JP2019520898A5 - - Google Patents

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本発明は、枝分かれする血管の領域内において、血管中の動脈瘤、とりわけ分岐部動脈瘤の閉塞に用いられるインプラントであって、当該インプラントは、血管内に埋め込まれる際には拡張状態とされ、血管内を移動可能とされる際には収縮状態とされ、また当該インプラントは、血管の壁部に当該インプラントを固定するのに用いることのできる近端側の固定区域と、拡張状態における当該インプラントが上記の固定区域と比較して放射方向に拡幅され、かつ動脈瘤内または動脈瘤の前に配されることを意図された遠端区域と、それら固定区域と遠端区域との間に位置する移行区域とを有し、上記の固定区域は、第1の分離点を介して分離可能な態様で、挿入補助器具に取り付けられ、上記の移行区域は、上記の遠端区域が分離されることを可能とする第2の分離点を有する、インプラントに関するものである。さらに、本発明は、インプラントを正しい位置に留置する方法にも関するものである。
本発明によれば、この目的は、枝分かれする血管の領域内において、血管中の動脈瘤、とりわけ分岐部動脈瘤の閉塞に用いられるインプラントであって、当該インプラントは、血管内に埋め込まれる際には拡張状態とされ、血管内を移動可能とされる際には収縮状態とされ、また当該インプラントは、血管の壁部に当該インプラントを固定するのに用いることのできる近端側の固定区域と、拡張状態における当該インプラントが上記の固定区域と比較して放射方向に拡幅され、かつ動脈瘤内または動脈瘤の前に配されることを意図された遠端区域と、それら固定区域と遠端区域との間に位置する移行区域とを有し、さらに、上記の固定区域は、第1の分離点を介して分離可能な態様で挿入補助器具に取り付けられ、上記の移行区域は、上記の遠端区域が分離されることを可能とする第2の分離点を有することを特徴とする、インプラントを提供することによって達成される。
しかしながら、遠端区域が単独で動脈瘤の頸部または内部または前に十分に固定されており、遠端区域が血流によって流されてしまう危険性がないと、その場にいる医師が判断した場合には、医師は、第2の分離点での分離を選択すると決定することもできる。この場合、遠端区域のみが血管系内に残留し、挿入補助器具は固定区域と共に引き戻され、血管外へと除去される。たとえば血管が極度に回旋している場合や動脈瘤の近傍にさらなる分岐が位置している場合等、長尺の固定区域を留置することが難点を生じさせ得ることが明白な場合にも、遠端区域のみを正しい位置に残留させることが推奨され得る。
機械的な分離機構は、1つの区域が、機械的手段、とりわけ形状が閉じた接続によって、インプラントの別の区域に接続される機構と解されるべきものである。しかしながら、遠端側に位置するインプラント部分を分離し解放する目的で、接続に対して外部からの影響を加えることが可能でなくてはならない。たとえば、1つの区域に接続要素が設けられ、それらの接続要素が、隣接する区域の適切に適合化された保持要素と相互作用するように構成されてもよい。この点に関し、1つの方法は、接続要素と保持要素とが形状の閉じる態様で互いにインターロックし、それによって接続を形成するように、接続要素と保持要素とが互いに組み合わされる方法である。しかしながら、医師は、形状の閉じた部分が、両要素が分離する結果をもたらすように分かれることを保障するため、特定の対策をとることができる。たとえば、接続要素が保持要素から分離されることを防ぐような包囲体によって、接続要素と保持要素とが包囲されていてもよい。しかしながら、この包囲体が除去された際、とりわけ近端方向に向かって除去された際には、接続要素は、ロック解除されて保持要素から分離し、インプラントの対象区域が解放される結果をもたらすことができる。接続要素と保持要素との間の相互作用は、鍵と鍵穴の原理に類似したものとされてもよい。包囲体は、たとえば、プラスチック材料のホース、プラスチックもしくは金属のスリーブ、金属の螺旋体であってもよいし、あるいはそれらの組合せからなるものであってもよい。第1の分離点に対してこの分離機構が設けられた場合には、たとえばトルクに補助された意図しない位置ずれを排除するために、締付具によって包囲体を挿入補助器具に固定することが可能である。この場合、包囲体は、挿入補助器具全体を覆う必要はなく、保持要素と挿入補助器具の遠端部分とを覆うように包囲体を延設すれば十分である。
分離を実現するために、インプラントの留置目的を意図したマイクロカテーテルを利用することも可能である。この場合、マイクロカテーテルが第1の分離点を超えて近端方向へと引き戻された際に、第1の分離点において、固定区域が挿入補助器具から分離される。しかしながら、この場合には、分離が第1の分離点の位置において生じることが真に意図されているときにのみ、マイクロカテーテルが第1の分離点を超えて近端方向へと引き戻されるように、注意が払われなくてはならない。
接続要素は、たとえば、球状の形状のものであって、分離が生じない限り、保持要素に設けられた対応の凹部によって球状部が包囲されるような構成のものとされてもよい。接続要素と保持要素とを一体に保持する外部の制約が除去されるとただちに、球状の接続要素が凹部から脱離し、分離が生じる。これに続き、分離点より近端側に配されているインプラント部分、すなわち第1の分離点の場合には挿入補助器具、第2の分離点の場合には挿入補助器具および固定区域を、引き戻すことができる。言うまでもなく、接続要素は球状でなくてもよく、他の種類の幾何学形状、とりわけ形状が閉じた態様で保持要素によってグリップされ得る肉厚部/スラブの形状も、好適である。個々の接続要素それぞれに対して単一の凹部を設けることは必須ではなく、それに代えて、たとえば複数の接続要素が内部に保持される凹部として機能するような、周縁溝が配されてもよい。また、接続要素がより遠端方向側に位置する区域に配され、保持要素が近端方向に隣接した区域に配されるような態様も、たとえば固定区域において挿入補助器具の接続要素が保持要素によって形状が閉じるように包接される等の逆の配置態様と同様に、考えられ得るものである。
電解による分断は、電源を用いて所望の分離点に電圧を印加することによって実現される。既に述べたように、この分離点は通常陽極として作用し、陰極は、たとえば体表面上に配されてもよい。分離点は、導電可能な態様で電源と接続されなくてはならず、とりわけ挿入補助器具を介して接続される点を理解されたい。この目的のため、挿入補助器具自体も、導電可能な設計とされなくてはならない。分解を誘発する電流は陰極の表面による影響を受けるという事実のため、陰極の表面は、陽極の表面よりも有意に大きくされるべきである。分離点が分解される速さは、陽極表面との関係において陰極表面を適切なサイズとすることにより、ある程度制御することができる。したがって、本発明は、電源と、適用可能かつ適切な場合において体表面上に配される電極とを含む、装置にも関するものである。
また、電解的手段と機械的手段とによって分離方法が組み合わされるような分離点を提供することも可能である。機械的接続、とりわけ形状の閉じた態様によりもたらされる機械的接続が、接続要素と保持要素との間に確立され、機械的接続を持続させる要素が電解によって分解されるまで、この接続が維持される。1つのバリエーションによれば、形状が閉じる部分を介して保持要素によって正しい位置に保持されるインプラントの一区域に、肉厚部/スラブが配され、保持要素の一部が電解により分解可能なように設計され、それにより、当該一部が電解により分解された際に分離が実現されるよう構成される。たとえば、第1の分離点におけるインプラントの分離は、挿入補助器具上の保持要素の一部を電解により分解することによって、実現され得る。この場合における分解可能な部分は、保持要素内に突出した肉厚部が脱離してしまうことを防止するような態様で構成されている。たとえば、この分解可能な部分としては、肉厚部同士の間に配されたピンであって、保持手段から分離できないようにそれらの肉厚部同士を離間した状態に保つピンが考えられる。電解により分離可能であるように設計された保持要素の部分により制御される形状の閉じた部分を介して、挿入補助器具上の保持要素においてインプラントを固定しておくことは、精確な留置の観点から、さらに場合によってはインプラントの再配置または引戻しの観点から、利点をもたらすものである。
固定区域は、その近端部において、第1の分離点を介して、挿入補助器具に接続される。典型的には、固定区域のウェブ/ワイヤは、第1の分離点の方向において収束する。第1の分離点は、好ましくは周縁部に位置させられ、すなわち、拡張形態における固定区域の外周に亘って偏心した態様で配され、留置が完了してインプラントがその拡張形態に従っている状況下においては、血管壁と接触した状態とさせられる。数個、好ましくは2、3個の結合要素を形成するように、固定区域が近端部において収束するようになすことも可能である。かかる構成によれば、それらの結合要素は、好適にはここでも、固定区域の外周上に偏心した態様で、放射方向のエッジ領域に位置させられる。それらの結合要素は、続いて、第1の分離点を介して挿入補助器具に接続される。いくつかの結合要素を設けることは、インプラントの引戻しの容易性を改善し得るものであり、とりわけ固定区域が比較的短い場合においてはそう言える。挿入補助器具は、とりわけ押込ワイヤとされる。固定区域の近端部における第1の分離点の偏心的な配置は、正しい位置に留置できなかった際に、留置用カテーテル内にインプラントを引き戻すことを容易にする。加えて、偏心的配置とされた分離点は、血流を妨害する度合いがより低く、とりわけ固定区域が血管内に恒久的に残留する場合においてはそう言える。挿入補助器具は、好ましくは、ステンレス鋼、ニチノール、またはコバルト−クロム合金から作られたものとされる。
固定区域によって、インプラントは、そのインプラントが埋め込まれる血管の壁部に寄り掛った状態となり、そのようにして固定される。この領域内においては、血管は損傷を受けず、したがってステント壁部と類似の固定区域を支持することができる。形状記憶材料(とりわけ形状記憶金属であり、好ましくはニッケル−チタン合金)で作られた自己拡張型のインプラントの場合、インプラントがカテーテルから解放されると、固定区域は自動的に血管壁と接触状態とされ、一方、正しい位置に配置されバルーンによって拡張されるインプラントは、この領域内において留置用バルーンを介して血管壁に押し付けられる。自己拡張型のインプラントの方が好ましい。しかしながら、固定区域による固定が不要であると判明した場合には、第2の分離点における分離も行うことができ、その場合、遠端区域の留置後において、挿入補助器具と共に固定区域が除去される。
本発明はまた、本発明に係るインプラントを、血管系内に導入する方法にも関するものである。これは、実績があり頻繁に採用される技術である、慣用されているマイクロカテーテルの助けを借りて実現することができる。インプラントのみでは動脈瘤の頸部が既に十分に遮断されているといえない場合は、インプラントが正しい位置に留置された後に、動脈瘤内に閉塞手段が導入される。この目的のため、カテーテルの遠端部が動脈瘤内に移動させられ、その後、閉塞手段(とりわけコイル)が導入される。閉塞手段を導入するために、インプラントを通って、とりわけ固定区域の内部を通って、カテーテルが動脈瘤内へと進められてもよく、それにより、固定区域は、カテーテルのある種の案内工程を提供していることとなる。これが完了すると、カテーテルは撤退させられるが、インプラントが、閉塞手段が動脈瘤から脱離することを防止する。コイルのような慣用されている閉塞手段の他にも、他の形状および構成の構造体が動脈瘤を遮断するために採用可能であり、たとえば、編物設計または他の手法で形成された球体を用いることができる。動脈瘤内に追加の閉塞手段が導入されるか否かに関わらず、第1または第2の分離点において分断が最終的に生じ、挿入補助器具は、固定区域を伴った状態または伴わない状態で、血管系の外に撤収させられる。一方、遠端区域と、必要な場合には固定区域とは、血管内に残留する。
固定区域3と遠端区域5との間には、小さな断面を有する移行区域4が存在する。近端側(図中の左側)から遠端側(図中の右側)に向かって見た場合、固定区域3に端を発してインプラント1を形成するように構成されたウェブは、移行区域4において密接に束ねられ、その後、再度拡幅して遠端区域5を形成する。固定区域3は、第1の分離点6を介して挿入補助器具2に接続されており、この挿入補助器具2は、通常はガイドワイヤである。移行区域4は、第2の分離点7を有している。
図5aおよび5bは、図4aおよび4bと完全に対応するが、図5aおよび5bの場合には、遠端区域5が被膜8によって覆われている。この被膜は、血液が動脈瘤A内に浸入することを追加的に防止する。
他の実施形態
1. 枝分かれする血管の領域内において、血管中の動脈瘤(A)、とりわけ分岐部動脈瘤(A)の閉塞に用いられるインプラントであって、当該インプラント(1)は、前記血管内に埋め込まれる際には拡張状態とされ、前記血管内を移動可能とされる際には収縮状態とされ、また当該インプラント(1)は、血管の壁部に当該インプラント(1)を固定するのに用いることのできる近端側の固定区域(3)と、当該インプラント(1)が拡張状態において前記固定区域(3)と比較して放射方向に拡幅され、かつ前記動脈瘤(A)内または前記動脈瘤(A)の前に配されることを意図された遠端区域(5)と、前記固定区域(3)と前記遠端区域(5)との間に位置する移行区域(4)とを有し、さらに前記固定区域(3)は、第1の分離点(6)を介して分離可能な態様で挿入補助器具(2)に接続される、インプラントにおいて、
前記遠端区域(5)が分離されることを可能とする第2の分離点(7)が、前記移行区域(4)に設けられている、
ことを特徴とするインプラント。
2. 当該インプラント(1)の前記固定区域(3)が、互いに接続されたまたは互いに交差するウェブまたはワイヤにより構成されていることを特徴とする、実施形態1に記載のインプラント。
3. 1つまたはいくつかのウェブまたはワイヤが、前記固定区域(3)または前記遠端区域(5)に端を発して、前記移行区域(4)内において中心に収束している/まとまって走っていることを特徴とする、実施形態2に記載のインプラント。
4. 前記移行区域(4)内において、前記ウェブまたはワイヤが、少なくともある程度、スリーブ内を通って延在していることを特徴とする、実施形態3に記載のインプラント。
5. 前記第1の分離点(6)の分離機構と、前記第2の分離点(7)の分離機構とが、互いに異なることを特徴とする、実施形態1から4いずれかに記載のインプラント。
6. 前記第2の分離点(7)が、電解的に分離可能とされていることを特徴とする、実施形態1から5いずれかに記載のインプラント。
7. 前記第2の分離点(7)に近接した当該インプラント(1)の一部または全体に、電気絶縁コーティングが施されていることを特徴とする、実施形態6に記載のインプラント。
8. 前記遠端区域(5)が、拡張状態において少なくとも部分的に放射方向外側を向く複数の支柱、ループまたはアーチを含んでいることを特徴とする、実施形態1から7いずれかに記載のインプラント。
9. 前記支柱、ループまたはアーチが、拡張状態において、当該インプラント(1)の長手方向軸に対して、−45°と+175°との間の範囲の角度、好ましくは+45°と+90°との間の範囲の角度を形成し、ここで正の角度値は、放射方向外側を向く支柱、ループまたはアーチを表しており、負の角度値は、放射方向内側を向く支柱、ループまたはアーチを表していることを特徴とする、実施形態8に記載のインプラント。
10. 前記ループもしくはアーチの内部に被膜(8)が設けられている、または、前記支柱同士の間に被膜(8)が張られていることを特徴とする、実施形態8または9に記載のインプラント。
11. 前記遠端区域(5)が、拡張状態において、球状、キノコ状、アンカー状または楕円体状の形状を形成するように、放射方向に拡幅されることを特徴とする、実施形態1から7いずれかに記載のインプラント。
12. 前記遠端区域(5)の中心部に、1つまたはいくつかの隔離要素が配されており、該隔離要素は、インプラント完了状態において、前記動脈瘤(A)の頸部を少なくとも部分的に閉塞することを特徴とする、実施形態1から11いずれかに記載のインプラント。
13. 前記隔離要素が、繊維、糸、ワイヤまたは被膜(8)から形成されていることを特徴とする、実施形態12に記載のインプラント。
14. 拡張状態における前記被膜(8)が、近端方向に延在し、好ましくは円錐状または角錐状の形状を有することを特徴とする、実施形態13に記載のインプラント。
15. 前記被膜(8)が1つまたはいくつかの開口を有するか、穿孔方法を用いて前記被膜(8)内に1つまたはいくつかの開口を形成することが可能であることを特徴とする、実施形態13または14に記載のインプラント。
1 インプラント
挿入補助器具
3 固定区域
4 移行区域
5 遠端区域
6 第1の分離点
7 第2の分離点
8 被膜
A 動脈瘤
X、Y、Z 血管

Claims (15)

  1. 枝分かれする血管の領域内において、血管中の動脈瘤(A)閉塞に用いられるインプラントであって、当該インプラント(1)は、前記血管内に埋め込まれる際には拡張状態とされ、前記血管内を移動可能とされる際には収縮状態とされ、また当該インプラント(1)は、血管の壁部に当該インプラント(1)を固定するのに用いることのできる近端側の固定区域(3)と、当該インプラント(1)が拡張状態において前記固定区域(3)と比較して放射方向に拡幅され、かつ前記動脈瘤(A)内または前記動脈瘤(A)の前に配されることを意図された遠端区域(5)と、前記固定区域(3)と前記遠端区域(5)との間に位置する移行区域(4)とを有し、さらに前記固定区域(3)は、第1の分離点(6)を介して分離可能な態様で挿入補助器具(2)に接続される、インプラントにおいて、
    前記遠端区域(5)が分離されることを可能とする第2の分離点(7)が、前記移行区域(4)に設けられている、
    ことを特徴とするインプラント。
  2. 当該インプラント(1)の前記固定区域(3)が、互いに接続されたまたは互いに交差するウェブまたはワイヤにより構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント。
  3. 1つまたはいくつかのウェブまたはワイヤが、前記固定区域(3)または前記遠端区域(5)に端を発して、前記移行区域(4)内において中心に収束している/まとまって走っていることを特徴とする、請求項2に記載のインプラント。
  4. 前記移行区域(4)内において、前記ウェブまたはワイヤが、少なくともある程度、スリーブ内を通って延在していることを特徴とする、請求項3に記載のインプラント。
  5. 前記第1の分離点(6)の分離機構と、前記第2の分離点(7)の分離機構とが、互いに異なることを特徴とする、請求項1から4いずれか1項に記載のインプラント。
  6. 前記第2の分離点(7)が、電解的に分離可能とされていることを特徴とする、請求項1から5いずれか1項に記載のインプラント。
  7. 前記第2の分離点(7)に近接した当該インプラント(1)の一部または全体に、電気絶縁コーティングが施されていることを特徴とする、請求項6に記載のインプラント。
  8. 前記遠端区域(5)が、拡張状態において少なくとも部分的に放射方向外側を向く複数の支柱、ループまたはアーチを含んでいることを特徴とする、請求項1から7いずれか1項に記載のインプラント。
  9. 前記支柱、ループまたはアーチが、拡張状態において、当該インプラント(1)の長手方向軸に対して、−45°と+175°との間の範囲の角度形成し、ここで正の角度値は、放射方向外側を向く支柱、ループまたはアーチを表しており、負の角度値は、放射方向内側を向く支柱、ループまたはアーチを表していることを特徴とする、請求項8に記載のインプラント。
  10. 前記ループもしくはアーチの内部に被膜(8)が設けられている、または、前記支柱同士の間に被膜(8)が張られていることを特徴とする、請求項8または9に記載のインプラント。
  11. 前記遠端区域(5)が、拡張状態において、球状、キノコ状、アンカー状または楕円体状の形状を形成するように、放射方向に拡幅されることを特徴とする、請求項1から7いずれか1項に記載のインプラント。
  12. 前記遠端区域(5)の中心部に、1つまたはいくつかの隔離要素が配されており、該隔離要素は、インプラント完了状態において、前記動脈瘤(A)の頸部を少なくとも部分的に閉塞することを特徴とする、請求項1から11いずれか1項に記載のインプラント。
  13. 前記隔離要素が、繊維、糸、ワイヤまたは被膜(8)から形成されていることを特徴とする、請求項12に記載のインプラント。
  14. 拡張状態における前記被膜(8)が、近端方向に延在ることを特徴とする、請求項13に記載のインプラント。
  15. 前記被膜(8)が1つまたはいくつかの開口を有するか、穿孔方法を用いて前記被膜(8)内に1つまたはいくつかの開口を形成することが可能であることを特徴とする、請求項13または14に記載のインプラント。
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