JP2019217349A - 閉鎖システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】閉鎖システム7000は第1骨部分を第2骨部分に固定できる。閉鎖システムは、バンド7014と、ロック末端部7017と、引張り装置7018とを含む。バンドは、第1骨部分と第2骨部分の周りにループ状になるように適合させることができる。ロック末端部は、バンドの第1部分に固定的に係合し、バンドの第2部分7022に選択的に固定的に係合できる。引張り装置は、本体7082とねじ切りロッドとを含むことができる。ねじ切りロッドは、本体に対するねじ切りロッドの移動がバンドの第1部分に対してバンドの第2部分を移動させるように、本体に受け入れられ、バンドに係合できる。【効果】他の器具の助けなしでバンドの余分な長さを切り取ることができる。【選択図】図11
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2014年3月14日に提出された米国特許仮出願第61/953216号明細書の利益を主張する2014年8月22日に提出された米国特許出願第14/466485号明細書の利益及び優先権を主張する。上記出願の各々の開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2014年3月14日に提出された米国特許仮出願第61/953216号明細書の利益を主張する2014年8月22日に提出された米国特許出願第14/466485号明細書の利益及び優先権を主張する。上記出願の各々の開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、胸骨閉鎖装置及び器具に関する。
この節は、本開示に関連する背景情報を示すが、必ずしも先行技術ではない。
手術は、疾病又は負傷を治療するためにしばしば人間及び動物に施される。かかる手術の結果、外科医は、分離された、切断された又は骨折した骨を修復しなければならない。負傷の場合、外科医は、時間と共に骨が治癒できるようにするために2つ又はそれ以上の骨部分を不動化して固定する必要がある可能性がある。例えば心臓病など特定の疾病を治療するために、しばしば、外科医は患者の胸骨を切断して、患者の心臓への接近路を取得して処置を施す必要がある。心臓の処置が完了したら、切断された胸骨は、胸骨の分離した骨部分を不動化して接合することによって時間と共に胸骨が治癒できるようにして、修復できる。しばしば、骨を治癒し易くするために、圧縮力を与えて、骨部分を押し合せることが望ましい。
この節は、開示の概要を示すものであり、その範囲全体又はその特徴の全てを包括的に開示するものではない。
1つの形態において、本開示は、第1骨部分を第2骨部分に固定する閉鎖システムを提供する。閉鎖システムは、バンドと、ロック末端部(locking terminal)と、引張り装置とを含むことができる。バンドは、第1骨部分と第2骨部分の周りにループ状になるように適合させることができる。ロック末端部は、バンドの第1部分に固定的に係合し、かつバンドの第2部分に選択的に固定的に係合できる。引張り装置は、本体とねじ切りロッドとを含むことができる。ねじ切りロッドは、本体に対するねじ切りロッドの移動がバンドの第1部分に対してバンドの第2部分を移動させるように、本体に受け入れられ、バンドに係合できる。
いくつかの実施形態において、閉鎖システムは、バンドに係合するブラケットも含むことができる。ブラケットは、骨部分の一方又は双方に締結できる。バンド及びブラケットは、人体に埋植可能とすることができる。第1及び第2骨部分は、胸骨の第1及び第2部分とすることができる。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、本体を滑動可能に受け入れるスリーブを含む。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、スリーブに受け入れられかつ本体の一部分を受け入れる弾性可撓性のカラーを含む。
いくつかの実施形態において、カラーは、本体の環状溝に係合する第1軸端部と、ロック末端部に取外し可能に係合する第2軸端部とを含む。
いくつかの実施形態において、スリーブは、カラーの半径方向の屈曲を制限する第1位置とカラーが本体に対して半径方向外向きに屈曲できるようにする第2位置との間で、本体及びカラーに対して軸方向に移動可能である。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、部分的に本体に受け入れられかつねじ切りロッドにねじ式に係合する調節部材を含み、調節部材は、本体に対する調節部材の回転が本体に対するねじ切りロッドの対応する軸方向の移動を生じるように、本体に対して回転可能であり、かつ本体に対して軸方向に固定される。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、ねじ切りロッドと本体との間の相対的回転を制限する一方でねじ切りロッドと本体との間の軸方向の相対的移動を許容するように、本体を通過して延びかつねじ切りロッドに係合する回転防止ピンを含む。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、ねじ切りロッドに組付けられ、かつ、バンドがねじ切りロッドの開口部を通過して移動できるようにするアンロック位置とトグルロックがバンドに係合してねじ切りロッドに対するバンドの移動を制限するロック位置との間でねじ切りロッドに対して移動可能である、トグルロックを含む。
いくつかの実施形態において、ロック末端部は、ケーシングとカム部材とを含む。ケーシングは、バンドの第1部分に係合できる。カム部材は、バンドの第2部分がケーシングを通過して移動できるようにするアンロック位置とカム部材がバンドの第2部分に係合してケーシング及び第1部分に対する第2部分の移動を制限するロック位置との間で、ケーシング及びバンドの第1部分に対して回転可能とすることができる。
いくつかの実施形態において、ケーシングは、第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とを含む。バンドの第1部分及びカム部材は、第1ケーシング部材と第2ケーシング部材との間に配置できる。
いくつかの実施形態において、第1及び第2ケーシング部材及びバンドの第1部分は、全て、バンドの第2部分が通過できるようにするために相互に整列する開口部を含む。
いくつかの実施形態において、ケーシングはワンピース型単一体である。
いくつかの実施形態において、カム部材は、ロック位置においてケーシングに対してバンドの第2部分を圧締め(clamp)する。
いくつかの実施形態において、バンドの第1部分は、アンロック位置からロック位置へのカム部材の移動を許容しかつロック位置からアンロック位置へのカム部材の移動を制限する偏向可能タブを含む。
いくつかの実施形態において、カム部材は、ロック位置においてケーシングに解除可能に係合してカム部材がロック位置から外れて移動するのを制限する偏向可能タブを含む。
いくつかの実施形態において、偏向可能タブは、ロック位置においてケーシング部材の第1開口部(例えば、孔、凹部、ノッチ又はスロット)に解除可能に係合して、カム部材がロック位置から外れて移動するのを制限する。偏向可能タブは、アンロック位置においてケーシングの第2開口部(例えば、孔、凹部、ノッチ又はスロット)に解除可能に係合して、カム部材がアンロック位置から外れて移動するのを制限する。
いくつかの実施形態において、本体は、本体の軸端部に固定された部材を含む。部材は、ロック末端部を受け入れる中央凹部を画定するリムを含むことができる。リムは、ロック末端部に対する本体の相対的回転がアンロック位置からロック位置へのカム部材の回転を生じるようにカム部材の一部分を受け入れるキー溝を含むことができる。
いくつかの実施形態において、部材はせん断開口部を含み、せん断開口部を通過してバンドの第2部分が延びる。せん断開口部の壁は、ロック末端部に対する本体の回転に応答してバンドの第2部分を切断するように構成できる。
いくつかの実施形態において、せん断開口部は、ロック末端部に対して本体が少なくとも90°回転した後に限りせん断開口部の壁がバンドの第2部分を切断するように構成される。
いくつかの実施形態において、せん断開口部は蝶ネクタイ形開口部である。
別の形態において、本開示は、第1骨部分と第2骨部分の周りにバンドを締め付けるための引張り装置を提供する。引張り装置は、細長い本体と、ねじ切りロッドと、スリーブと、弾性可撓性のロックアームとを含むことができる。細長い本体は、本体を軸方向に貫通する中央開口部を含むことができる。ねじ切りロッドは、本体に対するねじ切りロッドの移動がバンドの第1部分に対してバンドの第2部分を移動させるように、本体の中央開口部に受け入れられ、かつバンドに係合するように適合させることができる。スリーブは、本体を滑動可能に受け入れることができる。ロックアームは、本体から延び、かつバンドに対して引張り装置を解除可能に固定するように構成できる。
いくつかの実施形態において、ロックアームは、スリーブに受け入れられかつ本体の一部分を受け入れるカラーの一部である。
いくつかの実施形態において、カラーは本体の環状溝に係合する軸端部を含む。
いくつかの実施形態において、スリーブは、ロックアームの半径方向の屈曲を制限する第1位置とロックアームが本体に対して半径方向外向きに屈曲できるようにする第2位置との間で本体及びロックアームに対して軸方向に移動可能である。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、部分的に本体に受け入れられかつねじ切りロッドにねじ式に係合する調節部材を含む。調節部材は、本体に対する調節部材の回転が本体に対するねじ切りロッドの対応する軸方向の移動を生じるように、本体に対して回転可能であり、かつ本体に対して軸方向に固定される。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、ねじ切りロッドと本体との間の相対的回転を制限する一方でねじ切りロッドと本体との間の軸方向の相対的移動を許容するように、本体を通過して延びてねじ切りロッドに係合する回転防止ピンを含む。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、ねじ切りロッドに組付けられ、かつ、バンドがねじ切りロッドの開口部を通過して移動できるようにするアンロック位置とトグルロックがバンドと係合してねじ切りロッドに対するバンドの移動を制限するロック位置との間でねじ切りロッドに対して移動可能な、トグルロックを含む。
いくつかの実施形態において、本体は、本体の軸端部に固定されたせん断部材を含み、せん断部材は、中央凹部を画定するリムとリムを貫通するキー溝とを含む。
いくつかの実施形態において、せん断部材は、せん断部材の中央凹部から本体の中央開口部まで延びるせん断開口部を含む。
いくつかの実施形態において、せん断開口部は蝶ネクタイ形開口部である。
引張り装置は、第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とカム部材とを有するロック末端部を含む閉鎖システムに組み込むことができる。バンドの第1部分及びカム部材は、第1ケーシング部材と第2ケーシング部材との間に配置される。
いくつかの実施形態において、閉鎖システムは、バンドに係合するブラケットも含むことができる。ブラケットは、骨部分の一方又は双方に締結できる。バンド及びブラケットは、人体に埋植可能とすることができる。第1及び第2骨部分は、例えば胸骨の第1及び第2部分である。
いくつかの実施形態において、第1及び第2ケーシング部材及びバンドの第1部分は、全て、バンドの第2部分が通過できるようにするために相互に整列する開口部を含む。
いくつかの実施形態において、カム部材は、バンドの第2部分が第1及び第2ケーシング部材の開口部及び第1部分の開口部を通過して移動できるようにするアンロック位置とカム部材がバンドの第2部分と係合して第1及び第2ケーシング部材の開口部及び第1部分の開口部を通過する第2部分の移動を制限するロック位置との間で、第1及び第2ケーシング部材及びバンドの第1部分に対して回転可能である。
いくつかの実施形態において、カム部材は、ロック位置において第2ケーシング部材に対してバンドの第2部分を圧締めする。
いくつかの実施形態において、バンドの第1部分は、アンロック位置からロック位置へのカム部材の移動を許容しかつロック位置からアンロック位置へのカム部材の移動を制限する偏向可能タブを含む。
いくつかの実施形態において、せん断部材の中央凹部は、ロック部材を受け入れる。せん断部材のキー溝は、ロック末端部に対する本体の相対的回転がアンロック位置からロック位置へのカム部材の回転を生じるようにカム部材の一部分を受け入れることができる。
いくつかの実施形態において、バンドの第2部分はせん断開口部を通過して延びる。せん断開口部の壁は、ロック末端部に対する本体の回転に応答してバンドの第2部分を切断するように構成できる。
いくつかの実施形態において、せん断開口部は、ロック末端部に対する本体の少なくとも90度の回転後に限りせん断開口部の壁がバンドの第2部分を切断するように構成される。
別の形態において、本開示は、第1骨部分を第2骨部分に固定できる閉鎖システムを提供する。閉鎖システムは、ブラケットと、バンドと、引張り装置とを含むことができる。ブラケットは、第1骨部分に係合するように適合させた第1部分と、第2骨部分に係合するように適合させた第2部分とを含むことができる。バンドは、ブラケットに係合でき、第1骨部分と第2骨部分の周りにループ状になるように適合させることができる。引張り装置は、本体とねじ切り部材とを含むことができる。ねじ切り部材は、本体に対するねじ切り部材の回転がバンドの第2端部に対してバンドの第1端部を移動させるように、本体に受け入れられ、バンドに係合できる。
いくつかの実施形態において、バンド及びブラケットは人体に埋植可能である。
いくつかの実施形態において、引張り装置の少なくとも一部分は、人体に埋植可能である。
いくつかの実施形態において、第1及び第2骨部分は胸骨の第1及び第2部分である。
いくつかの実施形態において、ねじ切り部材は、バンドにねじ式に係合する。
いくつかの実施形態において、引張り装置の本体は、バンドの第1端部に固定的に係合する。
いくつかの実施形態において、ブラケットはバンドの第1端部に固定的に係合する。
いくつかの実施形態において、バンドは、ねじ切り部材のねじ山を受け入れるように構成された複数の開口部を含む。
いくつかの実施形態において、閉鎖システムは、ブラケットに対するバンドの移動を許容する第1位置とブラケットに対するバンドの移動を制限する第2位置との間でブラケットに対して移動可能なカム部材を含む。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、バンドの張力を解除することなくブラケット及びバンドから取外し可能である。
いくつかの実施形態において、ねじ切り部材は、本体に対してねじ切り部材が回転する時にバンドがねじ切りシャフトの周りに巻き付くように、バンドを受け入れるように構成されたスロットを含むねじ切りシャフトを含む。
いくつかの実施形態において、本体は、ブラケットの開口部と軸方向に整列する複数の案内開口部を含む。
いくつかの実施形態において、スリーブは、バンドの周りに及びバンドの少なくとも1つの開口部を貫通して成形される。
別の形態において、本開示は、第1骨部分を第2骨部分に固定するための閉鎖システムを提供する。閉鎖システムは、ブラケットと、バンドと、引張り装置とを含むことができる。ブラケットは、第1及び第2骨部分の少なくとも一方に係合するように適合させる。バンドは、ブラケットに係合でき、第1及び第2骨部分の周りでループ状になるように適合させることができる。引張り装置は、ベースと引張り部材とを含むことができる。引張り部材は、ベースに回転可能に係合でき、ベースに対する引張り部材の回転が第1及び第2骨部分に対してバンドを引っ張るようにバンドに係合できる。
いくつかの実施形態において、バンド及びブラケットは、人体に埋植可能である。
いくつかの実施形態において、引張り装置の少なくとも一部分は人体に埋植可能である。
いくつかの実施形態において、第1及び第2骨部分は胸骨の第1及び第2部分である。
いくつかの実施形態において、引張り部材はねじ切り部材を含む。
いくつかの実施形態において、引張り部材は、バンドにねじ式に係合する。
いくつかの実施形態において、閉鎖システムは、ブラケットに対するバンドの移動を許容する第1位置とブラケットに対するバンドの移動を制限する第2位置との間でブラケットに対して移動可能であるカム部材を含む。
いくつかの実施形態において、引張り部材はブラケットに対してバンドを捻る。
いくつかの実施形態において、バンドの第1端部は、ブラケットに対して固定され、バンドの第2端部は、引張り部材が本体に対して回転する時にバンドの第1端部に対して移動する。
いくつかの実施形態において、バンドの第1及び第2端部は、引張り部材が本体に対して回転する時にブラケットに対して移動する。
いくつかの実施形態において、バンドは、引張り部材のねじ山を受け入れるように構成された複数の開口部を含む。
いくつかの実施形態において、引張り装置は、バンドの張力を解除することなくブラケット及びバンドから取外し可能である。
いくつかの実施形態において、引張り部材は、ベースに対して引張り部材が回転する時にバンドがねじ切りシャフトの周りに巻き付くように、バンドを受け入れるように構成されたスロットを含むねじ切りシャフトを含む。
いくつかの実施形態において、ベースは、ブラケットの開口部と軸方向に整列する複数の案内開口部を含む。
更なる利用可能分野は、本明細書の説明から明らかになるだろう。この概要の説明および具体的実施例は、例証のためであって、本開示の範囲を制限するためのものではない。
本明細書で説明する図面は例示のために選択された実施形態に限り、可能性のある全ての実装ではなく、本開示の範囲を限定するものではない。
対応する参照番号は図面全体を通じて対応する部品を示す。
次に、実施形態例について、添付図面を参照してより詳細に説明する。
実施形態例は、本開示が徹底的であり、当業者にその範囲を充分に伝えるように示す。多数の具体的詳細は、本開示の実施形態を充分に理解できるように、具体的な構成成分、装置及び方法の例として示す。具体的詳細が必ずしも採用されないこと、実施形態例が多様な形態で実現できること、開示の範囲を制限するものとして見なされるべきでないことが、当業者には明らかであろう。いくつかの実施形態例において、周知のプロセス、周知の装置構造及び周知の技術については詳細に説明しない。
本明細書において使用する用語は、特定の実施形態例を説明するためだけのものであり、限定的ではない。本明細書において使用する場合、単数形は、文脈上明確に指示する場合を除いて複数形も含むことができる。「備える(comprising)」、「含む(including)」及び「有する(having)」は包括的であり、従って、指定される特徴、整数、ステップ、操作、要素及び/又は構成成分の存在を明示するが、1つ又はそれ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成成分及び/又はその群の存在又は追加を除外しない。本明細書において説明する方法のステップ、プロセス及び操作は、実施順として具体的に特定しない限り、必ずしも説明又は例証する特定の順番で実施することを要求するものと解釈されないものとする。また、付加的または代替的ステップを採用できることも分かるはずである。
要素又は層が別の層「の上に(on)ある」、「に係合される(engaged to)」、「に接続される(connected to)」又は「に結合される(coupled to)」と示される場合、前記別の要素又は層の直接上に在るか、これに係合、接続又は結合されるか、又は介在する要素又は層が存在することが可能である。逆に、要素が、別の要素又は層「の直接上に在る」、「に直接係合される」、「に直接接続される」又は「直接結合される」ものと示される場合、介在する要素又は層は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の単語は、同様に解釈されるものとする(例えば「〜の間(between)」と「直接〜の間(directly between)」、「隣接する(adjacent)」と「すぐ隣の(directly adjacent)」など)。本明細書において使用する場合、「及び/又は(and /or)」は、関連して列記される項目の1つ又はそれ以上のあらゆる組合せを含む。
「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、本明細書において様々な要素、構成成分、領域、層及び/又は区分を説明するために使用されるが、これら要素、構成成分、領域、層及び/又は区分はこれら用語によって制限されない。これら用語は、単に、1つの要素、構成成分、領域、層又は区分を別の領域、層又は区分から区別するためにのみ使用される。「第1」、「第2」又は他の数的用語は、本明細書において使用する場合、文脈上明白に指示しない限り順番又は順序を示唆するものではない。従って、下で論じる第1要素、構成成分、領域、層又は区分は、実施形態例の教示から逸脱することなく第2要素、構成成分、領域、層又は区分と言うこともできる。
「内側」、「外側」、「下」、「下方」、「下側」、「上方」、「上側」などの空間関係用語は、本明細書において、図示される1つの要素又は特徴の別の要素又は特徴との間の関係を説明し易くするために使用できる。空間関係用語は、図に示す向きの他に使用または操作における装置の異なる向きを包含することができる。例えば、図に示す装置をひっくり返すと、別の要素又は特徴の「下方」又は「下」として説明された要素は、この別の要素又は特徴の「上方」となる。従って、例えば「下方」と言う用語は、上方及び下方の双方の向きを包含できる。装置は、別の向き(90度回転またはそれ以外の向き)とすることができ、本明細書において使用する空間関係の記述語はそれに応じて解釈できる。
図1において、本開示の原理に従った閉鎖システムは、全体として参照番号10で示される。図示するシステム10は、人体の胸骨12と手術的に結合される。図示するように、胸骨12は、すでに正中胸骨切開として知られる医療処置を受けている。この処置の結果、胸骨12は分断されているので、医師は患者の胸腔の中の組織及び/又は器官にアクセスできる。但し、胸骨12は、以前に分断された部分12aと12bがシステム10によって一緒に拘束されるように、再近接されている。
図1〜図10を続いて参照すると、システム10は、締結具(cerclage)又はバンド14と、ブラケット16と、引張り装置18とを含むことができる。図2に示すように、ニードル20をバンド14の第1端部22に一時的に取り付けできる。ニードル20は、例えばファスナで及び/又はプレス嵌め又はスナップ嵌めで第1端部22に取り付けできる。バンド14の第2端部24は引張り装置18に固定できる。バンド14は、例えば金属材料及び/又は重合体材料から形成された平坦で、細長く、可撓性の部材とすることができる。いくつかの実施形態において、バンド14は、組編材料を含むことができる。バンド14には、複数の平行のスロット26を形成できる。いくつかの実施形態において、スリーブ28(図2及び図3)はバンド14の一部分を受け入れることができる。いくつかの実施形態において、スリーブ28は、バンド14に被せて成形するか、又はバンド10と一体的に形成できる。
ブラケット16は、金属及び/又は重合体材料から形成されたプレートとすることができ、本体部分30と、本体部分30から外向きに延びる複数の脚部32とを含むことができる。ブラケット16は、ブラケット16が(図1に示すように)胸骨に締結されたときにブラケット16を胸骨16の輪郭に形状を合わせることができるように比較的可撓性とすることができる。本体部分30は、本体部分を貫通する開口部34を含むことができる。開口部34は、システム10の設置後に胸骨12を再び開ける必要がある場合、例えばバンドカッタ又は標準的な手術道具を用いてブラケットを容易に切断できるようにする。本体部分30は、協働してバンド14を滑動可能に受け入れるチャンネル38を画定する複数のタブ36を含むことができる。複数の脚部32の各々は、脚部を貫通する1つ又はそれ以上の開口部40を含むことができる。セルフタップねじ切りファスナ42は、開口部40を通過して延び、胸骨12にねじ式に係合してブラケット16を胸骨12に固定できる(図1に示すように)。
引張り装置18は、レシーバ44と引張りスクリュー46とを含むことができる。レシーバ44は、本体部分48とタブ50とを含むことができる。図5に示すように、本体部分48は、凹部52と、第1開口部54と、第2開口部56とを含むことができる。第1及び第2開口部54、56は、概ね隣り合い、凹部52と連通する。タブ50は、本体部分48から外向きに延び、バンド14の第2端部24に固定的に係合できる。第2端部24は、タブ50のスロット58(図5)内に受け入れられ、例えばピン、溶接、クリンピング及び/又は1つ又はそれ以上のファスナ、又は他の任意の適切な手段によってスロットの中に固定できる。
図5に示すように、引張りスクリュー46は、頭部60と軸部62とを含むことができる。頭部60は、ねじ山部64と、スクリュードライバの先端を受け入れることができる1つ又はそれ以上のスロット66とを含むことができる。頭部60は、軸部62がレシーバ44の第1開口部54を通過して延びるようにレシーバ44の凹部52に受け入れられる。図5に示すように、バンド14の第2端部22は、レシーバ44の第2開口部56及び凹部52を介して挿入できる。引張りスクリュー46のねじ山64は、引張りスクリュー46をレシーバ44に対して回したとき、引張りスクリューの回転方向に基づいてレシーバ44に対して(図5の基準枠に対して)バンドが上下に移動するように、バンド14のスロット26に係合できる。
引き続き図1〜10を参照しながら、システム10を胸骨12に取り付け、バンド14を引っ張って胸骨12を再近接させる方法を説明する。ニードル20をバンド14の第1端部22に取り付けた状態で(図2に示すように)、バンド14が実質的に胸骨12を取り囲むように、バンド14の第1端部22を胸骨12の後側の周りにループ状にすることができる。バンド14が胸骨の周りでループ状にされたら、ニードル20をバンド14から取り外して、バンド14の第1端部22をレシーバ44に通して挿入できる(図5に示すように)。図1に示すように、ブラケット16は、胸骨12の2つの部分12a、12bを分離する裂け目がブラケット16の開口部34において見えるように(即ち、ブラケット14の脚部32の2つが胸骨12の一方の部分12a、12bと整列し、他の2つの脚部32が胸骨12の他方の部分12a、12bと整列するように)位置決めできる。
引張り装置18を使用して、胸骨12の周りでバンド14を締めて、胸骨12の部分12a、12bを一緒に拘束できる。上述のように、引張りスクリュー46は、レシーバ44に対して回転させて、(図5の基準枠に対して)バンドを上に動かして、バンド14を胸骨12の周りで所望の量まで締め付けることができる。バンド14が所望の量まで締め付けられたら、バンド14の第1端部22を切り取って(図6に示すように)、続いてレシーバ44のタブ50の上に折り曲げることができる(図7に示すように)。
バンド14を胸骨12の周りに充分に締め付けた状態で、ブラケット16をファスナ42で胸骨12に固定できる。即ち、ファスナ42は、ブラケット16の開口部40を通じて挿入でき、スクリュードライバ(例えば手動スクリュードライバ又は電動スクリュードライバ)を用いて胸骨12の中へ推進できる。図8及び図9に示すように、取付け具68は、ファスナを、開口部40を通じて胸骨12の中へ推進するときにファスナ42を保持するために採用できる。取付け具68は、ファスナ42を受け入れるサイズを持つ開口部72を持つ複数のチューブ70を含むことができる。チューブ70は、取付け具68がブラケット16と整列して開口部72が開口部40と整列するように(図8に示すように)、開口部40と同じ間隔及び相対的向きを持つことができる。取付け具68がこの位置にある状態で、スクリュードライバ74(図9)が、ファスナを、開口部72、40を通じて胸骨12の中へ推進できる。
システム10については、ブラケット16を含むものとして上に説明するが、バンド14及び引張り装置18は、胸骨12を再近接させるためにブラケット16無しでも使用できることが分かるだろう。
図11〜図24を参照すると、骨(例えば、胸骨12)の部分を相互に固定するために使用できる別の閉鎖システム7000が提供される。閉鎖システム7000は、バンド7014と、ブラケット7016と、ロック装置又はロック末端部7017と、引張り装置7018とを含むことができる。バンド7014、ブラケット7016及びロック装置7017は、患者の体内に埋植可能である。下で更に詳細に説明するように、引張り装置7018は、患者の骨の周りにバンド7014を締め付けるために作動可能であり、外科処置が完了する前に閉鎖システム7000から取り外せる。外科処置の間、バンド7014、ブラケット7016及びロック装置7017は埋植される。閉鎖システム7000は、患者の胸骨を近接させ、胸骨の周りでバンド7014を引っ張り、緊張状態でバンド7014をロックし、他の器具の助けなしでバンド7014の余分な長さを切り取ることができる、包括的な多機能装置とすることができる。製造者は、引張り装置7018をロック装置7017に予め取り付けた状態で閉鎖システム7000を医療施設及び/又は医療従事者に提供できる(製造者は、ロック装置をバンド7014及びブラケット7016に予め取り付けることができる)。
バンド7014は、例えば金属材料及び/又は重合体材料から形成された平坦な、細長の可撓性の部材とすることができる。いくつかの実施形態において、バンド7014は、組編材料を含むことができる。いくつかの実施形態において、バンド7014は、バンド7014の一部又は前部を被覆するスリーブ7015を含むことができる。例えば、図11aに示すように、スリーブ7015は、成形ポリマーであり、バンド7014に被せて成形できる。スリーブ7015は、バンド7014がロック装置7017を通過して滑動する時又はロック装置7017によって所定の位置にロックされるとき、スリーブ7015がバンド7014から剥がれたり分離したりしないように、バンド7014の開口部7013を貫通して成形できる。図11に示すように、ニードル7020は、バンド7014の第1端部7022に一時的に取り付けできる。ニードル7020は、例えばファスナ及び/又はプレス嵌め又はスナップ嵌めで第1端部7022に取り付けできる。
バンド7014の第2端部7024は、ロック装置7017に固定できる。図12に示すように、バンド7014の第2端部7024は、概ねフック形の弾性可撓性のタブ7026を含むことができる。タブ7026の遠位端7028は、タブ7026の近位端7030に対して傾斜できる。タブ7026は、部分的に第1開口部7032を画定する。第2端部7024は、第2開口部7034及び第3開口部7036も含むことができる。第2開口部7034は、バンド7014の第1端部が通過できるようにするサイズの細長く概ね長方形の開口部とすることができる。
図12に示すように、ブラケット7016は、金属及び/又は重合体材料から形成されたプレートとすることができ、本体部分7038と、本体部分7038から外向きに延びる複数の脚部7040とを含むことができる。ブラケット7016は、ブラケット7016が胸骨12に締結されたときブラケット7016が胸骨12の輪郭に形状を合わせることができるように比較的可撓性とすることができる。本体部分7038は、本体部分を貫通する開口部7042を含むことができる。開口部7042は、閉鎖システム7000の設置後に胸骨の部分12a、12bを分離して患者の胸腔を開く必要がある場合に、例えばバンドカッタ又は標準的な手術道具を用いてブラケット7016を容易に切断できるようにできる。本体部分7038は、バンド7014を滑動可能に受け入れるチャンネル7044も含むことができる。複数の脚部7040の各々は、脚部を貫通する1つ又はそれ以上のねじ切り開口部7046を含むことができる。ねじ切りファスナ(図示せず)は、開口部7049を通過して延びて、胸骨12にねじ式に係合して、ブラケット7016を胸骨12に固定できる。本体部分7038の形状と、バンド7014に対するチャンネル7044の形状及びサイズと、ブラケット7016がバンド7014及びロック装置7017によって保持される様式とは、ブラケット7016がファスナによって胸骨12に固定される前に、患者の胸骨12の胸骨切開線に対するブラケット7016の実質的な調節可能性を与える。
図12に示すように、ロック装置7017は、第1ケーシング部材7048と、第2ケーシング部材7050と、カム部材7052とを含むことができる。第1ケーシング部材7048は、第1突起部7054と、第2突起部7056と、細長開口部7058と、1対の弾性可撓性のアーム7060と、を含むことができる。第2ケーシング部材7050は、本体7062と、協働して凹部7066を形成する1対のアーム7064とを含むことができる。本体7062は、第1開口部7068と、細長第2開口部7070と、第3開口部7072とを含むことができる。カム部材は、本体7073と、本体から延びるタブ7076とを含むことができる。本体7073は、開口部7078を含むことができる。図23に示すように、凹部7080は、本体7073及びタブ7076の一部分に形成されてもよい。
第1ケーシング部材7048のアーム7060は、第1ケーシング部材7048と第2ケーシング部材7050が協働してその間にキャビティ7077を画定するように(図23)、第2ケーシング部材7050のアーム7064の凹部7074とスナップ嵌めでき、キャビティの中に、カム部材7052及びバンド7014の第2端部7024が配置される。第1ケーシング部材7048の第1突起部7054は、バンド7014の第2端部7024の第1開口部7032を通過し、カム部材7052の開口部7078を通過して、第2ケーシング部材7050の第1開口部7068の中へ延びることができる。図24に示すように、細長開口部7058、7034、7070は、バンド7014の第1端部7022が通過できるように相互に整列できる。第1ケーシング部材7048の第2突起部7056は、バンド7014の第3開口部7036及び第2ケーシング部材7050の第3開口部7072の中に受け入れられる。
カム部材7052は、アンロック位置(図17及び図18)とロック位置(図23及び図24)との間で第1及び第2ケーシング部材7048、7050及びバンド7014に対して第1突起部7054の長手軸の周りで回転可能とすることができる。アンロック位置において、カム部材7052の本体7073は、バンド7014が細長開口部7058、7034、7070を自由に通過できるように位置付けられる。ロック位置において、カム部材7052の本体7073は、バンド7014を第2ケーシング部材7050に締め付けて(図24に示すように)、細長開口部7058、7034、7070を通過するバンド7014の移動を制限又は防止する。図24に示すように、ロック位置において、カム部材7052は、バンド7014をS字形に折り曲げて、これによって、更に、ロック装置7017に対するバンド7014の移動を制限する。図23に示すように、バンド7014の第2端部7024のタブ7026の遠位端7028は、ロック位置からアンロック位置へのカム部材の回転を制限又は防止する一方、アンロック位置からロック位置へのカム部材7052の回転を許容する。
次に図13〜図15を参照すると、引張り装置7018は、本体7082と、引張りロッド7084と、調節部材7086と、リリーススリーブ7088と、保持カラー7090と、トリミング部材7092とを含むことができる。本体7082は、グリップ部7093とシャフト部7095とを含む概ね円筒形の部材とすることができる。非ねじ切り中央開口部7094は、グリップ部7093及びシャフト部7095全体を貫通する。グリップ部7093は、グリップ部から半径方向外向きに延びる1対のフランジ7096を含むことができる。グリップ部7093の軸端は、開口部7094と連通する凹部7098を含むことができる。半径方向に延びる開口部7100が、1つのフランジ7096を貫通し、中央開口部7094と連通できる。回転防止ピン7102は開口部7100に受け入れられて、引張りロッド7084に係合できる。
引張りロッド7084は、ねじ切りシャフト7104と頭部7106とを含むことができる。ねじ切りシャフト7104は、本体7082の非ねじ切り中央開口部7094の中に移動可能に受け入れられる。回転防止ピン7102の先端7103は、ねじ切りシャフト7104のスロット7105に受け入れられて、本体7082に対する引張りロッド7084の回転を防止する一方で、引張りロッド7084が本体7082に対して軸方向(シャフト7104の長手軸に沿った方向)に移動できるようにする。引張りロッド7084は、ねじ切りシャフト7104及び頭部7106を完全に貫通する中央開口部7108を含む。図14及び図15に示すように、バンド7014は引張りロッド7084の中央開口部7108を通過して延びることができる。頭部7106は、ねじ切りシャフト7104より大きい直径を有し、中央開口部7108と連通する凹部7110を含む。
トグルロック部材7112は、凹部7110に回転可能に受け入れられる。ピン7114(図13)は、頭部7106に取り付けられ、アンロック位置(図15において点線で示す)とロック位置(図15において実線で示す)との間で移動できるようにトグルロック部材7112を回転可能に支持する。アンロック位置において、トグルロック部材7112は、バンド7014が中央開口部7108を通過して引張りロッド7084に対して自由に移動できるようにする。ロック位置において、トグルロック部材7112のクランプ部7116は、バンド7014を頭部7106に対して締め付けて、引張りロッド7084に対するバンド7014の第1端部7022の移動を制限又は防止する。
調節部材7086は、グリップホイール7118とネック7120とを含むことができる。中央開口部7122は、グリップホイール7118及びネック7120を貫通する。グリップホイール7118を貫通する中央開口部7122の少なくとも一部分はねじ切りされて、引張りロッド7084のねじ切りシャフト7104とねじ式に係合する。ネック7120は、本体7082の凹部7098に受け入れられ、本体7082とスナップ式に係合する逆とげ型先端7126を有する複数の弾性可撓性のアーム7124を含むことができる。このように、調節部材7086は、本体7082に軸方向に固定されるが、本体7082に対して回転可能である。従って、本体7082に対する調節部材7086の回転は、第1位置(図14及び図15に示す)と第2位置(図19及び図20に示す)との間で本体7082に対する引張りロッド7084の対応する軸方向の移動を生じる。
リリーススリーブ7088は、半径方向外向きに延びる1対のフランジ7128を含む概ね管状体とすることができる。中央開口部7130がリリーススリーブ7088を軸方向に貫通できる。本体7082のシャフト部7095は、中央開口部7130に移動可能に受け入れられる。リリーススリーブ7088は、中央開口部7130と連通する1対の半径方向に延びる開口部7132も含むことができる。本体7082のシャフト部7095から半径方向外向きに延びる突起部7134(図14)は、第1位置(図14、図15、図19及び図20に示す)において、半径方向に延びる開口部7132に解除可能に係合して本体7082に対してリリーススリーブ7088を解除可能に保持できる。本体7082に対してリリーススリーブ7088に軸方向上向きの充分に強い力を加えると、開口部7132から突起部7134をパチンと外して、リリーススリーブ7088が本体7082に対して軸方向上向きに第2位置(図21及び図22に示す)へ移動できるようにする。
保持カラー7090は、概ね管状体部7136と管状体部7136から軸方向下向きに延びる1対の保持アーム7138とを含むことができる。管状体部7136は、軸方向に管状体部を貫通する中央開口部7135を含むことができる。管状体部7136は、本体7082のシャフト部7095に形成された環状溝7142とスナップ式に係合する複数の可撓性逆とげ型アーム7140も含むことができる。保持アーム7138は、管状体部7136に対して弾性可撓性とすることができる。図18に示すように、保持アーム7138の半径方向内向きに延びるタブ7144は、ロック装置7017に解除可能に係合して、ロック装置に引張り装置7018を解除可能に固定できる。
図13に示すように、トリミング部材7092は、第1端部7148に形成された第1凹部7146と第2端部7152に形成された第2凹部7150(図14及び図15)とを含む概ね円筒形の部材とすることができる。本体7082のシャフト部7095の遠位端7154は、第1凹部7146に受け入れられる。第1端部7148に形成された逆とげ型フィンガ7156(図13)は、スナップ嵌めによって1つ又はそれ以上の溝又は開口部7158(図14及び図15)に固定的に係合できる。
保持カラー7090がロック装置7017と係合したとき、ロック装置7017は、第2凹部7150に受け入れられる(図14、図15、図18及び図22に示すように)。第2端部7152はノッチ7160を含み、カム部材7052がアンロック位置にある時にカム部材7052のタブ7076がノッチを通過して延びる(図18に示すように)。本体7082が図20において矢印A1で示す方向にロック装置7017に対して回転した時に(これによってトリミング部材7092が本体7082と一緒に回転する)、ノッチ7160を画定する表面7163(図18において最も良好に示す)はタブ7076を押し、これによって、カム部材7052をロック位置へ回転させる。
蝶ネクタイ形開口部7162(図16)は、第1凹部7146と第2凹部7150を分離する壁7164を貫通して形成できる。開口部7162は、第1及び第2の比較的幅広の端部7166、7168と、端部7166、7168の間に配置された比較的狭い中央部7170とを含むことができる。いくつかの実施形態において、開口部7162は別の形状とすることができることが分かるだろう。保持カラー7090がロック装置7017と係合したとき、バンド7014が、開口部7162を通過して、本体7082の中央開口部7094の中へ延びることができるように(図14及び図15に示すように)、開口部7162はロック装置7017の開口部7070と整列する。いくつかの実施形態において、1枚又はそれ以上の刃(図示せず)が半径方向に開口部7162の中央部7170の中へ延びることができる。本体7082をロック装置7017に対して回転させると(これによって、本体7082と一緒にトリミング部材7092が回転する)、開口部7162を画定する1つ又はそれ以上の表面が、図21及び図23に示す長さにバンド7014を切断又はせん断できる。
図11〜図24を続いて参照して、閉鎖システムの操作を詳細に説明する。上述のように、ブラケット7016とロック装置7017は協働して、患者の骨12の部分12a、12bの周りにバンド7014を固定できる。引張り装置7018は、骨12の周りにバンド7014を締め付けて、バンド7014の余分な長さを切り取ることができる。
図11に示すように、ニードル7020は、外科医が骨12を取り囲む組織にバンド7014の第1端部7022を貫通させるのを助けるためにバンド7014の第1端部7022に取り付けることができる。その後、外科医は、ニードル7020を外すことができる。カム部材7052がアンロック位置の状態で、バンド7014の第1端部7022をロック装置7017の開口部7058、7034、7070を通過させることができる。その後、引張り装置7018がロック装置7017に取り付けられた状態で(図11に示すように)、バンド7014の第1端部7022は、図14及び図15に示すように、トリミング部材7092の開口部7162を上方に通過して、本体7082の中央開口部7094の中へ、さらに引張りロッド7084の中央開口部7108を通過させることができる。
バンド7014の第1端部7022が引張りロッド7084の頭部7106を通過して延びた状態で、トグルロック部材7112をアンロック位置(図15において点線で示す)からロック位置(図15において実線で示す)へ移動して、バンド7014の第1端部7022を所定の位置に圧締めして、引張りロッド7084に対するバンド7014の第1端部7022の移動を制限できる。
トグルロック部材7112がロック位置の状態で、外科医は、本体7082のグリップ部7093を片手で握り、他方の手で調節部材7086のグリップホイール7118を握って、本体7082をロック装置7017に対して静止したまま本体7082に対してA2の方向(図19)に調節部材7086を回転できる。上述のように、本体7082に対する調節部材7086のかかる回転は、図19に示すように、引張りロッド7084を調節部材7086、本体7082及びロック装置7017に対して上向きに軸方向に(引張りロッド7084の長手軸に沿った方向に)移動させる。上述のように、回転防止ピン7102とスロット7105との間の係合は、調節部材7086が本体7082に対して回転する時に引張りロッド7084と本体7082との間の相対的回転を防止する。バンド7014の第1端部7022をトグルロック部材7112で所定の位置に圧締めした状態で本体7082に対して引張りロッド7084を軸方向上向きに移動すると、ロック装置7017に対して上向きに第1端部7022を移動し、これによって、患者の骨12の周りにバンド7014を締め付ける(即ち、バンド7014のループ部分7172(図19)の円周が小さくなる)。本体7082に対するA2方向の反対方向の調節部材7086の回転は、調節部材7086、本体7082及びロック装置7017に対して軸方向下向きに引張りロッド7084を移動させ、これによって、バンド7014のループ部分7172を緩める。
外科医がバンド7014に所望の張力を得るように調節部材7086を回転させたら、外科医はリリーススリーブ7088を片手で握り、他方の手で本体7082のグリップ部7093を握って、図20に示すようにA1方向にロック装置7017、リリーススリーブ7088及び保持カラー7090に対して本体7082を回転できる。上述のように、A1方向への本体7082の回転は、ロック装置7017に対してA1方向にトリミング部材7092を回転させ、これによって、ノッチ7160の表面7163がカム部材7052のタブ7076をロック位置へ押す(図23)。上述のように、カム部材7052がロック位置にある時、カム部材7052はロック装置7017の第2ケーシング部材7050に対してバンド7014を圧締めして、ロック装置7017に対するバンド7014の相対的移動を制限又は防止する。いくつかの実施形態において、カム部材7052は、ロック装置7017に対して約90度本体7082を回転させることによって、アンロック位置からロック位置へ移動できる。いくつかの実施形態において、アンロック位置からロック位置へカム部材7052を動かすために本体7082の90度より大きい又は小さい回転を要求できることが分かるだろう。
カム部材7052をロック位置へ移動した後、外科医は、引き続きロック装置7017、リリーススリーブ7088及び保持カラー7090に対してA1方向に本体7082を回転して、ロック装置7017の第2ケーシング部材7050の上側表面7174(図23又は図24に示すように)と実質的に同平面の場所で、又は、上側表面7174と本体7082の遠位端7154との間の場所において、バンド7014を切り取ることができる。ロック装置7017に対して本体7082及びトリミング部材7092をこのように引き続き回転させることによって、トリミング部材7092の開口部7162を画定する表面は、バンド7014を切断又はせん断する。いくつかの実施形態において、バンド7014は、カム部材7052をロック位置へ回転した後、本体7082を丸2回転(720度)うちにトリミング部材7092によって切断できる。いくつかの実施形態において、バンド7014を切り取るために本体7082及びトリミング部材7092の720度より大きい又は小さい回転を要求できることが分かるだろう。
バンド7014が切り取られた後、外科医は、図21及び図22に示すように、本体7082に対してリリーススリーブ7088を軸方向上向きに滑動できる。リリーススリーブ7088がこの上向き位置のとき、図21に示すように、保持アーム7138は、保持アーム7138をロック装置7017から外して、これによって、引張り装置7018をロック装置7017から外せるように、ロック装置7017から側方外向きに自由に屈曲する。引張り装置7018をロック装置7017から取り外した後に、引張り装置7018は、廃棄する(即ち、廃棄物容器に入れる)か、又は、滅菌して別のバンド7014及びロック装置7017に再使用できる。
ねじ切りファスナ(図示せず)を、ブラケット7016の開口部7046を通過して患者の骨12の中へ推進して、骨12に対してブラケット7016を更に固定できる。例えば、これは、引張り装置7018をロック装置7017から外した後、又は、バンド7014を骨12の周りに締め付けた後の任意の時点で、実施できる。バンド7014、ロック装置7017、ブラケット7016及びねじ切りファスナは、埋植可能材料から作られ、外科処置が完了した後に患者体内に残すことができる。患者の骨12が治癒したら、バンド7014、ロック装置7017、ブラケット7016及びねじ切りファスナは、後続の外科処置において患者の体内から取り外すことができる。
図25〜図28を参照すると、ロック装置7017及びバンド7014の代わりに閉鎖システム7000に組み込むことができる別のロック装置8017及びバンド8014が提供される。ロック装置8017及びバンド8014の構造及び機能は、以下に及び図面に示す例外を除いて、上述のロック装置7017及びバンド7014と同様又は同一とすることができる。従って、同様の特徴については重ねて詳細に説明しない。
ロック装置8017は、ケーシング8050とカム部材8052とを含むことができる。ケーシング8050は、第1キャビティ8054(図26)と、第2キャビティ8056と、細長い開口部8058とを有するワンピース型単一体とすることができる。バンド8014の第1端部8024は、第1キャビティ8054に受け入れられる。ピン8055又は他のファスナは、ケーシングの開口部8057及びバンド8014の第1端部8024の開口部8036に受け入れられて、第1端部8024をケーシング8052に固定的に接続できる(バンド8014の第1端部8024は、バンド7014の開口部7034のような開口部又はバンド7014のタブ7026のようなタブを含まなくて良いことが分かるだろう)。
カム部材8052は、第2キャビティ8056内に受け入れられ、アンロック位置(図25及び図26)とロック位置(図27及び図28)との間でケーシング8050に対して回転可能とすることができる。カム部材8052は、カム部材8052が自身から外向きに延びる偏向可能タブ8060を含むことを除いて、カム部材7052と同様又は同一とすることができる。タブ8060は、アンロック位置においてケーシング8050の第1開口部8064に解除可能に係合し、ロック位置においてケーシング8050の第2開口部8066に解除可能に係合する逆とげ型先端8062を含むことができる。第1及び第2開口部8064、8066は、孔、ノッチ、凹部、スロット又は他の開口とすることができる。ピン8068又は他のファスナは、ケーシング8050の開口部8070及びカム部材8052の開口部8072を通過して延びて、カム部材8052をケーシング8050に回転可能に取り付けることができる。保持カラー7090のタブ7144(図18)は、ケーシング部材8050に形成された凹部8074に係合して、ロック装置8017を引張り装置7018に解除可能に固定できる。図27及び図28には図示しないが、ロック位置において、カム部材8052は、ケーシング8050の細長開口部8058内にバンド8014の一部分(図示せず)を圧締めして、これによって、ロック装置7017及びバンド7014に関して上に説明したようにケーシング8050に対してバンド8014を固定できる。
実施形態の以上の説明は、例示及び説明のためのものであり、網羅的なもの又は開示を制限するためのものではない。特定の実施形態の個々の要素又は特徴は、概略的にこの特定の実施形態に限定されず、利用可能であれば、具体的に図示又は説明されなくても、交換可能であり、特定の実施形態に使用できる。実施形態は、多くの様式で変更できる。かかる変更は、開示からの逸脱とはみなされず、かかる修正は全て開示の範囲内に含まれるものとする。
Claims (15)
- 第1骨部分(12a)を第2骨部分(12b)に固定するための閉鎖システム(7000)であって、該閉鎖システムが、
前記第1骨部分(12a)と前記第2骨部分(12b)の周りにループ状になるように適合させたバンド(7014)と、
前記第1骨部分(12a)と前記第2骨部分(12b)に係合し、前記バンド(7014)を覆って延びるように構成されたブラケット(7016)と、
前記バンドの第1部分(7024)に固定的に係合しかつ前記バンドの第2部分(7022)に選択的に係合するロック末端部(7017)と、
本体(7082)とねじ切りロッド(7084)とを含む引張り装置(7018)であって、前記ねじ切りロッド(7084)は、前記本体(7082)に対して軸方向の前記ねじ切りロッドの移動が前記バンドの前記第1部分(7024)に対して前記バンドの前記第2部分を前記軸方向に移動させるように、前記本体(7082)に受け入れられて、前記バンド(7014)に係合する、引張り装置(7018)と、
を備える、閉鎖システム。 - 前記引張り装置(7018)が、前記本体(7082)を滑動可能に受け入れるスリーブ(7088)を含む、請求項1に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記引張り装置(7018)が、前記スリーブ(7088)に受け入れられかつ前記本体(7082)の一部分を受け入れる弾性可撓性のカラー(7090)を含む、請求項2に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記カラー(7090)が、前記本体の環状溝に係合する第1軸端部と前記ロック末端部に取外し可能に係合する第2軸端部とを含む、請求項3に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記スリーブ(7088)が、前記カラー(7090)の半径方向の屈曲を制限する第1位置と前記カラーが前記本体(7082)に対して半径方向外向きに屈曲できるようにする第2位置との間で前記本体(7082)及び前記カラー(7090)に対して軸方向に移動可能である、請求項4に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記引張り装置(7018)が、部分的に前記本体(7082)に受け入れられかつ前記ねじ切りロッド(7084)にねじ式に係合する調節部材(7086)を含み、前記調節部材(7086)は、前記本体(7082)に対する前記調節部材(7086)の回転が前記本体(7082)に対する前記ねじ切りロッド(7084)の対応する軸方向の移動を生じるように、前記本体(7082)に対して回転可能でありかつ前記本体(7082)に対して軸方向に固定される、請求項1に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記引張り装置(7018)が、前記ねじ切りロッド(7084)と前記本体(7082)との間の相対的回転を制限する一方で前記ねじ切りロッド(7084)と前記本体(7082)との間の軸方向の相対的移動を許容するように、前記本体(7082)を通過して延びかつ前記ねじ切りロッド(7084)に係合する回転防止ピンを含む、請求項6に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記引張り装置(7018)が、前記ねじ切りロッド(7084)に組付けられ、かつ、前記バンド(7014)が前記ねじ切りロッド(7084)の開口部を通過して移動できるようにするアンロック位置とトグルロックが前記バンド(7014)に係合して前記ねじ切りロッド(7084)に対する前記バンド(7014)の移動を制限するロック位置との間で前記ねじ切りロッド(7084)に対して移動可能な、トグルロック(7112)を含む、請求項1に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記ロック末端部(7017)がケーシング(7048)とカム部材(7052)とを含み、前記ケーシングが前記バンド(7014)の前記第1部分に係合し、前記カム部材(7052)は、前記バンド(7014)の前記第2部分が前記ケーシング(7048)を通過して移動できるようにするアンロック位置と、前記カム部材(7052)が前記バンドの前記第2部分に係合して前記ケーシング(7048)及び前記バンドの前記第1部分(7024)に対する前記第2部分の移動を制限するロック位置と、の間で前記ケーシング及び前記第1部分に対して回転可能である、請求項1に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記ケーシング(7048)が第1ケーシング部材(7048)と第2ケーシング部材(7050)とを含み、前記バンド(7014)の前記第1部分及び前記カム部材(7052)が、前記第1ケーシング部材と前記第2ケーシング部材(7048、7050)との間に配置される、請求項9に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記第1ケーシング部材及び前記第2ケーシング部材(7048、7050)及び前記バンド(7014)の前記第1部分は、全て、前記バンド(7014)の前記第2部分が通過できるようにするために相互に整列する開口部(7058、7034、7070)を含む、請求項10に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記ケーシングがワンピース型単一体である、請求項9に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記カム部材(7052)が、前記ロック位置において前記ケーシングに対して前記バンド(7014)の前記第2部分(7022)を圧締めする、請求項9に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記バンド(7014)の前記第1部分が、前記アンロック位置から前記ロック位置への前記カム部材(7052)の移動を許容しかつ前記ロック位置から前記アンロック位置への前記カム部材(7052)の移動を制限する偏向可能タブ(7026)を含む、請求項9に記載の閉鎖システム(7000)。
- 前記カム部材(7052)が、前記ロック位置において前記ケーシングに解除可能に係合して前記カム部材(7052)が前記ロック位置から外れて移動するのを制限する偏向可能タブを含む、請求項9に記載の閉鎖システム(7000)。
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