JP2019500542A - ガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
ガスタービン(100)のために使用されるシーリング遠隔測定アセンブリ(20)が提供される。シーリング遠隔測定アセンブリ(20)は、シーリングカバー(22)と、少なくとも1つの電源装置(24)とを有し、シーリングカバー(22)は、タービンディスク(143)をカバーするために使用され、シーリングカバー(22)は、キャビティ形成部分(222)と、カバー(223)とを有しており、少なくとも1つの取付けキャビティ(222a)がキャビティ形成部分(222)内に設けられており、カバー(223)は、キャビティ形成部分(222)をカバーしかつキャビティ形成部分(222)に固定されている。電源装置(24)は、取付けキャビティ(222a)に配置されている。ガスタービン(100)、シーリングカバー(22)およびシーリング遠隔測定アセンブリ(20)の製造方法がさらに提供される。ガスタービン(100)、シーリングカバー(22)、シーリング遠隔測定アセンブリ(20)および製造方法は、ガスタービン(100)の作動性能を高め、製造コストを削減し、ガスタービン(100)の内部作動環境を監視することができる。
Description
本発明は、ガスタービン技術の分野に関し、特に、ガスタービンのために使用されるシーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法に関する。
ガスタービンは、作動媒体として連続的に流れる空気を使用しかつ熱エネルギを機械仕事に変換する回転パワー機械である。ガスタービンは、一般に、圧縮機、燃焼器およびタービンという3つの主要な構成部分を有する。作動時、圧縮機は、外部雰囲気環境から空気を吸い込み、軸流圧縮機を使用することによって空気を圧縮して空気の圧力を上昇させ、同時に、空気の温度も対応して上昇する。圧縮された空気は燃焼器内へ加圧され、空気と、噴射された燃料との混合物が燃焼し、高温および高圧のガスを発生する。次いで、高温および高圧のガスがタービンに進入し、次いで、膨張によって仕事を行い、タービンを押し付け、圧縮機と、外部から負荷されるロータとを駆動して一緒に高速で回転させ、この結果、気体または流体燃料の機械的エネルギが部分的に機械仕事に変換され、電気仕事が出力される。
タービンの信頼性を高めるために、タービン構成部分(特に、高温の構成部分)の作動状態および変形状態を検出および監視する必要がある。したがって、温度センサおよび圧力センサが幾つかの重要な構成部分(タービンのタービンブレードおよび固定ブレードなど)に取り付けられている。センサによって検出されたデータは処理され、この結果、タービンの作動性能および構成部分の寿命を評価することができ、これは、対応する改良手段を採用する助けとなる。
既存のガスタービンによれば、データ伝送およびセンサへの電力供給を行うために、タービンディスクにはケーブルが通過するための貫通孔が設けられている。しかしながら、無傷のタービンディスクと比較して、貫通孔が設けられたタービンディスクの可使時間は1/10よりも短くなることがある。したがって、貫通孔が設けられたタービンディスクは、最終的な顧客へ配達される前に交換されなければならない。すなわち、貫通孔が設けられたタービンディスクは、プロトタイプ試験の間のみ使用することができ、依然として、タービンの実際の運転の間、ガスタービンの作動状態をリアルタイムで監視することができない。加えて、貫通孔が設けられたタービンディスクは製造コストが高い。
中国特許公告第102124822号明細書には、高温環境のために使用される無線遠隔測定装置が開示されている。無線遠隔測定装置は、ガスタービンの高温環境下で作動してもよく、検出信号を無線方式で伝送してもよく、このため、タービンディスク上の貫通孔の穿孔を省略することができ、ガスタービンの高温の構成部分はリアルタイムで監視されてもよい。しかしながら、無線遠隔測定装置へのセンサの取付けは、この特許では言及されていない。
中国特許出願公開第101953171号明細書および中国特許出願公開第102792711号明細書では、誘導発電装置が開示されている。誘導発電装置は、センサに電気エネルギを供給することができ、誘導コイルと、ナノ結晶化された強磁性コアとを有する。所望の磁気の前提において、ナノ結晶化された強磁性コア温度は、通常、200℃未満の温度において作動し、それよりも高いと磁化は著しく劣化する。したがって、この誘導発電装置は、通常、高温環境においてガスタービン内で作動することはできない。誘導発電装置の取付けの結果、タービンディスクの設計の比較的大きな変更が生じる。加えて、誘導コイルおよび磁気コアは、比較的大きな遠心力を生じる。
別の既存のガスタービンにおいて、図1を参照すると、ガスタービンは電源装置を有しており、電源装置102は、タービンブレード103または固定ブレード(図示せず)に取り付けられている。高温の隔離のために、タービンブレード103および固定ブレードにはサーマルバリアコーティング(TBC)が被覆されている。しかしながら、サーマルバリアコーティングは、タービンブレードまたは固定ブレードの重要な保護コーティングであり、サーマルバリアコーティングへの電源装置の取付けは、サーマルバリアコーティングを損傷し、早期故障を生じることがある。
この図式において、本発明の課題は、ガスタービンの作動性能を高め、製造コストを削減し、ガスタービンの内部作動環境をリアルタイムで監視することができる、ガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法を提案することである。
本発明は、ガスタービンのために使用されるシーリング遠隔測定アセンブリを提供する。ガスタービンは、少なくとも1つのタービンディスクを有し、シーリング遠隔測定アセンブリは、シーリングカバーと、少なくとも1つの電源装置とを有し、シーリングカバーは、タービンディスクをカバーするために使用され、シーリングカバーは、キャビティ形成部分と、カバーとを有し、少なくとも1つの取付けキャビティがキャビティ形成部分内に設けられており、カバーは、キャビティ形成部分をカバーしかつキャビティ形成部分に固定されている。電源装置は、取付けキャビティ内に構成されている。
シーリング遠隔測定アセンブリの1つの典型的な実施の形態では、カバーには複数のワイヤ挿入孔が設けられており、カバーが、キャビティ形成部分をカバーしているとき、ワイヤ挿入孔は、対応する取付けキャビティと連通している。
シーリング遠隔測定アセンブリの1つの典型的な実施の形態では、シーリング遠隔測定アセンブリは、さらに、取付けキャビティ内に構成された少なくとも1つのセンサを有し、電源装置はセンサに電気的に接続されている。
シーリング遠隔測定アセンブリの1つの典型的な実施の形態では、電源装置は、熱電発電機である。
シーリング遠隔測定アセンブリの1つの典型的な実施の形態では、シーリング遠隔測定アセンブリは、さらに、少なくとも1つのスペーサを有しており、スペーサは、カバーとセンサとの間に配置されているまたはカバーと電源装置との間に配置されている。
シーリング遠隔測定アセンブリの1つの典型的な実施の形態では、シーリング遠隔測定アセンブリは、さらに、少なくとも1つの無線送信機を有しており、無線送信機は、電源装置およびセンサに電気的に接続されており、取付けキャビティ内にまたはシーリングカバーの外側に構成されている。
本発明は、さらに、ガスタービンのために使用されるシーリングカバーを提供する。ガスタービンは、少なくとも1つのタービンディスクを有しており、シーリングカバーは、タービンディスクをカバーするために使用される。シーリングカバーは、キャビティ形成部分と、カバーとを有しており、少なくとも1つの取付けキャビティは、キャビティ形成部分内に設けられており、カバーは、キャビティ形成部分をカバーしかつキャビティ形成部分に固定されていてもよい。
シーリングカバーの1つの典型的な実施の形態では、カバーには複数のワイヤ挿入孔が設けられており、カバーが、キャビティ形成部分をカバーしているとき、ワイヤ挿入孔は、対応する取付けキャビティと連通している。
本発明は、さらに、シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法を提供する。この製造方法は、以下のステップ、すなわち、
3Dプリンティング(付加製造)技術を使用することによってキャビティ形成部分およびカバーを加工するステップであって、少なくとも1つの取付けキャビティがキャビティ形成部分内に形成されるステップと、
取付けキャビティ内に少なくとも1つの電源装置を構成するステップと、
キャビティ形成部分をカバーするまたはキャビティ形成部分にカバーを固定するステップと、を含む。
3Dプリンティング(付加製造)技術を使用することによってキャビティ形成部分およびカバーを加工するステップであって、少なくとも1つの取付けキャビティがキャビティ形成部分内に形成されるステップと、
取付けキャビティ内に少なくとも1つの電源装置を構成するステップと、
キャビティ形成部分をカバーするまたはキャビティ形成部分にカバーを固定するステップと、を含む。
シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法の1つの典型的な実施の形態では、製造方法は、さらに、キャビティ形成部分およびカバーの長さ方向に沿ってキャビティ形成部分およびカバーを成形するステップを含む。
シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法の1つの典型的な実施の形態では、製造方法は、さらに、キャビティ形成部分およびカバーにおいて熱処理を行うステップを含む。
シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法の1つの典型的な実施の形態では、製造方法は、さらに、カバーがプリンティングされるとき、カバーに複数のワイヤ挿入孔を形成するステップを含み、カバーがキャビティ形成部分をカバーするとき、ワイヤ挿入孔は、対応するキャビティ形成部分と連通する。
シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法の1つの典型的な実施の形態では、製造方法は、さらに、取付けキャビティ内に少なくとも1つのセンサを構成するステップを含み、電源装置がセンサに電気的に接続され、電力をセンサに供給するために使用される。
シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法の1つの典型的な実施の形態では、キャビティ形成部分およびカバーを成形するために使用される粉末材料は、ニッケル−クロム−鉄合金である。
本発明は、さらに、上述のいずれかのシーリング遠隔測定アセンブリを有するガスタービンを提供する。
本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法において、シーリングカバーは、キャビティ形成部分およびカバーを有し、複数の取付けキャビティがキャビティ形成部分内に設けられており、ガスタービンの内部環境をリアルタイムで監視することができるセンサが、取付けキャビティ内に収容されてもよいことが、上記の解決策から分かるであろう。加えて、本発明において、電源装置はシーリングカバーに組み込まれており、これは、従来技術における、電源装置をサーマルバリアコーティングに取り付けるためにサーマルバリアコーティングが損傷されることを回避するのみならず、誘導発電装置によって生じる、遠心力および磁気コア高温磁化問題をも回避することもでき、この結果、ガスタービンの安全性および信頼性を高めることができる。加えて、センサは検出信号を無線方式で送信し、したがって、ワイヤが通過するための貫通孔をタービンディスクに設ける必要がなく、これは、製造コストを削減することがある。
本発明のその他の特性、特徴、利点および利益は、添付の図面の以下の詳細な説明を参照することでより明らかになる。
本開示の目的、技術的解決策および利点をより明らかにするために、以下、本発明を実施の形態に関してさらに詳細に説明する。
図2は、本発明の1つの実施の形態によるガスタービンの概略断面図である。図2を参照すると、この実施の形態におけるガスタービン100は、圧縮機12と、燃焼器13と、タービン14とを有しており、圧縮機12と、燃焼器13と、タービン14とは、連続的に配置され連通している。さらにロータ15がガスタービン100内に設けられており、ロータ15は、圧縮機12の内部およびタービン14の内部を通過している。タービン14は、ケーシング142と、ケーシング142内に配置された少なくとも1つのタービンディスク143と、複数のタービンブレード144と、複数の固定ブレード145とを有する。タービンディスク143は、ロータ15に環状に配置されている。図2において、4つのタービンディスク143が設けられているが、本発明はそれに限定されない。タービンディスクの数は、実際の状況に応じて設定されてよい。タービンブレード144は、タービンディスク143に取り付けられており、環状に配置されている。固定ブレード145はケーシング142の内側に組み込まれており、固定ブレード145と、タービンブレード144とは、交互に配置されている。
図3は、図2に示したガスタービンのタービンの概略部分図である。図4は、図3に示したタービンの、1つの方向に沿った、シーリングカバーの概略断面図である。図4と一緒に図3を参照すると、ガスタービン100の温度および圧力などの内部作動環境の監視のために、シーリング遠隔測定アセンブリ20がガスタービン100内にさらに設けられている。シーリング遠隔測定アセンブリ20は、シーリングカバー22と、センサ23とを有する。シーリングカバー22は、タービンディスク143をカバーしており、ロータ15とタービンブレード144との間に配置されている。シーリングカバー22は、タービンディスク143が高温空気によって損傷されることを防止することができ、タービンディスク143を有効に保護することができる。シーリングカバー22とタービンディスク143との間に所定の間隙も設けられており、タービンディスク143をさらに冷却するために冷却空気が間隙を通過してもよい。
シーリングカバー22は、キャビティ形成部分222およびカバー223を有している。カバー223は、キャビティ形成部分222をカバーしており、キャビティ形成部分222に固定されている。シーリングカバー22の形状および輪郭は、実際の要求に応じて自由に設計されてよく、例えば、シーリングカバー22には、タービンディスク143に固定されるための固定構造がさらに設けられていてもよい。シーリングカバー22は、ガスタービン100内の全てのシーリングカバーのために使用されてもよいし、ガスタービン100内の幾つかのシーリングカバーのために使用されてもよい。すなわち、シーリングカバー22および従来技術におけるシーリングカバーが共同で使用される。
図5は、図4に示したシーリングカバーの、線V−Vに沿った概略断面図である。説明を容易にするために、センサ23および電源装置24は図5に示されていないことに留意すべきである。図5を参照すると、少なくとも1つの取付けキャビティ222aがシーリングカバー22のキャビティ形成部分222内に設けられており、取付けキャビティ222aは、センサ23または電源装置を収容するために使用される。取付けキャビティ222aは、第1の側壁222bと、第1の側壁222bとは反対側の第2の側壁222cとを有している。第1の側壁222bおよび第2の側壁222cはシーリングカバー22の幅方向に沿って延びており、すなわち、図5に示したX軸方向に沿って延びている。第1の側壁222bはタービンディスク143に面しており、第2の側壁222cはタービンディスク143とは反対側に面している。
図6は、図4に示したシーリングカバーの、線VI−VIに沿った概略断面図である。図7は、図3に示したタービンのシーリングカバーの、別の方向に沿った概略断面図である。図6、図7および図4を参照すると、シーリングカバー22のカバー223は、複数の突出部223aと、複数の平坦なプレート部223bとを有しており、突出部223aは平坦なプレート部223bの底部に設けられており、1つの突出部223aは1つの取付けキャビティ222aに対応し、隣接する突出部223aの間には特定の距離が設けられている。カバー223がキャビティ形成部分222をカバーすると、突出部223aは、対応する取付けキャビティ222a内に収容され、平坦なプレート部223bはキャビティ形成部分222の上部と接触する。複数のワイヤ挿入孔223cがさらにカバー223に設けられている。各ワイヤ挿入孔223cは、突出部223aおよび平坦なプレート部223bを貫通しており、1つのワイヤ挿入孔223cは1つの取付けキャビティ222aに対応している。すなわち、カバー223がキャビティ形成部分222をカバーすると、ワイヤ挿入孔223cは、対応する取付けキャビティ222aと連通する。
図5および図7を参照すると、センサ23は、圧力センサまたは温度センサであってもよいが、本発明はそれに限定されない。センサ23のタイプは、実際の要求に応じて自由に設計されてもよい。センサ23は、取り付けられると、取付けキャビティ222a内に構成される。センサ23は、第1の側壁222bまたは第2の側壁222cに取り付けられてもよく、いずれの側壁に取り付けられるかは、実際の要求に応じて決定される。例えば、タービンディスク143の近くの位置温度を検出する必要があるときは、センサ23は第1の側壁222bに取り付けられ、タービンディスク143から離れた位置の温度を検出する必要があるときは、センサ23は第2の側壁222cに取り付けられる。
図3、図4および図7を参照すると、シーリング遠隔測定アセンブリ20は、さらに、少なくとも1つの電源装置24および少なくとも1つのスペーサ25を有しており、電源装置24は、センサ23および無線送信機へ電気エネルギを供給するために、センサ23に電気的に接続される。電源装置24は、シーリングカバー22の取付けキャビティ222a内に構成されてもよいし、またはシーリングカバー22の外側に構成される。
この実施の形態では、電源装置24は、取付けキャビティ222a内に構成されており、熱電発電機である。ガスタービン100の作動プロセスの間、シーリングカバー22内の温度差は比較的大きい。ガスタービン100内の高温空気の作用により、タービンブレード144の近くの位置の温度は、ロータ15の近くの位置の温度よりも高い。これは、図4に示したようにZ方向に沿ったシーリングカバー22の半径方向温度差を生じる。すなわち、シーリングカバー22の、タービンブレード144に近い位置の温度は高く、一般に400℃よりも高いかまたは500℃〜600℃にさえ近い。比較として、ロータ15の近くのシーリングカバー22の位置の温度は、300℃に近いだけである。加えて、冷却空気もシーリングカバー22とタービンディスク143との間の間隙内へ導かれるので、タービンディスク143に面したシーリングカバー22の側は比較的低い温度を有し、これは、図4に示したようにY方向に沿っても温度差を生じる。ゼーベック効果によれば、2つの異なる電気導体または半導体の温度差が、電圧差熱電気を生じさせ、熱電発電機は、シーリングカバー22内に比較的大きな温度差が存在するという特徴を利用することによって電気エネルギを発生する。熱電発電機は、熱電材料のCoSb3シリーズから形成されてもよく、このタイプの材料の最善の作動温度は300℃〜600℃であるが、熱電発電機の材料は、本発明において限定されない。
1つのセンサ23および4つの電源装置24が図7に示されているが、本発明はそれに限定されないことに留意すべきである。実際の適用において、センサ23および電源装置24の数は、実際の要求に応じて決定される。センサ23または電源装置24が取付けキャビティ222a内で移動することを防止するために、スペーサ25が、カバー223とセンサ23との間またはカバー223と電源装置24との間に配置されている。
シーリング遠隔測定アセンブリ20は、さらに、センサ23および電源装置24に電気的に接続される少なくとも1つの無線送信機(図示せず)を有していてもよい。センサ23によって検出される温度または圧力データは、無線送信機を使用することによって制御処理ユニットへ送信されてもよく、制御処理ユニットは、検出されたデータに従ってタービン14の構成部分の作動性能および寿命を評価してもよい。無線送信機は、取付けキャビティ222a内にまたはシーリングカバー22の外側に構成されていてもよい。無線送信機が取付けキャビティ222a内に構成されているとき、無線送信機とセンサ23との間の接続ラインおよび無線送信機と電源装置24との間の接続ラインが両方とも取付けキャビティ222aに配置され、カバー223におけるワイヤ挿入孔223cは省略されてもよい。または、無線送信機が取付けキャビティ222aの外側に構成されているとき、無線送信機とセンサ23との間の接続ラインおよび無線送信機と電源装置24との間の接続ラインは両方ともカバー223におけるワイヤ挿入孔223cを通過する必要がある。
本発明において設計されたシーリングカバーが比較的複雑な構造を有しかつサイズ精度に対する高い要求を有することを考えると、シーリングカバーが慣用的な加工技術を使用することによって製造された場合、加工コストが高くなるのみならず、シーリングカバーの機械的性能および疲労性能が、多数の関連する機械加工および溶接プロセスによって低下する。この考慮に基づき、本発明では、モデルに従って複雑な構造で構成部分を迅速かつ正確に製造および設計することができる、コンピュータによって制御される付加製造技術が使用される。
図8は、図4に示したシーリングカバーを製造するために使用される加工装置の概略図である。図8を参照すると、加工装置300は、材料供給ユニット32と、成形ユニット33と、レーザ焼結ユニット34とを有しており、材料供給ユニット32は、成形ユニット33に粉末材料を提供し、レーザ焼結ユニット34は、粉末材料を焼結するために使用され、それにより粉末材料が成形ユニット33において異形材を形成する。
特に、材料供給ユニット32は、供給ピストン322と、第1のシリンダボディ323と、ローラ324とを有しており、供給ピストン322は第1のシリンダボディ323内に構成されており、第1のシリンダボディ323に沿って鉛直方向に移動可能である。粉末材料は、供給ピストン322内に積層されている。ローラ324は、粉末材料上を転がることができ、これにより、粉末材料を成形ユニット33上に広げる。粉末材料は、例えば、Inconel 718合金であってもよい。Inconel 718合金は、ニオビウムおよびモリブデンを含む析出硬化するニッケル−クロム−鉄合金であり、高い強度、所望の靱性および高温性能を有する。さらに、粉末材料は、高い強度および高温性能を有する別の材料であってもよい。
成形ユニット33は、成形供給ピストン332と、第2のシリンダボディ333と、成形部分334とを有しており、成形供給ピストン332は第2のシリンダボディ333内に構成されており、第2のシリンダボディ333に沿って鉛直方向に移動することができる。また、成形部分334は、成形供給ピストン332に固定されており、成形供給ピストン332aと一緒に鉛直方向へ移動することができる。成形部分334は、加工されるべき構成部分301を支持するために使用される。
レーザ焼結ユニット34は、レーザ342と、スキャニングミラー343とを有しており、レーザ342はスキャニングミラー343へ接続され、レーザビームを形成することができる。また、スキャニングミラー343は、予め設定された異形材を得るために、レーザ342によって提供されたレーザビームを使用することによって粉末材料を焼結させるために使用される。
図9は、図4に示したシーリング遠隔測定アセンブリの製造手順の概略図である。図9、図8および図4を参照すると、シーリング遠隔測定アセンブリ20の製造方法は、以下のステップを含む。
ステップS41:3Dプリンティング技術を使用することによってキャビティ形成部分222およびカバーを加工し、その際、複数の取付けキャビティがキャビティ形成部分222内に形成される。
ステップS42:少なくとも1つのセンサ23を取付けキャビティ222a内に構成する。
ステップS43:キャビティ形成部分222をカバーするまたはキャビティ形成部分222にカバー223を固定する。
ステップS41:3Dプリンティング技術を使用することによってキャビティ形成部分222およびカバーを加工し、その際、複数の取付けキャビティがキャビティ形成部分222内に形成される。
ステップS42:少なくとも1つのセンサ23を取付けキャビティ222a内に構成する。
ステップS43:キャビティ形成部分222をカバーするまたはキャビティ形成部分222にカバー223を固定する。
特に、ステップS41において、3Dプリンティング技術は、例えば、選択的レーザ溶融(選択的レーザ溶融、SLM)である。選択的レーザ溶融は、金属粉末のラピッドプロトタイピング技術であり、付加製造(付加製造)技術の1つである。実際の作動中、ローラ324は、まず、成形ユニット33の成形部分334上に粉末材料の層を広げる。レーザ焼結ユニット34は、成形されるべき異形材に応じて粉末層をスキャンするようにレーザビームを制御し、この結果、粉末の温度が融点まで上昇し、粉末を焼結させて、加工されるべき構成部分301を形成する。
横断面が焼結されると、成形供給ピストン332は下降し、この場合、ローラ324は、再び、加工されるべき構成部分301上に粉末材料の層を均一に広げ、別の横断面の焼結が開始する。キャビティ形成部分222aおよびカバー223が完全に形成されるまで、操作が繰り返される。
選択的レーザ溶融(SLM)のみならず、熱溶解積層法(熱溶解積層法、FDM)などの別の3Dプリンティング技術も、シーリング遠隔測定アセンブリ20のために使用されてもよいが、SLMは、好ましい解決策として使用される。なぜならば、SLMは、より高い機械的強度、寸法精度および加工物表面品質を提供することがあるからである。
キャビティ形成部分222がカバー223から分離されたまま維持される限り、キャビティ形成部分222およびカバー223は、同時に成形ユニット33の成形部分334上に加工されてもよい。キャビティ形成部分222およびカバー223を成形するために使用される粉末材料は、ニッケル−クロム−鉄合金である。シーリングカバー20の加工プロセスでは、シーリングカバー20は、長期間にわたって高温下で作動し、長さ方向(すなわち、図4に示したZ軸方向であり、シーリングカバー22がタービンディスク143をカバーしているときには、長さ方向はタービンディスク143の半径方向に沿って延びている)に沿って比較的大きな遠心力の作用を受け、シーリングカバー22は、したがって、クリープ変形を容易に生じる。3Dプリンティングの間、キャビティ形成部分222およびカバー223は積層によって形成されるので、層間構造を排除し、機械的性能、特に、材料の高温クリープ抵抗性能を高めるために、適切な熱処理技術が必要とされる。特定の熱処理技術は、選択されたプリンティング材料に応じて、直交実験によって決定される必要がある。
本発明において使用される熱処理技術は、例えば、1050℃〜1080℃の温度での0.5時間〜2時間の均質化処理、730℃〜790℃の温度への空気冷却、5時間〜20時間の熱保存、630℃〜680℃の温度への炉冷却および5時間〜10時間の熱保存である。熱処理後の材料が、Z軸方向で最善の高温クリープ抵抗性能を有することを考慮して、シーリングカバー22は、図4に示したZ軸方向、すなわち、シーリングカバー22aの長さ方向に沿ってプリンティングされてもよいが、本発明はそれに限定されない。別の実施の形態では、シーリングカバー22は、図4に示したX軸方向またはY軸方向に沿って成形されてもよい。
ステップS41は、さらに、カバー223がプリンティングされるとき、カバー223に複数のワイヤ挿入孔223cを形成することを含み、カバー223がキャビティ形成部分222をカバーするとき、ワイヤ挿入孔223cは、対応するキャビティ形成部分222と連通する。無線送信器が取付けキャビティ222a内に構成されているとき、複数のワイヤ挿入孔223cの形成は省略されてもよいことに留意すべきである。
電源装置24は、シーリングカバー22に配置されていてもよいし、または取付けキャビティ222a内に収容されていてもよい。ステップS42は、さらに、取付けキャビティ222aにおいて少なくとも1つの電源装置24を構成することを含み、電源装置24は、センサ23に電気的に接続され、センサ23に電力を供給するために使用される。
無線送信機がシーリングカバー22に配置されている場合、ステップS42は、さらに、取付けキャビティ222a内に構成された無線送信機を構成するステップを含む。無線送信機がシーリングカバー22の外側に配置されている場合、ステップS42において、センサ23に接続されたワイヤと、電源装置24とは、ワイヤ挿入孔223cを通過した後、無線送信機に接続される。
ステップS43において、カバー223は、レーザ溶接によってキャビティ形成部分222に固定されてもよいが、本発明において、カバー223をキャビティ形成部分222に固定する方法は限定されない。
本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよび製造方法は、以下の利点を有する。
1.本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法において、シーリングカバーは、キャビティ形成部分およびカバーを有しており、取付けキャビティがキャビティ形成部分内に設けられており、ガスタービンの内部環境をリアルタイムで監視することができるセンサが、取付けキャビティ内に収容されてもよい。加えて、本発明において、電源装置はシーリングカバーに組み込まれており、これは、従来技術における、電源装置をサーマルバリアコーティングに取り付けるためにサーマルバリアコーティングが損傷することを回避するのみならず、誘導発電装置によって生じる、遠心力および磁気コア高温磁化問題をも回避することができる。この結果、ガスタービンの安全性および信頼性を高めることができる。加えて、センサは検出信号を無線方式で送信し、したがって、ワイヤが通過するための貫通孔をタービンディスクに設ける必要がなく、製造コストを削減することができる。
2.本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法の1つの実施の形態では、電源装置は熱電発電機であり、熱電発電機は、シーリングカバーに比較的大きな温度差が存在するという特徴を利用することによって電気エネルギを発生し、外部電力が接続される必要はなく、これは、ガスタービンのコストを削減するのみならず、取付けを容易にすることができる。
3.本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法の1つの実施の形態では、少なくとも1つの無線送信機が、シーリングカバーの取付けキャビティ内にまたはシーリングカバーの外側に構成されていてもよく、これは、便利かつ柔軟な応用を有する。
4.本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法の1つの実施の形態では、シーリングカバーのカバーは、キャビティ形成部分と一体化されているのではなく、キャビティ形成部分に固定されており、これは、メンテナンスの簡便性を高めることができる。例えば、キャビティ形成部分内の電源装置またはセンサが故障したとき、キャビティ形成部分からカバーを取り外すことができ、電源装置またはセンサが修理された後、次いでキャビティ形成部分にカバーを固定することができる。
5.本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法の1つの実施の形態では、シーリング遠隔測定アセンブリは、3Dプリンティング技術を利用することによって加工される。シーリングカバーが製造されるとき、キャビティ形成部分およびカバーは、シーリングカバーの長さ方向に沿って成形され、次いで、熱処理が行われ、この結果、シーリングカバーは、より良い機械的性能を有し、また、シーリングカバーは、遠心力の作用による変形が有効に防止されることがある。
6.本発明のガスタービン、シーリングカバー、シーリング遠隔測定アセンブリおよびその製造方法の1つの実施の形態では、シーリングカバーは、3Dプリンティング技術を利用することによって加工され、この結果、シーリングカバーがより良い強度を有することができるのみならず、シーリングカバーの厚さを予め設定された範囲内に制御することができ、より薄いシーリングカバーが得られる。
上記の説明は、単に本発明の例示的な実施の形態であり、本発明を限定する意図はない。本発明の思想および原理から逸脱せずになされるあらゆる変更、均等置換または改良が本発明の保護範囲内にあるべきである。
Claims (15)
- ガスタービン(100)のために使用されるシーリング遠隔測定アセンブリ(20)であって、前記ガスタービン(100)は、少なくとも1つのタービンディスク(143)を有しており、当該シーリング遠隔測定アセンブリ(20)は、
前記タービンディスク(143)をカバーするために使用されるシーリングカバー(22)であって、
キャビティ形成部分(222)内に少なくとも1つの取付けキャビティ(222a)が設けられている、キャビティ形成部分(222)と、
前記キャビティ形成部分(222)をカバーしかつ該キャビティ形成部分(222)に固定されている、カバー(223)と、
を有するシーリングカバー(22)と、
前記取付けキャビティ(222a)内に構成された、少なくとも1つの電源装置(24)と、
を備える、シーリング遠隔測定アセンブリ(20)。 - 前記カバー(223)には複数のワイヤ挿入孔(223c)が設けられており、前記カバー(223)が前記キャビティ形成部分(222)をカバーしているとき、前記ワイヤ挿入孔(223c)は、対応する前記取付けキャビティ(222a)と連通する、請求項1記載のシーリング遠隔測定アセンブリ(20)。
- 当該シーリング遠隔測定アセンブリ(20)は、前記取付けキャビティ(222a)内に構成された少なくとも1つのセンサ(23)をさらに有し、前記電源装置(24)は、前記センサ(23)に電気的に接続されている、請求項1記載のシーリング遠隔測定アセンブリ(20)。
- 前記電源装置(24)は、熱電発電機である、請求項1記載のシーリング遠隔測定アセンブリ(20)。
- 前記シーリング遠隔測定アセンブリは、少なくとも1つのスペーサ(25)をさらに有し、該スペーサ(25)は、前記カバー(223)と前記センサ(23)との間に配置されているかまたは前記カバー(223)と前記電源装置(24)との間に配置されている、請求項3記載のシーリング遠隔測定アセンブリ(20)。
- 前記シーリング遠隔測定アセンブリ(20)は、少なくとも1つの無線送信機をさらに有し、該無線送信機は、前記電源装置(24)および前記センサ(23)に電気的に接続されており、前記取付けキャビティ(222a)内にまたは前記シーリングカバー(22)の外側に構成されている、請求項3記載のシーリング遠隔測定アセンブリ(20)。
- ガスタービン(100)のために使用されるシーリングカバー(22)であって、前記ガスタービン(100)は、少なくとも1つのタービンディスク(143)を有しており、当該シーリングカバー(22)は、前記タービンディスク(143)をカバーするために使用されており、
キャビティ形成部分(222)内に少なくとも1つの取付けキャビティ(222a)が設けられている、キャビティ形成部分(222)と、
前記キャビティ形成部分(222)をカバーしかつ該キャビティ形成部分(222)に固定可能である、カバー(223)と、
を備える、シーリングカバー(22)。 - 前記カバー(223)には複数のワイヤ挿入孔(223c)が設けられており、前記カバー(223)が前記キャビティ形成部分(222)をカバーしているとき、前記ワイヤ挿入孔(223c)は、対応する前記取付けキャビティ(222a)と連通する、請求項7記載のシーリングカバー(22)。
- シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法であって、
3Dプリンティング技術を使用することによってキャビティ形成部分(222)およびカバー(223)を加工するステップであって、少なくとも1つの取付けキャビティ(222a)が前記キャビティ形成部分(222)内に形成される、ステップと、
前記取付けキャビティ(222a)内に少なくとも1つの電源装置(24)を構成するステップと、
前記キャビティ形成部分(222)をカバーするかまたは前記キャビティ形成部分(222)に前記カバー(223)を固定する、ステップと、
を含む、シーリング遠隔測定アセンブリの製造方法。 - 前記製造方法は、前記キャビティ形成部分(222)および前記カバー(223)の長さ方向に沿って前記キャビティ形成部分(222)および前記カバー(223)を成形するステップをさらに含む、請求項9記載のシーリング遠隔測定アセンブリの製造方法。
- 前記製造方法は、前記キャビティ形成部分(222)および前記カバー(223)において熱処理を行うステップを含む、請求項9または10記載のシーリング遠隔測定アセンブリの製造方法。
- 前記製造方法は、前記カバー(223)がプリンティングされるとき、該カバー(223)に複数のワイヤ挿入孔(223c)を形成するステップをさらに含み、前記カバー(223)が前記キャビティ形成部分(222)をカバーしているとき、前記ワイヤ挿入孔(223c)は、対応する前記キャビティ形成部分(222)と連通する、請求項9記載のシーリング遠隔測定アセンブリの製造方法。
- 前記製造方法は、前記取付けキャビティ(222a)内に少なくとも1つのセンサ(23)を構成するステップをさらに含み、前記電源装置(24)は、前記センサ(23)に電気的に接続され、電力を前記センサ(23)に供給するために使用される、請求項9記載のシーリング遠隔測定アセンブリの製造方法。
- 前記キャビティ形成部分(222)および前記カバー(223)を成形するために使用される粉末材料は、ニッケル−クロム−鉄合金である、請求項9記載のシーリング遠隔測定アセンブリの製造方法。
- 請求項1から6までのいずれか1項記載のシーリング遠隔測定アセンブリ(20)を有する、ガスタービン(100)。
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