JP2019216918A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸汗材の肌に対する密着性を向上させた使い捨ておむつを提供することを目的とする。【解決手段】前身頃10Fと、後身頃10Rと、前後方向における端部領域が前身頃10Fおよび後身頃10Rとに跨って位置する吸収体18を備えた吸収性本体16とを備えた使い捨ておむつ10であって、後身頃10Rにおける肌と接する面において、胴周り開口部10A側を開口端21Aとし、吸汗材23を収容可能としたポケット21とを備え、ポケット21は、吸収体18の背側端部18Xと重ならず、背側端部18Xよりも胴周り開口部10Aの近くに位置する。ポケット21の胴周り方向の長さL1は、背側端部18Xにおける胴周り方向の長さL2と同じまたは広い。開口端21Aは、胴周り開口部10Aよりも背側端部18X側に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、吸汗材が配設される使い捨ておむつに関する。
吸収性物品としての使い捨ておむつは、前身頃と、後身頃と、前身頃と後身頃とを繋ぐ股下部を構成する吸収性本体とを備えている。吸収性本体は、肌と接するトップシートと、吸収体と、肌とは反対側に配置されトップシートとで吸収体を挟み込むバックシートとを備えている。例えば、特許文献1の使い捨ておむつは、胴周り開口部側を開口端としたポケットを備えており、ポケットに対して、吸汗材を収容可能としている。これにより、着用者の背中の蒸れを防ぐようにしている。
特開2018−33748号公報
特許文献1の使い捨ておむつのポケットは、吸収体の前後方向の端部と重なるように設けられている。したがって、ポケットは、吸収体が存在する部分と存在しない部分とで構成される厚さ方向の段差に跨って設けられることになる。このようなポケットに対して吸汗材を収容したとしても、この段差によって、着用者の肌と吸汗材を収容したポケットとの間に隙間が生じてしまう。そして、この隙間部分では、吸汗材によって吸汗しづらくなってしまう。このように、使い捨ておむつの分野では、肌とおむつとの間での蒸れを抑えることが望まれる。
本発明は、吸汗材の肌に対する密着性を向上させた使い捨ておむつを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための使い捨ておむつは、前身頃と、後身頃と、前記前身頃および前記後身頃に跨って位置して股下部を構成するとともに吸収体を有する吸収性本体とを備えた使い捨ておむつであって、前記前身頃および前記後身頃の何れか一方における肌と接する面において、胴周り開口部側を開口端としたポケットであって、吸汗材を収容可能とした前記ポケットを備え、前記ポケットは、前記吸収体と重ならないように位置している。
上記構成によれば、ポケットは、吸収体を跨ぐことなく、吸収体の厚みによる段差を避けた比較的平坦な位置に設けられる。したがって、ポケットに収容された吸汗材と肌との間に隙間が生じにくくなる。これにより、吸汗材によって汗などをしっかりと吸収することができる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記ポケットの胴周り方向の長さは、前記ポケットが位置する身頃での前記吸収体の端部における前記胴周り方向の長さと同じ、または、前記吸収体の端部における前記胴周り方向の長さよりも広い構成としてもよい。上記構成によれば、吸収体の上を胴周り開口部の方向に流れた排泄物なども吸汗材で吸収することができ、背漏れの発生を抑えることができる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記ポケットの開口端は、前記胴周り開口部よりも前記股下部側に位置する構成としてもよい。上記構成によれば、ポケットにおいて開口端からはみ出すように吸汗材を収容することができる。吸汗材は、ポケットからはみ出した部分ではよりしっかりと汗などの水分を吸収することができる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記ポケットを構成する部分における肌と接するシートは、疎水性シートに対して親水化処理を施して構成されているようにしてもよい。上記構成によれば、当該シートを通じて水分を吸汗材に吸収させることができる。また、当該シートは、疎水性シートに対して親水化処理を施すだけでよく、製造が容易である。
上記使い捨ておむつにおいて、前記ポケットを構成する部分における肌と接するシートは、多数の孔を備えているようにしてもよい。上記構成によれば、当該シートを通じて水分を吸汗材に吸収させることができる。また、当該シートは、多数の孔をシートに対して形成するだけで容易に製造することができる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記ポケットを構成する部分における肌と接するシートは、親水性シートで構成されているようにしてもよい。上記構成によれば、当該シートを通じて水分を吸汗材に吸収させることができる。また、当該シートは、親水性シートであるので容易に製造することができる。
上記使い捨ておむつにおいて、前記ポケットは、後身頃に設けられているようにしてもよい。上記構成によれば、背中の蒸れを抑えることができる。
本発明によれば、吸汗材の肌に対する密着性を向上させた使い捨ておむつを提供することができる。
本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつの斜視図。 本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつの平面図。 本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつの断面図。 本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつにおいて、ポケットに吸汗材を配置した状態を示す要部断面図。 本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつの変形例において、ポケットに吸汗材を配置した状態を示す要部断面図。 本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつの変形例において、ポケットに吸汗材を配置する状態を示す要部平面図。
図1ないし図6を参照して本発明を具体化した一実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつについて説明する。
図1に示すように、パンツ型使い捨ておむつ10(以下、単に「おむつ10」という。)は、着用者の腹部形状に追従する形状を有する前身頃10Fと、着用者の背部形状に追従する形状を有する後身頃10Rと、前身頃10Fおよび後身頃10Rを繋ぐ股下部10Cとを備える。
前身頃10Fにおいて股下部10Cと反対側は、着用者の胴周りの部分を取り囲む胴周り部10Wを構成し、上端に、胴周り開口部10Aを備えている。また、前身頃10Fにおける左右両端部、後身頃10Rにおける左右両端部、および、股下部10Cにおける左右両端部とは、着用者の太股部分を取り囲む形状を有した左右一対の脚周り開口部10Lを構成している。前身頃10Fと後身頃10Rの胴周り方向の左右両端部は、接合部11となっている。前身頃10Fは、第1外装体12Fで構成され、後身頃10Rは、第2外装体12Rで構成されている。
図2および図3に示すように、第1外装体12Fおよび第2外装体12Rは、胴周り方向を長手方向とした形状を有している。外装体を構成する外装シート13(図3参照)は、一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布であり、また、透液性シート、不透液性シートであってもよい。なお、ここでは、不透液性シートが用いられている。そして、外装シート13は、1枚のシート要素であり、胴周り開口部10Aで折り返されており、シート13A,13B間に、弾性部材15が挟まれて構成されている。弾性部材15は、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンなどから選ばれる1つ以上の材料により形成された弾性体であり、糸状、紐状、ネット状、平型形状に形成されている。弾性部材15は、複数本が互いに平行に、胴周り方向に沿って配置されている。
なお、外装シート13のうちで、着用者の肌側となる内側に位置するシート要素が第1胴周りシート13Aであり、外側に位置するシート要素が第2胴周りシート13Bである。弾性部材15は、第1胴周りシート13Aと第2胴周りシート13Bとの間において、複数本が互いに平行に、胴周り方向に沿って配置されている。弾性部材15は、伸縮することで、胴周り部10Wにウェストギャザーを構成する。
なお、胴周り部10Wの股下部10C側には、一又は複数本のタミー弾性部材15Aが固定されている。具体的には、タミー弾性部材15Aは、外装シート13の一部である第3胴周りシート13Bとインナーシート15Bとに挟まれ固定されている。これにより、胴周り部10Wの下側には、タミー弾性部材15Aが伸縮することで、タミーギャザーが構成される。
第1外装体12Fと第2外装体12Rとは、股下部10Cを構成する吸収性本体16で連結される。吸収性本体16は、前後方向を長手方向とした矩形形状を有している。吸収性本体16は、液不透過性を有したバックシート17と、吸収体18と、液透過性を有したトップシート19とを備えている。おむつ10において、トップシート19は、着用者の肌と接する内側に配置され、バックシート17は、外側に配置され、外側から、バックシート17、吸収体18、トップシート19の順に重なっている。
吸収体18は、前身頃10F、股下部10C、および、後身頃10Rに跨るように帯形状を有している。吸収体18を形成する材料は、例えば、フラッフパルプ、高吸収性ポリマー(SAP:Superabsorbent polymer)、親水性シートなどの吸収性材料である。吸収体18は、一例として、親水性シートで構成されるコアラップ18Aによって包まれ、バックシート17とトップシート19との間に配置され接合される。さらに、バックシート17の外側には、手触り感を向上させるために、不織布で構成されたカバーシート17Aを配置される。吸収性本体16の前後方向における第1外装体12Fおよび第2外装体12Rと重なる領域の外面が第1外装体12Fおよび第2外装体12Rに対する被接着部となる。
トップシート19は、例えば、織布、不織布、多孔性フィルムなどで形成されている。また、トップシート19は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維であって親水化処理が施された繊維から構成される液透過性を有した不織布などが用いられる。カバーシート17Aは、最外のシートであり、使用者に触れるシートであるため、手触り感を向上させる不織布などで構成されている。
吸収性本体16には、前後方向に沿う両端部に立体ギャザーが配置されている。立体ギャザーは、トップシート19に前後方向に沿う両端部にサイドシート14Sを配置し、サイドシート14Sに弾性部材14Eを前後方向に沿って配置して構成されている。立体ギャザーは、弾性部材14Eが収縮した際に、サイドシート14Sが着用者の肌当接方向に向かって立ち上がり、脚周り開口部10Lの周囲に位置する。
ところで、図3に示すように、後身頃10Rには、胴周り部10Wであって、胴周り開口部10Aに沿うようにしてポケット21を備えている。ポケット21は、吸収体18の背側端部18Xと胴周り開口部10Aとの間に設けられ、背側端部18Xと重ならない位置に設けられている。また、ポケット21の胴周り方向の長さL1は、背側端部18Xの胴周り方向の長さL2より長く設定されている(図2参照)。このようなポケット21は、凹部形状を備えており、胴周り開口部10Aに近い側の辺が開口端21Aとなっており、残りの3辺が閉じられている。開口端21Aは、胴周り開口部10Aと同じ位置、すなわち胴周り開口部10Aに沿うように位置していてもよいが、ここでの開口端21Aの位置は、胴周り開口部10Aより低い位置、すなわち股下部10C側に寄って位置している。このように、ポケット21の大きさは、ポケット21に収容した吸汗材23の一部が開口端21Aからはみ出す大きさとされている(図1参照)。これにより、ポケット21に収容された吸汗材23が直接着用者の肌と接する部分が設けられるようになる。
このように構成されたポケット21は、後身頃10Rにおいて、着用者の背中と接する第1胴周りシート13Aに対して、ポケットシート22を配置することによって構成される。ポケットシート22は、トップシート19で使用しているような透液性シートであってもよいし、不透液性シートであってもよい。ここでは、ポケットシート22に、疎水性シートに対して親水化処理を施したシート材を用いている。なお、ポケットシート22には、親水性シートを用いてもよいし、疎水性シートに対して多数の微小孔などの孔を設けて、通気性や透水性としてもよい。
ポケットシート22は、胴周り開口部10Aに近い側の辺(開口端21A)を除く3辺(2つの前後方向に延びる側辺と胴周り方向に延びる底辺)を第1胴周りシート13Aに対して接着することによって構成される。ポケットシート22の第1胴周りシート13Aに対する接着部22Aは、ホットメルト接着剤によって行ってもよいし、熱溶着によって行うようにしてもよい。ポケットシート22の第1胴周りシート13Aに対して接着される3つの辺は、第1胴周りシート13Aに対して隙間なく接着されていてもよい。また、接着部22Aは、ポケットシート22が第1胴周りシート13Aに対して外れない程度であって、内部に吸汗材23が収容可能な程度に固定されていればよい。
以上のように構成されたおむつ10において、ポケット21は、着用者に着用された際に、後身頃10Rの胴周り部10Wにおける肌と接する内面(第1胴周りシート13A上)に、開口端21Aを胴周り開口部10A側として位置する。
図4に示すように、ポケット21には、吸汗材23が収容される。吸汗材23は、例えば、丸めたり折り畳んだりしたティッシュペーパ、トイレットペーパー、ハンカチ、タオル、吸水性を有する不織布などのシート材である。また、不織布やSAPなどを親水シートで包んだ吸収パットであってもよい。また、ティッシュとしては、パルプに、天然グリセリン、ソルビットなどの保湿成分を含ませたものであってもよい。さらに、不織布としては、SAPを繊維の形態とした高吸水繊維性繊維で構成してもよいし、高吸水性繊維と非高吸水性繊維とを混合して構成してもよい。さらに、吸汗材23は、肌触りを良くするため、その表面がエンボス加工されたものであってもよい。ポケット21には、着用者が多く汗をかいているときなど、状況に応じて吸汗材23が収容するようにして、おむつ10を着用してから交換するまでの間、全ての期間、吸汗材23を収容しなくてもよい。また、ポケット21に収容する吸汗材23の種類は、環境に応じて、ハンカチであったり、ティッシュであったり、適宜選択されるものである。吸汗材23としては、ポケット21に対する専用品(例えばポケット21の大きさに合わせたもの)であってもよいし、汎用品(手持ちのハンカチやティッシュなど)であってもよい。
そして、吸汗材23は、その大きさによって、ポケット21に全て収容されてしまうような大きさであってもよいし、開口端21Aからはみ出す大きさであってもよい。そして、吸汗材23がポケット21からはみ出す大きさのときには、胴周り開口部10Aからははみ出さない大きさであってもよいし、胴周り開口端21Aの外まではみ出す大きさであってもよい。図4に示すように、吸汗材23が胴周り開口端21Aの外まではみ出す大きさであるときには、後身頃10Rの胴周り開口部10Aと肌との摩擦を緩和するとともに、胴周り開口部10Aの上側(背中)の汗なども一部吸収することができる。
以上、上記実施形態によれば以下に列挙する作用および効果を得ることができる。
(1)ポケット21は、胴周り開口部10Aと吸収体18の背側端部18Xとの間に配置され、吸汗材23を収容するようにしている。ポケット21が背側端部18Xを跨ぐように設けられているときには、吸収体18が存在する部分と存在しない部分との厚さの相違による段差が生じる。このような配置のポケットに対して吸汗材23を収容した場合、段差部分には、肌と吸汗材23との間に隙間が生じる。このため、当該部分において、吸収性が他の密着した領域より劣るようになってしまうおそれがある。
この点、おむつ10におけるポケット21は、背側端部18Xを跨ぐことなく、胴周り開口部10Aと吸収体18の背側端部18Xとの間の比較的平坦な位置に設けられるので、吸汗材23と肌との間に隙間が生じにくくなって、密着性が向上する。これにより、吸汗材23によって汗などをしっかりと吸収することができる。
(2)ポケット21の胴周り方向の長さは、背側端部18Xの胴周り方向の長さより長く設定されている。したがって、吸収体18の上を胴周り開口部10Aの方向に流れた排泄物なども吸汗材23で吸収することができ、背漏れの発生を抑えることができる。
(3)ポケット21の開口端21Aは、胴周り開口部10Aよりも股下部10C側に位置する。これにより、後身頃10Rの内面において、ポケット21において開口端21Aからはみ出すように吸汗材23を収容することができる。吸汗材23は、ポケット21からはみ出した部分ではよりしっかりと汗などの水分を吸収することができる。
(4)ポケットシート22は、疎水性シートに対して親水化処理を施して構成した場合、ポケットシート22を通じて水分を吸汗材23に吸収させることができる。また、ポケットシート22は、疎水性シートに対して親水化処理を施すだけで容易に製造することができる。
(5)ポケットシート22は、疎水性のシートに対して多数の孔を設けて構成した場合にも、ポケットシート22を通じて水分を吸汗材23に吸収させることができる。また、容易に製造することができる。
(6)ポケットシート22は、親水性シートで構成した場合でも、ポケットシート22を通じて水分を吸汗材23に吸収させることができる。また、容易に製造することができる。
(7)乳幼児などは寝ていることが多く、布団と接する背中が蒸れやすい。ポケット21は、後身頃10Rに設けられている。したがって、ポケット21に収容された吸汗材23で、水分を吸収して、背中の蒸れを抑えることができる。
(8)ポケット21は、ウェストギャザーの部分に設けられている。したがって、弾性部材15の収縮によりポケットシート22に皺がより開口端21Aが若干開く。したがって、吸汗材23をポケット21に収容するとき、開口端21Aを開け易くなる。
なお、上記実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・ポケット21は、次のように構成することもできる。図5および図6に示すポケット21は、外装シート13のうち第1胴周りシート13Aを股下部10Cの方向に延長し、延長部分22Bを胴周り開口部10Aの方向に折り返して構成することもできる。
この場合、延長部分22Bの先端部がポケット21の開口端21Aとなる。開口端21Aは、胴周り開口部10Aと同じ位置、すなわち胴周り開口部10Aに沿うように位置していてもよいが、ここでの開口端21Aの位置は、胴周り開口部10Aより低い位置、すなわち股下部10C側に寄って位置する。開口端21Aと反対側に位置する折曲部22C(ポケット21の底辺を構成する部分)は、背側端部18Xより胴周り開口部10A側に位置し、背側端部18Xと重ならないように位置される。そして、延長部分22Bは、胴周り方向において、背側端部18Xより外側において、折曲部22Cから開口端21Aを構成する先端部に至るまでが第1胴周りシート13Aに対して線状に接着される接着部22Aが構成される。2本の接着部22Aの間隔、すなわちポケット21の胴周り方向の長さL1は、背側端部18Xの胴周り方向の長さL2より長く設定される。なお、折曲部22Cも第1胴周りシート13Aに対して接着するようにしてもよい。これにより、開口端21Aを胴周り開口部10A側とした凹部形状のポケット21を構成することができる。
なお、ポケット21における胴周り方向の外側領域25にも、接着部22Aを設けることで追加的な更なるポケット26を設けることもできる。ポケット26は、接着部22Aと接合部11との間の領域となる。この場合、ポケット21に収容される吸汗材23は、ポケット21を構成するための接着部22Aによって、収容位置が規制される。これにより、ポケット21の吸汗材23は、背蒸れや背漏れを抑えることができる。ポケット26にも新たな吸汗材23Aを収容するときには、より胴周り方向の広い範囲で背蒸れを抑えることができるようになる。なお、吸汗材23Aとしては、吸汗材23と同じようなものを使用することができる。
図5および図6の変形例では、外装シート13でポケット21,26を構成することができ、第1実施形態のポケット21に比べてポケットシート22が不要となる点で部品点数を削減することができる。なお、外側領域25は、ポケット26として使用しなくてもよい。
・ポケット21は、前身頃10Fの内面に設けるようにしてもよいし、後身頃10Rおよび前身頃10Fに設けるようにしてもよい。前身頃10Fのポケット21では、腹側の蒸れを抑制することができるとともに、腹漏れの発生を抑えることができる。また、前身頃10Fにポケット26を設けることも可能である。
・ポケットシート22は、親水性を有する部分を備えない疎水性シートで構成されていてもよい。このような場合であっても、ポケット21の開口端21Aからはみ出した吸汗材23で湿気を吸収することができる。また、ポケットシート22は、多数の孔を設けることによっても透水性を得ることができる。
・ポケット21の胴周り方向の長さは、背側端部18Xより長いのではなく同じであってもよい。また、背側端部18Xより若干短くてもよい。また、ポケット21は、胴周り方向の一方側においてのみ、背側端部18Xからはみ出していてもよい。以上のような構成であっても、ポケット21が胴周り方向において背側端部18Xから両方にはみ出している場合とほぼ同程度の効果を得ることができるからである。
・ポケット21の肌と接する面(ポケットシート22や延長部分22B)は、エンボス加工などが施し、肌触りを向上させるようにしてもよいし、保湿成分などを含ませるようにしてもよい。
・おむつ10としては、立体ギャザーの他、レグギャザーを備えていてもよいし、立体ギャザーを省略しレグギャザーだけとしてもよい。
・使い捨ておむつとしては、テープ型のおむつであってもよい。また、乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつであってもよい。
10A…胴周り開口部、10C…股下部、10F…前身頃、10L…脚周り開口部、10R…後身頃、10W…胴周り部、11…接合部、12F…第1外装体、12R…第2外装体、13…外装シート、13A…第1胴周りシート、13B…第2胴周りシート、14E…弾性部材、14S…サイドシート、15…弾性部材、15A…タミー弾性部材、15B…インナーシート、16…吸収性本体、17…バックシート、17A…カバーシート、18…吸収体、18A…コアラップ、18X…背側端部、19…トップシート、21,26…ポケット、21A…開口端、22…ポケットシート、22A…接着部、22B…延長部分、22C…折曲部、23,23A…吸汗材、25…外側領域。

Claims (7)

  1. 前身頃と、後身頃と、前記前身頃および前記後身頃に跨って位置して股下部を構成するとともに吸収体を有する吸収性本体とを備えた使い捨ておむつであって、
    前記前身頃および前記後身頃の何れか一方における肌と接する面において、胴周り開口部側を開口端としたポケットであって、吸汗材を収容可能とした前記ポケットを備え、
    前記ポケットは、前記吸収体と重ならないように位置している
    使い捨ておむつ。
  2. 前記ポケットの胴周り方向の長さは、前記ポケットが位置する身頃での前記吸収体の端部における前記胴周り方向の長さと同じ、または、前記吸収体の端部における前記胴周り方向の長さよりも広い
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記ポケットの開口端は、前記胴周り開口部よりも前記股下部側に位置する
    請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記ポケットを構成する部分における肌と接するシートは、疎水性シートに対して親水化処理を施して構成されている
    請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記ポケットを構成する部分における肌と接するシートは、多数の孔を備えている
    請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記ポケットを構成する部分における肌と接するシートは、親水性シートで構成されている
    請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記ポケットは、後身頃に設けられている
    請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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