JP2019510842A5 - - Google Patents
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Claims (15)
- 物品を形成する方法であって、
(a)外側部分および内側部分を有しており、前記外側部分が第1の空洞形成面を有し、前記内側部分が第2の空洞形成面を有している鋳型を、用意するステップと、
(b)前記鋳型を閉じることによって前記第1および第2の空洞形成面の間に空洞を画成するステップであって、前記空洞の少なくとも1つの領域が、該空洞の外周縁と内周縁との間の該空洞の環状の断面を定め、前記少なくとも1つの領域において、前記第1の空洞形成面は、前記第1の空洞形成面と前記第2の空洞形成面との間の距離が前記領域の周の少なくとも一部分を巡って第1の距離および第2の距離の間で交互に変化する面であり、前記第1の距離が前記第2の距離よりも大きいステップと、
(c)ポリマーと発泡剤とを含む溶融したプラスチック組成物を前記空洞へと注入するステップと、
(d)前記少なくとも1つの領域において、前記第1の空洞形成面に隣接かつ接触し、第1の周方向長さ長を有する第1の固体スキンと、前記第2の空洞形成面に隣接かつ接触し、第2の周方向長さを有する第2の固体スキンとを、前記プラスチック組成物が形成することを可能にするステップであって、前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物は、溶融したままであり、前記第1の空洞形成面と前記第2の空洞形成面との間の距離が前記第1および第2の距離の間で交互に変化する場所において、前記プラスチック組成物の交互の第1および第2の厚さが形成され、第1および第2の厚さの各々は、溶融したプラスチック組成物を間に有する前記第1および第2のスキンを含むステップと、
(e)前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物が凝固する前に前記鋳型を開放することで、前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物ならびに前記プラスチック組成物の前記交互の第1および第2の厚さに位置する前記溶融したプラスチック組成物が、発泡によって膨張することを可能にするステップであって、前記開放は、前記第1の固体スキンがもはや前記第1の空洞形成面に接触しない一方で、前記第2の固体スキンが前記第2の空洞形成面に接触したままであるように、前記鋳型の前記外側部分を取り除くことを含むステップと、
を含む方法。 - 前記第2の固体スキンは、前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了するまで、前記第2の空洞形成面に接触した状態に保たれる、請求項1に記載の方法。
- ステップ(e)は、前記鋳型の前記外側部分を取り除いた後に、前記物品を、前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了する前に第2の鋳型へと挿入し、前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物が凝固するまで、前記物品を前記第2の鋳型内に保持することをさらに含み、
前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了するとき、前記物品の前記第1の固体スキンは、前記第2の鋳型の表面に接触し、
随意により、
(i)前記物品を前記第2の鋳型へと挿入する前に前記第2の鋳型の前記表面の少なくとも一部分をフィルムシートで覆うことをさらに含み、前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了するとき、前記物品の前記第1の固体スキンの少なくとも一部分が前記フィルムシートに接触する、および/または、
(ii)前記第2の鋳型の前記表面は、前記第1のスキンへと付与される3次元の模様を有する、請求項1または2に記載の方法。 - 前記第1の面は、ピークとトラフとを有する波形を有し、
随意により、(i)前記波形は、U字形またはV字形であり、並びに/あるいは、(ii)前記波形は、ピークおよびトラフの反復的または規則的な並び、あるいは、ピークおよびトラフの非反復的またはランダムな並びを有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。 - ステップ(b)において、各々の第1の部分が、前記領域の前記周の1対の第2の部分の間に配置され、前記第2の部分において、前記第1の空洞形成面と前記第2の空洞形成面との間の距離は、前記第2の距離よりも小さい第3の距離であり、
ステップ(d)は、また、前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物が前記少なくとも1つの第1の部分において溶融したままである一方で、前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物が前記第2の部分において凝固することを可能にし、
前記ステップ(e)において、前記少なくとも1つの第1の部分の前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物が凝固する前に前記鋳型が開放されることで、前記少なくとも1つの第1の部分の前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物の発泡による膨張が可能にされ、
随意により、
(A)前記少なくとも1つの第1の部分の前記第1および第2の固体スキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了するまで、前記第2の固体スキンは、前記第2の空洞形成面に接触した状態に保たれる、並びに/または、
(B)前記領域の前記周の前記少なくとも1つの第1の部分を巡って、前記第1の面は、ピークとトラフとを有する波形を有し、さらに随意により、(i)前記波形は、U字形またはV字形であり、並びに/あるいは、(ii)前記波形は、ピークおよびトラフの反復的または規則的な並び、あるいは、ピークおよびトラフの非反復的またはランダムな並びを有する、請求項1に記載の方法。 - ステップ(e)は、前記鋳型の前記外側部分を取り除いた後に、前記物品を、前記少なくとも1つの第1の部分の前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了する前に第2の鋳型へと挿入し、前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物が前記少なくとも1つの第1の部分において凝固するまで、前記物品を前記第2の鋳型内に保持することをさらに含み、
前記少なくとも1つの第1の部分の前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了するとき、前記物品の前記第1の固体スキンは、前記少なくとも1つの第1の部分において前記第2の鋳型の表面に接触し、
随意により、(i)前記方法は、更に、前記物品を前記第2の鋳型へと挿入する前に前記第2の鋳型の前記表面の少なくとも一部分をフィルムシートで覆うことをさらに含み、前記第1および第2のスキンの間の前記プラスチック組成物の膨張が完了するとき、前記物品の前記第1の固体スキンの少なくとも一部分が前記少なくとも1つの第1の部分において前記フィルムシートに接触する、並びに/または、(ii)前記第2の鋳型の前記表面は、前記第1のスキンへと付与される3次元の模様を有する、請求項5に記載の方法。 - 前記ポリマーは、ポリオレフィンまたは複数のポリオレフィンの混合物、ポリエステル、あるいはポリ乳酸を含み、
前記ポリオレフィンは、随意によりポリエチレンまたはポリプロピレンであり、
前記ポリエステルは、随意によりポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートであり、更に随意により、前記ポリマーは、10〜120のメルトフローインデックスを有するポリプロピレンを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。 - ステップ(e)において、前記プラスチック組成物の前記交互の第1および第2の厚さに位置する前記溶融したプラスチック組成物がそれぞれ膨張して、交互のスペーサ領域および補強エリアを形成し、
前記補強エリアは、前記スペーサ領域における膨張した多孔性発泡体の密度よりも高い密度の膨張した多孔性発泡体を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。 - 前記物品は、飲料カップまたは容器として使用される中空物品であって、
前記中空物品は、中央中空空洞を画定する環状の側壁および底壁と、前記側壁の上縁と、前記側壁の下端とを有しており、
前記環状の側壁は、それぞれ前記第1および第2の固体スキンで形成された外側および内側スキン並びに該外側スキンおよび該内側スキンの間の膨張した多孔性発泡体層とからなるサンドイッチ構造で構成されたプラスチック材料を含み、
前記膨張した多孔性発泡体層は、前記上縁と前記下端との間の方向に前記側壁に沿って長手方向に延びた補強エリアの環状の配列を有し、
前記補強エリアは、前記上縁と前記下端との間の方向に前記側壁に沿って長手方向に延びた前記スペーサ領域の環状の配列によって互いに隔てられ、前記環状の側壁を巡る交互の補強エリアおよびスペーサ領域をもたらしている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。 - 飲料カップまたは容器として使用される中空物品であって、
該中空物品は、中央中空空洞を画定する環状の側壁および底壁と、前記側壁の上縁と、前記側壁の下端とを有しており、
前記環状の側壁は、平滑な筒状内面を有し、
前記環状の側壁は、内側および外側スキンと、該内側および外側スキンの間の膨張した多孔性発泡体層とからなるサンドイッチ構造で構成されたプラスチック材料を含み、
前記膨張した多孔性発泡体層は、前記上縁と前記下端との間の方向に前記側壁に沿って長手方向に延びた補強エリアの環状の配列を有し、
前記補強エリアは、前記上縁と前記下端との間の方向に前記側壁に沿って長手方向に延びたスペーサ領域の環状の配列によって互いに隔てられ、前記環状の側壁を巡る交互の補強エリアおよびスペーサ領域をもたらしており、
前記補強エリアは、第1の密度の膨張した多孔性発泡体を有し、
前記スペーサ領域は、第2の密度の膨張した多孔性発泡体を有し、
前記第1の密度は、前記第2の密度よりも高く、
前記第1の密度の前記補強エリアにおける前記膨張した多孔性発泡体は、前記スペーサ領域における前記第2の密度の前記膨張した多孔性発泡体よりも、より均一な多孔性空隙の寸法分布、および、より小さい多孔性空隙の平均寸法を有し、
前記環状の側壁は、平滑である外側筒状面、または、前記補強エリアにおいて高い表面を有して起伏がある外側筒状面を有する、中空物品。 - 前記補強エリアにおける前記膨張した多孔性発泡体は、前記スペーサ領域における前記膨張した多孔性発泡体よりも低い密集度の多孔性空隙を有する、請求項10に記載の中空物品。
- (i)前記環状の側壁を巡る前記交互の補強エリアおよびスペーサ領域は、各々の補強エリアが向かい合うスペーサ領域の間に位置し、各々のスペーサ領域が向かい合う補強エリアの間に位置することをもたらしている、並びに/または、
(ii)前記スペーサ領域は、第1および第2のスペーサ領域を含み、前記第1のスペーサ領域は、前記環状の側壁を巡る周方向において、前記第2のスペーサ領域よりも大きい幅を有する、請求項10または11に記載の中空物品。 - (i)前記補強エリアは、前記環状の側壁を巡る周方向における幅が、0.5〜3mmであり、随意により0.75〜2mmである、並びに/または、
(ii)前記スペーサ領域は、前記環状の側壁を巡る周方向における幅が、0.5〜10mmであり、随意により0.5〜4mmであり、さらに随意により0.75〜3mmである、並びに/または、
(iii)前記側壁は、0.5〜4mmの厚さを有し、随意により1〜3mmの厚さを有する、並びに/または、
(iv)前記環状の側壁、底壁、上縁、および下端が、一体的な環状の成形体であり、前記中空物品は、単一のリサイクル可能な熱可塑性材料で構成され、随意により、前記熱可塑性材料は、ポリオレフィンまたは複数のポリオレフィンの混合物、ポリエステル、あるいはポリ乳酸を含むポリマーであり、前記ポリオレフィンは、さらに随意によりポリエチレンまたはポリプロピレンであり、前記ポリエステルは、さらに随意によりポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートである、請求項10乃至12のいずれか一項に記載の中空物品。 - 前記底壁は、中央のゲート領域と、該ゲート領域を囲む膨張した多孔性発泡体の第1の環状リングと、前記側壁に向かって半径方向外側へと延びる膨張した多孔性発泡体の複数の第1の放射状要素とを有し、
前記第1の放射状要素は、膨張していないプラスチック材料の第1のセグメントによって互いに隔てられており、
随意により、
(A)前記底壁は、前記複数の第1の放射状要素を囲み、前記複数の第1の放射状要素の半径方向外側の端部に接続する膨張した多孔性発泡体の第2の環状リングと、前記側壁に向かって半径方向外側へと延びる膨張した多孔性発泡体の複数の第2の放射状要素と、をさらに有し、前記第2の放射状要素は、膨張していないプラスチック材料の第2のセグメントによって互いに隔てられ、膨張した多孔性発泡体の前記複数の第2の放射状要素の半径方向外側の端部は、前記側壁に接続しており、
さらに随意により、膨張した多孔性発泡体の前記複数の第2の放射状要素の各々の前記半径方向外側の端部は、前記側壁内のそれぞれのスペーサ領域に接続している、並びに/または
(B)前記底壁における前記膨張していないプラスチック材料は、0.25〜0.75mm、または、0.25〜0.5mmの厚さを有し、および/または、前記底壁におけるプラスチック材料の前記膨張した多孔性発泡体は、0.5〜1.75mm、または、0.5〜1.25mmの厚さを有する、請求項10乃至13のいずれか一項に記載の中空物品。 - (i)少なくとも75℃の温度まで熱的に安定なコーヒーカップである、および/または、(ii)前記中央中空空洞の容積(単位は、cm 3 )と当該中空物品の質量(単位は、g)との間の比が、2〜3である、請求項10乃至14のいずれか一項に記載の中空物品。
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- 2020-11-20 US US16/953,645 patent/US11691319B2/en active Active
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