JP2019218969A - 速度制御装置およびこれを備える昇降装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(構成)
図1〜図8を参照して、本発明に基づく実施の形態1における速度制御装置について説明する。
何らかの理由によりゴンドラ800が通常の速度より速く降下または落下した場合、回転部材4が第2の向き92に、通常より速い回転速度で回転することとなる。本実施の形態では、下降の向き、すなわち第2の向き92の回転速度が速くなりすぎた場合には、遠心力で回動する爪部材6が外側部材5の係合部7に係合することによって回転部材4の回転は妨げられるので、下降を停止することができる。この際には、爪部材6と係合部7との幾何学的係合によって停止が行なわれるので、発熱を避けることができる。停止作用は、面同士の摩擦力ではなく幾何学的形状の噛み合わせによって行なわれるので、潤滑油に与える負担を大幅に軽減することができる。本実施の形態における速度制御装置は、発熱を避けることができ、潤滑油の廃棄の頻度を減らすことができる。
(着目した問題点)
実施の形態1で説明したような構成においては、回転部材4の第2の向き92の回転速度が徐々に上がっていったときには、爪部材6の先端と係合部7とが十分には噛み合わない状態で衝突を繰り返す場合がある。そのように衝突を繰り返すことで、爪部材6の先端または係合部7が損傷してしまう場合がある。衝突を繰り返すことにより爪部材6の先端または係合部7が摩耗したり変形したりしてしまうと、爪部材6の先端と係合部7とはますます噛み合いにくくなる。本発明に基づく実施の形態2では、そのような問題を克服することができる速度制御装置について説明する。
図17〜図19を参照して、本発明に基づく実施の形態2における速度制御装置について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1で説明した効果を得ることができる。さらに本実施の形態では、回転部材4の第2の向き92の回転速度が徐々に上がっていってある一定の水準を超えた時点で、リンク弾性体18は爪部材6の回動を助ける側に作用するようになるので、瞬時に爪部材6が回動し、爪部材6の先端と係合部7との係合が確実に行なえる。係合しない状態で繰り返し衝突する事態を避けることができるので、爪部材6の先端または係合部7の損傷を防止することもできる。
(構成)
図20〜図22を参照して、本発明に基づく実施の形態3における速度制御装置について説明する。爪部材6および弾性体8は、駆動軸3の延長上に配置されていてもよい。本実施の形態では、そのような構成について例示する。
本実施の形態では、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
(着目した問題点)
たとえばゴンドラ用の昇降装置の速度制御装置においては、万一、何らかの要因でゴンドラが通常の速度より速く降下または落下した際には、速度制御装置が作動することによって、ゴンドラの降下を強制的に停止させ、事故を防ぐことが可能となる。このようにゴンドラの降下が強制的にロックされた状態で、何らかの方法で作業者の救出が行なわれる。このような状況においては、異常降下が発生した原因が明確になるまで、速度制御装置によるロックは解除されない。一方、点検整備時や法定検査時においては、速度制御装置が実際に実機を用いて正常に作動するか否かの確認が複数回繰返して行なわれる。その場合に、速度制御装置の動作によりゴンドラの降下を強制的に止めた後、短時間のうちにロック状態を解除する必要が生じる。しかし、その都度、カバーなどを取り外して爪部材などを操作してロック解除を行なうことは実用的でない。ましてや、これまで説明してきたような遠心力を利用して爪部材を係合させるブレーキ構造に加えて駆動軸の延長上にさらに電磁ブレーキが取り付けられた構造の速度制御装置においては、爪部材などを露出させることは困難であるので、分解してロックを解除するという方法は現実的ではない。速度制御装置が作動してロックがかかった状態を分解することなく容易に解除できることが求められる。本発明に基づく実施の形態4では、このような問題を克服することができる速度制御装置について説明する。
図26〜図35を参照して、本発明に基づく実施の形態4における速度制御装置について説明する。本実施の形態における速度制御装置は、実施の形態2で説明した速度制御装置に比べて、基本的な構成は共通するが、以下の点で異なる。
本実施の形態においても、実施の形態2で説明した効果を得ることができる。さらに本実施の形態における速度制御装置では、第2状態になった後、逆回転させればリンク弾性体18の付勢力によって係合を解除することができる。したがって、昇降装置を上昇させることによって爪部材6と係合部7との係合を容易に迅速に解除することができる。
(構成)
図36〜図37を参照して、本発明に基づく実施の形態5における昇降装置について説明する。昇降装置802を図36に示す。昇降装置802を図36における左側から見たところを図37に示す。昇降装置802は、モータ部81と、減速機部82と、ワイヤロープ巻取り部83と、速度制御装置101と、電磁ブレーキ部201と、端子箱84とを備える。ここで示す例では、モータ部81には電磁ブレーキが組み付けられていない。ただし、モータ部81に電磁ブレーキが組み付けられた構成であってもよい。ワイヤロープ巻取り部83から上方へはワイヤロープ1が出ている。その他の構成は、実施の形態1で説明したものと同様である。駆動軸3は、モータ部81から速度制御装置101の内部まで一体的に延在しているものであってもよい。図36に示すように、駆動軸3は、モータ部81から速度制御装置101の内部を貫通してさらに電磁ブレーキ部201の内部にまで一体的に延在しているものであってもよい。速度制御装置101の構成は、実施の形態1,2,4のいずれかで説明したとおりのものであってよい。
本実施の形態においても、対応する各実施の形態で説明した効果を得ることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
Claims (7)
- 駆動軸の回転に伴って前記駆動軸と共に回転する回転部材と、
前記回転部材の回転軸の方向から見たときに前記回転部材の外側を取り囲むように配置された外側部材と、
前記回転部材に固定された支持軸を中心に回動可能なように支持された爪部材とを備え、
前記外側部材は、前記回転部材が第1の向きに回転しているときには前記回転部材の回転を妨げず、前記回転部材が前記第1の向きとは反対側の第2の向きに回転しているときには前記爪部材と係合することによって前記回転部材の前記第2の向きの回転を抑制する係合部を有し、
前記爪部材は、前記支持軸を中心に回動することによって、前記係合部に係合しないように内周側に振れた第1状態と、前記係合部に係合可能なように外周側に振れた第2状態とをとり得、
前記爪部材は、前記回転部材が静止している状態においては弾性体によって前記第1状態になるように付勢されており、前記爪部材は、前記回転部材の回転によって前記爪部材に作用する遠心力が高まることによって前記弾性体の付勢力に抗して前記第2状態になるように配置されている、速度制御装置。 - 前記外側部材は前記回転部材と同心状に回転可能であり、前記外側部材はブレーキライニングを備え、
さらに、前記ブレーキライニングに対して当接することによって前記外側部材の回転を抑制するブレーキ部材を備える、請求項1に記載の速度制御装置。 - 前記係合部は内周側に向かって突出している、請求項1または2に記載の速度制御装置。
- 前記爪部材は、前記支持軸によって回動可能に支持されている爪第1部材と、前記爪第1部材の前記支持軸とは異なる位置に設けられたリンク軸において前記爪第1部材に対して回動可能に支持される爪第2部材とを含み、
前記回転部材は案内突起を備え、
前記爪第2部材は、前記案内突起を収容することで従動リンクをなす案内突起収容部を有し、
前記弾性体は、前記案内突起収容部と前記支持軸とを結ぶ直線距離を短くする向きに付勢するリンク弾性体を含み、
前記リンク軸は前記案内突起収容部と前記支持軸との間に位置し、
前記第1状態においては、前記リンク軸は、前記案内突起収容部と前記支持軸とを結ぶ直線よりも第1の側に位置し、前記第2状態においては、前記リンク軸は、前記直線の、前記第1の側とは反対側である第2の側に位置する、請求項1から3のいずれかに記載の速度制御装置。 - 前記爪部材は張出部を備え、
前記張出部は、前記回転部材が前記第2状態にあって前記第1の向きに回転しているときに、前記張出部が前記外側部材に衝突して跳ね返されることで前記爪部材を前記第1状態に至らしめるように外周側に向かって張り出して配置されている、請求項4に記載の速度制御装置。 - 前記爪部材および前記弾性体は、前記駆動軸の延長上を避けるように配置されている、請求項1から5のいずれかに記載の速度制御装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載の速度制御装置を備える、昇降装置。
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