JP2019521692A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. ヒトアルデヒドデヒドロゲナーゼをコードする核酸配列に作動可能に連結したプロモーターを含むベクター。
2. 前記ベクターがアデノ随伴ウイルス（ＡＡＶ）ベクター、アデノウイルスベクター、レンチウイルスベクター、レトロウイルスベクター及びプラスミドからなる群から選択される、請求項１に記載のベクター。
3. 前記ベクターがＡＡＶベクターである、請求項２に記載のベクター。
4. 前記ＡＡＶベクターが非ヒトアデノ随伴ウイルスベクターである、請求項３に記載のベクター。
5. 前記非ヒトアデノ随伴ウイルスベクターがアカゲザル・アデノ随伴ウイルスベクターである、請求項４に記載のベクター。
6. 前記アカゲザル・アデノ随伴ウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス血清型ｒｈ．１０ベクターである、請求項５に記載のベクター。
7. 前記プロモーターが、構成的に活性があるプロモーター、細胞の種類に特異的なプロモーター、又は誘導性プロモーターである、請求項１に記載のベクター。
8. 前記構成的に活性があるプロモーターがニワトリベータアクチンプロモーターである、請求項７に記載のベクター。
9. 前記ヒトアルデヒドデヒドロゲナーゼがヒトアルデヒドデヒドロゲナーゼ２（ＡＬＤＨ２）である、請求項１に記載のベクター。
10. 前記ベクターが、ヒトアルデヒドデヒドロゲナーゼ配列をコードする核酸配列に作動可能に連結されたミトコンドリア局在配列をコードする核酸配列を更に含む、請求項１に記載のベクター。
11. 前記ベクターが、配列番号1をコードする、請求項１に記載のベクター。
12. 前記ベクターが、配列番号３をコードする、請求項１０に記載のベクター。
13. 請求項１〜１２のいずれか一項に記載のベクター及び医薬的に許容される担体を含む組成物。
14. 請求項１〜１２のいずれか一項に記載のベクター、又は請求項１３に記載の組成物を含む、哺乳動物におけるアルデヒドデヒドロゲナーゼ欠損症の治療のための、又は哺乳動物におけるアルデヒドデヒドロゲナーゼ欠損症によって特徴付けられる疾患若しくはその任意の症状の治療若しくは予防のための、組成物。
15. 前記哺乳動物が（ｉ）〜（ｉｉｉ）：
    （ｉ）ヒトである、
    （ｉｉ）ＡＬＤＨ２ ^＊ ２アレルに関してヘテロ接合性又はホモ接合性である、
    （ｉｉｉ）エタノール毒性、上部呼吸器／消化管のがん、骨粗鬆症、扁平上皮がん、ファンコニ貧血、パーキンソン病、アルツハイマー病、脳卒中、高血圧、心不整脈、心筋梗塞及びニトログリセリン不耐症からなる群から選択される、アルデヒドデヒドロゲナーゼの欠損症によって特徴付けられる疾患を患っている
    の１以上である、請求項１４に記載の組成物。
16. 前記組成物が、約３０日以内に１回以下で哺乳動物に投与される、請求項１４又は１５に記載の組成物。
17. 前記組成物が、口腔内、筋肉内、経皮、静脈内、動脈内、皮下、皮内又は腹腔内投与により投与される、請求項１４〜１６のいずれか一項に記載の組成物。
18. 前記組成物が、哺乳動物におけるＡＬＤＨ２タンパク質の残基４８７がグルタミンでない哺乳動物に投与される、請求項１４〜１７のいずれか一項に記載の組成物。
19. 前記組成物が、残基４８７のアミノ酸がリジンである哺乳動物に投与される、請求項１８に記載の組成物。
20. 哺乳動物におけるアルデヒドデヒドロゲナーゼ欠損症を治療するための医薬、又は哺乳動物におけるアルデヒドデヒドロゲナーゼ欠損症によって特徴付けられる疾患若しくはその任意の症状を治療若しくは予防するための医薬を調製するための、請求項１〜１２のいずれか一項に記載のベクター又は請求項１３に記載の組成物の使用。