JP2019517214A - パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法および装置 - Google Patents

パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明の実施形態は、パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法および装置を提供する。本方法は、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するステップと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定するステップと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップと、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値に基づいて音声サービスをスケジューリングするステップと、を含む。このように、特定の条件が満足されたときに適切なタイミングでサービススケジューリングパラメータを調整して、リンクの伝送品質を保証することができる。

Description

本発明の実施形態は、無線通信技術の分野に関し、より詳細には、パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法および装置に関する。
技術が発展するにつれて、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)によって提供される高い帯域幅は、モバイル帯域幅の激しい開発の機会を提供する。無線リンクを介したデータ伝送では、パラメータは伝送全体で固定されているが、実際の条件はリンク全体にわたって伝送中に異なる場合がある。この場合、リンクの伝送品質を保証することができない。
従来技術では、LTEの共通データサービスについて、ネットワーク側装置は、適応変調符号化(Adaptive Modulation and Coding、AMC)技術を使用して、無線リンクを介した伝送における変調方式または符号化レートなどのパラメータを調整して、リンクの伝送品質を保証することができる。
LTEの共通データサービスと比較して、LTEによる音声(Voice Over LTE、VoLTE)サービスには特有の特徴がある。ネットワーク側装置は、一般的にVoLTEサービスを周期的に生成し、例えば、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)レイヤの最大スループットがVoLTEサービスの伝送において固定値であるように、20msごとに固定サイズの音声パケットを1つ生成する。この場合、共通データサービスの適応変調符号化のための従来の方法を用いてVoLTEサービス上で適応変調符号化を行う場合には、MACレイヤの最大スループットが固定値であるので、最終的に決定され使用されるMCSは固定されている。その結果、適切なタイミングで適切なMCSを選択することができず、すなわち、適応変調符号化を行うことができず、VoLTEサービスの伝送におけるリンクの伝送品質を保証することができない。
さらに、従来技術では、VoLTEサービスの伝送における再伝送量および破棄タイマー期間などの他のパラメータの適応調整方法がなく、VoLTEサービスの伝送におけるリンクの伝送品質を確保することが非常に困難であった
本発明の実施形態は、リンクの伝送品質を保証するために、パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法および装置を提供する。
第1の態様は、パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法を提供し、本方法は、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するステップと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定するステップと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップと、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値に基づいて音声サービスをスケジューリングするステップと、を含む。
本発明の実施形態では、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値は、音声サービスのL2の異なるプロトコルサブレイヤのスケジューリングパラメータと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件と、に基づいて決定され、音声サービスは、音声サービスのスケジューリングパラメータの値に基づいてスケジューリングされる。このようにして、リンクの伝送品質を保証することができる。
具体的には、本発明の実施形態における音声サービスは、VoLTEサービスであってもよい。この場合、VoLTEサービスのサービススケジューリングパラメータの値は、サービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて決定することができ、VoLTEサービスの伝送品質を保証するために、VoLTEの伝送における音声サービスがスケジューリングされる。
本発明の実施形態における少なくとも2つのプロトコルサブレイヤは、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)レイヤ、およびMACレイヤのうちの少なくとも1つのプロトコルサブレイヤを含むことができる。
本発明の実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、MCSであってもよい。この場合、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤのMCSを考慮して、適切なMCSを選択し、伝送された音声サービスに対して適応変調符号化を実行することができる。
本発明の実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、再伝送量であってもよい。RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの再伝送量を考慮して、適切な再伝送量を選択し、伝送された音声サービスの適応再伝送を実行することができる。
本発明の実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、破棄タイマー期間であってもよい。RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの破棄タイマー期間を考慮して、適切な破棄タイマー期間を選択し、伝送された音声サービスのためのPDCPバッファサイズの適応調整を実行することができる。
第1の態様を参照して、第1の態様の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータは、変調および符号化方式MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含み、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するステップは、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択するステップであって、第1の調整サブレイヤは、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つである、ステップと、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの別のプロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を計算または構成するステップと、を含む。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスの音声品質の平均オピニオンスコア(Mean Opinion Score、MOS)が最適であることであり、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップは、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットおよび別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに基づいて、音声サービスの対応する少なくとも1つの音声品質MOSを決定するステップと、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、音声サービスの少なくとも1つの音声品質MOSの最適な音声品質MOSに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するステップと、を含む。
本発明の一実施形態では、音声品質MOSが最適である場合の第1のスケジューリングパラメータの対応する値を、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として選択することができる。このようにして、音声サービスの伝送における音声品質を保証することができる。例えば、VoLTEサービスでは、VoLTEサービスの音声品質MOSが最適である場合の第1のスケジューリングパラメータの対応する値をサービススケジュールパラメータの値として選択して、VoLTEの伝送における音声サービスをスケジューリングすることができ、サービス伝送における音声品質を保証することができる。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのスループットが最大であることであり、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップは、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットおよび別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに基づいて、音声サービスの対応する少なくとも1つのスループットを決定するステップと、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、音声サービスの少なくとも1つのスループットの最大スループットに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するステップと、を含む。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスの伝送レートが最大であることであり、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップは、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定するステップであって、サービススケジューリングパラメータの各値は、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最大値である、ステップと、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値の最大値を選択するステップと、を含む。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのビット誤り率が最小であることであり、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップは、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定するステップであって、サービススケジューリングパラメータの各値は、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最小値である、ステップと、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値の最小値を選択するステップと、を含む。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータはMCSであり、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択するステップは、再伝送量のしきい値範囲内の複数の再伝送量と、破棄タイマー期間のしきい値範囲内の複数の破棄タイマー期間と、伝送時間間隔バンドルTTIBスイッチのオン/オフ状態と、に基づいて、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメント量を決定するステップであって、第1のプロトコルサブレイヤの各フラグメント量は、1つの再伝送量および1つの破棄タイマー期間に対応する、ステップと、別のプロトコルサブレイヤ上の最大バッファデータサイズと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメント量と、第1のプロトコルサブレイヤのヘッダデータサイズと、に基づいて、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメントサイズを決定するステップと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメントサイズに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのMCSを決定するステップと、を含む。
本発明の一実施形態では、再伝送量のしきい値範囲内の複数の再伝送量と、破棄タイマー期間のしきい値範囲内にある複数の破棄タイマー期間と、伝送時間間隔バンドルTTIBスイッチのオン/オフ状態と、に基づいて、RLCレイヤの複数のフラグメント量を決定することができる。例えば、TTIBスイッチの状態値に再伝送量を乗じた積をAとして、破棄タイマー期間をAで除算することにより各フラグメント量を得ることができる。あるいは、破棄タイマー期間をAで除算して得られたものを四捨五入し、特定の桁数を保持して各フラグメント量を得てもよい。
本発明の一実施形態では、RLCレイヤのフラグメントサイズは、PDCPレイヤのバッファデータサイズ、RLCレイヤのフラグメント量、およびRLCレイヤのヘッダデータサイズに基づいて決定することができる。例えば、PDCPレイヤのバッファデータサイズをRLCレイヤのフラグメント量で除算した商をBとして、RLCレイヤのフラグメントサイズは、RLCレイヤのヘッダデータサイズをBに加算することによって得ることができる。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータは、MCS、再伝送量、破棄タイマー期間、PDCPバッファサイズ、およびRLCレイヤのフラグメント量のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含む。
第1の態様および第1の態様の上記実施態様を参照して、第1の態様の別の実施態様では、第1のプロトコルサブレイヤは、無線リンク制御RLCレイヤであり、別のプロトコルサブレイヤは、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤおよびメディアアクセス制御MACレイヤを含む。
本発明の実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、VoLTEサービスの伝送における任意の1つのパラメータであってもよい。本発明の実施形態では、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤに対応するパラメータ値は、本発明の実施形態の方法に従って推定することができ、適切なパラメータがVoLTEサービスの伝送のために選択される。このようにして、リンクの伝送品質を保証することができる。
本発明の実施形態による音声サービスを調整するための方法をサービス品質(Quality Of Service、QoS)のクラス識別子(QoS Class Identifier、QCI)1サービスまたはQCI 2サービスに適用する場合には、リンクの伝送品質をより効果的に保証することができる。本発明の実施形態におけるPDCPレイヤの第1のスケジューリングパラメータは、RLCレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータに基づいて取得することができる。例えば、RLCレイヤのMCSに基づいてRLCレイヤのスループットを取得することができ、RLCレイヤのスループットと伝送効率係数に基づいてPDCPレイヤのスループットが取得される。PDCPレイヤのスループットは、PDCPレイヤのMCSの線形関数とみなすことができる。したがって、PDCPレイヤのMCSは、PDCPレイヤのスループットを用いて取得することができる。このように、第1のスケジューリングパラメータがMCSである場合には、RLCレイヤのMCSに基づいてPDCPレイヤのMCSを取得することができる。
本発明の実施形態におけるPDCPレイヤの再伝送量および破棄タイマー期間は、両方とも独立したパラメータとして構成されてもよい。
異なる再伝送量および破棄タイマー期間が、PDCPレイヤ上で独立して構成されてもよい。さらに、再伝送は、一般に、PDCPレイヤ上では考慮されない。この場合、PDCPレイヤの再伝送量は1であるとみなすことができる。
本発明の実施形態におけるMACレイヤの第1のスケジューリングパラメータは、チャネル品質(Channel Quality Indicator、CQI)を推定することによって得ることができる。例えば、第1のスケジューリングパラメータがMCSである場合には、ネットワーク側装置は、チャネル品質の推定結果に基づいて、MACレイヤのMCSを取得することができる。
本発明の実施形態におけるMACレイヤの再伝送量および破棄タイマー期間は、両方とも独立したパラメータとして構成されてもよい。MACレイヤの再伝送量は、MACレイヤのハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)の再伝送量であってもよい。
異なる再伝送量および破棄タイマー期間が、MACレイヤ上で独立して構成されてもよい。さらに、一般的にMACレイヤではデータパケットがアクティブに廃棄されることはなく、MACレイヤの破棄タイマー期間は無限であるとみなすことができる。
第2の態様は、パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置を提供し、装置は、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するように構成された取得部と、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定するように構成された第1の決定部と、第1の決定部により決定され、かつ音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件と、取得部により取得され、かつ音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータである少なくとも1つの値と、に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するように構成された第2の決定部と、第2の決定部により決定され、音声サービスのサービススケジューリングパラメータである値に基づいて、音声サービスをスケジューリングするように構成されたスケジューリング部と、を含む。
第2の態様を参照して、第2の態様の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータは、変調および符号化方式MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含み、
取得部は、具体的には、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択し、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの別のプロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を計算または構成するように構成され、第1の調整サブレイヤは、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つである。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスの音声品質の平均オピニオンスコアMOSが最適であることであり、第2の決定部は、具体的には、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットおよび別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに基づいて、音声サービスの対応する少なくとも1つの音声品質MOSを決定し、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、音声サービスの少なくとも1つの音声品質MOSの最適な音声品質MOSに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのスループットが最大であることであり、第2の決定部は、具体的には、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットおよび別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットに基づいて、音声サービスの対応する少なくとも1つのスループットを決定し、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、音声サービスの少なくとも1つのスループットの最大スループットに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスの伝送レートが最大であることであり、第2の決定部は、具体的には、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定し、サービススケジューリングパラメータの各値は、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最大値であり、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値の最大値を選択するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのビット誤り率が最小であることであり、第2の決定部は、具体的には、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定し、サービススケジューリングパラメータの各値は、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最小値であり、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として、サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値の最小値を選択するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータはMCSであり、取得部は、具体的には、再伝送量のしきい値範囲内の複数の再伝送量と、破棄タイマー期間のしきい値範囲内の複数の破棄タイマー期間と、伝送時間間隔バンドルTTIBスイッチのオン/オフ状態と、に基づいて、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメント量を決定し、第1のプロトコルサブレイヤの各フラグメント量は、1つの再伝送量および1つの破棄タイマー期間に対応し、別のプロトコルサブレイヤ上の最大バッファデータサイズと、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメント量と、第1のプロトコルサブレイヤのヘッダデータサイズと、に基づいて、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメントサイズを決定し、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメントサイズに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのMCSを決定するように構成される。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータは、MCS、再伝送量、破棄タイマー期間、PDCPバッファサイズ、およびRLCレイヤのフラグメント量のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含む。
第2の態様および第2の態様の上記実施態様を参照して、第2の態様の別の実施態様では、第1のプロトコルサブレイヤは、無線リンク制御RLCレイヤであり、別のプロトコルサブレイヤは、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤおよびメディアアクセス制御MACレイヤを含む。
第2の態様において提供されるパケットドメインにおける音声サービスをスケジューリングするための上記の装置の対応するユニットおよび/または装置の動作については、第1の態様の方法のステップを参照されたく、ここでは詳細について再度説明しない。第2の態様の技術的解決策によってもたらされる有益な技術的効果については、第1の態様の方法の技術的効果を参照されたく、ここでは詳細について再度説明しない。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明白に説明するために、以下では本発明の実施形態を説明するために必要な添付の図面について簡単に記載する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態だけを示すものであり、当業者であれば、創造的努力なしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法の概略的なフローチャートである。 本発明の一実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置のブロック図である。 本発明の他の実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置のブロック図である。
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態の技術的解決策について明白かつ完全に説明する。明らかに、記載された実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、その一部である。創造的努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られたすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
まず、LTE無線アクセスプロトコルのアクセスシステムの階層構造について簡単に説明する。LTE無線アクセスプロトコルのアクセスシステムは、3つのレイヤを含み、すなわち、レイヤ1(layer 1、L1)は物理レイヤ(Physical Layer、PHY)であり、レイヤ2(L2)はMACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤを含み、レイヤ3(L3)は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)レイヤである。
物理レイヤは、無線アクセスシステムにおける最下位レイヤであり、伝送チャネルをインターフェースとして使用して上位レイヤに対するサービスを提供する。PDCPレイヤは、RLCレイヤの上に位置し、L2の最上位のサブレイヤである。PDCPサブレイヤは、無線インターフェース、例えばインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)データストリーム上で運ばれるネットワークレイヤのパケットデータを処理することができ、あるいは制御プレーン上で無線リソース制御(RRC)メッセージを処理することができる。PDCPサブレイヤは、インターフェース上で運ばれるパケットデータを処理し、パケットデータを圧縮して暗号化した後に、パケットデータをRLCサブレイヤに配信することができる。RLCサブレイヤは、MACサブレイヤの上に位置し、L2の一部である。RLCサブレイヤは、ユーザおよび制御データのセグメンテーション(segment)および再伝送サービスを提供することができる。例えば、異なる長さを有する上位レイヤのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)のパケットは、比較的小さなRLCロードユニットに(伝送側で)セグメント化されるか、または(受信側で)再アセンブルされる。MACレイヤには、媒体上でデータフレームを伝送する伝送方式が定義される。
図1は、本発明の一実施形態による、パケットドメインパラメータにおける音声サービスをスケジューリングするための方法の概略的なフローチャートである。図1の方法は、ネットワーク側装置によって実行されてもよく、例えば、進化型NodeB(Evolved Node B、e−NodeB)によって実行されてもよい。
101:音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得する。
102:音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定する。
103:音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定する。
104:音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値に基づいて音声サービスをスケジューリングする。
本発明のこの実施形態では、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値は、音声サービスのL2の異なるプロトコルサブレイヤのスケジューリングパラメータと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件と、に基づいて決定され、音声サービスは、音声サービスのスケジューリングパラメータの値に基づいてスケジューリングされる。このようにして、リンクの伝送品質を保証することができる。
本発明のこの実施形態は、LTEシステムに適用することができる。この場合、音声サービスはVoLTEサービスであってもよく、L2のプロトコルサブレイヤは、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤを含むことができる。
本発明のこの実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、音声サービスの伝送に使用されるパラメータであってもよい。例えば、本発明のこの実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、MCS、再伝送量、破棄タイマー期間、PDCPバッファサイズ、およびRLCレイヤのフラグメント量のうちのいずれか1つのパラメータであってもよい。
本発明のこの実施形態では、音声サービスのプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータは、上記の第1のスケジューリングパラメータのうちの1つと同時である。すなわち、プロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータは同じパラメータであるが、プロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの値は異なってもよい。
例えば、第1のスケジューリングパラメータは、MCSであってもよい。この場合、音声サービスのサービス品質により満足される必要のある条件と、L2のプロトコルサブレイヤのMCSに対応する値と、に基づいて適切なMCSを選択し、伝送された音声サービスに対して適応変調符号化を行うことができる。
別の例では、第1のスケジューリングパラメータは、再伝送量であってもよい。この場合、音声サービスのサービス品質により満足される必要のある条件と、L2のプロトコルサブレイヤの再伝送量に対応する値と、に基づいて、適切な再伝送量を選択して、伝送された音声サービスの適応再伝送を行うことができる。
さらに別の例では、第1のスケジューリングパラメータは破棄タイマー期間であってもよい。この場合、音声サービスのサービス品質により満足される必要のある条件と、L2のプロトコルサブレイヤの破棄タイマー期間に対応する値と、に基づいて、適切な破棄タイマー期間を選択して、伝送された音声サービスのPDCPバッファサイズの適応調整を行うことができる。
第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータに対して1つの値が選択されると、それに対応して、別のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータに対して対応する値が選択され得る。この場合、音声サービスの伝送における対応する第1のスケジューリングパラメータの値が決定されてもよい。第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの特定の範囲で値が選択されると、音声サービスの伝送における対応する第1のスケジューリングパラメータの複数の値を取得することができる。最終的に、音声サービスの伝送における第1のスケジューリングパラメータの複数の値のうちの1つが、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて選択され、音声サービスに使用される決定されたサービススケジューリングパラメータとして使用されて、音声サービスをスケジューリングすることができる。ここで、第1のプロトコルサブレイヤは、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つであってもよい。
本発明のこの実施形態では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声品質が特定の条件を満たすこと、例えば音声品質が最適であることであってもよい。音声品質は、音声サービスのサービス品質MOS、音声サービスのスループット、音声サービスの伝送レート、音声サービスのビット誤り率などを使用することによって反映することができる。したがって、本発明のこの実施形態のステップ102における音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのサービス品質MOSが最適であるか、音声サービスのスループットが最大であるか、音声サービスの伝送レートが最大であるか、または音声サービスのビット誤り率が最小であるかなどであってもよく、さらに、上記の条件のうちの少なくとも2つの組み合わせであってもよい。
音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件が音声サービスの伝送レートが最大である場合には、音声サービスの第1のスケジューリングパラメータの複数の値の中から最大値を選択して、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として使用することができる。音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件が音声サービスのビット誤り率が最小である場合には、音声サービスの第1のスケジューリングパラメータの複数の値の中から最小値を選択して、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値として使用することができる。
本発明の一実施形態では、音声サービスのスループットまたは音声サービスの音声品質MOSは、共に少なくとも3つのパラメータ、すなわち、MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間に依存するとみなすことができる。3つのパラメータ、すなわち、MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか2つのパラメータに対して対応する値が選択される場合には、スループットまたは音声品質MOSは、第3のパラメータの関数としてみなすことができる。したがって、スループットまたは音声品質MOSが最大である場合の第3のパラメータの対応する値は、音声サービスの実際の伝送におけるサービススケジューリングパラメータとして見いだされ、使用され得る。例えば、伝送された音声サービスの適応調整および符号化では、特定の範囲内の対応する値が再伝送量および破棄タイマー期間に対して選択されてもよい。この場合、音声サービスのスループットまたは音声品質MOSは、MCSの関数としてみなすことができる。スループットが最大または音声品質MOSが最適である場合の対応するMCSを音声サービスのサービススケジューリングパラメータとして用いて、音声サービスに対して適応変調符号化を実行することができる。
特定の実施形態を参照して、本発明の実施形態の特定の実施態様について、第1のスケジューリングパラメータがMCS、再伝送量、または破棄タイマー期間である例を用いて以下に説明する。さらに、特定の実施形態について、音声サービスがVoLTEサービスであり、L2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤがRLCレイヤ、PDCPレイヤ、MACレイヤを含み、第1のプロトコルサブレイヤがRLCレイヤである例を用いて説明する。
以下の実施形態1について、第1のスケジューリングパラメータがMCSである例を用いて説明する。
ネットワーク側装置は、RLCレイヤのMCSの値、PDCPレイヤのMCSの値、MACレイヤのMCSの値を取得し、3つのレイヤのMCSの値および音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいてVoLTEサービスの実際の伝送に使用される最終的なMCSの値を決定し、最終的なMCSの値に基づいてVoLTEサービスを最終的にスケジューリングすることができる。このAMC方式では、データ伝送の異なるMCSフォーマットをシステム内で定義する必要がある。MCSフォーマットは、様々な変調次数および符号化レートに対応する。チャネル条件が変化すると、システムはチャネル条件に基づいて異なるMCS方式を選択し、チャネル変更によって生じる影響に適応するように適応変調符号化を実行し、それによってリアルタイムでリンクの伝送品質を保証することができる。
第1のスケジューリングパラメータがMCSである場合には、システムは、再伝送量および破棄タイマー期間のそれぞれの値範囲を構成または指定することができる。
ネットワーク側装置がRLCレイヤのMCSの値を取得する具体的な方法は以下の通りである。
ネットワーク側装置は、PDCPレイヤの破棄タイマー期間(Discard Timer)を用いてPDCPレイヤで最大バッファ(Buffer)データサイズを取得することができる。破棄タイマー期間は、ネットワーク側装置によって構成され、ユーザ機器に配信されてもよい。PDCPレイヤ上の最大バッファ(Buffer)データサイズを用いて、RLCレイヤのフラグメントサイズを計算し、さらにRLCレイヤのMCSの値を決定することができる。
ネットワーク側装置は、ユーザ機器(User Equipment、UE)により報告されたバッファステータス報告(Buffer Status Report、BSR)とMCSと現時点以前のVoLTEの符号化率とを用いて、PDCPレイヤ上で既にバッファされたデータの現在サイズをさらに推定することができる。
RLCレイヤのフラグメント量は、以下のようにして推定することができる。PDCPレイヤの破棄タイマー期間、再伝送量、およびTTIBスイッチに基づいてRLCレイヤのフラグメント量を推定する。例えば、PDCPレイヤの破棄タイマー期間が100msであり、再伝送量が8であり、TTIBスイッチが閉じられている場合には、この場合には、再伝送プロセスがVoLTEサービスによってすべて占有されている場合はRLCレイヤの対応するフラグメント量=round(100/(4*8))である。
RLCのフラグメントサイズは、RLCのフラグメントサイズ=PDCP上の最大バッファデータサイズ/RLCのフラグメント量+RLCのヘッダデータサイズで推定することができる。
リソースブロック(Resource Block、RB)の数が固定されている場合には、RLCのフラグメントサイズは、MCSの値と一対一の対応関係を有する。すなわち、RLCレイヤのMCSの値を決定するために、これらの前述のパラメータ(PDCP Bufferステータス、伝送量、TTIBスイッチなど)を使用して、対応するRLCレイヤのフラグメントサイズを決定することができる。
本発明のこの実施形態では、少なくとも1つのRBがスケジューリングされ、RBの数は固定されない。この場合、RLCレイヤのフラグメントサイズは、RB数およびMCSに依存してもよい。この場合、上述したパラメータ(PDCP Bufferステータス、伝送量、TTIBスイッチなど)とRB数とに基づいてRLCレイヤのフラグメントサイズを得ることができ、RLCレイヤのフラグメントサイズとRB数とを用いてRLCレイヤのMCSの値を得ることができる。
ネットワーク側装置は、PDCPレイヤのMCSの値を次のようにして取得することができる。RLCレイヤのスループットは、RLCレイヤのフラグメント量およびフラグメントサイズに基づいて決定される。例えば、RLCレイヤのスループット=RLCレイヤのフラグメントサイズ*RLCレイヤのフラグメント量である。PDCPレイヤのスループット=RLCレイヤのスループット*伝送効率係数である。伝送効率係数は、RLCレイヤのフラグメント量およびRLCレイヤのヘッダオーバーヘッドサイズに依存する。例えば、伝送効率係数=RLCレイヤのフラグメントサイズ/[(RLCレイヤのフラグメントサイズ+RLCレイヤのヘッダオーバーヘッドサイズ)*フラグメント量]である。さらに、PDCPレイヤのスループットは、PDCPレイヤのMCSの線形関数とみなすことができる。PDCPレイヤのMCSの値は、PDCPレイヤのスループットに基づいて取得することができる。
ネットワーク装置は、以下のようにしてMACレイヤのMCSの値を取得することができる。ネットワーク側装置は、チャネル品質を推定し、チャネル品質の推定結果および各MCSに対応するチャネル品質しきい値に基づいてMACレイヤのMCSの値を決定することができる。ここでのチャネル品質は、信号対雑音比、ビット誤り率などであってもよい。
ネットワーク側装置は、最大再伝送量および最大破棄タイマー期間を構成することができる。再伝送の最大量以下の範囲で再伝送量の異なる値が選択される。最大期間以下の範囲で破棄タイマー期間の異なる値が選択される。このようにして、MCSの値を計算するための前述の方法に基づいて、RLCレイヤの複数のMCSの値を取得することができる。
本発明のこの実施形態では、RLCレイヤの各MCSは、RLCレイヤの各MCSに対応するRLCレイヤの1つのMCS値、PDCPレイヤの1つのMCS値、およびMACレイヤの1つのMCS値から選択することができる。例えば、上記3つのレイヤのMCSの値から1つの最大値が選択され、対応する音声サービスの1つのMCSの値として用いられる。
本発明の一実施形態では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのサービス品質MOSが最適であることであってもよい。この場合、VoLTEサービスの音声品質MOSは、RLCレイヤのMCS、PDCPレイヤのMCS、およびMACレイヤのMCSを用いて計算することができ、最適なMOSに対応するMCS値は、最終的なMCSの値として選択され、VoLTEサービスをスケジューリングする。このようにして、VoLTEサービスの音声品質を保証することができる。
VoLTEサービスの音声品質MOSは、以下のようにして取得することができる。RLCレイヤのMCS、PDCPレイヤのMCS、およびMACレイヤのMCSに基づいて、RLCレイヤのスループット、PDCPレイヤのスループット、およびMACレイヤのスループットが推定される。各レイヤのスループットとそのレイヤのMCSとは、線形関係を有するとみなすことができる。RLCレイヤのスループットの最小値、PDCPレイヤのスループット、MACレイヤのスループットが、VoLTEサービスの伝送における実際のスループットとして選択される。最終的に、MOSは実際のスループットに基づいて決定される。例えば、MOS=Const−a*max[1−実際のスループット/(音声レート*DTX比)、0]であり、ここで、Constは音声符号化方式および音声レートにおける最大MOSスコアを表し、通常はオフライン状態で大量のシーケンスを訓練することにより取得することができる。
PDCPレイヤのスループットは、以下のようにして取得することができる。伝送効率係数は、RLCレイヤのフラグメント量とRLCレイヤのヘッダオーバーヘッドサイズとに基づいて決定される。PDCPレイヤのスループットは、RLCレイヤのスループットと伝送効率係数とを乗算することによって得ることができる。伝送効率係数は、以下のようにして取得することができる。伝送効率係数=RLCレイヤのフラグメントサイズ/[(RLCレイヤのフラグメントサイズ+RLCレイヤのヘッダオーバーヘッドサイズ)*フラグメント量]である。
MACレイヤのスループットについては、チャネル品質を推定して、チャネル品質の推定結果を取得することができ、その推定結果および異なるMCSに対応するチャネル品質のしきい値に基づいてMACレイヤのMCSを決定する。
本発明の実施形態では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件は、音声サービスのスループットが最大であることであってもよい。この場合、VoLTEサービスの伝送における実際のスループットは、RLCレイヤのMCS、PDCPレイヤのMCS、およびMACレイヤのMCSを用いて計算することができる。VoLTEサービスをスケジューリングするために、実際の最大スループットに対応するMCSを最終的なMCSの値として選択することができる。このようにして、VoLTEサービスが望ましい音声品質を有するように、音声サービスの伝送における実際のスループットを最大にすることができる。
本発明の一実施形態では、音声サービスのサービス品質が満足される必要のある条件が音声サービスの伝送レートが最大である場合には、上記3つのレイヤのMCSの値を用いて決定された音声サービスの複数のMCSの値から最大値を選択して、音声サービスの最終的なサービススケジューリングパラメータMCSの値として使用することができる。音声サービスのサービス品質が満足される必要のある条件が音声サービスのビット誤り率が最小である場合には、上記3つのレイヤのMCSの値を用いて決定された音声サービスの複数のMCSの値から最小値を選択して、音声サービスのサービススケジューリングパラメータMCSの値として使用することができる。異なる変調方式は異なる特徴を有する。低次変調は、比較的大量の冗長性を導入し、その結果、実際の効率は比較的低いが、比較的高い信頼性を保証することができる。高次変調は、比較的高い効率を有するが信頼性が低く、チャネル条件の要求が比較的高い。比較的高い利得は、チャネルが良好な状態にある場合にのみ得ることができる。最終的なMCSに対して3つのレイヤのMCSの最大値または最小値が選択されるかどうかは、実際の要件に依存する。例えば、ネットワーク側装置とユーザ機器との間の音声サービスの伝送における小さなビット誤り率を保証するために、比較的小さなMCSを選択することができる。ネットワーク側装置とユーザ機器との間の音声サービスの伝送における最大伝送レートを確保するために、比較的大きなMCSを選択することができる。
本発明の実施形態では、第1のスケジューリングパラメータがMCSである場合には、L2のRLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの3つのMCSの値を用いて、音声サービスの1つのMCSの値を決定することができる。音声サービスのサービススケジューリングパラメータMCSの最終的に決定される値は、上記の方法に基づいて決定された音声サービスの複数のMCSの値から選択された1つのMCSの値であってもよい。各レイヤは、MCSの最終的に選択された値を、そのレイヤの変調および符号化方式として使用する。
以下の実施形態2について、第1のスケジューリングパラメータが再伝送量である例を用いて説明する。
HARQは、前方誤り訂正符号化(FEC)と自動再送要求(ARQ)とをMACレイヤ上で組み合わせた再伝送方式である。HARQのキーワードは、ストレージ、再伝送の要求、組み合わせおよび復調である。受信機は、復号化に失敗すると受信したデータを保存し、送信機にデータの再伝送を要求する。受信機は、復号化が実行される前に、再伝送したデータと前に受信したデータとを結合する。ここでは、特定のダイバーシティ利得が得られ、再伝送量が低減され、さらに遅延が短縮される。HARQは、リンクアダプテーションに起因する符号誤りを効率的に補償することができ、データ伝送レートを向上させ、データ伝送遅延を短縮することができる。
ネットワーク側装置は、RLCレイヤの再伝送量の値の範囲、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤの再伝送量の値の範囲、およびMACレイヤの再伝送量の値の範囲を取得することができる。音声サービスの再伝送量の1つの値は、3つのレイヤと一対一の対応関係を有する3つの再伝送量の値に基づいて決定される。レイヤの再伝送量の値の範囲に基づいて音声サービスの再伝送量の複数の値をさらに決定することができ、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて再伝送量の複数の値から1つの値が決定され、VoLTEサービスの実際の伝送に使用される音声サービスの最終的な再送量として使用される。最終的に、VoLTEサービスは、音声サービスの最終的な再伝送量に基づいてスケジューリングされる。チャネル条件が変化すると、システムは、チャネル変更により生じる影響に適応するように、チャネル状態に基づいて異なる再伝送量を選択することができる。このように、VoLTEサービスの伝送に対して適応再伝送調整を行い、リアルタイムでリンクの伝送品質を保証することができ、ビット誤り率を低減し、データの伝送レートを向上させることができる。
ネットワーク装置がRLCレイヤの再伝送量を取得する具体的な方法は以下の通りである。ネットワーク側装置がPDCPレイヤの最大バッファ(Buffer)データサイズとPDCPレイヤに既にバッファリングされているデータのサイズを取得する方法は、実施形態1における方法と同じである。繰り返しを避けるため、詳細については再度の説明を省略する。
第1のスケジューリングパラメータが再伝送量である場合には、ネットワーク側装置は、MCSの最大値および最大破棄タイマー期間を構成することができる。RLCレイヤのMCSの値は、MCSの最大値以下の範囲で選択することができる。破棄タイマー期間は、最大期間以下の範囲で選択することができる。この場合、MCSおよび破棄タイマー期間に基づいて、対応する再伝送量を決定することができる。例えば、リソースブロック(Resource Block、RB)の数が固定である場合には、RLCレイヤのMCSの値は、RLCレイヤのフラグメントサイズと一対一で対応する。RLCレイヤのMCSの値が与えられると、RLCレイヤのフラグメントサイズを取得することができる。実施形態1におけるフラグメントサイズとフラグメント量との関係から、フラグメント量サイズを用いて対応するフラグメント量を取得することができる。最終的に、実施形態1におけるフラグメント量の推定方法に基づいて再伝送量が得られる。パラメータ間の具体的な関係式については、実施形態1の説明を参照されたい。繰り返しを避けるため、詳細については再度の説明を省略する。
本発明のこの実施形態におけるRLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの再伝送量は、独立して構成することができる。再伝送量は、遅延要件などに基づいて構成されてもよく、さらに、構成において、再伝送量の値が特定の値の範囲にある。3つのレイヤの再伝送量を異なる値として構成する場合には、再伝送量の値に基づいて、VoLTEサービスの伝送における複数のスループットまたは複数の音声品質MOSを取得することができ、スループットを最大にするまたは音声品質MOSを最適にする再伝送量が、音声サービスの再伝送量の最終的な値として選択される。
本発明の一実施形態では、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、MACレイヤの再伝送量を用いてVoLTEサービスのスループットを計算することができ、スループットが最大の場合の対応する再伝送量が、VoLTEサービスの実際の伝送における再伝送量として選択され、決定される。
本発明の一実施形態では、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、MACレイヤの再伝送量を用いてVoLTEサービスの音声品質MOSを計算することができ、音声品質が最適である場合の対応する再伝送量が、VoLTEサービスの実際の伝送における再伝送量として選択され、決定される。
本発明の一実施形態では、第1のスケジューリングパラメータが再伝送量である場合には、L2のRLCレイヤ、PDCPレイヤ、MACレイヤの3つの再伝送量の値を用いて音声サービスの1つの再伝送量の値を決定することができる。最終的に決定される音声サービスの再伝送量の値は、上記の方法に基づいて決定された音声サービスの複数の再伝送量の値から選択される1つの再伝送量の値であってもよい。最終的に選択された再伝送量の値を用いて、各レイヤに対して再伝送が行われる。
本発明の一実施形態では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件が音声サービスの伝送レートが最大であることである場合には、最大の再伝送量の値は、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの再伝送量の値の範囲で決定された上記の音声サービスの複数の再伝送量の値から選択され、音声サービスをスケジューリングするための再伝送量の最終的に使用される値として使用することができる。このようにして、音声データを複数回再伝送することにより、リンクの伝送品質を保証することができる。
本発明の一実施形態では、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件が音声サービスのビット誤り率が最小であることである場合には、最小の再伝送量の値は、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの再伝送量の値の範囲で決定された上記の音声サービスの複数の再伝送量の値から選択され、音声サービスをスケジューリングするための再伝送量の最終的に使用される値として使用することができる。これにより、伝送レートを向上させることができる。
以下の実施形態3について、第1のスケジューリングパラメータが破棄タイマー期間である例を用いて説明する。
ネットワーク側装置は、RLCレイヤの破棄タイマー期間の値の範囲、PDCPレイヤの破棄タイマー期間の値の範囲、およびMACレイヤの破棄タイマー期間の値の範囲を取得することができる。音声サービスの破棄タイマー期間の1つの値は、3つのレイヤと一対一の対応関係にある3つの破棄タイマー期間に基づいて決定される。さらに、そのレイヤの破棄タイマー期間の値の範囲に基づいて、音声サービスの破棄タイマー期間の複数の値を決定することができ、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、破棄タイマー期間の複数の値から1つの値が決定され、VoLTEサービスの実際の伝送において使用される音声サービスの破棄タイマー期間の最終的な値として使用される。最終的に、VoLTEサービスは、破棄タイマー期間の最終的な値に基づいてスケジューリングされる。チャネル条件が変化すると、チャネル変更により生じる影響に適応するように、システム内のチャネル条件に基づいて異なる破棄タイマー期間を選択することができる。このようにして、VoLTEサービスのバッファリングされるデータのサイズを適応的に調整することができ、それによってリンクの伝送品質をリアルタイムで保証することができる。
ネットワーク装置がRLCレイヤの破棄タイマー期間を取得する具体的な方法は以下の通りである。ネットワーク側装置がPDCPレイヤの最大バッファデータサイズとPDCPレイヤに既にバッファリングされているデータのサイズを取得する方法は、実施形態1における方法と同じである。繰り返しを避けるため、詳細については再度の説明を省略する。
第1のスケジューリングパラメータが破棄タイマー期間である場合には、ネットワーク側装置は、最大MCSの値および最大再伝送量の値を構成することができる。最大MCSの値以下の範囲でRLCレイヤのMCSについて値が選択され、最大再伝送量以下の範囲で再伝送量について値が選択された場合には、そのMCSの値およびその再伝送量の値に基づいて破棄タイマー期間の対応する値を決定することができる。例えば、RLCレイヤのMCSの値は、RLCレイヤのフラグメントサイズと一対一の対応関係を有する。したがって、RLCレイヤのMCSの値が与えられると、RLCレイヤのフラグメントサイズを取得することができる。実施形態1におけるフラグメントサイズとフラグメント量との関係から、フラグメント量サイズを用いて対応するフラグメント量を取得することができる。最終的には、実施形態1のフラグメント量の推定方法に基づいて破棄タイマー期間が取得される。パラメータ間の具体的な関係式については、実施形態1の説明を参照されたい。繰り返しを避けるため、詳細については再度の説明を省略する。
本発明のこの実施形態におけるRLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの破棄タイマー期間の値は、独立して構成することができる。破棄タイマー期間の値は、遅延要件などに基づいて構成することができ、破棄タイマー期間の値は特定の値の範囲内にある。3つのレイヤの破棄タイマー期間について異なる値が設定されている場合には、破棄タイマー期間に基づいて、VoLTEサービスの伝送における異なるスループットまたは音声品質MOSを取得することができ、スループットを最大にするまたは音声品質MOSを最適にする破棄タイマー期間の値が破棄タイマー期間の最終的な値として選択される。
本発明の一実施形態では、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、MACレイヤの破棄タイマー期間を用いてVoLTEサービスのスループットを計算することができ、スループットが最大の場合の破棄タイマー期間の対応する値が、VoLTEサービスの実際の伝送における破棄タイマー期間の値として選択され、決定される。
本発明の一実施形態では、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、MACレイヤの破棄タイマー期間を用いてVoLTEサービスの音声品質MOSを計算することができ、音声品質MOSが最適である場合の破棄タイマー期間の対応する値が、VoLTEサービスの実際の伝送における破棄タイマー期間の値として選択され、決定される。
音声品質パラメータが破棄タイマー期間である場合には、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの再伝送量から最大または最小の破棄タイマー期間の値を直接選択して、音声サービスの伝送に使用される破棄タイマー期間の最終的な値として使用することができるので、リンクの伝送品質を保証することができる。
上記の3つの実施形態について、第1のスケジューリングパラメータがMCS、再伝送量、および破棄タイマー期間である例を用いてそれぞれ説明した。本発明の実施形態における第1のスケジューリングパラメータは、さらにPDCPレイヤのバッファデータサイズおよびRLCレイヤのフラグメント量などの他のパラメータであってもよい。他のパラメータについては、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの対応するパラメータに基づいて、音声サービスの実際の伝送に用いられるパラメータを取得し、VoLTEサービスの伝送におけるパラメータの適応的な調整を行うことができ、それによってリンクの伝送品質を保証することができる。
本発明のこの実施形態における音声サービスを調整するための方法をQCI1サービスまたはQCI2サービスに適用すると、リンクの伝送品質をより効果的に保証することができる。
図2は、本発明の一実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置のブロック図である。図2のパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置10は、取得部11と、第1の決定部12と、第2の決定部13と、調整部14と、を含むことができる。
取得部11は、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するように構成される。
第1の決定部12は、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定するように構成される。
第2の決定部13は、第1の決定部により決定され、かつ音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件と、取得部により取得され、かつ音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータである少なくとも1つの値と、に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するように構成される。
調整部14は、第2の決定部により決定され、音声サービスのサービススケジューリングパラメータである値に基づいて、音声サービスをスケジュールするように構成される。
本発明のこの実施形態では、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値は、音声サービスのL2の異なるプロトコルサブレイヤのスケジューリングパラメータと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件と、に基づいて決定され、音声サービスは、音声サービスのスケジューリングパラメータの値に基づいてスケジューリングされる。このようにして、リンクの伝送品質を保証することができる。
本発明の実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置は、図1の本発明の実施形態におけるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法に対応することができる。さらに、装置のユニット/モジュールおよび前述の他の動作および/または機能は、図1に示す方法において実行される対応する手順を実施するために別個に使用される。簡潔にするために、詳細については再度の説明を省略する。
図3は、本発明の他の実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置のブロック図である。装置20は、プロセッサ21と、メモリ22と、バスシステム23と、を含む。プロセッサ21は、バスシステム23を用いてメモリ22に接続されている。メモリ22は命令を格納するように構成されている。プロセッサ21は、メモリ22に格納された命令を実行して、装置20に図1の方法の手順におけるステップを実行させるように構成される。
本発明の前述の実施形態に開示した方法は、プロセッサ21に適用されてもよいし、プロセッサ21によって実施されてもよい。実施プロセスでは、プロセッサ21内のハードウェアの集積論理回路またはプロセッサ21内のソフトウェアの形式の命令を使用することによって、前述の方法のステップを完了することができる。プロセッサ21は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジックデバイス、または個別ハードウェア構成要素であってもよく、本発明の実施形態に開示した方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の従来のプロセッサであってもよい。本発明の実施形態を参照して開示した方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、またはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを用いて実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能な読み出し専用メモリ、電気的に消去可能なプログラム可能なメモリ、またはレジスタなどの当技術で成熟した記憶媒体内に配置することができる。記憶媒体はメモリ22に配置され、プロセッサ21がメモリ22内の情報を読み出し、プロセッサ21のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
具体的には、プロセッサ21は、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得し、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定し、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件に基づいて、および、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定し、最終的に、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値に基づいて音声サービスをスケジューリングするように構成される。
本発明のこの実施形態では、音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値は、音声サービスのL2の異なるプロトコルサブレイヤのスケジューリングパラメータと、音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件と、に基づいて決定され、音声サービスは、音声サービスのスケジューリングパラメータの値に基づいてスケジューリングされる。このようにして、リンクの伝送品質を保証することができる。
本発明の実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置は、図の本発明の実施形態におけるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法に対応することができる。さらに、装置のユニット/デバイスおよび前述の他の動作および/または機能は、図1に示す方法において実行される対応する手順を実施するために別個に使用される。簡潔にするために、詳細については再度の説明を省略する。
明細書全体に記載された「一実施形態」または「実施形態」は、実施形態に関連する特定の特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味していることを理解されたい。したがって、明細書全体を通して現れる「一実施形態では」または「実施形態では」は、必ずしも同じ実施形態を意味するものではない。さらに、特定の特性、構造または属性は、1つまたは複数の実施形態において、任意の適切な方法で組み合わせることができる。
当業者であれば、本明細書において開示された実施形態で説明された実施例と組み合わせて、方法ステップおよびユニットは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより実現できることを認識することができる。ハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に説明するために、機能に基づいて各実施形態のステップおよび構成について以上で一般的に説明した。機能がハードウェアにより実行されるか、ソフトウェアにより実行されるかは、特定の用途および技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに説明された機能を実施するために種々の方法を用いることができるが、その実施が本発明の範囲を越えてしまうと考えるべきではない。
本明細書に開示した実施形態に記載された方法またはステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアプログラム、またはそれらの組み合わせによって実施することができる。ソフトウェアプログラムは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的に消去可能なプログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術分野で公知の記憶媒体の他の任意の形態に配置することができる。
添付図面を参照し、例示的な実施形態と組み合わせて本発明を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の趣旨および本質から逸脱することなく、当業者によって本発明の実施形態に様々な均等な変更または置き換えがなされてもよく、その変更または置き換えは本発明の範囲内に入るものとする。
10 装置
11 取得部
12 第1の決定部
13 第2の決定部
14 調整部
20 装置
21 プロセッサ
22 メモリ
23 バスシステム
第1の態様を参照して、第1の態様の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータは、変調および符号化方式MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含み、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するステップは、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択するステップであって、第1のプロトコルサブレイヤは、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つである、ステップと、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの別のプロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を計算または構成するステップと、を含む。
本発明の実施形態による音声サービスをスケジューリングするための方法をサービス品質(Quality Of Service、QoS)のクラス識別子(QoS Class Identifier、QCI)1サービスまたはQCI 2サービスに適用する場合には、リンクの伝送品質をより効果的に保証することができる。本発明の実施形態におけるPDCPレイヤの第1のスケジューリングパラメータは、RLCレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータに基づいて取得することができる。例えば、RLCレイヤのMCSに基づいてRLCレイヤのスループットを取得することができ、RLCレイヤのスループットと伝送効率係数に基づいてPDCPレイヤのスループットが取得される。PDCPレイヤのスループットは、PDCPレイヤのMCSの線形関数とみなすことができる。したがって、PDCPレイヤのMCSは、PDCPレイヤのスループットを用いて取得することができる。このように、第1のスケジューリングパラメータがMCSである場合には、RLCレイヤのMCSに基づいてPDCPレイヤのMCSを取得することができる。
本発明の実施形態におけるMACレイヤの第1のスケジューリングパラメータは、チャネル品質(例えば、Channel Quality Indicator、CQI)を推定することによって得ることができる。例えば、第1のスケジューリングパラメータがMCSである場合には、ネットワーク側装置は、チャネル品質の推定結果に基づいて、MACレイヤのMCSを取得することができる。
第2の態様を参照して、第2の態様の実施態様では、第1のスケジューリングパラメータは、変調および符号化方式MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含み、
取得部は、具体的には、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択し、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値に基づいて、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの別のプロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を計算または構成するように構成され、第1のプロトコルサブレイヤは、音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つである。
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態の技術的解決策について明白に説明する。明らかに、記載された実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、その一部である。創造的努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られたすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
図1は、本発明の一実施形態による、パケットドメインにおける音声サービスをスケジューリングするための方法の概略的なフローチャートである。図1の方法は、ネットワーク側装置によって実行されてもよく、例えば、進化型NodeB(Evolved Node B、e−NodeB)によって実行されてもよい。
本発明の一実施形態では、音声サービスのスループットまたは音声サービスの音声品質MOSは、共に少なくとも3つのパラメータ、すなわち、MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間に依存するとみなすことができる。3つのパラメータ、すなわち、MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか2つのパラメータに対して対応する値が選択される場合には、スループットまたは音声品質MOSは、第3のパラメータの関数としてみなすことができる。したがって、スループットまたは音声品質MOSが最大である場合の第3のパラメータの対応する値は、音声サービスの実際の伝送におけるサービススケジューリングパラメータとして見いだされ、使用され得る。例えば、伝送された音声サービスの適応スケジューリングおよび符号化では、特定の範囲内の対応する値が再伝送量および破棄タイマー期間に対して選択されてもよい。この場合、音声サービスのスループットまたは音声品質MOSは、MCSの関数としてみなすことができる。スループットが最大または音声品質MOSが最適である場合の対応するMCSを音声サービスのサービススケジューリングパラメータとして用いて、音声サービスに対して適応変調符号化を実行することができる。
第1のスケジューリングパラメータが再伝送量である場合には、ネットワーク側装置は、MCSの最大値および最大破棄タイマー期間を構成することができる。RLCレイヤのMCSの値は、MCSの最大値以下の範囲で選択することができる。破棄タイマー期間は、最大期間以下の範囲で選択することができる。この場合、MCSおよび破棄タイマー期間に基づいて、対応する再伝送量を決定することができる。例えば、リソースブロック(Resource Block、RB)の数が固定である場合には、RLCレイヤのMCSの値は、RLCレイヤのフラグメントサイズと一対一で対応する。RLCレイヤのMCSの値が与えられると、RLCレイヤのフラグメントサイズを取得することができる。実施形態1におけるフラグメントサイズとフラグメント量との関係から、フラグメントサイズを用いて対応するフラグメント量を取得することができる。最終的に、実施形態1におけるフラグメント量の推定方法に基づいて再伝送量が得られる。パラメータ間の具体的な関係式については、実施形態1の説明を参照されたい。繰り返しを避けるため、詳細については再度の説明を省略する。
第1のスケジューリングパラメータが破棄タイマー期間である場合には、ネットワーク側装置は、最大MCSの値および最大再伝送量の値を構成することができる。最大MCSの値以下の範囲でRLCレイヤのMCSについて値が選択され、最大再伝送量以下の範囲で再伝送量について値が選択された場合には、そのMCSの値およびその再伝送量の値に基づいて破棄タイマー期間の対応する値を決定することができる。例えば、RLCレイヤのMCSの値は、RLCレイヤのフラグメントサイズと一対一の対応関係を有する。したがって、RLCレイヤのMCSの値が与えられると、RLCレイヤのフラグメントサイズを取得することができる。実施形態1におけるフラグメントサイズとフラグメント量との関係から、フラグメントサイズを用いて対応するフラグメント量を取得することができる。最終的には、実施形態1のフラグメント量の推定方法に基づいて破棄タイマー期間が取得される。パラメータ間の具体的な関係式については、実施形態1の説明を参照されたい。繰り返しを避けるため、詳細については再度の説明を省略する。
音声品質パラメータが破棄タイマー期間である場合には、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、およびMACレイヤの破棄タイマー期間から最大または最小の破棄タイマー期間の値を直接選択して、音声サービスの伝送に使用される破棄タイマー期間の最終的な値として使用することができるので、リンクの伝送品質を保証することができる。
本発明のこの実施形態における音声サービスをスケジューリングするための方法をQCI1サービスまたはQCI2サービスに適用すると、リンクの伝送品質をより効果的に保証することができる。
図2は、本発明の一実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置10のブロック図である。図2のパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置10は、取得部11と、第1の決定部12と、第2の決定部13と、スケジューリング部14と、を含むことができる。
スケジューリング部14は、第2の決定部により決定され、音声サービスのサービススケジューリングパラメータである値に基づいて、音声サービスをスケジュールするように構成される。
図3は、本発明の他の実施形態によるパケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置20のブロック図である。装置20は、プロセッサ21と、メモリ22と、バスシステム23と、を含む。プロセッサ21は、バスシステム23を用いてメモリ22に接続されている。メモリ22は命令を格納するように構成されている。プロセッサ21は、メモリ22に格納された命令を実行して、装置20に図1の方法の手順におけるステップを実行させるように構成される。
添付図面を参照し、例示的な実施形態と組み合わせて本発明を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の本質から逸脱することなく、当業者によって本発明の実施形態に様々な均等な変更または置き換えがなされてもよく、その変更または置き換えは本発明の範囲内に入るものとする。

Claims (18)

  1. パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための方法であって、
    音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するステップと、
    前記音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定するステップと、
    前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件に基づいて、および、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するステップと、
    前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値に基づいて前記音声サービスをスケジューリングするステップと、
    を含む方法。
  2. 前記第1のスケジューリングパラメータは、変調および符号化方式MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含み、
    音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得する前記ステップは、
    第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、前記先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの前記第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択するステップであって、前記第1の調整サブレイヤは、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つである、ステップと、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの別のプロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を計算または構成するステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスの音声品質の平均オピニオンスコアMOSが最適であることであり、
    前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件に基づいて、および、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定する前記ステップは、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットおよび前記別のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに基づいて、前記音声サービスの対応する少なくとも1つの音声品質MOSを決定するステップと、
    前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記音声サービスの前記少なくとも1つの音声品質MOSの最適な音声品質MOSに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するステップと、
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスのスループットが最大であることであり、
    前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件に基づいて、および、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定する前記ステップは、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定するステップと、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットおよび前記別のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに基づいて、前記音声サービスの対応する少なくとも1つのスループットを決定するステップと、
    前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記音声サービスの前記少なくとも1つのスループットの最大スループットに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するステップと、
    を含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスの伝送レートが最大であることであり、
    前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件に基づいて、および、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定する前記ステップは、
    前記サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定するステップであって、前記サービススケジューリングパラメータの各値は、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最大値である、ステップと、
    前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記サービススケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値の最大値を選択するステップと、
    を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスのビット誤り率が最小であることであり、
    前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件に基づいて、および、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定する前記ステップは、
    前記サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定するステップであって、前記サービススケジューリングパラメータの各値は、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最小値である、ステップと、
    前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記サービススケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値の最小値を選択するステップと、
    を含む、請求項2に記載の方法。
  7. 前記第1のスケジューリングパラメータはMCSであり、
    第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、前記先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの前記第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択する前記ステップは、
    前記再伝送量のしきい値範囲内の複数の再伝送量と、前記破棄タイマー期間のしきい値範囲内の複数の破棄タイマー期間と、伝送時間間隔バンドルTTIBスイッチのオン/オフ状態と、に基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメント量を決定するステップであって、前記第1のプロトコルサブレイヤの各フラグメント量は、1つの再伝送量および1つの破棄タイマー期間に対応する、ステップと、
    前記別のプロトコルサブレイヤ上の最大バッファデータサイズと、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのフラグメント量と、前記第1のプロトコルサブレイヤのヘッダデータサイズと、に基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのフラグメントサイズを決定するステップと、
    前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのフラグメントサイズに基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのMCSを決定するステップと、
    を含む、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1のプロトコルサブレイヤは、無線リンク制御RLCレイヤであり、前記別のプロトコルサブレイヤは、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤおよびメディアアクセス制御MACレイヤを含む、請求項2から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1のスケジューリングパラメータは、MCS、再伝送量、破棄タイマー期間、PDCPバッファサイズ、および前記RLCレイヤのフラグメント量のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含む、請求項8に記載の方法。
  10. パケットドメイン内の音声サービスをスケジューリングするための装置であって、
    音声サービスのL2の少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するように構成された取得部と、
    前記音声サービスのサービス品質によって満足される必要のある条件を決定するように構成された第1の決定部と、
    前記第1の決定部により決定され、かつ前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件と、前記取得部により取得され、かつ前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの各プロトコルサブレイヤに対応する前記第1のスケジューリングパラメータである前記少なくとも1つの値と、に基づいて、前記音声サービスのサービススケジューリングパラメータの値を決定するように構成された第2の決定部と、
    前記第2の決定部により決定され、前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータである前記値に基づいて、前記音声サービスをスケジューリングするように構成されたスケジューリング部と、
    を含む装置。
  11. 前記第1のスケジューリングパラメータは、変調および符号化方式MCS、再伝送量、および破棄タイマー期間のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含み、
    前記取得部は、具体的には、第1のプロトコルサブレイヤの第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を取得するために、前記先行する3つのスケジューリングパラメータのうちの前記第1のスケジューリングパラメータ以外の2つのスケジューリングパラメータに基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤに対応するしきい値範囲から値を選択し、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤの別のプロトコルサブレイヤに対応する第1のスケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を計算または構成するように構成され、前記第1の調整サブレイヤは、前記音声サービスのL2の前記少なくとも2つのプロトコルサブレイヤのうちの1つである、請求項10に記載の装置。
  12. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスの音声品質の平均オピニオンスコアMOSが最適であることであり、前記第2の決定部は、具体的には、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットおよび前記別のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに基づいて、前記音声サービスの対応する少なくとも1つの音声品質MOSを決定し、前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記音声サービスの前記少なくとも1つの音声品質MOSの最適な音声品質MOSに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するように構成される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスのスループットが最大であることであり、前記第2の決定部は、具体的には、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値に基づいて、前記対応する第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに一対一で対応する別のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのスループットを決定し、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットおよび前記別のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのスループットに基づいて、前記音声サービスの対応する少なくとも1つのスループットを決定し、前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記音声サービスの前記少なくとも1つのスループットの最大スループットに対応する第1のスケジューリングパラメータの値を選択するように構成される、請求項11に記載の装置。
  14. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスの伝送レートが最大であることであり、前記第2の決定部は、具体的には、前記サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定し、前記サービススケジューリングパラメータの各値は、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最大値であり、前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記サービススケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値の最大値を選択するように構成される、請求項11に記載の装置。
  15. 前記音声サービスの前記サービス品質によって満足される必要のある前記条件は、前記音声サービスのビット誤り率が最小であることであり、前記第2の決定部は、具体的には、前記サービススケジューリングパラメータの少なくとも1つの値を決定し、前記サービススケジューリングパラメータの各値は、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記第1のスケジューリングパラメータの1つの値、および他のプロトコルサブレイヤの対応する各々の第1のスケジューリングパラメータの1つの値から選択される最小値であり、前記音声サービスの前記サービススケジューリングパラメータの前記値として、前記サービススケジューリングパラメータの前記少なくとも1つの値の最小値を選択するように構成される、請求項11に記載の装置。
  16. 前記第1のスケジューリングパラメータはMCSであり、前記取得部は、具体的には、前記再伝送量のしきい値範囲内の複数の再伝送量と、前記破棄タイマー期間のしきい値範囲内の複数の破棄タイマー期間と、伝送時間間隔バンドルTTIBスイッチのオン/オフ状態と、に基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメント量を決定し、前記第1のプロトコルサブレイヤの各フラグメント量は、1つの再伝送量および1つの破棄タイマー期間に対応し、前記別のプロトコルサブレイヤ上の最大バッファデータサイズと、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのフラグメント量と、前記第1のプロトコルサブレイヤのヘッダデータサイズと、に基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのフラグメントサイズを決定し、前記第1のプロトコルサブレイヤの前記少なくとも1つのフラグメントサイズに基づいて、前記第1のプロトコルサブレイヤの少なくとも1つのMCSを決定するように構成される、請求項11から15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記第1のプロトコルサブレイヤは、無線リンク制御RLCレイヤであり、前記別のプロトコルサブレイヤは、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤおよびメディアアクセス制御MACレイヤを含む、請求項11から16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記第1のスケジューリングパラメータは、MCS、再伝送量、破棄タイマー期間、PDCPバッファサイズ、および前記RLCレイヤのフラグメント量のうちのいずれか1つのスケジューリングパラメータを含む、請求項17に記載の装置。
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