JP2019519256A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2019519256A5
JP2019519256A5 JP2018547938A JP2018547938A JP2019519256A5 JP 2019519256 A5 JP2019519256 A5 JP 2019519256A5 JP 2018547938 A JP2018547938 A JP 2018547938A JP 2018547938 A JP2018547938 A JP 2018547938A JP 2019519256 A5 JP2019519256 A5 JP 2019519256A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl
scaffold
peptide ligand
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018547938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019519256A (ja
JP7152311B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2017/021855 external-priority patent/WO2017156427A1/en
Publication of JP2019519256A publication Critical patent/JP2019519256A/ja
Publication of JP2019519256A5 publication Critical patent/JP2019519256A5/ja
Priority to JP2022156200A priority Critical patent/JP7469421B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7152311B2 publication Critical patent/JP7152311B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

また、コーティングポリマーに官能基を付与する工程、および該コーティングポリマーを表面に接着させる工程を含む、表面をコーティングする方法も提供される。方法は、さらに、式Iのペプチドリガンドをコーティングポリマーに共有結合的に付着させる工程を含む。
[本発明1001]
ポリマーと、
該ポリマーの表面上に共有結合的に固定化されており、スキャフォールドへの内皮細胞および/または内皮前駆細胞の付着を増大させ、かつ式I:
Figure 2019519256
の化合物である、ペプチドリガンドと
を含む、スキャフォールドであって、
式中、
X 2 、X 6 、およびX 7 は各々独立してアミノ酸であり、X 2 、X 6 、およびX 7 のうちの少なくとも1つはD-アミノ酸であり;
R 1 は、H、C 1-6 アルキル、-C(O)R 1a 、およびL-Aからなる群より選択され;
R 1a は、C 1-6 アルキル、C 1-6 ヘテロアルキル、C 1-6 アルキル-NH 2 、C 1-6 アルキル-C(O)N(H)-C 1-6 ヘテロアルキル、シクロアルキル、C 1-6 アルキル-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C 1-6 アルキル-ヘテロシクロアルキル、アリール、C 1-6 アルキル-アリール、ヘテロアリール、およびC 1-6 アルキル-ヘテロアリールからなる群より選択され、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロアリール基、およびアリール基は、ハロゲン、-NO 2 、-OH、-CN、C 1-6 アルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルキル、およびC 1-6 ハロアルコキシからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよく;
R 2 は、H、C 1-6 アルキル、およびL-Aからなる群より選択され;
Lはリンカーであり;かつ
Aは活性物質である、スキャフォールド。
[本発明1002]
R 1 およびR 2 が各々独立して、H、C 1-6 アルキル、およびL-Aからなる群より選択され;
Lがリンカーであり;
Aが活性物質であり;
X 2 が、Gly、Ala、Sar、およびβ-アラニン、ならびにそれらの立体異性体からなる群より選択され;
X 6 が、Val、Leu、Ile、Met、Phe、Asn、Glu、Gln、His、Lys、Arg、Asp、Gly、Ala、Ser、Thr、Tyr、Trp、Pro、Aad、Bec、Bmc、Bmp、Phe(4COOH)、Hyp、HoSer、Tha、Ahch、Actp、Akch、Tyr(diI)、Trp、Thz、2Thi、3Thi、Cit、HoCit、Aib、Nglu、およびFua、ならびにそれらの立体異性体からなる群より選択され;かつ
X 7 が、Val、Leu、Ile、Met、Phe、Asn、Glu、Gln、His、Lys、Arg、Asp、Gly、Ala、Ser、Thr、Tyr、Trp、Pro、Bmp、HoSer、Nglu、HoCit、Bec、Aad、Hyp、Ahch、Phe(4COOH)、Akch、Aecc、Abu、Phe(3,4-diOMe)、Cpa、2-Thi、Thz、Phg、Phe(4-NO 2 )、Nle、(NMe)Phe、Aic、Chg、Bta、Bpa、Nal2、Nal1、Tic、Ppca、Cha、Bipa、Deg、Dpg、Acpc、Bmc、Cit、Sar、Tha、Pra、Actp、Aib、Agl、Acbc、Fua、Nva、Thi、Trp、Bug、Ach、(NMe)Val、Cpeg、(CαMe)Phe、Tyr(diI)、Phe(2-Cl)、Bua、HoPhe、HoLeu、Sta、Ing、Phe(4-CF 3 )、Oic、Dpa、Phe(4-t-Bu)、HoCha、およびPhe(3,4-diCl)、ならびにそれらの立体異性体からなる群より選択される、本発明1001のスキャフォールド。
[本発明1003]
前記ペプチドリガンドが、式Ia:
Figure 2019519256
の化合物であり、
式中、
X 6 およびX 7 は各々独立してD-アミノ酸であり;
R 1 は、H、C 1-6 アルキル、および-C(O)R 1a からなる群より選択され;
R 1a は、C 1-6 アルキル、C 1-6 ヘテロアルキル、C 1-6 アルキル-NH 2 、C 1-6 アルキル-C(O)N(H)-C 1-6 ヘテロアルキル、シクロアルキル、C 1-6 アルキル-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C 1-6 アルキル-ヘテロシクロアルキル、アリール、C 1-6 アルキル-アリール、ヘテロアリール、およびC 1-6 アルキル-ヘテロアリールからなる群より選択され、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロアリール基、およびアリール基は、ハロゲン、-NO 2 、-OH、-CN、C 1-6 アルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルキル、およびC 1-6 ハロアルコキシからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよく;かつ
R 2 は、HおよびC 1-6 アルキルからなる群より選択される、本発明1001のスキャフォールド。
[本発明1004]
R 1 およびR 2 が各々独立して、HおよびC 1-6 アルキルからなる群より選択される、本発明1003のスキャフォールド。
[本発明1005]
X 6 が、DSer、DAsp、DGlu、およびDCitからなる群より選択され;かつ
X 7 が、DPhe、DGlu、DSer、DBug、DBta、DVal、DAgl、DPra、D(NMe)Val、D(CαMe)Val、DAbu、DIng、DIle、DTha、DAsp、およびDNal1からなる群より選択される、本発明1003のスキャフォールド。
[本発明1006]
X 6 が、DAspおよびDSerからなる群より選択され;かつ
X 7 が、DGlu、DPhe、DSer、DVal、DBug、およびDBtaからなる群より選択される、本発明1003のスキャフォールド。
[本発明1007]
前記ペプチドリガンドが、cGRGDsfc、cGRGDdfc、cGRGDsec、cGRGDdsc、cGRGDd-DBug-c、cGRGDd-DBta-c、cGRGDdvc、Ac-cGRGDdvc、(β-アラニン)-cGRGDdvc、(Ebes)-cGRGDdvc、cGRGDd-DAgl-c、cGRGDd-DPra-c、cGRGDd-DBug-c、cGRGDd-D(NMe)Val-c、cGRGDd-D(CαMe)Val-c、cGRGDd-DAbu-c、cGRGDd-DNal1-c、cGRGDd-DNal2-c、およびcGRGDd-DBta-cからなる群より選択される、本発明1003のスキャフォールド。
[本発明1008]
前記ペプチドリガンドが、cGRGDsfc、cGRGDdfc、cGRGDsec、cGRGDdsc、cGRGDdvc、cGRGDd-DBug-c、およびcGRGDd-DBta-cからなる群より選択される、本発明1003のスキャフォールド。
[本発明1009]
前記ペプチドリガンドがcGRGDdvc(LXW7)である、本発明1003のスキャフォールド。
[本発明1010]
前記ペプチドリガンドが、前記細胞上のインテグリンαvβ3に結合する、本発明1001のスキャフォールド。
[本発明1011]
前記ポリマーが、ポリ(L-乳酸)(PLLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)、ヒドロキシアパタイト(HA)、ラクチド-ε-カプロラクトン共重合体(PLCL)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、本発明1001のスキャフォールド。
[本発明1012]
前記ポリマーがコーティングをさらに含み、かつ前記ペプチドリガンドが該コーティングに共有結合的に付着している、本発明1001のスキャフォールド。
[本発明1013]
前記コーティングがパリレンポリマーである、本発明1012のスキャフォールド。
[本発明1014]
内皮細胞、内皮前駆細胞、および/または骨形成原細胞が、前記スキャフォールド上に播種されている、本発明1001のスキャフォールド。
[本発明1015]
本発明1001のスキャフォールドを含む、操作された組織。
[本発明1016]
コーティングポリマーと、
該コーティングポリマーに共有結合的に付着している、本発明1001のペプチドリガンドと
を含む、コーティング。
[本発明1017]
前記ペプチドリガンドがcGRGDdvc(LXW7)である、本発明1016のコーティング。
[本発明1018]
前記コーティングポリマーがパリレンポリマーである、本発明1016のコーティング。
[本発明1019]
本発明1001のスキャフォールドを対象中に移植する工程を含む、該対象における組織再生のために内皮細胞および/または内皮前駆細胞の内皮化および血管新生を改善するための方法。
[本発明1020]
前記ペプチドリガンドが、前記スキャフォールドへの内皮細胞および/または内皮前駆細胞の動員を増大させる、本発明1019の方法。
[本発明1021]
前記ペプチドリガンドが、前記スキャフォールド上での内皮細胞および/または内皮前駆細胞の増殖を増大させる、本発明1019の方法。
[本発明1022]
本発明1001のスキャフォールドを対象中に移植する工程を含む、該対象における骨欠損を修復するための方法。
[本発明1023]
内皮細胞および骨形成原細胞が、移植の前に前記スキャフォールド上に播種される、本発明1022の方法。
[本発明1024]
コーティングポリマーに官能基を付与する工程;
該コーティングポリマーを表面に接着させる工程;および
ペプチドリガンドを、該コーティングポリマーに共有結合的に付着させる工程であって、該ペプチドリガンドが、本発明1001のペプチドリガンド、または官能基を付与されたその誘導体である、工程
を含む、該表面をコーティングする方法。
[本発明1025]
前記ペプチドリガンドが、cGRGDdvc(LXW7)、または官能基を付与されたその誘導体である、本発明1024の方法。
[本発明1026]
前記コーティングポリマーがパリレンポリマーである、本発明1024の方法。
[本発明1027]
前記コーティングポリマーの官能基付与が、該コーティングポリマーへのアルキン官能基の導入を含む、本発明1024の方法。
[本発明1028]
前記ペプチドリガンドが、アジド官能基を用いて官能基を付与されている、本発明1027の方法。
[本発明1029]
前記表面がスキャフォールドポリマーを含む、本発明1024の方法。
[本発明1030]
前記スキャフォールドポリマーが、ポリ(L-乳酸)(PLLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)、ヒドロキシアパタイト(HA)、ラクチド-ε-カプロラクトン共重合体(PLCL)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、本発明1029の方法。
[本発明1031]
前記表面への前記コーティングポリマーの接着が化学蒸着(CVD)を含む、本発明1024の方法。
[本発明1032]
前記表面への前記コーティングポリマーの接着の前に、該表面を活性化する工程
をさらに含む、本発明1024の方法。
[本発明1033]
前記表面の活性化が、マイクロ波プラズマの適用を含む、本発明1032の方法。

Claims (15)

  1. ポリマーと、
    該ポリマーの表面上に共有結合的に固定化されており、スキャフォールドへの内皮細胞および/または内皮前駆細胞の付着を増大させ、かつ式I:
    Figure 2019519256
    の化合物である、ペプチドリガンドと
    を含む、スキャフォールドであって、
    式中、
    X2、X6、およびX7は各々独立してアミノ酸であり、X2、X6、およびX7のうちの少なくとも1つはD-アミノ酸であり;
    R1は、H、C1-6アルキル、-C(O)R1a、およびL-Aからなる群より選択され;
    R1aは、C1-6アルキル、C1-6ヘテロアルキル、C1-6アルキル-NH2、C1-6アルキル-C(O)N(H)-C1-6ヘテロアルキル、シクロアルキル、C1-6アルキル-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C1-6アルキル-ヘテロシクロアルキル、アリール、C1-6アルキル-アリール、ヘテロアリール、およびC1-6アルキル-ヘテロアリールからなる群より選択され、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロアリール基、およびアリール基は、ハロゲン、-NO2、-OH、-CN、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルキル、およびC1-6ハロアルコキシからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよく;
    R2は、H、C1-6アルキル、およびL-Aからなる群より選択され;
    Lはリンカーであり;かつ
    Aは活性物質である、スキャフォールド。
  2. R1およびR2が各々独立して、H、C1-6アルキル、およびL-Aからなる群より選択され;
    Lがリンカーであり;
    Aが活性物質であり;
    X2が、Gly、Ala、Sar、およびβ-アラニン、ならびにそれらの立体異性体からなる群より選択され;
    X6が、Asp、Val、Leu、Ile、Met、Phe、Asn、Glu、Gln、His、Lys、Arg、Gly、Ala、Ser、Thr、Tyr、Trp、Pro、Aad、Bec、Bmc、Bmp、Phe(4COOH)、Hyp、HoSer、Tha、Ahch、Actp、Akch、Tyr(diI)、Trp、Thz、2Thi、3Thi、Cit、HoCit、Aib、Nglu、およびFua、ならびにそれらの立体異性体からなる群より選択され;かつ
    X7が、Val、Leu、Ile、Met、Phe、Asn、Glu、Gln、His、Lys、Arg、Asp、Gly、Ala、Ser、Thr、Tyr、Trp、Pro、Bmp、HoSer、Nglu、HoCit、Bec、Aad、Hyp、Ahch、Phe(4COOH)、Akch、Aecc、Abu、Phe(3,4-diOMe)、Cpa、2-Thi、Thz、Phg、Phe(4-NO2)、Nle、(NMe)Phe、Aic、Chg、Bta、Bpa、Nal2、Nal1、Tic、Ppca、Cha、Bipa、Deg、Dpg、Acpc、Bmc、Cit、Sar、Tha、Pra、Actp、Aib、Agl、Acbc、Fua、Nva、Thi、Trp、Bug、Ach、(NMe)Val、Cpeg、(CαMe)Phe、Tyr(diI)、Phe(2-Cl)、Bua、HoPhe、HoLeu、Sta、Ing、Phe(4-CF3)、Oic、Dpa、Phe(4-t-Bu)、HoCha、およびPhe(3,4-diCl)、ならびにそれらの立体異性体からなる群より選択される、請求項1に記載のスキャフォールド。
  3. 前記ペプチドリガンドが、式Ia:
    Figure 2019519256
    の化合物であり、
    式中、
    X6およびX7は各々独立してD-アミノ酸であり;
    R1は、H、C1-6アルキル、および-C(O)R1aからなる群より選択され;
    R1aは、C1-6アルキル、C1-6ヘテロアルキル、C1-6アルキル-NH2、C1-6アルキル-C(O)N(H)-C1-6ヘテロアルキル、シクロアルキル、C1-6アルキル-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C1-6アルキル-ヘテロシクロアルキル、アリール、C1-6アルキル-アリール、ヘテロアリール、およびC1-6アルキル-ヘテロアリールからなる群より選択され、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロアリール基、およびアリール基は、ハロゲン、-NO2、-OH、-CN、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルキル、およびC1-6ハロアルコキシからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよく;かつ
    R2は、HおよびC1-6アルキルからなる群より選択される、請求項1に記載のスキャフォールド。
  4. (a) R1およびR2が各々独立して、HおよびC1-6アルキルからなる群より選択されるか;
    (b) X 6 が、DAsp、DSer、DGlu、およびDCitからなる群より選択され;かつ
    X 7 が、DVal、DPhe、DGlu、DSer、DBug、DBta、DAgl、DPra、D(NMe)Val、D(CαMe)Val、DAbu、DIng、DIle、DTha、DAsp、およびDNal1からなる群より選択されるか;または
    (c) X 6 が、DAspおよびDSerからなる群より選択され;かつ
    X 7 が、DVal、DGlu、DPhe、DSer、DBug、およびDBtaからなる群より選択される、
    請求項3に記載のスキャフォールド。
  5. (a) 前記ペプチドリガンドが、cGRGDdvc、cGRGDsfc、cGRGDdfc、cGRGDsec、cGRGDdsc、cGRGDd-DBug-c、cGRGDd-DBta-c、Ac-cGRGDdvc、(β-アラニン)-cGRGDdvc、(Ebes)-cGRGDdvc、cGRGDd-DAgl-c、cGRGDd-DPra-c、cGRGDd-DBug-c、cGRGDd-D(NMe)Val-c、cGRGDd-D(CαMe)Val-c、cGRGDd-DAbu-c、cGRGDd-DNal1-c、cGRGDd-DNal2-c、およびcGRGDd-DBta-cからなる群より選択されるか;
    (b) 前記ペプチドリガンドが、cGRGDdvc、cGRGDsfc、cGRGDdfc、cGRGDsec、cGRGDdsc、cGRGDd-DBug-c、およびcGRGDd-DBta-cからなる群より選択されるか;または
    (c) 前記ペプチドリガンドがcGRGDdvc(LXW7)である
    請求項3に記載のスキャフォールド。
  6. 前記ペプチドリガンドが、前記細胞上のインテグリンαvβ3に結合する、請求項1に記載のスキャフォールド。
  7. (a) 前記ポリマーが、ポリ(L-乳酸)(PLLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)、ヒドロキシアパタイト(HA)、ラクチド-ε-カプロラクトン共重合体(PLCL)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、オリゴ糖、タンパク質、ポリケチド、ペプトイド、ヒドロゲル、ポリ(グリコール)、ポリラクタート、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるか;または
    (b) 前記ポリマーがコーティングをさらに含み、かつ前記ペプチドリガンドが該コーティングに共有結合的に付着しており、任意に該コーティングがパリレンポリマーである
    請求項1に記載のスキャフォールド。
  8. 内皮細胞、内皮前駆細胞、および/または骨形成原細胞が、前記スキャフォールド上に播種されている、請求項1に記載のスキャフォールド。
  9. 請求項1に記載のスキャフォールドを含む、操作された組織。
  10. コーティングポリマーと、
    該コーティングポリマーに共有結合的に付着している、請求項1に記載のペプチドリガンドと
    を含む、コーティングであって;任意に
    (a) 該ペプチドリガンドがcGRGDdvc(LXW7)であるか;または
    (b) 該コーティングポリマーがパリレンポリマーである、
    前記コーティング
  11. 請求項1に記載のスキャフォールドを対象中に移植する工程を含む、該対象における組織再生のために内皮細胞および/または内皮前駆細胞の内皮化および血管新生を改善するための方法における使用のための、請求項1に記載のスキャフォールドであって;任意に
    (a) ペプチドリガンドが、前記スキャフォールドへの内皮細胞および/または内皮前駆細胞の動員を増大させるか;または
    (b) ペプチドリガンドが、前記スキャフォールド上での内皮細胞および/または内皮前駆細胞の増殖を増大させる、
    前記スキャフォールド。
  12. 請求項1に記載のスキャフォールドを対象中に移植する工程を含む、該対象における骨欠損を修復するための方法における使用のための、請求項1に記載のスキャフォールドであって;任意に内皮細胞および骨形成原細胞が、移植の前に該スキャフォールド上に播種される、前記スキャフォールド
  13. コーティングポリマーに官能基を付与する工程;
    該コーティングポリマーを表面に接着させる工程;および
    ペプチドリガンドを、該コーティングポリマーに共有結合的に付着させる工程であって、該ペプチドリガンドが、請求項1に記載のペプチドリガンド、または官能基を付与されたその誘導体である、工程
    を含む、該表面をコーティングする方法。
  14. (a) 前記ペプチドリガンドが、cGRGDdvc(LXW7)、または官能基を付与されたその誘導体である
    (b) 前記コーティングポリマーがパリレンポリマーであるか;
    (c) 前記コーティングポリマーの官能基付与が、該コーティングポリマーへのアルキン官能基の導入を含み、任意に該ペプチドリガンドが、アジド官能基を用いて官能基を付与されているか;
    (d) 前記表面がスキャフォールドポリマー、プラスチック、金属、またはガラスを含み、任意に該スキャフォールドポリマーが、ポリ(L-乳酸)(PLLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)、ヒドロキシアパタイト(HA)、ラクチド-ε-カプロラクトン共重合体(PLCL)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、オリゴ糖、タンパク質、ポリケチド、ペプトイド、ヒドロゲル、ポリ(グリコール)、ポリラクタート、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるか;
    (e) 前記表面が、ステント、シャント、パッチ、グラフト、インプラント、心臓弁もしくはカテーテルの形態を有するか;または
    (f) 前記表面への前記コーティングポリマーの接着が化学蒸着(CVD)を含む
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記表面への前記コーティングポリマーの接着の前に、該表面を活性化する工程
    をさらに含任意に前記表面の活性化が、マイクロ波プラズマの適用を含む、請求項13に記載の方法。
JP2018547938A 2016-03-11 2017-03-10 血管新生化組織修復のための操作されたスキャフォールド Active JP7152311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022156200A JP7469421B2 (ja) 2016-03-11 2022-09-29 血管新生化組織修復のための操作されたスキャフォールド

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662307050P 2016-03-11 2016-03-11
US62/307,050 2016-03-11
PCT/US2017/021855 WO2017156427A1 (en) 2016-03-11 2017-03-10 Engineered scaffolds for vascularized tissue repair

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022156200A Division JP7469421B2 (ja) 2016-03-11 2022-09-29 血管新生化組織修復のための操作されたスキャフォールド

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019519256A JP2019519256A (ja) 2019-07-11
JP2019519256A5 true JP2019519256A5 (ja) 2020-04-16
JP7152311B2 JP7152311B2 (ja) 2022-10-12

Family

ID=59790822

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018547938A Active JP7152311B2 (ja) 2016-03-11 2017-03-10 血管新生化組織修復のための操作されたスキャフォールド
JP2022156200A Active JP7469421B2 (ja) 2016-03-11 2022-09-29 血管新生化組織修復のための操作されたスキャフォールド

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022156200A Active JP7469421B2 (ja) 2016-03-11 2022-09-29 血管新生化組織修復のための操作されたスキャフォールド

Country Status (7)

Country Link
US (2) US11246961B2 (ja)
EP (1) EP3426700B1 (ja)
JP (2) JP7152311B2 (ja)
CN (1) CN109196004B (ja)
AU (1) AU2017229972B2 (ja)
CA (1) CA3016675A1 (ja)
WO (1) WO2017156427A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105017406B (zh) * 2014-04-21 2020-10-09 上海市第一人民医院 一类新的具有神经保护功能的多肽
AU2017229972B2 (en) 2016-03-11 2021-05-13 The Regents Of The University Of California Engineered scaffolds for vascularized tissue repair
PL236823B1 (pl) 2020-01-21 2021-02-22 Politechnika Slaska Im Wincent Sposób otrzymywania warstw polimerowych na powierzchni tytanu lub stopów tytanu na bazie polimeru z fosforanami
PL236821B1 (pl) 2020-01-21 2021-02-22 Politechnika Slaska Im Wincent Sposób otrzymywania warstw polimerowych na powierzchni tytanu lub stopów tytanu na bazie polimeru z tlenkami
PL237829B1 (pl) 2020-01-21 2021-05-31 Politechnika Slaska Im Wincent Sposób otrzymywania warstw polimerowych na powierzchni tytanu lub stopów tytanu na bazie polimeru z lekami
PL236359B1 (pl) 2020-01-21 2021-01-11 Politechnika Slaska Im Wincent Sposób otrzymywania warstw polimerowych na powierzchni tytanu lub stopów tytanu
US11460400B2 (en) 2020-07-07 2022-10-04 Sakura Finetek U.S.A., Inc. Use of IR spectroscopy to evaluate penetration of reagents into biological specimen
CN113244462B (zh) * 2021-05-20 2022-05-24 太原理工大学 一种防止支架内再狭窄的药物涂层血管支架及制备方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677276A (en) 1994-12-23 1997-10-14 La Jolla Cancer Research Foundation Immobilization of peptides to hyaluronate
US20040044403A1 (en) * 2001-10-30 2004-03-04 Joyce Bischoff Tissue-engineered vascular structures
CN1533813A (zh) * 2003-03-28 2004-10-06 微创医疗器械〔上海〕有限公司 预防/治疗皮腔内冠状动脉成形术后再狭窄的药物涂层支架
ZA200505307B (en) * 2002-12-31 2006-09-27 Celgene Corp Drug-coated stents and methods of use therefor
JP2007516740A (ja) * 2003-11-10 2007-06-28 アンジオテック インターナショナル アーゲー 医療移植片(implants)および瘢痕化抑制剤
WO2007109244A2 (en) * 2006-03-21 2007-09-27 Morehouse School Of Medicine Novel nanoparticles for delivery of active agents
CN101313873B (zh) * 2007-05-31 2011-03-23 乐普(北京)医疗器械股份有限公司 一种生物多肽药物血管支架及其制备方法
KR101132732B1 (ko) * 2008-11-26 2012-04-06 한국과학기술연구원 인 시튜 조직재생용 지능형 다공성 생분해 고분자 지지체 및 이의 제조방법
US9296988B2 (en) 2009-06-19 2016-03-29 The Regents Of The University Of California Three-dimensional cell adhesion matrix
US9073974B2 (en) * 2009-12-21 2015-07-07 The Regents Of The University Of California RGD-containing cyclic peptides
US8486534B2 (en) * 2010-06-08 2013-07-16 Bar-Ilan University Surface-modified polymer films
EP2744483B1 (en) * 2011-08-15 2020-04-29 Jyant Technologies Delivery system for specifically targeting cancer cells and method of use thereof
CN106795509A (zh) * 2014-03-06 2017-05-31 加利福尼亚大学董事会 用于测量细胞机械应力的组合物和方法
AU2017229972B2 (en) * 2016-03-11 2021-05-13 The Regents Of The University Of California Engineered scaffolds for vascularized tissue repair

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019519256A5 (ja)
Jordan et al. The effect of a recombinant elastin-mimetic coating of an ePTFE prosthesis on acute thrombogenicity in a baboon arteriovenous shunt
CN106102785B (zh) 可植入医疗装置
US6140127A (en) Method of coating an intravascular stent with an endothelial cell adhesive five amino acid peptide
US7807624B2 (en) Methods and compositions for promoting attachment of cells of endothelial cell lineage to medical devices
US20090018642A1 (en) Methods to improve the stability of celluar adhesive proteins and peptides
US20090076596A1 (en) Stent having a coating
Jin et al. Cross-linking methacrylated porcine pericardium by radical polymerization confers enhanced extracellular matrix stability, reduced calcification, and mitigated immune response to bioprosthetic heart valves
Aubin et al. Customized interface biofunctionalization of decellularized extracellular matrix: toward enhanced endothelialization
Stewart et al. Multifunctional protein-immobilized plasma polymer films for orthopedic applications
AU2017229972B2 (en) Engineered scaffolds for vascularized tissue repair
US20090053280A1 (en) Coating stents with cyclic rgd peptides or mimetics
US11332840B2 (en) Electrochemical attachment of phosphonic acids to metallic substrates and osteoconductive medical devices containing same
JPWO2011096402A1 (ja) 生体適合性器具
Yeo et al. Plasma-activated tropoelastin functionalization of zirconium for improved bone cell response
JP2009538154A (ja) 医療用デバイスへの内皮細胞系細胞の付着を促進するための組成物および方法
Sobieraj et al. Application of the CardioCel bovine pericardial patch–a preliminary report
US11160906B2 (en) Injectable nanomaterial-extracellular matrix constructs
US11253626B2 (en) Use for peptide uniquely binding to vascular endothelial cells, and peptide
EP3281946B1 (en) Peptide having zirconia-binding capacity
US6210437B1 (en) Chemical method to bond silicone to metal
CN209662276U (zh) 医疗设备
JP5828531B2 (ja) 細胞特異的ペプチド及びその用途
KR102295498B1 (ko) 고분자 스텐트 표면처리 방법
JP7320796B2 (ja) 血管内皮系細胞に特異的に結合するペプチドの使用、及びペプチド