JP2019513152A - 航空機用除氷液から回収された使用済みエチレングリコールのリサイクル方法及びシステム - Google Patents

航空機用除氷液から回収された使用済みエチレングリコールのリサイクル方法及びシステム Download PDF

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Abstract

航空機用除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルする方法及びシステムが記載されている。回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールは、水及びその他の望ましくない物質を含有し、これら物質を含まない溶液を生成するために除去される必要があり、実質的に全ての含有される水を除去し、航空機除氷のための最終的なグリコール溶液を認証するため求められる添加剤を混ぜ込むため、さらに処理することができる。該方法及びシステムは、連続的な自動的使用済みグリコールバッチプロセスのためコンピューターコントローラーを用い、濾過、蒸留、ブレンド及び試験を特定の順番で組み合わせて含み、純度が少なくとも99.5%、好ましくは99.6%から99.9%グリコール濃度の範囲の改善された品質のリサイクルされたグリコールを達成する。【選択図】なし

Description

(技術分野)
本発明は、少なくとも99.5%から99.9%までの濃度を有するバージングリコールを生産するための、航空機用除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルするための改善された方法及びシステムに関する。
(背景)
航空機翼上の霜、氷及び雪又はそれらの組合せの蓄積を除氷し、航空機翼の形状をゆがめるいかなる積もった霜、氷又は雪を取り除くことによって、翼の自然な形状を復元し、補助翼が適切に機能することを可能とすることは必要である。氷、霜又は雪はまた、航空機に重さを加え、それによって飛行を阻害する。霜、氷又は雪の除去は、除氷グリコール溶液を噴霧し、霜、氷又は雪を解かすことによって成し遂げられ、航空機を除氷後十分な時間更なる降雪から守る。溶液中のグリコール濃度は気象条件に応じて変わる。そのような溶液は、典型的にはグリコール、水及び少量の添加剤、例えば界面活性剤及び腐食防止剤、を含む。
除氷液を航空機に噴霧した後、該液は解けた霜、氷及び雪からの水で希釈され、航空機が除氷のため展開されるタールマック区域上に存在する汚染物質によって汚染される。これら区域は通常、砂、航空機のタイヤからの摩滅したゴム、油、燃焼残渣、航空機からの煙、除氷塩、小石、燃料の痕跡、草及び葉のような固体の残骸及びコンクリート中にみられる化学物質によって汚染されたコンクリート区域である。過去において、そのような廃グリコール溶液は、遠くにある処分地で処分及び処置するため、容器又はバキュームカーに集められていた。そのようなやり方は、環境に負荷をかけ、高価な製品であるグリコールの無駄になることが証明された。典型的には飛行場はこの処分費用を当然のものと考えており、使用済みグリコールを回収することによって、有意な節約額を飛行場設備に回すことができる。
過去数十年間、航空機除氷液からのグリコール残渣をリサイクルする努力が行われ、例えば、好気性消化剤、サイクロン分離機、吸収とイオン交換を用いる化学洗浄技術、濾過塔、蒸留及び除去カラム又は塔等、様々な方法を用いる様々な回収システムが稼働している。しかしながら、これらのうちのいくつかの動作には問題があり又非常に高コストであることが明らかになっており、いくつかは、航空機除氷グリコール液中で用いるためリサイクルするために、購入したバージングルコールに比べて十分な純度の回収グリコールにかかる望ましい求める結果を達成していない。いくつかの公知技術によればそのようなグリコール溶液を99.5%の純度にリサイクルすることができるとされているが、多くはこの純度を生成するのに失敗している、公知技術の例は、例えば、特許公報、米国特許5,904,321;5,411,668;7,713,319;8,252,149;米国特許出願公開2011/0263909及び2013/0190539において、カナダ特許2,116,827及び2,223,933に認められる。飛行場のタールマックからグリコールをリサイクルする課題についての別の出版物としては、「ミュンヘン国際空港の除氷リサイクルプラント案内(A Tour of Munich International Airport's Deicing Recycling Plant)」と題された文献に認められ、この文献は、ウェブ上の、http://www.aviationpros.com/article/10616425にてアクセスすることができる。
(発明の概要)
少なくとも99.5%及び典型的には99.6%と99.9%の間のオーダーの濃度を有するバージングリコールを生成するために航空機除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールを実質的に自動でリサイクルするための改善された方法及びシステムを提供するニーズが存在する。
本発明の特徴は、上述のニーズに合致する、航空機除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルする改善された方法及びシステムを提供することである。
本発明の更なる特徴は、航空機除氷液からの使用済みエチレン又はプロピレングリコールの改善されたリサイクル方法を提供することであって、該方法は回収グリコール溶液を処置する改善された一連の工程とグリコール濃度が少なくとも99.5%、典型的には99.6%から99.9%の間のオーターの航空機除氷グリコール溶液を生成するため実質的に自動で管理される工程の組合せを含む。
本発明の更なる特徴は、少なくとも99.5%、典型的には99.6%と99.9%の間のオーダーの濃度を有する実質的にバージンなグリコールを生成するため、グリコール、水及びその他の不純物を含む航空機除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルするための改善されたシステムを提供することである。
上記特徴によれば、幅広い態様から、本発明は、実質的にバージンなグリコールを生成するため、グリコール、水及びその他の物質を含む航空機除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルする方法を提供する。該方法は、空港の除氷施設から使用済みグリコールを回収するステップと、使用済みグリコールを1以上の貯蔵タンクに貯蔵するステップの組合せを含む。その後、所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールは、作業用使用済みグリコールを生成するため移され、貯蔵手段中に貯蔵される。作業用使用済みグリコールは、実質的に全ての固体及びその他の物質を除去するため、少なくとも2濾過段階で濾過され、保持タンクに貯蔵される。その後の蒸発ステップが濾過された使用済みグリコールのバッチから、該バッチを、作業用使用済みグリコールのグリコール濃度が約50%になるよう水分を蒸発させる温度まで加熱することによって、水を取り除く。続いてグリコール濃縮溶液を、バッファータンクに貯蔵する。その後、グリコール濃度が50%の溶液のpHを所望の値に調整し、続いて炭素濾過して、真空下で動作し、グリコール濃度50%の液体を蒸発させる所定の温度までバッチが蒸気流中で加熱される蒸留塔の蒸発セクションに所定のバッチを投入する保持タンクに投入する。該塔の蒸留セクションの充填剤セクションの蒸気流の温度は、蒸気流の実際の温度をモニターするため検知され、その温度を表す温度シグナルは、コンピューターのコントローラーに送られる。蒸気流は蒸留塔の塔頂で、充填剤セクションを出るに従って液相に冷やされて凝縮する。凝縮液のグリコール濃度は、凝縮液のグリコール濃度を検出するため連続的にモニターされ、グリコール濃度シグナルはコンピューターコントローラーに送られ、該コントローラーはこれらを温度シグナルと相関させ、凝縮液から、連結された容器の1つの中で、水、グリコール混合水であってグリコール濃度が99.5%未満のもの、及び少なくとも99.5%の濃度のグリコール溶液を回収するため、バルブを動作させる適切な時間を決定する。水、グリコール混合水であってグリコール濃度が99.5%未満のもの、及びグリコール濃度が少なくとも99.5%のグリコール溶液は自動的に連結する容器へと差し向けられる。少なくとも99.5%のグリコールは試験され、ブレンドされ、航空機除氷車両において用いるために認証を受けた保持タンクへと差し向けられる。
本発明の更に幅広い態様によれば、実質的にバージンなグリコールを生成するため、グリコール、水及びその他の物質を含む航空機除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルするためのシステムが提供される。該システムは、航空機除氷区域のタールマックから使用済みグリコールを回収するための収集手段の組合せを含む。貯蔵手段が回収された使用済みグリコールを貯蔵するため提供される。所定の低いパーセントのグリコール濃度を有する使用済みグリコールを、貯蔵手段から除去するための手段が更に提供される。作業タンクがまた、所定の低いパーセントのグリコール濃度を超えるグリコール濃度を有する使用済みグリコールを所定量維持するために提供される。実質的に全ての固体粒子をその他の物質から除去し、次はバッファータンクへ移送されるグリコール濃度が約50%の使用済みグリコールを生成するため、使用済みグリコール溶液のバッチを水を蒸発させるに十分な温度に沸騰させることで、該バッチから水を蒸発させるための1以上のエヴァポレーターを有する蒸発段階に投入するための保持タンクにそれを投入するため、作業タンクからの使用済みグリコールを濾過するために少なくとも2つの濾過段階がまた提供される。バッファータンクからのグリコール濃縮物のバッチのpHを、所望のpH値に調整する手段が提供され、該バッチは、炭素濾過され、濃度約50%を超える使用済みグリコールを所定量蓄積するための蒸留塔保持タンクに投入される。蒸留塔が提供され、それは真空下で動作し、下部蒸発セクションと、下部蒸発セクションから放出された蒸気流からの熱を保持するためのスチール充填剤を備えた上部煙突セクションを有する。温度センサーは、充填剤を通った蒸気流の実際の温度を表す、実際の温度シグナルを、コンピューターコントローラーに提供するため充填剤に沿って煙突セクションの温度をモニターし、グリコール濃度値シグナルをコンピューターコントローラーに提供する。下部蒸発セクションは、使用済みグリコールを連続的に蒸発し、冷却器に投入される凝縮液を生成するため煙突セクションを通って、煙突セクションの下流の凝縮コイルへと引き込まれる蒸気流を創るため、温度管理されたヒーターを有する。測定手段が更に提供され、連続ベースで凝縮液中のグリコール濃度を測定し、コンピューターコントローラにグリコール濃度値を提供し、温度シグナルと相関させ、連結された容器中で、水、グリコール混合水で99.5%未満の純度のグリコール濃度を有するもの及び実質的にバージンなグリコールでグリコール濃度が少なくとも99.5%から99.9%までのものを分離するため、適切なバルブの作業時間を決定する。続いて、認証された保持タンク中に、航空機除氷車両に用いるためブレンドする準備のできた実質的にバージンなグリコールを認証し、貯蔵するための手段が提供される。
本発明の好ましい実施形態がここに添付図を参照しながら記載されるであろう。
図1Aは、本発明の改善されたバッチ処理方法及びシステムを図示する、模式的、部分的ブロックダイヤグラムである。 図1Bは、本発明の改善されたバッチ処理方法及びシステムを図示する、模式的、部分的ブロックダイヤグラムである。 図1Cは、本発明の改善されたバッチ処理方法及びシステムを図示する、模式的、部分的ブロックダイヤグラムである。
(好ましい実施形態についての説明)
図面を参照しつつ、ここに本発明の航空機除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルするための改善された方法及びシステムの好ましい実施形態が記述される。図1Aに示されるように、模式図的に11に示されるような航空機に、除氷車両13から除氷液12が噴霧される飛行場のタールマック10から、本明細書のタイプI又はタイプIVの使用済みエチレングリコールが回収される。除氷液は通常、温度摂氏60℃から80℃に加熱される。使用済みグリコールを回収するため、タールマック区域は、区切られた貯蔵室16へと使用済みグリコールを流す地下の導管15に接続した1以上の排水管14がおさまるように改造されている。使用済みグリコールは最初の区画16’に入り、該区画はまたより大きな室16”と通じている。これらの室の形状は、沈殿物が室16”の底に沈殿することを可能とするものである。使用済みグリコールのサンプルは、使用済みグリコール濃度を評価するため、室16’に設置されたポンプ17に駆動されて密度計19を連続的に流れる。もし使用済みグリコールの濃度が5%未満であれば、使用済みグリコールはリサイクルに適さない。したがって、コンピューターコントローラー25は、室16に入る使用済みグリコールのレベルをオーバーフロー15’に到達し都市下水へと流れ込むまで次第に上げることができる。
コンピューターコントローラー25はまた、室16”のポンプ17’をさらに動作させ、沈殿物を除去するため、5%以上の濃度の溶液を最初のフィルター18を通じてタンク室16”から吸い上げ、5%以上の濃度の使用済みグリコールを保持タンクに投入する。ここでは2つのタンク22と23しか図示されていないが、それらはレベル検出器(図にはないが、当業者には明らかである)を有し、コンピューターコントローラーがバルブ21及び20を動作させて、5%以上の濃度の使用済みグリコール溶液をタンクが一杯の時には他の保持タンクへと差し向けることができるようになっている。
コンピューターコントローラーは様々なモニタリング及びコントロールステーション、又は異なるコンピューターを有し、それらは図面を通じて、文字「C」が内部にある小さな四角で、参照番号25によって示される。また、図面を通じて、異なるユニット、タンク、フィルター等を表す四角のサイズは、互いにそのサイズに比例したサイズで表されているわけではない。
貯蔵タンク22及び23からの5%以上の濃度の使用済みグリコール溶液は、実質的に自動でコンピューターコントローラー25によって、バルブ24及びポンプ30を動作させて使用済みグリコール溶液を二段階の濾過プロセスに供することによって次のように処置される。最初に、使用済みグリコール溶液はバグフィルター28を通じて作業タンク27に投入され、そこでポンプ30’が、連続的に、濾過された5%以上の濃度の使用済みグリコール溶液を、超微細フィルター31(ここではセラミックフィルター)を通じて循環させ、作業タンク27に戻す。圧力によってセラミックフィルターを透過し、限外濾過された使用済みグリコール溶液は、保持タンク32に投入され、該タンクはレベルセンサー32’を有し、それは濾過された使用済みグリコール溶液が所定の容量に達した場合、コンピューターコントローラーにポンプ30と30’を停止するようシグナルを送る。バグ濾過段階には、片方のバグが沈殿物で詰まると、他のバグに切り替えることによってより長く途切れない動作を提供するため、2つのバグフィルター28及び28’を有する。これによりシステムのより長い動作時間が可能となる。超微細セラミックフィルター31は、孔径0.5μmを有し、非常に細かい固体粒子を除去して、実質的に、しばしば透過液として参照される液体のみを残す。
保持タンク32からの濾過された溶液は、次いでポンプ34及び34’によって類似する構成の2つのエヴァポレーター33と33’へと送り込まれる。各エヴァポレーター33、33’には2つの電気抵抗発熱体要素35及び35’がそれぞれ提供され、これらは、抵抗発熱体要素の1つに故障があってもエヴァポレーターの連続運転を確保するため、コンピュータコントローラー25によって動作される。図にはないが、これら公知のエヴァポレーター33及び33’は、それぞれ、気送管33”で放出された蒸気から熱を抽出するコンプレッサー(図にはない)を備えており、蒸気からの熱を容器中の水を温めるための主な熱源として再利用する。抵抗発熱体要素35及び35’は、立ち上げ時に水を予熱するために用いられ、真空下のより低い温度で水を蒸発させることができる。
レベルセンサー37は、十分な量の使用済み溶液をエヴァポレーターに提供するためポンプ34及び34’を動作するようレベルを示すシグナルをコンピュータコントローラー25に伝達し、それによって、一方の抵抗発熱体要素の故障の場合、図には示されていないが明らかなスイッチによって、動作中の1つの発熱体要素を、配置されスタンバイしているもう一つに切り替える。温度検知プローブ38は、エヴァポレーター33及び33’中のバッチ溶液の実際の温度値をコンピューターコントローラーに提供する。発熱体要素35及び35’は、水を蒸発させるためには十分だがエチレン又はプロピレングリコールを蒸発させるには低すぎる、沸点100℃まで、水の温度を管理するよう動作する。屈折計37”は使用済み溶液の密度を適切なレベルで検出し、一度グリコール濃度が濃度50%を達成したら、バルブ39及び39’を動作するよう代表的なシグナルをコンピュータコントローラー25に送る。バルブ39及び39’は、50%濃度の使用済みグリコールのバッチをバッファータンク40に連続的に移送するよう動作する。エヴァポレーター33及び33’は、連続的に動作し、保持タンク32中の使用済みグリコール溶液の容量が所定のレベルに低下すると、ポンプ30及び30’は、保持タンク32に限外濾過液を投入するため使用済み溶液をさらに濾過するよう、再び作動する。バッファータンク40からのいかなるオーバーフローも、将来の使用のため容器40’に集められる。この実施形態では、300万リットルの50%グリコール濃度溶液を保持することができるだけの複数の容器40’が存在する。ポンプ39”は、連続的に動作するようプロセスを維持する必要があるときに、溶液をバッファータンク40に供給する。また、容器40及び40’は、エネルギーコストを節約するため、50%濃度の使用済みグリコールからヒートロスを管理するよう建物の中で維持される。本明細書に記載された好ましい実施形態においては、バッファータンクは40,000リットルの溶液を保持する。図にはないがオーバーフローバルブは、タンク容量を超えた任意の溶液を回収し、投入する。
レベルセンサー41からのシグナルによって検知される所望の容量がバッファータンク40に存在するようになった後、コンピュータコントローラー25は移送バルブ42’、及び図にはないが明らかなポンプを動作して、使用済みグリコール溶液の一部を徐々に撹拌器44を備えたpH調整タンク43に分析のため移送する。タンク43中の使用済みグリコール溶液の容量は、レベル検知プローブ48が検知し、コンピューターコントローラーに情報提供することによってわかる。使用済みグリコール溶液を容器46からの水酸化ナトリウム(NaOH)溶液で補正することによって、タンク43中に配置されたpHセンサー48’が任意の低いpHを測定した時、コンピュータコントローラー25はまた、トランスファーバルブ47及び図にはないが明らかなポンプを動作させる。pHは、pHスケール上約7.8の所望の値に調整される。pH調整された50%濃度の使用済みグリコール溶液は、次いで、蒸留塔投入タンク50に貯蔵される前に色やにおいを使用済みグリコール溶液から除去するため、カーボンフィルター49を通じて投入される。該タンク中では所定量の前処理された使用済みグリコールが維持され、レベルセンサーによって管理される。
図1Bに示されるように、プロセスは、蒸留塔51を含み、該塔は、本質的に底部蒸発セクション52を含み、該セクションは、ボイラー54からの熱蒸気を管理された方法で循環させる発熱コイル53を含み、そこでは、バッチ中の実質的に全ての液体が蒸発するよう、50%グリコール濃度の使用済みグリコール溶液の所定量のバッチが沸騰される。水の沸点はグリコールの沸点よりもはるかに低いので、水はバッチ温度が水の沸点に到達するや否や蒸発し始める。したがって、水のみがまず最初に蒸発し、次いでグリコールと混合した水、そして最後に高濃度のグリコールが蒸発する。コイル中の蒸気の流量を管理することで、我々は、段階的に液体を蒸発させるため蒸発セクション中の使用済み液の温度を増加させることができる。一度全ての液体が蒸発したら、充填剤中で検知される温度が下がり、全てのバッチが蒸発したことを示す。
真空ポンプ55は、蒸留塔を真空下に置くため、該塔の外側下方の適切な場所で、蒸留塔51に接続する。蒸留塔は、蒸発セクション52の上に煙突セクション56を有し、そこには金属充填剤57を備えられ、これは蒸発セクション中の沸騰液から放出された熱蒸気流からの熱を蓄積するステンレス製の波型で穴のあいたシートである。充填剤を通過する蒸気の温度は、温度センサー63によってモニターされ、温度シグナル63’をコンピュータコントローラー25に送り、その内容物についての表示を温度との関係において与える蒸気流の温度の表示を提供する。これらの温度シグナルはまた、蒸発サイクルの開始と終了を示す。温度センサーは、煙突セクションの壁に対して垂直に離れて間隔をあけ、偏って保持されたサーミスタの形態であってもよい。蒸留塔はまた、水ヒーターの断熱タンクのように、間に配置された適切な断熱材によって内側ケーシングとの間隔をあけたシュラウドによって断熱されている。ボイラーは天然ガスで加熱され、十分高温の蒸気が加熱コイル53の間を循環し、そこでは沸騰水温度が、水の沸点をはるかに上回り、実質的にグリコールの沸点である約197℃まで速やかに上昇する。グリコールの密度は約1.1132g/m3である。蒸留塔の真空状態は、蒸発させられる各液体、すなわち水及びグリコールの沸点をわずかに下げ、このことがまたエネルギーコストの節約に資することを指摘しておく。
煙突セクション56の塔頂にコンデンサー58が据え付けられており、蒸気をその液相に転換するため、蒸留塔51を出る蒸気流を凝縮する。凝縮は煙突の外で、凝縮物が煙突セクションに戻ることがないように行われる。既述のとおり、水はグリコールよりも早く蒸発するため、蒸発プロセスの最初は、ほとんど水が凝縮し、いくらか蒸気を含む凝縮物が長い導管59によって運ばれ、そこで更なる凝縮が起こり、さらに冷却器60に運ばれ、そこで残る蒸気が全て凝縮される。グリコールの喪失を防ぐため、大気中には何も放出されない。冷却器60の引出し管61に固定されているのは屈折計62であり、これは凝縮液に含まれている可能性のあるグリコールのグリコール濃度を測定し、その読み取り値をコンピュータコントローラー25に送って、煙突セクションから受け取った温度シグナル63との相関関係から、3つの容器又はタンク65、65’及び65”の内の1つとそれぞれ連結したバルブ64を動作させる適切な時間が決定される。
水のみが検出される場合、バルブ64を開いて、他の2つのバルブ64’及び64”を閉め、それによって水を容器65に処分又は再利用のため流す。コンピュータコントローラー25が凝縮液が水と混合したグリコールを含むと判断した場合、コンピュータコントローラー25はバルブ64及び64”を閉じて、バルブ64’を開き、コンピューターコントローラーが相関するシグナルからグリコール濃度が約99.5%であると判断するまで、該混合物を容器65’に流す。次いでコンピューターコントローラーはバルブ64及び64’を閉じて、バルブ64”を開き、バージングリコールに分類される残りのグリコールを容器65”に流す。好ましくは、コンピュータコントローラー25が、屈折計63から溶液のグリコール濃度が、バージングリコールに分類される99.6%から99.9%であることを示す凝縮シグナルを受け取った場合、凝縮液は、容器65”に切り替えられる。レベルセンサー66、66’及び66”は、コンピューターコントローラーに、接続する容器中の液体容量を示すシグナルを提供し、それにより、適切な場所にその内容物を空ける。バルブ67は、回収された水を処分又は再利用するため、適切にタンク68に貯蔵するよう分配する。バルブ67’は、その内容物が保持タンク50に移送され、再度蒸留塔に投入されることを可能とする。最終的に、高沸点化合物から成る残渣物は蒸発セクションの下部セクションの油だめに集まり、蒸発サイクルの最後に廃棄物タンク62に送り込まれ、別のバッチが蒸発及び分離のために投入される。
ここで図1Cを参照すると、容器65”からのグリコール溶液バッチは、更に容器70の中で、フィッシャー法による測定、Brix及びpHの試験によりグリコール濃度を認証するために更なる品質管理試験に供されることが見て取れる。サンプリングバルブ(図中には示されていない)が、容器70の様々なレベルで、実験室で分析するためのサンプル抽出のため提供される。認証後、コンピューターコントローラー25はバルブ71を操作して、認証済みグリコールを認証済み容器72に移送する。容器72の内容物はレベルセンサー72’によってモニターされ、情報シグナルがコンピュータコントローラー25に送られ、該内容物は安全に移送され、バルブ71を操作して溶液の移送を他の容器72、72’、及び72”に切り替える必要性があることが示される。本発明におけるバッチプロセスによれば、リサイクルされたグリコールの溶液中の濃度は99.9%までもっていくことが可能であり、非常に高いレベルの純度を達成し、このことは、再使用のための完全ブレンド除氷溶液を保証するため最高純度のバージングリコールに対して求められる、完全に近い濃度の最終溶液を提供するために非常に重要である。
プロセス中のこの段階で、1つ又は複数の容器72中の認証済みグリコール溶液74は、さらに最終添加剤を受け入れる必要があり、これはブレンドタンク75で行われる。溶液74はブレンドタンクに、コンピュータコントローラー25によって移送され、該コントローラは、ブレンドタンクが、ブレンドタンク75の下に据え付けられた質量計78によって検知される所定の質量で満たされるまで、移送バルブ76の内のいくつか選択されたものを操作する。一度質量計78が、ブレンドタンクがその容量だけのグリコール溶液74を受け入れたことを示したら、コンピュータコントローラー25はバルブ76を閉じる。この時点でADFブレンディングは、添加剤85を加えることによって行われ、該添加剤はまた質量計73に検知され、それは、液体溶液を所望の濃度、例えば88%に持っていくよう、ポンプ84を動作させることによって、溶液内容物81に投入される。グリコール溶液内容物81を混ぜるため、モーター80のスイッチを入れることによって撹拌器79を操作する。サンプリングバルブ82は、試験を行うため撹拌サイクルの後、該内容物81のサンプリングを行い、該内容物81がタイプI除氷グリコールと認証できることを保証するためにpH及び屈折率を試験することを可能にする。バルブ86及び87は、コンピュータコントローラー25によって管理され、最終的に調整された認証済み溶液を、航空機除氷車両がアクセス可能な場所にあるファームタンク90に分配するためのバルブ89を備えた追加的容器88に送る。これらの車両は、グリコール濃度を調整するため、外気温によっては本プロセスで回収されていてもよい水を添加することにより、除氷グリコール溶液をオンラインでブレンドすることを可能とする。
記載された好ましい実施形態の全ての明らかな修正を含めることは、そのような修正が添付された特許請求の範囲のスコープの範囲内である限り、本発明の範囲内である。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕グリコール、水、及びその他の物質を含む航空機除氷溶液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルして、実質的にバージンなグリコールを生成するための方法であって、
i)使用済みグリコールを空港の除氷設備から回収し、それを貯蔵手段に貯蔵する工程と、
ii)所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを、該貯蔵手段に貯蔵された使用済みグリコールから除去して、作業用使用済みグリコールを生成し、該作業用使用済みグリコールを1以上の貯蔵タンクに貯蔵する工程と、
iii)該作業用使用済みグリコールを、該1以上の貯蔵タンクから、少なくとも2つの濾過段階を経て濾過して、実質的にその他物質中の全ての固体を除去し、次いで蒸発する工程であって、水のみを蒸発させ、該作業用使用済みグリコールを、バッファータンクに貯蔵するために約50%のグリコール濃度にするのに十分な温度にまで該使用済みグリコールを加熱する工程、
iv)撹拌タンク中で該約50%グリコール濃度のもののpHを調整して、所望の値にpHを調整し、その次に該約5%グリコール濃度のものを炭素濾過する工程、
v)所定量の該炭素濾過された約50%グリコール濃度のものを、真空下で動作する蒸留塔の蒸発セクションに投入する工程と、
vi)該バッチを所定の温度で加熱して、連続蒸気流中で、該約50%グリコール濃度のものを蒸発させる工程と、
vii)該蒸留塔セクションの上に間隔をあけて設けられた煙突セクションの熱充填剤セクション中の該蒸気流の温度を検知して、該蒸気流の実際の温度をモニターし、それを表す温度シグナルをコンピューターコントローラーに送る工程と、
viii)該煙突セクションを出た後、該蒸気流を冷却して、該蒸気流を凝縮液へと凝縮する工程と、
ix)(a)該温度シグナルをモニターして、水及びグリコールの蒸発温度と該温度シグナルを相関させ、及び(b)該凝縮液が流れる導管中に設置された屈折計からのグリコール濃度シグナルをモニターして、該凝縮液から、水、グリコール混合水であって99.5%未満グリコール濃度のもの及び少なくとも99.5%濃度を有する実質的にバージンなグリコールを回収することを、連続的に行う工程、および、
x)その連結する容器からの該実質的にバージンなグリコールを、さらに試験し、その純度を認証し、認証済み保持タンクに航空機除氷用車両で用いるため貯蔵する工程、
を組み合わせて含む、方法。
〔2〕その純度を認証する工程(x)と、工程(x)の認証済み保持タンクに貯蔵する後で、該認証された少なくとも99.5%グリコール溶液を、該認証された実質的にバージンなグリコールに添加剤が混合されるブレンドタンクでブレンドする更なる工程が提供される、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕工程(ix)の該実質的にバージンなグリコールが、少なくとも99.5%から99.9%までの濃度範囲にある、前記〔1〕に記載の方法。
〔4〕工程(ix)において、分離されたグリコール混合水で濃度99.5%未満のもので、連結した容器に集められたものが、該蒸留塔の保持タンクに戻され、更に蒸発させるため該蒸留塔に再投入され、該工程(v)が更に、該蒸留塔の該保持タンク中の該所定量の炭素濾過グリコール濃縮物を投入することを含む、前記〔1〕に記載の方法。
〔5〕該工程(ii)において、コンピューターコントローラーにグリコール濃度シグナルを送る密度計で決定される5%未満の所定の低濃度を有する該使用済みグリコールが、都市下水に処分するため、オーバーフロー導管へと該貯蔵手段中で増加させられる、前記〔1〕に記載の方法。
〔6〕該ろ過工程(iii)において、該少なくとも2つの濾過段階の1つが、5μmバグフィルターを含み、該フィルターは濾過されたグリコール溶液を作業タンクに投入し、該作業タンクからの該ろ過されたグリコール溶液が、連続的なループに注入され、0.5μmのセラミックフィルターを通じて、該作業用使用済みグリコールを、該連続ループにおいて濾過して粒子サイズが0.5μmを超える物質を含まない所望の濾過された使用済みグリコールを達成し、該限外濾過された使用済みグリコールが濾過された使用済みグリコールを1以上のエヴァポレーターに投入する更なる保持タンクに投入される、前記〔1〕に記載の方法。
〔7〕該更なる保持タンクに、該連続濾過ループの動作を管理するコンピューターコントローラーに、レベルシグナルを提供するレベル検知手段が提供され、該エヴァポレーターは、連続的に動作し、該コンピューターコントローラーが、濾過された使用済みグリコール溶液を分配して、該1以上のエヴァポレーター中の該ろ過された使用済みグリコール溶液の所定量を維持することを可能とするレベル検知手段を有する、前記〔6〕に記載の方法。
〔8〕該抵抗発熱体要素の1つに誤作動がある場合に該エヴァポレーターの連続動作を確実にするため、該コンピューターコントローラーによって動作される切り替え手段を通じて独立した動作のため連結された2つの電気抵抗発熱体要素が該エヴァポレーターに提供され、密度計が、該1以上のエヴァポレーターにそれぞれ連結され、該エヴァポレーターの所定の場所でグリコール濃度を検知し、該コンピューターコントローラーにグリコール濃度シグナル値を送って、バルブを操作し、50%濃度を有する使用済みグリコール溶液を、該1以上のエヴァポレーターの底部から該バッファータンクへ流出させ、該濃度シグナル値が50%グリコール濃度を下回る場合該バルブを閉じる、前記〔7〕に記載の方法。
〔9〕該バッファータンクに貯蔵された該約50%グリコール濃度のものが、工程(iv)に規定されるように、所望の値にpHを調整するため、該撹拌タンク中でNaOH(水酸化ナトリウム)を添加することにより前処理に供され、該所望の値がpHスケールで約7.8であり、さらに工程(v)の炭素濾過が色及びにおいを該グリコール濃縮物から、該蒸留塔の保持タンクに投入される前に除去し、該前処理された50%グリコール濃度のものの管理レベルが、該蒸留塔の蒸発セクションに投入されるバッチについて維持される、前記〔1〕に記載の方法。
〔10〕該蒸留塔の該蒸発セクションが、加熱コイルを有し、その中で、ボイラーからの熱蒸気が循環して、該所定の50%グリコール濃度のバッチを蒸気流中で蒸発させ、該蒸留塔の下流の該蒸発セクションに真空ポンプが接続され、該熱充填剤セクションが複数のステンレススチール充填剤を有し、それは該煙突セクションに沿って該蒸気流によって加熱され、該工程(viii)の後で該工程(ix)の前に、該凝縮液を、完全な凝縮を達成するため、冷却器に投入する更なる工程が提供される、前記〔1〕に記載の方法。
〔11〕該工程(ix)のモニタリングが、該コンピューターコントローラーにシグナルを送る屈折計によって行われ、該コンピューターコントローラーは、バルブを動作させて該凝縮液を連結された該容器の1つに送る、前記〔10〕に記載の方法。
〔12〕該ブレンドタンクに、該実質的にバージンな除氷グリコールのpH、明度、Brix及び屈折指数を該ブレンドタンクの異なるレベルで試験することを可能にするレベルタップバルブが提供され、該ブレンドタンクの下に配置された質量計によって該実質的にバージンなグリコールの該ブレンドタンク中の体積が決定され、及び該ブレンドタンクから該認証済み保持タンクへと実質的にバージンなグリコールを注入するためのポンプ手段が提供される、前記〔2〕に記載の方法。
〔13〕グリコール、水及びその他の物質を含有する航空機用除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルして実質的にバージンなグリコールを生成するためのシステムであって、
使用済みグリコールを航空機除氷区域のタールマックから回収するための収集手段と、
該収集手段から所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを更に除去する手段と、
該所定の低パーセンテージ濃度を超えるグリコール濃度を有する使用済みグリコールを貯蔵するための1以上の作業タンクと、
使用済みグリコールから実質的に全ての固体を取り除くため、作業タンクからの使用済みグリコールを濾過するための濾過手段であって、該濾過手段は少なくとも2つの濾過段階を有し、そのうちの1つが限外濾過手段のループである濾過手段と、
該使用済みグリコールから水を蒸発させ、バッファータンクにバッチで移送される約50%のグリコール濃度を有する使用済みグリコールを生成する、1以上のエヴァポレーターと、
グリコール濃度約50%のバッチのpHを所望のpH値に調整するための手段であって、該バッチは次いで炭素濾過され、蒸留塔の保持タンクに投入され、所定の量の約50%を超える濃度の使用済みグリコールを蓄積し、真空下で動作する蒸留塔の蒸発セクションに使用済みグリコールのバッチを投入する手段と、
該低部蒸発セクションから蒸発した液体の凝縮温度を超える熱を保持するためのステンレススチール充填剤を備えた上部煙突セクションと、
該充填剤を備えた該煙突セクションの温度をモニターして、該充填剤を通った蒸気流の温度を表す検出された温度シグナルを送り、該温度シグナルをコンピューターコントローラーに送る温度センサーと、
該低部蒸発セクションは、使用済みグリコールを蒸発させて該蒸気流を生成し、その蒸気は煙突セクションを通って、該煙突セクション下流の凝縮コイルへと入り、冷却器を通じて投入される該蒸気流から凝縮液を生成し、
連続的に凝縮液中のグリコール濃度を測定し、該温度シグナルと相関させて適切なバルブ操作時間を決定するようグリコール濃度シグナルを該コンピューターコントローラーに送るための測定手段であって、それにより、連結された容器において、水、グリコール混合水でグリコールを有するもの、及び少なくとも99.5%グリコール濃度を有する実質的にバージンなグリコールを分離する測定手段と、
航空機除氷車両で用いるために、該実質的にバージンなグリコールを認証し、認証済み保持タンク中で、貯蔵するための品質試験手段と、
を組み合わせて含む、システム。
〔14〕所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを除去する該手段が、該収集手段の上方部分のオーバーフロー導管と、使用済みグリコールを該収集手段の所定の場所から、使用済みグリコールを該オーバーフロー導管に流出させる必要があるか、又は少なくとも5%の濃度を有する使用済みグリコールを該1以上の作業タンクに移送するべきかを決定するコンピューターコントローラに使用済みグリコール濃度シグナルを送る密度計に送り込むために適用されるポンプによって構成される、前記〔13〕に記載のシステム。
〔15〕該濾過手段が、作業タンクに収集するため、使用済みグリコールの第一段階濾過バッチを生成する第一濾過段階、及び該作業タンクからの濾過された使用済みグリコールが、エヴァポレーター保持タンクに投入するための微細濾過された使用済みグリコールを抽出するよう連続的に循環するループに固定された第2限外濾過段階を含む、前記〔13〕に記載のシステム。
〔16〕該第2限外濾過段階が超微細セラミックフィルターを含み、該その他の物質から0.5μmを超える更なる固体を除去するため、該保持タンクからの該使用済みグリコールの第1濾過バッチが該フィルターを通じて投入される、前記〔15〕に記載のシステム。
〔17〕添加剤を該実質的にバージンなグリコールに組み込み、最高品質であって少なくとも99.5%濃度を超えるタイプ1除氷グリコールを生成するためのブレンド手段がさらに提供される、前記〔15〕に記載のシステム。
〔18〕
約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールのpHを試験するためのサンプル採取手段を有するpH調整混合タンク、及び該50%使用済みグリコール濃度のバッチを該蒸留塔の該下部蒸発セクションに投入するためにさらなる保持タンクに約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールを移送する前に、約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールの所望のpH値を生成するため、該混合タンクに添加剤を導入するための手段がさらに提供される、前記〔17〕に記載のシステム。
〔19〕該分離された実質的にバージンなグリコールであってグリコール濃度が少なくとも99.5%のものが、好ましくは約99.6%から99.9%の濃度範囲内にある、前記〔13〕に記載のシステム。
〔20〕グリコールのパーセンテージ濃度をモニターする該測定手段が、該凝縮液中の該グリコールの屈折率を測定するための屈折計によって行われ、該屈折計が屈折率値シグナルをコンピューターコントローラに送る、前記〔13〕に記載のシステム。
〔21〕該分離手段が、該屈折計から受け取った屈折率値シグナルに基づいて、自動的に該コンピューターコントローラーによって動作されるバルブであって、該凝縮液を該連結された貯蔵容器の1つに送るよう該バルブを動作する、前記〔20〕に記載のシステム。
〔22〕該貯蔵容器に、該収集された凝縮液をバルブを通じて所望の場所に送るための導管手段が提供され、該貯蔵容器のうちの1つの中にある該水は、処分又は再利用のため送られ、濃度が99.5%未満の該グリコール混合水は、該蒸留塔の該蒸発セクションに投入する該更なる保持タンクに戻され、該実質的にバージンなグリコールは認証済みグリコール貯蔵タンクに送られる、前記〔21〕に記載のシステム。
〔23〕該実質的にバージンなグリコールの認証のための品質管理試験のための品質管理試験保持タンク、及び最終的な航空機除氷グリコール溶液を気象条件に応じて混ぜることに適応した車両によって用いる準備のできたタンク内で貯蔵するため、該認証された実質的にバージンなグリコールにさらに添加剤を添加するための混合タンクがさらに提供される、前記〔22〕に記載のシステム。
記載された好ましい実施形態の全ての明らかな修正を含めることは、そのような修正が添付された特許請求の範囲のスコープの範囲内である限り、本発明の範囲内である。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕グリコール、水、及びその他の物質を含む航空機除氷溶液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルして、実質的にバージンなグリコールを生成するための方法であって、
i)使用済みグリコールを空港の除氷設備から回収し、それを貯蔵手段に貯蔵する工程と、
ii)所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを、該貯蔵手段に貯蔵された使用済みグリコールから除去して、作業用使用済みグリコールを生成し、該作業用使用済みグリコールを1以上の貯蔵タンクに貯蔵する工程と、
iii)該作業用使用済みグリコールを、該1以上の貯蔵タンクから、少なくとも2つの濾過段階を経て濾過して、実質的にその他物質中の全ての固体を除去し、次いで蒸発する工程であって、水のみを蒸発させ、該作業用使用済みグリコールを、バッファータンクに貯蔵するために約50%のグリコール濃度にするのに十分な温度にまで該使用済みグリコールを加熱する工程、
iv)撹拌タンク中で該約50%グリコール濃度のもののpHを調整して、所望の値にpHを調整し、その次に該約5%グリコール濃度のものを炭素濾過する工程、
v)所定量の該炭素濾過された約50%グリコール濃度のものを、真空下で動作する蒸留塔の蒸発セクションに投入する工程と、
vi)該バッチを所定の温度で加熱して、連続蒸気流中で、該約50%グリコール濃度のものを蒸発させる工程と、
vii)該蒸留塔セクションの上に間隔をあけて設けられた煙突セクションの熱充填剤セクション中の該蒸気流の温度を検知して、該蒸気流の実際の温度をモニターし、それを表す温度シグナルをコンピューターコントローラーに送る工程と、
viii)該煙突セクションを出た後、該蒸気流を冷却して、該蒸気流を凝縮液へと凝縮する工程と、
ix)(a)該温度シグナルをモニターして、水及びグリコールの蒸発温度と該温度シグナルを相関させ、及び(b)該凝縮液が流れる導管中に設置された屈折計からのグリコール濃度シグナルをモニターして、該凝縮液から、水、グリコール混合水であって99.5%未満グリコール濃度のもの及び少なくとも99.5%濃度を有する実質的にバージンなグリコールを回収することを、連続的に行う工程、および、
x)その連結する容器からの該実質的にバージンなグリコールを、さらに試験し、その純度を認証し、認証済み保持タンクに航空機除氷用車両で用いるため貯蔵する工程、
を組み合わせて含む、方法。
〔2〕その純度を認証する工程(x)と、工程(x)の認証済み保持タンクに貯蔵する後で、該認証された少なくとも99.5%グリコール溶液を、該認証された実質的にバージンなグリコールに添加剤が混合されるブレンドタンクでブレンドする更なる工程が提供される、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕工程(ix)の該実質的にバージンなグリコールが、少なくとも99.5%から99.9%までの濃度範囲にある、前記〔1〕に記載の方法。
〔4〕工程(ix)において、分離されたグリコール混合水で濃度99.5%未満のもので、連結した容器に集められたものが、該蒸留塔の保持タンクに戻され、更に蒸発させるため該蒸留塔に再投入され、該工程(v)が更に、該蒸留塔の該保持タンク中の該所定量の炭素濾過グリコール濃縮物を投入することを含む、前記〔1〕に記載の方法。
〔5〕該工程(ii)において、コンピューターコントローラーにグリコール濃度シグナルを送る密度計で決定される5%未満の所定の低濃度を有する該使用済みグリコールが、都市下水に処分するため、オーバーフロー導管へと該貯蔵手段中で増加させられる、前記〔1〕に記載の方法。
〔6〕該ろ過工程(iii)において、該少なくとも2つの濾過段階の1つが、5μmバグフィルターを含み、該フィルターは濾過されたグリコール溶液を作業タンクに投入し、該作業タンクからの該ろ過されたグリコール溶液が、連続的なループに注入され、0.5μmのセラミックフィルターを通じて、該作業用使用済みグリコールを、該連続ループにおいて濾過して粒子サイズが0.5μmを超える物質を含まない所望の濾過された使用済みグリコールを達成し、該限外濾過された使用済みグリコールが濾過された使用済みグリコールを1以上のエヴァポレーターに投入する更なる保持タンクに投入される、前記〔1〕に記載の方法。
〔7〕該更なる保持タンクに、該連続濾過ループの動作を管理するコンピューターコントローラーに、レベルシグナルを提供するレベル検知手段が提供され、該エヴァポレーターは、連続的に動作し、該コンピューターコントローラーが、濾過された使用済みグリコール溶液を分配して、該1以上のエヴァポレーター中の該ろ過された使用済みグリコール溶液の所定量を維持することを可能とするレベル検知手段を有する、前記〔6〕に記載の方法。
〔8〕該抵抗発熱体要素の1つに誤作動がある場合に該エヴァポレーターの連続動作を確実にするため、該コンピューターコントローラーによって動作される切り替え手段を通じて独立した動作のため連結された2つの電気抵抗発熱体要素が該エヴァポレーターに提供され、密度計が、該1以上のエヴァポレーターにそれぞれ連結され、該エヴァポレーターの所定の場所でグリコール濃度を検知し、該コンピューターコントローラーにグリコール濃度シグナル値を送って、バルブを操作し、50%濃度を有する使用済みグリコール溶液を、該1以上のエヴァポレーターの底部から該バッファータンクへ流出させ、該濃度シグナル値が50%グリコール濃度を下回る場合該バルブを閉じる、前記〔7〕に記載の方法。
〔9〕該バッファータンクに貯蔵された該約50%グリコール濃度のものが、工程(iv)に規定されるように、所望の値にpHを調整するため、該撹拌タンク中でNaOH(水酸化ナトリウム)を添加することにより前処理に供され、該所望の値がpHスケールで約7.8であり、さらに工程(v)の炭素濾過が色及びにおいを該グリコール濃縮物から、該蒸留塔の保持タンクに投入される前に除去し、該前処理された50%グリコール濃度のものの管理レベルが、該蒸留塔の蒸発セクションに投入されるバッチについて維持される、前記〔1〕に記載の方法。
〔10〕該蒸留塔の該蒸発セクションが、加熱コイルを有し、その中で、ボイラーからの熱蒸気が循環して、該所定の50%グリコール濃度のバッチを蒸気流中で蒸発させ、該蒸留塔の下流の該蒸発セクションに真空ポンプが接続され、該熱充填剤セクションが複数のステンレススチール充填剤を有し、それは該煙突セクションに沿って該蒸気流によって加熱され、該工程(viii)の後で該工程(ix)の前に、該凝縮液を、完全な凝縮を達成するため、冷却器に投入する更なる工程が提供される、前記〔1〕に記載の方法。
〔11〕該工程(ix)のモニタリングが、該コンピューターコントローラーにシグナルを送る屈折計によって行われ、該コンピューターコントローラーは、バルブを動作させて該凝縮液を連結された該容器の1つに送る、前記〔10〕に記載の方法。
〔12〕該ブレンドタンクに、該実質的にバージンな除氷グリコールのpH、明度、Brix及び屈折指数を該ブレンドタンクの異なるレベルで試験することを可能にするレベルタップバルブが提供され、該ブレンドタンクの下に配置された質量計によって該実質的にバージンなグリコールの該ブレンドタンク中の体積が決定され、及び該ブレンドタンクから該認証済み保持タンクへと実質的にバージンなグリコールを注入するためのポンプ手段が提供される、前記〔2〕に記載の方法。
〔13〕グリコール、水及びその他の物質を含有する航空機用除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルして実質的にバージンなグリコールを生成するためのシステムであって、
使用済みグリコールを航空機除氷区域のタールマックから回収するための収集手段と、 該収集手段から所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを更に除去する手段と、
該所定の低パーセンテージ濃度を超えるグリコール濃度を有する使用済みグリコールを貯蔵するための1以上の作業タンクと、
使用済みグリコールから実質的に全ての固体を取り除くため、作業タンクからの使用済みグリコールを濾過するための濾過手段であって、該濾過手段は少なくとも2つの濾過段階を有し、そのうちの1つが限外濾過手段のループである濾過手段と、
該使用済みグリコールから水を蒸発させ、バッファータンクにバッチで移送される約50%のグリコール濃度を有する使用済みグリコールを生成する、1以上のエヴァポレーターと、
グリコール濃度約50%のバッチのpHを所望のpH値に調整するための手段であって、該バッチは次いで炭素濾過され、蒸留塔の保持タンクに投入され、所定の量の約50%を超える濃度の使用済みグリコールを蓄積し、真空下で動作する蒸留塔の蒸発セクションに使用済みグリコールのバッチを投入する手段と、
該低部蒸発セクションから蒸発した液体の凝縮温度を超える熱を保持するためのステンレススチール充填剤を備えた上部煙突セクションと、
該充填剤を備えた該煙突セクションの温度をモニターして、該充填剤を通った蒸気流の温度を表す検出された温度シグナルを送り、該温度シグナルをコンピューターコントローラーに送る温度センサーと、
該低部蒸発セクションは、使用済みグリコールを蒸発させて該蒸気流を生成し、その蒸気は煙突セクションを通って、該煙突セクション下流の凝縮コイルへと入り、冷却器を通じて投入される該蒸気流から凝縮液を生成し、
連続的に凝縮液中のグリコール濃度を測定し、該温度シグナルと相関させて適切なバルブ操作時間を決定するようグリコール濃度シグナルを該コンピューターコントローラーに送るための測定手段であって、それにより、連結された容器において、水、グリコール混合水でグリコールを有するもの、及び少なくとも99.5%グリコール濃度を有する実質的にバージンなグリコールを分離する測定手段と、
航空機除氷車両で用いるために、該実質的にバージンなグリコールを認証し、認証済み保持タンク中で、貯蔵するための品質試験手段と、
を組み合わせて含む、システム。
〔14〕所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを除去する該手段が、該収集手段の上方部分のオーバーフロー導管と、使用済みグリコールを該収集手段の所定の場所から、使用済みグリコールを該オーバーフロー導管に流出させる必要があるか、又は少なくとも5%の濃度を有する使用済みグリコールを該1以上の作業タンクに移送するべきかを決定するコンピューターコントローラに使用済みグリコール濃度シグナルを送る密度計に送り込むために適用されるポンプによって構成される、前記〔13〕に記載のシステム。
〔15〕該濾過手段が、作業タンクに収集するため、使用済みグリコールの第一段階濾過バッチを生成する第一濾過段階、及び該作業タンクからの濾過された使用済みグリコールが、エヴァポレーター保持タンクに投入するための微細濾過された使用済みグリコールを抽出するよう連続的に循環するループに固定された第2限外濾過段階を含む、前記〔13〕に記載のシステム。
〔16〕該第2限外濾過段階が超微細セラミックフィルターを含み、該その他の物質から0.5μmを超える更なる固体を除去するため、該保持タンクからの該使用済みグリコールの第1濾過バッチが該フィルターを通じて投入される、前記〔15〕に記載のシステム。
〔17〕添加剤を該実質的にバージンなグリコールに組み込み、最高品質であって少なくとも99.5%濃度を超えるタイプ1除氷グリコールを生成するためのブレンド手段がさらに提供される、前記〔15〕に記載のシステム。
〔18〕
約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールのpHを試験するためのサンプル採取手段を有するpH調整混合タンク、及び該50%使用済みグリコール濃度のバッチを該蒸留塔の該下部蒸発セクションに投入するためにさらなる保持タンクに約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールを移送する前に、約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールの所望のpH値を生成するため、該混合タンクに添加剤を導入するための手段がさらに提供される、前記〔17〕に記載のシステム。
〔19〕該分離された実質的にバージンなグリコールであってグリコール濃度が少なくとも99.5%のものが、好ましくは約99.6%から99.9%の濃度範囲内にある、前記〔13〕に記載のシステム。
〔20〕グリコールのパーセンテージ濃度をモニターする該測定手段が、該凝縮液中の該グリコールの屈折率を測定するための屈折計によって行われ、該屈折計が屈折率値シグナルをコンピューターコントローラに送る、前記〔13〕に記載のシステム。
〔21〕該分離手段が、該屈折計から受け取った屈折率値シグナルに基づいて、自動的に該コンピューターコントローラーによって動作されるバルブであって、該凝縮液を該連結された貯蔵容器の1つに送るよう該バルブを動作する、前記〔20〕に記載のシステム。
〔22〕該貯蔵容器に、該収集された凝縮液をバルブを通じて所望の場所に送るための導管手段が提供され、該貯蔵容器のうちの1つの中にある該水は、処分又は再利用のため送られ、濃度が99.5%未満の該グリコール混合水は、該蒸留塔の該蒸発セクションに投入する該更なる保持タンクに戻され、該実質的にバージンなグリコールは認証済みグリコール貯蔵タンクに送られる、前記〔21〕に記載のシステム。
〔23〕該実質的にバージンなグリコールの認証のための品質管理試験のための品質管理試験保持タンク、及び最終的な航空機除氷グリコール溶液を気象条件に応じて混ぜることに適応した車両によって用いる準備のできたタンク内で貯蔵するため、該認証された実質的にバージンなグリコールにさらに添加剤を添加するための混合タンクがさらに提供される、前記〔22〕に記載のシステム。

Claims (23)

  1. グリコール、水、及びその他の物質を含む航空機除氷溶液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルして、実質的にバージンなグリコールを生成するための方法であって、
    i)使用済みグリコールを空港の除氷設備から回収し、それを貯蔵手段に貯蔵する工程と、
    ii)所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを、該貯蔵手段に貯蔵された使用済みグリコールから除去して、作業用使用済みグリコールを生成し、該作業用使用済みグリコールを1以上の貯蔵タンクに貯蔵する工程と、
    iii)該作業用使用済みグリコールを、該1以上の貯蔵タンクから、少なくとも2つの濾過段階を経て濾過して、実質的にその他物質中の全ての固体を除去し、次いで蒸発する工程であって、水のみを蒸発させ、該作業用使用済みグリコールを、バッファータンクに貯蔵するために約50%のグリコール濃度にするのに十分な温度にまで該使用済みグリコールを加熱する工程、
    iv)撹拌タンク中で該約50%グリコール濃度のもののpHを調整して、所望の値にpHを調整し、その次に該約5%グリコール濃度のものを炭素濾過する工程、
    v)所定量の該炭素濾過された約50%グリコール濃度のものを、真空下で動作する蒸留塔の蒸発セクションに投入する工程と、
    vi)該バッチを所定の温度で加熱して、連続蒸気流中で、該約50%グリコール濃度のものを蒸発させる工程と、
    vii)該蒸留塔セクションの上に間隔をあけて設けられた煙突セクションの熱充填剤セクション中の該蒸気流の温度を検知して、該蒸気流の実際の温度をモニターし、それを表す温度シグナルをコンピューターコントローラーに送る工程と、
    viii)該煙突セクションを出た後、該蒸気流を冷却して、該蒸気流を凝縮液へと凝縮する工程と、
    ix)(a)該温度シグナルをモニターして、水及びグリコールの蒸発温度と該温度シグナルを相関させ、及び(b)該凝縮液が流れる導管中に設置された屈折計からのグリコール濃度シグナルをモニターして、該凝縮液から、水、グリコール混合水であって99.5%未満グリコール濃度のもの及び少なくとも99.5%濃度を有する実質的にバージンなグリコールを回収することを、連続的に行う工程、および、
    x)その連結する容器からの該実質的にバージンなグリコールを、さらに試験し、その純度を認証し、認証済み保持タンクに航空機除氷用車両で用いるため貯蔵する工程、
    を組み合わせて含む、方法。
  2. その純度を認証する工程(x)と、工程(x)の認証済み保持タンクに貯蔵する後で、該認証された少なくとも99.5%グリコール溶液を、該認証された実質的にバージンなグリコールに添加剤が混合されるブレンドタンクでブレンドする更なる工程が提供される、請求項1に記載の方法。
  3. 工程(ix)の該実質的にバージンなグリコールが、少なくとも99.5%から99.9%までの濃度範囲にある、請求項1に記載の方法。
  4. 工程(ix)において、分離されたグリコール混合水で濃度99.5%未満のもので、連結した容器に集められたものが、該蒸留塔の保持タンクに戻され、更に蒸発させるため該蒸留塔に再投入され、該工程(v)が更に、該蒸留塔の該保持タンク中の該所定量の炭素濾過グリコール濃縮物を投入することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 該工程(ii)において、コンピューターコントローラーにグリコール濃度シグナルを送る密度計で決定される5%未満の所定の低濃度を有する該使用済みグリコールが、都市下水に処分するため、オーバーフロー導管へと該貯蔵手段中で増加させられる、請求項1に記載の方法。
  6. 該ろ過工程(iii)において、該少なくとも2つの濾過段階の1つが、5μmバグフィルターを含み、該フィルターは濾過されたグリコール溶液を作業タンクに投入し、該作業タンクからの該ろ過されたグリコール溶液が、連続的なループに注入され、0.5μmのセラミックフィルターを通じて、該作業用使用済みグリコールを、該連続ループにおいて濾過して粒子サイズが0.5μmを超える物質を含まない所望の濾過された使用済みグリコールを達成し、該限外濾過された使用済みグリコールが濾過された使用済みグリコールを1以上のエヴァポレーターに投入する更なる保持タンクに投入される、請求項1に記載の方法。
  7. 該更なる保持タンクに、該連続濾過ループの動作を管理するコンピューターコントローラーに、レベルシグナルを提供するレベル検知手段が提供され、該エヴァポレーターは、連続的に動作し、該コンピューターコントローラーが、濾過された使用済みグリコール溶液を分配して、該1以上のエヴァポレーター中の該ろ過された使用済みグリコール溶液の所定量を維持することを可能とするレベル検知手段を有する、請求項6に記載の方法。
  8. 該抵抗発熱体要素の1つに誤作動がある場合に該エヴァポレーターの連続動作を確実にするため、該コンピューターコントローラーによって動作される切り替え手段を通じて独立した動作のため連結された2つの電気抵抗発熱体要素が該エヴァポレーターに提供され、密度計が、該1以上のエヴァポレーターにそれぞれ連結され、該エヴァポレーターの所定の場所でグリコール濃度を検知し、該コンピューターコントローラーにグリコール濃度シグナル値を送って、バルブを操作し、50%濃度を有する使用済みグリコール溶液を、該1以上のエヴァポレーターの底部から該バッファータンクへ流出させ、該濃度シグナル値が50%グリコール濃度を下回る場合該バルブを閉じる、請求項7に記載の方法。
  9. 該バッファータンクに貯蔵された該約50%グリコール濃度のものが、工程(iv)に規定されるように、所望の値にpHを調整するため、該撹拌タンク中でNaOH(水酸化ナトリウム)を添加することにより前処理に供され、該所望の値がpHスケールで約7.8であり、さらに工程(v)の炭素濾過が色及びにおいを該グリコール濃縮物から、該蒸留塔の保持タンクに投入される前に除去し、該前処理された50%グリコール濃度のものの管理レベルが、該蒸留塔の蒸発セクションに投入されるバッチについて維持される、請求項1に記載の方法。
  10. 該蒸留塔の該蒸発セクションが、加熱コイルを有し、その中で、ボイラーからの熱蒸気が循環して、該所定の50%グリコール濃度のバッチを蒸気流中で蒸発させ、該蒸留塔の下流の該蒸発セクションに真空ポンプが接続され、該熱充填剤セクションが複数のステンレススチール充填剤を有し、それは該煙突セクションに沿って該蒸気流によって加熱され、該工程(viii)の後で該工程(ix)の前に、該凝縮液を、完全な凝縮を達成するため、冷却器に投入する更なる工程が提供される、請求項1に記載の方法。
  11. 該工程(ix)のモニタリングが、該コンピューターコントローラーにシグナルを送る屈折計によって行われ、該コンピューターコントローラーは、バルブを動作させて該凝縮液を連結された該容器の1つに送る、請求項10に記載の方法。
  12. 該ブレンドタンクに、該実質的にバージンな除氷グリコールのpH、明度、Brix及び屈折指数を該ブレンドタンクの異なるレベルで試験することを可能にするレベルタップバルブが提供され、該ブレンドタンクの下に配置された質量計によって該実質的にバージンなグリコールの該ブレンドタンク中の体積が決定され、及び該ブレンドタンクから該認証済み保持タンクへと実質的にバージンなグリコールを注入するためのポンプ手段が提供される、請求項2に記載の方法。
  13. グリコール、水及びその他の物質を含有する航空機用除氷液から回収された使用済みエチレン又はプロピレングリコールをリサイクルして実質的にバージンなグリコールを生成するためのシステムであって、
    使用済みグリコールを航空機除氷区域のタールマックから回収するための収集手段と、
    該収集手段から所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを更に除去する手段と、
    該所定の低パーセンテージ濃度を超えるグリコール濃度を有する使用済みグリコールを貯蔵するための1以上の作業タンクと、
    使用済みグリコールから実質的に全ての固体を取り除くため、作業タンクからの使用済みグリコールを濾過するための濾過手段であって、該濾過手段は少なくとも2つの濾過段階を有し、そのうちの1つが限外濾過手段のループである濾過手段と、
    該使用済みグリコールから水を蒸発させ、バッファータンクにバッチで移送される約50%のグリコール濃度を有する使用済みグリコールを生成する、1以上のエヴァポレーターと、
    グリコール濃度約50%のバッチのpHを所望のpH値に調整するための手段であって、該バッチは次いで炭素濾過され、蒸留塔の保持タンクに投入され、所定の量の約50%を超える濃度の使用済みグリコールを蓄積し、真空下で動作する蒸留塔の蒸発セクションに使用済みグリコールのバッチを投入する手段と、
    該低部蒸発セクションから蒸発した液体の凝縮温度を超える熱を保持するためのステンレススチール充填剤を備えた上部煙突セクションと、
    該充填剤を備えた該煙突セクションの温度をモニターして、該充填剤を通った蒸気流の温度を表す検出された温度シグナルを送り、該温度シグナルをコンピューターコントローラーに送る温度センサーと、
    該低部蒸発セクションは、使用済みグリコールを蒸発させて該蒸気流を生成し、その蒸気は煙突セクションを通って、該煙突セクション下流の凝縮コイルへと入り、冷却器を通じて投入される該蒸気流から凝縮液を生成し、
    連続的に凝縮液中のグリコール濃度を測定し、該温度シグナルと相関させて適切なバルブ操作時間を決定するようグリコール濃度シグナルを該コンピューターコントローラーに送るための測定手段であって、それにより、連結された容器において、水、グリコール混合水でグリコールを有するもの、及び少なくとも99.5%グリコール濃度を有する実質的にバージンなグリコールを分離する測定手段と、
    航空機除氷車両で用いるために、該実質的にバージンなグリコールを認証し、認証済み保持タンク中で、貯蔵するための品質試験手段と、
    を組み合わせて含む、システム。
  14. 所定の低パーセンテージ濃度を有する使用済みグリコールを除去する該手段が、該収集手段の上方部分のオーバーフロー導管と、使用済みグリコールを該収集手段の所定の場所から、使用済みグリコールを該オーバーフロー導管に流出させる必要があるか、又は少なくとも5%の濃度を有する使用済みグリコールを該1以上の作業タンクに移送するべきかを決定するコンピューターコントローラに使用済みグリコール濃度シグナルを送る密度計に送り込むために適用されるポンプによって構成される、請求項13に記載のシステム。
  15. 該濾過手段が、作業タンクに収集するため、使用済みグリコールの第一段階濾過バッチを生成する第一濾過段階、及び該作業タンクからの濾過された使用済みグリコールが、エヴァポレーター保持タンクに投入するための微細濾過された使用済みグリコールを抽出するよう連続的に循環するループに固定された第2限外濾過段階を含む、請求項13に記載のシステム。
  16. 該第2限外濾過段階が超微細セラミックフィルターを含み、該その他の物質から0.5μmを超える更なる固体を除去するため、該保持タンクからの該使用済みグリコールの第1濾過バッチが該フィルターを通じて投入される、請求項15に記載のシステム。
  17. 添加剤を該実質的にバージンなグリコールに組み込み、最高品質であって少なくとも99.5%濃度を超えるタイプ1除氷グリコールを生成するためのブレンド手段がさらに提供される、請求項15に記載のシステム。
  18. 約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールのpHを試験するためのサンプル採取手段を有するpH調整混合タンク、及び該50%使用済みグリコール濃度のバッチを該蒸留塔の該下部蒸発セクションに投入するためにさらなる保持タンクに約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールを移送する前に、約50%グリコール濃度の該使用済みグリコールの所望のpH値を生成するため、該混合タンクに添加剤を導入するための手段がさらに提供される、請求項17に記載のシステム。
  19. 該分離された実質的にバージンなグリコールであってグリコール濃度が少なくとも99.5%のものが、好ましくは約99.6%から99.9%の濃度範囲内にある、請求項13に記載のシステム。
  20. グリコールのパーセンテージ濃度をモニターする該測定手段が、該凝縮液中の該グリコールの屈折率を測定するための屈折計によって行われ、該屈折計が屈折率値シグナルをコンピューターコントローラに送る、請求項13に記載のシステム。
  21. 該分離手段が、該屈折計から受け取った屈折率値シグナルに基づいて、自動的に該コンピューターコントローラーによって動作されるバルブであって、該凝縮液を該連結された貯蔵容器の1つに送るよう該バルブを動作する、請求項20に記載のシステム。
  22. 該貯蔵容器に、該収集された凝縮液をバルブを通じて所望の場所に送るための導管手段が提供され、該貯蔵容器のうちの1つの中にある該水は、処分又は再利用のため送られ、濃度が99.5%未満の該グリコール混合水は、該蒸留塔の該蒸発セクションに投入する該更なる保持タンクに戻され、該実質的にバージンなグリコールは認証済みグリコール貯蔵タンクに送られる、請求項21に記載のシステム。
  23. 該実質的にバージンなグリコールの認証のための品質管理試験のための品質管理試験保持タンク、及び最終的な航空機除氷グリコール溶液を気象条件に応じて混ぜることに適応した車両によって用いる準備のできたタンク内で貯蔵するため、該認証された実質的にバージンなグリコールにさらに添加剤を添加するための混合タンクがさらに提供される、請求項22に記載のシステム。
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