JP2019219450A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で高性能化を実現することができるズームレンズを提供する。【解決手段】焦点距離が最も短い状態P1で、物体側から順に、第1レンズ群G1と、F値を変化させることが可能な第1開口絞りS1及び第2レンズ群G2と、F値を変化させることが可能な第2開口絞りS2と、第3レンズ群G3と、から構成され、焦点距離が前記最も短い状態P1から中間の状態P2を経て最も長い状態P3まで変化し、焦点距離が前記最も短い状態P1から前記中間の状態P2までのときに、前記第2開口絞りS2が可変となりF値を決定し、焦点距離が前記中間の状態P2から前記最も長い状態P3までのときに、前記第1開口絞りS1が可変となりF値を決定することを特徴とするズームレンズ。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズに関し、特に高倍率のズームレンズに関する。
映像を取り込む事を目的する光学機器において1つのレンズを使用してより広い視野を写す一方、より大きな倍率で対象物を拡大して写したいという2つの要求から、大きな変倍比を持つズームレンズが求められ、開発されて来ている。このようなズームレンズは、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。
特開2010−134108号公報 特開2009−217122号公報
ところで、特許文献1および特許文献2に開示される高倍率のズームレンズは、性能を良くするために、大型化し、レンズ枚数も多くなっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高性能でありながら、簡素な構成のズームレンズを提供することを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、焦点距離が最も短い状態P1で、物体側から順に、レンズから構成される第1レンズ群G1と、F値を変化させることが可能な第1開口絞りS1及びレンズから構成される第2レンズ群G2と、F値を変化させることが可能な第2開口絞りS2と、レンズから構成される第3レンズ群G3と、から構成され、前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との間隔及び前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3との間隔を変化させることにより、焦点距離が前記最も短い状態P1から中間の状態P2を経て最も長い状態P3まで変化し、焦点距離が前記最も短い状態P1から前記中間の状態P2までのときに、前記第2開口絞りS2が可変となりF値を決定し、且つ、前記第1開口絞りS1は前記第2レンズ群G2を構成する前記レンズのなかで最も有効直径の小さいレンズの該有効直径以上の開口状態となり、焦点距離が前記中間の状態P2から前記最も長い状態P3までのときに、前記第1開口絞りS1が可変となりF値を決定し、且つ、前記第2開口絞りS2は前記第2レンズ群G2を構成する前記レンズのなかで最も有効直径の小さいレンズの該有効直径以上の開口状態となる、ことを特徴とするズームレンズを提供する。
本発明では、ズームレンズ内にF値を変化させることのできる開口絞りを2個配置し、焦点距離によってどちらか一方を作動させる。このようにすることで、補正されるべき光線が通る範囲を光軸に近い範囲にすることが可能になる。これにより、レンズ径が小さくなり、更に収差補正が容易になり、レンズ枚数やレンズ群数を減らすことが可能となる。
尚、作動させない他方の開口絞りは、大きく開いた状態とし、F値の変化に関与させない。大きく開いた状態とは、特に、前記第2レンズ群を構成する前記レンズのなかで最も有効直径の小さいレンズの該有効直径以上の開口状態となることを指す。また、大きく開いた状態とは、言い換えると、最低限、通過する開放F値の光束より大きな開口状態であり、好ましくは、画面中心部及び画面周辺部に到達する結像に有効な光束を含む大きさ以上の開口状態である。
開口絞りが可変となりF値を決定することを、言い方を換えると、本発明では、マージナル光線を制約することである。マージナル光線とは、一番縁を通る光線のことで、F値を決定する光線のことである。また、開口絞りが大きく開いた状態は、言い換えると、マージナル光線を制約しない状態のことである。
尚、本発明では、上述の様に、開口絞りを2個配置し焦点距離によってどちらか一方を作動させる。これは、開口絞りを1個配置し、更にフレアーストッパーとなる絞りを配置した光学系とは異なる。理由は、フレアーストッパーとなる絞りは、焦点距離によらず、常に一定の大きさの開口だからである。
開口絞りは、円形又は多角形が好ましい。
また、レンズは、屈折作用のあるものなら全てが応用可能である。例えば、屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)や回折光学素子(DOE)がある。
本発明によると、簡素な構成で高性能化を実現することができるズームレンズを提供することができる。特に、本発明では、変倍比が6倍或いは8倍以上の高倍率ズームレンズで、効果が大きい。
例えばビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮影機能を備えた機器に適用すると、高性能でありながらより低価格とすることができる。特に、監視カメラに応用される場合は更に効果的である。
本発明の実施形態1に係るズームレンズの構成図である。 本発明の実施形態1に係るズームレンズの変形例を示す構成図である。 本発明の実施形態1に係るズームレンズのデータを示す図である。 本発明の実施形態1に係るズームレンズの諸収差図である。 本発明の実施形態2に係るズームレンズの構成図である。 本発明の実施形態2に係るズームレンズのデータを示す図である。 本発明の実施形態2に係るズームレンズの諸収差図である。 本発明の実施形態3に係るズームレンズの構成図である。 本発明の実施形態3に係るズームレンズのデータを示す図である。 本発明の実施形態3に係るズームレンズの諸収差図である。
本発明を実施するにあたり、前記第1レンズ群G1の屈折力は正であり、前記第2レンズ群G2の屈折力は負であり、前記第3レンズ群G3の屈折力は正であることが好ましい。これは、開放F値を大きくし、良好な性能を得るための屈折力配置である。
尚、前記第1レンズ群G1、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群G3は、それぞれ更にレンズ群として分割可能である。また、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に、レンズやレンズ群を追加することも可能であるし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に、レンズやレンズ群を追加することも可能であり、それぞれの開口絞りS1及びS2の前後にレンズを付加することも可能である。
各レンズ群は、複数のレンズによって構成されることが好ましい。これは、性能をより良くするためである。
また、前記第1レンズ群G1は固定されていることが好ましい。これは、第1レンズ群G2は、他のレンズ群G2やG3と比べると大きいため、焦点距離を変化させる際に可動としないようにし、構成を簡素化するためである。
前記第1レンズ群G1の焦点距離をfG1、前記第2レンズ群G2の焦点距離をfG2とするとき、以下の条件(1)を満足することが好ましい。
0.13<|fG2/fG1|<0.47 ・・・(1)
条件(1)は、好適な倍率と良好なレンズ性能とを両立するための条件である。条件(1)の上限を上回ると、球面収差が大きく発生し、更にペッツバール和が大きくなり、像面の平坦性が悪化する。条件(1)の下限を下回ると、高倍率のズームレンズを形成し辛くなる。尚、上限を0.45、下限を0.15とすると更に良くなる。
また、焦点距離が前記最も長い状態P3での値をfTとし、焦点距離が前記最も長い状態P3での前記第2開口絞りS2による開放F値をFTとし、前記第1レンズ群G1の最大有効半径をY1とするとき、以下の条件(2)を満足することが好ましい。
fT/(FT・Y1)>1.65 ・・・(2)
条件(2)は、小型化と良好なレンズ性能とを両立するための条件である。条件(2)の下限を下回ると、小型化が難しく、更に諸収差が大きく発生してしまう。尚、下限を1.7とすると更に良い結果が得られる。
また、焦点距離が前記中間の状態P2の場合、前記第1開口絞りS1から前記第2レンズ群G2の最も前記物体側の面までの距離をL1とし、前記第2レンズ群G2の最も前記物体側から離れた面から前記第2開口絞りS2までの距離をL2としたとき、以下の条件(3)を満足することが好ましい。
0.2≦|L1/L2|≦5.0 ・・・(3)
この条件は、2つの開口絞りを使うにあたり、焦点距離が前記中間の状態P2のとき、良好な収差状態を繋ぐための条件である。
条件の上限及び下限を超えると、各レンズ群、特に第2レンズ群G2のレンズ構成枚数が多くなったり、大きくなったりして好ましくない。下限を0.25、上限を4.0とすると更に良い。
以下で説明する各実施形態では、より簡易で分かり易くするため、焦点距離が最も短い状態をワイド端、焦点距離が中間の状態をミドル、焦点距離が最も長い状態をテレ端と呼ぶことにする。また、焦点距離を変化させることをズーミングと呼ぶことにする。
以下に示す各実施形態のレンズは、ワイド端で、光軸Z上に、不図示の物体側から順に、第1レンズ群G1、第1開口絞りS1を有する第2レンズ群G2、第2開口絞りS2、第3レンズ群G3と配置されており、物体を像面Imに結像させる。
また、本発明によるズームレンズは、物体の像を一度のみ結像するズームレンズである。途中で中間像を形成することはない。
(実施形態1)
図1を参照しながら、本発明による実施形態1を説明する。尚、図1は、本実施形態のズームレンズ10の光学系を示す図である。
第1レンズ群G1は、3群4枚構成により形成される。第1レンズ群G1は、順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と両凸レンズL13との貼り合せレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、から構成される。
第2レンズ群G2は、第1開口絞りS1と4群5枚構成のレンズにより形成される。第2レンズ群G2は、順に、最も物体面側に第1開口絞りS1と、物体側に凸面を向けた負メスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凹レンズL23と両凸レンズL24との貼り合せレンズと、両凸レンズL25と、から構成される。
第3レンズ群G3は、5群8枚構成により形成される。第3レンズ群G3は、順に、両凸レンズL31と、両凹レンズL32と両凸レンズL33との貼り合せレンズと、両凹レンズL34と両凸レンズL35との貼り合せレンズと、両凸レンズL36と、両凸レンズL37と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL38との貼り合せレンズと、から構成されている。
第2開口絞りS2は、ワイド端P1の状態で、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。
ズーミングの際、第1レンズ群G1は、固定位置であり、移動しない。
第2レンズ群G2は、ワイド端P1からテレ端P3にズーミングする際、徐々に物体面から遠ざかるように移動する。第2レンズ群G2は、ミドルP2を過ぎてテレ端P3にズーミングするときは、第2開口絞りS2を通り越す。このとき、第2開口絞りS2は、非常に大きく開いた状態となる。なお、第2レンズ群G2は、第1レンズ群G1側に蛇腹構造を有しており、この蛇腹が伸びることで、第2開口絞りS2を通り超えることが可能となっている。
本実施形態では、ズーミングの際、第2開口絞りS2は、固定位置であり、移動しない。
第3レンズ群は、ワイド端P1からミドルP2にズーミングする際、徐々に物体面に近づくように移動し、ミドルP2からテレ端P3にズーミングする際、徐々に物体面から遠ざかるように移動する。
第1開口絞りS1は、ワイド端P1からミドルP2までズーミングの際に大きく開いた開口状態、例えば直径25以上となっていて、ミドルP2を過ぎてからテレ端P3までのズーミングの際に可変となりF値を決定する。
第2開口絞りS2は、ワイド端P1からミドルP2までズーミングの際に可変で、F値を決定し、ミドルP2を過ぎてからテレ端P3までのズーミングの際に非常に大きく開いた開口状態、例えば直径50以上となっている。
ミドルP2では、第1開口絞りS1も第2開口絞りS2も、開放F値6.1となる光束を丁度通す口径の大きさとなる。尚、第1開口絞りS1または第2開口絞りS2のどちらかが、開放F値6.1となる光束を丁度通す口径の大きさとっていても構わない。
なお、本実施形態の変形例として、図2に示すようにミドルP2からテレ端P3までのズーミングの際、第2開口絞りS2を光軸Z方向に可動とし、第2レンズ群G2と一緒に第3レンズ群G3方向に動かす構成とすることも可能である。このとき、第2開口絞りS2は、大きく開いた開口状態、例えば直径25以上となっている。
図3に、本実施形態のデータを示す。図3において、屈折率ndはd線(波長587.6nm)での屈折率であり、アッベ数νdもd線(波長587.6nm)でのアッベ数である。以下に示す実施形態2における図6及び実施形態3における図9の屈折率及びアッベ数も同様である。
また、以下に、本実施形態のズームデータを示す。
ワイド端〜ミドル〜テレ端
d1間隔 2〜93.394〜138.348
d21間隔 92.394〜1〜*
d22間隔 43.226〜22.6〜*
d3間隔 117.242〜137.177〜19.102
焦点距離 18.561〜114.953〜998.742(fT)
画角 16°〜2°〜0.25°
開放F値 F4.6〜F6.1〜F18.2(FT)
(*:第1レンズ群G1最終面〜第1開口絞りS1間隔が96.19)
像高 4.3
また、以下に本実施形態の条件対応値を示す。
fG1=174.70、 fG2=-38.10、 Y1=27.50
|fG2/fG1|=0.2181
fT/(FT・Y1)=1.995
|L1/L2|=1.50
図3は、本実施形態の諸収差を示す図である。(a)はワイド端P1での、(b)はミドルP2での、(c)はテレ端P3での、それぞれの収差を示している。球面収差図で、実線はd線(波長587.6nm)、一点鎖線はC線(波長656.3nm)、二点鎖線はF線(波長486.1nm)のそれぞれの球面収差を示している。非点収差図では、Sはサジタル像面、Mはメリディオナル像面をそれぞれ示している。歪曲収差図はパーセント表示である。倍率色収差図は、球面収差図同様、一点鎖線はC線、二点鎖線はF線をそれぞれ示している。尚、以下の実施形態2における諸収差を示す図である図7及び実施形態3における諸収差を示す図である図10も、同様である。
図3からも分かるように、本実施形態のズームレンズは、良好な性能である。
尚、ピント調節(合焦)は、第3レンズ群G3の一部を光軸Z方向に動かすことで、行うことが可能である。また、光学系の一部を、光軸Z方向と直行する方向に動かすことで、防振機能を加えることができる。これらは、以下の実施形態2及び3についても同様である。
(実施形態2)
図5を参照しながら、本発明による実施形態2を説明する。尚、図5は、本実施形態のズームレンズ20の光学系を示す図である。
第1レンズ群G1は、2群3枚構成により形成される。第1レンズ群G1は、順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との貼り合せレンズと、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズL13と、から構成される。
第2レンズ群G2は、第1開口絞りS1と3群5枚構成のレンズにより形成される。第2レンズ群G2は、順に、物体側に凸面を向けた負メスカスレンズL21と、第1開口絞りS1と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL25との3枚貼り合せレンズと、から構成される。
第3レンズ群G3は、5群9枚構成により形成される。第3レンズ群G3は、順に、両凸レンズL31と両凹レンズL32との貼り合せレンズと、両凸レンズL33と、両凹レンズL34と両凸レンズL35との貼り合せレンズと、両凸レンズL36と、物体面に凸面を向けた負メニスカスレンズL37と両凸レンズL38と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL39との3枚貼り合せレンズと、から構成されている。
第2開口絞りS2は、第2レンズ群と第3レンズ群との間に配置されていて、金物鏡体の構造では第3レンズ群と一緒である。
ズーミングの際、第1レンズ群G1は、固定位置であり、移動しない。
第2レンズ群G2は、ワイド端P1からテレ端P3にズーミングする際、徐々に物体面から遠ざかるように移動する。
第3レンズ群G3は、ワイド端P1からミドルP2にズーミングする際、徐々に物体面に近づくように移動し、ミドルP2からテレ端P3にズーミングする際、徐々に物体面から遠ざかるように移動する。
第1開口絞りS1は、ワイド端P1からミドルP2までズーミングの際に大きく開いた開口状態、例えば直径14以上となっていて、ミドルP2を過ぎてからテレ端P3までのズーミングの際に可変となりF値を決定する。
第2開口絞りS2は、ワイド端P1からミドルP2までズーミングの際に可変で、F値を決定し、ミドルP2を過ぎてからテレ端P3までのズーミングの際に大きく開いた開口状態、例えば直径16以上となっている。
ミドルP2では、第1開口絞りS1も第2開口絞りS2も、開放F値4.1となる光束を丁度通す口径の大きさとなる。尚、第1開口絞りS1または第2開口絞りS2のどちらかが、開放F値4.1となる光束を丁度通す口径の大きさとっていても構わない。
図6に、本実施形態のデータを示す。また、以下に、本実施形態のズームデータを示す。
ワイド端〜ミドル〜テレ端
d1間隔 1.3〜43.648〜66.284
d2間隔 58.809〜6.783〜25.998
d3間隔 50.06〜59.756〜17.905
焦点距離 10.2〜46.4〜317.8(fT)
画角 20°〜4.5°〜0.7°
開放F値 F2.5〜F4.6〜F9.9(FT)
像高 3.5
また、以下に本実施形態の条件対応値を示す。
fG1=86.11、 fG2=-19.17、 Y1=16.00
|fG2/fG1|=0.2226
fT/(FT・Y1)=2.006
|L1/L2|=0.479
図7は、本実施形態の諸収差を示す図である。図7からも分かるように、本実施形態のズームレンズは、良好な性能である。
(実施形態3)
図8を参照しながら、本発明による実施形態3を説明する。尚、図8は、本実施形態のズームレンズ30の光学系を示す図である。
第1レンズ群G1は、3群4枚構成により形成される。第1レンズ群G1は、順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と両凸レンズL13との貼り合せレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、から構成される。
第2レンズ群G2は、第1開口絞りS1と4群4枚構成のレンズにより形成される。第2レンズ群G2は、順に、最も物体面側に第1開口絞りと、両凹レンズL21と、両凹レンズL22と、両凹レンズL23と、両凸レンズL24と、から構成される。
第3レンズ群G3は、5群8枚構成により形成される。第3レンズ群G3は、順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と、両凹レンズL32と両凸レンズL33との貼り合せレンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35との貼り合せレンズと、両凸レンズL36と、両凸レンズL37と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL38との貼り合せレンズと、から構成されている。
第2開口絞りS2は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されていて、金物鏡体の構造では第3レンズ群G3と一緒である。
ズーミングの際、第1レンズ群G1は、固定位置であり、移動しない。
第2レンズ群G2は、ワイド端P1からテレ端P3にズーミングする際、徐々に物体面から遠ざかるように移動する。
第3レンズ群G3は、ワイド端P1からミドルP2にズーミングする際、徐々に物体面に近づくように移動し、ミドルP2からテレ端P3にズーミングする際、徐々に物体面から遠ざかるように移動する。
第1開口絞りS1は、ワイド端P1からミドルP2までズーミングの際に大きく開いた開口状態、例えば直径28以上となっていて、ミドルP2を過ぎてからテレ端P3までのズーミングの際に可変となりF値を決定する。
第2開口絞りS2は、ワイド端P1からミドルP2までズーミングの際に可変で、F値を決定し、ミドルP2を過ぎてからテレ端P3までのズーミングの際に大きく開いた開口状態、例えば直径24以上となっている。
ミドルP2では、第1開口絞りS1も第2開口絞りS2も、開放F値5.1となる光束を丁度通す口径の大きさとなる。尚、第1開口絞りS1または第2開口絞りS2のどちらかが、開放F値5.1となる光束を丁度通す口径の大きさとなっていても構わない。
図9に、本実施形態のデータを示す。また、以下に、本実施形態のズームデータを示す。
ワイド端〜ミドルポジション〜テレ端
d1間隔 1.5〜75.788〜144.189
d2間隔 96.601〜1.194〜47.988
d3間隔 114.781〜135.166〜19.189
焦点距離 18.637〜73.994〜998.565(fT)
画角 16°〜3.5°〜0.25°
開放F値 F4.7〜F5.1〜F18.2(FT)
像高4.3
また、以下に本実施形態の条件対応値を示す。
fG1=185.20、 fG2=-37.01、 Y1=27.50
|fG2/fG1|=0.1998
fT/(FT・Y1)=1.995
|L1/L2|=1.68
図10は、本実施形態の諸収差を示す図である。図10からも分かるように、本実施形態のズームレンズは、良好な性能である。
10,20,30 ズームレンズ
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
Im 像面
L11〜L14 レンズ
L21〜L25 レンズ
L31〜L39 レンズ
S1 第1開口絞り
S2 第2開口絞り
Z 光軸

Claims (5)

  1. 焦点距離が最も短い状態で、物体側から順に、
    レンズから構成される第1レンズ群と、
    F値を変化させることが可能な第1開口絞り及びレンズから構成される第2レンズ群と、
    F値を変化させることが可能な第2開口絞りと、
    レンズから構成される第3レンズ群と、から構成され、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔及び前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔を変化させることにより、焦点距離が前記最も短い状態から中間の状態を経て最も長い状態まで変化し、
    焦点距離が前記最も短い状態から前記中間の状態までのときに、前記第2開口絞りが可変となりF値を決定し、且つ、前記第1開口絞りは前記第2レンズ群を構成する前記レンズのなかで最も有効直径の小さいレンズの該有効直径以上の開口状態となり、
    焦点距離が前記中間の状態から前記最も長い状態までのときに、前記第1開口絞りが可変となりF値を決定し、且つ、前記第2開口絞りは前記第2レンズ群を構成する前記レンズのなかで最も有効直径の小さいレンズの該有効直径以上の開口状態となる、ことを特徴とするズームレンズ。
  2. 請求項1記載のズームレンズで、
    前記第1レンズ群の屈折力は正であり、前記第2レンズ群の屈折力は負であり、前記第3レンズ群の屈折力は正であることを特徴とするズームレンズ。
  3. 請求項1または2に記載のズームレンズで、前記第1レンズ群は固定されていることを特徴とするズームレンズ。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のズームレンズで、
    前記第1レンズ群の焦点距離をfG1、前記第2レンズ群の焦点距離をfG2とするとき、
    0.13<|fG2/fG1|<0.47
    を満たすことを特徴とするズームレンズ。
  5. 請求項4記載のズームレンズで、焦点距離が前記最も長い状態での値をfTとし、焦点距離が前記最も長い状態での前記第2開口絞りによる開放F値をFTとし、前記第1レンズ群の最大有効半径をY1とするとき、
    fT/(FT・Y1)>1.65
    を満たすことを特徴とするズームレンズ。
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