JP2019505740A - 洗濯機の可変減衰ショックアブソーバ及び洗濯機 - Google Patents

洗濯機の可変減衰ショックアブソーバ及び洗濯機 Download PDF

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Abstract

本発明は、洗濯機の可変減衰ショックアブソーバ及び洗濯機に関する。当該可変減衰ショックアブソーバは、懸架ロッド(1)、スリーブ(3)及びスリーブ(3)内に設けられる上バネ座(2)、振動減衰バネ(4)及び下バネ座(5)を含み、スリーブ(3)は、上端にブラケット(6)を備えるとともに下端に底蓋(7)が装着されており、懸架ロッド(1)は、ブラケット(6)、上バネ座(2)、振動減衰バネ(4)を貫通して下バネ座(5)に接続され、ブラケット(6)と上バネ座(2)の間には減衰スリーブ(8)が設けられており、懸架ロッド(1)が当該減衰スリーブ(8)を貫通し、減衰スリーブ(8)が懸架ロッド(1)に対し可変的な減衰力を付与する。ブラケット(6)と上バネ座(2)はこれらの間の減衰スリーブ(8)を押圧し、減衰スリーブ(8)が変形して内側に押圧されることで、減衰スリーブ(8)と懸架ロッド(1)との摩擦力が増大する。洗濯機は脱水開始時に負荷の偏りが過度に大きくなり、外槽がスリーブ(3及び減衰スリーブ(8)に対し偏心力を付与することで減衰スリーブ(8)が径方向に変形し、懸架ロッド(1)を押圧して減衰力を増大させる。また、脱水運転の継続に伴って負荷の偏りが小さくなり、外槽からスリーブ(3)及び減衰スリーブ(8)に付与される偏心力が放出されることで減衰スリーブ(8)が回復し、減衰力を減少させる。これによれば、振動減衰性能が向上し、洗濯機の振動及び移動距離が減少するとともに、ノイズが低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は洗濯機の技術分野に関し、具体的には洗濯機のショックアブソーバであって、特に、洗濯機の可変減衰ショックアブソーバ及び当該ショックアブソーバを用いる洗濯機に関する。
従来の洗濯機は、パルセータ式洗濯機とドラム洗濯機に区分される。このうち、パルセータ式洗濯機の構造には、洗濯機の外観を形成する筐体と、筐体の内部に設けられるとともに、支持部材により懸架及び固定されて洗浄水を収容するための外槽と、回転可能に外槽の内部に設けられるとともに、底部に撹拌器が設けられる内槽と、外槽の下側に装着されて撹拌器及び内槽の駆動力を発生させる駆動モータと、駆動モータの駆動力を撹拌器と内槽に選択的に供給する動力伝達装置と、外槽の下部に装着されて、外槽に収容される洗浄水を外部に排出する排水装置と、が含まれる。また、外槽は懸架ロッド装置によって筐体に懸設されている。
現在、懸架ロッド装置は、懸架ロッド、懸架ロッド座、球面座、バネ及びバネ座を含む。懸架ロッド座は懸架ロッドの先端に設けられ、バネ座、バネ及び球面座は懸架ロッドの下端から上方に向かって順に懸架ロッドに挿通されている。また、球面座の内側には摩擦片が嵌設されている。洗濯機の筐体には球面凹溝が設けられており、懸架ロッド座の凸球面が筐体の球面凹溝に係合している。外槽の下端にも球面凹溝が備わっており、球面座の凸球面と外槽下端の球面凹溝が係合することで、内槽と外槽が洗濯機の筐体に懸架される。
洗濯機の動作時には、外槽で発生した振動により球面座が上下に運動し、球面座がバネの伸縮及び摩擦片を介して懸架ロッドに対し往復摩擦することで減衰力が生じる。これにより振動が抑制される結果、洗濯機全体の振動及びノイズレベルを改善するとの目的が達せられる。
しかし、バネが完全に圧縮されると振動の減衰作用が失われてしまう。結果、洗濯機の洗浄及び脱水時に懸架ロッドが良好な振動減衰作用を発揮できなくなり、洗濯機の振動が大きくなったり移動距離が増大したりする。また、脱水への移行段階では内部システムの振動が増大するため、懸架ロッド装置によって相対的に大きな減衰力を付与し、内部システムの振動を抑える必要がある。一方、脱水の定常段階では内部システムの振動が比較的小さいため、懸架ロッド装置によって相対的に小さな減衰力を付与し、振動から遮断する必要がある。ここで、前記懸架ロッド装置の場合には摩擦片を通じて単一的な減衰力を付与することしかできない。且つ、懸架ロッド装置の組立時には、潤滑条件を改善するために球面座の表面にグリースが塗布される。そのため、内部システムの振動が増大する脱水移行段階では、懸架ロッド装置の減衰力でシステム運転中の振動を抑制することが困難な場合が多い。また、内部システムの振動が比較的小さい脱水定常段階においては、グリースの粘性と懸架ロッドの減衰力によって懸架ロッド装置が上下に激しく動き、異常な振動ノイズが発生するとの課題がある。
以上に鑑みて、本発明を提案する。
本発明は、従来技術における瑕疵を解消し、懸架ロッドの振動減衰における弾性係数を安定的に変化させて振動減衰性能を向上し、洗濯機の振動及び移動距離を減少させるとともに、ノイズの低減が可能な洗濯機の可変減衰ショックアブソーバを提供することを解決すべき技術的課題とする。
本発明の他の目的は、当該可変減衰ショックアブソーバを備える洗濯機を提供することである。
上記の技術的課題を解決すべく、本発明で採用する技術方案の基本思想について以下に述べる。
洗濯機の可変減衰ショックアブソーバであって、懸架ロッド、スリーブ及びスリーブ内に設けられる上バネ座、振動減衰バネ及び下バネ座を含み、スリーブの上端にブラケットが備えられ、懸架ロッドが、ブラケット、上バネ座、振動減衰バネを貫通して下バネ座に接続され、前記ブラケットと上バネ座の間には減衰スリーブが設けられており、懸架ロッドが当該減衰スリーブを貫通し、減衰スリーブが懸架ロッドに対し可変的な減衰力を付与する。更に、ブラケットと上バネ座はこれらの間の減衰スリーブを押圧し、減衰スリーブが変形して内側に押圧されることで、減衰スリーブと懸架ロッドとの摩擦力が増大する。
更に、前記減衰スリーブには可変減衰構造が設けられており、可変減衰構造が力を受けると、減衰スリーブは内径が小さくなるよう径方向に変形し、減衰力を増大させる。
更に、前記可変減衰構造は、第1可変減衰構造及び/又は第2可変減衰構造を含み、第1可変減衰構造は減衰スリーブにおけるブラケットを支持する端面に設けられており、ブラケットからの下方の圧力は減衰スリーブの径方向への変形圧力に変換され、減衰スリーブの内径を縮小させることで懸架ロッドの減衰力を増大させ、第2可変減衰構造は減衰スリーブと上バネ座との接触面に設けられており、上バネ座の支持力は減衰スリーブの径方向への押圧力に変換され、減衰スリーブの内径を縮小させることで懸架ロッドの減衰力を増大させる。
更なる方案として、前記減衰スリーブは、ブラケットを支持するトレイ、トレイの下方に設けられて上バネ座に伸入する支持スリーブ、及び、トレイと支持スリーブを貫通する懸架ロッド装着孔を含み、前記トレイ及び/又は支持スリーブには、力を受けると支持スリーブの内径を縮小する可変減衰構造が設けられている。前記減衰スリーブは、一体的にT字型構造をなす減衰ゴムスリーブである。
更に、前記トレイの上面には、懸架ロッド装着孔の外周に沿って少なくとも1つの環状突起が設けられており、環状突起は、内側から外側に向かって徐々に低くなっており、且つ表面が円弧面をなしており、ブラケットの下部には環状突起と係合する凹状の圧嵌面が設けられており、前記環状突起がトレイ上の可変減衰構造であり、好ましくは、トレイの上面には2つの同心の環状突起が設けられている。
更に、前記支持スリーブの周壁には少なくとも1つの圧縮突出リブが設けられており、支持スリーブの表面に対する圧縮突出リブの高さは支持スリーブの軸方向において下方から上方に向かって徐々に高くなっており、前記圧縮突出リブが支持スリーブ上の可変減衰構造であり、好ましくは、圧縮突出リブを3〜8本とし、円周方向に均一に配置する。圧縮突出リブにおける上方に延伸する一端は、トレイの下面に対し平滑に移行するよう接続されている。
更に、前記懸架ロッド装着孔の内壁には軸方向に沿って少なくとも1つの減衰突出リブが設けられており、好ましくは、減衰突出リブを2〜6本とし、円周方向に均一に配置する。
更に、前記上バネ座は、上部に装着溝が設けられるとともに、下部に振動減衰バネを位置決めするための装着スタッドが設けられており、懸架ロッドは装着溝の内部から装着スタッドを貫通しており、懸架ロッドと装着溝の内壁との間には隙間が周設されて支持スリーブを収容するための収容部を構成しており、支持スリーブ上の可変減衰構造は装着溝の開口に圧接され、好ましくは、前記装着スタッドは前記装着溝から下方に延伸するよう構成される。
更に、前記下バネ座は、振動減衰バネ受、含油フェルト、スライドカップ及び下支持パッドを含み、振動減衰バネは、上端が上バネ座に支持及び接続されるとともに、下端が振動減衰バネ受の上方に支持されており、含油フェルト、スライドカップ及び下支持パッドは、振動減衰バネ受の下方に順に設けられている。
本発明における前記可変減衰ショックアブソーバを備える洗濯機は、外槽の懸架ロッド座を上方に持ち上げるよう支持しており、洗濯機の脱水運転開始時に負荷の偏りが過度に大きくなり、外槽がスリーブ及び減衰スリーブに対し偏心力を付与することで減衰スリーブが径方向に変形し、懸架ロッドを押圧して減衰力を増大させ、脱水運転の継続に伴って負荷の偏りが小さくなり、外槽からスリーブ及び減衰スリーブに付与される偏心力が放出されることで減衰スリーブが回復し、減衰力を減少させる。
更に、偏心力が大きいほど減衰スリーブによる懸架ロッドに対する減衰力は大きくなり、偏心力が小さいほど減衰スリーブによる懸架ロッドに対する減衰力は小さくなる。
更に、外槽の総重量もまた減衰スリーブに圧力を付与するため、減衰スリーブに付与される圧力は脱水運転開始時に最大となり、減衰力も最大となる。また、脱水過程では、衣類の水分が排出されるにしたがって減衰スリーブに付与される圧力が小さくなるため、減衰力も小さくなる。
上記の技術方案を用いることで、本発明は従来技術と比較して以下のような有益な効果を有する。
本発明の可変減衰ショックアブソーバを用いれば、従来の振動減衰バネの場合には脱水開始時に負荷が均一でないため密着しやすく、ノイズが大きくなるとの課題を補足可能となる。
また、本発明で記載する洗濯機によれば、脱水移行時の振動抑制と、定常脱水字における振動からの遮断という2つの機能を双方ともに実現可能なことから、脱水段階の振動・ノイズレベルを効果的に改善可能となる。また、ショックアブソーバにおける上下の激しい動作についても効果的に回避可能となる。
本発明で記載する洗濯機の可変減衰ショックアブソーバによれば、洗浄及び脱水段階における弾性係数の変化が実現されるため、振動の減衰性能が向上し、洗濯機の振動及び移動距離が減少するとともに、ノイズが低減する。本発明によれば、一般的な振動減衰部材と比較して減衰性能が50%以上も向上する。また、パルセータ式洗濯機に広く適用可能である。振動の減衰性能が向上することから、洗濯機の脱水安定性において良好な効果が発揮される。
図1は、本発明における洗濯機の可変減衰ショックアブソーバの構造を示す図である。 図2は、本発明における洗濯機の可変減衰ショックアブソーバの断面構造を示す図である。 図3は、本発明における洗濯機の可変減衰ショックアブソーバの組立構造を示す図である。 図4は、本発明の減衰スリーブの構造図である。 図5は、本発明の減衰スリーブを他の角度から見た場合の構造図である。 図6は、図2のA部分の拡大図である。
以下に、図面を組み合わせて本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
図1〜図3に示すように、本発明で記載する洗濯機の可変減衰ショックアブソーバは、懸架ロッド1、スリーブ3及びスリーブ3内に設けられる上バネ座2、振動減衰バネ4及び下バネ座5を含む。スリーブ3は上端にブラケット6を備え、下端に底蓋7が装着されている。懸架ロッドは、ブラケット6、上バネ座2、振動減衰バネ4を貫通して下バネ座5に接続されている。下バネ座5は、振動減衰バネ受51、含油フェルト52、スライドカップ53及び下支持パッド54を含む。振動減衰バネ4は、上端が上バネ座2に支持及び接続されており、下端が振動減衰バネ受51の上方に支持されている。含油フェルト52、スライドカップ53及び下支持パッド54は、振動減衰バネ受51の下方に順に設けられている。前記ブラケット6と上バネ座2の間には減衰スリーブ8が設けられており、懸架ロッド1が当該減衰スリーブ8を貫通している。減衰スリーブ8は、懸架ロッド1に対し可変的な減衰力を付与する。洗濯機の外槽に外力が加わると、ブラケット6と上バネ座2がこれらの間の減衰スリーブ8を押圧する。すると、減衰スリーブ8が変形して内側へ懸架ロッド1を押圧し、減衰スリーブ8と懸架ロッド1との摩擦力が増大する結果、減衰力が変化する。
更に、前記減衰スリーブ8には可変減衰構造が設けられている。可変減衰構造が力を受けると、減衰スリーブ8は内径が小さくなるよう径方向に変形し、懸架ロッド1を押圧するため、減衰力が増大する。
図4及び図5に示すように、可変減衰構造は、第1可変減衰構造9及び/又は第2可変減衰構造10を含む。第1可変減衰構造9は、減衰スリーブ8におけるブラケット6を支持する端面に設けられている。ブラケット6からの下方の圧力は減衰スリーブ8の径方向への変形圧力に変換され、減衰スリーブ8の内径を縮小させるため、懸架ロッド1の減衰力が増大する。第2可変減衰構造10は減衰スリーブ8と上バネ座2との接触面に設けられている。上バネ座2の支持力は減衰スリーブ8の径方向への押圧力に変換され、減衰スリーブ8の内径を縮小させるため、懸架ロッド1の減衰力が増大する。
具体的な方案として、前記減衰スリーブ8は、ブラケット6を支持するトレイ81、トレイ81の下方に設けられて上バネ座2に伸入する支持スリーブ82、及び、軸方向にトレイ81と支持スリーブ82を貫通する懸架ロッド装着孔83を含む。前記トレイ81及び/又は支持スリーブ82には、力を受けると懸架ロッド装着孔83の内径を縮小する可変減衰構造が設けられている。前記減衰スリーブ8は減衰ゴムスリーブであり、全体的にT字形状の一体構造をなしている。
実施例1
図4に示すように、本実施例における前記トレイ81の上面には、懸架ロッド装着孔83の外周に沿って環状突起84が設けられている。環状突起84は内側から外側に向かって徐々に低くなっている。また、表面が円弧面となっており、全体として中心が貫通した球欠構造となっている。なお、懸架ロッド装着孔83が中心を貫通している。ブラケット6の下部におけるトレイ81の上面との接触面は、環状突起84と係合する凹状の圧嵌面となっている(図6参照)。前記環状突起84が、トレイ81上の第1可変減衰構造9となる。
更に、第1可変減衰構造9は、トレイ81の上面に設けられる内外2つの同心の環状突起84である。
実施例2
図5に示すように、本実施例で記載する支持スリーブ82の周壁には、少なくとも1つの圧縮突出リブ85が設けられている。支持スリーブ82の表面に対する圧縮突出リブ85の突出高さは、支持スリーブ82の軸方向において下方から上方に向かって徐々に高くなっている。前記圧縮突出リブ85が、支持スリーブ82上の第2可変減衰構造10となる。圧縮突出リブ85における上方に延伸する一端は、トレイ81の下面に対し平滑に移行するよう接続されている。
好ましくは、圧縮突出リブ85は4〜6本とし、支持スリーブ82の円周方向に均一に配置する。
実施例3
本実施例は、前記支持スリーブの外径が下から上に向かうにつれて徐々に拡大し、支持スリーブの上端がトレイの下面に対し平滑に移行している(図示しない)との点で実施例2とは異なる。
実施例4
図4及び図5に示すように、本実施例では、前記懸架ロッド装着孔83の内壁に軸方向に沿って少なくとも1つの減衰突出リブ86が設けられている。好ましくは、減衰突出リブ86は2〜6本とし、円周方向に均一に配置する。
実施例5
図3及び図6に示すように、本実施例で記載する上バネ座2の上部には上向きに開口する装着溝21が設けられており、下部には振動減衰バネ4を位置決めするための装着スタッド22が設けられている。懸架ロッド1は装着溝21の内部から装着スタッド22を貫通している。懸架ロッド1と装着溝21の内壁との間には隙間が周設されており、支持スリーブ82を収容するための収容部23を構成している。支持スリーブ82の圧縮突出リブ85は装着溝21の開口に圧接される。圧縮突出リブ85は下方から上方に向かって徐々に高くなっているため、支持スリーブ82上の圧縮突出リブ85に対する上バネ座2の支持力は、内側に懸架ロッド1を押圧する力に変換される。これにより、懸架ロッド1に対し可変的な減衰力が付与される。
好ましくは、前記装着スタッド22が前記装着溝21から下方に延伸するよう構成される。
実施例6
本発明は、上記実施例における前記可変減衰ショックアブソーバを備える洗濯機であって、外槽の懸架ロッド座を上方に持ち上げるよう支持している。当該構造は当業者にとって周知の技術であるため、ここでは詳述しない。洗濯機は脱水運転開始時の負荷の偏りが過度に大きいため、外槽から本発明における前記可変減衰ショックアブソーバのスリーブ3と減衰スリーブ8に対し偏心力が付与される。これにより、減衰スリーブ8が軸方向に圧縮され、径方向に変形することで懸架ロッド1を押圧する結果、減衰力が増大する。また、脱水運転の継続に伴って負荷の偏りは小さくなるため、可変減衰ショックアブソーバは外槽からスリーブ3及び減衰スリーブ8に付与される偏心力を放出する。これにより減衰スリーブ8が回復し、減衰力が小さくなる。
更に、偏心力が大きいほど減衰スリーブ8による懸架ロッド1に対する減衰力は大きくなり、偏心力が小さいほど減衰スリーブ8による懸架ロッド1に対する減衰力は小さくなる。
更に、外槽の総重量もまた減衰スリーブ8に圧力を付与するため、減衰スリーブ8に付与される圧力は脱水運転開始時に最大となり、減衰力も最大となる。また、脱水過程では、衣類の水分が排出されるにしたがって減衰スリーブ8に付与される圧力が小さくなるため、減衰力も小さくなる。
なお、本発明で記載する振動減衰バネ4は独立した1本のバネに限定されず、少なくとも2本のバネを組み合わせて構成されるバネ群としてもよい。
上記実施例の実施方案は、更なる組み合わせ又は置き換えが可能である。また、実施例は本発明の好ましい実施例について述べたものにすぎず、本発明の構想及び範囲を限定するものではない。本発明の設計思想を逸脱しないことを前提に、当業者が本発明の技術方案について実施する各種の変形及び改良は、いずれも本発明の保護の範囲に属する。

Claims (10)

  1. 懸架ロッド、スリーブ及びスリーブ内に設けられる上バネ座、振動減衰バネ及び下バネ座を含み、スリーブの上端にブラケットが備えられ、懸架ロッドが、ブラケット、上バネ座、振動減衰バネを貫通して下バネ座に接続される洗濯機の可変減衰ショックアブソーバにおいて、
    前記ブラケットと上バネ座の間には減衰スリーブが設けられており、懸架ロッドが当該減衰スリーブを貫通し、減衰スリーブが懸架ロッドに対し可変的な減衰力を付与することを特徴とする可変減衰ショックアブソーバ。
  2. 前記減衰スリーブには可変減衰構造が設けられており、可変減衰構造が力を受けると、減衰スリーブは内径が小さくなるよう径方向に変形し、減衰力を増大させることを特徴とする請求項1に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  3. 前記可変減衰構造は、第1可変減衰構造及び/又は第2可変減衰構造を含み、第1可変減衰構造は減衰スリーブにおけるブラケットを支持する端面に設けられており、ブラケットからの下方の圧力は減衰スリーブの径方向への変形圧力に変換され、減衰スリーブの内径を縮小させることで懸架ロッドの減衰力を増大させ、第2可変減衰構造は減衰スリーブと上バネ座との接触面に設けられており、上バネ座の支持力は減衰スリーブの径方向への押圧力に変換され、減衰スリーブの内径を縮小させることで懸架ロッドの減衰力を増大させることを特徴とする請求項2に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  4. 前記減衰スリーブは、ブラケットを支持するトレイ、トレイの下方に設けられて上バネ座に伸入する支持スリーブ、及び、トレイと支持スリーブを貫通する懸架ロッド装着孔を含み、前記トレイ及び/又は支持スリーブには、力を受けると支持スリーブの内径を縮小する可変減衰構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  5. 前記トレイの上面には、懸架ロッド装着孔の外周に沿って少なくとも1つの環状突起が設けられており、環状突起は、内側から外側に向かって徐々に低くなっており、且つ表面が円弧面をなしており、ブラケットの下部には環状突起と係合する凹状の圧嵌面が設けられており、前記環状突起がトレイ上の可変減衰構造であり、好ましくは、トレイの上面には2つの同心の環状突起が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  6. 前記支持スリーブの周壁には少なくとも1つの圧縮突出リブが設けられており、支持スリーブの表面に対する圧縮突出リブの高さは支持スリーブの軸方向において下方から上方に向かって徐々に高くなっており、前記圧縮突出リブが支持スリーブ上の可変減衰構造であり、好ましくは、圧縮突出リブを3〜8本とし、円周方向に均一に配置することを特徴とする請求項4又は5に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  7. 前記懸架ロッド装着孔の内壁には、軸方向に沿って少なくとも1つの減衰突出リブが設けられており、好ましくは、減衰突出リブを2〜6本とし、円周方向に均一に配置することを特徴とする請求項4に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  8. 前記上バネ座は、上部に装着溝が設けられるとともに、下部に振動減衰バネを位置決めするための装着スタッドが設けられており、懸架ロッドは装着溝の内部から装着スタッドを貫通しており、懸架ロッドと装着溝の内壁との間には隙間が周設されて支持スリーブを収容するための収容部を構成しており、支持スリーブ上の可変減衰構造は装着溝の開口に圧接され、好ましくは、前記装着スタッドは前記装着溝から下方に延伸するよう構成されることを特徴とする請求項4に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  9. 前記下バネ座は、振動減衰バネ受、含油フェルト、スライドカップ及び下支持パッドを含み、振動減衰バネは、上端が上バネ座に支持及び接続されるとともに、下端が振動減衰バネ受の上方に支持されており、含油フェルト、スライドカップ及び下支持パッドは、振動減衰バネ受の下方に順に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可変減衰ショックアブソーバ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載される洗濯機の可変減衰ショックアブソーバを備え、外槽の懸架ロッド座を上方に持ち上げるよう支持しており、洗濯機の脱水運転開始時に負荷の偏りが過度に大きくなり、外槽がスリーブ及び減衰スリーブに対し偏心力を付与することで減衰スリーブが径方向に変形し、懸架ロッドを押圧して減衰力を増大させ、
    脱水運転の継続に伴って負荷の偏りが小さくなり、外槽からスリーブ及び減衰スリーブに付与される偏心力が放出されることで減衰スリーブが回復し、減衰力を減少させることを特徴とする洗濯機。
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