JP2019512195A - 無線センサデバイスにおける局部発振器信号の生成 - Google Patents

無線センサデバイスにおける局部発振器信号の生成 Download PDF

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Abstract

いくつかの態様では、局部発振器が、電圧制御発振器と、第1段及び第2段を含む多段分周器と、デューティサイクル変換器とを備える。電圧制御発振器の出力ノードは、第1段の入力ノードに結合される。第1段の出力ノードは、第2段の入力ノードに結合される。第1段は、第1の複数の信号経路のうちの1つから第1の信号を出力するように構成され、第1の複数の信号経路の各々は、異なる周波数の信号を供給するように構成される。第2段は、第2の複数の信号経路のうちの1つから第2の信号を出力するように構成され、第2の複数の信号経路の各々は、異なる周波数の信号を供給するように構成される。多段分周器の出力ノードは、デューティサイクル変換器の入力ノードに結合される。【選択図】図4

Description

〔優先権の主張〕
本出願は、2016年3月1日に出願された「無線センサデバイスにおける局部発振器信号の生成(Generating Local Oscillator Signals in a Wireless Sensor Device)」という名称の米国特許出願公開第15/057,921号に対する優先権を主張するものであり、この文献は引用により本明細書に組み入れられる。
以下の説明は、無線センサデバイスにおける局部発振器信号の生成に関する。
多くの無線装置は、無線周波数(RF)信号を検出して、これらを信号処理のために低周波数にダウンコンバートする。多くの無線装置は、ベースバンド信号を信号送信のために高周波数にアップコンバートすることもできる。これらの信号は、局部発振器からの基準信号を使用するミキサによってアップコンバート又はダウンコンバートすることができる。局部発振器は、基準信号を生成する電圧制御発振器を含むことができる。
無線センサデバイス例を示すブロック図である。 無線受信機例の図である。 無線送信機例の図である。 局部発振器例の図である。 図4の局部発振器400を使用する受信機回路例の一部を示す図である。 図4の局部発振器400を使用する送信機回路例の一部を示す図である。 電圧制御発振器(VCO)と、局部発振器の多段分周器の第1段との回路実装例を示す図である。 図7の多段分周器の第2段と、局部発振器のデューティサイクル変換器との回路実装例を示す図である。 図7及び図8に示す局部発振器を使用する受信機回路例の一部を示す図である。 図7及び図8に示す局部発振器を使用する送信機回路例の一部を示す図である。 デューティサイクル変換器の回路実装例を示す図である。 図8のバス上の信号例を示すプロットである。 図8のデューティサイクル変換器から出力される信号例を示すプロットである。
以下の説明は、一般に局部発振器(LO)に関する。本明細書で説明する局部発振器例は、例えば無線センサデバイス又はその他との関連で使用することができる。いくつかの例では、本明細書で説明する技術及びシステムが、広帯域マルチスタンダード無線用途のための集積回路RF送信機、受信機及びトランシーバにおいて使用される。
いくつかの実施形態では、局部発振器が、電圧制御発振器(VCO)と、VCO信号に基づいて複数の異なる周波数出力のうちのいずれかを生成するように変更可能な回路とを含む。例えば、この回路は、制御信号によって制御される整数(例えば、2、4、8、又は別の整数)によってVCO信号の周波数を分周できる分周器回路を含むことができる。いくつかの例では、分周器回路が、複数の異なる周波数(例えば、fVCO/2、fVCO/4、fVCO/8など、fVCOはVCO信号の周波数を表す)の基準信号を供給できる単一の出力ノードを有する。例えば、出力ノードは、分周器回路からの基準信号に基づいて局部発振器の出力を生成するデューティサイクル変換器に通信可能に結合することができる。いくつかの例では、分周器回路が、VCO周波数(fVCO)のVCO信号を受け取る単一の入力ノードを有する。分周器は、制御信号を受け取るスイッチと、VCO信号から基準信号を生成する回路とを含むこともできる。いくつかの例では、分周器回路によって生成される基準信号の周波数(例えば、fVCO/2、fVCO/4、fVCO/8など)が、VCO周波数と制御信号によって制御される除数との商である。いくつかの例では、分周器回路が、VCO信号の周波数を一連の段において分周する多段分周器である。
いくつかの実装では、本明細書で説明する主題が、例えばハードウェア要件を引き下げること(例えば、必要なミキサ、デューティサイクル変換器の数を減少させること)、幅広いハードウェア(例えば、対称NOR論理ゲート)を可能にすること、などの利点を提供する。例えば、いくつかの例では、幅広い周波数にわたる周波数アップコンバージョン又はダウンコンバージョンのために使用されるミキサ及びデューティサイクル変換器の数が減少することにより、金属配線を単純化し、使用するトランジスタの数を減少させ、回路面積を狭くすることができる。
図1は、無線センサデバイス例100を示すブロック図である。図1に示すように、無線センサデバイス100は、アンテナシステム102と、無線周波数(RF)プロセッサシステム104と、電源103とを含む。無線センサデバイスは、さらなる又は異なる特徴及び構成要素を含むこともでき、これらの構成要素は、図示のように又は別の形で構成することができる。
動作中、無線センサデバイス100は、無線信号を検出して解析することができる。いくつかの実装では、無線センサデバイス100が、それ自体はセルラーネットワークの一部でない場合でも、(例えば、セルラーネットワークのための)無線通信規格に従って交換される信号を検出することができる。いくつかの例では、無線センサデバイス100が、幅広い周波数にわたるRF信号を「リスン」又は「ウォッチ」することによってRF信号をモニタし、検出したRF信号を処理する。RF信号が検出されない時間が存在することもあり、無線センサデバイス100は、その局所環境で検出された時に(例えば、適宜又は継続的に)RF信号を処理することができる。
アンテナシステム例102は、例えばワイヤ、リード、接点、又はアンテナシステム102とRFプロセッサシステム104との間のRF信号の交換を可能にする別のタイプの結合によってRFプロセッサシステム104に結合される。いくつかの例では、アンテナシステム102が、無線センサデバイス100の電磁環境からのRF信号を無線で受け取り、このRF信号を処理(例えば、デジタル化、解析、記憶、再送信など)のためにRFプロセッサシステムに送信する。いくつかの例では、アンテナシステム102が、RFプロセッサシステム104からRF信号を受け取って無線センサデバイス100から無線で送信する。
RFプロセッサシステム例104は、ベースバンド信号をRF信号にアップコンバートする回路、RF信号をベースバンド信号にダウンコンバートする回路、又はこれらの両方を含むことができる。このような回路は、電圧制御発振器(VCO)を含むことができる局部発振器によって供給される基準信号を利用するミキサを含むことができる。例えば、いくつかの実装では、RFプロセッサシステム104が、図4に示す局部発振器例400、図7及び図8に示す局部発振器例、又は別のタイプの局部発振器を含む。いくつかの例では、局部発振器からのRF基準信号も受け取るミキサにベースバンド信号を入力することができる。ミキサは、ベースバンド信号をRF信号にアップコンバートすることができる。いくつかの例では、局部発振器からのRF基準信号も受け取るミキサにRF信号を入力することができる。ミキサは、RF信号をベースバンド信号にダウンコンバートすることができる。アップコンバージョン及び/又はダウンコンバージョンは、ゼロ中間周波数(IF)アーキテクチャ、ダイレクトコンバージョンアーキテクチャ又は、low−IFアーキテクチャなどによって行うことができる。
RFプロセッサシステム例104は、1又は2以上のチップ、チップセット、又はRF信号を処理するように構成された他のタイプのデバイスを含むことができる。例えば、RFプロセッサシステム104は、様々な無線通信規格に従って送信されたRF信号の復調及び復号を行うことによってRF信号内の符号化データを識別して解析するように構成された1又は2以上のプロセッサ装置を含むことができる。いくつかの例では、RFプロセッサシステム104が、1又は2以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)装置と、前方誤り訂正(FEC)装置と、場合によってはその他のタイプのプロセッサ装置とを含むことができる。
いくつかの実装では、RFプロセッサシステム104が、例えばグローバル・システム・フォー・モバイル(GSM(登録商標))及びGSM進化型高速データレート(EDGE)又はEGPRSなどの2G規格、符号分割多元接続(CDMA)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)及び時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)などの3G規格、ロング・ターム・エボリューション(LTE)及びLTE−Advanced(LTE−A)などの4G規格、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)、ミリメートル通信などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はWiFi規格などの1又は2以上の通信規格又はプロトコル、或いはこれらの又はその他のタイプの複数の無線通信規格に従ってフォーマットされた信号をモニタして解析するように構成される。いくつかの例では、RFプロセッサシステム104が、全ての取得可能な特性、同期情報、セル及びサービス識別子、RFの品質尺度、無線通信規格の物理層、及びその他の情報を抽出することができる。いくつかの実装では、RFプロセッサシステム104が、他のタイプの無線通信(例えば、非標準化信号及び通信プロトコル)を処理するように構成される。
いくつかの実装では、RFプロセッサシステム104が、周波数領域、時間領域又はこれらの両方において様々なタイプの解析を行うことができる。いくつかの例では、RFプロセッサシステム104が、検出信号の帯域幅、パワースペクトル密度又はその他の周波数属性を特定するように構成される。いくつかの例では、RFプロセッサシステム104が、復調及びその他の動作を行って、例えば無線信号に含まれる信号情報(例えば、プリアンブル、同期情報、チャネル状態インジケータ、WiFiネットワークのSSID/MACアドレス)などの内容を時間領域において無線信号から抽出するように構成される。RFプロセッサシステム104及びアンテナシステム102は、電源103によって供給される電力に基づいて動作することができる。例えば、電源103は、バッテリ、又はRFプロセッサシステム104にAC電圧又はDC電圧を供給する別のタイプの構成要素を含むことができる。
いくつかの例では、無線センサデバイス100が、無線信号を検知して無線スペクトル使用量を分析するために使用できる小型のポータブルデバイスとして実装される。いくつかの実装では、無線センサデバイス100が、(例えば、平均約0.1ワット〜0.2ワット又はそれ未満の)低い消費電力で動作するように設計される。いくつかの実装では、無線センサデバイス100が、典型的なパーソナルコンピュータ又はラップトップコンピュータよりも小型であって様々な環境で動作することができる。いくつかの例では、無線センサデバイス100が、無線センサネットワークにおいて、又は地理的地域にわたる無線スペクトル使用量を分析して集計する別のタイプの分散システムにおいて動作することができる。例えば、いくつかの実装では、無線センサデバイス100が、「無線スペクトルモニタリング及び分析(Wireless Spectrum Monitoring and Analysis)」という名称の米国特許第9,143,168号に記載されるように使用され、又は別のタイプの環境で使用され、或いは別の形で動作することができる。
図2は、無線受信機例200の図である。受信機200は、ゼロIFアーキテクチャ、ダイレクトコンバージョンアーキテクチャ又はlow−IFアーキテクチャなどを実装することができる。受信機200は、アンテナ201(例えば、図1のアンテナシステム102)と、アンテナ201に結合されたRF段回路202とを含む。一般に、要素が互いに結合されていると記載している場合、これらの要素は、通信可能に結合(例えば、要素間の信号通信のために直接的又は間接的に接続)することも、動作可能に結合(要素のうちの1つ又は2つ以上の動作を可能にするように直接的又は間接的に接続)することも、或いは別様に結合することもできる。アンテナ201は、無線信号(例えば、電磁信号)を受け取って無線信号を電子信号に変換するように構成される。電子信号は、アンテナ201からRF段回路202に送信される。RF段回路202は、望ましくない周波数の信号のフィルタ除去、電子信号の増幅、などの作用を電子信号に対して及ぼすように構成された、例えばバンドパスフィルタ回路、増幅器回路(例えば、低雑音増幅器(LNA))などの回路を含むことができる。RF段回路202は、RF信号を出力するように構成される。
受信機200は、ミキサ203及び局部発振器204をさらに含む。いくつかの例では、局部発振器204を、図4に示す局部発振器例400又は図7及び図8に示す局部発振器例に従って、或いは別の形で実装することができる。局部発振器204は、ミキサ203に結合されてミキサ203に同相RF基準信号及び直交RF基準信号を供給する。RF段回路202は、ミキサ203に結合されてミキサ203にRF信号を送信する。RF段回路202から出力されたRF信号は、ミキサ203によって局部発振器204からの同相RF基準信号を用いて同相(I)ベースバンド/low−IF(BB/lIF)信号にダウンコンバートされ、さらにはミキサ203によって局部発振器204からの直交RF基準信号を用いて直交(Q)BB/lIF信号にダウンコンバートされる。
受信機200は、BB/lIF段回路205及びDSPデバイス207をさらに含む。BB/lIF段回路205は、ミキサ203に結合されて、ミキサ203から同相BB/lIF信号及び直交BB/lIF信号を受け取る。BB/lIF段回路205は、望ましくない周波数の信号のフィルタ除去、アナログ信号からデジタル信号への変換、などの作用をBB/lIF段信号に及ぼすように構成された、例えばフィルタ回路、アナログデジタル変換器(ADC)回路などの回路を含むことができる。同相BB/lIF信号及び直交BB/lIF信号は、DSPデバイス207に入力されて、上述したようにさらに処理される。
図3は、無線送信機例300の図である。送信機300は、ゼロIFアーキテクチャ、ダイレクトコンバージョンアーキテクチャ又はlow−IFアーキテクチャなどを実装することができる。送信機300は、同相(I)BB/lIF信号及び直交(Q)BB/lIF信号を出力するDSPデバイス301を含む。送信機300は、DSPデバイス301に結合されてDSPデバイス301から同相BB/lIF信号及び直交BB/lIF信号を受け取るBB/lIF段回路302も含む。BB/lIF段回路302は、例えばデジタル信号からアナログ信号への変換、望ましくない周波数の信号のフィルタ除去、などの作用をBB/lIF信号に及ぼすように構成された、例えばデジタルアナログ変換器(DAC)回路、フィルタ回路などの回路を含むことができる。BB/lIF段回路302は、同相BB/lIF信号及び直交BB/lIF信号を出力するように構成される。
送信機300は、ミキサ303及び局部発振器304をさらに含む。いくつかの例では、局部発振器304を、図4に示す局部発振器例400又は図7及び図8に示す局部発振器例に従って、或いは別の形で実装することができる。局部発振器304は、ミキサ303に結合されてミキサ303に同相RF基準信号及び直交RF基準信号を供給する。BB/lIF段回路302は、ミキサ303に結合されてミキサ303に同相BB/lIF信号及び直交BB/lIF信号を送信する。ミキサ303は、BB/lIF段回路302から出力された同相BB/lIF信号を、局部発振器304からの同相RF基準信号を用いて同相(I)RF信号にアップコンバートし、さらには局部発振器304からの直交RF基準信号を用いて直交(Q)RF信号にアップコンバートする。
ミキサ303によって出力された同相RF信号及び直交RF信号は、305において合成されて合成RF信号が形成され、この信号が送信機300のRF段回路306に入力される。RF段回路306は、望ましくない周波数の信号のフィルタ除去、RF信号の増幅、などの作用を電子信号に及ぼすように構成された、例えばバンドパスフィルタ回路、増幅器回路(例えば、電力増幅器)などの回路を含むことができる。RF段回路306は、RF信号をアンテナ307に送信する。アンテナ307は、RF信号を受け取って無線信号(例えば、電磁信号)に変換するように構成される。この無線信号がアンテナ307から送信される。
図4は、局部発振器例400の図である。いくつかの例では、局部発振器400を、無線センサデバイス(例えば、図1に示す無線センサデバイス100)又は別のタイプの無線システムにおいて使用することができる。例えば、局部発振器は、無線送信機、無線受信機又は無線トランシーバにおいて使用することができる。いくつかの例では、図4に示す局部発振器例400を使用して、例えば図2及び図3に示す局部発振器204及び304を実装することができる。
図4に示す局部発振器例400は、電圧制御発振器(VCO)401と、第1段410及び第2段411を有する多段分周器と、デューティサイクル変換器409とを含む。局部発振器は、さらなる又は異なる特徴を含むこともでき、局部発振器の構成要素は、図示のように又は別の形で構成することができる。
図4に示す局部発振器例400では、多段分周器が、信号を連続して処理する複数段の回路を含み、回路の各段は、いくつかの例では信号の周波数を分周して、後段又は別のデバイスに分周信号を伝搬することができる。各段において適用される分周は、その段に供給される制御信号によって指定することができ、いくつかの例では、これらの段のうちの1つ又は2つ以上が、入力信号の周波数を分周することなく後段(又は別のデバイス)に伝搬する。いくつかの例では、これらの段のうちの1つ又は2つ以上が、さらなる又は異なるタイプの処理を実行するように構成される。
図4に示す例では、多段分周器の第1段410が、第1のスイッチ402を有する第1の信号経路と、第1の分周器403及び第2のスイッチ404を有する第2の信号経路とを含む。第1段の信号経路は、異なる周波数の信号を生成するように構成される。例えば、第2の信号経路は、周波数を2で分周する第1の分周器403を含み、第1の信号経路は分周器を有しておらず、従って第2の信号経路は、第1の信号経路によって生成される出力信号の半分の周波数の出力信号を生成する。多段分周器の第2段411は、第2の分周器405及び第3のスイッチ407を有する第3の信号経路と、第3の分周器406及び第4のスイッチ408を有する第4の信号経路とを含む。第2段の信号経路は、異なる周波数の信号を生成するように構成される。例えば、第3の信号経路は、周波数を2で分周する第2の分周器405を含み、第4の信号経路は、周波数を4で分周する第3の分周器406を含み、従って第4の信号経路は、第3の信号経路によって生成される出力信号の半分の周波数の出力信号を生成する。多段分周器の各段は、さらなる又は異なる特徴を含むこともでき、図示のように又は別の形で構成することができる。
図4に示す例では、第1段410が、第1の無線周波数を有する第1の基準信号を(VCO401から)受け取るように構成され、第1段410のスイッチは、制御信号を受け取るように構成される。第1段410の回路は、第1の基準信号から、第1の無線周波数と第1の除数との商である第2の無線周波数を有するような第2の基準信号を生成するように構成され、第1の除数は、第1段410のスイッチが受け取った制御信号によって制御される。同様に、第2段411は、第1段から第2の基準信号を受け取るように構成され、第2段411のスイッチは、制御信号を受け取るように構成される。第2段411の回路は、第2の基準信号から、第2の周波数と第2の除数との商である第3の周波数を有するような第3の基準信号を生成するように構成され、第2の除数は、第2段411のスイッチが受け取った制御信号によって制御される。第1の除数及び第2の除数の例については以下の表1に示す。
VCO例401は、例えばリング型発振器、LC発振器、又は別のタイプの電圧制御発振器とすることができる。第1のスイッチ402、第2のスイッチ404、第3のスイッチ407及び第4のスイッチ408の各々は、例えば単一のトランジスタなどのスイッチ又は別のタイプのスイッチとすることができる。例えば、スイッチは、p型又はn型金属酸化膜半導体(MOS)FET、又は伝送ゲートで見られるようなp型又はn型FETの並列結合などのp型又はn型電界効果トランジスタ(FET)を用いて実装することができる。第1の分周器403、第2の分周器405及び第3の分周器406の各々は、入力信号の周波数を整数又は分数などの数字で分周して分割周波数を有する出力信号を生成する回路として実装することができる。図示の例では、第1の分周器403、第2の分周器405及び第3の分周器406が、自機のそれぞれの入力信号の周波数をそれぞれ2、2及び4で分周する。いくつかの例では、分周器が、信号の周波数を別の値で分周することもできる。デューティサイクル変換器409は、入力信号のデューティサイクルを指定量だけ変換することができる。図示の例では、デューティサイクルが25パーセントデューティサイクルに変換される。
図4に示す例では、VCO401の出力ノードが第1段410の入力ノード(例えば、第1のスイッチ402及び第1の分周器403のそれぞれの入力ノード)に結合される。第1の分周器403の出力ノードは、第2のスイッチ404の入力ノードに結合される。第1のスイッチ402は、第1のスイッチ402を選択的に開閉する第1の制御信号EN_DIVによって制御され、第2のスイッチ404は、第2のスイッチ404を選択的に開閉する相補的な第1の制御信号
Figure 2019512195
によって制御される。従って、この例では、第1のスイッチ402及び第2のスイッチ404が、一方のスイッチが閉じている時に他方のスイッチが開く(例えば、第2のスイッチ404が閉じている時には第1のスイッチ402が開き、第1のスイッチ402が閉じている時には第2のスイッチ404が開く)ように構成される。第1のスイッチ402及び第2のスイッチ404の出力ノードは、共に結合されて第1段410の出力ノードを形成する。
図4に示すように、第1段410の出力ノードは、第2段411の入力ノード(例えば、第2の分周器405及び第3の分周器406の入力ノード)に結合される。第2の分周器405の出力ノードは第3のスイッチ407の入力ノードに結合され、第3の分周器406の出力ノードは第4のスイッチ408の入力ノードに結合される。第3のスイッチ407及び第4のスイッチ408の出力ノードは、共に結合されて第2段411の出力ノードを形成する。第2段411の出力ノードは、デューティサイクル変換器409の入力ノードに結合される。
図4に示す例では、第3のスイッチ407が、第3のスイッチ407を選択的に開閉する第2の制御信号EN_DIV2によって制御され、第4のスイッチ408が、第4のスイッチ408を選択的に開閉する第3の制御信号EN_DIV4によって制御される。いくつかの例では、第3の制御信号EN_DIV4が、第2の制御信号EN_DIV2に対して相補的である。従って、第3のスイッチ407及び第4のスイッチ408は、一方のスイッチが閉じている時に他方のスイッチが開く(例えば、第4のスイッチ408が閉じている時には第3のスイッチ407が開き、第3のスイッチ407が閉じている時には第4のスイッチ408が開く)ように構成することができる。いくつかの例では、第3のスイッチ407及び第4のスイッチ408が、一方のスイッチが他方のスイッチの状態とは無関係に開閉できるように単独で動作するように構成される。
いくつかの動作態様では、VCO401が、原周波数を有する原基準信号を生成する。VCO401は、原基準信号を第1段410の入力ノード(例えば、第1のスイッチ402及び第1の分周器403の入力ノード)に出力する。次に、第1の分周器403は、原基準信号の原周波数を分周し、原周波数をある数字で分周した(図示の例では2で分周した)ものである第1段分割周波数(first−stage−divided frequency)を有する第1段分割基準信号(first−stage−divided reference signal)を第2のスイッチ404の入力ノードに出力する。図示の例では、第1の制御信号EN_DIV及び相補的な第1の制御信号
Figure 2019512195
が第1のスイッチ402又は第2のスイッチ404の一方を選択的に閉じ、他方のスイッチが開く。第1のスイッチ402が閉じて第2のスイッチ404が開くと、原周波数を有する原基準信号が第1段出力信号として第1段410から出力され、第2段411(例えば、第2の分周器405及び第3の分周器406)に入力される。このような場合、第1段410から出力される第1段出力信号は、原周波数を有する。第2のスイッチ404が閉じて第1のスイッチ402が開くと、(この例では、原周波数を2で分周した)第1段分割周波数を有する第1段分割信号が第1段出力信号として第1段410から出力され、第2段411(例えば、第2の分周器405及び第3の分周器406)に入力される。
次に、第2の分周器405は、第2段411の入力ノードからの第1段出力信号の周波数(例えば、原基準信号の原周波数又は第1段分割信号の第1段分割周波数)を分周し、第1段出力信号の周波数をある数字で分周した(図示の例では、2で分周した)ものである第1の第2段分割周波数を有する第1の第2段分割基準信号を第3のスイッチ407の入力ノードに出力する。第3の分周器406は、やはり第2段411の入力ノードからの第1段出力信号の周波数(例えば、原基準信号の原周波数又は第1段分割信号の第1段分割周波数)を分周し、第2の分周器405が適用した除数とは異なる数字で第1段出力信号を分周したものである第2の第2段分割周波数を有する第2の第2段分割基準信号を第4のスイッチ408の入力ノードに出力する。第2の制御信号EN_DIV2及び第3の制御信号EN_DIV4は、第3のスイッチ407又は第4のスイッチ408の一方を選択的に閉じ、他方のスイッチが開くことができる。第3のスイッチ407が閉じて第4のスイッチ408が開くと、第1の第2段分割周波数を有する第1の第2段分割信号が第2段出力信号として第2段411から出力され、デューティサイクル変換器409に入力される。第4のスイッチ408が閉じて第3のスイッチ407が開くと、第2の第2段分割周波数を有する第2の第2段分割信号が第2段出力信号として第2段411から出力され、デューティサイクル変換器409に入力される。
以下の表1に、所与の条件下で第2段411によって生成されデューティサイクル変換器409において受け取られる第2段出力信号の周波数ffを示す。VCO401によって生成され第1段410に入力される原基準信号は、原周波数foを有する。第1の分周器403は、入力信号の周波数を第1の除数D1(例えば、図示のように2)で分周し、第2の分周器405は、入力信号の周波数を第2の除数D2(例えば、図示のように2)で分周し、第3の分周器406は、入力信号の周波数を第3の除数D3(例えば、図示のように4)で分周する。
Figure 2019512195
図4に示す例では、次にデューティサイクル変換器409が、第2段出力信号(例えば、第1の第2段分割信号又は第2の第2段分割信号)のデューティサイクルを変換して、あるデューティサイクルと第2段出力信号の周波数とを有する対応する局部発振器基準信号を生成する。この局部発振器基準信号がミキサに出力される。
図5は、図4の局部発振器400を使用できる受信機回路例の一部を示す図である。図5に示す受信機回路例は、ミキサ500を含む。ミキサ500は、同相(I)信号及び直交(Q)信号を有するIF信号などのIF信号(例えば、low−IF信号)にRF信号をダウンコンバートする回路を含むことができる。ミキサ500の入力部には、デューティサイクル変換器409の出力ノードが結合される。ミキサ500は、RF入力ノードRFと、IF同相出力ノードIF_Iと、IF直交出力ノードIF_Qとを有する。いくつかの動作態様では、デューティサイクル変換器409から局部発振器基準信号が出力されてミキサ500に入力される。ミキサ500は、RF入力ノードRF上で(例えば、RF段回路を介してアンテナから)RF信号を受け取る。次に、ミキサ500は、局部発振器基準信号を用いてRF信号をIF同相信号とIF直交信号とにダウンコンバートし、これらの信号がIF同相出力ノードIF_I及びIF直交出力ノードIF_Q(例えば、BB/lIF段回路に)にそれぞれ出力される。いくつかの例では、上述したIF信号と同様の方法でベースバンド(BB)信号を処理することができる。
図6は、図4の局部発振器400を使用できる送信機回路例の一部を示す図である。図6に示す送信機回路例は、ミキサ600を含む。ミキサ600は、IF信号をRF信号にアップコンバートする回路を含むことができる。ミキサ600の入力部には、デューティサイクル変換器409の出力ノード(図4を参照)が結合される。ミキサ600は、IF入力ノードIFとRF出力ノードRFとを有する。いくつかの動作態様では、デューティサイクル変換器409から局部発振器基準信号が出力されてミキサ600に入力される。ミキサ600は、IF入力ノードIF上で(例えば、BB/lIF段回路からの)IF信号を受け取る。次に、ミキサ600は、局部発振器基準信号を用いてIF信号をRF信号にアップコンバートし、この信号がRF出力ノードRF上に(例えば、RF段回路302を介してアンテナに)出力される。いくつかの例では、上述したIF信号と同様の方法でベースバンド(BB)信号を処理することができる。
図7及び図8に、別の局部発振器例の態様を示す。いくつかの例では、図7及び図8に示す局部発振器を、無線センサデバイス(例えば、図1に示す無線センサデバイス100)又は別のタイプの無線システムにおいて使用することができる。例えば、局部発振器は、無線送信機、無線受信機又は無線トランシーバにおいて使用することができる。いくつかの例では、図7及び図8に示す局部発振器例を使用して、例えば図2及び図3に示す局部発振器204及び304を実装することができる。いくつかの態様では、図7及び図8に示す局部発振器を図4に示す局部発振器400の実装例と考えることができる。局部発振器は、さらなる又は異なる特徴を含むこともでき、局部発振器の構成要素は、図7及び図8に示すように又は別の形で構成することができる。
図7及び図8に示す局部発振器例は、信号を連続して処理する複数段の回路を含む多段分周器を含む。具体的に言えば、図7には第1段707を示し、図8には第2段850を示す。さらなる又は異なる段を使用することもできる。いくつかの例では、多段分周器の各段が信号の周波数を分周して、後段又は別のデバイスに分周信号を伝搬することができる。各段において適用される分周は、その段に供給される制御信号によって指定することができ、いくつかの例では、これらの段のうちの1つ又は2つ以上が、入力信号の周波数を分周することなく後段又は別のデバイスに伝搬する。多段分周器は、図7及び図8に示すように又は別の形で構成することができる。
図7及び図8に示す例では、多段分周器の第1段707が、第1のスイッチ702と第2のスイッチ704とを有する第1の信号経路と、第1の分周器703と第3のスイッチ705と第4のスイッチ706とを有する第2の信号経路とを含む。多段分周器の第2段850は、第2の分周器816と複数のスイッチ(808、810、826、827、828、829)とを有する第3の信号経路と、第3の分周器817と複数のスイッチ(809、811、830、831、832、833)とを有する第4の信号経路とを含む。多段分周器の各段は、さらなる又は異なる特徴を含むこともでき、図示のように又は別の形で構成することができる。
図7及び図8に示す例では、第1段707が、第1の無線周波数を有する第1の差動基準信号を受け取る(VCO701から)ように構成され、第1段707内のスイッチは、制御信号を受け取るように構成される。第1段707内の回路は、第1の差動基準信号から、第1の無線周波数と第1の除数との商である第2の無線周波数を有するような第2の差動基準信号を生成するように構成され、第1の除数は、第1段707内のスイッチが受け取った制御信号によって制御される。同様に、第2段850は、第1段707から第2の差動基準信号を受け取るように構成され、第2段850のスイッチは、制御信号を受け取るように構成される。第2段850の回路は、第2の差動基準信号から、第2の周波数と第2の除数との商である第3の周波数を有するような第3の差動基準信号を生成するように構成され、第2の除数は、第2段850内のスイッチが受け取った制御信号によって制御される。
図7は、電圧制御発振器(VCO)701と局部発振器の多段分周器の第1段との回路実装例を示す図である。図7に示す回路例700は、差動信号と、差動信号を送信するのに適した接続とを利用する。差動信号は、相対的に180°位相ずれした又は補完し合う2つの信号を含む。ここでは、差動信号の(位相シフトが0°の)正の信号成分(及び正の信号を搬送するノード)を「P」で示し、差動信号の(位相シフトが180°の)負の信号成分(及び負の信号を搬送するノード)を「N」で示す。
VCO例701は、第1の出力ノードOR_Pと第2の出力ノードOR_Nとを有する。VCO701の第1の出力ノードOR_Pは、第1段707の第1の入力ノード(例えば、第1のスイッチ702及び第1の分周器703のそれぞれの入力ノード)に結合される。VCO701の第2の出力ノードOR_Nは、第1段707の第2の入力ノード(例えば、第2のスイッチ704及び第1の分周器703のそれぞれの入力ノード)に結合される。第1の分周器703の第1の出力ノードは、第3のスイッチ705の入力ノードに結合される。第1の分周器703の第2の出力ノードは、第4のスイッチ706の入力ノードに結合される。第1のスイッチ702及び第3のスイッチ705の出力ノードは、共に結合されて第1段707の第1の出力ノードS1_Pを形成する。第2のスイッチ704及び第4のスイッチ706の出力ノードは、共に結合されて第1段707の第2の出力ノードS1_Nを形成する。第1のスイッチ702及び第2のスイッチは、第1のスイッチ702及び第2のスイッチ704を選択的に開閉する第1の制御信号EN_DIVによって制御され、第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706は、第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706を選択的に開閉する相補的な第1の制御信号
Figure 2019512195
によって制御される。従って、第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706が閉じている時には第1のスイッチ702及び第2のスイッチ704が開き、この逆も同様である。
図8は、図7の多段分周器の第2段850と、局部発振器のデューティサイクル変換器838、839、840及び841との回路実装例を示す図である。回路例800は差動信号を利用し、従って差動信号を送信するのに適した接続を利用する。
図8に示すように、第1段707の第1の出力ノードS1_Pは、第2段850の第1の入力ノード801に結合され、(図7に示す)第1段707の第2の出力ノードS1_Nは、第2段850の第2の入力ノード802に結合される。第2段850の第1の入力ノード801は、第1のスイッチ808の入力ノード804及び第2のスイッチ809の入力ノード805に結合される。第2段850の第2の入力ノード802は、第3のスイッチ810の入力ノード806及び第4のスイッチ811の入力ノード807に結合される。第1のスイッチ808の出力ノードは、第2の分周器816の第1の入力ノード812に結合され、第3のスイッチ810の出力ノードは、第2の分周器816の第2の入力ノード814に結合される。第2のスイッチ809の出力ノードは、第3の分周器817の第1の入力ノード813に結合され、第4のスイッチ811の出力ノードは、第3の分周器817の第2の入力ノード815に結合される。
図8に示すように、第2の分周器816及び第3の分周器817は、各々が4つの出力ノードを含む。これらの4つの出力ノードは、「0°」で示す同相信号を有する同相出力ノードと、同相出力ノードからの位相差を「90°」、「180°」及び「270°」で示すそれぞれの信号を有する3つの出力ノードとを含む。(例えば、同相信号を出力する)第2の分周器816の第1の出力ノード818は、第5のスイッチ826の入力ノードに結合される。(例えば、同相信号から180°位相ずれした信号を出力する)第2の分周器816の第2の出力ノード819は、第6のスイッチ827の入力ノードに結合される。(例えば、同相信号から90°位相ずれした信号を出力する)第2の分周器816の第3の出力ノード820は、第7のスイッチ828の入力ノードに結合される。(例えば、同相信号から270°位相ずれした信号を出力する)第2の分周器816の第4の出力ノード821は、第8のスイッチ829の入力ノードに結合される。
図8に示すように、(例えば、同相信号を出力する)第3の分周器817の第1の出力ノード825は、第9のスイッチ833の入力ノードに結合される。(例えば、同相信号から180°位相ずれした信号を出力する)第3の分周器817の第2の出力ノード824は、第10のスイッチ832の入力ノードに結合される。(例えば、同相信号から90°位相ずれした信号を出力する)第3の分周器817の第3の出力ノード823は、第11のスイッチ831の入力ノードに結合される。(例えば、同相信号から270°位相ずれした信号を出力する)第3の分周器817の第4の出力ノード822は、第12のスイッチ830の入力ノードに結合される。
図8に示すように、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828、第8のスイッチ829、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830の出力ノードは、バスの第1のバスライン834、第2のバスライン835、第3のバスライン836又は第4のバスライン837のうちのそれぞれのバスラインに結合される。第5のスイッチ826及び第9のスイッチ833の出力ノードは、(例えば、同相信号を搬送する)第1のバスライン834に結合される。第6のスイッチ827及び第10のスイッチ832の出力ノードは、(例えば、同相信号から180°位相ずれした信号を搬送する)第3のバスライン836に結合される。第7のスイッチ828及び第11のスイッチ831の出力ノードは、(例えば、同相信号から90°位相ずれした信号を搬送する)第2のバスライン835に結合される。第8のスイッチ829及び第12のスイッチ830の出力ノードは、(例えば、同相信号から270°位相ずれした信号を搬送する)第4のバスライン837に結合される。
図8に示す例では、第2のスイッチ809、第4のスイッチ811、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830が、第2のスイッチ809、第4のスイッチ811、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830を選択的に開閉する第2の制御信号EN_DIV2によって制御される。第1のスイッチ808、第3のスイッチ810、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828及び第8のスイッチ829は、第1のスイッチ808、第3のスイッチ810、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828及び第8のスイッチ829を選択的に開閉する第3の制御信号EN_DIV4によって制御される。第3の制御信号EN_DIV4は、第2の制御信号EN_DIV2に対して相補的とすることができ、従って第1のスイッチ808、第3のスイッチ810、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828及び第8のスイッチ829が閉じている時には第2のスイッチ809、第4のスイッチ811、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830が開くことができ、この逆も同様である。いくつかの例では、第1のスイッチ808、第2のスイッチ809、第3のスイッチ810、第4のスイッチ811、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828、第8のスイッチ829、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830が同時に開くことができる。
図8に示すように、バスにはデューティサイクル変換器が結合される。第1のデューティサイクル変換器838、第2のデューティサイクル変換器839、第3のデューティサイクル変換器840及び第4のデューティサイクル変換器841は、各々が第1のインバータINV1及び第2のインバータINV2を含む。第1のデューティサイクル変換器838の第1の入力ノード(例えば、第1のインバータINV1の入力ノード)は、第1のバスライン834に結合され、第1のデューティサイクル変換器838の第2の入力ノード(例えば、第2のインバータINV2の入力ノード)は、第2のバスライン835に結合される。第1のデューティサイクル変換器838の第1のインバータINV1及び第2のインバータINV2の出力ノードは、共に結合されて第1のデューティサイクル変換器838の正の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QP)842を形成する。第2のデューティサイクル変換器839の第1の入力ノード(例えば、第1のインバータINV1の入力ノード)は、第3のバスライン836に結合され、第2のデューティサイクル変換器839の第2の入力ノード(例えば、第2のインバータINV2の入力ノード)は、第4のバスライン837に結合される。第2のデューティサイクル変換器839の第1のインバータINV1及び第2のインバータINV2の出力ノードは、共に結合されて第2のデューティサイクル変換器839の負の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QN)843を形成する。第3のデューティサイクル変換器840の第1の入力ノード(例えば、第1のインバータINV1の入力ノード)は、第2のバスライン835に結合され、第3のデューティサイクル変換器840の第2の入力ノード(例えば、第2のインバータINV2の入力ノード)は、第3のバスライン836に結合される。第3のデューティサイクル変換器840の第1のインバータINV1及び第2のインバータINV2の出力ノードは、共に結合されて第3のデューティサイクル変換器840の負の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IN)844を形成する。第4のデューティサイクル変換器841の第1の入力ノード(例えば、第1のインバータINV1の入力ノード)は、第1のバスライン834に結合され、第4のデューティサイクル変換器841の第2の入力ノード(例えば、第2のインバータINV2の入力ノード)は、第4のバスライン837に結合される。第4のデューティサイクル変換器841の第1のインバータINV1及び第2のインバータINV2の出力ノードは、共に結合されて第4のデューティサイクル変換器841の正の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IP)845を形成する。
VCO例701は、例えばリング型発振器、LC発振器、又は別のタイプの電圧制御発振器とすることができる。図7及び図8の各スイッチ(702、704、705、706、808、809、810、811、826、827、828、829、830、831、832及び833)は、例えば単一のトランジスタなどのスイッチ又は別のタイプのスイッチとすることができる。第1の分周器703、第2の分周器816及び第3の分周器817の各々は、入力信号の周波数を整数又は分数などの数字で分周して分割周波数を有する出力信号を生成する回路として実装することができる。図示の例では、第1の分周器703、第2の分周器816及び第3の分周器817が、自機のそれぞれの入力信号の周波数をそれぞれ2、4及び2で分周する。いくつかの例では、分周器が、信号の周波数を別の値で分周することもできる。デューティサイクル変換器の各々(838、839、840、841)は、入力信号のデューティサイクルを指定量だけ変換することができる。図示の例では、デューティサイクルが25パーセントデューティサイクルに変換される。
図7及び図8に示す回路例では、回路例700及び800における様々な配線(例えば、金属線)が整合しており、低い抵抗及び静電容量を有することができる。低い抵抗及び静電容量は、RC時定数の低下をもたらすことができる。整合した配線は、対称とすることができ、同じ長さを有することができ、同じ金属層を有することができ、同様の環境(例えば、隣接環境、金属、p+拡散、n+拡散、ポリシリコン充填及び寄生容量)を観察することができる。一例として、以下の配線が整合することができる。第1段707の出力ノードS1_P及びS1_Nと第1〜第4のスイッチ808、809、810、811の入力ノード804、805、806、807との間の配線、スイッチ809の出力ノードと第3の分周器817の入力ノード813との間の配線と、スイッチ810の出力ノードと第2の分周器816の入力ノード814との間の配線、スイッチ808の出力ノードと第2の分周器816の入力ノード812との間の配線と、スイッチ809の出力ノードと第3の分周器817の入力ノード813との間の配線、スイッチ810の出力ノードと第2の分周器816の入力ノード814との間の配線と、スイッチ811の出力ノードと第3の分周器817の入力ノード815との間の配線、第2の分周器816の出力ノード818、819、820、821とスイッチ826、827、828、829の入力ノードとの間の配線、第3の分周器817の出力ノード822、823、824、825とスイッチ830、831、832、833の入力ノードとの間の配線、及びバスライン834、835、836、837。
いくつかの例では、バスライン834、835、836、837が、各バスライン上の各信号が体験する寄生容量のバランスを保つように配置されることにより、ミキサによるアップコンバージョン又はダウンコンバージョン後にDCオフセットが観察されるのを避けるのに役立つことができる。
いくつかの動作態様では、VCO701が、原周波数を有する原差動基準信号を生成する。VCO701は、その第1の出力ノードOR_P及び第2の出力ノードOR_N上で、第1段707の入力ノード(例えば、第1のスイッチ702、第2のスイッチ704及び第1の分周器703の入力ノード)に原差動基準信号を出力する。次に、第1の分周器703は、原差動基準信号の原周波数を分周し、原周波数をある数字で分周したものである第1段分割周波数を有する第1段分割差動基準信号を第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706の入力ノードに出力する。第1の制御信号EN_DIV及び相補的な第1の制御信号
Figure 2019512195
は、第1のスイッチ702及び第2のスイッチ704又は第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706の一方を選択的に閉じ、他方のスイッチが開くことができる。第1のスイッチ702及び第2のスイッチ704が閉じて第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706が開くと、原周波数を有する原差動基準信号が第1段差動出力信号として第1段707から第1の出力ノードS1_P及び第2の出力ノードS1_N上に出力され、第2段850(例えば、第2段850の第1の入力ノード801及び第2の入力ノード802)に入力される。このような場合、第1段707から出力される第1段出力信号は、原周波数を有する。第3のスイッチ705及び第4のスイッチ706が閉じて第1のスイッチ702及び第2のスイッチ704が開くと、第1段分割周波数を有する第1段分割差動信号が第1段差動出力信号として第1段707から第1の出力ノードS1_P及び第2の出力ノードS1_N上に出力され、第2段850(例えば、第2段850の第1の入力ノード801及び第2の入力ノード802)に入力される。
いくつかの動作態様では、第2段850において、第1段差動出力信号が、第1段707の第1の出力ノードS1_P及び第2の出力ノードS1_Nから第2段850の第1の入力ノード801及び第2の入力ノード802にそれぞれ入力される。第1段差動出力信号の正の部分は、第1の入力ノード801に沿って第1のスイッチ808の入力ノード804及び第2のスイッチ809の入力ノード805に入力される。第1段差動出力信号の負の部分は、第2の入力ノード802に沿って第3のスイッチ810の入力ノード806及び第4のスイッチ811の入力ノード807に入力される。スイッチは、第1段差動出力信号を第2の分周器816又は第3の分周器817に誘導して第2段出力信号をバスに出力するように選択的に開閉する。
第1のシナリオでは、第3の制御信号EN_DIV4が、第1のスイッチ808、第3のスイッチ810、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828及び第8のスイッチ829が閉じるような状態(例えば、ロー又はハイ)にあり、第2の制御信号EN_DIV2が、第2のスイッチ809、第4のスイッチ811、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830が開くような状態(例えば、ロー又はハイ)にある。第2のスイッチ809及び第4のスイッチ811が開くので、第1段差動出力信号は、第2のスイッチ809及び第4のスイッチ811を超えて伝搬しない。第1のスイッチ808及び第3のスイッチ810が閉じるので、第1段差動出力信号は、第2の分周器816の第1の入力ノード812及び第2の入力ノード814に入力される。
第2の分周器816は、第1段差動出力信号の周波数を分周し、第1段差動出力信号の周波数をある数字で分周したものである第1の第2段分割周波数を有する第1の第2段分割基準信号を第2段出力信号としてバスに出力する。第2の分周器816は、同相(例えば、「0°」の位相差)の第1の第2段分割基準信号を第2の分周器816の第1の出力ノード818上に出力し、直交(例えば、同相信号から「90°」の位相差)の第1の第2段分割基準信号を第2の分周器816の第3の出力ノード820上に出力し、相補的同相(例えば、「180°」の位相差)の第1の第2段分割基準信号を第2の分周器816の第2の出力ノード819上に出力し、相補的直交(例えば、「270°」の位相差)の第1の第2段分割基準信号を第2の分周器816の第4の出力ノード821上に出力する。第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828及び第8のスイッチ829が閉じるので、第2の分周器816からの同相の第1の第2段分割基準信号は、第1のバスライン834に出力され、第2の分周器816からの直交の第1の第2段分割基準信号は、第2のバスライン835に出力され、第2の分周器816からの相補的同相の第1の第2段分割基準信号は、第3のバスライン836に出力され、第2の分周器816からの相補的直交の第1の第2段分割基準信号は、第4のバスライン837に出力される。
第2のシナリオでは、第2の制御信号EN_DIV2が、第2のスイッチ809、第4のスイッチ811、第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830が閉じるような状態(例えば、ロー又はハイ)にあり、第3の制御信号EN_DIV4が、第1のスイッチ808、第3のスイッチ810、第5のスイッチ826、第6のスイッチ827、第7のスイッチ828及び第8のスイッチ829が開くような状態(例えば、ロー又はハイ)にある。第1のスイッチ808及び第3のスイッチ810が開くので、第1段差動出力信号は、これら第1のスイッチ808及び第3のスイッチ810を超えて伝搬しない。第2のスイッチ809及び第4のスイッチ811が閉じるので、第1段差動出力信号は、第3の分周器817の第1の入力ノード813及び第2の入力ノード815に入力される。
第3の分周器817は、第1段差動出力信号の周波数を分周し、第1段差動出力信号の周波数をある数字で分周したものである第2の第2段分割周波数を有する第2の第2段分割基準信号を第2段出力信号としてバスに出力する。第3の分周器817は、同相(例えば、「0°」の位相差)の第2の第2段分割基準信号を第3の分周器817の第1の出力ノード825上に出力し、直交(例えば、同相信号から「90°」の位相差)の第2の第2段分割基準信号を第3の分周器817の第3の出力ノード823上に出力し、相補的同相(例えば、「180°」の位相差)の第2の第2段分割基準信号を第3の分周器817の第2の出力ノード824上に出力し、相補的直交(例えば、「270°」の位相差)の第2の第2段分割基準信号を第3の分周器817の第4の出力ノード822上に出力する。第9のスイッチ833、第10のスイッチ832、第11のスイッチ831及び第12のスイッチ830が閉じるので、第3の分周器817からの同相の第2の第2段分割基準信号は、第1のバスライン834に出力され、第3の分周器817からの直交の第2の第2段分割基準信号は、第2のバスライン835に出力され、第3の分周器817からの相補的同相の第2の第2段分割基準信号は、第3のバスライン836に出力され、第3の分周器817からの相補的直交の第2の第2段分割基準信号は、第4のバスライン837に出力される。
上述した第1のシナリオ及び第2のシナリオでは、第2の分周器816又は第3の分周器817のいずれかからの第2段出力信号が、多段分周器が生成できる差動分割基準信号の例である。図8に示すデューティサイクル変換器例は、差動分割基準信号を受け取って、例えば後述するような差動デューティサイクル変換信号を出力するように構成される。
いくつかの動作態様では、第2段同相出力信号(例えば、第1又は第2の第2段分割基準信号)及び第2段相補的直交出力信号が、第4のデューティサイクル変換器841の第1のインバータINV1の入力ノード及び第2のインバータINV2の入力ノードにそれぞれ入力される。第4のデューティサイクル変換器841は、第4のデューティサイクル変換器841の正の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IP)845上に正の同相局部発振器基準信号を出力する。第2段直交出力信号及び第2段相補的同相出力信号は、第3のデューティサイクル変換器840の第1のインバータINV1の入力ノード及び第2のインバータINV2の入力ノードにそれぞれ入力される。第3のデューティサイクル変換器840は、第3のデューティサイクル変換器840の負の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IN)844上に負の同相局部発振器基準信号を出力する。第2段同相出力信号及び第2段直交出力信号は、第1のデューティサイクル変換器838の第1のインバータINV1の入力ノード及び第2のインバータINV2の入力ノードにそれぞれ入力される。第1のデューティサイクル変換器838は、第1のデューティサイクル変換器838の正の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QP)842上に正の直交局部発振器基準信号を出力する。第2段相補的同相出力信号及び第2段相補的直交出力信号は、第2のデューティサイクル変換器839の第1のインバータINV1の入力ノード及び第2のインバータINV2の入力ノードにそれぞれ入力される。第2のデューティサイクル変換器839は、第2のデューティサイクル変換器839の負の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QN)843上に負の直交局部発振器基準信号を出力する。第1のデューティサイクル変換器838、第2のデューティサイクル変換器839、第3のデューティサイクル変換器840及び第4のデューティサイクル変換器841によるそれぞれのデューティサイクルの変換は、例えば図12及び図13に関して説明するように又は別の形で実行することができる。いくつかの例では、正の同相局部発振器基準信号、負の同相局部発振器基準信号、正の直交局部発振器基準信号及び負の直交局部発振器基準信号がミキサに出力される。
図9は、図7及び図8に示す局部発振器を使用する受信機回路例の一部を示す図である。図9に示す例では、第1のミキサ900が、(例えば、RF段回路を通じてアンテナに結合できる)正のRF入力ノードRF_Pと負のRF入力ノードRF_Nとを有するとともに、(例えば、BB/lIF段回路に結合できる)正のIF直交出力ノードIF_QPと負のIF直交出力ノードIF_QNとを有する。第1のミキサ900は、正の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QP)842に結合された第1の基準信号入力ノードと、負の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QN)843に結合された第2の基準信号入力ノードとをさらに有する。第2のミキサ902は、(例えば、RF段回路を通じてアンテナに結合できる)正のRF入力ノードRF_Pと負のRF入力ノードRF_Nとを有するとともに、(例えば、IF段回路に結合できる)正のIF同相出力ノードIF_IPと負のIF同相出力ノードIF_INとを有する。第2のミキサ902は、正の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IP)845に結合された第1の基準信号入力ノードと、負の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IN)844に結合された第2の基準信号入力ノードとをさらに有する。
さらなる例として、以下の配線が整合することができる。第1のデューティサイクル変換器838の出力ノード842及び第2のデューティサイクル変換器839の出力ノード843と第1のミキサ900の入力ノードとの間の配線、第3のデューティサイクル変換器840の出力ノード844及び第4のデューティサイクル変換器841の出力ノード845と第2のミキサ902の入力ノードとの間の配線、第1のミキサ900及び第2のミキサ902の入力ノードRF_P及びRF_Nへの配線、並びに第1のミキサ900の出力ノードIF_QP及びIF_QN、及び第2のミキサ902の出力ノードIF_IP及びIF_INからの配線。
いくつかの動作態様では、差動直交局部発振器基準信号が、第1のデューティサイクル変換器838及び第2のデューティサイクル変換器839から正の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QP)842及び負の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QN)843上にそれぞれ出力されて、第1のミキサ900に入力される。第1のミキサ900は、正のRF入力ノードRF_P及び負のRF入力ノードRF_N上で差動RF信号を受け取る。次に、第1のミキサ900は、差動直交局部発振器基準信号を用いて差動RF信号を差動IF直交信号にダウンコンバートし、この信号が正のIF直交出力ノードIF_QP及び負のIF直交出力ノードIF_QN上に出力される。いくつかの動作態様では、差動同相局部発振器基準信号が、第4のデューティサイクル変換器841及び第3のデューティサイクル変換器840から正の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IP)845及び負の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IN)844上にそれぞれ出力されて、第2のミキサ902に入力される。第2のミキサ902は、正のRF入力ノードRF_P及び負のRF入力ノードRF_N上で差動RF信号を受け取る。次に、第2のミキサ902は、差動同相局部発振器基準信号を用いて差動RF信号を差動IF同相信号にダウンコンバートし、この信号が正のIF同相出力ノードIF_IP及び負のIF同相出力ノードIF_IN上に出力される。いくつかの例では、上述したIF信号と同様の方法でベースバンド(BB)信号を処理することができる。
図10は、図7及び図8に示す局部発振器を使用する送信機回路例の一部を示す図である。図10に示す例では、第1のミキサ1000が、(例えば、BB/lIF段回路に結合できる)正のIF直交入力ノードIF_QPと負のIF直交入力ノードIF_QNとを有する。第1のミキサ1000は、正の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QP)842に結合された第1の基準信号入力ノードと、負の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QN)843に結合された第2の基準信号入力ノードとをさらに有する。第2のミキサ1002は、(例えば、IF段回路に結合できる)正のIF同相入力ノードIF_IPと負のIF同相入力ノードIF_INとを有する。第2のミキサ1002は、正の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IP)845に結合された第1の基準信号入力ノードと、負の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IN)844に結合された第2の基準信号入力ノードとを有する。第1のミキサ1000及び第2のミキサ1002の第1の出力は、共に結合されて(例えば、RF段回路を介してアンテナに結合できる)正のRF出力ノード(RF_P)1003を形成する。第2のミキサ1000及び第2のミキサ1002の第2の出力は、共に結合されて(例えば、RF段回路を介してアンテナに結合できる)負のRF出力ノード(RF_P)1004を形成する。
さらなる例として、以下の配線が整合することができる。第1のデューティサイクル変換器838の出力ノード842及び第2のデューティサイクル変換器839の出力ノード843と第1のミキサ1000の入力ノードとの間の配線、第3のデューティサイクル変換器840の出力ノード844及び第4のデューティサイクル変換器841の出力ノード845と第2のミキサ1002の入力ノードとの間の配線、第1のミキサ1000の入力ノードIF_QP及びIF_QN、第2のミキサ1002の入力ノードIF_IP及びIF_INへの配線、並びに第1のミキサ1000及び第2のミキサ1002の出力ノードRF_P及びRF_Nからの配線。
いくつかの動作態様では、差動直交局部発振器基準信号が、第1のデューティサイクル変換器838及び第2のデューティサイクル変換器839から正の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QP)842及び負の直交局部発振器基準信号出力ノード(LO_QN)843上にそれぞれ出力されて、第1のミキサ1000に入力される。第1のミキサ1000は、正のIF直交入力ノードIF_QP及び負のIF直交入力ノードIF_QN上で差動IF直交信号を受け取る。次に、第1のミキサ1000は、差動直交局部発振器基準信号を用いて差動IF直交信号を差動RF信号にアップコンバートし、この信号が正のRF出力ノード(RF_P)1003及び負のRF出力ノード(RF_N)1004上に出力される。いくつかの動作態様では、差動同相局部発振器基準信号が、第4のデューティサイクル変換器841及び第3のデューティサイクル変換器840から正の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IP)845及び負の同相局部発振器基準信号出力ノード(LO_IN)844上にそれぞれ出力されて、第2のミキサ1002に入力される。第2のミキサ1002は、正のIF同相入力ノードIF_IP及び負のIF同相入力ノードIF_IN上で差動IF同相信号を受け取る。次に、第2のミキサ1002は、差動同相局部発振器基準信号を用いて差動IF同相信号を差動RF信号にアップコンバートし、この信号が、正のRF出力ノード(RF_P)1003及び負のRF出力ノード(RF_N)1004上に出力される。
図11は、デューティサイクル変換器の回路実装例1100を示す図である。いくつかの実施形態では、図8、図9及び図10に示すデューティサイクル変換器838、839、840及び841を図11に示す例に従って、又は別の形で実装することができる。
図11に示す回路実装例1100は、対称なNOR論理回路を含む。図11に示すように、回路実装例1100は、第1のp型トランジスタ(例えば、p型MOSFET)Mp1と、第2のp型トランジスタ(例えば、p型MOSFET)Mp2と、第1のn型トランジスタ(例えば、n型MOSFET)Mn1と、及び第2のn型トランジスタ(例えば、n型MOSFET)Mn2とを含む。第1のp型トランジスタMp1及び第1のn型トランジスタMn1のゲートは、共に接続されてデューティサイクル変換器の第1の入力ノードIN1を形成する。第1のp型トランジスタMp1のソースは、正の電源ノードVDDに結合され、第1のn型トランジスタMn1のソースは、負の電源ノードVSSに結合される。第2のp型トランジスタMp2及び第2のn型トランジスタMn2のゲートは、共に接続されてデューティサイクル変換器の第2の入力ノードIN2を形成する。第2のp型トランジスタMp2のソースは、正の電源ノードVDDに結合され、第2のn型トランジスタMn2のソースは、負の電源ノードVSSに結合される。第1のp型トランジスタMp1、第1のn型トランジスタMn1、第2のp型トランジスタMp2及び第2のn型トランジスタMn2のドレインは、共に接続されてデューティサイクル変換器の出力ノードOUTを形成する。
図11に示す例では、第1のp型トランジスタMp1及び第1のn型トランジスタMn1が、デューティサイクル変換器838、839、840及び841の第1のインバータINV1を形成し、第2のp型トランジスタMp2及び第2のn型トランジスタMn2が、デューティサイクル変換器838、839、840及び841の第2のインバータINV2を形成する。動作中、回路実装例1100は、NORゲートとして動作する。いくつかの例では、この回路実装例1100内の比較的少ない数のトランジスタが、高周波用途のための高速応答時間が回路に備わることを可能にすることができる。さらに、いくつかの例では、回路実装例1100が、高周波数用途における広い出力振幅能力を可能にすることもでき、これによって位相ノイズ仕様を改善することもできる。
図12は、図8のバス上の信号例を示すプロットである。図12には、第1のバスライン834上で搬送される同相信号I(0°)と、第2のバスライン835上で搬送される、同相信号I(0°)から90°位相ずれした直交信号Q(90°)と、第3のバスライン836上で搬送される、同相信号I(0°)から180°位相ずれした相補的同相信号
Figure 2019512195
と、第4のバスライン837上で搬送される、同相信号I(0°)から270°位相ずれした相補的直交信号
Figure 2019512195
とを示す。上述したように、これらの信号は、第2の分周器816又は第3の分周器817からそれぞれのスイッチを介して第1のバスライン834、第2のバスライン835、第3のバスライン836及び第4のバスライン837に出力することができる。図11に示す信号例は、50パーセント(50%)のデューティサイクルを有する。
図13は、図8のデューティサイクル変換器から出力される信号例を示すプロットである。図13に示す信号例は、25パーセント(25%)のデューティサイクルを有する。図13には、第1のバスライン834上で搬送される同相信号I(0°)と第4のバスライン837上で搬送される相補的直交信号
Figure 2019512195
とのNOR演算を行う(NORブール論理演算を適用する)ことによって第4のデューティサイクル変換器841によって出力される変換同相信号I(0°)と、第2のバスライン835上で搬送される直交信号Q(90°)と第1のバスライン834上で搬送される同相信号I(0°)とのNOR演算を行うことによって第1のデューティサイクル変換器838によって出力される変換直交信号Q(90°)と、第3のバスライン836上で搬送される相補的同相信号
Figure 2019512195
と第2のバスライン835上で搬送される直交信号Q(90°)とのNOR演算を行うことによって第3のデューティサイクル変換器840によって出力される変換後の相補的同相信号
Figure 2019512195
と、第4のバスライン837上で搬送される相補的直交信号
Figure 2019512195
と第3のバスライン836上で搬送される相補的同相信号
Figure 2019512195
とのNOR演算を行うことによって第2のデューティサイクル変換器839によって出力される変換後の相補的直交信号
Figure 2019512195
とを示す。
一般的態様では、局部発振器について説明した。いくつかの例では、局部発振器が、上述した1又は2以上の利点をもたらす特徴又は構成要素を含む。
第1の例では、無線センサデバイスが、アンテナと、ミキサと、局部発振器とを含む。アンテナは、無線信号を無線で通信するように構成される。ミキサは、アンテナに通信可能に結合される。局部発振器は、電圧制御発振器と、多段分周器と、デューティサイクル変換器とを含む。電圧制御発振器の出力ノードは、多段分周器の第1段の入力ノードに通信可能に結合される。多段分周器の第1段の出力ノードは、多段分周器の第2段の入力ノードに通信可能に結合される。多段分周器の第1段は、第1の複数の信号経路のうちの少なくとも1つからの第1の信号を多段分周器の第1段の出力ノードに選択的に出力するように構成され、第1の複数の信号経路の各々は、(他の信号経路に供給される信号の周波数と異なる)異なる周波数を有する信号を供給するように構成される。多段分周器の第2段は、第2の複数の信号経路のうちの少なくとも1つからの第2の信号を多段分周器の第2段の出力ノードに出力するように構成され、第2の複数の信号経路の各々は、(他の信号経路に供給される信号の周波数と異なる)異なる周波数を有する信号を供給するように構成される。多段分周器の出力ノードは、デューティサイクル変換器の入力ノードに通信可能に結合される。デューティサイクル変換器の出力ノードは、ミキサの入力ノードに通信可能に結合される。
いくつかの例では、第1の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。アンテナは、無線信号を受け取るとともに、無線周波数ノードを通じてミキサに無線周波数信号を送信するように構成することができ、ミキサは、無線周波数信号をダウンコンバートするように構成することができる。アンテナは、無線信号を送信するとともに、ミキサから無線周波数ノードを通じて無線周波数信号を受け取るように構成することができ、ミキサは、信号を無線周波数信号にアップコンバートするように構成することができる。
いくつかの例では、第1の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。デューティサイクル変換器は、25パーセントのデューティサイクルを有する基準信号を出力するように構成することができる。デューティサイクル変換器は、第1の入力ノードを有する第1のインバータと、第2の入力ノードを有する第2のインバータとを含むことができ、第1のインバータの第1の出力ノードは、第2のインバータの第2の出力ノードに通信可能に結合されてデューティサイクル変換器の出力ノードを形成することができる。電圧制御発振器は、原差動基準信号を出力するように構成することができ、多段分周器は、差動分割基準信号を出力するように構成することができ、デューティサイクル変換器は、差動デューティサイクル変換信号を出力するように構成することができる。
いくつかの例では、第1の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。多段分周器の第1段は、第1の複数の信号経路のうちの第1の信号経路と第2の信号経路とを含むことができ、多段分周器の第2段は、第2の複数の信号経路のうちの第3の信号経路と第4の信号経路とを含むことができる。第1の複数の信号経路のうちの第1の信号経路は第1のスイッチを有し、信号を出力するように構成される。第1の複数の信号経路のうちの第2の信号経路は第2のスイッチを有する。第2の信号経路は、第1段の入力ノード上に入力される入力信号の周波数を1よりも大きな第2の除数によって分周して第2の分割信号を形成するように構成される。第1のスイッチ及び第2のスイッチは、一方が閉じた時に他方が開いて第1の信号経路又は第2の信号経路からの信号を第1の信号として選択的に出力するように構成される。第2の複数の信号経路のうちの第3の信号経路は第3のスイッチを有する。第3の信号経路は、第2段の入力ノード上に入力される入力信号の周波数を1よりも大きな第3の除数によって分周して第3の分割信号を形成するように構成される。第2の複数の信号経路のうちの第4の信号経路は第4のスイッチを有する。第4の信号経路は、第2段の入力ノード上に入力される入力信号の周波数を1よりも大きな第4の除数によって分周して第4の分割信号を形成するように構成される。第3の除数は、第4の除数と異なる。第3のスイッチ及び第4のスイッチは、一方が閉じた時に他方が開いて第3の分割信号又は第4の分割信号を第2の信号として選択的に出力するように構成される。
第2の例では、局部発振器が、電圧制御発振器と、多段分周器と、デューティサイクル変換器とを含む。多段分周器は、第1段及び第2段を含む。第1段は、電圧制御発振器から第1の基準信号を受け取るように構成された第1の入力ノードと、第1の制御信号を受け取るように構成された1又は2以上の第1のスイッチと、第1の基準信号から第2の基準信号を生成するように構成された第1段回路とを含む。第1の基準信号は第1の無線周波数を有し、第2の基準信号は、第1の無線周波数と第1の制御信号によって制御される第1の除数との商である第2の無線周波数を有する。第2段は、第1段から第2の基準信号を受け取るように構成された第2の入力ノードと、第2の制御信号を受け取るように構成された1又は2以上の第2のスイッチと、第2の基準信号から第3の基準信号を生成するように構成された第2段回路とを含む。第3の基準信号は、第2の無線周波数と第2の制御信号によって制御される第2の除数との商である第3の無線周波数を有する。デューティサイクル変換器は、多段分周器の出力を受け取るように構成される。
いくつかの例では、第2の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。デューティサイクル変換器は、多段分周器の差動出力を受け取るように構成することができ、デューティサイクル変換器は、差動出力の正の信号を受け取るように構成された第3の入力ノードを有する第1のインバータと、差動出力の負の信号を受け取るように構成された第4の入力ノードを有する第2のインバータとを含むことができる。第1のインバータの第1の出力ノードが第2のインバータの第2の出力ノードに通信可能に結合されて、デューティサイクル変換器の出力ノードを形成する。第1のインバータは、第1のp型トランジスタと第1のn型トランジスタとを含むことができ、第2のインバータは、第2のp型トランジスタと第2のn型トランジスタとを含むことができる。第1のp型トランジスタは、第1の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有し、第1のn型トランジスタは、第2の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する。第1のp型トランジスタのゲート及び第1のn型トランジスタのゲートは、第1のインバータの第3の入力ノードとして共に動作可能に結合される。第2のp型トランジスタは、第1の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有し、第2のn型トランジスタは、第2の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する。第2のp型トランジスタのゲート及び第2のn型トランジスタのゲートは、第2のインバータの第4の入力ノードとして共に動作可能に結合される。第1のp型トランジスタ、第1のn型トランジスタ、第2のp型トランジスタ及び第2のn型トランジスタのそれぞれのドレインは、デューティサイクル変換器の出力ノードとして共に動作可能に結合される。
いくつかの例では、第2の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。デューティサイクル変換器は、25パーセントのデューティサイクルを有する基準信号を出力するように構成することができる。第1の基準信号は第1の差動基準信号とすることができ、第2の基準信号は第2の差動基準信号とすることができ、第3の基準信号は第3の差動基準信号とすることができる。
いくつかの例では、第2の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。多段分周器の第1段は、第1の信号経路と第2の信号経路とを含むことができ、多段分周器の第2段は、第3の信号経路と第4の信号経路とを含むことができる。第1の信号経路は、第1の入力ノードに通信可能に結合されて、1又は2以上の第1のスイッチのうちの第1のスイッチを含む。第1のスイッチは、第1の制御信号によって制御可能である。第2の信号経路は、第1の入力ノードに通信可能に結合されて、第1の分周器と、1又は2以上の第1のスイッチのうちの第2のスイッチとを含む。第1の分周器は、第1の基準信号の第1の無線周波数を1よりも大きな第3の除数によって分周するように構成される。第2のスイッチは、第1の制御信号の相補信号によって制御可能である。第1の信号経路からの第1の経路信号又は第2の信号経路からの第2の経路信号は、第1のスイッチ及び第2のスイッチを制御することに基づく第2の基準信号である。第3の信号経路は、第2の入力ノードに通信可能に結合されて、第2の分周器と、1又は2以上の第2のスイッチのうちの第3のスイッチとを含む。第2の分周器は、第2の基準信号の第2の無線周波数を1よりも大きな第4の除数によって分周するように構成される。第3のスイッチは、第2の制御信号によって制御可能である。第4の信号経路は、第2の入力ノードに通信可能に結合されて、第3の分周器と、1又は2以上の第2のスイッチのうちの第4のスイッチとを含む。第3の分周器は、第2の基準信号の第2の無線周波数を第4の除数とは異なる1よりも大きな第5の除数によって分周するように構成される。第4のスイッチは、第3の制御信号によって制御可能である。第3の信号経路からの第3の経路信号又は第4の信号経路からの第4の経路信号は、第3のスイッチ及び第4のスイッチを制御することに基づく第3の基準信号である。
第3の例では、電圧制御発振器から多段分周器の第1段の入力ノードに原基準信号を出力し、多段分周器の第1段から多段分周器の第2段の入力ノードに第1段基準信号を出力し、多段分周器の第2段から第2段基準信号を出力する。第1段基準信号は、多段分周器の第1段における異なる周波数の信号を生成するように構成された第1の信号経路から選択される。第2段基準信号は、多段分周器の第2段における異なる周波数の信号を生成するように構成された第2の信号経路から選択される。
いくつかの例では、第3の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。第2段基準信号がデューティサイクル変換器の入力ノードに入力され、デューティサイクル変換器の出力ノードからデューティサイクル変換された第2段基準信号を出力する。デューティサイクル変換された第2段基準信号を用いて低周波信号を無線周波数にアップコンバートする。デューティサイクル変換された第2段基準信号を用いて無線周波数信号を低周波信号にダウンコンバートする。第2段基準信号は、約50%のデューティサイクルを有することができ、デューティサイクル変換された第2段基準信号は、約25%のデューティサイクルを有することができる。デューティサイクル変換器は、第1のインバータと第2のインバータとを含むことができ、第1のインバータの出力及び第2のインバータの出力は、デューティサイクル変換器の出力ノードとして共に通信可能に結合することができる。第1のインバータ及び第2のインバータの各々は、p型トランジスタとn型トランジスタとを含むことができる。p型トランジスタは、第1の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する。n型トランジスタは、第2の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する。p型トランジスタのゲートとn型トランジスタのゲートとが共に動作可能に結合され、p型トランジスタのドレインとn型トランジスタのドレインとが共に動作可能に結合される。
第4の例では、無線センサデバイスが、アンテナと、ミキサと、局部発振器とを含む。アンテナは、無線信号を無線で通信するように構成され、ミキサは、アンテナに通信可能に結合される。局部発振器は、電圧制御発振器(VCO)と、分周器回路と、ミキサと分周器回路との間に通信可能に結合されたデューティサイクル変換器とを含む。分周器回路は、VCOとデューティサイクル変換器との間に通信可能に結合される。分周器回路は、VCOからVCO信号を受け取るように構成された入力ノードと、それぞれの制御信号を受け取るように構成されたスイッチと、VCO信号から基準信号を生成するように構成された回路とを含む。VCO信号はVCO周波数を有し、基準信号は、VCO周波数と制御信号によって制御される除数との商である基準信号周波数を有する。
いくつかの例では、第4の例の実装が、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。分周器回路は、多段分周器として実装される。多段分周器は、第1の複数の信号経路のうちの少なくとも1つから第1の信号を選択的に出力するように構成された第1段を含み、第1の複数の信号経路の各々は、異なる周波数を有する信号を供給するように構成される。多段分周器は、第2の複数の信号経路のうちの少なくとも1つから第2の信号を選択的に出力するように構成された第2段を含み、第2の複数の信号経路の各々は、異なる周波数を有する信号を供給するように構成される。
本明細書は多くの詳細を含むが、これらの詳細は、特許請求できるものの範囲を限定するものとして解釈すべきではなく、むしろ特定の例に固有の特徴の説明として解釈すべきである。本明細書において別個の実装の文脈で説明したいくつかの特徴は組み合わせることもできる。これとは逆に、単一の実装の文脈で説明した様々な特徴は、複数の実施形態において別個に、又はいずれかの好適な部分的組み合わせの形で実装することもできる。
複数の例について説明した。それでもなお、様々な修正を行うことができると理解されたい。従って、以下の特許請求の範囲には他の実施形態も含まれる。
400 局部発振器
401 電圧制御発振器(VCO)
402 第1のスイッチ
403 第1の分周器
404 第2のスイッチ
405 第2の分周器
406 第3の分周器
407 第3のスイッチ
408 第4のスイッチ
409 デューティサイクル変換器
410 多段分周器の第1段
411 多段分周器の第2段

Claims (23)

  1. 無線センサデバイスであって、
    無線信号を無線で通信するように構成されたアンテナと、
    前記アンテナに通信可能に結合されたミキサと、
    局部発振器と、
    を備え、前記局部発振器は、
    電圧制御発振器と、
    多段分周器と、
    デューティサイクル変換器と、
    を含み、前記電圧制御発振器の出力ノードは、前記多段分周器の第1段の入力ノードに通信可能に結合され、前記多段分周器の前記第1段の出力ノードは、前記多段分周器の第2段の入力ノードに通信可能に結合され、前記多段分周器の前記第1段は、第1の複数の信号経路のうちの少なくとも1つからの第1の信号を前記多段分周器の前記第1段の出力ノードに選択的に出力するように構成され、前記第1の複数の信号経路の各々は、異なる周波数を有する信号を供給するように構成され、前記多段分周器の前記第2段は、第2の複数の信号経路のうちの少なくとも1つからの第2の信号を前記多段分周器の前記第2段の出力ノードに選択的に出力するように構成され、前記第2の複数の信号経路の各々は、異なる周波数を有する信号を供給するように構成され、前記多段分周器の出力ノードは、前記デューティサイクル変換器の入力ノードに通信可能に結合され、前記デューティサイクル変換器の出力ノードは、前記ミキサの入力ノードに通信可能に結合される、
    ことを特徴とする無線センサデバイス。
  2. 前記アンテナは、前記無線信号を受け取るとともに、無線周波数ノードを通じて前記ミキサに無線周波数信号を送信するように構成され、前記ミキサは、前記無線周波数信号をダウンコンバートするように構成される、
    請求項1に記載の無線センサデバイス。
  3. 前記アンテナは、前記無線信号を送信するとともに、前記ミキサから無線周波数ノードを通じて無線周波数信号を受け取るように構成され、前記ミキサは、信号を前記無線周波数信号にアップコンバートするように構成される、
    請求項1に記載の無線センサデバイス。
  4. 前記デューティサイクル変換器は、25パーセントのデューティサイクルを有する基準信号を出力するように構成される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線センサデバイス。
  5. 前記デューティサイクル変換器は、第1の入力ノードを有する第1のインバータと、第2の入力ノードを有する第2のインバータとを含み、前記第1のインバータの第1の出力ノードは、前記第2のインバータの第2の出力ノードに通信可能に結合されて前記デューティサイクル変換器の前記出力ノードを形成する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線センサデバイス。
  6. 前記電圧制御発振器は、原差動基準信号を出力するように構成され、前記多段分周器は、差動分割基準信号を出力するように構成され、前記デューティサイクル変換器は、差動デューティサイクル変換信号を出力するように構成される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線センサデバイス。
  7. 前記多段分周器の前記第1段は、
    前記第1の複数の信号経路のうちの第1のスイッチを有する第1の信号経路と、
    前記第1の複数の信号経路のうちの第2のスイッチを有する第2の信号経路と、
    を含み、前記第2の信号経路は、前記第1段の前記入力ノード上に入力される前記入力信号の前記周波数を第2の除数によって分周して第2の分割信号を形成するように構成され、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、一方が閉じた時に他方が開いて前記第1の分割信号又は前記第2の分割信号を前記第1の信号として選択的に出力するように構成され、
    前記多段分周器の前記第2段は、
    前記第2の複数の信号経路のうちの第3のスイッチを有する第3の信号経路と、
    前記第2の複数の信号経路のうちの第4のスイッチを有する第4の信号経路と、
    を含み、前記第3の信号経路は、前記第2段の前記入力ノード上に入力される入力信号の周波数を第3の除数によって分周して第3の分割信号を形成するように構成され、前記第4の信号経路は、前記第2段の前記入力ノード上に入力される前記入力信号の前記周波数を前記第3の除数とは異なる第4の除数によって分周して第4の分割信号を形成するように構成され、前記第3のスイッチ及び前記第4のスイッチは、一方が閉じた時に他方が開いて前記第3の分割信号又は前記第4の分割信号を前記第2の信号として選択的に出力するように構成される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の無線センサデバイス。
  8. 局部発振器であって、
    電圧制御発振器と、
    多段分周器と、
    前記多段分周器の出力を受け取るように構成されたデューティサイクル変換器と、
    を備え、前記多段分周器は、
    第1段と、
    第2段と、
    を含み、前記第1段は、
    前記電圧制御発振器から第1の周波数を有する第1の基準信号を受け取るように構成された第1の入力ノードと、
    第1の制御信号を受け取るように構成された1又は2以上の第1のスイッチと、
    前記第1の基準信号から、前記第1の周波数と前記第1の制御信号によって制御される第1の除数との商である第2の周波数を有する第2の基準信号を生成するように構成された第1段回路と、
    を含み、前記第2段は、
    前記第1段から前記第2の基準信号を受け取るように構成された第2の入力ノードと、
    第2の制御信号を受け取るように構成された1又は2以上の第2のスイッチと、
    前記第2の基準信号から、前記第2の周波数と前記第2の制御信号によって制御される第2の除数との商である第3の周波数を有する第3の基準信号を生成するように構成された第2段回路と、
    を含む、
    ことを特徴とする局部発振器。
  9. 前記デューティサイクル変換器は、25パーセントのデューティサイクルを有する基準信号を出力するように構成される、
    請求項8に記載の局部発振器。
  10. 前記デューティサイクル変換器は、前記多段分周器の差動出力を受け取るように構成され、前記デューティサイクル変換器は、前記差動出力の正の信号を受け取るように構成された第3の入力ノードを有する第1のインバータと、前記差動出力の負の信号を受け取るように構成された第4の入力ノードを有する第2のインバータとを含み、前記第1のインバータの第1の出力ノードが、前記第2のインバータの第2の出力ノードに通信可能に結合されて前記デューティサイクル変換器の出力ノードを形成する、
    請求項8に記載の局部発振器。
  11. 前記第1のインバータは、
    第1の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する第1のp型トランジスタと、
    第2の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する第1のn型トランジスタと、
    を含み、前記第1のp型トランジスタのゲート及び前記第1のn型トランジスタのゲートが、前記第1のインバータの第3の入力ノードとして共に動作可能に結合され、
    前記第2のインバータは、
    前記第1の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する第2のp型トランジスタと、
    前記第2の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有する第2のn型トランジスタと、
    を含み、前記第2のp型トランジスタのゲート及び前記第2のn型トランジスタのゲートが、前記第2のインバータの第4の入力ノードとして共に動作可能に結合され、前記第1のp型トランジスタ、前記第1のn型トランジスタ、前記第2のp型トランジスタ及び前記第2のn型トランジスタのそれぞれのドレインが、前記デューティサイクル変換器の前記出力ノードとして共に動作可能に結合される、
    請求項10に記載の局部発振器。
  12. 前記第1の基準信号は第1の差動基準信号であり、前記第2の基準信号は第2の差動基準信号であり、前記第3の基準信号は第3の差動基準信号である、
    請求項8から11のいずれか1項に記載の局部発振器。
  13. 前記多段分周器の前記第1段は、
    前記1又は2以上の第1のスイッチのうちの前記第1の制御信号によって制御可能な第1のスイッチを含む、前記第1の入力ノードに通信可能に結合された第1の信号経路と、
    第1の分周器と、前記1又は2以上の第1のスイッチのうちの第2のスイッチとを含む、前記第1の入力ノードに通信可能に結合された第2の信号経路と、
    を含み、前記多段分周器の第2段は、
    第2の分周器と、前記1又は2以上の第2のスイッチのうちの第3のスイッチとを含む、前記第2の入力ノードに通信可能に結合された第3の信号経路と、
    第3の分周器と、前記1又は2以上の第2のスイッチのうちの第4のスイッチとを含む、前記第2の入力ノードに通信可能に結合された第4の信号経路と、
    を含む、
    請求項8から11のいずれか1項に記載の局部発振器。
  14. 電圧制御発振器から多段分周器の第1段の入力ノードに原基準信号を出力するステップと、
    前記多段分周器の前記第1段から前記多段分周器の第2段の入力ノードに、前記多段分周器の第1段における異なる周波数の信号を生成するように構成された第1の信号経路から選択された第1段基準信号を出力するステップと、
    前記多段分周器の前記第2段から、前記多段分周器の前記第2段における異なる周波数の信号を生成するように構成された第2の信号経路から選択された第2段基準信号を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  15. 前記第2段基準信号をデューティサイクル変換器の入力ノードに入力するステップと、
    前記デューティサイクル変換器の出力ノードからデューティサイクル変換された第2段基準信号を出力するステップと、
    をさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記デューティサイクル変換された第2段基準信号を用いて低周波信号を無線周波数信号にアップコンバートするステップをさらに含む、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記デューティサイクル変換された第2段基準信号を用いて無線周波数信号を低周波信号にダウンコンバートするステップをさらに含む、
    請求項15に記載の方法。
  18. 前記第2段基準信号は、50パーセントのデューティサイクルを有し、前記デューティサイクル変換された第2段基準信号は、25パーセントのデューティサイクルを有する、
    請求項15から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記デューティサイクル変換器は、第1のインバータと第2のインバータとを含み、前記第1のインバータの出力及び前記第2のインバータの出力は、前記デューティサイクル変換器の前記出力ノードとして共に通信可能に結合される、
    請求項15から17のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記第1のインバータ及び前記第2のインバータの各々は、
    第1の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有するp型トランジスタと、
    第2の電源ノードに動作可能に結合されたソースを有するn型トランジスタと、
    を含み、前記p型トランジスタのゲートと前記n型トランジスタのゲートとが共に動作可能に結合され、前記p型トランジスタのドレインと前記n型トランジスタのドレインとが共に動作可能に結合される、
    請求項19に記載の方法。
  21. 無線センサデバイスであって、
    無線信号を無線で通信するように構成されたアンテナと、
    前記アンテナに通信可能に結合されたミキサと、
    局部発振器と、
    を備え、前記局部発振器は、
    電圧制御発振器(VCO)と、
    前記ミキサに通信可能に結合されたデューティサイクル変換器と、
    前記VCOと前記デューティサイクル変換器との間に通信可能に結合された分周器回路と、
    を含み、前記分周器回路は、
    前記VCOからVCO周波数を有するVCO信号を受け取るように構成された入力ノードと、
    それぞれの制御信号を受け取るように構成されたスイッチと、
    前記VCO信号から、前記VCO周波数と前記制御信号によって制御される除数との商である基準信号周波数を有する基準信号を生成するように構成された回路と、
    を含む、
    ことを特徴とする無線センサデバイス。
  22. 前記分周器回路は、多段分周器を含む、
    請求項21に記載の無線センサデバイス。
  23. 前記多段分周器は、
    第1の複数の信号経路のうちの少なくとも1つから第1の信号を選択的に出力するように構成された第1段と、
    第2の複数の信号経路のうちの少なくとも1つから第2の信号を選択的に出力するように構成された第2段と、
    を含み、前記第1の複数の信号経路の各々及び前記第2の複数の信号経路の各々は、異なる周波数を有する信号を供給するように構成される、
    請求項22に記載の無線センサデバイス。
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