JP2019503348A5 - - Google Patents

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JP2019503348A5
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本明細書において引用される全ての刊行物、特許出願、受託番号、及び他の参照文献は
、各個別の刊行物または特許出願が、明確かつ個別に参照により組み込まれることが示さ
れているのと同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、下記の態様を含む。
<1>
下記式を有するマルチアームPEG IL−15分子であって、

式中、x、w、及びzが、PEGの構成成分を表し、前記IL−15が、任意選択でリ
ンカーを介して、wに共有結合している、前記マルチアームPEG IL−15分子。
<2>
x、w及びzの各々のMWが同じである、<1>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<3>
x、w、及びzのうちの少なくとも1つのMWが異なる、<1>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<4>
x及びzの各々のMWが同じである、<3>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<5>
x及びzの各々のMWが異なるものである、<3>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<6>
前記PEGのMWが7.5kDa〜80kDaである、<1>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<7>
前記PEGのMWが30kDa〜60kDaである、<1>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<8>
前記PEGのMWが約50kDaである、<1>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<9>
x及びzの各々のMWが20kDaであり、wのMWが10kDaである、<8>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<10>
前記IL−15が、リンカーを介してwに共有結合している、<1>に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
<11>
下記式を有する分岐状PEG IL−15分子であって、

式中、x及びzが、PEGの構成成分を表し、前記IL−15が、リンカーwを介して
PEGに共有結合している、前記分岐状PEG IL−15分子。
<12>
前記PEGのMWが5kDa〜80kDaである、<11>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<13>
前記PEGのMWが約20kDaである、<11>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<14>
x及びzの各々のMWが10kDaである、<13>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<15>
前記PEGのMWが約40kDaである、<11>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<16>
x及びzの各々のMWが20kDaである、<15>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<17>
前記PEGのMWが約60kDaである、<11>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<18>
x及びzの各々のMWが30kDaである、<17>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<19>
前記PEGのMWが約80kDaである、<11>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<20>
x及びzの各々のMWが40kDaである、<19>に記載の分岐状PEG IL−15分子。
<21>
前記IL−15がヒトIL−15である、<1>〜<20>のいずれかに記載のPEG IL−15分子。
<22>
前記IL−15がIL−15変異タンパク質である、<1>〜<20>のいずれかに記載のPEG IL−15分子。
<23>
a)ヘリックスA、b)A/Bヘリックス間接合部、c)ヘリックスB、d)B/Cヘ
リックス間接合部、e)ヘリックスC、f)C/Dヘリックス間接合部、及びg)ヘリッ
クスDを含み、前記ペプチドが、
アミノ酸残基2(W)、4〜12(NVISDLKKI、配列番号7)、もしくは16
(I)以外の、ヘリックスAの少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、または
アミノ酸残基30(D)もしくは31(V)以外の、A/Bヘリックス間接合部の少な
くとも1つのアミノ酸残基の置換、または
アミノ酸残基32(H)、35(C)、40(M)、42〜44(CFL)、47(L
)もしくは50(I)以外の、ヘリックスBの少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、ま
たは
B/Cヘリックス間接合部の少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、または
アミノ酸残基59(I)、61〜66(DTVENL、配列番号8)、もしくは68〜
70(ILA)以外の、ヘリックスCの少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、または
アミノ酸残基85(C)もしくは88(C)以外の、C/Dヘリックス間接合部の少な
くとも1つのアミノ酸残基の置換、または
アミノ酸残基99(F)、100(L)、103(F)、もしくは105〜112(H
IVQMFIN、配列番号9)以外の、ヘリックスDの少なくとも1つのアミノ酸残基の
置換を含む、少なくとも1つのアミノ酸置換をさらに含む、<22>に記載のPEG IL−15分子。
<24>
前記少なくとも1つのアミノ酸置換が保存的置換である、<23>に記載のPEG IL−15分子。
<25>
前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、3、13〜15、17〜29
、33、34、36〜39、41、45、48、49、51〜58、60、67、71〜
84、86、87、89〜98、101、102、104、113、または114のうち
の1つにある、<23>に記載のPEG IL−15分子。
<26>
前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、3、13〜15、17〜25
、27〜29、33、34、36〜39、41、45、48、49、51〜58、60、
67、71〜84、86、87、89〜98、101、102、104、113、または
114におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、チロシンの置換である、<25>に記載のPEG IL−15分子。
<27>
前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、3、13〜15、17〜25
、27〜29、33、34、36〜39、45、48、49、51〜56、58、60、
67、72〜84、86、87、89〜98、101、102、104、113、または
114におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、システインの置換である、<25>に記載のPEG IL−15分子。
<28>
前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、13〜15、17〜22、2
7〜29、34、36、48、49、51〜58、60、72〜82、84、87、89
〜98、102、または104におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、N−
X−Sグリコシル化モチーフの置換であり、
前記N−X−Sグリコシル化モチーフのアスパラギンが、前記アミノ酸位置に相当する
、<25>に記載のPEG IL−15分子。
<29>
前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、13〜15、17〜22、2
9、34、36、48、49、51〜58、60、71〜78、80〜82、84、87
、89〜98、または102におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、N−X
−Tグリコシル化モチーフの置換であり、
前記N−X−Tグリコシル化モチーフのアスパラギンが、前記アミノ酸位置に相当する
、<25>に記載のPEG IL−15分子。
<30>
前記IL−15が組換え産生される、<22>〜<29>のいずれかに記載のPEG IL−15分子。
<31>
<1>、<11>、<22>、または<23>に記載のペプチドと、薬学的に許容される希釈剤、担体、または賦形剤とを含む、薬学的組成物。
<32>
前記賦形剤が等張注射液である、<31>に記載の薬学的組成物。
<33>
前記薬学的組成物が、ヒト投与に好適である、<31>に記載の薬学的組成物。
<34>
少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤をさらに含む、<31>に記載の薬学的組成物。
<35>
<31>に記載の薬学的組成物を含む滅菌容器。
<36>
前記滅菌容器がシリンジである、<35>に記載の滅菌容器。
<37>
<36>に記載の滅菌容器を含むキット。
<38>
少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤を含む第2の滅菌容器をさらに含む、<37>に記載のキット。
<39>
対象における疾患、障害、または病態の治療または予防方法であって、前記対象に、治
療上有効量の<1>、<11>、<22>、または<23>に記載のペプチドを投与することを含む
、前記方法。
<40>
前記疾患、障害、または病態が増殖性障害である、<39>に記載の方法。
<41>
前記増殖性障害ががんである、<40>に記載の方法。
<42>
前記がんが、固形腫瘍または血液学的障害である、<41>に記載の方法。
<43>
前記疾患、障害、または病態が、免疫障害または炎症性障害である、<39>に記載の方法。
<44>
前記免疫障害または炎症性障害が、炎症性腸疾患、乾癬、関節リウマチ、多発性硬化症
、及びアルツハイマー病からなる群から選択される、<43>に記載の方法。
<45>
前記疾患、障害、または病態がウイルス性障害である、<39>に記載の方法。
<46>
前記ウイルス性障害が、ヒト免疫不全ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス
、及びサイトメガロウイルスからなる群から選択される、<45>に記載の方法。
<47>
前記対象がヒトである、<39>に記載の方法。
<48>
前記投与は、非経口注射によるものである、<39>に記載の方法。
<49>
前記非経口注射が皮下である、<48>に記載の方法。
<50>
少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤を投与することをさらに含む、<39>に記載の方法。
<51>
IL−15を活性化PEGリンカーと、前記リンカーが前記IL−15の1つのアミノ
酸残基に共有結合する条件下で反応させる工程を含む、<1>、<11>、<22>、または<23>に記載のPEG IL−15分子の調製プロセス。
<52>
前記活性化PEGリンカーが、スクシンイミジルカーボネート−PEG、PEG−ブチ
ルアルデヒド、PEG−ペンタアルデヒド、PEG−アミド−プロピオンアルデヒド、P
EG−ウレタノ−プロピオアルデヒド、及びPEG−プロピルアルデヒドからなる群から
選択される、<51>に記載のプロセス。
<53>
下記式、
(IL−15−L)a−PEG、
を含む、ペグ化インターロイキン−15分子であって、式中、aが2〜4であり、各
Lが、存在する場合、前記PEG分子を、i)各IL−15の単一アミノ酸残基のアミノ
基であって、N末端アミノ酸残基のアルファアミノ基もしくはリジンアミノ酸残基のイプ
シロンアミノ基である、単一アミノ酸残基のアミノ基、またはii)N−グリコシル化部
位に共有結合させるリンカーである、前記ペグ化インターロイキン−15分子。
<54>
a=2である、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<55>
a=3である、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<56>
a=4である、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<57>
前記単一アミノ酸残基の前記アミノ基が、前記N末端アミノ酸残基の前記アルファアミ
ノ基である、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<58>
前記単一アミノ酸残基の前記アミノ基が、リジンアミノ酸残基の前記イプシロンアミノ
基である、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<59>
前記N−グリコシル化部位がN−X−Sモチーフを含む、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<60>
前記N−グリコシル化部位がN−X−Tモチーフを含む、<53>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<61>
前記PEGが5kDa〜40kDaの分子量を有する、<53>〜<60>のいずれかに記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<62>
前記PEGが約10kDaの分子量を有する、<61>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<63>
前記PEGが約20kDaの分子量を有する、<61>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<64>
前記PEGが約30kDaの分子量を有する、<61>に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
<65>
IL−15の単一アミノ酸残基に共有結合した少なくとも1つの分岐状またはマルチア
ームポリエチレングリコール(PEG)分子を含む、ペグ化IL−15分子(PEG−I
L−15)であって、前記アミノ酸残基が、i)N末端アミノ酸残基のアルファアミノ基
、ii)リジンアミノ酸残基のイプシロンアミノ基、またはiii)N−グリコシル化部
位であり、前記PEGが、任意選択で、リンカーにより前記IL−15に共有結合してい
る、前記ペグ化IL−15分子。
<66>
下記式、(PEG)b−L−NH−IL−15を含み、式中、前記PEGが、分子量5
kDa〜80kDaの分岐状ポリエチレングリコールであり、bが1〜9であり、Lが、
前記PEGを前記単一アミノ酸残基に結合させる任意選択で存在するリンカー部分である
、<65>に記載のPEG−IL−15。
<67>
下記式、(PEG)b−L−NH−IL−15を含み、式中、前記PEGが、分子量5
0kDa〜80kDaのマルチアームポリエチレングリコールであり、bが1〜9であり
、Lが、前記PEGを前記単一アミノ酸残基に結合させる任意選択で存在するリンカー部
分である、<65>に記載のPEG−IL−15。
<68>
前記PEGが、前記N末端アミノ酸残基の前記アルファアミノ基に結合している、<65>〜<67>のいずれかに記載のPEG−IL−15。
<69>
前記PEGが、リジンアミノ酸残基の前記イプシロンアミノ基に結合している、<65>〜<67>のいずれかに記載のPEG−IL−15。
<70>
前記PEGが、N−グリコシル化部位に結合している、<65>〜<67>のいずれかに記載のPEG−IL−15。
<71>
前記N−グリコシル化部位がN−X−Sモチーフを含む、<70>に記載のPEG−IL−15。
<72>
前記N−グリコシル化部位がN−X−Tモチーフを含む、<70>に記載のPEG−IL−15。
<73>
前記リンカー部分が、前記単一アミノ酸残基に共有結合している、<66>または<67>に記載のPEG−IL−15。
<74>
bが1であり、LがC2−C12アルキルである、<66>または<67>に記載のPEG−IL−15。
<75>
前記リンカーが、スクシンイミジルカーボネート−PEG、PEG−ブチルアルデヒド
、PEG−ペンタアルデヒド、PEG−アミド−プロピオンアルデヒド、PEG−ウレタ
ノ−プロピオアルデヒド、及びPEG−プロピルアルデヒドからなる群から選択される活
性化PEGリンカーである、<66>または<67>に記載のPEG−IL−15。
<76>
前記PEGが5kDa〜80kDaの分子量を有する、<65>〜<75>のいずれかに記載のPEG−IL−15。

Claims (76)

  1. 下記式を有するマルチアームPEG IL−15分子であって、

    式中、x、w、及びzが、PEGの構成成分を表し、前記IL−15が、任意選択でリ
    ンカーを介して、wに共有結合している、前記マルチアームPEG IL−15分子。
  2. x、w及びzの各々のMWが同じである、請求項1に記載のマルチアームPEG IL
    −15分子。
  3. x、w、及びzのうちの少なくとも1つのMWが異なる、請求項1に記載のマルチアー
    ムPEG IL−15分子。
  4. x及びzの各々のMWが同じである、請求項3に記載のマルチアームPEG IL−1
    5分子。
  5. x及びzの各々のMWが異なるものである、請求項3に記載のマルチアームPEG I
    L−15分子。
  6. 前記PEGのMWが7.5kDa〜80kDaである、請求項1に記載のマルチアーム
    PEG IL−15分子。
  7. 前記PEGのMWが30kDa〜60kDaである、請求項1に記載のマルチアームP
    EG IL−15分子。
  8. 前記PEGのMWが約50kDaである、請求項1に記載のマルチアームPEG IL
    −15分子。
  9. x及びzの各々のMWが20kDaであり、wのMWが10kDaである、請求項8に記載のマルチアームPEG IL−15分子。
  10. 前記IL−15が、リンカーを介してwに共有結合している、請求項1に記載のマルチ
    アームPEG IL−15分子。
  11. 下記式を有する分岐状PEG IL−15分子であって、

    式中、x及びzが、PEGの構成成分を表し、前記IL−15が、リンカーwを介して
    PEGに共有結合している、前記分岐状PEG IL−15分子。
  12. 前記PEGのMWが5kDa〜80kDaである、請求項11に記載の分岐状PEG
    IL−15分子。
  13. 前記PEGのMWが約20kDaである、請求項11に記載の分岐状PEG IL−1
    5分子。
  14. x及びzの各々のMWが10kDaである、請求項13に記載の分岐状PEG IL−
    15分子。
  15. 前記PEGのMWが約40kDaである、請求項11に記載の分岐状PEG IL−1
    5分子。
  16. x及びzの各々のMWが20kDaである、請求項15に記載の分岐状PEG IL−
    15分子。
  17. 前記PEGのMWが約60kDaである、請求項11に記載の分岐状PEG IL−1
    5分子。
  18. x及びzの各々のMWが30kDaである、請求項17に記載の分岐状PEG IL−
    15分子。
  19. 前記PEGのMWが約80kDaである、請求項11に記載の分岐状PEG IL−1
    5分子。
  20. x及びzの各々のMWが40kDaである、請求項19に記載の分岐状PEG IL−
    15分子。
  21. 前記IL−15がヒトIL−15である、請求項1〜20のいずれか1項に記載のPE
    G IL−15分子。
  22. 前記IL−15がIL−15変異タンパク質である、請求項1〜20のいずれか1項に
    記載のPEG IL−15分子。
  23. a)ヘリックスA、b)A/Bヘリックス間接合部、c)ヘリックスB、d)B/Cヘ
    リックス間接合部、e)ヘリックスC、f)C/Dヘリックス間接合部、及びg)ヘリッ
    クスDを含み、前記ペプチドが、
    アミノ酸残基2(W)、4〜12(NVISDLKKI、配列番号7)、もしくは16
    (I)以外の、ヘリックスAの少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、または
    アミノ酸残基30(D)もしくは31(V)以外の、A/Bヘリックス間接合部の少な
    くとも1つのアミノ酸残基の置換、または
    アミノ酸残基32(H)、35(C)、40(M)、42〜44(CFL)、47(L
    )もしくは50(I)以外の、ヘリックスBの少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、ま
    たは
    B/Cヘリックス間接合部の少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、または
    アミノ酸残基59(I)、61〜66(DTVENL、配列番号8)、もしくは68〜
    70(ILA)以外の、ヘリックスCの少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、または
    アミノ酸残基85(C)もしくは88(C)以外の、C/Dヘリックス間接合部の少な
    くとも1つのアミノ酸残基の置換、または
    アミノ酸残基99(F)、100(L)、103(F)、もしくは105〜112(H
    IVQMFIN、配列番号9)以外の、ヘリックスDの少なくとも1つのアミノ酸残基の
    置換を含む、少なくとも1つのアミノ酸置換をさらに含む、請求項22に記載のPEG
    IL−15分子。
  24. 前記少なくとも1つのアミノ酸置換が保存的置換である、請求項23に記載のPEG
    IL−15分子。
  25. 前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、3、13〜15、17〜29
    、33、34、36〜39、41、45、48、49、51〜58、60、67、71〜
    84、86、87、89〜98、101、102、104、113、または114のうち
    の1つにある、請求項23に記載のPEG IL−15分子。
  26. 前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、3、13〜15、17〜25
    、27〜29、33、34、36〜39、41、45、48、49、51〜58、60、
    67、71〜84、86、87、89〜98、101、102、104、113、または
    114におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、チロシンの置換である、請求
    項25に記載のPEG IL−15分子。
  27. 前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、3、13〜15、17〜25
    、27〜29、33、34、36〜39、45、48、49、51〜56、58、60、
    67、72〜84、86、87、89〜98、101、102、104、113、または
    114におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、システインの置換である、請
    求項25に記載のPEG IL−15分子。
  28. 前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、13〜15、17〜22、2
    7〜29、34、36、48、49、51〜58、60、72〜82、84、87、89
    〜98、102、または104におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、N−
    X−Sグリコシル化モチーフの置換であり、
    前記N−X−Sグリコシル化モチーフのアスパラギンが、前記アミノ酸位置に相当する
    、請求項25に記載のPEG IL−15分子。
  29. 前記少なくとも1つのアミノ酸置換が、以下の位置:1、13〜15、17〜22、2
    9、34、36、48、49、51〜58、60、71〜78、80〜82、84、87
    、89〜98、または102におけるアミノ酸残基のうちの少なくとも1つとの、N−X
    −Tグリコシル化モチーフの置換であり、
    前記N−X−Tグリコシル化モチーフのアスパラギンが、前記アミノ酸位置に相当する
    、請求項25に記載のPEG IL−15分子。
  30. 前記IL−15が組換え産生される、請求項22〜29のいずれか1項に記載のPEG
    IL−15分子。
  31. 請求項1、11、22、または23に記載のペプチドと、薬学的に許容される希釈剤、
    担体、または賦形剤とを含む、薬学的組成物。
  32. 前記賦形剤が等張注射液である、請求項31に記載の薬学的組成物。
  33. 前記薬学的組成物が、ヒト投与に好適である、請求項31に記載の薬学的組成物。
  34. 少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤をさらに含む、請求項31に記載の薬学的
    組成物。
  35. 請求項31〜34のいずれか1項に記載の薬学的組成物を含む滅菌容器。
  36. 前記滅菌容器がシリンジである、請求項35に記載の滅菌容器。
  37. 請求項36に記載の滅菌容器を含むキット。
  38. 少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤を含む第2の滅菌容器をさらに含む、請求
    項37に記載のキット。
  39. 対象における疾患、障害、または病態の治療または予防方法に用いるための薬学的組成物であって、
    前記方法が、前記対象に、治療上有効量の請求項1、11、22、または23に記載のペプチドを投与することを含む、薬学的組成物
  40. 前記疾患、障害、または病態が増殖性障害である、請求項39に記載の薬学的組成物
  41. 前記増殖性障害ががんである、請求項40に記載の薬学的組成物
  42. 前記がんが、固形腫瘍または血液学的障害である、請求項41に記載の薬学的組成物
  43. 前記疾患、障害、または病態が、免疫障害または炎症性障害である、請求項39に記載
    薬学的組成物
  44. 前記免疫障害または炎症性障害が、炎症性腸疾患、乾癬、関節リウマチ、多発性硬化症
    、及びアルツハイマー病からなる群から選択される、請求項43に記載の薬学的組成物
  45. 前記疾患、障害、または病態がウイルス性障害である、請求項39に記載の薬学的組成物
  46. 前記ウイルス性障害が、ヒト免疫不全ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス
    、及びサイトメガロウイルスからなる群から選択される、請求項45に記載の薬学的組成物
  47. 前記対象がヒトである、請求項39〜46のいずれか1項に記載の薬学的組成物
  48. 前記投与は、非経口注射によるものである、請求項39〜47のいずれか1項に記載の薬学的組成物
  49. 前記非経口注射が皮下である、請求項48に記載の薬学的組成物
  50. 前記方法が、少なくとも1つの追加の予防剤または治療剤を投与することをさらに含む、請求項39〜49のいずれか1項に記載の薬学的組成物
  51. IL−15を活性化PEGリンカーと、前記リンカーが前記IL−15の1つのアミノ
    酸残基に共有結合する条件下で反応させる工程を含む、請求項1、11、22、または2
    3に記載のPEG IL−15分子の調製方法
  52. 前記活性化PEGリンカーが、スクシンイミジルカーボネート−PEG、PEG−ブチ
    ルアルデヒド、PEG−ペンタアルデヒド、PEG−アミド−プロピオンアルデヒド、P
    EG−ウレタノ−プロピオアルデヒド、及びPEG−プロピルアルデヒドからなる群から
    選択される、請求項51に記載の方法
  53. 下記式、
    (IL−15−L)a−PEG、
    を含む、ペグ化インターロイキン−15分子であって、式中、aが2〜4であり、各
    Lが、存在する場合、前記PEG分子を、i)各IL−15の単一アミノ酸残基のアミノ
    基であって、N末端アミノ酸残基のアルファアミノ基もしくはリジンアミノ酸残基のイプ
    シロンアミノ基である、単一アミノ酸残基のアミノ基、またはii)N−グリコシル化部
    位に共有結合させるリンカーである、前記ペグ化インターロイキン−15分子。
  54. a=2である、請求項53に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
  55. a=3である、請求項53に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
  56. a=4である、請求項53に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
  57. 前記単一アミノ酸残基の前記アミノ基が、前記N末端アミノ酸残基の前記アルファアミ
    ノ基である、請求項53に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
  58. 前記単一アミノ酸残基の前記アミノ基が、リジンアミノ酸残基の前記イプシロンアミノ
    基である、請求項53に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
  59. 前記N−グリコシル化部位がN−X−Sモチーフを含む、請求項53に記載のペグ化イ
    ンターロイキン−15分子。
  60. 前記N−グリコシル化部位がN−X−Tモチーフを含む、請求項53に記載のペグ化イ
    ンターロイキン−15分子。
  61. 前記PEGが5kDa〜40kDaの分子量を有する、請求項53〜60のいずれか1
    項に記載のペグ化インターロイキン−15分子。
  62. 前記PEGが約10kDaの分子量を有する、請求項61に記載のペグ化インターロイ
    キン−15分子。
  63. 前記PEGが約20kDaの分子量を有する、請求項61に記載のペグ化インターロイ
    キン−15分子。
  64. 前記PEGが約30kDaの分子量を有する、請求項61に記載のペグ化インターロイ
    キン−15分子。
  65. IL−15の単一アミノ酸残基に共有結合した少なくとも1つの分岐状またはマルチア
    ームポリエチレングリコール(PEG)分子を含む、ペグ化IL−15分子(PEG−I
    L−15)であって、前記アミノ酸残基が、i)N末端アミノ酸残基のアルファアミノ基
    、ii)リジンアミノ酸残基のイプシロンアミノ基、またはiii)N−グリコシル化部
    位であり、前記PEGが、任意選択で、リンカーにより前記IL−15に共有結合してい
    る、前記ペグ化IL−15分子(PEG−IL−15)
  66. 下記式、(PEG)b−L−NH−IL−15を含み、式中、前記PEGが、分子量5
    kDa〜80kDaの分岐状ポリエチレングリコールであり、bが1〜9であり、Lが、
    前記PEGを前記単一アミノ酸残基に結合させる任意選択で存在するリンカー部分である
    、請求項65に記載のPEG−IL−15。
  67. 下記式、(PEG)b−L−NH−IL−15を含み、式中、前記PEGが、分子量5
    0kDa〜80kDaのマルチアームポリエチレングリコールであり、bが1〜9であり
    、Lが、前記PEGを前記単一アミノ酸残基に結合させる任意選択で存在するリンカー部
    分である、請求項65に記載のPEG−IL−15。
  68. 前記PEGが、前記N末端アミノ酸残基の前記アルファアミノ基に結合している、請求
    項65〜67のいずれか1項に記載のPEG−IL−15。
  69. 前記PEGが、リジンアミノ酸残基の前記イプシロンアミノ基に結合している、請求項
    65〜67のいずれか1項に記載のPEG−IL−15。
  70. 前記PEGが、N−グリコシル化部位に結合している、請求項65〜67のいずれか1
    項に記載のPEG−IL−15。
  71. 前記N−グリコシル化部位がN−X−Sモチーフを含む、請求項70に記載のPEG−
    IL−15。
  72. 前記N−グリコシル化部位がN−X−Tモチーフを含む、請求項70に記載のPEG−
    IL−15。
  73. 前記リンカー部分が、前記単一アミノ酸残基に共有結合している、請求項66または6
    7に記載のPEG−IL−15。
  74. bが1であり、LがC2−C12アルキルである、請求項66または67に記載のPE
    G−IL−15。
  75. 前記リンカーが、スクシンイミジルカーボネート−PEG、PEG−ブチルアルデヒド
    、PEG−ペンタアルデヒド、PEG−アミド−プロピオンアルデヒド、PEG−ウレタ
    ノ−プロピオアルデヒド、及びPEG−プロピルアルデヒドからなる群から選択される活
    性化PEGリンカーである、請求項66または67に記載のPEG−IL−15。
  76. 前記PEGが5kDa〜80kDaの分子量を有する、請求項65〜75のいずれか1
    項に記載のPEG−IL−15。
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