JP2019504877A5

JP2019504877A5 -

Info

Publication number: JP2019504877A5
Application number: JP2018553042A
Authority: JP
Filing date: 2016-12-22
Publication date: 2020-02-06
Anticipated expiration: 2036-12-22

Claims

負のゼータ電位を有する担体粒子に共有結合した１又は複数の抗原を含む組成物であって、前記１又は複数の抗原が前記粒子中に封入されている、組成物。
前記１又は複数の抗原が、前記担体粒子の内部表面に共有結合している、請求項１に記載の組成物。
前記粒子のゼータ電位が約−１００ｍＶ未満である、請求項１又は２に記載の組成物。
前記粒子が約５０：５０、８０：２０から約１００：０のモル比を有するポリマー又はコポリマーを含む、請求項１から３のいずれか一項に記載の組成物。
前記粒子が、ポリスチレン粒子、カルボキシル化ポリスチレン粒子、ＰＬＵＲＯＮＩＣ（登録商標）安定化ポリプロピレンスルフィド粒子、ポロキサマー安定化担体粒子、又はポリ（乳酸−ｃｏ−グリコール酸）粒子を含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の組成物。
前記粒子が約０．１μｍから約１０μｍの間の平均直径を有する、請求項１から５のいずれか一項に記載の組成物。
前記１又は複数の抗原が、自己免疫抗原、対象に移植される組織上に発現される抗原、酵素置換療法のための酵素、タンパク質療法、又はアレルゲンを含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の組成物。
前記１又は複数の抗原が、前記担体粒子に直接的に共有結合している、請求項１から７のいずれか一項に記載の組成物。
対象において抗原特異的寛容を誘導する方法に使用するための、負のゼータ電位を有する担体粒子に共有結合した１又は複数の抗原を含む有効量の組成物であって、前記１又は複数の抗原が前記粒子中に封入されている、組成物。
前記疾患又は状態が、自己免疫疾患、リソソーム蓄積症、酵素欠損、炎症性疾患、アレルギー、移植拒絶、及び高度免疫応答からなる群から選択される、請求項９に記載の組成物。
前記担体粒子が、ポリスチレン粒子、カルボキシル化ポリスチレン粒子、ＰＬＵＲＯＮＩＣ（登録商標）安定化ポリプロピレンスルフィド粒子、ポロキサマー安定化担体粒子、又はポリ（乳酸−ｃｏ−グリコール酸）粒子を含む、請求項９又は１０に記載の組成物。
当該組成物が静脈内投与される、請求項９から１１のいずれか一項に記載の組成物。
調節性Ｔ細胞を誘導する方法であって、前記Ｔ細胞を、請求項１に記載の組成物の有効量を用いて処理することを含む、方法に使用され、粒径が８０ｎｍより大きい、請求項１に記載の組成物。
負のゼータ電位を有する寛容化免疫改変粒子（TIMP）の調製のための方法であって、
ａ）１又は複数の担体ポリマーを、１又は複数の抗原と共有結合で連結して、担体ポリマー−抗原コンジュゲートを形成することと、
ｂ）前記担体ポリマー−抗原コンジュゲートを、ＴＩＭＰを形成するのに有効な条件下で溶液と接触させることと、
を含み、
負のゼータ電位を有する前記ＴＩＭＰが形成され、前記１又は複数の抗原が前記ＴＩＭＰ中に封入される、
方法。
前記粒子が、ポリスチレン粒子、カルボキシル化ポリスチレン粒子、ＰＬＵＲＯＮＩＣ（登録商標）安定化ポリプロピレンスルフィド粒子、ポロキサマー安定化担体粒子、又はポリ（乳酸−ｃｏ−グリコール酸）粒子を含む、請求項１４に記載の方法。
前記担体ポリマーが、共重合によって形成される、請求項１４又は１５に記載の方法。