JP2019504693A - 挿管補助具の改良 - Google Patents

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Abstract

気管内チューブ(30)内に挿入するための挿管補助具(10)が、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を有する。挿管補助具(10)は使用中に、前記長手方向に延在するエッジによって気管内チューブ(30)内で支持される。

Description

本発明は挿管補助具に関し、特に、挿管において使用するためのブジー又はスタイレットに関する。
気管内チューブは、患者の気道を確立し、それにより酸素及び二酸化炭素の適切な交換を確実にするために患者の気管内に挿入されるチューブである。気管内チューブを気管内に導入するプロセスは、気管挿管又は単に挿管と呼ばれる。挿管補助具が、患者の気管内での気管内チューブの正しい位置付けを確実にするために使用され、ブジー及びスタイレットが挿管補助具の一般的な例である。
ブジーは、気管内チューブを気管内に導くための気管内の明確な位置を提供するために使用される可撓性のある器具である。ブジーは可撓性があるが、これらの器具は通常は少なくともある程度まで形成可能であり、且つ通常は斜めに角度を付けられた先端を含み、それにより気管内でのブジーの遠位端の配置が補助され得る。ブジーの遠位端が気管内に位置しブジーの近位端が患者の口から突出するように、喉頭鏡を使用して、すなわち喉頭鏡検査の間に、ブジーを気管内に導入することが一般的である。ブジーの遠位端が気管内に配置されたら、喉頭鏡は除去される。次に気管内チューブがブジー上を「レールロードされ(railroaded)」、これは、ブジーの近位端を気管内チューブの遠位端内に挿入し、気管内チューブの遠位端が気管内に適切に位置付けられるまでブジーの外部表面上で前記外部表面に沿って気管内チューブを摺動させることを含む。したがってブジーは、気管内チューブの配置のためのガイドとして働く。次にブジーは気管内チューブ及び患者から除去される。
ブジーについての一般的な問題は、ブジーと気管内チューブとの間の過度の摩擦であり、これにより、気管内チューブを導入する際に、又はブジーを引き抜く際に困難が発生する可能性がある。この問題は従来、潤滑流体の使用により対処されている。しかしそのような潤滑流体は、ブジーの外側表面が滑りやすくなりユーザによる制御がより困難になることをもたらす可能性がある。
スタイレットは、患者の気管内に気管内チューブを挿入するのに先立って気管内チューブ内に挿入される可鍛性の器具である。スタイレットの可鍛性の性質により、気管内への挿入に先立ってユーザが気管内チューブを所望の形状に予め形成することが可能になる。気管内チューブの遠位端が気管内に位置付し気管内チューブの近位端が患者の口から突出するように、喉頭鏡を使用して、すなわち喉頭鏡検査の間に、気管内チューブを気管内に導入することが一般的である。気管内チューブの遠位端が気管内に適切に位置付けられたら、スタイレットは喉頭鏡と共に引き抜かれ除去される。
スタイレットについての一般的な問題は、スタイレットと気管内チューブとの間の過度の摩擦であり、これにより、スタイレットを引き抜く際に困難が発生する可能性がある。この問題は従来、潤滑流体の使用により対処されている。しかしそのような潤滑流体は、スタイレットの外側表面が滑りやすくなりユーザによる制御がより困難になることをもたらす可能性がある。
従来技術に関連する前述の及び/又はその他の欠点を克服するか又は大幅に軽減する挿管補助具が考案された。
本発明の第1の態様によれば、気管内チューブ内に挿入するための挿管補助具が提供され、前記挿管補助具は、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含み、それにより前記挿管補助具は使用中に、前記長手方向に延在するエッジによって前記気管内チューブ内で支持される。
本発明の第1の態様による前記挿管補助具は主として、前記長手方向に延在するエッジにより、使用中の前記挿管補助具と気管内チューブの内側表面との間の摩擦が減少し得るため、及び/又は、使用中の前記挿管補助具と気管内チューブとの間の挿入/引き抜きに対する抵抗が減少し得るため、有益である。特に、前記長手方向に延在するエッジにより、使用中に気管内チューブの内側表面と接触する前記挿管補助具の表面積が減少し得る。
さらに、前記長手方向に延在するエッジは、使用中にユーザによって把握可能であってもよく、したがって前記挿管補助具を操作する際の増加したグリップ及び制御がユーザに提供され得る。
気管内チューブの内側への前記挿管補助具の挿入及び/又は除去の間、前記挿管補助具の外面は、前記気管内チューブの内部表面に接触しなくてもよい。前記気管内チューブの内側への前記挿管補助具の挿入及び/又は除去の間、前記長手方向に延在するエッジに隣接する前記挿管補助具の外面は、気管内チューブの内部表面に接触しなくてもよい。前記挿管補助具の外面は、実質的に平面状の及び/又は実質的に凹形の形状をしていてもよい。前記挿管補助具の外面は、使用中に前記外面が気管内チューブの内側表面に接触しない範囲内においてのみ、実質的に凸形の形状をしていてもよい。気管内チューブは一般に、実質的に円筒形の形状をしており、したがって一般に、実質的に円形の断面形状を有する。
断面形状とは、前記挿管補助具の長手方向軸に実質的に直交した平面状の切断が前記挿管補助具を通して行われた場合に見える断面形状を意味している。
長手方向に延在するエッジとは、少なくとも部分的に前記挿管補助具の長さに沿って延在する、すなわち前記挿管補助具の中央長手方向軸に平行に又は実質的に平行に延在するエッジを意味している。
前記挿管補助具はブジー及び/又はスタイレットを含んでもよい。
前記挿管補助具は近位端と遠位端とを含んでもよく、前記近位端と前記遠位端との間の前記挿管補助具の少なくとも一部は、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含んでもよい。少なくとも1つの頂点を有する断面形状を有する前記挿管補助具の前記少なくとも一部は、主本体部分と呼ばれてもよい。前記主本体部分は使用中に気管内チューブの内側表面に接触してもよい。
前記主本体部分は、異なる断面形状を有する少なくとも2つの領域を含んでもよい。前記主本体部分は、正多角形断面を含む少なくとも1つの領域と不規則多角形断面を含む少なくとも1つの領域とを含んでもよい。前記主本体部分の少なくとも1つの領域は、前記主本体部分の別の領域の断面形状の対応する寸法に比べて変更された、例えば増加又は減少された、少なくとも1つの寸法を含んでもよく、例えば変更された高さ及び/又は幅を含んでもよい。前記主本体部分のある領域の断面形状は、前記主本体部分の別の領域の断面形状の対応する高さに比べて減少した高さを含んでもよく、同時に、同じ又はより大きな幅を有してもよく、例えばそれにより前記主本体部分の断面形状は、前記主本体部分のいくつかの領域において、他の領域に比較して偏平に見える。
前記主本体部分の少なくとも1つの領域は、直交する長軸と短軸とを有する断面形状を含んでもよく、例えば前記断面形状の最長の及び最短の幅及び/又は高さを有する軸を有する断面形状を含んでもよい。前記長軸は前記短軸より、少なくとも1.1倍、少なくとも1.2倍、少なくとも1.3倍、少なくとも1.4倍、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、又は少なくとも5倍大きくてもよい。
前記断面形状の少なくとも1つの頂点は、前記長軸に沿って位置してもよい。前記断面形状の対向する頂点は、前記長軸に沿って位置してもよい。前記断面形状の少なくとも1つの頂点は、前記短軸に対して直交して位置してもよい。前記断面形状の対向する頂点は、前記短軸に直交して位置してもよい。
前記主本体部分の少なくとも1つの領域は、少なくとも1つの面であってその領域の他の面に比べて増加した表面積の、少なくとも1つの面を含んでもよい。増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、その領域の断面形状の短軸と交差してもよく、且つ例えばその領域の断面形状の前記短軸によって二分されてもよい。増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記領域の断面形状の前記短軸がその面に対して垂直であるように配置されていてもよい。前記少なくとも1つの面は、前記面の平面内に、前記領域の断面形状の長軸に実質的に平行な横軸であって例えば同時に前記長軸から間隔をあけられた、横軸を有してもよい。
増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記挿管補助具の長手方向に延在するエッジによって画定される一対の対向するエッジを含んでもよい。増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記挿管補助具の長手方向軸に沿って延在してもよい。
前記主本体部分の少なくとも1つの領域は、一対の表面を画定する断面形状を含んでもよく、前記一対の表面は、前記断面形状によって画定される他の面に比べて増加した表面積のものである。増加した表面積の一対の面は、前記短軸に交差してもよく、且つ例えば前記短軸によって二分されてもよい。増加した表面積の前記一対の面は、前記短軸に実質的に直交してもよい。前記一対の面は、前記長軸に実質的に平行であってもよく、例えば同時に前記長軸から間隔をあけられていてもよい。前記一対の面のそれぞれは、前記長軸から等距離で間隔をあけられていてもよい。
前記挿管補助具の複数の部分が、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含んでもよい。前記複数の部分は互いに間隔をあけられていてもよく、例えば、より少ない頂点を有する断面形状及び/又は異なる寸法を有する断面形状を含む前記挿管補助具の部分によって間隔をあけられていてもよい。
前記近位端及び前記遠位端は、前記挿管補助具の近位端領域及び遠位端領域をそれぞれ含んでもよい。少なくとも1つの頂点を有する前記断面形状は、前記近位端領域と前記遠位端領域との間に位置してもよい。
前記挿管補助具は気管内チューブ内に嵌合するように構成されていてもよい。前記挿管補助具は、気管内チューブ内に嵌合する形状及び/又は寸法であってもよい。前記挿管補助具は実質的に細長い形状をしていてもよい。前記挿管補助具は1.0mm〜10.0mmの直径、例えば外径を有してもよい。前記挿管補助具は2.0mm〜5.0mmの直径を有してもよい。前記挿管補助具は100mm〜1000mmの長さを有してもよい。前記挿管補助具は200mm〜700mmの長さを有してもよい。前記挿管補助具がスタイレットを含む場合、前記挿管補助具は200mm〜400mmの長さを有してもよく、例えば225mm〜365mmの長さを有してもよい。前記挿管補助具がブジーを含む場合、前記挿管補助具は最大1000mm、最大900mm、最大800mm、又は最大700mmの長さを有してもよい。
前記挿管補助具は、前記挿管補助具の実質的に全長に沿って少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含んでもよく、それにより長手方向に延在するエッジが前記挿管補助具の実質的に全長に沿って画定される。前記挿管補助具は、前記近位端領域と前記遠位端領域との間で少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含んでもよい。前記少なくとも1つの頂点は丸みを帯びていてもよい。
前記断面形状が2つ以上の頂点を含む場合、各頂点は異なる長手方向に延在するエッジを画定してもよい。
前記断面形状は実質的に多角形であってもよい。前記挿管補助具は、実質的に多面体の全体形状を含んでもよい。多角形断面の頂点は、前記多面体の全体形状のエッジに対応していてもよい。前記多角形断面の頂点及び/又は前記多面体の全体形状のエッジは丸みを帯びていてもよい。前記多面体の全体形状の面は実質的に平面状であってもよい。
前記多角形断面は少なくとも3つの頂点を含んでもよい。前記多角形断面は6つの頂点を含んでもよく、実質的に六角形の形状をしていてもよい。
前記挿管補助具は遠位端を含んでもよく、前記挿管補助具の前記遠位端は丸みを帯びた先端を含んでもよい。遠位端とは、使用中に患者の気管に最初に入る、前記挿管補助具の端を意味している。前記遠位端は気管内チューブの内側内に嵌合するように構成されていてもよい。前記遠位端は気管内チューブの内側内に嵌合する形状及び寸法であってもよい。前記丸みを帯びた先端は円形断面を含んでもよく、且つ/又は実質的に半球形の全体形状を含んでもよい。前記丸みを帯びた先端は前記主本体部分に対して角度を付けられていてもよく、例えば前記主本体部分に対して斜めに角度を付けられていてもよい。
前記丸みを帯びた先端は、前記挿管補助具を使用中の、患者の解剖学的組織に対する外傷の危険を減少し得るため、有益であり得る。前記丸みを帯びた先端は、使用中に患者の気管内に前記挿管補助具を挿入する間、触覚フィードバックをユーザに提供し得るため、及び例えば、使用中に前記丸みを帯びた先端が患者の気管輪を通過する際に触覚フィードバックを提供し得るため、有益であり得る。前記挿管補助具は、気管内チューブ内に挿入された場合に前記丸みを帯びた先端のみが前記気管内チューブの遠位端から外に延在するような寸法であってもよい。
前記丸みを帯びた先端は前記挿管補助具と一体形成されてもよく、例えば一体成形プロセスの一部として前記挿管補助具の残部と共に形成されてもよい。
前記挿管補助具は単一の本体、例えば、追加の及び/又は除去可能な部品を有さない本体を含んでもよい。前記挿管補助具は電子部品を含まなくてもよい。前記挿管補助具は単一の成形プロセスの部分として形成されてもよく、又はマルチプルショット成形プロセスの部分として形成されてもよい。
前記挿管補助具は近位端を含んでもよい。前記近位端は気管内チューブの内側内に嵌合するように構成されていてもよい。前記近位端は気管内チューブの内側内に嵌合する形状及び寸法であってもよい。
前記挿管補助具の近位端領域は、グリップを、例えば、使用の間ユーザによって把握可能な前記挿管補助具の一部を含んでもよい。前記グリップは、使用中にユーザの指によって及び/又はユーザの手の掌によって把持可能であってもよい。前記グリップは、前記挿管補助具内の曲がりによって形成されてもよく、且つ/又は前記挿管補助具によって形成される少なくとも部分的なループによって形成されてもよい。前記グリップは、多角形断面、例えば六角形断面を含んでもよい。多角形断面を有するグリップは、そのようなハンドルにより、使用中の前記挿管補助具の向上したユーザ制御が可能になり得るため、有利であり得る。特に、多角形断面により、前記挿管補助具のより正確な回転が可能になり得、且つ/又は使用中にユーザのグリップが前記挿管補助具上で滑ることが防止され得、これは、前記多面体の全体形状の平面状表面によって、ユーザによる増加したグリップが可能になり得、同時に、前記長手方向に延在するエッジによって、ユーザのグリップが使用中に滑ることが防止され得るためである。
さらに、多角形断面により、気管内チューブ内での前記挿管補助具の回転をユーザがより良好に視覚化すること及び/又は感じることが可能になり得、したがって回転に対する向上した制御及び患者の気管内での近位先端の配置に対する増加した制御が提供され得る。
前記挿管補助具の前記近位端領域は、減少したサイズの領域、例えば、減少した幅又は直径の領域を含んでもよい。前記挿管補助具の前記近位端領域はテーパーを含んでもよい。例えば、前記挿管補助具の前記近位端領域は、前記挿管補助具の前記近位端に向けて幅が徐々に減少していてもよい。前記挿管補助具の前記近位端領域は、前記多角形断面の少なくとも一部に対応するカットアウト部分及び/又はリセス部分を有してもよく、それにより前記挿管補助具の前記近位端領域は、前記多角形断面と実質的にぴったり接して位置することが可能である。前記カットアウト部分及び/又はリセス部分は、実質的に三角形の又は台形の形状をしていてもよい。
これにより、使用中に前記挿管補助具の前記近位端領域が前記挿管補助具の主本体と共に気管内チューブの近位領域内に位置することが可能になり得、それにより前記気管内チューブは前記挿管補助具に相対的な所定の位置に、且つ特定の深さにおいて保持される。例えば、前記主本体と前記近位端領域との組み合わされた幅は気管内チューブの内部幅に対応していてもよく、それにより前記気管内チューブは摩擦嵌合によって所定の位置に保たれる。またこれにより、使用中に前記挿管補助具及び/又は気管内チューブ及び/又は遠位先端の回転位置合わせが保持されることも可能になり得る。さらに、前記カットアウト部分及び/又はリセス部分と、前記多角形断面の少なくとも一部との間の協働により、前記主本体に相対的な前記近位端の位置が固定されてもよく、例えばそれにより前記近位端が前記主本体に相対的に回転できなくなる。このようにして、前記丸みを帯びた先端の位置合わせが、使用中の前記近位端の位置付けによってユーザに知られ得る。これは、気管内チューブの遠位端、例えば斜角の端に相対的な、前記丸みを帯びた先端の位置合わせを使用中に保持することにおいて、特に有益であり得る。
前記挿管補助具の前記近位端領域が前記挿管補助具の前記主本体と共に気管内チューブの近位領域内に位置する場合、前記挿管補助具は少なくとも部分的なループを形成してもよい。前記少なくとも部分的なループはハンドルを含んでもよく、前記ハンドルは使用中にユーザによって把持可能であってもよい。前記ハンドルは使用中にユーザの指を及び/又はユーザの掌の少なくとも一部を受け入れてもよい。前記ハンドルは、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含んでもよい。したがって前記ハンドルは使用中に、増加した制御をユーザに提供し得る。
前記ハンドルは前記主本体部分とは異なる断面形状を含んでもよい。前記主本体部分は正多角形断面を含むのに対して前記ハンドルは不規則多角形断面を含んでもよい。前記ハンドルの前記断面形状は、前記主本体部分の断面形状の対応する寸法に比べて変更された、例えば増加又は減少された、少なくとも1つの寸法を含んでもよく、例えば変更された高さ及び/又は幅を含んでもよい。前記ハンドルの前記断面形状は、前記主本体部分の前記断面形状の対応する高さに比べて減少した高さを含んでもよく、例えばそれにより前記ハンドルの前記断面形状は、前記主本体部分の前記断面形状に比べて偏平に見える。
前記ハンドルは、直交する長軸と短軸とを有する断面形状を含んでもよく、例えば前記断面形状の最長の及び最短の幅及び/又は高さを有する軸を有する断面形状を含んでもよい。
ハンドルにおいては、直交する長軸と短軸とを有する断面形状を含んでもよく、例えば前記断面形状の最長の及び最短の幅及び/又は高さを有する軸を有する断面形状を含んでもよい。前記長軸は前記短軸より、少なくとも1.1倍、少なくとも1.2倍、少なくとも1.3倍、少なくとも1.4倍、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、又は少なくとも5倍大きくてもよい。
前記断面形状の少なくとも1つの頂点は、前記長軸に沿って位置してもよい。前記断面形状の対向する頂点は、前記長軸に沿って位置してもよい。前記断面形状の少なくとも1つの頂点は、前記短軸に対して直交して位置してもよい。前記断面形状の対向する頂点は、前記短軸に直交して位置してもよい。
前記ハンドルは、少なくとも1つの面を画定する断面形状を含んでもよく、前記少なくとも1つの面は、前記断面形状によって画定される他の面に比べて増加した表面積のものである。増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記短軸と交差してもよく、例えば前記短軸によって二分されてもよい。増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記短軸に実質的に直交してもよい。前記少なくとも1つの面は、前記長軸に実質的に平行であってもよく、例えば同時に前記長軸から間隔をあけられていてもよい。
増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記挿管補助具の長手方向に延在するエッジによって画定される一対の対向するエッジを含んでもよい。増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記挿管補助具の長手方向軸に沿って延在してもよい。
前記ハンドルは、一対の表面を画定する断面形状を含んでもよく、前記一対の表面は、前記断面形状によって画定される他の面に比べて増加した表面積のものである。増加した表面積の一対の面は、前記短軸と交差してもよく、例えば前記短軸によって二分されてもよい。増加した表面積の前記一対の面は、前記短軸に実質的に直交してもよい。前記一対の面は、前記長軸に実質的に平行であってもよく、例えば同時に前記長軸から間隔をあけられていてもよい。前記一対の面のそれぞれは、前記長軸から等距離で間隔をあけられていてもよい。
前記ハンドルは、対向する面を画定する断面形状を含んでもよく、前記対向する面は、前記断面形状によって画定される他の面に比べて増加した表面積のものである。前記挿管補助具の前記近位端領域が気管内チューブの近位領域内に位置する場合、増加した表面積の前記対向する面は前記ハンドルの内面及び外面として位置してもよい。前記挿管補助具の前記近位端領域が気管内チューブの近位領域内に位置する場合、前記断面形状の前記短軸は前記ハンドルの実質的に全長にわたって単一の平面内に位置してもよい。
前記挿管補助具が少なくとも部分的なループを形成するように、前記挿管補助具の主本体の少なくとも一部と共に、前記挿管補助具の前記近位端領域が気管内チューブの近位領域内に位置する場合、前記主本体部分の前記断面形状に比べて偏平なハンドルの断面形状により、前記挿管補助具の様々なセクションの間のよじれ、例えば相対移動が減少し得ることが見出された。
前記挿管補助具の前記近位端領域が気管内チューブの近位領域内に位置する場合、増加した表面積の前記少なくとも1つの面は、前記挿管補助具の近位端領域の面と係合可能であってもよく、例えばそれにより、増加した表面積の前記少なくとも1つの面は前記挿管補助具の近位端領域の面と実質的にぴったり接する。前記挿管補助具の前記近位端領域が気管内チューブの近位領域内に位置する場合、増加した表面積の前記少なくとも1つの面と前記挿管補助具の近位端領域の面とは、一致する面を含んでもよい。したがって、前記増加した表面積と減少した高さとは、摩擦係合を増加し得、結果として前記挿管補助具の前記近位端領域を気管内チューブの近位領域内に保持するために働き得る。
本発明のさらなる態様によれば、気管内チューブ内に挿入するための挿管補助具が提供され、前記挿管補助具の少なくとも一部は、長軸と短軸とを有する断面形状を含む。
前記断面形状は頂点を含んでもよく又は含まなくてもよい。
前記断面形状が頂点を全く含まない場合、前記断面形状の上に円を重ね合わせることであって、前記円が前記短軸の対向する端点と交差することなしに前記長軸の対向する端点と交差するように、前記断面形状の上に円を重ね合わせることが可能であってもよい。前記断面形状が頂点を全く含まない場合、前記断面形状の上に円を重ね合わせることであって、前記長軸の対向する端点が前記円の円周上に位置し前記短軸の対向する端点が前記円の円周内に位置するように、前記断面形状の上に円を重ね合わせることが可能であってもよい。
前記断面形状が複数の頂点を含む場合、前記断面形状は、前記長軸の両側に位置する頂点を含んでもよい。前記断面形状が複数の頂点を含む場合、前記断面形状の上に円を重ね合わせることであって、前記円が前記断面形状の少なくとも2つの頂点と交差し前記断面形状の少なくとも1つの他の頂点とは交差しないように、前記断面形状の上に円を重ね合わせることが可能であってもよい。前記断面形状の上に円を重ね合わせることであって、前記長軸の端点における対向する頂点が前記円の円周上に位置し前記断面形状の少なくとも1つの他の頂点が前記円の円周内に位置するように、前記断面形状の上に円を重ね合わせることが可能であってもよい。
第1の対の隣接する頂点と交差する第1のまっすぐな接続線に対して垂直である第1の放射状線が、第1の接続線と前記断面形状の中心点との間で第1の長さを有してもよい。第2の対の隣接する頂点と交差する第2のまっすぐな接続線に対して垂直である第2の放射状線が、第2の接続線と前記断面形状の中心点との間で第2の長さを有してもよい。前記第1の長さは前記第2の長さより大きくてもよい。
前記挿管補助具が少なくとも2つの長手方向に延在する面を含むように、前記断面形状は少なくとも2つの辺を有する形状を画定してもよい。前記断面形状の第1の辺に対して垂直である第1の放射状線が、前記第1の辺と前記断面形状の中心点との間で第1の長さを有してもよい。前記断面形状の第2の辺に対して垂直である第2の放射状線が、前記第2の辺と前記断面形状の中心点との間で第2の長さを有してもよい。前記第1の長さは前記第2の長さより大きくてもよい。
前記挿管補助具がかなりの程度まで曲げられた場合、本発明のこの態様では、器具のよじれ、例えば前記挿管補助具の少なくとも2つの領域の間の相対的な側方移動が減少し得るため、本発明のこの態様は有利であり得る。
例えば、前記挿管補助具の近位端領域が、長軸と短軸とを有する断面形状を含む前記挿管補助具の少なくとも一部と共に気管内チューブの近位領域内に位置する場合、前記器具のよじれ、例えば前記挿管補助具の少なくとも2つの領域の間の相対的な側方移動が減少し得る。
本発明のさらなる態様によれば、気管内チューブ内に挿入するための挿管補助具を形成する方法が提供され、前記挿管補助具の少なくとも一部は、長軸と短軸とを有する断面形状を含み、前記方法は、前記挿管補助具の少なくとも一部が長軸と短軸とを有する断面形状を含むように、前記挿管補助具を成形することを含む。
前記方法は、前記挿管補助具の少なくとも一部が長軸と短軸とを有する断面形状を含むように、前記挿管補助具を、いかなる中間工程もなしに成形することを含んでもよい。
前記近位端領域は、気管内チューブの内側表面の形状に対応する断面形状を有する領域を含んでもよい。前記近位端領域は、弓形の断面形状を有する領域を含んでもよい。使用中に前記近位端領域が気管内チューブ内に挿入された場合、前記弓形の断面形状は気管内チューブの内側表面に接触してもよい。これにより、前記近位端領域が主本体部分と共に気管内チューブ内に挿入された場合の摩擦が増加し得、したがってそのような構成において、前記気管内チューブに相対的な前記挿管補助具の回転に対する抵抗が増加し得る。
前記挿管補助具の少なくとも一部は可撓性があってもよい。可撓性部分は少なくともある程度まで形成可能であってもよい。前記遠位端領域及び/又は前記近位端領域は可撓性があってもよい。前記挿管補助具の少なくとも一部は可撓性のコアを含んでもよい。前記可撓性のコアは、例えばウーブンポリエステル又は固体プラスチックなどを含んでもよい。
前記挿管補助具の少なくとも一部は可鍛性があってもよい。例えば、前記挿管補助具の少なくとも一部は、変形されたらその形状を、例えば少なくとも重力の作用に対抗して維持するように実質的に適合されていてもよい。可鍛性の程度は、例えば特定の機能のために、必要に応じて選択されてもよい。少なくとも1つの可鍛性部分は、前記挿管補助具が患者から除去される際に変形するのに十分なほど、例えばその保持されている形状を失うのに十分なほど可撓性があるように選択されてもよい。前記主本体部分は、少なくとも1つの可鍛性領域を含んでもよい。前記挿管補助具の少なくとも一部は可鍛性のコアを含んでもよい。前記可鍛性のコアは、例えばアルミニウムなどを含んでもよい。
前記挿管補助具は、任意の好適なプラスチック材料から形成された外表面を含んでもよい。前記挿管補助具は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)から形成された外表面を含んでもよい。前記挿管補助具は、ラテックス又はポリオレフィン、例えばポリエチレンから形成された外表面を含んでもよい。
本発明の第2の態様によれば、気管内チューブと、本発明の第1の態様による挿管補助具とを含む装置が提供される。
本発明の実施可能な実施形態について、添付の図面を参照して以下にさらに詳細に説明する。
本発明による挿管補助具の第1の実施形態の、シェーディングを含む斜視図である。 図1の白黒線画バージョンである。 図1の挿管補助具の遠位端の、シェーディングを含む拡大斜視図である。 図3(a)の白黒線画バージョンである。 図1の挿管補助具の近位端の、シェーディングを含む拡大斜視図である。 図4(a)の白黒線画バージョンである。 気管内チューブ内に位置する図1の挿管補助具の断面図である。 図1の挿管補助具の主本体と協働し、気管内チューブの近位端内に位置する、前記挿管補助具の近位端の切欠図である。 本発明の挿管補助具の代替の実施形態の主本体と協働し、気管内チューブの近位端内に位置する、前記挿管補助具の近位端の切欠図である。 本発明の挿管補助具の代替の実施形態の側面図である。 図8においてAとラベル付けされた領域の拡大断面図である。
全体として10で表される本発明の第1の実施形態による挿管補助具が、図1〜図6に示されている。挿管補助具10は、遠位端12、近位端14、並びに第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22を含む。遠位端12、近位端14、並びに第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22のそれぞれが単一の本体を形成するように、挿管補助具10は一体形成される。
図3(a)及び図3(b)の拡大図で示されている遠位端12は、丸みを帯びた先端24を含み、丸みを帯びた先端24は円形断面を有する。遠位端12は可撓性があり、それにより遠位端12は外力を受けていない場合にその形状を取り戻す。
図4(a)及び図4(b)の拡大図で示されている近位端14は、近位先端26に向けてテーパーが付いており、リセス領域28を含む。リセス領域28は実質的に三角形の形状をしており、それによりリセス領域28は、以下でさらに詳細に説明するように、六角形断面を有する第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、又は第4の中間部分22のうちの任意のものとぴったり接して位置することが可能である。近位端14は可撓性があり、それにより近位端14は外力を受けていない場合にその形状を取り戻す。
第1の中間部分16及び第3の中間部分20のそれぞれは六角形断面を有し、且つ可鍛性があり、それにより第1の中間部分16及び第3の中間部分20は外力を受けていない場合にそれらの形状を保持する。しかし第1の中間部分16及び第3の中間部分20は、挿管補助具10が患者から除去される際に変形するのに十分なほど、例えばそれらの保持されている形状を失うのに十分なほど可撓性がある。
第2の中間部分18及び第4の中間部分22のそれぞれは六角形断面を有し、且つ可撓性があり、それにより第1の中間部分16及び第3の中間部分20は外力を受けていない場合にそれらの形状を取り戻す。
挿管補助具10は、ブジー又はスタイレットのいずれとしても使用可能である。
第1の使用モード、例えば従来のブジーとしての使用では、挿管補助具10を患者の気管内に挿入する前に、第1の中間部分16及び第3の中間部分20は必要に応じて所望の形状に予め形成されてもよい。挿管補助具10が気管内に挿入されたら、気管内チューブが挿管補助具10上を近位端14から遠位端12に向けてレールロードされてもよい。第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22の六角形断面は、気管内チューブが挿管補助具10上を進められる際に、第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22の面ではなくエッジのみが気管内チューブの内側表面と接触することを意味している。気管内チューブから挿管補助具10を除去する間も、同じことが当てはまる。気管内チューブ30内に位置する挿管補助具10の断面図が図5に示されている。
したがって本発明による挿管補助具10では、当業界において従来から知られている挿管補助具よりも、気管内チューブ30の内側表面と接触する断面領域がより少なくなり得る。したがってこれにより摩擦が減少し得ると共に気管内チューブ30の挿入の容易さが増加し得、これは医療的緊急事態の間は特に重要である。さらに前記挿管補助具では、挿入に先立って気管内チューブ30の内側を潤滑する必要性がなくなるか又は少なくなり得る。
気管内チューブ30が挿管補助具10上の所定の位置にある場合、挿管補助具10は、第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22の断面の摩擦がやはり減少した状態且つ気管内チューブ30からの除去が容易な状態で、引き抜かれてもよい。
第2の使用モード、例えば従来のスタイレットとしての使用では、気管内チューブが挿管補助具10上を、上述の方法と同様の方法で、しかし今回は挿入に先立ってレールロードされてもよい。挿管補助具10及び気管内チューブを患者の気管内に挿入する前に、第1の中間部分16及び第3の中間部分20は所望の形状に予め形成されてもよく、したがって前記気管内チューブは所望の形状に予め形成されてもよい。
気管内チューブ30が挿管補助具10上の所定の位置にある場合、挿管補助具10の近位端14は気管内チューブ30の近位端内に押し込まれてもよく、それによりリセス領域28は第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、又は第4の中間部分22のうちの1つの一部を収容する。そのような構成は図6に示されている。近位端14と、第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22のうちの1つとの組み合わせは、気管内チューブ30の内部幅と等しいか又はそれより大きい幅のものであってもよく、それにより気管内チューブ30は前記挿管補助具に相対的な所定の位置に保たれる。気管内チューブ30に相対的な挿管補助具10の回転も防止されてもよく、それによりユーザは挿管補助具10の、及び特に丸みを帯びた先端24の位置合わせがわかる。
さらに、そのような構成により、挿管補助具10が部分的なループを形成することがもたらされてもよく、前記部分的なループは、組み合わされた挿管補助具10と気管内チューブ30とを患者の気管内に挿入するのを補助するためのハンドルとしてユーザによって使用されてもよい。
挿管補助具10と気管内チューブ30との相対位置が固定されたら、組み合わされた挿管補助具10と気管内チューブ30とが患者の気管内に挿入される。
さらなる使用モードでは、患者の気管内への挿入に先立って気管内チューブ30が挿管補助具10上に挿入され、それにより丸みを帯びた先端24が気管内チューブ30の遠位端から突出し、しかし近位端14は気管内チューブ30内に押し込まれない。さらに、第1の中間部分16及び第3の中間部分20は予め形成されない。この使用モードでは、挿入に先立って及び/又は挿入の間に、丸みを帯びた先端24の正しい位置合わせを得るために、挿管補助具10は気管内チューブ30内で回転されてもよい。第1の中間部分16、第2の中間部分18、第3の中間部分20、及び第4の中間部分22の六角形断面により、気管内チューブ30内での挿管補助具10の回転の容易さが増加し得る。
本発明による挿管補助具100の代替の実施形態が図6に示されている。挿管補助具100のこの実施形態は挿管補助具10の第1の実施形態とほぼ同じであり、近位端102の形態においてのみ異なっている。挿管補助具100の近位端102は、第1の実施形態の挿管補助具10の六角形断面の代わりに円形断面に移行している。この円形断面に対応するために、挿管補助具100の近位端領域は、図6に示すように、近位端102が気管内チューブ30内に押し込まれた場合に前記円形断面の下側領域を受け入れるための弓形のリセスを有する。
代替の実施形態100は挿管補助具100と気管内チューブ30との相対位置を固定し得るが、六角形断面は、円形断面に比べて増加した固定能力を有するということ、及びさらに、挿管補助具10の近位端24はより小さな力を用いて気管内チューブ30内に挿入されることを必要とするということが見出された。
本発明による挿管補助具200のさらなる代替の実施形態が図8及び図9に示されている。挿管補助具200は挿管補助具10の第1の実施形態とほぼ同じであり、図9に示すように、挿管補助具200が偏平な六角形断面、すなわち減少した高さの断面形状を、Aとラベル付けされた領域において有するという点においてのみ異なっている。
この偏平な断面形状は、挿管補助具200の近位端14が気管内チューブ30の近位端内に押し込まれる場合に特に有益であることが見出された。特に、前記偏平な断面形状は、そのような構成において前記挿管補助具のよじれを防止することが見出された。

Claims (19)

  1. 気管内チューブ内に挿入するための挿管補助具であって、前記挿管補助具は、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含み、それにより前記挿管補助具は使用中に、前記長手方向に延在するエッジによって前記気管内チューブ内で支持される、挿管補助具。
  2. 前記挿管補助具は近位端と遠位端とを含み、前記近位端と前記遠位端との間の前記挿管補助具の少なくとも一部は、長手方向に延在するエッジを画定する少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含む、請求項1に記載の挿管補助具。
  3. 前記挿管補助具は、前記挿管補助具の実質的に全長に沿って少なくとも1つの頂点を有する断面形状を含み、それにより長手方向に延在するエッジが前記挿管補助具の実質的に全長にわたって画定される、請求項1又は請求項2に記載の挿管補助具。
  4. 前記挿管補助具の少なくとも2つの領域は、異なる断面形状を含む、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  5. 前記挿管補助具の近位端領域はテーパーを含む、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  6. 前記挿管補助具の近位端領域は、少なくとも1つの頂点を有する前記断面形状に対応するカットアウト部分及び/又はリセス部分を有し、それにより前記挿管補助具の前記近位端領域は、少なくとも1つの頂点を有する前記断面形状と実質的にぴったり接して位置することが可能である、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  7. 前記断面形状は実質的に多角形である、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  8. 前記挿管補助具の遠位端は丸みを帯びた先端を含む、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  9. 前記丸みを帯びた先端は円形断面を含む、請求項8に記載の挿管補助具。
  10. 前記丸みを帯びた先端は前記挿管補助具と一体形成される、請求項8又は請求項9に記載の挿管補助具。
  11. 前記挿管補助具の近位端領域は、多角形断面を有するハンドルを含む、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  12. 前記挿管補助具の少なくとも一部は可撓性がある、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  13. 前記挿管補助具の少なくとも一部は可鍛性がある、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  14. 前記断面形状は少なくとも3つの頂点を含む、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  15. 前記断面形状は6つの頂点を含む、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  16. 前記挿管補助具は、実質的に多面体の全体形状を含む、請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  17. 前記挿管補助具は単一の本体を含む、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  18. 前記挿管補助具はブジー及び/又はスタイレットを含む、請求項1〜請求項17のいずれか一項に記載の挿管補助具。
  19. 気管内チューブと、請求項1〜請求項18のいずれか一項に記載の挿管補助具とを含む装置。
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