JP2019524343A - 反転防止機構を有する傘 - Google Patents

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Abstract

傘は主要支柱によりロクロに取り付けられた複数のリブを有する。傘は複数の反転防止支柱から形成された反転防止機構を有する。各反転防止支柱は個々の主要支柱に枢動可能に結合され、個々のリブの長さに沿って自由に動くことができる浮動継手部材に枢動可能に連結される。また反転防止機構は、リブに固定して取り付けられ、リブに沿って浮動継手部材が移動する程度を制限し、それぞれのリブが掛けられた力に応答して反転するのを防ぐように位置付けられた止め部も含む。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年2月5日に出願された米国特許出願第14/614,906号の優先権を主張し、また米国特許出願第14/614,906号の一部継続出願であり、2016年11月17日に出願された米国特許出願第62/423,708号および2016年8月19日に出願された米国特許出願第62/377,042号の優先権を主張し、それぞれはその全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は傘に関し、より詳細には強風、その他を含む悪条件において反転に抵抗するように設計された傘に関する。
周知のように、傘は使用者を天候から、特に降水および降雪または日光、その他からさえも守る道具である。従来の傘は以下の部品、すなわち中棒、天蓋、リブ、ロクロ、バネ、および石突を有する。中棒は、底部における傘の持ち手(もしくはパティオ式の場合は基台)と上部における天蓋との間を走る金属または木製のシャフトである。天蓋は、雨、風および日光を捕らえる傘の布部分である。リブは、傘にその構造および形状を与えるものである。外リブは天蓋を持ち上げ、内リブ(受骨と呼ばれることがある)は支持部として作用し、外リブを傘の中棒に連結させる。ロクロは、リブ/受骨に連結しながら中棒を摺動して上下し、天蓋の開閉を担う。多くの傘の設計は、天蓋が開いているときにロクロを上に保持するための上バネ、天蓋が閉じているときにロクロを下に保持するための底バネ、および場合によっては折り畳み式の中棒の長さを伸ばすためのセンターボールバネを含む。厳密には装飾品だが、フィニアル(石突とも呼ばれる)は天蓋の上の傘の最上部に見られる。
傘のリブは、傘の天蓋布を支持する折り畳み構造で機能する。正常動作条件下で、傘の天蓋布に作用する力は、天蓋が完全に展開されるとき、および突風が天蓋を反転させる傾向があるとき、ピーク値に向かって増加する。これらの力は天蓋から天蓋のリブに伝達し、リブに風の方向に依存して反対方向に作用する可能性がある。したがってリブは、2つの主な対向する方向のいずれかからリブに作用する可能性がある力に抵抗ように十分に強くなければならない。
上記の構造は傘に対して最も一般的な構造であり、天蓋は下方に凸状形状をなすと推測される。このような設計に関する1つの重大な問題は、強風または突風があったときに起き、強風または突風が天蓋の内表面に対して力を掛けることにより、天蓋はその正常位置から上方位置に上方に凸状の位置に反転する。
突風の問題に対処する傘は、天蓋内に配置された孔を設置する1つの解決策が提案されており、これにより空気は天蓋を通って流れて天蓋が受けた全力が低減する。しかし孔は、力を大幅に低減するように十分な気流を提供するほど大きくはなく、ほとんどの状況では天蓋は依然として反転する。これに対する別の解決策は、傘の支柱から先端領域に連結するバネを追加することである。しかしこの解決策も、これらのバネが経年で緩み、または使用中に切れ、もしくは絡まる可能性があるという点で難点がある。
したがって強風において傘の反転を防ぐように作用する防風傘を提供することが、本発明の目的である。
本発明の一例示的実施形態によれば、傘は、第1の端部および反対側の第2の端部を有する細長いシャフト、ならびに細長いシャフトを中心に摺動可能に配置され、シャフトの長さに沿って動くことができるロクロを含む。傘は、開位置と閉位置との間を動く複数の主要支柱によりロクロに取り付けられた複数のリブを有し、リブは開位置において開いて伸びた位置にあり、閉位置においてリブは閉じて折り畳んだ位置にある。
本発明によれば、傘は、複数の反転防止支柱から形成された反転防止機構を有する。各反転防止支柱は、個々の主要支柱に枢動可能に結合され、リブの長さに沿って自由に動くことができる浮動継手部材に枢動可能に連結される。また反転防止機構は、リブに固定して取り付けられ、リブに沿って浮動継手部材が移動する程度を制限し、それぞれのリブが掛けられた力に応答して反転するのを防ぐように位置付けられた止め部も含む。
本発明によるシャフトおよび傘のリブ組立体を含み、完全に開いた位置に示された、手動型の傘の側立面図であり、単一のリブ組立体のみが例示目的のみのために示されている。 半分開いた位置に示された図1の傘のリブ組立体の側立面図である。 閉じた位置に示された図1の傘のリブ組立体の側立面図である。 完全に開いた位置に示された図1の複数のリブ組立体を有する傘の斜視図である。 完全に閉じた位置に示された図4の傘の斜視図である。 本発明の反転防止特徴を示す、図1のリブ組立体の一部の拡大断面図である。 図1のリブ組立体の支柱リブ間継手の斜視図である。 図7Aの支柱リブ間継手の側立面図である。 図7Aの支柱リブ間継手の上面図である。 図7Aの支柱リブ間継手の端面図である。 図1のリブ組立体の浮動継手の斜視図である。 図8Aの浮動継手の側立面図である。 図8Aの浮動継手の上面図である。 図8Aの浮動継手の端面図である。 図1のリブ組立体の浮動継手止め部の斜視図である。 図9Aの浮動継手止め部の側立面図である。 図9Aの浮動継手止め部の上面図である。 図9Aの浮動継手止め部の端面図である。 リブ先端の斜視図である。 リブ先端の上面図である。 リブ先端の側立面図である。 リブ先端の端面図である。 本発明によるリブ先端組立体の上面図である。 閉じた/圧迫されていない状態の先端組立体の断面図である。 開いた/圧迫された状態の先端組立体の断面図である。 図1の傘のシャフト組立体の側立面図である。 シャフト組立体の一部であるシャフト係止部の拡大側立面図である。 シャフト係止部の断面図である。 係止解除した位置におけるロクロを備えたシャフト組立体の側立面図である。 係止解除した位置における図17Aのロクロの断面図である。 係止位置におけるロクロを備えたシャフト組立体の側立面図である。 係止位置におけるロクロを備えたシャフト組立体の断面図である。 本発明の別の実施形態によるシャフトおよび傘のリブ組立体を含み、完全に開いた位置に示された、手動型の傘の側立面図であり、単一のリブ組立体のみが例示目的のみのために示されている。 一実施形態による反転防止支柱の上面図である。 反転防止支柱の側立面図である。 本発明の一実施形態によるシャフトおよび傘のリブ組立体を含み、完全に開いた位置に示された、傘(例えば2部の折り畳み式)の側立面図であり、単一のリブ組立体のみが例示目的のみのために示されている。 完全に開いた位置における図22の傘の斜視図である。 半分開いた位置における図22の傘の側立面図である。 閉じた位置における図22の傘の側立面図である。 完全に開いた位置における図22の傘の斜視図である。 例示的リブ先端の斜視図である。 リブ先端の上面図である。 リブ先端の側立面図である。 リブ先端の端面図である。 図22のリブ組立体の浮動継手の斜視図である。 図28Aの浮動継手の側立面図である。 図28Aの浮動継手の上面図である。 図28Aの浮動継手の端面図である。 図22のリブ組立体の浮動継手止め部の斜視図である。 図29Aの浮動継手止め部の側立面図である。 図29Aの浮動継手止め部の上面図である。 図29Aの浮動継手止め部の端面図である。 図22のリブ組立体の反転防止支柱の斜視図である。 図30Aの反転防止支柱の側立面図である。 図30Aの反転防止支柱の底面図である。 図30Aの反転防止支柱の端面図である。 図22のリブ組立体の第2のリブ継手の斜視図である。 図31Aの第2のリブ継手の側立面図である。 図31Aの第2のリブ継手の上面図である。 図31Aの第2のリブ継手の端面図である。 図22のリブ組立体の第1のリブの斜視図である。 図31Aの第1のリブの側立面図である。 図31Aの第1のリブの上面図である。 図31Aの第1のリブの端面図である。 別の実施形態により、第1の(完全に開いた)位値における傘の側面図である。 第2の位置における図33の傘の側面図である。 第3の(完全に閉じた)位置における図33の傘の側面図である。 第1の位置における図33の傘の斜視図である。 第3の(完全に閉じた)位置における図33の傘の斜視図である。 1つのリブ組立体の一部に近接した側面図である。
本明細書で検討したように、本発明は、これに限定されないが、そのシャフト構造およびリブ組立体を含む傘の多数の構成要素に関する改良を対象とする。本明細書で検討したように、本発明の特徴は、手動型傘および自動型傘の両方に実装することができる。加えて、他の特徴を他の型の傘に実装することができる。したがって以下の検討および図は、本発明の教示を実装する例示的実施形態を説明する。
図1は、本発明の一例示的実施形態による傘100の側面図を示し、わかりやすくするため、また本発明の検討を単純にするために1つのみの組立体が示されている。傘100は、ゴルファおよびゴルファのカートを雨から守るために使用される特大傘であると一般的に公知の、ゴルフ傘と一般的に呼ばれる型からなる。ゴルフ傘の長いシャフトは通常折り畳むことはできない。本明細書に記載された本発明の様々な特徴は、ゴルフ傘以外に他の型の傘にも実装することができることが認識され理解されよう。
図1および14に示されたように、傘100は第1の(上)端部112および反対側の第2の(底)端部114を有するシャフト110を含む。シャフト110自体は、シャフト110を提供するように協働するあらゆる数の異なる構成要素から形成することができ、図1に示されたシャフト110は、使用者が本明細書に記載されたように傘を手動で開閉する、手動傘組立体の一部である。第1の端部112にキャップまたは装飾石突(図示せず)が典型的にはシャフト110を閉鎖するために提供され、第2の端部114に持ち手130が使用者によって把持されるために提供される。
図14〜16を参照すると、示されたシャフト110は、組み立てられたシャフトを形成するために嵌め合わせる複数の異なるシャフト部から形成されている。より具体的には、シャフト110は、3つの異なるシャフト部、すなわち第1のシャフト部111、第2のシャフト部113、および第3のシャフト部115から形成することができる。第1のシャフト部111は、一端においてキャップ/石突に、その他端において第2のシャフト部113の一端に取り付けられる。第2のシャフト部113は、その他端において第3のシャフト部115の一端に取り付けられる。第3のシャフト部115は、その他端において持ち手130に取り付けられる。したがって第1のシャフト部111は上シャフト部を表し、第2のシャフト部113は中間シャフト部を表し、第3のシャフト部115は底シャフト部を表す。個々のシャフト部111、113、115の寸法は異なることが可能であり、特に長さおよび/または幅(例えば直径)の少なくとも1つは異なることが可能である。示された実施形態では、部分111、113、115は同じ幅を有するが、中間部113は部分111、115より長い長さを有し、部分111、115は同じ長さを有するように示されている。例えば3つのシャフト部111、113、115は、炭素から作成された14mmのシャフト部であることが可能である。
シャフト部111、113、115は、結合部材105を用いて互いに連結される。1つの結合部材105は、2つの隣接したシャフト部111、113、115の間に取り付けられる。結合部材105はシャフト係止部材(係止挿入部)であると考えることができ、アルミニウムなどの金属材料から形成することができる。係止部材105は、その外表面に沿って形成された第1の環状リッジ(唇)107、およびその外表面に沿って形成され、第1の環状リッジ107から離間した第2の環状リッジ(唇)109を有する、中空部材(管)であることが可能である。空間108はリッジ107と109との間に形成される。環状リッジ107、109は、それぞれのシャフト部のための止め部を画定する。より具体的には、環状リッジ107、109の外側の係止部材105の外径は、その間に摩擦嵌合(機械的嵌合)を形成するように、それぞれのシャフト部111、113、115の中空内部の中に係止部材105を挿入することができるように選択される。環状リッジ107、109はシャフト部111、113、115の内径より大きい直径を有するので、係止部材105はそれぞれのシャフト部の中に挿入することができない。その代わりに、これらの環状リッジ107、109は止め部として作用し、係止部材105がそれぞれのシャフト部の中にさらに挿入するのを防ぐ。組み立てるときに、2つのリッジ107と109との間に係止部材105の表面が見える。
係止部材105は、したがって完全に組み立てられたシャフトを形成するためにシャフト部111、113、115をしっかりと取り付ける堅固な結合部材を提供する。
上述したように、傘の主要構成要素の1つはロクロ150である。ロクロ150は傘100を開閉する傘の部品であり、ロクロ150はシャフト110に沿って動く。したがってロクロ150は、シャフト110を包囲し、シャフト110に沿って可動であり、1つまたは複数の異なる位置に係止することができる中空部材である。図17A、17B、18Aおよび18Bはロクロ150をより詳しく示す。ロクロ150は、概して円筒形状の基部152およびシャフトロクロ係止部154を含む、数個の部品または部分から形成される。ロクロ150の上部153は、以下に論じるように複数の支柱を受領してしっかりと取り付け、リブ200を動かすように構成される。上部153は、したがって支柱を受領するためにそれを中心に周方向に形成された複数のスロット155を含む。シャフトロクロ係止部154は上部153と基部152との間に配置される。
シャフトロクロ係止部154は、ロクロ150をシャフト110に沿って複数の係止位置の1つに選択的に係止するように設計される。図18AおよびBはロクロ150の断面図である。図17Aおよび17Bは、係止部材105に対して係止解除した(開いた)位置におけるロクロ150を示す一方で、図18Aおよび18Bは、ロクロ150がシャフトに対して適所に係止された(すなわち係止部材105に対して係止された)係止位置におけるロクロ150を示す。
係止部材105は、このように適所に係止するように連結させるためにロクロ150に凹部(空間108)を提供する、アルミニウム(または他の材料)の加工片の形であることが可能である。
シャフトロクロ係止部154は、シャフト係止部材105を係止して係合するように設計される。シャフトロクロ係止部154は、シャフトに沿って動くプッシュ/プル式ロクロである。より具体的には、シャフトロクロ係止部154は、環状リッジ107と109との間に形成された空間108内で係合して着座する、弾性係止部材(ロクロ捕捉部)157を有する。弾性係止部材157は内方に向いた唇を有する環形状の係止部材157を備えることができ、唇は、唇が空間108と位置合わせされたときに空間108内に着座する。係止部材157の弾性(屈曲)により、係止部材157は外方に屈曲できることによって空間108と係脱することができる。係止部材157(特にその唇159)がシャフト係止部材105から係脱すると、ロクロ150はシャフト110に沿って自由に動くことができる。
使用中にロクロ150がもはやそれ以上垂直に上に動くことができないある特定の点に達すると、圧力がロクロ捕捉部157に向けられ、ロクロ捕捉部157自体が係止挿入部105に係止する。この設計の1つの利点は、通常ロクロが係止機構を係合できるために何らかの方法でシャフトの直径を加工または低減する必要があるはずであり、または係止位置を作るためにシャフト自体の外側に材料を追加しなければならないはずであることである。しかしシャフトに材料を追加することは外見が悪く、また傘の折り畳んだ直径がより大きくなる。
図17Aおよび17Bは係止解除した位置におけるロクロ150を示し、その位置においてロクロ150はシャフトに沿って自由に動く。この係止解除した位置では、ロクロ捕捉部157は空間(凹部/チャネル)108と動的に係合されない一方で、図18Aおよび18Bでは、ロクロ捕捉部157は空間(凹部)108と動的に係合され、それによってロクロ150はシャフトに係止する。本明細書に記述されたように、ロクロ150が押されると、ロクロ150は、それ以上垂直方向に動くことができない(図17Aおよび17Bに示された点のような)ある特定の点に達する。ロクロに対して垂直方向に引き続き力を掛けると、力はロクロ捕捉部157に掛かり、この結果ロクロ捕捉部157は係止挿入部105に向かって半径方向内方に変形する。
ロクロ捕捉部157は、使用者がロクロ150に十分な力を掛けると、ロクロ捕捉部157は係止凹部108から係脱し、ロクロ150は自由に動くことを意味する、保持力を超えることにより係止凹部108から係脱することができる。
本明細書に記載されたように、係止部材105は、こうしてシャフト110に沿ってロクロ150を所望の位置、例えば本明細書に示されたように完全に開いた位置および完全に閉じた位置などに係止するように位置付けられる。
ロクロ150は例示に過ぎず、他のロクロ構造を本発明の傘とともに使用することができるので、本発明の範囲を限定するものではないことが理解されよう。
ロクロ150をシャフト110に沿っていずれかの方向(上下)に動かすためには、使用者は、係止部材157を係止スロット(空間108)から係脱するために十分な力を掛けるだけである。
また傘100は、シャフト110に取り付けられ、シャフト110を包囲する環形状部材である上切欠119も含む。上切欠119はリブ200を受領するように構成され、したがってこのようなリブのための取付点の役目を果たす。リブは上切欠119の中に嵌合することによってシャフト110に取り付けられ、次いでワイヤまたは他の手段によって保持することができる。上切欠119は、縁部の周囲に歯を備えた薄い円形ナイロンまたはプラスチック片であることが可能である。
以下の記載によって理解されるように、各リブ200は上切欠119およびロクロ150の両方に結合され、この結果ロクロ150の動く方向に基づいてリブ200および取り付けられた天蓋(図示せず)が開閉する。リブ200とロクロ150との間の連結は、支柱300(主要支柱)によってなされる。支柱300は、第1の端部302および反対側の第2の端部304を有する細長い構造であり、第1の端部302はロクロ150に枢動可能に取り付けられ、第2の端部304はリブ200に枢動可能に取り付けられる。支柱300とロクロ150との間、および支柱300とリブ200との間の枢動連結は、リベットまたはピン、その他などの締結具で遂行することができる。より具体的には、第1の支柱継手310は第1の端部302において支柱300とロクロ150との間に形成され、第2の支柱継手320は第2の端部304において支柱300とリブ200との間に形成される。
図6に示されたように、第1の支柱継手310は、支柱300が開位置と閉位置との間を枢動できるために、ロクロ150に枢動可能に取り付けるように構成された雄端部継手の形であることが可能である。
第2の支柱継手320は二重継手の形であり、図6および7A〜Dに最も良く示されている。また第2の支柱継手320は支柱リブ間継手であると考えることもでき、支柱300の遠位端に取り付ける第1の端部321、および1対の離間した指部323を含む第2の端部322を含み、指部323は互いに平行であり、その間に開放空間324を画定し、以下に論じるように継手を別の構造(リブ)に結合するために締結具または同様のものが通過できるためにその中に形成された、位置合わせされた開口を有する。図7A〜Dに示されたように、第2の支柱継手320は継手連結具315も含み、継手連結具315は継手310の本体から外方に突出する羽根の形であることが可能である(すなわち連結具315は連結具315の本体に垂直に形成される)。継手連結具315は、別の構造を継手連結具315に枢動可能に取り付けることができるように、締結具がそこを通過できるためにその中に形成された開口を有する。
支柱300は、金属(例えば亜鉛合金)を含むあらゆる数の異なる材料から形成することができる。
図に示されたように、リブ200は、開閉する複数のリブ200によって画定されたリブ組立体を提供するために、傘の他の構成要素に結合された細長い構造である。
各リブ200は、第1の端部(近位端)210および反対側の第2の端部(遠位端)212を有する、細長い可撓性構造である。第1の端部210は上切欠119に枢動可能に取り付けられ、より具体的には、第1のリブ継手220は第1の端部210に提供され、リブ200が上切欠119に対して枢動することができるように設計することができる。示された実施形態では、第1のリブ継手220は、支柱組立体の一部である第1のリブ継手310に類似した構造、または同じ構造を有することができる雄端部継手の形であることが可能である。
図6に最も良く示されたように、リブ200は、リブ200の長さに沿って配置された第2のリブ継手230も含む。第2のリブ継手230は、その特定の場所においてリブ200に固定して取り付けることができる。したがって第2のリブ継手230は、リブ200を受領する中空構造の形であることが可能であり、使用中に第2のリブ継手230が動くのではなく、むしろ固定された場所に留まるように、リブ200に固定して取り付けられる。第2のリブ継手230は、そこから半径方向外方に延在する羽根(突出部)の形の連結部232を有する。連結部232は、したがって第2のリブ継手230の本体に垂直に形成することができる。連結部232は、そこを通って形成された開口を含む。
図6および7A〜Dを参照すると、連結部232は、第2の支柱継手320の1対の離間した指部323の間に画定された開放空間234内に配置されるような大きさであり、開放空間234内に配置されるように構成される。開放空間234の中に挿入されると、連結部232内に形成された開口は、締結具(ピンまたはリベットまたはワイヤ、その他など)が通過できるように指部323内の開口と軸方向に位置合わせし、それによって第2の支柱継手320はリブ200に枢動可能に取り付けられる(したがって支柱300はリブ200に枢動可能に取り付けられる)。
本発明の一態様によれば、反転防止機構(特徴)400が提供され、選択操作条件の間、特に風の強い条件または他の悪条件の間、傘に掛かる反転力に対抗するように構成される。傘の使用者には周知であるように、突風が傘の内側に向かって上方に向けられる場合、風によって加えられた圧力は天蓋を反転させることにより、リブは天蓋を外方に押し付けるように逆効果に働く。天蓋は、概して反転が起きるときに凹形状が想定され、同様にリブは意図しない方向に枢動するように強いられ、それにより1つまたは複数のリブが折れる可能性がある。これにより傘は使用できなくなる。本発明の傘は、以下に個別に論じる数個の構成要素から作成された反転防止機構400を有する。
図6および図8A〜Cに示されたように、反転防止機構400は、支柱300に結合された第1の端部412、およびリブ200に結合された反対側の第2の端部414を有する、反転防止支柱410を備える。より具体的には、第1の端部412は第2の支柱継手320に結合され、第2の端部414はリブ200に結合される。反転防止支柱410は第1の端部412における第1の端部継手411、および第2の端部414における第2の端部継手413を有する。示された第1および第2の端部継手411、413は雌端部継手の形であり、具体的には第1の端部継手411は、その間に形成された開放空間を有する1対の隙間を介した指部415によって画定され、第2の端部継手413も、その間に形成された開放空間を有する1対の隙間を介した指部417によって画定される。継手連結具315(雄継手)は、第1の端部継手411の指部415(雌継手)の間の開放空間の中に受領され、それによって反転防止支柱410は、反転防止支柱410が支柱300に対して枢動できる方式で支柱300に結合する。
第1および第2の端部継手411、413は細長い支柱本体に機械的に固定することができ、または端部継手411、413は既存の支柱材料の上に成形することができる。
反転防止支柱410は、金属および合成物質を含むあらゆる数の異なる材料から形成することができる。一例示的実施形態では、反転防止支柱410は6mmの炭素繊維ロッドを備える。
また反転防止機能400は、リブ200に摺動可能に結合され、第2の端部継手413と噛み合うように構成された浮動継手500も含む。図8A〜Dは浮動継手500を示す。浮動継手500は本体510を有し、本体510は、その中に形成され、本体510の一端からその他端を通る貫通孔を表すボア512を含む。また浮動継手500は、本体510から半径方向外方に延在する羽根の形の継手連結具520も含む。連結具520は、本体510に垂直に形成することができる。連結具520はその中に形成された開口を有する。したがって連結具520は雄継手を表す。
反転防止支柱410は、第2の端部継手413の離間した指部417の間に連結具510を挿入することにより、リブ200に結合される。他の継手と同様に、締結具または同様のものを使用して連結具510を指部417に結合することができる。
リブ200はボア512内に受領され、ボア512を通過し、ボア512の大きさ(直径)およびリブ200の大きさ(直径)は、浮動継手500がリブ200の長さに沿って長手方向に自由に動くことができるように選択される。これにより、浮動継手500は傘を開閉するときにリブ200を自由に上(上切欠119に向かって)下(リブ先端に向かって)に移動することができる継手であることが可能になる。
別の実施形態では、浮動継手は雄連結具520を含む雄部品であることが可能であるが、浮動継手がリブ200(例えばアルミニウムの押出リブまたは形成された鋼鉄リブ)の内側の中空内を自由に動くように、リブ200の内部に位置付けられることが理解されよう。したがってリブ200は、その中に形成された線形スロットを有することができ、連結具520は線形スロットを通過する。浮動継手の作動は、その他の点では同じである。この代替実施形態では、浮動継手の「浮動作用」は、したがって示された実施形態におけるリブ200の外側と対照的にリブ200の内部で起きる。
図6および9A〜Dを参照すると、反転防止機構400は、リブ200に固定して取り付けられた浮動継手止め部530も含む。浮動継手止め部530は浮動継手500と第2のリブ継手230との間に配置され、リブ200に沿って固定した場所に留まる。止め部530は、それを通って延在し、リブ200を受領するボア532を含む。止め部530は、止め部530をリブ200の長さに沿って特定の目標場所に固定するように、従来の技法を使用してリブ200に固定される。止め部530は、この場合に好ましい方法である機械的またはオーバーモールドによって固定することができる。止め部530は、浮動継手500が上切欠119に向かう方向に動くのを止め部530が制限するように構築される。
傘が開位置にあるとき、浮動継手500は、浮動継手500が浮動継手止め部530に接触するまでリブ200に沿って上昇することが理解されよう。浮動継手500は、浮動継手止め部530と組み合わせて、強風の力を受けているときなどにリブ200が反転するのを防ぐ。リブは浮動継手止め部530の遮断作用に起因して上方に曲がることができないので、反転は防止される。
図10A〜Dおよび11〜13は、リブ200の先端600の詳細を示す。先端600は、リブ200の遠位端に取り付ける構造を備える。先端600は、ボア603を有する中空本体602によって画定され、ボア603はリブ200の遠位端を受領し、そこに固定される。先端600は概して三角翼形状を有し、本体610から外方後方に延在する第1および第2の翼部620、630によって画定される。各翼部620、630は傾斜した前縁625、635のそれぞれ、および傾斜した後縁627、637のそれぞれを有する。加えて図10Dに示されたように、翼部620、630が同じ平面全体に位置しないという点において、翼部620、630は互いに対して傾斜している。先端600は、天蓋が開位置にあるときに先端600が天蓋の傾斜に一致するために傾斜されるように構築され設計される。
図11〜13は、本体602のボア603がバネなどの付勢部材640を含むという点において、先端600のさらに別の特徴を示す。バネ640は、リブ200の遠位端と本体602内に形成された止め部605との間に配置される。止め部605はボア603の端部を表す。ボア603は、リブ200およびそれに関して傘も開位置と閉位置との間を動くことができるように、リブ200の遠位端が動くことができるように設計される。したがってバネ630は、その上にリブ200が作用する方式に基づいてエネルギーを保存し解放する。図12は閉じた/圧縮されていない状態における先端組立体を示す一方で、図13は開いた/圧縮された状態における先端組立体を示す。図13では、先端の内部バネ640の圧縮状態に起因して傘が開いたときの天蓋と先端との関係。
代替実施形態では、先端は突出部を有する雄設備(構造)を備えることができ、突出部はリブ(例えばアルミニウムの押出リブまたは形成された鋼鉄リブ)の遠位端に形成された開口(例えばボア)内に受領される。したがって結合は、先端の突出部をリブの開口(ボア)の中に挿入することによって形成される。上の実施形態と同様に、バネなどの付勢部材は、リブ内に形成された開口(ボア)内に、リブの開口(ボア)内に同様に配置された先端の突出部と接触して配置することができる。
図2は半分開いた位置における傘100、特に単一のリブ組立体を示す一方で、図4は完全に閉じた位置における傘、特に単一のリブ組立体を示す。
図4は完全に開いた位置における複数のリブ組立体を備えた傘100示す一方で、図5は完全に閉じた位置における複数のリブ組立体を備えた傘100を示す。
傘の各部品はその作動に必要であるが、ロクロ150は傘を開閉する部品である。ロクロ150が最後まで下がると、支柱300はシャフトに対して平らに折り畳まれ、傘は「閉じ」、防水材料およびリブはシャフトを中心に巻き付けられる。傘を開くために、使用者はロクロ150を上部に最後まで摺動する。支柱300は伸び、支柱300が取り付けられたリブ200が上昇し、材料(天蓋)がリブ200の上に強く張って広がる。
図19〜21は別の実施形態による傘700を示す。傘700は傘100に類似しており、したがって同様の要素は同様に番号が付されている。傘700はシャフト110、およびシャフト110に沿って摺動移動するロクロ150を含む。前の実施形態と同様に、リブ200とロクロ150との間の連結は支柱300によってなされる。第1の実施形態とは違い、支柱300とリブ200との間に反転防止支柱400がない。その代わりに図19〜21の傘700は異なる反転防止支柱機構800を含む。
この実施形態では、反転防止支柱機構800は、第1の端部812および反対側の第2の端部814を有する反転防止支柱810を含む。第1の端部812は、シャフト110を中心に動くように配置された浮動切欠815に作動可能に結合される。より具体的には、浮動切欠815はシャフト110に摺動可能に結合され、ロクロ150とほとんど同様にシャフト110を上下に移動する。浮動切欠815はロクロ150と上切欠119との間に配置される。
浮動切欠815は上切欠119とその構造の観点で類似することが可能であり、シャフト110に取り付けられ、シャフト110を包囲する環形状部材の形であることが可能である。浮動切欠815は反転防止支柱810を受領するように構成され、したがってこのような支柱のための取付点の役割を果たす。支柱810は浮動切欠815の中に嵌合することによりシャフト110に取り付けられ、次いでワイヤまたは他の手段によって保持されることが可能である。浮動切欠815は、縁部の周囲に歯を備えた薄い円形ナイロンまたはプラスチック片であることが可能である。
反転防止支柱810の第1の端部812は浮動切欠815に作動可能に結合され、反転防止支柱810の第2の端部814はリブ200に作動可能に結合される。
図19〜21は支柱810の詳細を示す。反転防止支柱810は第1および第2の平行なロッド820、830から形成される。第1および第2の平行なロッド820、830の第1の端部は、第1の端部812において第1の継手840に結合され、第1および第2の平行なロッド820、830の第2の端部は、第2の端部814において第2の継手850に結合される。第1の継手840は雄継手および雌継手の一方であることが可能であり、第2の継手850は雄継手および雌継手の一方であることが可能である。例えば第1の継手840は雄継手(ツインロッド雄継手)の形であることが可能であり、第2の継手850は雌継手(ツインロッド雌継手)の形であることが可能である。雄継手(例えば継手840)は単一の突出部(指部)841によって画定される一方で、雌継手(例えば継手850)は、突出部843の間に画定された空間845を備える1対の離間した突出部(指部)843によって画定される。
第1の継手840は浮動切欠815に枢動可能に取り付けられるように構成され、第2の継手850はリブ200に枢動可能に取り付けられるように構成される。継手840の間の結合に関して、第1の継手840の突出部841は浮動切欠815内に形成された補完空間(スロット)内に受領される。
第2の継手850は、浮動継手、例えば浮動継手500などに作動可能に結合される。前に論じたように、浮動継手500はリブ200に摺動可能に結合され、第2の継手850と噛み合うように構成される。図8A〜Dは浮動継手500を示す。浮動継手500は、ボア512を含む本体510によって画定され、ボア512はその中に形成され、本体510の一端からその他方に通る貫通孔を表す。また浮動継手500は、本体510から半径方向外方に延在する羽根の形の継手連結具520(図8A)も含む。連結具520は本体510に垂直に形成することができる。連結具520はその中に形成された開口を有する。したがって連結具520は雄継手を表す。
反転防止支柱810は、第2の端部継手413の離間した指部(突出部)843の間に形成された空間845の中に連結具520を挿入することにより、リブ200に結合される。他の継手と同様に、締結具または同様のものを使用して連結具520を指部843に結合することができる。
リブ200はボア512(図8A)内に受領され、ボア512を通過し、ボア512の大きさ(直径)およびリブ200の大きさ(直径)は、浮動継手500がリブ200の長さに沿って長手方向に自由に動くことができるように選択される。これにより、浮動継手500は傘が開閉するときにリブ200を自由に上(上切欠119に向かって)下(リブ先端に向かって)に移動することができる継手であることが可能になる。
支柱300は、反転防止支柱810の第1および第2の平行なロッド820と830との間に形成された開放空間内を通過する。ロッド820と830との間のこの開放空間は、第1の継手840から第2の継手850に延在し、完全に閉じた位置から完全に折り畳んだ位置まで傘のすべての位置において支柱300を収納する。
第1の実施形態では、傘700のリブ200は、リブ200に固定して取り付けられた浮動継手止め部530を含む。浮動継手止め部530は浮動継手500と第2のリブ継手230との間に配置され、リブ200に沿って固定した場所に留まる。止め部530は、それを通って延在し、リブ200を受領するボア532を含む。止め部530は、止め部530をリブ200の長さに沿って特定の目標場所に固定するように、従来の技法を使用してリブ200に固定される。止め部530は、この場合に好ましい方法である機械的またはオーバーモールドによって固定することができる。止め部530は、浮動継手500が上切欠119に向かう方向に動くのを止め部530が制限するように構築される。第1の実施形態と同様に、止め部530はリブ200が圧力を受けて反転するのを防ぐ。
したがって傘700における反転防止機構は、反転防止機構が枢動可能な支柱とリブとの間に配置された第1の実施形態とは対照的に、浮動切欠815と浮動継手500との間に形成され、浮動切欠815を浮動継手500に連結する役目を果たす。
また本明細書に記載された雄/雌型連結具は、雄連結具を含有するように本明細書に記載された部品が、その代わりに雌連結具を含有することができ、逆に雌連結具を含有するように本明細書に記載された部品はその代わりに雄連結具を含有することができるという点において、逆であることが可能であることも理解されよう。例えば浮動継手500は雄連結具520を備えて示されているが、浮動継手500は、その代わりにその間の空間(雌連結具)を画定する1対の離間した指部(フランジ)を有するように形成することができる。したがって反転防止支柱の遠位端は、示されている雌継手と対照的に雄継手を有するように形成されるはずである。結合は、雄継手が雌継手内に形成された空間の中に挿入されるという点において同じである。同様に、他の継手、例えば支柱と固定された継手(例えば継手230)との間の連結具などの性質は逆であることが可能である。
また本発明のロクロの係止特徴は、従来の設計以上に多くの利点も提供する。具体的には、係止挿入部はシャフト区分の間に連結特徴を提供し、この特徴により追加の係止特徴を加えることなくロクロを適所に係止する方法が可能になる。追加の係止特徴はロクロの直径を増大させるはずであり、これは望ましくない。
図22〜32Dは別の実施形態による傘900を示す。傘900は他の傘に類似しており、したがって同様の要素は同様に番号が付されている。傘900はシャフト110、およびシャフト110に沿って摺動移動するロクロ150を含む。シャフト110に沿って上切欠910もあり、上切欠910はシャフト110に沿って摺動移動する。上切欠910はロクロ150の上に配置され、シャフト110の上端に配置された固定された切欠、すなわち圧縮切欠920が存在する。したがって上切欠910は圧縮切欠920とロクロ150との間に配置される。
圧縮切欠920は、第1のリブ930を第1のリブ930の第1の端部において枢動可能に連結される。第1のリブ930の第2の端部は圧縮アーム950の第2の端部に枢動可能に連結される。圧縮アーム950の第1の端部は上切欠910に枢動可能に連結される。図32A〜Dは第1のリブ930を示す。第1のリブ930は本来非対称である細長い構造である。第1のリブ930の第1の端部は、第1のリブ930の本体932から外方に突出する単一の傾斜した延長部(指部)931の形の雄の特徴を有する。示されたように、本体932は概してU字形構造を有する。貫通孔が延長部931を通って形成される。延長部931は圧縮可能な切欠920と噛み合うように構成される(例えば締結具は、2つを一緒に連結するために延長部931の貫通孔を通って延在することができる)。反対側の第2の端部では、第1のリブ930は、互いに平行な1対の離間したアーム933の形の雌の特徴を有する。図32Cの上面図に示されたように、開放空間934は2つのアーム933の間に形成される。
図32Bの側面図に示されたように、延長部931は第1の方向に下方に傾斜し、2つのアーム933は第2の方向に上方に傾斜している。2つのアーム933に沿って、2つの取付点、すなわち第1の取付点935および第2の取付点936が存在する。圧縮アーム950の第2の端部は第1の取付点935において第1のリブ930に(例えば締結具または同様のものを使用することなどにより)枢動可能に取り付けられる。
図23および30Cに最も良く示されたように、アーム933の間に形成された空間934により、第1の支柱960がそこを通過することができる。第1の支柱960の第1の端部はロクロ150に枢動可能に連結される。第1の支柱960の第2の端部は第2のリブ継手970に枢動可能に連結される。第2の支柱980は、第1の端部において第1のリブ930に第2の取付点936において(例えば締結具または同様のものを使用することなどにより)枢動可能に連結される。第2の支柱980の第2の端部は第2のリブ継手970に枢動可能に連結される。
図31A〜Dは第2のリブ継手970を示す。第2のリブ継手970は概してU字形である本体971から形成される。図に示されたように、第2のリブ継手970はその長さに沿ってわずかに湾曲をなす。本体971は第1の取付点972および第2の取付点973を有する。第1の取付点972は本体971の端部への中間に配置される一方で、第2の取付点973は本体971の一端に配置される。第1の支柱960は、締結具または同様のものを使用することにより第2の取付点973に枢動可能に取り付けられる。第2の支柱980はその端部において第1の取付972に枢動可能に取り付けられる。第2の取付点973を含有する端部と反対側の本体971の端部は、中空内部空間の中に通じる加工された開口974を含む。示された開口974および中空内部空間はD字形をなす。
また第2のリブ継手970はその第1の端部において第2のリブ990に取り付けられる。より具体的には、第2のリブ990の第1の端部は開口974を通って中空内部空間の中に挿入される。第2のリブ990の第2の端部は、先端、例えば本明細書に記載された先端1400などに取り付けられる。一例示的先端1400は図27A〜Dに示されている。先端1400は、開いた第1の端部1412および閉じた羽根形状の第2の端部1414を有する本体1410を含む。
第1の支柱960の長さは、第1のリブ930および圧縮アーム950の長さより長い。
前の実施形態と同様に、傘800は反転防止機構1000を含む。反転防止機構1000は、本明細書に記載された反転防止機構に類似した方式で作動する。
反転防止機構1000は反転防止支柱1010、すなわち反転防止摺動継手1100および摺動継手止め部1200を含む。
図30A〜Dに最も良く示されたように、反転防止支柱1010は第1の端部1012および反対側の第2の端部1014を有する細長い構造である。図30A〜Dは、反転防止支柱1010の形状および構造を最も良く示す。いくつかの点で、反転防止支柱1010は骨に似ている。図に示されたように、反転防止支柱1010は対称ではなく、その代わりに中心変曲点1011を有し、中心変曲点1011は、第1の端部1012に延在し第1の端部1012で終了する第1の支柱部1020、および第2の端部1014に延在し第2の端部1014で終了する第2の支柱部1030を画定する。本明細書により詳細に記載されるように、端面図(図30D)から、反転防止支柱1010は第1および第2の支柱部1020、1030のそれぞれに組み入れられた湾曲に起因して、概してH字形をなす。
図30Bの側面図から見られるように、反転防止支柱1010は第1の面1013および反対側の第2の面1015によって画定される。図からわかるように、また以下により詳細に記載されるように、第1の支柱部1020は、第1の面1013に沿った凹形状および第2の面1015に沿った凸形状を有し、逆に第2の支柱部1030は、第1の面1013に沿った凸形状および第2の面1015に沿った凹形状を有する。
図30Cの平面図からわかるように、第1の端部1012および第2の端部1014のそれぞれは、その中に形成されたU字形切欠(開口)1040を有する。U字形切欠1040の形成は、離間され互いに平行である第1および第2の指延長部1050、1052を画定する。第1および第2の指延長部1050、1052の開放端部は、本明細書に記載されたように、反転防止支柱1010を別の構造に結合するように締結具または同様のものを受領するためにその中に形成された、軸方向に位置合わせされた開口1060を有する。
図30Aの斜視図に最も良く示されたように、第1および第2の支柱部1020、1030のそれぞれの凹部は、1対の対向して直立する側壁1019によって画定された溝1018を画定する。反転防止支柱1010の形状に起因して、第1の支柱部1020の第1の面1013に沿って形成された溝の深さ、および第2の支柱部1030の第2の面1015に沿って形成された溝の深さは、中心変曲点1011に向かう方向に徐々に低減する。中心変曲点1011では、第1および第2の面1013、1015は、それぞれ一端における凹形状溝と他端における凸形状表面との間を移行する。
直立する側壁1019の輪郭は、第2の支柱部1030における輪郭と第1の支柱部1020における輪郭が同じである。換言すると、直立する側壁1019の高さは2つの支柱部1020、1030において同じであるが、本明細書に記載されたように反対方向に面している。
第1の支柱部1020は第2の支柱980に取り付けられる。より具体的には、AIS(anti−inversion strut)(反転防止支柱)継手1070は第2の支柱980の場所に沿って提供され、第1の支柱部1020に接続するように構成される。特にAIS継手1070は、アーム1050と1052との間の空間1040内に挿入される突出部またはフランジ(フラグ部)を有することができる。締結具は開口1060を通過し、AIS継手1070の突起部内の開口を通って2つを一緒に枢動可能に結合する。AIS継手1070は第2の支柱980の端部の間の中間位置に配置され、選択された固定場所に留まることができる。以下に記載されるように、第1の支柱部1020の溝1018は、傘が折り畳まれ、閉じた位置とみなされる際に第2の支柱980を受領する大きさおよび形状である。
また反転防止機構1000は、第2のリブ990に摺動結合され、反転防止支柱1010の第2の支柱部1030と噛み合うように構成された浮動(摺動)継手1100も含む。図28A〜Dは浮動継手1100を示し、浮動継手1100は、浮動継手1100が第2のリブ990に沿って摺動移動できるように構成される。浮動継手1100は、ボア1112を含む本体1110を有し、ボア1112はその中に形成され、本体1110の一端からその他端に通過する貫通孔を表す。また浮動継手1100は、本体1110から半径方向外方に延在する1対の離間した羽根の形の継手連結具1120も含む。連結具1120は、本体1110に垂直に形成することができる。連結具1120はその中に形成された開口を有する。したがって連結具1120は雄継手を表し、それを干渉しないようにボア1112の下に位置付けられる。
反転防止支柱1010の第2の部分1030は、第2の支柱部1030のアーム1050と1052を通って形成された開口が軸方向に位置合わせされるように、継手連結具(2つの羽根)1120を第2の支柱部1030のアーム1050と1052との間に内方に挿入することにより摺動継手1100に接続する。次いで締結具または同様のものが孔を通過して、その間に取り付けができる。
図24に示されたように、反転防止支柱1010が本明細書に記載された方式で周囲部品に取り付けられると、第2の支柱部1030の凸状の第1の面1013および第1の支柱部1020の凹状の第1の面1013は第2のリブ990に面する。同様に、第2の支柱部1030の凹状の第2の面1015および第1の支柱部1020の凸状の第2の面1015は第2の支柱980に面する。
したがって反転防止支柱1010は、摺動継手1100に結合されることにより第2のリブ990に結合される。
別の実施形態では、浮動継手は雄連結具(部品1120)を含む雄部品であることが可能であるが、浮動継手は、浮動継手が第2のリブ990(例えばアルミニウムの押出リブまたは形成された鋼鉄リブ)の内側の中空内を自由に動くように、第2のリブ990の内部に位置付けられることが理解されよう。したがってリブ990はその中に形成された線形スロットを有することができ、連結具1120は線形スロットを通過する。浮動継手の作動は、それ以外は同じである。この代替実施形態では、浮動継手の「浮動作用」は、したがって示された実施形態で第2のリブ990の外側と対照的に第2のリブ990の内部で起きる。
図22および29A〜Dを参照すると、反転防止機構1000は浮動継手止め部1200も含み、浮動継手止め部1200は選択された固定場所で第2のリブ990に固定して取り付けられる。浮動継手止め部1200は浮動継手1100と第2のリブ継手970との間に配置され、リブ200に沿って固定場所に留まる。止め部1200は、それを通って延在し、第2のリブ990を受領するボア1210を含む。止め部1200は、止め部1200を第2のリブ990の長さに沿って特定の目標場所に固定するように、従来の技法を使用して第2のリブ990に固定される。止め部1200は、この場合に好ましい方法である機械的またはオーバーモールドによって固定することができる。止め部1200は、浮動継手1100が第2のリブ継手970に向かう方向に動くのを止め部1200が制限するように構築される。
傘が開位置にあるとき、浮動継手1100は、浮動継手1100が浮動継手止め部1200に接触するまで第2のリブ990に沿って上昇することが理解されよう。浮動継手1100は、浮動継手止め部1200と組み合わせて、強風の力を受けているときなどに第2のリブ990が反転するのを防ぐ。リブは浮動継手止め部1200の遮断作用に起因して上方に曲がることができないので、反転は防止される。
本明細書に記載されたように、反転防止支柱1010の形状は、傘を図25に示されたように小さい占有面積(すなわち薄い輪郭)に折り畳む支援をするように設計される。より具体的には、また図25に最も良く示されたように、反転防止支柱1010は、傘900をその完全に折り畳んだ位置に折り畳むとき、反転防止支柱1010が第2のリブ990と第2の支柱980との間に入れ子になることにより、折り畳んだときにより小型の組立体が可能になるように設計される。図25に示されたように、第2の支柱部1030の溝1018は、第2のリブ990の遠位端部(先端1400と継手止め部1200との間の一部)を入れ子の方式で受領し、同様に第1の支柱部1020の溝部1018は、第2の支柱980を入れ子の方式で受領する。第2のリブ990および第2の支柱980をこの入れ子にすることにより、図25の完全に折り畳んだ位置において傘900の占有面積全体が低減する。
図33〜38は、本発明の別の実施形態による傘1300を示す。傘1300は本明細書に開示された他の傘に類似しており、特に本明細書に記載されたような浮動継手配置、および本明細書に記載されたような骨形状の要素を含む。
傘1300は持ち手1312を備えたシャフト1310を含む。また傘1300は、シャフト1310の一端に配置された上切欠1320、および摺動可能なロクロ1330も含む。図33〜35は単純にするために1つのリブ組立体を示す。
上切欠1320はリブ1400を受領するように構成され、したがってこのようなリブのための取付点の役割を果たす。リブ1400は上切欠1320の中に嵌合することによりシャフト1310に取り付けられ、次いでワイヤまたは他の手段によって保持することができる。上切欠1320は、縁部の周囲に歯を備えた薄い円形ナイロンまたはプラスチック片であることが可能である。
以下の記載によって理解されるように、各リブ1600は上切欠1320およびロクロ1330の両方に結合され、この結果ロクロ1330の動く方向に基づいてリブ1600および取り付けられた天蓋(図示せず)が開閉する。リブ1600とロクロ1330との間の連結は、支柱1500(主要支柱)によってなされる。支柱1500は、第1の端部1502および反対側の第2の端部1504を有する細長い構造であり、第1の端部1502はロクロ1330に枢動可能に取り付けられ、第2の端部1504はリブ1600に枢動可能に取り付けられる。支柱1500とロクロ1330との間、および支柱1500とリブ1600との間の枢動連結は、リベットまたはピン、その他などの締結具で遂行することができる。より具体的には、第1の支柱継手1510は第1の端部1502において支柱1500とロクロ1330との間に形成され、第2の支柱継手1520は第2の端部1504において支柱1500とリブ1600との間に形成される。
第1の支柱継手1510は、支柱1500が開位置と閉位置との間を枢動できるために、ロクロ1330に枢動可能に取り付けるように構成された雄端部継手の形であることが可能である。
第2の支柱継手1520は二重継手の形であり、図6および7A〜Dに継手320として示された構造を有する。また第2の支柱継手320は支柱リブ間継手であると考えることもでき、支柱1500の遠位端に取り付ける第1の端部、および1対の離間した指部を含む第2の端部を含み、指部は互いに平行であり、その間に開放空間を画定し、以下に論じるように継手を別の構造(リブ)に結合するために締結具または同様のものが通過できるためにその中に形成された、位置合わせされた開口を有する。1つの第2の支柱継手1520の追加の詳細は第2の支柱継手320に関して図7A〜Dに示されており、第2の支柱継手320は継手連結具1520と同じ構造を有することができる。
支柱1500は、金属(例えば亜鉛合金)を含むあらゆる数の異なる材料から形成することができる。
図に示されたように、リブ1600は、開閉する複数のリブ1400によって画定されたリブ組立体を提供するために、傘の他の構成要素に結合された細長い構造である。
各リブ1600は、第1の端部(近位端)および反対側の第2の端部(遠位端)を有する、細長い可撓性構造である。第1の端部は上切欠1320に枢動可能に取り付けられ、より具体的には、第1のリブ継手は第1の端部に提供され、リブ1600が上切欠1320に対して枢動することができるように設計することができる。一実施形態では、第1のリブ継手は、支柱組立体の一部である第1のリブ継手に類似した構造、または同じ構造を有することができる雄端部継手の形であることが可能である。
またリブ1600は、リブ1600の長さに沿って配置された第2のリブ継手1525(第2のリブ継手1525は継手230と同じであることが可能である)も含む。第2のリブ継手1525は、その特定の場所においてリブ1600に固定して取り付けることができる。したがって第2のリブ継手1525は、リブ1600を受領する中空構造の形であることが可能であり、使用中に第2のリブ継手1525が動くのではなく、むしろ固定された場所に留まるように、リブ1600に固定して取り付けられる。第2のリブ継手1525は、そこから半径方向外方に延在する羽根(突出部)の形の連結部1527(図38)を有する。連結部1527は、したがって第2のリブ継手1525の本体に垂直に形成することができる。連結部1527は、そこを通って形成された開口を含む。
連結部1527は、第2の支柱継手1520の1対の離間した指部の間に画定された開放空間内に配置されるような大きさであり、開放空間内に配置されるように構成される。開放空間の中に挿入されると、連結部1527内に形成された開口は、締結具(ピンまたはリベットまたはワイヤ、その他など)が通過できるように指部内の開口と軸方向に位置合わせし、それによって第2の支柱継手1520はリブ1600に枢動可能に取り付けられる(したがって支柱1500はリブ1600に枢動可能に取り付けられる)。
本明細書に記載された前の実施形態と同様に、傘1300は反転防止機構を有する。反転防止機構は反転防止支柱1010、すなわち反転防止摺動継手1100および摺動継手止め部530を含む。
傘1300に使用される反転防止支柱1010は、本明細書の上文に非常に詳しく記載され、図30A〜Dを含む多くの図に示された。前の実施形態と同様に、反転防止支柱1010の一端は支柱1500に枢動可能に結合される一方で、他端は摺動継手1100によりリブ1600に枢動可能に結合される。前に述べられたように、またいくつかの点によれば、反転防止支柱1010は骨に似ている。図に示されたように、反転防止支柱1010は対称ではなく、その代わりに中心変曲点1011を有し、中心変曲点1011は、第1の端部に延在し第1の端部で終了する第1の支柱部1020、および第2の端部に延在し第2の端部で終了する第2の支柱部1030を画定する。本明細書により詳細に記載されるように、端面図(図30D)から、反転防止支柱1010は第1および第2の支柱部1020、1030のそれぞれに組み入れられた湾曲に起因して、概してH字形をなす。
第1の支柱部1020は支柱1500に取り付けられる。
また反転防止機構は、リブ1600に摺動結合され、反転防止支柱1010の第2の支柱部1030と噛み合うように構成された浮動(摺動)継手1100も含む。図28A〜Dは浮動継手1100を示し、反転防止支柱1010の第2の部分1030と摺動継手1100との間の連結は本明細書に記載されている。
また反転防止機構は、リブ1600に固定して取り付けられた浮動継手止め部530も含む。浮動継手止め部530は浮動継手1100と第2のリブ継手1525との間に配置され、リブ1600に沿って固定した場所に留まる。止め部530は、それを通って延在し、リブ200を受領するボア532を含む。止め部530は、止め部530をリブ200の長さに沿って特定の目標場所に固定するように、従来の技法を使用してリブ200に固定される。止め部530は、この場合に好ましい方法である機械的またはオーバーモールドによって固定することができる。止め部530は、浮動継手1100が上切欠1320に向かう方向に動くのを止め部530が制限するように構築される。
傘が開位置にあるとき、浮動継手1100は、浮動継手1100が浮動継手止め部530に接触するまでリブ1600に沿って上昇することが理解されよう。浮動継手1100は、浮動継手止め部530と組み合わせて、強風の力を受けているときなどにリブ1600が反転するのを防ぐ。リブは浮動継手止め部530の遮断作用に起因して上方に曲がることができないので、反転は防止される。
また傘1300は、本明細書に記載され、図10A〜Dおよび11〜13ならびに図27A〜Dに示された先端600または1400も含む。
反転防止支柱1010は、傘1300をその完全に折り畳んだ位置に折り畳むとき、反転防止支柱1010がリブ1600と支柱1500との間に入れ子になることにより、折り畳んだときにより小型の組立体が可能になるように設計される。第1の支柱部1020の溝は、リブ1400の遠位端部(先端1400と継手止め部530との間の一部)を入れ子の方式で受領し、同様に第2の支柱部1030の溝部は、支柱1500を入れ子の方式で受領する。リブ1400および支柱1500をこの入れ子にすることにより、図35の完全に折り畳んだ位置において傘1300の占有面積全体が低減する。
本発明はそのある特定の実施形態に関連して記載されたが、本発明は他の形で実施し、他の材料および構造を使用することができる。したがって本発明は本明細書に添付された特許請求の範囲における列挙およびその等価物によって定義される。

Claims (22)

  1. 第1の端部および反対側の第2の端部を有する細長いシャフトと、
    前記細長いシャフトを中心に摺動可能に配置され、前記シャフトの長さに沿って可動のロクロと、
    開位置と閉位置との間を動く複数の主要支柱により前記ロクロに取り付けられた複数のリブであって、前記開位置において前記リブは開いて伸びた位置にあり、前記閉位置において前記リブは閉じて折り畳んだ位置にある、複数のリブと、
    複数の反転防止支柱を備える反転防止機構であって、各反転防止支柱は、個々の主要支柱に枢動可能に結合され、前記リブの長さに沿って自由に動くことができる浮動継手に枢動可能に連結され、また前記反転防止機構は、前記リブに固定して取り付けられ、前記リブに沿って前記浮動継手部材が移動する程度を制限し、前記リブが掛けられた力に応答して反転するのを防ぐように位置付けられた止め部も含む、反転防止機構と
    を備え、
    前記反転防止支柱は第1の面、反対側の第2の面、第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部は前記第1の面に沿って形成された第1の溝を有し、第2の端部は前記第1の面に沿って形成された凸表面を有し、前記第2の端部は前記第2の面に沿って形成された第2の溝を有し、前記第1の端部は前記第2の面に沿って形成された凸表面を有し、
    前記傘の前記閉位置において、前記傘の小型化を増加する入れ子構造を形成するために、前記複数のリブの1つは前記第1の溝内に受領され、前記複数の主要支柱の1つは前記第2の溝内に受領される、
    傘。
  2. 各主要支柱は前記ロクロに近位端において枢動可能に取り付けられ、前記リブに遠位端において枢動可能に取り付けられる、請求項1に記載の傘。
  3. 前記浮動継手は、前記リブをその中に受領するように形成されたボアを有する本体、および前記反転防止支柱に枢動可能に取り付けられた継手連結具を備える、請求項1に記載の傘。
  4. 前記反転防止支柱は1つの主要支柱に枢動可能に結合される、請求項1に記載の傘。
  5. 前記反転防止支柱は、第1の端部および反対側の第2の端部の両方において雌型端部継手を有し、前記1つの主要支柱は、前記雌型端部継手と前記第1の端部において噛み合う雄型継手連結具を有し、前記浮動継手部材は、前記雌型端部継手と前記第2の端部において噛み合う雄型継手連結具を含む、請求項4に記載の傘。
  6. 前記反転防止支柱は、前記シャフトを中心に配置され、前記シャフトを上下に移動するように構成された浮動切欠に枢動可能に結合される、請求項1に記載の傘。
  7. 前記浮動切欠は、前記リブが枢動可能に取り付けられた上切欠と前記ロクロとの間に配置される、請求項6に記載の傘。
  8. 各リブは、その中に形成されたボアを有する中空本体によって画定された遠位先端を含み、前記ボアは、前記リブの遠位端、および前記天蓋に力を掛けるために前記リブの前記遠位端と前記ボアの端部との間に配置されたバネの両方を含有する、請求項1に記載の傘。
  9. 前記主要支柱は、支柱リブ間継手が前記主要支柱を前記リブに接合し、かつ前記主要支柱を前記反転防止支柱にも接合するという点において、二重継手として作用する前記支柱リブ間継手を備える前記リブに枢動可能に連結される、請求項1に記載の傘。
  10. 前記主要支柱の遠位端は、前記リブ上の固定した雄継手と噛み合う雌部、および前記反転防止支柱の一部である雌端部継手と噛み合う雄部を有する遠位端継手を含む、請求項1に記載の傘。
  11. 第1の端部および反対側の第2の端部を有する細長いシャフトと、
    前記細長いシャフトを中心に摺動可能に配置され、前記シャフトの長さに沿って可動のロクロと、
    開位置と閉位置との間を動く複数の支柱により前記ロクロに取り付けられた複数のリブであって、前記開位置において前記リブは開いて伸びた位置にあり、前記閉位置において前記リブは閉じて折り畳んだ位置にある、複数のリブと、
    複数の反転防止支柱を備える反転防止機構であって、各反転防止支柱は、個々の支柱に枢動可能に結合され、前記リブに枢動可能に連結される、反転防止機構と
    を備え、
    前記反転防止支柱は第1の面、反対側の第2の面、第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部は前記第1の面に沿って形成された第1の溝を有し、前記第2の端部は前記第2の面に沿って形成された第2の溝を有するので、前記傘の前記閉位置において前記傘の小型化を増加する入れ子構造を形成するために、前記複数のリブの1つが前記第1の溝内に受領され、前記複数の支柱の1つが前記第2の溝内に受領される、
    傘。
  12. 前記複数のリブは複数の第1のリブおよび複数の第2のリブを含み、前記複数の支柱は複数の第1の支柱および複数の第2の支柱を含み、単一のリブリンク機構組立体は、
    前記シャフトの一端に形成された第1の切欠に枢動可能に結合された1つの第1のリブと、
    天蓋に結合するために遠位端に先端を有する1つの第2のリブと、
    前記ロクロに枢動可能に結合された1つの第1の支柱と、
    前記第1の支柱および前記第2のリブに枢動可能に結合されたリブ継手と、
    前記第1のリブの一端および前記リブ継手に枢動可能に結合された1つの第2の支柱と、
    一端において前記第1のリブに、また反対側の端部において上切欠に枢動可能に結合された圧縮アームと
    を備え、
    前記反転防止支柱は前記第2の支柱に枢動可能に結合される、
    請求項11に記載の傘。
  13. 前記第1のリブの一端は一端に形成されたスロットを有し、前記第1の支柱は前記スロットを通過する、請求項12に記載の傘。
  14. 前記第2の端部は前記第1の面に沿って形成された凸表面を有し、第1の端部は前記第2の面に沿って形成された凸表面を有する、請求項11に記載の傘。
  15. 前記反転防止支柱の第1の端部は、前記リブの長さに沿って自由に動くことができる浮動継手部材に枢動可能に連結され、また前記反転防止機構は、前記リブに固定して取り付けられ、前記リブに沿って前記浮動継手部材が移動する程度を制限し、前記リブが掛けられた力に応答して反転するのを防ぐように位置付けられた止め部も含む、請求項11に記載の傘。
  16. 1つの支柱は前記ロクロにその第1の端部において枢動可能に取り付けられ、前記リブにその第2の端部において第1のリブ継手によって枢動可能に取り付けられ、前記反転防止は前記第1のリブ継手にその第1の端部において枢動可能に取り付けられ、前記リブにその第2の端部において枢動可能に取り付けられる、請求項11に記載の傘。
  17. 前記第1の面の前記溝は変曲点において凸部に移行し、前記第2の面の前記溝は変曲点において凸部に移行する、請求項11に記載の傘。
  18. 前記第1の溝の深さは、前記リブの1つがその中に受領されて捕捉されるように選択され、前記第2の溝の深さは、前記支柱の1つがその中に受領されて捕捉されるように選択される、請求項11に記載の傘。
  19. 前記反転防止支柱の前記第1の端部は、第1の方向に外方に延在する第1の継手部を含み、前記反転防止支柱の前記第2の端部は、前記第1の方向と反対である第2の方向に外方に延在する第2の継手部を含む、請求項11に記載の傘。
  20. 前記第1の端部は、その間に形成された第1のスロットを備える第1の対の指部内で終了し、前記第2の端部は、その間に形成された第2のスロットを備える第2の対の指部内で終了し、第1の継手連結具は、前記反転防止支柱を前記リブに枢動可能に取り付けるために前記第1のスロット内に受領され、第2の継手連結具は、前記反転防止を前記個々の支柱に枢動可能に取り付けるために前記第2のスロット内に受領される、請求項11に記載の傘。
  21. 前記第1の端部は第1の方向に湾曲し、前記第2の端部は反対側の第2の方向に湾曲する、請求項11に記載の傘。
  22. 傘の反転防止機構とともに使用するための反転防止支柱であって、
    第1の面、反対側の第2の面、第1の端部および第2の端部を有する支柱本体を備え、前記第1の端部は前記第1の面に沿って形成された第1の溝を有し、第2の端部は前記第1の面に沿って形成された凸表面を有し、前記第2の端部は前記第2の面に沿って形成された第2の溝を有し、前記第1の端部は前記第2の面に沿って形成された凸表面を有する、
    反転防止支柱。
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