JP2019521847A - 計量装置で使用するマルチチャネル・シリンジ - Google Patents

計量装置で使用するマルチチャネル・シリンジ Download PDF

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Abstract

シリンジ・バレルのバレル保持装置用の第1保持装置と、シリンジ・プランジャのプランジャ保持装置用の軸方向に可動な第2保持装置とを備えた、実験室において液体を計量する計量装置で使用されるマルチチャネル・シリンジであって、・プラスチック製の単体構成のプランジャ・ユニットであって、前記プランジャ・ユニットは、その上端部にプランジャ保持装置を備えるドライブロッドと、ドライブロッドの下端部でドライブロッドに対して垂直に向いている横材と、下方に突出しドライブロッドと平行な複数のシリンジとを備える、プランジャ・ユニットと、・ プラスチック製の単体構成のバレル・ユニットであって、支持部と、平行に隣接して配置されている少なくとも1列のシリンジ・バレルとを備え、このシリンジ・バレルは支持部から下方に突出し、下部シリンジ開口部と、上部シリンジ開口部と、内部にプランジャ・ユニットの1つのシリンジ・プランジャ用の走行領域とを備える、バレル・ユニットと、を備え、・ 各シリンジ・プランジャが上部シリンジ開口部を通ってシリンジ・バレルに係合され、走行領域に密封式に案内され、かつ・バレル保持装置がシリンジ・バレルの上に配置され、支持部に接続されている。

Description

本発明は、シリンジ・バレルのバレル保持装置用の第1保持装置と、シリンジ・プランジャのプランジャ保持装置用の軸方向に可動な第2保持装置とを備えた、実験室において液体を計量する計量装置で使用されるマルチチャネル・シリンジに関する。
ピペットは、液体を計量するために、特に、臨床検査、生化学検査で使用される。エア・クッションピペットには、内蔵型空気変位装置と、少なくとも1つのピペット・チップ用シートとがある。変位装置は、概して、内部に密封式に案内される可動プランジャを備えたバレルによって形成されている。ピペット・チップがシートに保持されると、ピペット・チップは変位装置と連通して接続される。変位装置を用いることによって、エア・クッションが移動可能となり、液体が先端開口部を通ってピペット・チップに吸引されピペット・チップから排出される。使用後、このピペット・チップはシートから取り外し可能であり、新しいピペット・チップと交換可能である。
マルチチャネル・ピペットは、液体を1つ以上の容器から吸引し、液体を1つ以上の容器に排出する役目をする。マルチチャネル・ピペットは、マトリックス状に配置されている複数のウェルを有するマイクロタイタープレートで作業するのにしばしば使用される。生体分子スクリーニング協会(Society for Biomolecular Screening:SBS)基準による、96ウェルまたは384ウェルを備えるマイクロタイタープレートが、広く行きわたっている。このために、マルチチャネル・ピペットには、ピペット・チップを平行に並んで互いに隣りと同じ高さに配列するための複数のシートがある。複数のピペット・チップがシートに保持されると、これらは個別の変位装置か共通の変位装置に互いに連通して接続される。96(=8x12)ウェルを備えたマイクロタイタープレートという多用型の1つの改変として、マルチチャネル・ピペットはピペット・チップ用の8シートはまた12シートを有することが多い。使用後、複数のピペット・チップはシートから取り外し可能であり、新しいピペット・チップと交換可能である。このようなマルチチャネル式計量装置は、たとえば欧州特許第1 739 434B1号および欧州特許公開第2 735 369A1号に記載されている。
エア・クッションピペットは、概して、ピペット・チップを手で把持することなく、ピペット・チップを使用後にそのシートから取り外すための排出装置を有する。マルチチャネル・ピペットでは、複数のピペット・チップを排出するのに加えられる力が大きい。独国特許第10 2004 003 433B4号は、マルチチャネル・ピペットを記載しているが、このマルチチャネル・ピペットは、排出装置を作動させる力を軽減させるものであり、ばね式の円錐部および停止部によってその円錐部にピペット・チップを締着させる力を制限する。
欧州特許公開第2 735 369A1号は、マルチチャネル・ピペットを記載しているが、このマルチチャネル・ピペットは、排出装置を作動させる力を軽減させるものであり、エジェクタにはピペット・チップを順次押圧して円錐部から離すさまざまなエジェクタ部品がある。
エア・クッション式ピペットの欠点は、これらが高粘性または高起泡性の液体、または高蒸気圧の液体を計量するのにほとんど適していないか、あるいは不適切なことである。高粘性または高起泡性の液体では、低い計量速度が求められ、高蒸気圧の液体を正確に計量することさえできない。ピペット・チップの液柱の重さによるエア・クッションの長さの変化や、温度変化によるエア・クッションの長さの変化によって、別の不正確なことが生じる。したがって、変位装置による容積の変位が、ピペット・チップに吸入される液体の容積から外れる。さらに、ピペット・チップに吸引された液体からのエアゾールが、エア・クッション式ピペットに移動して汚染する。マルチチャネル・ピペットは、複数の個々の部品からなり、特に複雑である。エア・クッション式ピペットは、異なる容積のピペット・チップとの適合性に関して極めて制限される。というのは、内蔵型変位装置は一定の変位容積を有しているからである。
ポジティブディスプレイスメント式ピペットは、シリンジのシリンジ・プランジャ用の内蔵型駆動装置を有する。プラスチックからなるシリンジは、ポジティブディスプレイスメント式ピペットに接続可能なため、シリンジ・バレルがポジティブディスプレイスメント式ピペットに保持され、シリンジ・プランジャがこの駆動装置に連結される。液体がシリンジ開口部を通って吸入され排出されるように、駆動装置がシリンジ・プランジャを移動させる。このことを実行する際、シリンジ・プランジャは液体と接触したままである。計量後、使用済みのシリンジを新しいシリンジと交換可能である。エア・クッションがシリンジ・プランジャと液体との間に形成されないいため、ポジティブディスプレイスメント式ピペットもまた高粘性または高起泡性の液体、あるいは高蒸気圧の液体を計量するのに適している。エア・クッションの長さの変化およびエアゾールによる汚染からの不正確さを回避する。
Eppendorf AG社によるBiomaster(登録商標)のポジティブディスプレイスメント式ピペットは、小型シリンジに吸入された液体を単一ステップ(ピペッティング)で排出するように設計されている。
ポジティブディスプレイスメント式ピペットは、概して、ディスペンサとして設計されている(「リピート式ピペット」ともいう)。ディスペンサを用いて、液体をシリンジに吸入し、そこから段階的に排出することが可能である。各ステップにおける排出量が調整可能なディスペンサが知られている。動的計量ピペットは、異なる直径によって互いに異なる充填容積やシリンジ・バレルのそれぞれの長さを備えたシリンジと可変的に嵌合可能である。ディスペンサによって投与量を大きく変化させることができる。
手動式駆動装置または電動モータ式駆動装置を備えたエア・クッションピペットおよびポジティブディスプレイスメント式ピペットが知られている。電動モータ式駆動装置を備えたディスペンサはまた、ピペッティングに、すなわち単一の計量ステップで吸入された液体を計量するのに有用である。
投与調節付きの手動式ディスペンサが、独国特許第29 26 691C2号および米国特許第4 406 170号に記載されている。このディスペンサの商業的デザインは、Eppendorf AG社のMultipette(登録商標)4780である。このディスペンサは、Eppendorf AG社のCombitips(登録商標)などのシリンジと嵌合可能であり、異なる充填容積を持つシリンジを選択することができる。このPlus/8−Adapterで、Multipette(登録商標)4780ディスペンサを8チャネルの手動式ディスペンサに変形可能である。8個のプラスチック製シリンジを含むカートリッジが、このアダプタに嵌合される。8個のピペット・チップが8個のプラスチック製シリンジに締着可能である。エア・クッションがプラスチック製シリンジによって移動するので、液体がピペット・チップ内に吸入され、その中に吸引される。ディスペンサはエア・クッションピペットに変換される。
米国特許第4 591 072号は、戻しばねの効果に反して作動可能な作動ボタンを有するディスペンサを記載している。作動ボタンはラックによってスライドに接続されている。このスライドは、同一のシリンジを複数含むシリンジ・ユニットのプランジャに着脱可能に接続されている。スライドはドライブロッドによって吸引ボタンに接続されている。吸引ボタンはディスペンサの外側に可動式に配置されている。爪部がラックと共に作動し、爪部は作動ボタンが作動していないときにはラックから分離しており、作動ボタンが作動するときには、すべてのシリンジから同量の液体を段階的に計量することができるように、ラックと係合している。シリンジ・ユニットは、ホルダに挿入されている個々の既製のシリンジを備える。シリンジ・プランジャがスライドと係合するように、ホルダは順番にディスペンサに挿入される。シリンジ・ユニットをシリンジに嵌合し、使用済みのシリンジを新しいシリンジに交換するのは複雑である。
Nichiryo America Inc.社のモデル8800は、8チャネルを備えた類似のディスペンサの商業的デザインである。
日本国特許第3389352B2号は、マルチチャネル・ピペットとそれに装着可能なピペット・チップとを備える分注装置を記載している。マルチチャネル・ピペットは、複数の平行なプランジャを備えた単体構成のプランジャ・ユニットを横材に備え、その横材は、ロッドによって駆動装置に堅固に接続されている。マルチチャネル・ピペットの単体構成のバレル・ユニットは、プレートと、そこから下方へ突出するバレルとを備える。プランジャはそれぞれバレルに係合され、Oリングを通ってそのプレートの上縁部に密封式に案内される。プレートとOリングとは、分注装置のハウジングの下部壁の底面で固定されている。プランジャ・ユニットとバレル・ユニットとを交換することはない。様々な液体容積を計量するために、マルチチャネル・ピペットは、外径が小さく、対応する小さな内径のバレルに係合されるプランジャと、外径が大きく、対応する大きな内径のバレルに係合されるプランジャとを備える。
独国特許公開第197 50 145A1号は、少なくとも3つ一組のバレルであって、そのそれぞれが1つのプランジャを備えるマルチバレルピペットを記載している。バレルの組は個別の要素からなり、そのうち少なくとも1つは、少なくとも2つのバレルを備えたマルチバレル要素である。マルチユーズのバレル要素によって、各バレルがピペット・チップに装着するために個別のシリンジ要素に接続される。2つのプランジャがバレルに挿入されるが、このプランジャはバレルの上のシールを通って密封式に案内される。2つのプランジャは、対面する表面に沿って互いに押圧する複数の部品からなるので、一方のプランジャの凸部が他方のプランジャの凹部に係合する。互いに接続されるプランジャ部品は、上端部にフランジを有する。複数のプランジャ対がそれらのフランジによって作動アームに保持される。この作動アームは、その上端部に操作ボタンを備えるプランジャ・ロッドに接続されている。別のマルチユーズのバレル要素では、2つのバレルが、その下端部で単一の先端要素にピペット・チップを装着するために接続されている。複数のマルチバレル要素は、マルチチャネル・ピペットのハンドルの下端部で1つの本体に結合される。
このような背景に対して、本発明の目的は、より使用しやすく複雑でない複数のシリンジを備えたシリンジ・ユニットを作製することである。
本目的は、請求項1の特徴を有するマルチチャネル・シリンジにより達成される。マルチチャネル・シリンジの有利な構造物は、従属請求項において特定されている。
本発明によるマルチチャネル・シリンジは、シリンジ・バレルのバレル保持装置用の第1保持装置と、シリンジ・プランジャのプランジャ保持装置用の軸方向に可動な第2保持装置とを備えた、実験室において液体を計量する計量装置で使用されるものであり、以下を備える:
・ プラスチック製の単体構成のプランジャ・ユニットであって、前記プランジャ・ユニットは、その上端部にプランジャ保持装置を備えるドライブロッドと、ドライブロッドの下端部でドライブロッドに対して垂直に向いている横材と、下方に突出しドライブロッドと平行な複数のシリンジ・プランジャとを備える、プランジャ・ユニットと、
・プラスチック製の単体構成のバレル・ユニットであって、支持部と、平行に隣接して配置されている少なくとも1列のシリンジ・バレルとを備え、このシリンジ・バレルは支持部から下方に突出し、下部シリンジ開口部と、上部シリンジ開口部と、内部にプランジャ・ユニットの1つのシリンジ・プランジャ用の走行領域とを備える、バレル・ユニットと、を備え、
・ 各シリンジ・プランジャが上部シリンジ開口部を通ってシリンジ・バレルに係合され、走行領域に密封式に案内され、かつ、
・ バレル保持装置がシリンジ・バレルの上に配置され、支持部に接続されている。
本発明によるマルチチャネル・シリンジには、以下の有利な点がある。すなわち、プラスチック製で複数のシリンジピストンを有するプランジャ・ユニットと、プラスチック製で複数のシリンジ・バレルおよびそれに接続される支持部を備えるバレル・ユニットがそれぞれ、特に経済的な方法で大量生産可能なことである。プランジャ・ユニットとバレル・ユニットとはともに、特に低許容差で製造可能であるので、特に低許容差のマルチチャネル・シリンジをそこから製造することが可能である。プランジャ・ユニットとバレル・ユニットとを接合することによって、マルチチャネル・シリンジの複数の平行なシリンジが同時に形成される。プランジャ・ユニットとバレル・ユニットとは特に簡単にかつ迅速に接合することが可能であり、特に自動化に適している。マルチチャネル・シリンジがポジティブディスプレイスメント式装置として作動するので、高粘性または高起泡性の液体、あるいは高蒸気圧の液体での使用に適している。さらに、エア・クッション式ピペットのシステムに関連する非精密性や計量装置の汚染を防ぐことができる。従来のマルチチャネル・ピペットと比較して、マルチチャネル・シリンジの複雑さはわずかである、というのは、変位装置、ばね式コーンおよび排出装置の製造のための複雑な個々の部品がなくなるからである。簡潔な構造によって、マルチチャネル・シリンジは極めて軽量である。このことによって、手持ち装置として設計されている計量装置を備えたマルチチャネル・シリンジを使用するときの操作が簡単になる。マルチチャネル・シリンジで使用する定置式の計量装置は、容量が低減されるために、より簡潔に設計可能である。さらに、シリンジの充填容積は、本発明によるマルチチャネル・シリンジで特に大きく変動する。様々な充填容積のシリンジは、シリンジ・プランジャを有するプランジャ・ユニットや異なる直径および/または異なる長さのシリンジ・バレルを有するバレル・ユニットによって、容易に製造可能である。バレル保持装置およびプランジャ保持装置は、シリンジ・バレルの上に配置されている。バレル保持装置は第1の保持装置に簡単に接続可能であり、プランジャ保持装置は計量装置の第2の保持装置に接続可能である。マルチチャネル・シリンジのバレル保持装置およびプランジャ保持装置は、好ましくは、従来のシングル・シリンジのバレル保持装置およびプランジャ保持装置に備わるような計量装置で使用するように設計されている。このことによって、シングル・シリンジで既に使用されている従来の計量装置を備えたマルチチャネル・シリンジを使用することができる。マルチチャネル・シリンジを計量装置に接続したり、マルチチャネル・シリンジを取り外したりは、従来のシングル・シリンジに計量装置を接続するときと同じである。このために、より強い力を加える必要はない。マルチチャネル・シリンジは、有利にも、特に無菌状態の設計において使い捨て部品として使用可能である。
好ましい一実施形態によると、プランジャ保持装置は第2の保持装置に着脱可能に接続されるように設計されており、バレル保持装置は計量装置の第1の保持装置に着脱可能に接続されるように設計されている。
好ましい実施形態によると、横材は板状であり、ドライブロッドに対して垂直に向く直線状のベース部であって、ドライブロッドからシリンジ・プランジャが下方に突出しているベース部を有し、第1の上方テーパと有し、ドライブロッドは横材の上端部から上方に突出している。本実施形態は、特に、ドライブロッドからシリンジ・プランジャへの力の伝達に関して有利であり、材料を節約するものである。好ましい実施形態によると、横材が三角形または台形の形状である。
別の実施形態によると、各シリンジ・プランジャがプランジャ・ロッドを有し、プランジャ・ロッドは上部で横材に接続され、下部で走行領域に密封式に案内されるプランジャに接続されている。本実施形態では、シリンジ・プランジャは特に、材料が節約され、走行領域では低摩擦となるように設計されている。別の実施形態によると、各プランジャは(円形)ディスクの形状で設計されている。別の実施形態によると、プランジャは中実のプロファイルを有しており、プランジャ・ロッドは、十字形プロファイル、二重のT字形プロファイル、中空プロファイル、または、プランジャの中実プロファイルよりも横断面が小さな面を持つ別のプロファイルを有している。
別の実施形態によると、各シリンジ・プランジャが、周縁密封領域を有する。この密封領域は、シリンジ・プランジャの縦軸(中軸など)を中心として走行し、その方向にシリンジ・プランジャがシリンジ・バレル内で移動可能である。密封領域は走行領域と密封式に当接する。シリンジ・プランジャは走行領域と密封式に当接する密封領域を備えた走行領域内を移動可能である。そうすることで、密封式に当接する密封領域が上から下に、かつ下から上に走行領域内を移動する。別の実施形態では、周縁密封領域がシリンジ・プランジャの周縁面、すなわち周縁面の一部分である。たとえば、周縁密封領域は、ディスク状またはロット状の(たとえば円筒状の)シリンジ・プランジャの全周縁面、または周縁面の径方向に露出する下部である。
別の実施形態によると、各シリンジ・プランジャが、少なくとも1つの密封要素を有する。各シリンジ・プランジャの密封要素は、プランジャ走行領域と密封式に当接する。別の実施形態によると、各シリンジ・プランジャが、周縁に少なくとも1つの周縁密封要素を有する。本実施形態では、密封領域が少なくとも1つの密封要素によって形成される。別の実施形態によると、密封要素がシールリップである。別の実施形態によると、密封要素がシールビードである。別の実施形態によると、密封要素がシールビードを支持するシールリップである。別の実施形態によると、各プランジャが密封要素に一体的に接続されている。このことは特に、ディスク形状のシリンジ・プランジャの場合である。横材に直接的にあるいはプランジャ・ロッドを介して接続されているロッド状の(たとえば円筒状の)シリンジ・プランジャを用いて、密封要素が好ましくはシリンジ・プランジャの周縁で下端部に配置されている。別の実施形態によると、シールリップがエプロン状であり、シールリップはシリンジ・プランジャの外周から下方に延びる。別の実施形態によると、シールリップが、走行領域に対して密封式に当たる周縁肥厚部を有する。
別の実施形態によると、シリンジ・バレルの走行領域が円筒形である。別の実施形態によると、走行領域が円形状、楕円状、または多角形の横断面を有する。シリンジ・プランジャの横断面は走行領域に適合する。楕円形または多角形(たとえば矩形の)横断面によって、容積の大きなシリンジ・バレルが所定の寸法の支持部に配置することができる。
別の実施形態によると、各シリンジ・プランジャにはその下端部にプランジャ先端部があり、各シリンジ・バレルにはその下端部にバレル先端部があり、その中にプランジャ先端部が挿入可能である。それによって、液体の残量がマルチチャネル・シリンジから除去される。
別の実施形態によると、横材、および/またはドライブロッド、および/またはプランジャ・ロッドがリブを有し、リブは外方に突出しシリンジ・プランジャと平行に延びる。安定度がこのリブによって改善され、材料を節約した設計が促進される。
別の実施形態によると、支持部が直線状または板状の構造体を有し、直線状の構造体(たとえばストリップやバーなど)が、直線状の支持構造体から下方に突出し互いに並列に配置されているシリンジ・バレルに一体的に接続されているか、あるいは、板状の支持構造体(プレートやグリッドなど)が、板状の支持構造体から下方に突出し複数の平行列で互いに平行に配置されているシリンジ・バレルに接続されており、支持構造体が支持構造体から上方に突出する少なくとも1つの接続構造体に接続されており、接続構造体が支持構造体からある距離でバレル保持装置に接続されている。それによって、マルチチャネル・シリンジを計量装置に簡単に接続することが可能である。このことは、特に、バレル保持装置が中空の円筒保持ピンを含み、プランジャ・ユニットのドライブロッドがこの保持ピンの中軸に配置されている場合である。別の実施形態によると、支持構造体が接続構造体と一体的に設計されている。好ましい実施形態によると、保持ピンは、径方向外側に突出する周縁フランジを有し、バイオネット接続の一部を有し、あるいは計量装置の第1の保持装置に着脱可能に接続される別の手段を有する。
別の実施形態によると、支持構造体がハウジングの下部壁であり、接続構造体がハウジングの複数の側壁を有する。別の実施形態によると、接続構造体が少なくとも1つの直線状の接続要素または少なくとも1つのグリッド・フレームを有する。別の実施形態によると、支持構造体がフィルム・ヒンジによって接続構造体に一体的に接続されている。別の実施形態によると、支持構造体がフィルム・ヒンジを用いて支持構造体に互いに対向する2つの長手方向面で一体的に接続され、少なくとも1つの接続構造体がバレル保持装置に上部で接続され、接続構造体はフィルム・ヒンジによって折り畳まれ、折り畳まれた接続構造体が互いに接続される。このことは、射出成形によるバレル・ユニットの製造に有利である。
別の実施形態によると、接続構造体がバレル保持装置に一体的に接続されている。あるいは、バレル保持装置と接続構造体とが別々に製造されて、互いに接続される。このために、たとえば2つの接続構造体が内面に溝部または凸部を有し、接続構造体が共に折り畳まれる場合、バレル保持装置の縁部が溝部または凸部と係合し、これによってバレル保持装置が接続構造体に接続される。
別の実施形態によると、支持部がシリンジ・バレルと一体的に形成されているハウジングの下部壁を有し、ハウジングは下部壁から上方に突出し上部でバレル保持装置に接続される側壁を有する。支持部の安定度がハウジングによって向上し、材料を節約することが可能となり、シリンジを汚染物質から保護することができる。別の実施形態によると、ハウジングが箱状のハウジングである。
別の実施形態によると、支持部がバレル・ユニットの構成部品となるようにハウジングを備える。本実施形態は、特に安定していて材料を節約するように設計可能である。
別の実施形態によると、下部壁がフィルム・ヒンジを用いて側壁に互いに対向する2つの長手方向面で一体的に接続され、少なくとも1つの側壁はバレル保持装置の上部で接続され、側壁はフィルム・ヒンジによって折り畳まれ、折り畳まれた側壁は互いに接続される。このことは特に、射出成形による製造に有利となる。というのは、側壁を備えたバレル・ユニットを射出成形する射出成形用金型は特に簡単に設計可能であり、バレル・ユニットは射出成形後に容易に変形可能なためである。折り畳むことによって、マルチチャネル・シリンジの製造が容易になる。
別の実施形態によると、側壁には、その2つの側縁部から突出する幅狭側壁部を有し、折り畳まれた側壁の2つの幅狭側壁部が共に1つの幅狭側壁を形成する。この構成では、それに接続されている側壁部を備えた各側壁がハウジング・ケースを形成し、このハウジングは2つのハウジング・ケースと下部壁から形成される。この構成もまた、射出成形による製造に有利である。
別の実施形態によると、シリンジ・バレルと一体的に形成されている支持部が直線状の支持構造体によって単独で形成される。この直線状の支持構造体は、たとえば、ハウジングの下部壁である。下部壁は、たとえば、ハウジングに接続可能であり、溝部または凸部を下部壁の縁部の内面に備えた2つのハウジング・ケースが、下部壁の縁部を溝部または凸部に挿入することによって、ハウジングに組立てられる。組立て状態では、下部壁がハウジングに保持されている。別の実施形態によると、直線状の支持部が接続構造体によってバレル保持装置に接続され、接続構造体が、たとえば1つ以上の直線状の接続要素によって形成されるか、支持部とバレル保持装置との間のグリッド・フレームによって形成される。この実施形態は、ハウジングなしでも機能する。
別の構成によると、支持部がバレル保持装置に一体的に接続されている。このような構成によって、製造がさらに簡略化される。射出成形によって、製造を有利に行うことが可能となる。あるいは、バレル保持装置と支持部とが別々に製造されて、互いに接続される。このために、たとえば支持部が2つのハウジング・ケースを有し、ハウジング・ケースは内面に溝部または凸部を有し、組立可能であり、組立て中に、バレル保持装置の縁部が溝部または凸部に受けられ、これによってバレル保持装置がハウジング・ケースに接続される。
好ましい実施形態によると、プランジャ保持装置およびバレル保持装置が、欧州特許第0 656 229B1号および米国特許公開第5 620 660A号によるリピート式ピペットシステムのシリンジを備えた場合のように設計されるので、マルチチャネル・シリンジは欧州特許第0 656 229B1号および米国特許公開第5 620 660A号に記載のリピート式ピペットシステムのリピート式ピペットで使用可能である。別の実施形態によると、マルチチャネル・シリンジのプランジャ保持装置およびバレル保持装置が、欧州特許第2 279 791B1号および米国特許第8 813 584B2号に記載のシリンジのプランジャ保持装置およびバレル保持装置を備えた場合のように設計されるので、マルチチャネル・シリンジは欧州特許第2 279 791B1号および米国特許第8、813、584B2号に記載の計量装置で使用可能である。バレル保持装置およびプランジャ保持装置に関して、欧州特許第0 656 229B1号、米国特許公開第5 620 660A号または欧州特許2 279 791B1号、および米国特許第8 813 584B2号のシングル・シリンジのバレル保持装置およびプランジャ保持装置を参照するが、これによってその内容は本願に組み込まれるものとする。
別の実施形態によると、バレル保持装置が環状のディスク状フランジを有し、ドライブロッドがフランジの中軸に配置されている。フランジは計量装置の環状停止部に対して載置され、計量装置の装置を把持することによって環状停止部に堅固に保持可能である。
フランジはハウジングの上縁部に直接的に接続可能である。ハウジングは、上縁部に安全器を有していてもよく、この安全器によって、計量装置の下縁部を係合することができ、フランジを計量装置の把持装置によって把持可能となる。
別の実施形態によると、バレル保持装置が中空の円筒形保持ピンを有し、ドライブロッドが保持ピンの中軸に配置されている。別の実施形態によると、フランジが保持ピンの上端部に接続されている。保持ピンによってシリンダユニットの把持がし易くなる。特に、保持ピンによって、計量装置の把持装置を使用したフランジの把持がしやすくなる。さらに、保持ピンはフランジからハウジングに力を伝達するのに有利である。
別の実施形態によると、ハウジングが第2のテーパ部をその上部に有する。第2のテーパ部は、バレル・ユニットからプランジャ・ユニットを引き抜く場合に第2のテーパ部を受けるために、三角形または台形の横材の形状に適合するのが好ましい。それによって、材料が節約できるハウジングの実施形態が促進される。
別の実施形態によると、バレル保持装置が2つの半体を有し、各半体はハウジングの側壁に接続されており、2つの半体は互いに直径方向に対向する縁部に対接している。本実施形態は特に、ハウジングを備えたバレル保持装置の一体的な設計に有利である。ハウジングの部品を接合する場合、バレル保持装置の半体もまた接合される。このことによって、製造が簡略化される。
別の実施形態によると、バレル保持装置の側壁および/または半体が、ロック要素によって、かつ/または高温コーキングによって、かつ/または溶接によって、かつ/または接着によって、かつ/または心出し要素によって、互いに接続される。好ましくは、バレル保持装置の側壁および/または半体が、ロック要素によって互いに接続され、かつ/または互いに位置合わせされる。それによって、製造が簡略化される。また有利なことは、接続要素が特に安定していなくてもよいことである。というのは、バレル保持装置のハウジング部品および/または半体が使用時には計量装置によって付加的に互いに保持し合うからである。
別の実施形態によると、バレル保持装置がその上縁部にコードを有する。マルチチャネル・シリンジが従来のシングル・シリンジのようにコードを備えていてもよいので、計量装置がマルチチャネル・シリンジを認識することが可能となり、たとえば設定された計量値を表示することができる。この点に関して、欧州特許第0 657 216B1号、米国特許公開第5 620 661A号のシングル・シリンジ、および欧州特許第2 574 402B1号、および米国特許第9 291 529B2号のシングル・シリンジの検査要素でのコーディングを参照するが、これによってその内容は本願に組み込まれるものとする。
シリンジ・プランジャがマルチチャネル・シリンジのシリンジ・バレルに案内されるので、プランジャ保持装置をバレル保持装置に対して位置合わせすることによって、計量装置の第1および第2の保持装置に接続し易くなる。
別の実施形態によると、ハウジングが、バーを有する。このバーは、内側で突出し、ドライブロッドの軸方向に溝がついており、その中にドライブロッドのリブが係合される。このことによって、プランジャ・ユニットを軸方向にさらに案内することになる。このような案内によって、プランジャ保持装置を計量装置の第2の保持装置に位置合わせすることの正確さが向上する。
別の実施形態によると、各バレル・ユニットが、走行領域において下部で下方にテーパ付けされるバレル先端部と、走行領域とバレル先端部との間の外側段の外側で下方にテーパ付けされる心出しリブとを有する。心出しリブによって、深いサンプル容器でバレル・ユニットを心出しすることが容易になる。
別の実施形態によると、隣接するバレル・ユニットの上端部がバーによって互いに接続されている。別の実施形態によると、バーが支持部の底面に接続されている。別の実施形態によると、バーが支持部の底板または支持構造体に接続されている。バーによってバレル・ユニットを互いに平行に位置合わせすることが促進され、バーは射出成形後に冷却する場合に意図する位置までバレル・ユニットを引き寄せる。
プランジャ保持装置はドライブロッドの上端部によって排他的に形成可能である。プランジャは、たとえば、円筒形プロファイル、または箱形プロファイル、または十字形プロファイルである。好ましい実施形態によると、プランジャ保持装置はドライブロッドの上端部では円筒形の結合部品である。
好ましい実施形態によると、マルチチャネル・シリンジが、8シリンジ、12シリンジ、16シリンジ、24シリンジ、32シリンジ、96シリンジ、または384シリンジを備える。このことは、96ウェルまたは384ウェルのマイクロタイタープレートを使用する液体計量に有利である。別の実施形態によると、シリンジ・バレルがシリンジ・バレルの下部バレル開口部を、互いにある距離を置いて有し、この距離は、標準的なマイクロタイタープレート(SBS基準)の規定方向にある2つの隣接するウェル間の距離に相当する。
別の実施形態によると、プランジャ・ユニットが単一部品として射出成形され、かつ/またはバレル・ユニット、および/またはハウジング、および/またはバレル保持装置が単一部品として射出成形される。
プランジャ・ユニット、および/またはバレル・ユニット、および/またはハウジング、および/またはバレル保持装置がそれぞれ、プラスチック、または複数のプラスチックから作られる。
好ましい実施形態によると、プランジャ・ユニット、および/またはバレル・ユニット、および/またはハウジング、および/またはバレル保持装置がそれぞれ、少なくとも1つのポリオレフィンまたは他の熱可塑性プラスチックから作られる。好ましい実施形態によると、プランジャ・ユニットがポリエチレンから作られ、バレル・ユニットがポリプロピレンから作られるか、その逆もまた同様である。このことによって、シリンジ・プランジャとシリンジ・バレルとの減摩対合が特に効果的となる。
さらに、本発明は、本発明に記載の、特に請求項1から18の一項に記載の、シリンジ・バレルのバレル保持装置用の第1保持装置と、シリンジ・プランジャのプランジャ保持装置用の軸方向に可動な第2保持装置とを備えた、実験室において液体を計量する計量装置を備えたマルチチャネル・シリンジの使用に関する。
好ましい実施形態によると、マルチチャネル・シリンジが、手動または電動モータで駆動する携帯型または固定型の計量装置で使用される。
マルチチャネル・シリンジは、液体の吸引量を数段階で分注するために、手動式ディスペンサで使用可能である。さらに、マルチチャネル・シリンジは、電動モータで駆動するディスペンサで使用可能であり、この電動モータを使用して液体の吸引量を数回の計量段階で分注可能であり、あるいは単一の計量段階で全部を分注可能である。マルチチャネル・シリンジは、計量中にユーザによって片手で保持可能な携帯型計量装置で使用可能である。さらに、マルチチャネル・シリンジは、固定式計量装置、特に計量器または検査器で使用可能である。これらを用いて、第2の保持装置は、電動モータで駆動するので、第2の保持装置によって液体の吸引量を数回の計量段階で分注可能であり、かつ単一の計量段階で全部を分注可能である。計量装置は、シングル・シリンジで使用する計量装置や、特にマルチチャネル・シリンジ用に設計された計量装置であってもよい。
本出願では、「上部「、「下部」、「上方」、「下方」という表現、ならびにそこから派生する用語は、垂直のシリンジ・プランジャおよびシリンジ・バレルとのマルチチャネル・シリンジの位置を示し、下部シリンジ開口部は下方に向き、上部シリンジ開口部は上方に向いている。
本発明を、例示的実施形態の添付図面に基づいて、以下により詳細に説明する。
図1a−dはマルチチャネル・シリンジのプランジャ・ユニットの正面および側面から斜めにみた斜視図(図1a)、正面図(図1b)、平面図(図1c)、および側面図(図1d)である。 図2a−dはマルチチャネル・シリンジの単一部品のバレル・ユニットが折り畳まれていない状態にある、正面および側面から斜めにみた斜視図(図2a)、正面図(図2b)、平面図(図2c)、および側面図(図2d)である。 図3a−dはマルチチャネル・シリンジに接合するときのプランジャ・ユニットおよびバレル・ユニットの正面および側面から斜めにみた斜視図(図3a)、正面図(図3b)、平面図(図3c)、および側面図(図3d)である。 図4a−dはマルチチャネル・シリンジの正面および側面から斜めにみた斜視図(図4a)、正面図(図4b)、平面図(図4c)、側面図(図4d)、および図4Cの軸4e−4eに沿った縦断面図(図4e)である。 図5a−dは、電子駆動式携帯型計量装置に接続されているマルチチャネル・シリンジの、正面および側面から斜めにみた斜視図(図5a)、正面図(図5b)、計量装置の下部を備えたマルチチャネル・シリンジの側面図(図5c)、およびマルチチャネル・シリンジおよび計量装置の下部の縦断面図(図5d)である。 図6a−bは、手動駆動式携帯型計量装置に接続されているマルチチャネル・シリンジの、正面および側面から斜めにみた斜視図(図6a)および正面図(図6b)である。 図7は、計量器に接続されているマルチチャネル・シリンジの、正面および側面から斜めにみた斜視図である。 図8a−bは、矩形の断面を備えるバレル・ユニットを備えたマルチチャネル・シリンジの、正面および側面から斜めにみた斜視図(図8a)、および下部および側面から斜めにみた斜視図(図8b)である。 図9a−bは、楕円の断面を備えるバレル・ユニットを備えたマルチチャネル・シリンジの、正面および側面から斜めにみた斜視図(図9a)、および下部および側面から斜めにみた斜視図(図9b)である。
図1によると、プランジャ・ユニット1が、ドライブロッド2と、ドライブロッド2の下端部にある横材3と、複数のシリンジ・プランジャ4とを有し、シリンジ・プランジャ4は横材3から下方に突出し、ドライブロッド2に平行である。本実施例では、プランジャ・ユニット1が8個のシリンジ・プランジャ4を備える。
ドライブロッド2は、リブ5.1、5.2、5.3、5.4を備えた十字形プロファイルを有する。ドライブロッド2は下部から上部に向かってテーパ付けされている。リブ5.1、5.2は、長手方向に一定の台形の断面を有する。T字プロファイルのリブ5.3、5.4は横材に平行に向いており、このリブもまた台形の断面を有する。これらの高さは上方に向かって減少する。
円筒状の結合部品であるプランジャ保持装置6が、ドライブロッド2の上端部に載置されている。結合部品6は、計量装置によって安全に把持されるよう、複数の周縁溝7をその周縁に有する。別の実施形態によると、結合部品6には周縁溝7がない。
横材3は板状であり、ドライブロッド2に対して垂直方向に向く直線ベース8と、三角形の外形をした第1の上方テーパ部とを有する。2つの角付き縁部はそれぞれ、ビード状の補強材10を有する。シリンジ・プランジャ4まで平行に延びる複数の外方突出リブ11.1、11.2が、前面および後面に走る。
各シリンジ・プランジャ4がプランジャ・ロッド12を有し、プランジャ・ロッド12は横材3のベース8と上部で接続されている。下部では、各プランジャ・ロッド12が板状のプランジャ13に接続されている。各プランジャは、下方へ突出するエプロン状のシールリップ14を有する。各シールリップ14はその外側に周縁シールビード15を有する。
円錐状に下方にテーパ付けされているプランジャ先端部16が、各プランジャ13の底面から突出している。
各プランジャ・ロッド12は、リブ17.1、17.2、17.3、17.4を備えた十字形プロファイルを有する。十字形プロファイルのリブ17.1、17.2は横材3に対して垂直に向いているが、リブ11.1、11.2に続いて横材3の外側で下方に延びる。
プランジャ・ユニット1は単一のプラスチック、または複数のプラスチックから、複合射出成形方法によって射出成形される。好ましくは、プランジャ・ユニット1が単一部品として射出成形される。好ましくは、プランジャ・ユニット1がポリオレフィンから、優先的にはポリエチレンから射出成形される。
図2によると、バレル・ユニット18がストリップ状の下部壁19と、複数のシリンジ・バレル20とを有し、シリンジ・バレル20は互いに続けて平行に配置され、下部壁から下方に突出する。本実施例では、バレル・ユニット18が8個のシリンジ・バレル20を備える。各シリンジ・バレル20は、上部シリンジ開口部21および下部シリンジ開口部22を有する。上部シリンジ開口部21は下部壁19の上面で終端する。さらに、各シリンジ・バレル20は、シリンジ・プランジャ4用の円筒形の走行領域24を備えた中空の円筒形の上部バレル部23と、上部バレル部23の下端部から突出する中空バレル先端部25とを有する。各バレル先端部25には2つの円錐部26、27があり、上部円錐部26は下部円錐部27よりも円錐角が小さく、下部円錐部27は下部シリンジ開口部22を有する。各上部バレル部23と下部壁19との間には、短い円錐伸張部28があり、上方に伸張する。
ハウジング32のハウジング・ケース31.1、31.2が、フィルム・ヒンジ29、30によって下部壁19の2つの対面する長手方向面に関節状に連結されている。各ハウジング・ケース31.1、31.2には側壁33、34があり、側壁33、34はほぼ矩形の下部側壁部33.1、34.1と、ほぼ切妻状の上部側壁部33.2、34.2とがある。各側壁33、34の下縁部はフィルム・ヒンジ29、23によって下部壁19に接続されている。
さらに、各ハウジング・ケース31.1、31.2は幅狭側壁部35.1、35.2、36.1、36.2、すなわち側壁33、34の外縁部まで立つケース縁部がある。バレル保持装置37の1つの半体は各ハウジング・ケース31.1、31.2の上縁部から中央まで突出している。バレル保持装置37は、環状フランジ38を有し、そこから中空の円筒形保持ピン39が下方に突出する。フランジ38の頂面には、コード要素40および検査要素41が配置されており、互いに凸部または凹部によって形成されている。フランジ38は、計量装置の別の案内構造物と位置合わせするための案内構造部42を周縁に備える。
各ハウジング・ケース31.1、31.2はバレル保持装置37の1つの半体37.1、37.2に接続されている。この半体は、バレル保持装置37の中軸を通る縦部によって形成される。
環状フランジ38の可能な構成に関して、欧州特許第2 574 402B1号、米国特許第9 291 529B2号、欧州特許第2 279 791B1号、および米国特許第8 813 584号に記載の環状フランジを参照し、これによってその内容は本願に組み込まれるものとする。
ロックフックとしてのロック要素43〜46は、ハウジング・ケース31.1、31.2の縁部から突出している。各ハウジング・ケース31.1、31.2は、2つの突出型ロックフック43〜46を互いに対向する縁部に有し、それぞれ他のハウジング・ケース31.1、31.2は、2つの側方ロック溝47〜50があり、ロックフック43〜46を受ける。一方のハウジング・ケース31.1.はロックフック43、44を下部矩形部に有し、ロックフック49、50を上部切妻部に有する。他方のハウジング・ケース31.2はロックフック45、46を上部切妻部に有し、ロックフック47、48を下部矩形部に有する。
さらに、下部心出しピン51.52が一方のハウジング・ケース31.1.の縁部から突出し、他方のハウジング・ケース31.2は中央心出しピン51、52を受けるための下部心出し孔53、54を有する。下部心出しピン51、52および下部心出し孔53、54はそれぞれ、ハウジング・ケース31.1、31.2の下部矩形部34.1、33.1と上部切妻部34.2、33.2との間の角部に配置されている。
その端部に、各ロックフック43〜46は内方に突出するロック凸部55〜58を有する。
最終的に、環状ディスク状フランジの各フランジ半体38.1、38.2は、突出した上部心出しピン59、60と、上部心出し孔61、62とをみきり面に有し、一方のフランジ半体38.1、38.2の上部心出しピン59、60は別のフランジ半体38.1、38.2の上部心出し孔61、62の側に配置されており、その逆もまた同様である。
別の実施形態によると、心出し孔53、54、61、62または心出しピン51、52、59、60はないが、ハウジング・ケース31.1、31.2から突出するバーがあり、2つのハウジング・ケース31.1、31.2が互いに折り畳まれると、他方のハウジング・ケース31.2、31.1の内側に対して載置する。
保持ピン39のピン半体39.1、39.2の下端部に、各ハウジング・ケース31.1、31.2が突出バー63、64を有し、ピン半体39.1、39.2の断面を部分的に閉塞する。各バー63.64は、軸方向スロット65、66をトラフ状の凹部63.1、64.1の中心の縁部に有する。ドライブロッドのリブ5.3、5.4が凹部63.1、64.1に係合可能であり、リブ5.1、5.2がスロット65、66に係合可能である。
バレル・ユニット18は、好ましくは単一のプラスチック、または複数のプラスチックから、複合射出成形方法によって射出成形される。優先的に、シリンジ・ユニットがポリオレフィンから、好ましくはポリプロピレンから射出成形される。
図3によると、プランジャ・ユニット1がバレル・ユニット18と結合され、プランジャ先端部16を備えたシリンジ・プランジャ4が、シリンジ・バレル20内で上部シリンジ開口部21と位置合わせされる。ついで、横材3の底面が下部壁19の頂面に対接するまで、シリンジ・プランジャ4がシリンジ・バレル20に挿入される。この位置において、シリンジ・プランジャ4のシールリップ14が走行領域24の下端部にある肩部に完全に当接せず、プランジャ先端部16とバレル先端部25との間には小さな隙間がなお存在する。このことは図4(e)に示されている。
伸張部28によって、シールリップ14を走行領域24に挿入することが簡単になる。
保持ピン39のピン半体39.1、39.2の延長部に、各ハウジング・ケース31.1、31.2がバレル排出部67、68を有し、フィルム・ヒンジ29、30の近くまで延びており、その幅と高さは下方に向かって減少する。バレル排出部67、68はその上部でピン半体39.1、39.2の外径に円滑に移行する。内部では、各ハウジング・ケース31.1、31.2が内側縦リブ69、70を有し、この内側縦リブはバー63、64からフィルム・ヒンジ29、30の近くまで延びている。内側縦リブ69、70の幅および高さは、下方に向かって減少する。
ついで、ハウジング・ケース31.1、31.2がともに折り畳まれ、ロック凸部55〜58が他方のハウジング・ケース31.1、31.2の側壁33、34の縁部を超えて延びるまで、一方のハウジング・ケース31.1、31.2のロックフック43〜46が、他方のハウジング・ケース31.1、31.2のロック溝47〜50に入り込む。さらに、折り畳む間、一方のハウジング・ケース31.1、31.2の心出しピン51、52、59、60がそれぞれ、他方のハウジング・ケース31.1、31.2の心出し孔53、54、61、62に挿入される。接合されると、幅狭側壁部35.1、35.2が幅狭側壁35を形成し、ついで接合されると、幅狭側壁部36.1、36.2がハウジング32の幅狭側壁36を形成する。
図4は、マルチチャネル・シリンジ72を示す。このマルチチャネル・シリンジ72は、ハウジング・ケース31.1、31.2をロックすることによって完全に組み立てられ、シリンジ・バレル用のハウジング32を形成する。本実施例では、マルチチャネル・シリンジ72が8個のシリンジ73を備える。
ハウジング32は同時に、バレル・ユニット18の支持部71であり、そこからシリンジ・バレル20が下方に突出している。
好ましくは、マルチチャネル・シリンジ72が使い捨て部品である。
図5によると、マルチチャネル・シリンジ72が計量装置74の下端部に保持されている。本実施例では、計量装置74がシリンジ・プランジャ4用の電動モータドライブを備えたディスペンサである。計量装置74は手持ちのディスペンサ、すなわち、計量時にユーザによって片手で保持可能なディスペンサである。Eppendorf AG社によるMultipette(登録商標)E3電子ディスペンサが図面に示されている。
計量装置74は、ほぼロッド状の装置ハウジング75を有する。
下端部では、装置ハウジング75がシート76を有し、ここでは従来のシリンジまたは本発明による環状フランジ38を備えたマルチチャネル・シリンジ72が代替として挿入可能である。環状フランジ38はシリンジ把持レバー78、79を用いて、シート76内で環状停止部77に固定される。
さらに、軸方向に可動なプランジャ・シート80がシート76内にあり、ここでは、シングル・シリンジ、または本発明によるによるマルチチャネル・シリンジ72が結合部品6と共に挿入可能である。
プランジャ・シート80に挿入される間、結合部品6はプランジャ把持レバー81、82に把持される。
計量装置の可能性のある保持機構の詳細は、欧州特許第0 656 229B1号、米国特許公開第5 620 660A号、欧州特許第2 279 791B1号、および米国特許第8 813 584B2に記載されており、これによってその内容は本願に組み込まれるものとする。
計量装置74は上部に、操作モードを選択するダイヤル83を有し、とりわけ、分注操作モードおよびピペッティングモードを選択することができる。
さらに、計量装置74は大きなディスプレイ84を上部に有し、特に設定された計量済み容積を表示する。
その下に、計量装置74は、様々な計量パラメータを調節する2つのロッカ・スイッチ85.86を有する。
トリガーボタン87が吸引ステップ、分注ステップ、およびピペッティングステップを開始する役目をし、同時にメモリへのパラメータ設定を省略する。
裏面に、計量装置74は、計量装置74を固定してかつ快適に保持するためのハンドレスト88を有する。
上端部にエジェクタ・ボタン90を備えたエジェクタ89によって、シングル・シリンジならびに本発明によるマルチチャネル・シリンジ72を片手で排出することができる。
マルチチャネル・シリンジ72を装着しマルチチャネル・シリンジ72を計量装置74から外すために加えられる力は、シングル・シリンジを着脱する力に相当する。マルチチャネル・シリンジ72のコードの援助で適切にプログラムされると、計量装置74は挿入するマルチチャネル・シリンジ72のタイプを把握し、それに応じてディスプレイ84を制御することが可能である。
マルチチャネル・シリンジ72が軽量であるために、計量装置74はたとえマルチチャネル・シリンジ72が装着されていても極めて容易に操作可能である。
図6によると、マルチチャネル・シリンジ72が手動式ディスペンサである計量装置91の下端部に保持されている。計量装置91はまた、計量時にユーザによって片手で保持可能な手持ち型のディスペンサである。本実施例は、Eppendorf AG社によるMultipette(登録商標)M4手動式ディスペンサである。
計量装置91は、ほぼロッド状の器具ハウジング92を有する。下端部では、器具ハウジング92がシート93を有し、ここでは従来のシリンジまたは本発明による環状フランジ38を備えたマルチチャネル・シリンジ72が代替として挿入可能である。環状フランジ38はシリンジ把持レバーを用いて、シート92内で環状停止部に固定される。
さらに、軸方向に可動なプランジャ・シートがシート92内にあり、ここでは、シングル・シリンジ、または本発明によるによるマルチチャネル・シリンジ72が結合部品6と共に挿入可能である。
プランジャ・シートに挿入される間、結合部品6はプランジャ把持レバーに把持される。
計量装置の可能な保持機構の詳細は、図5による計量装置に関して挙げられている特許文献に記載されている。
計量装置91は、吸引レバー94と、分注レバー95とをハウジング92の前面に有する。ハウジング92の上端部には、ダイヤル96があり、ダイヤル96はハウジング92から両面でわずかに突出し、これによって分注インクリメントおよび分注容積を調節することができる。
さらに、ハウジング92は、吸引レバー94および分注レバー95が位置する同じ面の上端部に、ディスプレイ97を有する。挿入されたシリンジ、またはそれぞれのマルチチャネル・シリンジ72のコードに応じて、ディスプレイ97がダイヤル96の設定に対して各計量ステップの計量値を示す。
液体が、吸引レバー94を用いてマルチチャネル・シリンジ72のシリンジのすべて(チャネル)に吸入される。分注レバー95を作動させることによって、シリンジ内の液体がなくなるまで液体が段階的に排出され、あるいはそれぞれシリンジ内の残量が設定された計量値に不十分となる。
図6によると、走行領域24とバレル先端部25との間の移行領域の外側に、マルチチャネル・シリンジ72はまた心出しリブ25.1を有する。心出しリブ25.1は、深いサンプルウェルまで導入されつつ心出しユニットの中心を合わせるために、下方にテーパ付けされている。
本出願は、図5に関して記載されている利点を有する。特に、マルチチャネル・シリンジ72が軽量であることが有利である。
最後に、図7は検査器98内のマルチチャネル・シリンジ72の使用を示す。検査器98は、作業プレート99を有し、この上で、電動モータで駆動するXYA移行システム100を用いて、電動モータで駆動する計量装置101が移動可能である。
計量装置101は、箱状の断面を備えたロッド状の器具ハウジング102を有し、器具ハウジング102は従来のシリンジまたは本発明によるマルチチャネル・シリンジ72用のシート103を下端部に有する。環状フランジ38はシリンジ把持レバーを用いて、シート内で環状停止部に固定される。
シート103では、電動モータドライブによって駆動するプランジャ・シートが移動可能に配置されている。結合部品6を備えたシングル・シリンジ、または本発明によるによるマルチチャネル・シリンジ72が、プランジャ・シートに挿入可能である。プランジャ・シートに挿入される間、結合部品6はプランジャ把持レバーに把持される。
計量装置101の可能な保持機構の詳細はまた、図5による計量装置74に関して挙げられている上記の特許文献に記載されている。
たとえば、試薬用の容器104、液体を収容するための上面に凹部106のあるマイクロタイタープレート105、およびマルチチャネル・シリンジ72を設置したり排出したりするための容器107が作業プレート99に置かれている。XYZ移行システム100を用いて、計量装置101は、マルチチャネル・シリンジ72をピックアップし作業プレート99に排出するまで移動可能であり、ピックアップされたマルチチャネル・シリンジ72に液体を吸入し、液体をマイクロタイタープレート106または容器104に排出することができる。
本願では、特に軽量で、装着および排出に力が少なくて済むことが利点である。
上述のマルチチャネル・シリンジに対して、図8のマルチチャネル・シリンジは、断面が円形状に代わって矩形のバレル・ユニット18を有する。
図9によるマルチチャネル・シリンジは、楕円形の断面を備えたバレル・ユニット18を有する。
図8および図9の例示的実施形態では、図1から図7によるマルチチャネル・シリンジを備えた場合よりも断面の大きなバレル・ユニット18を下部壁に配置可能である。
図1から図7のチャネルシリンジに関する記載は、図8および図9のマルチチャネル・シリンジにも類似的に適用する。図8および図9のマルチチャネル・シリンジの対応する構成部品は、図1から図7のマルチチャネル・シリンジと同じ番号を付している。
1 プランジャ・ユニット
2 ドライブロッド
3 横材
4 シリンジ・プランジャ
5.1、5.2、5.3、5.4 リブ
6 プランジャ保持装置
7 溝
8 ベース
9 テーパ部
10 補強材
11.1、11.2 リブ
12 プランジャ・ロッド
13 プランジャ
14 シールリップ
15 シールビード
16 プランジャ先端部
17.1、17.2、17.3、17、4 リブ
18 バレル・ユニット
19 下部壁
20 シリンジ・バレル
21 上部シリンジ開口部
22 下部シリンジ開口部
23 バレル部
24 走行領域
25 バレル先端部
25.1 心出しリブ
26、27 円すい部
28 伸張部
29、30 フィルム・ヒンジ
31.1、31.2 ハウジング・ケース
32 ハウジング
33、34 側壁
33.1、34.1 下部側壁部
33.2、34.2 上部側壁部
35、36 幅狭側壁部
37 バレル保持装置
37.1、37.2 バレル保持装置の半体
38 フランジ
38.1、38.2 フランジ半体
39 中空円筒形保持ピン
39.1、39.2 ピン半体
40 コード要素
41 検査要素
42 案内構造体
43、44、45、46 ロックフック
47、48、49、50 ロック溝
51、52 下部心出しピン
53、54 下部心出し孔
55、56、57、58 ロック凸部
59、60 上部心出しピン
61、62 上部心出し孔
63、64 バー
63.1、64.1 トラフ状凹部
65、66 スロット
67、68 バレル排出部
69、70 内側縦リブ
71 支持部
72 マルチチャネル・シリンジ
73 シリンジ
74 計量装置
75 器具ハウジング
76 シート
77 環状停止部
78、79 シリンジ把持レバー
80 プランジャ・シート
81、82 プランジャ把持レバー
83 ダイヤル
84 ディスプレイ
85、86 ロッカ・スイッチ
87 トリガーボタン
88 ハンドレスト
89 エジェクタ
90 エジェクタ・ボタン
91 計量装置
92 器具ハウジング
93 シート
94 吸引レバー
95 分注レバー
96 選択ホイール
97 ディスプレイ
98 検査器
99 作業プレート
100 XYZ移行システム
101 計量装置
102 器具ハウジング
103 シート
104 容器
105 マイクロタイタープレート
106 凹部
107 容器

Claims (20)

  1. シリンジ・バレルのバレル保持装置(37)用の第1保持装置と、シリンジ・プランジャのプランジャ保持装置(6)用の軸方向に可動な第2保持装置とを備えた、実験室において液体を計量する計量装置(72)で使用される、マルチチャネル・シリンジであって、
    ・ プラスチック製の単体構成のプランジャユニット(1)であって、その上端部にプランジャ保持装置(6)を備えるドライブロッド(2)と、ドライブロッド(2)の下端部でドライブロッドに対して垂直に向いている横材(3)と、横材(3)から下方に突出しドライブロッド(2)と平行な複数のシリンジ・プランジャ(4)と、各シリンジ・プランジャにある周縁密封領域(14)を備えた、プランジャ・ユニット(1)と、
    ・ プラスチック製の単体構成のバレル・ユニット(18)であって、支持部(71)と、平行に隣接して配置されている少なくとも1列のシリンジ・バレル(20)とを備え、シリンジ・バレル(20)は支持部(71)から下方に突出し、それぞれが下部シリンジ開口部(22)と、上部シリンジ開口部(21)と、内部にプランジャ・ユニット(1)の1つのシリンジ・プランジャ(4)用の走行領域(24)とを備える、バレル・ユニット(18)と、を備え
    ・ 各シリンジ・プランジャ(4)が上部シリンジ開口部(21)を通ってシリンジ・バレル(20)に係合され、密封領域(14)が走行領域(24)内で密封式に案内される状態で走行領域(24)に密封式に案内され、
    ・バレル保持装置(37)がシリンジ・バレル(20)の上に配置され、支持部(71)に接続されている、マルチチャネル・シリンジ。
  2. 横材(3)が板状であり、ドライブロッド(2)に対して垂直に向く直線状のベース部(8)であって、ドライブロッド(2)からシリンジ・プランジャ(4)が下方に突出しているベース部(8)を有し、第1の上方テーパ(9)を上部に有し、ドライブロッド(2)は横材(3)の上端部から上方に突出している、請求項1に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  3. 各シリンジ・プランジャ(4)がプランジャ・ロッド(12)を有し、プランジャ・ロッド(12)は上部で横材(3)に、下部で走行領域(24)に密封式に案内されるプランジャ(13)に接続されている、請求項1または2に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  4. 各シリンジ・プランジャ(4)がその下端部にプランジャ先端部(16)を有し、各シリンジ・バレル(20)がその下端部にバレル先端部(25)を有し、その中にプランジャ先端部(16)が挿入可能である、請求項1から3の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  5. 横材(3)、および/またはドライブロッド(2)、および/またはプランジャ・ロッド(12)が、リブ(11.1、11.2、5.1〜5.4、17.1〜17.4)を有し、リブ(11.1、11.2、5.1〜5.4、17.1〜17.4)は外方に突出しシリンジ・プランジャ(4)と平行に延びる、請求項1から4の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  6. 支持部(71)がシリンジ・バレル(20)と一体的に形成されているハウジング(32)の下部壁(19)を有し、ハウジング(32)が下部壁(19)から上方に突出し、バレル保持装置(37)に接続される側壁(33,34)を有する、請求項1から5の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  7. 支持部(71)がハウジング(32)を備える、請求項6に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  8. 下部壁(19)がフィルム・ヒンジ(29、30)を用いて側壁(33、34)に互いに対向する2つの長手方向面で一体的に接続され、少なくとも1つの側壁(33、34)がバレル保持装置(37)に上部で接続され、側壁(33、34)はフィルム・ヒンジ(29、30)によって折り畳まれ、折り畳まれた側壁(33、34)が互いに接続される、請求項6または7に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  9. 側壁(33、34)が、その2つの側縁部から突出する幅狭側壁部(35、36)を有し、折り畳まれた側壁(33、34)の2つの幅狭側壁部(35、36)が共に1つの幅狭側壁を形成する、請求項8に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  10. 支持部(71)がバレル保持装置(37)に一体的に接続されている、請求項1から9の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  11. バレル保持装置(37)が環状のディスク状フランジ(38)を有し、ドライブロッド(2)がフランジ(38)の中軸に配置されている、請求項1から10の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  12. バレル保持装置(37)が中空の円筒形保持ピン(39)を有し、ドライブロッド(2)が保持ピン(39)の中軸に配置されて、フランジ(38)が保持ピン(39)の上端部に接続されている、請求項11に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  13. シリンダ保持装置(37)が2つの半体(37.1、37.2)を有し、各半体(37.1、37.2)はハウジング(32)の側壁(33、34)に接続されており、2つの半体(37.1、37.2)は互いに直径方向に対向する縁部に対接している、請求項8から12の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  14. ハウジング(32)が第2のテーパ部(33.2、34.2)をその上部に有する、請求項6から13の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  15. バレル保持装置(37)の側壁(33、34)および/または半体(37.1、37.2)が、ロック要素(43〜46および47〜50)によって、かつ/または高温コーキングによって、かつ/または溶接によって、かつ/または接着によって、かつ/または心出し要素(51、52、59、60;53、54、61、62)によって、互いに接続され、かつ/または位置合わせされる、請求項8から14の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  16. バレル保持装置(37)がその上縁部にコード(40)を有する、請求項1から15の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  17. ハウジング(32)がバー(63、64)を有し、バー(63、64)は、内側で突出し軸方向に溝がついており、その中にドライブロッド(2)のリブ(5.1、5.2)が係合される、請求項6から16の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  18. プランジャ・ユニット(1)が単一部品として射出成形され、かつ/またはバレル・ユニット(18)、および/またはハウジング(32)、および/またはバレル保持装置(37)が単一部品として射出成形される、請求項1から17の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ。
  19. シリンジ・バレルのバレル保持装置(37)用の第1保持装置(76)と、シリンジ・プランジャのプランジャ保持装置(6)用の軸方向に可動な第2保持装置(80)とを備えた、実験室において液体を計量する計量装置(74)を用いた、請求項1から18の一項に記載のマルチチャネル・シリンジ(72)の使用。
  20. 手動式または電動モータで駆動する携帯型または固定型の計量装置(74)を用いた、請求項19に記載の使用。
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