JP2019513395A5 - - Google Patents
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本明細書に記載の任意の例によるOPMDの処置は、OPMDの原因であるPABPN1タンパク質、すなわち、伸長したポリアラニントラクトを有するPABPN1タンパク質の、対象における発現の減少または阻害の1つ以上を含み得る。あるいは、またはさらに、本明細書に記載の任意の例によるOPMDの処置は、本明細書に記載の機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸を用いた対象におけるPABPN1タンパク質の置換を含み得る。例えば、置換PABPN1タンパク質は、野生型PABPN1タンパク質のアミノ酸配列を含み得る。一例では、処置は、OPMDの原因であるPABPN1タンパク質の発現を減少させまたは阻害し、対象において通常の長さのポリアラニン残基を有する機能性PABPN1タンパク質を置換する。
本発明はまた、以下に関する。
[項目1]
PABPN1タンパク質に対応するRNA転写物の領域と実質的に相補的である、少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNAであって、前記RNA転写物の前記領域が配列番号1〜3のいずれか1つに記載されるものである、RNA。
[項目2]
前記RNAが、配列番号4、6または8に記載の配列から選択される配列を含む一本鎖RNAである、項目1に記載のRNA。
[項目3]
エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列をさらに含む、項目1に記載のRNA。
[項目4]
前記RNAが、以下からなる群から選択される二重鎖RNA(dsRNA)である、項目3に記載のRNA:
配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号4に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNA;
配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号6に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNA;ならびに
配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号8に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNA。
[項目5]
前記dsRNAが、以下からなる群から選択される、項目3または項目4に記載のRNA:
配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号5に記載のエフェクター相補配列、を含むdsRNA;
配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号7に記載のエフェクター相補配列、を含むdsRNA;および
配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号9に記載のエフェクター相補配列、を含むdsRNA。
[項目6]
前記RNAが、以下からなる群から選択される短鎖ヘアピンRNA(shRNA)である、項目3に記載のRNA:
配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号10に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNA;
配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号12に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNA;ならびに
配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号14に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNA。
[項目7]
前記shRNAが、以下からなる群から選択される、項目6に記載のRNA:
配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号11に記載のエフェクター相補配列、を含むshRNA;
配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号13に記載のエフェクター相補配列、を含むshRNA;ならびに
配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号15に記載のエフェクター相補配列、を含むshRNA。
[項目8]
前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列を含む、項目6または7に記載のRNA。
[項目9]
前記shRNAが、配列番号16〜21のいずれか1つに記載の配列を含む、項目6〜8のいずれか一項に記載のRNA。
[項目10]
(a)項目1〜9のいずれか一項に記載の少なくとも1つのRNA;および
(b)以下から選択される少なくとも1つのRNA:
(i)項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA;または
(ii)眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質に対応するRNA転写物の領域と実質的に相補的である、少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNA;
を含み、(a)の前記RNAと(b)の前記RNAとが異なるエフェクター配列を含む、複数のRNA。
[項目11]
(a)配列番号1に記載の配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含む、第1のRNA;
(b)配列番号2に記載の配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含む、第2のRNA;および
(c)配列番号3に記載の配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含む、第3のRNA
を含む、項目10に記載の複数のRNA。
[項目12]
(a)前記第1のRNAが、配列番号4に記載の配列を含む一本鎖RNA分子であり;
(b)前記第2のRNAが、配列番号6に記載の配列を含む一本鎖RNA分子であり;
(c)前記第3のRNAが、配列番号8に記載の配列を含む一本鎖RNA分子である、
項目11に記載の複数のRNA。
[項目13]
(a)前記第1のRNAが、配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号4に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含む二重鎖RNA(dsRNA)であり;
(b)前記第2のRNAが、配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号6に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNAであり;
(c)前記第3のRNAが、配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号8に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNAである、
項目11に記載の複数のRNA。
[項目14]
(a)前記第1のdsRNAが、配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号5に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(b)前記第2のdsRNAが、配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号7に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(c)前記第3のdsRNAが、配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号9に記載のエフェクター相補配列、を含む、
項目13に記載の複数のRNA。
[項目15]
(a)前記第1のRNAが、配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号10に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含む短鎖ヘアピンRNA(shRNA)であり;
(b)前記第2のRNAが、配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号12に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNAであり;
(c)前記第3のRNAが、配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号14に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNAである、
項目11に記載の複数のRNA。
[項目16]
(a)前記第1のshRNAが、配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号11に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(b)前記第2のshRNAが、配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号13に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(c)前記第3のshRNAが、配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号15に記載のエフェクター相補配列、を含む、
項目15に記載の複数のRNA。
[項目17]
前記shRNAがそれぞれ前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列を含む、項目16に記載の複数のRNA。
[項目18]
前記RNAが短鎖ヘアピンRNA(shRNA)である、項目1または6〜9のいずれか一項に記載のRNAをコードするDNA配列を含む核酸を含む、DNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物。
[項目19]
前記複数のRNAがそれぞれ短鎖ヘアピンRNA(shRNA)である、項目10、11または15〜17のいずれか一項に記載の複数のRNAをコードするDNA配列を含む核酸を含む、DNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物。
[項目20]
前記または各shRNAをコードするDNA配列が、
前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列をコードするDNA配列;および
3’末端にターミネーター配列
を含む、項目18または項目19に記載のddRNAi構築物。
[項目21]
前記shRNAをコードするDNA配列が、配列番号16〜21のいずれか1つに記載の配列からなる群から選択される、項目18または20に記載のddRNAi構築物。
[項目22]
(a)配列番号16または17に記載の第1のshRNA配列をコードするDNA配列;
(b)配列番号18または19に記載の前記第2のshRNA配列をコードするDNA配列;および
(c)配列番号20または21に記載の前記第3のshRNA配列をコードするDNA配列
を含む、項目19または20に記載のddRNAi構築物。
[項目23]
shRNA配列をコードする前記または各DNA配列の上流にRNApolIIIプロモーターを含む、項目18〜22のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
[項目24]
前記RNApolIIIプロモーターが、U6およびH1プロモーターから選択される、項目23に記載のddRNAi構築物。
[項目25]
(a)前記第1のshRNAをコードするDNA配列が、前記第1のshRNA配列をコードする前記DNA配列の上流にU6−1プロモーターを含み;
(b)前記第2のshRNAをコードするDNA配列が、前記第2のshRNA配列をコードする前記DNA配列の上流にU6−9プロモーターを含み;
(c)前記第3のshRNAをコードするDNA配列が、前記第3のshRNA配列をコードする前記DNA配列の上流にH1プロモーターを含む、
項目22〜24のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
[項目26]
配列番号22または23に記載の配列を含む、項目22〜25のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
[項目27]
項目18〜26のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む、組成物。
[項目28]
前記ddRNAi構築物が発現ベクター内に含まれる、項目27に記載の組成物。
[項目29]
3つのDNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物を含む組成物であって、前記組成物が、
(a)以下を含む短鎖ヘアピンRNA(shRNA)配列をコードするDNA配列を含む、第1のddRNAi構築物:
(i)配列番号1に記載のPABPN1配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドの領域を含むエフェクター配列;および
(ii)前記エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列;
(b)以下を含むshRNA配列をコードするDNA配列を含む、第2のddRNAi構築物:
(i)配列番号2に記載のPABPN1配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドの領域を含むエフェクター配列;および
(ii)前記エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列;および
(c)以下を含むshRNA配列をコードするDNA配列を含む、第3のddRNAi構築物:
(i)配列番号3に記載のPABPN1配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドの領域を含むエフェクター配列;および
(ii)前記エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列
を含む、組成物。
[項目30]
(a)前記第1のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが以下:
(i)配列番号10に記載のエフェクター配列;および
(ii)配列番号11に記載のエフェクター相補配列
を含み;
(b)前記第2のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが以下:
(i)配列番号12に記載のエフェクター配列;および
(ii)配列番号13に記載のエフェクター相補配列
を含み;
(c)前記第3のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが以下:
(i)配列番号14に記載のエフェクター配列;および
(ii)配列番号15に記載のエフェクター相補配列
を含む、
項目29に記載の組成物。
[項目31]
各shRNA配列をコードする前記DNA配列が、
前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列をコードするDNA配列;および
前記shRNAの3’末端のターミネーター配列
を含む、項目29または30に記載の組成物。
[項目20]
(a)前記第1のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが、配列番号16または17に記載の配列を含み;
(b)前記第2のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが、配列番号18または19に記載の配列を含み;
(c)前記第3のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが、配列番号20または21に記載の配列を含む、
項目17〜19のいずれか一項に記載の組成物。
[項目32]
各ddRNAi構築物が、前記shRNAをコードする前記DNA配列の上流にRNApolIIIプロモーターを含む、項目29〜31のいずれか一項に記載の組成物。
[項目33]
各RNApolIIIプロモーターが、U6プロモーターおよびH1プロモーターから選択される、項目32に記載の組成物。
[項目34]
前記ddRNAi構築物のそれぞれが、発現ベクター内に含まれる、項目29〜33のいずれか一項に記載の組成物。
[項目35]
項目1〜9のいずれか一項に記載のRNAまたは項目10〜17のいずれか1項に記載の複数のRNAを含む組成物。
[項目36]
前記複数のRNAによって標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸をさらに含む、項目35に記載の組成物。
[項目37]
前記ddRNAi構築物の前記shRNAによって標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸をさらに含む、項目27〜34のいずれか一項に記載の組成物。
[項目38]
前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載の配列を含む、項目36または項目37に記載の組成物。
[項目39]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載のものである、項目36〜38のいずれか一項に記載の組成物。
[項目40]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が、発現ベクター内に含まれる、項目36〜39のいずれか一項に記載の組成物。
[項目41]
前記ddRNAi構築物および前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が同じ発現ベクター内に含まれる、項目27に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目42]
前記ddRNAi構築物および前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が異なる発現ベクター内に含まれる、項目27に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目43]
各ddRNAi構築物が異なる発現ベクター内に含まれ、前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が前記発現ベクターの少なくとも1つに含まれる、項目29に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目44]
前記ddRNAi構築物および前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸がそれぞれ異なる発現ベクター内に含まれる、項目29に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目45]
前記または各発現ベクターがプラスミドである、項目28、34または40〜44のいずれか一項に記載の組成物。
[項目46]
前記または各発現ベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、レトロウイルスベクター、アデノウイルスベクターおよびレンチウイルスベクターから選択されるウイルスベクターである、項目28、34または40〜44のいずれか一項に記載の組成物。
[項目47]
前記または各発現ベクターがカチオン性DNA結合ポリマーと複合体化されている、項目28、34または40〜45のいずれか一項に記載の組成物。
[項目48]
前記カチオン性DNA結合ポリマーがポリエチレンイミンである、項目47に記載の組成物。
[項目49]
1つ以上の薬学的に許容される担体をさらに含む、項目27〜48のいずれか一項に記載の組成物。
[項目50]
対象における眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害する方法であって、前記方法が、前記対象に、項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA、または項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA、または項目18〜26のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または項目27〜49のいずれか一項に記載の組成物、を投与することを含む、方法。
[項目51]
眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)を、それに罹患している対象において処置する方法であって、前記方法が、前記対象に、項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA、または項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA、または項目18〜26のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または項目27〜49のいずれか一項に記載の組成物、を投与することを含む、方法。
[項目52]
眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)を、それに罹患している対象において処置する方法であって、前記方法が、対象に、
(a)OPMDの原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための1つ以上の薬剤であって、前記薬剤が以下から選択されるもの:(i)項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA;(ii)項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA;(iii)項目18〜38のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む発現ベクター;および(iv)項目28、34または40〜49のいずれか一項に記載の組成物;ならびに
(b)(a)において前記薬剤により発現される前記shRNAで標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター
を投与することを含む、方法。
[項目53]
前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む、項目52に記載の方法。
[項目54]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載されるものである、項目52または53に記載の方法。
[項目55]
(a)の前記薬剤および(b)の前記発現ベクターが一緒に、同時にまたは連続的に、対象に投与される、項目52〜54のいずれか一項に記載の方法。
[項目56]
(a)OPMDの原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための1つ以上の薬剤であって、前記薬剤が以下から選択されるもの:(i)項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA;(ii)項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA;(iii)項目18〜38のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む発現ベクター;および(iv)項目28、34または40〜49のいずれか一項に記載の組成物;ならびに
(b)(a)において前記薬剤により発現される前記shRNAで標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター
を含むキット。
[項目57]
前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む、項目56に記載のキット。
[項目58]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載されるものである、項目56または57に記載のキット。
[項目59]
項目52〜55のいずれか一項に記載の方法に従ってOPMDを処置するために使用される場合、項目56〜58のいずれか一項に記載のキット。
本発明はまた、以下に関する。
[項目1]
PABPN1タンパク質に対応するRNA転写物の領域と実質的に相補的である、少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNAであって、前記RNA転写物の前記領域が配列番号1〜3のいずれか1つに記載されるものである、RNA。
[項目2]
前記RNAが、配列番号4、6または8に記載の配列から選択される配列を含む一本鎖RNAである、項目1に記載のRNA。
[項目3]
エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列をさらに含む、項目1に記載のRNA。
[項目4]
前記RNAが、以下からなる群から選択される二重鎖RNA(dsRNA)である、項目3に記載のRNA:
配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号4に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNA;
配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号6に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNA;ならびに
配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号8に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNA。
[項目5]
前記dsRNAが、以下からなる群から選択される、項目3または項目4に記載のRNA:
配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号5に記載のエフェクター相補配列、を含むdsRNA;
配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号7に記載のエフェクター相補配列、を含むdsRNA;および
配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号9に記載のエフェクター相補配列、を含むdsRNA。
[項目6]
前記RNAが、以下からなる群から選択される短鎖ヘアピンRNA(shRNA)である、項目3に記載のRNA:
配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号10に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNA;
配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号12に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNA;ならびに
配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号14に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNA。
[項目7]
前記shRNAが、以下からなる群から選択される、項目6に記載のRNA:
配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号11に記載のエフェクター相補配列、を含むshRNA;
配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号13に記載のエフェクター相補配列、を含むshRNA;ならびに
配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号15に記載のエフェクター相補配列、を含むshRNA。
[項目8]
前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列を含む、項目6または7に記載のRNA。
[項目9]
前記shRNAが、配列番号16〜21のいずれか1つに記載の配列を含む、項目6〜8のいずれか一項に記載のRNA。
[項目10]
(a)項目1〜9のいずれか一項に記載の少なくとも1つのRNA;および
(b)以下から選択される少なくとも1つのRNA:
(i)項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA;または
(ii)眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質に対応するRNA転写物の領域と実質的に相補的である、少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNA;
を含み、(a)の前記RNAと(b)の前記RNAとが異なるエフェクター配列を含む、複数のRNA。
[項目11]
(a)配列番号1に記載の配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含む、第1のRNA;
(b)配列番号2に記載の配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含む、第2のRNA;および
(c)配列番号3に記載の配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含む、第3のRNA
を含む、項目10に記載の複数のRNA。
[項目12]
(a)前記第1のRNAが、配列番号4に記載の配列を含む一本鎖RNA分子であり;
(b)前記第2のRNAが、配列番号6に記載の配列を含む一本鎖RNA分子であり;
(c)前記第3のRNAが、配列番号8に記載の配列を含む一本鎖RNA分子である、
項目11に記載の複数のRNA。
[項目13]
(a)前記第1のRNAが、配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号4に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含む二重鎖RNA(dsRNA)であり;
(b)前記第2のRNAが、配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号6に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNAであり;
(c)前記第3のRNAが、配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号8に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むdsRNAである、
項目11に記載の複数のRNA。
[項目14]
(a)前記第1のdsRNAが、配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号5に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(b)前記第2のdsRNAが、配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号7に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(c)前記第3のdsRNAが、配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号9に記載のエフェクター相補配列、を含む、
項目13に記載の複数のRNA。
[項目15]
(a)前記第1のRNAが、配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号10に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含む短鎖ヘアピンRNA(shRNA)であり;
(b)前記第2のRNAが、配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号12に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNAであり;
(c)前記第3のRNAが、配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号14に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列、を含むshRNAである、
項目11に記載の複数のRNA。
[項目16]
(a)前記第1のshRNAが、配列番号10に記載のエフェクター配列、および配列番号11に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(b)前記第2のshRNAが、配列番号12に記載のエフェクター配列、および配列番号13に記載のエフェクター相補配列、を含み;
(c)前記第3のshRNAが、配列番号14に記載のエフェクター配列、および配列番号15に記載のエフェクター相補配列、を含む、
項目15に記載の複数のRNA。
[項目17]
前記shRNAがそれぞれ前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列を含む、項目16に記載の複数のRNA。
[項目18]
前記RNAが短鎖ヘアピンRNA(shRNA)である、項目1または6〜9のいずれか一項に記載のRNAをコードするDNA配列を含む核酸を含む、DNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物。
[項目19]
前記複数のRNAがそれぞれ短鎖ヘアピンRNA(shRNA)である、項目10、11または15〜17のいずれか一項に記載の複数のRNAをコードするDNA配列を含む核酸を含む、DNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物。
[項目20]
前記または各shRNAをコードするDNA配列が、
前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列をコードするDNA配列;および
3’末端にターミネーター配列
を含む、項目18または項目19に記載のddRNAi構築物。
[項目21]
前記shRNAをコードするDNA配列が、配列番号16〜21のいずれか1つに記載の配列からなる群から選択される、項目18または20に記載のddRNAi構築物。
[項目22]
(a)配列番号16または17に記載の第1のshRNA配列をコードするDNA配列;
(b)配列番号18または19に記載の前記第2のshRNA配列をコードするDNA配列;および
(c)配列番号20または21に記載の前記第3のshRNA配列をコードするDNA配列
を含む、項目19または20に記載のddRNAi構築物。
[項目23]
shRNA配列をコードする前記または各DNA配列の上流にRNApolIIIプロモーターを含む、項目18〜22のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
[項目24]
前記RNApolIIIプロモーターが、U6およびH1プロモーターから選択される、項目23に記載のddRNAi構築物。
[項目25]
(a)前記第1のshRNAをコードするDNA配列が、前記第1のshRNA配列をコードする前記DNA配列の上流にU6−1プロモーターを含み;
(b)前記第2のshRNAをコードするDNA配列が、前記第2のshRNA配列をコードする前記DNA配列の上流にU6−9プロモーターを含み;
(c)前記第3のshRNAをコードするDNA配列が、前記第3のshRNA配列をコードする前記DNA配列の上流にH1プロモーターを含む、
項目22〜24のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
[項目26]
配列番号22または23に記載の配列を含む、項目22〜25のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
[項目27]
項目18〜26のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む、組成物。
[項目28]
前記ddRNAi構築物が発現ベクター内に含まれる、項目27に記載の組成物。
[項目29]
3つのDNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物を含む組成物であって、前記組成物が、
(a)以下を含む短鎖ヘアピンRNA(shRNA)配列をコードするDNA配列を含む、第1のddRNAi構築物:
(i)配列番号1に記載のPABPN1配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドの領域を含むエフェクター配列;および
(ii)前記エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列;
(b)以下を含むshRNA配列をコードするDNA配列を含む、第2のddRNAi構築物:
(i)配列番号2に記載のPABPN1配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドの領域を含むエフェクター配列;および
(ii)前記エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列;および
(c)以下を含むshRNA配列をコードするDNA配列を含む、第3のddRNAi構築物:
(i)配列番号3に記載のPABPN1配列と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドの領域を含むエフェクター配列;および
(ii)前記エフェクター配列と実質的に相補的なエフェクター相補配列
を含む、組成物。
[項目30]
(a)前記第1のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが以下:
(i)配列番号10に記載のエフェクター配列;および
(ii)配列番号11に記載のエフェクター相補配列
を含み;
(b)前記第2のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが以下:
(i)配列番号12に記載のエフェクター配列;および
(ii)配列番号13に記載のエフェクター相補配列
を含み;
(c)前記第3のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが以下:
(i)配列番号14に記載のエフェクター配列;および
(ii)配列番号15に記載のエフェクター相補配列
を含む、
項目29に記載の組成物。
[項目31]
各shRNA配列をコードする前記DNA配列が、
前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列をコードするDNA配列;および
前記shRNAの3’末端のターミネーター配列
を含む、項目29または30に記載の組成物。
[項目20]
(a)前記第1のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが、配列番号16または17に記載の配列を含み;
(b)前記第2のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが、配列番号18または19に記載の配列を含み;
(c)前記第3のddRNAi構築物の前記DNA配列によってコードされる前記shRNAが、配列番号20または21に記載の配列を含む、
項目17〜19のいずれか一項に記載の組成物。
[項目32]
各ddRNAi構築物が、前記shRNAをコードする前記DNA配列の上流にRNApolIIIプロモーターを含む、項目29〜31のいずれか一項に記載の組成物。
[項目33]
各RNApolIIIプロモーターが、U6プロモーターおよびH1プロモーターから選択される、項目32に記載の組成物。
[項目34]
前記ddRNAi構築物のそれぞれが、発現ベクター内に含まれる、項目29〜33のいずれか一項に記載の組成物。
[項目35]
項目1〜9のいずれか一項に記載のRNAまたは項目10〜17のいずれか1項に記載の複数のRNAを含む組成物。
[項目36]
前記複数のRNAによって標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸をさらに含む、項目35に記載の組成物。
[項目37]
前記ddRNAi構築物の前記shRNAによって標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸をさらに含む、項目27〜34のいずれか一項に記載の組成物。
[項目38]
前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載の配列を含む、項目36または項目37に記載の組成物。
[項目39]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載のものである、項目36〜38のいずれか一項に記載の組成物。
[項目40]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が、発現ベクター内に含まれる、項目36〜39のいずれか一項に記載の組成物。
[項目41]
前記ddRNAi構築物および前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が同じ発現ベクター内に含まれる、項目27に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目42]
前記ddRNAi構築物および前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が異なる発現ベクター内に含まれる、項目27に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目43]
各ddRNAi構築物が異なる発現ベクター内に含まれ、前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が前記発現ベクターの少なくとも1つに含まれる、項目29に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目44]
前記ddRNAi構築物および前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸がそれぞれ異なる発現ベクター内に含まれる、項目29に付加される場合、項目37〜40のいずれか一項に記載の組成物。
[項目45]
前記または各発現ベクターがプラスミドである、項目28、34または40〜44のいずれか一項に記載の組成物。
[項目46]
前記または各発現ベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、レトロウイルスベクター、アデノウイルスベクターおよびレンチウイルスベクターから選択されるウイルスベクターである、項目28、34または40〜44のいずれか一項に記載の組成物。
[項目47]
前記または各発現ベクターがカチオン性DNA結合ポリマーと複合体化されている、項目28、34または40〜45のいずれか一項に記載の組成物。
[項目48]
前記カチオン性DNA結合ポリマーがポリエチレンイミンである、項目47に記載の組成物。
[項目49]
1つ以上の薬学的に許容される担体をさらに含む、項目27〜48のいずれか一項に記載の組成物。
[項目50]
対象における眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害する方法であって、前記方法が、前記対象に、項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA、または項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA、または項目18〜26のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または項目27〜49のいずれか一項に記載の組成物、を投与することを含む、方法。
[項目51]
眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)を、それに罹患している対象において処置する方法であって、前記方法が、前記対象に、項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA、または項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA、または項目18〜26のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または項目27〜49のいずれか一項に記載の組成物、を投与することを含む、方法。
[項目52]
眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)を、それに罹患している対象において処置する方法であって、前記方法が、対象に、
(a)OPMDの原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための1つ以上の薬剤であって、前記薬剤が以下から選択されるもの:(i)項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA;(ii)項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA;(iii)項目18〜38のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む発現ベクター;および(iv)項目28、34または40〜49のいずれか一項に記載の組成物;ならびに
(b)(a)において前記薬剤により発現される前記shRNAで標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター
を投与することを含む、方法。
[項目53]
前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む、項目52に記載の方法。
[項目54]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載されるものである、項目52または53に記載の方法。
[項目55]
(a)の前記薬剤および(b)の前記発現ベクターが一緒に、同時にまたは連続的に、対象に投与される、項目52〜54のいずれか一項に記載の方法。
[項目56]
(a)OPMDの原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための1つ以上の薬剤であって、前記薬剤が以下から選択されるもの:(i)項目1〜9のいずれか一項に記載のRNA;(ii)項目10〜17のいずれか一項に記載の複数のRNA;(iii)項目18〜38のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む発現ベクター;および(iv)項目28、34または40〜49のいずれか一項に記載の組成物;ならびに
(b)(a)において前記薬剤により発現される前記shRNAで標的化されていないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター
を含むキット。
[項目57]
前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む、項目56に記載のキット。
[項目58]
前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載されるものである、項目56または57に記載のキット。
[項目59]
項目52〜55のいずれか一項に記載の方法に従ってOPMDを処置するために使用される場合、項目56〜58のいずれか一項に記載のキット。
Claims (41)
- PABPN1タンパク質に対応するRNA転写物における対応する長さの領域と実質的に相補的である、少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNA干渉(RNAi)剤をコードするDNA配列を含む核酸であって、前記RNA転写物の前記領域が配列番号3、1、または2のいずれか1つに記載されるものである、前記核酸。
- 前記RNAi剤が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の核酸:
配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号4に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列を含むRNAi剤;
配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号6に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列を含むRNAi剤;ならびに
配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号8に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列を含むRNAi剤。 - 前記RNAi剤が、以下からなる群から選択される、請求項1または2に記載の核酸:
配列番号4に記載のエフェクター配列、および配列番号5に記載のエフェクター相補配列を含むRNAi剤;
配列番号6に記載のエフェクター配列、および配列番号7に記載のエフェクター相補配列を含むRNAi剤;および
配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号9に記載のエフェクター相補配列を含むRNAi剤。 - 前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列を含む、請求項2または3に記載の核酸。
- 配列番号16〜21のいずれか1つに記載の配列を含むショートヘアピンRNA(shRNA)をコードする、請求項4に記載の核酸。
- (a)請求項1〜5のいずれか一項に記載の少なくとも1つの核酸;および
(b)以下から選択される少なくとも1つの核酸:
(i)請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸;または
(ii)眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質に対応するRNA転写物における対応する長さの領域と実質的に相補的である、少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNAi剤をコードするDNA配列を含む核酸;
を含み、(a)と(b)の前記核酸によってコードされる前記RNAi剤が異なるエフェクター配列を含む、複数の核酸。 - (a)配列番号3に記載の配列における対応する長さの領域と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNAi剤をコードする、第1の核酸;および
(b)OPMDの原因であるPABPN1タンパク質に対応するRNA転写物における対応する長さの領域と実質的に相補的である少なくとも17の連続したヌクレオチドのエフェクター配列を含むRNAi剤をコードする、第2の核酸
を含む、請求項6に記載の複数の核酸。 - 前記第1の核酸が、配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号8に記載の前記配列と実質的に相補的であるエフェクター相補配列を含むRNAi剤をコードする、請求項7に記載の複数の核酸。
- 前記第1の核酸が、配列番号8に記載のエフェクター配列、および配列番号9に記載のエフェクター相補配列を含むRNAi剤をコードする、請求項8に記載の複数の核酸。
- 前記RNAi剤のそれぞれの前記エフェクター配列と前記エフェクター相補配列との間に位置するループ配列を含む、請求項6〜9のいずれか一項に記載の複数の核酸。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸、または請求項6〜10のいずれか一項に記載の複数の核酸を含む、DNA依存性RNA干渉(ddRNAi)構築物。
- 配列番号20、21、または16〜19のいずれか1つに記載の配列を含むshRNAをコードするDNA配列を含む、請求項11に記載のddRNAi構築物。
- 配列番号20または21に記載のshRNA配列をコードするDNA配列を含む、請求項12に記載のddRNAi構築物。
- RNAi剤をコードする前記または各DNA配列の上流にRNApolIIIプロモーターを含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載のddRNAi構築物。
- 前記RNApolIIIプロモーターが、U6およびH1プロモーターから選択される、請求項14に記載のddRNAi構築物。
- 請求項11〜15のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む、組成物。
- 前記ddRNAi構築物が発現ベクター内に含まれる、請求項16に記載の組成物。
- 前記核酸によってコードされる前記RNAi剤によって標的化されないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸をさらに含む、請求項16または17に記載の組成物。
- 前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載の配列を含む、請求項18に記載の組成物。
- 前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載のものである、請求項18または19に記載の組成物。
- 前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が、発現ベクター内に含まれる、請求項18〜20のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が、前記RNAi剤をコードする前記核酸と同じ発現ベクター内に含まれる、請求項21に記載の組成物。
- 前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸と、前記RNAi剤をコードする前記核酸とが異なる発現ベクター内に含まれる、請求項21に記載の組成物。
- 前記または各発現ベクターがプラスミドである、請求項17〜23のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記または各発現ベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、レトロウイルスベクター、アデノウイルスベクター、およびレンチウイルスベクターから選択されるウイルスベクターである、請求項17〜23のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記または各発現ベクターがカチオン性DNA結合ポリマーと複合体化されている、請求項17〜23のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記カチオン性DNA結合ポリマーがポリエチレンイミンである、請求項26に記載の組成物。
- 1つ以上の薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項16〜27のいずれか一項に記載の組成物。
- 請求項11〜15のいずれか一項に記載のddRNAi構築物を含む、発現ベクター。
- 前記ddRNAi構築物によってコードされる前記RNAi剤によって標的化されないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸をさらに含む、請求項29に記載の発現ベクター。
- アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、レトロウイルスベクター、アデノウイルス(AdV)ベクター、およびレンチウイルス(LV)ベクターからなる群から選択されるウイルスベクターである、請求項29または30に記載の発現ベクター。
- アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターである、請求項29〜31のいずれか一項に記載の発現ベクター。
- 対象において眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸、または請求項6〜10のいずれか一項に記載の複数の核酸、または請求項11〜15のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または請求項29〜32のいずれか一項に記載の発現ベクターを含む組成物。
- 対象において眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための、請求項16〜28のいずれか一項に記載の組成物。
- 眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)を、それに罹患している対象において処置するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸、または請求項6〜10のいずれか一項に記載の複数の核酸、または請求項11〜15のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または請求項29〜32のいずれか一項に記載の発現ベクターを含む組成物。
- 眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)を、それに罹患している対象において処置するための、請求項16〜28のいずれか一項に記載の組成物。
- 眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の処置又は予防のための医薬の製造における、請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸、または請求項6〜10のいずれか一項に記載の複数の核酸、または請求項11〜15のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または請求項16〜28のいずれか一項に記載の組成物、または請求項29〜32のいずれか一項に記載の発現ベクターの使用。
- (a)眼咽頭筋ジストロフィー(OPMD)の原因であるPABPN1タンパク質の発現を阻害するための1つ以上の薬剤であって、前記薬剤が以下から選択されるもの:請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸、または請求項6〜10のいずれか一項に記載の複数の核酸、または請求項11〜15のいずれか一項に記載のddRNAi構築物、または請求項16〜28のいずれか一項に記載の組成物、または請求項29〜32のいずれか一項に記載の発現ベクター;ならびに
(b)(a)において前記薬剤により発現される阻害性RNA分子によって標的化されないmRNA転写物を有する機能性PABPN1タンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター
を含むキット。 - 前記機能性PABPN1タンパク質が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む、請求項38に記載のキット。
- 前記機能性PABPN1タンパク質をコードする前記核酸が配列番号24に記載されるものである、請求項38または39に記載のキット。
- 対象においてOPMDを処置または予防するための、請求項38〜40のいずれか一項に記載のキット。
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