JP2019519493A - アミドアルキルアミン界面活性剤を含有するグリホサート製剤 - Google Patents

アミドアルキルアミン界面活性剤を含有するグリホサート製剤 Download PDF

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Abstract

(a)グリホサートまたはその誘導体と、(b)式(1)
【化1】
Figure 2019519493

のアミドアルキルアミン界面活性剤であって、式中、Rは、約1個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有するヒドロカルビルであり、R及びRはそれぞれ独立して、1〜約6個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、Rは、1〜約6個の炭素原子を有するヒドロカルビレンまたは置換ヒドロカルビレンである、アミドアルキルアミン界面活性剤と、(c)例えば、アルコキシル化3級アミンオキシド、アミドアミンアルコキシレート及びベタインから選択される少なくとも1種の補助界面活性剤を含む補助界面活性剤成分と、を含む除草剤組成物。

Description

本発明は一般に、グリホサート、ならびに、アミドアルキルアミン界面活性剤及び特定の補助界面活性剤を含む界面活性剤混合物を含む、除草剤組成物に関する。
N−ホスホノメチルグリシン(「グリホサート」)は、効果的な出芽後葉面散布除草剤である。その酸形態におけるグリホサートの構造は、
Figure 2019519493
である。その酸形態のグリホサートが比較的水に不溶性(25℃で1.16重量%)であることから、グリホサートは通常、水溶性塩として製剤化される。グリホサートは通常、一塩基塩、二塩基塩または三塩基塩として製剤化される。
標準的なグリホサート塩としては、例えば、モノ(イソプロピルアンモニウム)(「IPA」)塩、カリウム塩、ナトリウム塩、モノエタノールアンモニウム(「MEA」)塩、トリメチルスルホニウム(「TMS」)塩、アンモニウム塩、ジアンモニウム塩、n−プロピルアミン塩、エチルアミン塩、エチレンジアミン塩、及びヘキサメチレンジアミン塩が挙げられる。より広範に使用されるグリホサートの塩の1つは、Monsanto Companyから市販されている除草剤ROUNDUP中に含まれるIPA塩である。
グリホサート塩は通常、除草効果を最大化するために界面活性剤と共に製剤化される。しかしながら、480g a.e./L〜700g a.e./Lの範囲の高濃度グリホサート製剤の開発は、グリホサートの配合率が高い状態における界面活性剤の相容性が不十分であることから、難易度の高いものになっている。この文脈において、また本明細書の全体にわたり、「g a.e./L」とは、溶液1リットルあたりのグラム酸当量のことを意味し、その酸形態におけるグリホサート濃度のことを指す。
本明細書では、グリホサートまたはその誘導体(例えば、その塩またはエステル)、アミドアルキルアミン界面活性剤、及び少なくとも1種の補助界面活性剤、を含む組成物を提供する。
例えば、本明細書では、(a)グリホサートまたはその誘導体と、
(b)式(1)、
Figure 2019519493
のアミドアルキルアミン界面活性剤であって、
式中、Rは、それぞれが任意選択的に置換されて、平均約4個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニルであり、R及びRは独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、Rは、1〜4個の炭素原子を有するアルキレンである、アミドアルキルアミン界面活性剤と、
(c)
式(2)、
Figure 2019519493
のアルコキシル化3級アミンオキシドであって、
式中、R21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、それぞれの(R22−O)基中のR22は、C−Cアルキレンから独立して選択され、式中、少なくとも1つのR22は、少なくとも1つのその他のR22とは異なり、それぞれの(R23−O)基中のR23は、C−Cアルキレンから独立して選択され、それぞれのR24は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、x及びyは、xが少なくとも2であり、xとyの合計が3〜約30となる平均数である、アルコキシル化3級アミンオキシド、
式(3)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤であって、
式中、R31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、R30は、水素及び(R34−O)35から選択され、それぞれのR32は、NR301及び(N)R301302から独立して選択され、R36は、NR301303及び(N)R301303304から選択され、式中、それぞれのR301は、水素、C−Cアルキル、C(O)R33及び(R34−O)35から独立して選択され、それぞれのR302は、酸素、C−Cアルキル及び(R34−O)35からなる群から独立して選択され、R303とR304のそれぞれは、水素、C−Cアルキル及び(R34−O)35から独立して選択され、式中、それぞれのR33は独立して、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル、またはOR331であり、式中、それぞれのR331は独立して、水素または塩形成カチオンであり、それぞれの(R34−O)基中のR34は、Cアルキレンから独立して選択され、R35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、nは0〜3である、補助界面活性剤、
式(4)、
Figure 2019519493
のベタインを含む補助界面活性剤であって、
式中、R41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、それぞれのR42は、Cアルキル及び(R43−O)44から独立して選択され、式中、それぞれの(R43−O)基中のR43は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR44は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である、補助界面活性剤、
式(5a)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤であって、
式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、R52はC1−4アルキレンであり、R53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である、補助界面活性剤、
式(5b)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤であって、
式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、R52はC1−4アルキルであり、R53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、R55は、CHCO 及び酸素から選択される、補助界面活性剤、及び
式(5c)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤であって、
式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、R52はC1−4アルキルであり、R53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である、補助界面活性剤
からなる群から選択される少なくとも1種の補助界面活性剤を含む補助界面活性剤成分と、
を含む水性除草剤濃縮組成物を提供する。補助界面活性剤成分は、式(2)、式(3)、式(4)、式(5a)、式(5b)及び/または式(5c)の補助界面活性剤の任意の組み合わせを含んでいてもよい。
一実施形態では、水性除草剤濃縮組成物の補助界面活性剤成分は、式(2)、
Figure 2019519493
のアルコキシル化3級アミンオキシドを含み、
式中、R21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
それぞれの(R22−O)基中のR22は、C−Cアルキレンから独立して選択され、式中、少なくとも1つのR22は、少なくとも1つのその他のR22とは異なり、
それぞれの(R23−O)基のR23は、C−Cアルキレンから独立して選択され、
それぞれのR24は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
x及びyは、xが少なくとも2であり、xとyの合計が3〜約30となる平均数である。
別の実施形態では、水性除草剤濃縮組成物の補助界面活性剤成分は、式(3)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含み、
式中、R31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、R30は、水素及び(R34−O)35から選択され、それぞれのR32は、NR301及び(N)R301302から独立して選択され、R36は、NR301303及び(N)R301303304から選択され、
式中、それぞれのR301は、水素、C−Cアルキル、C(O)R33及び(R34−O)35から独立して選択され、それぞれのR302は、酸素、C−Cアルキル及び(R34−O)35からなる群から独立して選択され、R303とR304のそれぞれは、水素、C−Cアルキル及び(R34−O)35から独立して選択され、
式中、それぞれのR33は独立して、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル、またはOR331であり、式中、それぞれのR331は独立して、水素または塩形成カチオンであり、それぞれの(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、R35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、nは0〜3である。
別の実施形態では、水性除草剤濃縮組成物の補助界面活性剤成分は、式(4)、
Figure 2019519493
のベタインを含み、
式中、R41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、それぞれのR42は、Cアルキル及び(R43−O)44から独立して選択され、式中、それぞれの(R43−O)基中のR43は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR44は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
別の実施形態では、水性除草剤濃縮組成物の補助界面活性剤成分は、式(5a)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含み、
式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、R52はC1−4アルキレンであり、R53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
別の実施形態では、水性除草剤濃縮組成物の補助界面活性剤成分は、式(5b)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含み、
式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、R52はC1−4アルキルであり、R53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、R55は、CHCO 及び酸素から選択される。
更なる実施形態では、水性除草剤濃縮組成物の補助界面活性剤成分は、式(5c)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含み、
式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、R52はC1−4アルキルであり、R53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
本明細書ではまた、本明細書に記載の組成物を、散布混合液を生成する量の水で希釈することと、除草に有効な量の散布混合液を雑草または不要な植物の葉に散布することと、を含む、雑草または不要な植物を枯らすまたは制御するための方法を提供する。
その他の目的及び特徴については、以下で部分的に明白となり、また部分的に示される。
一般に、本発明は、グリホサートまたはその誘導体(例えば、その塩またはエステル)、アミドアルキルアミン界面活性剤、及び少なくとも1種の補助界面活性剤を含む補助界面活性剤成分、を含む除草剤組成物に関する。通常、補助界面活性剤成分は、1種または複数種の、本明細書に記載の式(2)、(3)、(4)、(5a)、(5b)及び(5c)の補助界面活性剤を含んでいてもよく、例えば、アルコキシル化3級アミンオキシド、アミドアミンアルコキシレート及びベタインの中から選択してもよい。
通常、組成物は、高配合のグリホサート成分を有する水性または固体の除草剤濃縮物であってもよく、または、除草剤濃縮物を水で希釈することにより調製される、レディートゥーユース製剤(「RTU」)であってもよい。
本発明の高配合グリホサート濃縮物は、多種多様なグリホサート塩と相容性であることが発見されているアミドアルキルアミン界面活性剤を使用することにより可能となる。例えば、これらの界面活性剤は、グリホサートのジアンモニウム塩、カリウム塩、及びモノエタノールアミン塩と相容性であり、高濃度のこれらグリホサート塩であっても、安定した濃縮物の調製が可能となることが発見されている。
アミドアルキルアミン界面活性剤が、様々な補助界面活性剤(例えば、本明細書に記載するアルコキシル化3級アミンオキシド、アミドアミンアルコキシレート及びベタインを含む)に対する効率的なカップリング剤であることが更に発見されている。有利なことに、アミドアルキルアミン界面活性剤と特定の補助界面活性剤を組み合わせることにより、グリホサート塩と界面活性剤の両方が高濃度である組成物の調製が可能となる。例えば、80g a.e./L〜200g a.e./Lの配合率の界面活性剤と一体となった、360g a.e./L〜650g a.e./Lのグリホサート塩濃度を有する組成物は、成功裏に調製可能である。本明細書に記載のアミドアルキルアミン界面活性剤と補助界面活性剤を組み合わせることにより、長期保存安定性を示す高配合グリホサート製剤の調製が可能となる。アミドアルキルアミン界面活性剤を使用することにより、高比率(総界面活性剤濃度に対して)の補助界面活性剤を含む高配合グリホサート製剤の調製が可能となり、本明細書に記載の除草剤組成物の生物有効性が更に改善される。
更に、少なくとも1種のその他の補助界面活性剤と一体となったアミドアルキルアミン界面活性剤を含む界面活性剤混合物を使用することにより、補助除草剤とのグリホサート組成物の相容性が改善され得る(特に、このような補助除草剤が、使用直前にタンクで希釈レディートゥーユース製剤と混合される場合)ことが発見されている。
その上、本明細書に記載の界面活性剤混合物を含む本発明のグリホサート製剤が、低レベルの眼刺激、皮膚毒性及び環境毒性を示し得ることが更に発見されている。
本発明の組成物のグリホサート成分は通常、主に植物の抑制または枯死に影響を与え(すなわち、生物有効性)、長期間の除草制御性付与に寄与する。グリホサート成分は、グリホサート酸及び/または農学的に許容されるその誘導体を含む。誘導体としては、植物組織内でグリホサートへと変換される、または、別の場合グリホサートアニオンを供給する、塩、エステルまたは化合物が挙げられる。これに関連し、本明細書で使用する場合、用語「グリホサート」、「グリホサート誘導体」及び「グリホサート成分」は、文脈上他を意味しない限り、グリホサート、誘導体及びこれらの混合物を包含すると理解されることに留意されたい。更に、用語「農学的に許容される」は、農業的及び経済的に有用なグリホサートアニオンの除草活性を、住宅用途または工業用途において可能とするグリホサート誘導体を含む。
本発明の水性除草剤組成物において、グリホサート成分が主に、1種または複数種のグリホサートのより水に溶けやすい塩を含むことが好ましい。本明細書の全体にわたり使用する場合、表現「主に含む」とは、50重量%超、例えば、少なくとも約75重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約98重量%、少なくとも約99重量%、または、少なくとも約99.9重量%の除草剤組成物の成分が、特定の化合物(複数可)で構成されることを意味する。主にグリホサートの様々な塩の1種または複数種を含むグリホサート成分が部分的に好ましい。なぜなら、塩の水溶性向上により、容易に輸送され、目的の使用の場所で噴霧RTU組成物の調製に際し水で容易に希釈され得る、高濃度の除草剤組成物の製剤化が可能となるからである。
グリホサートの好適な塩としては、一塩基塩、二塩基塩または三塩基塩が挙げられ、また、グリホサートの有機アミン塩、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム(例えば、モノアンモニウム、ジアンモニウムまたはトリアンモニウム)塩、及びスルホニウム(例えば、モノスルホニウム、ジスルホニウムまたはトリメチルスルホニウム(「TMS」))塩が挙げられる。有機アミン塩は、脂肪族アミン塩または芳香族アミン塩を含んでいてもよく、また、1級、2級、3級または4級アミン塩を含んでいてもよい。このような有機アミン塩の特定の代表例としては、グリホサートのイソプロピルアミン(「IPA」)塩、n−プロピルアミン塩、エチルアミン塩、ジメチルアミン(「DMA」)塩、モノエタノールアミン(「MEA」)塩、トリエタノールアミン(「TEA」)塩、エチレンジアミン塩、及びヘキサメチレンジアミン塩が挙げられる。アルカリ金属塩の特定の代表例としては、グリホサートのカリウム塩及びナトリウム塩が挙げられる。本発明のより好ましい実施形態では、グリホサート成分は主に、カリウム塩、モノアンモニウム塩、ジアンモニウム塩、ナトリウム塩、MEA塩、n−プロピルアミン塩、IPA塩、エチルアミン塩、DMA塩、エチレンジアミン塩、ヘキサメチレンジアミン塩、及びTMS塩、ならびにこれらの組み合わせから選択されるグリホサートの塩を含む。これらのうち、MEA塩、ジアンモニウム塩、及びカリウム塩、ならびにこれらの組み合わせが特に好ましい。
グリホサートの様々な塩が界面活性剤とのそれらの相容性にかなりの差を有していることが、これまでの研究が示している。一部の例においては、水への高溶解性により、またその結果として生じる、製剤中における活性物質の高配合を可能とする高密度性により、グリホサートのカリウム塩が有利であることが示されている。しかしながら、カリウムグリホサートには、グリホサートと共に使用される一般的な界面活性剤との相容性に限界がある。それゆえ、本発明の一態様は、高配合グリホサート製剤中におけるカリウムグリホサートの界面活性剤との相容性を向上させる、アミドアルキルアミン界面活性剤の性能である。アミドアルキルアミン界面活性剤を使用することにより、活性物質及び界面活性剤の配合率が高く、それに加え、補助界面活性剤(例えば、3級アミンオキシド界面活性剤)のアルコキシル化度の高い、グリホサート製剤の調製が可能となる。
グリホサートの特定のその他の塩は、例えば、約540g a.e./Lの配合率で、またはより高く、約600g a.e./L以上の配合率などで、界面活性剤成分と組み合わせて製剤化することが困難であることも観察されている。グリホサートのその他の塩において、カリウム塩と比較し、界面活性剤との優れた相容性を示すことが観察されている。例えば、モノエタノールアミン(MEA)グリホサートは、より幅広く様々な界面活性剤とより相容性があることが観察されている。しかしながら、グリホサートのMEA塩における限定的な溶解性及び密度は、液体除草剤濃縮物を製剤化する上での制限因子である。これに関連し、2種またはそれ以上のグリホサート塩を混合することにより、グリホサートのカリウム塩単独と共に製剤化した場合と比較して、補助界面活性剤と高濃度で混合したアミドアルキルアミンカップリング剤を含有する高配合製剤の調製が可能となり得る。
例えば、一部の例においては、本発明の除草剤組成物は、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのモノエタノールアミン塩の混合物を含む。グリホサートのカリウム塩(グラム酸当量)と、グリホサートのモノエタノールアミン塩(グラム酸当量)の重量比は、約1:1〜約4:1の間、例えば、約7:3であってもよい。一部の好ましい実施形態では、グリホサートのカリウム塩(グラム酸当量)と、グリホサートのモノエタノールアミン塩(グラム酸当量)の重量比は、約7:3であり、それにより、補助界面活性剤とアミドアルキルアミンカップリング剤の重量比を、少なくとも約60:40から、少なくとも約65:35へと、また場合によっては、少なくとも約70:30へと変化させることが可能となる。
その他の例では、除草剤組成物は、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのアンモニウム塩の混合物、グリホサートのイソプロピルアンモニウム塩とグリホサートのアンモニウム塩の混合物、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのイソプロピルアミン塩の混合物、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのトリエタノールアミン塩の混合物、または、グリホサートのジメチルアミン塩とグリホサートのトリエタノールアミン塩の混合物を含む。一部の例では、これらのグリホサート塩を通常、約1:4〜約4:1の比率で(例えば、約1:1〜約4:1の比率で)混合してもよい。
本発明の除草剤組成物を水溶液として製剤化してもよい。本明細書で使用する場合、用語「水性」とは、主な溶媒となる量で水を含む組成物のことを意味する。「水性」は、水が含まれる限りにおいて、非水(すなわち、有機)溶媒の含有を除外することを意図するものではない。好適な非水溶媒の例としては、トルエン、キシレン、石油ナフサ、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エタノール及びヘキサノールが挙げられる。
本発明による水性除草剤濃縮物中におけるグリホサート成分の濃度は通常、1リットルあたり少なくとも約300グラム酸当量(「g a.e./L」)、例えば、少なくとも約360g a.e./L、または、少なくとも約390g a.e./Lなどである。本発明の好ましい組成物において、グリホサート濃度は、400g a.e./Lまたは約420g a.e./Lよりも低くはならず、特に好ましい組成物において、約480g a.e./L、約500g a.e./L、約540g a.e./L、約580g a.e./L、約600g a.e./L、もしくは、更に約620g a.e./L、例えば、約480〜約540g a.e./L、もしくは、約480〜約600g a.e./L、またはそれ以上よりも低くはならない。それゆえ、一部の例においては、除草剤濃縮物中におけるグリホサート成分の濃度は、約300g a.e./L〜約600g a.e./L、約420g a.e./L〜約600g a.e./L、または、約480g a.e./L〜約540g a.e./Lであってもよい。好ましい除草剤濃縮組成物において、グリホサート成分の濃度は、約480g a.e./L〜約620g a.e./L、例えば、約480g a.e./L〜約600g a.e./L、または、約540〜約620g a.e./Lであってもよい。本発明の保存安定性界面活性剤含有組成物中におけるグリホサート濃度の上限は、約650g a.e./L超、例えば、約700g a.e./Lまでと考えられており、この上限は、水中におけるグリホサート及びグリホサート塩の溶解限度の結果であり、界面活性剤の存在に起因するさらなる限度により悪化する。
本発明の固体濃縮組成物は、好ましくは、組成物の30重量%酸当量超の濃度で、例えば、組成物の約30重量%酸当量〜約90重量%酸当量、組成物の約40重量%酸当量〜約90重量%酸当量の濃度で、より好ましくは、組成物の約50重量%酸当量〜約80重量%酸当量の濃度で、グリホサートまたはその誘導体を含む。
本発明は更に、除草剤濃縮物を適切な量の水で希釈することにより調製されるRTU製剤に関する。本発明の水性RTU組成物中におけるグリホサート成分の濃度は通常、少なくとも約1g a.e./Lであり、一般に、約1g a.e./L〜約50g a.e./Lである。長期にわたり除草活性をもたらすより経済的なRTU製剤を提供するための、RTU組成物中におけるグリホサート成分の濃度は、より好ましくは、約5g a.e./L〜約20g a.e./Lである。
本発明の組成物は、1種または複数種のアミドアルキルアミン界面活性剤を含む。製剤に添加したアミドアルキルアミン界面活性剤は、少なくとも1種のその他の補助界面活性剤と組み合わせた場合、高配合グリホサート濃縮物の安定性を向上させることができ、及び/または、生物有効性を改善することができる。アミドアルキルアミン界面活性剤は、式(1)、
Figure 2019519493
の一般構造を有し、
式中、Rは、1〜約22個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R及びRはそれぞれ独立して、1〜約6個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、Rは、1〜約6個の炭素原子を有するヒドロカルビレンまたは置換ヒドロカルビレンである。
は、好ましくは、それぞれが任意選択的に置換されて、約4〜約22個の炭素原子の平均数の炭素原子、好ましくは、約4〜約18個の炭素原子の平均数、より好ましくは、約4〜約12個の炭素原子の平均数、より好ましくは、約5〜約12個の炭素原子の平均数、更により好ましくは、約6〜約12個の炭素原子の平均数、及び、その上より好ましくは、約6〜約10個の炭素原子の平均数を有するアルキルまたはアルケニルである。Rアルキル基は、約4〜約18個の炭素原子を有するアルキル基をもたらす様々な原料から誘導してもよく、例えば、原料は、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、またはオクタデカン酸であってもよい。Rアルキルまたはアルケニル基はまた、ココヤシ(主にドデカン酸を含む)、ヤシ(例えば、パーム油由来のテトラデカン酸)、大豆(主にリノール酸、オレイン酸及びヘキサデカン酸を含む)、TOFA(トール油脂肪酸)、ナタネ(主にエルカ酸及びグルコシノレートを含む)、低エルカ酸ナタネ、または獣脂(主にヘキサデカン酸、オレイン酸及びオクタデカン酸を含む)から誘導してもよい。一部の実施形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、約5個の炭素原子〜約12個の炭素原子の様々な長さのアルキル及び/またはアルケニル鎖を有するアミドアルキルアミンの混合物を含んでいてもよい。例えば、Rアルキル及び/またはアルケニル基の原料に応じて、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、5個の炭素原子の長さ、6個の炭素原子の長さ、7個の炭素原子の長さ、8個の炭素原子の長さ、9個の炭素原子の長さ、10個の炭素原子の長さ、11個の炭素原子の長さ、及び、12個の炭素原子の長さ、より長い炭素鎖、ならびにこれらの組み合わせのR基を有する界面活性剤の混合物を含んでいてもよい。その他の実施形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、5個の炭素原子の長さ、6個の炭素原子の長さ、7個の炭素原子の長さ、及び、8個の炭素原子の長さのR基を有する界面活性剤の混合物を含んでいてもよい。一部の代替実施形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、6個の炭素原子の長さ、7個の炭素原子の長さ、8個の炭素原子の長さ、9個の炭素原子の長さ、及び、10個の炭素原子の長さのR基を有する界面活性剤の混合物を含んでいてもよい。その他の実施形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、8個の炭素原子の長さ、9個の炭素原子の長さ、10個の炭素原子の長さ、11個の炭素原子の長さ、及び、12個の炭素原子の長さのR基を有する界面活性剤の混合物を含んでいてもよい。
及びRは、好ましくは、独立して、1〜約4個の炭素原子を有するアルキルまたは置換アルキルである。R及びRは、最も好ましくは、独立して、1〜約4個の炭素原子を有するアルキルであり、最も好ましくはメチルである。Rは、好ましくは、1〜約4個の炭素原子を有するアルキレンまたは置換アルキレンである。Rは、最も好ましくは、1〜約4個の炭素原子を有するアルキレンであり、最も好ましくはn−プロピレンである。
一部の例では、アミドアルキルアミン界面活性剤は式(1)の化合物であり、式中、Rは、平均約4個の炭素原子〜約18個の炭素原子を有するアルキルであり、R及びRは独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、Rは、1〜4個の炭素原子を有するアルキレンである。
例えば、アミドアルキルアミン界面活性剤は、式(1)の化合物であってもよく、式中、Rは、C6−10、すなわち、6個の炭素原子、7個の炭素原子、8個の炭素原子、9個の炭素原子、10個の炭素原子、または、これらのうちのいずれかの混合物、すなわち、約6個の炭素原子〜約10個の炭素原子を有するアルキル基であり、R及びRはそれぞれメチルであり、Rはn−プロピレン(すなわち、C6−10アミドプロピルジメチルアミン)である。
これまでの実験的エビデンスに基づき、式(1)のアミドアルキルアミン界面活性剤は、グリホサートの様々な水溶性塩と、特に、グリホサートのカリウム塩、イソプロピルアンモニウム塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ジメチルアミン塩及びジアンモニウム塩と、ならびに、グリホサート塩の組み合わせ、例えば、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのモノエタノールアミン塩の混合物、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのアンモニウム塩の混合物、グリホサートのイソプロピルアンモニウム塩とグリホサートのアンモニウム塩の混合物、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのイソプロピルアミン塩の混合物、グリホサートのカリウム塩とグリホサートのトリエタノールアミン塩の混合物、及び、グリホサートのジメチルアミン塩とグリホサートのトリエタノールアミン塩の混合物と、相容性があることが示されている。
本明細書に記載の除草剤組成物において、式(1)のアミドアルキルアミン界面活性剤は、追加の界面活性剤成分(本明細書では、補助界面活性剤とも呼ばれる)と組み合わせて、カップリング剤として機能してもよい。追加の界面活性剤成分は、例えば、アルコキシル化3級アミンオキシド、アミドアミンアルコキシレート、ベタイン、またはこれらの組み合わせの中から選択してもよい。
例えば、本明細書に記載の組成物は、式(2)、
Figure 2019519493
のアルコキシル化3級アミンオキシド補助界面活性剤を含んでいてもよく、
式中、
21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
それぞれの(R22−O)基中のR22は、C−Cアルキレンから独立して選択され、式中、少なくとも1つのR22は、少なくとも1つのその他のR22とは異なり、
それぞれの(R23−O)基のR23は、C−Cアルキレンから独立して選択され、
それぞれのR24は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
x及びyは、xが少なくとも2であり、xとyの合計が3〜約30となる平均数である。
本明細書に記載する式(2)の化合物のそれぞれにおいて、R21は、平均約5〜約22個の炭素原子を有する直鎖アルキルであってもよい。例えば、R21は、平均約8〜約18個の炭素原子、平均約10〜約18個の炭素原子、または、平均約12〜約18個の炭素原子を有する直鎖アルキルであってもよい。一部の例では、R21はココヤシまたは獣脂である。
それぞれのR22は、C−Cアルキレンから独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR22は、少なくとも1つのR22がエチレンとなり、少なくとも1つのR22がプロピレンとなるように、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択されることができる。
同様に、それぞれのR23は、C−Cアルキレンから独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR23は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択されることができる。一部の例では、少なくとも1つのR23は、少なくとも1つのその他のR23とは異なる。例えば、R23は、少なくとも1つのR23がエチレンとなり、少なくとも1つのR23がプロピレンとなるように選択されてもよい。
例えば、一部の実施形態では、組成物は、式(2)の化合物を含み、式中、少なくとも1つのR22はエチレンであり、少なくとも1つのR22はプロピレンであり、式中、少なくとも1つのR23はエチレンであり、少なくとも1つのR23はプロピレンである。
本明細書に記載の化合物のそれぞれにおいて、それぞれのR24は、水素及びメチルからなる群から独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR24は水素であってもよい。その他の例では、少なくとも1つのR24はメチルである。
xとyの合計は、3〜約20、例えば、約4〜約18、または、約5〜約15であってもよい。
一部の例では、式(2)のアルコキシル化3級アミンオキシド補助界面活性剤は、式(2a)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、
21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
25は、C1−4アルキレンであり、
26は、R25とは異なるC1−4アルキレンであり、
x、y、p及びqはそれぞれ独立して、xと、yと、pとqの合計が4〜約20となる1以上の平均数である。
25はC−Cアルキレンから選択されてもよく、好ましくは、エチレン及びプロピレンから選択される。同様に、R26はC−Cアルキレンから選択されてもよく、好ましくは、エチレン及びプロピレンから選択され、ただし、R26がR25とは異なることを条件とする。例えば、一部の例では、R25はエチレンであり、R26はプロピレンである。その他の例では、R25はプロピレンであり、R26はエチレンである。
一部の例では、xとyの合計は、約3〜約12、または、より典型的には、約5〜約10である。pとqの合計は、0.5〜約5、1〜約3、または、より典型的には、1〜約2の範囲であってもよい。xと、yと、pとqの合計は、約4〜約18、または、より典型的には、約5〜約15の範囲であってもよい。
本発明の除草剤組成物に使用する特定のアルコキシル化3級アミンオキシド補助界面活性剤としては、例えば、式(2a)の化合物が挙げられ、式中、R21はココヤシであり、R25はエチレンであり、R26はプロピレンであり、xとyの合計は約9であり、pとqの合計は約2である。
本明細書に記載の組成物は、式(3)、
Figure 2019519493
の化合物を含む補助界面活性剤成分を含んでいてもよく、
式中、
31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
それぞれのR32は、NR301及び(N)R301302から独立して選択され、
36は、NR301303及び(N)R301303304から選択され、
式中、それぞれのR301は、水素、C−Cアルキル、C(O)R33及び(R34−O)35から独立して選択され、それぞれのR302は、酸素、C−Cアルキル及び(R34−O)35からなる群から独立して選択され、R303とR304のそれぞれは、水素、C−Cアルキル及び(R34−O)35から独立して選択され、
式中、それぞれのR33は独立して、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル、またはOR331であり、式中、それぞれのR331は独立して、水素または塩形成カチオンであり、それぞれの(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、
nは0〜3である。
本明細書に記載する式(3)の化合物のそれぞれにおいて、R31またはR33は、約5〜約22個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキルであってもよい。例えば、R31またはR33は、約8〜約18個の炭素原子、または、約12〜約18個の炭素原子を含む直鎖アルキルであってもよい。一部の例では、R31は、ココヤシ、獣脂、TOFA、ナタネ、低エルカ酸ナタネ、または大豆から誘導される。
本明細書に記載する式(3)の化合物のそれぞれにおいて、R30は水素であってもよい。
式(3)の化合物のそれぞれにおいて、化合物は、モノアミドアミンまたはジアミドアミンを含むいくつかの形態で存在し得る。本開示の組成物は、同一組成物中に、モノアミドアミンもしくはジアミドアミンのみを含有していてもよく、または、モノアミドアミンとジアミドアミンの両方を含有していてもよい。
一部の例では、補助界面活性剤成分中における式(3)の化合物は、式(3a)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、
31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
それぞれのR37は、水素、C(O)R33及び(R34−O)35から独立して選択され、式中、それぞれのR33は独立して、直鎖または分枝鎖のC5−22アルキル基であり、それぞれの(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、
nは0〜3である。
一部の例では、R37基のうちの1つはC(O)R33であり、残りのR37基のそれぞれは(R34−O)35である。その他の例では、R37基のそれぞれは(R34−O)35である。
全てのmの合計は、約3〜約24、約8〜約24、または、約14〜約22であってもよい。
一部の例では、補助界面活性剤成分中における式(3)の化合物は、式(3b)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、
31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
それぞれの(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、
それぞれのR35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
nは0〜3であり、
それぞれのm、x、y及びzは、全てのmと、xと、yとzの合計が1〜約30の平均数となる平均数である。
本明細書に記載の化合物のそれぞれにおいて、それぞれのR34は、C−Cアルキレンから独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR34は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択されることができる。一部の例では、少なくとも1つのR34は、少なくとも1つのその他のR34とは異なる。例えば、一部の例では、少なくとも1つのR34はエチレンであり、少なくとも1つのR34はプロピレンである。一部の例では、少なくとも1つのR34は、x、y及びz(R34−O)基のそれぞれにおける少なくとも1つのその他のR34とは異なる。
本明細書に記載の化合物のそれぞれにおいて、それぞれのR35は、水素及びメチルからなる群から独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR35は水素であってもよい。その他の例では、少なくとも1つのR35はメチルである。
mと、xと、yとzの合計は、2〜約20、例えば、約4〜約18、または、約5〜約15であってもよい。
一部の例では、補助界面活性剤成分中における式(3)の化合物は、式(3c)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、
31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
それぞれのR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、
m、x、y及びzは、mと、xと、yとzの合計が1〜約30の平均数となる平均数である。
一部の例では、R31は、それぞれが任意選択的に置換されて、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する、アルキルまたはアルケニルである。
mと、xと、yとzの合計は、約3〜約24、約8〜約24、または、約14〜約22の平均数であってもよい。
一部の例では、補助界面活性剤成分中における式(3)の化合物は、式(3d)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、
31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
38は、C1−4アルキレンであり、
39は、R38とは異なるC1−4アルキレンであり、
nは0〜3であり、
それぞれのm、x及びyは、全てのmと、xとyの合計が1〜約30となる平均数である。
38はC−Cアルキレンから選択されてもよく、好ましくは、エチレン及びプロピレンから選択される。同様に、R39はC−Cアルキレンから選択されてもよく、好ましくは、エチレン及びプロピレンから選択され、ただし、R39がR38とは異なることを条件とする。例えば、一部の例では、R38はエチレンであり、R39はプロピレンである。その他の例では、R38はプロピレンであり、R39はエチレンである。
それぞれのxの合計は、約3〜約12、または、約5〜約10の平均数であってもよい。それぞれのyの合計は、0.5〜約5、1〜約3、または、1〜約2の平均数であってもよい。全てのmと、xとyの合計は、約3〜約24、約8〜約24、または、約14〜約22の平均数であってもよい。
本発明の除草剤組成物に使用する特定の補助界面活性剤としては、例えば、Akzo Nobel製の、WITCAMINE 210またはARMOHIB 210 18EOと呼ばれる界面活性剤が挙げられ、平均18のエトキシル化を有するジエチレントリアミン(DETA)アミドアミンである。
本明細書に記載の組成物は、式(4)、
Figure 2019519493
のベタイン補助界面活性剤を含んでいてもよく、
式中、
41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
それぞれのR42は、Cアルキル及び(R43−O)44から独立して選択され、式中、それぞれの(R43−O)基中のR43は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR44は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
本明細書に記載する式(4)の化合物のそれぞれにおいて、R41は、約5〜約22個の炭素原子を含む直鎖アルキルである。例えば、R41は、約8〜約18個の炭素原子、または、約12〜約18個の炭素原子を含む直鎖アルキルであってもよい。一部の例では、R41はココヤシまたは獣脂である。
一部の例では、少なくとも1つのR42は(R43−O)44である。例えば、一部の例では、1つのR42はCアルキルであり、第2のR42は(R43−O)44である。
本明細書に記載の化合物のそれぞれにおいて、それぞれのR43は、C−Cアルキレンから独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR43は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択されることができる。一部の例では、少なくとも1つのR43は、少なくとも1つのその他のR43とは異なる。例えば、一部の例では、少なくとも1つのR43はエチレンであり、少なくとも1つのR43はプロピレンである。
本明細書に記載の化合物のそれぞれにおいて、それぞれのR44は、水素及びメチルからなる群から独立して選択されてもよい。例えば、それぞれのR44は水素であってもよい。その他の例では、少なくとも1つのR44はメチルである。
例えば、式(4)のベタイン補助界面活性剤は、式(4a)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、
41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
それぞれのR43は、C1−4アルキレンから独立して選択され、
x及びyは、xとyの合計が2〜約20となる平均数である。
xとyの合計は、2〜約20、例えば、約4〜約18、または、約5〜約15であってもよい。
その他の例では、式(4)のベタイン補助界面活性剤は、式(4b)、
Figure 2019519493
の化合物であってもよく、
式中、R41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルである。
本発明の除草剤組成物に使用する特定のベタイン補助界面活性剤としては、例えば、Akzo Nobel製のAMPHOTEEN 24と呼ばれる界面活性剤が挙げられ、アルキル(ココヤシ)ジメチルベタインである。
本明細書に記載の組成物は、式(5a)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含んでいてもよく、
式中、
51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、
52は、C1−4アルキルであり、
53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
その他の例では、本明細書に記載の組成物は、式(5b)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含んでいてもよく、
式中、
51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、
52は、C1−4アルキルであり、
53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、
55は、CHCO 及び酸素から選択される。
例えば、本明細書に記載の組成物は、式(5c)、
Figure 2019519493
の補助界面活性剤を含んでいてもよく、
式中、
51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、
52は、C1−4アルキルであり、
53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
一部の例では、組成物は、式(5a)、(5b)または(5c)の補助界面活性剤を含み、式中、R51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導された置換ヒドロカルビルであり、少なくとも1つの置換基O(R512−O)513を含み、式中、(R512−O)基のそれぞれにおけるR512は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR513は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である。
一部の例では、R51は、ヒドロキシオレイン酸から誘導される。例えば、R51は、ヒマシ油から誘導してもよい。
一部の例では、R52はイソプロピルである。
本発明の除草剤組成物に使用する特定の補助界面活性剤としては、例えば、Akzo Nobel製のACAR 14017と呼ばれる界面活性剤が挙げられる。
界面活性剤混合物そのものに関して言うと、アミドアルキルアミン界面活性剤をカップリング剤として使用することにより、従来のカップリング剤を含む製剤と比較して安定性が向上した、高配合グリホサート除草剤濃縮物の調製が可能となる。別の言い方をすると、従来のカップリング剤を採用する場合、補助界面活性剤の比率を上昇させると通常、高配合グリホサート製剤の安定性は低下する。アミドアルキルアミンカップリング剤により、長期保存安定性試験及び曇点試験が示すように安定した、高比率の補助界面活性剤を有する高配合グリホサート製剤の調製が可能となる。
界面活性剤混合物に関して言うと、アミドアルキルアミン界面活性剤(g/L)と補助界面活性剤(g/L)の濃度比は、10:1〜約1:10、より好ましくは8:1〜約1:8、より好ましくは5:1〜約1:5、最も好ましくは2:1〜約1:2と、様々であり得る。好ましくは、アミドアルキルアミン界面活性剤(g/L)と補助界面活性剤(g/L)の濃度比は、約45:55未満であり、より好ましくは約40:60未満、更により好ましくは約35:65未満である。
除草剤組成物のpHは、使用する界面活性剤とのグリホサート塩の安定性、曇点、相容化の一因となり得、また、補助除草剤を添加する場合、補助除草剤との相容化の一因となり得る。これに関連し、例えば、主なグリホサート成分としてカリウムグリホサートを含む除草剤組成物のpHは、約4〜約8、例えば、約4.5〜約5.5であり得る。その他の実施形態では、主なグリホサート成分としてジアンモニウムグリホサートを含む除草剤組成物のpHは、約4〜約8、例えば、約5〜約7、例えば、約5.5〜約6.5であり得る。酸性に調整するためのpH調整剤としては、鉱酸、例えば、塩酸、硝酸または硫酸など、及び、有機酸、例えば、酢酸またはジカルボン酸などが挙げられる。アルカリ性に調節するためのpH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、ならびに、有機塩基、例えば、IPA、MEA及びDMAなどが挙げられる。
除草剤組成物は、当業者に周知のその他の通常の補助剤、賦形剤または添加剤を更に含んでいてもよい。これらその他の添加剤または成分を、本明細書に記載の組成物に導入して、配合生成物における特定の望ましい特性または特徴をもたらすまたは向上させてもよい。それゆえ、除草剤組成物は、限定するわけではないが、泡調整剤、界面活性剤、防腐剤または抗菌剤、不凍剤、溶解促進剤、染料、pH調整剤及び増粘剤から選択される1種または複数種の追加成分を更に含んでいてもよい。
組成物は、N−(ホスホノメチル)イミノ二酢酸(「PMIDA」)の存在による植物の損傷を防止する1種または複数種の毒性緩和剤を含んでいてもよい。好適な毒性緩和剤は、U.S.8,129,564に記載されている(その全体は参照として本明細書に組み込まれる)。通常、毒性緩和剤は、N−(ホスホノメチル)イミノ二酢酸と錯体または塩を形成しやすい金属イオン、または、脱プロトン化またはその部分的な脱プロトン化により形成されたアニオンを含み、このような錯体または塩の形成は、組成物中に含まれるN−(ホスホノメチル)イミノ二酢酸またはその塩が誘導する、遺伝子組換えグリホサート耐性ワタ作物における著しい葉壊死を防止するのに有効である。例えば、組成物は、アルミニウム、銅、鉄、亜鉛、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される金属イオンを含んでいてもよい。一部の例では、組成物は鉄イオン(例えば、硫酸第二鉄)を含む。一部の例では、組成物は可溶化リガンド(例えば、クエン酸)を更に含む。
好適な界面活性剤は当業者に周知であり、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びアニオン性界面活性剤が挙げられる。これらの界面活性剤は、グリホサート製剤の残部との界面活性剤成分の安定性または相容性に悪影響を及ぼさない限り、本明細書に記載の除草剤組成物中に含まれていてもよい。
カチオン性界面活性剤の好適な部類としては、1級、2級及び3級アルキルアミン、アミン基が製剤中で実質的にプロトン化している1級、2級及び3級アルキルアミニウム塩、4級アルキルアンモニウム塩などのオニウム塩、ならびにこれらの混合物が挙げられる。多種多様な1級、2級、3級、4級及び双性イオン性アルキルアミン界面活性剤、ならびに、アルキルアンモニウム塩界面活性剤を、本明細書に記載の除草剤組成物の調製に利用することができる。本組成物に使用する1級、2級及び3級アルキルアミン界面活性剤のサブクラスは、U.S.5,750,468(Wrightが取得)に開示されているアルキルアミンオキシド、アルキルエーテルアミン、及びアルキルエーテルアミンオキシドである。
本発明の水性濃縮物及びRTU組成物において、グリホサート(グラム酸当量)(「g a.e./L」)と界面活性剤成分(g/L)の濃度比は、約1:1〜約50:1であることが好ましく、より好ましくは約2:1〜約20:1、より好ましくは約2:1〜約10:1、より好ましくは約3:1〜約10:1、最も好ましくは約3:1〜約5:1、例えば、約4:1である。本発明の水性濃縮物において、約120g/L〜約150g/L、例えば、約135g/Lの配合率の総界面活性剤は、約480g a.e./L〜約600g a.e./L、例えば、約540g/Lの配合率のグリホサート塩を含有する組成物において得ることができる。グリホサートと界面活性剤成分の重量比は、生物有効性、相容性及び長期保存安定性の向上という観点から重要である。
本発明の固体濃縮組成物において、グリホサート(グラム酸当量)(「g a.e.」)と総界面活性剤成分(グラム)の重量比は通常、約1:1〜約50:1、好ましくは、約2:1〜約20:1、より好ましくは、約2:1〜約10:1、より好ましくは、約3:1〜約10:1、最も好ましくは、約3:1〜約5:1、例えば、約4:1と、様々であり得る。
組成物は、1種または複数種の泡調整剤を含んでいてもよい。好適な泡調整剤としては、シリコーン系組成物が挙げられる。組成物用の泡調整剤の一例は、SAG−10であり、GE Silicones Corporation(Wilton,Conn.)から市販されている。任意選択的に用いられる泡調整剤の量は、さもなければ製剤の調製プロセス中及び容器輸送過程中及び/またはその使用中に形成され得る泡の量を所望かつ十分なレベルに抑制及び/または減少させるのに、十分な量である。通常、泡調整剤の濃度は、組成物の重量に対して約0.001%〜最大約0.05%の範囲、通常、組成物の重量に対して約0.01%〜約0.03%であるが、より多いまたはより少ない量を採用してもよい。
組成物はまた、組成物の重量に対して、約0.01%〜約0.2%、好ましくは約0.1%の範囲の、防腐剤、例えば、Avecia,Inc.(Wilmington,Del.)から市販されている、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(CAS No.2634−33−5)を含有するPROXEL GXL、Dow Chemical Company(Midland,Mich.)から市販されている、シス−1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド(CAS No.051229−78−8)を含有するDOWICIL 150、Clariant Corporation(Greensboro,N.C.)から市販されている、ベンズイソチアゾリノンを含有するNIPACIDE BIT20DPG、Rohm and Haas Co.(Philadelphia,Pa.)から市販されている、LEGEND MK抗菌殺生物剤、ソルビン酸、これらの混合物などを含んでいてもよい。
好適な不凍剤としては、エチレングリコール及びプロピレングリコールが挙げられ、通常は、RTU組成物の重量に対して、約0.1%〜約10%の濃度で存在していてもよい。不凍剤は、水溶液の凝固点を低下させて、凍結融解サイクル中に成分が結晶化または沈殿しないように、組成物の成分の溶解性を維持するための補助となる。
本発明の組成物は通常、任意の更なる添加剤を添加することなく良好な全体安定性及び粘性を示すが、溶解促進剤(一般的には、曇点向上剤または安定化剤とも呼ばれる)を添加すると、製剤の性質は著しく改善され得る。溶解促進剤としては、RTU組成物の重量に対して、最大約10%、好ましくは、約0.05〜約10%、より好ましくは、約0.1〜約1%の量の、エチレングリコール及びプロピレングリコールのポリマー誘導体(例えば、平均分子量200〜1200)、グリセロール、糖、これらの混合物などが挙げられる。
除草剤組成物、すなわち、液体濃縮物、固体濃縮物、及びレディートゥーユース製剤は、補助除草剤を更に含んでいてもよい。アミドアルキルアミン界面活性剤は、補助除草剤を更に含むタンク混合除草剤組成物の溶解性を向上させる。一部の好ましい実施形態では、除草剤組成物は、補助除草剤を更に含むタンク混合レディートゥーユース製剤であり、上記タンク混合レディートゥーユース製剤は、従来のグリホサート製剤と比較して、より安定、すなわち、補助除草剤の凝集または沈殿が少ないことを特徴とする。
一部の実施形態では、水溶性補助除草剤は、本発明の組成物中に含有され得る。水溶性補助除草剤としては、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミトロール、アシュラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニル、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4−D、2,4−DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾクワット、ジクワット、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フランプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパネート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシネート、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、アイオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、パラコート、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6−TBA、TCA、トリクロピル及びその水溶性塩、が挙げられる。
一部の実施形態では、十分な量の適切な界面活性剤を含有させることにより、容易に水に溶けない補助除草剤を、本水性除草剤組成物中に混合させることができる。加えて、本発明の組成物は、非水溶性の微粉除草剤を含んでいてもよい。限定的な水溶性を有示す除草剤の例としては、例えば、アセトクロール、アクロニフェン、アラクロール、アメトリン、アミドスルフロン、アニロホス、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスルフロン−メチル、ベンスリド、ベンゾフェナップ、ビフェノックス、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブタクロール、ブタミホス、ブトラリン、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、カルフェントラゾン−エチル、クロメトキシフェン、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロリムロン−エチル、クロルニトロフェン、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール−ジメチル、クロルチアミド、シンメチリン、シノスルフロン、クレトジム、クロジナホップ−プロパルギル、クロマゾン、クロメプロップ、クロランスラム−メチル、シアナジン、シクロエート、シクロスルファムロン、シクロキシジム、シハロホップ−ブチル、ダイムロン、デスメディファム、デスメトリン、ジクロベニル、ジクロホップ−メチル、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジニトラミン、ジノテルブ、ジフェナミド、ジチオピル、ジウロン、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメトスルフルロン−メチル、エトフメセート、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェノキサプロップ−エチル、フェニュロン、フランプロップ−メチル、フラザスルフロン、フルアジホップ−ブチル、フルクロラリン、フルメツラム、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェン−エチル、フルポキサム、フルレノール、フルリドン、フルロキシピル−1−メチルヘプチル、フルルタモン、フルチアセット−メチル、ホメサフェン、ハロスルフロン、ハロキシホップ−メチル、ヘキサジノン、イマザモックス、イマゾスルフロン、インダノファン、イソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、ラクトフェン、レナシル、リニュロン、メフェナセット、メソトリオン、メタミトロン、メタザクロール、メタベンズチアズロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトキスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モノリニュロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキシフルオルフェン、ペブレート、ペンディメタリン、ペンタノクロール、ペントキサゾン、フェンメディファム、ピペロホス、プレチラクロール、プリミスルフロン、プロジアミン、プロメトン、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、プロピソクロール、プロピザミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、ピラフルフェン−エチル、ピラゾリネート、ピラゾスルフロン−エチル、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリミノバック−メチル、キンクロラック、キンメラック、キザロホップ−エチル、リムスルフロン、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホスルフロン、テブタム、テブチウロン、ターバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアゾピル、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアレート、トリアスルフロン、トリベニュロン、トリエタジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、及びバーナレートが挙げられる。濃縮物またはRTU製剤中の追加の除草剤活性成分(複数可)は、含有させることを選択した個々の追加除草剤(複数可)に応じて変化する農業的に有効な濃度で存在し、当業者はそれら濃度を容易に割り出すであろう。
本発明の除草剤濃縮物は、所定量のグリホサート、水、アミドアルキルアミン界面活性カップリング剤、及び補助界面活性剤を、必要量の攪拌または循環をもたらして完全に成分を混合させる機械的攪拌装置または任意のその他の好適な容器もしくは装置を使用して混合して、一体化させることにより調製してもよい。出発原料を添加する順番は、最終濃縮物の安定性にとって厳密には重要ではない。様々な実施形態では、除草剤濃縮物は、成分添加の順番に従い調製される。本明細書においては、混合容器に水を最初に添加してから、グリホサート塩を添加することが好ましい。次に、アミドアルキルアミン界面活性カップリング剤を添加してから、補助界面活性剤を添加する。一部の実施形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤を含有する予備混合された混合液として、補助界面活性剤を添加してもよい。その他の実施形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤の添加前または添加後のいずれかの時点において、補助界面活性剤を単独で添加してもよい。
本発明の固体濃縮物はまた、所定量のグリホサート、アミドアルキルアミン界面活性カップリング剤、補助界面活性剤を、必要量の攪拌または循環をもたらして完全に成分を混合させる機械的攪拌装置、ボールミル装置または任意のその他の好適な容器もしくは装置を使用して混合して、一体化させることにより調製してもよい。固体濃縮物を調製するための原料を添加する順番は、最終濃縮物の安定性にとって厳密には重要ではない。
本発明のRTU組成物は、水性除草剤濃縮物を希釈することにより、または、固体濃縮物を適切な量の水に溶解させることにより、調製することができる。
本発明はまた、除草に有効な量の、本明細書に記載するRTU製剤または希釈した濃縮製剤を、処理する植物の葉に噴霧するまたは別の方法で散布することにより、雑草またはその他不要な植物を枯らすまたは制御するための方法に関する。当業者に周知の適切な方法のいずれかを用いて、本発明に包含される除草剤噴霧組成物を、処理する植物の葉に散布してもよい。一部の実施形態では、RTU組成物は、ユーザーの携行に適した持ち運び可能な容器にパッケージ化され、容器から処理する植物の葉面へと、噴霧剤形態で、組成物を手動で放出するための装置に取り付けられる。
本発明の組成物を使用して、多種多様な植物を枯らしてもよく、または、その成長を制御してもよい。特に重要な一年生双子葉植物種としては、イチビ(Abutilon theophrasti)、アカザ(Amaranthus spp.)、大双葉葎(Borreria spp.)、セイヨウアブラナ、キャノーラ、カラシナなど(Brassica spp.)、ツユクサ(Commelina spp.)、オランダフウロ(Erodium spp.)、ヒマワリ(Helianthus spp.)、アサガオ(Ipomoea spp.)、ホウキギ(Kochia scoparia)、ゼニアオイ(Malva spp.)、ソバカズラ、タデなど(Polygonum spp.)、スベリヒユ(Portulaca spp.)、オカヒジキ(Salsola spp.)、シダ(Sida spp.)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)及びオナモミ(Xanthium spp.)などが挙げられるがこれらに限定されない。
本発明の組成物を使用して枯らし得るまたは制御し得る特に重要な一年生単子葉植物種としては、カラスムギ(Avena fatua)、カーペットグラス(Axonopus spp.)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、メヒシバ(Digitaria spp.)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、オヒシバ(Eleusine indica)、一年生ライグラス(Lolium multiflorum)、イネ(Oryza sativa)、オットクロア(Ottochloa nodosa)、アメリカスズメノヒエ(Paspalum notatum)、カナリークサヨシ(Phalaris spp.)、スズメノテッポウ(Setaria spp.)、コムギ(Triticum aestivum)、及びコーン(Zea mays)が挙げられるがこれらに限定されない。
本発明の組成物を使用して制御され得る特に重要な多年生双子葉植物種としては、ヨモギ(Artemisia spp.)、トウワタ(Asclepias spp.)、エゾキツネアザミ(Cirsium arvense)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)及びクズ(Pueraria spp.)が挙げられるがこれらに限定されない。
本発明の組成物を使用して制御され得る特に重要な多年生単子葉植物種としては、ブラキアリア(Brachiaria spp.)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、シバムギ(Elymus repens)、チガヤ(Imperata cylindrica)、ホソムギ(Lolium perenne)、ギネアキビ(Panicum maximum)、シマスズメノヒエ(Paspalum dilatatum)、ヨシ(Phragmites spp.)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、及びガマ(Typha spp.)が挙げられるがこれらに限定されない。
本発明の組成物を使用して制御され得るその他の特に重要な多年生植物種としては、トクサ(Equisetum spp.)、ワラビ(Pteridium aquilinum)、クロイチゴ(Rubus spp.)、及びハリエニシダ(Ulex europaeus)が挙げられるがこれらに限定されない。
本発明の実施において使用する際の好適で除草に有効な散布量または噴霧量は、個々の組成物及び活性成分濃度、所望の効果、処理する植物種、天候、及びその他の因子によって異なる。「所望の効果」を構成するものは、組成物を研究、開発、販売及び使用する人物の基準及び慣習に応じて様々であり、本発明の組成物における除草に有効な散布量の選択は、当業者の知るところである。
定義
本明細書で使用する場合、用語「ヒドロカルビル」とは、炭素元素及び水素元素のみからなる有機化合物またはラジカルのことを意味する。これらの部分は、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分及びアリール部分を含む。これらの部分はまた、その他の脂肪族炭化水素基または環状炭化水素基、例えば、アルカリル、アルケナリル及びアルキナリルなどで置換された、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分及びアリール部分を含む。別途記載のない限り、これらの部分は、好ましくは、1〜30個の炭素原子を含む。
本明細書で使用する場合、用語「ヒドロカルビレン」とは、2つのその末端で、有機化合物中のその他のラジカルに結合したラジカルのことを意味し、炭素元素及び水素元素のみからなる。これらの部分は、アルキレン部分、アルケニレン部分、アルキニレン部分及びアリーレン部分を含む。これらの部分はまた、その他の脂肪族炭化水素基または環状炭化水素基、例えば、アルカリル、アルケナリル及びアルキナリルなどで置換された、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分及びアリール部分を含む。別途記載のない限り、これらの部分は、好ましくは、1〜30個の炭素原子を含む。
本明細書で使用する場合、用語「置換ヒドロカルビル」とは、炭素以外の少なくとも1個の原子で置換されたヒドロカルビル部分のことを意味し、炭素鎖原子がヘテロ原子、例えば、窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素、硫黄またはハロゲン原子などで置換された部分を含む。これらの置換基としては、ハロゲン、ヘテロシクロ、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、保護ヒドロキシ、ケタール、アシル、アシルオキシ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、チオール、アセタール、スルホキシド、エステル、チオエステル、エーテル、チオエーテル、ヒドロキシアルキル、ウレア、グアニジン、アミジン、ホスフェート、アミンオキシド、及び4級アンモニウム塩が挙げられる。
本明細書に記載の「置換ヒドロカルビレン」部分は、炭素以外の少なくとも1個の原子で置換されたヒドロカルビレン部分であり、炭素鎖原子がヘテロ原子、例えば、窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素、硫黄またはハロゲン原子などで置換された部分を含む。これらの置換基としては、ハロゲン、ヘテロシクロ、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、保護ヒドロキシ、ケタール、アシル、アシルオキシ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、チオール、アセタール、スルホキシド、エステル、チオエステル、エーテル、チオエーテル、ヒドロキシアルキル、ウレア、グアニジン、アミジン、ホスフェート、アミンオキシド、及び4級アンモニウム塩が挙げられる。
別途記載のない限り、本明細書に記載のアルキル基は、好ましくは、主鎖に1〜18個の炭素原子を含有し、最大30個の炭素原子を含有する低級アルキルである。アルキル基は、直鎖もしくは分枝鎖または環状であってもよく、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシルなどが挙げられる。
別途記載のない限り、本明細書に記載のアルケニル基は、好ましくは、主鎖に2〜18個の炭素原子を含有し、最大30個の炭素原子を含有する低級アルケニルである。アルケニル基は、直鎖もしくは分枝鎖または環状であってもよく、エテニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、ヘキセニルなどが挙げられる。別途記載のない限り、本明細書に記載のアルキニル基は、好ましくは、主鎖に2〜18個の炭素原子を含有し、最大30個の炭素原子を含有する低級アルキニルである。アルキニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、エチニル、プロピニル、ブチニル、イソブチニル、ヘキシニルなどが挙げられる。本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「アリール」とは、任意選択的に置換された同素環式芳香族基のことを意味し、好ましくは、環部に6〜12個の炭素を含有する単環式基または二環式基であり、例えば、フェニル、ビフェニル、ナフチル、置換フェニル、置換ビフェニル、または置換ナフチルなどである。フェニル及び置換フェニルは、より好ましいアリールである。
本明細書で使用する場合、アルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール基は、炭素以外の少なくとも1個の原子で置換されてもよく、炭素鎖原子がヘテロ原子、例えば、窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素、硫黄またはハロゲン原子などで置換された部分を含む。これらの置換基としては、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、アミド、ニトロ、シアノ、スルホキシド、チオール、チオエステル、チオエーテル、エステル及びエーテル、または、界面活性剤の相容性を高めることができる、及び/または、製剤の保存安定性に悪影響を及ぼすことなくカリウムグリホサート製剤中におけるその有効性を向上させることができる、任意のその他の置換基が挙げられる。
本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「ハロゲン」または「ハロ」とは、塩素、臭素、フッ素及びヨウ素のことを意味する。界面活性剤化合物においては、多くの場合、フッ素置換基が好ましい。
別途記載のない限り、用語「ヒドロキシアルキル」としては、少なくとも1つのヒドロキシ基で置換されたアルキル基、例えば、ビス(ヒドロキシアルキル)アルキル基、トリス(ヒドロキシアルキル)アルキル基、及び、ポリ(ヒドロキシアルキル)アルキル基が挙げられる。好ましいヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシメチル(−CHOH)、ヒドロキシエチル(−COH)、ビス(ヒドロキシ−メチル)メチル(−CH(CHOH))、及び、トリス(ヒドロキシメチル)メチル(−C(CHOH))が挙げられる。
本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「環状」とは、少なくとも1つの閉じた環を有する基のことを意味し、脂環式基、芳香族(アレーン)基、及び複素環基が挙げられる。
本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「ヘテロシクロ」または「複素環式」とは、少なくとも1つの環内に少なくとも1個のヘテロ原子を有し、好ましくは、それぞれの環内に5または6個の原子を有する、任意選択的に置換され、完全に飽和または不飽和した、単環式または二環式の芳香族基または非芳香族基のことを意味する。ヘテロシクロ基は、好ましくは、環内に、1または2個の酸素原子、1または2個の硫黄原子、及び/または、1〜4個の窒素原子を有し、炭素またはヘテロ原子を介して分子の残部に結合していてもよい。例示的なヘテロシクロとしては、複素環式芳香族、例えば、フリル、チエニル、ピリジル、オキサゾリル、ピロリル、インドリル、キノリニルまたはイソキノリニルなど、及び、非芳香族複素環、例えば、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、ピペリジニル、ピロリジノなどが挙げられる。例示的な置換基としては、以下の基、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ケト、ヒドロキシ、保護ヒドロキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アミド、アミノ、ニトロ、シアノ、チオール、チオエステル、チオエーテル、ケタール、アセタール、エステル及びエーテルのうちの1つまたは複数が挙げられる。
本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「複素環式芳香族」とは、少なくとも1つの環内に少なくとも1個のヘテロ原子を有し、好ましくは、それぞれの環内に5または6個の原子を有する、任意選択的に置換された芳香族基のことを意味する。複素環式芳香族基は、好ましくは、環内に、1または2個の酸素原子、1または2個の硫黄原子、及び/または、1〜4個の窒素原子を有し、炭素またはヘテロ原子を介して分子の残部に結合していてもよい。例示的な複素環式芳香族としては、フリル、チエニル、ピリジル、オキサゾリル、ピロリル、インドリル、キノリニル、またはイソキノリニルなどが挙げられる。例示的な置換基としては、以下の基、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ケト、ヒドロキシ、保護ヒドロキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アミド、アミノ、ニトロ、シアノ、チオール、チオエーテル、チオエステル、ケタール、アセタール、エステル及びエーテルのうちの1つまたは複数が挙げられる。
本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「アシル」とは、有機カルボン酸の−COOH基からヒドロキシル基を除去することにより形成された部分、例えば、RC(O)−のことを意味し、式中、Rは、R、RO−、RN−またはRS−であり、Rは、ヒドロカルビル、ヘテロ置換ヒドロカルビル、または、ヘテロシクロであり、Rは、水素、ヒドロカルビル、または、置換ヒドロカルビルである。
本明細書で使用する場合、単独または別の基の一部としての用語「アシルオキシ」とは、酸素結合(−−O−−)を介して結合した、上記で説明したアシル基、例えば、RC(O)O−のことを意味し、式中、Rは、用語「アシル」に関連させて記載したとおりである。
オキシエチレン単位などの構造的特徴に関し本明細書において、最大または最小の「平均数」を列挙する場合、界面活性剤の調製における個別分子中のこのような単位の整数は通常、最大「平均数」超の整数または最小「平均数」未満の整数を含み得る範囲にわたり変動することを、当業者は理解するであろう。「平均数」で明示した範囲外のこのような単位の整数を有する個々の界面活性剤分子が組成物中に存在する場合、「平均数」が明示した範囲内にありその他の条件に適合している限りにおいて、本発明の範囲からその組成物を除外するものではない。
除草効果は、本発明により向上され得る生物学的作用の1つである。本明細書で使用する場合、「除草効果」とは、植物の成長における任意の観察可能な制御指標のことを意味し、(1)枯死、(2)成長、繁殖または貫生の阻害、及び(3)植物の発生及び機能を除去、破壊またはさもなければ減少させること、のうちの1つまたは複数の作用を含み得る。
本発明を詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲において定義される本発明の範囲を逸脱することなく、調整及び変更を行うことが可能であることは明らかである。
本発明を更に説明するために、以下の非限定例を提供する。
実施例1:製剤の調製
カリウムグリホサート、またはカリウムグリホサートとイソプロピルアンモニウムグリホサートの混合物のいずれかを含む組成物を調製して、以下の実施例に記載する様々な試験を実施した。
様々な界面活性剤、補助界面活性剤及びその他の賦形剤を、実施例の組成物に使用した。これらの化合物は、以下の表内において識別される。
Figure 2019519493
Figure 2019519493
グリホサートのカリウム塩を含む組成物を以下の表1Aに記載する。グリホサートのカリウム塩とイソプロピルアンモニウム塩の70:30(重量/重量)混合物(グリホサート酸当量基準)を含む組成物を以下の表1Bに記載する。
表1A:カリウムグリホサート製剤
Figure 2019519493
表1B:カリウム/IPA(70/30)グリホサート製剤
Figure 2019519493
実施例2:グリホサート製剤の製剤安定性試験
以下の手順を使用して、グリホサート製剤の曇点について試験を行った。試験製剤を、25mm X 200mmパイレックス試験管内に、底から約2インチの高さまで注いだ。温水浴を使用して、試験試料が曇るまでその試験試料を加熱した。アルコール温度計を使用して温度をモニターした。それまで透明であった製剤が曇り次第、または、温度が85℃に到達次第、試験試料を水浴から取り出した。試験中にわたり製剤が透明のままであった場合は、曇点を>85℃と記録した。曇った場合、アルコール温度計を取り付けたまま、透明になるまで製剤を攪拌した。試験試料が透明となった温度を製剤の曇点として記録した。
曇点の結果を以下の表2に記載する。それぞれの試験組成物は、540g a.e./Lのグリホサート及び135g/Lの総界面活性剤を含有していた。
表2:製剤安定性
Figure 2019519493
N/M=測定せず
実施例3:雑草制御評価
本明細書中に記載する除草効果データは、未処理植物と比較した植物の枯死量及び成長抑制の視覚的評価を反映させる当該技術分野における標準的な手順に従い、「制御」を百分率で記録したものであり、このような測定を実施及び記録するように特別に訓練された技術者によって実施された。全てのケースにおいて、一人の技術者が、任意の1つの実験または試験内における全ての制御パーセントの評価を実施する。このような測定値は、Monsanto Companyの除草剤ビジネスを行う上で頼りとされ、同社により定期的に報告されている。
散布後19〜22日時点において、個々の雑草種の制御パーセントを視覚的に評価した。処置用組成物については、上記の表1A及び表1Bに記載している。雑草が6〜8インチの丈に達した時点で処理剤を散布した。それぞれの製剤を、560g ae/ha、840g ae/ha、及び、1260g ae/haで散布した。製剤中のグリホサート塩の種類に関係なく同一量のグリホサート酸散布を確保するために、グリホサート酸当量(a.e.)を基準として量を計算した。それぞれの試験にROUNDUP POWERMAX基準剤を含ませた。
オオホナガアオゲイトウ(AMASS)、スベリヒユ(POROL)及びアメリカツノクサネム(SEBEX)に対する個々の製剤の雑草効果(3回の散布量の平均)については、以下の表3Aに記載している。
表3A:雑草効果
Figure 2019519493
イチビ(ABUTH)、アメリカアサガオ(IPOSS)及びアメリカツノクサネム(SEBEX)に対する個々の製剤の雑草効果(3回の散布量の平均)については、以下の表3Bに記載している。
表3B:雑草効果
Figure 2019519493
アメリカアサガオ(IPOSS)及びヒユモドキ(AMATU)に対する個々の製剤の雑草効果(3回の散布量の平均)については、以下の表3Cに記載している。
表3C:雑草効果
Figure 2019519493
ROUNDUP READYコーンでの、エノコログサ(ALOSS)、アメリカアサガオ(IPOHE)、イチビ(ABUTH)及びヒユモドキ(AMATA)に対する個々の製剤の雑草効果(3回の散布量の平均)については、以下の表3Dに記載している。
表3D:雑草効果
Figure 2019519493
ROUNDUP READY大豆での、ヒユモドキ(AMATA)、イチビ(ABUTH)、オナモミ(XANST)、アキノエノコログサ(SETFA)に対する個々の製剤の雑草効果(3回の散布量の平均)については、以下の表3Eに記載している。
表3E:雑草効果
Figure 2019519493
実施例4:水生生物のバイオアッセイ
2種の水生生物、Pseudokirchneriella subcapitata(藻類の一種)及びDaphnia magna(甲殻類の一種)を利用して、水生毒性試験を実施した。
上記実施例1に記載のグリホサート製剤で、水生生物に対して低毒性であるものを特定するために、これらの試験を実施した。これらアッセイの結果を以下の表4に記載する。
表4:水生生物のバイオアッセイ
Figure 2019519493
実施例5:ヒマシ油界面活性剤を使用した水生試験
グリホサートのカリウム塩及びヒマシ油ベタイン界面活性剤を含む組成物を、以下の表5Aに記載のとおりに調製した。
表5A:カリウムグリホサート製剤
Figure 2019519493
上記実施例4で使用した手順に従い、水生毒性試験を実施した。このアッセイの結果を以下の表5Bに記載する。
表5B:水生毒性データ
Figure 2019519493
実施例6:雑草制御効果
様々な雑草に対する試験製剤(GC10006)及び対照製剤(ROUNDUP POWERMAX)の雑草制御効果を、以下の表6に記載する。データは、処理後21日時点で評価した、3回の散布量に対する平均制御率を示している。
表6:種別の平均雑草制御%
Figure 2019519493
実施例7:製剤安定性試験
上記実施例2に記載の手順を使用して、グリホサート製剤の曇点について試験を行った。また、ガードナー色数を使用して、それぞれの製剤の色を評価した。これらアッセイの結果を以下の表7に記載する。
それぞれの試験製剤は、540g a.e./Lのカリウムグリホサートを含有していた。
表7:製剤の安定性及び色
Figure 2019519493
実施例8:製剤安定性試験
以下の表8Aに記載する、グリホサートのカリウム塩を含む組成物を調製した。それぞれの試験製剤は、540g a.e./Lのカリウムグリホサートを含有していた。
表8A:カリウムグリホサート製剤
Figure 2019519493
Figure 2019519493
N/M=測定せず
上記実施例2に記載の手順を使用して、表8Aに記載するグリホサート製剤の曇点について試験を行った。また、製剤の外観を、室温(RT)及び−20℃の温度で観察した。これらアッセイの結果を以下の表8Bに記載する。
表8B:製剤安定性
Figure 2019519493
N/M=測定せず
実施例9:雑草制御評価
以下の表9Aに記載する、グリホサートのカリウム塩を含む組成物を調製した。それぞれの試験製剤は、540g a.e./Lのカリウムグリホサートを含有していた。
表9A:カリウムグリホサート製剤
Figure 2019519493
以下の表9Bに記載する、グリホサートのカリウム塩を含む組成物を調製した。それぞれの試験製剤は、570g a.e./Lのカリウムグリホサートを含有していた。
表9B:カリウムグリホサート製剤
Figure 2019519493
散布後19〜21日時点において、個々の雑草種の制御パーセントを視覚的に評価した。雑草が6〜8インチの丈に達した時点で処理剤を散布した。それぞれの製剤を、280グラムa.e./ha、560グラムa.e./ha、及び、840グラムa.e./haの量で散布した。製剤中のグリホサート塩の種類に関係なく同一量のグリホサート酸散布を確保するために、グリホサート酸当量(a.e.)を基準として量を計算した。それぞれの試験にROUNDUP POWERMAX基準剤を含ませた。
アサガオ(IPOHE)及びオヒシバ(ELEIN)に対する、散布後21日時点の、それぞれの散布量における個々の製剤の雑草効果については、以下の表9Cに記載している。
表9C:雑草効果
Figure 2019519493
イチビ(ABUTH)及びオヒシバ(ELEIN)に対する、散布後21日時点の、それぞれの散布量における個々の製剤の雑草効果については、以下の表9Dに記載している。
表9D:雑草効果
Figure 2019519493
イチビ(ABUTH)及びオヒシバ(ELEIN)に対する、散布後19日時点の、それぞれの散布量における個々の製剤の雑草効果については、以下の表9Eに記載している。
表9E:雑草効果
Figure 2019519493
Figure 2019519493
本発明またはその好ましい実施形態(複数可)の要素を導入するとき、冠詞「a」、「an」、「the」及び「said」は、1つまたは複数の要素の存在を意味することを意図している。用語「含む(comprising)」、「含む(including)」及び「有する」は、包括的であることを意図し、列挙した要素以外の別の要素が存在してもよいことを意味する。
上記の内容を考慮することにより、本発明のいくつかの目的が達成され、その他の有利な結果が得られることが理解されるであろう。
本発明の範囲を逸脱することなく、上記の組成物及びプロセスにおける様々な変更を実施することは可能であり、上記の記載に含まれる全ての事項及び添付図面に示される全ての事項は、例示と解釈されるべきであり限定する趣旨ではないということを意図している。

Claims (86)

  1. 水性除草剤濃縮組成物であって、
    (a)グリホサートまたはその誘導体と、
    (b)式(1)、
    Figure 2019519493
    のアミドアルキルアミン界面活性剤であって、
    式中、Rは、それぞれが任意選択的に置換されて、平均約4個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニルであり、R及びRは独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、Rは、1〜4個の炭素原子を有するアルキレンである、前記アミドアルキルアミン界面活性剤と、
    (c)
    式(2)、
    Figure 2019519493
    のアルコキシル化3級アミンオキシドであって、
    式中、
    21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    それぞれの前記(R22−O)基中のR22は、C−Cアルキレンから独立して選択され、式中、少なくとも1つのR22は、少なくとも1つのその他のR22とは異なり、
    それぞれの前記(R23−O)基のR23は、C−Cアルキレンから独立して選択され、
    それぞれのR24は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
    x及びyは、xが少なくとも2であり、xとyの合計が3〜約30となる平均数である、前記アルコキシル化3級アミンオキシド、
    式(3)、
    Figure 2019519493
    の補助界面活性剤であって、
    式中、
    31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
    それぞれのR32は、NR301及び(N)R301302から独立して選択され、
    36は、NR301303及び(N)R301303304から選択され、
    式中、それぞれのR301は、水素、C−Cアルキル、C(O)R33及び(R34−O)35から独立して選択され、それぞれのR302は、酸素、C−Cアルキル及び(R34−O)35からなる群から独立して選択され、R303とR304のそれぞれは、水素、C−Cアルキル及び(R34−O)35から独立して選択され、
    式中、それぞれのR33は独立して、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル、またはOR331であり、式中、それぞれのR331は独立して、水素または塩形成カチオンであり、それぞれの前記(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、R35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
    それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、
    nは0〜3である、前記補助界面活性剤、
    式(4)、
    Figure 2019519493
    のベタインを含む補助界面活性剤であって、
    式中、
    41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    それぞれのR42は、Cアルキル及び(R43−O)44から独立して選択され、式中、それぞれの前記(R43−O)基中のR43は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR44は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である、前記補助界面活性剤、
    式(5a)、
    Figure 2019519493
    の補助界面活性剤であって、
    式中、
    51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導された平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、前記炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含み、
    52は、C1−4アルキレンであり、
    53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの前記(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である、前記補助界面活性剤、
    式(5b)、
    Figure 2019519493
    の補助界面活性剤であって、
    式中、
    51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、前記炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、
    52は、C1−4アルキルであり、
    53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの前記(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、
    55は、CHCO 及び酸素から選択される、前記補助界面活性剤、及び
    式(5c)、
    Figure 2019519493
    の補助界面活性剤であって、
    式中、
    51は、トリグリセリド、脂肪酸、または脂肪酸のメチルエステルから誘導され、前記炭化水素鎖上に少なくとも1つのペンダントヒドロキシルまたはアルコキシ基を含む、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する置換ヒドロカルビルであり、
    52は、C1−4アルキルであり、
    53及びR54はそれぞれ、C1−4アルキル及び(R56−O)57から独立して選択され、式中、それぞれの前記(R56−O)基中のR56は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR57は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数である、前記補助界面活性剤
    からなる群から選択される少なくとも1種の補助界面活性剤を含む補助界面活性剤成分と、
    を含む、前記水性除草剤濃縮組成物。
  2. 前記補助界面活性剤成分は、式(2)のアルコキシル化3級アミンオキシドを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項1または請求項2に記載の組成物。
  4. 21は、平均約8個の炭素原子〜約18個の炭素原子、平均約10〜約18個の炭素原子、または、平均約12〜約18個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項1または請求項2に記載の組成物。
  5. それぞれのR22は、C−Cアルキレンから独立して選択される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. それぞれのR22は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択される、請求項5に記載の組成物。
  7. それぞれのR23は、C−Cアルキレンから独立して選択される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. それぞれのR23は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択される、請求項7に記載の組成物。
  9. 少なくとも1つのR23は、少なくとも1つのその他のR23とは異なる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 少なくとも1つのR23はエチレンであり、少なくとも1つのR23はプロピレンである、請求項9に記載の組成物。
  11. 少なくとも1つのR22はエチレンであり、少なくとも1つのR22はプロピレンであり、少なくとも1つのR23はエチレンであり、少なくとも1つのR23はプロピレンである、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. それぞれのR24は、水素及びメチルからなる群から独立して選択される、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. それぞれのR24は水素である、請求項12に記載の組成物。
  14. xとyの合計は、2〜約20、約4〜約18、または、約5〜約15である、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 式(2)の前記アルコキシル化3級アミンオキシドは、式(2a)、
    Figure 2019519493
    の前記アルコキシル化3級アミンオキシドであり、
    式中、
    21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    25は、C1−4アルキレンであり、
    26は、R25とは異なるC1−4アルキレンであり、
    x、y、p及びqはそれぞれ独立して、xと、yと、pとqの合計が4〜約20となる1以上の平均数である、
    請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 21は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項15に記載の組成物。
  17. 21は、平均約8個の炭素原子〜約18個の炭素原子、平均約10〜約18個の炭素原子、または、平均約12〜約18個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項15に記載の組成物。
  18. 25はC−Cアルキレンであり、R26はR25とは異なるC−Cアルキレンである、請求項15から請求項17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 25はエチレンであり、R26はプロピレンである、請求項18に記載の組成物。
  20. 25はプロピレンであり、R26はエチレンである、請求項18に記載の組成物。
  21. xとyの合計は、約3〜約12、または、約5〜約10である、請求項15から請求項20のいずれか1項に記載の組成物。
  22. pとqの合計は、0.5〜約5、1〜約3、または、1〜約2である、請求項15から請求項21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. xと、yと、pとqの合計は、約4〜約18、または、約5〜約15である、請求項15から請求項22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 前記補助界面活性剤成分は、式(3)の補助界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  25. 前記補助界面活性剤成分は、式(3)の補助界面活性剤を含む、請求項2から請求項23のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 式(3)の前記補助界面活性剤は、式(3a)、
    Figure 2019519493
    の前記補助界面活性剤であり、
    式中、
    31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
    それぞれのR37は、水素、C(O)R33及び(R34−O)35から独立して選択され、式中、それぞれのR33は独立して、直鎖または分枝鎖のC5−22アルキル基であり、それぞれの前記(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、それぞれのR35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、それぞれのmは、全てのmの合計が1〜約30となる平均数であり、
    nは0〜3である、
    請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の組成物。
  27. それぞれの前記R37基は(R34−O)35である、請求項26に記載の組成物。
  28. 1つのR37基はC(O)R33であり、それぞれのその他のR37基は(R34−O)35である、請求項26に記載の組成物。
  29. 全てのmの合計は、約3〜約24、約8〜約24、または、約14〜約22である、請求項1から請求項28のいずれか1項に記載の組成物。
  30. 式(3)の前記補助界面活性剤は、式(3b)、
    Figure 2019519493
    前記補助界面活性剤であり、
    式中、
    31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
    それぞれの前記(R34−O)基中のR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、
    それぞれのR35は、水素及びC−Cアルキルから独立して選択され、
    nは0〜3であり、
    それぞれのm、x、y及びzは、全てのmと、xと、yとzの合計が1〜約30の平均数となる平均数である、
    請求項1から請求項29のいずれか1項に記載の組成物。
  31. それぞれのR35は、水素及びメチルからなる群から独立して選択される、請求項1から請求項30のいずれか1項に記載の組成物。
  32. 全てのR35は水素である、請求項31に記載の組成物。
  33. 少なくとも1つのR35はメチルである、請求項31に記載の組成物。
  34. 式(3)の前記補助界面活性剤は、式(3c)、
    Figure 2019519493
    の前記補助界面活性剤であり、
    式中、
    31は、それぞれが任意選択的に置換されて、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖のアルキルまたはアルケニルであり、
    30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
    それぞれのR34は、C1−4アルキレンから独立して選択され、
    m、x、y及びzは、mと、xと、yとzの合計が1〜約30の平均数となる平均数である、
    請求項1から請求項33のいずれか1項に記載の組成物。
  35. それぞれのR34は、C−Cアルキレンから独立して選択される、請求項1から請求項34のいずれか1項に記載の組成物。
  36. それぞれのR34は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択される、請求項35に記載の組成物。
  37. 少なくとも1つのR34は、少なくとも1つのその他のR34とは異なる、請求項1から請求項36のいずれか1項に記載の組成物。
  38. 少なくとも1つのR34はエチレンであり、少なくとも1つのR34はプロピレンである、請求項37に記載の組成物。
  39. mと、xと、yとzの合計は、約3〜約24、約8〜約24、または、約14〜約22の平均数である、請求項30から請求項38のいずれか1項に記載の組成物。
  40. 式(3)の前記補助界面活性剤は、式(3d)、
    Figure 2019519493
    の前記補助界面活性剤であり、
    式中、
    31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    30は、水素及び(R34−O)35から選択され、
    38は、C1−4アルキレンであり、
    39は、R38とは異なるC1−4アルキレンであり、
    nは0〜3であり、
    それぞれのm、x及びyは、全てのmと、xとyの合計が1〜約30となる平均数である、
    請求項1から請求項39のいずれか1項に記載の組成物。
  41. 38はC−Cアルキレンであり、R39はR25とは異なるC−Cアルキレンである、請求項40に記載の組成物。
  42. 38はエチレンであり、R39はプロピレンである、請求項41に記載の組成物。
  43. 38はプロピレンであり、R39はエチレンである、請求項42に記載の組成物。
  44. それぞれのxの合計は、約3〜約12、または、約5〜約10の平均数である、請求項40から請求項43のいずれか1項に記載の組成物。
  45. それぞれのyの合計は、0.5〜約5、1〜約3、または、1〜約2の平均数である、請求項40から請求項44のいずれか1項に記載の組成物。
  46. 31は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の組成物。
  47. 31は、平均約8個の炭素原子〜約18個の炭素原子、平均約10〜約18個の炭素原子、または、平均約12〜約18個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項46に記載の組成物。
  48. 30は水素である、請求項1から請求項47のいずれか1項に記載の組成物。
  49. 前記補助界面活性剤成分は、式(4)のベタインを含む、請求項1に記載の組成物。
  50. 前記補助界面活性剤成分は、式(4)のベタインを含む、請求項2から請求項48のいずれか1項に記載の組成物。
  51. 少なくとも1つのR42は(R43−O)44である、請求項1から請求項50のいずれか1項に記載の組成物。
  52. 1つのR42はC1−4アルキレンであり、第2のR42は(R43−O)44である、請求項51に記載の組成物。
  53. それぞれのR44は、水素及びメチルからなる群から独立して選択される、請求項1から請求項52のいずれか1項に記載の組成物。
  54. それぞれのR44は水素である、請求項53に記載の組成物。
  55. 少なくとも1つのR44はメチルである、請求項53に記載の組成物。
  56. 式(4)の前記ベタイン補助界面活性剤は、式(4a)、
    Figure 2019519493
    の前記ベタイン補助界面活性剤であり、
    式中、
    41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり、
    それぞれのR43は、C1−4アルキレンから独立して選択され、
    x及びyは、xとyの合計が2〜約20となる平均数である、
    請求項1から請求項55のいずれか1項に記載の組成物。
  57. それぞれのR43は、C−Cアルキレンから独立して選択される、請求項1から請求項56のいずれか1項に記載の組成物。
  58. それぞれのR43は、エチレン及びプロピレンからなる群から独立して選択される、請求項57に記載の組成物。
  59. 少なくとも1つのR43は、少なくとも1つのその他のR43とは異なる、請求項1から請求項58のいずれか1項に記載の組成物。
  60. 少なくとも1つのR43はエチレンであり、少なくとも1つのR43はプロピレンである、請求項59に記載の組成物。
  61. xとyの合計は、2〜約20、約4〜約18、または、約5〜約15である、請求項56から請求項60のいずれか1項に記載の組成物。
  62. 式(4)の前記ベタイン補助界面活性剤は、式(4b)、
    Figure 2019519493
    の前記ベタイン補助界面活性剤であり、
    式中、R41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルである、
    請求項1から請求項61のいずれか1項に記載の組成物。
  63. 41は、平均約5個の炭素原子〜約22個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項1から請求項62のいずれか1項に記載の組成物。
  64. 41は、平均約8個の炭素原子〜約18個の炭素原子、平均約10〜約18個の炭素原子、または、平均約12〜約18個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である、請求項63に記載の組成物。
  65. 前記補助界面活性剤成分は、式(5a)の補助界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  66. 前記補助界面活性剤成分は、式(5a)の補助界面活性剤を含む、請求項2から請求項64のいずれか1項に記載の組成物。
  67. 前記補助界面活性剤成分は、式(5b)の補助界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  68. 前記補助界面活性剤成分は、式(5b)の補助界面活性剤を含む、請求項2から請求項66のいずれか1項に記載の組成物。
  69. 前記補助界面活性剤成分は、式(5c)の補助界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  70. 前記補助界面活性剤成分は、式(5c)の補助界面活性剤を含む、請求項2から請求項68のいずれか1項に記載の組成物。
  71. 51はヒドロキシオレイン酸から誘導される、請求項1から請求項70のいずれか1項に記載の組成物。
  72. 51はヒマシ油から誘導される、請求項71に記載の組成物。
  73. 52はイソプロピルである、請求項1から請求項72のいずれか1項に記載の組成物。
  74. は、平均約5個の炭素原子〜約12個の炭素原子を有するアルキルであり、R及びRはメチルであり、Rはn−プロピレンである、請求項1から請求項73のいずれか1項に記載の組成物。
  75. 前記グリホサート誘導体は、カリウム塩、モノアンモニウム塩、ジアンモニウム塩、トリアンモニウム塩、ナトリウム塩、モノエタノールアミン塩、イソプロピルアミン塩、n−プロピルアミン塩、エチルアミン塩、ジメチルアミン塩、エチレンジアミン塩、ヘキサメチレンジアミン塩、モノスルホニウム塩、ジスルホニウム塩、トリメチルスルホニウム塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるグリホサート塩である、請求項1から請求項74のいずれか1項に記載の組成物。
  76. 前記グリホサート塩は、前記ジアンモニウム塩、前記カリウム塩、前記モノエタノールアミン塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項75に記載の組成物。
  77. 前記組成物は、30重量パーセント酸当量超の濃度のグリホサートを含む、請求項1から請求項76のいずれか1項に記載の組成物。
  78. 前記組成物は、30重量パーセント酸当量〜約90重量パーセント酸当量の濃度のグリホサートを含む、請求項77に記載の組成物。
  79. グリホサート(グラム酸当量)と総界面活性剤(グラム)の重量比は、約2:1〜約10:1、または、約3:1〜約5:1である、請求項1から請求項78のいずれか1項に記載の組成物。
  80. 前記組成物は液体濃縮物であり、グリホサート濃度は、1リットルあたり360グラム酸当量超、1リットルあたり420グラム酸当量超、1リットルあたり480グラム酸当量超、1リットルあたり500グラム酸当量超、1リットルあたり540グラム酸当量超、1リットルあたり580グラム酸当量超、1リットルあたり600グラム酸当量超、または、1リットルあたり600グラム酸当量超である、請求項1から請求項79のいずれか1項に記載の組成物。
  81. グリホサート濃度は、1リットルあたり約650グラム酸当量、または、1リットルあたり約650グラム酸当量である、請求項1から請求項79のいずれか1項に記載の組成物。
  82. 補助除草剤を更に含む、請求項1から請求項81のいずれか1項に記載の組成物。
  83. 前記補助除草剤は、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミトロール、アシュラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニル、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4−D、2,4−DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾワット、ジクワット、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フランプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパネート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシネート、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、アイオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、パラコート、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6−TBA、TCA、トリクロピル及びその水溶性塩、ならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項82に記載の組成物。
  84. 前記補助除草剤は、アセトクロール、アクロニフェン、アラクロール、アメトリン、アミドスルフロン、アニロホス、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスルフロン−メチル、ベンスリド、ベンゾフェナップ、ビフェノックス、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブタクロール、ブタミホス、ブトラリン、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、カルフェントラゾン−エチル、クロメトキシフェン、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロリムロン−エチル、クロルニトロフェン、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール−ジメチル、クロルチアミド、シンメチリン、シノスルフロン、クレトジム、クロジナホップ−プロパルギル、クロマゾン、クロメプロップ、クロランスラム−メチル、シアナジン、シクロエート、シクロスルファムロン、シクロキシジム、シハロホップ−ブチル、ダイムロン、デスメディファム、デスメトリン、ジクロベニル、ジクロホップ−メチル、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジニトラミン、ジノテルブ、ジフェナミド、ジチオピル、ジウロン、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメトスルフルロン−メチル、エトフメセート、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェノキサプロップ−エチル、フェニュロン、フランプロップ−メチル、フラザスルフロン、フルアジホップ−ブチル、フルクロラリン、フルメツラム、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェン−エチル、フルポキサム、フルレノール、フルリドン、フルロキシピル−1−メチルヘプチル、フルルタモン、フルチアセット−メチル、ホメサフェン、ハロスルフロン、ハロキシホップ−メチル、ヘキサジノン、イマザモックス、イマゾスルフロン、インダノファン、イソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、ラクトフェン、レナシル、リニュロン、メフェナセット、メソトリオン、メタミトロン、メタザクロール、メタベンズチアズロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトキスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モノリニュロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキシフルオルフェン、ペブレート、ペンディメタリン、ペンタノクロール、ペントキサゾン、フェンメディファム、ピペロホス、プレチラクロール、プリミスルフロン、プロジアミン、プロメトン、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、プロピソクロール、プロピザミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、ピラフルフェン−エチル、ピラゾリネート、ピラゾスルフロン−エチル、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリミノバック−メチル、キンクロラック、キンメラック、キザロホップ−エチル、リムスルフロン、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホスルフロン、テブタム、テブチウロン、ターバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアゾピル、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアレート、トリアスルフロン、トリベニュロン、トリエタジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、バーナレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項82に記載の組成物。
  85. 前記アミドアルキルアミン界面活性剤(g/L)と前記補助界面活性剤(g/L)の濃度比は、10:1〜約1:10、8:1〜約1:8、5:1〜約1:5、2:1〜約1:2、または、約45:55未満、約40:60未満、もしくは、約35:65未満である、請求項1から請求項84のいずれか1項に記載の組成物。
  86. 雑草または不要な植物を枯らすまたは制御するための方法であって、請求項1から請求項85のいずれか1項に記載の組成物を、散布混合液を生成する量の水で希釈することと、除草に有効な量の前記散布混合液を前記雑草または不要な植物の葉に散布することと、を含む、前記方法。
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