JP2019218283A - 安定な酸性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸性条件下で安定であり、且つ中性又はアルカリ性条件下で活性が低い美容有効成分を好適に含むことができる組成物を提供すること。【解決手段】(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、(d)水とを含む組成物であって、組成物のpHが、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である、組成物を提供する。本発明による組成物は安定であり、且つ中性又はアルカリ性条件において安定ではない美容有効成分を好適に含むことができる。そのため、美容有効成分は、例えば、分解を引き起こすことがない。【選択図】なし

Description

本発明は、酸性であり安定であり、且つ美容目的に好適である組成物に関する。
美容目的で、美容有効成分が組成物中に導入されることは知られている。こうした組成物の安定性のために、例えば長期間にわたって均一な外観であるために、好ましくは少なくとも1種の増粘剤が組成物に添加されうる。
いくつかの美容有効成分、例えばビタミンCは、中性又はアルカリ性条件下で、活性を低下させる傾向がある。したがって、美容有効成分の活性を維持するために、美容有効成分を含む組成物が酸性条件下に保たれることが好ましい。
しかしながら、酸性条件では、従来の多くの増粘剤は、それらの増粘性の性質を失う傾向がある。そのため、こうした増粘剤を含む組成物は、酸性条件において不安定となり、例えば組成物の相分離をもたらすことがある。
EP-A-570230
The Japanese Pharmacopoeia、第13版、hydroxypropyl methyl cellulose 2208の章 Walter Noll、「Chemistry and Technology of Silicones」(1968)、Academic Press Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27〜32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmetics ASTM規格445 Appendix C
本発明の目的は、酸性条件下で安定であり、且つ中性又はアルカリ性条件において活性が低い美容有効成分を好適に含むことができる組成物を提供することである。
上記の目的は、
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
(d)水と
を含む組成物であって、
pHが、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である、組成物によって達成することができる。
(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、次式(1):
[式中、
R1、R2及びR3は、同一であり又は異なり、水素原子、低級アルキル基、-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、又は-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基であり、
nは、100〜10,000の整数であり、
kは、0又は1の整数であり、
mは、1〜10の整数であり、
jは、6〜26、好ましくは12〜24、より好ましくは14〜22、更により好ましくは16〜20の整数であり、
但し、疎水性修飾アルキルセルロースは、1分子当たり少なくとも1つの-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む]
で表すことができる。
上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して0.1〜10.0質量%の量で含んでもよい。
上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して、10.0〜50.0質量%の低級アルキル基、3.0〜20.0質量%の-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、及び0.1〜10.0質量%の-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含んでもよい。
本発明による組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%であってもよい。
(b)両親媒性ポリマーは、C10〜30アルキル(メタ)アクリレート、並びにアクリル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステルのうちの少なくとも1種から作製されてもよい。
(b)両親媒性ポリマーは、架橋されていてもよい。
(b)両親媒性ポリマーは、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリレート/アクリル酸エチルヘキシルクロスポリマー、C8〜22アルキルアクリレート/メタクリル酸クロスポリマー、アクリル酸カリウム/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸ナトリウム/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
本発明による組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%であってもよい。
(c)アルキルホスフェートは、C10〜30アルキルホスフェートであってもよく、リン酸セチル、リン酸ステアリル、リン酸セテアリル、及びこれらの混合物からなる群から好ましくは選択される。
本発明による組成物中の(c)アルキルホスフェートの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%であってもよい。
本発明による組成物中の(d)水の量は、組成物の総質量に対して、30質量%〜90質量%、好ましくは40質量%〜80質量%、より好ましくは50質量%〜70質量%であってもよい。
本発明による組成物は、(e)少なくとも1種の油を更に含んでもよい。
本発明による組成物は、ビタミンC及びその誘導体、サリチル酸及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される(f)少なくとも1種の美容有効成分を更に含んでもよい。
本発明はまた、本発明による組成物をケラチン物質上に適用する工程を含む、美容方法にも関する。
鋭意検討の結果、発明者らは、酸性条件下で安定であり、且つ中性又はアルカリ性条件において活性が低い美容有効成分を好適に含むことができる組成物を提供することが可能であることを発見した。
そのため、本発明による組成物は、
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
(d)水と
を含み、
該組成物のpHは、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である。
本発明による組成物は、組成物の均一な外観が長期間にわたり維持されうるように、安定である。そのため、相分離は、本発明による組成物中で、長期間にわたり引き起こされないことになる。
本発明による組成物は、中性又はアルカリ性条件において活性が低い美容有効成分を好適に含むことができる。本発明による組成物中の美容有効成分は、それが、例えば分解等を引き起こさないので、その活性を働かせることができる。
本発明による組成物が少なくとも1種の油を含む場合、油は、酸性条件下で安定であるエマルションの形態にあってよい。
本発明による組成物は、酸性であり、且つ高度に耐微生物性でありうる。したがって、本発明による組成物は、良好な貯蔵性を有しうる。
本発明による組成物はまた、良好なテクスチャももたらすことができる。
以下において、本発明を詳細に説明する。
[組成物]
本発明による組成物は、
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
(d)水と
を含み、
該組成物のpHは、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である。
(疎水性修飾アルキルセルロース)
本発明による組成物は、(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースを含む。単一のタイプの疎水性修飾アルキルセルロース、又は2種以上の異なるタイプの疎水性修飾アルキルセルロースを組み合わせて使用することができる。
本発明のために使用される(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、疎水性基である1種又は複数の長鎖アルキル基をセルロースエーテル誘導体中に導入することによって得ることができる。
(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、次式(1):
[式中、
R1、R2及びR3は、同一であり又は異なり、水素原子、低級アルキル基、-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、又は-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基であり、
nは、100〜10,000の整数であり、
kは、0又は1の整数であり、
mは、1〜10の整数であり、
jは、6〜26、好ましくは12〜24、より好ましくは14〜22、更により好ましくは16〜20の整数であり、
但し、疎水性修飾アルキルセルロースは、1分子当たり少なくとも1つのCH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む]
で表すことができる。
上の式(1)中のR1、R2及びR3の少なくとも1つが-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基(式中、jは、上で定義した整数である)であることが好ましい。
(a)疎水性修飾アルキルセルロースのベースであるセルロースエーテル誘導体の中では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが好適には選択される。ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)は、上の式(1)(式中、R1、R2及びR3は、同一であり又は異なり、水素原子(-H)、メチル基(-CH3)又は-[CH2CH(CH3)O]mH基である)で表され、且つHPMCは、少なくとも1つの-[CH2CH(CH3)O]mH基(式中、mは、1分子当たり1〜10の整数である)を含有する。上の式(1)中のR1、R2及びR3の少なくとも1つが-[CH2CH(CH3)O]mH基(式中、mは、上で定義した整数である)であることが好ましい。
そのため、好ましくは、(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、少なくとも1つの長鎖アルキル基をHPMC中に導入することによって得ることができる。例えば、(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、HPMCを、アルカリ触媒の存在下で、下式:
で表されるステアリルグリシジルエーテルと反応させることによって製造することができる。
ステアリルグリシジルエーテルに加えて又はステアリルグリシジルエーテルの代わりに、セチルグリシジルエーテル又はデシルグリシジルエーテルを使用することができる。
(a)疎水性修飾アルキルセルロース中に導入された疎水性基である-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基中のCjH2j+1がステアリル基(-C18H37)であることが好ましく、その理由は、本発明による組成物の使用中の感覚が更に改善されうるためである。結果として、-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基は、好ましくは-CH2CH(OH)CH2O-C18H37基である。
上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して、0.1〜10.0質量%、より好ましくは0.1〜2.0質量%、更により好ましく0.1〜1.0質量%の含有量で、好ましくは含有する。-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基におけるCjH2j+1の含有量が、(a)疎水性修飾アルキルセルロース中、10.0質量%超である場合、水に対するその可溶性が低いことがあり、且つ溶解した溶液が濁るようになる傾向がある場合がある。したがって、本発明による組成物は、十分な粘度を得ないことになりがちである。
上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースにおける低級アルキル基は、好ましくはメチル基又はエチル基であり、より好ましくはメチル基である。
上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースが、水に対する良好な可溶性を有することになりうるため、メチル基の含有量は、(a)疎水性修飾アルキルセルロース中で、好ましくは10.0〜50.0質量%、より好ましくは21.5〜30.0質量%である。
上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースにおける-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基は、kが0であるとき-[CH2CH2O]mH基であり、kが1であるとき-[CH2CH(CH3)O]mHである。kが1である-[CH2CH(CH3)O]mH基がとりわけ好ましい。
水に対する可溶性の観点から、上の式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、-[CH2CH(CH3)O]mH基を、(a)疎水性修飾アルキルセルロース中、3.0〜20.0質量%、より好ましくは7.0〜11.0質量%の量で、好ましくは含有する。
(a)疎水性修飾アルキルセルロース中の、低級アルキル基、-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基及び-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基の含有量は、The Japanese Pharmacopoeia、第13版、hydroxypropyl methyl cellulose 2208の章に従った方法により求めることができる。
(a)疎水性修飾アルキルセルロースの1つの例は、好ましくは大同化学工業株式会社から入手可能なSANGELOSEである。(a)疎水性修飾アルキルセルロースとして、大同化学工業株式会社によりSANGELOSE 60L、60M、90L又は90Mとして市販されているヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテルが、より好ましい。
(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、増粘剤として機能することができる。
本発明による組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明による組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量は、組成物の総質量に対して、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下であってもよい。
本発明による組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%であってもよい。
(両親媒性ポリマー)
本発明による組成物は、少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む(b)少なくとも1種の両親媒性ポリマーを含む。単一のタイプのこうしたポリマー、又は2種以上の異なるタイプのこうしたポリマーを組み合わせて使用することができる。
(b)両親媒性ポリマーの親水性単位は、塩の形態にありうる少なくとも1種のカルボン酸を有してよい。親水性単位は、(メタ)アクリル酸又はその塩から誘導されうる。
(b)両親媒性ポリマーの疎水性単位は、10〜30個の炭素原子、好ましくは12〜26個の炭素原子、より好ましくは12〜22個の炭素原子を含む脂肪鎖を有しうる。疎水性単位は、(メタ)アクリル酸のC10〜30アルキルエステルから誘導されうる。脂肪鎖が、(b)両親媒性ポリマーのペンダント基内に又は側鎖内に存在していることが好ましい。
少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む(b)両親媒性ポリマーが、それが水中で、又は具体的には低級アルコール、グリコール、ポリオールから選ばれるアルコール中で可溶性である又は分散性であるように、親水性であることが好ましい。
本特許出願の目的では、用語「親水性」ポリマーは、水との水素結合、又は具体的には低級アルコール、グリコール及びポリオールから選ばれるアルコールとの水素結合を形成することが可能である(コ)ポリマーを意味する。詳細には、(b)両親媒性ポリマーが、O-H結合及び/又はN-H結合及び/又はS-H結合を形成することが可能であることが好ましい。
(b)両親媒性ポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの塩又はエステルから本質的になるモノマーを重合することによって得ることができる。そのため、(b)両親媒性ポリマーは、(メタ)アクリル/アクリレートポリマーと称されうる。
(b)両親媒性ポリマーが、架橋されていない場合、アクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの塩又はエステル以外の任意のモノマーを使用することによっては作製されない又は得られないことが好ましい。
(メタ)アクリル酸の塩は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩等の無機塩の形態にあってよい。
(メタ)アクリル酸のエステルは、アルキル(メタ)アクリレート及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートから選択することができる。
一実施形態では、(メタ)アクリル酸のエステルは、C1〜4アルキル(メタ)アクリレート、C10〜30アルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシルC1〜4アルキル(メタ)アクリレート及びヒドロキシルC10〜30アルキル(メタ)アクリレートから選択することができる。
(メタ)アクリル酸のC1〜4アルキルエステルは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。
(メタ)アクリル酸のヒドロキシルC1〜4アルキルエステルは、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。
C10〜30アルキル(メタ)アクリレートは、C12〜26アルキル(メタ)アクリレート、好ましくはC12〜22アルキル(メタ)アクリレートであってもよい。
(C10〜C30)(メタ)アクリレートの例には、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソデシル及びアクリル酸ドデシル、並びに対応するメタクリレート、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸イソデシル及びメタクリル酸ドデシルが挙げられる。
ヒドロキシル(C10〜C30)(メタ)アクリレートの例には、アクリル酸ヒドロキシラウリル、アクリル酸ヒドロキシステアリル、アクリル酸ヒドロキシデシル、アクリル酸ヒドロキシルイソデシル及びアクリル酸ヒドロキシドデシル、並びに対応するメタクリレート、メタクリル酸ヒドロキシラウリル、メタクリル酸ヒドロキシステアリル、メタクリル酸ヒドロキシデシル、メタクリル酸ヒドロキシイソデシル及びメタクリル酸ヒドロキシドデシルが挙げられる。
(b)両親媒性ポリマーが、C10〜30アルキル(メタ)アクリレート、並びにアクリル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステルの少なくとも1種から作製されることが好ましい。アクリル酸及びメタクリル酸のエステルとして、上に説明したもの[C10〜30(メタ)アルキルアクリレートについてのものを除く]を挙げることができる。
例えば、(b)両親媒性ポリマーは、以下のモノマー(I)及び(II):
H2C=C(R1)COOR2 (I)
H2C=C(R1)COOR3 (II)
(式中、
R1は、H及びCH3から、好ましくはHから選ばれ、
R2は、C10〜30アルキル、好ましくはC12〜26アルキル、より好ましくはC12〜22アルキルから選ばれ、且つ
R3は、H及びC1〜4アルキル、例えばメチルから選ばれる)
を重合することによって好ましくは作製されうる又は得られうる。
(b)両親媒性ポリマーが、以下のモノマー(I')及び(II):
H2C=CHCOOR2 (I')
H2C=C(R1)COOR3 (II)
(式中、
R1は、H及びCH3から選ばれ、
R2は、C10〜30アルキル、好ましくはC12〜26アルキル、より好ましくはC12〜22アルキルから選ばれ、且つ
R3は、H及びC1〜4アルキル、例えばメチルから選ばれる)
を重合することによって作製される又は得られることがより好ましい場合がある。
(b)両親媒性ポリマーが架橋されていることが好ましい。
(b)両親媒性ポリマーは、以下を含むモノマーの混合物から形成されたポリマーから選ぶことができる:
(i)(メタ)アクリル酸、好ましくはアクリル酸、
(ii)上の式(I)(式中、R1は、H又はCH3、好ましくはHを示し、R2は、10〜30個の炭素原子、好ましくは12〜26個の炭素原子、より好ましくは12〜22個の炭素原子を有するアルキル基を示す)のモノマー、
(iii)フタル酸ジアリル、アリル(メタ)アクリレート、ショ糖のアリルエーテル、ペンタエリスリトールのアリルエーテル、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート、及びメチレンビスアクリルアミド等の、周知の共重合可能なポリエチレン性不飽和モノマーである架橋剤。アルキルエーテルとして、例えば、2-プロペニル基を挙げることができる。
この型のコポリマーの中では、上記のもの等の、95〜60質量%のアクリル酸(親水性単位)、4〜40質量%のC10〜C30アルキルアクリレート(疎水性単位)、及び0〜6質量%の架橋重合性モノマーからなるもの、或いは98〜96質量%のアクリル酸(親水性単位)、1〜4質量%のC10〜C30アルキルアクリレート(疎水性単位)、及び0.1〜0.6質量%の架橋重合性モノマーからなるものが、より特に使用されることになる。
(b)両親媒性ポリマーは、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリレート/アクリル酸エチルヘキシルクロスポリマー、C8〜22アルキルアクリレート/メタクリル酸クロスポリマー、アクリル酸カリウム/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸ナトリウム/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。
上述の前記ポリマーの中では、アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートコポリマー(INCI名: アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマー)、例えばLubrizol社により商品名Pemulen(登録商標)TR1、Pemulen(登録商標)TR2、Pemulen EZ4U、Carbopol(登録商標)Ultrez 20 Polymer、Carbopol(登録商標)1382及びCarbopol(登録商標)EDT 2020で販売されている製品が、本発明においてきわめて特に優先される。
(b)両親媒性ポリマーは、増粘剤として、好ましくは親水性増粘剤として機能することができる。
本発明による組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明による組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量は、組成物の総質量に対して、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下であってもよい。
本発明による組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%であってもよい。
(アルキルホスフェート)
本発明による組成物は、(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートを含む。単一のタイプのアルキルホスフェート、又は2種以上の異なるタイプのアルキルホスフェートを組み合わせて使用することができる。
本特許出願による組成物中で使用されうる(c)アルキルホスフェートは、C10〜C30、好ましくはC12〜C24、より好ましくはC16〜C18アルキルホスフェート、及びこれらの混合物から好ましくは選ぶことができる。
(c)アルキルホスフェートは、モノ-アルキルホスフェート及び/又はジ-アルキルホスフェートであってもよい。
(c)アルキルホスフェートは、塩の形態にあってよい。塩は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩、及びこれらの混合物等の無機塩の形態にあってよい。その一方で、塩は、アミン塩、例えばトリエタノールアミン塩等の有機塩の形態にあってよい。
上で説明した形態にあってよい(c)アルキルホスフェートは、リン酸セチル、リン酸ステアリル、リン酸セテアリル、及びこれらの混合物から選ぶことができる。(c)アルキルホスフェートが、例えば名称Amphisol K(DSM Nutritional Products社)、Amphisol A(Roche社)、Arlatone MAP(Uniqema社)及びCrodafos MCA(Croda社)で販売されているリン酸セチルであることが好ましい。
(c)アルキルホスフェートは、界面活性剤として、好ましくはアニオン性界面活性剤として、機能することができる。
本発明による組成物中の(c)アルキルホスフェートの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明による組成物中の(c)アルキルホスフェートの量は、組成物の総質量に対して、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下であってもよい。
本発明による組成物中の(c)アルキルホスフェートの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%であってもよい。
(水)
本発明による組成物は、(d)水を含む。
(d)水は、本発明による組成物の水性相を形成することができる。
本発明による組成物中の水の量は、組成物の総質量に対して、30質量%以上、好ましくは40質量%以上、より好ましくは50質量%以上であってもよい。
本発明による組成物中の水の量は、組成物の総質量に対して、90質量%以下、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下であってもよい。
本発明による組成物中の水の量は、組成物の総質量に対して、30質量%〜90質量%、好ましくは40質量%〜80質量%、より好ましくは50質量%〜80質量%の範囲であってもよい。
(油)
本発明による組成物は、(e)少なくとも1種の油を含んでもよい。単一のタイプの油、又は2種以上の異なるタイプの油を組み合わせて使用することができる。
(e)油は、本発明による組成物中の油相を形成することができる。
本明細書において、「油」は、典型的には、大気圧(760mmHg)下、室温(25℃)で、液体又はペーストの形態にある、脂肪化合物又は脂肪物質を意味する。油として、化粧料中で一般に使用されるものを、単独で又はそれらを組み合わせて使用することができる。これらの油は、揮発性であっても不揮発性であってもよい。
油は、炭化水素油、シリコーン油等の無極性油、植物油若しくは動物油及びエステル油若しくはエーテル油等の極性油、又はこれらの混合物であってもよい。
油は、植物又は動物起源の油、合成油、シリコーン油、炭化水素油及び脂肪アルコールからなる群から選択することができる。
植物油の例として、例えば、亜麻仁油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、菜種油、ゴマ油、ダイズ油、ピーナツ油、及びこれらの混合物を挙げることができる。
動物油の例として、例えば、スクアレン及びスクアランを挙げることができる。
合成油の例として、アルカン油、例えばイソドデカン及びイソヘキサデカン、エステル油、エーテル油、及び人工トリグリセリドを挙げることができる。
エステル油は、好ましくは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC1〜C26脂肪族一酸又は多酸と、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC1〜C26脂肪族モノアルコール又はポリアルコールとの液状エステルであり、これらのエステルの合計炭素原子数は10以上である。
好ましくは、モノアルコールのエステルでは、本発明のエステルが由来するアルコール及び酸の中からの少なくとも1つは分枝状である。
一酸とモノアルコールとのモノエステルの中では、パルミチン酸エチル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、炭酸ジカプリリル、アルキルミリステート、例えばミリスチン酸イソプロピル又はミリスチン酸エチル、ステアリン酸イソセチル、イソノナン酸2-エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ネオペンタン酸イソデシル及びネオペンタン酸イソステアリルが挙げられる。
C4〜C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸と、C1〜C22アルコールとのエステル、並びに、モノカルボン酸、ジカルボン酸又はトリカルボン酸と、非糖C4〜C26ジヒドロキシ、トリヒドロキシ、テトラヒドロキシ又はペンタヒドロキシアルコールとのエステルもまた使用されうる。
特に挙げることができるのは、セバシン酸ジエチル、ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジ-n-プロピル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソステアリル、マレイン酸ビス(2-エチルヘキシル)、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソステアリル、トリ乳酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、クエン酸トリオクチルドデシル、クエン酸トリオレイル、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、ジイソノナン酸ジエチレングリコールである。
エステル油として、C6〜C30の、好ましくはC12〜C22の脂肪酸の糖エステル及びジエステルを使用することができる。用語「糖」が、アルデヒド又はケトン官能基の有無にかかわらず、いくつかのアルコール官能基を含有し、少なくとも4個の炭素原子を含む、酸素を保持する炭化水素系化合物を意味することが想起される。これらの糖は、単糖、オリゴ糖又は多糖であってもよい。
挙げることができる好適な糖の例には、スクロース(又はショ糖)、グルコース、ガラクトース、リボース、フコース、マルトース、フルクトース、マンノース、アラビノース、キシロース及びラクトース、並びにそれらの誘導体、特にメチル誘導体等のアルキル誘導体、例としてはメチルグルコースが含まれる。
脂肪酸の糖エステルは、前述の糖と、直鎖状若しくは分枝状の、飽和若しくは不飽和のC6〜C30、好ましくはC12〜C22の脂肪酸とのエステル又はエステル混合物からなる群から特に選ぶことができる。それらが不飽和である場合、これらの化合物は、1〜3個の共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を有することができる。
この変形形態によるエステルはまた、モノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステル及びポリエステル、並びにこれらの混合物から選択することができる。
これらのエステルは、例えば、オレイン酸エステル、ラウリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ミリスチン酸エステル、ベヘン酸エステル、ヤシ脂肪酸エステル、ステアリン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、カプリン酸エステル及びアラキドン酸エステル、又はこれらの混合物、例えば、とりわけオレオパルミチン酸、オレオステアリン酸、及びパルミトステアリン酸の混合エステル、並びにテトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルであってもよい。
より特定すると、モノエステル及びジエステル、とりわけスクロース、グルコース、又はメチルグルコースのモノオレイン酸エステル若しくはジオレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレオパルミチン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、及びオレオステアリン酸エステルが使用される。
挙げることができる一例は、Amerchol社により名称Glucate(登録商標)DOで販売されている製品であり、これはジオレイン酸メチルグルコースである。
好ましいエステル油の例として、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチル、ヘキサン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸エチル、オクタン酸セチル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン酸イソデシル、プロピオン酸ミリスチル、2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル、オクタン酸2-エチルヘキシル、カプリル酸/カプリン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、炭酸ジカプリリル、ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸エチルヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸イソデシル、トリ(2-エチルヘキサン酸)グリセリル、テトラ(2-エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、及びこれらの混合物を挙げることができる。
人工トリグリセリドの例として、例えば、カプリルカプリリルグリセリド、トリミリスチン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリリノレン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル及びトリ(カプリン酸/カプリル酸/リノレン酸)グリセリルを挙げることができる。
シリコーン油の例として、例えば、直鎖状オルガノポリシロキサン、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等; 環状オルガノポリシロキサン、例えばシクロヘキサシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等; 並びにこれらの混合物を挙げることができる。
好ましくは、シリコーン油は、液状ポリジアルキルシロキサン、特に少なくとも1つのアリール基を含む液状ポリジメチルシロキサン(PDMS)及び液状ポリオルガノシロキサンから選ばれる。
これらのシリコーン油はまた、有機変性されていてもよい。本発明により使用されうる有機変性シリコーンは、上に定義しているシリコーン油であり、それらの構造中に、炭化水素系基を介して結合されている1つ又は複数の有機官能基を含むシリコーン油である。
オルガノポリシロキサンは、Walter Nollの「Chemistry and Technology of Silicones」(1968)、Academic Pressにより詳細に定義されている。オルガノポリシロキサンは、揮発性であっても不揮発性であってもよい。
それらが揮発性である場合、シリコーンは、より詳細には、沸点が60℃から260℃の間であるものから選ばれ、更により詳細には以下のものから選ばれる:
(i)3〜7個、好ましくは4〜5個のケイ素原子を含む環状ポリジアルキルシロキサン。これらは、例えば、特にUnion Carbide社により名称Volatile Silicone(登録商標)7207で、又はRhodia社により名称Silbione(登録商標)70045 V2で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、Union Carbide社により名称Volatile Silicone(登録商標)7158で、Rhodia社により名称Silbione(登録商標)70045 V5で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びMomentive Performance Materials社により名称Silsoft 1217で販売されているドデカメチルシクロペンタシロキサン、並びにこれらの混合物である。Union Carbide社により販売されているSilicone Volatile(登録商標)FZ 3109等の、下記式の、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン等の型のシクロコポリマーもまた挙げることができる。
環状ポリジアルキルシロキサンとの、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン等の型のシクロコポリマーもまた挙げることができる。
環状ポリジアルキルシロキサンと有機ケイ素化合物との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリスリトールとの混合物(50/50)、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンとの混合物もまた挙げることができる。
(ii)2〜9個のケイ素原子を含有し、25℃で5×10-6m2/s以下の粘度を有する直鎖状揮発性ポリジアルキルシロキサン。例は、特にToray Silicone社により名称SH 200で販売されているデカメチルテトラシロキサンである。この分類に属するシリコーンはまた、Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27〜32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmeticsにおいて公表されている論文に記載されている。シリコーンの粘度は、ASTM規格445 Appendix Cに従って25℃で測定される。
不揮発性ポリジアルキルシロキサンもまた使用されてよい。これらの不揮発性シリコーンは、より詳細には、ポリジアルキルシロキサンから選ばれ、その中では、トリメチルシリル末端基を含有するポリジメチルシロキサンを主に挙げることができる。
これらのポリジアルキルシロキサンの中では、非限定的に、以下の市販製品を挙げることができる:
- Rhodia社により販売されているSilbione(登録商標)油の47及び70 047シリーズ又はMirasil(登録商標)油、例としては70 047 V 500 000油、
- Rhodia社により販売されているMirasil(登録商標)シリーズの油、
- Dow Corning社製の200シリーズの油、例えば粘度が60000mm2/秒であるDC200、並びに
- General Electric社製のViscasil(登録商標)油、及びGeneral Electric社製のSFシリーズの一定の油(SF 96、SF 18)。
名称ジメチコノール(CTFA)で知られる、ジメチルシラノール末端基を含有するポリジメチルシロキサン、例えばRhodia社製の48シリーズの油もまた挙げることができる。
アリール基を含有するシリコーンの中で、ポリジアリールシロキサン、特にポリジフェニルシロキサン及びポリアルキルアリールシロキサン、例えばフェニルシリコーン油を挙げることができる。
フェニルシリコーン油は、次式:
(式中、
R1〜R10は、互いに独立に、飽和又は不飽和の、直鎖状、環状又は分枝状のC1〜C30炭化水素系基、好ましくはC1〜C12炭化水素系基、より好ましくはC1〜C6炭化水素系基、特にメチル、エチル、プロピル又はブチルの各基であり、
m、n、p及びqは、互いに独立に、両端を含んで0〜900、好ましくは両端を含んで0〜500、より好ましくは両端を含んで0〜100の整数であり、
但し、和n+m+qは0以外である)
のフェニルシリコーンから選ぶことができる。
挙げることができる例には、以下の名称で販売されている製品が含まれる:
- Rhodia社製のSilbione(登録商標)油の70 641シリーズ、
- Rhodia社製のRhodorsil(登録商標)70 633シリーズ及び763シリーズの油、
- Dow Corning社製のDow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid油、
- Bayer社製のPKシリーズのシリコーン、例えばPK20製品、並びに
- General Electric社製のSFシリーズの一定の油、例えばSF 1023、SF 1154、SF 1250及びSF 1265。
フェニルシリコーン油として、フェニルトリメチコン(上記の式中、R1〜R10は、メチルであり、p、q及びn=0であり、m=1である)が好ましい。
有機修飾液状シリコーンは、とりわけ、ポリエチレンオキシ基及び/又はポリプロピレンオキシ基を含有してもよい。そのため、信越化学工業株式会社により提案されているシリコーンKF-6017、並びにUnion Carbide社製のSilwet(登録商標)L722油及びL77油を挙げることができる。
炭化水素油は、以下から選ぶことができる:
- 直鎖状又は分枝状の、任意選択で環状のC6〜C16低級アルカン。挙げることができる例には、ヘキサン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、及びイソパラフィン、例としてはイソヘキサデカン、イソドデカン及びイソデカンが含まれる、並びに
- 16個超の炭素原子を含有する、直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン、液状ワセリン、ポリデセン及び水添ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)、並びにスクアラン。
炭化水素油の好ましい例としては、例えば、直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えばイソヘキサデカン、イソドデカン、スクアラン、鉱物油(例えば流動パラフィン)、パラフィン、ワセリン又は石油、ナフタレン等; 水添ポリイソブテン、イソエイコサン及びデセン/ブテンコポリマー; 並びにこれらの混合物を挙げることができる。
脂肪アルコールにおける用語「脂肪」は、比較的多数の炭素原子が含まれるものを意味する。したがって、4個以上、好ましくは6個以上、より好ましくは12個以上の炭素原子を有するアルコールが、脂肪アルコールの範囲内に包含される。脂肪アルコールは、飽和であっても不飽和であってもよい。脂肪アルコールは、直鎖状であっても分枝状であってもよい。
脂肪アルコールは、構造R-OH(式中、Rは、4〜40個の炭素原子、好ましくは6〜30個の炭素原子、より好ましくは12〜20個の炭素原子を含有する、飽和及び不飽和の、直鎖状及び分枝状の基から選ばれる)を有してよい。少なくとも1つの実施形態では、Rは、C12〜C20アルキル基及びC12〜C20アルケニル基から選ばれてよい。Rは、少なくとも1つのヒドロキシル基で置換されていても置換されていなくてもよい。
脂肪アルコールの例として、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ウンデシレニルアルコール、ミリスチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、パルミトレイルアルコール、アラキドニルアルコール、エルシルアルコール、及びこれらの混合物を挙げることができる。
脂肪アルコールが飽和脂肪アルコールであることが好ましい。
したがって、脂肪アルコールは、直鎖状又は分枝状の、飽和又は不飽和のC6〜C30アルコール、好ましくは直鎖状又は分枝状の、飽和のC6〜C30アルコール、より好ましくは直鎖状又は分枝状の、飽和のC12〜C20アルコールから選択することができる。
用語「飽和脂肪アルコール」は、本明細書では、長鎖の脂肪族飽和炭素鎖を有するアルコールを意味する。飽和脂肪族アルコールが、任意の直鎖状又は分枝状の、飽和のC6〜C30脂肪族アルコールから選択されることが好ましい。直鎖状又は分枝状の、飽和のC6〜C30脂肪族アルコールの中では、直鎖状又は分枝状の、飽和のC12〜C20脂肪族アルコールが、好ましくは使用されうる。任意の直鎖状又は分枝状の、飽和のC16〜C20脂肪族アルコールが、より好ましくは使用されうる。分枝状のC16〜C20脂肪族アルコールが、更により好ましくは使用されうる。
飽和脂肪アルコールの例として、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ウンデシレニルアルコール、ミリスチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、及びこれらの混合物を挙げることができる。一実施形態では、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、又はこれらの混合物(例えばセテアリルアルコール)、並びにベヘニルアルコールが、飽和脂肪アルコールとして使用されうる。
少なくとも1つの実施形態によれば、本発明による組成物中に使用される脂肪族アルコールは、セチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、及びこれらの混合物から好ましくは選ばれる。
本発明において使用される組成物中の(e)油の量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更により好ましくは10質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明において使用される組成物中の(e)油の量は、組成物の総質量に対して、50質量%以下、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更により好ましくは20質量%以下であってもよい。
本発明において使用される組成物中の(e)油の量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜50質量%、好ましくは0.1質量%〜40質量%、より好ましくは1質量%〜30質量%、更により好ましくは10質量%〜20質量%の範囲であってもよい。
(美容有効成分)
本発明による組成物は、ビタミンC及びその誘導体、サリチル酸及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される(f)少なくとも1種の美容有効成分を更に含んでもよい。単一のタイプのこうした成分、又は2種以上の異なるタイプのこうした成分を組み合わせて使用することができる。
(f)美容有効成分は、酸性である本発明による組成物中で、それがその活性をそのままに維持することができるように、安定である。
ビタミンC及びその誘導体
ビタミンCは、D-配置又はL-配置を有し、L-配置のものが好ましくは利用される。ビタミンCはまた、アスコルビン酸とも称され、且つアスコルビン酸の強力な還元効果に起因してメラニンの生成を阻害するという効果を有する。アスコルビン酸の誘導体は、アスコルビン酸の塩であってよく、アスコルビン酸の塩は、アスコルビン酸ナトリウム、リン酸アスコルビルマグネシウム及びリン酸アスコルビルナトリウムから好ましくは選択される。アスコルビン酸の誘導体は、アスコルビン酸のグリコシドであってもよく、又はアスコルビン酸のエステルであってもよい。アスコルビン酸のグリコシドの例として、例えば、アスコルビルグルコシドを挙げることができる。アスコルビン酸のエステルの例として、例えば、アスコルビン酸シリル、アスコルビン酸トコフェリル及びアルキルアスコルベートを挙げることができる。アルキルアスコルベートとして、アスコルビン酸メチル又はアスコルビン酸エチルが好ましくは使用される。詳細には、アスコルビルグルコシドが好ましい。アスコルビン酸又はその誘導体は、単体で使用されてもよく、その2種以上のタイプと組み合わせて使用されてもよい。
アスコルビン酸の誘導体の詳細な例として、例えば、Exsymol SAM社からPRO-AAとして市販されている5,6-ジ-O-ジメチルシリルアスコルベート; 千寿製薬株式会社からSEPIVITAL EPCとして市販されているジ-α-トコフェリル-2-l-アスコルビルホスフェート; Roche社からStay-C 50として市販されているアスコルビルリン酸ナトリウム; 株式会社林原から市販されているアスコルビルグルコシド; 3-O-エチルアスコルビン酸等を挙げることができる。
サリチル酸及びその誘導体
サリチル酸は、次の化学式:
で表される。
サリチル酸誘導体として、例えば、化粧用組成物及び又は皮膚科用組成物中で使用されうる任意の誘導体、詳細には次式(I):
[式中、
R1は、水素、又は飽和の、直鎖状、分枝状若しくは環状の、脂肪族、アルコキシ、エステル又はケトン鎖、1つ又は複数の共役又は非共役の二重結合を保持している不飽和鎖を表し、これらの鎖は、1〜22個の炭素原子を含有し、且つハロゲン原子、トリフルオロメチル基、遊離形態にある又は1〜6個の炭素原子を有する酸でエステル化された、或いはカルボキシル官能基でエステル化されたヒドロキシル基から選ばれる少なくとも1つの置換基で置換されていることが可能であり、これは、遊離であり又は1〜6個の炭素原子を有する低級アルコールでエステル化されており、
R2は、ヒドロキシル基、又は次式(II):
(式中、R4は、飽和の脂肪族基、又は1〜18個の炭素原子を有するアルケニル基を表し、
R3は、水素、又は2〜30個の炭素原子を有し、任意選択で1つ又は複数の置換基を含有する、飽和若しくは不飽和の、直鎖若しくは分枝鎖を表す。この鎖は、具体的には、2〜30個の炭素原子を含有する、任意選択で置換されている、アルキル基及びアルケニル基から選ぶことができる。置換基は、具体的にはヒドロキシル基であってもよい)
のエステル官能基を表す]
のサリチル酸化合物又はこうした誘導体の塩を使用することができる。
R3が水素である場合、上の式(I)の酸の塩、特に塩基で造塩することによって得られる塩を使用することもまた可能である。
上の式(I)のサリチル酸誘導体を造塩することが可能である塩基として、無機塩基、例えばアルカリ金属ヒドロキシド(ナトリウムヒドロキシド及びカリウムヒドロキシド)若しくはアンモニウムヒドロキシド、又はなおもより良好には有機塩基、例えば第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン若しくは環状有機アミン、より特定するとアミノ酸を非限定的に挙げることができる。塩基の例として、グリシン、リジン、アルギニン、タウリン、ヒスチジン、アラニン、バリン、システイン、トリヒドロキシメチルアミノメタン(TRISTA)及びトリエタノールアミンを挙げることができる。
本発明の特定の一実施形態によれば、上の式(I)の誘導体として、R1基が少なくとも4個の炭素原子を含有するものが本発明の組成物中で使用されることが好ましい。それは、例えば、4〜11個の炭素原子を有する飽和の直鎖状のアルキル基又はアルコキシ基から形成される。
上の式(I)(式中、R1は、4〜11個の炭素原子を有する飽和の直鎖状のアルキル基又はアルコキシ基から形成され、R2は、ヒドロキシルであり、R3は、水素である)の誘導体として、例えば、5-n-オクタノイルサリチル酸(CTFA名: カプリロイルサリチル酸)、5-n-デカノイルサリチル酸、5-n-ドデカノイルサリチル酸、5-n-オクチルサリチル酸、5-n-ヘプチルオキシサリチル酸、5-tert-オクチルサリチル酸、5-ブトキシサリチル酸、5-エトキシサリチル酸、5-メトキシサリチル酸、5-プロポキシサリチル酸、5-メチルサリチル酸、5-エチルサリチル酸及び5-プロピルサリチル酸、並びにこれらの混合物を挙げることができ、これらの酸は、一般に、塩基で造塩されており、文献EP-A-570230に記載の化合物もまた使用することができる。
R1が水素を表してR2がヒドロキシル基を表すとき、上の式(I)の誘導体は、サリチル酸エステルである。これには、好ましくは脂肪アルコール、例えばドデシル、ヘキサデシル、ステアリル、セチル、ミリスチル、リノレイル、オクチル、オレイル及びトリデシルの各アルコールのエステル、又は更にブチル、プロピル及びエチルの各アルコールのエステル、或いはポリオールのエステル、例えばプロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコール若しくはグリセロールのエステル、又はこれらのエステルの混合物が挙げられる。これには、特に、サリチル酸セチル、サリチル酸ドデシル及びサリチル酸トリデシルが挙げられる場合がある。
α-ヒドロキシ酸
用語「α-ヒドロキシ酸」又は「AHA」は、本明細書では、近接する(α-)炭素原子上に少なくとも1つのヒドロキシル基を有するカルボン酸を意味する。
α-ヒドロキシ酸は、例えばグリコール酸、乳酸、マレイン酸、クエン酸、酒石酸、マンデル酸及びグルコン酸、並びにこれらの混合物から選択することができる。
本発明において使用される組成物中の(f)美容有効成分の量は、組成物の総質量に対して、0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明において使用される組成物中の(f)美容有効成分の量は、組成物の総質量に対して、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下であってもよい。
本発明において使用される組成物中の(f)美容有効成分の量は、組成物の総質量に対して、0.001質量%〜10質量%、好ましくは0.01質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%の範囲であってもよい。
(pH)
本発明による組成物は、酸性である。したがって、本発明による組成物のpH、特にその水性相のpHは、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である。
酸性化剤の中では、例として、鉱酸又は有機酸、例えば塩酸、オルト-リン酸、硫酸、カルボン酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸及び乳酸、並びにスルホン酸を挙げることができる。
塩基性化剤の中では、例として、水酸化アンモニウム、アルカリ金属炭酸塩、アルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン、更にはそれらの誘導体、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、並びに次式:
(式中、
Wは、ヒドロキシル基又はC1〜C4アルキル基で任意選択で置換されているプロピレン等のアルキレンを示し、Ra、Rb、Rc及びRdは、独立に、水素原子、アルキル基又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を示す)
の化合物を挙げることができ、これは、1,3-プロパンジアミン及びそれらの誘導体により例示されうる。
酸性化剤又は塩基性化剤は、本発明による組成物の総質量に対して、0.001質量%〜5質量%、好ましくは0.01質量%〜3質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%の範囲の量で使用されてよい。
(ポリオール)
本発明による組成物は、少なくとも1種のポリオールを含んでもよい。単一のタイプのポリオールが使用されてよいが、2種以上の異なるタイプのポリオールを組み合わせて使用することもできる。
用語「ポリオール」は、本明細書では、2つ以上のヒドロキシ基を有するアルコールを意味し、糖又はその誘導体を包含しない。糖の誘導体には、糖の1つ又は複数のカルボニル基を還元することにより得られる糖アルコール、並びにそれらの1つ又は複数のヒドロキシ基中の1個又は複数の水素原子が、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、アシル基又はカルボニル基等の少なくとも1つの置換基で置き換えられている糖又は糖アルコールが挙げられる。
本発明において使用されるポリオールは、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、25℃等の室温にて液体である。
ポリオールは、少なくとも2個のヒドロキシ基、好ましくは2〜5個のヒドロキシ基を含むC2〜24ポリオール、好ましくはC2〜9ポリオールであってもよい。
ポリオールは、天然の又は合成のポリオールであってもよい。ポリオールは、直鎖状、分枝状又は環状の分子構造を有していてよい。
ポリオールは、グリセリン及びその誘導体、並びにグリコール及びその誘導体から選択することができる。ポリオールは、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、へキシレングリコール、C6〜C24ポリエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール及び1,5-ペンタンジオールからなる群から選択することができる。
本発明において使用される組成物中のポリオールの量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%以上、好ましくは1質量%以上、より好ましくは10質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明において使用される組成物中のポリオールの量は、組成物の総質量に対して、40質量%以下、好ましくは35質量%以下、より好ましくは30質量%以下であってもよい。
本発明において使用される組成物中のポリオールの量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜40質量%、好ましくは1質量%〜35質量%、より好ましくは10質量%〜30質量%の範囲であってもよい。
(他の任意選択の成分)
本発明による組成物は、室温(25℃)で液体の形態にある1種又は複数のモノアルコール、例えば1〜6個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状のモノアルコール、例えばエタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、イソブタノール、ペンタノール及びヘキサノールを含有してもよい。
本発明において使用される組成物中のモノアルコールの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上であってもよい。
その一方で、本発明において使用される組成物中のモノアルコールの量は、組成物の総質量に対して、15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下であってもよい。
本発明において使用される組成物中のモノアルコールの量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜15質量%、好ましくは0.1質量%〜10質量%、より好ましくは1質量%〜5質量%の範囲であってもよい。
本発明による組成物はまた、化粧用組成物中で従来使用されている種々のアジュバント、例えば、上で説明している成分を除き、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性若しくは双性イオン性ポリマー、アニオン性、非イオン性、カチオン性及び両性界面活性剤、抗酸化剤、キレート剤、金属イオン封鎖剤、芳香剤、分散剤、調整剤、皮膜形成剤、保存剤、共保存剤、及びこれらの混合物も含んでもよい。
(調製)
本発明による組成物は、上で説明した必須成分と、上で説明した任意選択の成分(必要な場合)とを混合して調製することができる。
上記の必須成分と任意選択の成分とを混合する方法及び手段は、限定されない。任意の従来の方法及び手段が、上記の必須成分と任意選択の成分とを混合して本発明による組成物を調製するのに使用されうる。
(形態)
本発明による組成物の形態は、特に限定されず、エマルション(O/W型又はW/O型)、水性ゲル、水性溶液等の種々の形態をとってよい。
本発明による組成物が、それが少なくとも1種の油を含む場合に、連続水性相中に分散された油相を含むO/W型エマルションの形態にあることが好ましい。分散された油相は、水性相中の油滴とすることができる。
水性相中に分散された油相からなるO/W型の構築体又は構造体は、外部水性相を有し、したがって、本発明による組成物がO/W型の構築体又は構造体を有する場合に、それは、水性相が直ちにもたらすことができるフレッシュさの感覚があるので、使用中に快適な感覚を提供することができる。
更に、本発明による組成物は、好ましくはゲル化していてもよく、したがって、それは、例えば、貯蔵されたときにきわめて良好な安定性を呈することができる。
本発明による組成物は、化粧用組成物、好ましくは皮膚用化粧用組成物、より好ましくは皮膚ケア用又は皮膚メイクアップ用化粧用組成物であってもよい。
本発明による組成物は、低温及び高温であってさえ、長期間にわたり安定である。
(美容方法)
本発明による組成物は、皮膚、頭皮、睫毛、眉毛、毛髪及び爪等のケラチン物質、並びに唇等の粘膜の、好ましくは皮膚及び唇、より好ましくは顔の皮膚及び唇の、美容トリートメントのために使用することができる。
このようにして、本発明はまた、本発明による組成物をケラチン物質上に適用する工程を含む、ケラチン物質のための、好ましくは皮膚及び唇のための美容方法にも関する。
本発明はまた、(d)水を含む組成物中での、
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと
の組合せであって、
該組成物のpHが、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である、組合せの、組成物を安定させるための使用にも関する。
本発明を、実施例によって、より詳細に説明する。しかしながら、これらの実施例が本発明の範囲を限定するものとは解釈すべきでない。以下の実施例は、本発明の技術分野における非限定的な例示として提示される。
(実施例1〜3及び比較例1〜9)
実施例1〜3及び比較例1〜9による組成物を、表1〜3に示す成分を混合して調製した。表1〜3に示す成分の量の数値は、全て、活性原料の「質量%」に基づく。
(評価)
実施例1〜3及び比較例1〜9による、調製した直後の組成物を、気密容器中、60℃にて1週間貯蔵した。各組成物の外観を目視観察し、以下の基準に従って評価した。
良好: 安定である(相分離を認めない)
不良: わずかな相分離(体積の小さい液体が放出される)を認める
きわめて不良: 不安定である(相分離が認められる)
結果を表1〜3に示す。
表1〜3に示すように、酸性であり、且つ疎水性修飾アルキルセルロースと、少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む両親媒性ポリマーと、アルキルホスフェートと、水とを含む実施例1〜3による組成物は、経時的に安定である。
実施例1と比べると、比較例1〜4は、疎水性修飾アルキルセルロースと、少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む両親媒性ポリマーとの両方が、酸性条件下での良好な安定性のために必要であることを明示している。
実施例2と比べると、比較例5〜8は、アルキルホスフェートが、酸性条件下での良好な安定性のために必要であることを明示している。
そのため、実施例1及び2並びに比較例1〜8の観点において、疎水性修飾アルキルセルロースと、少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む両親媒性ポリマーと、アルキルホスフェートとの組合せが、酸性条件下での良好な安定性のために必要であることが明らかである。
実施例3及び比較例9は、実施例3においてC10〜30炭素原子を有する脂肪鎖から構成されている疎水性単位を有するアクリレートポリマーが、比較例9で使用される疎水性単位をもたないアクリレートポリマーと比べて、より良好な安定性をもたらすことができることを明示している。

Claims (15)

  1. (a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
    (b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
    (c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
    (d)水と
    を含む組成物であって、
    組成物のpHが、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である、組成物。
  2. (a)疎水性修飾アルキルセルロースが、次式(I):
    [式中、
    R1、R2及びR3は、同一であり又は異なり、水素原子、低級アルキル基、-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、又は-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基であり、
    nは、100〜10,000の整数であり、
    kは、0又は1の整数であり、
    mは、1〜10の整数であり、
    jは、6〜26、好ましくは12〜24、より好ましくは14〜22、更により好ましくは16〜20の整数であり、
    但し、疎水性修飾アルキルセルロースは、1分子当たり少なくとも1つの-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む]
    で表される、請求項1に記載の組成物。
  3. 式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースが、-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して0.1〜10.0質量%の量で含む、請求項2に記載の組成物。
  4. 式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースが、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して、10.0〜50.0質量%の低級アルキル基、3.0〜20.0質量%の-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、及び0.1〜10.0質量%の-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む、請求項2又は3に記載の組成物。
  5. 組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. (b)両親媒性ポリマーが、C10〜30アルキル(メタ)アクリレート、並びにアクリル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステルのうちの少なくとも1種から作製される、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. (b)両親媒性ポリマーが、架橋されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. (b)両親媒性ポリマーが、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリレート/アクリル酸エチルヘキシルクロスポリマー、C8〜22アルキルアクリレート/メタクリル酸クロスポリマー、アクリル酸カリウム/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸ナトリウム/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. (c)アルキルホスフェートが、C10〜30アルキルホスフェートであり、リン酸セチル、リン酸ステアリル、リン酸セテアリル、及びこれらの混合物からなる群から好ましくは選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 組成物中の(c)アルキルホスフェートの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.05質量%〜5質量%、より好ましくは0.1質量%〜1質量%である、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 組成物中の(d)水の量が、組成物の総質量に対して、30質量%〜90質量%、好ましくは40質量%〜80質量%、より好ましくは50質量%〜70質量%である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. (e)少なくとも1種の油を更に含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. ビタミンC及びその誘導体、サリチル酸及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される(f)少なくとも1種の美容有効成分を更に含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物をケラチン物質上に適用する工程を含む、美容方法。
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