JP2019524553A - 右ハンドル運転および左ハンドル運転に適合可能な二重操縦車両における操舵輪のコントロール装置 - Google Patents

右ハンドル運転および左ハンドル運転に適合可能な二重操縦車両における操舵輪のコントロール装置 Download PDF

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Abstract

装置(DC)は車両の操舵輪をコントロールし、さらに、第1の自在継手部分(PC1)を具備する端部を備える第1のステアリングコラム(CD1)と一体化された第1のステアリングホイール(V1)、第1の自在継手部分(PC1)を具備する端部を備える第2のステアリングコラム(CD2)と一体化された第2のステアリングホイール(V2)、第1のステアリングホイール(V1)と第2のステアリングホイール(V2)を間に間接的に連結する連結手段、およびステアリングシャフト(BAD)であって、車両が左ハンドルまたは右ハンドルのいずれで構成されるかによって第1のステアリングコラム(CD1)または第2のステアリングコラム(CD2)の第1の自在継手部分(PC1)に区別なしに一体化できる第2の自在継手部分(PC2)を具備する第1の端部(EB1)と、操舵輪に間接的に連結されるのに適した第2の端部(EB2)とを備えるステアリングシャフト(BAD)を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、部分的自動運転車両であって、操舵輪を有する車両、場合により自動車タイプである車両に関し、より詳細には、かかる車両の操舵輪(またはステアリング)をコントロールできる装置に関する。
ここで「部分的自動運転車両」とは、手動運転段階では手動で運転され、自動運転段階では自動化されて運転されるのに適した車両をいう。
当業者には周知であるように、ある種の車両、たとえば運転教習(自動車教習所)や特殊機能(道路清掃など)のための専用車両は、乗員が左右どちらの前席に着座していても操舵輪をコントロールすることができるコントロール装置を備えている。このようなコントロール装置は一般に、(車両の)垂直方向沿いの第1のステアリングコラムの回転運動のオフセットを与える第1のステアリング装置に連結された第1のステアリングコラムと一体化された第1のステアリングホイールであって、操舵輪と間接的に連結されたステアリングシャフトに連結された第1のステアリングホイールと、(第1のステアリング装置によって与えられるものと同じ)垂直方向沿いの第2のステアリングコラムの回転運動のオフセットを与える第2のステアリング装置に連結された第2のステアリングコラムと一体化された第2のステアリングホイールと、第1のステアリングホイールと第2のステアリングホイールとの間で、そのいずれか一方が操作されたときに他方に、したがって操舵輪に、全く同じ操作が同時にもたらされるように間接的な連結を果たす連結手段とを備える。
たとえば、これらの連結手段は、第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムに対してそれぞれが堅固に一体化され、チェーンで互いに連結された2つのピニオンを備えることができる。
第1の変形形態では、これらの連結手段は、両端部に第1の傘歯車を具備するロッドと、第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムの端部に堅固に一体化された2つの第2の傘歯車であって、それぞれが2つの第1の傘歯車と噛合する第2の傘歯車とを備えることができる。
第2の変形形態では、これらの連結手段は、両端部に第1の傘歯車を具備するロッドと、第1のステアリング装置および第2のステアリング装置に対してそれぞれ回転可能に連結された2つの第2の傘歯車とを備えることができる。
第1のステアリングホイール、第1のステアリングコラムおよび第1のステアリング装置は特に左ハンドルまたは右ハンドル車両用として構成される。同様に、第2のステアリングホイール、第2のステアリングコラムおよび第2のステアリング装置は特に右ハンドルまたは左ハンドル車両用として構成される。ステアリングシャフトに関しては、特に左ハンドル用のもの1つと、特に右ハンドル用の別のもの1つとを用意する必要がある。これは、ステアリングシャフトは、左ハンドル限定または右ハンドル限定の専用である第1のステアリング装置にそれぞれ連結することしかできないためである。また、しばしば、左ハンドル限定の専用の連結手段と右ハンドル限定の専用の連結手段とを用意することを余儀なくされることもある。
つまり、一般的には、左ハンドル車両と右ハンドル車両のためにコントロール装置のすべての構成要素を二重に用意することを余儀なくされ、そのためにコスト高となり、在庫管理や組立てラインへの供給も複雑となる。
そこで本発明は特にこのような状況を改善することを目的とする。
本発明は、そこでとりわけ、車両の操舵輪をコントロールするための装置であって、
− 第1のステアリング装置に連結された第1のステアリングコラムと一体化された左ハンドル専用の第1のステアリングホイールと、
− 第2のステアリング装置に連結された第2のステアリングコラムと一体化された右ハンドル専用の第2のステアリングホイールと、
− 連結手段であって、その間に第1のステアリングホイールおよび第2のステアリングホイールを間接的に連結して、その一方が操作されると他方に全く同じ操作が同時にもたらされるようにする連結手段と
を備える装置を提案する。
このコントロール装置は、
− その第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムが、第1のステアリング装置および第2のステアリング装置のいずれか一方の中に収容された端部であって、第1の自在継手部分を具備する端部をそれぞれ備えること、ならびに、
− 第1の自在継手部分と相補的な第2の自在継手部分を具備する第1の端部であって、車両が左ハンドルまたは右ハンドルのいずれで構成されるかによって第1のステアリングコラムまたは第2のステアリングコラムの第1の自在継手部分と区別なしに一体化されるのに適した第1の端部と、操舵輪に間接的に連結されるのに適した第2の端部とを備えるステアリングシャフトを備えること
を特徴とする。
そのため、左ハンドル車両と右ハンドル車両のためにコントロール装置のすべての構成要素を二重に用意する必要がなくなる。これは、同じ2つのステアリングコラムと、同じ2つのステアリング装置と、ただ1つのステアリングシャフトとを使用できるためである。
本発明によるコントロール装置は、個別でも、組み合わせた形でも採り入れることが可能なその他の特徴、とりわけ以下のような特徴を有することができる。すなわち、
− それぞれの第1の自在継手部分はU字フォークの形に構成され、第2の自在継手部分は、第1の自在継手部分のいずれか一方と区別なしにねじ留めによって一体化されるのに適したU字フォークの形に構成されることができる。
− その連結手段は、車両のダッシュボード横架材内に並進可能に取り付けられるのに適した連結ラックであって、第1のステアリング装置および第2のステアリング装置をそれぞれ介して第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムに対して回転可能に連結される第2の切欠きと噛合する第1の切欠きを具備する第1の端部および第2の端部を備える連結ラックを備えることができる。
・ その第1のステアリング装置および第2のステアリング装置はダッシュボード横架材に連結することができる。
− その連結手段は、ダッシュボード横架材に堅固に一体化されるのに適した中空管であって、連結ラックの第1の端部と第2の端部との間に位置する少なくともその中央部分を並進可能に収容する中空管を備えることができる。その場合、その第1のステアリング装置および第2のステアリング装置は、第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムの互いに独立した傾きの変更を行うことができるように、その中空管に回転可能に取り付けることができる。
・ その連結手段は、第1の端部および第2の端部のいずれか一方の第1の切欠きと噛合する第2の切欠きを具備する第1の部分と、第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムのいずれか一方と平行に設置された第2の部分であって、第1のステアリング装置および第2のステアリング装置のいずれか一方の中に収容されてその一方のステアリング装置の連結要素に連結された第3の切欠きを具備し、その第2の部分と、連関する第1のステアリングコラムまたは第2のステアリングコラムとの間で、その傾きが変更されたときの平行関係を維持することを可能にするのに適したボールカップリングを介して第1の部分に連結された第2の部分とをそれぞれ備える第1の軸および第2の軸を備えることができる。
− それぞれのボールカップリングは、連関する第1のステアリングコラムまたは第2のステアリングコラムが移動するとき、連結ラックに対する連関する第1の部分の移動を互いの噛合を変化させることなく可能にするのに適したものであることができる。
− 連結要素は、第1の自在継手部分を具備する第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムの端部にそれぞれ堅固に一体化された第1のピニオンであることができる。
− 第3の切欠きは、第1の軸および第2の軸の第2の部分にそれぞれ堅固に一体化され、連結要素に回転可能に連結された第2のピニオンの一部をなすものであることができる。
− 第2の切欠きは、第1の軸および第2の軸の第1の部分のピニオンの歯列であることができる。
・ 第1のステアリング装置および第2のステアリング装置はそれぞれ、第1のステアリングコラムおよび第2のステアリングコラムのいずれか一方と一体化された第1のケーシングであって、中空管に回転可能に取り付けられた第1のケーシングと、第1のケーシングに堅固に一体化された第2のケーシングとを備えることができる。
本発明はまた、操舵輪と、以上に説明したタイプのコントロール装置であって、操舵輪に連結されたコントロール装置とを備える車両、場合によって自動車タイプの車両も提案する。
たとえば、この車両は、乗員が介入することなく自動運転を行うのに適したものであるとともに、コントロール装置の少なくとも第1のステアリングホイールまたは第2のステアリングホイールを操作することで乗員が自らのコントロールを取り戻す必要があるときは乗員に警告するのに適したものである運転支援装置をさらに備えることができる。
本発明のそれ以外の特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付の図面(一部はCADD(「コンピュータ支援設計/コンピュータ支援製図」)で得られたもの)を検証することによって明らかとなろう。
本発明によるコントロール装置を備える車両の例を模式的に示したブロック図である。 左ハンドル用に適合された本発明によるコントロール装置の実施例を前方から見た概略斜視図である。 第2のステアリング装置の第2のケーシングに収容された本発明によるコントロール装置の連結手段の実施例の一部分を前方から見た一部透明な概略斜視図である。 右ハンドル用に適合された本発明によるコントロール装置の実施例の一部分を後方から見た概略斜視図である。 図3に示した連結手段の実施例の別の部分を、ダッシュボード横架材(ごく一部だけを図示)と第1のステアリング装置および第2のステアリング装置(図示せず)に連結後、ピニオンを回転可能に連結する前の状態で前方から見た概略斜視図である。 図3および5の連結手段を、ダッシュボード横架材ならびに第1のステアリング装置および第2のステアリング装置に連結した状態で前方から見た概略斜視図である。 図3および5の連結手段の一部分を、第2のステアリング装置の第1のケーシングがない状態で上から見た概略図である。
本発明はとりわけ、車両VAの操舵輪RDをコントロールするためのコントロール装置DCを提案することを目的とする。
以下では、非限定的な例として、車両VAは自動車タイプの車両であるものと考える。それはたとえば乗用車である。しかし、本発明はこのタイプの車両に限定されるものではない。実際、本発明は、横に並んだ少なくとも2つの座席であって、そこに陣取った乗員による運転を可能にする座席を備えるあらゆるタイプの車両に関する。そのため、乗用車、大型バス(または路線バス)、トラック、道路整備車両、農業用車両、工事用重機など、特に陸上車両に関する。
また、以下では、非限定的な例として、車両VAは完全二重操縦の車両であるものと考える。それはたとえば自動車教習所の乗用車の場合である。しかし、本発明はそのタイプの車両VAに限定されるものではない。実際、本発明は、互いの間を間接的に連結された2つのステアリングホイールであって、いずれか一方を操作すると他方に、したがって操舵輪に、全く同じ操作が同時にもたらされるようにした2つのステアリングホイールを有するコントロール装置を備えるあらゆるタイプの車両に関係する。
図1から7においては、方向Xは、サイドドアを有する側面とほぼ平行をなす車両VAの長手方向であり、方向Yは、方向Xと直角をなす車両VAの横断方向であり、方向Zは、長手方向Xおよび横断方向Yと直角をなす車両VAの垂直方向である。
図1に、ここでは自動車タイプである本発明による車両VAであって、パワートレインと、2つの操舵輪RDと、コントロール装置DCのほか、完全二重操縦型であることから、第1のブレーキペダルPF1および第2のブレーキペダルPF2と第1のアクセルペダルPA1および第2のアクセルペダルPA2を備える車両VAの非限定的な例を概略図で示した。
図1および2に示すように、本発明によるコントロール装置DCは、第1の座席S1および第2の座席S2にそれぞれ連関する少なくとも第1のステアリングホールV1および第2のステアリングホールV2と、第1ステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2と、第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2と、連結手段MCと、ステアリングシャフトBADとを少なくとも備える。
図示した非限定的な例では、パワートレインは在来型のものであり、すなわち熱機関MTのみを備え、それによってその操舵輪を駆動する。しかし、パワートレインはハイブリッド型で、したがって少なくとも1つの熱機関と少なくとも1つの動力機械(電気式であれ、液圧または圧縮空気式であれ)とをエネルギー貯蔵手段と組み合わせた形で備えるものであることも、あるいは完全電気型のものであることもできよう。
パワートレインは、その熱機関MT以外に、特にクラッチEM、変速機BVおよび監視用プロセッサCSをさらに備える。
パワートレインの動作は監視用プロセッサCSによって制御される。
第1の座席S1は、第1のステアリングホイールV1ならびに第1のアクセルペダルPA1および第1のブレーキペダルPF1の操作を行うにふさわしい第1の乗員を受け入れるためのものである。
第2の座席S2は、第1の座席S1の隣に設置されて、第2のステアリングホイールV2ならびに、この場合は第2のアクセルペダルPA2および第2のブレーキペダルPF2の操作を行うにふさわしい第2の乗員を受け入れるためのものである。
第2のアクセルペダルPA2は、第1のアクセルペダルPA1と同じように、かつ同時に操作することができる。つまり、第1のアクセルペダルPA1と第2のアクセルペダルPA2は加速に関して同じように作用する。
第2のブレーキペダルPF2は、第1のブレーキペダルPF1と同じように、かつ同時に操作することができる。つまり、第1のブレーキペダルPF1と第2のブレーキペダルPF2は制動に関して同じように作用する。そのために、第1のブレーキペダルPF1と第2のブレーキペダルPF2はロッドBFを介して互いに連結されることができる。
第1のステアリングホイールV1は左ハンドル専用で、第1のステアリングコラムCD1と一体化されており、そのCD1は他方で、車両の垂直方向Z沿いの第1のステアリングコラムCD1の回転動作のオフセットを与える第1のステアリング装置BD1に連結されている。第1のステアリングホイールV1は、第1の座席S1に着座した第1の乗員が車両VAの移動方向をコントロールすることを可能にする。
第2のステアリングホイールV2は右ハンドル専用で、第2のステアリングコラムCD2と一体化されており、そのCD2は他方で、垂直方向Z沿いの第2のステアリングコラムCD2の回転動作のオフセットを与える(BD1によって与えられるものと同じ)第2のステアリング装置BD2であって、この先で説明する連結手段MCを介してそこ(BD1)に連結されるBD2と連結される。第2のステアリングホイールV2は、第2の座席S2に着座した第2の乗員が、第1のステアリングホイールV1と同様かつ同時に車両VAの移動方向をコントロールすることを可能にする。つまり、第1のステアリングホイールV1と第2のステアリングホイールV2は移動方向に関して同じように作用する。
第1のステアリングコラムCD1は、第1のステアリング装置BD1内に収容された端部であって、第1の自在継手部分PC1を具備する端部を備える。第2のステアリングコラムCD2は、第2のステアリング装置BD2内に収容された端部であって、第1の自在継手部分PC1を具備する端部を備える。
図2に示すように、ステアリングシャフトBADは両端に第1の端部EB1および第2の端部EB2を備える。図2、5および6を見るとよくわかるように、第1の端部EB1は、第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2の端部の第1の自在継手部分PC1と相補的な第2の自在継手部分PC2であって、車両VAが左ハンドルまたは右ハンドルのいずれとして構成されるかに応じて第1のステアリングコラムCD1または第2のステアリングコラムCD2の第1の自在継手部分PC1と区別なしに一体化されるのに適したPC2を具備する。つまり、車両VAが左ハンドルとして構成される場合(図1、2、5および6に示すように)は、ステアリングシャフトBADの第1の端部EB1の第2の自在継手部分PC2は第1のステアリングコラムCD1の端部の第1の自在継手部分PC1と一体化される。反対に、車両VAが右ハンドルとして構成される場合(図4に示すように)は、ステアリングシャフトBADの第1の端部EB1の第2の自在継手部分PC2は第2のステアリングコラムCD2の端部の第2の自在継手部分PC2と一体化される。
たとえば、図3および6に非限定的に示すように、それぞれの第1の自在継手部分PC1は、U字フォークの形に構成することができ、第2の自在継手部分PC2は、第1の自在継手部分PC1のいずれか一方にねじ留めによって区別なしに一体化できるU字フォークの形に構成することができる。別法として、ステアリングシャフトBADとステアリングコラムのいずれか一方の端部との連結は、たとえば軸の分解不能な組立て(プレスなどによる)によって行うことができる。
ステアリングシャフトBADの第2の端部EB2は、たとえばステアリングラックCRD(図2参照)を介して操舵輪RD(ここでは前輪)に間接的に連結することができる。
連結手段MCは、その間に第1のステアリングホイールV1および第2のステアリングホイールV2が間接的に連結されて、そのいずれか一方を操作すると他方に、したがって操舵輪RDに、全く同じ操作が同時にもたらされるように構成される。
本発明により、今後は左ハンドル車両と右ハンドル車両のためにコントロール装置DCのすべての構成要素を二重に用意する必要はなくなる。実際、同一の第1のステアリングコラムCD1と第2のステアリングコラムCD2、同一の第1のステアリング装置BD1と第2のステアリング装置BD2、そして1つだけのステアリングシャフトBADを使用することができる。さらに同一の第1のステアリングホイールV1と第2のステアリングホイールV2を使用することさえ可能になる。そのため、コストを削減するだけでなく、在庫管理や組立てラインの供給を単純化することにもつながる。
図1、3、4、5および7に非限定的に示すように、連結手段MCは、乗員室H前部の発動機コンパートメントのすぐ手前に設置されたダッシュボードPBの横架材TP内に(車両VAの横断方向Yに沿って)並進可能に取り付けるのに適した少なくとも1つの連結ラックCCを備えることができる。また、この連結ラックCCは、第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2とそれぞれ第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置を介して回転可能に連結された第2の切欠き(または歯もしくは歯列)C2と噛合する第1の切欠き(または歯もしくは歯列)C1をそれぞれ具備する第1の端部E1および第2の端部E2を両端に備える。
連結ラックCCがダッシュボード横架材TPに並進可能に取り付けられるため、追加の支持手段を用意する必要なしにCCを支えられることは有利である。それにより、最小限の遊びによる高い安定性と剛性が連結手段MCに与えられる。そのほか、ダッシュボードPBまたは発動機コンパートメントのゾーンが無用にかさばることもそれによって回避される。
さらに、連結ラックCCを使用することで、騒音の発生や摩耗を減らすことができ、それによって連結手段MCの脆弱さが抑えられる。また、各構成要素の設計も応力を抑えるようなものとすることができる。
図1、2、3、4および6に非限定的に示すように、第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2はダッシュボード横架材TPに連結されるのに適したものとすることができることが理解されよう。
図1、3、4および5に非限定的に示すように、連結手段MCはまた、ダッシュボード横架材TPに堅固に一体化された中空管TCであって、その第1の端部E1と第2の端部E2との間に位置する連結ラックCCの少なくとも中央部分PCを並進可能に収容する中空管TCをさらに備えることができる。この一体化はたとえばねじ留めまたは溶接によって行うことができる。
その場合、図1および6に示すように、第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2は、第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2の互いに独立した傾きの変更を行うことができるようにその中空管TCに回転可能に取り付けられることが好ましい。つまり、中空管TCの周りに第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2をそのように回転可能にすることで、第1のステアリングコラムCD1の傾きの変更はそれによって第2のステアリングコラムCD2の傾きの変化を生じることなしに行われ、またその逆についても同様となる。
たとえば、連結ラックCCの中央部分PCは円筒形で、それによって同じく円筒形の中空管TC内に収容されるようにするか、または円筒形の内部区画を有するようにすることができる。
第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2内への各種部品の収容およびそれら(BD1、BD2)のダッシュボード横架材TPへの連結を容易にするためには、そのそれぞれ(BD1、BD2)が第1のケーシングCB1および第2のケーシングCB2を備えることが有利であることが理解されよう。そして、それぞれの第1のケーシングCB1は第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2のいずれか一方と一体化されて中空管TCに(たとえばスリーブ(少なくとも部分的に円筒形のもの)によって)回転可能に取り付けられ、それぞれの第2のケーシングCB2は連関する第1のケーシングCB1と堅固に一体化される。
これら第1のケーシングCB1および第2のケーシングCB2はたとえば金属(特に鋼またはアルミニウム)で製作される。ただし、機械的強度を与えるために耐性および剛性のあるプラスチック材料や合成材料の成形によって製作されるものであってもよい。
図5および7を見るとよくわかるように、連結手段MCは、前述の傾きの変更を容易にするなどの目的で互いの間をボールカップリングLRによって連結された第1の部分PA1および第2の部分PA2をそれぞれが備える第1の軸A1および第2の軸A2をさらに備えることができる。
それぞれの第1の部分PA1は、連結ラックCCの第1の端部E1および第2の端部E2のいずれか一方の第1の切欠きC1と噛合する第2の切欠き(または歯もしくは歯列)C2を具備する。つまり、第1の軸A1の第1の部分PA1は連結ラックCCの第1の端部E1の第1の切欠きC1と噛合する第2の切欠きC2を備え、第2の軸A2の第1の部分PA1は連結ラックCCの第2の端部E2の第1の切欠きC1と噛合する第2の切欠きC2を備える。
たとえば、それぞれの第1の部分PA1のそれら第2の切欠きC2は、その(PA1の)端部に位置するピニオンの歯列であって、連結ラックCCの第1の端部E1の第1の切欠きC1を画定する歯列と噛合する歯列である。
それぞれの第2の部分PA2は、第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2のいずれか一方に対して平行に、したがってXZ平面内に設置されるとともに、第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2のいずれか一方の中に収容されてその(BD1、BD2の)連結要素P1と連結された第3の切欠き(または歯もしくは歯列)C3を具備する。つまり、第1の軸A1の第2の部分PA2は第1のステアリングコラムCD1に対して平行に設置され、第1のステアリング装置BD1内に収容されてその(BD1の)連結要素P1と連結された第3の切欠きC3を具備しており、第2の軸A2の第2の部分PA2は第2のステアリングコラムCD2に対して平行に設置され、第2のステアリング装置BD2内に収容されてその(BD2の)連結要素P1と連結された第3の切欠きC3を具備する。
第1の部分PA1を第2の部分PA2に連結するそれぞれのボールカップリングLRは、その第2の部分PA2と、連関する第1のステアリングコラムCD1または第2のステアリングコラムCD2との平行関係をその(CD1、CD2の)傾きの変更時に保つことを可能にする。
つまり、第1の乗員が第1のステアリングホイールV1の(したがって連関する第1のステアリングコラムCD1の)傾きを変更しようとすると、それによって第1のステアリング装置BD1の、したがって第1の軸A1の第2の部分PA2の、傾きに同じ変化をもたらすことになるが、それによって連結ラックCCの横断方向位置の変化が生じることはない。これは、ボールカップリングLRが存在するためであり、第1のステアリング装置BD1が中空管TCに対して回転可能に取り付けられているためである。そのため、第2のステアリングコラムCD2の、したがって第2のステアリングホイールV2の傾きは変わらない。
同様に、第2の乗員が第2のステアリングホイールV2の(したがって連関する第2のステアリングコラムCD2の)傾きを変更しようとすると、それによって第2のステアリング装置BD2の、したがって第2の軸A2の第2の部分PA2の、傾きに同じ変化をもたらすことになるが、それによって連結ラックCCの横断方向位置の変化が生じることはない。これは、ボールカップリングLRが存在するためであり、第2のステアリング装置BD2が中空管TCに対して回転可能に取り付けられているためである。そのため、第1のステアリングコラムCD1の、したがって第1のステアリングホイールV1の傾きは変わらない。
ボールカップリングLRは、たとえば等速ジョイントまたはカルダンジョイント型のものであることができる。LRは、第2の切欠きC2と第3の切欠きC3との間の距離を不変に保つこと、ならびに第1の軸A1および第2の軸A2の第1の部分PA1および第2の部分PA2をそれぞれの角度で傾けることを可能にする。
それぞれのボールカップリングLRは、連関する第1のステアリングコラムCD1または第2のステアリングコラムCD2が移動するとき、連結ラックCCに対する連関する第1の部分PA1の移動を互いの噛合を変化させることなく可能にするのに適したものでもあることができることが理解されよう。
つまり、第1の乗員が第1のステアリングホイールV1の(したがって連関する第1のステアリングコラムCD1の)長手方向X沿いの位置(すなわち奥行き(enfoncement))を変更しようとすると、それによって第1のステアリング装置BD1の、したがって第1の軸A1の第2の部分PA2の長手方向位置(すなわち奥行き)にも同じ変化をもたらす上に、第1の軸A1の第1の部分PA1を連結ラックCCの第1の端部E1に対して並進運動させることにもなるが、それによってその(CCの)横断方向位置に変化が生じることはない。そのため、第2のステアリングコラムCD2の、したがって第2のステアリングホイールV2の長手方向位置(すなわち奥行き)は変わらない。
それぞれのステアリングコラムCD1、CD2の長手方向(すなわち深さ)調整は、たとえば、それぞれがオス/メスのスプラインを介して結合された同心状の管を備えることによって得られる。
同様に、第2の乗員が第2のステアリングホイールV2の(したがって連関する第2のステアリングコラムCD2の)長手方向X沿いの位置(すなわち奥行き)を変更しようとすると、それによって第2のステアリング装置BD2の、したがって第2の軸A2の第2の部分PA2の長手方向位置(すなわち奥行き)にも同じ変化をもたらす上に、第2の軸A2の第1の部分PA1を連結ラックCCの第2の端部E2に対して並進運動させることにもなるが、それによってその(CCの)横断方向位置に変化が生じることはない。そのため、第1のステアリングコラムCD1の、したがって第1のステアリングホイールV1の長手方向位置(すなわち奥行き)は変わらない。
このような構成を取ることにより、第1の乗員が第1のステアリングホイールV1を回すと、第1のステアリングコラムCD1の、したがって第1のステアリング装置BD1の構成要素である連結要素P1および操舵輪の、回転駆動が起こる。この連結要素P1は第1の軸A1の回転駆動をもたらすが、それはP1がその(A1の)第3の切欠きC3と連結されていることによる。第1の軸A1の回転は連結ラックCCの横断方向Y沿いの並進運動をもたらすが、それは、A1の第2の切欠きC2がその(CCの)第1の切欠きC1と噛合していることによる。この連結ラックCCの並進運動は第2の軸A2の回転駆動をもたらすが、それはCCの第1の切欠きC1がその(A2の)第2の切欠きC2と噛合していることによる。第2の軸A2の回転は、第2のステアリング装置BD2の構成要素である別の連結要素P1の回転駆動をもたらすが、それはA2の第3の切欠きC3がその別の連結要素P1と連結されていることによる。その別の連結要素P1の回転駆動は第2のステアリングコラムCD2の、したがって第2のステアリングホイールV2の、回転駆動をもたらす。
同様に、第2の乗員が第2のステアリングホイールV2を回すと、第2のステアリングコラムCD2の、したがって第2のステアリング装置BD2の構成要素である連結要素P1の、回転駆動が起こる。この連結要素P1は第2の軸A2の回転駆動をもたらすが、それはP1がその(A2の)第3の切欠きC3と連結されていることによる。第2の軸A2の回転は連結ラックCCの横断方向Y沿いの並進運動をもたらすが、これは、その第2の切欠きC2がその(CCの)第1の切欠きC1と噛合していることによる。この連結ラックCCの並進運動は第1の軸A1の回転駆動をもたらすが、それはCCの第1の切欠きC1がその(A1の)第2の切欠きC2と噛合していることによる。第1の軸A1の回転は第1のステアリング装置BD1の構成要素である別の連結要素P1の回転駆動をもたらすが、それはA1の第3の切欠きC3がその別の連結要素P1と連結されていることによる。その別の連結要素P1の回転駆動は操舵輪および第1のステアリングコラムCD1の、したがって第1のステアリングホイールV1の、回転駆動をもたらす。
図3および5に非限定的に示すように、連結要素P1は、第1の自在継手部分PC1を具備する第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2の端部にそれぞれ堅固に一体化された第1のピニオンであることができることが理解されよう。
また、図3、5および7に非限定的に示すように、第3の切欠きC3は、第1の軸A1および第2の軸A2の第2の部分PA2にそれぞれ堅固に一体化され、連結要素P1(ここでは第1のピニオン)に対して回転可能に連結された第2のピニオンP2の一部をなすものであることができることも理解されよう。変形形態では、それらは第1の軸A1および第2の軸A2の第2の部分PA2内に画定されるものであることができよう。
第1のピニオンP1と第2のピニオンP2との間の連結は少なくとも2つの方法で行うことができる。
第1の方法では、第2のピニオンP2の第3の切欠きC3が第1のピニオンと噛合することができる。
図3に非限定的に示した第2の方法では、連結手段MCは、それぞれがいずれか一方の第2のピニオンP2をいずれか一方の第1のピニオンP1に回転可能に連結する2つの歯付きベルトCOCを備えることができる。その場合、図3に非限定的に示すように、コントロール手段MCは、連関する第1のピニオンP1および第2のピニオンP2にそれぞれのベルトCOCを押し付けるための2つのベルト締め具TECを、第1のピニオンP1および第2のピニオンP2の両側にさらに備えることができる。
(第3の切欠きC3を備える)第2のピニオンP2は、第1のピニオンP1と同様にそれぞれ第1のステアリング装置BD1および第2のステアリング装置BD2内に収容されて、XZ面内でそれら(BD1、BD2)の移動に追従する。
また、連結ラックCCはダッシュボード横架材TP(一般に第1のステアリングコラムCD1および第2のステアリングコラムCD2の上方に配置される)内で並進可能に取り付けられることから、それら(CD1、CD2)と第1の軸A1および第2の軸A2のそれぞれとの間には垂直(Z沿い)のオフセットがあることが理解されよう。この垂直のオフセットは、有利には第1のピニオンP1および第2のピニオンP2ならびに場合によってベルトCOCによって補う。
また、第2の切欠きC2は、第1の軸A1および第2の軸A2の第1の部分PA1に画定できることが理解されよう。変形形態では、C2は第1の軸A1および第2の軸A2の第1の部分PA1にそれぞれ堅固に一体化されたピニオンの構成要素であることができよう。
図1に非限定的に示したように、車両VAは、乗員が介入することなく自動運転を行うのに適したものであるとともに、少なくとも第1のステアリングホイールV1または第2のステアリングホイールV2を操作することで乗員が自らのコントロールを取り戻す必要があるときは乗員に警告するのに適したものである運転支援装置DAをさらに備えることができることも理解されよう。その場合、車両VAは部分的な自動運転となり、したがって運転者によるコントロールを受けることも、その隣に着座した乗員であって、場合によってその教習を行う乗員によるコントロールを受けることもできる。
車両VAが部分的自動運転であるとき、監視用プロセッサCSによる自動制御が可能となるように、とりわけ運転支援装置DAによって決定される操縦動作に応じるなどの形で自動的なコントロールを受けることができるように、その変速機BVはオートマチック(またはそれに類する)タイプのものである。
第1の乗員および第2の乗員のいずれかによるコントロールの回復を要求する警告は、少なくとも車両VAのスピーカから放送される音響メッセージによるものであることが好ましく、それを第1の乗員および第2の乗員による視認可能な車両VAの少なくとも1つのスクリーンに文字メッセージで表示することで補うことができる。
そうすることで、運転支援装置DAによる(乗員に車両VAのコントロールを取り戻すことを要求する)警告が出た場合、もし第1の乗員がそれに応えなければ、第2の乗員が車両VAのコントロールを握ることができ、逆に第2の乗員がそれに応えないときは、第1の乗員が車両VAのコントロールを握ることができる。
図1に非限定的なものとして示す例では、運転支援装置DAは監視用プロセッサCSの一部を構成する。しかし、それは必須条件ではない。実際、DAは、専用プログラム(もしあれば)を備え、監視用プロセッサCSと連結された専用プロセッサの形で構成されることもできれば、車両VAに搭載された別のプロセッサの一部をなすものであることもできる。そのため、運転支援装置DAは、ソフトウェアモジュール(すなわち情報処理モジュール(または「ソフト」))の形で実施することもできれば、電子回路(または「ハード」)、さらには電子回路とソフトウェアモジュールの組合せの形で実施することもできる。

Claims (10)

  1. 車両(VA)の操舵輪(RD)のコントロール装置(DC)であって、i)第1のステアリング装置(BD1)に連結された第1のステアリングコラム(CD1)と一体化された左ハンドル専用の第1のステアリングホイール(V1)と、ii)第2のステアリング装置(BD2)に連結された第2のステアリングコラム(CD2)と一体化された右ハンドル専用の第2のステアリングホイール(V2)と、iii)連結手段(MC)であって、その間に前記第1のステアリングホイール(V1)および前記第2のステアリングホイール(V2)を間接的に連結して、その一方が操作されると他方に全く同じ操作が同時にもたらされるようにする連結手段(MC)とを備える装置において、前記第1のステアリングコラム(CD1)および前記第2のステアリングコラム(CD2)が、前記第1のステアリング装置(BD1)および前記第2のステアリング装置(BD2)のいずれか一方の中に収容された端部であって、第1の自在継手部分(PC1)を具備する端部をそれぞれ備えること、ならびに、前記第1の自在継手部分(PC1)と相補的な第2の自在継手部分(PC2)を具備する第1の端部(EB1)であって、前記車両(VA)が左ハンドルまたは右ハンドルのいずれで構成されるかによって前記第1のステアリングコラム(CD1)または前記第2のステアリングコラム(CD2)の前記第1の自在継手部分(PC1)と区別なしに一体化されるのに適した第1の端部(EB1)と、前記操舵輪(RD)に間接的に連結されるのに適した第2の端部(EB2)とを備えるステアリングシャフト(BAD)を備えることを特徴とする装置。
  2. それぞれの前記第1の自在継手部分(PC1)が、U字フォークの形に構成され、前記第2の自在継手部分(PC2)が、前記第1の自在継手部分(PC1)のいずれか一方と区別なしにねじ留めによって一体化されるのに適したU字フォークの形に構成されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記連結手段(MC)が、前記車両(VA)のダッシュボード横架材(TP)内に並進可能に取り付けられるのに適した連結ラック(CC)であって、前記第1のステアリング装置(BD1)および前記第2のステアリング装置(BD2)をそれぞれ介して前記第1のステアリングコラム(CD1)および前記第2のステアリングコラム(CD2)に対して回転可能に連結される第2の切欠き(C2)と噛合する第1の切欠き(C1)を具備する第1の端部(E1)および第2の端部(E2)を備える連結ラック(CC)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記第1のステアリング装置(BD1)および前記第2のステアリング装置(BD2)が、前記ダッシュボード横架材(TP)に連結されるのに適したものであることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 前記連結手段(MC)が、前記ダッシュボード横架材(TP)に堅固に一体化されるのに適した中空管(TC)であって、前記連結ラック(CC)の第1の端部(E1)と第2の端部(E2)との間に位置する少なくともその中央部分(PC)を並進可能に収容する中空管(TC)を備えること、ならびに前記第1のステアリング装置(BD1)および前記第2のステアリング装置(BD2)が、前記第1のステアリングコラム(CD1)および前記第2のステアリングコラム(CD2)の互いに独立した傾きの変更を行うことができるように、前記中空管(TC)に回転可能に取り付けられることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記連結手段(MC)が、前記第1の端部(E1)および前記第2の端部(E2)のいずれか一方の第1の切欠き(C1)と噛合する第2の切欠き(C2)を具備する第1の部分(PA1)と、前記第1のステアリングコラム(CD1)および前記第2のステアリングコラム(CD2)のいずれか一方と平行に設置された第2の部分(PA2)であって、前記第1のステアリング装置(BD1)および前記第2のステアリング装置(BD2)のいずれか一方の中に収容されてその(BD1,BD2の)連結要素(P1)に連結された第3の切欠き(C3)を具備し、その第2の部分(PA2)と、連関する前記第1のステアリングコラム(CD1)または前記第2のステアリングコラム(CD2)との間で、その(CD1、CD2の)傾きが変更されたときの平行関係を維持することを可能にするのに適したボールカップリング(LR)を介して前記第1の部分(PA1)に連結された第2の部分(PA2)とをそれぞれ備える、第1の軸(A1)および第2の軸(A2)を備えることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. それぞれの前記ボールカップリング(LR)が、連関する前記第1のステアリングコラム(CD1)または前記第2のステアリングコラム(CD2)が移動するとき、前記連結ラック(CC)に対する連関する前記第1の部分(PA1)の移動を、互いの噛合を変化させることなく可能にするのに適したものであることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  8. 前記連結要素(P1)が、前記第1の自在継手部分(PC1)を具備する前記第1のステアリングコラム(CD1)および前記第2のステアリングコラム(CD2)の前記端部にそれぞれ堅固に一体化された第1のピニオンであることを特徴とする、請求項6または7に記載の装置。
  9. 操舵輪(RD)を備える車両(VA)であって、前記操舵輪(RD)に連結された請求項1から8のいずれか一項に記載のコントロール装置(DC)をさらに備えることを特徴とする車両(RD)。
  10. 乗員が介入することなく自動運転を行うのに適したものであるとともに、前記コントロール装置(DC)の少なくとも前記第1のステアリングホイール(V1)または前記第2のステアリングホイール(V2)を操作することで乗員が自らのコントロールを取り戻す必要があるときは乗員に警告するのに適したものである運転支援装置(DA)をさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載の車両。
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