JP2019522013A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 液体反応混合物および前記液体反応混合物の上の頂部空間を含む槽型反応器内で、前記液体反応混合物を撹拌しながらエチレン気体を前記液体反応混合物から前記頂部空間に分散させて、四塩化炭素をエチレンと反応させて塩素化プロパンを製造する方法において、前記液体反応混合物を撹拌する混合装置内の導管を経て前記頂部空間内のエチレンを前記液体反応混合物に戻すことを特徴とする方法。
2. 前記混合装置は、吸引攪拌器であり、前記混合装置は体積比に対する電力が少なくとも１０ｋＷ／ｍ ² で運転される、請求項１に記載の方法。
3. 液体反応混合物内で、不溶性または一部可溶性の触媒あるいは触媒前駆体の存在で四塩化炭素をオレフィンと反応させ塩素化プロパンを製造する方法において、連続撹拌されるスラリー内で前記触媒または触媒前駆体を前記液体反応混合物に充填することを特徴とする方法。
4. 前記連続撹拌は連続撹拌スラリー槽内で行われる、請求項３に記載の方法。
5. 前記連続撹拌はスラリー閉流路を経て前記スラリーを連続して循環させることで起こる、請求項３に記載の方法。
6. 前記触媒は鉄粉であり、前記オレフィンはエチレンであり、前記スラリー内の鉄粉の濃度は約０．０２〜約５．０ｗｔ％である、請求項３に記載の方法。
7. 前記四塩化炭素およびオレフィンを反応器内で反応させ、前記スラリー閉流路は前記反応器内の圧力よりも高い圧力で維持され、前記スラリー閉流路内のスラリーの温度は四塩化炭素の沸点よりも低い温度で維持される、請求項３に記載の方法。
8. 槽型反応器内で連続撹拌される液体反応混合物内で、不溶性または一部可溶性の触媒あるいは触媒前駆体の存在で四塩化炭素をオレフィンと反応させて塩素化プロパンを調製する方法において、前記反応器内の静置領域から前記槽型反応器由来の塩素化プロパン生成物を取り出すことを特徴とする方法。
9. 前記静置領域は３つの内壁と前記反応器の壁により規定されて静置領域邪魔板を備え、前記静置領域邪魔板は、前記反応器の底部に近接した開口部を含み、これによって前記液体反応混合物が前記静置領域に入ることができるようになっている、請求項８に記載の方法。
10. 前記静置領域を通る液体反応混合物の速度は０．００１５ｍ／ｓ未満であり、前記液体反応混合物は円錐形の流出物ノズルを経て前記反応器から取り出される、請求項８に記載の方法。
11. 鉄および必要に応じて鉄化合物を含む粗塩素化プロパン流を蒸留技術により精製する方法において、蒸留塔および再沸器での反応または堆積物の形成を阻害する条件で運転される再沸器内で粗生成物流を加熱することを特徴とする方法。
12. 前記再沸器は蒸留塔と流体連通している強制循環再沸器であり、前記再沸器を通る前記粗生成物流の速度は少なくとも１ｍ／ｓである、請求項１１に記載の方法。
13. 前記再沸器は複数の管を備え、前記管全体の熱流束は４４ｋＷ／ｍ ² 未満であり、前記粗生成物流は前記再沸器内の管側を通過する、請求項１１に記載の方法。