以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例を具体的に説明する。本発明の実施例は、様々な形態に変形することができ、本発明の範囲が後述する実施例に限定されることと解析されてはいけない。また、図面に示された各要素の形状は、より明らかな説明を強調するために誇張されることがある。
図2は、本発明の1実施例による面蒸発源に有機薄膜を蒸着し、面蒸発源の有機薄膜を再蒸発して、基板に有機物パターンを蒸着する工程フローを示す図、図3は、本発明の1実施例による面蒸発源を用いて、基板に有機物パターンを蒸着する八角モジュールの構造を示す図、図4は、図3の八角モジュールにおいて、面蒸発源と基板の軌跡を示す図、図5は、本発明の他の実施例による面蒸発源を用いて、基板に有機物パターンを蒸着する六角モジュールの構造を示す図、図6は、本発明による複数のモジュールが連結してなる量産装備の構造を示す図である。
本発明は、二重面線源蒸着室及び二重面蒸発源蒸着室を含み、連結して基板蒸着が行われるように構成され、これらのそれぞれのチャンバ(室)と連結されたロボット室が設けられることを特徴とする面蒸発源を用いた高解像度AMOLED素子の量産装備に関するものである。
図2乃至図4に示しているように、本発明の1実施例による面蒸発源を用いた高解像度AMOLED素子の量産装備は、基板10に連続して微細パターン薄膜を蒸着させるためのものであって、基板受入室40と、面線源蒸着室42と、面線源反転室43と、面蒸発源蒸着室44と、面線源冷却室45と、基板貯蔵室46と、マスク貯蔵室47と、基板取出室41とを含み、これらのそれぞれのチャンバと連結された中央には、ロボット室30が設けられた八角モジュール110を含む。ここで、基板10と面蒸発源20、金属面シート、マスクは、ロボット室30内のロボット31によって、各チャンバへの移動が可能である。
基板受入室40は、蒸着工程が行われないTFT(Thin Film Transistor)基板10が設けられ、基板取出室41には、蒸着工程済みの基板10が設けられる。
面線源蒸着室42は、チャンバの内側上部に、面蒸発源20の金属面シート(S)を設け、面蒸発源20の金属面シート(S)に、有機薄膜22を蒸着形成する工程を行い、チャンバの下部に配置される有機物線形蒸発源21から噴出された有機物気体が、上部に設けられた面蒸発源20の金属面シート(S)の下部に蒸着されて、有機薄膜22が形成される。
ここで、有機物線形蒸発源21は、有機物パウダー(P)を収容している貯蔵るつぼを含み、面蒸発源20の金属面シートと離隔した平行なライン(図示せず)に沿って、後進往復動するように設置されて、金属面シート全体をスキャンするように設けられる。有機物線形蒸発源21から噴出される有機物気体は飛散して、金属面シートの全体に有機薄膜が蒸着するようになる。
この時、有機物線形蒸発源21は、有機物パウダー(P)を収容している貯蔵るつぼを加熱するヒータ(図示せず)を含んで構成されるか、又は、別に構成されて、チャンバ内に設けられたヒータ内で安着して加熱される。
有機物気体は、有機物貯蔵るつぼに貯蔵された有機物パウダー(P)の気化により生成される。
また、有機物線形蒸発源21には、蒸発ノズルをさらに含み、スキャンしつつ、面蒸発源20の金属面シートの全面積に有機物気体を噴射することに際して、有機物気体の広がり角を減らして、面シートを外れた領域に噴射して浪費される有機物の量を効率よく減らすことができる。
このような面線源蒸着室42は、二重面線源蒸着室42からなる。この時、二重面線源蒸着室42の各チャンバの内側上部には、面蒸発源20の金属面シート(S)が設けられ、有機物線形蒸発源21は、二重面線源蒸着室のいずれか一つの蒸着室から他の蒸着室へ移動するように設けられる。
このような二重面線源蒸着室42の構成において、有機物線形蒸発源21は、各チャンバを交互に移動して、少なくとも2つの面蒸発源20の金属面シート(S)に有機薄膜22を連続して蒸着させる。また、二重面線源蒸着室の各チャンバ内において有機物線形蒸発源21は、前後進往復動し、スキャニングして該当チャンバ内の面蒸発源20の金属面シート(S)に有機薄膜22を蒸着させる。
これを詳しく説明すると、二重面線源蒸着室42のいずれか1つの面線源蒸着室42において、有機薄膜蒸着が完了した面蒸発源20を真空ロボット31が排出すると、新たな面蒸発源20の金属面シートを引き込む間、有機物線形蒸発源21は、他の面線源蒸着室42に移動して、該当蒸着室内に設けられた他の面蒸発源25の金属面シートに同じく前後進運動をしつつ、スキャニングして、有機薄膜22を蒸着させる。
このような過程を繰返すことにより、有機物線形蒸発源21は、休止時間なく、続けて工程を行えるので、アイドルタイムが生じなくなり、それにより、有機物パウダー(P)が内部で固化される現象が生じなくなるので、有機物パウダー(P)の使用量を極大化することができる。
面線源反転室43は、有機薄膜22が形成された面蒸発源20を回転して、有機薄膜が形成された面蒸発源20の全面が上部又は下部に位置するように、面蒸発源20の前面と後面の上下位置を変える工程を行い、本発明では、面線源蒸着室において有機薄膜22は、面蒸発源20の下部に形成されているので、これを回転させて、有機薄膜22が面蒸発源20の上部に位置するようにする。
このような工程により、有機薄膜が上部に位置された面蒸発源20は、面蒸発源蒸着室44に移動されて、チャンバの内側上部に配置された基板に、上向式面蒸発蒸着ができるようにする。
本発明では、面線源蒸着室において、金属面シートを蒸着室の内側上部に設け、有機物線形蒸発源を蒸着室の内側下部に設けることで、有機薄膜が面蒸発源の下部に蒸着され、面蒸発源蒸着室内において、内側上部に設けられた基板に上方向蒸着のために、面蒸発源の上下位置を変えることだけを示しているが、これに限るものではなく、面線源蒸着室において、金属面シートがチャンバの内側下部に設けられ、面蒸発源蒸着室内において、内側下部に設けられた基板に下方向蒸着を行うようにする場合も、同様に、面蒸発源の上下位置を変える工程が必要である。
面蒸発源蒸着室44は、蒸着室の内側上部に基板とマスクアライナを設け、チャンバの内側下部には、面蒸発加熱装置23と面蒸発源20を備えて、基板10に有機物を蒸着し、パターンを形成する工程を行い、チャンバ下部の面蒸発加熱装置23上に安着される面蒸発源20の有機薄膜22から噴出された有機物気体が、上部に設けられたマスクが整列された基板にパターンで蒸着される。
このような面蒸発源蒸着室44は、二重面蒸発源蒸着室44からなる。この時、二重面蒸発源蒸着室44の各蒸着室の内側上部には、ロボットによって移送された基板とマスクが微細整列されて設けられ、内側下部には、面蒸発加熱装置23と、ロボットによって各チャンバに移送された面蒸発源20が設けられ、1つの蒸着室で蒸着を行う間、他の蒸着室では、基板とマスク及び面蒸発源がロボットによって移送されて、蒸着準備を完了するようになる。
このような工程過程が二重面蒸発源蒸着室の2つのチャンバで交互になされ、蒸着が行われるので、本発明による量産装備では、連続して基板に有機物を蒸着するのが可能となる。
ここで、面蒸発源20は、後面に設けられた面蒸発加熱装置23によって加熱される。
本発明による二重面蒸発源蒸着室44において、基板に有機物が蒸着される蒸着工程が連続して行われる過程を詳細に説明すると、以下の通りである。
二重面蒸発源蒸着室44のいずれか一つの面蒸発源蒸着室内において、面蒸発源20から第1の基板に蒸着が行われる間に、他の蒸着室では、ロボットが第2の基板とマスクを移送して引き込ませると、第2の基板とマスクが微細整列をし、また、ロボットが面蒸発源を移送して引き込ませて、蒸着を用意する。
一つの面蒸発源蒸着室において、第1の基板に蒸着が完了すると、蒸着準備が完了した他の面蒸発源蒸着室で面蒸発源20が加熱されて、第2の基板に有機物を蒸着する蒸着工程が行われる。
このように、1つの蒸着室で蒸着を行う間、他の蒸着室では、蒸着準備をする過程が2つの蒸着室で交互になされるので、連続して基板蒸着が行われることになる。
各面蒸発源蒸着室44内において、面蒸発源20から基板10に蒸着される過程を説明すると、面蒸発加熱装置により、面蒸発源20に蒸着された有機薄膜22が蒸発し、気化された有機物気体が放出面から垂直に飛散して、マスク12の微細パターンを通過し、基板10に蒸着することになる。
このような蒸着過程において、シャドウ現象は、基板とマスクの整列及びそれらの間の距離によっても発生するところ、基板10とマスク12の整列及び間の距離を微調整するために、整列アライメント(図示せず)が、二重面蒸発源蒸着室44内に設けられる。また、面蒸発源20と基板10の間の距離を短くして、面蒸発源から気化した有機物気体が放出面から垂直に最短距離垂直移動によって、基板に蒸着するようにするのが望ましい。これにより、シャドウ現象をより減少することができる。
面線源冷却室45は、内部に冷却板25が設けられたチャンバであって、蒸着された有機薄膜22を蒸発させた面蒸発源20の加熱した金属膜シートを、冷却板25に密着して、早い時間内に冷却するようにする。冷却室には、複数の金属膜シートが貯蔵され、冷却した金属膜シートは、リサイクル可能である。
この時、冷却板25の内部には、冷却水ライン26をさらに形成して、冷却板25が常に低温を維持するようにして、冷却室45内に別の冷却設備を不要にすることができる。冷却室45内部に金属膜シートを引込み又は搬出することも、真空ロボットによって行われる。
基板貯蔵室46は、TFT基板10が設けられているチャンバであって、該当基板は、ロボットによって、基板受入室40への移動、及び基板受入室40から面蒸発源蒸着室44への移動が可能である。
マスク貯蔵室47は、パターンが形成された複数のマスク12が設けられたチャンバであって、該当マスクは、ロボットによって、面蒸発源蒸着室44への移動が可能である。
ロボット室30は、基板受入室40、二重面線源蒸着室42、面線源反転室43、二重面蒸発源蒸着室44、面線源冷却室45、基板貯蔵室46、マスク貯蔵室47、及び基板取出室41と連結されるように、八角モジュール110の中央に八角に設けられ、その内部には、真空ロボット回転本体と、本体に連結されたエンドエフェクタ(end effector)となっている真空ロボット31とを含む。ここで、基板10と面蒸発源20、金属面シート(S)、マスク12は、該当真空ロボットによって、各チャンバに移送される。
すなわち、ロボット31は、基板10と面蒸発源20、金属面シート(S)、マスク12を各チャンバに引き込むか、チャンバから搬出するように、真空ロボット回転本体がロボット室30に固定されており、エンドエフェクタが相対的に回転自在に設けられる。このエンドエフェクタは、それぞれのチャンバ内部に、基板10、面蒸発源20、又はマスク12を安着するように、本体を増加して構成することができる。
以下、図4を参考して、八角モジュール110内における蒸着工程を順番に説明すると、以下の通りである。
八角モジュール110の外で移転工程を終了した基板10は、基板受入室40内に移送され、ロボット室30のロボット31は、基板受入室40に引き込まれた基板10を、二重面蒸発源蒸着室44に移送する。
二重面線源蒸着室42の各チャンバの内側上部には、冷却した面蒸発源20の金属面シートが面線源冷却室45から移送配置される。
二重面線源蒸着室42の1つのチャンバで設けられた有機物線形蒸発源21を介して、上部に蒸発した有機物気体が、面蒸発源20の金属膜シートに有機薄膜22で蒸着され、面蒸発源20を形成する。
蒸着が完了して面蒸発源20が形成されると、ロボットは、該当面蒸発源20を面線源反転室43に移送し、移送された面蒸発源20は、面線源反転室内で有機薄膜が形成された位置が上部に向くように、上下位置が変更される。
一方、二重面線源蒸着室42の1つのチャンバで蒸着を完了した有機物線形蒸発源21は、二重面線源蒸着室42の他のチャンバに移動して、該当チャンバの上部に有機物気体を蒸発させ、蒸発された有機物気体は、該当チャンバ内に設けられた面蒸発源20の金属膜シートに有機薄膜で蒸着されるので、連続して面蒸発源20を形成することができる。
また、基板10は、基板受入室40から二重面蒸発源蒸着室44の各チャンバに移送され、マスク12は、マスク貯蔵室47から二重面蒸発源蒸着室44の各チャンバに移送されて、基板10に微細整列される。
有機薄膜が上部に向くように、上下位置が変更された面蒸発源20は、二重面蒸発源蒸着室44の1つのチャンバに移送され、面蒸発源20から上部に蒸発された有機物気体は、マスクを介して、基板に微細パターンで蒸着される。
基板に蒸着が完了すると、ロボットは、完了した基板20を基板取出室41に移送し、基板は、次の工程モジュールに移送される。
一方、二重面蒸発源蒸着室44の1つのチャンバにおいて、面蒸発源20から基板10に蒸着を完了する途中で、二重面蒸発源蒸着室44の他のチャンバに、ロボットが基板受入室40から基板10を移送して引き込ませると、基板10とマスク12は、微細整列をし、面線源反転室43から、面蒸発源20がロボットによって移送され、面蒸発源20から基板10への蒸着を用意する。このようにしたチャンバでは蒸着を行い、他のチャンバでは蒸着準備を行う過程が、二重面蒸発源蒸着室44の2つのチャンバで交互実行されて、連続して基板蒸着が可能となる。
蒸着された有機薄膜を全て用いた面蒸発源20の加熱された金属面シートは、約200℃に加熱された状態であるので、ロボットによって、面線源冷却室45に移送され、冷却水によって、冷却板上で冷却される。
冷却された面蒸発源の金属面シートは、二重面線源蒸着室42に移送され、リサイクルされる。
八角モジュール110の基板受入室40と基板取出室41は、図3及び図4に示しているように、八角のロボット室30を基準に対向して設置するのが望ましいが、これに限定されるものではなく、工程ラインの形態によって、適切に配置することができる。
また、基板受入室40と基板取出室41は、隣接したモジュールへの基板移送のために、コンベアベルトを用いた基板移動手段を含むのが望ましく、その他にも、基板10を移送可能な様々な移送手段を用いることができる。
また、本発明の他の実施例による面蒸発源を用いた高解像度AMOLED素子の量産装備は、基板受入室と、面線源蒸着室と、面蒸発源蒸着室と、面線源冷却室と、基板貯蔵室と、マスク貯蔵室と、又は、基板取出室より選ばれる複数のチャンバを含み、選択されたチャンバと連結したロボット室が設けられた六角モジュール又は四角モジュールを含むことができる。
一例として、図5に示しているように、本発明の他の実施例による面蒸発源を用いた高解像度AMOLED素子の量産装備は、基板10に微細パターン薄膜を蒸着させるために、基板受入室40と、二重面線源蒸着室42と、二重面蒸発源蒸着室44と、面線源冷却室45と、マスク貯蔵室47と、基板取出室41とを含み、これらのそれぞれのチャンバと連結した中央には、ロボット室32が設けられた六角モジュール120を含む。ここで、基板10と面蒸発源20、マスクは、ロボット室32内のロボット35により、各チャンバへの移動が可能である。
このような六角モジュール120において、二重面蒸発源蒸着室44は、下向式で面蒸発蒸着工程を行い、加熱された面蒸発源からマスクが整列された基板に有機物が蒸着するようにし、面蒸発加熱装置がチャンバの内側上部に配置され、基板10がチャンバの内側下部に設けられ、面蒸発源20がチャンバの内側上部に配置された面蒸発加熱装置から加熱されて、下向式で有機物を基板に蒸着させる。
このように、下向式で面蒸発蒸着工程を行うシステムでは、二重面線源蒸着室42において、有機薄膜22が面蒸発源20の下部に蒸着され、有機薄膜が下部に蒸着された面蒸発源20がこの状態このまま二重面蒸発源蒸着室44内の上部に配置されるので、面線源反転室は、不要になる。
その他の構成要素の構成的特徴は、1実施例で説明したことと同様である。
図6は、複数のモジュールを連結してなる面蒸発源を用いた生産工程ラインの構造を示すもので、図6に示しているように、本発明の1実施例による量産装備は、基板受入及びベークモジュール121と、フリップ及びプラズマ前処理工程モジュール122と、正孔注入層(HIL)オープンマスク工程モジュール123と、正孔輸送層(HTL)シャドウマスク工程モジュール111、112、113と、RGBパターンのシャドウマスク工程モジュール115、116、117と、電子層(ETL/EIL)オープンマスク工程モジュール125と、透明電極オープンマスク蒸着工程モジュール126と、CPLオープンマスク蒸着工程モジュール127と、基板取出及びフリップモジュール131とを含む。
ここで、ベーク工程とは、基板のベーキング工程をいい、フリップ工程とは、基板をフリックする工程をいう。また、CPLオープンマスク蒸着工程とは、平坦化と、有機物質を保護するCPL(Capping Layer)を蒸着する工程をいう。
基板は、基板受入及びベークモジュール121に導かれてヒート工程が行われ、フリップ及びプラズマ前処理工程モジュール122に移送されて、基板はフリップされ、前処理工程が行われる。以後には、正孔注入層のオープンマスク工程モジュール123に移送されて、工程が行われ、正孔輸送層のシャドウマスク工程モジュール111、112、113と、RGBパターンのシャドウマスク工程モジュール115、116、117に移送されて、パターン蒸着工程が行われる。その後、電子輸送層と電子注入層(ETL/EIL)オープンマスク工程モジュール125、透明電極オープンマスク蒸着工程モジュール126、CPLオープンマスク蒸着工程モジュール127、基板取出及びフリップモジュール131を介して、順次工程が行われる。
ここで、前記モジュールのうち、基板受入、取出及びフリップモジュールは、四角のロボット移送室の形状からなり、オープンマスク工程モジュールは、六角のロボット移送室の形状からなり、シャドウマスク工程モジュールは、八角のロボット移送室の形状からなる。また、シャドウマスク工程はいずれも、八角モジュールで行われ、オープンマスク工程は、主に、六角モジュールで行われる。
この時、シャドウマスク工程モジュールは、非対称八角構造であり、基板受入室と、二重面線源蒸着室と、面線源反転室と、二重面蒸発源蒸着室と、面線源冷却室と、基板貯蔵室と、マスク貯蔵室と、基板取出室が連結される。
また、オープンマスク工程モジュールは、六角構造であり、基板受入室と、二重面線源蒸着室と、二重面蒸発源蒸着室と、面線源冷却室と、マスク貯蔵室と、基板取出室とが連結されることを特徴とする。
ここで、各モジュールが連結される部位は、1つのモジュールの基板取出室と次のモジュールの基板受入室が互いに連結される形式を取る。
本発明では、多角モジュールとして八角モジュール、六角モジュール、及び四角モジュールを例示しているが、これに限るものではなく、様々な形状の多角モジュールを有することができる。
また、各モジュールは、高真空状態を維持しており、各モジュール間の連結部位も高真空を維持しており、それぞれの工程を行う度に、高真空の環境を解体又は設定しなければならないという煩わしさがないというメリットがある。また、連結部位には、リークが発生しないように処理して、高真空の環境が完全に維持されるようにする。
本量産装備により、目的とする生産タクトタイムは、約45秒であり、製造可能なAMOLED素子の高解像度は、2250ppiである。
前述した本発明の説明は、例示に過ぎず、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更することなく、他の具体的な形態に容易に変形できることは、理解されるだろう。例えば、単一型として説明されている各構成要素は、分散して実施されることができ、同様に、分散して説明されている構成要素も、結合した形態に実施されることができる。