添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成について説明するものであり、本明細書で説明される概念が実践されてもよい唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践されてもよいことが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造およびコンポーネントがブロック図の形態で示される。
電気通信システムのいくつかの態様が、次に様々な装置および方法を参照して提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、コンポーネント、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてもよい。そのような要素がハードウェアとして実装されるのか、それともソフトウェアとして実装されるのかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装されてもよい。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理装置(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成される他の適切なハードウェアがある。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサが、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されてもよい。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令もしくはコードとして符号化されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセス可能な命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用可能な任意の他の媒体を備えてもよい。
図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高出力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低出力セルラー基地局)を含んでもよい。マクロセルはeNBを含む。スモールセルは、フェムトセルと、ピコセルと、マイクロセルとを含む。
(発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバー、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器の追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信という機能のうちの1つまたは複数を実行することができる。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いに直接または(たとえば、EPC160を介して)間接的に通信することができる。バックホールリンク134は有線またはワイヤレスであってもよい。
基地局102はUE104とワイヤレスに通信することができる。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供することができる。重複する地理的カバレッジエリア110が存在することがある。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレッジエリア110と重複するカバレッジエリア110'を有することがある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られていることがある。異種ネットワークは、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供することができるホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含むこともある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含むことがある。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用することができる。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを介することがある。基地局102/UE104は、各方向における送信に使用される合計でYxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用することができる。キャリアは、互いに隣接することも、隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であってもよい(たとえば、DLに対して、ULよりも多数または少数のキャリアが割り振られてもよい)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことがある。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
ワイヤレス通信システムは、5ギガヘルツ(GHz)免許不要周波数スペクトルにおいて通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含むことがある。免許不要周波数スペクトルにおいて通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを判定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行することができる。
スモールセル102'は、免許および/または免許不要周波数スペクトルにおいて動作することができる。免許不要周波数スペクトルにおいて動作しているとき、スモールセル102'は、LTEを利用し、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz免許不要周波数スペクトルを使用することができる。免許不要周波数スペクトルにおいてLTEを利用するスモールセル102'は、カバレッジを拡大し、および/またはアクセスネットワークの容量を増やすことができる。免許不要スペクトルにおけるLTEは、LTE-unlicensed (LTE-U)、licensed assisted access (LAA)、またはMuLTEfireと呼ばれることがある。
ミリメートル波(mmW)基地局180は、UE182と通信するときにmmW周波数および/または準mmW周波数(near mmW frequency)で動作することがある。一態様では、UE182は、UE104のある態様であってもよい。極高周波数(EHF:extremely high frequency)は、電磁スペクトルの中のRFの一部である。EHFは、30GHz〜300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有し、3GHzの周波数まで及ぶことがある。超高周波数(SHF:super high frequency)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、極めて高い経路損失および短い範囲を有する。mmW基地局180は、極めて高い経路損失および短い範囲を補償するために、UE182に対してビームフォーミング184を利用することができる。
EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含んでもよい。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラおよび接続の管理を行う。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を介して転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含むことがある。BM-SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして機能することがあり、公衆陸上移動網(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されることがあり、MBMS送信をスケジュールするために使用されることがある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用されることがあり、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関係の課金情報を収集することを担うことがある。
基地局は、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。基地局102は、UE104にEPC160へのアクセスポイントを提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。
図1を再び参照すると、いくつかの態様では、UE104は、BSI198を要求するメッセージを基地局(たとえば、基地局102および/またはmmW基地局180)から受信することができる。UE104は、基地局に送信すべきBSI報告の数Nを決定することができ、各BSI報告は、ビームに対応するビームインデックスと、ビームと関連付けられる受信電力とを示してもよい。UE104は、BSI198を要求するメッセージに基づいて、N個のBSI報告を基地局(たとえば、基地局102および/またはmmW基地局180)に送信することができる。UE104は、ビームのセットを通じて信号のセットを基地局(たとえば、基地局102および/またはmmW基地局180)から受信し、ビームのセットの各ビームを通じて受信される信号のセットの各信号に対する受信電力を決定することができ、各受信電力はビームのセットのうちのあるビームと関連付けられる。ある態様では、N個のBSI報告は、最高の決定された受信電力に対応するN個の受信電力を含む。ある態様では、基地局(たとえば、基地局102および/またはmmW基地局180)に送信すべきBSI報告の数Nの決定は、BSIを要求するメッセージのタイプに基づく。ある態様では、BSI198を要求するメッセージのタイプはDCIメッセージを備える。ある態様では、基地局に送信すべきBSI報告の数Nは、DCIメッセージに基づいて1となるように決定される。ある態様では、BSI報告の決定された数Nは、PUCCH上で送信される。ある態様では、BSI198を要求するメッセージのタイプはRARメッセージを備える。ある態様では、BSI報告の数Nは、RARメッセージに基づいて1より大きくなるように決定される。ある態様では、BSI報告の決定された数Nは、PUSCH上で送信される。
図2Aは、LTEにおけるDLフレーム構造の例を示す図200である。図2Bは、LTEにおけるDLフレーム構造内のチャネルの例を示す図230である。図2Cは、LTEにおけるULフレーム構造の例を示す図250である。図2Dは、LTEにおけるULフレーム構造内のチャネルの例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有することがある。LTEでは、フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレームに分割されることがある。
5Gでは、フレームは10msより短いことがある(サブフレームはスロットと呼ばれることがあり、これは1つまたは複数のミニスロットを含むことがある)。構造は例示的であるものとして見なされるべきであり、サブフレームはスロットまたはミニスロットと呼ばれることがある。スロットはサブフレームの(たとえば、LTEサブフレームの)4分の1から5分の1であることがあり、ミニスロットは1〜7個のOFDMシンボルを含むことがある。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含むことがある。
2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されることがあり、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)同時のリソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で84個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に7つの連続するシンボル(DLの場合はOFDMシンボル、ULの場合はSC-FDMAシンボル)を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で72個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に6個の連続するシンボルを含む。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
図2Aに示されるように、REのうちのいくつかは、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS)と、UE固有基準信号(UE-RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含むことがある。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3として示された)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R5として示された)アンテナポート5のためのUE-RSと、(Rとして示された)アンテナポート15のためのCSI-RSとを示す。図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)はスロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が1つのシンボルを占有するか、2つのシンボルを占有するか、3つのシンボルを占有するかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボル内に4つの連続するREを含む。UEは、DCIも搬送するUE固有の拡張PDCCH(ePDCCH)で構成されることがある。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有することがある(図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり、サブフレームタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり、物理レイヤセル識別情報グループ番号を
決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSの位置を決定することができる。物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、フレームのサブフレーム0のスロット1のシンボル0、1、2、3内にあり、マスター情報ブロック(MIB)を搬送する。MIBは、DLシステム帯域幅内のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを介して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
図2Cに示されるように、REのうちのいくつかは、eNBにおけるチャネル推定のための復調基準信号(DM-RS)を搬送する。UEは、サブフレームの最終シンボルにおいてサウンディング基準信号(SRS)をさらに送信することがある。SRSはコム構造を有することがあり、UEは、コムのうちの1つの上でSRSを送信することがある。SRSは、eNBによって、UL上での周波数依存のスケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために使用されてもよい。図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあってもよい。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含むことがある。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実行し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、ULシステム帯域幅の端に位置することがある。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用されることがある。
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信している基地局310のブロック図である。ある態様では、基地局310は、mmW基地局180および/または基地局102のある態様であってもよい。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に提供されてもよい。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、ならびにUE測定報告のための測定構成に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバーサポート機能に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含むことがある。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで並列ストリームに分割されることがある。各ストリームは、次いで時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域内で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されてもよい。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間的処理のために使用されることがある。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出されることがある。各空間ストリームは、次いで別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供されることがある。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することがある。
UE350において、各受信機354RXは、受信機のそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間的処理を実行することができる。複数の空間ストリームがUE350に宛てられる場合、複数の空間ストリームは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成されることがある。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMAシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づくことがある。次いで、軟判定は、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いでレイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360と関連付けられてもよい。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
基地局310によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間的処理を容易にするためにTXプロセッサ368によって使用されてもよい。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供されることがある。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調してもよい。
UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明された方法と同様の方法で基地局310において処理される。各受信機318RXは、受信機のそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376と関連付けられてもよい。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供されることがある。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
図4Aおよび図4Bは、RACH手順の方法400、440の呼フロー図を示す。UE404は、たとえばネットワークと同期するために、基地局402(たとえば、mmW基地局、eNBなど)とのRACH手順を実行することができる。RACH手順は、コンテンションに基づくものまたはコンテンションに基づかないもののいずれかであってもよい。
図4Aは、コンテンションに基づくRACH手順の方法400を示す。まず、UE404が、RACH手順のためのRACHプリアンブルを選択してもよい。さらに、UE404は、RACH手順の間にUE404を特定するためにランダムアクセス(RA)RNTIを決定してもよい。UE404は、たとえばMSG1 410が送信されるタイムスロット番号に基づいて、RA-RNTIを決定してもよい。UE404は、MSG1 410にRACHプリアンブルおよびRA-RNTIを含めてもよい。
ある態様では、UE404は、MSG1 410を搬送することになる少なくとも1つのリソース(たとえば、時間および/または周波数リソース)を決定することができる。たとえば、基地局402はシステム情報(たとえば、SIB)をブロードキャストすることができ、UE404はシステム情報(たとえば、SIB2に含まれるシステム情報)に基づいて少なくとも1つのリソースを取得することができる。UE404は、たとえばその少なくとも1つのリソース上で、MSG1 410を基地局402に送信することができる。UE404がMSG1 410への応答を受信しない場合(たとえば、タイマーの満了の後で)、UE404は、送信電力を(たとえば、ある一定の量だけ)増やし、MSG1 410を再送信することができる。
MSG1 410に基づいて、基地局402は、MSG2 412をUE404に送信することができる。MSG2 412は、ランダムアクセス応答としても知られていることがあり、ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)上で送信されることがある。基地局402は、1次セルRNTI(T-CRNTI)を決定することができる。さらに、基地局402は、UE404が遅延を補償するためにタイミングを調整できるようにタイミング進み値を決定することができる。さらに、基地局402はアップリンクリソースグラントを決定することができ、アップリンクリソースグラントは、UE404がアップリンク共有チャネル(UL-SCH)を使用できるようにUE404に対する初期のリソース割当てを含んでもよい。基地局402は、C-RNTI、タイミング進み値、および/またはアップリンクグラントリソースを含むようにMSG2 412を生成することができる。基地局402は次いで、MSG2 412をUE404に送信することができる。ある態様では、UE404は、MSG2 412に基づいてアップリンクリソースグラントを決定することができる。
MSG2 412に基づいて、UE404は、MSG3 414を基地局402に送信することができる。MSG3 414は、RRC接続要求メッセージおよび/またはスケジューリングされた送信メッセージとしても知られていることがある。UE404は、UE404と関連付けられる一時モバイル加入者識別情報(TMSI)、またはUE404を特定するために使用される別のランダム値(たとえば、UE404がネットワークに初めて接続している場合)を決定することができる。UE404は接続確立条項を決定することができ、接続確立条項は、UE404がなぜネットワークに接続しているかを示してもよい。UE404は、少なくともTMSIまたは他のランダム値、ならびに接続確立条項を含むようにMSG3 414を生成することができる。UE404は次いで、MSG3 414をUL-SCH上で基地局に送信することができる。
MSG3 414に基づいて、基地局402は、MSG4 416をUE404に送信することができる。MSG4 416は、接続解決メッセージとしても知られていることがある。基地局402は、MSG3 414からTMSIまたはランダム値に向かってMSG4 416を宛てることがある。MSG4 416は、UE404と関連付けられるC-RNTIでスクランブルされてもよい。基地局402は、MSG4 416をUE404に送信することができる。UE404は、たとえばUE404と関連付けられるC-RNTIを使用してMSG4 416を復号することができる。このRACH手順は、UE404がネットワークと同期されることを可能にしてもよい。
図4Bは、コンテンションに基づかないRACH手順の方法440を示す。コンテンションに基づかないRACH手順は、ハンドオーバーおよび/またはダウンリンクデータ到着に適用可能であってもよい。
基地局402は、UE404に割り当てられるランダムアクセスプリアンブルを決定することができる。基地局402は、ランダムアクセスプリアンブル割当て442をUE404に送信することができる。UE404は、UE404に割り当てられるランダムアクセスプリアンブルであってもよいランダムアクセスプリアンブル444(たとえば、RRC接続メッセージ)でランダムアクセスプリアンブル割当て442に応答することができる。UE404は次いで、ランダムアクセス応答446(たとえば、アップリンクグラント)を基地局402から受信することができる。
図5A〜図5Gは、基地局とUEとの間でのビームフォーミングされた信号の送信の例を示す図である。基地局502は、mmW基地局180などのmmWシステム(mmW基地局)の中の基地局として具現化されてもよい。一態様では、基地局502は、eNB、セルラー基地局、または他の基地局(たとえば、6GHz以下の帯域で通信するように構成される基地局)などの別の基地局と併置されてもよい。いくつかのビームが互いに隣り合うものとして示されるが、そのような配置は異なる態様では異なることがある(たとえば、同じシンボルの間に送信されるビームは互いに隣接しないことがある)。加えて、図示されるビームの数は例示的なものと見なされるべきである。
極高周波数(EHF:extremely high frequency)は、電磁スペクトルにおけるRFの一部である。EHFは、30GHz〜300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは100ミリメートルの波長を伴い3GHzの周波数にまで及ぶ場合がある(超高周波数(SHF:super high frequency)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ)。本明細書の開示はmmWに言及するが、本開示はまた近mmWに適用されることが理解されるべきである。さらに、本明細書の開示はmmW基地局に言及するが、本開示はまた近mmW基地局に適用されることが理解されるべきである。
ミリメートル波長スペクトルにおいて有用な通信ネットワークを構築するために、経路損失を補償するようにビームフォーミング技法が使用されてもよい。ビームフォーミング技法は、RFエネルギーを狭い方向に集中させ、RFビームがその方向においてより遠くに伝播することを可能にする。ビームフォーミング技法を使用してミリメートル波長スペクトルにおける見通し外(NLOS)RF通信は、UEに到達するためにビームの反射および/または回折に依存してもよい。UEの移動または環境の変化(たとえば、障害物、湿度、雨など)のいずれかにより、その方向が遮られるようになると、ビームはUEに到達することが可能ではなくなることがある。したがって、UEが継続的でシームレスなカバレッジを有することを確実にするために、可能な限り多くの異なる方向において複数のビームが利用可能であってもよい。ある態様では、ビームフォーミング技法は、mmW基地局およびUEが、大半のRFエネルギーが収集されることを可能にする方向で送信および受信することを要求することがある。
基地局502は、アナログおよび/またはデジタルビームフォーミングを実行するためのハードウェアを含んでもよい。基地局502がアナログビームフォーミングに対応する場合、任意のある時間において、基地局502は一方向にのみ信号を送信または受信することができる。基地局502がデジタルビームフォーミングに対応する場合、基地局502は、複数の方向の複数の信号を同時に送信することができ、または複数の方向の複数の信号を同時に受信することができる。
さらに、UE504は、たとえばアナログおよび/またはデジタルビームフォーミングを実行するためのハードウェアを含んでもよい。UE504がアナログビームフォーミングに対応する場合、任意のある時間において、UE504は一方向にのみ信号を送信または受信することができる。UE504がデジタルビームフォーミングに対応する場合、UE504は、複数の方向の複数の信号を同時に送信することができ、または複数の方向の複数の信号を同時に受信することができる。
mmWネットワークにおいて、UEは、範囲内のmmW基地局についてビーム掃引を実行することができる。たとえば、基地局502は、複数の異なる空間的な方向にm個のビームを送信することができる。UE504は、n個の異なる空間的な受信方向において、基地局502からのビーム送信を聴取/走査することができる。ビーム送信を聴取/走査するとき、UE504は、n個の異なる空間的な受信方向の各々において、基地局502からのビーム掃引送信をm回聴取/走査することができる(全体でm×n回の走査)。別の態様では、ビーム掃引において、UE504は、複数の異なる空間的な方向においてn個のビームを送信することができる。基地局502は、m個の異なる空間的な受信方向において、UE504からのビーム送信を聴取/走査する。ビーム送信を聴取/走査するとき、基地局502は、m個の異なる空間的な受信方向の各々において、UE504からのビーム掃引送信をn回聴取/走査することができる(全体でm×n回の走査)。
実行されたビーム掃引に基づいて、UEおよび/またはmmW基地局は、実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定することができる。たとえば、UE504は、実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定することができる。代わりに、基地局502は、実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定することができる。UE504が実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定する場合、UE504は、基地局502にチャネル品質情報(ビーム掃引結果情報とも呼ばれる)を送信することができる。UE504は、ビーム掃引結果情報を基地局502に送信することができる。基地局502が実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定する場合、基地局502はUE504にビーム掃引結果情報を送信することができる。ある態様では、チャネル品質は様々な要因によって影響されてもよい。要因には、経路に沿った、もしくは回転によるUE504の動き(たとえば、ユーザがUE504を持ち、および/または回転すること)、障害物の背後の経路に沿った動き、および/または特定の環境条件(たとえば、障害物、雨、湿度)内での移動がある。UE504および基地局502はまた、たとえばビームフォーミングと関連付けられる他の情報(たとえば、アナログまたはデジタルビームフォーミング能力、ビームフォーミングタイプ、タイミング情報、構成情報など)を交換することができる。
受信された情報に基づいて、基地局502および/またはUE504は、mmWネットワークアクセス構成情報、ビーム掃引周期を調整するための情報、mmW基地局などの別の基地局へのハンドオフを予測するための重複するカバレッジに関する情報などの様々な構成情報を決定することができる。
ある態様では、ビームセットは8つの異なるビームを含んでもよい。たとえば、図5Aは、8つの方向に対する8つのビーム521、522、523、524、525、526、527、528を示す。態様では、基地局502は、UE504へのビーム521、522、523、524、525、526、527、528のうちの少なくとも1つの送信のためにビームフォーミングするように構成されてもよい。一態様では、基地局502は、サブフレーム(たとえば、同期サブフレーム)の間に8つのポートを使用して方向を掃引/送信することができる。
ある態様では、基地局は、たとえば同期サブフレームの間に、複数の方向にビーム基準信号(BRS)などの信号を送信することができる。一態様では、この送信はセル固有であってもよい。図5Bを参照すると、基地局502は、4つの方向にビーム521、523、525、527という第1のセットを送信することができる。たとえば、基地局502は、送信ビーム521、523、525、527の各々の同期サブフレームにおいてBRSを送信することができる。
ある態様では、4つの方向に送信されるこれらのビーム521、523、525、527は、ビームセットのための可能性のある8つの方向のうちの4つの方向に対する奇数番号のビーム521、523、525、527であってもよい。たとえば、基地局502は、基地局502が送信するように構成される他のビーム522、524、526、528に隣接した方向に、ビーム521、523、525、527を送信することが可能であってもよい。ある態様では、基地局502が4つの方向に対するビーム521、523、525、527を送信するこの構成は、「粗い」ビームセットと見なされてもよい。
UE504は、それぞれのビームに対応するそれぞれのビームインデックス("BI"と省略されることがある)を決定することができる。様々な態様では、ビームインデックスは、UE504に向かって対応するビームを通じて通信するための少なくともある方向(たとえば、ビームフォーミング方向)を示してもよい。たとえば、ビームインデックスは、アンテナポートと関連付けられる論理ビームインデックス、OFDMシンボルインデックス、および/またはBRS送信期間であることがあり、これらは1つまたは複数のビット(たとえば、9ビット)によって示されることがある。たとえば、UE504は、BRSが受信される時間に基づいてビームに対応するビームインデックスを決定するように構成されることがあり、たとえばBRSが受信されるシンボルまたはスロットは、ビームに対応するビームインデックスを示すことがある。
図5Cでは、UE504は、最も強い、または最も好ましいビームインデックス("BI"と省略されることがある)を決定または選択することができる。たとえば、UE504は、BRSを搬送するビーム525が最も強い、または最も好ましいと判定することができる。UE504は、ビーム521、523、525、527という第1のセットの各々と関連付けられる受信電力または受信品質の値を測定することによって、ビームを選択することができる。一態様では、受信電力はBRS受信電力(BRSRP)と呼ばれる場合がある。
UE504は、それぞれの値を互いに比較することができる。UE504は「最良の」ビームを選択することができる。ある態様では、最良のビームは、最大または最高の値に対応するビームであってもよい(たとえば、最良のビームは最高のBRSRPを伴うビームであってもよい)。選択されたビームはビームインデックスに対応することがあり、ビームインデックスは基地局502に関するビームインデックスであることがある。たとえば、UE504は、第5のビーム525に対応するBRSRPが最高であり、したがって第5のビーム525がUE504によって決定されるような最良のビームであると判定することができる。
UE504は、第5のビーム525の第1の指示560を基地局502に送信することができる。ある態様では、第1の指示560は、ビーム精緻化基準信号(BRRS)を送信するための要求を含んでもよい。BRRSはUE固有であってもよい。本開示から逸脱することなく、ビーム精緻化信号、ビーム追跡信号、または別の用語などの異なる用語でBRRSが呼ばれる場合があることを当業者は理解するであろう。
一態様では、基地局502は、第1の指示560の送信をトリガすることができる。たとえば、基地局502は、DCIメッセージによって第1の指示560の送信をトリガすることができる。
基地局502は第1の指示560を受信してもよい。一態様では、第1の指示560はビーム調整要求(BSR)を含んでもよい。(たとえば、ビーム追跡に対する要求、BRRSに対する要求、さらなるビーム追跡なしで示されたビームインデックス上で送信を開始するための基地局に対する要求など)。一態様では、第1の指示560はスケジューリング要求によって示されてもよい。第1の指示560に基づいて、基地局502は第5のビーム525に対応するビームインデックスを決定することができる。
図5Dにおいて、基地局502は、第1の指示560に基づいて(たとえば、第1の指示560によって示されるビームインデックスに基づいて)、ビームの第2のセットを送信することができる。たとえば、UE504は、第5のビーム525が最良のビームであると示すことができ、それに応答して、基地局502は、示されたビームインデックスに基づいてビーム524、525、526の第2のセットをUE504に送信することができる。ある態様では、第1の指示560に基づいて送信されるビーム524、525、526は、ビームの第1のセットの他のビーム521、523、527よりも第5のビーム525に(たとえば、空間的および/または方向的に)近いことがある。
ある態様では、第1の指示560に基づいて送信されるビーム524、525、526は、「細かい」ビームセットと見なされてもよい。ある態様では、基地局502は、細かいビームセットのビーム524、525、526の各々を通じてBRRSを送信することができる。ある態様では、細かいビームセットのビーム524、525、526は隣接していることがある。ある態様では、BRRS送信は1個、2個、5個、または10個のOFDMシンボルに及ぶことがあり、BRRSリソースの割振り、BRRS処理の指示、および/またはビーム精緻化処理の構成と関連付けられることがある。
細かいビームセットのビーム524、525、526を通じたBRRS送信に基づいて、UE504は、「最良の」ビームを示すために第2の指示565を基地局502に送信することができる。ある態様では、第2の指示565は、選択されたビームを示すために2ビットを使用することがある。たとえば、UE504は、選択されたビーム525に対応するビームインデックスを示す第2の指示565を送信することができる。一態様では、第2の指示565はビーム精緻化情報(BRI)を報告してもよい。一態様では、第2の指示565は、リソースインデックス(たとえば、BRRS-RI)および/またはUE504により測定されるようなBRRSの受信と関連付けられる基準電力(RP)(たとえば、BRRS-RP)を含んでもよい。基地局502は次いで、選択されたビーム525を通じてUE504と通信することができる。
図5Eを参照すると、基地局502は、同期サブフレームの間に複数の方向にBRSを送信することができる。ある態様では、基地局502は、たとえばUE504が第2の指示565を伝えた後であっても、継続的にBRSを送信することができる。たとえば、基地局502は、BRSを各々含むビーム521、523、525、527(たとえば、「粗い」ビームセット)を送信することができる。
図5Fを参照すると、選択されたビーム525の品質は劣化することがある。たとえば、基地局502およびUE504が選択されたビーム525を通じて通信しているとき、選択されたビーム525が遮られるようになることがあり、またはそうでなければ満足のいくものではなくなることがあるので、基地局502およびUE504が別のビームを通じて通信することを選ぶことがある。BRS(たとえば、同期サブフレームの間に送信される)に基づいて、UE504は、通信に用いられる新しいビーム523を決定することができる。たとえば、UE504は、BRSが通信される際に用いられる第3のビーム523が最良のビームであってもよいと判定することができる。UE504は、ビーム521、523、525、527のセットの各々と関連付けられる受信電力(たとえば、BRSRP)または受信品質の値を測定し、それぞれの値を互いに比較し、最高の値に対応するビームを選択することによって、ビームを選択することができる。選択されたビームは、基地局502におけるビームインデックスに対応してもよい。UE504は、このビームインデックスを基地局502に示す第3の指示570を送信することができる。ある態様では、第3の指示570は、BRRSを送信するための要求を含んでもよい。BRRSはUE固有であってもよい。一態様では、BARはBRRSを送信することを基地局502に要求するために使用されてもよい。一態様では、第3の指示570は、DCIメッセージなどによって、基地局502によりトリガされてもよい。第1の指示560と同様に、第3の指示570はスケジューリング要求に含まれる場合がある。
図5Gに関して、基地局502はUE504から第3の指示570を受信することができる。基地局502は、少なくとも第3の指示570に基づいてビームインデックスを決定するように構成されてもよい。基地局502およびUE504は、図5Eに関して示されるものなどの(たとえば、通信に用いる新しいビームを選択するために)、ビーム精緻化手順を実行することができる。
図6を参照すると、ワイヤレス通信システム600の図が示される。基地局602は、基地局502、基地局310、基地局102、mmW基地局180、および/または別の基地局の態様であってもよい。UE604は、UE504、UE350、UE104、UE182、および/または別のUEの態様であってもよい。
図示される態様では、基地局602は、BRS送信のために最大で8個のアンテナポートを含んでもよい。様々な態様では、基地局602は、(たとえば、図5A〜図5Gに関して説明されるように)1つまたは複数のBRS612a-hをUE604に送信することができる。各BRS612a-hは、それぞれのビーム620a-hを通じて通信されてもよい。たとえば、基地局602は、第1のBRS612aが関連付けられる第1のビーム620aを通じて、第1のBRS612aを送信することができる。UE604は、ビーム620a-hのそれぞれ1つと関連付けられるBRS612a-hを定期的に測定することを通じて、1つまたは複数のビーム620a-hを追跡することができる。ある態様では、BRS612a-hの送信期間は、拡張PBCHまたは発展型PBCH(ePBCH)などの物理ブロードキャストチャネル(PBCH)上のインジケータによって設定されてもよい。送信期間は、BRS612a-hがそれを通じて送信されるビーム620a-hを掃引するための時間と関連付けられてもよい。
態様では、UE604は、ビーム620a-hのセットを通じて、BRS612a-hのセットを受信することができる。各BRS612a-hは、BRS612a-hがそれを通じて送信されるビーム620a-hに対応するビームインデックスと関連付けられてもよい。UE604は、各BRS612a-hの信号品質を測定することができ、各々の測定された信号品質はビームのセットのうちのビーム620a-hに対応してもよい。たとえば、UE604は、第3のBRS612c、第4のBRS612d、第5のBRS612e、および第6のBRS612fの信号品質を測定することができ、これらはそれぞれ第3のビーム620c、第4のビーム620d、第5のビーム620e、および第6のビーム620fに対応する。態様では、UE604はBRS612a-hの各々を受信しないことがある。
一態様では、UE604は、受信電力として信号品質を測定することがある。一態様では、信号品質はBRSRPに相当することがある。たとえば、UE604は、デシベル(dB)および/またはデシベルミリワット(dBm)でBRSRPを測定することがある。他の態様では、UE604は、受信品質(RQ)(たとえば、BRSRQ)、信号対干渉比(SIR)、信号対干渉雑音比(SINR)、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、または別の尺度などの別の値として信号品質を測定することがある。
ある態様では、UE604は、ビーム620a-hを通じて受信されるBRS612a-hに対する最良の測定された信号品質のセットに対応するビームインデックス候補630のセットを保持することができる。たとえば、最良の測定された信号品質は、最高の測定された信号品質に相当してもよい。ビームインデックス候補630のセットの中のビームインデックス候補の数Nは、あらかじめ決定されていることがある(たとえば、Nは4に等しいことがある)。ある態様では、UE604は、UE604がN個のビームの信号品質を測定することが不可能であるとき、ヌル値を記録することができる。たとえば、Nが4に等しく、UE604が第4の信号品質を測定することが不可能である場合、UE604は、ビームインデックス候補630のセットにおいてヌル値を記録することができる。
ある態様では、UE604は、BRS612a-hのセットに対して測定される信号品質の直近のセットに基づいて、ビームインデックス候補630のセットを保持することができる。すなわち、ビームインデックス候補630のセットは、UE604によって直近に受信されたBRS612a-hの各々に対する測定された信号品質に対応してもよい。
別の態様では、UE604は、BRS612a-hのセットの信号品質の時間平均されたセットに基づいて、ビームインデックス候補630のセットを保持することができる。たとえば、UE604は、BRS612a-hの複数のセットを受信することができ、これらの複数のセットは基地局602によって定期的に送信されてもよい。UE604は、BRS612a-hのセットの各BRSに対して測定されるそれぞれの信号品質を平均することができ、たとえばUE604は、第1のBRS612aに対する直近の3つまたは4つの測定された信号品質を平均することができ、UE604は、第2のBRS612bに対する直近の3つまたは4つの測定された信号品質を平均することができ、以下同様である。UE604は、BRSの信号品質の時間平均されたセットに基づいて、ビームインデックス候補630のセットを保持することができる。
別の態様では、UE604は、BRS612a-hの信号品質のフィルタリングされたセットに基づいて、ビームインデックス候補630のセットを保持することができる。たとえば、UE604は、BRS612a-hのセットの最良または最高のBRSに対応する最良または最高の信号品質を決定するために、BRS612a-hに対する信号品質を測定する間に、またはその後にフィルタを適用することができる。
一態様では、UE604は、1つまたは複数の他の基準に基づいてビームインデックス候補630のセットを保持することができ、この基準は、UE604によって(たとえば、基地局602から)受信され、かつ/または決定されることがある。一態様では、UE604は、ビームインデックス候補630の保持されるセットに含めるべき、またはそれから除くべき1つまたは複数のビームの指示に基づいて、ビームインデックス候補630のセットを保持することができる。含めるべきまたは除くべき1つまたは複数のビームの指示は、基地局602から受信されることがあり、1つまたは複数のビームインデックスを含むことがある。態様によれば、UE604は次いで、指示されたビームインデックスを、ビームインデックス候補630のセットに含め、またはそれから除くことができる。
別の態様では、UE604は、ビームインデックス候補630のセットにビームインデックスを含めるための、またはそれからビームインデックスを除くための1つまたは複数のヒステリシス基準に基づいてビームインデックス候補630のセットを保持することができる。ヒステリシス基準は、たとえば測定された信号品質が所定の値(たとえば、所定の閾値)からずれている場合、もしくはBRS612a-hのセットの別のBRSに対して測定された別の信号品質からずれている場合に、ビームインデックス候補630のセットに含めること、またはそれから除くことを含んでもよい。別の態様では、ヒステリシス基準は、ビームのBRSに対して測定された所定の数の値(たとえば、BRSRP)が所定の閾値を下回る(たとえば、除く場合)、または上回る(たとえば、含める場合)場合、ビームインデックス候補630のセットに含めること、またはそれから除外することを含んでもよい。たとえば、第3のBRS612cに対して測定される3つの直近のBRSRPが閾値を下回る場合、第3のビーム620cに対応するビームインデックスは、ビーム候補セット630から除かれる場合がある(ただし、BRS612cに対して測定される1つだけのBRSRPが閾値を下回る場合には、第3のビーム620cに対応するビームインデックスは除かれない)。
様々な態様によれば、UE604は、少なくとも1つのビームインデックスを示すビーム状態情報(BSI)報告642を基地局602に送信することができる。ある態様では、BSI報告642は、ビームインデックスおよび対応する測定信号品質(たとえば、ビーム620を通じて受信されるBRS612a-hに対して測定されるBRSRP)を含むBSI報告であってもよい。たとえば、UE604は、ビームインデックス候補630の保持されるセットからあるビームインデックスと対応する信号品質とを選択することができ、BSI報告642において選択されたビームインデックスと対応する信号品質とを送信することができる。ある態様では、UE604は、基地局602から受信された要求640に応答して、BSI報告642を送信することができる。
ある態様では、BSI報告642は、PUCCHまたはPUSCHで搬送されてもよい。たとえば、UE604は、基地局602に、PUCCH(たとえば、拡張PUCCH)上で、またはPUSCH(たとえば、拡張PUSCH)上で、BSI報告642を基地局602に送信することができる。
図7を参照すると、ワイヤレス通信システム700の図が示される。基地局702は、基地局602、基地局502、基地局310、基地局102、mmW基地局180、および/または別の基地局の態様であってもよい。UE704は、UE604、UE504、UE350、UE104、UE182、および/または別のUEの態様であってもよい。
図示される態様では、基地局702は、BRS送信のために最大で8個のアンテナポートを含んでもよい。様々な態様では、基地局702は、1つまたは複数のBRS712a-h(たとえば、図5A〜図5Gおよび/または図6に関して説明されるような)をUE704に送信することができる。各BRS712a-hは、それぞれのビーム720a-hを通じて通信されてもよい。たとえば、基地局702は、第1のBRS712aが関連付けられる第1のビーム720aを通じて、第1のBRS712aを送信することができる。UE704は、ビーム720a-hのそれぞれ1つと関連付けられるBRS712a-hを定期的に測定することを通じて、1つまたは複数のビーム720a-hを追跡することができる。ある態様では、BRS712a-hの送信期間は、ePBCHなどのPBCH上のインジケータによって設定されてもよい。送信期間は、BRS712a-hがそれを通じて送信されるビーム720a-hを掃引するための時間と関連付けられてもよい。
態様では、基地局702はビーム720a-hのセットを送信することができる。様々な態様によれば、基地局702は、第1のサービングビーム720eを通じてUE704と通信することができる。第1のサービングビーム720eはビームインデックスに対応してもよい。
一態様では、基地局702およびUE704は、アップリンク通信および/またはダウンリンク通信のために、第1のサービングビーム720eを通じて通信することができる。ある態様では、基地局702およびUE704は、アップリンク通信またはダウンリンク通信のうちの一方のために第1のサービングビーム720eを使用することができるが、アップリンク通信またはダウンリンク通信のうちの他方のために異なるビーム(たとえば、第4のビーム720d)を使用することができる(たとえば、アップリンク/ダウンリンクの相互性が機能しない、または基地局702がいくつかのビームでUE704にサービスすることが意図されている態様において)。
基地局702およびUE704は、ビームを切り替えるように構成されてもよい。ある態様では、基地局702がビーム切替えを開始してもよい。たとえば、基地局702は、ビーム720a-hが構成されないチャネルに対してビーム720a-hを準備することができる。別の例では、基地局702および/またはUE704は、基地局702とUE704との間のチャネル上での通信のためのより良好な接続をもたらすために、異なるビーム720a-hを選択することができる。一態様では、基地局702およびUE704は、アップリンク通信、ダウンリンク通信、またはアップリンク通信とダウンリンク通信の両方のために、ビームを変更および/または準備することができる。
ある態様では、基地局702は、ビーム変更と関連付けられるコマンド710(たとえば、ビーム変更コマンドまたは別の信号)をUE704に送信することができる。一態様では、基地局702は、MAC CEにコマンド710を含めることができる。別の態様では、基地局702は、DCIメッセージにコマンド710を含めることができる。別の態様では、基地局702は、RRCシグナリングを介してコマンド710をUE704に送信することができる。
基地局702は、基地局702とUE704との間の通信のために切替え先とすべきビーム720a-hを選択することができる。たとえば、基地局702は、UE704との通信が第4のビーム720dを通じて継続すべきであると判定することができる。基地局702は、選択された第4のビーム720dに対応するビームインデックスを決定することができる。基地局702は、少なくとも1つのチャネル上で選択された第4のビーム720dを通じて通信するための少なくとも1つのビームインデックスを示すことになるコマンド710を生成することができる。基地局702は、現在のサービングビーム720eから選択された第4のビーム720dにサービングビームを切り替えるために、コマンド710をUE704に送信することができる。
様々な態様では、基地局702は、コマンド710が適用可能であるチャネルを決定することができる。たとえば、基地局702は、個々のチャネルまたはチャネルのグループに対してビーム変更コマンドを決定することができる。一態様では、基地局702は、コマンド710が適用可能である少なくとも1つのチャネルをコマンド710を介して示すことができる。すなわち、基地局702は、コマンド710によって示されるビームインデックスに対応するチャネルを、コマンド710によって示すことができる。ある態様では、コマンド710は、基地局702によって決定される少なくとも1つのチャネルを含むチャネルのグループを示してもよい。
一態様では、コマンド710は、フォーマットによってチャネル(またはチャネルのグループ)を示すことができる。たとえば、基地局702はDCIメッセージとしてコマンド710を送信することができ、DCIメッセージのフォーマットは、コマンド710によって示される少なくとも1つのビームインデックスが適用可能であるチャネル(またはチャネルのグループ)を示すことができる。別の例によれば、コマンド710は、基地局702によりコマンド710がMAC CEに含められたことに基づいて、チャネル(またはチャネルのグループ)を示すことができる。たとえば、MAC CEにコマンド710を含めることは、UE704が、PDCCH、PDSCH、CSI-RS、PUCCH、PUSCH、および/またはSRSのためにコマンド710によって示されるビームインデックスへ切り替えるべきであることをUE704に対して示してもよい。
ある態様によれば、基地局702は、複数のビームインデックスを示すようにコマンド710を生成することができる。一態様では、基地局702は、1つまたは複数のチャネルを示すようにコマンド710を生成することができる。一態様では、基地局702は、複数のビームインデックスの各ビームインデックスが適用可能である対応するチャネルを示すようにコマンド710を生成することができる。すなわち、基地局702は、複数のビームインデックスおよび複数のチャネルを示すようにコマンド710を生成することができ、コマンド710は、複数のビームインデックスの各ビームインデックスのために対応するチャネル(またはチャネルグループ)を示すことができる。
一例によれば、基地局702は、現在のサービングビーム720eがチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)および/またはBBRSのために変更されるべきであるが、他のダウンリンクおよび/またはアップリンクビーム720a-hは変更されないままであるべきであると判定することができる。たとえば、基地局702は、CSI-RSおよび/またはBRRS以外の他のチャネルに対する現在のサービングビーム720eを通じて通信を継続し、CSI-RSおよび/またはBRRS上で搬送される通信のために選択された第4のビーム720dに切り替えることができる。
別の例では、基地局702は、PDCCHおよび/またはPDSCHが通信される際に用いられる少なくとも1つのビームが少なくとも選択された第4のビーム720dに切り替えられるべきであると判定するが、少なくとも現在のサービングビーム720eを通じてアップリンク通信を継続することができる。
第3の例では、基地局702は、現在のサービングビーム720eがアップリンク通信(たとえば、PUSCH、PUCCH、およびSRSチャネルを含む)のために選択された第4のビーム720dに変更されるべきであると判定するが、たとえば相互性を想定できないとき、ならびに/または、基地局702にスケジューリングおよび/もしくは多重化の柔軟性をもたらすためにダウンリンク通信(たとえば、PDSCH、PDCCH、CSI-RS、およびBRRSを含む)のための現在のサービングビーム720eで継続することができる。
本開示は、1つのビーム(たとえば、現在のサービングビーム720eおよび選択された第4のビーム720d)での通信を示すが、チャネル上の通信は2つ以上のビームを通じて行われてもよいことが理解されるであろう。
UE704は、コマンド710を基地局702から受信することができる。コマンド710に応答して、UE704は、コマンド710によって示される少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じて、基地局702と少なくとも1つのチャネル上で通信する。たとえば、UE704は、コマンド710を受信した後で、UE704における現在のサービングビーム720eを選択された第4のビーム720dに切り替えることができる。したがって、UE704は、選択された第4のビーム720dを通じて基地局702と通信することができる。
一態様では、UE704は、シンボルまたはサブフレームに相当してもよい所定の時間にビームを切り替えることができる。UE704は、コマンド710に基づいて時間(たとえば、サブフレーム)を決定することができる。たとえば、基地局702がMAC CEにコマンド710を含めるとき、UE704は、サブフレームn+kbeamswitch-delay-macの最初に、現在のサービングビーム720eを通じた通信から選択された第4のビーム720dへ切り替えると判定することができ、nはMAC CEと関連付けられるHARQ-ACK送信に使用されるサブフレームであり、kbeamswitch-delay-macは14に等しい。
別の例によれば、UE704は、DCIメッセージにおいてコマンド710を受信することができる。DIメッセージにおいてコマンド710を受信したことに応答して、UE704は、サブフレームn+kbeamswitch-delay-dicの最初に、現在のサービングビーム720eから選択された第4のビーム720dへ切り替えることができ、nはBSI報告(たとえば、BSI報告642)の送信に使用されるサブフレームであり、kbeamswitch-delay-dicは11に等しい。
ある態様によれば、コマンド710は、要求640などのBSI報告に対する基地局702からの要求を含んでもよい。BSI報告に対する要求は、DCIメッセージを介して通信されてもよい。そのような態様では、基地局702は、UE704がビームを切り替えるべきであることを示すために、DCIメッセージのフィールド(たとえば、ビーム切替え指示フィールド)を"1"などの所定の値に設定し、UE704が現在のサービングビーム720eを使用して通信を続けるべきであることを示すために"0"に設定することができる。基地局702が、ビーム切替えコマンドを示す所定の値にDCIメッセージのフィールドを設定することによってコマンド710を示すとき、UE704は、UE704がBSI報告(たとえば、BSI報告642)によって示される第1のビームに切り替えるべきであると判定することができる。
現在のサービングビーム720eを、コマンド710によって示される選択された第4のビーム720dに切り替えた後で、UE704および基地局702は、選択された第4のビーム720dを通じて少なくとも1つのチャネル上で通信することができる。したがって、UE704による通信のための選択された第4のビーム720dに対応するビームインデックスは、基地局702による通信のための選択された第4のビーム720dに対応するビームインデックスと一致してもよい。
図8を参照すると、ワイヤレス通信システム800の図が示される。基地局802は、基地局702、基地局602、基地局502、基地局310、基地局102、mmW基地局180、および/または別の基地局の態様であってもよい。UE804は、UE704、UE604、UE504、UE350、UE104、UE182、および/または別のUEの態様であってもよい。
図示される態様では、基地局802は、BRS送信のために最大で8個のアンテナポートを含んでもよい。様々な態様では、基地局802は、(たとえば、図5A〜図5G、図6、および/または図7に関して説明されるように)1つまたは複数のBRS812a-hをUE804に送信することができる。各BRS812a-hは、それぞれのビーム820a-hを通じて通信されてもよい。たとえば、基地局802は、第1のBRS812aが関連付けられる第1のビーム820aを通じて、第1のBRS812aを送信することができる。UE804は、ビーム820a-hのそれぞれ1つと関連付けられるBRS812a-hを定期的に測定することを通じて、1つまたは複数のビーム820a-hを追跡することができる。ある態様では、BRS812a-hの送信期間は、ePBCHなどのPBCH上のインジケータによって設定されてもよい。送信期間は、BRS812a-hがそれを通じて送信されるビーム820a-hを掃引するための時間と関連付けられてもよい。
態様では、UE804は、ビーム820a-hのセットを通じて、BRS812a-hのセットを受信することができる。各BRS812a-hは、BRS812a-hがそれを通じて送信されるビーム820a-hに対応するビームインデックスに対応してもよい。UE804は、各BRS812a-hの信号品質を測定することができ、各々の測定された信号品質はビームのセットのうちのビーム820a-hに対応してもよい。たとえば、UE804は、第3のBRS812c、第4のBRS812d、第5のBRS812e、および第6のBRS812fの信号品質を測定することができ、これらはそれぞれ第3のビーム820c、第4のビーム820d、第5のビーム820e、および第6のビーム820fに対応する。態様では、UE804はBRS812a-hの各々を受信しないことがある。
一態様では、UE804は、受信電力を決定することによって信号品質を測定することがある。一態様では、信号品質はBRSRPに相当することがある。たとえば、UE804は、dBおよび/またはdBmでBRSRPを測定することがある。他の態様では、UE804は、RQ、SIR、SINR、RSRP、RSRQ、RSSI、または別の尺度などの別の値として信号品質を測定することができる。
ある態様では、UE804は、ビーム820a-hを通じて受信されるBRS812a-hに対する最良の測定された信号品質のセットに対応するビームインデックス候補830のセットを保持することができる。たとえば、最良の測定された信号品質は、最高の決定された受信電力(たとえば、最高の決定されたBRSRP)に相当してもよい。ビームインデックス候補830のセットの中のビームインデックス候補の数Nは、あらかじめ決定されていることがある(たとえば、Nは4に等しいことがある)。ある態様では、UE804は、UE804がN個のビームの信号品質を測定することが不可能であるとき、ヌル値を記録することができる。たとえば、Nが4に等しく、UE804が第4の信号品質を測定することが不可能である場合、UE804は、ビームインデックス候補830のセットにおいてヌル値を記録することができる。UEは、ビームインデックス候補830のセットをBRSRPの降順で並べ替えることができる。
態様によれば、基地局802は、UE804が基地局802に送信すべきBSI報告の数を決定することができる。たとえば、基地局802は、サービングビームであってもよい第2のビーム820bを通じて、UE804と通信することができる。基地局802は、通信が異なるビームを通じて行われるべきであること、および/または(たとえば、サービングビームの障害、サービングビームの出力および/または品質の劣化などに備えて)今後のUE804との通信のために使用されてもよい代替の(たとえば、候補の)ビームを示す情報を基地局802が記憶すべきであることを決定することができる。したがって、基地局802は、UE804がBSI報告を基地局802に送信することを要求することができる。
基地局802は、0個の、1個の、または1個よりも多く(たとえば、2個または4個)のBSI報告がUE804によって基地局に送信されるべきであると判定することができる。したがって、基地局802は、UE804によって基地局802に送信されるべきBSI報告の数X(たとえば、0、1、2、または4)を示すメッセージ840を、UE804に送信することができる。
様々な態様では、基地局802は、BSI報告を要求するメッセージ840をUE804に送信することができる。一態様では、メッセージ840は2ビットのメッセージであってもよい。一態様では、メッセージ840はDCIメッセージに含まれることがあり、またはそれにより示されることがある。メッセージ840は、アップリンクDCIメッセージに、またはダウンリンクDCIメッセージに含まれることがある。さらに、メッセージ840は、複数のDCIフォーマットのうちの1つであってもよい。別の態様では、メッセージ840はランダムアクセス応答(RAR)メッセージ(たとえば、MSG2 412、アップリンクグラントなど)に含まれる場合がある。別の態様では、基地局802は、RRCシグナリングを介してメッセージ840をUE804に送信することができる(たとえば、基地局802はRRCメッセージとしてメッセージ840を送信することができる)。
様々な態様によれば、UE804は、少なくとも1つのビームインデックスを示すBSI報告842を基地局802に送信することができる。ある態様では、BSI報告842は、ビームインデックス(たとえば、ビームインデックス832)および対応する測定信号品質(たとえば、ビーム820を通じて受信されるBRS812a-hに対して測定されるBRSRP834)を含むBSI報告であってもよい。ある態様では、UE804は、基地局802から受信されたメッセージ840(たとえば、要求)に応答して、BSI報告842を送信することができる。
図示される態様では、UE804は、ビーム820a-hに対応するBRS812a-hに対するBRSRP834を決定したことに基づいて、ビームインデックス候補の数N(たとえば、Nは4に等しいことがある)を決定することができる。たとえば、UE804は、第3のビーム820cに対応する第3のBRS812cに対する第3のBRSRP834c、第4のビーム820dに対応する第4のBRS812dに対する第4のBRSRP834d、第5のビーム820eに対応する第5のBRS812eに対する第5のBRSRP834e、および第6のビーム820fに対応する第6のBRS812fに対する第6のBRSRP834fを測定することができる。
UE804は、ビームインデックス候補830のセットに、BRS812c-fに対するBRSRP834c-fおよびそれぞれの対応するビームインデックス832c-fを記憶することができる。UE804は、対応するBRSRP834c-fに基づいてビームインデックス832c-fを並べ替えることによって、ビームインデックス候補830のセットを保持することができる。たとえば、ビームインデックス832c-fは、「最良の」(たとえば、最高の)対応するBRSRP834c-fによって並べ替えられてもよい。そのような例では、第5のビームインデックス832eに対応する第5のBRSRP834eが最高のBRSRPであってもよいので、ビームインデックス候補830のセットに最初に記憶されてもよい。第6のビームインデックス832fに対応する第6のBRSRP834fは2番目に高いBRSRPであってもよいので、ビームインデックス候補830のセットに2番目に記憶され、以下同様であってもよい。
BSI報告を要求するメッセージ840に基づいて、UE804は、基地局802に送信すべきBSI報告842の数Xを決定することができる。各BSI報告842は、BRS812a-hがそれを通じて受信されるビーム820a-hと関連付けられる、少なくともビームインデックス(たとえば、ビームインデックス832)および受信電力(たとえば、BRSRP834)を含んでもよい。
態様によれば、UE804は、BSIを要求するメッセージ840に基づいて、基地局802に送信すべきBSI報告842の数Xを決定することができる。一態様では、数Xは0以上であってもよいが、UEによって保持されるビームインデックス候補の数N以下であってもよい。ある態様では、UE804は、メッセージ840のタイプに基づいて数Xを決定することによって、メッセージ840に基づいて数Xを決定することができる。メッセージのタイプは、たとえばDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)、RARメッセージ(たとえば、MSG2 412、RARグラント、または別のアップリンクグラントなど)、または別のタイプのメッセージであってもよい。
一態様では、UE804は、メッセージ840がDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)であるとき、基地局802に送信すべきBSI報告842の数Xが1であると判定することができる。たとえば、UE804がダウンリンクDCIメッセージにおいてメッセージ840を受信するとき、UE804は、1つのBSI報告842が基地局802に送信されるべきであると判定することができる。
一態様では、基地局802は、BSI報告842を搬送することになるチャネルに対する時間および/または周波数のリソースの指示をメッセージ840に含めてもよい。したがって、UE804は、メッセージ840に基づいて、BSI報告842を搬送すべきチャネルに対する時間および/または周波数のリソースを決定することができる。
ある態様では、UE804は、メッセージ840(たとえば、メッセージ840のタイプ)に基づいて、BSI報告842を搬送すべきチャネルを決定することができる。たとえば、UE804は、メッセージ840がDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)であるとき、PUCCH(たとえば、拡張PUCCH(ePUCCH)、xPUCCHなど)がBSI報告842を搬送すべきであると判定することができる。
一態様によれば、UE804は、BSI報告842を搬送すべきチャネルに基づいて、送信すべきBSI報告の数Xを決定することができる。たとえば、UE804は、(たとえば、メッセージ840に基づいて)UE804がPUCCH上でメッセージを送信すべきであると判定することができる。したがって、UE804は、PUCCHがBSI報告842を搬送すべきであるとの判定に基づいて、UE804がPUCCH上で1つのBSI報告842を送信すべきであると判定することができる。
ある態様では、UE804が1つのBSI報告を送信すべきであるとUE804が決定するとき、UE804は、ビームインデックス候補830のセットの中の最高のBRSRP834に対応するビームインデックス832を示すBSIを含むBSI報告を送信することができる。たとえば、UE804は、第5のビーム820eを通じて受信される第5のBRS812eが最高のBRSRP834eを有すると判定することができる。したがって、UE804は、第5のビーム820eに対応する第5のビームインデックス832eを含み第5のビームインデックス832eに対応する第5のBRSRP834eをさらに含む1つのBSI報告842を送信することができる。
別の態様では、UE804は、メッセージ840がRARメッセージ(たとえば、MSG2 412、アップリンクグランドなど)であるとき、基地局802に送信すべきBSI報告842の数Xが1つまたは複数であると判定することができる。RARメッセージは、アップリンクグラントを示してもよい。別の態様では、別のアップリンクグラントは、アップリンクDCIメッセージを通じて示されてもよい。たとえば、UE804がRARメッセージにおいてメッセージ840を受信するとき、UE804は、1つまたは複数のBSI報告842が基地局802に送信されるべきであると判定することができる。別の例では、UE804がアップリンクDCIメッセージにおいてメッセージ840を受信するとき、UE804は、1つまたは複数のBSI報告842が基地局802に送信されるべきであると判定することができる。
一態様では、基地局802は、BSI報告842を搬送することになるチャネルに対する少なくとも1つの時間および/または周波数のリソースの指示をメッセージ840に含めてもよい。たとえば、UE804は、コンテンションに基づくRACH手順を通じて許可される(たとえば、RARまたはMSG2 412を通じて許可される)、コンテンション要求メッセージ(たとえば、MSG3 414)と関連付けられる1つまたは複数のアップリンクリソース上でBSI報告842を送信することができる。したがって、UE804は、メッセージ840に基づいて、1つまたは複数のBSI報告842を搬送すべきチャネルに対する少なくとも1つの時間および/または周波数のリソースを決定することができる。
ある態様では、UE804は、メッセージ840に基づいて(たとえば、メッセージ840のタイプに基づいて)、1つまたは複数のBSI報告842を搬送すべきチャネルを決定することができる。たとえば、UE804は、メッセージ840がRARメッセージ(たとえば、アップリンクDCIメッセージなどのMSG2 412またはアップリンクグラント)に含まれるとき、PUSCH(たとえば、拡張PUSCH(ePUSCH)、xPUSCHなど)がBSI報告842を搬送すべきであると判定することができる。
一態様によれば、UE804は、BSI報告842を搬送すべきチャネルに基づいて、送信すべきBSI報告の数Xを決定することができる。たとえば、UE804は、(たとえば、メッセージ840に基づいて)UE804がPUSCH上でメッセージを送信すべきであると判定することができる。したがって、UE804は、PUSCHがBSI報告842を搬送すべきであるとの判定に基づいて、UE804がPUSCH上で1つより多く(たとえば、2つ)のBSI報告842を送信すべきであると判定することができる。
一態様では、基地局802は、送信されるべきBSI報告842の数Xの指示をメッセージ840に含めてもよい。たとえば、UE804は、メッセージ840に含まれる数Xの指示に基づいて、1つのBSI報告842を送信するか、2つのBSI報告842を送信するか、または4つのBSI報告842を送信するかを決定することができる。たとえば、メッセージ840がアップリンクDCIメッセージに含まれるとき、アップリンクDCIメッセージは、0個、2個、または4個のBSI報告が送信されるべきであることを示してもよい。
ある態様では、UE804が送信すべきBSI報告842の数Xを決定するとき、UE804は、ビームインデックス候補830のセットの中の大きい方からX個のBRSRP834に対応するX個のビームインデックス832に対するX個のBSI報告842を送信することができる。たとえば、UE804は、メッセージ840に基づいて、4つのBSI報告842が基地局802によって要求されると判定することができる。したがって、UE804は、第5のビーム820eを通じて受信される第5のBRS812eが最高のBRSRP834eを有すること、第6のビーム820fを通じて受信される第6のBRS812fが2番目に高いBRSRP834fを有すること、第4のビーム820dを通じて受信される第4のBRS812dが3番目に高いBRSRP834dを有すること、および第3のビーム820cを通じて受信される第3のBRS812cが4番目に高いBRSRP834cを有することを決定することができる。したがって、UE804は4つのBSI報告842を送信することができ、そのうちの1番目は、第5のビームインデックス832eおよび第5のBRSRP834eを含むことがあり、そのうちの2番目は、第6のビームインデックス832fおよび第6のBRSRP834fを含むことがあり、そのうちの3番目は、第4のビームインデックス832dおよび第4のBRSRP834dを含むことがあり、そのうちの4番目は、第3のビームインデックス832cおよび第3のBRSRP834cを含むことがある。ある態様では、BSI報告842は、BRSRP834の降順で並べ替えられてもよい。
基地局802は、1つまたは複数のBSI報告842を受信してもよい。BSI報告842に基づいて、基地局802は、UE804と通信する際に用いるビーム820a-hを選択することができる。たとえば、基地局802は、少なくとも1つのBSI報告842によって示されるように最高のBRSRP834eを有する第5のビームインデックス832eに対応する第5のビーム820eを選択することができる。ある態様では、基地局802は、たとえば選択されたビーム(たとえば、第5のビーム820e)を通じた通信が失敗した場合、BSI報告842に基づいて別のビーム(たとえば、第6のビーム820f)を選択することができる。
図9を見ると、ワイヤレス通信システム900の図が示される。基地局902は、基地局802、基地局702、基地局602、基地局502、基地局310、基地局102、mmW基地局180、および/または別の基地局の態様であってもよい。UE904は、UE804、UE704、UE604、UE504、UE350、UE104、UE182、および/または別のUEの態様であってもよい。
図示される態様では、基地局902は、BRS送信のために最大で8個のアンテナポートを含んでもよい。様々な態様では、基地局902は、(たとえば、図5A〜図5G、図6、図7、および/または図8に関して説明されるように)1つまたは複数のBRS912a-hをUE904に送信することができる。各BRS912a-hは、それぞれのビーム920a-hを通じて通信されてもよい。たとえば、基地局902は、第1のBRS912aが関連付けられる第1のビーム920aを通じて、第1のBRS912aを送信することができる。UE904は、ビーム920a-hのそれぞれ1つと関連付けられるBRS912a-hを定期的に測定することを通じて、1つまたは複数のビーム920a-hを追跡することができる。ある態様では、BRS912a-hの送信期間は、ePBCHなどのPBCH上のインジケータによって設定されてもよい。送信期間は、BRS912a-hがそれを通じて送信されるビーム920a-hを掃引するための時間と関連付けられてもよい。
態様では、UE904は、ビーム920a-hのセットを通じて、BRS912a-hのセットを受信することができる。各BRS912a-hは、BRS912a-hがそれを通じて送信されるビーム920a-hに対応するビームインデックスに対応してもよい。UE904は、各BRS912a-hの信号品質を測定することができ、各々の測定された信号品質はビームのセットのうちのビーム920a-hに対応してもよい。たとえば、UE904は、第3のBRS912c、第4のBRS912d、第5のBRS912e、および第6の912fの信号品質を測定することができ、これらはそれぞれ第3のビーム920c、第4のビーム920d、第5のビーム920e、および第6のビーム920fに対応する。態様では、UE904はBRS912a-hの各々を受信しないことがある。
一態様では、UE904は、受信電力を決定することによって信号品質を測定することがある。一態様では、信号品質はBRSRPに相当することがある。たとえば、UE904は、dBおよび/またはdBmでBRSRPを測定することがある。他の態様では、UE904は、RQ、SIR、SINR、RSRP、RSRQ、RSSI、または別の尺度などの別の値として信号品質を測定することができる。
ある態様では、UE904は、基地局902との通信のためにビーム920a-hを選択することができる。たとえば、UE904は第5のビーム920eを選択することができる。UE904は、アップリンクおよび/またはダウンリンク通信の一方または両方のためにこの第5のビーム920eを選択することができる。UE904は、第5のBRS912eに対して測定された信号品質に基づいて、かつ/またはリソース情報(たとえば、システム情報として基地局902によってブロードキャストされてもよい時間および/または周波数リソース情報)に基づいて第5のビーム920eを選択することができる。UE904は、たとえば第5のビーム920eに対応する第5のBRS912eに対して測定された信号品質および/またはリソース情報(たとえば、時間(たとえば、サブフレーム)および/または周波数を示してもよい時間および/または周波数リソース情報)に基づいて基地局902が第5のビーム920eを通じてUE904と通信してもよいと予期または推定してもよいので、第5のビーム920eを選択することができる。
UE904は、RACH手順(たとえば、第1のRACH手順940、第2のRACH手順942など)を試行することができる。RACH手順は、図4Aまたは図4Bに関して説明された様々な動作を含んでもよい。たとえば、UE904は、ランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1 410)などの1つまたは複数のRACHメッセージを送信することによって、RACH手順(たとえば、コンテンションに基づくRACH手順)を試行することができる。UE904は、RAR(たとえば、MSG2 412)に応答した接続要求(たとえば、MSG3 414)などの別のRACHメッセージを送信するときにRACH手順を依然として試行していることがある。
UE904は、試行されたRACH手順の間にUE904がコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4 416)を受信および/または復号することに失敗したとき、試行されたRACH手順が失敗したと判定することができる。拡張として、UE904は、試行されたRACH手順の間にUE904が接続要求(たとえば、MSG 413)を送信することもコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4 416)を受信することもしないので、UE904がRAR(たとえば、MSG2 412)を受信することに失敗するとき、試行されたRACH手順が失敗したと判定する。ある態様では、UE904は、UE904がコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4 416)を受信するとき、(たとえば、コンテンション解決メッセージに基づいて)UEがセルRNTI(C-RNTI)を取得するとき、UE904がRRC接続準備メッセージを受信して復号するとき、および/またはUE904がRACH手順の後にネットワークと同期するとき、RACH手順が成功裏に完了したと判定することができる。
ある態様では、UE904は、選択された第5のビーム920eを通じて基地局902との第1のRACH手順940を試行することができる。たとえば、UE904は、選択された第5のビーム920eを通じてランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1 410)を送信することができる。しかしながら、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したと判定することができる。たとえば、UE904は、RAR(たとえば、MSG2 412)またはコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4 416)を受信することに失敗することがある。
試行された最初のRACH手順940に基づいて、UE904は、最初のRACH手順940が失敗したことを示す情報を決定することができる。UE904はこの決定された情報を記憶することができる。一態様では、最初のRACH手順940が失敗したことを示す情報は、選択された第5のビーム920eに対応するビームインデックスおよび/または第5のビーム920eを通じて受信された第5のBRS912eに対して測定される信号品質(たとえば、BRSRP)などの選択された第5のビーム920eと関連付けられる情報を含んでもよい。別の態様では、第1のRACH手順940が失敗したことを示す情報は、RACHメッセージ(たとえば、ランダムアクセスプリアンブルまたはMSG1 410)が選択された第5のビーム920eを通じてその間に送信されるサブフレームおよび/またはシンボルの指示(たとえば、サブフレームインデックスおよび/またはシンボルインデックス)を含んでもよい。
態様によれば、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したとの判定の後で第2のRACH手順942を試行することができる。UE904は、第2のRACH手順942が成功したと判定することができる。たとえば、UE904は、ランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1 410)を基地局402に送信することに成功してもよい。UE904は次いで、ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、基地局402からRAR(たとえば、MSG2 412)を受信することに成功してもよい。UE904は次いで、RARに基づいて、基地局402に接続要求メッセージ(たとえば、MSG3 414)を送信することに成功してもよい。UE904は次いで、接続要求メッセージに基づいて、基地局からコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4 416)を受信することに成功してもよい。UE904は、成功した第2のRACH手順942に基づいて、基地局902を含むネットワークと同期してもよい。
一態様では、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したとの判定の後で送信電力を上げることによって、第2のRACH手順942を試行することができる。UE904が第2のRACH手順942を実行するとき、UE904は、増大した送信電力で第2のRACH手順942の少なくとも一部分を実行することができる。たとえば、UE904は、第2のRACH手順942の間に、増大した送信電力でランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1 410)を送信することができる。
別の態様では、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したとの判定の後で基地局902と通信するための新しいビームを選択することによって、第2のRACH手順942を試行することができる。たとえば、UE904は第6のビーム920fを選択することができる。ある態様では、UE904は、第6のBRS912fに対して測定される信号品質に基づいて、新しい第6のビーム920fを選択することができる。一態様では、UE904は、リソース情報(たとえば、基地局902によってブロードキャストされてもよい少なくとも1つの時間および/または周波数リソース)に基づいて、新しい第6のビーム920fを選択することができる。UE904は、新しい第6のビーム920fを通じて、基地局902との第2のRACH手順942の少なくとも一部分を実行することができる。たとえば、UE904は、新しい第6のビーム920fを通じてランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1 410)を送信することができる。
様々な態様によれば、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したことを示す情報944を基地局902に送信することができる。情報944は、選択された第5のビーム920eに対応するビームインデックス、第5のBRS912eに対して測定される信号品質、UE904が選択された第5のビーム920eを使用したサブフレームインデックス、UE904が選択された第5のビーム920eを使用したシンボルインデックスなどのUE904によって決定される情報を含んでもよい。
一態様では、UE904は、BSI報告(たとえば、BSI報告842)において情報944を送信することができる。情報944は、それを通じた第1のRACH手順940が失敗した、選択された第5のビーム920eに対応するビームインデックスを示してもよい。図8の状況では、UE904は、選択された第5のビーム820e/920eに対応する第5のビームインデックス832eを含むBSI報告842を送信することができ、選択された第5のビーム820e/920eを使用して第1のRACH手順940が失敗したことを示す情報944を送信することができる。たとえば、基地局902は、第2のRACH手順942の間に受信されるRARメッセージであるメッセージ840を使用してUE904によるBSI報告を誘因することができる。それに応答して、UE904は、第5のビームインデックス832e(および第5のBRSRP834e)を含むBSI報告842を送信することができるが、第5のビームインデックス832eに対応する選択された第5のビーム820e/920eを使用して第1のRACH手順940が失敗したことを示すことができる。
ある態様によれば、UE904は、ビームインデックス候補のセットから選択された第5のビーム920eに対応するビームインデックスを除くことができる。図6の状況では、たとえばUE904は、ビームインデックス候補630のセットから第5のビーム620e/920eに対応する第5のビームインデックスを除くことができる。UE904は、たとえばBRSRPが別のビーム920a-hに対応する別のBRS912a-hに対して測定される場合、ビームインデックス候補630のセットに別のビーム920a-hに対応する別のビームインデックスを含めることができる。
様々な態様では、基地局902は、第1のRACH手順940が失敗したことを示す情報を受信することができ、UE904との通信のためにこの情報944を使用することができる。一態様では、基地局902は、たとえば1つまたは複数のビームを通じたアップリンク/ダウンリンクの相互性がUE904との通信について得られないとき、異なるビーム(たとえば、新しい第6のビーム920f)を通じてUE904とのアップリンク通信またはダウンリンク通信をスケジューリングすることができる。たとえば、基地局902は、UE904とのアップリンク通信またはダウンリンク通信のための失敗したRACH手順940と関連付けられるビームインデックスとは異なるビームに対応する異なるビームインデックスを決定することができる。別の態様では、基地局902は、UE904とのアップリンク通信またはダウンリンク通信と関連付けられるビームインデックス候補のセットから情報944によって示されるビームインデックスを除くことができる。
図9は1つの失敗したRACH手順940を示すが、複数のRACH手順が失敗するときに同様の動作が実行されてもよい。したがって、UE904は、各RACH手順が失敗したことを示す情報944と同様に、情報を基地局902に送信することができる。たとえば、UE904は、各々の失敗したRACH手順のために使用される各ビームのそれぞれのビームインデックスを送信することができる。
図10は、様々な態様によるワイヤレス通信システム1000の態様を示す。基地局1002は、基地局902、基地局802、基地局702、基地局602、基地局502、基地局310、基地局102、mmW基地局180、および/または別の基地局の態様であってもよい。UE1004は、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE350、UE104、UE182、および/または別のUEの態様であってもよい。
図示される態様では、基地局1002は、BRS送信のために最大で8個のアンテナポートを含んでもよい。様々な態様では、基地局1002は、(たとえば、図5A〜図5G、図6、図7、および/または図8に関して説明されるように)1つまたは複数のBRS1012a-hをUE1004に送信することができる。各BRS1012a-hは、それぞれのビーム1020a-hを通じて通信されてもよい。たとえば、基地局1002は、第1のBRS1012aが関連付けられる第1のビーム1020aを通じて、第1のBRS1012aを送信することができる。UE1004は、ビーム1020a-hのそれぞれ1つと関連付けられるBRS1012a-hを定期的に測定することを通じて、1つまたは複数のビーム1020a-hを追跡することができる。ある態様では、BRS1012a-hの送信期間は、ePBCHなどのPBCH上のインジケータによって設定されてもよい。送信期間は、BRS1012a-hがそれを通じて送信されるビーム1020a-hを掃引するための時間と関連付けられてもよい。
態様では、UE1004は、ビーム1020a-hのセットを通じて、BRS1012a-hのセットを受信することができる。各BRS1012a-hは、BRS1012a-hがそれを通じて送信されるビーム1020a-hに対応するビームインデックスと関連付けられてもよい。UE1004は、各BRS1012a-hの信号品質を測定することができ、各々の測定された信号品質はビームのセットのうちのビーム1020a-hに対応してもよい。たとえば、UE1004は、第3のBRS1012c、第4のBRS1012d、第5のBRS1012e、および第6のBRS1012fの信号品質を測定することができ、これらはそれぞれ第3のビーム1020c、第4のビーム1020d、第5のビーム1020e、および第6のビーム1020fに対応する。態様では、UE1004はBRS1012a-hの各々を受信しないことがある。
一態様では、UE1004は、受信電力を決定することによって信号品質を測定することがある。一態様では、信号品質はBRSRPに相当することがある。たとえば、UE1004はdBおよび/またはdBmでBRSRPを測定することがある。他の態様では、UE1004は、RQ、SIR、SINR、RSRP、RSRQ、RSSI、または別の尺度などの別の値として信号品質を測定することができる。
ある態様では、UE1004は、第5のビーム1020eを通じて基地局1002とのRACH手順1040を試行することができる。たとえば、UE1004は第5のビーム1020eを通じてランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1 410)を送信することができ、基地局1002はランダムアクセスプリアンブルに基づいてRAR(たとえば、MSG2 412)をUE1004に送信することができ、UE1004はRARに基づいて接続要求メッセージ(たとえば、MSG3 414)を基地局1002に送信することができる。
基地局1002は、UE1004との通信がビーム1020a-hのサービングビームを通じて行われるべきであると判定することができる。たとえば、基地局1002は第6のビーム1020fを選択することができ、これは、RACH手順1040の少なくとも一部分がそれを通じて行われるビームとは異なることがある。したがって、基地局1002は、基地局1002が、たとえばUE1004にビーム変更コマンドを送信することによって第6のビーム1020fに対応するビームインデックスをUE1004に知らせるべきであると判定することができる。
ビーム変更コマンドは、ビーム1020a-hのそれぞれ1つに対応する少なくともビームインデックスを含んでもよい。様々な態様では、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042(たとえば、MSG4 416)にビーム変更コマンドを含めることができ、コンテンション解決メッセージ1042は、RACH手順1040の間にUE1004から受信される接続要求メッセージ(たとえば、MSG3 414)に応答したものであってもよい。言い換えると、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に、基地局1002とUE1004との間の通信がそれを通じて行われるべきビーム1020a-hのうちの1つに対応する少なくともあるビームインデックスの指示を含めてもよい。
コンテンション解決メッセージ1042は2つ以上のUEによって受信されてもよいので、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドがUE1004に適用可能であることを示してもよい。一態様では、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドが、UE1004と関連付けられるRNTI(たとえば、RACH手順1040の一部分の間に決定されるRNTI)を使用してコンテンション解決メッセージの少なくとも一部分をスクランブルすることによって、UE1004に適用可能であることを示してもよい。
一態様では、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドは、ビーム変更コマンドが適用可能である1つまたは複数のチャネルの指示を含んでもよい。たとえば、基地局1002は、UE1004との通信が1つまたは複数のアップリンクチャネルまたは1つまたは複数のダウンリンクチャネルのために第6のビーム1020fを通じて行われるべきであると判定することができる。したがって、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドが1つまたは複数のチャネルに適用可能であることをコンテンション解決メッセージ1042において示してもよい。
UE1004は、たとえばRACH手順1040の間に、コンテンション解決メッセージ1042を受信することができる。説明されるようにコンテンション解決メッセージ1042は、ビームに対応する少なくともあるビームインデックス(たとえば、ビーム変更コマンド)を含んでもよい。
UE1004は、ビームインデックスがUE1004に適用可能であるかどうかを判定することができる。すなわち、UE1004は、第6のビーム1020fなどの別のビームを通じて基地局1002と通信するように基地局1002がUE1004に命令しているかどうかを判定することができる。一態様では、UE1004は、UE1004と関連付けられるRNTIに基づいて、コンテンション解決メッセージ1042を復号することを試行することによって、ビームインデックスがUEに適用可能であるかどうかを判定することができる。UE1004がUE1004と関連付けられるRNTIに基づいてコンテンション解決メッセージ1042を成功裏に復号することが可能である場合、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042によって示されるビーム変更コマンドがUE1004に適用可能であると判定することができる。
UE1004は、たとえばビーム変更コマンドにUE1004が肯定応答することを示すために、コンテンション解決メッセージ1042に基づいてACK/NACK情報を基地局1002に提供することができる。ある態様では、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドがUE1004に適用可能であるとの判定に基づいて、肯定応答メッセージ1044を基地局1002に送信することができる。ある態様では、UE1004は、現在のビーム(たとえば、第5のビーム1020e)を通じて肯定応答メッセージ1044を送信することができる。
一態様では、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドがUE1004に適用可能ではないとの判定に基づいて、否定応答メッセージを基地局1002に送信するのを控えることができる。たとえば、UE1004がUE1004と関連付けられるRNTIに基づいてコンテンション解決メッセージ1042を復号することが可能ではない場合、UE1004は行動をとらないことがある。
基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に応答して、肯定応答メッセージがUE1004から受信されるかどうかを判定することができる。肯定応答メッセージが受信されていない(たとえば、所定の期間の間存在しない)ことを基地局1002が決定する場合、基地局1002は行動をとらないことがある。たとえば、基地局1002は、第5のビーム1020eなどの現在のサービングビームを通じて、UE1004との通信を継続することができる。
基地局1002がUE1004から肯定応答メッセージ1044を受信するとき、基地局1002は、肯定応答メッセージがUE1004から受信されること、およびUE1004がビーム変更コマンドを通知されていないことを決定することができる。したがって、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応するビーム(たとえば、第6のビーム1020f)を通じて通信することができる(1046)。
それに対応して、ビーム変更コマンドがUE1004に適用可能であるとUE1004が決定するとき、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042に含まれるビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応するビーム(たとえば、第6のビーム1020f)を通じて、基地局と通信することができる(1046)。ビーム変更コマンドは、ビーム変更コマンドが適用可能である1つまたは複数のチャネルの指示を含んでもよいので、UE1004は、ビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応するビーム(たとえば、第6のビーム1020f)を通じてビーム変更コマンドによって示される1つまたは複数のチャネル上で基地局1002と通信することができる(1046)(たとえば、他のチャネル上の他の通信は、現在のサービスしている第5のビーム1020eなどの別のビームを通じて行われてもよい)。
図11は、様々な態様によるワイヤレス通信システム1100の態様を示す。基地局1102は、基地局1002、基地局902、基地局802、基地局702、基地局602、基地局502、基地局310、基地局102、mmW基地局180、および/または別の基地局の態様であってもよい。UE1104は、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE350、UE104、UE182、および/または別のUEの態様であってもよい。
図示される態様では、基地局1102は、BRS送信のために最大で8個のアンテナポートを含んでもよい。様々な態様では、基地局1102は、(たとえば、図5A〜図5G、図6、図7、および/または図8に関して説明されるように)1つまたは複数のBRS1112a-hをUE1104に送信することができる。各BRS1112a-hは、それぞれのビーム1120a-hを通じて通信されてもよい。たとえば、基地局1102は、第1のBRS1112aが関連付けられる第1のビーム1120aを通じて、第1のBRS1112aを送信することができる。UE1104は、ビーム1120a-hのそれぞれ1つと関連付けられるBRS1112a-hを定期的に測定することを通じて、1つまたは複数のビーム1120a-hを追跡することができる。ある態様では、BRS1112a-hの送信期間は、ePBCHなどのPBCH上のインジケータによって設定されてもよい。送信期間は、BRS1112a-hがそれを通じて送信されるビーム1120a-hを掃引するための時間と関連付けられてもよい。
態様では、UE1104は、送信ビーム1120a-hのセットを通じて、BRS1112a-hのセットを受信することができる。各BRS1112a-hは、BRS1112a-hがそれを通じて送信されるビーム1120a-hに対応するビームインデックスと関連付けられてもよい。UE1104は、各BRS1112a-hの信号品質を測定することができ、各々の測定された信号品質はビームのセットのうちのビーム1120a-hに対応してもよい。たとえば、UE1104は、第3のBRS1112c、第4のBRS1112d、第5のBRS1112e、および第6のBRS1112fの信号品質を測定することができ、これらはそれぞれ第3のビーム1120c、第4のビーム1120d、第5のビーム1120e、および第6のビーム1120fに対応する。態様では、UE1104はBRS1112a-hの各々を受信しないことがある。
一態様では、UE1104は、受信電力を決定することによって信号品質を測定することがある。一態様では、信号品質はBRSRPに相当することがある。たとえば、UE1104は、dBおよび/またはdBmでBRSRPを測定することがある。他の態様では、UE1104は、RQ、SIR、SINR、RSRP、RSRQ、RSSI、または別の尺度などの別の値として信号品質を測定することができる。
一態様では、UE1104は、UE1104において受信ビーム1140a-hのセットを通じてBRS1112a-hのセットを受信することができる。たとえば、第6の送信ビーム1120fは第5の受信ビーム1140eと交差することができる。したがって、基地局1102によって送信される信号は、第6の送信ビーム1120fを通じて送信されることがあり、第5の受信ビーム1140eを通じて受信されることがある。
UE1104は、すべてのビーム1140a-hを同時にアクティブに保持しないことがある。様々な態様では、UE1104は、たとえばUE1104が受信ビーム1140a-hの1つまたは複数を通じて信号を受信できるとの判定に基づいて、ビーム1140a-hの1つまたは複数を生成するように構成されてもよい。加えて、基地局1102およびUE1104は等しい数のビームを有しないことがあり、たとえばUE1104は基地局1102との通信のために8つ未満のビームを有することがある。
ある態様では、UE1104は、基地局1102からビーム変更コマンド1142を受信することができる。たとえば、UE1104は、基地局1102から1つまたは複数のBRS1112a-hを受信することができる。UE1104は、UE1104が基地局1102から信号を受信することをそれを通じて予想できる受信ビーム1140a-hのセットのうちのある受信ビームを決定する(たとえば、選択または生成する)ことができる。たとえば、UE1104は、UE1104が基地局1102からそれを通じて信号を受信できる第4の受信ビーム1140dを決定することができる。UE1104は、たとえば第5の送信ビーム1120eおよび第4の受信ビーム1140dを通じて、基地局1102からビーム変更コマンド1142を受信することができる。
ある態様では、ビーム変更コマンド1142は、基地局1102の送信ビーム1120a-hのセットに対応する送信ビームインデックスのセットを示してもよい。たとえば、ビーム変更コマンド1142は、基地局1102の第6の送信ビーム1120fに対応する少なくとも第6のビームインデックスを示してもよい。送信ビームインデックスは、基地局1102によってビームを送信するための少なくともある送信方向を示してもよい。
一態様では、ビーム変更コマンド1142は、MAC CEにおいて受信されてもよい。別の態様では、ビーム変更コマンド1142は、DCIメッセージにおいて受信される。別の態様では、ビーム変更コマンド1142は、RRCシグナリングを介して受信されてもよい。一態様では、ビーム変更コマンド1142は、PDCCHにおいて搬送されてもよい。
UE1104は、ビーム変更コマンド1142によって示される送信ビームインデックスのセットを決定することができる。たとえば、ビーム変更コマンド1142が基地局1102の第6の送信ビーム1120fに対応する少なくとも第6のビームインデックスを示すと、UE1104が決定することができる。
送信ビームの決定されたセットに基づいて、UE1104は、UE1104の受信ビーム1140a-hに対応する受信ビームインデックスのセットを決定することができる。各受信ビームインデックスは、UE1104によって受信ビーム1140a-hのうちのある受信ビームを受信するための少なくともある受信方向を示してもよい。たとえば、UE1104は、UE1104の第5の受信ビーム1140eに対応する少なくとも第5の受信ビームインデックスを決定することができる。
UE1104は、任意の適切な手法で、ビーム変更コマンド1142によって示される送信ビームの決定されたセットに基づいて、受信ビームインデックスのセットを決定することができる。たとえば、UE1104は、送信ビーム1120a-hに対応する送信ビームインデックスを受信ビーム1120a-hに対応する受信ビームインデックスに対応付ける、マッピングを保持することができる。
一態様では、UE1104は、BRS1112a-hのセットの受信に基づいて、マッピングを埋めるように構成されてもよい。たとえば、UE1104は、基地局1102の第6の送信ビーム1120fを通じて第6のBRS1112fを受信することができる。UE1104は、第5の受信ビーム1140eを通じて第6のBRS1112fが受信されると判定することができる。したがって、UE1104は、第6の送信ビーム1120fに対応する第6の送信ビームインデックスが第5の受信ビーム1140eに対応する第5の受信ビームインデックスと対応付けられることを示すマッピングを保持することができる。
したがって、UE1104がビーム変更コマンド1142を受信するとき、UE1104は、基地局1102が明示的に受信ビームをUE1104にシグナリングすることなく、UE1104が基地局1102からそれを通じて信号を受信できるUE1104の受信ビーム1140a-hのうちの少なくとも1つを決定することができる(たとえば、基地局1102は、送信ビーム1120a-hのビームインデックスをUE1104に示すことによって、UE1104の適切な受信ビーム1140a-hを導き出すことができる)。たとえば、UE1104は、ビーム変更コマンド1142によって示される送信ビームインデックスに対応する受信ビームインデックスのセットを決定することができる。
ある態様では、UE1104は、受信ビームインデックスに対応する受信ビームに基づいて、基地局1102から通信を受信することができ、受信ビームインデックスは、ビーム変更コマンド1142に基づいて決定されてもよい。たとえば、UE1104は、ビーム変更コマンド1142によって示される第6の送信ビーム1120fに対応する送信ビームインデックスに基づいて、基地局1102からの通信が第5の受信ビーム1140eを通じて受信されてもよいと判定することができる。一態様では、UE1104は、たとえば第5の受信ビーム1140eが非アクティブである場合、第5の受信ビーム1140eを生成することができる。
UE1104は、基地局1102からビーム変更コマンド1142に基づいて決定された少なくとも1つの受信ビームを通じてBRRS1144を受信することができる。たとえば、UE1104は、第5の受信ビーム1140eに対応する第5の受信ビームインデックスを決定することができ、UE1104は、第5の受信ビーム1140eを通じてBRRS1144を受信することができる。
ある態様では、BRRS1144は通信のためのビーム精緻化に使用されることがあり、たとえばBRRSは、UE1104と基地局1102との間の通信のための「細かい」ビームペア(たとえば、送信ビーム1120fおよび受信ビーム1140eのビームペア)を決定するために、UE1104および基地局1102によって使用されることがある。BRRS1144は、1個、2個、5個、または10個のOFDMシンボルに及ぶことがあり、BRRSリソースの割振り、BRRS処理の指示、および/またはビーム精緻化処理の構成と関連付けられることがある。たとえば、図5A-Gにおいて説明されるようにUE1104は、BRRSの受信に基づいてビーム精緻化のためにBRIを報告することができる。
一態様では、UE1104は、1つまたは複数のそれぞれのシンボルインデックスに対応する1つまたは複数のシンボルにおいてBRRS1144を受信することができる。たとえば、1つまたは複数のシンボルインデックスはあらかじめ決定されている(たとえば、3GPPによって公表された1つまたは複数の規格によって定義される)ことがあり、UE1104にはそれらのあらかじめ決定されたシンボルインデックスが記憶されることがある。したがって、UE1104はそれらのシンボルインデックスにおいてBRRS1144を受信することができる。
別の態様では、ビーム変更コマンド1142は、BRRS1144が受信されることになる1つまたは複数のシンボルインデックスを示すことができる。たとえば、ビーム変更コマンド1142は、BRRS1144が第6の送信ビーム1120fを通じてサブフレームの第4のシンボルにおいて搬送されることを示すことができる。したがって、UE1104は、UE1104がサブフレームの第4のシンボルの間に第5の受信ビーム1140eを使用してBRRS1144の少なくとも一部分を受信すべきであると判定することができる(たとえば、UE1104は、サブフレームの第4のシンボルの間、第5の受信ビーム1140eを通じてアクティブに受信または聴取することができる)。
一態様では、UE1104は、異なる受信ビームを通じてBRRS1144の異なる部分を受信することができる。たとえば、UEは、ビーム変更コマンド1142に基づいて決定される第5の受信ビーム1140eを通じてBRRS1144のうちのBRRS1144の第1の部分(たとえば、最初のシンボルまたは最初の5個のシンボル)を受信することができ、第6の受信ビーム1140fを通じてBRRS1144のうちのBRRS1144の第2の部分(たとえば、2番目のシンボルまたは次の5個のシンボル)を受信することができ、このことはまた、ビーム変更コマンド1142(たとえば、ビーム変更コマンドに基づいて決定される受信ビームインデックスのセットに含まれる)に基づいて決定されることがある。
ある態様では、UE1104は、BRRS1144のシンボルに対応するシンボルインデックスを決定し、それらのシンボルインデックスに対応するビームインデックスを受信することができる。たとえば、ビーム変更コマンド1142は、第5の送信ビーム1120eおよび第6の送信ビーム1120fに対応する送信ビームインデックスの第1のセットを示してもよい。UE1104は、BRRS1144の第1の部分が第5の送信ビーム1120eを通じて受信されるべきであることと、BRRS1144の第2の部分が第6の送信1120fを通じて受信されるべきであることとを(たとえば、ビーム変更コマンド1142に基づいて、かつ/または所定のシンボルインデックスに基づいて)決定することができる。UE1104は、第5の送信ビーム1120eおよび第6の送信ビーム1120fのための送信ビームインデックスにそれぞれ対応する第4の受信ビーム1140dおよび第5の受信ビーム1140eを決定することができる。したがって、UE1104は、第4の受信ビーム1140dを通じてBRRS1144の第1の部分(たとえば、最初のシンボルまたは最初の5個のシンボル)を受信することができ、第5の受信ビーム1140eを通じてBRRS1144の第2の部分(たとえば、次のシンボルまたは次の5個のシンボル)を受信することができる。
ある態様では、UE1104は、ビーム変更コマンド1142によって示される送信ビームインデックスのセットに対応する基地局1102の送信ビームのセットを通じて(たとえば、第6の送信ビーム1120fを通じて)、BRRS1144を受信することができる。
別の態様では、UE1104は、ビーム変更コマンド1142によって示される送信ビームインデックスに対応する送信ビームとは異なる基地局の送信ビームのセットを通じて、BRRS1144を受信することができる。たとえば、UE1104は、第6の送信ビーム1120fに対応する送信ビームインデックスに基づいて第5の受信ビーム1140eを使用すると判定することがあるが、BRS1144は(たとえば、反射または障害物が原因で)第5の送信ビーム1120eを通じて送信されることがある。
図12は、ワイヤレス通信の方法1200のフローチャートである。方法1200は、UE1104、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE404、UE350、UE104、UE182、または別のUEなどのUEによって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置1902/1902'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1202において、UEは、サービングビームインデックスに対応するサービングビームを通じて基地局と通信することができる。たとえば、UEは、サービングビームインデックスに対応するサービングビームを通じて、少なくとも1つの信号を送信することができる。図7の状況では、UE704は、あるビームインデックスに対応してもよい第1のサービングビーム720eを通じて、基地局702と通信することができる。
動作1204において、UEは、ビーム変更コマンドを基地局から受信することができる。態様では、ビーム変更コマンドは、少なくとも1つのチャネル上で少なくとも1つのビームを通じて通信するための少なくともあるビームインデックスを示してもよい。態様では、少なくとも1つのビームインデックスの各ビームインデックスは、少なくとも1つのビームの対応するビームを通じて通信するための少なくともある方向を示す。図7の状況では、UE704は、基地局702からビーム変更コマンド710を受信することができる。
一態様では、ビーム変更コマンドはMAC CEにおいて受信される。別の態様では、ビーム変更コマンドは、DCIメッセージにおいて受信される。別の態様では、ビーム変更コマンドは、RRCシグナリングを介して受信される。
ある態様によれば、ビーム変更コマンドは、少なくとも1つのビームインデックスの各ビームインデックスに対して対応するチャネルを示してもよい。したがって、対応するチャネル上で搬送される通信は、ビーム変更コマンドによって示される少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じて行われてもよい。たとえば、ビーム変更コマンドは、少なくとも1つのビームインデックスが1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のダウンリンクチャネルに対応することを示してもよい。一態様では、UEは、DCIメッセージのDCIフォーマットに基づいて対応するチャネルを決定することができる。
一態様では、少なくとも1つのビームインデックスは複数のビームインデックスであることがあり、少なくとも1つのチャネルは複数のチャネルであることがある。そのような態様では、複数のビームインデックスの各ビームインデックスは、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルに対応するものとして示されてもよい。図7の状況では、UE704は、基地局702から各ビームインデックスに対応するチャネルを示すビーム変更コマンド710を受信することができる。
動作1206において、UEは、ビーム変更コマンドを受信した後で、ビーム変更コマンドによって示される少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームへとサービングビームから切り替えることができる。たとえば、UEは少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを選択することができ、UEは基地局との通信のために少なくとも1つのビームにサービングビームから変更することができる。図7の状況において、UE704は、ビーム変更コマンド710を受信した後で、第1のサービングビーム720eからビーム変更コマンド710によって示される少なくとも1つのビームインデックスに対応してもよい選択された第4のビーム720dへ切り替えることができる。
一態様では、UEは、所定の時間にビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームにサービングビームから切り替えることができる。一態様では、UEは、ビーム変更コマンドに基づいて所定の時間を決定することができる。たとえば、ビーム変更コマンドは、ビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームへとサービングビームからUEがそこで切り替えるべき、シンボルまたはサブフレームのうちの少なくとも1つを示してもよい。図7の状況において、UE704は、所定の時間(たとえば、ビーム変更コマンド710によって示されるシンボルまたはサブフレーム)に、第1のサービングビーム720eから選択された第4のビーム720dに切り替えることができる。
動作1208において、UEは、基地局との通信がビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じてその上で行われることになる少なくとも1つのチャネルを決定することができる。たとえば、UEは少なくとも1つのチャネル(たとえば、ビーム変更コマンドに基づいて)特定することができ、UEは少なくとも1つのチャネルを少なくとも1つのビームインデックスと関連付けることができる。一態様では、UEは、ビーム変更コマンドがDCIメッセージに含まれるとき、DCIフォーマットに基づいて少なくとも1つのチャネルを決定することができる。図7の状況において、UE704は、通信がビーム変更コマンド710によって示されるビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じてその上で行われることになる少なくとも1つのチャネルを決定することができる。
動作1210において、UEは、ビーム変更コマンドによって示されるビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じて、基地局と通信することができる。UEは、少なくとも1つのチャネル(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルまたは1つまたは複数のダウンリンクチャネル)上で、少なくとも1つのビームを通じて基地局と通信することができる。図7の状況では、UE704は、ビーム変更コマンド710によって示される少なくとも1つのビームインデックスに対応する選択された第4のビーム720dを通じて基地局702と通信することができる。UE704は、1つまたは複数のチャネル(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルまたは1つまたは複数のダウンリンクチャネル)上で、選択された第4のビーム720dを通じて基地局702と通信することができる。
図13は、ワイヤレス通信の方法1300のフローチャートである。方法1300は、UE1104、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE404、UE350、UE104、UE182、または別のUEなどのUEによって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置2102/2102'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1302において、UEは、ビームのセットを通じてBRSのセットを基地局から受信することができる。図6の状況では、UE604は、基地局602からビーム620a-hのセットを通じてBRS612a-hのセットを受信することができる。たとえば、UE604は、第3のビーム620cを通じて第3のBRS612cを、第4のビーム620dを通じて第4のBRS612dを、第5のビーム620eを通じて第5のBRS612eを、第6のビーム620fを通じて第6のビーム612fを受信することができる。
動作1304において、UEは、BRSのセットの各BRSのそれぞれの信号品質を測定することができる。たとえば、UEはBRSのセットのうちのあるBRSを特定することができ、UEは特定されたBRSの信号品質を測定することができる。各BRSはビームに対応することがあり、BRSのために測定される信号品質は、BRSがそれを通じて受信されるビームに対応することもある。様々な態様によれば、BRSのセットの各BRSの信号品質の測定は、BRSRP、BRSRQ、SIR、SINR、および/またはSNRのうちの少なくとも1つの測定を含んでもよい。図6の状況では、UE604は、BRS612a-hのセットの各々の受信されたBRSのそれぞれの信号品質を測定することができ、それぞれの信号品質は、ビーム620a-hのセットのそれぞれのビームに対応することがある。
動作1306において、UEは、ビームインデックス候補のセットから除かれるべき1つまたは複数のビームインデックスの指示を基地局から受信することができる。図6の状況では、UE604は、ビームインデックス候補630のセットから除かれるべき1つまたは複数のビームインデックスの指示を基地局602から受信することができる。
動作1308において、UEは、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットに対応するビームインデックス候補のセットを保持することができる。たとえば、UEはビームインデックスおよび対応する測定された信号品質を特定することができ、UEは、対応する測定された信号品質と関連付けて、特定されたビームインデックスを(たとえば、テーブルまたは他のデータ構造に)記憶することができる。動作1306に関して、UEは、ビームインデックス候補の保持されるセットから基地局によって示される1つまたは複数のビームインデックスを除くことができる。一態様では、UEはN個のビームインデックス候補のセットを保持することができ、Nはあらかじめ決定されていることがある(たとえば、UEに記憶される、3GPPによって公表された規格によって定義されるなど)。図6の状況では、UE604は、BRS612a-hのセットの最良の測定された信号品質のセットに対応するビームインデックス候補630のセットを保持することができる。
一態様では、測定された信号品質のセットは、最高の測定された信号品質のセットであってもよい。図6の状況では、ビームインデックス候補のセットは、ビーム620c-fのセットに対応するBRS612c-fの受信されたセットに対する最高の測定されたBRSRPを反映することがある。
一態様では、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットは、BRSのセットの信号品質の直近のセットに基づくことがある。別の態様では、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットは、BRSのセットの信号品質のフィルタリングされたセットに基づくことがある。別の態様では、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットは、BRSのセットの信号品質の時間平均されたセットに基づくことがある。一態様では、最良の測定された信号品質のセットは、ビームインデックス候補のセットにビームインデックスを含めるための、またはそれからビームインデックスを除くための少なくとも1つのヒステリシス基準に基づいて保持されてもよい。
動作1310において、UEは、少なくとも1つの測定された信号品質を示すBSIと、少なくとも1つの測定された信号品質に対応する少なくとも1つのビームインデックスとを基地局に送信することができる。図6の状況では、UE604は、少なくとも1つのビームインデックスを示すBSI報告642を基地局602に送信することができる。ある態様では、BSI報告642は、ビームインデックスおよび対応する測定信号品質(たとえば、ビーム620a-hを通じて受信されるBRS612a-hに対して測定されるBRSRP)を含むBSI報告であってもよい。ある態様では、UE604は、基地局602から受信された要求640に応答してBSI報告642を送信することができる。
図14は、ワイヤレス通信の方法1400のフローチャートである。方法1400は、UE1104、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE404、UE350、UE104、UE182、または別のUEなどのUEによって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置2302/2302'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1402において、UEは、ビームのセットを通じて信号のセットを基地局から受信することができる。図8の状況では、UE804は、ビーム820a-hのセットを通じてBRS812a-hのセットを基地局802から受信することができる。たとえば、UE804は、第3のビーム820cを通じて第3のBRS812cを、第4のビーム820dを通じて第4のBRS812dを、第5のビーム820eを通じて第5のBRS812eを、第6のビーム820fを通じて第6のBRS812fを受信することができる。
動作1404において、UEは、ビームのセットの各ビームを通じて受信される信号のセットの各信号の受信電力を決定することができる。たとえば、UEは信号を特定することができ、UEは特定された信号に対応する受信電力を測定することができる。各々の決定された受信電力は、ビームのセットのうちのそれぞれのビームと関連付けられてもよい(たとえば、各BRSがあるビームに対応してもよいので、BRSに対して決定された受信電力も、BRSがそれを通じて受信されるビームに対応してもよい)。様々な態様によれば、BRSのセットの各BRSの受信電力の決定は、BRSRP、BRSRQ、SIR、SINR、および/またはSNRのうちの少なくとも1つの測定を含んでもよい。図6の状況では、UE604は、BRS612a-hのセットの各々の受信されたBRSの受信電力を決定することができ、それぞれの受信電力は、ビーム620a-hのセットのそれぞれのビームに対応することがある。
動作1406において、UEは、BSIを要求するメッセージを基地局から受信することができる。一態様では、DCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージまたはアップリンクDCIメッセージ)は、BSIを要求するメッセージを含んでもよい。別の態様では、RARメッセージはBSIを要求するメッセージを含んでもよい。図8の状況では、UE804は、BSIを要求するメッセージ840を基地局802から受信することができる。
動作1408において、UEは、基地局に送信すべきBSI報告の数Nを決定することができ、各BSI報告は、ビームに対応するビームインデックスと、ビームと関連付けられる受信電力とを含んでもよい。たとえば、UEは、BSIを要求する基地局からのメッセージを特定することができ、UEは、特定されたメッセージに基づいて送信すべきBSI報告の数Nを特定することができる。図8の状況において、UE804は、基地局802に送信すべきBSI報告842の数Nを決定することができる。各BSI報告842は、ビームインデックス832c-fのうちの少なくとも1つに対応するビームインデックス832c-fとBRSRP834c-fのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
ある態様では、UEは、BSIを要求するメッセージに基づいて(たとえば、メッセージのタイプに基づいて)数Nを決定することができる。たとえば、UEは、BSIを要求するメッセージがDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)に含まれるとき、数Nが1であると判定することができる。別の態様では、UEは、BSIを要求するメッセージがRARメッセージ(またはアップリンクDCIメッセージ)に含まれるとき、数Nが1より大きい(たとえば、2または4である)と判定することができ、1より大きい数Nはメッセージによって示されてもよい(たとえば、BSIを要求するメッセージは、UEが2つまたは4つのBSI報告を送信すべきであることを示してもよい)。図8の状況では、UE804は、メッセージ840(メッセージ840のタイプまたはフォーマット)に基づいて、基地局802に送信すべきBSI報告842の数Nを決定することができる。
一態様では、UEは、メッセージに基づいてBSI報告を搬送すべきであるチャネルを決定することができる。たとえば、UEは、数Nが1であるとき、および/またはBSIを要求するメッセージがDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)に含まれるとき、BSI報告の数NがPUCCH上で搬送されるべきであると判定することができる。別の態様では、UEは、数Nが1より大きい、および/またはBSIを要求するメッセージがRARメッセージ(たとえば、アップリンクDCIメッセージ)に含まれるとき、BSI報告の数NがPUSCH上で搬送されるべきであると判定することができる。
動作1410において、UEは、BSIを要求するメッセージに基づいてN個のBSI報告を基地局に送信することができる。ある態様では、N個のBSI報告は、最高の決定された受信電力に対応するN個の受信電力と、最高の決定された受信電力に対応するビームインデックスとを含む。図8の状況では、UE804は、メッセージ840に基づいて、N個のBSI報告842を基地局802に送信することができる。たとえば、少なくとも1つのBSI報告842は、第5のビームインデックス832eおよび対応するBRSRP834eを含むことがあり、BRSRP834eは、ビーム820a-hを通じて受信されるBRS812a-hに対して測定されるBRSRPのうちで最高のBRSRPであってもよい。
図15は、ワイヤレス通信の方法1500のフローチャートである。方法1500は、UE1104、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE404、UE350、UE104、UE182、または別のUEなどのUEによって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置2502/2502'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1502において、UEは、基地局との通信のための第1のビームを選択することができる。たとえば、UEは、基地局がUEとそれを通じて通信することが可能であるとUEが推定または予想する、ビームに対応するビームインデックスを選択することができる。図9の状況では、UE904は、基地局902との通信のための第1のビームとして第5のビーム920eを選択することができる。
動作1504において、UEは、選択されたビームを通じて基地局との少なくとも1つのRACH手順を試行することができる。たとえば、UEは、少なくとも1つのRACHメッセージ(たとえば、MSG1 410)を基地局に送信することができ、UEは、少なくとも1つのRACHメッセージへの応答が存在しない(たとえば、所定の期間内に受信されない)と判定することができる。図9の状況において、UE904は、選択された第5のビーム920eを通じて基地局902との第1のRACH手順940を試行することができる。
動作1506において、UEは少なくとも1つのRACH手順が失敗したと判定することができる。たとえば、UEは1つまたは複数のメッセージとの関連でタイマーを始動することがあり、UEはタイマーの満了の前に少なくとも1つのRACH手順(たとえば、MSG2またはRAR、MSG4またはコンテンション解決メッセージなど)と関連付けられる1つまたは複数のメッセージを受信または復号することに失敗することがある。図9の状況において、UE904は、基地局902との第1のRACH手順940が失敗したと判定することができる。
動作1508において、UEは、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定の後で、基地局との通信のために新しいビームを選択することができる。たとえば、UEはビームインデックス候補の記憶されるセットにアクセスすることができ、UEはビームインデックス候補のセットの中の次のビームインデックスに対応する次のビーム(たとえば、次の最高のBRSRPに対応するビーム)を選択することができる。図9の状況において、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したとの判定の後で基地局902と通信するための第6のビーム920fを選択することができる。
動作1510において、UEは、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定の後で送信電力を上げることができる。たとえば、UEは現在の送信電力を特定することができ、UEは特定された現在の送信電力を所定の量だけ上げることができる。図9の状況において、UE904は成功したRACH手順942に対する送信電力を上げることができる。
ある態様では、UEは動作1508と1510の一方または両方を実行することができる。言い換えると、UEは、送信電力を上げて、(たとえば、別のRACH手順を試行するための新しいビームを選択する代わりに)選択された第1のビームを通じて別のRACH手順を試行することができる。代わりに、UEは、新しく選択されたビームを通じて別のRACH手順を試行するとき、同じ送信電力を使用することができる。代わりに、UEは、第1のRACH手順が失敗したとの判定の後で別のRACH手順を試行するとき、送信電力を上げることと新しく選択されたビームを使用することの両方を行うことができる。
動作1512において、UEは、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定に基づいて、選択された第1のビームと関連付けられる情報を記憶することができる。たとえば、UEはデータ構造を生成し、またはそれにアクセスすることができ、UEは、(たとえば、生成されたまたはアクセスされたデータ構造に)失敗したRACH手順をUEが試行した際に用いた第1のビームに対応するビームインデックスを記憶することができる。ある態様では、UEは、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定に基づいて、UEによって保持されるビームインデックス候補のセットから第1のビームに対応するビームインデックスを除くことができる。別の例では、UEは、失敗したRACH手順と関連付けられるRACHメッセージが搬送されるサブフレームの指示(たとえば、MSG1またはランダムアクセスプリアンブル、MSG3または接続要求メッセージなど)を記憶することができる。
動作1514において、UEは、基地局との成功したRACH手順を実行することができる。たとえば、UEは接続要求メッセージ(たとえば、MSG3 414)を送信することができ、UEは接続要求メッセージに応答してコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4 416)を受信することができる。UEは、成功したRACH手順に基づいて、基地局を含むネットワークと同期してもよい。図9の状況において、UE904は、たとえば第6のビーム920fを通じて、基地局902との成功したRACH手順942を実行することができる。
動作1516において、UEは、基地局とのRACH手順が成功した後で、少なくとも1つのRACHが失敗したことを示す情報を送信することができる。ある態様では、この情報は動作1512において説明されるように記憶される情報であってもよい。たとえば、この情報は、第1のビームに対応するビームインデックス、および/または失敗したRACH手順と関連付けられるメッセージがその中で搬送されたサブフレームの指示を含んでもよい。一態様では、この情報はBSI報告に含まれる場合がある。図9の状況において、UE904は、第1のRACH手順940が失敗したことを示す情報944を成功したRACH手順942の後で送信することができる。
図16は、ワイヤレス通信の方法1600のフローチャートである。方法1500は、UE1104、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE404、UE350、UE104、UE182、または別のUEなどのUEによって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置2702/2702'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1602において、UEは、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスを示すコンテンション解決メッセージを基地局から受信することができる。図10の状況では、UE1004は、たとえばRACH手順1040の一部として、コンテンション解決メッセージ1042を基地局1002から受信することができる。たとえば、UE1004は、基地局1002から第5のビーム1020eを通じてコンテンション解決メッセージ1042を受信することができ、コンテンション解決メッセージ1042は、第6のビーム1020fに対応するビームインデックスを示すことができる。
ある態様では、コンテンション解決メッセージは、RACH手順の一部分として受信されてもよい。コンテンション解決メッセージは、MSG4としても知られていることがある。図4Aの状況において、コンテンション解決メッセージは、MSG4 416の態様であってもよい。したがって、UE404は、たとえばRACH手順に従って、MSG4 416を基地局402から受信することができる。
ある態様では、コンテンション解決メッセージは、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを示してもよい。たとえば、コンテンション解決メッセージは、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のダウンリンクチャネルに適用可能であることを示してもよい。図10の状況において、コンテンション解決メッセージ1042は、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを示してもよい。したがって、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042に基づいて、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを決定してもよい。
動作1604において、UEは、ビームインデックスがUE1004に適用可能であるかどうかを判定することができる。言い換えると、UEは、基地局との通信がコンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビームを通じて行われるべきかどうかを判定することができる。図10の状況において、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042によって示されるビームインデックスがUE1004に適用可能であるかどうかを判定することができる。
ある態様では、動作1604は動作1620を含んでもよい。動作1620において、UEは、UEと関連付けられるRNTIに基づいて、コンテンション解決メッセージを復号することを試行してもよい。UEがUEと関連付けられるRNTIに基づいてコンテンション解決メッセージを成功裏に復号するとき、UEは、コンテンション解決によって示されるビームインデックスがUEに適用可能であると判定することができる。UEがUEと関連付けられるRNTIに基づいてコンテンション解決メッセージを成功裏に復号することが可能ではないとき、UEは、ビームインデックスがUEに適用可能ではないと判定することができる。図10の状況において、UE1004は、UE1004と関連付けられるRNTI(たとえば、RACH手順1040の間に決定されるRNTI)に基づいてコンテンション解決メッセージ1042を復号することを試行することができる。
コンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスがUEに適用可能であるとUEが決定するとき、方法1600は動作1606に進んでもよい。動作1606において、UEは、肯定応答メッセージを基地局に送信することができ、たとえばUEは、基地局から受信されたコンテンション解決メッセージにUEが肯定応答することを示すACKフィードバックを送信することができる。一態様では、UEは、RACH手順のために使用されるビームを通じて肯定応答メッセージを送信することができる。別の態様では、UEは、コンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビームを通じて肯定応答メッセージを送信することができる。図10の状況において、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042によって示されるビームインデックスがUEに適用可能であるとの判定に基づいて、肯定応答メッセージ1044を基地局1002に送信することができる。
動作1608において、UEは、コンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビームを通じて、基地局と通信することができる。ある態様では、UEは新しいビームに現在のサービングビームから切り替えることができ、新しいビームはコンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応することがある。ある態様では、UEは、1つまたは複数のチャネル(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルまたは1つまたは複数のダウンリンクチャネル)上でコンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビームを通じて基地局と通信することができ、この1つまたは複数のチャネルはまた、コンテンション解決メッセージによって示されることがある。図10の状況では、UE1004は第6のビーム1020fを通じて基地局1002と通信することができ(1046)、第6のビーム1020fはコンテンション解決メッセージ1042によって示されるビームインデックスに対応することがある。
コンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスがUEに適用可能ではないとUEが決定するとき、またはUEがコンテンション解決メッセージを成功裏に復号することが可能ではない場合、方法1600は動作1610に進んでもよい。動作1610において、UEは、ビームインデックスがUEに適用可能ではないと判定されるとき、またはUEがコンテンション解決メッセージを成功裏に復号することが可能ではない場合、否定応答メッセージを基地局に送信するのを控えることができる。たとえば、UEは、NACKフィードバックを基地局に送信するのを控えることができる。図10の状況において、UE1004は、コンテンション解決メッセージ1042によって示されるビームインデックスがUE1004に適用可能ではないとUE1004が決定するとき、またはUE1004がコンテンション解決メッセージ1042を成功裏に復号することが可能ではないとき、否定応答メッセージを基地局に送信するのを控えることができる。
動作1612において、UEは、現在のサービングビームを通じて基地局と通信し続けることができる。たとえば、UEは、コンテンション解決メッセージが関連付けられるRACH手順のために使用されるビームを通じて、基地局と通信し続けることができる(たとえば、UEは、第1のRACH手順に使用されたのと同じビームを通じて第2のRACH手順を試行することができる)。図10の状況において、UE1004は、第1のRACH手順1040に使用される第5のビーム1020eを通じて基地局1002と通信し続けることができる(たとえば、UE1004は、第1のRACH手順1040に使用される第5のビーム1020eを通じて第1のRACH手順1040と同様に別のRACH手順を試行することができる)。
図17は、ワイヤレス通信の方法1700のフローチャートである。方法1700は、基地局1102は、基地局1002、基地局902、基地局802、基地局702、基地局602、基地局502、基地局402、基地局310、基地局102、基地局180、または別の基地局などの基地局によって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置2902/2902'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1702において、基地局は、UEと関連付けられるRNTIを使用してコンテンション解決メッセージの少なくとも一部分をスクランブルすることができる。たとえば、基地局は、UEと関連付けられるRNTIを特定し、特定されたRNTIを使用してコンテンション解決メッセージの少なくとも一部分を符号化することができる。図10の状況において、基地局1002は、UE1004と関連付けられるRNTIを使用してコンテンション解決メッセージ1042の少なくとも一部分をスクランブルすることができる。
動作1704において、基地局は、ビームに対応する少なくともあるビームインデックスを示し、ビームインデックスがUEに適用可能であることをさらに示すコンテンション解決メッセージをUEに送信することができる。基地局は、動作1702において説明されるようにUEと関連付けられるRNTIを使用してコンテンション解決メッセージの少なくとも一部分をスクランブルすることによって、ビームインデックスがUEに適用可能であることを示すことができる。一態様では、基地局は、UEとの通信のためのビームを選択することができ、選択されたビームは、コンテンション解決メッセージがそれを通じて送信されるビームとは異なることがある。図10の状況では、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042をUE1004に送信することができる。基地局1002は、第5のビーム1020eを通じてコンテンション解決メッセージ1042を送信することができ、コンテンション解決メッセージ1042は、第6のビーム1020fに対応するビームインデックスを示すことができる。
ある態様では、コンテンション解決メッセージは、RACH手順の一部分として基地局によって生成されてもよい。コンテンション解決メッセージは、MSG4としても知られていることがある。コンテンション解決メッセージは、RACH手順の一部としてUEから受信される接続要求メッセージまたはMSG3に応答して、基地局によって生成されてもよい。図4Aの状況において、コンテンション解決メッセージは、MSG4 416の態様であってもよい。したがって、基地局402は、たとえばRACH手順に従って、MSG4 416を基地局404に送信することができる。
ある態様では、コンテンション解決メッセージは、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを示してもよい。たとえば、コンテンション解決メッセージは、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが少なくとも1つのビームインデックスが1つまたは複数のアップリンクチャネルおよび/または1つまたは複数のダウンリンクチャネルに適用可能であることを示してもよい。図10の状況において、コンテンション解決メッセージ1042は、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを示してもよい。たとえば、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042によって、ビームに対応する少なくとも1つのビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを示してもよい。
動作1706において、基地局は、コンテンション解決メッセージに応答して、肯定応答メッセージがUEから受信されるかどうかを判定することができる。図10の状況において、基地局1002は、コンテンション解決メッセージ1042に応答して、肯定応答メッセージ1044がUE1004から受信されるかどうかを判定することができる。
肯定応答メッセージがUEから受信されると基地局が決定するとき、方法1700は動作1708に進んでもよい。動作1708において、基地局は、コンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビームを通じてUEと通信することができる。ある態様では、基地局は、1つまたは複数のチャネル(たとえば、1つまたは複数のアップリンクチャネルまたは1つまたは複数のダウンリンクチャネル)上でコンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビームを通じてUEと通信することができ、この1つまたは複数のチャネルはコンテンション解決メッセージによっても示されることがある。図10の状況では、基地局1002は第6のビーム1020fを通じてUEと通信することができ(1046)、第6のビーム1020fはコンテンション解決メッセージ1042によって示されるビームインデックスに対応することがある。
肯定応答メッセージがUEから受信されないと基地局が決定するとき、方法1700は動作1710に進んでもよい。動作1710において、基地局は、コンテンション解決メッセージが関連付けられるRACH手順のために使用されるビームなどの現在のサービングビームを通じてUEと通信することができる。一態様では、基地局は、肯定応答メッセージがUEから受信されないと基地局が決定するとき、UEに対して行動をとらないことがある。図10の状況において、基地局1002は第5のビーム1020eを通じてUEと通信することができ、第5のビーム1020eは、RACH手順1040と関連付けられる1つまたは複数のメッセージがそれを通じて通信されるビームであってもよい。
図18は、ワイヤレス通信の方法1800のフローチャートである。方法1800は、UE1104、UE1004、UE904、UE804、UE704、UE604、UE504、UE404、UE350、UE104、UE182、または別のUEなどのUEによって実行されてもよい。一態様では、方法1200は、装置3102/3102'などの装置によって実行されてもよい。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、または同時に実行されることがあることを当業者は理解するであろう。
動作1802において、UEは、基地局の送信ビームのセットに対応する送信ビームインデックスのセットを示すビーム変更コマンドを受信することができる。送信ビームインデックスのセットの各送信ビームインデックスは、基地局によって送信ビームを送信するための少なくともある方向を示してもよい。図11の状況では、UE1104は、基地局1102から基地局1102の送信ビーム1120a-hのセットに対応する送信ビームインデックスのセットを示すビーム変更コマンド1142を受信することができる。
ある態様では、ビーム変更コマンドは、MAC CEにおいて受信されてもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、DCIメッセージにおいて受信されてもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、RRCシグナリングを介して受信されてもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、PDCCH上で搬送されてもよい。
動作1804において、UEは、送信ビームインデックスのセットに基づいて、UEの受信ビームのセットに対応する受信ビームインデックスのセットを決定することができる。受信ビームインデックスのセットの各受信ビームインデックスは、UEによってビームを受信するための少なくともある受信方向を示してもよい。ある態様では、UEは、送信ビームインデックスを受信ビームインデックスに対応付けるマッピングにアクセスすることによって、受信ビームインデックスのセットを決定することができる。UEはこのマッピングを埋めるように構成されてもよい。UEは、アクセスされたマッピングに基づいて、少なくとも1つの送信ビームインデックスに対応する少なくとも1つの受信ビームインデックスを特定することができる。
図11の状況において、UE1104は、ビーム変更コマンド1142によって示される送信ビームインデックスのセットに基づいて、UE1104の受信ビーム1140a-hのセットに対応する受信ビームインデックスのセットを決定することができる。たとえば、UE1104は、第5の送信ビーム1120eおよび第6の送信ビーム1120fにそれぞれ対応する送信ビームインデックスのセットに基づいて、第4の受信ビーム1140dおよび第5の受信ビーム1140eに対応する受信ビームインデックスのセットを決定することができる。
動作1806において、UEは、受信ビームインデックスの決定されたセットに含まれる少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する少なくとも1つの受信ビームを通じて、BRRSを基地局から受信することができる。一態様では、UEは、少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する受信ビームを、たとえばUEがそのビームをアクティブに維持していないときに生成することができる。図11の状況において、UE1104は、受信ビームインデックスの決定されたセットに含まれる少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する少なくとも第5の受信ビーム1140eを通じて、BRRS1144を基地局1102から受信することができる。
一態様では、UEは、送信ビームインデックスのセットに対応する送信ビームのセットを通じて基地局からBRRSを受信することができる。別の態様では、UEは、ビーム変更コマンドによって示される送信ビームインデックスに対応する送信ビームのセットとは異なる基地局からの送信ビームのセットを通じて、BRRSを受信することができる。たとえば、障害物および/または反射により、UEが、受信ビームの決定されたセットを通じて、しかしビーム変更コマンドによって示される送信ビームインデックスのセットに対応する送信ビームのセットとは異なる送信ビームのセットを通じてBRRSを受信するようになってもよい。
一態様では、UEは、1つまたは複数のシンボルインデックスに対応する1つまたは複数のシンボルにおいてBRRSを受信することができる。たとえば、UEは、1つまたは複数のシンボルインデックスに対応する1つまたは複数のシンボルの間に少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する少なくとも1つの受信ビームを通じて受信(たとえば、聴取)することができる。ある態様では、1つまたは複数のシンボルインデックスはあらかじめ決定されていることがある(たとえば、3GPPによって公表された1つまたは複数の規格によって定められることがある)。別の態様では、1つまたは複数のシンボルインデックスは、ビーム変更コマンドによって示されてもよい。一態様では、ビーム変更コマンドはさらに、1つまたは複数のシンボルインデックスの各シンボルに対する送信ビームインデックスのセットの対応する送信ビームインデックスを示す。
ある態様では、動作1806は動作1820および動作1822を含んでもよい。動作1820において、UEは、受信ビームインデックスの決定されたセットに含まれる第1の受信ビームインデックスに対応する第1の受信ビームを通じて、第1のシンボルセットにおいてBRRSの第1の部分を受信することができる。図11の状況において、UE1104は、第4の受信ビームインデックスに対応する第4の受信ビーム1140dを通じて第1のシンボルセットにおいてBRRS1144の第1の部分を受信することができ、第4の受信ビームインデックスは、ビーム変更コマンド1142によって示される第5の送信ビーム1120eに対応する第5の送信ビームインデックスに基づいて決定されてもよい。
動作1822において、UEは、受信ビームインデックスの決定されたセットに含まれる第2の受信ビームインデックスに対応する第2の受信ビームを通じて、第2のシンボルセットにおいてBRRSの第2の部分を受信することができる。図11の状況において、UE1104は、第5の受信ビームインデックスに対応する第5の受信ビーム1140dを通じて第2のシンボルセットにおいてBRRS1144の第2の部分を受信することができ、第5の受信ビームインデックスは、ビーム変更コマンド1142によって示される第6の送信ビーム1120fに対応する第6の送信ビームインデックスに基づいて決定されてもよい。
図19は、例示的な装置1902の中の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1900である。本装置はUEであってもよい。図1900に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置1902は、基地局(たとえば、基地局1950、mmW基地局、eNBなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント1904を含んでもよい。装置1902はさらに、基地局(たとえば、基地局1950、mmW基地局、eNBなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント1910を含んでもよい。
ある態様では、装置1902は、通信コンポーネント1912を含んでもよい。通信コンポーネント1912は、受信コンポーネント1904を通じて、ダウンリンクデータおよび/または制御情報を受信するように構成されてもよい。通信コンポーネントは、送信コンポーネント1910を介して、基地局1950に送信されるべきアップリンクデータおよび/または制御情報を決定(たとえば、生成、選択など)するように構成されてもよい。態様では、通信コンポーネント1912は、サービングビームインデックスに対応するサービングビームを通じて基地局1950と通信することができる。一態様では、通信コンポーネント1912は、基地局1950から受信されたダウンリンク通信のための第1のビームインデックスに対応する第1のビームを通じて通信し、基地局1950に送信されるアップリンク通信のための第2のビームインデックスに対応する第2のビームを通じて通信することができる。第1のビームおよび第2のビームは必ずしも同じビームではない。したがって、アップリンク通信およびダウンリンク通信は異なるビームを通じて行われてもよい。
装置1902は、特定コンポーネント1906を含んでもよい。特定コンポーネント1906は、基地局からビーム変更コマンドを受信することができる。ビーム変更コマンドは、少なくとも1つのチャネル上で少なくとも1つのビームを通じて通信するための少なくとも1つのビームインデックスを示すことができ、各ビームインデックスは、少なくとも1つのビームの対応するビームを通じて通信するための少なくともある方向を示すことができる。ある態様では、ビーム変更コマンドは、複数のビームインデックスを示してもよい。特定コンポーネント1906は、ビーム変更コマンドに基づいて、少なくとも1つのチャネル上の少なくとも1つのビームを通じて通信するための少なくとも1つのビームインデックスを決定することができる。
一態様では、特定コンポーネント1906は、MAC CEにおいてビーム変更コマンドを受信することができる。別の態様では、特定コンポーネント1906は、DCIメッセージにおいてビーム変更コマンドを受信することができる。別の態様では、特定コンポーネント1906は、RRCシグナリングを介してビーム変更コマンドを受信することができる。
一態様では、特定コンポーネント1906はさらに、少なくとも1つの決定されたビームインデックスに対応する少なくとも1つのチャネルを決定することができる。たとえば、特定コンポーネント1906は、ビーム変更コマンドが、アップリンク通信のための1つまたは複数のアップリンクチャネルに適用可能であること、および/またはダウンリンク通信のための1つまたは複数のダウンリンクチャネルに適用可能であることを決定することができる。一態様では、特定コンポーネント1906は、少なくとも1つのビームインデックスに対応する複数のチャネルを決定することができる。
特定コンポーネント1906は、ビーム変更コマンドに基づいて少なくとも1つのチャネルを決定することができる。たとえば、特定コンポーネント1906は、少なくとも1つのビームインデックスを示すDCIメッセージのDCIフォーマットに基づいて少なくとも1つのチャネルを決定することができる。ある態様では、特定コンポーネントは、各ビームインデックスに対して、各ビームインデックスが適用可能である対応するチャネルを決定することができる。
特定コンポーネント1906は、少なくとも1つの決定されたビームインデックスを含むビームインデックス情報を選択コンポーネント1908に提供することができる。ある態様では、特定コンポーネント1906は、各ビームインデックスが適用可能である1つまたは複数のチャネルを示すビームインデックス情報を選択コンポーネント1908に提供することができる。たとえば、特定コンポーネント1906は、ビームインデックスと、アップリンク通信のためのアップリンクチャネルまたはダウンリンク通信のためのダウンリンクチャネルにビームインデックスが適用可能であることの指示とを選択コンポーネント1908に提供することができる。
ある態様では、選択コンポーネント1908は、ビームインデックス情報に基づいて、第1のサービングビームが切り替えられるべきかどうかを判定するように構成されてもよい。選択コンポーネント1908は、第1のサービングビームから第2のサービングビームに切り替えるように通信コンポーネント1912に指示することができる。
ある態様では、選択コンポーネント1908は、少なくとも1つのビームインデックスに対応する第2のサービングビームを通じた通信が行われるべき時間を決定することができる。一態様では、この時間はシンボルまたはサブフレームに対応してもよい。選択コンポーネント1908は、その時間を決定し、決定された時間に第2のサービングビームに切り替えるように通信コンポーネント1912に指示することができる。
一態様では、選択コンポーネント1908は、ビーム変更コマンドに基づいてその時間を決定することができる。たとえば、選択コンポーネント1908は、MAC CEにビーム変更コマンドが含まれることに基づいて、サブフレームn+kbeamswitch-delay-macの最初に第1のサービングビームを通じた通信を第2のサービングビームに切り替えると判定することができ、nはMAC CEと関連付けられるHARQ-ACK送信に使用されるサブフレームであり、kbeamswitch-delay-macは14に等しい。
別の例によれば、DCIメッセージにビーム変更コマンドが含まれることに基づいて、選択コンポーネント1908は、サブフレームn+kbeamswitch-delay-dicの最初に第1のサービングビームから第2のサービングビームに切り替えると判定することができ、nはBSI報告の送信に使用されるサブフレームであり、kbeamswitch-delay-dicは11に等しい。
ある態様では、選択コンポーネント1908は、第1のサービングビームが切り替えられるべきではないことを示すビーム変更コマンドを受信することができる。たとえば、ビーム変更コマンドは、通信コンポーネント1912によって使用される第1のサービングビームが切り替えられるべきではないと選択コンポーネント1908がそれを元に決定できる所定の値(たとえば、"0")を有するビーム切替え指示フィールドを含んでもよい。したがって、選択コンポーネント1908は、第1のサービングビームを通じた通信を続けるように通信コンポーネント1912に指示することができ、または選択コンポーネント1908は、ビームインデックスおよび/またはチャネル情報を通信コンポーネント1912に提供するのを控えることができる。
選択コンポーネント1908からの命令に基づいて、通信コンポーネント1912は、少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じて基地局1950と通信することができる。言い換えると、通信コンポーネント1912は、第1のサービングビームを通じて基地局1950と通信するのではなく、1つまたは複数のチャネル上で第2のサービングビームを通じて基地局1950と通信することができる。
ある態様では、通信コンポーネント1912は、選択コンポーネント1908によって示される1つまたは複数のチャネル上で、第2のサービングビームを通じて基地局1950と通信することができる。たとえば、通信コンポーネント1912は、1つまたは複数のアップリンクチャネルまたは1つまたは複数のダウンリンクチャネル上で第2のサービングビームを通じて基地局1950と通信することができる。
本装置は、図12の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図12の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図20は、処理システム2014を利用する装置1902'のハードウェア実装形態の例を示す図2000である。処理システム2014は、バス2024によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス2024は、処理システム2014の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス2024は、プロセッサ2004によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント1904、1906、1908、1910、1912と、コンピュータ可読媒体/メモリ2006とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2024はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム2014は、トランシーバ2010に結合されてもよい。トランシーバ2010は1つまたは複数のアンテナ2020に結合される。トランシーバ2010は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2010は、1つまたは複数のアンテナ2020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2014、特に受信コンポーネント1904に提供する。さらに、トランシーバ2010は、処理システム2014、特に送信コンポーネント1910から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2020に印加されるべき信号を生成する。処理システム2014は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に結合されるプロセッサ2004を含む。プロセッサ2004は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2004によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム2014に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2004によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム2014は、コンポーネント1904、1906、1908、1910、1912のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ2004内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2006内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2004に結合される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2014は、UE350のコンポーネントであることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、装置1902/1902'は、少なくとも1つのチャネル上で少なくとも1つのビームを通じて通信するための少なくとも1つのビームインデックスを示すビーム変更コマンドを基地局から受信するための手段を含み、少なくとも1つのビームインデックスの各ビームインデックスは、少なくとも1つのビームの対応するビームを通じて通信するための少なくともある方向を示してもよい。装置1902/1902'はさらに、少なくとも1つのチャネル上で少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームを通じて基地局と通信するための手段を含んでもよい。
ある態様では、装置1902/1902'はさらに、サービングビームインデックスに対応するサービングビームを通じて基地局と通信するための手段を含んでもよい。装置1902/1902'はさらに、ビーム変更コマンドを受信した後で、ビーム変更コマンドによって示される少なくとも1つのビームインデックスに対応する少なくとも1つのビームへとサービングビームから切り替えるための手段を含んでもよい。ある態様では、サービングビームから少なくとも1つのビームに切り替えるための手段は、所定の時間にサービングビームから少なくとも1つのビームに切り替えるように構成される。ある態様では、所定の時間は、システムまたはサブフレームのうちの少なくとも1つと関連付けられ、ビーム変更コマンドは、シンボルまたはサブフレームのうちの少なくとも1つを示す。
ある態様では、ビーム変更コマンドは、少なくとも1つのビームインデックスの各ビームインデックスに対して、少なくとも1つのチャネルの対応するチャネルを示す。ある態様では、少なくとも1つのビームインデックスは複数のビームのインデックスを備え、少なくとも1つのチャネルは複数のチャネルを備える。ある態様では、少なくとも1つのビームインデックスは、アップリンク通信またはダウンリンク通信のうちの1つに適用可能である。
ある態様では、ビーム変更コマンドは、MAC CEにおいて受信される。ある態様では、ビーム変更コマンドは、DCIメッセージにおいて受信される。ある態様では、装置1902/1902'はさらに、DCIメッセージのDCIフォーマットに基づいて少なくとも1つのチャネルを決定するための手段を含んでもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、RRCシグナリングを介して受信される。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置1902および/または装置1902'の処理システム2014の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム2014は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
図21は、例示的な装置2102内の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2100である。本装置はUEであってもよい。図2100に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、および/またはその代わりに、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置2102は、基地局(たとえば、基地局2150、mmW基地局、eNBなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント2104を含んでもよい。装置2102はさらに、基地局(たとえば、基地局2150、mmW基地局、eNBなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント2110を含んでもよい。
態様では、受信コンポーネント2104は、ビームのセットを通じて、BRSのセットを基地局2150から受信することができる。BRSのセットの各BRSはビームに対応することがあり、各ビームはビームインデックスに対応することがある(それゆえ、各BRSはあるビームインデックスに対応することがある)。各BRSは、装置2102と基地局2150との間の通信のために使用されてもよいビームを通じて受信されてもよい。受信コンポーネント2104は、BRSのセットを測定コンポーネント2106に提供してもよい。
測定コンポーネント2106は、受信されたBRSのセットの各BRSの信号品質を測定するように構成されてもよい。たとえば、測定コンポーネント2106は、BRSRP、BRSRQ、SIR、SINR、SNR、または信号品質を示す別の値のうちの少なくとも1つを測定することができる。
測定コンポーネント2106は、測定情報を候補コンポーネント2108に提供することができる。候補コンポーネント2108は、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットに対応するビームインデックス候補のセットを保持するように構成されてもよい。たとえば、最良の測定された信号品質のセットは、最高の測定された信号品質のセットであってもよい。
ある態様では、候補コンポーネント2108は、ビームインデックス候補のセットの中のN個のビームインデックス候補を保持するように構成されてもよい。数Nは、たとえば3GPPによって公表される1つまたは複数の規格によって定義されるようにあらかじめ決定されていることがある。たとえば、候補コンポーネント2108は、ビームインデックス候補のセットの中のN=4個のビームインデックス候補を保持することができる。
ある態様では、候補コンポーネント2108は、BRSのセットの信号品質の直近のセット(たとえば、BRSの直近に受信されたセットに対する直近の測定された信号品質)に基づいて、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットを保持するように構成されてもよい。別の態様では、候補コンポーネント2108は、BRSのセットの信号品質のフィルタリングされたセットに基づいて、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットを保持するように構成されてもよい。別の態様では、候補コンポーネント2108は、BRSのセットの信号品質の時間平均されたセットに基づいて、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットを保持するように構成されてもよい。
ある態様では、候補コンポーネント2108は、1つまたは複数の基準に基づいてビームインデックス候補のセットを保持するように構成されてもよい。たとえば、候補コンポーネント2108は、ビームインデックス候補のセットにビームインデックスを含めるための、またはそれからビームインデックスを除くための1つまたは複数のヒステリシス基準に基づいて、ビームインデックス候補のセットを保持することができる。
一態様では、候補コンポーネント2108は、基地局2150から受信されたビームインデックス情報に基づいて、ビームインデックス候補のセットを保持するように構成されてもよい。たとえば、候補コンポーネント2108は、ビームインデックス候補の保持されるセットから除かれるべき1つまたは複数のビームインデックスの指示を基地局2150から受信することができる。したがって、候補コンポーネント2108は、ビームインデックス候補の保持されるセットから、示された1つまたは複数のビームインデックスを除くことができる。
ある態様では、候補コンポーネント2108は、ビームインデックス候補のセットに基づいて、ビームインデックス候補情報を報告コンポーネント2112に提供するように構成されてもよい。たとえば、候補コンポーネント2108は、少なくとも1つの最良(たとえば、最高)の信号品質を選択し、最良の信号品質および対応するビームインデックス候補を報告コンポーネント2112に提供することができる。ある態様では、ビームインデックス候補情報は、少なくともあるビームインデックスと、対応するBRSがそれを通じて受信されるビームに対応する信号品質とを含んでもよい。報告コンポーネント2112は、少なくとも信号品質と、少なくとも1つの測定された信号品質に対応するビームインデックスとを示すBSI報告を生成するように構成されてもよい。報告コンポーネント2112は、送信コンポーネント2110にBSI報告を基地局2150へ送信させてもよい。
本装置は、図13の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図13の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図22は、処理システム2214を利用する装置2102'のハードウェア実装形態の例を示す図2200である。処理システム2214は、バス2224によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス2224は、処理システム2214の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス2224は、プロセッサ2204によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2104、2106、2108、2110、2112と、コンピュータ可読媒体/メモリ2206とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2224はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム2214は、トランシーバ2210に結合されてもよい。トランシーバ2210は1つまたは複数のアンテナ2220に結合される。トランシーバ2210は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2210は、1つまたは複数のアンテナ2220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2214、特に受信コンポーネント2104に与える。さらに、トランシーバ2210は、処理システム2214、特に送信コンポーネント2110から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2220に適用されるべき信号を生成する。処理システム2214は、コンピュータ可読媒体/メモリ2206に結合されるプロセッサ2204を含む。プロセッサ2204は、コンピュータ可読媒体/メモリ2206に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2204によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム2214に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2204によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム2214は、コンポーネント2104、2106、2108のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ2204内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2206内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2204に結合される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2214は、UE350のコンポーネントであることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、ビームのセットを通じて、BRSのセットを基地局から受信するための手段を含む。装置2102/2102'はさらに、BRSのセットの各BRSの信号品質を測定するための手段を含むことがあり、各々の測定された信号品質はビームのセットのうちのあるビームに対応することがある。ある態様では、装置2102/2102'は、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットに対応するビームインデックス候補のセットを保持するための手段を含んでもよい。
装置2102/2102'はさらに、少なくとも1つの測定された信号品質を示すBSIと、保持されるビームインデックス候補のセットからの少なくとも1つのビームインデックスとを基地局に送信するための手段を含むことがあり、少なくとも1つのビームインデックスは少なくとも1つの測定された信号品質に対応する。ある態様では、最良の測定された信号品質のセットは、最高の測定された信号品質のセットである。ある態様では、N個のビームインデックス候補がビームインデックス候補のセットにおいて保持され、Nはあらかじめ決定されていることがある。ある態様では、BRSのセットの最良の測定された信号品質のセットは、BRSのセットの信号品質の最新のセット、BRSのセットの信号品質のフィルタリングされたセット、またはBRSのセットの信号品質の時間平均されたセットに基づく。ある態様では、ビームインデックス候補のセットの保持は、ビームインデックス候補のセットにビームインデックスを含めるための、またはそれからビームインデックスを除くための少なくとも1つのヒステリシス基準に基づく。ある態様では、装置2102/2102'はさらに、ビームインデックス候補の保持されるセットから除かれるべき1つまたは複数のビームインデックスの指示を基地局から受信するための手段を含んでもよい。ある態様では、信号品質は、BRSRP、BRSRQ、SIR、SNR、またはSINRのうちの少なくとも1つを備える。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置2102および/または装置2102'の処理システム2214の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように処理システム2214は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
図23は、例示的な装置2302内の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2300である。本装置はUEであってもよい。図2300に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、および/またはその代わりに、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置2302は、基地局(たとえば、基地局2350、mmW基地局、eNBなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント2304を含んでもよい。装置2302はさらに、基地局(たとえば、基地局2350、mmW基地局、eNBなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント2310を含んでもよい。
態様では、受信コンポーネント2304は、ビームのセットを通じて、信号のセット(たとえば、信号はBRSの態様であってもよい)を基地局2350から受信することができる。信号のセットの各信号はビームに対応することがあり、各ビームはビームインデックスに対応することがある(それゆえ、各信号はあるビームインデックスに対応することがある)。各信号は、装置2302と基地局2350との間の通信のために使用されてもよいそれぞれのビームを通じて受信されてもよい。受信コンポーネント2304は、BRSのセットを測定コンポーネント2306に提供してもよい。
動作コンポーネント2306は、ビームのセットの各ビームを通じて受信される信号のセットの各信号の受信電力を決定するように構成されてもよい。各受信電力は、ビームのセットのうちのあるビームと関連付けられてもよい。たとえば、測定コンポーネント2306はBRSRPの少なくとも1つを測定することができる。
測定コンポーネント2306は、測定情報を報告コンポーネント2312に提供することができる。測定情報は、1つまたは複数のビームインデックスおよび1つまたは複数の受信電力(たとえば、第1のビームインデックスおよび対応する第1の受信電力、第2のビームインデックスおよび対応する第2の受信電力など)を含んでもよい。
一態様では、報告コンポーネント2312は、ビームインデックス候補のセットを保持するように構成されてもよい。ビームインデックス候補のセットは、所定の数のビームインデックス候補(たとえば、4つのビームインデックス候補)と、所定の数のビームインデックス候補の各ビームインデックスに対応する各BRSに対するそれぞれの受信電力とを含んでもよい。ある態様では、ビームインデックス候補のセットは、BRSのセットに対する最高の受信電力に対応するビームインデックスのセットを含んでもよい。報告コンポーネント2312は、最高の受信電力に対応するビームインデックスから開始して、最高の受信電力の降順でビームインデックス候補のセットを並べ替えることができる。
報告コンポーネント2312は、1つまたは複数のBSI報告を生成するように構成されてもよい。報告コンポーネント2312は、少なくともあるビームインデックスおよび対応する受信電力を含むようにBSI報告を生成することができる。報告コンポーネント2312は、ビームインデックス候補の保持されるセットからあるビームインデックスと対応する受信電力とを選択することができる。報告コンポーネント2312は、送信コンポーネント2310に1つまたは複数のBSI報告を基地局2350へ送信させるように構成されてもよい。基地局2350に送信すべきBSI報告の数Nは、決定コンポーネント2308によって決定されてもよい。加えて、決定コンポーネント2308は、1つまたは複数のBSI報告を搬送すべきチャネルを決定し、1つまたは複数のBSI報告が決定されたチャネルで搬送されるように決定されたチャネルを報告コンポーネント2312に示すことができる。
態様によれば、決定コンポーネント2308は、BSIを要求するメッセージに基づいて、基地局2350に送信すべきBSI報告の数Nを決定することができる。たとえば、決定コンポーネント2308は、基地局2350から受信されたメッセージのタイプに基づいて数Nを決定することができる。
ある態様では、BSIを要求するメッセージのタイプはDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)であってもよい。決定コンポーネント2308は、BSIを要求するメッセージがDCIメッセージ(たとえば、ダウンリンクDCIメッセージ)によって示されるとき、基地局2350に送信すべきBSI報告の数Nが1であると判定することができる。ある態様では、決定コンポーネント2308は、1つのBSI報告がPUCCH(たとえば、ePUCCH)上で搬送されるべきであると判定することができる。
別の態様では、決定コンポーネント2308は、BSIを要求するメッセージがアップリンクDCIメッセージによって示されるとき、基地局2350に送信すべきBSI報告の数Nが1とは異なると判定することができる。たとえば、決定コンポーネント2308は、アップリンクDCIメッセージに含まれる指示に基づいて、数Nが0、2、または4であると判定することができる。数Nが1より大きい(たとえば、2または4)と判定コンポーネント2308が決定するとき、決定コンポーネント2308は、BSI報告がPUSCH(たとえば、ePUSCH)上で搬送されるべきであると判定することができる。
別の態様では、BSIを要求するメッセージのタイプはRARメッセージ(たとえば、MSG2、RACH手順と関連付けられるアップリンクグラントなど)であってもよい。決定コンポーネント2308は、BSIを要求するメッセージがRARメッセージによって示されるとき、基地局2350に送信すべきBSI報告の数Nが1とは異なると判定することができる。たとえば、決定コンポーネント2308は、RARメッセージに含まれる指示に基づいて、数Nが0、2、または4であると判定することができる。数Nが1より大きい(たとえば、2または4)と決定コンポーネント2308が決定するとき、決定コンポーネント2308は、BSI報告がPUSCH(たとえば、ePUSCH)上で搬送されるべきであると判定することができる。
決定コンポーネント2308は、数Nおよび/またはBSI報告が搬送されるべきチャネルを、報告コンポーネント2312に示すことができる。説明されるように報告コンポーネント2312は、送信コンポーネント2310に、示されたチャネル上でN個のBSI報告を基地局2350へ送信させてもよい。
本装置は、図14の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図14の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図24は、処理システム2414を利用する装置2302'のハードウェア実装形態の例を示す図2400である。処理システム2414は、バス2424によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス2424は、処理システム2414の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス2424は、プロセッサ2404によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2304、2306、2308、2310、2312と、コンピュータ可読媒体/メモリ2406とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2424はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム2414は、トランシーバ2410に結合されてもよい。トランシーバ2410は1つまたは複数のアンテナ2420に結合される。トランシーバ2410は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2410は、1つまたは複数のアンテナ2420から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2414、特に受信コンポーネント2304に与える。さらに、トランシーバ2410は、処理システム2414、特に送信コンポーネント2310から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2420に適用されるべき信号を生成する。処理システム2414は、コンピュータ可読媒体/メモリ2406に結合されるプロセッサ2404を含む。プロセッサ2404は、コンピュータ可読媒体/メモリ2406に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ2404によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム2414に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2406はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2404によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム2414は、コンポーネント2304、2306、2308、2310、2312のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ2404内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2406内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2404に結合される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2414は、UE350のコンポーネントであることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2302/2302'は、BSIを要求するメッセージを基地局から受信するための手段を含む。装置2302/2302'はさらに、基地局に送信すべきBSI報告の数Nを決定するための手段を含むことがあり、各BSI報告は、ビームに対応するビームインデックスと、ビームと関連付けられる受信電力とを示す。装置2302/2302'はさらに、BSIを要求するメッセージに基づいてN個のBSI報告を基地局に送信するための手段を含んでもよい。
ある態様では、装置2302/2302'はさらに、ビームのセットを通じて、信号のセットを基地局から受信するための手段を含んでもよい。装置2302/2302'はさらに、ビームのセットの各ビームを通じて受信される信号のセットの各信号に対する受信電力を決定するための手段を含むことがあり、各受信電力はビームのセットのうちのあるビームと関連付けられる。
ある態様では、N個のBSI報告は、最高の決定された受信電力に対応するN個の受信電力を含む。ある態様では、基地局に送信すべきBSI報告の数Nの決定は、BSIを要求するメッセージのタイプに基づく。ある態様では、BSIを要求するメッセージのタイプはDCIメッセージを備える。ある態様では、基地局に送信すべきBSI報告の数Nは、DCIメッセージに基づいて1となるように決定される。ある態様では、BSI報告の決定された数Nは、PUCCH上で送信される。ある態様では、BSIを要求するメッセージのタイプはRARメッセージを備える。ある態様では、BSI報告の数Nは、RARメッセージに基づいて1より大きくなるように決定される。ある態様では、BSI報告の決定された数Nは、PUSCH上で送信される。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置2302および/または装置2302'の処理システム2414の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように処理システム2414は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
図25は、例示的な装置2502内の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2500である。本装置はUEであってもよい。図2500に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、および/またはその代わりに、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置2502は、基地局(たとえば、基地局2550、mmW基地局、eNBなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント2504を含んでもよい。装置2502はさらに、基地局(たとえば、基地局2550、mmW基地局、eNBなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント2510を含んでもよい。
ある態様では、装置2502は、選択コンポーネント2506を含んでもよい。選択コンポーネント2506は、基地局2550との通信のための第1のビームを選択するように構成されてもよい。たとえば、選択コンポーネント2506は、基地局2550が装置2502から信号を受信することが可能であることを選択コンポーネント2506がそれを通じて予想する、ビームの推定または決定に基づいて第1のビームを選択することができる。
一態様では、選択コンポーネント2506は、基地局2550からの1つまたは複数のBRSの受信に基づいて、第1のビームを選択することができる。選択コンポーネント2506は、最高の受信電力または品質(たとえば、最高のBRSRP)を伴うBRSに対応するビームを選択することができる。たとえば、選択コンポーネント2506は、最高の受信電力または品質を伴うBRSに対応するビームインデックスを決定し、そのビームインデックスに対応するビームを選択することができる。選択コンポーネント2506は、選択された第1のビームの指示(たとえば、選択された第1のビームに対応する第1のビームインデックス)をRACHコンポーネント2508に提供することができる。
RACHコンポーネント2508は、基地局2550とのRACH手順を実行するように構成されてもよい。たとえば、RACHコンポーネント2508は、RACHコンポーネント2508が基地局2550からコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4)を受信するとき、および/またはRACHコンポーネント2508が基地局2550を含むネットワークと装置2502を同期させるとき、RACH手順が成功すると判定することができる。
ある態様では、RACHコンポーネント2508は、装置2502と基地局2550との間での複数のRACHメッセージの通信を含むRACH手順を実行することができる。たとえば、RACH手順は、ランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1)の基地局2550への送信、ランダムアクセスプリアンブルに基づくRARメッセージ(たとえば、MSG2)の基地局2550からの受信、RARメッセージに基づく接続要求メッセージ(たとえば、MSG3)の基地局2550への送信、および接続要求メッセージに基づく基地局2550からのコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4)の受信を含んでもよい。
RACHコンポーネント2508は、基地局2550とのRACH手順が失敗したと判定するように構成されてもよい。たとえば、RACHコンポーネント2508がRARメッセージまたはコンテンション解決メッセージを受信および/または復号することに失敗する場合、RACHコンポーネント2508は、基地局2550とのRACH手順が失敗したと判定することができる。
ある態様では、RACHコンポーネント2508は、選択された第1のビームを通じて、少なくとも1つのRACH手順を試行することができる。たとえば、RACHコンポーネント2508は、送信コンポーネント2510に、選択された第1のビームを通じてランダムアクセスプリアンブルを送信させることができる。加えて、RACHコンポーネント2508は、送信コンポーネント2510に、選択された第1のビームを通じて、RARメッセージに基づいて接続要求メッセージを送信させることができる。
ある態様では、RACHコンポーネント2508は、基地局2550との少なくとも1つのRACH手順が失敗したと判定することがある。たとえば、RACHコンポーネント2508は、RARメッセージまたはコンテンション解決メッセージを受信および/または復号することに失敗することがある。RACHコンポーネント2508は、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを選択コンポーネント2506および/または保持コンポーネント2512に示す情報を提供することができる。
ある態様によれば、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、選択された第1のビームと関連付けられる情報(たとえば、選択された第1のビームに対応する第1のビームインデックス)を含んでもよい。ある態様によれば、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、RACH手順と関連付けられるRACHメッセージが搬送されるサブフレームを示す情報を含んでもよい。
一態様では、選択コンポーネント2506は、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報に基づいて、基地局2550との通信のために新しいビームを選択することができる。別の態様では、選択コンポーネント2506は、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報に基づいて、RACHメッセージの送信のための増大した送信電力を決定することができる。選択コンポーネント2506は、新しいビーム(たとえば、新しいビームに対応する新しいビームインデックス)および/または増大した送信電力をRACHコンポーネント2508に示すことができる。
したがって、RACHコンポーネント2508は、新しいビームを通じて、かつ/または増大した送信電力を使用して次のRACH手順を試行することができる。次のRACH手順が成功するとき、RACHコンポーネント2508は、基地局2550との次のRACH手順が成功したことを保持コンポーネント2512に示すことができる。
ある態様では、保持コンポーネント2512は、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報を記憶することができる。たとえば、保持コンポーネント2512は、選択された第1のビームと関連付けられる情報(たとえば、選択された第1のビームに対応する第1のビームインデックス)を記憶することができる。
一態様では、保持コンポーネント2512は、ビームインデックス候補のセットを保持するように構成されてもよい。ビームインデックス候補のセットは、所定の数のビームインデックス候補(たとえば、4つのビームインデックス候補)と、所定の数のビームインデックス候補の各ビームインデックスに対応する各BRSに対するそれぞれの受信電力とを含んでもよい。ある態様では、ビームインデックス候補のセットは、最高の受信電力を有するBRSに対応するビームインデックスのセットを含んでもよい。保持コンポーネント2512は、最高の受信電力に対応するビームインデックスから開始して、最高の受信電力の降順でビームインデックス候補のセットを並べ替えることができる。ある態様では、保持コンポーネント2512は、ビームインデックス候補のセットから選択された第1のビームに対応する第1のビームインデックスを除くように構成されてもよい。
基地局2550との次のRACH手順が成功するとき、保持コンポーネント2512は、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報を基地局2550に送信することができる。ある態様では、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、選択された第1のビームと関連付けられる情報(たとえば、選択された第1のビームに対応する第1のビームインデックス)を含んでもよい。別の態様では、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、少なくとも1つのRACH手順と関連付けられるRACHメッセージが搬送されるサブフレームの指示を含んでもよい。たとえば、この情報は、ランダムアクセスプリアンブルが搬送されるサブフレームまたは接続要求メッセージが搬送されるサブフレームを示してもよい。
一態様では、保持コンポーネント2512はBSI報告を生成することができる。保持コンポーネント2512は、少なくとも失敗したRACH手順と関連付けられる情報(たとえば、選択された第1のビームに対応する第1のビームインデックス)を示すようにBSI報告を生成することができる。保持コンポーネント2512は、たとえば成功したRACH手順と関連付けられる新しいビームを通じて、送信コンポーネント2510に、BSI報告を基地局2550へ送信させることができる。
本装置は、図15の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図15の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図26は、処理システム2614を利用する装置2502'のハードウェア実装形態の例を示す図2600である。処理システム2614は、バス2624によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス2624は、処理システム2614の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス2624は、プロセッサ2604によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2504、2506、2508、2510、2512と、コンピュータ可読媒体/メモリ2606とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2624はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム2614は、トランシーバ2610に結合されてもよい。トランシーバ2610は1つまたは複数のアンテナ2620に結合される。トランシーバ2610は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2610は、1つまたは複数のアンテナ2620から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2614、特に受信コンポーネント2504に与える。さらに、トランシーバ2610は、処理システム2614、特に送信コンポーネント2510から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2620に適用されるべき信号を生成する。処理システム2614は、コンピュータ可読媒体/メモリ2606に結合されるプロセッサ2604を含む。プロセッサ2604は、コンピュータ可読媒体/メモリ2606に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ2604によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム2614に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2606はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2604によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム2614は、コンポーネント2504、2506、2508、2510、2512のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ2604内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2606内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2604に結合される1つまたは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2614は、UE350のコンポーネントであることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2502/2502'は、基地局との通信のための第1のビームを選択するための手段を含む。装置2502/2502'はさらに、選択された第1のビームを通じて、基地局との少なくとも1つのRACH手順を試行するための手段を含んでもよい。装置2502/2502'はさらに、基地局との少なくとも1つのRACH手順が失敗したと判定するための手段を含んでもよい。装置2502/2502'はさらに、基地局とのRACH手順が成功した後で、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報を送信するための手段を含んでもよい。
ある態様では、装置2502/2502'はさらに、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定の後で、基地局との通信のために新しいビームを選択するための手段を含んでもよい。ある態様では、成功したRACH手順の少なくとも一部分は、選択された新しいビームを通じて実行される。
ある態様では、装置2502/2502'はさらに、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定の後で、送信電力を上げるための手段を含んでもよい。ある態様では、成功したRACH手順の少なくとも一部分は、その増大した送信電力で実行される。
ある態様では、装置2502/2502'はさらに、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定に基づいて、選択された第1のビームと関連付けられる情報を記憶するための手段を含んでもよい。ある態様では、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、第1のビームと関連付けられる記憶される情報を含む。ある態様では、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、少なくとも1つのRACH手順と関連付けられるRACHメッセージが搬送されるサブフレームの指示を含む。
ある態様では、装置2502/2502'はさらに、少なくとも1つのRACH手順が失敗したとの判定に基づいて、装置によって保持されるビームセット候補から選択された第1のビームを除くための手段を含んでもよい。
ある態様では、少なくとも1つのRACH手順が失敗したことを示す情報は、BSI報告を備える。ある態様では、少なくとも1つのRACH手順を試行するための手段は、ランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信すること、ランダムアクセスプリアンブルに基づいてランダムアクセス応答を基地局から受信すること、ランダムアクセス応答に基づいて接続要求メッセージを基地局に送信すること、または接続要求メッセージに基づいてコンテンション解決メッセージを受信することのうちの少なくとも1つを行うように構成される。ある態様では、装置2502/2502'は、成功したRACH手順に基づいて、基地局を含むネットワークと同期する。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置2502および/または装置2502'の処理システム2614の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように処理システム2614は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
図27は、例示的な装置2702内の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2700である。本装置はUEであってもよい。図2700に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、および/またはその代わりに、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置2702は、基地局(たとえば、基地局2750、mmW基地局、eNBなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント2704を含んでもよい。装置2702はさらに、基地局(たとえば、基地局2750、mmW基地局、eNBなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント2710を含んでもよい。
装置2702は、基地局2750とのRACH手順を実行するように構成されてもよいRACHコンポーネント2708を含んでもよい。ある態様では、RACHコンポーネント2708は、装置2702と基地局2750との間での複数のRACHメッセージの通信を含むRACH手順を実行することができる。たとえば、RACH手順は、ランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1)の基地局2750への送信、ランダムアクセスプリアンブルに基づくRARメッセージ(たとえば、MSG2)の基地局2750からの受信、RARメッセージに基づく接続要求メッセージ(たとえば、MSG3)の基地局2750への送信、および接続要求メッセージに基づく基地局2750からのコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4)の受信を含んでもよい。
ある態様では、RACHコンポーネント2708は、コンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4)を選択コンポーネント2706に提供することができる。選択コンポーネント2706は、コンテンション解決メッセージに含まれる情報に基づいて、基地局2750との通信のための新しいビームを選択するように構成されてもよい。
選択コンポーネント2706は、コンテンション解決メッセージに含まれるビームインデックスが装置2702に適用可能であるかどうかを判定するように構成されることがあり、ビームインデックスはコンテンション解決メッセージによって示されることがある。一態様では、選択コンポーネント2706は、コンテンション解決メッセージに含まれるビームインデックスが装置2702に宛てられているかどうかを判定することができる。たとえば、選択コンポーネント2706は、装置2702と関連付けられるRNTI(たとえば、RACH手順の一部として決定されるRNTI)に基づいて、コンテンション解決メッセージを復号することを試行することができる。選択コンポーネント2706は、選択コンポーネント2706がコンテンション解決メッセージの復号に成功すると、コンテンション解決メッセージに含まれるビームインデックスが装置2702に適用可能であると判定することができる。
ある態様では、選択コンポーネント2706は、受信コンポーネント2704および/または送信コンポーネント2710にビームインデックスの指示を提供することができる。したがって、受信コンポーネント2704および/または送信コンポーネント2710は、ビームインデックスに対応するビームを通じて基地局2750と通信することができる。
ある態様では、選択コンポーネント2706は、たとえばコンテンション解決メッセージによって示されるようにビームインデックスと関連付けられる1つまたは複数のチャネルを決定することができる。選択コンポーネント2706は、受信コンポーネント2704(たとえば、ダウンリンクチャネルのための)および/または送信コンポーネント2710(たとえば、アップリンクチャネルのための)に1つまたは複数のチャネルの指示を提供することができる。受信コンポーネント2704および/または送信コンポーネント2710は次いで、1つまたは複数の示されるチャネル上でビームインデックスに対応するビームを通じて基地局2750と通信することができる。
ある態様では、選択コンポーネント2706は、ビームインデックスが装置2702に適用可能であるかどうかの指示を肯定応答コンポーネント2712に提供することができる。肯定応答コンポーネント2712は、基地局2750にフィードバック(たとえば、肯定応答/否定応答フィードバック)を送信するかどうかを判定するように構成されてもよい。ある態様では、ビームインデックスが装置2702に適用可能であることを選択コンポーネント2706が肯定応答コンポーネント2712に示すとき、肯定応答コンポーネント2712は、肯定応答メッセージを生成し、送信コンポーネント2710に肯定応答メッセージを基地局2750へ送信させることができる。ある態様では、ビームインデックスが装置2702に適用可能であることを選択コンポーネント2706が肯定応答コンポーネント2712に示すとき、または選択コンポーネント2706がコンテンション解決メッセージの復号に成功することが可能ではないことを選択コンポーネント2706が示すとき、肯定応答コンポーネント2712は、否定応答メッセージを基地局2750に送信することを控える場合がある。
本装置は、図16の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図16の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図28は、処理システム2814を利用する装置2702'のハードウェア実装形態の例を示す図2800である。処理システム2814は、バス2824によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス2824は、処理システム2814の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス2824は、プロセッサ2804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2704、2706、2708、2710、2712と、コンピュータ可読媒体/メモリ2806とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2824はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム2814は、トランシーバ2810に結合されてもよい。トランシーバ2810は1つまたは複数のアンテナ2820に結合される。トランシーバ2810は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2810は、1つまたは複数のアンテナ2820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2814、特に受信コンポーネント2704に与える。さらに、トランシーバ2810は、処理システム2814、特に送信コンポーネント2710から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2820に適用されるべき信号を生成する。処理システム2814は、コンピュータ可読媒体/メモリ2806に結合されるプロセッサ2804を含む。プロセッサ2804は、コンピュータ可読媒体/メモリ2806に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ2804によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム2814に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2806はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2804によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム2814は、コンポーネント2704、2706、2708、2710、2712のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ2804内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2806内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2804に結合される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2814は、UE350のコンポーネントであることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、基地局からコンテンション解決メッセージを受信するための手段を含み、コンテンション解決メッセージは、ビームに対応する少なくともあるビームインデックスを示す。装置2702/2702'はさらに、ビームインデックスが装置2702/2702'に適用可能であるかどうかを判定するための手段を含んでもよい。装置2702/2702'はさらに、ビームインデックスが装置2702/2702'に適用可能であるとき、ビームインデックスに対応するビームを通じて基地局と通信するための手段を含んでもよい。
ある態様では、装置2702/2702'はさらに、ビームインデックスが装置2702/2702'に適用可能であると判定されるとき、肯定応答メッセージを基地局に送信するための手段を含んでもよい。ある態様では、コンテンション解決メッセージはランダムアクセス手順と関連付けられる。ある態様では、ビームインデックスが装置2702/2702'に適用可能であるかどうかを判定するための手段は、装置2702/2702'と関連付けられるRNTIに基づいてコンテンション解決メッセージを復号することを試行するように構成され、ビームインデックスは、コンテンション解決メッセージの復号が成功するとき、装置2702/2702'に適用可能であると判定される。
ある態様では、装置2702/2702'はさらに、ビームインデックスが装置2702/2702'に適用可能ではないと判定されるとき、またはコンテンション解決メッセージが復号に成功しない場合、否定応答メッセージを基地局に送信するのを控えるための手段を含む。ある態様では、コンテンション解決メッセージはさらに、ビームインデックスと関連付けられる1つまたは複数のチャネルの指示を含み、ビームインデックスに対応するビームを通じた基地局との通信は、1つまたは複数の示されたチャネル上で実行される。
ある態様では、装置2702/2702'はさらに、ランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信するための手段を含む。装置2702/2702'はさらに、ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、基地局からランダムアクセス応答を受信するための手段を含む。装置2702/2702'はさらに、ランダムアクセス応答に基づいて、基地局に接続要求メッセージを送信するための手段を含む。ある態様では、コンテンション解決メッセージは、コンテンション要求メッセージに基づいて送信される。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置2702および/または装置2702'の処理システム2814の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように処理システム2814は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
図29は、例示的な装置2902の中の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2900である。本装置は基地局であってもよい。図2900に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、および/またはその代わりに、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置2902は、UE(たとえば、UE2950、mmW UEなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント2904を含んでもよい。装置2902はさらに、UE(たとえば、UE2950、mmW UEなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント2910を含んでもよい。
装置2902は、UE2950とのRACH手順を実行するように構成されてもよいRACHコンポーネント2908を含んでもよい。ある態様では、RACHコンポーネント2908は、装置2902とUE2950との間での複数のRACHメッセージの通信を含むRACH手順を実行することができる。たとえば、RACH手順は、UE2950からのランダムアクセスプリアンブル(たとえば、MSG1)の受信、ランダムアクセスプリアンブルに基づくUE2950へのRARメッセージ(たとえば、MSG2)の送信、RARメッセージに基づくUE2950からの接続要求メッセージ(たとえば、MSG3)の受信、および接続要求メッセージに基づくUE2950へのコンテンション解決メッセージ(たとえば、MSG4)の送信を含んでもよい。
ある態様では、選択コンポーネント2906は、装置2902とUE2950との間の通信に使用されるべきビームインデックスなどのUE2950に適用可能なビームインデックスを決定するように構成されてもよい。一態様では、選択コンポーネント2906は、UE2950からのフィードバック(たとえば、装置2902によって送信される1つまたは複数のBRSに基づくフィードバック)に基づいてビームインデックスを決定するように構成されてもよい。選択コンポーネント2906は、ビームインデックスをRACHコンポーネント2908に提供することができる。
ある態様では、選択コンポーネント2906は、たとえばコンテンション解決メッセージによって示されるものとして、ビームインデックスと関連付けられる1つまたは複数のチャネルを決定することができる。選択コンポーネント2906は、(たとえば、コンテンション解決メッセージに含めるために)1つまたは複数のチャネルの指示をRACHコンポーネント2908に提供することができる。
RACHコンポーネント2908は、ビームインデックスの指示(および任意選択で、1つまたは複数のチャネルの指示)をコンテンション解決メッセージに含めるように構成されてもよい。ある態様では、RACHコンポーネント2908は、ビームインデックスがUE2950に適用可能であることを示してもよい。たとえば、RACHコンポーネント2908は、UE2950と関連付けられるRNTI(たとえば、RACH手順の一部として決定されるRNTI)に基づいて、コンテンション解決メッセージをスクランブルすることができる。RACHコンポーネント2908は、ビームに対応する少なくともあるビームインデックスを示し、かつビームインデックスがUE2950に適用可能であることを示すコンテンション解決メッセージのUE2950への送信を引き起こすことができる。
肯定応答コンポーネント2912は、UE2950からフィードバック(たとえば、肯定応答/否定応答フィードバック)が受信されるかどうかを判定するように構成されてもよい。ある態様では、肯定応答コンポーネント2912は、UE2950から肯定応答メッセージを受信することができ、肯定応答メッセージは、装置2902とUE2950との間の通信がコンテンション解決メッセージによって示されるビームインデックスに対応するビーム上で行われるべきであることをUE2950が認めることを示してもよい。肯定応答コンポーネント2912は、受信コンポーネント2904および/または送信コンポーネント2910に(たとえば、通信が行われるべき1つまたは複数のチャネルに基づいて)ビームインデックスの指示を提供することができる。受信コンポーネント2904および/または送信コンポーネント2910は次いで、1つまたは複数のチャネル上でビームインデックスに対応するビームを通じてUE2950と通信することができる。
肯定応答コンポーネント2912が肯定応答メッセージを受信しない場合、コンテンション解決メッセージの送信の前に通信のために使用されるサービングビームを通じて、UE2950との通信が行われてもよい。
本装置は、図17の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図17の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図30は、処理システム3014を利用する装置2902'のハードウェア実装形態の例を示す図3000である。処理システム3014は、バス3024によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス3024は、処理システム3014の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス3024は、プロセッサ3004によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2904、2906、2908、2910、2912と、コンピュータ可読媒体/メモリ3006とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス3024はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム3014は、トランシーバ3010に結合されてもよい。トランシーバ3010は1つまたは複数のアンテナ3020に結合される。トランシーバ3010は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ3010は、1つまたは複数のアンテナ3020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム3014、特に受信コンポーネント2904に与える。さらに、トランシーバ3010は、処理システム3014、特に送信コンポーネント2910から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ3020に適用されるべき信号を生成する。処理システム3014は、コンピュータ可読媒体/メモリ3006に結合されるプロセッサ3004を含む。プロセッサ3004は、コンピュータ可読媒体/メモリ3006に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ3004によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム3014に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ3006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ3004によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム3014は、コンポーネント2904、2906、2908、2910、2912のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ3004内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ3006内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ3004に結合される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム3014は、基地局310のコンポーネントであることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2902/2902'は、UEにコンテンション解決メッセージを送信するための手段を含み、コンテンション解決メッセージは、ビームに対応する少なくともあるビームインデックスと、ビームインデックスがUEに適用可能であることとを示す。装置2902/2902'はさらに、コンテンション解決メッセージに応答して、肯定応答メッセージがUEから受信されるかどうかを判定するための手段を含んでもよい。装置2902/2902'はさらに、肯定応答メッセージがUEから受信されると判定されるとき、ビームインデックスに対応するビームを通じてUEと通信するための手段を含んでもよい。
ある態様では、コンテンション解決メッセージはランダムアクセス手順と関連付けられる。ある態様では、装置2902/2902'はさらに、UEと関連付けられるRNTIを使用してコンテンション解決メッセージの少なくとも一部分をスクランブルするための手段を含んでもよい。ある態様では、コンテンション解決メッセージはさらに、ビームインデックスと関連付けられる1つまたは複数のチャネルの指示を含み、ビームインデックスに対応するビームを通じたUEとの通信は、1つまたは複数の示されたチャネル上で実行される。
ある態様では、装置2902/2902'はさらに、コンテンション解決メッセージの送信の前にサービングビームを通じてUEと通信するための手段を含むことがあり、UEとの通信は、UEからの肯定応答メッセージがないことに基づいて、サービングビームを通じて継続する。
ある態様では、装置2902/2902'はさらに、ランダムアクセスプリアンブルをUEから受信するための手段を含んでもよい。装置2902/2902'はさらに、ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、UEにランダムアクセス応答を送信するための手段を含んでもよい。装置2902/2902'はさらに、ランダムアクセス応答に基づいて、UEから接続要求メッセージを受信するための手段を含むことがあり、コンテンション解決メッセージが接続要求メッセージに基づいて送信される。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置2902および/または装置2902'の処理システム3014の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように処理システム3014は、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
図31は、例示的な装置3102の中の様々な手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図3100である。本装置はUEであってもよい。図3100に示されるデータフローは、例示的なものと見なされるべきである。したがって、様々な態様によれば、1つまたは複数の追加の手段/コンポーネントが存在することがあり、1つまたは複数の図示される手段/コンポーネントが存在しないことがある。さらに、図示されるデータフローに加えて、および/またはその代わりに、手段/コンポーネント間に様々なデータフローが発生してもよい。
装置3102は、基地局(たとえば、基地局3150、mmW基地局、eNBなど)から信号を受信するように構成される受信コンポーネント3104を含んでもよい。装置3102はさらに、基地局(たとえば、基地局3150、mmW基地局、eNBなど)に信号を送信するように構成される送信コンポーネント3110を含んでもよい。
態様では、受信コンポーネント3104は、ビームのセットを通じて、信号のセット(たとえば、信号はBRSの態様であってもよい)を基地局3150から受信することができる。信号のセットの各信号はビームに対応することがあり、各ビームはビームインデックスに対応することがある(それゆえ、各信号はあるビームインデックスに対応することがある)。各信号は、装置3102と基地局3150との間の通信のために使用されてもよいそれぞれのビームを通じて受信されてもよい。受信コンポーネント3104は、BRSのセットをコマンドコンポーネント3106に提供してもよい。コマンドコンポーネント3106は、受信可能な送信ビームを通じて受信されるそれぞれのBRSに基づいて、基地局3150の送信ビームに対応する送信ビームインデックスを決定することができる。コマンドコンポーネント3106は、送信ビームインデックスを決定コンポーネント3108に提供することができる。決定コンポーネント3108は、受信ビームインデックスへの送信ビームインデックスのマッピングを保持することができる。
様々な態様では、コマンドコンポーネント3106は、受信コンポーネント3104を通じて、基地局3150からビーム変更コマンドを受信することができる。ビーム変更コマンドは、基地局の送信ビームのセットに対応する送信ビームインデックスのセットを示すことができ、送信ビームインデックスのセットの各送信ビームインデックスは、基地局3150によって送信ビームを送信するための少なくともある送信方向を示すことができる。コマンドコンポーネント3106は、ビーム変更コマンドによって示される送信ビームインデックスのセットを決定するように構成されてもよい。
ある態様では、ビーム変更コマンドは、MAC CEにおいて受信されてもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、DCIメッセージにおいて受信されてもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、RRCシグナリングを介して受信されてもよい。ある態様では、ビーム変更コマンドは、PDCCH上で搬送されてもよい。
態様では、コマンドコンポーネント3106は、送信ビームインデックスのセットを決定コンポーネント3108に提供することができる。決定コンポーネント3108は、送信ビームインデックスのセットに基づいて、装置3102の受信ビームのセットに対応する受信ビームインデックスのセットを決定することができる。受信ビームインデックスのセットの各受信ビームインデックスは、装置3102によってビームを受信するための少なくともある受信方向を示す。ある態様では、決定コンポーネント3108は、送信ビームインデックスを受信ビームインデックスに対応付けるマッピングにアクセスすることによって、受信ビームインデックスのセットを決定することができる。決定コンポーネント3108および/またはコマンドコンポーネント3106は、このマッピングを埋めるように構成されてもよい。
決定コンポーネント3108、受信ビームインデックスのセットをBRRSコンポーネント3112に提供することができる。したがって、BRRSコンポーネント3112は、たとえばBRRSが受信されるべきシンボルの間に、受信ビームインデックスのセットに含まれる受信ビームインデックスに対応する受信ビームを通じて、受信コンポーネント3104に受信させることができる。一態様では、BRRSコンポーネント3112は、たとえば装置3102がそのビームをアクティブに維持していないときに少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する受信ビームを生成することができる。
一態様では、BRRSコンポーネント3112は、送信ビームインデックスのセットに対応する送信ビームのセットを通じて基地局3150からBRRSを受信することができる。別の態様では、BRRSコンポーネント3112は、ビーム変更コマンドによって示される送信ビームインデックスに対応する送信ビームのセットとは異なる基地局3150からの送信ビームのセットを通じて、BRRSを受信することができる。たとえば、障害物および/または反射により、装置3102が、受信されたビームの決定されたセットを通じて、しかしビーム変更コマンドによって示される送信ビームインデックスのセットに対応する送信ビームのセットとは異なる送信ビームのセットを通じて、BRRSを受信するようになってもよい。
一態様では、BRRSコンポーネント3112は、1つまたは複数のシンボルインデックスに対応する1つまたは複数のシンボルにおいてBRRSを受信することができる。たとえば、BRRSコンポーネント3112は、1つまたは複数のシンボルインデックスに対応する1つまたは複数のシンボルの間に少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する少なくとも1つの受信ビームを通じて受信(たとえば、聴取)することができる。ある態様では、1つまたは複数のシンボルインデックスはあらかじめ決定されていることがある(たとえば、3GPPによって公表された1つまたは複数の規格によって定められることがある)。別の態様では、1つまたは複数のシンボルインデックスは、ビーム変更コマンドによって示されてもよい(たとえば、コマンドコンポーネント3106によって決定され、BRRSコンポーネント3112に提供されてもよい)。一態様では、ビーム変更コマンドはさらに、1つまたは複数のシンボルインデックスの各シンボルに対する送信ビームインデックスのセットの対応する送信ビームインデックスを示す。
ある態様では、BRRSコンポーネント3112は、受信ビームインデックスの決定されたセットに含まれる第1の受信ビームインデックスに対応する第1の受信ビームを通じて、第1のシンボルセットにおいてBRRSの第1の部分を受信することができる。BRRSコンポーネント3112は、受信ビームインデックスの決定されたセットに含まれる第2の受信ビームインデックスに対応する第2の受信ビームを通じて、第2のシンボルセットにおいてBRRSの第2の部分を受信することができる。
一態様では、BRRSコンポーネント3112は、1つまたは複数の受信されたBRRSに基づいてBRI報告を生成することができる。ある態様では、BRI報告はBSI報告と同様であることがあり、最良の細かいビームを決定するために基地局3150によって使用されることがある。BRRSコンポーネント3112は、最良である(たとえば、受信されたBRRSに基づいて最高の信号品質または出力を有する)送信ビームインデックスをインデクシングするために、BRI報告を送信することができる。
本装置は、図18の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。したがって、図18の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、前述のプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成される1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、前述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されるプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図32は、処理システム3214を利用する装置3102'のハードウェア実装形態の例を示す図3200である。処理システム3214は、バス3224によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス3224は、処理システム3214の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでもよい。バス3224は、プロセッサ3204によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント3104、3106、3108、3110、3112と、コンピュータ可読媒体/メモリ3206とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス3224はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐことができるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られているので、これ以上説明されない。
処理システム3214は、トランシーバ3210に結合されてもよい。トランシーバ3210は1つまたは複数のアンテナ3220に結合される。トランシーバ3210は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ3210は、1つまたは複数のアンテナ3220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム3214、特に受信コンポーネント3104に与える。さらに、トランシーバ3210は、処理システム3214、特に送信コンポーネント3110から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ3220に適用されるべき信号を生成する。処理システム3214は、コンピュータ可読媒体/メモリ3206に結合されるプロセッサ3204を含む。プロセッサ3204は、コンピュータ可読媒体/メモリ3206に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ3204によって実行されると、任意の特定の装置に関して上で説明された様々な機能を処理システム3214に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ3206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ3204によって操作されるデータを記憶するために使用されることがある。処理システム3214は、コンポーネント3104、3106、3108、3110、3112のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ3204内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ3206内に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ3204に結合される1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム3214は、UE350のコンポーネントであることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置3102/3102'は、基地局の送信ビームのセットに対応する送信ビームインデックスのセットを示すビーム変更コマンドを受信するための手段を含み、送信ビームインデックスのセットの各送信ビームインデックスは、基地局によって送信ビームを送信するための少なくともある送信方向を示してもよい。装置3102/3102'は、送信ビームインデックスのセットに基づいて装置の受信ビームに対応する受信ビームインデックスのセットを決定するための手段を含むことがあり、受信ビームインデックスのセットの各受信ビームインデックスは、装置3102/3102'によって受信ビームを受信するための少なくともある受信方向を示す。装置3102/3102'はさらに、受信ビームインデックスのセットに含まれる少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する少なくとも1つの受信ビームを通じて、BRRSを基地局から受信するための手段を含むことがある。
ある態様では、受信ビームインデックスのセットに含まれる少なくとも1つの受信ビームインデックスに対応する少なくとも1つの受信ビームを通じてBRRSを基地局から受信するための手段は、受信ビームインデックスのセットに含まれる第1の受信ビームインデックスに対応する第1の受信ビームを通じて第1のシンボルセットにおいてBRRSの第1の部分を受信するように構成され、受信ビームインデックスのセットに含まれる第2の受信ビームインデックスに対応する第2の受信ビームを通じて第2のシンボルセットにおいてBRRSの第2の部分を受信するようにさらに構成される。
ある態様では、BRRSは、1つまたは複数のシンボルインデックスに対応する1つまたは複数のシンボルにおいて受信される。ある態様では、ビーム変更コマンドは、1つまたは複数のシンボルインデックスと、1つまたは複数のシンボルインデックスの各シンボルインデックスに対する送信ビームインデックスのセットの対応する送信ビームインデックスとを示す。ある態様では、BRRSがその中で受信される1つまたは複数のシンボルインデックスはあらかじめ決定される。ある態様では、BRRSは、送信ビームインデックスのセットに対応する送信ビームのセットを通じて基地局から受信される。ある態様では、BRRSは、送信ビームインデックスのセットに対応する送信ビームのセットとは異なる送信ビームのセットを通じて基地局から受信され、送信ビームの異なるセットは送信ビームインデックスのセットとは異なる送信ビームインデックスの第2のセットに対応する。
ある態様では、ビーム変更コマンドは、MAC CEにおいて受信される。ある態様では、ビーム変更コマンドは、DCIメッセージにおいて受信される。ある態様では、ビーム変更コマンドは、RRCシグナリングを介して受信される。ある態様では、ビーム変更コマンドは、PDCCH上で搬送される。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成される装置3102および/または装置3102'の処理システム3214の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように処理システム3214は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでもよい。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されるTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってもよい。
開示されたプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が再構成されることがあることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされてもよく、または省略されてもよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
上述の説明は、本明細書で説明された様々な態様を当業者が実践できるようにするために提供される。これらの態様への様々な変更は当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は他の態様に適用されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されるものではなく、クレームの文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」であるものとして説明されているいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。その他の形で特に述べられない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含んでもよい。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られているか、または後に知られることになる、本開示全体を通じて説明した様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物が、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書で開示したものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などの単語は、「手段」という単語の代用ではないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。