例示の目的のために、ここでは、具体的な実施形態の例が、図と併せて以下でさらに詳細に説明される。
図1は1つの実施形態に係る、基地局100および複数のUE 102a〜cのブロック図である。
「基地局」という用語は、UEからアップリンクでデータを無線受信する任意のデバイスを包含する。従って、いくつかの実施では、基地局100は、送信および受信ポイント(TRP)、基地トランシーバ局、無線基地局、ネットワークノード、送信/受信ノード、Node B、eNodeB(eNB)、gNB(「ギガビット」Node Bと呼ばれることもある)、中継局またはリモート無線ヘッド等の、他の名前で呼ばれることがある。また、いくつかの実施形態では、基地局100の一部は分散され得る。例えば、基地局100のモジュールの一部は、基地局100のアンテナを収容する機器から離れて配置されてよく、通信リンク(図示せず)を介してアンテナを収容する機器に結合されてよい。従って、「基地局」という用語は、ここで使用されるように、ネットワークのモジュールを指してよい。
操作においては、UE 102a〜cはそれぞれ、基地局100にグラントフリーアップリンク伝送を送信してよい。グラントフリーアップリンク伝送は、基地局100によってUEに特別に許可されないアップリンクリソースを使用して送信されるアップリンク伝送である。グラントフリーアップリンク伝送は、基地局100からの動的且つ明白なスケジューリング許可を必要としない。グラントフリーアップリンク伝送を送信し、または、グラントフリーアップリンク伝送を送信するように構成されるUEは、「グラントフリーモード」で動作していると呼ばれてよい。
グラントフリーアップリンク伝送は、「グラントレス」、「スケジュールフリー」または「スケジュールレス」伝送、または許可(grant)無しの伝送と呼ばれることもある。異なるUE 102a〜cからのグラントフリーアップリンク伝送は、同じ指定されたリソースを使用して伝送されてよく、この場合、グラントフリーアップリンク伝送は、競合ベースの伝送である。グラントフリーアップリンク伝送は、UE 102a〜cから基地局100への短いパケットを持つバーストトラフィックを伝送するため、および/または、リアルタイムまたは低レイテンシで基地局100にデータを伝送するために適し得る。グラントフリーアップリンク伝送スキームが、利用されることができる適用の例は、大規模マシンタイプ通信(m-MTC)、超信頼性低レイテンシ通信(URLLC)、スマート電気メータ、スマートグリッドにおけるテレプロテクションおよび自律駆動を含む。しかしながら、グラントフリーアップリンク伝送スキームは、これらの適用に限定されない。
グラントフリー伝送が送信されるアップリンクリソースは、「グラントフリーアップリンクリソース」と呼ばれる。例えば、グラントフリーアップリンクリソースは、OFDMAフレームにおいて指定された領域であってよい。UE 102a〜cは、それらのグラントフリーアップリンク伝送を送信するために指定された領域を使用してよいが、基地局100は、UE 102a〜cのうちのどれが、もしあれば、指定された領域でグラントフリーアップリンク伝送を送信しようとしているかを知らない。
グラントフリーアップリンクリソースは、事前に定義されてよく、例えば、UEおよび基地局100の両方に事前に知られてよい。グラントフリーアップリンクリソースは、静的(変化しない)であってよく、または、グラントフリーアップリンクリソースは、半静的に構成されてよい。半静的構成は、一回構成されて、多くのフレームにおいて一回等、ゆっくりと更新/変化することのみが可能であるか、必要に応じて更新のみがされ得ることを意味する。半静的変化は、半静的変化が動的変化ほど頻繁に生じない点で動的変化とは異なる。例えば、動的変化/更新は、サブフレーム毎または数サブフレーム毎の変化を指してよく、半静的変化は、いくつかのOFDMフレーム毎に一回、数秒毎に一回のみ生じる変化、または必要に応じた時のみの更新を指してよい。
いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンクリソースは事前に設定されてよく、例えば、複数の可能な事前定義のグラントフリーアップリンクリソース区画があってよく、基地局100またはネットワークは、事前定義のグラントフリーアップリンクリソース区画のうちの1つを半静的に選択して、そのグラントフリーアップリンクリソース区画が使用されることをUEに合図することができる。いくつかの実施形態では、基地局100および/またはUEは、例えば、製造中にロードされた事前定義の表を介して、どのアップリンクリソースをグラントフリーアップリンクリソースとして使用するかを知るように、その製造中に設定されてよい。いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンクリソースは、例えば、ブロードキャストシグナリング、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)および動的シグナリング(例えば、ダウンリンク制御情報)の組合せを使用することによって、基地局100によって半静的に設定されてよい。グラントフリーアップリンクリソースを動的にシグナリングすることによって、基地局は、UEのシステムトラフィック負荷に適応することができる。例えば、グラントフリーアップリンク伝送を送信し得る、サービスを受けるより多くのUEがある場合に、より多くのグラントフリーアップリンクリソースが割り当てられてよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク内の制御ノード(例えば、コンピュータ)は、使用されるグラントフリーアップリンクリソースを決定してよい。ネットワークは、次いで、基地局およびUEに、グラントフリーアップリンクリソースを示してよい。いくつかの実施形態では、グラントフリーモードで動作するUEは、割り当てられるグラントフリー伝送リソースを決定するために、以下の情報:1)RRCシグナリング情報およびシステム情報、または2)RRCシグナリング情報およびダウンリンク制御情報(DCI)、または3)RRCシグナリング情報、システム情報およびDCI情報を結合するように半静的に設定されてよい。
図1は、アップリンクチャネル156を介して、グラントフリーアップリンク伝送においてUE 102aによって送信されるメッセージ150を示す。メッセージ150は、多元接続(MA)リソースを使用して伝送される。MAリソースは、MA物理リソース(例えば、時間-周波数ブロック)および少なくとも1つのMAシグネチャから成る。MAシグネチャは、コードブック/コードワード、シーケンス、インタリーバおよび/またはマッピングパターン、パイロット、復調基準信号(例えば、チャネル推定のための基準信号)、プリアンブル、空間次元およびパワー次元のうちの少なくとも1つを含んでよい(しかしそれに限定されない)。「パイロット」という用語は、基準信号、例えば、復調基準信号を少なくとも含む信号を指す。基準信号は、MAシグネチャであってよい。いくつかの実施形態では、パイロットは、おそらくチャネル推定指向プリアンブルまたはランダムアクセスチャネル(LTEライクなRACH)プリアンブルとともに、復調基準信号を含んでよい。
いくつかの実施形態では、アップリンク伝送は、LTEダウンリンク伝送のために使用される波形と同様に、サイクリックプレフィックス(CP)直交周波数分割多重(OFDM)を使用してよい。いくつかの実施形態では、アップリンク伝送は、LTEアップリンク伝送のために使用される波形と同様に、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)を使用してよい。いくつかの実施形態では、アップリンク伝送は、疎コード多元接続(SCMA)、インタリーブグリッド多元接続(IGMA)、マルチユーザ共有接続(MUSA)、低コードレート拡散、周波数領域拡散、非直交符号化多元接続(NCMA)、パターン分割多元接続(PDMA)、リソース拡散多元接続(RSMA)、シグネチャベクトル拡張による低密度拡散(LDS-SVE)、共有接続に基づく低コードレートおよびシグネチャ(LSSA)、非直交符号化接続(NOCA)、インタリーブ分割多元接続(IDMA)、反復分割多元接続(RDMA)またはグループ直交符号化接続(GOCA)等の、非直交多元接続(NOMA)を使用してよい。使用される多元接続方法に応じて、MAシグネチャは、異なる形態をとり得る。MAシグネチャは、多元接続方法のために使用される特定フォーマットに関連してよい。例えば、SCMAが使用される場合、そのときは、アップリンク伝送のためのMAシグネチャは、アップリンク伝送のために使用されるSCMAコードブックであってよい。別の例として、IGMAが使用される場合、そのときは、アップリンク伝送のためのMAシグネチャは、アップリンク伝送のために使用されるIGMAのシグネチャ、インタリービングパターンまたはグリッドマッピングであってよい。
図2は、図1の基地局100およびUE 102aをより詳細に示すブロック図である。基地局100は、UE 102a〜cから受信されたグラントフリー伝送を処理するための、且つ、受信されたグラントフリー伝送に関する本明細書で説明されるHARQ方法に参加するためのグラントフリー伝送モジュール104を含む。例えば、グラントフリー伝送モジュール104は、アップリンク伝送のMAシグネチャを取得するためのアクティビティ検出、アップリンク伝送の冗長バージョン(RV)を決定すること、符号化パケットを復号するためのHARQ結合、HARQフィードバック(例えば、ACKまたはNACK)を生成すること、アップリンク伝送が初期伝送か再伝送かを識別すること等の動作を実行することができる。グラントフリー伝送モジュール104は、グラントフリー伝送モジュール104の動作の少なくとも一部を実行するグラントフリー伝送デコーダ206を含んでよい。基地局は、UE 102a〜cに向けられた、HARQフィードバック等の符号化情報のためのエンコーダ210をさらに含む。基地局100はまた、UE 102a〜cからグラントフリーアップリンク伝送を受信し、ダウンリンクにおいてUE 102a〜cにメッセージを送信するための1つまたは複数のアンテナ208を含む。1つのアンテナ208のみが示されている。示されないが、1つまたは複数のアンテナは送信機および受信機に結合され、これらはトランシーバとして実施されてよい。基地局100は、メモリ204をさらに含む。基地局100は、例えば、物理層を実装するための、動作のための他の構成要素をさらに含むが、これらは、明確性のために省略された。
グラントフリー伝送モジュール104およびその構成要素(例えば、グラントフリー伝送デコーダ206)ならびにエンコーダ210は、1つまたは複数のプロセッサに、エンコーダ210およびグラントフリー伝送モジュール104およびその構成要素の動作を実行させる命令を実行する1つまたは複数のプロセッサによって実施されてよい。あるいは、エンコーダ210およびグラントフリー伝送モジュール104およびその構成要素は、エンコーダ210およびグラントフリー伝送モジュール104およびその構成要素の動作を実行するための特定用途向け集積回路(ASIC)、グラフィックス処理ユニット(GPU)またはプログラムされたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の専用集積回路を使用して実施されてよい。
UE 102aはまた、グラントフリーメッセージを生成および送信するための、且つ、グラントフリーメッセージに関連する本明細書で説明されるHARQ方法に参加するための補完的なグラントフリー伝送モジュール106を含む。例えば、グラントフリー伝送モジュール106は、アップリンク伝送のために使用するMAシグネチャおよび/またはRVの決定、RVに基づくパケットの符号化、HARQフィードバック(例えば、ACKまたはNACK)の処理、再伝送の送信等の動作を実行してよい。グラントフリー伝送モジュール106は、グラントフリーアップリンク伝送で伝送されるメッセージを生成するためのグラントフリーメッセージ生成器214を含む。グラントフリーメッセージを生成することは、エンコーダ219において、メッセージで伝送されるデータを符号化して、符号化データを変調することを含んでよい。UE 102aは、基地局100からの情報を復号するためのデコーダ218をさらに含む。UE 102aは、グラントフリーアップリンク伝送を伝送し、ダウンリンクで基地局100からメッセージを受信するための1つまたは複数のアンテナ216をさらに含む。1つのアンテナ216のみが示されている。示されていないが、1つまたは複数のアンテナは、送信機および受信機に結合され、これらはトランシーバとして実施されてよい。UE 102aは、メモリ212をさらに含む。UE 102aは、例えば、物理層を実装するための、動作のための他の構成要素をさらに含むが、これらは、明確性のために省略された。
グラントフリー伝送モジュール106およびその構成要素(例えば、グラントフリーメッセージ生成器214)ならびにデコーダ218は、1つまたは複数のプロセッサに、デコーダ218およびグラントフリー伝送モジュール106およびその構成要素の動作を実行させる命令を実行する1つまたは複数のプロセッサによって実施されてよい。あるいは、デコーダ218およびグラントフリー伝送モジュール106およびその構成要素は、デコーダ218およびグラントフリー伝送モジュール106およびその構成要素の動作を実行するためのASIC、GPUまたはプログラムされたFPGA等の専用集積回路を使用して実施されてよい。
グラントフリーアップリンク伝送のためのメッセージフォーマットの例
図3は、図1のグラントフリーアップリンク伝送におけるUE 102aによって送信されるメッセージ150のためのフォーマットの例を示す。このフォーマットの例は、点線124で示される。
例126では、メッセージ150は、MAシグネチャ152、ならびにデータ154およびUE ID 156を含む。UE ID 156は、基地局100によって、UEを識別するために使用される情報である。例126では、データ154およびUE ID 156は共に符号化され、対応するサイクリック冗長チェック(CRC)158が生成されてメッセージ150に含まれる。いくつかの実施形態では、UE ID 156は、代わりに、CRC 158内に埋め込まれ(例えば、スクランブルされる)、これは、ペイロードサイズを低減することができる。UE ID 156が、CRC 158内でスクランブルされる場合、そのとき、UE IDは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)等の、物理層UE IDであってよい。RNTIは、ネットワークによって先に設定または割り当てられたセルRNTI(C-RNTI)であってよい。UE ID 156がCRC 158に埋め込まれている場合、そのとき、基地局100は、CRC 158を復号するために、UE IDを知るか、または、全ての潜在的なUE IDを使用して、ブラインド検出を実行する必要がある。
例128は、UE ID 156がデータ154とは別々に符号化されている例126のバリエーションである。従って、別個のCRC 160が、UE ID 156に関連付けられる。いくつかの実施形態では、UE ID 156は、1つまたは複数の他のヘッダの内部にあってよく、この場合、CRC 160は、CRC 160が位置するヘッダに関する。例128では、UE ID 156は、UE ID 156の復号を容易にするために、データ154よりも低い変調および符号化スキーム(MCS)で伝送されることができる。UE ID 156は復号に成功するが、データ154は復号に失敗する状況があり得る。
例126および128では、MAシグネチャ152は、例えば、メッセージ150の開始点に、データ154から分離した時間-周波数リソースを占有するものとして示されている。これは、例えば、MAシグネチャ152が基準信号および/またはプリアンブルから成る場合であり得る。しかしながら、MAシグネチャ152は、代わりに、例えば、使用されるコードブックまたは使用されるマッピングまたはインタリービングパターン等の、自身の伝送スキームの一部であってよく、この場合、MAシグネチャ152は、データ154から分離した時間-周波数リソースを占有しない。また、MAシグネチャ152が、データ154から分離した時間-周波数リソースを占有する実施形態では、リソースは、必ずしもメッセージ150の開始点にある必要はない。
図1における例130は、UE ID 156およびデータ154が異なるリソースを介して伝送されるバリエーションを示す。例えば、UE ID 156は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)等の、制御チャネルの一部として伝送されてよい。データ154は、アップリンクデータチャネルのグラントフリー領域で伝送されてよい。MAシグネチャは、例130では示されないが、MAシグネチャは、データ伝送の一部である。
いくつかの他の実施形態では、UE IDは、明示的に伝送されない。例えば、いくつかのURLLCシナリオでは、リソースおよび基準信号の設定に基づいて、グラントフリーリソースに関する情報と共に基準信号を検出することは、UEを識別するのに十分であり得る。この場合、UE IDは、明示的に伝送される必要はなく、基地局100は、基準信号の検出に成功した後に、UEを識別することができる。例が132に示される。MAシグネチャ152およびデータ154のみが、メッセージに含まれ、UE IDは含まれない。UE IDは、MAシグネチャ152およびメッセージを送信するために使用されるグラントフリーアップリンクリソースに基づいて決定されることができる。
いくつかの実施形態では、データ伝送とは分離した伝送リソースで伝送されるプリアンブルがあり得る。データ伝送のために使用される時間-周波数リソースおよびMAシグネチャは、プリアンブルインデックスとの事前に定義されたマッピング関係を有することができる。
UEが、メッセージ150を基地局100に送信するとき、基地局100は最初に、MAシグネチャの検出を試みる。MAシグネチャ検出は、MAシグネチャが、MAシグネチャの可能な選択の全ての中から検出されるブラインド検出プロセスを含むことができる。MAシグネチャを検出することは、アクティビティ検出と呼ばれる。例として、グラントフリーアップリンク伝送におけるMAシグネチャは、基準信号であってよく、基地局によるアクティビティ検出は、従って、グラントフリーアップリンク伝送における基準信号を検出することを含む。別の例として、グラントフリーアップリンク伝送におけるMAシグネチャは、グラントフリーアップリンク伝送においてUEによって使用される基準信号およびコードブックまたはシグネチャの組合せであってよく、基地局によるアクティビティ検出は、従って、グラントフリーアップリンク伝送において使用される基準信号およびコードブック/シグネチャの組合せを検出することを含む。
アクティビティ検出の実行に成功することによって、基地局100は、UEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したことを知る。しかしながら、成功したアクティビティ検出は、基地局100にUEの識別情報を明らかにしてもしなくてもよい。UEおよびMAシグネチャ間に一意のマッピングがある場合(例えば、所定のMA物理リソースに対して、各UEは、異なるMAシグネチャを使用するように割り当てられている)、そのときは、成功したアクティビティ検出は、グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を明らかにする。そうでなければ、一般に、成功したアクティビティ検出は、UEの異なるグループに異なるMAシグネチャが割り当てられている場合、UEがUEの特定のグループ由来であることを明らかにし得るが、グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を明らかにしない。いくつかの実施形態では、アクティビティ検出は、例えば、メッセージ128の例のように、UE IDがデータ154から分離して符号化される場合、UE IDを取得することをさらに含んでよい。
アクティビティ検出が成功した後、基地局100は、その後、MAシグネチャ、および任意でデータメッセージと多重化された追加の基準信号に基づいて、チャネル推定の実行と、その後、データ154の復号を試みる。データの復号もまた成功した場合、その後、基地局100は、基地局100がデータ154の復号に成功したと示す確認応答(ACK)をダウンリンクにおいてUEに送信することができる。成功したアクティビティ検出がUEの識別情報を明らかにしない実施形態では、そのときは、メッセージ150の残りの成功した復号が、UEの識別情報を明らかにし、この場合、基地局100は、ACKを送信するべきUEを知る。データ復号が成功しない場合、そのときは、おそらく再伝送の許可と共に、否定応答(NACK)が、基地局によって送信されてよい。後により詳細に議論されるように、いくつかの実施形態では、データの復号が失敗した場合、NACKは送信されない。これもまた後により詳細に議論されるように、いくつかの実施形態では、NACKが送信される場合、基地局は、UEを一意に識別することができないことがあるため、NACKは、NACKが送信されているUEを一意に識別することができる情報を必ずしも含まなくてよい。
ACK/NACKは、ダウンリンクでブロードキャストされるか、または、UEへの専用ダウンリンク伝送で送信されてよい。ACK/NACKは、例えば、ダウンリンク制御情報(DCI)の一部として、ダウンリンク制御チャネルで送信されてよい。いくつかの実施形態では、ACK/NACKは、専用ダウンリンク確認応答チャネル(例えば、物理HARQインジケータチャネル(PHICH))で送信されてよい。ACK/NACKのための異なる構成は後に説明される。
1つの例では、例126におけるMAシグネチャ152は、基準信号である。基地局100は、最初に、基準信号シーケンスの復号に成功することによって、アクティビティ検出の実行に成功することができる。基準信号シーケンスは、その後、アップリンクチャネル156のチャネル推定のために基地局100によって使用されてよい。基準信号の復号の成功を容易にするために、基準信号は、低MCSで伝送されてよい。基準信号の復号が成功し、チャネル推定が実行されると、基地局100は、その後、データ154およびUE ID 156を有するペイロードを復号する。基地局100は、その後、グラントフリー伝送がどのUEから来たかを知るためにUE ID 156を読み出すことができる。基地局100は、その後、基地局100がデータ154の復号に成功したことを示すACKを、ダウンリンクでUEに送信することができる。
基地局によるUE識別
グラントフリーアップリンク伝送は、UE ID、例えば、図3におけるUE ID 156を含んでよい。UE IDは、UEを識別するために、基地局100によって使用される情報である。
上述のように、いくつかの実施形態では、UE IDは、RNTIであってよく、または、RNTIに基づいてよい。
いくつかの実施形態では、UE IDはインデックスであってよい。インデックスは、さらに同じグラントフリーアップリンクリソースでグラントフリーアップリンク伝送を送信することを許可された他のUEから、UEを区別する。例えば、インデックスは、さらに同じタイムスロット、伝送時間間隔(TTI)またはサブフレームで、共有時間-周波数領域でグラントフリーアップリンク伝送を送信することを許可された他のUEから、UEを区別することができる。
いくつかの実施形態では、UE IDは、1つのセルまたはサービングエリアにわたって同一または固定である必要はない。例えば、特定のUEが、アップリンクリソース区画Aにおいてグラントフリーアップリンク伝送の送信を許可された10個のUEのグループの一部である場合、そのとき、UE IDは、1から10の間のインデックスであってよく、これは、グループ内の他の9個のUEからUEを区別する。基地局100は、どの特定のUEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したかを決定するために、どのグラントフリーアップリンクリソース区画が使用されたかに関するインデックスおよび知識を使用する。
いくつかの実施形態では、所定のMA物理リソースについて、グラントフリーアップリンク伝送のためにそのMA物理リソースを使用するUEには、異なるMAシグネチャが割り当てられる。基地局100は、次いで、使用されるMAシグネチャおよびMA物理リソースの組合せに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEを一意に識別することができる。
いくつかの実施形態では、所定のMA物理リソースについて、グラントフリーアップリンク伝送のためにそのMA物理リソースを使用するUEのいくつかは、同じMAシグネチャを使用してよい。UEインデックスは、同じMAシグネチャを使用するUE間で区別するために、基地局100によって割り当てられてよい。例えば、2つのUEの両方が、同じMAシグネチャを使用する場合、そのとき、UEのうちの1つには、そのUE IDとしてUEインデックス「1」が割り当てられてよく、他のUEには、そのUE IDとして、UEインデックス「2」が割り当てられてよい。インデックス「1」および「2」は、同じMAシグネチャを共有する他のUEのために再使用されてよい。そのとき、基地局100は、グラントフリーアップリンク伝送を送信するUEを識別するために、MA物理リソースと、MAシグネチャと、UEインデックスの組合せを使用する。
いくつかの実施形態では、各UEには、基地局100およびUEによって知られている異なるMAシグネチャの使用が割り当てられてよい。割当ては、時間の経過とともに変化してよい。例えば、UEには、第1のMAシグネチャが割り当てられてよく、次いで、後の時間で、UEに、別のMAシグネチャが割り当てられてよい。受信されたMAシグネチャおよび使用された時間-周波数リソースは、UEを一意に識別することができる。
いくつかの実施形態では、特定のUEには、複数のMAシグネチャが割り当てられてよく、例えば、初期伝送のために第1のMAシグネチャが、再伝送のために第2のMAシグネチャが割り当てられてよい。いくつかの実施形態では、UEのグループの各UEに割り当てられるMAシグネチャは、ホッピングパターンに従って、時間の経過と共に変化し得る。いくつかの実施形態では、MAシグネチャのUEへの割当ては、異なるグラントフリーアップリンクリソース区画において、異なるUEのために再使用または反復されてよい。例えば、UEの第1のグループは、それらのグラントフリーアップリンク伝送を送信するためにアップリンクリソースの第1の区画に割り当てられてよい。UEの第1のグループの各UEには、異なるMAシグネチャが割り当てられてよい。UEの第2のグループは、それらのグラントフリーアップリンク伝送を送信するためにアップリンクリソースの第2の区画に割り当てられてよい。UEの第2のグループの各UEには、異なるMAシグネチャが割り当てられてよい。第1のグループにおけるMAシグネチャは、UEを一意に識別するために、基地局100が、アップリンク伝送のMAシグネチャおよびグラントフリーアップリンク伝送を送信するために使用されるアップリンクリソースの区画の両方を知る必要があるように、第2のグループにおけるMAシグネチャと重複してよい。例えば、基地局100は、検出されたMAシグネチャ152と、ルックアップテーブルをチェックして、グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を決定するために使用される、グラントフリーアップリンクリソース区画に対応するインデックスを使用することができる。
基地局100が、UE ID 156無しで、UEの識別情報を決定することができる実施形態では、そのとき、UE ID 156は、メッセージ150の一部として伝送される必要さえないことがある。
要約すると、基地局100のために、グラントフリーアップリンク伝送が送信されたUEを一意に識別することを許可する実装において様々な可能性が存在する。例えば、1つのUEのみが特定のグラントフリーアップリンクリソースを使用することができる場合、そのとき、そのグラントフリーアップリンクリソースの使用は、UEを一意に識別する。別の例として、特定のリソース領域のための、MAシグネチャとUEの一意なマッピングがある場合、そのとき、MAシグネチャは、そのリソース領域においてUEを一意に識別し得る。別の例では、UE IDが、アップリンクメッセージ内に存在し、基地局による復号が成功する場合、UE ID自身が、UEを一意に識別することができ、または、別の情報(例えば、使用されるグラントフリーアップリンクリソース)と組み合わせたUE IDが、UEを一意に識別することができる。
グラントフリーアップリンク伝送のためのHARQ
グラントフリーアップリンク伝送のために、HARQが実行されてよい。例えば、UEは、初期グラントフリーアップリンク伝送を介して、符号化データのパケット(トランスポートブロック等)を送信してよい。初期グラントフリーアップリンク伝送における符号化データ154が、基地局100による復号に成功しない場合、そのとき、再伝送は、UEによって実行されてよい。再伝送は、符号化データの再伝送および/または符号化データの復号のためのさらなる情報を含んでよい。例えば、再伝送データは、元の符号化データおよび/またはパリティ情報の一部または全てを含んでよい。基地局100は、復号に失敗した初期データを破棄する代わりに、復号に失敗した初期データは、基地局100においてメモリに記憶され、符号化データを成功裏に復号することを試みるために、受信された再伝送データと結合されてよいという、HARQ結合を実行してよい。HARQ結合が実行されると、UEからの再伝送データは、初期データの完全な再伝送である必要はないことがある。再伝送は、初期データに関連付けられたパリティビットの一部または全て等の、より少ないデータを搬送してよい。使用され得るHARQ結合の1つのタイプは、チェイス結合またはインクリメンタル冗長性等のソフト結合である。
初期伝送および再伝送は、異なる冗長バージョン(RV)を使用してよい。データがグラントフリーメッセージ生成器214において符号化される場合、符号化ビットは、異なるセット(おそらく、互いに重複する)に分割されてよい。各セットは、異なるRVである。例えば、いくつかのRVは、他のRVよりも多くのパリティビットを有してよい。各RVは、RVインデックス(例えば、RV 0, RV 1, RV 2,...等)によって識別される。アップリンク伝送が、特定のRVを使用して送信される場合、そのとき、そのRVに対応する符号化ビットのみが伝送される。異なるチャネルコード、例えば、ターボコード、低密度パリティ検査(LDPC)コード、ポーラコード等は、符号化ビットを生成するために使用されてよい。UE 102aのグラントフリーメッセージ生成器214におけるエラー制御コーダ(図示せず)は、チャネル符号化を実行してよい。
1つの実施形態では、チャネル符号化は、1つのシステマティックビットストリームと2つのパリティビットストリームの、3つのビットストリームを含む、符号化ビットストリームをもたらす。レートマッチングが実行されることがあり、循環バッファ(図示せず)は、システマティックビットおよびパリティビットを記憶することができる。ビットは、循環バッファから読み出されて、グラントフリーアップリンクメッセージにおいて、伝送のために変調されることができる。循環バッファは、それに関連する異なるRV、例えば、4つの冗長バージョン(RV):RV0, RV1, RV2,およびRV3を有する。各RVは、符号化ビットが、循環バッファから読み出される開始位置を示す。従って、各RVは、符号化ビットの異なるセットを伝送する。データは、最初に、RV 0を使用して伝送されてよいが、再伝送は、ときどき、より高いRV、例えば、第1の再伝送のためにRV 2、第2の再伝送のためにRV 3等を使用することがあり得る。
基地局100は、復号を実行するためにRVの知識を使用する。チェイス結合のために、初期および再伝送のRVは、同じであってよく、例えば、RV 0であってよい。インクリメンタル冗長性のために、再伝送は、固定パターンに従い得るより高いRVを使用してよく、例えば、初期伝送のためにRV 0、第1の再伝送のためにRV 2、第2の再伝送のためにRV 3および第3の再伝送のためにRV 1を使用し得る。従って、1つの事前に定義されたRVのみがある場合を除いて、基地局100は、パケットを復号するために、グラントフリーアップリンク伝送において受信されているデータのRVインデックスを知る必要がある場合がある。
グラントフリーアップリンク伝送のためのHARQ手順の一部として、基地局100が、グラントフリーアップリンク伝送を介して送信された符号化データの復号に成功したとき、ACKは、基地局100によって送信され得る。いくつかの実施形態では、データの復号が成功しなかったとき、基地局100によってNACKが送信されてよい。しかしながら、所定の期間内にACKが存在しないことがNACKと解釈される、「NACKレス」HARQスキーム等では、NACKは、常に送信されるとは限らない。いくつかの実施形態では、所定の期間内にNACKが存在しないか、再伝送のための明示的な許可が存在しないことが、ACKとして解釈されるか、または、任意の再伝送を実行しない指示として解釈される、「ACKレス」HARQスキーム等では、ACKは常に送信されるとは限らない。
いくつかの実施形態では、ACKは、ACKが意図するUEを識別するUE IDと関連付けられてよい。使用されるMAシグネチャおよびアップリンクグラントフリーリソース領域が、共に、UEを一意に識別することができる場合、そのとき、ACKは、代わりに、MAシグネチャを識別するインデックスと関連付けられてよい。UEは、合致するMAシグネチャインデックスに基づいて、ACKが、そのUEを意図されていることを知る。NACKは、送信された場合、UE IDが基地局による復号に成功したとき、UE IDと関連付けられてよい。あるいは、NACKは、基地局によるアクティビティ検出の成功を仮定して、NACKされたアップリンク伝送に対応するMAシグネチャを識別するインデックスと関連付けられ得る。そうでなければ、NACKは、UE IDまたはMAシグネチャと関連付けられなくてよい。
再伝送およびMAシグネチャとのマッピング
初期グラントフリーアップリンク伝送におけるデータが、基地局によって成功裏に復号されなかった場合、そのとき、再伝送は、UEによって実行されてよい。いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送で使用されるMAシグネチャは、伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを識別することができる。いくつかの実施形態では、MAシグネチャはまた、または代わりに、伝送を送信するUEを識別するために使用されてよい。
第1の例として、図4は、異なるマッピングを示す、3つの表302、304および306を示す。表302において、MAシグネチャは、基準信号である。9個の基準信号(すなわち、9個のMAシグネチャ)のプール{P}は、3つのセット{P1}、{P2}および{P3}に分割される。基準信号はパイロットであってよい。表302における各行は、3タプルを表す。この例では、各セットが、9個の基準信号のうちの3つを有するように、プール{P}は、3つの排他的セット{P1}、{P2}および{P3}に分割される。具体的には、{P1}は、基準信号p11、p12およびp13を含み、{P2}は、基準信号p21、p22およびp23を含み、{P3}は、基準信号p31、p32およびp33を含む。9個の基準信号のうちの3つは、初期基準信号として指定され、9個の基準信号のうちの別の3つは、第1の再伝送基準信号として指定され、9個の基準信号のうちの最後の3つは、第2の再伝送基準信号として指定される。表302における具体的なマッピングは例にすぎず、マッピングは、時間の経過と共に変化してよく、且つ/または、特定のグラントフリーアップリンクリソース区画のためだけのものであってよい(例えば、異なるMA物理リソースにおいて異なるマッピングがあってよい)。表302における例では、UE 102aには、タプルインデックス1が割り当てられ、UE 102bには、タプルインデックス2が割り当てられ、UE 102cには、タプルインデックス3が割り当てられる。従って、基地局100が、成功したアクティビティ検出を実行する場合(すなわち、基準信号の復号に成功した場合)、そのとき、基地局100は、どのUEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したかを決定するために、基準信号シーケンスを使用する。表302における例では、各基準信号シーケンスはまた、どのグラントフリーアップリンク伝送が初期伝送であり、第1の再伝送であり、または第2の再伝送であるかを、基地局100に示す。表302の例では、基準信号は、初期および再伝送、ならびにUE識別情報の両方を識別するために使用されることができる。例えば、基準信号p11、p21またはp31は、グラントフリーパケットが、UE 102aによって伝送されることを示してよい。代替の実施形態では、基準信号とUEとの間の一意のマッピングがさらに存在してよいが、基準信号は、UEの識別情報にマッピングされるだけであってよく、初期伝送または再伝送にマッピングされなくてよい。例えば、基準信号p11は、第1のUEに割り当てられてよく、基準信号p12は、第2のUEに割り当てられてよく、・・・、基準信号p33は、第9のUEに割り当てられてよい。9個のUEの各々は、次いで、それらの初期伝送および再伝送のために、それらの同じ割り当てられた基準信号を使用してよい。
表304は、MAシグネチャが疎コード多元接続(SCMA)コードブックであることを除いて、表302と同じである。9個のSCMAコードブック{A1, A2, A3, B1, B2, B3, C1, C2,およびC3}は、初期および再伝送セットに分割され、UE 102a〜cのいずれか1つに割り当てられる。例えば、コードブックA1の使用は、UE 102aが、伝送を送信したこと、および、伝送が、初期データ伝送であることを、基地局100に示す。いくつかの実施形態では、ある基準信号とSCMAコードブックとの間にはまた、固定、半永続または動的な関連付けがあり得る。このような実施形態では、基準信号シーケンスまたはSCMAコードブックは、UEを識別するために使用されてよく、且つ/または、伝送が初期伝送であるか、第1の再伝送であるか、または第2の再伝送であるかを識別するために使用されてよい。いくつかの実施形態では、1つのSCMAコードブックは、複数の基準信号に関連付けられてよい。このような実施形態では、基準信号シーケンスを識別することは、使用されるSCMAコードブックを明らかにする。いくつかの実施形態では、SCMAコードブックは、基準信号と一対一の関連付けを有することができる。このような実施形態では、基準信号シーケンスを識別することは、使用されるSCMAコードブックを明らかにし、その逆も同様である。
表306はまた、MAシグネチャの代わりに、グラントフリー伝送のために使用される物理アップリンクリソースと、初期伝送と、再伝送と、UEとの間に割り当てられたマッピングがあることを除いて、表302と同じである。9個の異なる時間-周波数位置{A1, A2, A3, B1, B2, B3, C1, C2およびC3}は、初期および再伝送のセットに分割され、UE 102a〜cのいずれか1つに割り当てられる。例えば、基地局100による、物理アップリンクリソースA1でのグラントフリーアップリンク伝送の受信は、基地局100に、UE 102aが伝送を送信したこと、および、伝送が、初期データ伝送であることを示す。
図4に示される各表では、MAシグネチャタプルまたは物理リソースタプルと、UEとの間に一意のマッピングが生じる。しかしながら、いくつかの実施形態では、UEへの任意の一意のマッピングが必ずしも存在する必要はない。基地局は、UEを、特定のタプルに割り当てる必要はない。より一般的には、異なるMAシグネチャまたは物理リソース、すなわち、図4における表内のタプル間のマッピング関係は、初期伝送および再伝送が、同じパケットに属することを識別するために使用されることができる。例えば、UE 102aは、基地局100に伝送されている第1のデータパケットのための、表302におけるインデックスタプル1(p11, p21, p31)をランダムに選択してよく、UE 102aは、基地局100に伝送されている第2のデータパケットのための、インデックスタプル2(p12, p22, p32)をランダムに選択してよい。いくつかの実施形態では、UEは、異なるパケットのために異なるタプルを使用することを選択するか、またはそのように構成されてよい。いくつかの実施形態では、例えば、初期伝送のためのMAシグネチャをランダムに選択する場合に、2つのUEは、同じタプルを選択してよく、これはmMTCアプリケーションにおいて起こり得る。
いくつかの実施形態では、パケットの初期伝送のために使用される第1のMAシグネチャ、およびそのパケットのK個全ての再伝送のために使用される第2のMAシグネチャがあってよく、ここで、Kは、1以上である。例えば、図5における表308は、MAシグネチャが基準信号である例を示す。8個の基準信号のプール{P}は、2個のセット{P1}および{P2}に分割される。基準信号は、パイロットであってよい。表308内の各行は、2タプルを表す。2タプルは、特定のUEに一意に割り当てられず、UEのグループの各UEは、むしろどの2タプルを使用するかをランダムに選択してよい。{P1}は、初期伝送基準信号のプールであり、基準信号p11, p12, p13,およびp14を含む。{P2}は、再伝送基準信号のプールであり、基準信号p21, p22, p23およびp24を含む。UEが、グラントフリーアップリンク伝送を使用して、パケットを伝送するとき、UEは、4個の2タプルのうちの1つを使用する。使用される2タプルは、どの基準信号が初期伝送のために使用され、どの基準信号が任意のおよびK個全ての再伝送のために使用されるかを示す。例えば、UE 102aがパケットを伝送するためにインデックス2によって示される2タプルを使用する場合、そのとき、パケットの初期伝送のために使用される基準信号はp12であり、パケットの任意のおよび全ての再伝送のために使用される基準信号はp22である。
図5に関連する上述の実施形態では、使用されるMAシグネチャは、グラントフリーアップリンク伝送が、データの初期伝送であるか、データの再伝送であるかを識別する。しかしながら、K>1である場合、そのとき、再伝送MAシグネチャは、同じMAシグネチャが、データの全ての再伝送のために使用されるため、それが第1の再伝送であるか、第2の再伝送であるか等を明らかにしない。
冗長バージョン識別
いくつかの実施形態では、基地局100がグラントフリーアップリンク伝送のRVを決定することを許可することができる、MAシグネチャとRVとの間のマッピングがあってよく、その結果、RVは、明示的にシグナリングされる必要がない。異なる実施形態は、以下に説明される。
1つの実施形態では、MAシグネチャは、RVを一意に識別する。例えば、MAシグネチャ「MA1」から「MA8」のうちの1つが、RV 0を有するアップリンク伝送が送信されるたびに使用され、MAシグネチャ「MA9」から「MA16」のうちの1つが、RV 1を有するアップリンク伝送が送信されるたびに使用され、MAシグネチャ「MA17」から「MA24」のうちの1つが、RV 2を有するアップリンク伝送が送信されるたびに使用される等である。MAシグネチャとRVとの間のマッピングは、UEと基地局の両方によって事前に知られている。いくつかの実施形態では、マッピングは、半静的に変更されてよく、且つ/または、グラントフリーアップリンクリソースに固有であってよく、且つ/または、グラントフリーモードで動作する全てのUEのサブセットにのみ適用してよい。
いくつかの実施形態では、図4および5と関連付けて上で議論された表は、追加的に、または、代わりにRVを識別するために使用されてよい。例えば、図6は、異なるマッピングを示す、3つの表352、354および356を示す。表352では、MAシグネチャは基準信号である。9個の基準信号(すなわち、9個のMAシグネチャ)のプール{P}は、3つのセット{P1}、{P2}および{P3}に分割される。基準信号は、パイロットであってよい。表352における各行は、3タプルを表す。この例では、各セットが、9個の基準信号のうちの3つを有するように、プール{P}は、3つの排他的セット{P1}、{P2}および{P3}に分割される。具体的には、{P1}は、基準信号p11、p12およびp13を含み、{P2}は、基準信号p21、p22およびp23を含み、{P3}は、基準信号p31、p32およびp33を含む。{P1}はRV 0にマッピングし、すなわち、UEがそのアップリンク伝送のために、基準信号p11、p12またはp13を使用するときはいつでも、アップリンク伝送におけるデータはRV 0を有する。{P2}はRV 1にマッピングし、すなわち、UEがそのアップリンク伝送のために、基準信号p21、p22またはp23を使用するときはいつでも、アップリンク伝送におけるデータはRV 1を有する。{P3}はRV 2にマッピングし、すなわち、UEがそのアップリンク伝送のために、基準信号p31、p32またはp33を使用するときはいつでも、アップリンク伝送におけるデータはRV 2を有する。各パイロットプールは、伝送と関連付けられてもよく、例えば、図4の表302のように、{P1}は初期伝送のために使用され、{P2}は、第1の再伝送のために使用され、{P3}は、第2の再伝送のために使用される。基地局が、特定の基準信号を有するアップリンク伝送を受信するとき、基地局は、アップリンク伝送のRVを基準信号から知る。基地局はまた、基準信号があるタプルを知り、従って、符号化データの他の伝送を識別して、HARQ結合を実行することができる。例えば、基地局が、基準信号p21を有するアップリンク伝送を受信する場合、基地局は、アップリンク伝送がRV 1を有し、p11を有する前に受信された初期伝送の第1の再伝送であることを知る。表352における具体的なマッピングは例にすぎず、マッピングは、時間の経過と共に変化してよく、且つ/または、特定のグラントフリーアップリンクリソース区画だけのためのものであってよい(例えば、異なるMA物理リソースにおいて異なるマッピングがあってよい)。表352における例では、UE 102aには、タプルインデックス1が割り当てられ、UE 102bには、タプルインデックス2が割り当てられ、UE 102cには、タプルインデックス3が割り当てられる。従って、基地局100が、成功したアクティビティ検出を実行する場合(すなわち、基準信号の復号に成功した場合)、そのとき、基地局100は、どのUEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したかを決定するために、基準信号も使用することができる。従って、いくつかの実施形態では、MAシグネチャ(例えば、基準信号)は、基地局に、アップリンク伝送を送信したUEと、アップリンク伝送が初期伝送、第1の再伝送または第2の再伝送のいずれであるか、アップリンク伝送においてどのRVが使用されるかを示してよい。代替的な実施形態では、各UEにはタプルが割り当てられていないが、代わりに、タプルをランダム選択し、例えば、UE 102aは、タプルインデックス1をランダムに選択してよい。別の実施形態では、各UEには2以上のタプルが割り当てられてよく、各UEは、その割り当てられたタプルのうちの1つを、UEが基地局に伝送する符号化データの各パケットのために使用する。
表354は、MAシグネチャがSCMAコードブックであることを除いて、表352と同じである。また、特定のUEは、特定のタプルに割り当てられない。9個のSCMAコードブック{A1, A2, A3, B1, B2, B3, C1, C2およびC3}は、3つのセット:RV 0に対応する{A1, A2, A3}、RV 1に対応する{B1, B2, B3}およびRV 1に対応する{C1, C2, C3}に分割される。従って、使用されるSCMAコードブックは、RVを示す。いくつかの実施形態では、SCMAコードブックはまた、UE、および/または、アップリンク伝送が、初期伝送であるか、または第1の再伝送であるか、または第2の再伝送であるかを識別してよい。表356は、MAシグネチャの代わりに、グラントフリー伝送のために使用される物理アップリンクリソースとRVとの間に割り当てられたマッピングがあることを除いて、表354と同じである。9個の異なる時間-周波数位置{A1, A2, A3, B1, B2, B3, C1, C2およびC3}は、3つのセット:RV 0に対応する{A1, A2, A3}、RV 1に対応する{B1, B2, B3}およびRV 1に対応する{C1, C2, C3}に分割される。従って、使用される物理アップリンクリソースは、RVを示す。
いくつかの実施形態では、パケットの初期伝送のために使用される第1のMAシグネチャ、およびそのパケットのK個全ての再伝送のために使用される第2のMAシグネチャがあり得る。第1のRVは、常に初期伝送のために使用されることができるが、再伝送は異なるRVを使用し得る。例えば、図7における表358は、MAシグネチャが基準信号である例を示す。8個の基準信号のプール{P}は、2個のセット{P1}および{P2}に分割される。基準信号は、パイロットであってよい。表358内の各行は、2タプルを表す。2タプルは、特定のUEに一意に割り当てられず、むしろUEのグループの各UEは、どの2タプルを使用するかをランダムに選択してよい。代替の実施形態では、2タプルは、代わりに、UEに割り当てられてよく、例えば、UEに一意に割り当てられてよい。UEによって送信されるデータの各パケットは、1つのタプルを使用する。{P1}は、初期伝送基準信号のプールであり、基準信号p11, p12, p13,およびp14を含む。全ての初期伝送は、RV 0を使用する。{P2}は、再伝送基準信号のプールであり、基準信号p21, p22, p23およびp24を含む。使用されるRVは、再伝送が第1の再伝送であるか、第2の再伝送であるか、または第3の再伝送であるかに依存する。UEが、グラントフリーアップリンク伝送を使用して、パケットを伝送するとき、UEは、4個の2タプルのうちの1つを使用する。使用される2タプルは、どの基準信号が初期伝送のために使用され、どの基準信号が任意のおよびK個全ての再伝送のために使用されるかを示す。例えば、UE 102aがパケットを伝送するためにインデックス2によって示される2タプルを使用する場合、そのとき、パケットの初期伝送のために使用される基準信号はp12であり、パケットの任意のおよび全ての再伝送のために使用される基準信号はp22である。同じタプルは、同じパケットのために使用される。基地局は、従って、アップリンク伝送で使用される基準信号シーケンスに基づいて、受信されたアップリンク伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを知る。アップリンク伝送が初期伝送である場合、次いで、基地局は、RV(RV 0)を知る。アップリンク伝送が再伝送である場合、そのときは、基地局が、それが第1の再伝送であるか、第2の再伝送であるか、または第3の再伝送であるかを知り、さらに、伝送/再伝送の回数とRVインデックスとの間に事前に定義された関係があるかどうか(図7にあるように)を知らなければ、基地局はRVを知らない。基地局は、そのタプルと関連付けられ、基地局のメモリ内に記憶された、前に復号に失敗したアップリンク伝送を調べることによって、且つ/または、同じMAシグネチャタプルと関連付けられたパケットを受信する時間順序に基づいて、それが第1の、第2の、または第3の再伝送であるかどうかを決定することができ得る。
例えば、基地局は、p11を有するアップリンク伝送を受信することができる。基地局は、p11の存在により、アップリンク伝送が初期伝送であることを知る。基地局はまた、p11(RV 0にマッピングされている)の存在により、初期伝送におけるデータのRVを知る。初期伝送の復号は失敗し、そのため、部分的に復号されたデータがメモリに記憶される。基地局は、次いで、p21を使用する別のアップリンク伝送を受信する。基地局は、p21の存在により、アップリンク伝送が再伝送であることを知る。基地局は、そのメモリに問合せを行い、初期伝送(p11に関連付けられている)のみが存在することを決定し、そのため、基地局は、再伝送が第1の再伝送であるに違いないと判断する。基地局は、従って、p21を使用する全ての第1の再伝送が、RV 1にマッピングされるため、再伝送のRVを知る。基地局は、第1の再伝送を初期伝送とHARQ結合するが、依然として、パケットを成功裏に復号することはできない。第1の再伝送に関連する部分的に復号されたデータは、メモリに記憶されてもよい。基地局は、次いで、p21を使用する別のアップリンク伝送を受信する。基地局は、p21の存在により、アップリンク伝送が再伝送であることを知る。基地局は、そのメモリに問合せを行い、p21を有するより早い再伝送が既に1つあることを決定し、これもまた、p11を有する初期伝送に関連付けられている。基地局は、従って、受信された再伝送が、第2の再伝送であるに違いないと判断する。基地局は、従って、p21を使用する全ての第2の再伝送がRV 2にマッピングされているため、再伝送のRVを知る。基地局は、第2の再伝送、第1の再伝送および初期伝送をHARQ結合して、パケットの復号に成功することができる。
別の実施形態では、各グラントフリーアップリンク伝送が、2つのRVのうちの1つ(例えば、RV 0またはRV 1)のみを使用することができるように事前に設定されてよい。第1のMAシグネチャは、基地局が第1のMAシグネチャを受信したとき、基地局が、グラントフリーアップリンク伝送のデータが第1のRVを有することを知るように、第1のRVにマッピングされる。第2のMAシグネチャは、基地局が第2のMAシグネチャを受信したとき、基地局が、グラントフリーアップリンク伝送のデータが第2のRVを有することを知るように、第2のRVにマッピングされる。より具体的な例として、各グラントフリーアップリンク伝送は、2つのRVのうちの1つのみを使用することができ、UEが、グラントフリーアップリンク伝送を使用してパケットを伝送する場合、UEは、図5の4個の2タプルのうちの1つを使用し、初期伝送のために使用される2タプルにおけるMAシグネチャは、第1のRVにマッピングされ、再伝送のために使用される2タプルにおけるMAシグネチャは、第2のRVにマッピングされる。次いで、基地局100が、グラントフリーアップリンク伝送を受信する場合、基地局100は、使用されるMAシグネチャから、グラントフリーアップリンク伝送が、データの初期伝送であるか、または再伝送であるかを知り、グラントフリーアップリンク伝送におけるデータのためのRVが何であるかを知る。
いくつかの実施形態では、アップリンク時間-周波数リソースは、UEのために事前に設定され、例えば、第1のTTIでは、UEは時間-周波数リソース「A」を使用し、第2のTTIでは、UEは、時間-周波数リソース「B」を使用し、第3のTTIでは、UEは、時間-周波数リソース「C」を使用する等、既知のリソースホッピングパターンである。いくつかの実施形態では、使用されるアップリンク時間-周波数リソースと、アップリンク伝送で使用されるRVとの間に既知のマッピングが存在してよく、例えば、時間-周波数リソース「A」におけるUEによるアップリンク伝送はRV 0を使用し、時間-周波数リソース「B」におけるUEによるアップリンク伝送はRV 1を使用する等である。他の実施形態では、代わりに、例えば、図6の表352のように、アップリンク伝送で使用されるMAシグネチャと使用されるRVとの間に既知のマッピングがあってよい。
1つの実施形態では、アップリンク時間-周波数リソースは、リソースホッピングパターンとして事前に設定され、RVは、図7の表358におけるマッピングを使用して、決定される。アップリンク時間-周波数リソースがUEのために事前に設定されているとしても、基地局は、使用されるアップリンク時間-周波数リソースから、アップリンク伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを知ることができない。しかしながら、基地局は、図7における表358により、使用される基準信号に基づいて、アップリンク伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを決定することができる。アップリンク伝送が初期伝送である場合、そのとき、基地局は、RVを知る。アップリンク伝送が再伝送である場合、そのとき、基地局は、伝送/再伝送の回数と、RVインデックスとの間に事前に定義された関係があると仮定して(例えば、図7にあるように)、基地局が、再伝送が、第1または第2または第3の再伝送であるかどうかを決定すると、RVを決定することができる。基地局は、リソースホッピングパターンを部分的に使用して、再伝送が、第1または第2または第3の再伝送であるかどうかを決定してよく、例えば、初期伝送が、2ホップ早く送信され、第1の再伝送が1ホップ早く送信されている場合、そのとき、現在の再伝送は、第2の再伝送である。
他の実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送を送信するためにUEによって使用されるタイムスロット(またはサブフレームまたはTTIまたは時間期間)は、UEと基地局の両方に知られているマッピングに基づくそれぞれのRVに対応することができる。結果として、グラントフリーアップリンク伝送が基地局によって受信されている間、タイムスロット(またはサブフレームまたはTTIまたは時間期間)は、従って、伝送で使用されるRVを基地局に明らかにする。例えば、奇数タイムスロットでグラントフリーアップリンク伝送を送信するとき、UEはRV 0を使用し、偶数タイムスロットでグラントフリーアップリンク伝送を送信するとき、UEはRV 1を使用することを事前に設定されることができる。
いくつかの実施形態では、同じパケットの伝送回数とRVとの間に固定マッピングが存在する。これらの実施形態では、パケットのための伝送回数の識別情報はまた、RVを識別する。
図8は、1つの実施形態に係る、基地局100によって実行される方法である。ステップ402では、基地局は、UE 102aから、グラントフリーアップリンク伝送を受信する。グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、RVを有する符号化データを搬送する。ステップ404では、基地局100は、MAシグネチャを検出して、MAシグネチャに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを識別する。任意で、ステップ406では、基地局100は、RVに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送における符号化データの復号を試みる。いくつかの実施形態は、グラントフリーアップリンク伝送は、パケットの初期伝送ではないが、パケットの再伝送であり、この場合、ステップ406は、再伝送からのデータを、パケットの1つ以上の前の伝送からのデータと結合して、パケットの復号を試みるステップを含む。
ステップ404は、MAシグネチャを使用して、グラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの初期伝送であるか、または符号化データの再伝送であるかを決定するステップと、次いで、UEによって使用されるグラントフリーアップリンクリソースと、グラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの初期伝送であるか、または符号化データの再伝送であるかの決定の両方に基づいて、RVを取得するステップとを含んでよい。
ACK/NACK通信
基地局100が、グラントフリーアップリンク伝送を介して送信されている符号化データの復号に成功するとき、ACKは、UEに送信されてよい。いくつかの実施形態では、NACKは、データの復号が成功しなかったときに、基地局100から送信されてよい。基地局100から、UE 102a〜cにACKおよび/またはNACKを通信するための方法が以下で説明される。
第1の可能なシナリオでは、UE 102a〜cのうちの1つ以上の各々が、それぞれのグラントフリーアップリンク伝送において、それぞれのデータを基地局100に送信する。それぞれのグラントフリーアップリンク伝送は、同じリソースを使用して伝送されてもされなくてもよい。任意のケースでは、基地局100は、伝送されたデータの全ての復号に成功する。従って、ACKメッセージ(1つまたは複数)は、基地局100から送信される。1つの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送においてアップリンクデータを送信した各UEのために、基地局100から別個のACKが伝送される。各ACKは、ACKが属するUEを一意に特定する情報と結合される。例えば、各ACKは、UE ID(例えば、UEを識別するインデックス)と関連付けられてよい。別の例として、UEの識別情報が、MAシグネチャの識別情報を使用して決定されることができる場合、そのとき、各ACKは、確認応答されるアップリンク伝送のMAシグネチャを識別するインデックスに関連付けられてよい。各UEは、その伝送を送信するためにどのMAシグネチャを使用したかを知り、各UEはまた、どのMA物理リソースが使用されたか等、他の情報も知る。従って、各UEは、おそらくは、使用されるMA物理リソースの知識等の、他の情報と結合された、MAシグネチャの指示を使用することによって、どのACKがそのUE用であるかを知る。UEとMAシグネチャとの間のマッピングに応じて、そのとき、UE IDは必要とさえされないことがある。いくつかの実施形態では、基地局100は、専用ダウンリンク確認応答チャネル(例えば、PHICH)でACK(1つまたは複数)を伝送してよい。ダウンリンク確認応答チャネルのフィールドとアップリンクグラントフリーリソース間に既知のマッピングがあってよい。ダウンリンク確認応答チャネルのフィールドは、ダウンリンク確認応答チャネルの時間-周波数位置および/またはダウンリンク確認応答チャネルで使用されるシーケンスであってよい。例えば、ダウンリンク確認応答チャネルで使用されるシーケンスは、4つの直交コードであってよく、これは、4つの異なるMAシグネチャにマッピングされることができる。例えば、UE 102aが、時間-周波数位置Aを使用して、そのグラントフリーアップリンク伝送を送信した場合、そのとき、UE 102aのためのACKは、ダウンリンク確認応答チャネルにおける時間-周波数位置Bで送信される。別の例として、UE 102aが、時間-周波数位置Aを使用して、そのグラントフリーアップリンク伝送を送信した場合、そのとき、UE 102aのためのACKは、コードシーケンスCを使用して送信される。他の実施形態では、ダウンリンク確認応答チャネルのフィールドとUE ID間に既知のマッピングがあってよい。例えば、UE 102aのための任意のACKは、常に、時間-周波数位置Dで、且つ/または、ダウンリンク確認応答チャネルにおけるシーケンスEを使用して、送信される。他の実施形態では、ダウンリンク確認応答チャネルのフィールドとMAシグネチャ間に既知のマッピングがあってよい。例えば、MAシグネチャp11が、グラントフリーアップリンク伝送のために使用されるときはいつでも、そのときは、そのアップリンク伝送に対応する任意のACKは常に、時間-周波数位置Fで、且つ/または、ダウンリンク確認応答チャネルにおけるシーケンスGを使用して、送信される。
いくつかの実施形態では、基地局100は、いかなるUE情報も伴わずに、ACKを伝送してよい。グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEがACKをその後見る場合、そのとき、UEは、そのグラントフリーアップリンク伝送のデータの復号が成功したと想定する。
いくつかの実施形態では、基地局100は、グループACKを伝送してよい。グループACKは、CRCによって保護される単一のACKペイロードを含んでよい。ペイロードは、復号に成功して、基地局100によって確認応答されるアップリンク伝送に対応する全てのUE IDまたはMAシグネチャの集約を含んでよい。グラントフリーアップリンク伝送を送信した各UEは、次いで、グループACKを復号して、合致するUE IDまたはMAシグネチャが、グループACKのペイロード内に見つけられることができるかどうか、および、そのグラントフリーアップリンク伝送が確認応答されたかどうかを見る。いくつかの実施形態では、グループACKは、一時的なグループIDに関連付けられてよい。グループIDは、グラントフリーリソースから導出されることができる。例えば、UEのグループ全てが、アップリンクリソースCを使用して、それぞれグラントフリーアップリンク伝送を送信する場合、そのとき、UEのそのグループは、アップリンクリソースCに対応するグループIDに関連付けられてよい。いくつかの実施形態では、ACKがグループACKであることを示す特定の1ビットフィールドがあってよく、ACKの時間および周波数リソースの位置は、グラントフリー伝送リソースに直接リンクされ、グループIDは、必要でない場合がある。いくつかの実施形態では、グループACKを送信するためにダウンリンクにおいて予約フィールド(例えば、時間-周波数リソース)があり得る。予約フィールドの時間-周波数位置は、グラントフリーアップリンク伝送のために使用されるアップリンクリソースの位置に基づいて決定され得る。例えば、UEのグループの各々が、時間-周波数領域A内で、それらのグラントフリーアップリンク伝送を送信する場合、そのときは、グループACKのための予約フィールドが時間-周波数位置Bにあってよい。グループACKは、ACKのための「0」およびN/Aのための「1」またはその逆の1ビットであってよい。「N/A」に対応するビット値は、ACKが基地局100によって伝送される必要がない場合に送信される。
別の可能なシナリオでは、UE 102a〜cのうちの1つまたは複数の各々は、それぞれのグラントフリーアップリンク伝送においてそれぞれのデータを送信し、基地局100は、アクティビティ検出を成功裏に実行するが、データの全ての復号は失敗する。例えば、MAシグネチャが基準信号である場合、そのとき、基準信号の検出は、成功裏に実行されることができるが、データ復号は依然として失敗し得る。基準信号の検出は、以下のあり得る理由:(1)基準信号の衝突がない場合があり、チャネルにおけるノイズおよび他の基準信号からの干渉に起因する任意の基準信号エラーが、基準信号シーケンスのよりロバストなMCSのために訂正されること、または、(2)基準信号の衝突があり得るが、衝突およびチャネルノイズに起因する任意の基準信号エラーが、基準信号シーケンスのよりロバストなMCSのために訂正されること、または、(3)基準信号間の直交特性に起因することによって、成功し得る。アクティビティ検出は成功したが、データ復号は失敗したため、NACKメッセージ(1つまたは複数)が、基地局100から送信され得る。
1つの実施形態では、データ復号が失敗した各アップリンク伝送のために別個のNACKが基地局100から伝送される。各NACKは、UE識別情報と関連付けられてよい。例えば、各NACKは、NACKに対応するアップリンク伝送のMAシグネチャを識別するインデックスに関連付けられてよい。UEは、NACKに結合されたMAシグネチャ識別、および、おそらくMA物理リソースが使用された等の他の情報に基づいて、NACKがUEに属することを決定することができることがある。所定のMA物理リソースのためにUEおよびMAシグネチャ間の一意のマッピングがない場合、そのとき、所定のMA物理リソースのために特定のMAシグネチャを使用する任意のUEは、その特定のMAシグネチャに関連付けられたNACKが受信された場合に、そのデータを再伝送する。このような状況では、例えば、2つのUEが同じMAシグネチャを使用し、1つのUEからのデータが、基地局100によって成功裏に復号され、別のUEからのデータの復号が成功しなかった場合に、不必要なアップリンク再伝送がときどき発生することがある。両方のUEによるNACKの受信は、UEのうちの1つがそのデータを再伝送する必要がない場合でも、両方のUEに、データを再伝送させる。
いくつかの実施形態では、ACKのために先に説明されたバリエーションもまた、NACKを伝送するために使用されることができる。例として、基地局100は、専用ダウンリンク確認応答チャネル上でNACKを伝送することができ、ダウンリンク確認応答チャネルにおけるフィールドと、アップリンクグラントフリー伝送を送信するために使用されるアップリンクリソースとの間に既知のマッピングがある場合がある。代わりに、ダウンリンク確認応答チャネルにおけるフィールドと、アップリンクグラントフリー伝送を送信するために使用されるUE IDまたはMAシグネチャとの間に既知のマッピングがあってよい。別の例では、基地局100は、任意のUE情報を伴わずに、NACKを伝送してよい。グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEがNACKをその後みる場合、そのとき、UEは、そのグラントフリーアップリンク伝送のデータの復号が成功しなかったと想定する。別の例として、基地局100は、グループNACKを伝送してよい。グループNACKは、CRCによって保護される単一のNACKペイロードを含んでよい。ペイロードは、復号に失敗したアップリンク伝送に対応する全てのMAシグネチャの集約を含んでよい。UE IDは、図3の例128のように、UE IDがデータから分離している場合、MAシグネチャの代わりにUE IDが使用されてよい。グラントフリーアップリンク伝送を送信した各UEが、グループNACKを復号して、そのグラントフリーアップリンク伝送がNACKを生じたかどうかをみる。いくつかの実施形態では、グループNACKは、一時的なグループIDに関連付けられてよい。グループIDは、グラントフリーリソースから導出されることができる。いくつかの実施形態では、NACKがグループNACKであることを示す特定の1ビットフィールドがあってよく、グループIDは、必要でない場合がある。いくつかの実施形態では、グループNACKを送信するためにダウンリンクにおいて予約フィールド(例えば、時間-周波数位置)があり得る。予約フィールドの時間-周波数位置は、グラントフリーアップリンク伝送のために使用されるアップリンクリソースの位置に基づいて決定され得る。例えば、UEのグループの各々が、時間-周波数領域A内で、それらのグラントフリーアップリンク伝送を送信する場合、そのときは、グループNACKのための予約フィールドが時間-周波数位置Bにあってよい。グループNACKは、NACKのための「0」およびN/Aのための「1」またはその逆の1ビットであってよい。「N/A」に対応するビット値は、NACKが基地局100によって伝送される必要がない場合に送信される。別の例では、グループNACKおよびグループACKは、同じ時間-周波数領域Aで使用されてよい。グループNACKは、NACKのための「0」およびACKのための「1」またはその逆の1ビットであってよい。
別の可能なシナリオでは、UE 102a〜cのうちの1つまたは複数の各々は、それぞれのグラントフリーアップリンク伝送において、それぞれのデータを送信し、基地局100は、アクティビティ検出を成功裏に実行し、いくつかのデータ復号は成功し、他のデータ復号は失敗する。1つの実施形態では、ACKは、基地局100による復号に成功した各アップリンクデータ伝送のために送信される。各ACKは、対応するUE識別情報、例えば、UE IDまたはアップリンク伝送においてどのMAシグネチャが使用されたかを識別するMAシグネチャインデックスと結合される。NACKはまた、基地局100による復号に失敗した各アップリンクデータ伝送のために送信される。各NACKは、対応するUE識別情報、例えば、アップリンク伝送においてどのMAシグネチャが使用されたかを識別する、MAシグネチャインデックスと結合されることができる。いくつかの実施形態では、CRCによって保護される、シングルペイロードが基地局100から伝送されてよい。ペイロードは、異なるアップリンク伝送のためのACKおよび/またはNACK情報の集約を含んでよい。
いくつかの実施形態では、各ACKまたはNACKは、ACKまたはNACKに対応するアップリンク伝送のMAシグネチャを識別するインデックスに関連付けられてよい。所定のMA物理リソースのためにUEとMAシグネチャとの間に一意のマッピングがない場合、そのとき、NACKが送信されると、不必要なアップリンク再伝送がときどき生じ得る。同様に、UEのデータが基地局100によって成功裏に復号されない状況があり得るが、しかし、例えば、2つのUEは、同じアップリンクMA物理リソースに対して同じMAシグネチャを使用し、1つのUEからのデータが基地局100によって成功裏に復号され、別のUEからのデータが成功裏に復号されない場合、UEは、データの再伝送を送信しない。MAシグネチャを識別するACKが送信されてよい。両方のUEによるACKの受信は、UEのうちの1つが、代わりにそのデータを再伝送しなければならないとしても、両方のUEに、それらのデータ伝送の復号が成功したとみなさせる。この状況では、復号に成功したUEのUE IDが識別される場合、BSは、MAシグネチャの代わりにUE IDと共にACKを送信することを選択してよい。復号に成功しないUEは、ACKフィールド内の合致するIDを見つけることができないことがあり、従って、伝送が成功したとは想定しない。いくつかの実施形態では、基地局が、同じMAシグネチャを有する異なるUEからのものである、同じアップリンクMA物理リソースで2つ以上の伝送を受信する場合、そのとき、MAシグネチャを識別するNACKは、伝送のうちの少なくとも1つの復号が失敗した場合に常に送信される。このような方法では、いくつかのUEに、復号に成功したデータをおそらくは不必要に再伝送させることは、いくつかのUEに復号に失敗したデータを再伝送させないことよりも優先される。
上で議論される異なるシナリオに関わらず、いくつかの実施形態では、基地局100は、グラントフリーアップリンク伝送のためにNACKを送信しなくてもよい。UEは、ACKが存在しない場合にNACKを想定するように構成される。以下の利点が達成されることができる。シグナリングは、NACKを送信しないことによって省略されることができる。また、NACKを送信することに関連付けられた曖昧さが排除され得る。例えば、NACKが送信されている場合、そのとき、NACKに関連付けられたUE IDは、基地局100によって復号されていない場合がある。従って、NACKは、特定のUEにリンクされない場合があり、それによって、NACKがどのUEに属するかに関する曖昧さを引き起こす。NACKをMAシグネチャインデックスと結合することが、NACKがどのUEに属するかを示すことができないように、MAシグネチャとUEとの間に一意のマッピングが常にあるとは限らない。従って、アクティビティ検出であっても、おそらく利用可能でないUE IDに起因する曖昧さが存在し得る。
上で議論されるように、UEとMAシグネチャとの間に一意のマッピングがあってよく、例えば、所定のアップリンクMA物理リソースについて、各UEには、異なる基準信号が割り当てられてよい。m-MTCアプリケーションでは、非常に大きな数のUEがあり得るため、UEとMAシグネチャとの間の一意のマッピングは、m-MTCアプリケーションと比較して、URLLCアプリケーションでより実現可能であり得る。いくつかのアプリケーションでは、いくつかのURLLCアプリケーション等では、可能なMAシグネチャのプールは、グラントフリーアップリンク伝送を実行するUEのプールより大きいか、等しいことができ、それによって、所定のアップリンクMA物理リソースについて、UEとMAシグネチャとの間の一意のマッピングを許可する。上で言及されなかった、所定のアップリンクMA物理リソースのためのUEとMAシグネチャとの間の一意のマッピングを有する別の可能な利点は、MAシグネチャの衝突が回避され得ることである。例えば、MAシグネチャが基準信号である場合、そのとき、異なるUEの基準信号は、(特に、基準信号が直交している場合)衝突しないことがあり、それによって、基地局100において、アクティビティ検出の成功確率を高める。所定のアップリンクMA物理リソースについて、UEとMAシグネチャとの間の一意のマッピングがある、いくつかの実施形態では、特定のUEについてのHARQ ACK/NACKフィードバックは、UEによって使用されるMAシグネチャによって決定されるリソースに対して多重化される1つのビットであってよい。「0」のビット値は、ACKを示してよく、「1」のビット値は、NACKを示してよく、その逆であってよい。例えば、UE 102aは、表302における基準信号p11を使用して、その初期グラントフリーアップリンク伝送を送信してよい。成功したアクティビティ検出を想定して、基地局100は、基準信号p11に対応する事前に決定された時間-周波数位置を使用して、ACKまたはNACKを送信することを知る。UE 102aは、基準信号p11が使用されたため、事前に決定された時間-周波数位置において、ACKまたはNACKを探すことを知る。従って、1よりも多くのビットが、各ACK/NACKのために送信される必要があるスキームと比較して、NACK/ACKシグナリングにおいて減少があり得る。より一般的には、ACK/NACKフィードバックは、アップリンク伝送を送信するために使用されるMAシグネチャに対応するダウンリンクチャネルにおける、特定の時間-周波数位置および/または特定のシーケンスまたはコードブックを使用してよい。
ここで、UEの動作が、より詳細に説明される。いくつかの実施形態では、UEが、合致する識別情報を持つACK(またはグループACK)を受信するとき、そのとき、UEは、グラントフリーアップリンク伝送が成功したと想定し、すなわち、データが基地局100によって成功裏に復号されたと想定する。合致する識別情報は、アップリンク伝送のためにUEによって使用されるものと対応する、UE IDまたはMAシグネチャ(例えば、基準信号)の識別情報であってよい。いくつかの実施形態では、UEが、合致する識別情報、このような合致するMAシグネチャインデックスを持つNACK(またはグループNACK)を受信するとき、そのとき、UEは、グラントフリーアップリンク伝送は失敗したが、アクティビティ検出は成功したと想定する。いくつかの実施形態では、UEがACKまたはNACKを受信しない場合、または、UEが、合致しないID情報を受信した場合、そのとき、UEは、データ検出およびアクティビティ検出の両方が失敗したと想定する。しかしながら、基地局100がNACKを送信しない実施形態では、そのとき、UEは、データ検出が失敗したと想定するが、UEは、アクティビティ検出が成功したかどうかを知らない。
追加のグループACKの実施形態
グループACKは、上のいくつかの実施形態で開示された。追加のグループACKの実施形態が以下で議論される。
グループACKは、1より多くのUEを確認応答することができる。グループACKは、UEアップリンク伝送の時間との固定された関連付けを有してよい。例えば、時間Aでグラントフリーアップリンク伝送を送信する全てのUEは、それらの伝送をグループACKにおいて確認応答されることができる。他の実施形態では、グループACKは、ある時間ウィンドウ内で受信された全てのUEパケットを確認応答してよい。例えば、基地局は、前のグループACKが送信されてから到着した全てのUEパケットを確認応答してよい。
いくつかの実施形態では、グループACKは、確認応答される各アップリンク伝送のために、UE識別情報(例えば、UE IDまたはMAシグネチャ)および/またはパケット識別情報(例えば、パケットIDまたはパケット到着時間)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザ識別および/またはパケット識別情報は、別々に伝送されてよく、または、共に集約および保護されてよい。例えば、先で言及されたように、グループACKは、CRCによって保護される単一のペイロードであってよい。UEは、グループACKを探すべき場所を知っている。例えば、UEに知られている、グループACKのために専用チャネルがあってよい。グループACK位置は、事前に設定されてよく、半永久的に設定されてよく、または、制御チャネルを使用して動的に変更されてよい。
1つの例として、図9は、5つのタイムスロットに分離されている時間-周波数区画を示す。第1のタイムスロットでは、いずれもそれぞれのグラントフリーアップリンク伝送を介して、UE 1は第1のパケットを送信し、UE 2はまた第1のパケットを送信する。第3のスロットでは、各々がそれぞれのグラントフリーアップリンク伝送を介して、UE 1は第2のパケットを伝送し、UE 3は第1のパケットを伝送し、UE 4は第1のパケットを伝送する。第4のタイムスロットでは、UE 5は、グラントフリーアップリンク伝送において第1のパケットを伝送する。次いで、第5のタイムスロットの終了後、基地局は、5個のタイムスロット中に送信されたパケットのためのグループACKを送信する。いくつかの実施形態では、グラントフリーリソース割当ては、事前に定義された時間-周波数区画を含んでよい。他の実施形態では、グラントフリーリソース(および異なるUEまたはUEグループへのマッピング)は、例えば、時間、周波数、コードおよび空間領域等に関する多様性パターンの形態で定義され、または事前に定義されることができる。
いくつかの実施形態では、グループACKはまた、NACKを搬送してよい。グループACKがNACKのみを搬送する状況(例えば、UEが復号に成功したそれらのデータを有しなかった)では、そのとき、グループACKは、グループNACKと呼ばれてよい。
いくつかの実施形態では、グループNACKは、最近検出に成功し、UEのグループによって使用されている全てのMAシグネチャをNACKしてよいが、UEは、復号に成功したそのデータを有しない。グループNACKメッセージは、アクティブUEが、どのMAシグネチャが現在他のUEによって使用されているかに関する知識を有するように、ネットワーク内の全てのアクティブUEによってリスニングされてよい。結果として、各UEは、NACKされたMAシグネチャから異なるMAシグネチャを選択して、MAシグネチャの衝突を回避または最小化しようとすることができる。これは、MAシグネチャの衝突を回避または最小化するために、基地局がMAシグネチャの使用をアクティブに管理するために使用し得るメカニズムの1つである。
いくつかの実施形態では、NACKまたはグループNACKシグナリングは、おそらくは、その時間にグラントフリー信号を伝送していないUEを含む、複数のUEに(例えば、おそらく、ちょうど送信されたグラントフリー伝送のためのACK/NACKを待っていないUEに)、ブロードキャストされてよい。UEは、将来の衝突を回避しようとするために、NACKから学習された情報を使用してよい。1つの例として、NACKがMAシグネチャインデックスを含む場合、そのとき、他のUEは、例えば、初期および再伝送のために使用されるMAシグネチャ間の既知のマッピングに基づいて(例えば、表302のように)、どのMAシグネチャが、再伝送のために使用されるかを決定することができ得る。他のUEは、次いで、再伝送のために使用されるMAシグネチャと同じであるMAシグネチャを選択することを回避することができる。別の例として、UEは、例えば、初期および再伝送リソース間の既知のマッピング関係に基づいて、どのアップリンクリソースが再伝送を送信するために使用されるかを、NACKから決定することができる場合がある。他のUEは、その後、再伝送のために使用される同じリソースでの伝送を回避することができる。別の例として、NACKがパイロットインデックスを含み、UEによって、同じパイロットが初期伝送と再伝送の両方のために使用されることが知られている場合、そのとき、他のUEは、NACK内のパイロットインデックスによって示されるパイロットを使用することを回避することができる。
最後に、先に議論されたシナリオの全て、例えば、基地局が、グラントフリーアップリンク伝送のためのデータの全ての復号に成功するか、データのいずれの復号も成功しないか、またはデータの一部の復号に成功するか、および/または、基地局が、グラントフリーアップリンク伝送の全てのために成功したアクティビティ検出を実行するか、またはグラントフリーアップリンク伝送の一部のために成功したアクティビティ検出を実行するかにおいて、グループACK/NACKは使用されるグラントフリーリソースにリンクされてよい。すなわち、UEのグループが特定の時間/周波数領域または位置Aを使用する場合、そのとき、UEのそのグループが、グループACK/NACKを探すべき場所を知り、例えば、グループACK/NACKは、ダウンリンク確認応答チャネルにおいて、時間-周波数位置Bにある。
冗長バージョンおよび再伝送識別
上で言及されたように、基地局100は、UEによって送信されているデータの符号化パケットを成功裏に復号しようとするために、復号に失敗した初期データと再伝送データに対してHARQ結合を実行してよい。使用され得るHARQ結合の1つのタイプは、チェイス結合またはインクリメンタル冗長性等のソフト結合である。初期伝送および再伝送は、異なるRVを使用してよい。
データを復号するために、事前に定義されたRVが1つしかない場合を除いて、基地局100は、グラントフリーアップリンク伝送で受信されているデータのRVインデックスを知る必要がある場合がある。いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送は、グラントフリーアップリンク伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを示すRV番号および/または新しいデータインジケータ(NDI)フラグを示すことができる。潜在的な失敗要因(downfall)は、RV番号および/またはNDIフラグを示すことが、シグナリングにあまりにも多くの余分なリソースを使用している可能性があることである。いくつかの実施形態では、チェイス結合のみが使用され、この場合、RVインデックスは、初期および再伝送に対して同じであり、UEと基地局の両方によって知られている。
いくつかの実施形態では、初期伝送と再伝送との間のマッピングは、例えば、図4の表302から306のように、MAシグネチャまたは物理リソース間の既知のマッピングによって決定されてよい。例として、表302におけるマッピングが使用される場合、且つ、基準信号p21が基地局100によって受信される場合、基地局100は、伝送が、基準信号p11を有する前の初期伝送と関連付けられた第1の再伝送であるに違いないと知る。別の例では、表304におけるマッピングが使用される場合、且つ、UEが、SCMAコードブックC1を使用して、グラントフリーアップリンク伝送を送信する場合、そのとき、基地局100は、伝送が、SCMAコードブックB1を使用した前の第1の再伝送と関連付けられ、さらにSCMAコードブックA1を使用した前の初期伝送と関連付けられた第2の再伝送であるに違いないことを知る。別の例では、表306におけるマッピングが使用される場合、且つ、UEが、リソースB2を使用して、グラントフリーアップリンク伝送を送信する場合、そのとき、基地局100は、伝送が、リソースA2で送信された前の初期グラントフリーアップリンク伝送と関連付けられた第1の再伝送であるに違いないことを知る。図4における例の全てでは、MAシグネチャ(表302および304の場合)または物理リソース(表306の場合)はまた、特定のUEにマッピングされる。しかしながら、一般に、これはこのケースである必要はない。
いくつかの実施形態では、さらに、または代わりに、使用されるMAシグネチャまたは物理グラントフリーアップリンクリソースとRVインデックスとの間に既知のマッピングがあってよい。基地局100からのHARQフィードバックに応じて(例えば、ACK、NACKまたは何もない)、UEは、適切なRV番号と関連付けられたMAシグネチャまたはアップリンクリソースを選択する。
図10は、UE 102aと基地局100との間のHARQ手順における交換の一例を示す。図10の例では、ACKおよびNACKフィードバックがあり、アクティビティ検出は成功する。MAシグネチャは基準信号であり、基準信号とRV番号との間のマッピングは事前に決定され、表422に示されている。UE 102aは、基準信号p11を有する初期伝送を送信する。基地局100は、基準信号p11の復号に成功し、従って、基地局100は、データがRV 0を使用して送信されたことを、基準信号p11から知る。しかしながら、基地局100は、符号化データを成功裏に復号することはできない。基地局100は、従って、メモリ内に復号に失敗したデータを記憶して、NACKを送信する。NACKは、基準信号p11を識別するインデックスを含む。UE 102aは、NACKを受信して、NACKと共に含まれる基準信号p11のインデックスの存在により、NACKがUE 102aのためのものであることを決定する。NACKがUE 102aによって受信されるため、UE 102aは、初期アップリンク伝送のアクティビティ検出が成功したことを知るが、初期アップリンク伝送内のデータは復号に成功しなかったことを知る。UE 102aは、従って、基準信号p21を使用して、第1の再伝送を送信する。基地局100は、基準信号p21の復号に成功し、従って、再伝送がRV 2を使用して送信されたことを知る。基地局100は、次いで、HARQが、RV 2再伝送をRV 0初期伝送と結合するが、依然として、データを成功裏に復号することができない。基地局100は、従って、また、復号に失敗した再伝送データをメモリ内に記憶して、NACKを送信する。NACKは、基準信号p21を識別するインデックスを含む。UE 102aは、NACKを受信して、NACKと共に含まれる基準信号p21インデックスの存在により、NACKがUE 102aのためのものであることを決定する。NACKがUE 102aによって受信されるため、UE 102aは、再伝送のアクティビティ検出が成功したことを知るが、データは依然として復号に成功しなかったことを知る。UE 102aは、従って、基準信号p31を使用して、第2の再伝送を送信する。基地局100は、基準信号p31の復号に成功し、従って、再伝送がRV 3を使用して送信されたことを知る。基地局100は、次いで、RV 3再伝送をRV 2再伝送およびRV 0初期伝送とHARQ結合し、基地局100は、データの復号に成功することができる。基地局100は、従って、ACKをUE 102aに送信する。ACKは、基準信号p31を識別するインデックス、または、UE 102aの識別情報を含んでよく、その結果、UE 102aは、ACKがUE 102aのためのものであることを知る。図10のバリエーションにおいて、異なるRVは、異なる再伝送のために伝送されてよい。例えば、第1の再伝送は、RV 2の代わりにRV 1を使用してよく、第2の伝送は、RV 3の代わりにRV 2を使用してよい。図において使用されている具体的なRVは一例にすぎない。
図11は、図10の交換の例と同じであるが、以下の違い:基地局100は、初期データ伝送のためのアクティビティ検出を成功裏に実行しないという違いを持つ。UE 102aは、ACKとNACKのいずれもタイムアウト期間内に受信されないため、アクティビティ検出が成功しなかったという決定をする。UE 102aは、従って、初期伝送として、同じ基準信号p11(従って、同じRV番号)を使用する第1の再伝送を送信する。基地局100は、第1の再伝送のためのアクティビティ検出を成功裏に実行し、そのため、UE 102aからの第2の再伝送は、基準信号p21を含む(従って、RV 2を使用して送信される)。基地局100は、第1の再伝送および第2の再伝送を結合することによって、データの復号に成功する。
図12は、図10の交換の例と同じであるが、以下の違い:NACKは、基地局100によって決して送信されないという違いを持つ。ACKのみが送信される。従って、基地局100は、初期伝送のアクティビティ検出を成功裏に実行するが、基地局100は、データの復号に成功せず、従って、UE 102aには何も送信されない。タイムアウト期間が満了した後、UE 102aは、ACKが受信されなかったため、基地局100が、データの復号に成功しなかったと判断する。UE 102aは、アクティビティ検出が成功したかしなかったかを知らない。第1の再伝送は、基準信号p21(従って、RV 2)を使用する。UE 102aは、タイムアウト期間の満了を再び待ち、ACKが依然として受信されないため、UE 102aは、基地局100が依然としてデータの復号に成功しなかったと判断する。UE 102aは、第1の再伝送のためのアクティビティ検出が成功したかどうかを知らない。第2の再伝送は、基準信号p31(従って、RV 3)を使用する。次いで、基地局100がデータの復号に成功したことを示すACKが、基地局100から受信される。
図13においては、初期伝送に対するアクティビティ検出が失敗することを除いて、図13は、図12の交換の例と同じである。基地局100は、従って、RV 0を持つ初期伝送を有しない。データの復号は、RV 2およびRV 3を使用して実行され、これは、基地局100がRV 0を有する場合のように効率的でないことがある。
図14は、図13の交換の例と同じであるが、以下の追加のステップ:基地局100は、その後、初期伝送のためのアクティビティ検出を再試行するというステップを持つ。例えば、再伝送の成功したアクティビティ検出は、以前にミスされた初期伝送が、基準信号p11を使用したことを明らかにすることができる、基地局100は、初期伝送の次のアクティビティ検出を助けるためにp11の知識を使用してよい。初期伝送の成功したアクティビティ検出は、UE 102aからの初期伝送と同じ時間-周波数位置で伝送した他のUEのためのアクティビティ検出および/またはデータ検出を実行することにおいて基地局100を支援することができる。
図10から14に示される交換の例では、基準信号はまた、例えば、図4の表302におけるマッピングを使用して、伝送が初期伝送であるか、第1の再伝送であるか、または第2の再伝送であるかを識別してよい。しかしながら、より一般的には、基準信号は、伝送が、初期伝送であるかまたは再伝送であるか、またはそれが第1の再伝送であるか、第2の再伝送であるか等を一意に識別する必要はない。また、より一般的には、UEと基準信号との間に一意のマッピングがある必要はない。
図10から14に示される交換の例では、インクリメンタル冗長性を使用するソフト結合が、基地局100によって実行される。図15は、NACKが基地局100によって決して送信されず、ACKが受信されない場合、UE 102aは常に、同じ基準信号および関連付けられたRV 0を使用する交換の例を示す。チェイス結合は、アクティビティ検出が成功した全ての受信された伝送を使用して、基地局100において実行される。ACKは、データの復号が成功すると、UE 102aに送信される。図15の可能な利点は、図12から14に示される交換と比較して、図15では、初期および再伝送のために同じ基準信号が使用されることである。初期および再伝送のために、基準信号を異なるセット{P1}, {P2}, {P3}に分割する必要はない。また、初期伝送のアクティビティ検出が失敗した場合、基地局100は、RV 0を有する再伝送を依然として受信することができる。UEと基準信号との間には一意のマッピングがあってもなくてもよい。
図15に示される実施形態のバリエーションでは、初期および再伝送を識別するために異なる基準信号が使用されてよいが(例えば、図4の表302のように)、全ての再伝送は依然としてRV 0を使用してよい。基地局100は依然としてチェイス結合を実行する。
図10から15に示される異なる例の交換では、UE 102aは以下のように動作してよい:NACKが、合致するMAシグネチャ(例えば、合致する基準信号インデックス)と共に受信される場合、そのとき、UEは、アクティビティ検出が成功したと決定する。再伝送は、次のRVに関連付けられている次のMAシグネチャ(例えば、次の基準信号)を使用する。例は、図10に示される。基地局100が、NACKを伝送するように構成され、NACKまたはACKが受信されない場合、そのとき、UEは、アクティビティ検出が失敗したと決定する。UEは、例えば、図11のように、再伝送のために前のMAシグネチャおよびRVを再使用してよい。基地局100が、NACKを送信するように構成されない場合、すなわち、ACKのみのフィードバックの場合、そのとき、UE 102aは、アクティビティ検出がACKの不在において成功したかどうかを知らない。次のMAシグネチャおよび関連付けられた次のRVは、例えば、図12および13のように、再伝送のために使用されてよい。基地局100は、MAシグネチャを使用して、RVを識別してよい。例え初期伝送が損失したとしても、基地局100は、例えば、より高いRVを識別することができ、図13のように、より高いRVを使用して復号することができる場合がある。
図10から15では、RVインデックスは、MAシグネチャに基づいて(例えば、表422に従って)識別されることができる。しかしながら、このような実施形態では、より一般には任意の実施形態では、MAシグネチャは、伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを必ずしも識別しなくてよい。例えば、伝送が初期伝送か特定の再伝送であるかを識別するための他の手法が使用されてよい。例えば、初期伝送物理リソースと、再伝送物理リソースとの間に既知の関連付けがあってよい(表306における例のように)。
図16は、初期および再伝送のために別個の基準信号が使用されるHARQ交換を示したが、それが第1の再伝送なのか、第2の再伝送なのか等に関わらず、再伝送のために使用される基準信号は同じである。基準信号は、従って、2つのプール:初期伝送基準信号{P1}と再伝送基準信号{P2}とに分割されるだけである。2より多くのRVが、インクリメンタル冗長性のために使用される場合(これは図16における場合である)、そのとき、RV番号は、伝送試行回数に基づいて、基地局100によって識別されてよい。伝送試行回数は、固定リソースマッピング(例えば、リソースAでの第1の再伝送、リソースBでの第2の再伝送等)を介して決定されてよく、または、受信され得るACK/NACKに本質的に基づいて(例えば、NACKが受信されると、そのとき、固定パターンからRVを次のRVに交替させ、NACKが送信されない場合、アクティビティ検出が失敗したことを意味し、UEは同じRVを使用する)決定されてよく、または、伝送の回数をカウントすることによって決定されてよい。いくつかの実施形態では、NACKは、基地局100によって送信されない(図16に示されるように)。他の実施形態では、NACKは、パケットデータの復号が成功しないときに送信されてよい。
mMTCおよびURLLCのための基準信号割当て
上で説明されたいくつかの実施形態では、MAシグネチャは、基準信号であってよく、または基準信号を含んでよい。基準信号は、復調基準信号であることができる。mMTC等のいくつかのアプリケーションでは、グラントフリーアップリンク通信を実行するUEの数は、利用可能な基準信号の数を超過することがある。このようなアプリケーションでは、基準信号は、利用可能な基準信号のプールを増やすために、直交基準信号に加えて、非直交基準信号を含んでよい。複数のUEは、各基準信号にマッピングされてよい。加えて、または代わりに、各UEは、グラントフリーアップリンク伝送を送信するとき、プールから基準信号をランダムに選択してよい。
URLLC等の他のアプリケーションでは、グラントフリーアップリンク通信を実行するUEの数は、利用可能な基準信号の数よりも少ないことがある。基準信号は、直交基準信号に加えて、非直交基準信号を含んでも含まなくてもよい。上で議論されたように、いくつかの実施形態では、所定のグラントフリーアップリンクリソース区画のために、基準信号とUEとの間に一意のマッピングがあってよい。いくつかの実施形態では、基準信号とUEとの間の任意の一意のマッピングの設定は、時間の経過と共に変化し得る。例えば、表302における、UE 102a〜cの、タプルインデックスへのマッピングは、既知の固定ホッピングパターンに従って、時間の経過と共に変化してよい。UE 102a〜cの、タプルインデックスへの一意のマッピングは、上で議論された方式で、衝突を回避し、シグナリングを支援することができる。
HARQタイミングおよびシグナリング
グラントフリーアップリンク伝送を使用して、データがUEから最初に送信され、データの再伝送が実行される場合、そのとき、異なる再伝送のタイミングおよびシグナリングシナリオが可能である。いくつかの実施形態では、再伝送の時間は、UEによって決定される。UEがデータの再伝送を決定すると、再伝送は、グラントフリー領域におけるグラントフリーアップリンクリソース上で送信される。伝送が再伝送であることを示すシグナリングは、上述のように、(例えば、使用される基準信号に基づいて)明示的に、または暗示的に再伝送自体に含まれてよい。すなわち、再伝送メッセージ自体のシグナリングとは別個のシグナリングはなくてよい。いくつかの実施形態では、UEは、再伝送を送信する前に、バックオフ期間を待機してよい。バックオフ期間はランダムに選択されてよく、または、事前に定義された疑似ランダムパターンに基づいて、例えば、UE IDに基づいて選択されてよい。いくつかの実施形態では、再伝送のタイミングは同期的であってよく、すなわち、初期伝送と再伝送との間のタイミングおよび/または周波数位置は、固定され、基地局およびUEの両方に知られてよい。再伝送タイミングが同期的である場合、そのとき、UEは、専用再伝送リソースを使用して、再伝送を送信してよい。
いくつかの実施形態では、再伝送は、基地局によってスケジュールされてよい。例えば、基地局が、グラントフリー領域においてあまりに多くの衝突があると判定した場合、基地局は、代わりにグラントベースのリソース上で再伝送の一部または全てをスケジュールしてよい。基地局は、例えば、成功したアクティビティ検出を介して、どのUEがグラントフリー伝送を送信しているかについての知識を有する必要があり得る。いくつかの実施形態では、基地局は、競合フリー領域または競合ベース領域において再伝送をスケジュールしてよい。いくつかの実施形態では、再伝送がスケジュールされるリソースは、ダウンリンクチャネルで示されてよい。いくつかの実施形態では、再伝送スケジューリング許可は、NACKメッセージに結合されてよい。いくつかの実施形態では、基地局は、初期伝送と再伝送との間のタイミング差を示してよく、次いで、UEは、初期伝送と同じ周波数リソースを使用するが、タイミング差によって示されるより後の時間で、再伝送を送信する。タイミング差のみを示すことは、より少ないオーバヘッドを使用し得る。いくつかの実施形態では、基地局は、UEに、パターンの事前に定義されたプールからの再伝送ホッピングパターンのインデックスを示してよい。インデックスは、少数のビットを使用して示されることができる。インデックスに基づいて、UEは、次いで、対応する再伝送ホッピングパターンを使用して、任意の再伝送を送信する。
固定リソースマッピングによる再伝送識別
上述の実施形態のいくつかでは、初期および再伝送は、例えば、図4における表に示されるマッピングにより、UEによって使用されるMAシグネチャまたは物理リソースに基づいて区別されることができる。いくつかの実施形態では、さらに、または代わりに、同じUEの伝送のために固定リソース/ホッピングパターンがあってよい。次いで、基地局100は、リソースホッピングパターンの関連付けを介して、伝送間のマッピングを識別してよい。例えば、基地局が、時間-周波数位置Bにおいて伝送を受信した場合、基地局は、伝送が、時間-周波数位置Aにおいて送信された前の伝送に対応するデータの再伝送であることを、固定ホッピングパターンから知ることができる。このような実施形態では、同じUEによって伝送される複数のパケットがあり得るため、(図4の表302のような)MAシグネチャと伝送試行との間のマッピングは、依然として、どのパケットが初期および再伝送であるかを識別するために使用されてよい。また、複数のUEが同じアップリンクリソースを使用するとき、基準信号は、異なるUEのチャネルを推定するために使用されてよい。
ACK/NACKレス(「A/N-less」)再伝送
いくつかの実施形態では、UEは、再伝送を送信する前に、ACKおよび/またはNACKフィードバック(またはタイマーの満了)を待機しない。例えば、UEが送信するグラントフリーアップリンク伝送を有する場合、UEは、初期伝送を送信してよく、次いで、その後直ちに(またはまもなく)第1の再伝送に続いて第2の再伝送を送信してよい。いくつかの実施形態では、初期および再伝送リソースは、時間、周波数および/または空間領域のダイバーシティパターンで事前に割り当てられてよい。いくつかの実施形態では、例えば、基地局が、初期データを正しく復号し、ACKが基地局から受信された場合、またはレイテンシ境界を超過するパケットの寿命等の他の基準に基づいて、再伝送は、より早く停止されてよい。A/N-less伝送では、MAシグネチャは、依然として、初期/再伝送および/またはRV番号を識別するために使用されてよい。
いくつかの実施形態では、UEによって実行される方法は、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送を伝送するステップを含む。次いで、UE宛の符号化データのためのNACKを受信することなく、UEは、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送する。再伝送を送信する前に、タイマーの満了を待つこともなくてよい。すなわち、UEは、NACKを受信するかどうかを見るのを待つことさえない(例えば、NACK-less実施形態において)。いくつかの実施形態では、UEは、符号化データのk個のグラントフリーアップリンク再伝送を伝送し、ここで、k≧1である。値kは、前もって事前に設定されてよい。いくつかの実施形態では、初期グラントフリーアップリンク伝送は、初期グラントフリーアップリンク伝送を符号化データの初期伝送として識別する、MAシグネチャとアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する。
HARQ交換の他の例
図17は、異なるパイロットp1、p2およびp3がそれぞれ初期伝送、第1の再伝送および第2の再伝送のために使用されるHARQ交換の例を示す。各パイロットは、DMRS、RACHプリアンブルまたはRACHプリアンブルとDMRSの結合された機能のいずれかを含む。
P1(p1)は、初期伝送のためのUEアクティビティの検出成功確率である。P1(D1|p1)は、成功したアクティビティ検出があった場合、すなわち、基準信号p1が初期伝送のために使用された場合の、初期伝送のためのデータの検出成功確率である。P2(p2)は、第1の再伝送のためのUEアクティビティの検出成功確率である。P2(D2|p2)は、成功したアクティビティ検出があった場合、すなわち、基準信号p2が第1の再伝送のために使用された場合の、第1の再伝送のためのデータの検出成功確率である。P2((D1+D2)|(p1,p2))は、2つの受信のための成功したアクティビティ検出(p1,p2)があった場合の、UEの初期伝送および第1の再伝送からのHARQ結合された信号の検出成功確率である。P3(p3)は、第2の再伝送のためのUEアクティビティの検出成功確率である。P3(D3|p3)は、成功したアクティビティ検出があった場合、すなわち、基準信号p3が第2の再伝送のために使用された場合の、第2の再伝送のためのデータの検出成功確率である。P3((D1+D3)|(p1,p3))は、2つの受信のための成功したアクティビティ検出(p1,p3)があった場合の、UEの初期伝送および第2の再伝送からのHARQ結合された信号の検出成功確率である。P3((D2+D3)|(p2,p3))は、2つの受信のための成功したアクティビティ検出(p2,p3)があった場合の、UEの第1の再伝送および第2の再伝送からのHARQ結合された信号の検出成功確率である。P3((D1+D2+D3)|(p1,p2,p3))は、3つの受信のための成功したアクティビティ検出(p1,p2およびp3)があった場合の、UEの初期伝送、第1の再伝送および第2の再伝送からのHARQ結合された信号の検出成功確率である。
再伝送戦略は実装に依存する。1つの実施形態では、NACKが受信された場合、または、タイムアウト期間内に何も受信されなかった場合に、UEによって再伝送が実行される。
A/N-less実施形態では、パケット毎に固定数の再伝送があってよい。例えば、図17に示されるように、パケット毎に2つの再伝送があってよい。いくつかの実施形態では、基地局は、固定数の再伝送の間に、任意のHARQフィードバックを提供しなくてよい。例えば、図17に示される初期伝送および2つの再伝送の間に、基地局は、HARQフィードバックを提供しなくてよい。HARQフィードバックは、第2の再伝送の終わりに提供されてよい。例えば、第2の再伝送の終わりに、基地局がパケットの復号に成功した場合には、次いで、ACKが送信されてよい。そうでなければ、NACKが送信されるか何も送信されない。いくつかの実施形態では、HARQフィードバックは、パケットの再伝送をスケジュールするための明示的なスケジューリング許可を含んでよい。いくつかの実施形態では、固定数の伝送の間、HARQフィードバックが基地局から受信された場合、次いで、固定数の伝送は早く停止され得る。例えば、UEは、初期伝送を送信し、その後直ちに第1および第2の再伝送を送信するように構成されてよい。しかしながら、基地局が初期伝送の復号に成功して、UEが第2の再伝送を送信する前にUEによって受信されたACKを送信する場合、そのとき、UEは第2の再伝送を送信しなくてよい。
図17のバリエーションでは、パイロットp1=p2=p3である。すなわち、初期伝送および第1および第2の再伝送の両方のためにUEによって同じパイロットが使用される。図17に関連して行われた上の残りの議論は依然として適用される。
図17の別のバリエーションでは、p1≠p2、p1≠p3であるが、p2=p3=pである。すなわち、初期伝送パイロットp1は、初期伝送のために使用され、別のパイロットp=p2=p3は、第1の再伝送および第2の再伝送の両方のために使用される。図17に関連して行われた上の残りの議論は依然として適用される。
いくつかの実施形態では、A/N-lessモードによる連続伝送回数は、UEチャネル状態に基づいてよい。例えば、UEがセル中心に近い場合、1つの再伝送が、基地局によって設定され、または事前に定義されてよい。一方、UEがセルエッジにある場合、3以上の連続した伝送が、基地局によって設定され、または事前に定義されてよい。別の実施形態では、UEは、例えば、ダウンリンクパイロット測定に基づく等、チャネル状態に基づいて、A/N-less連続伝送の回数を自身で選択してよい。A/N-less伝送の回数を選択することは、異なる伝送回数にマッピングするために基地局によって事前に定義されたパイロットタプルセット、例えば、2の連続伝送回数にマッピングする{パイロットプール1: p1, p2, p3, p4, p5}および4の連続伝送回数にマッピングする{パイロットプール2: p6, p7, p8, p9, p10}から、パイロットプールの1つ、または1つの複数タプルを選択することによって行われてよい。
図18は、1つの再伝送しかない図17のバリエーションである。図18における交換はA/N-lessである。パイロットp1およびp2の各々は、DMRS、RACHプリアンブルまたはRACHプリアンブルおよびDMRSの結合された機能のいずれかを含む。パケット毎に事前に定義された固定数の再伝送がある。図18の例では、具体的には、1つの再伝送がある。すなわち、UEは初期伝送を送信し、次いで、ACK/NACKを待つことなく(または、タイムアウト期間の満了)、1つの再伝送を送信することによって後続する。図18では、基地局は、第1の再伝送の終わりまで、HARQフィードバックを送信しないように構成される。基地局が、初期伝送および/または第1の再伝送を使用して、データを成功裏に復号することができる場合、次いで、基地局は、UEにACKを送信する。そうでなければ、UEにNACKが送信されるか、何も送信されないかのいずれかである。
異なるパケットを識別するための異なるMAシグネチャ
いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送を送信するとき、UEからの異なるパケットを識別するために、同じUEは、異なるMAシグネチャ(例えば、異なる基準信号)を使用してよい。これは、例えば、UEが、前のパケットが基地局によって確認応答される前に新しいパケットを送信する必要がある場合、または送信したい場合に有用であり得る。
1つの例として、図19は、5つのタイムスロットに分離された時間-周波数区画を示す。第1のタイムスロットでは、UE 1は、基準信号p11を使用して、第1のパケットを送信する。第3のタイムスロットでは、UE 1は、基準信号p12を使用して、第2のパケットを送信する。第4のタイムスロットでは、UE 1は、基準信号p21を使用して、第1のパケットの第1の再伝送を送信する。パイロットは、例えば、図4の表302におけるマッピングを使用して、初期伝送および関連する再伝送を識別することができる。
再伝送パラメータの調整
いくつかの実施形態では、基地局からの明示的なシグナリングを介して(例えば、NACKにおいて、またはスケジューリング許可の一部として)またはUE自身のイニシアチブにおいて、UE再伝送の再伝送パラメータ(例えば、再伝送の電力および/またはMCSおよび/または帯域幅および/またはリソース)は調整されてよい。あるいは、パラメータ調整は、前もって事前に定義されてよく、または事前に設定されてもよい。
例えば、再伝送を送信するとき、UEは、再伝送の信頼性を改善することを試みるために、その電力を増加させ、且つ/または再伝送のMCSを低下させることができる。伝送のために使用される帯域幅および/またはリソース量は、さらに、または代わりに、再伝送の信頼性の改善を試みるために、修正されてよい。
上のいくつかの実施形態により、再伝送のために異なるRVが使用されてよい。再伝送のために使用されるRVは、いくつかの実施形態では、具体的には、DCIを介して、または、再伝送のためのNACKに結合されて、基地局によってシグナリングされてよい。
基準信号のためのより長いサイクリックプレフィックス(CP)
異なるUEのアップリンク伝送間の到着タイミング差がCP長以内である場合、そのとき、セル内干渉はない。しかしながら、UEが、アップリンクデータ伝送の前に正確なアップリンクタイミング調整(TA)を受信しない場合、そのときは、異なるUEの信号間の同期は完全でない場合があり、これは、セル内干渉および性能低下につながることがある。
上の段落を考慮すると、いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送における基準信号は、基準信号のためにより良い同期を有することを試みるために、より長いCP(例えば、「長いCP」)を使用してよい。これは、UE検出およびチャネル推定性能を改善することができる。
OFDMデータシンボルは、性能を改善することを試みる同じより長いCP長を使用するか、または、CPオーバヘッドを低減するためにより短いCPを使用してよい。
1つの例として、パイロットOFDMシンボル(1つまたは複数)は、より長いCP(例えば、「長いCP」)を使用してよく、データOFDMシンボル(1つまたは複数)は、より短いCP(例えば、「短いCP」)を使用してよい。
UEセンシング
いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送を送信する前に、UEは、現在進行中の別のUEの伝送があるかどうかを判定するように感知することができ、そうであれば、UEは、他のリソースを使用して、グラントフリーアップリンク伝送をバックオフまたは送信してよい。
例えば、グラントフリーアップリンク伝送を感知する遅延に敏感なUE(例えば、URLLC UE)および遅延許容度がより高く、スケジュールされたアップリンク伝送を送信しているUE(例えば、eMBB UE)の2つのグループのUEがあってよい。いくつかのリソースは、UEの両方のグループによって共有されてよい。グラントフリー伝送を送信することを待機するUE(例えば、URLLC UE)は、最初に、伝送時間間隔(TTI)の前に、特別な設計ショート信号(例えば、eMBB UEによって送信される)を感知することができる。伝送されている特別な設計ショート信号がない場合、そのときは、グラントフリー伝送は、TTIの間に送信される。別の例では、グラントフリー伝送を送信することを待機するUEは、TTIの第1のシンボルにおいて、正常な信号(例えば、eMBB UEによって送信される)を感知することができる。伝送されている正常な信号がない場合、次いで、TTIにおける第2のシンボルから始めて、グラントフリー伝送が送信される。
逆もまた起こり得る。遅延許容UE(例えば、eMBB UE)は、TTIの前にグラントフリー伝送の特別な設計ショート信号を感知することができる。特別な設計ショート信号が感知され、遅延許容UEが、グラントベースである場合、TTIにおけるその伝送を停止することができ得る。基地局は、アップリンク伝送が、遅延許容UEからのスケジュールされた伝送であるか、または代わりにグラントフリーアップリンク伝送であるかを判定するために遅延に敏感な(例えば、URLLC)パイロットのブラインド検出を実行してよい。基地局が、グラントフリーアップリンク伝送が代わりに送信されたと判定した場合、次いで、基地局は、将来の時間で(例えば、後のTTIにおいて)、中断された遅延許容アップリンク伝送を再スケジュールしてよい。
いくつかの実施形態では、UEは、基地局によって実行されるアクティビティ検出と同様の方法で、どのMAシグネチャが他のUEによって使用されるかを感知することができ得る。UEが、あるMAシグネチャが他のUEによって使用されることを感知すると、UEは、これらのMAシグネチャを使用して、UEとのMAシグネチャの潜在的な衝突を回避するために、他のMAシグネチャを使用することを選択してよい。
グラントフリーアップリンク伝送を使用するランダムアクセス手順
いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送を使用して、ランダムアクセス手順が実行されてよい。グラントフリーアップリンク伝送を使用することによって、ステップが省略され得る。「2ステップランダムアクセス天順」(または、「2ステップRACH」)と呼ばれ得る例が以下に説明される。
第1のステップでは、UEは、プリアンブルを有するグラントフリーアップリンク伝送、例えば、LTE RACHのようなプリアンブル信号を、データ信号と共に、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソース領域で(例えば、異なるリソース領域で)、送信する。いくつかの実施形態では、データ信号は、第1のステップにおいてプリアンブルと共に伝送されない。プリアンブルシーケンスは、初期アクセス、UE識別およびタイミングアドバンス(TA)推定等の、RACHのために使用される機能のために使用されてよい。いくつかの実施形態では、プリアンブルシーケンスはまた、UE検出およびチャネル推定の機能と共に、基準信号(RS)として使用されてよい(例えば、プリアンブルシーケンスは、先に説明された、基地局が、アクティビティ検出、チャネル推定およびさらにUE識別を実行することを許可するMAシグネチャであってよい)。いくつかの実施形態では、グラントフリーアップリンク伝送はまた、バッファステータスレポート(BSR)を含んで、UEバッファ内にどれだけのデータを有するかを基地局に通知することができる。
第2のステップでは、ランダムアクセス応答(RAR)は、基地局によってUEに送信される。RARは、グラントフリーアップリンク伝送のACK/NACKを含んでよく、これは、グラントフリーアップリンク伝送において使用されるUE IDまたはMAシグネチャの識別情報等の情報を搬送してよい。RARはまた、より多くのデータを伝送するために、またはデータを再伝送するために、UEをスケジュールするための、スケジューリング許可(SG)を含んでよい。SGは、MCS、およびRVインデックスを使用するためのリソース等、典型的なスケジューリング情報を含むことができる。基地局から送信されるメッセージはまた、TA情報を提供してよい。
スケジューリング要求ベースの競合
LTEでは、スケジューリング要求(SR)は、例えば、接続状態において、各UE専用であり、各TTIは、直交リソース(例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH))を有するアップリンクSRシグナリングのために少数のUEにちょうどサービスする。従って、SR機会のために順番をとっている各UEは、サービングエリアまたはセル内の多数のUEを待つために比較的長い期間を有する。URLLCサービス等の、いくつかのレイテンシ制約のあるアプリケーションでは、一部のユーザのための伝送レイテンシが乱される可能性がある。
上の段落を考慮すると、1つの実施形態では、より頻繁なSR機会の必要性のために、特に低レイテンシアプリケーションのために、より多量のSRリソースが使用される。代わりに、または追加的に、SR要求およびアップリンクグラント時間を短縮することを試みるために、2以上のUEが、SRリソースを共有してよく、すなわち、グラントフリー/競合ベースのSRシグナリングを使用してよい。1つの例として、より多くのUEは、おそらくより即時の各UEへのSR伝送のために、(グラントフリーアップリンク伝送を使用して、)競合ベース方式でPUCCHを共有してよい。
ACK/NACK信頼性
URLLC等のいくつかのアプリケーションの高い信頼性要求のために、ACK/NACKは、例えば、CRC保護、より低いMCS、反復等の手段によって、より高い信頼性を持って送信される必要があり得る。いくつかの実施形態では、NACKがUEによってACKであると誤認されるエラーが生じる確率は、NACKがUEによって正しく復号されることを保証しようとするために、例えば低いコードレートを使用して、非常に低く保たれるべきである。
いくつかの方法の例および一般的なシステム
図20は、1つの実施形態に係る、基地局によって実行される方法のフローチャートである。ステップ502では、基地局は、グラントフリーアップリンク伝送を受信する。ステップ504では、基地局は、グラントフリーアップリンク伝送におけるMAシグネチャの検出を試みる。基地局がMAシグネチャを成功裏に検出することができない場合、次いで、ステップ506では、さらなるアクションはとられない。基地局が、MAシグネチャを成功裏に検出することができる場合、次いで、ステップ508では、MAシグネチャは、例えば、MAシグネチャとRVインデックスとの間のマッピングを介して、RVを識別するために使用される。MAシグネチャはまた、例えば、MAシグネチャと初期および再伝送との間のマッピングを介して、伝送が初期伝送であるか再伝送であるかを識別するために使用される。伝送が初期伝送である場合、次いで、ステップ510では、基地局は、RV情報を使用して、グラントフリーアップリンク伝送におけるデータを復号することを試みる。他方、伝送が再伝送である場合、次いで、代わりに、ステップ512では、基地局は、初期および再伝送MAシグネチャ間のマッピング関係を使用することによって、復号に失敗した初期伝送をメモリ内で発見し、例えば、MAシグネチャは、初期伝送に関連付けられた対応するMAシグネチャをメモリ内で識別するために使用され、次いで、復号に失敗した初期データがメモリから取り出される。基地局は、他の方法を使用して、初期の復号に失敗したデータを識別するか、識別するのを助けることができる。例えば、初期および再伝送によって使用される物理リソースの既知の関連付けがあってよい。次いで、基地局は、この物理リソースの関連付けを介して、初期データおよび再伝送データの対応する信号を発見することができる。ステップ514では、基地局は、次いで、初期伝送のRVおよび再伝送のRVを使用することによって、且つ、初期および再伝送からの信号を結合することによって、データの復号を試みる。
データの復号が成功した場合、そのとき、任意で、ステップ520では、基地局は、データから、且つ、おそらくは、MAシグネチャインデックスからも、UE識別情報を回復する(例えば、MAシグネチャおよびUEインデックスの組合せが、UEを一意に識別するために必要とされる場合)。ステップ522では、ACKは、UEに送信される。ACKは、アップリンク伝送の、UEの識別情報またはMAシグネチャを識別するインデックスを含む。
データの復号が成功しなかった場合、次いで、ステップ516では、MAシグネチャインデックスおよび復号に失敗したデータがメモリ内に記憶され、その結果、次の再伝送が受信されたときにアクセスされることができ、且つ、その結果、復号に失敗したデータは、次いで、次の再伝送と結合されてよい。任意で、ステップ518では、基地局は、NACKをブロードキャストまたは送信し、これは、アップリンク伝送のMAシグネチャを識別するインデックスを含んでよい。
図21は、別の実施形態に係る、基地局によって実行される方法のフローチャートである。ステップ552では、グラントフリーアップリンク伝送が受信される。グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャ(例えば、基準信号)を利用する。グラントフリーアップリンク伝送は、UEからの初期データを搬送する。ステップ554では、基地局は、MAシグネチャの検出に成功する。しかしながら、初期データの復号は成功しない。従って、任意で、ステップ556では、基地局はNACKを伝送する。NACKは、MAシグネチャを識別してよい。いくつかの実施形態では、MAシグネチャは、基地局に、初期データのRV、および/またはアップリンク伝送を送信したUEの識別情報、および/またはグラントフリーアップリンク伝送が、データの初期伝送であることを決定することを可能にすることができる。
図22は、1つの実施形態に係る、UEによって実行される方法のフローチャートである。ステップ602では、UEは、初期伝送に対応するMAシグネチャを有し、且つ、第1のRV(例えば、RV 0)を有する、グラントフリーアップリンク初期伝送を送信する。ステップ604では、UEは、タイムアウト期間の満了によって、基地局からACKまたはNACKを受信するか、何も受信されない。UEを識別するために使用されることができる情報(すなわち、「マッチングID」、例えば、初期伝送を送信するためにUEによって使用されるMAシグネチャに対応するUE IDまたはMAシグネチャインデックス)と共にACKが受信された場合、次いで、ステップ606では、さらなるアクションはとられない。UEは、データが復号に成功したことを知る。他方、NACKが、初期伝送を送信するためにUEによって使用されるMAシグネチャに対応するMAシグネチャインデックスと共に受信された場合、次いで、ステップ608では、UEは、次のRVインデックスおよび次のMAシグネチャ(MAシグネチャと、初期伝送と、再伝送との間のマッピング関係から決定され、RVと初期伝送と再伝送との間のマッピング関係から決定される)を使用して、再伝送を実行する。他方、タイムアウト期間の満了までに、基地局から何も受信されない場合、その後、ステップ610では、UEは、ステップ602で送信された初期伝送と同じRVおよび同じMAシグネチャを使用して、再伝送する。
図23は、別の実施形態に係る、UEによって実行される方法のフローチャートである。ステップ652では、グラントフリーアップリンク伝送が送信される。グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャ(例えば、基準信号)を利用する。グラントフリーアップリンク伝送は、UEからの初期データを搬送する。ステップ654では、ACKまたはNACKが受信されるか、何の応答も受信されない。ACKまたはNACKは、MAシグネチャを識別することができる。いくつかの実施形態では、MAシグネチャは、初期データのRV、および/またはUEの識別情報、および/またはグラントフリーアップリンク伝送がデータの初期伝送であることを識別することができる。
図24は、本明細書で開示されたデバイスおよび方法を実施するために使用されることができる、コンピューティングシステム700のブロック図である。例えば、コンピューティングシステムは、UEであってよく、またはUEを含んでよく、または、コンピューティングシステムは、ネットワークコンポーネント(例えば、基地局)であってよく、またはそれを含んでよい。コンピューティングシステムはさらに、または代わりに、図に示されるAN、MM、SM、UPGW、ASまたは他のエンティティであってよい。具体的なデバイスは、示されるコンポーネントの全て、または、コンポーネントのサブセットのみを利用してよく、統合レベルは、デバイスによって変わり得る。さらに、デバイスは、複数の処理ユニット、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機等の、コンポーネントの複数のインスタンスを含んでよい。コンピューティングシステム700は、処理ユニット702を含む。処理ユニットは、中央処理ユニット(CPU)714、メモリ708を含み、バス720に接続される、大容量ストレージデバイス704、ビデオアダプタ710およびI/Oインタフェース712をさらに含んでよい。
バス720は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バスまたはビデオバスを含む任意のタイプのいくつかのバスアーキテクチャのうちの1つまたは複数であってよい。CPU 714は、任意のタイプの電子データプロセッサを含んでよい。メモリ708は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、読出し専用メモリ(ROM)またはそれらの組合せ等の、任意のタイプの非一時的システムメモリを含んでよい。実施形態では、メモリ708は、ブートアップで使用するためのROMと、プログラムを実行する間に使用するためのプログラムおよびデータ記憶用のDRAMとを含んでよい。
大容量ストレージ704は、データ、プログラムおよび他の情報を記憶し、データ、プログラムおよび他の情報をバス720を介してアクセス可能にするように構成された、任意のタイプの非一時的ストレージデバイスを含んでよい。大容量ストレージ704は、例えば、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブまたは光ディスクドライブのうちの1つまたは複数を含んでよい。
ビデオアダプタ710およびI/Oインタフェース712は、外部の入力および出力デバイスを処理ユニット702に結合するためのインタフェースを提供する。示されるように、入力および出力デバイスの例は、ビデオアダプタ710に結合されたディスプレイ718およびI/Oインタフェース712に結合されたマウス/キーボード/プリンタ716を含む。他のデバイスは、処理ユニット702に結合されてよく、追加のまたはより少ないインタフェースカードが利用されてよい。例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)(図示せず)等のシリアルインタフェースは、外部デバイスのためのインタフェースを提供するために使用されてよい。
処理ユニット702はまた、1つまたは複数のネットワークインタフェース706も含み、これらは、イーサネット(登録商標)ケーブル等の有線リンク、および/または、アクセスノードまたは異なるネットワークへの無線リンクを含んでよい。ネットワークインタフェース706は、処理ユニット702が、ネットワークを介して遠隔ユニットと通信することを可能にする。例えば、ネットワークインタフェース706は、1つまたは複数の送信機/送信アンテナおよび1つまたは複数の受信機/受信アンテナを介して、無線通信を提供してよい。実施形態では、処理ユニット702は、データ処理のためにローカルエリアネットワーク722またはワイドエリアネットワークと結合され、他の処理ユニット、インターネットまたは遠隔記憶設備等の遠隔デバイスと通信する。
本明細書で提供される実施形態の方法の1つまたは複数のステップは、対応するユニットまたはモジュールによって実行され得ることは理解されるべきである。例えば、信号は、伝送ユニットまたは伝送モジュールによって伝送されてよい。信号は、受信ユニットまたは受信モジュールによって受信されてよい。信号は、処理ユニットまたは処理モジュールによって処理されてよい。他のステップは、サービングクラスタを確立するための確立ユニット/モジュール、インスタンス化ユニット/モジュール、セッションリンクを確立するための確立ユニット/モジュール、維持ユニット/モジュール、上のステップの1つまたは複数のステップを実行するための他の実行ユニット/モジュールによって実行されてよい。それぞれのユニット/モジュールは、ハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組合せであってよい。例えば、ユニット/モジュールの1つまたは複数は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)等の集積回路であってよい。
ここで、いくつかの実施形態が以下で要約され、提示される。
実施形態1:基地局によって実行される方法であって、グラントフリーアップリンク伝送を受信するステップであって、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、RVを有する符号化データを搬送する、ステップと、グラントフリーアップリンク伝送のMAシグネチャを検出するステップと、MAシグネチャに基づいて、符号化データのRVを識別するステップとを含む方法。
実施形態2:グラントフリーアップリンク伝送は、第1のグラントフリーアップリンク伝送であり、MAシグネチャは、第1のMAシグネチャであり、RVは、第1のRVであり、方法は、第1のグラントフリーアップリンク伝送によって使用される第1のMAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つに基づいて、第1のグラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの初期伝送であることを識別するステップと、第2のMAシグネチャを利用し、第2のRVを有する、第2のグラントフリーアップリンク伝送を受信するステップと、第2のグラントフリーアップリンク伝送によって使用される、第2のMAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの再伝送であることを識別するステップと、符号化データの初期伝送および再伝送、第1のRVおよび第2のRVを使用して、符号化データの復号を試みるステップとをさらに含む、実施形態1の方法。
実施形態3:第2のRVは、第1のRVと同じである、実施形態2の方法。
実施形態4:第2のRVは、第1のRVとは異なり、方法は、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のRVを識別するステップをさらに含む、実施形態2の方法。
実施形態5:第2のRVは、第1のRVとは異なり、方法は、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの再伝送であることを識別することによって、第2のRVを識別するステップと、再伝送の伝送試行回数を識別するステップと、伝送試行回数に従って、第2のRVを識別するステップとをさらに含む、実施形態2の方法。
実施形態6:MAシグネチャは基準信号である、実施形態1乃至5のいずれか1つの方法。
実施形態7:少なくとも1つのアンテナおよびグラントフリー伝送モジュールを含む基地局であって、少なくとも1つのアンテナは、グラントフリーアップリンク伝送を受信するように構成され、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、RVを有する符号化データを搬送し、グラントフリー伝送モジュールは、グラントフリーアップリンク伝送のMAシグネチャを検出し、MAシグネチャに基づいて、符号化データのRVを識別するように構成される、基地局。
実施形態8:グラントフリーアップリンク伝送は、第1のグラントフリーアップリンク伝送であり、MAシグネチャは、第1のMAシグネチャであり、RVは、第1のRVであり、基地局は、メモリをさらに含み、さらに、グラントフリー伝送モジュールは、第1のグラントフリーアップリンク伝送によって使用される第1のMAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つに基づいて、第1のグラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの初期伝送であることを識別するようにさらに構成され、少なくとも1つのアンテナは、第2のMAシグネチャを利用し、第2のRVを有する、第2のグラントフリーアップリンク伝送を受信するようにさらに構成され、グラントフリー伝送モジュールは、第2のグラントフリーアップリンク伝送によって使用される、第2のMAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの再伝送であることを識別するようにさらに構成され、グラントフリー伝送モジュールは、符号化データの初期伝送および再伝送、第1のRVおよび第2のRVを使用して、符号化データの復号を試みるようにさらに構成される、実施形態7の基地局。
実施形態9:第2のRVは、第1のRVと同じである、実施形態8の基地局。
実施形態10:第2のRVは、第1のRVとは異なり、グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のRVを識別するようにさらに構成される、実施形態8の基地局。
実施形態11:第2のRVは、第1のRVとは異なり、グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの再伝送であることを識別することによって、第2のRVを識別して、再伝送の伝送試行回数を識別し、伝送試行回数に従って、第2のRVを識別するように構成される、実施形態8の基地局。
実施形態12:MAシグネチャは基準信号である、実施形態7乃至11のいずれか1つの基地局。
実施形態13:UEによって実行される方法であって、RVを使用して、データを符号化して、符号化データを取得するステップと、符号化データを搬送する、グラントフリーアップリンク伝送を伝送するステップとを含み、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャおよびRV間の所定のマッピングを介して、RVと関連付けられたMAシグネチャを利用する、方法。
実施形態14:グラントフリーアップリンク伝送は、第1のグラントフリーアップリンク伝送であり、MAシグネチャは、第1のMAシグネチャであり、RVは、第1のRVであり、方法は、第2のグラントフリーアップリンク伝送における符号化データの再伝送を伝送するステップをさらに含み、再伝送は、第2のRVを有し、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、第2のグラントフリーアップリンク伝送を、符号化データの再伝送として識別する、第2のMAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態13の方法。
実施形態15:第2のRVは、第1のRVとは異なり、方法は、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のRVを選択するステップをさらに含む、実施形態14の方法。
実施形態16:第2のグラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの第1の再伝送であり、方法は、符号化データの第1の再伝送である、第2のグラントフリーアップリンク伝送に従って、第2のRVを選択するステップをさらに含む、実施形態15の方法。
実施形態17:グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送であり、方法は、符号化データのためのUE宛の否定応答(NACK)を受信することなく、ACKが受信されるまで、または、グラントフリーアップリンク再伝送の回数が所定値に達するまで、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップをさらに含む、実施形態13乃至16のいずれか1つの方法。
実施形態18:グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送であり、方法は、符号化データのためのUE宛のNACKを受信することなく、符号化データのk回のグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップをさらに含む、請求項13乃至16のいずれか1つの方法。
実施形態19:少なくとも1つのアンテナおよびグラントフリー伝送モジュールを含むUEであって、グラントフリー伝送モジュールは、RVを使用して、データを符号化して、符号化データを取得するように構成され、少なくとも1つのアンテナは、符号化データを搬送する、グラントフリーアップリンク伝送を伝送するように構成され、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャおよびRV間の所定のマッピングを介して、RVと関連付けられたMAシグネチャを利用する、UE。
実施形態20:グラントフリーアップリンク伝送は、第1のグラントフリーアップリンク伝送であり、MAシグネチャは、第1のMAシグネチャであり、RVは、第1のRVであり、少なくとも1つのアンテナは、第2のグラントフリーアップリンク伝送における符号化データの再伝送を伝送するようにさらに構成され、再伝送は、第2のRVを有し、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、第2のグラントフリーアップリンク伝送を、符号化データの再伝送として識別する、第2のMAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態19のUE。
実施形態21:第2のRVは、第1のRVとは異なり、グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のRVを選択するようにさらに構成される、実施形態19のUE。
実施形態22:グラントフリー伝送モジュールはまた、第1の再伝送である伝送に基づいて、第2のRVを選択するようにさらに構成される、実施形態21のUE。
実施形態23:グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送であり、グラントフリー伝送モジュールは、符号化データのためのUE宛の否定応答(NACK)を受信することなく、ACKが受信されるまで、または、グラントフリーアップリンク再伝送の回数が所定値に達するまで、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するようにさらに構成される、実施形態19乃至22のいずれか1つのUE。
実施形態24:グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送であり、グラントフリー伝送モジュールは、符号化データのためのUE宛のNACKを受信することなく、符号化データのk回のグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するようにさらに構成される、請求項19乃至22のいずれか1つのUE。
実施形態25:UEによって実行される方法であって、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送を伝送するステップと、UE宛の、符号化データのためのNACKを受信することなく、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップとを含む、方法。
実施形態26:初期グラントフリーアップリンク伝送は、第1のMAシグネチャを利用し、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送は、第2のMAシグネチャを利用するとともに、符号化データの復号を容易にするために、再伝送データを搬送する、実施形態25の方法。
実施形態27:第1のMAシグネチャは、第1の基準信号を含む、実施形態26の方法。
実施形態28:第2のMAシグネチャは、第2の基準信号を含む、実施形態26または実施形態27の方法。
実施形態29:第1および第2のMAシグネチャは、互いに異なる、実施形態26乃至28のいずれか1つの方法。
実施形態30:第1のMAシグネチャおよび第2のMAシグネチャは、MAシグネチャの事前に定義されたタプルから選択される、実施形態26乃至29のいずれか1つの方法。
実施形態31:第1のMAシグネチャは、初期グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを示す、実施形態26乃至30のいずれか1つの方法。
実施形態32:第2のMAシグネチャは、グラントフリーアップリンク再伝送における符号化データのRVを示す、実施形態26乃至31のいずれか1つの方法。
実施形態33:初期グラントフリーアップリンク伝送は、第1のアップリンクリソースで伝送され、グラントフリーアップリンク再伝送は、第2のアップリンクリソースで伝送され、第2のアップリンクリソースは、第1のアップリンクリソースとは異なる、実施形態26乃至32のいずれか1つの方法。
実施形態34:UEは、事前に定義されたリソースホッピングパターンに基づいて、第1および第2のアップリンクリソースを選択する、実施形態33の方法。
実施形態35:UE宛のACKを受信するまで、グラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップをさらに含む、実施形態25乃至34のいずれか1つの方法。
実施形態36:ACKは、ダウンリンク確認応答チャネルで受信される、実施形態35の方法。
実施形態37:UE宛のNACKを受信することなく、ACKが受信されるまで、または、グラントフリーアップリンク再伝送の回数が所定値に達するまで、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップをさらに含む、実施形態25乃至34のいずれか1つの方法。
実施形態38:UE宛のNACKを受信することなく、符号化データのk回のグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップをさらに含む、実施形態25乃至34のいずれか1つの方法。
実施形態39:初期グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期伝送として初期グラントフリーアップリンク伝送を識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態25乃至38のいずれか1つの方法。
実施形態40:UEからのグラントフリーアップリンク伝送は、グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態25乃至39のいずれか1つの方法。
実施形態41:符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するステップは、NACKの受信を待つことなく生じる、実施形態25乃至40のいずれか1つの方法。
実施形態42:UEであって、少なくとも1つのアンテナと、グラントフリー伝送モジュールとを含み、少なくとも1つのアンテナは、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送を伝送するように構成され、グラントフリー伝送モジュールは、符号化データのための、UE宛のNACKを受信することなく、UEに、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送させるように構成される、UE。
実施形態43:初期グラントフリーアップリンク伝送は、第1のMAシグネチャを利用し、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送は、第2のMAシグネチャを利用するとともに、符号化データの復号の成功を容易にするために、再伝送データを搬送する、実施形態42のUE。
実施形態44:第1のMAシグネチャは、第1の基準信号を含む実施形態43のUE。
実施形態45:第2のMAシグネチャは、第2の基準信号を含む、実施形態43または44のUE。
実施形態46:第1および第2のMAシグネチャは、互いに異なる、実施形態43乃至45のいずれか1つのUE。
実施形態47:第1のMAシグネチャおよび第2のMAシグネチャは、MAシグネチャの事前に定義されたタプルから選択される、実施形態43乃至46のいずれか1つのUE。
実施形態48:第1のMAシグネチャは、初期グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを示す、実施形態43乃至47のいずれか1つのUE。
実施形態49:第2のMAシグネチャは、グラントフリーアップリンク再伝送における符号化データのRVを示す、実施形態43乃至48のいずれか1つのUE。
実施形態50:初期グラントフリーアップリンク伝送は、第1のアップリンクリソースで伝送され、グラントフリーアップリンク再伝送は、第2のアップリンクリソースで伝送され、第2のアップリンクリソースは、第1のアップリンクリソースとは異なる、実施形態43乃至49のいずれか1つのUE。
実施形態51:グラントフリー伝送モジュールは、事前に定義されたリソースホッピングパターンに基づいて、第1および第2のアップリンクリソースを選択するように構成される、実施形態50のUE。
実施形態52:グラントフリー伝送モジュールは、UEに、UE宛のACKを受信するまで、グラントフリーアップリンク再伝送を伝送させるように構成される、実施形態42乃至51のいずれか1つのUE。
実施形態53:ACKは、ダウンリンク確認応答チャネルで受信される、実施形態52のUE。
実施形態54:グラントフリー伝送モジュールは、UE宛のNACKを受信することなく、UEに、ACKが受信されるまで、または、グラントフリーアップリンク再伝送の回数が所定値に達するまで、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送させるようにさらに構成される、実施形態42乃至53のいずれか1つのUE。
実施形態55:グラントフリー伝送モジュールは、UE宛のNACKを受信することなく、UEに、符号化データのk回のグラントフリーアップリンク再伝送を伝送させるようにさらに構成される、実施形態42乃至53のいずれか1つのUE。
実施形態56:初期グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期伝送として初期グラントフリーアップリンク伝送を識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態42乃至55のいずれか1つのUE。
実施形態57:UEからのグラントフリーアップリンク伝送は、グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態42乃至56のいずれか1つのUE。
実施形態58:グラントフリー伝送モジュールは、NACKの受信を待つことなく、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を伝送するようにさらに構成される、実施形態42乃至57のいずれか1つのUE。
実施形態59:基地局によって実行される方法であって、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送を、UEから受信するステップと、符号化データのためのNACKを伝送することなく、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を受信するステップとを含む、方法。
実施形態60:初期グラントフリーアップリンク伝送は、第1のMAシグネチャを利用し、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送はまた、符号化データのACKを伝送することなく受信され、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送は、第2のMAシグネチャを利用するとともに、符号化データの復号を容易にするために、再伝送データを搬送する、実施形態59の方法。
実施形態61:第1のMAシグネチャは、第1の基準信号を含み、第2のMAシグネチャは、第2の基準信号を含み、方法は、第1および第2のMAシグネチャの検出に成功するが、初期グラントフリーアップリンク伝送における符号化データの復号に失敗するステップと、初期グラントフリーアップリンク伝送からの、第1のMAシグネチャの識別情報および復号に失敗したデータをメモリ内に記憶するステップと、第2のMAシグネチャの識別情報に基づいて、復号に失敗したデータを取り出すステップと、再伝送データおよび復号に失敗したデータを使用して、符号化データを復号するステップとをさらに含む、実施形態60の方法。
実施形態62:符号化データの復号に成功すると、ACKをUEに送信するステップをさらに含む、実施形態61の方法。
実施形態63:ACKは、ダウンリンク確認応答チャネルで送信される、実施形態62の方法。
実施形態64:ACKが送信されるまで、または、グラントフリーアップリンク再伝送の回数が所定値に達するまで、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送を受信するステップをさらに含む、実施形態59乃至63のいずれか1つの方法。
実施形態65:符号化データのためのNACKを伝送することなく、符号化データのk回のグラントフリーアップリンク再伝送を受信するステップをさらに含む、実施形態59乃至63のいずれか1つの方法。
実施形態66:初期グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期伝送として初期グラントフリーアップリンク伝送を識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態59乃至65のいずれか1つの方法。
実施形態67:UEからのグラントフリーアップリンク伝送は、グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態59乃至66のいずれか1つの方法。
実施形態68:基地局であって、少なくとも1つのアンテナと、グラントフリー伝送モジュールとを含み、少なくとも1つのアンテナは、符号化データの初期グラントフリーアップリンク伝送を受信するように構成され、グラントフリー伝送モジュールは、符号化データのためのNACKを生成することなく、少なくとも1つのアンテナを介して、符号化データの少なくとも1つのグラントフリーアップリンク再伝送を受信するように構成される、基地局。
実施形態69:初期グラントフリーアップリンク伝送は、第1のMAシグネチャを利用し、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送はまた、符号化データのACKを生成することなく受信され、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送は、MAシグネチャを利用するとともに、符号化データの復号を容易にするために、再伝送データを搬送する、実施形態60の基地局。
実施形態70:第1のMAシグネチャは、第1の基準信号を含み、第2のMAシグネチャは、第2の基準信号を含み、グラントフリー伝送モジュールは、第1および第2のMAシグネチャの検出に成功し、初期グラントフリーアップリンク伝送における符号化データの復号に失敗すると、初期グラントフリーアップリンク伝送からの、第1のMAシグネチャの識別情報および復号に失敗したデータをメモリ内に記憶し、第2のMAシグネチャの識別情報に基づいて、復号に失敗したデータを取り出し、再伝送データおよび復号に失敗したデータを使用して、符号化データを復号するように構成される、実施形態69の基地局。
実施形態71:グラントフリー伝送モジュールは、符号化データの復号に成功すると、基地局に、ACKをUEに送信させるように構成される、実施形態70の基地局。
実施形態72:ACKは、ダウンリンク確認応答チャネルで送信される、実施形態71の基地局。
実施形態73:グラントフリー伝送モジュールは、ACKが生成されるまで、または、グラントフリーアップリンク再伝送の回数が、所定値に達するまで、符号化データのグラントフリーアップリンク再伝送を受信するようにさらに構成される、実施形態68乃至72のいずれか1つの基地局。
実施形態74:グラントフリー伝送モジュールは、符号化データのためのNACKを生成することなく、符号化データのk回の次のグラントフリーアップリンク再伝送を受信するようにさらに構成される、実施形態68乃至72のいずれか1つの基地局。
実施形態75:初期グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期伝送として初期グラントフリーアップリンク伝送を識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態68乃至74のいずれか1つの基地局。
実施形態76:UEからのグラントフリーアップリンク伝送は、グラントフリーアップリンク伝送における符号化データのRVを識別する、MAシグネチャおよびアップリンクリソースのうちの少なくとも1つを利用する、実施形態68乃至75のいずれか1つの基地局。
実施形態77:基地局によって実行される方法であって、グラントフリーアップリンク伝送を受信するステップであって、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、UEからの符号化データを搬送する、ステップと、MAシグネチャの検出に成功するが、符号化データの復号に失敗するステップと、NACKをUEに伝送するステップであって、NACKはMAシグネチャを識別する、ステップとを含む方法。
実施形態78:基地局によって実行される方法であって、グラントフリーアップリンク伝送を受信するステップであって、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、UEからの符号化データを搬送する、ステップと、MAシグネチャの検出に成功し、符号化データの復号を試みるステップと、ACKまたはNACKをUEに伝送するステップであって、ACKまたはNACKはMAシグネチャを識別する、ステップとを含む方法。
実施形態79:MAシグネチャは基準信号を含む、実施形態77および実施形態78の方法。
実施形態80:MAシグネチャに基づいて、符号化データのRVを決定するステップをさらに含む、実施形態77乃至79のいずれか1つの方法。
実施形態81:MAシグネチャに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの初期伝送であったことを決定するステップをさらに含む、実施形態77乃至80のいずれか1つの方法。
実施形態82:MAシグネチャに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を決定するステップをさらに含む、実施形態77乃至81のいずれか1つの方法。
実施形態83:MAシグネチャは第1のMAシグネチャであり、グラントフリーアップリンク伝送は符号化データの初期伝送であり、方法は、符号化データの再伝送を搬送する次のグラントフリーアップリンク伝送を受信するステップであって、次のグラントフリーアップリンク伝送は第2のMAシグネチャを利用する、ステップと、第2のMAシグネチャの検出に成功するステップと、符号化データを復号するために、初期伝送および再伝送を使用するステップとをさらに含む、実施形態77乃至82のいずれか1つの方法。
実施形態84:第2のMAシグネチャに基づいて第1のMAシグネチャを識別して、第1のMAシグネチャに関連付けられたデータを取り出すことによって初期伝送のデータを取り出すステップをさらに含む、実施形態83の方法。
実施形態85:第2のMAシグネチャに基づいて、再伝送データのRVを決定するステップをさらに含む、実施形態83または実施形態84の方法。
実施形態86:第2のMAシグネチャに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送が第1の再伝送であったことを決定するステップをさらに含む、実施形態83乃至85のいずれか1つの方法。
実施形態87:第2のMAシグネチャに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を決定するステップをさらに含む、実施形態83乃至86のいずれか1つの方法。
実施形態88:少なくとも1つのアンテナおよびグラントフリー伝送モジュールを含む基地局であって、少なくとも1つのアンテナは、グラントフリーアップリンク伝送を受信するように構成され、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、UEからの符号化データを搬送し、グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャを検出し、符号化データの復号が失敗すると、NACKを生成して、UEに伝送し、NACKは、MAシグネチャを識別する、基地局。
実施形態89:少なくとも1つのアンテナおよびグラントフリー伝送モジュールを含む基地局であって、少なくとも1つのアンテナは、グラントフリーアップリンク伝送を受信するように構成され、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、UEからの符号化データを搬送し、グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャを検出し、符号化データの復号に試み、ACKまたはNACKを生成し、ACKまたはNACKは、MAシグネチャを識別する、基地局。
実施形態90:MAシグネチャは、基準信号を含む、実施形態88または実施形態89の基地局。
実施形態91:グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャに基づいて、符号化データのRVを決定するようにさらに構成される、実施形態88乃至90のいずれか1つの基地局。
実施形態92:グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの初期伝送であったことを決定するようにさらに構成される、実施形態88乃至91のいずれか1つの基地局。
実施形態93:グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャに基づいて、グラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を決定するようにさらに構成される、実施形態88乃至92のいずれか1つの基地局。
実施形態94:MAシグネチャは第1のMAシグネチャであり、グラントフリーアップリンク伝送は符号化データの初期伝送であり、少なくとも1つのアンテナは、符号化データの再伝送を搬送する次のグラントフリーアップリンク伝送を受信するように構成され、次のグラントフリーアップリンク伝送は第2のMAシグネチャを利用し、グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャの検出に成功し、符号化データを復号するために、初期伝送および再伝送を使用するようにさらに構成される、実施形態88乃至93のいずれか1つの基地局。
実施形態95:グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて第1のMAシグネチャを識別して、第1のMAシグネチャに関連付けられたデータを取り出すことによって初期伝送のデータを取り出すようにさらに構成される、実施形態94の基地局。
実施形態96:グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて、再伝送データのRVを決定するようにさらに構成される、実施形態94または実施形態95の基地局。
実施形態97:グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送が、第1の再伝送であったことを決定するようにさらに構成される、実施形態94乃至96のいずれか1つの基地局。
実施形態98:グラントフリー伝送モジュールは、第2のMAシグネチャに基づいて、第2のグラントフリーアップリンク伝送を送信したUEの識別情報を決定するようにさらに構成される、実施形態94乃至97のいずれか1つの基地局。
実施形態99:符号化データの復号に失敗すると、グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャの識別情報および復号に失敗した符号化データのデータをメモリに記憶するようにさらに構成される、実施形態88乃至98のいずれか1つの基地局。
実施形態100:UEによって実行される方法であって、グラントフリーアップリンク伝送を伝送するステップであって、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データを搬送する、ステップと、MAシグネチャを識別するNACKを受信するステップとを含む方法。
実施形態101:UEによって実行される方法であって、グラントフリーアップリンク伝送を伝送するステップであって、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データを搬送する、ステップと、ACKまたはNACKを受信するステップであって、ACKまたはNACKはMAシグネチャを識別する、ステップとを含む方法。
実施形態102:MAシグネチャは基準信号を含む、実施形態100または101の方法。
実施形態103:MAシグネチャは、符号化データのRVを識別する、実施形態100乃至102のいずれか1つの方法。
実施形態104:MAシグネチャは、グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期伝送であることを識別する、実施形態100乃至103のいずれか1つの方法。
実施形態105:MAシグネチャはUEを識別する、実施形態100乃至104のいずれか1つの方法。
実施形態106:MAシグネチャは第1のMAシグネチャであり、グラントフリーアップリンク伝送は、初期グラントフリーアップリンク伝送であり、方法は、第2のグラントフリーアップリンク伝送を伝送するステップであって、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、第2のMAシグネチャを利用し、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの再伝送を搬送する、ステップをさらに含む、実施形態100乃至105のいずれか1つの方法。
実施形態107:第2のMAシグネチャは、符号化データの再伝送のRVを識別する、実施形態106の方法。
実施形態108:第2のMAシグネチャは、第2のグラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの再伝送であることを識別する、実施形態106または107の方法。
実施形態109:第2のMAシグネチャは、UEを識別する、実施形態106乃至108のいずれか1つの方法。
実施形態110:少なくとも1つのアンテナおよびグラントフリー伝送モジュールを含むUEであって、グラントフリー伝送モジュールは、少なくとも1つのアンテナに、グラントフリーアップリンク伝送を伝送させるように構成され、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データを搬送し、グラントフリー伝送モジュールは、MAシグネチャを識別するNACKを受信するように構成される、UE。
実施形態111:少なくとも1つのアンテナおよびグラントフリー伝送モジュールを含むUEであって、グラントフリー伝送モジュールは、少なくとも1つのアンテナに、グラントフリーアップリンク伝送を伝送させるように構成され、グラントフリーアップリンク伝送は、MAシグネチャを利用し、グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データを搬送し、グラントフリー伝送モジュールは、少なくとも1つのアンテナを介して、ACKまたはNACKを受信するように構成され、ACKまたはNACKはMAシグネチャを識別する、UE。
実施形態112:MAシグネチャは基準信号を含む、実施形態110または実施形態111のUE。
実施形態113:MAシグネチャは、符号化データのRVを識別する、実施形態110乃至112のいずれか1つのUE。
実施形態114: MAシグネチャは、グラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの初期伝送であることを識別する、実施形態110乃至113のいずれか1つのUE。
実施形態115:MAシグネチャはUEを識別する、実施形態110乃至114のいずれか1つのUE。
実施形態116:MAシグネチャは第1のMAシグネチャであり、グラントフリーアップリンク伝送は、初期グラントフリーアップリンク伝送であり、グラントフリー伝送モジュールは、少なくとも1つのアンテナに、第2のグラントフリーアップリンク伝送を伝送させるようにさらに構成され、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、第2のMAシグネチャを利用し、第2のグラントフリーアップリンク伝送は、符号化データの再伝送を搬送する、実施形態110乃至115のいずれか1つのUE。
実施形態117:第2のMAシグネチャは、符号化データの再伝送のRVを識別する、実施形態116のUE。
実施形態118:第2のMAシグネチャは、第2のグラントフリーアップリンク伝送が、符号化データの再伝送であることを識別する、実施形態116または実施形態117のUE。
実施形態119:第2のMAシグネチャは、UEを識別する、実施形態116乃至118のいずれか1つのUE。
結論
本発明はその具体的な特徴および実施形態を参照して説明されたが、発明を逸脱することなく、様々な変更および組合せが行われることができる。従って、説明および図面は、添付の請求項によって定義された発明のいくつかの実施形態の例示として単にみなされるべきであり、本発明の範囲に包含される、いかなる、および全ての変更、変形、組合せまたは均等物を網羅することが意図されている。従って、本発明およびその利点は詳細に説明されたが、様々な変更、置換および改変は、添付の請求項によって定義される発明から逸脱することなく、本明細書において行われることができる。さらに、本願の範囲は、本明細書に記載のプロセス、機械、製造、組成物、手法、方法およびステップの特定の実施形態に限定されることを意図されない。当業者が本発明の開示から容易に理解するように、本明細書に記載されている対応する実施形態と同じ機能を実質的に実行し、または、同じ結果を実質的に達成する、現在存在する、または後に開発されるプロセス、機械、製造、組成物、手法、方法またはステップは、本発明に従って利用されることができる。従って、添付の請求項は、このようなプロセス、機械、製造、組成物、手法、方法またはステップをその範囲内に含むように意図されている。
さらに、命令を実行する、本明細書で例示される任意のモジュール、コンポーネントまたはデバイスは、コンピュータ/プロセッサ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよび/または他のデータ等の、情報の記憶のための非一時的なコンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体または記憶用メディアを含むか、そうでなければそれらへのアクセスを有してよい。非一時的なコンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体の例の非網羅的なリストは、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、コンパクトディスク読出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタルビデオディスクまたはデジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク(登録商標)または他の光ストレージ等の光ディスク、任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブルメディア、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術を含む。このような非一時的なコンピュータ/プロセッサ記憶メディアのいずれも、デバイスの一部であってよく、またはデバイスにアクセス可能または接続可能であってよい。本明細書に記載された任意のアプリケーションまたはモジュールは、このような非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶メディアによって記憶されてよく、そうでなければそれによって保持されてよい、コンピュータ/プロセッサ可読/実行可能命令を使用して実施されてよい。