JP2019219540A - ディスプレイ用スタンド及びディスプレイスタンドシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイの設置状態を横長から縦長へ変更させる際に、高さ調整動作なしで、変更前後のディスプレイの最上端の高さ変動を少なくすることができる、ディスプレイ用スタンドが提供される。【解決手段】ディスプレイ1を懸架するディスプレイ用スタンド100であって、前記ディスプレイ1を着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とを変更可能な構成であり、前記ディスプレイ1が前記横長状態から前記縦長状態に変更された場合、変更後のディスプレイの中心C'の高さが、変更前のディスプレイの中心Cの高さよりも低くなることを特徴とするディスプレイ用スタンド。【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイ用スタンド、及び該ディスプレイ用スタンドとディスプレイとを備えるディスプレイスタンドシステムに関する。
表示装置や電子黒板、又はアナログのカンバス等のディスプレイを懸架する汎用のスタンドにおいて、ディスプレイを着脱して高さ調整や、ディスプレイの設置状態(画面向き)を横長と縦長に変更することは一般的であるが、ディスプレイを着脱せずにディスプレイの高さ調整可能であって、ディスプレイを縦長と横長とで回転可能な構成も知られている。
例えば、特許文献1では、カンバスが横長に支持された状態から縦長に支持された状態に回転させる構成として、カンバスの中心を軸にして回転するスタンドが開示されている。この構成では、カンバスの中心を軸にして回転するので、カンバスの最上部が回転前の横長の状態よりも回転後の縦長の状態の方が高くなる。
しかし、特許文献1では、カンバスを縦長の状態にした際、カンバス+スタンドの全長が高くなりすぎる場合があり、スタンドが倒れやすくなってしまう。そのため、スタンドを倒れないように設計するには、スタンドベースを大きくする必要があった。また、横長の状態で書きやすい高さに設定していると、縦長の状態にした場合に、高すぎて書きにくくなってしまう。
また、特許文献1の構成のスタンドでは、カンバスの高さも回転動作とは別に昇降可能であって、回転後にカンバスの高さを低くすることで、スタンドを倒れにくくすることもできるが、使用者がカンバスの高さを低くすることを忘れてしまう可能性がある。
本発明は、ディスプレイの設置状態を横長から縦長へ回転させる際に、高さ調整動作なしで、回転前後のディスプレイの最上端の高さ変動を少なくすることができる、ディスプレイ用スタンドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
ディスプレイを懸架するディスプレイ用スタンドであって、
前記ディスプレイを着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とを変更可能な構成であり、
前記ディスプレイが前記横長状態から前記縦長状態に変更された場合、変更後のディスプレイの中心の高さが、変更前のディスプレイの中心の高さよりも低くなることを特徴とする
ディスプレイ用スタンド、を提供する。
一態様によれば、ディスプレイ用スタンドにおいて、高さ調整動作なしで、ディスプレイの設置状態を横長から縦長へ回転させる際に、回転前後のディスプレイの最上端の高さ変動を少なくすることができる。
本発明の実施形態の一例のディスプレイスタンドシステムを示す図。 比較例のディスプレイスタンドシステムを示す図。 本発明と比較例のディスプレイスタンドシステムの全体斜視図。 本発明のディスプレイスタンドシステムの分解図を示す図。 (a)はディスプレイに対して回転ジョイントユニットを取りつける図、(b)はディスプレイユニットの背面図。 ディスプレイユニットを、スタンドユニットに取り付ける状態を示す図。 ディスプレイユニットの裏面の回転ジョイントユニットの三重構造を説明する分解斜視図。 回転ジョイントユニットの可動部と固定部とを分解した仮想分解説明図。 回転ジョイントユニットに含まれる引っ張りスプリングを示す図。 回転ジョイントユニットの回転の説明図。 ディスプレイユニット側の嵌合部を示す図であって、(a)は横長状態を示す図、(b)は縦長状態を示す図。 スタンドユニット側の嵌合部を示す図であって、(a)は上部拡大図、(b)は全体図。 ディスプレイユニットの嵌合部と、スタンドユニットの接続機構の嵌合部の嵌合状態を示す側面図。 本発明における、ディスプレイの回転時の動作を示すフローチャート。 本発明における、ディスプレイの回転の一例の流れを示す説明図。 スタンドユニットの高さ調整機構の斜視図であって、(a)は高さ調整時の状態を示す図、(b)は高さ固定状態を示す図。 スタンドユニットの高さ調整機構の側面図であって、(a)は高さ調整時の状態を示す図、(b)は高さ固定状態を示す図。 本発明における、ディスプレイユニットの高さ調整動作を示すフローチャート。 本発明における、ディスプレイユニットの高さ調整の流れを示す側面説明図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明は、ディスプレイ用スタンド、該ディスプレイ用スタンドを備えるディスプレイスタンドシステムに関するものであって、本発明のディスプレイ用スタンドが懸架可能なディスプレイとして例えば、下記のものが想定しうる。
ディスプレイは、例えば、ホワイトボード、黒板、カンバス等のアナログの板であってもよく、あるいは、インタラクティブ・ホワイトボード、インタラクティブフラットパネルディスプレイ、タッチパネル等の電子パネル等の入力可能な表示装置、あるいは、モニター、テレビ等の受動的な表示装置であってもよい。
<全体図>
図1は、本発明の実施形態の一例のディスプレイスタンドシステム200を示す図である。図1において、ディスプレイ1を懸架したディスプレイ用スタンド100の全体図とディスプレイ1を回転させた(ピボットさせた)際の動きを示している。
通常、会議、授業や打ち合わせ等で利用されるインタラクティブ・ホワイトボード、所謂電子黒板装置等で使用されるモニターやディスプレイ等の表示装置や入力画面であるディスプレイ1は、専用のスタンドによって懸架・保持されている。
上記ディスプレイ用スタンドに対する要望事項は、小さく、軽く、そして移動しやすいことである。移動しやすさの因子としてベース部(スタンドベース)36の大きさ・重さが大きく寄与している。
さらに、インタラクティブ・ホワイトボードや電子黒板等のディスプレイ1は、ディスプレイ1に対して筆記も行うので、ディスプレイ用スタンド100に対して、ある決められた荷重に対してディスプレイ1が動かないという安定性も求められる。
ここで、ディスプレイ用スタンド100では、ディスプレイ1の重さ、及び最も高い状態でのディスプレイ1の最上端の高さに応じて、ベース部36の重さ及び大きさが決定される。
詳しくは、ディスプレイ1に対して筆記等を行うことを想定して荷重がかかるとすると最悪条件はこの最上端の高さHの部分に荷重がかかる条件である。ここで、最上端の高さHとは、ディスプレイスタンドシステム200が設置されている地面からの高さが最も高さ方向の位置、即ち、本構成では、ディスプレイの最上端の高さである。
このときのディスプレイにかかる荷重をF、ディスプレイ1とディスプレイ用スタンド100を含めた全体のディスプレイスタンドシステム200の重量をMg、そして、ベース部36の奥行方向におけるディスプレイスタンドシステム200の重心位置Gから背面側の奥行長さをDbとすると、ディスプレイ1が安定するための、条件は以下(式1)を満足する必要がある。
F・H<Mg・Db …(式1)
なお「ディスプレイが安定する」とは、前面側の最上端の部分に、筆記の際のように奥行方向に荷重Fが掛かった場合に、ディスプレイ用スタンド100が後方に倒れないことを指す。
従って、ディスプレイ1の最上端の高さHが高ければ高いほど、ベース部の奥行方向における重心位置から背面側の奥行長さDbも長くなる必要がある。
そこで、本発明の実施形態のディスプレイスタンドシステム200では、ディスプレイが横長に支持された状態である横長状態から縦長に支持された状態である縦長状態に回転された場合、回転後のディスプレイの中心C'の高さが、自動的に、回転前のディスプレイの中心Cの高さ以下となる。即ち、ディスプレイ1の中心の高さは、図1(a)に示す横長状態よりも、図1(c)に示す縦長状態の方が低くなるように支持している。
なお、中心C,C'の高さとは、ディスプレイ1の対角線が交わる点を指す。詳しくは、ディスプレイの中心C,C'の高さとは、ディスプレイ1の中心の高さ方向の位置、即ち、ディスプレイスタンドシステム200が設置された設置面を基準とした高さ方向の位置である。
さらに、中心の高さが、「(長辺の長さLS)−(短辺の長さSS)/2」の分、下がることで、上端の高さを変化させないようにすることができる。
Cdown={(長辺の長さLS)−(短辺の長さSS)}/2 …(式2)
Cdownは、ディスプレイ1の中心の高さの変化量(降下量)を示す。この(式2)を満たすことで、図1に示すように本発明の実施形態に係るディスプレイ用スタンド100では、ディスプレイ1の設置状態が横長でも縦長でもそのディスプレイの最上端の高さHが同じ位置(高さ)であるように、ディスプレイ1を懸架する。
そこで、本発明のディスプレイ用スタンド100において、最上端の高さが変わらないことによる利点を、比較例と比較することで説明する。
<比較例>
図2は、比較例のディスプレイスタンドシステム800を示す図である。図2に示す比較例に係る既存のスタンドでは、ディスプレイ1の中心Cを回転中心として回動することで、ディスプレイ1の設置状態を変更する構成である。
図2に示すディスプレイスタンドシステム800だと、ディスプレイ1の設置状態が横長か縦長かでディスプレイ1の最上端の高さが変わり、縦長のときの方が、横長のときよりも、最上端の高さH'が高くなる(H'>H)。
ここで、比較例に係る、ディスプレイ用スタンド900のベース部936の大きさ・重さを決定する際にも、この縦長のディスプレイ1の状態で最上端の部分に対する荷重条件に耐えることが出来ることが必要になる。そのため、以下(式3)を満足する必要がある。
F・H'<Mg・Db'…(式3)
ここで、本発明の構成と、比較例の構成とを比較すると、図2に示すディスプレイ用スタンド900が縦長状態の場合の最上端の高さH'は、図1に示す本発明のスタンド100が縦長状態の場合の最上端の高さHよりも、高くなる(H'>H)。したがって、この高低関係を(式1)及び(式3)に当てはめると、比較例に係るベース部936の奥行方向におけるディスプレイスタンドシステム200の重心位置から背面側の奥行長さDb'は、本発明のベース部36の奥行方向におけるディスプレイスタンドシステム200の重心位置から背面側の奥行長さDbよりも長くなる(Db'>Db)。
そのため、図2に示す比較例に係るスタンド構造だと、縦長の状態に備えて、スタンド900のベース部936のサイズ及び重量を、大きく・重く設計しなければならない。
なお、ディスプレイ用スタンドの、実際の設計時にはこの条件はディスプレイ1の正面からだけではなく、横方向及び背面からの荷重にも耐え得る、ベース部36の大きさ・重さにしておく必要がある。
図3は、本発明と比較例のスタンドの全体斜視図である。図3において、(a)は比較例のディスプレイ用スタンド900を示し、(b)は本発明方式のディスプレイ用スタンド100を示す。図3(a)及び図3(b)では、いずれのディスプレイ用スタンド900,100においても、ディスプレイ1は縦長にセットされた状態である。
上述のように、比較例のスタンド900における縦長状態のディスプレイ1の最上端の高さ(H')よりも、本発明方式のスタンド100における縦長状態のディスプレイ1の最上端の高さ(H)の方が低くなる(H'>H)。
そのため、図3に示すように、
比較例のベース部936の幅W'よりも本発明のベース部の幅Wは短くなり(W'>W)、比較例のベース部36の奥行D'よりも本発明のベース部の奥行Dは短くなる(D'>D)となる。
従って図3(b)に示す本発明方式のディスプレイ用スタンド100のベース部36の方が、図3(a)に示す比較例のディスプレイ用スタンド900のベース部936よりも、サイズ及び重量を、小さく・軽くすることが出来る。
<本発明のディスプレイ用スタンドの構成>
図4は、本発明のディスプレイスタンドシステムの分解図を示す図である。
ディスプレイスタンドシステム200は、ディスプレイ1、回転ジョイントユニット2、及びスタンドユニット3の、3つのモジュールからなる。
また、ディスプレイ1を懸架するためのディスプレイ用スタンド100は、回転ジョイントユニット2及びスタンドユニット3によって構成されている。スタンドユニット3は、高さ調整機構付きの支持体である。
ここで、ディスプレイスタンドシステム200の組立てについて説明する。
まず最初に、(1)で回転ジョイントユニット2を、ディスプレイ1の背面11に取り付ける。
その後、(2)でディスプレイ1及び回転ジョイントユニット2からなる機構であるディスプレイユニット4を、スタンドユニット3に取り付ける。
この(1)、(2)の取り付けは、一番最初のセッティングのときだけ行う。
一旦組み付けると、ディスプレイ用スタンド100に対してディスプレイ1は回転も昇降もできるため、スタンドユニット3に対してディスプレイ1の状態(横長/縦長の設置状態、高さ)を変えるときに、ディスプレイ1を着脱する必要がない。
さらに、スタンドユニット3には、支柱31を支持するベース部36の下にキャスター37がついており、組立てた状態で、ディスプレイスタンドシステム200を移動させる(運ぶ)ことができる。なお、ディスプレイ1の左右方向の角度を調整したい場合は、ディスプレイスタンドシステム200全体の方向を、キャスター37によって調整する。
また、ディスプレイ1を縦長に配置された状態にすることで、ディスプレイ1の幅は、スタンドユニット3の支柱31A,32Bの間隔とほぼ同じ幅になる。そのため、展示会等のために、複数の同じ型のスタンドシステムを、荷積みして運ぶ場合も、スペースを取らずに積み込むことができる。
そのため、ディスプレイスタンドシステム200の移動、ディスプレイ1の回転、昇降が組み立てたままで可能となるため、最初に組み付けた後は、例えば、ディスプレイを壁掛けにする場合など設置方法を変更する場合を除き、ディスプレイ1と、ディスプレイ用スタンド100をバラバラにすることは想定されていない。
ただし、以下の説明における、動作や嵌合の説明のために、各ユニット内を分解して図示することもありうる。
図5は、ディスプレイ1に対して回転ジョイントユニット2を取りつける図である。図5において、(a)は図4(a)における、手順(1)の取りつけを示し、(b)は手順(1)の後であって、手順(2)の前のディスプレイユニットの背面図である。
手順(1)で、ディスプレイ1の背面11に対して、回転ジョイントユニット2を取りつける際、図5(b)に示すように、ネジ29a,29b,29c,29dによってねじ止めすることで、取りつける。
ディスプレイ1の背面11側に穴が4か所あれば、回転ジョイントユニット2をネジによって取りつけることができるため、ディスプレイ1において、本発明のディスプレイ用スタンド100を取りつけるための追加構成は不要である。
(1)の組み立て後は、図5(b)に示すように、ディスプレイユニット4は、ディスプレイ1及び回転ジョイントユニット2によって構成されている。
図6は、ディスプレイユニット4を、スタンドユニット3に取り付ける状態を示す図である。
スタンドユニット3は、支柱31(31A,31B)と、梁部32(32A,32B)と、接続機構33と、アーム固定部34(34A,34B)と、ダンパー35(35A,35B)と、ベース部36と、キャスター37を備えている(図12参照)。
ディスプレイユニット4の取りつけの際、まず、ディスプレイユニット4を上方からスタンドユニット3に近づけて、図6(a)に示すように、ディスプレイユニット4の上段接続ポール231に設けられた下に開口するフック形状の嵌合溝232,233を、スタンドユニット3側の嵌合軸331,332に嵌合させる。
そして、ディスプレイユニット4の下端付近を押し込むことで、ディスプレイユニット4に設けられた第1可動嵌合穴214に、スタンドユニット3側の嵌合スタッド334が挿入して嵌合する(図6(b)⇒図6(c))。このとき、ディスプレイユニット4に設けられた固定嵌合穴235に、スタンドユニット3側の嵌合スタッド333が挿入して嵌合する。(図11、図12参照)。
このように、回転ジョイントユニット2を含むディスプレイユニット4を、接続機構33及びアーム固定部34を備えるスタンドユニット3に取り付けることによって、ディスプレイの最上端の高さは不変のまま、ディスプレイ1の設置状態を、横長と縦長とで回転自在に変更可能になり、且つ、ディスプレイユニット4を、着脱無しに軽い力で高さを変更することが可能となる。
ディスプレイスタンドシステム200において、ディスプレイ1の回転機能(ピボット機能)のための嵌合、構造及び動作については、下記、図7〜図15を用いて説明し、ディスプレイ1の高さ調整のための嵌合、構造及び動作については、図16〜図19を用いて説明する。
<回転ジョイントユニットの構成>
図7は、ディスプレイユニット4の裏面に取り付けられる回転ジョイントユニット2の三重構造を説明する分解斜視図である。
回転ジョイントユニット2は、ディスプレイブラケット21と、ガイドユニット22と、嵌合機構23とを備える、三重構造になっている。そして、回転ジョイントユニット2において、ディスプレイ1に固定され、ディスプレイ1とともに回転するディスプレイブラケット21が可動部α、スタンドユニット3に固定されるガイドユニット22及び嵌合機構23が固定部βとして機能する。
図7において、(a)はディスプレイユニット4の背面図であり、(b)はディスプレイ1の背面にディスプレイブラケット21を取りつけた図であり、(c)はガイドユニット22を示す図であり、(d)は嵌合機構23を示す図である。
なお、図7(b)〜(d)では、内部構成の説明のために回転ジョイントユニット2を分解した図を示しているが、実際の組立て時や使用時においても、回転ジョイントユニット2は分解されることはない。
ディスプレイブラケット21は、ディスプレイ1が横長状態で逆向き略T字型形状であり、図7(b)の逆向きT字の右下側の端部付近には、第1可動嵌合穴214が設けられ、上端付近には第2可動嵌合穴215が形成されている。
図7(d)を参照して、嵌合機構23は、上段接続ポール231と、下段接続ポール234と、垂直接続ポール236とを有している。上段接続ポール231及び下段接続ポール234は、互いに平行に水平に延伸している。上段接続ポール231は、下段接続ポール234よりも長く延伸しており、例えば、図7(d)の例では、上段接続ポール231は、下段接続ポール234の約2倍の長さである。垂直接続ポール236は、略垂直に延伸し、上段接続ポール231と、下段接続ポール234とを連結している。
図8は、本発明の回転ジョイントユニット2の可動部αと、固定部βとを分解した仮想分解説明図である。
図8において、(a)は、ディスプレイ1に、分解した可動部αであるディスプレイブラケット21を取りつけたと仮定した図、(b)はスタンドユニット3に、分解した固定部βであるガイドユニット22及び嵌合機構23を取りつけたと仮定した図である。
図8(a)を参照して、ディスプレイ1に取り付けられた、回転ジョイントユニット2の可動部αであるディスプレイブラケット21には、ディスプレイ1の背面11に対して、垂直に起立する3つのスタッド211,212,213が設けられている。3つのスタッド211,212,213は、ディスプレイブラケット21と、ガイドユニット22とを連結する前に、ディスプレイブラケット21にカシメられて、固定されている。
図7(b)及び図8(b)を参照して、固定部βの一部であるガイドユニット22は、ガイド板221と、延伸板222と、を有している。ガイド板221には、3つの溝状のガイド孔であるレール部R1,R2,R3が形成されている。
ガイド板221において、第1のレール部R1は、直線状であって垂直に近い方向に延伸している。第2のレール部R2は、第1のレール部R1と対向した位置にあり、曲線状である。第3のレール部R3は、第1のレール部R1及び第2のレール部R2と連接する直線状であって第1のレール部R1と同じ長さである。
図9は、回転ジョイントユニット2に含まれる引っ張りスプリング26を説明する図である。図9において、(a)は、横長状態のディスプレイ1に、ディスプレイブラケット21と、ガイドユニット22が取りつけられたと仮定した斜視図を示し、(b)は、(a)のディスプレイブラケット21とガイドユニット22の嵌合を別の角度から見た図である。
回転ジョイントユニット2において、ディスプレイブラケット21と、ガイドユニット22とを接続するための接続部材として、スペーサー24a,24b,24cと、Eリング25a,25b,25cと、スプリング26が設けられている。
ディスプレイ1に直接取りつけられるディスプレイブラケット21に設けられたスタッド211,212,213が、ガイド板221に形成された3つのレール部R1、R2、R3の溝形状を貫通した後、スペーサー24a,24b,24cと、Eリング25a,25b,25cによって締結される。
レール部R1,R2,R3の形状によって、3箇所のうち2箇所のスタッド211,213は直線上に移動可能な状態になり、残り一箇所のスタッド212はその軌跡によって決まる曲線状のレール形状に沿った移動可能な状態になる。
曲線状の第2のレール部R2に嵌合するスタッド212には、フック形状を有したフック付きスペーサー24bによって嵌合され、そのフック形状が、引っ張りスプリング26等の付勢部材によって張力が付与される。
図10は、ディスプレイ1回転時の回転ジョイントユニット2のスタッド211,212,213の動きを示す説明図である。
図10において、(a)、(b)、(c)は、ディスプレイ1に、ディスプレイブラケット21と、ガイドユニット22を取りつけたと仮定した全体図であり、(d)、(e)、(f)は、ディスプレイブラケット21と、ガイドユニット22の嵌合の状態を示す拡大図である。
図10において、(a)、(d)はディスプレイ1が横長の状態を示し、(b)、(e)はディスプレイ1が回転中の状態を示し、(c)、(f)はディスプレイ1が縦長の状態を示す。
ガイド板221のレール部では、垂直に近く傾斜した直線状の区間である第1のレール部R1、第1のレール部R1と連接し、水平に近く傾斜した直線状の区間である第3のレール部R3、第3のレール部R3と連接し、湾曲した区間である第2のレール部R3を有している。
図10(d),(e),(f)に示すように、ディスプレイ1の状態を横長から縦長に変更する際、レール部の形状に従って3箇所のうちの2箇所のスタッド211,213は直線上の動きとなる。残り一箇所のスタッド212は曲線状のレール形状に沿った可動域になる。
詳しくは、レール部R3は、中心C(図1参照)に近い位置に設けられるスタッド211を可動回転軸として、直線状のレール部R1に沿って移動させながらディスプレイ1を回転させたときの、スタッド211よりも下側の頂点に近い位置に設けられた、スタッド212が辿る軌跡と合致するように、曲線状に設けられている。
この箇所のスタッド(第2の固定部材)212には、フック形状を有したフック付きスペーサー24bによって嵌合さており、スペーサー24bのフック形状が引っ張りバネであるスプリング26によって張力fが付与されている。スプリング26の他端は、固定部β側のガイド板221のバネ固定具223に接続されている。
スプリング26が設けられていることで、ディスプレイ1が、図10(d)の横長、及び図10(f)の縦長のそれぞれの状態のときに、ディスプレイ1の状態を変更するためにはスプリング26を伸ばす回転方向に負荷をかける必要があるため、例えば、筆記の際に、横方向又は縦方向の力がかかっても、スプリング26は伸びずにディスプレイ1は回転しないため、横長、縦長のそれぞれの状態を安定して維持できる。
また、図10(e)に示すディスプレイが横長でもなく縦長でもない状態のときには、スプリング26の張力fによる働きで、ディスプレイ1が横長か縦長かどちらかの状態へ自然と促すことが出来、より安定な状態に近づける。
詳しくは、スプリング26は、回動途中状態において、バネ固定具223とフック付きスペーサー24bに連結するスプリング26が最も長くなり、張力fが最も大きくなる閾値位置THを境にして、ディスプレイ1を横長又は縦長のどちらかの状態になるように張力を付勢し、ディスプレイ1が、状態が安定する位置へ回転が促される。そのため、回転の際は、ユーザーはスプリング26が閾値を超えるまで回転力を加えれば、その後は、スプリング26の力により、ディスプレイ1は自動的に回転する。
ここで、図10の例では、ディスプレイ1の中心Cは、左右方向の中心線上にあるディスプレイブラケット21の中央延伸部上に位置するため、図10(a)の状態では、スタッド211が、同一垂直線上であって、中心Cの下側に設けられている。そのため、仮に、図10(a)のスタッド211を、固定の回転中心と仮定した場合は、回転後は距離Dの分、ディスプレイ1の中心が下がることなる。
そして、第1のレール部R1の垂直方向の長さをLrとすると、スタッド211を可動の回転中心として、ディスプレイ1を横長状態から縦長状態へ回転させると、図10(a)及び図10(c)を参照として、Lr+Dの分、ディスプレイの中心Cが下がることになる(C⇒C'、Cdown=D+Lr)。なお、スタッド211(第1の固定部材)が、図10のように横長状態においてディスプレイの中心Cの下側に設けられている場合は、第1のレール部の垂直方向の長さ(高さ)Lrと、第1の固定部材と中心との距離Dとの大小関係に制限はない(Lr>D,Lr<D,Lr=D)。
なお、本例では、横長状態において、第1の固定部材であるスタッド211は、ディスプレイ1の中心Cより下側に設けられている例を示しているが、可動回転中心となる第1の固定部材が、横長状態で中心Cより上側に設けられている構成であってもよい。
横長状態でディスプレイ1の中心位置より上側にある第1の固定部材を固定の回転中心と仮定した場合は、回転後は距離Dの分、ディスプレイ1の中心が上がることなる。そして、第1のレール部R1の垂直方向の長さを上記同様にLr、第1の固定部材を可動の回転中心として、ディスプレイ1を横長状態から縦長状態へ回転させると、(Lr−D)の分、ディスプレイ1の中心の高さ(高さ方向の位置)が上下方向で変化することになる。
そのため、第1の固定部材が横長状態で中心位置より上側に設けられている場合において、最低限、回転後のディスプレイ1の中心の高さが、回転前のディスプレイ1の中心の高さ以下となるためには、ディスプレイ1の中心位置から第1の固定部材までの距離D以上、回転の前後で第1の固定部材の高さが下がればよい。即ち第1のレール部の垂直方向の長さ(高さ)Lrは、中心Cと第1の固定部材との距離D以上であればよい(Cdown=Lr−D、Lr>D)。
さらに、第1の固定部材は、ディスプレイ1の中心位置に設けられていてもよい。
また、図10に示したように、ディスプレイ1回転時に、回転の際の可動回転中心となるスタッド211(第1の固定部材)は第1のレール部R1に沿って下がるように移動する際には、スタッド212(第2の固定部材)が第2のレール部R2に沿って上がるように移動する。
この際、ディスプレイ1の回転前後で、スタッド211が、垂直方向移動量Lrの分、降下し、スタッド212がスタッド211の降下量と同じ垂直方向移動量Lrの分、上昇する。
この際、スタッド212(第2の固定部材)が曲線状のレール部R2に沿って移動することで、スタッド211を可動回転中心として可動部αを固定部βに対して回転させる際に、ガイド板221に対するディスプレイ1の左右方向における回転の位置を規制する。
さらに、スタッド211とスタッド212の少なくとも2点で可動部αを固定部βとを連結することで、回転の際に、ガイド板221とディスプレイ1の背面11との平行状態を維持することができる。
このように回転ジョイントユニット2を構成することで、ディスプレイ用スタンド1において、追加の高さ調整動作なしで、ディスプレイ1を横長状態から縦長状態へ回転させる際に、回転前後のディスプレイ1の最上端の高さ変動を少なくすることができる。
さらに、スタッド211は、上下方向において((ディスプレイ1の長辺の長さLS−短辺の長さSS)/2)以上、回転の前後で下がり、スタッド212は、上下方向において、((ディスプレイ1の長辺の長さLS−短辺の長さSS)/2)以上、回転の前後で上がると、さらに好適である。
このように構成することで、回転後の縦長状態のディスプレイ1の最上部の高さが、自動的に、回転前の横長状態のディスプレイ1の最上部の高さ以下になる。したがって、本スタンドシステムでは、別の高さ調整動作をしなくても、ディスプレイを横長状態及び縦長状態に懸架した場合とで最上端の高さが変わらない状態で回動する構成を達成することができる。
これにより、回転前後においても、最上部への書きやすい高さを維持するとともに、スタンドが倒れやすくならないようにすることができる。
なお、第3の固定部材であるスタッド213は、第3のレール部R3に沿って移動可能であり、可動部αを、固定部βに対して回転移動させるための連結の補強として用いられる。
そのため、本例では、3つのスタッド211,212,213が設けられる例を示しているが、少なくとも連結のための固定部材として、スタッド211,212の2つを有していればよい。2つのスタッド211,212があれば、可動回転中心と、回転ジョイントユニット2において、可動部αと固定部βを連結して、可動部αを、固定部βに対して回転移動させることができる。また、この場合は、ガイド板221側には、直線状の第1のレール部R1と、曲線状の第2のレール部R2が形成されていればよい。
<ディスプレイユニットとスタンドユニットとの嵌合>
図11は、ディスプレイユニット4側の嵌合部を示す図であって、(a)は横長状態を示す図、(b)は縦長状態を示す図である。図12は、スタンドユニット3側の嵌合部を示す図であって、(a)は、上部拡大図、(b)は、スタンドユニット3の全体図である。
図11、図12を参照して、ディスプレイユニット4における、嵌合機構23の、上段接続ポール231には、下側に開口するフック形状の嵌合溝232,233が設けられ、下段接続ポール234には、嵌合穴(固定嵌合穴)235が設けられている。
さらに、ディスプレイユニット4における、ディスプレイブラケット21には、横長状態の際に嵌合する第1可動嵌合穴214と、縦長状態の際に嵌合する第2可動嵌合穴215が設けられている。
嵌合機構23は、回転しない固定部β側にあるため、ディスプレイ1が縦長状態でも横長状態でも、嵌合溝232,233、及び固定嵌合穴235は不変の嵌合部であり、これらの嵌合部同士の位置関係は変わらない。
ディスプレイブラケット21は、ディスプレイ1とともに回転する可動部であるため、第1可動嵌合穴214と、第2可動嵌合穴215のそれぞれの位置は、回転に伴って変化する。しかし、縦長状態のときの、嵌合溝232,233、固定嵌合穴235に対する、第2可動嵌合穴215の位置は、横長状態のときの、嵌合溝232,233、固定嵌合穴235に対する、第1可動嵌合穴214の位置と同じ位置に至るように構成されている。
よって、ディスプレイ1が横長状態のときの、嵌合溝232,233、固定嵌合穴235と、第1可動嵌合穴214の4つの嵌合部の位置関係は、ディスプレイ1が縦長状態のときの、嵌合溝232,233、固定嵌合穴235と、第2可動嵌合穴215の4つの嵌合部の位置関係は、変わらない構成である。
一方、図12に示すように、スタンドユニット3の接続機構33の左右の接続アーム33A,33Bの上端には、ディスプレイユニット4の嵌合機構23の嵌合溝232,233と嵌合するための嵌合軸331,332が設けられている。嵌合軸331,332は、例えば、ディスプレイ1の背面11と略平行になるように水平方向に延伸する棒状の形状であって、下側から支持されている。
また、右側の接続アーム33Bの下部近傍には、嵌合機構23の固定嵌合穴235と嵌合するための嵌合スタッド333が設けられている。
一方、左側の接続アーム33Aの下部近傍に対して、突出部335がディスプレイ1の中央側(内側)に延在し、ディスプレイ1の背面11に近づくように突出して取りつけられている。そして、この突出部335に、ディスプレイブラケット21の可動嵌合穴214又は215と嵌合するための嵌合スタッド334が設けられている。
図13は、ディスプレイユニット4の嵌合部と、スタンドユニット3の接続機構の嵌合部の嵌合状態を示す側面図である。図13において、(a)は全体側面図、(b)は嵌合機構23と接続機構33の拡大側面図、(c)は嵌合スタッド333と固定嵌合穴235との拡大側面図である。
図13に示すように、ディスプレイユニット4の上段接続ポール231に設けられた嵌合溝232,233と、スタンドユニット3側の嵌合軸331,332とを嵌合させる。
その後、スタンドユニット3側の接続アーム33Bに設けられた嵌合スタッド333と、ディスプレイユニット4側の下段接続ポール234に設けられた固定嵌合穴235が嵌合し、接続アーム33Aの嵌合スタッド334と、ディスプレイブラケット21の第1可動嵌合穴214が嵌合する。
図13に示した嵌合状態により、スタンドユニット3の接続機構33に対してディスプレイユニット4が固定される。
(回転手順)
図14は、ディスプレイの回転時の動作を示すフローチャートである。図15は、本発明において、ディスプレイの回転の一例の流れを示す説明図である。
図14及び図15を用いて、ディスプレイ1の設置状態を変更する際の手順を説明する。本例では、ディスプレイ1の設置状態を横長から縦長する場合を説明する。なお、図15の(c)、(d)、(e)では、上段は前面方向から見た図、下段は背面方向から見た図である。
最初に、ディスプレイ1が横長にセットされた状態(横長設置)(S0、図15(a))から、S1で、ディスプレイ1の下端を手前に引く。これによりディスプレイ1の下端が持ち上がる際、ディスプレイ1が傾いて、ディスプレイユニット4に設けられた嵌合溝232,233が、スタンドユニット3側に設置されている接続アーム33A,33Bに設けられた嵌合軸331,332との嵌合中心を軸として回動する。
これにより、スタンドユニット3側の接続アーム33Bの嵌合スタッド333とディスプレイユニット4に設けられた固定嵌合穴235との嵌合状態、及びスタンドユニット3側の接続アーム33Aの嵌合スタッド334とディスプレイユニット4に設けられた第1可動嵌合穴214との嵌合状態が、外れた状態になる(図15(a)⇒(b),(c))。
そして、矢印の方向に力をかけることで、ディスプレイ1を回転させる(S2、図15(c)⇒(d))。
図15(d)のような変更途中の状態では、図10(e)に示した回転の閾値位置THを超えると、スプリング26による引っ張り方向の張力fにより、ディスプレイ1を横長から縦長の方へ自然と動きが促される。その促された力に沿って、ディスプレイ1がさらに回転すると、最上端の高さは変わらないまま、ディスプレイ1の状態を横長から縦長に変更できる(S3、図15(d)⇒(e),(f))。
ディスプレイ1を縦長状態にした後、S4でディスプレイ1の下端を奥に押し込む。これにより、再び、スタンドユニット3側の接続アーム33Bに設けられた嵌合スタッド333とディスプレイユニット4の下段接続ポール234に設けられた固定嵌合穴235とが嵌合する。同時に、スタンドユニット3の接続アーム33Aの嵌合スタッド334と、ディスプレイブラケット21の第2可動嵌合穴215とが嵌合する(図15(f)⇒(g))。
これにより、ディスプレイユニット4が、スタンドユニット3に対して固定された状態になり、ディスプレイ1の縦長状態のセット(縦長設置)が完了する(S5)。
このように、ディスプレイ1の着脱無しで、ディスプレイ1を横長に懸架した場合と縦長に懸架した場合とで最上端の高さが変わらない状態で回動することができる。
さらに、本構成では、力も殆ど必要としないで容易にディスプレイの高さをシチュエーションに応じて適正な高さに調整することもできる。そのしくみについて下記説明する。
<高さ調整>
図16は、スタンドユニット3に設けられる高さ調整機構の斜視図であって、(a)は高さ調整時の状態を示す図、(b)は高さ固定状態を示す図である。図17は、スタンドユニット3に設けられる高さ調整機構の側面図であって、(a)は高さ調整時の状態を示す図、(b)は高さ固定状態を示す図である。
ここで、高さ調整機構を構成する接続アーム33A,33B及びアーム固定部34A,34Bは、左側、右側の高さ調整機構(33A,34A)、(33B,34B)の昇降に関する部分は、左右反転した、ほぼ同様の構成を有し、左右で対になっているため、図の手前側である接続アーム33B及びアーム固定部34Bを例として、下記、高さ調整に係る詳細構成について説明する。
図16(a)、図17(a)に示すように、スタンドユニット3において、図12で示した嵌合部に加え、接続機構33である接続アーム33Bは、夫々、嵌合フック336B、回転軸337B、可動スライド孔338B、ストッパー339Bを備えている。
また、アーム固定部34Bは、上段の嵌合穴341B、中段の嵌合穴342B、下段の嵌合穴343B、及び固定スライド孔344Bを備えている。
接続アーム33Bは、アーム固定部34Bに対して下端の回転軸337Bを中心に枢動可能且つ昇降可能な構成である。ストッパー339Bは、一端が接続アーム33Bの可動スライド孔228Bにスライド可能に連結され、他端がアーム固定部34Bの固定スライド孔344Bにスライド可能に連結されることで、接続アーム33Bの枢動の回転量を規制する。
また、接続アーム33Bの支柱31B側に設けられた嵌合フック336B、支柱31Bに固定されたアーム固定部34の複数の嵌合穴341B,342B,343Bのいずれかに嵌合する構成である。
嵌合フック336Bが、どの高さの嵌合穴341B,342B,343Bに嵌合するかで、嵌合機構23を含むディスプレイユニット4の高さが決まる。即ち、嵌合用フック対(336A,336B)を、スタンドユニット3の接続機構33に設けられた複数の嵌合穴対(341A,341B)、(342A,342B)、(343A,343B)の中から1つの嵌合穴対を選択して嵌合させることによって、回転ジョイントユニット2が取り付けられたディスプレイ1の高さを変更できる。
そして、図15(b)、図16(b)に示すように、嵌合フック336Bが、いずれかの嵌合穴341B、342B、又は343Bに嵌合した状態だと、接続アーム33Bは、アーム固定部34Bに固定され、ディスプレイユニット4は、スタンドユニット3と連結されて、完全に懸架された状態になる。
一方、図15(a)、図16(a)に示すように、接続アーム33Bがアーム固定部34Bに対して傾いており(回転しており)、嵌合フック336Bが、嵌合穴341B,342B,343Bのいずれにも嵌合していない状態だと、ディスプレイユニット4は、スタンドユニット3に対して、回転軸337B及びストッパー339Bのみで保持されるため、スタンドユニット3に対して、ディスプレイユニット4の高さを昇降させることができる。
ここで、接続アーム33Bの回転軸337Bは、スタンドユニット3の支柱31Bに保持されたガススプリング等のダンパー35Bによって支持されている。即ち、接続アーム33A,33Bが、ダンパー35A,35Bを介して支柱31A,31Bと組み付けられている。そのため、ディスプレイユニット4の上端が手前に来るように傾けて、接続アーム33Bがアーム固定部34Bに対して回動した状態では、高さ方向に変位可能なダンパー35Bがディスプレイユニット4の荷重を支えた状態で、ディスプレイユニット4の高さを上下に調整可能となる。
このように、スタンドユニット3において、接続アーム33A,33Bとアーム固定部34A,34Bによりディスプレイ1を着脱せずに、ディスプレイ1の高さを調整可能となり、ダンパー35A,35Bにより、高さを調整する際手動ではあるが力は殆ど必要としない。
なお、本例では、複数の嵌合穴として、3つの異なる位置に設けられた、嵌合穴341B,342B,343Bの例を示しているが、嵌合穴の数は複数であれば、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
(高さ調整手順)
図18は、本発明における、ディスプレイユニット4の高さ調整動作を示すフローチャートである。図19は、本発明における、ディスプレイユニット4の高さ調整の流れを示す側面説明図である。
図18及び図19を用いて、ディスプレイユニット4の高さを調整する際の手順を説明する。
詳しくは、図19は、ディスプレイユニット4が、一番高い位置から、一番低い位置への降下させる際の手順を示している。
図19(a)に示す、ディスプレイユニット4が、一番高い位置(第1の高さ)にある状態において(S10)、まずディスプレイユニット4を、上端を手前方向に持ち上げる(傾ける)ことで、スタンドユニット3において、嵌合している嵌合フック336Bを、支柱31B側のアーム固定部34Bの嵌合穴341B(第1の嵌合穴)から外す(S11、図19(b))。
このとき、ディスプレイユニット4が、傾き過ぎた際には、接続アーム33Bをストッパー339Bが支え、ディスプレイユニット4の自重はガススプリング等のダンパー35Bが支えた状態なのでユーザーは重さをさほど感じない。そして、仮に手を離してもディスプレイユニット4は左右のダンパー35A,35Bとストッパー339A,339Bによって支えられて脱落することはない設計となっている。
このようにディスプレイユニット4の自重はダンパー35A,35Bに支えられた状態で、ユーザーがディスプレイユニット4を下方に力をかけることで、ディスプレイユニット4は下方に移動する(S12、図19(b)⇒(c))。
そして、嵌合フック336Bが、下方にある嵌合穴343Bに対向する位置まで到達すると、嵌合フック336Bを嵌合穴343B(第2の嵌合穴)に嵌合する。この嵌合により、ディスプレイユニット4は、一番低い位置(第2の高さ)で、スタンドユニット3に対して固定される(図19(d))。
このように、スタンドユニット3に設けられた、接続アーム33A,33Bと、アーム固定部34A,34Bの機能により、ディスプレイ1の高さを低い位置に変更することが出来る。
なお、ディスプレイ1を低い位置から高い位置に高さを変更する場合は、S12において、ユーザーがディスプレイユニット4を上方に引き上げるように力をかけることで、ディスプレイユニット4は上方に移動する(図19(c)⇒(b))。その他の順序は、図18と同様である。
このように、支持体であるスタンドユニット3側に高さ調整機能が設けられているため、ディスプレイ1の着脱無しで、また力も殆ど必要としないでユーザーは使用中に容易に、ディスプレイ1の高さ方向の位置をシチュエーションに応じて適正な高さに調整することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 ディスプレイ
2 回転ジョイントユニット
3 スタンドユニット
4 ディスプレイユニット
11 背面
12a,12b,12c,12d ネジ穴
21 ディスプレイブラケット
22 ガイドユニット
23 嵌合機構
24a,24c スペーサー
24b フック付きスペーサー
26 スプリング
31(31A,31B) 支柱
32(32A,32B) 梁部(補強部)
33 接続機構
33A,33B 接続アーム
34A,34B アーム固定部
35 ダンパー
36 ベース部
37 キャスター
211 スタッド(固定部材、第1の固定部材)
212 スタッド(固定部材、第2の固定部材)
213 スタッド(固定部材、第3の固定部材)
214 第1可動嵌合穴
215 第2可動嵌合穴
221 ガイド板
222 延伸板
231 上段接続ポール
232 嵌合溝
233 嵌合溝
234 下段接続ポール
235 固定嵌合穴
C ディスプレイの中心
G ディスプレイスタンドシステムの重心
R1 レール部(第1のレール部)
R2 レール部(第2のレール部)
R3 レール部(第3のレール部)
100 ディスプレイ用スタンド
200 ディスプレイスタンドシステム
C 横長状態のディスプレイの中心
C' 縦長状態のディスプレイの中心
Cdown ディスプレイの中心の高さの変化量
D ベース部の奥行長さ
Db ベース部の奥行方向における重心位置から背面側の奥行長さ
G ディスプレイスタンドシステムの重心
Mg ディスプレイスタンドシステムの重量
LS ディスプレイの長辺の長さ
SS ディスプレイの短辺の長さ
α 可動部
β 固定部
特表平6−507557号公報

Claims (10)

  1. ディスプレイを懸架するディスプレイ用スタンドであって、
    前記ディスプレイを着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とを変更可能な構成であり、
    前記ディスプレイが前記横長状態から前記縦長状態に変更された場合、変更後のディスプレイの中心の高さが、変更前のディスプレイの中心の高さよりも低くなることを特徴とする
    ディスプレイ用スタンド。
  2. 前記ディスプレイの変更前の横長状態と変更後の縦長状態において、前記ディスプレイの最上端の高さが変わらないことを特徴とする
    請求項1に記載のディスプレイ用スタンド。
  3. 支柱を支持するベース部を備え、
    当該ディスプレイ用スタンドが設置された地面からの前記ディスプレイの最上端の高さHにかかる荷重をF、
    当該ディスプレイ用スタンドに前記ディスプレイを含めた重量をMg、とすると、
    前記ベース部の奥行方向における重心位置から背面側の奥行長さDbは、
    下記式(1)を満たすことを特徴とする
    F・H<Mg・Db …式(1)
    請求項2に記載のディスプレイ用スタンド。
  4. 支柱を有するスタンドユニットと、
    前記ディスプレイの背面に取りつけられ、前記ディスプレイを回転させることで前記ディスプレイの状態を変更させる回転ジョイントユニットと、を備えており、
    前記回転ジョイントユニットは、前記ディスプレイとともに回転する可動部と、前記スタンドユニットに固定される固定部とを有しており、
    前記可動部は、前記ディスプレイの背面から、垂直に起立する複数の固定部材を備え、
    前記固定部は、前記複数の固定部材と嵌合して係合する溝状の複数のレール部が形成されている、ガイド板を備え、
    前記可動部の前記複数の固定部材のうち、第1の固定部材は、前記複数のレール部のうち直線状の第1のレール部に係合して前記ディスプレイ回転時に直線状に移動可能であり、第2の固定部材は、前記複数のレール部の曲線の第2のレール部に係合して前記ディスプレイ回転時に前記曲線に沿って移動可能であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のディスプレイ用スタンド。
  5. 前記複数の固定部材は、第3の固定部材を有し、
    前記ガイド板に形成される前記複数のレール部は、第3のレール部を有しており、
    前記第1のレール部は、直線状であって垂直に近い方向に延伸し、
    前記第2のレール部は、前記第1のレール部と対向する曲線状であり、
    前記第3のレール部は、前記第1のレール部及び前記第2のレール部と連接する直線状であって前記第1のレール部と同じ長さであり、
    前記第3の固定部材は、前記第3のレール部に係合して、前記ディスプレイ回転時に直線状に移動可能であり、
    回転により前記ディスプレイを前記横長状態から前記縦長状態に変更するときに、前記第1の固定部材は前記第1のレール部に沿って下がるように移動し、前記第2の固定部材が前記第2のレール部に沿って上がるように移動することを特徴とする
    請求項4に記載のディスプレイ用スタンド。
  6. 前記ディスプレイ回転時に曲線状の前記第2のレール部に沿って移動する前記第2の固定部材には、付勢部材によって張力が付与されていることを特徴とする
    請求項4又は5に記載のディスプレイ用スタンド。
  7. 前記ディスプレイを着脱せずに前記ディスプレイの高さを調整可能な構成であることを特徴とする
    請求項4乃至6のいずれか一項に記載のディスプレイ用スタンド。
  8. 前記スタンドユニットにおいて、前記支柱に接続機構が取りつけられており、
    前記回転ジョイントユニットに嵌合用フック対が設けられており、
    前記スタンドユニットの前記接続機構に、前記嵌合用フック対と嵌合可能な複数の嵌合穴対が設けられており、
    前記回転ジョイントユニットの前記嵌合用フック対が、前記スタンドユニットのいずれかの嵌合穴対に取り付けられることで、前記回転ジョイントユニットは、前記スタンドユニットによって保持され、
    前記嵌合用フック対を、前記スタンドユニットの前記接続機構に設けられた前記複数の嵌合穴対の中から1つの前記嵌合穴対を選択して嵌合させることによって、前記回転ジョイントユニットが取り付けられた前記ディスプレイの高さを調整できることを特徴とする
    請求項7に記載のディスプレイ用スタンド。
  9. 前記スタンドユニットは、前記ディスプレイの高さを調整する際、前記ディスプレイ及び前記回転ジョイントユニットの荷重を支え、高さ調整動作に必要な力を少なくするダンパーを有し、
    前記接続機構が、高さ方向に変位可能な前記ダンパーを介して前記支柱と組み付けられることで、前記回転ジョイントユニットが取り付けられた前記ディスプレイの荷重を支えることを特徴とする
    請求項8に記載のディスプレイ用スタンド。
  10. ディスプレイと、
    請求項4乃至9のいずれか一項に記載のディスプレイ用スタンドと、を備え、
    前記ディスプレイは、背面に取りつけられた回転ジョイントユニットとともにディスプレイユニットを構成し、
    前記回転ジョイントユニットによって、前記ディスプレイを前記横長状態と前記縦長状態とを回転自在であり、
    前記スタンドユニットによって、前記ディスプレイユニットの高さを調整自在である、ことを特徴とする
    ディスプレイスタンドシステム。
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