JP2019516526A - 尿管ステント - Google Patents

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Abstract

膀胱、腎臓、及び膀胱と腎臓を接続する尿管の通路に配置するための尿管ステントを(1050)提供する。尿管ステント(1050)は、内腔を含まない、膀胱内に配置可能なソリッドな膀胱部分(1052)と、腎臓内及び尿管の通路内に配置可能なチューブ状の腎臓部分(1054)と、膀胱部分(1052)が膀胱内で浮動できるように、かつ尿管の通路を膀胱に接続する尿管開口部が圧縮状態と非圧縮状態の間で動けるように膀胱部分(1052)と尿管部分(1078)を接続するテザーとを含む。テザー(1056)は、ソリッドな膀胱部分の第2の端部に連結される第1の端部と、尿管部分(1078)における開口部を通って延びる部分を有する。内腔を含まないことにより、ソリッドな膀胱部分(1052)は、必要なアンコイル力(uncoil force)を維持しながら、より小さい直径を有し得る。小さい直径を有することによって、膀胱部分(1052)をプッシャーチューブと一緒にスコープに挿入することが可能になり、したがって膀胱部分(1052)をガイドワイヤー(1114)に搭載することを回避できる。

Description

[関連出願]
本出願は、2016年5月6日に提出された国際出願第PCT/US2016/031104号及び2016年6月24日に提出された米国特許出願第15/192,314に対して優先権を主張し、それらは参照により本書に組み込まれる。
[技術分野]
本発明は、一般にインプラント可能な医療デバイス、とりわけ尿管ステント等のステントに関する。
尿路は、尿管の通路により膀胱に接続する1対の腎臓と、膀胱から患者の外側まで通じる尿道を有する。尿は腎臓により生成され、尿管の通路を通過し、膀胱内に保存され、最終的には尿道から排泄される。尿道括約筋は、膀胱からの尿の流れを制御するために、膀胱の底部付近の尿道の周りに位置する。
通常の場合、尿管の通路は腎臓から膀胱への蠕動による尿の通過を可能にする。尿がいっぱいに溜まったときに膀胱は、膀胱の壁を貫通する尿管の通路の一部を圧縮することによって、尿が膀胱から腎臓へ逆方向に行くことを防止する。これらの通路は、腫瘍、瘢痕組織、又は腎臓結石によって塞がることがあり、それによって通常の尿流が妨げられ、その結果となる腎臓における高圧は患者に苦痛を与えることがある。閉塞した尿管の通路を再開するために、尿管ステントを患者の中に配置することができる。ステントは、通路の中にある妨害物を開いた状態に保持し、尿が妨害物をバイパスできるようにする。これによって尿は、腎臓から膀胱へ流れることができ、腎臓の圧力が低減され、患者に与えられる苦痛も軽減される。
膀胱、腎臓、及び膀胱と腎臓を接続する尿管の通路に配置するための尿管ステントを提供する。尿管ステントは、膀胱内に配置可能な、内腔を含まないソリッドな膀胱部分と、腎臓内及び尿管の通路内に配置可能なチューブ状の腎臓部分と、膀胱部分が膀胱の中で浮動するようにし、かつ尿管の通路を膀胱に接続する尿管開口部が圧縮状態と非圧縮状態の間で動けるようにする膀胱部分と尿管部分を接続するテザーとを含む。内腔を含まないことにより、ソリッドな膀胱部分は、必要なアンコイル力(uncoil force)を維持しつつ、より小さい直径を有し得る。また、小さい直径のために、膀胱部分をプッシャーチューブと一緒にスコープに挿入することが可能になり、したがって膀胱部分をガイドワイヤーに搭載することを回避でき、医師にとって提供プロセスが簡略化される。
本願の前記特徴及びその他の特徴は、図面を参照しながら以下に説明する。
患者に配置した代表的なステントの模式図である。 図1のステントの模式図である。 別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 図6のステントの腎臓部分を上から見た図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの模式図である。 また別の代表的なステントの部分的側面図である。 図12のステントの側面図である。 代表的なステントプッシャーとガイドワイヤーの断片的断面図である。 図14のステントプッシャーの側面図である。 別の代表的なステントプッシャーの側面図である。 患者に挿入されるガイドワイヤーの模式図である。 図12のステントが、図14のステントプッシャーによって患者に配置される場合の模式図である。 図12のステントが、図14のステントプッシャーによって患者に配置される場合の別の模式図である。 図12のステントが、図14のステントプッシャーによって患者に配置される場合のまた別の模式図である。 腎臓と、腎臓に挿入されたステントの腎臓部分の模式図である。 尿管の通路と、膀胱と、それらに挿入されたステントの膀胱部分の模式図である。 別の代表的なステントの部分的側面図である。 図23のステントの部分的透視図である。 図23のステントの部分的断面図である。 図23のステントの別の部分的透視図である。 また別の代表的なステントの部分的側面図である。 図27のステントの部分的透視図である。 図27のステントの部分的断面図である 図27のステントの別の部分的透視図である。 また別の代表的なステントの部分的側面図である。 図31のステントの部分的透視図である。 図31のステントの部分的断面図である。 図31のステントの別の部分的透視図である。 別の代表的なステントの部分的側面図である。 図35のステントの部分的透視図である。 図35のステントの部分的断面図である。 図35のステントの別の部分的透視図である。 別の代表的なステントの部分的側面図である。 また別の代表的なステントの部分的側面図である。
本願の原理は、特に塞がっている尿管通路を開放するための尿管ステントに利用できるため、以下ではそれに関連して説明する。もちろん、本願の原理は、例えば胆道ステントのような別のステントの応用等の他の医療応用に関しても利用できることは認識され理解される。そこで、図1から始めて図面を詳細に参照すると、図1は、患者の1対の腎臓10、12と、膀胱14を示す。腎臓10、12は、それぞれ尿管の通路16、18によって膀胱14に接続する。尿管の通路16、18は、それぞれ膀胱14の中へ延びる部分を含み、その部分は非圧縮状態から圧縮状態へ動き、通常状態では尿管の蠕動運動の助けを借りて、尿を腎臓10、12から膀胱14へしか通さない。通路16、18のいずれか1つが、例えば腎臓結石または尿管結石等によって塞がった場合、尿の流れを補助するために通路16、18を開放することを補助するように腎臓10、12、尿管の通路16、18、及び膀胱14に尿管ステントを配置することが可能である。
尿管ステントは、腎臓10、12から膀胱14へ延びるチューブによって形成されていてもよく、このチューブは、腎臓に位置する第1のらせん状端部と、膀胱に位置する第2のらせん状端部を有する。このようなステントでは、尿は膀胱の中へチューブを通過して、及びチューブの周りを流れることができるが、このチューブは、患者に不快感又は更なる医学的問題を起こす可能性、又はそれに貢献する可能性がある。例えば、このチューブは、通常は圧縮状態から非圧縮状態へ動く尿管開口部20、22を常に開放状態にするため、尿はこの膀胱14から腎臓10、12へ、そして腎臓10、12から膀胱14へ流れることができる。尿管開口部20、22を開放したままにし、したがって尿が膀胱14から腎臓10、12へ流れないようにする開口部20、22の圧縮を妨害することは、例えば尿の逆流や側腹部痛に至り得る。また、尿管ステントの膀胱側の端は、通常は患者の膀胱三角24又は膀胱14の壁の上に載っているかそれに当接するため、血尿、断続的な強い尿意、及びステントによる苦痛を与える膀胱痙攣等を起こし、したがって患者の不快感を向上させる。
膀胱14内及び/又は尿管開口部20、22付近におけるステントのフットプリントを最小化し、尿を腎臓10、12から膀胱14へ一方向に流れさせ、膀胱14から腎臓10、12へ流れさせないようにし、よってステントに関連する有害作用を低減するための代表的な尿管ステント50を提示する。図1と図2に示すように、ステント50は、膀胱14に位置する膀胱部分52と、腎臓10と尿管の通路16に位置する腎臓部分54と、膀胱部分52を腎臓部分54に連結する1つ以上のテザーを含む。テザー56は、繊維に限らない適切な糸であってもよく、例えば細いワイヤー等のワイヤーを含んでもよい。図に表示されないが、ステント50は、その代わりに又はそれに加えて腎臓12と尿管の通路18に配置されてもよいことは理解されよう。
膀胱部分52は、任意の形を有する弾性の固定用部材であり、例えば、膀胱部分52が尿管の通路16の中へ移動しないように、非拘束時は図2に示される可撓性のループとして曲がっているチューブの形を有する。膀胱部分52は、膀胱14の中に位置する場合は拘束されていない形を有し、膀胱14の中の位置を決めている間は実質的にまっすぐな形等の拘束された形を有する。拘束されていない場合、膀胱部分は任意の形、例えばJ形(図3)、らせん形(図4、図5)、Tバー形(図6)、三角形(図9)、円形(図10)等を有してもよいことは理解されよう。また、膀胱部分は、患者の尿管組織を刺激しない材料である限り、任意の適切な材料から成ってもよく、例えばウレタンポリマー、シリコーン、又は熱可塑性のポリマーもしくはエラストマー等の熱可塑性物質等から成ってもよい。また、この適切な材料は、例えば膀胱が尿により充満させられた際に、膀胱部分が膀胱の中で浮動できるような浮力材料であってもよく、よって膀胱部分が膀胱三角から離礁でき、したがって刺激が低減される。
膀胱部分52は、膀胱部分の壁における1つ以上の開口部60を有してもよく、それらは膀胱部分から液体の流出入を可能にする。開口部は、任意の形状と任意のサイズであってもよく、例えばらせん形、円形等の開口部であってもよい。膀胱部分52は、例えば放射線不透過性のバンド等の少なくとも1つの放射線不透過性の要素を含んでもよく、図示する実施例では膀胱部分の第1の端部66と第2の端部68のそれぞれに近接する放射線不透過性のバンド62、64を含む。この放射線不透過性バンドは、ステント50を配置する際にオペレーターを補助するために提供される任意の適切な放射線不透過性要素である。その代わりに又はそれに加えて、膀胱部分52はステントの位置決めを補助するために放射線不透過性であってもよいことは理解されよう。膀胱部分は、第1の端部66に、ステント50の位置決めを補助するための、膀胱部分52の残りよりも高い剛性を有する先端部またはリング70を有してもよい。
膀胱部分52と同様に、腎臓部分54は、腎臓10の中に腎臓部分を固定するために、例えば非拘束の状態で可撓性ループの形状を有するチューブ等の弾性固定用部分76を有する。弾性固定用部分76は、腎臓の中に位置するときは非拘束の形を有し、腎臓の中に位置するときは、実質的にまっすぐな形等の拘束された形を有する。非拘束の場合、固定用部分は任意の適切な形、例えばJ形(図3)、らせん形(図4、図5)等の形を有してもよいことは理解されよう。また、膀胱部分52と腎臓部分54は、非拘束の場合は同じまたは異なる形状を有してもよく、例えば膀胱部分52と腎臓部分54の両方が図2に示されるような可撓性ループであってもよく、又は膀胱部分52と腎臓部分54の1つがJ形状であり、もう1つがらせん形状であってもよいこと等は理解されよう。
腎臓部分54は、患者の尿管組織を刺激しない任意の適切な材料から成ってもよく、例えばウレタンポリマー、シリコーン、又は熱可塑性のポリマーもしくはエラストマー等の熱可塑性物質等から成ってもよい。腎臓部分と膀胱部分は、身体からの除去を許容する引張特性を有しつつ、配置中に提供の確実性を確保するに十分な同様の又は異なるデュロメータを有する、同じ材料又は異なる材料で形成可能であることは理解されよう。腎臓部分は、例えば50〜80ショアA、好ましくは50〜60ショアAのデュロメータを有してよく、膀胱部分は、例えば25〜50ショアA、好ましくは30〜40ショアAのデュロメータを有してよい。また、腎臓部分、膀胱部分、及び/又はテザーは、吸収性又は非吸収性材料、石炭化を防止する材料、及び外被の形成(incrustation)を防止する材料のうち1つ以上から成ってもよく、その代わりに又はそれに加えて適宜な抗生物質を浸透させたもの及び/又は薬剤を溶出するものであってもよい。
1つの実施形態において、膀胱部分52は、腎臓部分54より柔らかいデュロメータを有し、よって膀胱部分52は膀胱の収縮に対してコンプライアントであり、かつ膀胱三角24への刺激が軽減する。その代わりに又はそれに加えて、腎臓部分54の弾性固定用部分76は、腎臓部分54の尿管部分78よりも硬い。例えば、腎臓部分54は、固定用部分76における硬いデュロメータから尿管部分78の端における柔らかいデュロメータまで腎臓部分の長さに沿って複数の遷移領域を有してよい。また、膀胱部分52及び/又は腎臓部分54は、身体の中への配置中は硬くなり、配置後は柔らかくなるように感熱性であってもよいことも理解されよう。
再び腎臓部分54を参照すると、腎臓部分は尿管部分78を有し、尿管部分は可撓性チューブ状部分であってもよく、例えば腎臓10と通路16の間に閉塞が生じた場合に通路の開放を維持するために、腎臓10における弾性固定用部分76から尿管の通路16の中へ延びるように構成される。腎臓部分54は、腎臓部分54の壁において1つ以上の開口部80も有してよく、それらは腎臓部分54からの液体の流出入を可能にする。これら開口部は、任意の適切な形状と任意の適切なサイズ、例えばらせん形(図3)、円形等の開口部であってもよい。
腎臓部分54は、1つ以上の放射線不透過性要素、例えば放射線不透過性バンド等をさらに含み、図示する実施例においては腎臓部分54の第1の端部86と第2の端部88のそれぞれに近接する放射線不透過性バンド82、84を含むが、その代わりに又はそれに加えて腎臓部分54は、ステントの位置決めを補助するために、及び配置中にX線像におけるステントの識別を容易化するために放射線不透過性であってもよいことは理解されよう。また、膀胱部分52及び/又は腎臓部分54は、ステント50の位置決めを補助するために、それぞれの長さに沿って測定マーカーを含んでもよい。
上記のように、膀胱部分52と腎臓部分54は、1つ以上のテザー56によって連結される。テザー56は、細い可撓性のある断面を有し、よって、尿管の開口部から始め、膀胱の壁を貫通し、膀胱14の厚みを貫通する尿管通路の貫壁部分は、テザー56の周囲でクランプできる、もしくは通常の状態を維持できる。それによって、腎臓10から膀胱14への一方の尿の流れが維持され、膀胱14から腎臓10への尿の逆流が防止される。テザー56は、任意の適切な断面形状を有するテザーであってもよく、例えば綿、ナイロン等のポリマーから成る縫合糸等であってもよい。また、テザーは任意の適切な長さを有する。例えば、テザーは様々なサイズの患者に対して一定の長さを有してよく、様々なサイズの患者に適応させるために尿管部分78の長さを調整してもよい、及び/又は様々なサイズの患者に適応させるために縫合の長さを変えてもよい。1つ以上のテザー56は、その長さに沿って1つ以上の放射線不透過性マークを含んでもよいことも理解されよう。
テザー56は、任意の適切な方法、例えば接着剤、結び等で膀胱部分の第2の端部68と腎臓部分の第2の端部88に連結される。例えば、図2に示されるように、テザー56は、テザー56の一部が腎臓部分54の外にあり、一部が腎臓部分54の中にあるように、腎臓部分54の第2の端部88における開口部92に受けられる端を有する。腎臓部分54の中にあるテザー56の部分は、膀胱部分52の中へ延び、そこでテザーは膀胱部分52における開口部72から延出する。テザー56の端は、膀胱部分又は腎臓部分の外側で連結され、例えば2つの端を結び合わせて結び目を形成することで接続される。その後に、結ぶことによって生じた余分なテザーを切り除いてもよい。
1つの実施形態において、結び目と余分なテザーを抑え、患者への刺激を防止する、あるいは刺激を最小限にするために、スリーブ74、例えば熱収縮材、テープ、UV接着剤等を膀胱部分の第2の端部に連結する。スリーブ74を用いることによって、テザーを寝かせるスリーブ74を使用しない場合に比較して、余分なテザーをより長く残すことができ、よって膀胱部分52の厚さを薄くできることは理解されよう。また、放射線不透過性バンド64の代わりに、もしくはバンドと併用するために、スリーブ74は外面に放射線不透過性材料を有してもよいことは理解されよう。あるいは、放射線不透過性バンド64は、スリーブ74又は結び目の上に配置されてもよい。スリーブ74は、腎臓部分及び/又は膀胱部分の外側にある結び目を覆うために、腎臓部分54及び/又は膀胱部分52の上に提供される。しかし、膀胱部分及び/又は腎臓部分の内側に結び目を有するステントも提供可能であり、その場合、スリーブを排除してもよいことは理解されよう。
ステント50が患者の身体の中に配置されると、1つ以上のテザー56は、尿管の通路16から尿管開口部20を通過して膀胱14の中へ延びる。1つ以上のテザー56により膀胱部分52は、例えば尿管部分78の巻きあがりを防止するために、尿管の通路16における尿管部分78の位置を維持するように腎臓部分54を固定できる。テザーはさらに、尿管開口部20を収縮状態と非収縮状態の間で自由に動くことを可能にし、よって膀胱が充満すると、尿管開口部は収縮状態へ動くことができ、尿の逆流が防止される。テザーはさらに、腎臓から膀胱へと通常の方向に尿を通過させる。このように、テザーは尿の逆流、側腹痛、患者の不快感等を防止又は最小化する。
1つ以上のテザー56はさらに、例えば膀胱が尿に充満される場合に、膀胱部分52を膀胱14の中で自由に移動可能にし、よって膀胱三角が膀胱部分54に刺激されないようにし、膀胱痙攣、血尿、及び不断の尿意を防止又は最小化し、及び膀胱三角の上の一定の位置に保持するようなステントの厳密な位置づけを回避する。したがって膀胱部分は自由浮動及び/又は膀胱の中でぶら下がり、つまりある厳密な位置に保持されるのではなく、テザーの長さによってのみ拘束される。
位置を合わせている間、腎臓部分54と膀胱部分52は、それらの部分を患者の中で操縦できるように拘束されており、つまり実質的にまっすぐにされている。位置を合わせるために、少なくとも腎臓部分54の尿管部分78は膀胱部分52の内径よりも小さい内径を有することは理解されよう。腎臓部分54が位置され、ガイドワイヤーが引き抜かれると、腎臓部分は非拘束の形状へ移動し、その状態では弾性固定用部分76は腎臓10の中に固定され、尿管部分78は、腎臓の付近で通路を開放したままにするために腎臓10から尿管の通路16の中へ延びる。同様に、膀胱部分52が位置され、ガイドワイヤーが引き抜かれると、膀胱部分52は非拘束の形状へ移動し、その状態では膀胱部分52は尿管部分78を固定しつつ、尿管開口部20を収縮状態と非収縮状態の間で自由に動けるようにする。
次に、図3〜10について、150、250、350、450、550、650、750、及び850において尿管ステントの代表的実施形態が示される。尿管ステント150、250、350、450、550、650、750、及び850は、先述の尿管ステント50とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ同じ参照番号を100、200、300、400、500、600、700、及び800でインデックス化した参照番号で表示される。さらに、ステント50の上記説明は、後述の点を除いてステント150、250、350、450、550、650、750、及び850に等しく適用可能である。なお、適用可能な場合は、ステントの特徴を取り替えることや併用することもできることは、明細書を読んで理解する上で理解されよう。
次に、図3について、膀胱部分152は非拘束状態の場合はJ形可撓性チューブであり、膀胱部分152が尿管の通路16の中への移動することを防止する。同様に、腎臓部分154の固定用部分176は、腎臓部分を腎臓10の中に固定するように、非拘束状態の場合はJ形可撓性チューブである。膀胱部分152の第2の端部168と、腎臓部分154の第2の端部188は、それぞれ任意の適切な方法でテザー156に連結される。腎臓部分154は腎臓部分の壁を通って延びる1つ以上のらせん状開口部180を含み、膀胱部分152は膀胱部分の壁を通って延びる1つ以上の円形開口部160を有し、それらは腎臓部分154と膀胱部分152から液体の流出入を可能にする。膀胱部分152は、代わりに又はそれに加えて、膀胱部分の壁を通って延びる1つ以上のらせん状開口部を含んでもよく、腎臓部分154は、代わりに又はそれに加えて、腎臓部分の壁を通って延びる1つ以上の円形開口部を含んでもよいことは理解されよう。
腎臓部分154は、第1の端部186の付近で第2の端部188における直径よりも大きい直径を有する。例えば、腎臓部分の直径は、第1の端部186から第2の端部188まで徐々に細くなってもよい。また、膀胱部分154は、第2の端部168において膀胱部分152の第1の端部166における直径よりも大きい直径を有してもよいことも理解されよう。さらに、膀胱部分152の第2の端部168の直径は、腎臓部分の第2の端部188の直径に実質的に等しくてもよく、もしくはそれより小さくてもよく、第1の端部166における直径は第2の端部168における直径よりも小さくてもよい。このようなステントは、内視鏡的腎盂切開術(endopyelotomy)のステントとして使用してもよく、尿管の治癒のために腎臓付近に大きい直径を提供し、患者の快適性のために膀胱付近に小さい直径を提供する。
次に、図4及び図5について、膀胱部分252及び352は、非拘束状態の場合はらせん形可撓性チューブであり、膀胱部分252及び352が尿管の通路の中への移動することを防止する。同様に、腎臓部分254及び354の固定用部分276及び376は、腎臓部分を腎臓の中に固定するために、非拘束状態の場合はらせん形可撓性チューブである。膀胱部分252及び352のらせん形可撓性チューブ部分252、352、276、376は、任意の適切なコイル数を有する。膀胱部分252及び352の第2の端部268及び368と、腎臓部分254及び354の第2の端部288及び388は、任意な適切な方式で、例えばスリーブに覆われる接着剤によって、それぞれテザー256、356に連結される。
腎臓部分254及び354の尿管部分278及び378は、様々なサイズの尿管通路を有する患者に使用するために様々な長さを有し、例えば小児の長さやサイズ、大人の長さやサイズ等を有する。示されるように、尿管部分278は、第1の長さの尿管通路を有する患者に使用するための長さL1を有し、尿管部分378は、第1の長さよりも長い第2の長さの尿管通路を有する患者に使用するための、長さL1よりも長い長さL2を有する。また、膀胱部分252は、テザーに連結した実質的にまっすぐにした部分290を有する一方、膀胱部分352は、まっすぐにした部分なしで形成される。実質的にまっすぐにした部分290は、膀胱部分352に含まれてもよく、膀胱部分252に含まれなくてもよいことは理解されよう。
次に、図6について、膀胱部分452はTバーであり、膀胱部分452が尿管の通路の中へ移動することを防止する。腎臓部分454は、J形可撓性チューブとして示されるが、前述のように、腎臓部分は任意の適切な形状を有することは理解されよう。Tバーのチューブ状部分467の端及び腎臓部分454の第2の端部488は、任意の適切な方式で2つの適切なテザーに連結され、例えば上述のようにスリーブに覆われる、Tバー及び/又は尿管部分478の外側における結び目、又はチューブ状部分467及び/又は尿管部分478の端の内側にある結び目に連結される。
膀胱部分452及び/又は腎臓部分454は、それぞれの長さに沿って1つ以上の流路を含んでもよく、流路は尿などの液体を、腎臓10から膀胱14へ導くように提供される。例えば、図6Aは、腎臓部分454の周囲に周方向に間隔を置いて配置された3つの流路480を含む腎臓部分454を上から見た図である。流路480は、腎臓部分454の周囲に周方向に等間隔をおいて配置されても、又は任意の適切な方式で間隔をおいて配置されてもよい。
次に、図7及び図8について、ステント550は、ステントを押し出して可撓性チューブ状部材600を形成することによって形成される。そして、領域602においてチューブ状部材600の一部を除去することでテザー556が形成される。領域602から一部を除去する前又はその後に、固定用要素552及び554を形成すること、保持用の切り欠きや開口部を追加すること等の幾何学的変更を、例えば熱形成によって実行してもよく、また、表面の端の軟化も実行してもよい。
次に、図9について、腎臓部分654は、非拘束状態の場合はJ形可撓性チューブであり、腎臓部分654を腎臓10の中に固定する。膀胱部分652は、非拘束状態の場合は実質的に三角形であり、膀胱部分652が尿管の通路16の中へ移動することを防止する。膀胱部分652の第2の端部668と、腎臓部分654の第2の端部688は、それぞれ任意の適切な方法でテザー656に連結される。配置中には、実質的に三角形の膀胱部分は実質的にまっすぐにされる。
次に、図10について、腎臓部分754は、腎臓部分754を腎臓10の中に固定する、非拘束状態の場合はJ形可撓性なチューブである。膀胱部分752は、膀胱部分752が尿管の通路16の中へ移動することを防止するように実質的に円形であり、尿管開口部20よりも大きい。膀胱部分752は、膀胱部分を通って延びる貫通孔767と、膀胱部分を通って延びる1つ以上の開口部760を含む。膀胱部分は、貫通孔767の一端において、配置中にプッシャーの一端を載せるためのシートをさらに含んでもよい。
次に、図11について、腎臓部分854は、非拘束状態の場合はJ形可撓性チューブであり、腎臓部分854を腎臓10の中に固定する。同様に、膀胱部分852は、非拘束状態の場合はJ形可撓性チューブであり、膀胱部分852が尿管の通路16の中への移動することを防止する。膀胱部分852は、例えば結び目が膀胱三角を刺激することを防止するために、結び目857を配置するための第1の内腔853を含み、及びステントプッシャーのアセンブリ及びガイドワイヤーを受けるための第2の内腔855を含む。膀胱部分から液体の流出入を可能にする1つ以上の開口部860を第1及び/又は第2の内腔に設けてもよい。同様に、腎臓部分は、結び目を配置するための第1の内腔と、ガイドワイヤーを受けるための第2の内腔を含んでもよい。
次に、図12及び図13について、1050においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント1050は、先述のステント50とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ同じ参照番号を1000でインデックス化した参照番号で示される。さらに、ステント50の上記説明は、後述の点を除いて、ステント1050に等しく適用可能である。
尿管ステント1050は、膀胱に配置可能なソリッドな膀胱部分1052と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分1054と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー1056を含む。テザーは、尿管ステント1050の位置決めを補助するために、バリウムマーキング等のマークをテザーの長さに沿って又はテザーに一体的に織り込まれて含んでもよい。
ソリッドな膀胱部分1052は、腎臓部分1054と、又は任意の上述した腎臓部分とともに使用可能である。ソリッドな膀胱部分1052又はモノフィラメントの膀胱部分は内腔を有さないため、膀胱部分1052は、従来の膀胱部分と同等又は実質的に同様なアンコイル力(uncoil force)を維持しながら従来のステントの膀胱部分よりも小さい直径を有することができる。小さい直径を有することによって、膀胱部分をプッシャーチューブと一緒に剛性膀胱鏡に挿入することが可能になり、したがって膀胱部分をガイドワイヤーに搭載することを回避できる。
1つの実施形態において、膀胱部分は0.025と0.050インチの間の直径を有する。1つの実施形態において、膀胱部分は0.025と0.035の間の直径を有する。1つの実施形態において、膀胱部分は約0.035インチ以下の直径を有する。例えば、0.035インチの直径を有する膀胱部分は、7フレンチのステントプッシャーと一緒に膀胱鏡の内腔に挿入できる。膀胱部分は、任意の適切な方法で任意の適切な材料から形成してもよく、例えば射出形成によりポリプロピレン等のポリマー材料から膀胱部分を形成することができ、又は熱形成、押出し等で形成できる。1つの実施形態において、ポリマーは、バリウムやビスマス等の放射線不透過性フィラーで形成でき、よってポリマーにおける放射線不透過性フィラーの精密な制御が可能になる。例えば、膀胱部分は、モノフィラメントポリマー押出物のまっすぐな部品を、ねじ付きの棒に巻いて拘束することによって形成されてもよい。そして、それによってコイルの形状となった押出物とねじ付きの棒は、ヒートガン等によって、ポリマーのサブ溶融温度より低い温度等の所定の温度まで加熱される。それから、ポリマー分子をコイルの形状に硬化させるようにコイルと棒は冷水に浸漬される。続いて、450度の円形コイル部を得るために大きいコイルからコイル部を切断できる。コイルの一端は、穴フランジを形成するように平坦化され、平坦化されたフランジを通して貫通孔を打ち抜くことによって穴先端部が完成される。その後に穴のエッジを研磨してもよい。そして、コイルの反対側の端は、コイルのモノフィラメント直径にぴったり外嵌するように大きい内径を有し、かつ例えば0.125インチ等の適切な長さを有する皮下管へ挿入される。腎臓部分における開口部を通されたテザーの両端は、皮下管の反対端に挿入され、コイルに接触するまで進行させられる。そして、皮下管は、コイルとテザーの端が溶けるまで適切な熱源を用いて加熱され、テザーの端はフローメルト結合(flow melt union)を形成するようにコイルの方向へさらに進行させられる。続いて、管を熱源から取り外すことができ、それから研削技術等により管壁を除去してテザーを取り外し可能にすることによって管をテザーから取り外すことができる。あるいは、管は、内腔を含むインパルスヒート式ペンチ、又は内腔を含む開閉インパルスヒート式の型に置換されてもよい。
ソリッドな膀胱部分1052は、第1の端部と第2の端部1066、1068を有する。例えば患者から尿管ステント1050を除去するための引抜縫合糸等のテザー1112を受けるための穴1110が第1の端部1066に形成される。穴は、例えば成形中に膀胱部分の残りと一体に形成されてもよく、あるいは任意の適した方式で第1の端部1066に取り付けられてもよく、この任意の適した方式は、モノフィラメントを平坦化し、端部に貫通孔を打ち抜く方法、溶融流動により膀胱部分にループを形成する方法、加熱形成された膀胱部分にループをインサート成形する方法等を含む。
第2の端部1068は円錐形であり、したがって、テザー1056の第1の端部と第2の端部1130、1132は例えばフローメルト工程により第2の端部1068に連結可能であり、かつ膀胱への刺激を防止するためにテザー1056と膀胱部分1052の間に円滑な遷移を可能にする。テザー1056を円錐形の第2の端部1068に取り付けることと、膀胱部分1052を小径化することと、内腔を含まないことによって、膀胱部分1052は、摩擦を生じさせる可能性又は内腔においてテザーに絡み合う可能性のある内腔を通るガイドワイヤー1114なしで提供できる。あるいはまた、膀胱部分1052は第1と第2の端部において穴を有するように形成され、テザー1056は結ぶこと等によって第2の端部における穴に固定されてもよい。
別の実施形態において、膀胱部分は、テザー1056よりも大きい直径、例えば0.021インチの直径を有する縫合によって形成可能である。縫合の端は結ばれていてもよく、テザーは結ぶこと又は縫合を溶融し合うことによって1つの結び目に連結されてもよく、引抜縫合は結ぶこと又は縫合を溶融し合うことによって別の結び目に連結されてもよい。
次に、腎臓部分1054について、腎臓部分はチューブ状であってもよく、弾性固定用部分1076及び弾性固定用部分から延びる尿管部分1078により形成される。腎臓部分1054は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンドを含んでもよく、例えば腎臓部分1054の第2の端部1088に近いバンド1084を含む。腎臓部分1054は、テザー1056を受けるための、第2の端部1088付近の開口部1092をさらに含む。第1の端部と第2の端部1130、1132のいずれか1つは、開口部1092を通して腎臓部分1054の内腔の中へ挿入され、よってテザーの一部が内腔の中に配置され、第2の端部1088における内腔の開口部から延出し、そしてテザー1056の一部が腎臓部分1054の外へ延びる。続いて、端部は上述の通りに膀胱部分1052に固定される。
次に、図14及び図15について、尿管ステント1050を腎臓、尿管の通路、及び膀胱に提供するためのステントプッシャーを、参照番号1140に示す。ステントプッシャー1140は、腎臓部分1054の第2の端部1088に当接するように構成されている第1の端部1142を有し、第1の端部の反対側にあり、配置中に外科医が操作する第2の端部1144を有する。ステントプッシャー1140は、チューブ状の部材等の任意の適切な形状を持つ本体1146、及び本体1146の中を通って延びる内腔1148を有する。ステントプッシャーは、第1の端部1142において本体1146に固定される先端部1150を含む。先端部1150は、ステンレス鋼の放射線不透過性先端部であってもよく、本体1146の剛性よりも高い剛性を有する。先端部1150は、任意の適切な方式で本体1146に固定されてもよく、又は本体1146と成型されてもよい。
ステントプッシャー1140は、第1の端部1142に近接するバンド1152をさらに含む。バンドは、直接視覚化を用いる場合はマーカーとして働き、蛍光透視又は直接視覚化を用いる場合は放射線不透過性バンドとして働く。バンドは、ステントプッシャー1140を尿管の通路を通してどれほど進行させるべきかの指標を提供するために使用される。ステントプッシャー1140の第1の端部1142に最も近いバンドの端は、端部1142から距離L3を有し、その距離は距離L4(図12)と合致し、距離L4は膀胱部分1052の第2の端部1068から腎臓部分1054の第2の端部1088のテザー1056の距離である。
ステントプッシャー1140は、腎臓部分1054の内腔にステントプッシャー1140が入ることを防ぐために、腎臓部分1054の直径よりも大きい直径を有する。例えば、ステントプッシャー1140は7フレンチの直径、腎臓部分は6フレンチの直径を有してもよい。膀胱部分1052は、上記のように、膀胱部分1052の直径とステントプッシャー1140の直径の合計が膀胱鏡の流路の直径よりも小さいように、腎臓部分1054よりも小さい直径を有する。
次に、図16について、1240においてステントプッシャーの代表的な実施形態が示される。ステントプッシャー1240は、先述のステントプッシャー1140とは実質的に同様であり、したがってプッシャーにおける同様の構造は、それぞれ同じ参照番号を100でインデックス化した参照番号で表される。さらに、ステントプッシャー1140の上記説明は、後述の点を除いて、ステントプッシャー1240に等しく適用可能である。
ステントプッシャー1240は、腎臓部分1054の第2の端部1088に当接するように構成されている第1の端部1242を有し、第1の端部の反対側にあり、配置中に外科医が操作する第2の端部1244を有する。ステントプッシャー1240は、本体1246と、本体1246を貫通する内腔(非表示)を有する。ステントプッシャーは、先端部1250とバンド1252を含む。
ステントプッシャーの第1の端部1242はステントプッシャーの第2の端部の直径よりも大きい直径を有し、それによって膀胱部分は第2の直径の部分とともに膀胱鏡の流路を通して移動できる一方、第1の直径の部分はテザーとともに流路を通して移動でき、座屈せずに腎臓部分を押すために十分な柱強度を有するようなサイズを有することができる。例えば、ステントプッシャー1240の第1の直径は6フレンチ、ステントプッシャー1240の第2の直径は4フレンチであってもよい。ステントプッシャーは、第1の直径から第2の直径へ徐々に縮径してもよく、又は急に縮径してもよい。
次に、図12〜15に加えて図17〜22に関して、尿管ステント1050を配置する方法を説明する。図17に示されるように、この方法は、膀胱1014を通して、尿管の通路1016の中へ、そして腎臓1010の中へガイドワイヤー1114を挿入することで始まる。続いて、腎臓部分1054は、患者の外でガイドワイヤー1114を通じて前進させられる。しかし、腎臓部分1054は、ガイドワイヤーが配置される前にガイドワイヤー1114を通じて前進させられてもよいことは理解されよう。図18と図19に示されるように、その次にステントプッシャー1140は、ステントプッシャーの先端部1150が腎臓部分1054の第2の端部1088に当接するまでガイドワイヤー1114を通じ、かつそれに沿って前進させられる。その次に、ステントプッシャー1140は患者の中へ前進させられ、それによってステント1050を患者の中へ前進させる。図18及び図19は、実質上は尿管の通路に位置する腎臓部分1054を示し、腎臓部分1054の第2の端部1088は、尿管開口部20の付近に膀胱1014に位置する。
図20に示されるように、ステントプッシャー1140は、ステントプッシャー1140の先端部1150が尿管の通路に入るようにさらに前進させられる。ステントプッシャー1140は、バンド1152が尿管開口部20と整列又は実質的に整列し、よって腎臓部分1054が腎臓と尿管の通路に位置し、膀胱部分1052が膀胱に位置することが外科医に示されるまで前進させられる。続いて、ステントプッシャー1140及びガイドワイヤー1114を患者から取り出してもよく、例えば、腎臓部分1154が図21に示される非拘束状態へと動けるようにガイドワイヤーを除去するか部分的に取り出し、そしてステントプッシャーとガイドワイヤーを別々に又は同時に除去することによって取り出してもよい。非拘束状態の場合、固定用部分1076は腎臓1010に腎臓部分1054を固定し、尿管部分1078は通路を開けておくために腎臓1010から尿管の通路1016の中へ延びる。図22に示されるように、配置された際に膀胱部分1052は膀胱の中で浮動し、引抜縫合1112は膀胱から患者の外側へ延びる。あるいは、引抜縫合1112は配置前に除去されてもよい。
上述のように、ステントとステントプッシャーは、ステント上及び/又はステントプッシャー上にある放射線不透過性要素、及び/又はステント及び/又はステントプッシャー上のトラッキングマーカーによって蛍光透視的に導かれてもよい。その代わりに又はそれに加えて、ステントは適切な内視鏡を用いて位置決めされてもよい。
次に、図23〜26について、1350においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント1350は、先述のステント1050とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ300でインデックス化した同様の参照番号で示される。さらに、ステント1050の上記説明は、後述の点を除いて、ステント1350に等しく適用可能である。
尿管ステント1350は、膀胱に配置可能な膀胱部分1352と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分1354と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー1356を含む。膀胱部分1352は、第1の端部と第2の端部1366、1368と、第1の端部1366に形成された、テザーを受けるための穴1410を有する。腎臓部分1354は、弾性固定用部分及び弾性固定用部分から延びる尿管部分1378により形成される。腎臓部分1354は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンドを含んでもよく、例えば腎臓部分1354の第2の端部1388に近いバンドを含む。腎臓部分1354は、テザー1356を受けるための、第2の端部1388付近の開口部1392をさらに含む。
テザー1356は、射出成形等の成型によって形成されてもよく、第1の端部1430と、穴を有する第2の端部1432を含む。テザー1356の第1の端部1430は、膀胱部分1352の第2の端部1368に、例えばフローメルト工程によって取り付けられ、テザー1356の第2の端部1432は、腎臓部分1354の第2の端部1388に取り付けられる。図示する実施形態では、第2の端部1432は、第2の端部1388の周りにループを形成することによって腎臓部分1354に取り付けられる。例えば、テザーの第2の端部1432は、開口部1392を通して腎臓部分1354の内腔1394へ挿入され、第2の端部1388で内腔1394から引き出される。次いで、膀胱部分1352は、穴1410を穴1460に通し、テザー1356が第2の端部1388において腎臓部分1354の周りにループ1462を形成するまで続けて膀胱部分1352を穴1460と開口部1392に通すことによって、穴1460を通して移動される。ループは引き締められ、その後に、穴1460を隠して患者への刺激を防止する、あるいは刺激を最小限にするために、例えば熱収縮材、テープ、UV接着剤等のスリーブ1374が腎臓部分の第2の端部に連結される。
次に、図27〜30について、1550においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント1550は、先述のステント1050とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ500でインデックス化した同様の参照番号で示される。さらに、ステント1050の上記説明は、後述の点を除いて、ステント1550に等しく適用可能である。
尿管ステント1550は、膀胱に配置可能な膀胱部分1552と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分1554と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー1556を含む。膀胱部分1552は、第1の端部と第2の端部1566、1568と、第1の端部1566に形成された、テザーを受けるための穴1610を有する。腎臓部分1554は、弾性固定用部分及び弾性固定用部分から延びる尿管部分1578により形成される。腎臓部分1554は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンド1584を含んでもよく、例えば腎臓部分1554の第2の端部1588に近いバンドを含む。腎臓部分1554は、テザー1556を受けるための、第2の端部1588付近の開口部1592をさらに含む。
テザー1556は、射出成形等の成型によって形成されてもよく、第1の端部1630と、ピン1662を備えるリベットロック1660を有する第2の端部1632を含む。テザー1556の第1の端部1630は、膀胱部分1552の第2の端部1568に、例えばフローメルト工程によって取り付けられ、テザー1556の第2の端部1632は、腎臓部分1554の第2の端部1588に取り付けられる。図示する実施形態では、第2の端部1632は、ピン1662を、リベットロック1660が尿管部分1578の外面に当接するまで開口部1592に挿入することによって腎臓部分1554に取り付けられる。続いて、リベットロック1660は例えば熱収縮材、テープ、UV接着剤等の、腎臓部分の第2の端部1588に連結されるスリーブ1574に覆われ、よってリベットロック1660は捕捉されて定位置に固定され、かつリベットロック1660は隠され、患者への刺激が防止される、あるいは刺激を最小限にする。
次に、図31〜34について、1750においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント1750は、先述のステント1050とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ同じ参照番号を700でインデックス化した参照番号で表示される。さらに、ステント1050の上記説明は、後述の点を除いて、ステント1750に等しく適用可能である。
尿管ステント1750は、膀胱に配置可能な膀胱部分1752と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分1754と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー1756を含む。膀胱部分1752は、第1の端部と第2の端部1766、1768と、第1の端部1766に形成された、テザーを受けるための穴1810を有する。腎臓部分1754は、弾性固定用部分及び弾性固定用部分から延びる尿管部分1778により形成される。腎臓部分1754は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンド1784を含んでもよく、例えば腎臓部分1754の第2の端部1788に近いバンドを含む。腎臓部分1754は、テザー1756を受けるための、第2の端部1788付近の開口部1792をさらに含む。
テザー1756は、射出成形等の成型によって形成されてもよく、第1の端部1830と、第2の端部1832を含む。テザー1756の第1の端部1830は、膀胱部分1752の第2の端部1768に、例えばフローメルト工程によって取り付けられ、テザー1756の第2の端部1832は、腎臓部分1754の第2の端部1788に取り付けられる。図示する実施形態では、第2の端部1832は、腎臓部分1754の内腔1794を通して開口部1792から出るようにテザー1756を前進し、それから開口部1792の直径よりも大きい結んだ部分1860を形成するようにテザー1756の第2の端部1832を結ぶことによって、腎臓部分1754に取り付けられる。続いて、結んだ部分1860は、例えば熱収縮材、テープ、UV接着剤等の、腎臓部分の第2の端部1788に連結されるスリーブ1774に覆われ、よって結んだ部分1860は隠され、患者への刺激が防止される、あるいは刺激を最小限にする。あるいは、テザー1756は開口部1792を通して内腔1794の中へ挿入され、そして結ばれてもよく、それからテザー1756はスリーブ1774で覆われてもよい。
次に、図35〜38について、1950においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント1950は、先述のステント1050とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ900でインデックス化した同様の参照番号で示される。さらに、ステント1050の上記説明は、後述の点を除いて、ステント1950に等しく適用可能である。
尿管ステント1950は、膀胱に配置可能な膀胱部分1952と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分1954と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー1956を含む。膀胱部分1952は、第1の端部と第2の端部1966、1968と、第1の端部1966に形成された、テザーを受けるための穴2010を有する。腎臓部分1954は、弾性固定用部分及び弾性固定用部分から延びる尿管部分1978により形成される。腎臓部分1954は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンド1984を含んでもよく、例えば腎臓部分1954の第2の端部1988に近いバンドを含む。腎臓部分1954は、テザー1956を受けるための、第2の端部1988付近の開口部1992、1993をさらに含む。
テザー1956は、射出成形等の成型によって形成されてもよく、第1の端部2030と、第2の端部2032を含む。テザー1956の第1の端部2030は、膀胱部分1952の第2の端部1968に、例えばフローメルト工程によって取り付けられ、テザー1956の第2の端部2032は、腎臓部分1954の第2の端部1988に取り付けられる。図示する実施形態では、第2の端部2032は、腎臓部分1954の内腔1994を通して開口部1992から外へ、そして開口部1992に隣接する開口部1993を通して内腔1994の中へ、そして第2の端部1988で内腔の外へテザー1956を前進させることによって腎臓部分1954に取り付けられる。そして、第2の端部2032は、スポット溶接等の任意の適切な方式でテザー1956の別の部分に取り付けられ、したがって三角形の部分が形成される。続いて、開口部1992、1993とそれらを通過するテザー1956は、例えば熱収縮材、テープ、UV接着剤等の、腎臓部分の第2の端部1988に連結されるスリーブ1974に覆われ、よって開口部1992、1993とテザー部分は隠され、患者への刺激が防止される、又は刺激を最小限にする。
次に図39について、2150においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント2150は、先述のステント1050とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ同じ参照番号を1100でインデックス化した参照番号で表示される。さらに、ステント1050の上記説明は、後述の点を除いて、ステント2150に等しく適用可能である。
尿管ステント2150は、膀胱に配置可能な膀胱部分2152と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分2154と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー2156を含む。膀胱部分2152は、第1の端部と第2の端部2166、2168と、第1の端部2166に形成された、テザーを受けるための穴2210を有する。膀胱部分2152は、第2の端部2168において一緒に溶接/融合され、そして撚り複合フィラメントを形成するように撚り合わせられた2つのテザー2260により形成されてもよい。続いて、穴2210は、テザー2260と2262を第1の端部2166で撚らないで、第1の端部2166でテザーを溶接することによって形成される。その後に、膀胱部分2152を所望の形で形成するために、膀胱部分2152をらせん状の棒に巻き付け、サブ溶融温度に加熱し、それから材料を冷却することで硬化させることができる。
腎臓部分2154は、弾性固定用部分及び弾性固定用部分から延びる尿管部分2178により形成される。腎臓部分2154は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンド2184を含んでもよく、例えば腎臓部分2154の第2の端部2188に近いバンドを含む。腎臓部分2154は、テザー2156を受けるための、第2の端部2188付近の開口部2192をさらに含む。テザー2156の第1の端部と第2の端部2230、2232のいずれか1つは、開口部2192を通して腎臓部分2154の内腔の中へ挿入され、よってテザーの一部が内腔の中に配置されて第2の端部2188における内腔の開口部から延出し、及びテザー2156の一部が腎臓部分2154の外側へ延びる。続けて、端部2230と2232は、例えばブローメルト工程により第2の端部2168で膀胱部分1052に固定される。1つの実施形態において、開口部2192とテザー2156の一部を隠し、患者への刺激を防止する、あるいは刺激を最小限にするために、例えば熱収縮材、テープ、UV接着剤等のスリーブを腎臓部分の第2の端2188に連結してもよい。
次に図40について、2350においてステントの代表的な実施形態が示される。ステント2350は、先述のステント1050とは実質的に同様であり、したがってステントにおける同様の構造は、それぞれ同じ参照番号を1300でインデックス化した参照番号で表示される。さらに、ステント1050の上記説明は、後述の点を除いて、ステント2350に等しく適用可能である。
尿管ステント2350は、膀胱に配置可能な膀胱部分2352と、腎臓と尿管の通路に配置可能な腎臓部分2354と、膀胱部分と尿管部分を接続するテザー部分2356を含む。腎臓部分2354は、弾性固定用部分及び弾性固定用部分から延びる尿管部分2378により形成される。腎臓部分2354は、その長さに沿って間隔をおいて配置される1つ以上の放射線不透過性バンド2384を含んでもよく、例えば腎臓部分2354の第2の端部2388に近いバンドを含む。腎臓部分2354は、第1と第2の端部を有するテザー2460を受けるための、第2の端部2388付近の開口部2392をさらに含む。テザー2460の第1の端部と第2の端部のいずれか1つは、開口部2392を通して腎臓部分2354の内腔の中へ挿入され、よってテザーの一部が内腔の中に配置されて第2の端部2388における内腔の開口部から延出し、及びテザー2356の一部が腎臓部分2354の外側へ延びる。
続いて、テザー部分2356は、腎臓部分2354の端部2388の近くにある点2462でテザー2460を溶接/融合し、撚り複合フィラメントを形成するようにテザー2460の部分を撚り合わせることによって形成される。膀胱部分2352は、膀胱部分の第2の端部2368でテザー2460を撚り続けることによって撚り複合フィラメントを形成することによって形成され、第1の端部2366においてテザー2460の端を撚らないで第1の端部2366でテザー2460を溶接することで、膀胱部分2352の第1の端部2366に穴2410が形成される。その後に、膀胱部分2352を所望の形で形成するために、膀胱部分2352をらせん状の棒に巻き付け、サブ溶融温度に加熱し、それから材料を冷却することで硬化させることができる。図示する実施形態では、テザー部分2356は膀胱部分2352よりも小径である。これは任意の方式において達成されてもよく、例えば中間よりも端部が厚いテザー2460を使用すること、又はテザー部分2356においてテザー2346をよりきつく撚ること等によって達成できる。
ここで具体的な実施形態を示して説明したが、当業者であって本明細書を読んで理解した者は、添付の請求項の範囲内で均等物や改変したものを見出すことは理解されよう。

Claims (20)

  1. 膀胱、腎臓、及び前記膀胱と前記腎臓を接続する尿管の通路に配置するための尿管ステントであって、
    第1と第2の端部を有し、内腔を含まないソリッドな膀胱部分であって、前記ソリッドな膀胱部分は前記膀胱部分が前記尿管の通路の中へ移動することを防止するように前記膀胱に配置可能である、前記ソリッドな膀胱部分と、
    前記腎臓及び前記尿管の通路に配置可能であり、第1と第2の端部を有するチューブ状腎臓部分であって、前記尿管の通路を開放状態にするために前記腎臓と前記尿管の通路の中に配置するように構成された尿管部分であって、前記腎臓部分の前記第2の端部の近くの前記尿管部分の壁に開口部を含む前記尿管部分と、前記腎臓の中に固定するように非拘束位置にバイアスされた弾性固定用部分とを有する前記チューブ状腎臓部分と、
    前記ソリッドな膀胱部分の前記第2の端部に連結される第1の端部と、第2の端部と、前記尿管部分の前記開口部を通って延びる部分とを含むテザーであって、前記膀胱部分が前記膀胱の中で浮動できるように、及び前記尿管の通路を前記膀胱に接続する尿管開口部が圧縮状態と非圧縮状態の間で動けるように前記膀胱部分と前記尿管部分を接続するテザーと、
    を含む、尿管ステント。
  2. 前記膀胱部分の前記第2の端部は円錐状の端部であり、前記テザーの前記第1の端部は前記円錐状の端部に連結される、請求項1に記載の尿管ステント。
  3. 前記テザーの前記第2の端部は、前記尿管部分の端部の周りにループを形成するように、前記尿管部分の前記開口部を通して、前記尿管部分の内腔の中へ延び、そして前記第2の端部で前記尿管部分から外に延びる、請求項1又は2に記載の尿管ステント。
  4. 前記テザーの前記第2の端部は穴を有し、前記ループを形成するように前記テザーの一部が前記穴を通過して延びる、請求項3に記載の尿管ステント。
  5. 前記尿管部分の外側の前記テザーの一部を隠すために、前記尿管部分の前記第2の端部に連結されるスリーブをさらに含む、請求項3又は4に記載の尿管ステント。
  6. 前記テザーは、前記テザーの前記第2の端部においてピンを備えるリベットロックを有し、前記ピンは前記尿管部分の前記開口部を通って延びる、請求項1又は2に記載の尿管ステント。
  7. 前記尿管部分の前記第2の端部に連結され、前記リベットロックを覆うスリーブをさらに含む、請求項6に記載の尿管ステント。
  8. 前記テザーは、前記第2の端部に、前記尿管部分の前記開口部の直径よりも大きい結んだ部分を有し、前記テザーは前記開口部を通って延び、前記結んだ部分は前記開口部に当接する、請求項1又は2に記載の尿管ステント。
  9. 前記尿管部分の前記第2の端部に連結され、前記結んだ部分を覆うスリーブをさらに含む、請求項8に記載の尿管ステント。
  10. 前記尿管部分は、前記尿管部分の前記第2の端部の近くのもう1つの開口部をさらに含み、前記テザーは両方の開口部を通って延び、前記テザーの前記第2の端部は前記テザーの別の部分に取り付けられる、請求項1又は2に記載の尿管ステント。
  11. 前記尿管部分の前記第2の端部に連結され、前記開口部を覆うスリーブをさらに含む、請求項10に記載の尿管ステント。
  12. 前記膀胱部分は、互いに撚り合わせられた2つのテザーで形成されている撚り複合フィラメントである、請求項1に記載の尿管ステント。
  13. 前記テザーの前記第1と第2の端部は、前記膀胱部分の前記第2の端部に連結される、請求項12に記載の尿管ステント。
  14. 前記膀胱部分は、患者から前記尿管ステントを除去するための第2のテザーを受けるために、前記第2の端部に穴を有する、請求項1から13のいずれか1項に記載の尿管ステント。
  15. 前記穴は前記第2の端部と一体化して形成される、請求項14に記載の尿管ステント。
  16. 膀胱、腎臓、及び前記膀胱と前記腎臓を接続する尿管の通路に配置するための尿管ステントであって、
    第1と第2の端部を有し、内腔を含まないソリッドな膀胱部分であって、前記第2の端部は円錐形の端部であり、前記ソリッドな膀胱部分は前記膀胱部分が前記尿管の通路の中へ移動することを防止するように前記膀胱に配置可能である、前記ソリッドな膀胱部分と、
    前記腎臓及び前記尿管の通路に配置可能であるチューブ状腎臓部分であって、前記尿管の通路を開放状態にするために前記腎臓と前記尿管の通路の中に配置するように構成された尿管部分と、腎臓の中に固定するように非拘束位置にバイアスされた弾性固定用部分とを有する前記チューブ状腎臓部分と、
    第1と第2の端部を有するテザーであって、前記膀胱部分が前記膀胱の中で浮動できるように、及び前記尿管の通路を前記膀胱に接続する尿管開口部が圧縮状態と非圧縮状態の間で動けるように前記膀胱部分と前記尿管部分を接続するテザーと、を含み、
    前記テザーの前記第1の端部は、前記ソリッドな膀胱部分の前記円錐形の端部に連結される、尿管ステント。
  17. 前記尿管部分は、前記腎臓部分の前記第2の端部の付近にある尿管部分の壁に開口部を含み、前記テザーは前記開口部を通って延びる、請求項16に記載の尿管ステント。
  18. 前記膀胱部分は、患者から前記尿管ステントを除去するための第2のテザーを受けるために、前記第2の端部に穴を有する、請求項16又は17に記載の尿管ステント。
  19. 前記穴は前記第2の端部と一体化して形成される、請求項18に記載の尿管ステント。
  20. 膀胱、腎臓、及び膀胱と腎臓を接続する尿管の通路に配置するための尿管ステントであって、
    第1と第2の端部を有し、内腔を含まないソリッドな膀胱部分であって、前記膀胱部分が前記尿管の通路の中へ移動することを防止するように前記膀胱に配置可能な前記ソリッドな膀胱部分と、
    前記腎臓及び前記尿管の通路に配置可能であり、第1と第2の端部を有するチューブ状腎臓部分であって、前記尿管の通路を開放状態にするために前記腎臓と前記尿管の通路の中に配置するように構成された尿管部分であって、前記腎臓部分の前記第2の端部の近くの前記尿管部分の壁に開口部を含む前記尿管部分と、腎臓の中に固定するように非拘束位置にバイアスされた弾性固定用部分とを有する前記チューブ状腎臓部分と、
    前記尿管部分における開口部を通して延びる部分を有するテザーであって、前記膀胱部分が前記膀胱の中で浮動できるように、及び前記尿管の通路を前記膀胱に接続する尿管開口部が、圧縮状態と非圧縮状態の間に移動できるように前記膀胱部分と前記尿管部分を接続するテザーと、
    前記尿管部分の外側に前記テザーの一部を隠すために、前記腎臓部分の前記第2の端部に連結されるスリーブと、
    を含む尿管ステント。
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