以下、本発明による衣類処理装置について図面を参照してより詳細に説明する。
単数の表現は、文脈上明らかに他の意味を表すものでない限り、複数の表現を含む。
第1、第2などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素は前記用語により限定されるものではない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
異なる実施形態であっても、前の実施形態と同一又は類似の構成要素には同一又は類似の符号を付し、それについての重複する説明は省略する。
本明細書に開示された実施形態について説明する上で、関連する公知技術についての具体的な説明が本明細書に開示された実施形態の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
添付図面は本明細書に開示された実施形態を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本明細書に開示された技術的思想が限定されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
図1aは本発明の一実施形態による衣類処理装置100を示す斜視図であり、図1b及び図1cは図1aに示す第1ドア120がそれぞれ1次回転及び2次回転して第1衣類投入口160aが開放された状態を示す概念図である。
同図を参照すると、衣類処理装置100は、第1キャビネット110及び第1ドア120を含む。
第1キャビネット110は、衣類処理装置100の外形を形成し、衣類が投入される第1衣類投入口160aを備える。本実施形態においては、六面体の形状を有する第1キャビネット110の前面部に第1衣類投入口160aが形成されたものを示す。
第1キャビネット110の内部には、第1衣類投入口160aから洗濯物が収容される衣類収容部が備えられる。前記衣類収容部は「洗濯槽」とも呼ばれる。
一例として、本発明の衣類処理装置100が洗濯物の乾燥のための装置で構成された場合、衣類収容部は、第1キャビネット110の内部に回転可能に備えられる第1ドラム150から構成されてもよい。
他の例として、本発明の衣類処理装置100が洗濯物の洗濯と乾燥を共に行える装置で構成された場合、衣類収容部は、第1キャビネット110の内部に備えられて洗濯水が貯蔵されるタブ(図示せず)と、前記タブの内部に回転可能に備えられて洗濯物が収容される第1ドラム150とから構成されてもよい。
第1キャビネット110には、第1ドラム150を回転させるように構成される駆動ユニット(図示せず)が備えられる。駆動ユニットは、駆動力を発生するモータと、前記駆動力を利用して第1ドラム150を回転させるベルトとを含むものであってもよい。
第1キャビネット110には、洗剤供給部(図示せず)が引き出し及び引き込み可能に引き出し式に設けられてもよい。洗剤供給部を覆うカバー112は、上下方向に回転可能に構成されてもよい。
第1キャビネット110には、電源ボタン170が備えられ、衣類処理装置100の電源をオン/オフにするように構成されてもよい。後述するディスプレイ122がタッチスクリーンで構成された場合、タッチスクリーン122へのタッチ入力により、衣類処理装置100の電源をオン/オフにするように構成されてもよい。この場合、電源ボタン170が備えられないので、よりシンプルな外観を実現することができる。
第1ドア120は、ヒンジユニット140により第1キャビネット110に対して回転可能に設けられ、第1衣類投入口160aを開閉するように構成される。図示のように、第1キャビネット110は、外面から内側に窪んだ窪みが形成され、内部に第1衣類投入口160aを備える第1ドア収容部160bを備えるようにしてもよい。第1ドア120が閉じた状態で、第1ドア120は、第1ドア収容部160bに収容され、第1ドア120の外面縁部は、それに隣接する第1キャビネット110の外面と同一平面をなすように配置されてもよい。
このように第1ドア120が第1ドア収容部160bに収容される構造を有するので、第1ドア120の開放時に第1ドア120が第1キャビネット110に引っ掛からないようにするために、ヒンジユニット140は、異なる2つの回転軸を有する二重ヒンジ構造を有するようにしてもよい。この場合、図1b及び図1cに示すように、いずれか一方の回転軸に対する1次回転により第1ドア120が第1ドア収容部160bから離隔し、その後、他方の回転軸に対する2次回転により第1ドア120が回転するように構成されてもよい。
第1ドア120の一側にヒンジユニット140が取り付けられた構造において、第1ドア120の他側には、第1ドア120を第1キャビネット110に固定又は固定解除するロック装置が備えられる。ロック装置は、押圧式に構成され、第1ドア120の他側を1回押すと第1ドア120がロックされ、もう1回押すと第1ドア120のロックが解除されるようにしてもよい。
第1ドア120には、ウィンドウ121及びディスプレイ122が備えられる。
第1ドア120が閉じた状態で、ウィンドウ121は、第1衣類投入口160aに対応するように配置され、衣類収容部を覗くことができるように構成される。よって、ユーザはウィンドウ121により衣類収容部に収容された衣類の状態を確認することができる。
ディスプレイ122は、衣類処理装置100で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ122は、衣類処理装置100で駆動される行程(洗濯、脱水、乾燥などの行程)の実行画面情報、又はその実行画面情報に対応するUI(User Interface)情報やGUI(Graphic User Interface)情報を表示するようにしてもよい。
以下では、第1ドア120の詳細構造について説明する。
図2は図1aに示す第1ドア120の分解斜視図である。
図2に示すように、第1ドア120は、ドアフレーム130、ドアウィンドウ136、ディスプレイモジュール128及びドアカバー190を含む。前述したように、第1ドア120には、第1キャビネット110との結合のためのヒンジユニット140が取り付けられるが、同図においてはヒンジユニット140を省略する。
本実施形態においては、第1ドア120が円形(真円形、楕円形を含む)に形成されたものを示す。しかし、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。第1ドア120は、多角形(四角形、六角形など)に形成されてもよい。
ドアフレーム130は、第1キャビネット110に回転可能に結合され、そのためにヒンジユニット140がドアフレーム130と第1キャビネット110にそれぞれ結合される。
図示のように、ドアフレーム130は、アウターフレーム131及びインナーフレーム132を含むものであってもよい。アウターフレーム131及びインナーフレーム132は、合成樹脂材質(例えば、ABS材質、PC材質など)で形成されてもよい。
なお、上記構成をアウターフレーム131及びインナーフレーム132と称する理由は、第1ドア120が閉じた状態でドアフレーム130のみを見ると、アウターフレーム131は第1キャビネット110の外部に面し、インナーフレーム132は第1キャビネット110の内部に面するからである。このように区別せず、アウターフレーム131及びインナーフレーム132を第1フレーム及び第2フレームとそれぞれ称してもよい。
ドアフレーム130は、第1ドア120が閉じた状態で第1衣類投入口160aに対向する第1開口部130aと、内部に取り付けられたディスプレイモジュール128に対応する第2開口部131bとを備える。第1開口部130aにドアウィンドウ136が設けられることから、第1開口部130aはドアウィンドウホールと称してもよく、第2開口部131bにディスプレイモジュール128が取り付けられることから、第2開口部131bはディスプレイホールと称してもよい。第2開口部131bは、第1開口部130aの上方に配置されるようにしてもよい。
第1開口部130aは、アウターフレーム131に形成された前方側開口131aと、インナーフレーム132に形成された後方側開口132aとを含むものであってもよい。第2開口部131bは、アウターフレーム131に形成される。インナーフレーム132の後方側開口132aの上方には連通部132bが形成されてもよく、連通部132bを通してディスプレイモジュール128をドアフレーム130の内部に取り付けることができる。
ドアウィンドウ136は、第1開口部130aに対応するようにドアフレーム130に設けられる。ドアウィンドウ136は、透光性材質(ガラス、合成樹脂材質など)で形成され、第1ドア120が閉じた状態で第1衣類投入口160aに対応するように配置される。
ドアフレーム130の内部にはディスプレイモジュール128が設けられる。ディスプレイモジュール128は、第2開口部131bに対応するように配置され、ディスプレイモジュール128に備えられるディスプレイ122に衣類処理装置100で処理される情報に関する視覚情報を出力するように構成される。
ドアフレーム130には、第1ドア120の外観を形成するドアカバー190が結合される。ドアカバー190は、透光性を有するガラス材質又は合成樹脂材質で形成されてもよい。
ドアカバー190は、非透光領域193と、非透光領域193内で第1開口部130aに対応する第1透光領域191及び第2開口部131bに対応する第2透光領域192とを含む。第1及び第2透光領域191、192は、非透光領域193により互いに区画されている。本実施形態においては、円形の第1ドア120に対応するようにドアフレーム130及びドアカバー190が円形に形成され、ユーザに一体化した審美感を与えるように第1及び第2透光領域191、192が円形に形成されたものを示す。
本発明によれば、ドアカバーに非透光領域と前記非透光領域内で互いに区分された第1及び第2透光領域が形成され、前記第1及び第2透光領域にそれぞれウィンドウとディスプレイ(又はタッチスクリーン)が構成されるので、シンプルなドアの外観を実現することができる。特に、円形のドアに対応するように前記第1及び第2透光領域が円形に形成された場合、ユーザに一体化した審美感を与えることができる。
ドアカバー190は、少なくとも一部分が曲がった形状に形成されてもよい。例えば、曲がった屈曲部により屈曲部の両側の第1カバー部及び第2カバー部が互いに対して傾斜して形成されてもよい。ここで、第1カバー部及び第2カバー部は平坦な形状に形成される。このようなドアカバー190に対応するように、ドアフレーム130も、少なくとも一部分が曲がった形状に形成されてもよい。
本実施形態においては、第1透光領域191が第1カバー部と屈曲部にわたって形成され、第2透光領域192が第2カバー部に形成されたものを示す。
一方、第2透光領域192は、第2開口部131bより小さく形成され、ドアカバー190がドアフレーム130に結合されたときに第2開口部131b内に重なるように配置される。
図示のように、第2開口部131bは、四角形のディスプレイモジュール128に対応する四角形状に形成され、第2透光領域192は、第2開口部131b内に重なるように配置される円形状に形成されてもよい。上記構成により、円形の第2透光領域192に対応する部分にのみ視覚情報が出力され、ユーザに円形のディスプレイ122を提供することができる。
円形のディスプレイは、一般的に広く用いられている四角形のディスプレイに比べて価格が高く、その形態により正確な設置位置を決定することが困難であるので組立不良が頻繁に発生する。しかし、上記構造によれば、より低コストでかつ正確な位置に組み付けることのできる四角形のディスプレイを使用しながらも、ユーザには円形に見えるタッチスクリーン122を提供することができる。
第2透光領域192は、非透光領域193に囲まれるので、タッチスクリーン122のうち第2透光領域192に対応しない部分に出力される視覚情報はユーザに見えない。これを考慮して、タッチスクリーン122のうち第2透光領域192に対応しない部分には視覚情報が出力されないようにしてもよい。
一例として、タッチスクリーン122のうち第2透光領域192に対応する部分に衣類処理装置100で処理される情報に関する視覚情報が出力されている状態で、第2透光領域192に対応しない部分には前記視覚情報を囲む枠画像が出力されるようにしてもよい。前記枠画像は、第2透光領域192に対応しない部分であって、特定の系列の色(例えば、黒色)で表示されてもよい。
他の例として、ディスプレイ122のうち第2透光領域192に対応する部分に衣類処理装置100で処理される情報に関する視覚情報が出力されている状態で、第2透光領域192に対応しない部分はオフになるように構成されてもよい。すなわち、ディスプレイモジュール128のうち第2透光領域192に対応しない部分には、視覚情報だけでなく、枠画像も出力されないようにしてもよい。本例においては、ディスプレイ122の一部のみ駆動されるので、ディスプレイ122全体が駆動される上記一例に比べて、ディスプレイ122を効率的に駆動することができ、それにより節電効果が得られる。
ドアカバー190に設けられたディスプレイ122は、タッチセンサ(図示せず)とレイヤ構造をなすか又は一体に形成されることにより、タッチスクリーン122を実現することができる。このようなタッチスクリーン122は、衣類処理装置100とユーザ間の入力インタフェースを提供するユーザ入力部として機能すると共に、衣類処理装置100とユーザ間の出力インタフェースを提供することができる。例えば、洗濯、脱水、乾燥などの行程を行うための動作モードの選択及び変更は、ディスプレイ122に対するユーザのタッチ入力(又はタッチ)で実現されるようにしてもよい。
タッチスクリーン122は、タッチ入力を検知するために、タッチセンサを備える。
タッチセンサは、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式、電磁誘導方式などの様々なタッチ方式のうち少なくとも1つを用いて、タッチスクリーン122に加わるタッチ入力を検知する。
一例として、タッチセンサは、タッチスクリーン122の特定の部位に加わった圧力又は特定の部位に発生する静電容量などの変化を電気的な入力信号に変換するように構成されてもよい。タッチセンサは、タッチスクリーン122上にタッチを加えるタッチ手段によりタッチスクリーン122上でタッチされる位置、面積、タッチ圧力などを検出できるように構成されてもよい。ここで、タッチ手段は、タッチスクリーン122にタッチを加える物体であって、例えば指、タッチペン又はスタイラスペン、ポインタなどである。
このように、タッチスクリーン122へのタッチ入力がある場合、それに対応する信号が制御器に送られる。制御器は、その信号を処理し、その後それに対応するデータを制御部(図示せず)に送信する。それにより、制御部は、タッチスクリーン122のどの領域がタッチされたかなどを認識することになる。ここで、制御器は、制御部とは別の構成であってもよく、制御部自体であってもよい。
一方、制御部は、タッチスクリーン122をタッチするタッチ手段の種類によって異なる制御を行うようにしてもよく、同じ制御を行うようにしてもよい。タッチ手段の種類によって異なる制御を行うか、同じ制御を行うかは、衣類処理装置100の動作状態又は実行中のアプリケーションプログラムによって決定されるようにしてもよい。
タッチスクリーン122は、ショート(又はタップ)タッチ(short touch)、ロングタッチ(long touch)、マルチタッチ(multi touch)、ドラッグタッチ(drag touch)、フリックタッチ(flick touch)、ピンチインタッチ(pinch-in touch)、ピンチアウトタッチ(pinch-out touch)、スワイプタッチ(swipe touch)、ホバリングタッチ(hovering touch)など、様々な方式のタッチを検知することができる。
タッチスクリーン122は、第2透光領域192を含む検知領域へのタッチ入力を検知するように構成される。
本実施形態においては、タッチスクリーン122がドアカバー190の背面に第2透光領域192と第2透光領域192を囲む非透光領域193の一部を覆うように取り付けられたものを例示する。上記構成によれば、タッチスクリーン122のタッチ検知領域は、第2透光領域192だけでなく、第2透光領域192を囲む非透光領域193の一部までも含む。よって、第2透光領域192を囲む非透光領域193の一部を用いた様々なUI又はGUIを提供することができる。
上記構造において、タッチセンサは、タッチパターンを備えるタッチフィルム状に形成され、ドアカバー190とディスプレイモジュール128間に配置されるようにしてもよい。タッチフィルムは、透明導電性フィルムで構成され、公知のITOフィルム(Indium-Tin Oxide film)、CNTフィルム(Carbon Nano Tube film)などを用いることができる。
タッチフィルムは、1つ又は2つのレイヤで構成されてもよい。一例として、タッチフィルムが2つのレイヤで構成される方式[GFF(Glass-Film-Film)]の場合、タッチフィルムは、ドアカバー190の背面に取り付けられてもよく、ディスプレイモジュール128上に取り付けられてもよい。他の例として、タッチフィルムが1つのレイヤで構成される方式[G1F(Glass-Film)]の場合、タッチフィルムは、ドアカバー190の背面に取り付けられてドアカバー190と一体に形成されるようにしてもよい。
タッチセンサは、別途のタッチフィルムを備えるのではなく、メタルワイヤがドアカバー190の背面に直接パターニングされた形態で形成されてもよい。
あるいは、タッチセンサは、ディスプレイモジュール128に備えられるディスプレイと一体に形成されてもよい。例えば、タッチセンサは、ディスプレイの基板上に配置される(オンセル)ようにしてもよく、ディスプレイの内部に備えられる(インセル)ようにしてもよい。
一方、本発明は、タッチスクリーン122が第1ドア120に備えられた場合に限らず、第1ドア120ではなく他の位置に配置された場合にも適用できる。例えば、タッチスクリーン122は第1キャビネット110の一面に備えられ、前記一面は第1キャビネット110において電源ボタン170が配置された面であってもよい。説明の便宜上、タッチスクリーン122が第1ドア120に備えられた場合を例に挙げて説明するものの、これに限定されるものではない。
一方、衣類処理装置100は、複数の洗濯槽を備え、タッチスクリーン122を用いて前記複数の洗濯槽の少なくとも1つに関する入出力を行うようにしてもよい。
図3は図1aに示す衣類処理装置の第2洗濯槽を説明するための概念図である。
本発明による衣類処理装置100は、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300を含んでもよい。また、サブ洗濯装置300は、メイン洗濯装置200の一側又は下部に備えられてもよい。さらに、メイン洗濯装置200は、メイン洗濯装置200の外形を形成する第1キャビネット210を備え、サブ洗濯装置300は、サブ洗濯装置300の外形を形成する第2キャビネット310を備えてもよい。ここで、第1キャビネット210及び第2キャビネット310は一体に形成されてもよい。
メイン洗濯装置200は、外形を形成する第1本体210、前記第1本体内に備えられる第1洗濯槽260、前記第1洗濯槽を開閉する第1ドア220、第1ドア220に備えられるタッチスクリーン222とウィンドウ221、第1出力部240、第1通信部250、電源ボタン270、第1制御部280などを含んでもよい。図3に示す構成要素はメイン洗濯装置200を実現する上で必須のものではなく、本発明において説明される装置は上記列挙された構成要素よりも多い構成要素を有してもよく、少ない構成要素を有してもよい。
一方、サブ洗濯装置300は、第1洗濯槽260とは異なる第2洗濯槽360を備える。
サブ洗濯装置300は様々な形態で存在する。例えば図3に示すように、サブ洗濯装置300は、トップローディング形態の洗濯装置であってもよい。メイン洗濯装置200は、第1洗濯槽260が第1回転軸を中心に回転する形態の洗濯装置であり、サブ洗濯装置300は、第2洗濯槽360が前記第1回転軸と交差する第2回転軸を中心に回転する洗濯装置であってもよい。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、サブ洗濯装置300は、メイン洗濯装置200と同じ構造を有するようにしてもよく、図示していない様々な構造に変形してもよい。
サブ洗濯装置300は、メイン洗濯装置200に比べて洗濯容量、体積、高さの少なくとも1つが小さく構成されて備えられてもよい。よって、ユーザは洗濯物の量によってメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の少なくとも一方を適宜選択的に用いることができる。また、ユーザは洗濯物の種類によってメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の少なくとも一方を選択することができる。例えば、別々に分けて洗濯する必要があるベビー服や下着などの洗濯物又は少量の洗濯物はサブ洗濯装置300を用いて洗濯し、それ以外の洗濯物はメイン洗濯装置200を用いて洗濯することができる。
サブ洗濯装置300は、外観を形成する第2本体310、第2本体310内への引き込み又は第2本体310からの引き出しが可能なドロワハウジング330、ドロワハウジング330の内部に備えられる第2洗濯槽360を備える。
ドロワハウジング330は、サブ洗濯装置300の前方に向かって第2本体310に形成された開口部312を介して、第2本体310に引き込まれたり第2本体310から引き出されたりする。
第2洗濯槽360は、ドロワハウジング330内で第2洗濯槽360の外側に備えられた第2モータにより回転する。
また、ドロワハウジング330の前方にはカバーパネル331が設けられてもよい。このようなカバーパネル331は、ドロワハウジング330と一体に形成されてもよい。また、カバーパネル331には、ドロワハウジング330の引き込み及び引き出しのための取っ手332が形成されてもよく、カバーパネル331の上面には、サブ洗濯装置300の操作のためのコントロールパネル370が備えられてもよい。
さらに、ドロワハウジング330の上部には、第2洗濯槽360内への洗濯水の供給のための供給孔365、及び第2洗濯槽360内への洗濯物の投入又は第2洗濯槽360内からの洗濯物の取り出しのための第2ドア363が設けられてもよい。第2ドア363の一側には、第2ドア363を引っ張って開くための取っ手364が備えられてもよい。
一方、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300に含まれるそれぞれの出力部240、340は、視覚、聴覚又は触覚などに関する出力を発生するためのものであって、ディスプレイ、音響出力部、ハプティックモジュール及び光出力部の1つ以上を含んでもよい。例えば、メイン洗濯装置200で第1行程が終了すると、前記第1行程の終了を通知する通知音が第1出力部240から出力され、サブ洗濯装置300で第2行程が終了すると、前記第2行程の終了を通知する通知音が第2出力部340から出力される。
第1及び第2通信部250、350は、メイン洗濯装置200とサブ洗濯装置300とを有線/無線で接続する通路の役割を果たす。メイン洗濯装置200は、サブ洗濯装置300との接続に対応して、接続されたサブ洗濯装置300に関する適切な制御を行うことができる。
第1及び第2制御部280、380は、それぞれの洗濯槽で起動される複数のアプリケーションプログラム(又はアプリケーション)に関する動作を行う。例えば、第1制御部280はメイン洗濯装置200に関する動作を行い、第2制御部380は、サブ洗濯装置300に関する動作を行う。
一方、本発明による衣類処理装置100において、第1及び第2制御部280、380は、一体に形成され、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300に関する動作の他にも、通常は衣類処理装置100の全般的な動作を制御する。制御部は、前述した構成要素により入力又は出力される信号、データ、情報などを処理したり、メモリ(メモリ)に保存されたアプリケーションプログラムを起動することにより、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理することができる。
以下では、第1及び第2制御部280、380が互いに通信を行って衣類処理装置100に関する動作を行う例を説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの制御部が第1及び第2制御部の動作を行う場合にも適用できる。
一方、サブ洗濯装置300は、メイン洗濯装置200から所定距離以内に配置される。前記所定距離とはメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300が互いに有線/無線通信を行える距離を意味し、通信方法によって前記所定距離は異なる。
例えば、メイン洗濯装置200を用いるユーザの便宜のために、サブ洗濯装置300は、メイン洗濯装置200の下部に備えられてもよい。すなわち、サブ洗濯装置300は、メイン洗濯装置200の設置位置を高くし、メイン洗濯装置200を用いるユーザの利便性を向上させることができる。
一方、サブ洗濯装置300がメイン洗濯装置200の下部に配置された場合、ユーザは立った状態で腰を曲げたりかがんでコントロールパネル370を操作しなければならない。このような不便を解消するために、本発明による衣類処理装置100は、メイン洗濯装置200に備えられたタッチスクリーン222を用いてメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の少なくとも一方を制御できるユーザインタフェースを提供する。つまり、メイン洗濯装置200は、サブ洗濯装置300との接続の有無によってサブ洗濯装置300を制御できるグラフィックインタフェースをタッチスクリーン222に出力することができる。
以下では、衣類処理装置100の具体的な動作について説明する。
図4は本発明の制御方法を代表的に示すフローチャートである。
まず、メイン洗濯装置200に備えられた第1制御部280は、サブ洗濯装置300と接続されているか否かを判断する(S410)。
メイン洗濯装置200とサブ洗濯装置300とは、ユーザ要求に応じて接続又は接続解除される。前記接続が行われると、衣類処理装置100では第1制御部280による制御が行われる。前記接続解除が行われると、メイン洗濯装置200は第1制御部280により制御され、サブ洗濯装置300は第2制御部380により個別に制御される。
一方、サブ洗濯装置300は、ケーブルを介してメイン洗濯装置200と有線で接続されてもよく、ブルートゥース、ワイファイなどの無線通信技術によりメイン洗濯装置200と無線で接続されてもよい。具体的には、メイン洗濯装置200は第1通信部250を備え、サブ洗濯装置300は第2通信部350を備え、第1及び第2通信部250、350によりメイン洗濯装置200とサブ洗濯装置300とが接続されてもよい。また、第1及び第2制御部280、380のそれぞれは、互いに接続されているか否かを判断する。
第1制御部280は、視覚情報を出力するようにタッチスクリーン222を制御するが、サブ洗濯装置300との接続の有無によって異なる情報を出力するようにタッチスクリーン222を制御する。
接続の有無によって異なる情報を出力できるように、第1制御部280は、定期的又は非定期的にサブ洗濯装置300との接続の有無を判断することができる。一例として、タッチスクリーン222がオンになっている場合、接続の有無を定期的に判断する。他の例として、サブ洗濯装置300との接続が解除されてから接続が行われた場合、メイン洗濯装置200が待機状態からアクティブになった場合、メイン洗濯装置200の電源がオフからオンになった場合のように予め設定されたイベントが発生すると、接続の有無を非定期的に判断する。
接続の有無によってタッチスクリーン222に出力される異なる情報は、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の少なくとも一方とユーザ間の入出力を可能にするユーザインタフェースに関するものである。
サブ洗濯装置300と接続されていない場合(又は接続が解除された場合)、メイン洗濯装置200は、メイン洗濯装置200とユーザ間の入出力を可能にする第1ユーザインタフェースを提供する。
前記第1ユーザインタフェースは、メイン洗濯装置200で駆動される洗濯、脱水、乾燥などの行程に関連付けられたアイコン(又は、第1グループに含まれるアイコン)を含む。
つまり、サブ洗濯装置300と接続されていない場合、第1制御部280は、第1洗濯槽260を用いて実行できる機能に関連付けられたアイコンをタッチスクリーン222に出力する(S430)。タッチスクリーン222がオンになっている間、第1グループに含まれるアイコンが表示される。
第1グループに含まれるアイコンの出力中にタッチが行われると、第1制御部280は、タッチされたアイコンに関連付けられた機能を第1洗濯槽260を用いて実行する。
一方、メイン洗濯装置200とサブ洗濯装置300とが接続された場合、メイン洗濯装置200は、サブ洗濯装置300とユーザ間の入出力を可能にする第2ユーザインタフェースを提供する。第2ユーザインタフェースは、サブ洗濯装置300で駆動される洗濯、脱水、乾燥などの行程に関連付けられたアイコン(又は、第2グループに含まれるアイコン)を含む。
第1制御部280は、第1及び第2ユーザインタフェースのいずれかを選択的に出力することができる。これは、第1及び第2ユーザインタフェースのいずれかを選択的に出力することができる。第1及び第2ユーザインタフェースを共に表示するにはタッチスクリーン222の大きさが制限されており、第1及び第2ユーザインタフェースが共に表示された場合、タッチスクリーンに表示された多くのアイコンから用いるアイコンを探すことが難しいからである。
そのために、サブ洗濯装置300と接続されている場合、第1制御部280は、第1洗濯槽260を選択するように構成される第1グラフィックオブジェクト、及び第2洗濯槽360を選択するように構成される第2グラフィックオブジェクトをタッチスクリーン222に出力する(S450)。
次に、第1制御部280は、第1及び第2グラフィックオブジェクトのいずれかに加わるタッチを検知し(S470)、検知されたタッチに基づいて第1及び第2洗濯槽260、360のいずれかが実行できる機能に関連付けられたアイコンを出力する(S490)。
より具体的には、第1制御部280は、第1及び第2グラフィックオブジェクトのいずれかがタッチされると、前記第1及び第2洗濯槽のいずれかの洗濯槽を選択し、選択された洗濯槽が実行できる機能に関連付けられたアイコンを出力するようにタッチスクリーン222を制御する。すなわち、ユーザ入力により第1及び第2ユーザインタフェースのいずれかが選択的に出力される。このように、異なる衣類処理装置を制御するように構成される複数のユーザインタフェースのいずれかが選択的に出力されるので、小画面のタッチスクリーンを効率的に用いることができ、ユーザはユーザ自身が用いるインタフェースを便利に選択することができる。
例えば、第1グラフィックオブジェクトがタッチされると、第1グループに含まれるアイコンが出力され、第2グラフィックオブジェクトがタッチされると第2グループに含まれるアイコンが出力される。検知されたタッチに基づいて、第1グループに含まれるアイコン又は第2グループに含まれるアイコンが選択的に出力される。
第1グループに含まれるアイコンの出力中にタッチが行われると、第1制御部280は、タッチされたアイコンに関連付けられた機能を第1洗濯槽260を用いて実行する。
これとは異なり、第2グループに含まれるアイコンの出力中にタッチが行われると、第1制御部280は、タッチされたアイコンに関連付けられた機能がサブ洗濯装置300で実行されるように制御命令を送信する。
より具体的には、第1制御部280は、第2グループに含まれるいずれかのアイコンがタッチされると、前記タッチされたアイコンに関連付けられた機能が第2洗濯槽360を備えるサブ洗濯装置300で実行されるように、前記機能に対応する洗濯命令をサブ洗濯装置300に送信する。この場合、サブ洗濯装置300は、受信した制御命令に対応する機能を第2洗濯槽360を用いて実行する。
図示していないが、第1及び第2グラフィックオブジェクトの表示中にメイン洗濯装置200とサブ洗濯装置300との接続が解除されることがある。この場合、第1制御部280は、第1及び第2グラフィックオブジェクトを消去して第1グループに含まれるアイコンを表示するように、タッチスクリーン222を制御する。
本例示によれば、ユーザは特定の衣類処理装置から提供されるインタフェースを用いて複数の衣類処理装置を制御することができるので、それぞれの衣類処理装置に備えられたコントロールユニットを一々用いなければならないという問題を解決することができる。
以上説明した本発明による制御方法は、図5〜図11に示すように様々な形態に具体化することができる。以下に説明される具体化した実施例においては、前の例と同一又は類似の構成には同一又は類似の符号を付し、その説明は省略する。
図5、図6a、図6b及び図6cは図4の制御方法が適用された例を示す図である。
その制御の一例として、図5を参照すると、タッチスクリーン222のディスプレイがオフからオンになった場合、サブ洗濯装置300との接続の有無によって異なる情報がタッチスクリーン222に出力される。
例えば、サブ洗濯装置300と接続されていない状態でタッチスクリーン222のディスプレイがオンになると、タッチスクリーン222にはメイン洗濯装置制御画面510が表示される。メイン洗濯装置制御画面510は、第1洗濯槽260を用いて実行できる機能に関連付けられたアイコンとして、第1グループに含まれるアイコンを含む。第1グループに含まれる各アイコンは、洗濯、脱水、乾燥などの行程を第1洗濯槽を用いて実行する機能に関連付けられたものである。
複数のアイコンのうちいずれかがタッチにより選択されると、選択されたアイコン512が選択されていない他のアイコンと区別されるように、選択されたアイコンはハイライト表示される。
同図においては、第1グループに含まれるアイコンがタッチスクリーン222の外周面に沿って円形に配列された例を示す。タッチスクリーン222の中央には、選択されたアイコン512に関連付けられた機能を説明する情報514が静止画像、テキスト、動画像などの形態で表示される。例えば、第1アイコンが選択されると、タッチスクリーン222の中央領域には第1アイコンに関する説明が表示される。その後、第2アイコンが選択されると、前記第1アイコンに関する説明は前記第2アイコンに関する説明に切り替えられる。
本例示によれば、円形ディスプレイの外周面に沿って円形に配置されるアイコンにより、ユーザは様々なアイコンを一目で確認することができる。また、アイコンの表示はそのまま維持されながらも、タッチによって異なるアイコンの説明がタッチスクリーン222の中央領域に表示されるので、表示される情報を大きく変えることなくユーザ所望の情報を効果的に伝達することができる。つまり、円形ディスプレイに最適化された新たな形態のユーザインタフェースを提供することができる。
メイン洗濯装置制御画面510には、第1洗濯槽260を選択されたアイコン512に関連付けられた機能で動作させる仮想動作ボタン516が含まれてもよい。第1タッチによりいずれかのアイコンが選択された状態で仮想動作ボタン516に第2タッチが行われると、選択されたアイコンに関連付けられた機能が実行される。
第1グループに含まれるアイコンが所定数より多い場合、メイン洗濯装置制御画面510は、複数のページからなり、各ページに異なるアイコンが含まれるようにしてもよい。
前記複数のページのうちいずれかのページの出力中に第1地点から第2地点に連続的に移動するタッチ入力が加わると、第1制御部280は、タッチ入力に基づいて、前記いずれかのページを他のページに切り替える。タッチ入力の移動方向によって前記他のページは異なる。
ユーザはメイン洗濯装置制御画面510に含まれる情報を用いてメイン洗濯装置に関する出力を確認し、メイン洗濯装置に関する制御命令を入力することができる。
一方、サブ洗濯装置300と接続された状態でタッチスクリーン222のディスプレイがオンになると、タッチスクリーン222には第1グラフィックオブジェクト520と第2グラフィックオブジェクト522が表示される。
第1及び第2グラフィックオブジェクト520、522の表示位置は、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の配置状態によって異なる。例えば、図3に示すように、サブ洗濯装置300がメイン洗濯装置200の下部に配置された場合、第1グラフィックオブジェクト520は第2グラフィックオブジェクト522より相対的に上側に表示される。よって、ユーザは各グラフィックオブジェクトがどの衣類処理装置に関するものであるかを直観的に認知することができる。
制御の他の例として、図6a及び図6bを参照すると、第1及び第2グラフィックオブジェクト520、522のいずれかがタッチされることにより、前記いずれかに対応するグループのアイコンがタッチスクリーン222に出力される。
例えば、図6aに示すように、第1グラフィックオブジェクト520がタッチされると、タッチスクリーン222にはメイン洗濯装置制御画面510が表示され、それにより第1グループに含まれるアイコンが表示される。
ここで、第1グループに含まれる各アイコンは、メイン洗濯装置200に備えられた第1洗濯槽260により実行される機能に関連付けられたものである。
第1洗濯槽260の特性によって異なるアイコンが第1グループに含まれる。例えば、洗濯槽の大きさ、洗濯槽の回転軸、洗濯槽に投入される水を所定の温度まで加熱するヒータの有無などによって第1洗濯槽が実行できる機能が異なるので、それにより第1グループに含まれるアイコンも異なる。すなわち、メイン洗濯装置200の種類によって第1グループに含まれるアイコンが異なる。
これとは異なり、図6bに示すように、第2グラフィックオブジェクト522がタッチされると、タッチスクリーン222にはサブ洗濯装置制御画面610が表示され、それにより第2グループに含まれるアイコンが表示される。
ここで、第2グループに含まれる各アイコンは、サブ洗濯装置300に備えられた第2洗濯槽360により実行される機能に関連付けられたものである。第2グループに含まれるアイコンも第2洗濯槽の特性(又は、サブ洗濯装置の種類)によって異なる。メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300が同じ製品であれば、第1及び第2グループは同じアイコンを含む。
第1制御部280は、サブ洗濯装置300から第2グループに含まれるアイコンを受信し、受信したアイコンを用いてサブ洗濯装置制御画面610を生成するようにしてもよい。あるいは、メモリに保存されている複数のグループのうちサブ洗濯装置300に対応するいずれかのグループを第2グループに決定するか、予め設定されたサーバからサブ洗濯装置300に対応するアイコンをダウンロードしてメモリに保存し、ダウンロードしたアイコンを用いて第2グループを設定するようにしてもよい。
結論として、第1グループに含まれるアイコン又は第2グループに含まれるアイコンはユーザ入力により選択的に出力され、前記第1及び第2グループのいずれか一方に含まれるアイコンが出力される場合、他方に含まれるアイコンの出力は制限される。
一方、メイン洗濯装置制御画面510とサブ洗濯装置制御画面610には同じアイコンが共通に含まれてもよい。
一例として、仮想動作ボタン516が共通に含まれてもよい。しかし、メイン洗濯装置制御画面510に含まれる仮想ボタンは、第1洗濯槽260を動作させたり動作を一時停止させ、サブ洗濯装置制御画面610に含まれる仮想ボタンは、第2洗濯槽360を動作させたり動作を一時停止させる。すなわち、同じ形状のアイコンであっても、それに関連付けられた機能は異なる洗濯槽に関するものである。
他の例として、仮想設定ボタン630が共通に含まれてもよい。メイン洗濯装置制御画面510が表示された場合でもサブ洗濯装置制御画面610が表示された場合でも、仮想設定ボタン630がタッチスクリーン222に共に表示され、仮想設定ボタン630がタッチされると設定画面(図示せず)がタッチスクリーン222に表示される。
一方、第1グループに含まれるアイコンが出力される場合、タッチスクリーン222には第1背景画像が表示され、前記第1背景画像上に前記第1グループに含まれるアイコンが表示される。
これとは異なり、第2グループに含まれるアイコンが出力される場合、タッチスクリーン222には前記第1背景画像とは異なる第2背景画像が表示され、前記第2背景画像上に前記第2グループに含まれるアイコンが表示される。前記第2背景画像とは、前記第1背景画像とは形状、色などが異なる画像を意味する。
例えば、第1背景画像は黒く塗りつぶされた画像であり、第2背景画像は白く塗りつぶされた画像であってもよい。
同様に、第1グラフィックオブジェクト520の背景は黒く塗りつぶされた画像からなり、第2グラフィックオブジェクト522の背景は白く塗りつぶされた画像からなるようにしてもよい。グラフィックオブジェクトと制御画面の背景画像が同一又は類似の色からなるので、ユーザはどのグループのアイコンがタッチスクリーン222に表示されているか、又はどの洗濯槽が選択されているかを直観的に認知することができる。
どの洗濯槽が選択されたかをより明確に伝えるために、第1及び第2背景画像は、それぞれの洗濯槽に対応するテキスト、動画像、符号などをさらに含んでもよい。例えば、第1画像にはメイン洗濯装置200の名称が含まれ、第2画像にはサブ洗濯装置300の名称が含まれてもよい。
一方、第1及び第2グラフィックオブジェクトは、実施例によって様々な形態に変形することができる。第1グラフィックオブジェクトは、第1グループに含まれるアイコン(又は、メイン洗濯装置制御画面)を表示する機能と定義され、第2グラフィックオブジェクトは、第2グループに含まれるアイコン(又は、サブ洗濯装置制御画面)を表示する機能と定義される。上記定義を満たせば、形態に関係なく、第1グラフィックオブジェクト又は第2グラフィックオブジェクトといえる。
図6cに示すように、メイン洗濯装置制御画面510が出力される場合、第2グラフィックオブジェクト620が共に表示されるようにしてもよい。つまり、メイン洗濯装置制御画面510は、第2グラフィックオブジェクト620を含んでもよい。
この場合、第2グラフィックオブジェクト620は、現在出力されている画面がメイン洗濯装置制御画面510であることを案内し、第1制御部は、第2グラフィックオブジェクト620がタッチされると、メイン洗濯装置制御画面510をサブ洗濯装置制御画面610に切り替える。すなわち、第1グループに含まれるアイコンが消去され、第2グループに含まれるアイコンが表示される。
これとは異なり、サブ洗濯装置制御画面610は、第1グラフィックオブジェクト622を含んでもよい。第1グラフィックオブジェクト622は、現在出力されている画面がサブ洗濯装置制御画面610であることを案内し、第1グラフィックオブジェクト622がタッチされると、サブ洗濯装置制御画面610がメイン洗濯装置制御画面510に切り替えられる。
一方、第1及び第2グラフィックオブジェクトは、予め設定された条件を満たすユーザ入力によりタッチスクリーン222に表示されるようにしてもよい。
図7は予め設定された条件を満たすユーザ入力に応答して第1及び第2グラフィックオブジェクトを表示する衣類処理装置を示す概念図である。
第1制御部180は、タッチスクリーン222に表示されている情報に関係なく、予め設定された条件を満たすユーザ入力が行われると第1及び第2グラフィックオブジェクトを出力するようにしてもよい。
例えば、予め設定された条件を満たすユーザ入力は、タッチスクリーン222の所定の領域から始まって予め設定された方向に移動するタッチ入力であってもよい。
例えば、図7に示すように、タッチスクリーン222の12時地点から始まって6時地点に移動するタッチ入力が行われることにより、既に出力されている画面を覆うカーテンウィンドウ710がタッチスクリーン222の上端から下端に降りてくるアニメーション効果が表示されるようにしてもよい。
カーテンウィンドウ710には第1及び第2グラフィックオブジェクト720、722が含まれる。第1及び第2グラフィックオブジェクト720、722は、透明な画像からなり、既に出力されている画面と第1及び第2グラフィックオブジェクト720、722がオーバーラップするようにしてもよい。この場合、既に出力されている画面の少なくとも一部が見えるものの、カーテンウィンドウ710へのタッチ入力はカーテンウィンドウ710に対する制御命令と定義する。
カーテンウィンドウ710に含まれるX印がタッチされると、カーテンウィンドウ710は消去され、既に出力されている画面が表示される。このような駆動方式によれば、ユーザは必要に応じて第1及び第2グラフィックオブジェクト720、722を表示又は消去させることができ、簡便なユーザインタフェースが実現される。なお、第1及び第2グラフィックオブジェクト720、722をタッチスクリーン222に常に表示しなくてもよいので、情報を表示する部分をより多く確保することができる。
また、カーテンウィンドウ710には衣類処理装置の状態情報がさらに含まれてもよい。状態情報には、無線通信オン/オフ情報、サウンドオン/オフ情報、チャイルドロックオン/オフ情報、設定された機能に関する情報、遠隔制御オン/オフ情報の少なくとも1つが含まれる。ユーザは衣類処理装置の設定に関する機能のオン/オフを簡単に確認することができるだけでなく、オン/オフ情報を用いて特定の機能を簡単にオン/オフにすることができる。
一方、予め設定された条件を満たすユーザ入力は、実施例によって様々に変形することができる。一例として、オンになっているタッチスクリーンにおいて制御機能に関連付けられたグラフィックオブジェクトが表示されていない空間を連続的に複数回叩くタッチ入力が加わると、第1及び第2グラフィックオブジェクトが表示されるようにしてもよい。他の例として、オフになっているタッチスクリーンの所定の領域を連続的に複数回叩くタッチ入力が加わると、タッチスクリーンがオンになって第1及び第2グラフィックオブジェクトが表示されるようにしてもよい。そのために、タッチスクリーンのディスプレイがオフになっているときにも、タッチスクリーンのタッチセンサはタッチを検知するようにオンにする。
以下では、メイン洗濯装置及びサブ洗濯装置を含む衣類処理装置100におけるメイン洗濯装置及びサブ洗濯装置のそれぞれの動作についてより具体的に説明する。
図8はメイン洗濯装置及びサブ洗濯装置を含む衣類処理装置におけるメイン洗濯装置及びサブ洗濯装置の動作を示すフローチャートである。
衣類処理装置100は、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300を含む。メイン洗濯装置200は、タッチスクリーン222により、メイン洗濯装置200の入出力を行う第1ユーザインタフェース及びサブ洗濯装置300の入出力を行う第2ユーザインタフェースの少なくとも一方を出力する。よって、メイン洗濯装置200は、ユーザ入力により制御命令を生成するマスター装置として動作し、サブ洗濯装置300は、マスター装置で生成された制御命令に従って機能を実行するスレーブ装置として動作する。以下、メイン洗濯装置200は第1制御部280により動作し、サブ洗濯装置300は第2制御部380により動作することを前提とする。
まず、第1制御部280は、第2グループに含まれるアイコンを出力するようにタッチスクリーン222を制御する(S810)。第2グループに含まれるアイコンを出力する方法については前述したので、詳細な説明を省略する。
次に、第2グループに含まれるアイコンのいずれかに加わるタッチを検知し(S820)、タッチされたアイコンに関連付けられた機能に対応する洗濯命令をサブ洗濯装置300に送信する(S830)。例えば、第1機能に関連付けられた第1アイコンがタッチされると、前記第1機能に対応する洗濯命令が送信され、第2機能に関連付けられた第2アイコンがタッチされると、前記第2機能に対応する洗濯命令が送信されるようにしてもよい。すなわち、洗濯命令はタッチされたアイコンによって異なる。
サブ洗濯装置300の電源がオフになっている場合でも前記洗濯命令に対応する機能を実行できるように、前記洗濯命令は、サブ洗濯装置300の電源をオンにするウェイクアップ信号(wakeup signal)を含んでもよい。すなわち、前記洗濯命令によりサブ洗濯装置300の電源をオンにすることができる。
一方、第2制御部380は、受信した洗濯命令に応答して、洗濯命令に対応する機能を実行できるか否かを判断する(S840)。例えば、第2制御部380は、衣類の投入又は取り出しのための衣類投入口が第2ドア363により閉鎖されていない場合、洗濯不可状態と判断する。その他に、他の行程が既に実行されていて洗濯命令に対応する機能を実行できない場合、洗濯命令に対応する機能がサブ洗濯装置300の特性に合わない機能であるため実行できない場合、洗濯命令に対応する機能に要求される量の衣類が第2洗濯槽360に入っていない場合などが洗濯不可状態に該当する。
洗濯不可状態と判断した場合、第2制御部380は、洗濯不可メッセージをメイン洗濯装置200に送信する(S850)。洗濯不可メッセージには、洗濯不可状態と判断された理由が含まれてもよい。
第1制御部280は、洗濯不可メッセージに応答して、洗濯不可を通知する通知情報を出力する(S852)。より具体的には、タッチされたアイコンに関連付けられた機能をサブ洗濯装置300で実行できないことを警告する通知情報が視覚的、聴覚的及び触覚的方式の少なくとも1つの方式で出力される。
前記通知情報には、洗濯不可状態と判断された理由が含まれてもよい。例えば、第2ドア363が開いていて洗濯が不可能な場合、前記通知情報には、「サブ洗濯装置のドアを閉じてください」などのメッセージが含まれるようにしてもよい。
これとは異なり、洗濯可能状態と判断した場合、第2制御部380は、洗濯命令に対応する機能を実行し、進行過程を通知する進行メッセージをメイン洗濯装置200に送信する(S860)。
例えば、複数の工程からなる第1機能が実行されている場合、前記進行メッセージには、前記複数の工程のうちどの工程が行われているか、行われている工程の進捗率、エネルギー、水、洗剤などの使用量に関する情報が含まれてもよい。
第1制御部280は、前記進行メッセージに応答して、進行過程を案内する案内情報を出力する(S862)。具体的には、第1制御部280は、ユーザ入力によりサブ洗濯装置300で機能が実行されることにより前記機能の進行過程を通知する進行メッセージを受信し、前記受信した進行メッセージに基づいて前記機能の進行過程を案内する案内情報を出力する。前記案内情報は、視覚的、聴覚的及び触覚的方式の少なくとも1つの方式で出力される。
図示していないが、第1制御部280は、第1グループに含まれるアイコンを出力することができ、第1グループに含まれるいずれかのアイコンがタッチされると、それに関連付けられた機能を第1洗濯槽260を用いて実行することができる。この場合、第1洗濯槽260の洗濯進行過程を案内する第1案内情報を出力することができる。
以下では、第1洗濯槽260の洗濯進行過程を案内する情報を「第1案内情報」といい、第2洗濯槽360の洗濯進行過程を案内する情報を「第2案内情報」という。
図9a、図9b、図9c及び図9dは前記メイン洗濯装置及び前記サブ洗濯装置の少なくとも一方で行程が実行されることによりタッチスクリーンに関連情報を出力する方法を示す概念図である。具体的には、図9aは第1案内情報の出力を示す概念図であり、図9bは第2案内情報の出力を示す概念図であり、図9c及び図9dは第1及び第2案内情報の同時出力を示す概念図である。
第1制御部280は、第1及び第2洗濯槽260、360の少なくとも一方で機能(又は行程)が実行されている場合、前記少なくとも一方で実行されている機能の進行過程を案内する案内情報をタッチスクリーン222に出力する。
例えば、第1洗濯槽260で機能が実行されており、第2洗濯槽360で機能が実行されていない場合、第1案内情報が出力される。
図9aを参照すると、第1制御部280は、第1グループに含まれるアイコンを含むメイン洗濯装置制御画面510をタッチスクリーン222に出力する。前記第1グループに含まれるアイコンを出力しているときに第1アイコン900がタッチされると、前記第1アイコンに関連付けられた機能を選択し、仮想動作ボタン516がタッチされると、前記第1アイコンに関連付けられた機能を第1洗濯槽260を用いて実行する。前記第1アイコンに関連付けられた機能が実行されることにより、タッチスクリーン222には第1案内情報910が表示される。
第1案内情報910は、第1洗濯槽260で行われている工程に関する情報を含んでもよい。また、実行されている動作を一時停止させる仮想一時停止ボタン914を含んでもよい。
一方、第1制御部180は、第1及び第2洗濯槽260、360の少なくとも一方を用いた機能の終了予定時間をカウントし、カウントされる時間に基づいてタッチスクリーン222の縁部に沿って大きさが次第に変化するプログレス画像912を出力するようにしてもよい。
よって、第1案内情報910は、終了予定時間が変化するにつれてタッチスクリーン222の一地点から外周面に沿って大きさが次第に変化するプログレス画像912をさらに含んでもよい。
前記一地点は、タッチスクリーン222の12時地点であり、プログレス画像912は、時間が経過するにつれて時計方向に次第に広がるものであってもよい。このように、衣類処理装置は、円形ディスプレイの特性に合わせたユーザインタフェースにより、新たな形態でユーザに残り時間を通知する。
一方、機能の進行につれて、第1案内情報910に含まれる情報が変化する。具体的には、機能の実行中は、第1案内情報910に機能の進行過程を案内する情報が含まれ、機能が終了すると、第1案内情報910に機能の終了を案内する情報が含まれる。例えば、機能が終了した場合、第1案内情報910には、エネルギー、水、洗剤などの使用量に関する情報が含まれてもよい。
第1案内情報910の下には図6aで説明した第1背景画像が表示されてもよい。例えば、黒く塗りつぶされた画像が第1案内情報910の背景画像として表示されるので、ユーザは第1案内情報910が第1洗濯槽260に関するものであるということを直観的に認知することができる。
一方、第1洗濯槽260で機能が実行されておらず、第2洗濯槽360で機能が実行されている場合、第2案内情報が出力される。
図9bを参照すると、第1制御部280は、第2グループに含まれるアイコンを含むサブ洗濯装置制御画面610をタッチスクリーン222に出力する。前記第2グループに含まれるアイコンを出力しているときに第2アイコン902がタッチされると、第1制御部280は、前記第2アイコンに関連付けられた機能を選択する。その後、仮想動作ボタン516がタッチされると、第1制御部280は、前記第2アイコンに関連付けられた機能が第2外部処理装置300で実行されるように、洗濯命令をサブ洗濯装置300に送信する。
サブ洗濯装置300で機能が実行されることにより、第1制御部280は、前記機能の進行過程を通知する進行メッセージを受信し、前記受信した進行メッセージに基づいて前記機能の進行過程を案内する第2案内情報920をタッチスクリーン222に出力する。
第1案内情報910と同様に、第2案内情報920は、第2洗濯槽260で行われている工程に関する情報と、機能が終了するまでの残り時間に関する情報とを含んでもよい。また、実行されている動作を一時停止させる仮想一時停止ボタン914と、残り時間を案内するプログレス画像922とを含んでもよい。
機能の進行につれて、第2案内情報910に含まれる情報も変化する。
第2案内情報920の下には図6aで説明した第2背景画像が表示されてもよい。例えば、白く塗りつぶされた画像が第2案内情報920の背景画像として表示される。
一方、第1及び第2洗濯槽のいずれか一方の洗濯槽で機能が実行されると、前記いずれか一方の洗濯槽に対応する案内情報がタッチスクリーンに表示される。その後、ユーザはグラフィックオブジェクトを用いて他方の洗濯槽を選択し、前記他方の洗濯槽の機能を実行させることができる。前記いずれか一方の洗濯槽に関する案内情報が表示されているときに前記他方の洗濯槽を選択できるように、第1案内情報910には第2グラフィックオブジェクト620が含まれ、第2案内情報920には第1グラフィックオブジェクト610が表示されるようにしてもよい。こうすることにより、いずれかの洗濯槽で機能を実行したり、各洗濯槽で異なる機能を同時に実行することができる。
例えば、図9cに示すように、第2案内情報920が表示されているときに第1グラフィックオブジェクト622がタッチされると、第1制御部280は、第2案内情報920をメイン洗濯装置制御画面510に切り替える。すなわち、第1グラフィックオブジェクト622がタッチされることにより、第2案内情報920は消去され、メイン洗濯装置制御画面510が表示される。
次いで、メイン洗濯装置制御画面510へのタッチにより第1洗濯槽の機能が実行される。こうすることにより、第1洗濯槽の機能と第2洗濯槽の機能が同時に実行される。以下では、説明の便宜上、第1洗濯槽が実行できる機能を「第1機能」といい、第2洗濯槽が実行できる機能を「第2機能」という。
前記第1及び第2機能が実行されることにより、第1制御部280は、タッチスクリーン222の第1領域に前記第1機能に関する第1案内情報930を表示し、タッチスクリーン222の第2領域に前記第2機能に関する第2案内情報930を表示する。
前記第1及び第2領域の位置は、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の配置状態によって異なる。例えば、図3に示すように、サブ洗濯装置300がメイン洗濯装置200の下部に配置された場合、第1領域は第2領域より相対的に上側に表示される。よって、ユーザは各案内情報がどの衣類処理装置に関するものであるかを直観的に認知することができる。
また、第1領域には図6aで説明した第1背景画像が表示され、第2領域には第2背景画像が表示されてもよい。第1案内情報930は第1背景画像の上に表示され、第2案内情報940は第2背景画像の上に表示されるので、第1及び第2案内情報930、940を容易に区別することができる。
第1案内情報930には前記第1機能を一時停止又は再開させる第1仮想動作/一時停止ボタン932が含まれ、第2案内情報940には前記第2機能を一時停止又は再開させる第2仮想動作/一時停止ボタン942が含まれてもよい。ユーザは第1及び第2仮想動作/一時停止ボタン940、942を用いてメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300を個別に制御することができる。
一方、第1及び第2機能は個別に実行されるので、いずれかが先に終了する。
第1制御部280は、第1及び第2機能のいずれか一方が終了すると、前記いずれか一方が終了したことを案内するように、第1及び第2案内情報の出力を中止し、前記いずれか一方の終了情報をタッチスクリーン222に出力する。
ここで、終了情報には、終了した機能の名称、機能が開始された開始時間、機能が終了した終了時間、機能が実行された総時間、エネルギー、水、洗剤などの使用量、機能を実行した衣類処理装置に関する情報の少なくとも1つが含まれる。
前記いずれか一方の終了情報は所定時間出力され、前記所定時間が経過すると、他方の案内情報がタッチスクリーン222に出力される。前記いずれか一方が終了したので、前記いずれか一方の案内情報の出力も終了し、前記他方の案内情報は第1及び第2領域を含む領域に拡張されて表示される。
一例として、図9dに示すように、第1機能に関する第1案内情報932は第1領域に表示され、第2機能に関する第2案内情報942は第2領域に表示されるが、終了予定時間が相対的に早い第2機能の方が第1機能より先に終了する。
第2機能が終了すると、第1及び第2案内情報930、940はタッチスクリーン222から消去され、第2機能の終了情報950が第1及び第2領域を含む領域に所定時間表示される。例えば、第2機能の終了情報950がタッチスクリーン222の全領域に表示される。
所定時間が経過すると、第2機能の終了情報950がタッチスクリーン222から消去され、第1案内情報930’が表示される。第2機能の終了により第2案内情報940の表示が終了するので、第1及び第2領域は統合され、第1案内情報930’は第1及び第2領域を含む領域に表示される。
その後、第1機能が終了すると、第1案内情報930’は消去され、第1機能の終了情報960がタッチスクリーン222に所定時間表示される。所定時間が経過すると、タッチスクリーン222は、オフになるか、又はオン状態で図5に示す第1及び第2グラフィックオブジェクト520、522を表示する。
図10a及び図10bは各衣類処理装置の音響出力を制御する方法を示す概念図である。
衣類処理装置100から出力される情報は、視覚的方式で出力することができるだけでなく、視覚的方式と聴覚的方式が混合された方法で出力することもできる。メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300はそれぞれ別個の出力部240、340を有するので、出力が重なる恐れがある。特に、聴覚的方式の出力が重なるという問題がある。
例えば、第1機能が終了して第1終了情報が第1出力部240から聴覚的方式で出力されているときに、第2機能が終了して第2終了情報が第2出力部340から出力されることがある。第1及び第2終了情報が異なる出力部から同時に出力されるので、重なりの問題が生じる。
このような問題を解決するために、マスター装置に相当するメイン洗濯装置200の第1制御部280は、スレーブ装置に相当するサブ洗濯装置300が接続された場合、第2出力部340から出力が発生しないように第2制御部380及び/又は第2出力部340を制限することができる。
より具体的には、第1制御部280は、第2制御部380と通信を行い、第2出力部380から出力を発生すべき状況を検知することができる。この場合、第1制御部280は、第1出力部240を用いて第2出力部340から出力すべき情報を出力することができる。第2出力部340は、第1制御部280及び/又は第2制御部380により当該情報が出力されないように制御される。
一方、第1制御部280は、第1洗濯槽260に関する出力は第1出力部240を用いて出力し、第2洗濯槽360に関する出力は第2出力部340を用いて出力することができる。
一例として、図10aに示すように、第1グラフィックオブジェクト520がタッチされると、第1洗濯槽260が選択され、メイン洗濯装置制御画面510がタッチスクリーン222に出力されるが、第1洗濯槽260が選択されたことを通知する通知音が第1出力部240から出力されるようにしてもよい。メイン洗濯装置制御画面510に加わるタッチによりイベントが発生すると、発生したイベントに応じた聴覚情報が第1出力部240から出力される。
他の例として、第2グラフィックオブジェクト522がタッチされると、第2洗濯槽360が選択され、サブ洗濯装置制御画面610がタッチスクリーン222に出力されるが、第2洗濯槽360が選択されたことを通知する通知音が第2出力部340から出力されるようにしてもよい。その後、サブ洗濯装置300でイベントが発生すると、発生したイベントに応じた聴覚情報が第2出力部340から出力される。
一方、第1出力部240に第1情報が出力されているときに第2出力部340に第2情報を出力すべきイベントが発生すると、第1制御部280は、第1情報の出力が終了した後に第2情報を出力するように出力制限命令をサブ洗濯装置300に送信する。第2出力部340は、出力制限命令に従って第1情報の出力が終了した後に第2情報を出力する。
例えば、第1終了情報が第1出力部240から聴覚的方式で出力されているときに第2機能が終了すると、第1終了情報の出力が終了した後に第2終了情報を出力するように第2制御部380及び/又は第2出力部340を制御することができる。
逆に、第2出力部340に第2情報が出力されているときに第1出力部240に第1情報を出力すべきイベントが発生すると、第1制御部280は、第2情報の出力が終了するまで第1出力部240の出力を制限し、第2情報の出力が終了した後に第1出力部240を用いて第1情報を出力する。
一方、第1及び第2機能は個別に実行されるが、同時に終了することもあり、いずれか一方の終了情報が出力されているときに他方が終了することもある。この場合、第1及び第2終了情報が重なって出力されることがあるので問題となる。
第1及び第2機能が同時に終了すると、第1制御部280は、先に開始された一方の終了情報を優先して所定時間出力し、所定時間が経過すると、他方の終了情報を所定時間出力する。こうすることにより、タッチスクリーン222に出力される情報が重ならなくなる。
異なる情報が各出力部から同時に出力されることが防止されるので、ユーザは複数の洗濯装置を含む衣類処理装置を混乱なく使用することができる。
一方、第1及び第2グラフィックオブジェクトのいずれかに加わるタッチがなくても、人工知能により第1及び第2ユーザインタフェースのいずれかを選択的に出力することができる。ユーザの行動に基づいて人工知能的にいずれかのインタフェースを選択的に出力する方法について具体的に説明する。
図11a及び図11bはユーザの行動に基づいて前記タッチスクリーンに出力される情報を制御する方法を示す概念図である。
図11aに示すように、第1制御部280は、メイン洗濯装置200に備えられた第1ドア220の状態が外力により変化すると、メイン洗濯装置制御画面510を出力するようにタッチスクリーン222を制御する。具体的には、第1ドア220が外力により第1状態から第2状態に切り替えられると、タッチスクリーン222には第1グループに含まれるアイコンが出力される。
ここで、第1状態とは、第1ドア220が衣類投入口を開放している開状態を意味し、第2状態とは、第1ドア220が衣類投入口を閉鎖している閉状態を意味する。ユーザが第1ドア220を閉状態に切り替えるのは、第1洗濯槽260を用いる意思があるからである。
出力されている情報の種類に関係なく、第1ドア220の状態変化によってメイン洗濯装置制御画面510がタッチスクリーン222に出力される。
一方、図11bに示すように、タッチスクリーン222がオフになっているときに予め設定された状態変化が検知されると、第1制御部280は、タッチスクリーン222をオンにし、状態変化に対応する情報を表示するようにタッチスクリーン222を制御する。
例えば、ドロワハウジング330が第2本体310から引き出された状態から第2本体310内に引き込まれると、第1制御部280は、第2グループに含まれるアイコンを表示するようにタッチスクリーン222を制御する。タッチスクリーン222がオフになっている場合、第1制御部280は、第2グループに含まれるアイコンを表示するように、オフになっているタッチスクリーン222をオンにする。これはユーザに第2洗濯槽360を用いる意思があるからである。
図示していないが、サブ洗濯装置300に備えられた第2ドア363が開状態から閉状態に切り替えられると、第1制御部280は、第2グループに含まれるアイコンを出力するようにタッチスクリーン222を制御する。すなわち、第2ドア63の状態変化によってサブ洗濯装置制御画面610がタッチスクリーン222に出力される。
このような制御が可能になるように、第2制御部380は、サブ洗濯装置300に備えられた構成要素の状態変化を検知し、検知された状態変化が予め設定された条件を満たす場合、状態変化メッセージを第1制御部280に送信する。第1制御部280は、受信した状態変化メッセージに応答して、サブ洗濯装置制御画面610を表示するようにタッチスクリーン222を制御する。
図12はチャイルドロック機能に関する動作を説明するための概念図である。
第1制御部は、ユーザ入力に基づいてチャイルドロック機能を実行することができる。
ここで、チャイルドロック機能とは、ハードウェアボタン又はソフトウェアボタンが作動しないように制御して子供による誤作動や事故を防止する機能を意味する。チャイルドロック機能が実行されると、タッチスクリーンがタッチされてもタッチによる機能実行が制限される。チャイルドロック機能を解除するタッチ入力のみ有効であり、その他のタッチ入力は無視される。
図示によれば、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300が接続された状態でチャイルドロック機能が実行されると、第1制御部280は、サブ洗濯装置300においてもチャイルドロック機能が実行されるように、ロック命令をサブ洗濯装置300に送信する。第2制御部380は、受信したロック命令に応答して、チャイルドロック機能を実行する。
ユーザはメイン洗濯装置200に備えられたタッチスクリーン222を用いてメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300にチャイルドロック機能を実行させることができる。
メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300においてチャイルドロック機能が実行されることにより、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300がロックされていることを案内するインジケータ1210が出力される。よって、ユーザはメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300がどちらもロックされていることを認知することができる。
図13はユーザ入力に基づいて前記メイン洗濯装置が前記サブ洗濯装置との接続又は接続解除を行う方法を示す概念図である。
図13によれば、第1制御部280は、ユーザ入力に基づいて、サブ洗濯装置300との接続を行ったり、接続が解除されるように第1通信部350を制御する。
サブ洗濯装置300と接続されている場合、第1制御部280は、サブ洗濯装置300との接続状態を案内する接続状態情報1310をタッチスクリーン222に出力する。
ここで、接続状態情報1310は、サブ洗濯装置300に関する情報として名称、メーカー、製品番号の1つ以上を含んでもよく、メイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300の配置位置を視覚的に示す配置状態情報1312をさらに含んでもよい。
サブ洗濯装置300との接続を解除させる解除命令をユーザから受信すると、第1制御部280は、前記接続を解除する。その後、タッチスクリーン222には第2グループに含まれるアイコンの表示が制限され、第1グループに含まれるアイコンが表示される。
本例示によれば、ユーザは、使用スタイルによって、メイン洗濯装置200を用いて衣類処理システムを統合的に管理したり、衣類処理システムではなく個別の装置として用いることができる。
図14は予め設定された洗濯機能だけでなく、第三者により開発された新たな洗濯機能を用いることができるようにした衣類処理装置を示す概念図である。
メイン洗濯装置200は、メモリに予め設定された洗濯機能だけでなく、第三者により開発された新たな洗濯機能を、ユーザ要求に応じて簡単にインストールすることができる。
より具体的には、第1制御部280は、衣類処理装置100に含まれるメイン洗濯装置200及びサブ洗濯装置300のいずれかをユーザ入力に基づいて選択し、選択された衣類処理装置が実行できる機能を予め設定されたサーバに接続してダウンロードすることができる。
例えば、ユーザ要求に基づいて、サブ洗濯装置300が実行できる機能を予め設定されたサーバからダウンロードすることができる。第1制御部280は、ダウンロードしたアイコンを第2グループに含まれるアイコンとして設定することができる。予め設定されたサーバからサブ洗濯装置300に対応するアイコンをダウンロードしてメモリに保存し、ダウンロードしたアイコンを用いて第2グループを設定することができる。
さらに、第1制御部280は、第2グループに含まれるアイコンの種類、出力順序、出力位置の少なくとも1つをユーザ入力に基づいて設定したり、既存の設定を他の設定に再設定することができる。
例えば、図14の1番目の図に示すように、「LG縦型洗濯機」というサブ洗濯装置において、機能A〜機能Fが第2グループに予め設定されている場合、機能A〜機能Fにそれぞれ対応するアイコンが予め設定された出力位置に表示される。
「LG縦型洗濯機」に対するダウンロード要求を受信すると、第1制御部280は、予め設定されたサーバから「LG縦型洗濯機」が実行できる新たな機能である機能G〜機能Mをダウンロードすることができる。ダウンロードが終了すると、図14の2番目の図に示すように、タッチスクリーン222には、予め保存されていた機能A〜機能Fと、新たにダウンロードした機能G〜機能Mにそれぞれ対応するアイコンが表示される。
その後、第1制御部280は、ユーザ入力に基づいて、第2グループに新たなアイコンを追加したり、予め設定されたアイコンを削除したり、予め設定されたアイコンの表示位置を変更することができる。例えば、図14の3番目の図に示すように、機能Lに対応するアイコンLを機能Cに対応するアイコンCが表示された位置にドラッグアンドドロップするユーザ入力が検知されると、第1制御部280は、第2グループからアイコンCを削除し、アイコンLを追加することができる。アイコンLはアイコンCが出力されていた位置に出力される。
こうすることにより、ユーザはユーザ自身に最適化されたインタフェースを自ら構築することができ、第三者により開発された新たな機能をユーザ自身の衣類処理装置にインストールして使用することができる。
前述した本発明は、プログラム記録媒体にコンピュータ可読コードで実現することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムにより読み取り可能なデータが記録されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータ可読媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などがあり、かつ搬送波(例えば、インターネットによる送信)状に実現されるものも含む。なお、前記コンピュータは、端末機の制御部180を含むこともできる。
よって、本発明の詳細な説明は例示的なものであり、あらゆる面で制限的に解釈されてはならない。本発明の範囲は添付の請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更が本発明の範囲に含まれる。