JP2019219979A - 医療情報管理装置及びファイル仕分け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療、看護、介護に関する情報を登録する際の手間を軽減させる医療情報管理装置及びファイル仕分け方法を提供する。【解決手段】医療情報管理装置10は、医療、看護又は介護に関するファイルを、前記医療、看護又は介護の対象とされた患者ごとに管理する医療情報管理装置であって、処理対象のファイルの属性又は内容を解析し、当該処理対象のファイルに係る患者を特定する特定手段と、前記処理対象のファイルを前記特定された患者ごとに仕分ける仕分け手段と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、医療情報管理装置及びファイル仕分け方法に関する。
近年、医療技術の多様化に伴い、特定機能を持つ病院や診療所等の複数の医療施設が医療情報を共有し、連携して患者の検査や治療を行う医療連携が普及しつつある。また、在宅療養・介護の重要性が増してきており、病院、診療所、訪問看護ステーション、介護事業所等の医療施設間で患者の情報が共有されるようになってきている。具体的には、各医療施設から通信ネットワークを介して接続された医療情報管理装置に医療情報をアップロードし、連携先の他の医療施設から医療情報をダウンロードするシステムが利用されている。
一般的なファイルを対象とした技術では、ファイルの分類・検索を容易にするために、ファイル属性とキーワードを関連付けて保持し、インデックスを生成するファイル管理装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−293542号公報
しかしながら、医療、看護、介護に関する情報では、ファイルを登録する際に、ファイルのアップロード操作を行うユーザーが、ファイルの格納先を指定する等、ファイルの仕分けに手間と時間がかかるという問題があった。アップロード操作を行うユーザーは、ファイルの仕分けルールを覚える必要があり、煩雑な作業を強いられていた。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医療、看護、介護に関する情報を登録する際の手間を軽減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、医療、看護又は介護に関するファイルを、前記医療、看護又は介護の対象とされた患者ごとに管理する医療情報管理装置であって、処理対象のファイルの属性又は内容を解析し、当該処理対象のファイルに係る患者を特定する特定手段と、前記処理対象のファイルを前記特定された患者ごとに仕分ける仕分け手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療情報管理装置において、前記特定手段は、前記処理対象のファイルの属性より、前記処理対象のファイルの内容を優先して、前記処理対象のファイルに係る患者を特定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医療情報管理装置において、前記特定手段は、前記処理対象のファイルの属性を解析するものであり、前記処理対象のファイルの属性からファイル生成場所を取得し、患者と当該患者の住所とが対応付けられた対応情報に基づいて、前記ファイル生成場所に該当する住所を検索し、当該住所に対応付けられた患者を特定する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記特定手段は、前記処理対象のファイルの属性を解析するものであり、前記処理対象のファイルの属性からファイル名を取得する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記特定手段は、前記処理対象のファイルの内容を解析するものであり、前記処理対象のファイルの内容から患者情報又はファイル書式を取得する。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記仕分け手段により仕分けられてから一定期間以内のファイルを、他のファイルと識別可能に表示させる表示制御手段を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記特定手段により、前記処理対象のファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該処理対象のファイルを登録したユーザーに特定できなかったことを通知する通知手段を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記特定手段により、前記処理対象のファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該処理対象のファイルを、仕分け不可ファイルとして保存する保存手段と、前記仕分け不可ファイルをいずれかの患者に対応するものとして手動で仕分けるための操作を受け付ける受付手段と、を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の医療情報管理装置において、前記手動で仕分けられた仕分け不可ファイルと患者との対応関係を蓄積し、当該蓄積された対応関係に基づいて、前記処理対象のファイルに係る患者を推定する推定手段を備える。
請求項10に記載の発明は、医療、看護又は介護に関するファイルを、前記医療、看護又は介護の対象とされた患者ごとに管理する医療情報管理装置におけるファイル仕分け方法であって、処理対象のファイルの属性又は内容を解析し、当該処理対象のファイルに係る患者を特定する特定工程と、前記処理対象のファイルを前記特定された患者ごとに仕分ける仕分け工程と、を含む。
本発明によれば、医療、看護、介護に関する情報を登録する際の手間を軽減させることができる。
医療情報共有システムのシステム構成図である。 医療情報管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 ユーザー情報テーブルのデータ構成例である。 患者情報テーブルのデータ構成例である。 仕分け情報テーブルのデータ構成例である。 施設端末の機能的構成を示すブロック図である。 患者登録処理を示すラダーチャートである。 医療情報登録処理を示すラダーチャートである。 医療情報管理装置により実行されるファイル仕分け処理を示すフローチャートである。 医療情報管理装置により実行されるファイル仕分け処理を示すフローチャートである。 手動仕分け処理を示すラダーチャートである。 医療情報参照処理を示すラダーチャートである。 施設端末に表示される医療情報リスト画面の例である。
以下、図面を参照して、本発明に係る医療情報管理装置及びファイル仕分け方法の一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔医療情報共有システムの構成〕
図1に、医療情報共有システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、医療情報共有システム100は、医療情報管理装置10と、各医療施設に所属する医療従事者が使用する施設端末20と、を備えて構成されている。医療情報管理装置10、施設端末20は、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
医療情報管理装置10は、施設端末20から登録される医療情報のファイル(以下、医療ファイルという場合もある。)を蓄積し管理する。医療情報は、医療、看護、介護に関する情報を含む。医療情報として、例えば、医用画像データ、検査結果データ、バイタルデータ、訪問記録、処方箋等が挙げられる。医療情報管理装置10は、クラウド環境に設けられたクラウドサーバーであってもよい。
施設端末20は、各医療施設に所属する医療従事者により使用されるPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等のコンピューター装置である。医療施設としては、医師が所属する病院や診療所、患者の訪問看護を行う看護師が所属する訪問看護ステーション、患者のケアプランを作成するケアマネージャーや、患者の訪問介護を行うヘルパー(訪問介護員)が所属する介護事業所、薬剤師が所属する調剤薬局等が挙げられる。
施設端末20は、患者の検査、治療、在宅療養・介護等に携わる医療従事者が医療情報管理装置10に医療情報を登録する際、医療情報管理装置10で管理されている医療情報を参照する際等に用いられる。
〔医療情報管理装置の構成〕
図2に、医療情報管理装置10の機能的構成を示す。
図2に示すように、医療情報管理装置10は、制御部11、通信部12、RAM13、計時部14、記憶部15等を備えて構成されており、各部はバス16により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、医療情報管理装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、記憶部15に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
通信部12は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM13は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
計時部14は、計時回路(RTC:Real Time Clock)を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部11に出力する。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部15には、外部機器に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して外部機器のユーザーに医療情報共有サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
記憶部15には、ユーザー情報テーブルT1、患者情報テーブルT2、仕分け情報テーブルT3が記憶されている。また、記憶部15は、ファイル格納部151を有する。ファイル格納部151には、医療情報のファイルが格納される。
図3に、ユーザー情報テーブルT1のデータ構成例を示す。ユーザー情報テーブルT1は、医療情報共有システム100を使用するユーザー(医療従事者)ごとに、ユーザーに関するユーザー情報を管理するためのテーブルである。ユーザー情報テーブルT1には、ユーザーごとに、ユーザーID、登録日時、ユーザー種別、メールアドレス、パスワード、ユーザー氏名、ユーザー資格、施設コード、施設名称、施設種別、施設住所、施設電話番号等が対応付けられて格納される。
ユーザーIDは、ユーザーの識別情報である。
登録日時は、ユーザーが医療情報管理装置10に登録された日時である。
ユーザー種別は、ユーザーが管理者ユーザーであるか、一般ユーザーであるかを示す情報である。管理者ユーザーは、医療施設ごとの管理者として定められたユーザーである。ユーザー種別は、0:管理者ユーザー、1:一般ユーザーで示される。
メールアドレスは、ユーザーのメールアドレスであり、ログインアカウントとしても使用される。
パスワードは、ユーザーがシステムにログインする際のユーザー認証に用いられる。
ユーザー氏名は、ユーザーの氏名である。
ユーザー資格は、ユーザーの資格を示す情報である。ユーザー資格は、0:医師、1:歯科医師、2:薬剤師、3:看護師、4:その他で示される。
施設コードは、ユーザーが所属する医療施設の識別情報である。
施設名称は、ユーザーが所属する医療施設の名称である。
施設種別は、ユーザーが所属する医療施設の種別である。施設種別は、0:医療、1:看護、2:介護で示される。
施設住所は、ユーザーが所属する医療施設の住所である。
施設電話番号は、ユーザーが所属する医療施設の電話番号である。
図4に、患者情報テーブルT2のデータ構成例を示す。患者情報テーブルT2は、患者ごとに、患者に関する患者情報を管理するためのテーブルである。患者情報テーブルT2には、患者ごとに、地域患者ID、登録日時、患者氏名、患者住所、患者電話番号、患者保険情報、施設内患者情報等が対応付けられて格納される。
地域患者IDは、システム内で共通の患者の識別情報である。
登録日時は、患者が医療情報管理装置10に登録された日時である。
患者氏名は、患者の氏名である。
患者住所は、患者の住所である。
患者電話番号は、患者の電話番号である。
患者保険情報は、患者の保険に関する情報(医療保険番号、介護保険番号等)である。
施設内患者情報は、各医療施設における患者の情報であり、施設数と、施設ごとの施設コード及び施設内患者IDと、が含まれる。
施設数は、対象患者の施設コード及び施設内患者IDの組み合わせが登録されている数である。
施設コードは、対象患者の医療、看護、介護等に携わる医療施設の施設コードである。
施設内患者IDは、当該施設内患者IDと組み合わされている施設コードに対応する医療施設における患者IDである。
図5に、仕分け情報テーブルT3のデータ構成例を示す。仕分け情報テーブルT3は、自動仕分けにおいて仕分け不可ファイルと判断され、その後、手動で仕分けされたファイルに関する情報を管理するためのテーブルである。仕分け情報テーブルT3には、ファイル名、アップロード日時、アップロード曜日、アップロードユーザーID、地域患者IDが対応付けられて格納される。
ファイル名は、仕分け不可ファイルのファイル名である。
アップロード日時は、仕分け不可ファイルがアップロードされた日時である。
アップロード曜日は、仕分け不可ファイルがアップロードされた曜日である。
アップロードユーザーIDは、仕分け不可ファイルのアップロード操作(登録)を行った医療従事者のユーザーIDである。
地域患者IDは、手動により仕分けされた患者の地域患者IDである。
図2に示すように、ファイル格納部151には、一時格納フォルダー152、仕分け不可フォルダー154が作成されている。また、ファイル格納部151には、患者ごとに、当該患者の地域患者IDをフォルダー名とした地域患者IDフォルダー153が作成される。
一時格納フォルダー152には、アップロードされた医療ファイルが仕分け前に一時的に格納される。アップロード時に生成される属性ファイルも、医療ファイルと対応付けられて一時格納フォルダー152に一時的に格納される。
各地域患者IDフォルダー153には、当該地域患者IDフォルダー153に対応する患者のものであると判断された医療ファイルと、当該医療ファイルに対応する属性ファイルと、が対応付けられて格納される。
仕分け不可フォルダー154には、自動仕分けで仕分けできなかった医療ファイル(仕分け不可ファイル)と、当該医療ファイルに対応する属性ファイルと、が対応付けられて格納される。
また、記憶部15には、ハイライト閾値が記憶されている。ハイライト閾値は、医療情報参照処理(図12参照)において、医療ファイルの情報をハイライト表示するか否かを決定する際の閾値である。ハイライト表示とは、対象となる文字列と背景の色を反転させたり、対象となる文字列に所定の背景色を付加したりする強調表示方法である。
制御部11は、施設端末20において、各ユーザーに対応するログインアカウント(メールアドレス・パスワード)から医療情報管理装置10にアクセスがあった場合に、記憶部15のユーザー情報テーブルT1を参照して、予め登録されているユーザーであるか否かを判断する。制御部11は、施設端末20において入力されたメールアドレス及びパスワードの組み合わせが、ユーザー情報テーブルT1に登録されている場合には、このユーザーが正当なユーザーであると判断する。
制御部11は、医療、看護又は介護に関するファイルを、医療、看護又は介護の対象とされた患者ごとに管理する。
制御部11は、処理対象のファイルの属性又は内容を解析し、当該処理対象のファイルに係る患者を特定する。すなわち、制御部11は、特定手段として機能する。ファイルの属性は、ファイルに付加されている情報であり、ファイル名、ファイル生成場所(緯度、経度)、ファイル生成日時等を含む。ファイルの内容は、ファイルのデータの中身である。
制御部11は、処理対象のファイルの属性より、処理対象のファイルの内容を優先して、処理対象のファイルに係る患者を特定する。
制御部11は、処理対象のファイルの属性を解析し、処理対象のファイルの属性からファイル生成場所を取得し、患者と当該患者の住所とが対応付けられた対応情報(患者情報テーブルT2)に基づいて、ファイル生成場所に該当する住所を検索し、当該住所に対応付けられた患者を特定する。
また、制御部11は、処理対象のファイルの属性を解析し、処理対象のファイルの属性からファイル名を取得し、取得されたファイル名から患者を特定する。
制御部11は、処理対象のファイルの内容を解析し、処理対象のファイルの内容から患者情報又はファイル書式を取得し、取得された患者情報又はファイル書式から患者を特定する。
制御部11は、処理対象のファイルを、特定された患者ごとに仕分ける。すなわち、制御部11は、仕分け手段として機能する。具体的には、制御部11は、処理対象のファイルを、特定された患者に対応する地域患者IDフォルダー153に格納し、管理する。
制御部11は、自動的に仕分けられてから一定期間以内のファイルを、他のファイルと識別可能に表示させる。すなわち、制御部11は、表示制御手段として機能する。
制御部11は、処理対象のファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該処理対象のファイルを登録したユーザーに特定できなかったことを通知する。すなわち、制御部11は、通知手段として機能する。
制御部11は、処理対象のファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該処理対象のファイルを、仕分け不可ファイルとしてファイル格納部151の仕分け不可フォルダー154に格納する。すなわち、仕分け不可フォルダー154を含むファイル格納部151は、保存手段として機能する。
制御部11は、仕分け不可ファイルをいずれかの患者に対応するものとして手動で仕分けるための操作を施設端末20から受け付ける。すなわち、制御部11は、受付手段として機能する。
制御部11は、手動で仕分けられた仕分け不可ファイルと患者との対応関係を仕分け情報テーブルT3に蓄積し、当該蓄積された対応関係に基づいて、処理対象のファイルに係る患者を推定する。すなわち、制御部11は、推定手段として機能する。
〔施設端末の構成〕
図6に、施設端末20の機能的構成を示す。
図6に示すように、施設端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成されており、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU等から構成され、施設端末20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM25に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、カーソルキー、文字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。
施設端末20がタブレット端末、スマートフォン等である場合には、操作部22は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部23に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部23は、医療情報管理装置10から受信した各種Web画面の表示用データに基づいて各種Web画面を表示する。
通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN、WAN、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。また、通信部24は、携帯電話回線等を用いて無線通信を行い、通信ネットワークNを介して接続された医療情報管理装置10等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM25は、制御部21により実行制御される各種処理において、記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部26は、HDDや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部26には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
〔医療情報共有システムにおける動作〕
次に、医療情報共有システム100における動作について説明する。
<患者登録処理>
図7は、医療情報管理装置10及び施設端末20により実行される患者登録処理を示すラダーチャートである。この処理は、いずれかの医療施設の施設端末20から患者を医療情報管理装置10に登録する処理である。
まず、施設端末20において、医療従事者が操作部22によりWebブラウザー上から医療情報管理装置10にアクセスするためのURLを入力すると、制御部21は、入力されたURLに基づいて、通信部24を介して医療情報管理装置10にアクセスを行う。
医療情報管理装置10では、制御部11は、施設端末20に対し、通信部12を介してログイン画面を表示するための表示用データを送信する。なお、医療情報管理装置10のWebサーバー機能により施設端末20に送信されるログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、施設端末20で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
施設端末20では、通信部24によりログイン画面の表示用データが受信されると、制御部21は、表示部23にログイン画面を表示させる。ログイン画面には、メールアドレス及びパスワードの入力欄が含まれる。医療従事者がログイン画面において、操作部22からの操作により、メールアドレス及びパスワードを入力すると(ステップS1)、制御部21は、入力されたメールアドレス及びパスワードを通信部24を介して医療情報管理装置10に送信する。
医療情報管理装置10では、通信部12によりメールアドレス及びパスワードが受信されると、制御部11は、ユーザー認証を行う(ステップS2)。具体的には、制御部11は、記憶部15のユーザー情報テーブルT1から、施設端末20において入力されたメールアドレスと一致するレコードを検索し、検索されたレコードに含まれるパスワードと施設端末20において入力されたパスワードが一致する場合に、ユーザー認証が成功したと判断する。
次に、施設端末20において、操作部22からの操作に応じて、制御部21が患者登録要求を通信部24を介して医療情報管理装置10に送信すると(ステップS3)、医療情報管理装置10では、制御部11が、施設端末20に対し、通信部12を介して患者登録画面を表示するための表示用データを送信する。
施設端末20では、通信部24により患者登録画面の表示用データが受信されると、制御部21は、表示部23に患者登録画面を表示させる(ステップS4)。
医療従事者が患者登録画面において、操作部22からの操作により、対象患者の患者情報(施設内患者ID、患者氏名、患者住所、患者電話番号、患者保険情報等)を入力し(ステップS5)、登録ボタンを押下すると、制御部21は、対象患者の患者情報を通信部24を介して医療情報管理装置10に送信する。
医療情報管理装置10では、通信部12により対象患者の患者情報が受信されると、制御部11は、対象患者が他の医療施設から登録済みであるか否かを判断する(ステップS6)。具体的には、制御部11は、記憶部15の患者情報テーブルT2を参照し、対象患者の患者氏名、患者住所、患者電話番号を含むレコードがあるか否かを判断する。また、制御部11は、記憶部15のユーザー情報テーブルT1からログインユーザー(施設端末20を操作するユーザー)に対応する施設コードを取得し、この施設コード及び対象患者の施設内患者IDの組み合わせを含むレコードが患者情報テーブルT2内にあるか否かを判断する。
対象患者が他の医療施設から登録済みでない場合(ステップS6;NO)、すなわち、対象患者を新規に登録する場合には、制御部11は、地域患者IDを新たに付番する(ステップS7)。
次に、制御部11は、施設端末20から登録された患者情報を地域患者IDと対応付けて、記憶部15の患者情報テーブルT2に保存する(ステップS8)。具体的には、制御部11は、患者情報テーブルT2において、新たに付番された地域患者IDの患者情報として、登録日時に計時部14から取得した現在日時を設定するとともに、施設端末20から入力された患者氏名、患者住所、患者電話番号、患者保険情報等を登録する。また、制御部11は、患者情報テーブルT2の対象患者の施設内患者情報として、施設数に1を設定するとともに、施設コード(ログインユーザーに対応する施設コード)及び施設内患者IDの組み合わせを登録する。
次に、制御部11は、新たに付番された地域患者IDをフォルダー名とした地域患者IDフォルダー153を、記憶部15のファイル格納部151に作成する(ステップS9)。
ステップS6において、対象患者が他の医療施設から登録済みである場合には(ステップS6;YES)、制御部11は、記憶部15の患者情報テーブルT2に対し、対象患者の施設内患者情報として、施設コード(ログインユーザーに対応する施設コード)及び施設内患者IDの組み合わせを追加し(ステップS10)、施設数に1を加算する。また、制御部11は、新たに追加された患者情報があれば、対象患者のレコードとして患者情報テーブルT2に保存する(ステップS11)。
ステップS9又はステップS11の後、患者登録処理が終了する。
<医療情報登録処理>
図8は、医療情報管理装置10及び施設端末20により実行される医療情報登録処理を示すラダーチャートである。この処理は、いずれかの医療施設の施設端末20から医療情報のファイルを医療情報管理装置10に登録する処理である。
ステップS21及びステップS22の処理は、患者登録処理(図7参照)のステップS1及びステップS2の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、施設端末20において、操作部22からの操作に応じて、制御部21が医療情報登録要求を通信部24を介して医療情報管理装置10に送信すると(ステップS23)、医療情報管理装置10では、制御部11が、施設端末20に対し、通信部12を介して医療情報登録画面を表示するための表示用データを送信する。
施設端末20では、通信部24により医療情報登録画面の表示用データが受信されると、制御部21は、表示部23に医療情報登録画面を表示させる(ステップS24)。
医療従事者が医療情報登録画面において、操作部22からの操作により、アップロード対象となる医療ファイルを選択すると(ステップS25)、制御部21は、選択された医療ファイルを、通信部24を介して医療情報管理装置10にアップロードする(ステップS26)。
医療情報管理装置10では、通信部12により選択されたアップロードファイル(医療ファイル)が受信されると、制御部11は、アップロードファイルをファイル格納部151の一時格納フォルダー152に保存する(ステップS27)。
また、制御部11は、アップロードユーザーID、アップロード日時、ファイル名を含む属性ファイルを生成する(ステップS28)。アップロードユーザーIDは、施設端末20を操作するログインユーザーに対応するユーザーIDである。アップロード日時は、医療ファイルがアップロードされた際に、計時部14から取得した日時である。ファイル名は、医療ファイルのファイル名である。
次に、制御部11は、属性ファイルをアップロードファイル(医療ファイル)と対応付けて一時格納フォルダー152に保存する(ステップS29)。
以上で、医療情報登録処理が終了する。
<ファイル仕分け処理>
図9及び図10は、医療情報管理装置10により実行されるファイル仕分け処理を示すフローチャートである。この処理は、一時格納フォルダー152に保存されたアップロードファイルを自動的に仕分ける処理であり、一時格納フォルダー152に医療ファイル及び属性ファイルが格納されたことを契機として実行される。なお、1日に1回等、予め定められた時刻に、複数の医療ファイルをまとめて仕分けることとしてもよい。
まず、制御部11は、一時格納フォルダー152からアップロードファイル(医療ファイル)と、当該アップロードファイルに対応付けられている属性ファイルと、を取得する(ステップS31)。
次に、制御部11は、アップロードファイルの書式が医療規格ファイル(DICOMファイル等)であるか、テキストファイルであるか、画像ファイル(JPEGファイル等)であるかを判断する(ステップS32)。具体的には、制御部11は、アップロードファイルのヘッダーに所定の文字列がある場合に、画像ファイルであると判断する(例えば、ファイルの先頭が“ffd8”である場合はJPEGファイル、ファイルの先頭が“8950”“4e47”である場合はPNGファイル、ファイルの先頭が“4749”“4638”“3961”である場合はGIFファイル等)。また、制御部11は、アップロードファイルのファイル構造が、プリアンブル(DICOMファイルの先頭にある固定128バイト)、プリフィックス(プリアンブルに続く固定4バイト)を含む構造となっており、プリフィックスの中身が「DICM」(0x44,0x49,0x43,0x4D)という文字列である場合に、DICOMファイルであると判断する。また、制御部11は、アップロードファイルの拡張子からアップロードファイルの書式を判断してもよい。
アップロードファイルの書式が医療規格ファイルである場合には(ステップS32;医療規格)、制御部11は、医療規格ファイルの所定のタグから施設内患者ID、患者氏名等の患者情報を取得する(ステップS33)。
ステップS32において、アップロードファイルの書式がテキストファイルである場合には(ステップS32;テキスト)、制御部11は、テキストファイル内から“患者ID”、“患者氏名”を検索し、テキストファイル内にこれらの文字列が含まれている場合には、それに続く文字情報(施設内患者ID、患者氏名)を取得する(ステップS34)。
ステップS32において、アップロードファイルの書式が画像ファイルである場合には(ステップS32;画像)、制御部11は、アップロードファイルの属性からファイル生成場所(緯度、経度)を取得する(ステップS35)。
次に、制御部11は、画像ファイルの画像内の文字を文字認識する(ステップS36)。
ステップS33、ステップS34又はステップS36の後、制御部11は、医療規格ファイルから施設内患者ID、患者氏名を取得したか否かを判断する(ステップS37)。
医療規格ファイルから施設内患者ID、患者氏名を取得していない場合には(ステップS37;NO)、制御部11は、テキストファイルから施設内患者ID、患者氏名を取得したか否かを判断する(ステップS38)。
テキストファイルから施設内患者ID、患者氏名を取得していない場合には(ステップS38;NO)、制御部11は、画像ファイルから文字認識された施設内患者ID、患者氏名を取得したか否かを判断する(ステップS39)。
ステップS37、ステップS38及びステップS39における判断は、医療ファイルの内容に基づくものである。
ステップS39において、画像ファイルから文字認識された施設内患者ID、患者氏名を取得していない場合には(ステップS39;NO)、図10に移り、制御部11は、画像ファイルの属性からファイル生成場所(緯度、経度)を取得したか否かを判断する(ステップS40)。
画像ファイルの属性からファイル生成場所を取得した場合には(ステップS40;YES)、制御部11は、記憶部15の患者情報テーブルT2に基づいて、ファイル生成場所に該当する患者住所を検索し、当該患者住所に対応付けられた患者(施設内患者ID、患者氏名)を特定する(ステップS41)。
ステップS40において、画像ファイルの属性からファイル生成場所を取得していない場合には(ステップS40;NO)、制御部11は、アップロードファイルのファイル名に施設内患者ID、患者氏名が含まれるか否かを判断する(ステップS42)。
ステップS40及びステップS42における判断は、医療ファイルの属性に基づくものである。
ステップS37において、医療規格ファイルから施設内患者ID、患者氏名を取得した場合(ステップS37;YES)、ステップS38において、テキストファイルから施設内患者ID、患者氏名を取得した場合(ステップS38;YES)、ステップS39において、画像ファイルから文字認識された施設内患者ID、患者氏名を取得した場合(ステップS39;YES)、ステップS41の後、又は、ステップS42において、アップロードファイルのファイル名に施設内患者ID、患者氏名が含まれる場合には(ステップS42;YES)、制御部11は、施設内患者ID、患者氏名から記憶部15の患者情報テーブルT2を検索し、地域患者IDを取得する(ステップS43)。具体的には、制御部11は、患者氏名を含むレコードを患者情報テーブルT2から検索する。あるいは、制御部11は、属性ファイルからアップロードユーザーIDを取得し、記憶部15のユーザー情報テーブルT1からアップロードユーザーIDに対応する施設コードを取得し、この施設コード及び施設内患者IDの組み合わせに該当する患者を患者情報テーブルT2から検索する。そして、制御部11は、患者情報テーブルT2において特定された患者の地域患者IDを取得する。このようにして、制御部11は、処理対象のファイルに係る患者を特定する。
ステップS42において、アップロードファイルのファイル名に施設内患者ID、患者氏名が含まれない場合には(ステップS42;NO)、制御部11は、記憶部15の仕分け情報テーブルT3に蓄積された仕分け不可ファイルの情報に、アップロードファイルと類似するデータがあるか否かを判断する(ステップS44)。具体的には、制御部11は、アップロードファイルに対応付けられている属性ファイルからアップロードユーザーID、アップロード日時及びファイル名を取得する。そして、制御部11は、アップロードファイル(仕分け対象ファイル)の「アップロードユーザーID」と仕分け不可ファイルの「アップロードユーザーID」が一致するか否か、アップロードファイルの「アップロード日時」の時刻と仕分け不可ファイルの「アップロード日時」の時刻の差が所定時間以内であり、アップロードファイルの「アップロード日時」が示す曜日と仕分け不可ファイルの「アップロード曜日」が一致するか否か、アップロードファイルの「ファイル名」に仕分け不可ファイルの「ファイル名」に含まれる文字列(施設内患者ID、患者氏名等)が含まれるか否か等に基づいて、アップロードファイルと類似するデータがあるか否かを判断する。なお、アップロードファイルと類似する仕分け不可ファイルがあるか否かを判断する際の類似範囲については、適宜変更可能としてもよい。
仕分け情報テーブルT3にアップロードファイルと類似するデータがある場合には(ステップS44;YES)、制御部11は、アップロードファイルと類似するデータ(仕分け不可ファイル)に対応する地域患者IDを仕分け情報テーブルT3から取得する(ステップS45)。ステップS44及びステップS45において、制御部11は、仕分け情報テーブルT3に蓄積された仕分け不可ファイルと患者との対応関係に基づいて、処理対象のファイルに係る患者を推定している。
ステップS43又はステップS45の後、制御部11は、取得された地域患者IDをフォルダー名とした地域患者IDフォルダー153に、アップロードファイルと属性ファイルとを対応付けて保存する(ステップS46)。つまり、制御部11は、処理対象のファイルを、特定された患者ごとに仕分ける。
ステップS44において、仕分け情報テーブルT3にアップロードファイルと類似するデータがない場合(ステップS44;NO)、すなわち、アップロードファイルに係る患者を特定できなかった場合には、制御部11は、一時格納フォルダー152から仕分け不可フォルダー154に、アップロードファイルと属性ファイルとを対応付けて移動させる(ステップS47)。つまり、制御部11は、アップロードファイルを仕分け不可ファイルとして保存する。
また、制御部11は、通信部12を介して、アップロードユーザーに仕分け不可通知を送信する(ステップS48)。具体的には、制御部11は、アップロードファイルに対応付けられている属性ファイルからアップロードユーザーIDを取得し、このユーザーIDに対応するメールアドレスを記憶部15のユーザー情報テーブルT1から取得し、このメールアドレス宛てに、アップロードファイルの患者を特定できなかった(自動で仕分けられなかった)旨のメールを送信する。
ステップS46又はステップS48の後、ファイル仕分け処理が終了する。
なお、ファイル仕分け処理において、制御部11は、処理対象のファイルの属性(ファイル生成場所、ファイル名)より、処理対象のファイルの内容(医療規格ファイルから取得された施設内患者ID・患者氏名、テキストファイルから取得された施設内患者ID・患者氏名、画像ファイルから文字認識された施設内患者ID・患者氏名)を優先して、処理対象のファイルに係る患者を特定している。
<手動仕分け処理>
図11は、医療情報管理装置10及び施設端末20により実行される手動仕分け処理を示すラダーチャートである。この処理は、仕分け不可通知を受けた医療従事者が施設端末20から手動でファイルを仕分ける処理である。
まず、医療情報管理装置10の制御部11は、通信部12を介して、仕分け不可ファイルのアップロードユーザーに仕分け不可通知を送信する(ステップS51)。
仕分け不可通知を受信した医療従事者は、施設端末20から医療情報管理装置10にアクセスする。
ステップS52及びステップS53の処理は、患者登録処理(図7参照)のステップS1及びステップS2の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、施設端末20において、操作部22からの操作に応じて、制御部21が手動仕分け要求を通信部24を介して医療情報管理装置10に送信すると(ステップS54)、医療情報管理装置10では、制御部11が、施設端末20に対し、通信部12を介して手動仕分け画面を表示するための表示用データを送信する。制御部11は、仕分け不可フォルダー154に格納されている仕分け不可ファイル(医療ファイル)のうち、当該仕分け不可ファイルに対応付けられている属性ファイルの「アップロードユーザーID」が施設端末20を操作するログインユーザーに対応するユーザーIDであるものを抽出し、抽出された仕分け不可ファイルの情報(アップロード日時、ファイル名等)を施設端末20に提供する。
施設端末20では、通信部24により手動仕分け画面の表示用データが受信されると、制御部21は、表示部23に手動仕分け画面を表示させる(ステップS55)。医療従事者は、手動仕分け画面において、アップロード日時、ファイル名等の仕分け不可ファイルの情報を確認する。
医療従事者が、操作部22からの操作により、仕分け不可ファイルに係る患者を手動で指定する操作を行うと(ステップS56)、制御部21は、指定された患者を示す情報(施設内患者ID、患者氏名等)を通信部24を介して医療情報管理装置10に送信する。
医療情報管理装置10では、通信部12により指定された患者を示す情報が受信され、制御部11は、仕分け不可ファイルをいずれかの患者に対応するものとして手動で仕分けるための操作を受け付ける。制御部11は、指定された患者を示す情報に基づいて記憶部15の患者情報テーブルT2を検索し、患者の地域患者IDを取得する(ステップS57)。例えば、制御部11は、患者氏名を含むレコードを患者情報テーブルT2から検索し、患者氏名に対応する地域患者IDを取得する。あるいは、制御部11は、記憶部15のユーザー情報テーブルT1からログインユーザーに対応する施設コードを取得し、この施設コード及び施設内患者IDの組み合わせに該当する患者を患者情報テーブルT2から検索し、特定された患者の地域患者IDを取得する。
次に、制御部11は、取得された地域患者IDをフォルダー名とした地域患者IDフォルダー153に、仕分け不可ファイルと属性ファイルとを対応付けて保存する(ステップS58)。つまり、制御部11は、仕分け不可フォルダー154から、指定された患者に対応する地域患者IDフォルダー153に、仕分け不可ファイルと属性ファイルを移動させる。
次に、制御部11は、記憶部15の仕分け情報テーブルT3に、仕分け不可ファイルと患者との対応関係を保存する(ステップS59)。具体的には、制御部11は、仕分け不可ファイルのファイル名、アップロード日時、アップロード曜日、アップロードユーザーID、地域患者IDを対応付けて、仕分け情報テーブルT3に格納する。なお、アップロード曜日は、アップロード日時から判断する。このようにして、制御部11は、手動で仕分けられた仕分け不可ファイルと患者との対応関係を蓄積していく。
以上で、手動仕分け処理が終了する。
<医療情報参照処理>
図12は、医療情報管理装置10及び施設端末20により実行される医療情報参照処理を示すラダーチャートである。この処理は、いずれかの医療施設の施設端末20から医療情報のファイルを参照する処理である。
ステップS61及びステップS62の処理は、患者登録処理(図7参照)のステップS1及びステップS2の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、施設端末20において、操作部22からの操作に応じて、制御部21が医療情報参照要求を通信部24を介して医療情報管理装置10に送信すると(ステップS63)、医療情報管理装置10では、制御部11が、施設端末20に対し、通信部12を介して医療情報参照画面を表示するための表示用データを送信する。
施設端末20では、通信部24により医療情報参照画面の表示用データが受信されると、制御部21は、表示部23に医療情報参照画面を表示させる(ステップS64)。
医療従事者が医療情報参照画面において、操作部22からの操作により、医療ファイルを参照したい患者の施設内患者IDを入力し(ステップS65)、検索ボタンを押下すると、制御部21は、入力された施設内患者IDを通信部24を介して医療情報管理装置10に送信する。
医療情報管理装置10では、通信部12により施設内患者IDが受信されると、制御部11は、施設内患者IDに基づいて記憶部15の患者情報テーブルT2を検索し、患者の地域患者IDを取得する(ステップS66)。具体的には、制御部11は、記憶部15のユーザー情報テーブルT1からログインユーザーに対応付する施設コードを取得し、この施設コード及び施設内患者IDの組み合わせに該当する患者を患者情報テーブルT2から検索し、特定された患者の地域患者IDを取得する。
次に、制御部11は、取得された地域患者IDをフォルダー名とした地域患者IDフォルダー153から情報(医療ファイルと当該医療ファイルに対応付けられている属性ファイル)を取得する(ステップS67)。
次に、制御部11は、医療ファイルがアップロードされた日から本日までの経過日数がハイライト閾値以下であるか否かを判断する(ステップS68)。具体的には、制御部11は、医療ファイルに対応付けられている属性ファイルから「アップロード日時」を取得し、計時部14から現在日時を取得し、医療ファイルがアップロードされた日から本日までの経過日数を算出し、経過日数を記憶部15に記憶されているハイライト閾値と比較する。本実施の形態では、医療ファイルがアップロードされたことを契機として、ファイル仕分け処理(図9及び図10参照)が実行されるので、医療ファイルがアップロードされた日は、医療ファイルが自動的に仕分けられた日と一致する。
医療ファイルがアップロードされた日から本日までの経過日数がハイライト閾値以下である場合には(ステップS68;YES)、制御部11は、ファイル情報(ファイル名、登録日時、登録施設等)をハイライト表示するための表示用データを生成する(ステップS69)。制御部11は、医療ファイルに対応付けられている属性ファイルから「アップロード日時」を取得し、登録日時として表示させる。また、制御部11は、医療ファイルに対応付けられている属性ファイルから「アップロードユーザーID」を取得し、このユーザーIDに対応する施設名称を記憶部15のユーザー情報テーブルT1から取得し、登録施設として表示させる。
一方、医療ファイルがアップロードされた日から本日までの経過日数がハイライト閾値を超えている場合には(ステップS68;NO)、制御部11は、ファイル情報をハイライト表示せず、通常表示するための表示用データを生成する(ステップS70)。
ステップS69又はステップS70の後、制御部11は、対象患者に対応する地域患者IDフォルダー153内の全ての情報を施設端末20に表示させたか否かを判断する(ステップS71)。
対象患者に対応する地域患者IDフォルダー153内に、施設端末20に表示されていない情報が存在する場合には(ステップS71;NO)、ステップS67に戻り、処理を繰り返す。
ステップS71において、対象患者に対応する地域患者IDフォルダー153内の全ての情報を施設端末20に表示させた場合には(ステップS71;YES)、医療情報参照処理が終了する。
施設端末20では、表示部23に対象患者の医療情報リスト画面が表示される。
図13に、施設端末20の表示部23に表示される医療情報リスト画面231の例を示す。医療情報リスト画面231には、患者ID表示領域31、ファイル情報表示領域32が含まれる。患者ID表示領域31には、対象患者の患者ID(ステップS65で入力された施設内患者ID)が表示される。ファイル情報表示領域32には、対象患者の医療ファイルの情報(ファイル名、登録日時、登録施設)が、医療ファイルごとに表示される。ファイル情報表示領域32に表示されている医療ファイルのうち、医療ファイル33,34,35については、ハイライト表示され、他の医療ファイルと識別可能となっている。これにより、ユーザーは、自動で仕分けられてから一定期間以内のものであることを認識することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、医療ファイルに係る患者を自動的に特定し、医療ファイルを患者ごとに仕分けるので、ユーザーが医療ファイルの格納先を指定する必要がない。したがって、医療、看護、介護に関する情報を登録する際の手間を軽減させることができる。
例えば、医療ファイルの属性から取得したファイル生成場所に基づいて、患者の住所から患者を特定することができる。
また、医療ファイルのファイル名に施設内患者ID、患者氏名が含まれる場合には、ファイル名から患者を特定することができる。
また、医療ファイルの内容から患者情報を取得できる場合には、患者情報から患者を特定することができる。
また、医療ファイルのファイル書式に応じて、ファイル書式に適した方法で患者を特定することができる。
また、自動的に仕分けられてから一定期間以内(アップロード日からの経過日数がハイライト閾値以下)の医療ファイルを、他の医療ファイルと識別可能に表示させることで、不確定な仕分け結果に対して注意を喚起することができる。
また、医療ファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該医療ファイルを登録したユーザーに患者を特定できなかったことを通知し、手動による仕分けを促すことができる。
また、手動で仕分けられた仕分け不可ファイルと患者との対応関係を蓄積し、当該蓄積された対応関係に基づいて、新規に登録されるファイルに係る患者を推定することで、自動仕分けにおいて仕分け不可ファイルと判断されるファイルを減らすことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る医療情報管理装置及びファイル仕分け方法の例であり、これに限定されるものではない。各装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ファイル仕分け処理(図9及び図10参照)では、医療ファイルの属性又は内容に基づいて、複数の判断基準(ステップS37,S38,S39,S40,S42)を用いて患者を特定しているが、複数の判断基準のうち、少なくとも一つ以上の判断基準を適宜選択して、患者を特定することとしてもよい。また、別の判断基準を追加してもよい。
また、上記実施の形態では、医療情報参照処理(図12参照)において、アップロード日からの経過日数がハイライト閾値以下の医療ファイルをハイライト表示させることとしたが、自動的に仕分けられてから一定期間以内のファイルの情報について、文字のサイズ、色、フォントを他のファイルと変えたり、自動的に仕分けられてから一定期間以内のファイルの情報を枠で囲んだりして、強調表示することとしてもよい。
各処理を実行するためのプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体としては、HDDや不揮発性の半導体メモリーの他、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 医療情報管理装置
11 制御部
12 通信部
14 計時部
15 記憶部
20 施設端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
100 医療情報共有システム
151 ファイル格納部
152 一時格納フォルダー
153 地域患者IDフォルダー
154 仕分け不可フォルダー
N 通信ネットワーク
T1 ユーザー情報テーブル
T2 患者情報テーブル
T3 仕分け情報テーブル

Claims (10)

  1. 医療、看護又は介護に関するファイルを、前記医療、看護又は介護の対象とされた患者ごとに管理する医療情報管理装置であって、
    処理対象のファイルの属性又は内容を解析し、当該処理対象のファイルに係る患者を特定する特定手段と、
    前記処理対象のファイルを前記特定された患者ごとに仕分ける仕分け手段と、
    を備える医療情報管理装置。
  2. 前記特定手段は、前記処理対象のファイルの属性より、前記処理対象のファイルの内容を優先して、前記処理対象のファイルに係る患者を特定する請求項1に記載の医療情報管理装置。
  3. 前記特定手段は、前記処理対象のファイルの属性を解析するものであり、前記処理対象のファイルの属性からファイル生成場所を取得し、患者と当該患者の住所とが対応付けられた対応情報に基づいて、前記ファイル生成場所に該当する住所を検索し、当該住所に対応付けられた患者を特定する請求項1又は2に記載の医療情報管理装置。
  4. 前記特定手段は、前記処理対象のファイルの属性を解析するものであり、前記処理対象のファイルの属性からファイル名を取得する請求項1から3のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  5. 前記特定手段は、前記処理対象のファイルの内容を解析するものであり、前記処理対象のファイルの内容から患者情報又はファイル書式を取得する請求項1から4のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  6. 前記仕分け手段により仕分けられてから一定期間以内のファイルを、他のファイルと識別可能に表示させる表示制御手段を備える請求項1から5のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  7. 前記特定手段により、前記処理対象のファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該処理対象のファイルを登録したユーザーに特定できなかったことを通知する通知手段を備える請求項1から6のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  8. 前記特定手段により、前記処理対象のファイルに係る患者を特定できなかった場合に、当該処理対象のファイルを、仕分け不可ファイルとして保存する保存手段と、
    前記仕分け不可ファイルをいずれかの患者に対応するものとして手動で仕分けるための操作を受け付ける受付手段と、
    を備える請求項1から7のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  9. 前記手動で仕分けられた仕分け不可ファイルと患者との対応関係を蓄積し、当該蓄積された対応関係に基づいて、前記処理対象のファイルに係る患者を推定する推定手段を備える請求項8に記載の医療情報管理装置。
  10. 医療、看護又は介護に関するファイルを、前記医療、看護又は介護の対象とされた患者ごとに管理する医療情報管理装置におけるファイル仕分け方法であって、
    処理対象のファイルの属性又は内容を解析し、当該処理対象のファイルに係る患者を特定する特定工程と、
    前記処理対象のファイルを前記特定された患者ごとに仕分ける仕分け工程と、
    を含むファイル仕分け方法。
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