シンボルのIまたはQ成分の値を表す。単位インターバル当たりのコードの数が、コードレート(サンプルレート)である。デジタル信号は、概念上、離散時間・離散振幅信号として見ることもでき、各離散時間における信号の振幅は、2個の離散値から選択される。
送信機104は、シンボル生成器102から出力されたベースバンド信号に応答して1つ以上の無線周波数(RF)アナログ信号を生成する。アナログ信号は、連続時間・連続振幅信号である。送信機104は、複数の変調器径路113を含み、1つ以上の送信径路114を含むように構成可能である。送信径路114は各々、アンテナ110に結合される。第1のモード(「シングルバンドモード」)において、送信機104は、複数の送信径路114を含むように構成される。変調器径路113は、ベースバンド信号から変調信号を生成し、送信径路114は各々、変調信号から生成され単一のRF周波数帯を有するRFアナログ信号を出力する。シングルバンドモードにおいて、送信機104は、アンテナ110による放射のために異なるRF周波数帯を各々が有する複数のRFアナログ信号を出力する。
第2のモード(「マルチバンドモード」)において、変調器径路113は、ベースバンド信号から変調信号を生成し、1つ以上の送信径路114各々は、変調信号のうちの少なくとも2つの変調信号の和を受ける。マルチバンドモードにおいて、各送信径路114は、複数の変調信号の複数の周波数帯を組み合わせることによって生成したRFアナログ信号を出力する。送信機104は、アンテナ110による放射のために1つ以上のRFアナログ信号を出力する。送信機104は、以下でさらに説明する複数のマルチバンドモードを含み得る。送信機104のモードはコントローラ112によって選択される。
受信機106は、アンテナ110が受けたRFエネルギからベースバンド信号を生成する。受信機106は、複数の復調器径路116を含み、1つ以上の受信径路115を含むように構成可能である。受信径路115は各々、アンテナ110に結合される。復調器径路116は各々、異なる搬送周波数を復調する。第1のモード(「シングルバンドモード」)において、受信機106は複数の受信径路115を含むように構成される。受信径路115は、アンテナ110が受けたRFエネルギからデジタル信号を生成し、各復調器径路116は、デジタル信号のうちの1つのデジタル信号から生成されたベースバンド信号を出力する。第2のモード(「マルチバンドモード」)において、受信機106は1つ以上の受信径路115を含むように構成される。各受信径路115は、アンテナ110が受けたRFエネルギからデジタル信号を生成する。次に、1つの受信径路115によって生成されたデジタル信号が、復調器径路116のうちの少なくとも2つに結合される。このように、複数の復調器径路116は各受信径路115を共有する。以下でさらに説明するように、受信機106は複数のマルチバンドモードを含み得る。受信機106のモードはコントローラ112によって選択される。
データ生成器108は、受信機106から出力されたベースバンド信号から出力データを生成する。データ生成器108は、データを送信するのに使用された特定のデジタル変調スキームの変調アルファベットに基づいて、ベースバンド信号のシンボルを出力データのビットにマッピングする。データ生成器108は、シンボル生成器102と逆のプロセスを実行する。
送信機104は、マルチバンド送信をサポートするために、2つ以上のシングルバンド送信径路が動的に再構成されることを可能にする。マルチバンド送信は、入力を多重化して送信径路に加えることによって実現される。送信機104は、マルチバンドをサポートするための専用マルチバンドデジタル信号プロセッサ(DSP)回路を必要としない。同様に、受信機106は、マルチバンド受信をサポートするために、2つ以上のシングルバンド受信径路が動的に再構成されることを可能にする。マルチバンド受信は、受信径路の出力を多重化することによって実現される。受信機106は、マルチバンドをサポートするための専用DSP回路を必要としない。このように、トランシーバ101は、複数の無線アーキテクチャに対し低オーバーヘッドでシングルバンドまたはマルチバンド送受信をサポートするための柔軟性を提供する。
図2は、一例に係る送信機104を示すブロック図である。送信機104は、第1の回路段250と、インターフェイス回路206と、第2の回路段252とを含む。第1の回路段250の入力は、送信すべきベースバンド信号を受ける。第1の回路段250の出力は、インターフェイス回路206の入力に結合される。第1の回路段250の出力は、変調信号を提供する。一般的に、変調信号は、ベースバンド信号によって変調されたデジタルキャリア信号を含む。インターフェイス回路206の出力は、第2の回路段252の入力に結合される。インターフェイス回路206は、変調信号を、第2の回路段252によって実現された送信径路114に選択的に結合する。第2の回路段252の出力はアンテナ110に結合される。動作時、第2の回路段252の出力は、アンテナ110によって放射されるRFアナログ信号を提供する。
一例において、第1の回路段250は、複数の補間器203と、デジタル変調器202と、数値制御発振器(numerically controlled oscillator)(NCO)204とを含む。補間器203の入力はベースバンド信号を受ける。補間器203の出力は、デジタル変調器202の入力に結合される。デジタル変調器202のローカル発振器(LO)入力は、NCO204の出力に結合される。デジタル変調器202の出力は、インターフェイス回路206の入力に結合される。変調器径路113は各々、デジタル変調器202のうちの1つを含む。図2の例において、第1の回路段250は、N個のデジタル変調器202〜202を含み、Nは1よりも大きい整数である。よって、送信機104はN個の変調器径路113を含む。補間器203は、同相補間器203I〜203Iと、直交位相補間器203Q〜203Qと含む。補間器203Iおよび203Qはデジタル変調器202に結合され、補間器203Iおよび203Qはデジタル変調器203に結合される。NCO204は、NCO204〜204を含む。NCO204〜204は各々、デジタル変調器202〜202のうちの1つのデジタル変調器に結合される。
動作時、補間器203は、特定のサンプルレートを有するベースバンド信号を受ける。補間器203は、ベースバンド信号を補間することにより、デジタル変調器202が処理するサンプルレートを高める。デジタル変調器202は、ベースバンド信号を、NCO204が生成したデジタルキャリア信号と混合する。補間器203は、NCO204が生成したデジタルキャリア信号のサンプルレートと一致するように、ベースバンド信号のサンプルレートを高める。この例において、同相補間器203Iは、Iベースバンド信号を補間し、直交位相補間器203Qは、Qベースバンド信号を補間する。各NCO204は一対のデジタルキャリア信号を生成し、これらの信号は各々、特定の搬送周波数を有する離散時間・離散振幅シヌソイドを含む。各種構成において、搬送周波数は、中間周波数(IF)周波数であってもよく、RF周波数であってもよい。上記一対のデジタルキャリア信号は、互いに直交する(たとえば90度の位相差)。
デジタル変調器202は、補間器203から出力されたベースバンド信号およびNCO204から出力されたデジタルキャリア信号から、変調信号を生成する。一般的に、デジタル変調器202は、デジタルキャリア信号をベースバンド信号で変調することにより、変調信号を生成する。変調信号は各々、ベースバンド周波数(ベースバンド信号のサンプルレート)からシフトされた搬送周波数を含む。ある構成において、変調信号各々の搬送周波数はRF周波数である。これは、ベースバンド信号がRFキャリアを直接(directly)変調するダイレクト(direct)RF送信機アーキテクチャをサポートする。このような構成において、NCO204は、選択されたRF周波数を有するデジタルキャリア信号を出力する。
別の構成において、変調信号各々の搬送周波数はIF周波数である。これは、ベースバンド信号がIFキャリアを変調しその後IFキャリアがRFキャリアにアップコンバートされるIF−RF送信機アーキテクチャをサポートする。このような構成において、NCO204は、選択されたIF周波数を有するデジタルキャリア信号を出力する。
ある構成において、デジタル変調器202は各々、1つの出力を介して1つの変調信号を出力する。変調信号は、Iベースバンド信号によって変調された同相デジタルキャリア信号と、Qベースバンド信号によって変調された直交位相デジタルキャリアとの和である。このような場合、変調信号の振幅および位相双方が、Iベースバンド信号とQベースバンド信号との対によって変調される。当然、Qベースバンド信号が常にゼロである場合(たとえば、ASK等の同相変調スキームが採用される)、変調信号は、Iベースバンド信号によって変調された同相デジタルキャリアである。搬送周波数は、IF周波数であるかまたはRF周波数である可能性がある。
別の構成において、デジタル変調器202は各々、2つの出力を介して2つの変調信号を出力する。すなわち、各デジタル変調器202は、I変調信号およびQ変調信号を提供するI出力およびQ出力を含む。I変調信号は、Iベースバンド信号によって変調されたIデジタルキャリア信号を含み、Q変調信号は、Qベースバンド信号によって変調されたQデジタルキャリア信号を含む。搬送周波数はIF周波数である。別の構成において、デジタル変調器202をバイパスすることによって、補間されたIベースバンド信号およびQベースバンド信号がインターフェイス回路206に直接送られるようにすることができる。このように、送信機104は、リアル(real)IF/RF送信機アーキテクチャおよびコンプレックス(complex)IF送信機アーキテクチャ双方をサポートする。第1の回路段250の構成は、コントローラ112によって制御することができる。
第2の回路段252は、デジタルアナログ変換器(DAC)208と、フィルタ209と、電力増幅器(PA)214とを含む。この例において、第2の回路段252は、N個のDAC208〜208と、N個のフィルタ209〜209と、N個のPA214〜214とを含む。DAC208の入力は、インターフェイス回路206の出力に結合される。DAC208の出力は、フィルタ209の入力に結合される。フィルタ209の出力は、PA214の入力に結合される。PA214の出力は、アンテナ110に結合される。いくつかの例において、第2の回路段252は、アナログ変調器210と、フィルタ212と、PA216とをさらに含む。アナログ変調器210の入力は、フィルタ209の出力に結合される。アナログ変調器210の出力は、フィルタ212の入力に結合される。フィルタ212の出力は、PA216の入力に結合される。PA216の出力は、アンテナ110に結合される。
第2の回路段252は、送信径路114を実現する。各種構成において、いくつかの送信径路114Aは各々、DAC208と、フィルタ209と、PA214とを含む。たとえば、第2の回路段252は、N個の送信径路114Aを含むように構成できる。その他の出力径路114Bは各々、DAC208と、フィルタ209と、アナログ変調器210と、フィルタ212と、PA216とを含む。第2の回路段252は、N個以下の出力径路114Bを含むように構成できる。たとえば、第2の回路段252は、N/2個の出力径路114Bを含むように構成できる。アナログ変調器210、PA214、およびPA216は、コントローラ112が制御信号を用いて選択的にイネーブルにすることができる。このように、第2の回路段252は、送信機104のモードに応じて送信径路114の異なる構成を含むことができる。
インターフェイス回路206は、コントローラ112によって選択されたモードに応じて、第1の回路段250から出力された変調信号を、第2の回路段252において実現された1つ以上の送信径路114に結合する。以下の例で示すように、インターフェイス回路206は、選択されたモードに基づいて送信径路114において変調信号をルーティングするように構成可能なマルチプレクサと加算器とを含み得る。あるモード(「シングルバンドモード」)において、インターフェイス回路206は、第1の回路段が生成したN個の変調信号をそれぞれ、第2の回路段252において実現されたN個の送信径路114に結合するように構成される。たとえば、変調信号がRF搬送周波数を含む場合、インターフェイス回路206は、N個の変調信号をN個の送信径路114Aに結合するように構成される(たとえば、シングルバンドダイレクトRFアーキテクチャ)。信号がIF搬送周波数を含む場合、インターフェイス回路206は、N個の変調信号をN個の送信径路114Bに結合するように構成される(たとえば、シングルバンドリアルIFアーキテクチャ)。このような例において、アナログ変調器210は、IF信号を、アンテナ110による放射のためにRF信号にアップコンバートするように機能する。各アナログ変調器210の1つの入力のみが使用される。
別のモード(「マルチバンドモード」)において、インターフェイス回路206は、変調信号を組み合わせ、組み合わせた変調信号を、第2の回路段252によって実現された送信径路114に結合するように構成される。すなわち、マルチバンドモードでは、インターフェイス回路206は、第1の回路段250から出力された変調信号のうちの少なくとも2つの変調信号の和を、それぞれの送信径路114に結合するように構成され、各和を形成する少なくとも2つの変調信号は、異なる搬送周波数を有する。送信機104のマルチバンドモードの例を以下で説明する。インターフェイス回路206の構成は、コントローラ112が送信機104の選択されたモードに基づいて設定する。
図3は、一例に係る送信機104の構成300を示すブロック図である。この例において、インターフェイス回路206は、加算器302〜302(総称「加算器302」)と、マルチプレクサ304〜304(総称「マルチプレクサ304」)と、マルチプレクサ306〜306(総称「マルチプレクサ306」)とを含む。マルチプレクサ304および306は各々、2つの入力と1つの出力とを含む。各加算器302は、2つの入力と1つの出力とを含む。
この例において、インターフェイス回路206は、4つのデジタル変調器202〜202からの出力を受け、出力を、4つのDAC208〜208(たとえば図2においてN=4)。マルチプレクサ304および306の第1の入力は各々、基準電圧(たとえば電気的接地)に結合される。加算器302〜302の第1の入力はそれぞれ、デジタル変調器202〜202からの変調信号(チャネル(Ch)1〜3で示される)を受けるように構成される。加算器302の出力はDAC208の入力に結合され、加算器302および302の出力はそれぞれ、マルチプレクサ306および306の第2の入力に結合される。加算器302〜302の第2の入力はそれぞれ、マルチプレクサ304〜304の出力に結合される。マルチプレクサ304および304の第2の入力はそれぞれ、加算器302および302の出力に結合される。マルチプレクサ306の第2の入力は、デジタル変調器202の出力(Ch.4で示される)に結合される。また、マルチプレクサ304の第2の入力は、デジタル変調器202の出力に結合される。マルチプレクサ304〜304およびマルチプレクサ306〜306の制御入力はそれぞれ、コントローラ112からのイネーブル信号EN1〜EN3を受ける。マルチプレクサ306〜306の制御入力は、イネーブル信号EN1〜EN3を反転させる。
第2の回路段252は、送信径路114A〜114Aを含む。各送信径路114Aは、DAC208と、フィルタ209と、PA214とを含む。送信径路114Aごとに、DAC208は、デジタル変調信号をアナログ信号に変換する。フィルタ209は、アナログ信号から画像を削除する(たとえばDAC画像)。PA214は、アンテナ110による放射のためにアナログ信号のパワーを増大させる。送信径路114A〜114Aは、RFアナログ信号RF1〜RF4を出力する。
動作時、チャネル1〜4は各々、ベースバンド周波数からシフトされた特定の搬送周波数を有する変調信号である。チャネル1〜4上の変調信号は搬送周波数F1〜F4を含み得る。この例において、搬送周波数F1〜F4は、異なるRF周波数を含む。イネーブル信号EN1〜EN3は各々、ロジック「1」またはロジック「0」を示す2状態信号である。マルチプレクサ304および306の制御入力がロジック「0」を受けたとき、マルチプレクサ304および306は第1の入力を選択する。マルチプレクサ304および306の制御入力がロジック「1」を受けたとき、マルチプレクサ304および306は第2の入力を選択する。
第1のモード(シングルバンドモード)において、イネーブル信号EN1〜EN3はロジック「0」である。よって、シングルバンドモードにおいて、マルチプレクサ304〜304は第1の入力(たとえば基準電圧)を選択し、チャネル1〜3は加算器302〜302を通して送られる。シングルバンドモードにおいて、マルチプレクサ306〜306は、加算器302〜302の出力である第2の入力を選択する。このように、DAC208〜208は、入力としてチャネル1〜4をそれぞれ受ける。信号RF1〜RF4は搬送周波数F1〜F4をそれぞれ含む。
別のモード(マルチバンドモード)において、イネーブル信号EN1〜EN3はロジック「1」である。このようなマルチバンドモードにおいて、マルチプレクサ304〜304は、第2の入力(たとえばそれぞれ加算器302〜302の出力およびCh4)を選択する。このように、Ch4がCh3に加算され、Ch3とCh4との和がCh2に加算され、Ch2〜Ch4の和がCh1に加算される。加算器302の出力は、Ch1〜Ch4すべての和をDAC208の入力に与える。このマルチバンドモードにおいて、信号RF1は、搬送周波数F1〜F4を有する4つの周波数帯を含む。
その他のマルチバンドモードが可能である。たとえば、EN1およびEN3がロジック「1」でEN2がロジック「0」である場合、Ch1およびCh2の和とCh3およびCh4の和とが求められる。信号RF1は搬送周波数F1およびF2を有する2つの周波数帯を含み、信号RF2は搬送周波数F3およびF4を有する2つの周波数帯を含む。別の例において、イネーブル信号EN1およびEN2がロジック「1」でEN3がロジック「0」である。このような例において、信号RF1は搬送周波数F1〜F3を有する3つの周波数帯を含み、信号RF4は搬送周波数F4を有する1つの周波数帯を含む。インターフェイス回路206は、4つ以上または4つ未満のチャネルをサポートできる。
図4は、別の例に係る送信機104の別の構成400を示すブロック図である。この例において、インターフェイス回路206は、加算器402〜402(総称「加算器402」)およびマルチプレクサ404〜404(総称「マルチプレクサ404」)を含む。各マルチプレクサ404は、2つの入力と1つの出力とを含む。各加算器402は2つの入力と1つの出力とを含む。
加算器402の第1の入力はデジタル変調器202の同相出力(Ch1_Iで示される)に結合され、加算器402の第2の入力はマルチプレクサ404の出力に結合される。加算器402の第1の入力はデジタル変調器202の直交位相出力(Ch2_Qで示される)に結合され、加算器402の第2の入力はマルチプレクサ404の出力に結合される。マルチプレクサ404および404の第1の入力は基準電圧(たとえば電気的接地)に結合される。マルチプレクサ404の第2の入力はデジタル変調器202の同相出力(Ch2_Iで示される)に結合される。マルチプレクサ404の第2の入力はデジタル変調器202の直交位相出力(Ch1_Qで示される)に結合される。マルチプレクサ404および404の制御入力は、コントローラ112から与えられる制御信号EN1に結合される。加算器402および402の出力はそれぞれDAC208および208の入力に結合される。
加算器402の第1の入力はデジタル変調器202の同相出力(Ch3_Iで示される)に結合され、加算器402の第2の入力はマルチプレクサ404の出力に結合される。加算器402の第1の入力はデジタル変調器202の直交位相出力(Ch4_Qで示される)に結合され、加算器402の第2の入力はマルチプレクサ404の出力に結合される。マルチプレクサ404および404の第1の入力は基準電圧(たとえば電気的接地)に結合される。マルチプレクサ404の第2の入力はデジタル変調器202の同相出力(Ch4_Iで示される)に結合される。マルチプレクサ404の第2の入力はデジタル変調器202の直交位相出力(Ch3_Qで示される)に結合される。マルチプレクサ404および404の制御入力は、コントローラ112から与えられる制御信号EN2に結合される。加算器402および402の出力はそれぞれDAC208および208の入力に結合される。
この例において、DAC208および208の出力はそれぞれ、アナログ変調器210の同相入力および直交位相入力に結合される。DAC208および208の出力はそれぞれ、アナログ変調器210の同相入力および直交位相入力に結合される。フィルタ209および212は、明確にするために省略しているが、図2に示すように、DAC208とPA214との間およびアナログ変調器210とPA216との間に配置されている。
イネーブル信号EN1およびEN2は各々、ロジック「1」またはロジック「0」を示す2状態信号である。マルチプレクサ404の制御入力がロジック「0」を受けたとき、マルチプレクサ404は第1の入力を選択する。マルチプレクサ404の制御入力がロジック「1」を受けたとき、マルチプレクサ404は第2の入力を選択する。第1のモード(シングルバンドモード)において、イネーブル信号EN1およびEN2はロジック「0」である。シングルバンドモードにおいて、各加算器402はその入力信号を対応するDAC208に送る。加算器402の第1の入力における信号(すなわち、Ch1_I、Ch2_Q、Ch3_I、およびCh4_Q)は、各々が異なるRF周波数帯を含む変調信号であってもよい。PA214〜214の出力はそれぞれ、RF信号Direct RF1〜Direct RF4を与える。信号Direct RF1〜Direct RF4はそれぞれ、搬送周波数F1〜F4を有する周波数帯を含む。よって、シングルバンドモードにおいて、送信機104は、4つのシングルバンドダイレクトRF出力径路114A〜114Aを含む。シングルバンドモードにおいて、コントローラ112は、アナログ変調器210およびPA216をディスエーブルにすることができる。
別のモード(マルチバンドモード)において、イネーブル信号EN1およびEN2はロジック「1」である。このようなマルチバンドモードにおいて、マルチプレクサ404は第2の入力を選択する。よって、加算器402の出力はCh1_IとCh2_Iとの和であり、加算器402の出力はCh1_QとCh2_Qとの和であり、加算器402の出力はCh3_IとCh4_Iとの和であり、加算器402の出力はCh3_QとCh4_Qとの和である。信号Ch1_I〜Ch4_IおよびCh1_Q〜Ch4_Q4は各々、IF搬送周波数(たとえば、チャネル1〜4のIF1〜IF4)を含む変調信号であってもよい。同相チャネルCh1_I〜Ch4_Iは同相変調信号を含み、直交位相チャネルCh1_Q〜Ch4_Qは直交位相変調信号を含む。DAC208は、マルチバンド同相アナログ信号をアナログ変調器210(IF搬送周波数IF1およびIF2を有する)の同相入力に出力し、DAC208は、マルチバンド直交位相アナログ信号をアナログ変調器210(IF周波数IF1およびIF2を有する)の直交位相入力に出力する。アナログ変調器210は、マルチバンド同相および直交位相アナログ信号をアップコンバートして合計し、PA216はRFアナログ信号(Complex RF1)を出力する。Complex RF1信号は、各々が複数のIF搬送周波数を有する同相信号および直交位相信号によって変調された1つのRF搬送周波数を含む。
DAC208は、マルチバンド同相アナログ信号をアナログ変調器210(IF周波数IF3およびIF4を有する)の同相入力に出力し、DAC208は、マルチバンド直交位相アナログ信号をアナログ変調器210(IF周波数IF3およびIF4を有する)の直交位相入力に出力する。アナログ変調器210は、マルチバンド同相および直交位相アナログ信号をアップコンバートして合計し、PA216はRFアナログ信号(Complex RF2)を出力する。Complex RF2アナログ信号は、各々が複数のIF搬送周波数を有する同相信号および直交位相信号によって変調された1つのRF搬送周波数を含む。よって、このマルチバンドモードにおいて、送信機104は2つの送信径路114Bおよび114Bを含む。マルチバンドモードにおいて、コントローラ112は、PA214〜PA214をディスエーブルにすることができる。
図4の例は、2つの独立した2バンドIQ送信機を示している。別の例において、別の多重化レベルおよび関連する加算器を用いる場合、同じ回路ブロックを、1つの4バンドIQ送信機として構成することができる。
図2を参照して、第1の回路段250および第2の回路段252は、図示のように固定された構造を有し得る。インターフェイス回路206は、図3に示される構造または図4に示される構造のような固定された構造を有し得る。別の例において、インターフェイス回路206の構造は構成可能であってもよい。コントローラ112は、図3に示される構造または図4に示される構造いずれかを有するようにインターフェイス回路を構成することができる。
図5は、一例に係る受信機106を示すブロック図である。受信機106は、第1の回路段552と、インターフェイス回路506と、第2の回路段550とを含む。第1の回路段552の入力は、アンテナ110からRFエネルギを受ける。第1の回路段552の出力は、インターフェイス回路506の入力に結合される。第1の回路段552の出力は、受けたRFエネルギから生成したデジタル信号を与える。インターフェイス回路506の出力は、第2の回路段550の入力に結合される。インターフェイス回路506は、デジタル信号を、第2の回路段550によって実現された復調器径路116に選択的に結合する。第2の回路段550の出力はベースバンド信号を提供する。
第1段回路552は、アナログデジタル変換器(ADC)508と、低雑音増幅器(LNA)514とを含む。この例において、第1の回路段552は、N個のADC508〜508と、N個のLNA514〜514とを含む。LNA514の入力は、アンテナ110に結合される。LNA514の出力は、ADC508の入力に結合される。ADC508の出力は、インターフェイス回路506の入力に結合される。いくつかの例において、第1の回路552はまた、アナログ復調器510とLNA516とを含む。LNA516の入力は、アンテナ110に結合される。LNA516の出力は、アナログ復調器510の入力に結合される。アナログ復調器510各々の出力は、ADC508の入力に結合される。
第1段回路552は、複数の受信径路115を実現する。動作時、いくつかの受信径路115Aは、アンテナ110に結合されたLNA514とADC508とを含む。受信径路115Aの帯域幅は、受信した少なくとも1つのRF周波数を含む。たとえば、第1段回路552は、N個の受信径路115Aを含み得る。その他の受信径路115Bは、LNA514と、アナログ復調器510と、ADC508とを含む。受信径路115Bの帯域幅は、受信した少なくとも1つのRF周波数を含む。第1段回路552は、N個以下の受信径路115Bを含み得る。たとえば、第1の回路段552は、N/2個の受信径路115Bを含み得る。アナログ復調器510、LNA514/516、およびADC508は、コントローラ112から出力された制御信号によって選択的にイネーブルにすることができる。よって、第1の回路段552は、受信機106のモードに応じて、構成が異なる受信径路115を含み得る。
インターフェイス回路506は、コントローラ112によって選択されたモードに応じて、第1の回路段552から出力されたデジタル信号を、第2の回路段550によって実現された1つ以上の復調器径路116に結合する。以下の例において示すように、インターフェイス回路506は、選択されたモードに基づいて復調器径路116においてデジタル信号をルーティングするように構成可能なマルチプレクサを含み得る。あるモード(「シングルバンドモード」)において、インターフェイス回路506は、第1の回路段552が生成したN個のデジタル信号を、第2の回路段550において実現された対応するN個の復調器径路に結合するように構成される。たとえば、N個の受信径路115は各々、N個のRF周波数帯のうちの1つのRF周波数帯を有する帯域幅を含み得る。よって、各デジタル信号は異なるRF周波数帯を有する。N個の復調器径路116は各々、異なるRF搬送周波数を処理することによりベースバンド信号(たとえばシングルバンドダイレクトRFアーキテクチャ)を再生することができる。
別のモード(「マルチバンドモード」)において、インターフェイス回路506は、1つ以上のデジタル信号各々を、各々が異なる搬送周波数を処理する第2の回路段550によって実現された複数の復調器径路116に結合するように構成される。すなわち、マルチバンドモードでは、インターフェイス回路506は、所与のデジタル信号を、復調器径路116のうちの少なくとも2つに結合する様に構成され、上記少なくとも2つの復調器径路116は異なる搬送周波数を処理する。受信機106のマルチバンドモードの例については以下で説明する。インターフェイス回路506の構成は、受信機106の選択されたモードに基づいてコントローラ112が設定する。
一例において、第2の回路段550は、複数のデジタル復調器502と、複数のデシメータ503と、複数のNCO504とを含む。デジタル復調器502の入力は、インターフェイス回路506の出力に結合される。デジタル復調器502の出力は、デシメータ503の入力に結合される。デジタル復調器502のLO入力は、NCO504の出力に結合される。デシメータ503の出力はベースバンド信号を提供する。図5の例において、第2の回路段550は、N個のデジタル復調器502〜502を含み、Nは1よりも大きい整数である。復調器径路116は各々、復調器502(たとえばN個の復調器径路116)のうちの1つの復調器を含む。デシメータ503は、同相デシメータ503I〜503Iと、直交位相デシメータ503Q〜503Qとを含む。デシメータ503Iおよび503Qはデジタル復調器503に結合され、デシメータ503Iおよび503Qはデジタル復調器503に結合される。NCO504は、NCO504〜504を含む。NCO504〜504は各々、デジタル復調器502〜502のうちの1つのデジタル復調器に結合される。
動作時、受信径路115は、受けたRFエネルギからデジタル信号を生成する。デジタル復調器502は各々、異なる搬送周波数を復調する。デジタル復調器502は、採用した特定のデジタル変調スキームに応じて、同相または直交位相復調を実行することができる。NCO204は、選択された搬送周波数を各々が有するLO信号を生成する。選択された搬送周波数は、受信機の構成に応じて、RF周波数であるかまたはIF周波数である可能性がある。デシメータ503は、ジタル復調器502から出力されたベースバンド信号のサンプルレートを減じる。受信機106は、リアルIF/RF受信機アーキテクチャおよびコンプレックスIF受信機アーキテクチャ双方をサポートする。第1の回路段552の構成は、コントローラ112によって制御することができる。
図6は、一例に係る受信機106の構成600を示すブロック図である。この例において、インターフェイス回路506は、マルチプレクサ602〜602(総称マルチプレクサ602)を含む。受信径路115A〜115Aは、LNA514〜514と、ADC508〜508(たとえばN=4)とを含む。マルチプレクサ602〜602の第1の入力はそれぞれ、ADC508〜508の出力に結合される。マルチプレクサ602の第2の入力は、ADC508の出力に結合される。マルチプレクサ602〜602の制御入力は、コントローラ112から与えられるイネーブル信号EN1〜EN3を受ける。ADC508の出力は、第1の復調器(demod1)のデジタル信号を提供する。マルチプレクサ602〜602の出力は、第2、第3、および第4の復調器(demod2、demod3、およびdemod4)のデジタル信号を提供する。
動作時、EN1〜EN3がロジック「0」のとき、マルチプレクサ602は第1の入力を選択する。イネーブル信号EN1〜EN3は、シングルバンドモードにおいてロジック「0」に設定される。シングルバンドモードにおいて、RF1の搬送周波数を処理するためにデジタル信号が第1の復調器に与えられ、RF2の搬送周波数を処理するためにデジタル信号が第2の復調器に与えられ、RF3の搬送周波数を処理するためにデジタル信号が第3の復調器に与えられ、RF4の搬送周波数を処理するためにデジタル信号が第4の復調器に与えられる。各受信径路115Aは、RF1〜RF4のRF周波数帯のうちの1つの周波数帯を含む帯域幅を有する。
EN1〜EN3がロジック「1」に設定されたとき、マルチプレクサ602は第2の入力(たとえばADC508の出力)を選択する。イネーブル信号EN1〜EN3はマルチバンドモードではロジック「1」に設定される。マルチバンドモードにおいて、受信径路115Aから出力されたデジタル信号は、第1〜第4の復調器各々に結合され、これらの復調器は各々、RF1〜RF4の異なる搬送RF周波数を処理する。受信径路115Aは、RF1〜RF4のRF周波数帯各々を含む帯域幅を有する。その他のマルチバンドモードが可能である(たとえば、EN1のみが「1」、EN1およびEN1が「1」、およびEN3が「0」)。さらに、より完璧な多重化の選択肢を提供できる。たとえば、多重化は2つの独立した2バンド受信機に対して与えることができ、demod1およびdemod2はADC508によって駆動されるのに対し、demod3およびdemod4はADC508−3によって駆動される。別の例において、完全クロスバーマルチプレクサを用いることにより、ソースADC受信機のどの組み合わせでも復調器径路を駆動できるという高い柔軟性を提供することができる。
図7は、一例に係る受信機106の構成700を示すブロック図である。この例において、インターフェイス回路506は、マルチプレクサ702〜702(総称マルチプレクサ702)を含む。第1の回路段552は、ADC508〜508と、LNA514〜514と、アナログ復調器510および510と、LNA516および516とを含む。ADC508の出力は、第1の復調器の同相入力(demod1_I)にデジタル信号を与える。ADC508の出力は、第2の復調器の直交位相入力(demod2_Q)にデジタル信号を与える。マルチプレクサ702の第1の入力はADC508の出力に結合され、マルチプレクサ702の第2の入力はADC508の出力に結合される。マルチプレクサ702の第1の入力はADC508の出力に結合され、マルチプレクサ702の第2の入力はADC508の出力に結合される。マルチプレクサ702の出力は、第1の復調器の直交位相入力(demod1_Q)に結合される。マルチプレクサ702の出力は、第2の復調器の同相入力(demod2_I)に結合される。マルチプレクサ702および702の制御入力は、コントローラ112からのイネーブル信号EN1を受けるように結合される。上記例で説明したように、別の例において、完全クロスバーマルチプレクサにより、ADCと復調器との結合についてより多くの組み合わせが可能である。
ADC508の出力は、第3の復調器の同相入力(demod3_I)にデジタル信号を与える。ADC508の出力は、第4の復調器の直交位相入力(demod4_Q)にデジタル信号を与える。マルチプレクサ702の第1の入力はADC508の出力に結合され、マルチプレクサ702の第2の入力はADC508の出力に結合される。マルチプレクサ702の第1の入力はADC508の出力に結合され、マルチプレクサ702の第2の入力はADC508の出力に結合される。マルチプレクサ702の出力は、第3の復調器の直交位相入力(demod3_Q)に結合される。マルチプレクサ702の出力は、第4の復調器の同相入力(demod4_I)に結合される。マルチプレクサ702および702の制御入力は、コントローラ112からイネーブル信号EN2を受けるように結合される。
第1のモード(シングルバンドモード)において、第1の回路段552は、受信径路115A〜115Aを提供するように構成される。各受信径路115Aは、LNA514とADC508とを含む。シングルバンドモードにおいて、イネーブル信号EN1およびEN2は、ロジック「0」であり、マルチプレクサ702の第1の入力を選択する。このような場合、各受信径路115Aから出力されるデジタル信号は、各復調器のI入力およびQ入力双方に結合される。各受信径路115Aは、RF周波数帯RF1〜RF4のうちの1つのRF周波数帯を含む。復調器は各々、RF周波数帯RF1〜RF4のうちの1つのRF搬送周波数を復調する。シングルバンドモードにおいて、コントローラ112は、LNA516およびアナログ復調器510をディスエーブルにすることができる。
第2のモード(マルチバンドモード)において、第1の回路段552は、受信径路115B〜115Bを提供するように構成される。各受信径路115Bは、LNA516と、アナログ復調器510と、ADC508とを含む。マルチバンドモードにおいて、イネーブル信号EN1およびEN2は、ロジック「1」であり、マルチプレクサ702の第2の入力を選択する。このような場合、各受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、復調器のうちの2つの復調器の入力に結合される。具体的には、受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第1および第2の復調器の同相入力(demod1_Iおよびdemod2_I)に結合される。受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第1および第2の復調器の直交位相入力(demod1_Qおよびdemod2_Q)に結合される。同様に、受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第3および第4の復調器の同相入力(demod3_Iおよびdemod4_I)に結合され、受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第3および第4の復調器の直交位相入力(demod3_Qおよびdemod4_Q)に結合される。受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第1および第2のIF周波数帯(たとえば、IF搬送周波数IFおよびIF)を有する同相デジタルキャリア信号(IF_I1,2)を含む。受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第1および第2のIF周波数帯を有する直交位相キャリア信号(IF_Q1,2)を含む。同様に、受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第3および第4のIF周波数帯(たとえばIF搬送周波数IFおよびIF)を有する同相デジタルキャリア信号(IF_I3,4)を含む。受信径路115Bから出力されたデジタル信号は、第3および第4のIF周波数帯を有する直交位相キャリア信号(IF_Q3,4)を含む。アナログ復調器510は、RF搬送周波数RF_multi1を有する同相RFキャリア信号を復調することによってデジタル信号IF_I1,2を生成する。アナログ復調器510は、RF搬送周波数RF_multi1を有する直交位相RFキャリア信号を復調することによってデジタル信号IF_Q1,2を生成する。同様に、アナログ復調器510は、RF搬送周波数RF_multi2を有する同相RFキャリア信号を復調することによってデジタル信号IF_I3,4を生成する。アナログ復調器510は、RF搬送周波数RF_multi2を有する直交位相RFキャリア信号を復調することによってデジタル信号IF_Q3,4を生成する。マルチバンドモードにおいて、LNA514はディスエーブルにすることができる。
本明細書に記載のトランシーバ101は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくはその他の種類のプログラマブルICのようなICにおいて、または、特定用途向け集積回路(ASIC)において使用することができる。FPGAは一例として図示されているが、トランシーバ101はその他の種類のICまたはアプリケーションにおいて実現できることが理解されるはずである。図8は、多数の異なるプログラマブルタイルを含むFPGA800のアーキテクチャを示す。上記異なるプログラマブルタイルは、マルチギガビットトランシーバ(「MGT」)1、コンフィギュラブルロジックブロック(「CLB」)2、ランダムアクセスメモリブロック(「BRAM」)3、入出力ブロック(「IOB」)4、コンフィギュレーションおよびクロッキングロジック(「CONFIG/CLOCKS」)5、デジタル信号処理ブロック(「DSP」)6、特化された入出力ブロック(「I/O」)7(たとえばコンフィギュレーションポートおよびクロックポート)、および、デジタルクロックマネージャ、アナログデジタル変換器、システムモニタリングロジックなどのようなその他のプログラマブルロジック8を含む。FPGAの中には専用プロセッサブロック(「PROC」)10を含むものもある。
いくつかのFPGAにおいて、図8の上部に含まれる例によって示されるように、各プログラマブルタイルは、同一タイル内のプログラマブルロジック素子の入力および出力端子20への接続を有する少なくとも1つのプログラマブル相互接続素子(「INT」)11を含み得る。各プログラマブル相互接続素子11はまた、同一タイルまたはその他のタイル(1つまたは複数)における隣接するプログラマブル相互接続素子(1つまたは複数)の相互接続セグメント22への接続を含み得る。各プログラマブル相互接続素子11はまた、ロジックブロック(図示せず)間の包括ルーティングリソースの相互接続セグメント24への接続を含み得る。包括ルーティングリソースは、相互接続セグメント(たとえば相互接続セグメント24)のトラックを含むロジックブロック(図示せず)と、相互接続セグメントを接続するためのスイッチブロック(図示せず)との間のルーティングチャネルを含み得る。包括ルーティングリソースの相互接続セグメント(たとえば相互接続セグメント24)は1つ以上のロジックブロックに跨り得る。プログラマブル相互接続素子11は包括ルーティングリソースとともに、例示されているFPGAのためのプログラマブル相互接続構造(「プログラマブル相互接続」)を実現する。
ある実装例において、CLB2は、ユーザロジックを実装するようにプログラムすることができるコンフィギュラブルロジック素子(「CLE」)12と、1つのプログラマブル相互接続素子(「INT」)11とを含み得る。BRAM3は、1つ以上のプログラマブル相互接続素子に加えてBRAMロジック素子(「BRL」)13を含み得る。一般的に、1つのタイルに含まれる相互接続素子の数は、このタイルの高さによって決まる。図示されている例では、1つのBRAMタイルは、5つのCLBの高さと同一の高さを有するが、他の数(たとえば4)を用いることもできる。DSPタイル6は、適切な数のプログラマブル相互接続素子に加えてDSPロジック素子(「DSPL」)14を含み得る。IOB4は、たとえば、プログラマブル相互接続素子11の1つのインスタンスに加えて、入出力ロジック素子(「IOL」)15の2つのインスタンスを含み得る。当業者にとっては明らかであるように、たとえば入出力ロジック素子15に接続される実際の入出力パッドは、一般的に、入出力ロジック素子15の領域に限られない。
図示されている例において、(図8に示される)チップの中心近くの横方向の領域は、コンフィギュレーション、クロック、およびその他の制御ロジックのために使用される。この横方向の領域または列から延びる縦方向の列9は、FPGAの幅全体にわたってクロックおよびコンフィギュレーション信号を分配するために使用される。
図8に示されるアーキテクチャを使用するいくつかのFPGAは、FPGAの大部分を構成している規則的な列状構造を壊しているその他のロジックブロックを含む。その他のロジックブロックは、プログラマブルブロックおよび/または専用ロジックであってもよい。たとえば、プロセッサブロック10は、CLBおよびBRAMの数個の列に跨っている。プロセッサブロック10は、単一のマイクロプロセッサから、マイクロプロセッサ(1つまたは複数)、メモリコントローラ、周辺機器等の包括的なプログラマブル処理システムまでの範囲にわたるさまざまな構成要素であり得る。
なお、図8は、典型的なFPGAアーキテクチャのみを示すことを意図している。たとえば、1行のロジックブロックの数、行の相対的な幅、行の数および順序、行に含まれるロジックブロックの種類、ロジックブロックの相対的なサイズ、および図8の上部に含まれている相互接続/ロジックの実装は、代表的なものに過ぎない。たとえば、実際のFPGAでは一般的に、CLBがどこにあっても隣接する2行以上のCLBを含むことによってユーザロジックを効率的に実装し易くしているが、隣接するCLB行の数はFPGAの全体のサイズに応じて変化する。
図9は、一例に係る構成可能なシングルバンド/マルチバンド送信機を構成する方法900を示すフロー図である。この方法900は、通信システム100が実行することによって送信機104を構成することができる。方法900は、コントローラ112が送信機104の第1の回路段250の変調器径路113を構成するステップ902で始まる。たとえば、ステップ904において、コントローラ112は、各変調器径路113におけるNCO204の搬送周波数を設定することができる。ステップ906において、コントローラ112は、デジタル変調器202を構成することにより、特定のデジタル変調スキーム(たとえば任意の種類の直交位相変調スキームまたは単相変調スキーム)を実行することができる。
ステップ908において、コントローラ112は送信機104のモードを選択する。このモードは、シングルバンドモードであるかまたは複数のマルチバンドモードのうちの1つのマルチバンドモードである可能性がある。ステップ910において、コントローラ112は、選択したモードに基づいてインターフェイス回路206および第2の回路段252を構成する。たとえば、ステップ912において、コントローラ112は、第2の回路段252を構成することにより1つ以上の送信径路114を有する。コントローラ112は、第2の回路段252の構成要素をイネーブル/ディスエーブルにすることにより、送信径路114を実現することができる。たとえば、シングルバンドモードにおいて、コントローラ112は、第2の回路段252を構成することにより、各々がDAC208とフィルタ209とPA214とを有する複数の送信径路114Aを有することができる。マルチバンドモードにおいて、コントローラ112は、第2の回路段252を構成することにより、各々がDAC208とフィルタ209とアナログ変調器210とフィルタ212とPA216とを有する1つ以上の送信径路114Bを有することができる。
ステップ914において、コントローラ112は、インターフェイス回路206を構成することにより、第1の回路段250から出力された変調信号を、構成された送信径路114に結合する。たとえば、シングルバンドモードにおいて、コントローラ112は、インターフェイス回路206を構成することにより、各変調信号を、複数の送信径路114Aのうちの1つの送信径路に結合することができる。マルチバンドモードにおいて、コントローラ112は、インターフェイス回路206を構成することにより、変調信号の和を生成するとともに、各和を送信径路114Bのうちの1つの送信径路に結合することができる。
図10は、一例に係る構成可能なシングルバンド/マルチバンド受信機を構成する方法1000を示すフロー図である。この方法1000は、通信システム100が実行することによって受信機106を構成することができる。方法1000は、コントローラ112が受信機106の第2段回路550の復調器径路116を構成するステップ1002で始まる。たとえば、ステップ1004において、コントローラ112は、各復調器径路116におけるNCO504の搬送周波数を設定することができる。ステップ1006において、コントローラ112は、デジタル復調器502を構成することにより、特定のデジタル復調スキーム(たとえば任意の種類の直交位相復調スキームまたは単相復調スキーム)を実行することができる。
ステップ1008において、コントローラ112は受信機106のモードを選択する。このモードは、シングルバンドモードであるかまたは複数のマルチバンドモードのうちの1つのマルチバンドモードである可能性がある。ステップ1010において、コントローラ112は、選択したモードに基づいてインターフェイス回路506および第1の回路段552を構成する。たとえば、ステップ1012において、コントローラ112は、第1の回路段552を構成することにより1つ以上の受信径路115を有する。コントローラ112は、第1の回路段552の構成要素をイネーブル/ディスエーブルにすることにより、受信径路115を実現することができる。たとえば、シングルバンドモードにおいて、コントローラ112は、第1の回路段552を構成することにより、各々がLNA514とADC508とを有する複数の受信径路115Aを有することができる。マルチバンドモードにおいて、コントローラ112は、第1の回路段552を構成することにより、各々がLNA516とアナログ復調器510とADC508とを有する1つ以上の受信径路115Bを有することができる。
ステップ1014において、コントローラ112は、インターフェイス回路506を構成することにより、第1の回路段552の構成された受信径路115から出力されたデジタル信号を、復調器径路116に結合する。たとえば、シングルバンドモードにおいて、コントローラ112は、インターフェイス回路506を構成することにより、複数の受信径路115Aからの各デジタル信号を、複数の復調器径路116のうちの1つの復調器径路に結合することができる。マルチバンドモードにおいて、コントローラ112は、インターフェイス回路506を構成することにより、複数の受信径路115Bからの各デジタル信号を、複数の復調器径路116のうちの少なくとも2つに結合することができる。
以下のいくつかの例において、集積回路(IC)におけるシングルバンド送信および受信径路からマルチバンド送信および受信径路への再構成の技術を説明する。
一例において、送信機が提供される。このような送信機は、ベースバンド信号から変調信号を生成するように構成された第1の回路段を含み得る。変調信号は各々、複数の搬送周波数のうちの1つの搬送周波数を有するデジタル信号を含む。上記送信機はさらに、1つ以上のアンテナによって放射される無線周波数(RF)エネルギを生成するように構成された第2の回路段と、第1の回路段と第2の回路段との間に結合されたインターフェイス回路とを含み得る。第2の回路段およびインターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能である。第1のモードにおいて、第2の回路段は複数の送信径路を提供し、インターフェイス回路は、変調信号各々を複数の送信径路のうちの1つの送信径路に結合する。第2のモードにおいて、第2の回路段は第1の送信径路を提供し、インターフェイス回路は、変調信号のうちの少なくとも2つの変調信号の和を第1の送信径路に結合する。
このような送信機では、第2のモードにおいて、第2の回路段は第2の送信径路を提供してもよく、インターフェイス回路は、変調信号のうちの別の少なくとも2つの変調信号の和を、第2の送信径路に結合してもよい。
このような送信機では、第1のモードにおいて、複数の搬送周波数は各々RF周波数を含み得るものであり、複数の送信径路は各々、デジタルアナログ変換器(DAC)と電力増幅器(PA)とを含む。
このような送信機では、第2のモードにおいて、上記少なくとも2つの変調信号の搬送周波数はRF周波数を含み得るものであり、第1の送信径路は、デジタルアナログ変換器(DAC)と電力増幅器(PA)とを含む。
このような送信機では、第2のモードにおいて、上記少なくとも2つの変調信号の搬送周波数は中間周波数(IF)周波数を含み得るものであり、第1の送信径路は、デジタルアナログ変換器(DAC)と、アナログ変調器と、電力増幅器(PA)とを含む。
このような送信機では、第2のモードにおいて、上記少なくとも2つの変調信号は、第1の中間周波数(IF)を有する第1の同相変調信号と、第2のIF周波数を有する第2の同相変調信号とを含み得るものであり、第2の回路段は第2の送信径路を提供し、インターフェイス回路は、第1の直交位相変調信号と第2の直交位相変調信号との和を、第2の送信径路に結合し、第1の直交位相変調信号は第1のIF周波数を有し、第2の直交位相変調信号は第2のIF周波数を有する。
このような送信機において、第1の送信径路は、第1のデジタルアナログ変換器(DAC)と、アナログ変調器と、電力増幅器(PA)とを含み得る。第2の送信径路は、第2のDACと、アナログ変調器と、PAとを含み得る。
このような送信機において、第1の回路段は、ベースバンド信号のサンプリングレートを高めるように構成された補間器と、補間器に結合されベースバンド信号から変調信号を生成するように構成されたデジタル変調器とを含み得る。
このような送信機において、第1の回路段は、デジタル変調器に結合された数値制御発振器(NCO)をさらに含み得る。数値制御発振器(NCO)は、ベースバンド信号によって変調されて変調信号を生成するためのデジタルキャリア信号を与えるように構成される。
このような送信機において、ベースバンド信号は、同相ベースバンド信号と直交位相ベースバンド信号とを含み得る。変調信号は各々、同相ベースバンド信号のうちの1つによって変調された同相デジタルキャリア信号と、直交位相ベースバンド信号のうちの1つによって変調された直交位相デジタルキャリア信号との和である。
別の例において、受信機が提供される。このような受信機は、1つ以上のアンテナから無線周波数(RF)エネルギを受けるように構成された第1の回路段と、複数の復調径路を有する第2の回路段とを含み得る。複数の復調径路は各々、複数の周波数のうちの1つの周波数を処理するように構成されたデジタル復調器を含む。受信機はさらに、第1の回路段と第2の回路段との間に結合されたインターフェイス回路を含み得る。第1の回路段およびインターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能であってもよい。第1のモードにおいて、第1の回路段はRFエネルギから複数のデジタル信号を生成し、インターフェイス回路は、複数のデジタル信号各々を、複数の復調径路のうちの1つの復調径路に結合する。第2のモードにおいて、第1の回路段はRFエネルギから第1のデジタル信号を生成し、インターフェイス回路は、第1のデジタル信号を複数の復調径路のうちの少なくとも2つの復調径路に結合する。
このような受信機では、第2のモードにおいて、第1の回路段はRFエネルギから第2のデジタル信号を生成し、インターフェイス回路は、第2のデジタル信号を、複数の復調径路のうちの他の少なくとも2つの復調径路に結合する。
このような受信機では、第2のモードにおいて、第1の回路段はRFエネルギから第2のデジタル信号を生成し、インターフェイス回路は、第2のデジタル信号を、第1のデジタル信号を受ける少なくとも2つの復調径路に結合する。
このような受信機では、第2のモードにおいて、上記少なくとも2つの復調径路は、第1のデジタル復調器を有する第1の復調径路と、第2のデジタル復調器を有する第2の復調径路とを含み得る。第1のデジタル復調器は、複数の周波数のうちの第1の周波数を処理し、第2のデジタル復調器は、複数の周波数のうちの第2の周波数を処理する。第1のデジタル復調器および第2のデジタル復調器は各々、それぞれが第1のデジタル信号および第2のデジタル信号を受けるように構成された同相(I)入力と直交位相(Q)入力とを含む。
このような受信機において、第1の周波数は第1の中間周波数(IF)周波数であり、第2の周波数は第2のIF周波数である。第2のモードにおいて、第1の回路段は、RFエネルギから同相IF信号を生成し同相IF信号から第1のデジタル信号を生成するように構成された第1の受信径路と、RFエネルギから直交位相IF信号を生成し直交位相IF信号から第2のデジタル信号を生成するように構成された第2の受信径路とを提供する。
このような受信機において、第1の受信径路は、低雑音増幅器(LNA)と、アナログ復調器と、第1のアナログデジタル変換器(ADC)とを含み得る。第2の受信径路は、LNAと、アナログ復調器と、第2のADCとを含み得る。
このような受信機では、第1のモードにおいて、複数の復調径路は、第1のデジタル復調器を有する第1の復調径路を含み得る。第1のデジタル復調器は複数の周波数のうちの第1の周波数を処理し、第1のデジタル復調器は同相(I)入力と直交位相(Q)入力とを含む。第1のモードにおいて、インターフェイス回路は、複数のデジタル信号のうちの1つのデジタル信号を、第1のデジタル復調器のI入力およびQ入力双方に結合する。
このような受信機において、第1の周波数は第1のRF周波数である。第1のモードにおいて、第1の回路段は、RFエネルギから複数のデジタル信号のうちの1つを生成するように構成された第1の受信径路を提供する。このような受信機において、第1の受信径路は、低雑音増幅器(LNA)とアナログデジタル変換器(ADC)とを含む。
このような受信機では、第2のモードにおいて、第1の回路段は、第1のデジタル信号を生成するように構成された第1の受信径路を提供し、第1の受信径路は、低雑音増幅器(LNA)とアナログデジタル変換器(ADC)とを含む。
本明細書におけるこれまでの記載は、具体的な例に関するものであるが、さらに他の例を、その基本的な範囲から逸脱することなく考案することが可能であり、その範囲は以下の請求項によって定められる。

Claims (15)

  1. 送信機であって、
    ベースバンド信号から変調信号を生成するように構成された第1の回路段を備え、前記変調信号は各々、複数の搬送周波数のうちの1つの搬送周波数を有するデジタル信号を含み、前記送信機はさらに、
    1つ以上のアンテナによって放射される無線周波数(RF)エネルギを生成するように構成された第2の回路段と、
    前記第1の回路段と前記第2の回路段との間に結合されたインターフェイス回路とを備え、
    前記第2の回路段および前記インターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能であり、
    前記第1のモードにおいて、前記第2の回路段は複数の送信径路を提供し、前記インターフェイス回路は、前記変調信号各々を前記複数の送信径路のうちの1つの送信径路に結合し、
    前記第2のモードにおいて、前記第2の回路段は第1の送信径路を提供し、前記インターフェイス回路は、前記変調信号のうちの少なくとも2つの変調信号の和を前記第1の送信径路に結合する、送信機。
  2. 前記第2のモードにおいて、前記第2の回路段は第2の送信径路を提供し、前記インターフェイス回路は、前記変調信号のうちの別の少なくとも2つの変調信号の和を、前記第2の送信径路に結合する、請求項1に記載の送信機。
  3. 前記第1のモードにおいて、前記複数の搬送周波数は各々RF周波数を含み、前記複数の送信径路は各々、デジタルアナログ変換器(DAC)と電力増幅器(PA)とを含む、請求項1に記載の送信機。
  4. 前記第2のモードにおいて、前記少なくとも2つの変調信号の搬送周波数はRF周波数を含み、前記第1の送信径路は、デジタルアナログ変換器(DAC)と電力増幅器(PA)とを含む、請求項1に記載の送信機。
  5. 前記第2のモードにおいて、前記少なくとも2つの変調信号の搬送周波数は中間周波数(IF)周波数を含み、前記第1の送信径路は、デジタルアナログ変換器(DAC)と、アナログ変調器と、電力増幅器(PA)とを含む、請求項1に記載の送信機。
  6. 前記第2のモードにおいて、
    前記少なくとも2つの変調信号は、第1の中間周波数(IF)を有する第1の同相変調信号と、第2のIF周波数を有する第2の同相変調信号とを含み、
    前記第2の回路段は第2の送信径路を提供し、前記インターフェイス回路は、第1の直交位相変調信号と第2の直交位相変調信号との和を、前記第2の送信径路に結合し、前記第1の直交位相変調信号は前記第1のIF周波数を有し、前記第2の直交位相変調信号は前記第2のIF周波数を有する、請求項1に記載の送信機。
  7. 前記第1の送信径路は、第1のデジタルアナログ変換器(DAC)と、アナログ変調器と、電力増幅器(PA)とを含み、前記第2の送信径路は、第2のDACと、前記アナログ変調器と、前記PAとを含む、請求項6に記載の送信機。
  8. 前記ベースバンド信号は、同相ベースバンド信号と直交位相ベースバンド信号とを含み、前記変調信号は各々、前記同相ベースバンド信号のうちの1つによって変調された同相デジタルキャリア信号と、前記直交位相ベースバンド信号のうちの1つによって変調された直交位相デジタルキャリア信号との和である、請求項1に記載の送信機。
  9. 受信機であって、
    1つ以上のアンテナから無線周波数(RF)エネルギを受けるように構成された第1の回路段と、
    複数の復調径路を有する第2の回路段とを備え、前記複数の復調径路は各々、複数の周波数のうちの1つの周波数を処理するように構成されたデジタル復調器を含み、前記受信機はさらに、
    前記第1の回路段と前記第2の回路段との間に結合されたインターフェイス回路を備え、
    前記第1の回路段および前記インターフェイス回路は、第1のモードおよび第2のモードを提供するように構成可能であり、
    前記第1のモードにおいて、前記第1の回路段は前記RFエネルギから複数のデジタル信号を生成し、前記インターフェイス回路は、前記複数のデジタル信号各々を、前記複数の復調径路のうちの1つの復調径路に結合し、
    前記第2のモードにおいて、前記第1の回路段は前記RFエネルギから第1のデジタル信号を生成し、前記インターフェイス回路は、前記第1のデジタル信号を、前記複数の復調径路のうちの少なくとも2つの復調径路に結合する、受信機。
  10. 前記第2のモードにおいて、前記第1の回路段は前記RFエネルギから第2のデジタル信号を生成し、前記インターフェイス回路は、前記第2のデジタル信号を、前記複数の復調径路のうちの他の少なくとも2つの復調径路に結合する、請求項9に記載の受信機。
  11. 前記第2のモードにおいて、前記第1の回路段は前記RFエネルギから第2のデジタル信号を生成し、前記インターフェイス回路は、前記第2のデジタル信号を、前記第1のデジタル信号を受ける前記少なくとも2つの復調径路に結合する、請求項9に記載の受信機。
  12. 前記第2のモードにおいて、
    前記少なくとも2つの復調径路は、第1のデジタル復調器を有する第1の復調径路と、第2のデジタル復調器を有する第2の復調径路とを含み、
    前記第1のデジタル復調器は、前記複数の周波数のうちの第1の周波数を処理し、前記第2のデジタル復調器は、前記複数の周波数のうちの第2の周波数を処理し、
    前記第1のデジタル復調器および前記第2のデジタル復調器は各々、それぞれが前記第1のデジタル信号および前記第2のデジタル信号を受けるように構成された同相(I)入力と直交位相(Q)入力とを含む、請求項11に記載の受信機。
  13. 前記第1の周波数は第1の中間周波数(IF)周波数であり、前記第2の周波数は第2のIF周波数であり、前記第2のモードにおいて、前記第1の回路段は、
    前記RFエネルギから同相IF信号を生成し前記同相IF信号から前記第1のデジタル信号を生成するように構成された第1の受信径路と、
    前記RFエネルギから直交位相IF信号を生成し前記直交位相IF信号から前記第2のデジタル信号を生成するように構成された第2の受信径路とを提供する、請求項12に記載の受信機。
  14. 前記第1の受信径路は、低雑音増幅器(LNA)と、アナログ復調器と、第1のアナログデジタル変換器(ADC)とを含み、前記第2の受信径路は、前記LNAと、前記アナログ復調器と、第2のADCとを含む、請求項13に記載の受信機。
  15. 前記第1のモードにおいて、
    前記複数の復調径路は、第1のデジタル復調器を有する第1の復調径路を含み、
    前記第1のデジタル復調器は前記複数の周波数のうちの第1の周波数を処理し、
    前記第1のデジタル復調器は同相(I)入力と直交位相(Q)入力とを含み、
    前記第1のモードにおいて、前記インターフェイス回路は、前記複数のデジタル信号のうちの1つのデジタル信号を、前記第1のデジタル復調器の前記I入力および前記Q入力双方に結合する、請求項9に記載の受信機。
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