JP2019216338A - デジタルコヒーレント受信器 - Google Patents

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正明 岡本
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Abstract

【課題】位相を補償する回路の規模を小さくすること。【解決手段】IQ平面にて割り付けられた複数の理想的なシンボルの一つ第1シンボルと判定された、入力信号に相当する第2シンボルに関して、第2シンボルの位相の第1シンボルの位相に対する誤差を直交座標系の誤差信号として出力する位相誤差推定部と、直交座標系の誤差信号を、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数Nの第1逐次演算処理を介して極座標系の誤差信号に変換する第1変換部と、第2シンボルの極座標を極座標系の誤差信号によって補正し、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数Nの第2逐次演算処理を介して第2シンボルの補正された直交座標を出力する第2変換部と、を備え、複数Nの第2逐次演算処理のi番目は、第2シンボルの補正前の極座標と、複数Nの第1逐次演算処理のi番目が出力する極座標と、を比較して複数Nの第2逐次演算処理のi番目における極座標の回転方向を判定するデジタルコヒーレント受信器。【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルコヒーレント受信器に関する。
デジタルコヒーレント光伝送装置においては、光通信における大容量化にともない、変調方式として、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式に加え、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式または64QAM等の高次のQAM方式が検討されている。
QAM方式の復調において、位相を制御する方法として、ML(Maximum Likelihood)法等により位相誤差を推定し、推定した位相誤差に基づき位相補償する方法が知られている(例えば特許文献1、非特許文献1)。
米国特許出願公開第2012/0155890号明細書
A.Bisplinghoff, C.R.S. Fludger et.al. "Carrier and Phase Recovery Algorithms for QAM Constellations:Real-time Implementations" Advanced Photonics Congress 2013
しかしながら、位相誤差から位相補償する演算の回路規模が大きく、消費電力等が大きくなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、位相を補償する回路の規模を小さくすることを目的とする。
本発明の一実施形態は、信号空間ダイアグラム(IQ平面)にて割り付けられた複数の理想的なシンボルの一つ(以下第1シンボル)と判定された、入力信号に相当するシンボル(以下第2シンボル)に関して、前記第2シンボルの位相の前記第1シンボルの位相に対する誤差を直交座標系の誤差信号として出力する位相誤差推定部と、前記直交座標系の誤差信号を、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数N(Nは2以上の整数)の第1逐次演算処理を介して極座標系の誤差信号に変換する第1変換部と、前記第2シンボルの極座標を前記極座標系の誤差信号によって補正し、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数Nの第2逐次演算処理を介して前記第2シンボルの補正された直交座標を出力する第2変換部と、を備え、前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、前記第2シンボルの前記補正前の極座標と、前記複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する極座標と、を比較して前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目における極座標の回転方向を判定するデジタルコヒーレント受信器である。
本発明の一実施形態によれば、位相を補償する回路の規模を小さくすることができる。
図1は、実施例1に係るデジタルコヒーレント受信器のブロック図である。 図2は、実施例1に係るデジタル信号処理部のブロック図である。 図3は、実施例1における位相オフセット補償部のブロック図である。 図4は、実施例1における変換部のブロック図である。 図5は、実施例1におけるkに対応する回転量のテーブルを示す図である。 図6は、実施例1における変換部32のk段目のステージのブロック図である。 図7は、実施例1における変換部33のk段目のステージのブロック図である。 図8は、IQ平面におけるシンボル座標を示す図である。 図9は、実施例1における変換部31の演算例を示す図である。 図10は、実施例1における変換部32の演算例を示す図である。 図11は、実施例1における変換部33の演算例を示す図である。 図12は、実施例1の変形例1における変換部のブロック図である。 図13は、比較例1における位相オフセット補償部のブロック図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本願発明の一実施形態は、信号空間ダイアグラム(IQ平面)にて割り付けられた複数の理想的なシンボルの一つ(以下第1シンボル)と判定された、入力信号に相当するシンボル(以下第2シンボル)に関して、前記第2シンボルの位相の前記第1シンボルの位相に対する誤差を直交座標系の誤差信号として出力する位相誤差推定部と、前記直交座標系の誤差信号を、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数N(Nは2以上の整数)の第1逐次演算処理を介して極座標系の誤差信号に変換する第1変換部と、前記第2シンボルの極座標を前記極座標系の誤差信号によって補正し、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数Nの第2逐次演算処理を介して前記第2シンボルの補正された直交座標を出力する第2変換部と、を備え、前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、前記第2シンボルの前記補正前の極座標と、前記複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する極座標と、を比較して前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目における極座標の回転方向を判定するデジタルコヒーレント受信器である。これにより、位相補償する回路の規模を小さくすることができる。
(2)前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、前記第2シンボルの前記補正前の偏角と前記複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する偏角との差が0以上か0未満かに基づき前記極座標の回転方向を判定することが好ましい。これにより、第2シンボルの極座標を直交座標に変換できる。
(3)前記複数Nの第1逐次演算処理のk番目(kは2以上の整数)は、直交座標入力をXおよびYとし、偏角入力をZとし、偏角回転量をαとしたとき、Yが0以上のとき、XおよびYを時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1およびYk+1とし、Yが0未満のとき、XおよびYを反時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1およびYk+1とし、Yが0以上のとき、Zにαを加算し偏角出力Zk+1とし、Yが0未満のとき、Zからαを減算し偏角出力Zk+1とし、前記複数Nの第2逐次演算処理のk番目は、直交座標入力をX´およびY´とし、偏角入力をZ´とし、偏角判定入力をθとし、偏角回転量をαとしたとき、θ−Zが0以上のとき、X´およびY´を反時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1´およびYk+1´とし、θ−Zが0未満のとき、X´およびY´を時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1´およびYk+1´とし、θ−Zが0以上のとき、Z´にαを加算し偏角出力Zk+1´とし、θ−Zが0未満のとき、Z´からαを減算し偏角出力Zk+1´とし、X´は前記第1シンボルの極座標の動径であり、Y´は0であることが好ましい。これにより、第2シンボルの極座標を直交座標に変換できる。
(4)前記第2シンボルの前記補正前の直交座標を極座標に変換する第3変換部を備えることが好ましい。これにより、第2シンボルの直交座標を極座標に変換できる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態にかかるデジタルコヒーレント受信器の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[デジタルコヒーレント受信器の説明]
図1は、実施例1におけるデジタルコヒーレント受信器のブロック図である。図1に示すように、デジタルコヒーレント受信器100は、ローカル光光源用レーザダイオード(LOLD)12、フロントエンド受信器14、デジタル信号処理部16およびシンボル判定誤り訂正部18を備えている。LOLD12は、ローカル光(局所光)の光源であり、コヒーレント検波を行うためのローカル光を出力する。LOLD12は、例えば、光通信技術業界団体OIF(Optical Internetworking Forum)において標準規格が定められている波長可変レーザアセンブリITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)である。ITLAには波長可変レーザダイオードが搭載されている。フロントエンド受信器14は、光信号とローカル光(局所光)を干渉させることで光信号から信号成分を取り出す。フロントエンド受信器14は、取り出された信号成分を、X´I、X´Q、Y´IおよびY´Q信号の電気信号に変換する。ここで、X´およびY´は偏波面を表し、IおよびQは複素平面上の実軸(I軸)、虚軸(Q軸)を表す。従って、X´I信号はほぼX偏波のI軸信号、X´Q信号はほぼX偏波のQ軸信号、Y´I信号はほぼY偏波のI軸信号、およびY´Q信号はほぼY偏波のQ軸信号であり、アナログ信号である。
デジタル信号処理部16は、アナログ電気信号であるX´I、X´Q、Y´IおよびY´Q信号をデジタル電気信号に変換し、変換されたデジタル信号をX偏波のI軸信号XI、X偏波のQ軸信号XQ、Y偏波のI軸信号YIおよびY偏波のQ軸信号YQに復調する。シンボル判定誤り訂正部18は、復調されたデジタル信号についてシンボルを判定し、例えばFEC(Forward Error Correction)方式を用い誤りを訂正する。
[デジタル信号処理部の説明]
図2は、実施例1におけるデジタル信号処理部のブロック図である。図2に示すように、デジタル信号処理部16は、AD(アナログデジタル)変換部20、波長分散補償部22、タイミングリカバリーリサンプリング部24、アダプティブイコライザ(AEQ)26およびキャリアフェーズリカバリ(CPR)28を備えている。
AD変換部20は、X´I、X´Q、Y´IおよびY´Q信号をほぼX偏波およびほぼY偏波の複素平面のデジタル電気信号X´I+jQおよびY´I+jQに変換する。波長分散補償部22は、光ファイバ等により信号光が受けた波長分散を補償する。タイミングリカバリーリサンプリング部24は、タイミングリカバリーすることでデジタル電気信号の位相を制御する。タイミングリカバリーリサンプリング部24から出力されたX´信号およびY´信号は、ほぼX偏波およびほぼY偏波の信号である。X´信号およびY´信号は、ほぼ位相制御されている。AEQ26は、X偏波およびY偏波の分離等を行う。
CPR28は周波数オフセット補償部28aおよび位相オフセット補償部28bを備えている。AEQ26から出力されたX偏波信号およびY偏波信号の周波数および位相は復調すべき信号にほぼ合っている。しかし、周波数および位相に多少の誤差が含まれる。周波数オフセット補償部28aは、周波数の誤差を補償する。周波数オフセット補償部28aは、位相の誤差を補償する。CPR28は、周波数誤差および位相誤差の補償されたX偏波信号およびY偏波信号を出力する。なお、X偏波信号およびY偏波信号は、それぞれX偏波およびY偏波された光信号の復調信号である。X偏波信号およびY偏波信号は、複素平面(IQ平面)上にマッピングすることができる。
[位相オフセット補償部の説明]
図3は、実施例1における位相オフセット補償部のブロック図である。図3に示すように、位相オフセット補償部28bは、位相誤差推定部36、位相誤差補償部30、回転処理部37、39およびシンボル遅延部38を備えている。位相誤差推定部36、位相誤差補償部30、回転処理部37、39およびシンボル遅延部38は、専用回路で実現してもよいし、プロセッサがソフトウエアを用い実現してもよい。位相オフセット補償部28bには、X偏波信号用の補償部とY偏波信号用の補償部が設けられているが、1つの補償部について説明する。
以下の説明では、直交座標と極座標を用いる。直交座標は、IQ平面の原点を原点とし、XおよびYで表した座標である。X座標およびY座標はX偏波およびY偏波とは異なる。極座標はIQ平面の原点を原点とし、偏角Φおよび動径(または振幅)Aで表した座標である。
位相誤差補償部30はシンボルの振幅は変えずに位相を理想的なシンボルの位相に補償する。位相誤差推定部36は、位相オフセット補償部28bに入力された入力信号の位相誤差を推定する。入力信号のシンボルはIQ平面上での直交座標で表されている。誤差信号は、入力されたシンボルのIQ平面上での誤差である。すなわち、誤差信号には、理想的なシンボルに対し位相および振幅の誤差が直交座標で表されている。位相誤差推定部36は、複数(例えば2N+1)個のシンボルの誤差信号を加算または平均する。位相誤差の推定には、ML法または累積法等の公知のフィードフォワード型のアルゴリズムを用いる。位相誤差の推定方法は、フィードフォワード型のアルゴリズムには限られない。ML法を用いた場合、位相誤差推定部36の出力は±45°の範囲となる。
回転処理部37は、入力信号におけるシンボルの偏角が±45°となるように、IQ平面上でのシンボルの座標を原点を中心に90°×n(nは整数)回転させる。これにより、位相誤差補償部30は、位相誤差推定部36の出力により位相誤差を補償可能となる。整数nは回転処理部39に出力される。
シンボル遅延部38は、位相誤差推定部36が複数のシンボルの加算または平均を誤差信号とした場合に、加算または平均のための複数のシンボルの窓の中心と位相誤差補償部30に入力する入力信号のシンボルとを合わせる。例えば位相誤差推定部36が加算または平均するシンボル数が2N+1のとき、シンボル遅延部38は、シンボルをN個遅延させ、主信号として出力する。
位相誤差補償部30には、直交座標で表された誤差信号と、位相誤差を含む主信号が入力する。位相誤差補償部30は主信号の位相誤差を補償し回転処理部39に出力する。すなわち、位相誤差補償部30は、主信号のシンボルの位相誤差を補償し、振幅は変えない。回転処理部39は、位相誤差補償部30が出力した信号をIQ平面において90°×−n回転する。これにより、回転処理部37が回転させた座標を元に戻す。
位相誤差補償部30は、変換部31から33、加算器34および乗算器35を備えている。主信号はIQ平面における直交座標で表されている。変換部31は、直交座標を偏角Φおよび動径Aの極座標に変換する。変換部31は、例えばCORDIC(Coordinate Digital Computer)アルゴリズムを用いる。変換部31がCORDICアルゴリズムを用いた場合、動径AはK倍(K=1.64676)となっている。さらに、変換部33においてCORDICアルゴリズムを用いるために1/Kを乗算する。これにより、乗算器35は動径Aに1/Kを乗算する。
変換部32は、直交座標の誤差信号をCORDICアルゴリズムを用いて極座標に変換する。変換部33は、動径Aを偏角0°とした極座標をCORDICアルゴリズムを用いて直交座標に変換する。加算器34は、偏角Φから変換部32のCORDICアルゴリズムに各段の偏角を減算する。減算結果を変換部33のCORDICアルゴリズムの各段の偏角として出力する。
図4は、実施例1における変換部のブロック図である。図4に示すように、変換部32には複数(例えばn+1個)のステージ40が設けられ、変換部33には複数(例えばn+1個)のステージ50が設けられている。例えば変換部32のステージ40の個数と変換部33のステージ50の個数は同じである。
変換部32の0段目のステージ40には、誤差信号のX座標XおよびY座標Yが入力し、偏角Zとして0が入力する。0段目のステージ40は、X、YおよびZを出力する。1段目のステージ40には、X、YおよびZが入力し、1段目のステージ40は、X、YおよびZを出力する。同様に、k段目のステージ40には、X、YおよびZが入力し、k段目のステージ40は、Xk+1、Yk+1およびZk+1を出力する。n段目のステージ40には、X、YおよびZが入力する。
変換部33の0段目のステージ50には、乗算器35の出力A/KがX座標X´として入力し、Y座標Y´および偏角Z´に0が入力する。さらに、加算器34が変換部32の0段目のステージ40が出力したZをΦから減じたθが0段目ステージ50に入力する。0段目のステージ50は、X´、Y´およびZ´を出力する。1段目のステージ50には、X´、Y´、Z´およびθとしてΦ−Zが入力し、1段目のステージ50は、X´、Y´およびZ´を出力する。k段目のステージ50には、X´、Y´、Z´およびθとしてΦ−Zk+1が入力し、k段目のステージ50は、Xk+1´、Yk+1´およびZk+1´を出力する。n段目のステージ50には、X´、Y´、Z´およびθとしてΦ−Zn+1が入力する。n段目のステージ50は、位相誤差補償された信号の直交座標X´およびY´を出力する。
[変換部32の説明]
変換部32において、直交座標を極座標に変換するCORDICアルゴリズムについて説明する。0段目に直交座標XおよびYを入力する。その後、k段目のステージ40では、Y≧0のとき時計回りに座標を移動する。このときの計算式は式1となる。
(式1)
k+1=X+2−k−1・Y
k+1=Y−2−k−1・X
<0のとき反時計回りに座標を移動する。このときの計算式は式2となる。
(式2)
k+1=X−2−k−1・Y
k+1=Y+2−k−1・X
時計回りを+として、偏角回転量αを積算する。k段目の回転量は式3となる。
(式3)
α=tan−1(2−k
図5は、実施例1におけるkに対応する回転量のテーブルを示す図である。図5に示すように、0段目の回転量αは45°である。kが増えるとαは小さくなる。図5のテーブルは、あらかじめメモリに記憶されている。
n段目が終了すると、Yn+1はほぼ0に収束する。このときのαの積算値が極座標の偏角となる。
k段目の座標の移動において、振幅の絶対値の増加率Kは式4で表される。
(式4)
=√(1+(2−k
Yが収束した後の振幅の絶対値の増加率KはK=K・K・K…≧1.64676となる。
図6は、実施例1における変換部32のk段目のステージのブロック図である。図6に示すように、ビットシフタ41xは、X(2進数)をkビット右にシフトする。このとき、符号ビットは保持する。これにより、X×2−kが算出される。符号反転部42xは、X×2−kの符号を反転させる。選択部43xは、Signが0のとき、X×2−kを加算器44yに出力し、Signが1のとき、−X×2−kを加算器44yに出力する。加算器44xはXと選択部43yの出力を加算し、Xk+1として出力する。
ビットシフタ41yは、Y(2進数)をkビット右にシフトする。このとき、符号ビットは保持する。これにより、Y×2−kが算出される。符号反転部42yは、Y×2−kの符号を反転させる。選択部43yは、Signが0のとき、−Y×2−kを加算器44xに出力し、Signが1のとき、Y×2−kを加算器44xに出力する。加算器44yはYと選択部43xの出力を加算し、Yk+1として出力する。
判定部45は、Y≧0のときSign=1とし、Y<0のときSign=0とし、Signを選択部43x、43yおよび47に出力する。Sign=1は時計回りに相当し、Sign=0は反時計回りに相当する。符号反転部46はαの符号を反転する。選択部47は、Signが0のとき、−αを加算器48に出力し、Signが1のとき、αを加算器48に出力する。加算器48は、Zに選択部47の出力を加算しZk+1として出力する。
以上により、Xk+1およびYk+1は式1および式2の算出結果となる。Zk+1は、時計回りを+として、偏角回転量αを0からkまで積算した値となる。
変換部31がCORDICアルゴリズムを用いる場合、変換部32と同様の演算を行う。
[変換部33の説明]
変換部33において、極座標を直交座標に変換するCORDICアルゴリズムについて説明する。X´をA×1/Kとする。これにより、X´は極座標の動径×1/Kとなる。Y´=0およびZ´=0とする。θを極座標の偏角Φ−Z´とする。k段目のステージ50では、θ≧Z´のとき、反時計回りに座標を移動する。θ<Z´のとき、時計回りに座標を移動する。反時計回りを+として回転量をZとして積算する。
θを収束させたい偏角とする。例えばθを(主信号の偏角Φ−位相誤差の極座標の偏角)とすると、n段経過後(すなわち収束後)には、Xn+1´およびYn+1´が直交座標となる。誤差信号の極座標の偏角(すなわち位相誤差)は変換部32の収束後のZn+1である。θをΦ−Zk+1とする。
図7は、実施例1における変換部33のk段目のステージのブロック図である。図7に示すように、ビットシフタ51xは、X´(2進数)をkビット右にシフトする。このとき、符号ビットは保持する。これにより、X´×2−kが算出される。符号反転部52xは、X´×2−kの符号を反転させる。選択部53xは、Signが0のとき、−X´×2−kを加算器54yに出力し、Signが1のとき、X´×2−kを加算器54yに出力する。加算器54xはX´と選択部55yの出力を加算し、Xk+1´として出力する。
ビットシフタ51yは、Y´(2進数)をkビット右にシフトする。このとき、符号ビットは保持する。これにより、Y´×2−kが算出される。符号反転部52yは、Y´×2−kの符号を反転させる。選択部53yは、Signが0のとき、Y´×2−kを加算器54xに出力し、Signが1のとき、−Y´×2−kを加算器54xに出力する。加算器54yはY´と選択部53xの出力を加算し、Yk+1´として出力する。
符号反転部56はαの符号を反転する。選択部57は、Signが0のとき、αを加算器58に出力し、Signが1のとき、−αを加算器58に出力する。加算器59はθ−Z´を算出する。判定部55は、θ−Z´≧0のときSign=0とし、θ−Z´<0のときSign=1とし、Signを選択部53x、53yおよび57に出力する。Sign=1は反時計回りに相当し、Sign=0は時計回りに相当する。加算器58は、Z´に選択部57の出力を加算しZk+1´として出力する。
位相誤差補償部30の算出例を説明する。図8は、IQ平面におけるシンボル座標を示す図である。図8において、位相誤差補償前の主信号におけるシンボルのベクトルをS1、理想的なシンボルのベクトルをS0で示す。S0とS1との差が誤差信号ΔSである。誤差信号ΔSには、位相誤差Δφ(S0とS1の位相差)と振幅の誤差が含まれる。位相誤差補償後シンボルのベクトルをS2とする。Qは実成分であり、図4から図7の説明ではX座標である。Iは虚成分であり、図4から図7の説明ではY座標である。S1の偏角(すなわち位相)は1.0rad=57.5°、S0の偏角は0.7854rad=45°である。位相誤差Δφは0.215rad=12.5°である。
S1を複素数で表現すると0.35+0.55j=0.652・exp(1.0j)である。0.652はシンボルの振幅、1.0rad=57.5°は位相である。S1を直交座標(X座標,Y座標)で表現すると(0.35,0.55)であり、極座標(動径,偏角)で表現すると(0.652,57.5°)である。
S0を複素数で表現すると0.50+0.50j=0.707・exp(0.785j)である。S0を直交座標で表現すると(0.50,0.50)であり、極座標で表現すると(0.707,45°)である。
誤差信号ΔSは、S1にS0の複素共役conj(S0)を乗算すると算出できる。よって、ΔS=(0.35+0.55j)・(0.50−j0.50)=0.45+0.1jとなる。誤差信号ΔSの直交座標は(0.45,0.1)となる。
位相誤差補償部30に入力する主信号であるS1の直交座標を(0.35,0.55)とし、誤差信号ΔSの直交座標を(0.45,0.1)とする。
図9から図11は、実施例1における変換部31から33の演算例を示す図である。図9に示すように、変換部31では、XおよびYをS1の直交座標0.35および0.55とする。Zを0とする。kが12において、XおよびYは収束する。このときのZ12がS1の極座標の偏角Φ=57.53°となる。X12がA=1.074となる。A/KがS1の極座標の動径である。
図10に示すように、変換部32では、XおよびYを誤差信号ΔSの直交座標0.45および0.10とする。Zを0とする。Φ−Zは加算器34の出力に相当する。kが12において、XおよびYは収束する。このときのZ12が誤差信号ΔSの極座標の偏角(すなわち位相誤差Δφ)12.6°となる。Φ−Zは位相誤差補償後のS2の極座標の偏角45°となる。
図11に示すように、変換部33では、X´をA/K=0.396とする。Y´およびZ´を0とする。θをΦ−Z=12.5°とする。kが12において、X´およびY´は収束する。このときのX12およびY12が位相誤差補償後のS2の直交座標0.461および0.461となる。位相誤差補償後のS2は、S1に対し位相誤差Δφが補償されかつ振幅はS1と同じとなる。
[実施例1の変形例1]
図12は、実施例1の変形例1における変換部のブロック図である。図12に示すように、変換部31と変換部33との間にΦおよびA/Kの時間調整を行う時間調整部60が設けられている。時間調整部60の後段にΦおよびA/Kを保持するレジスタ66が設けられている。変換部32の各ステージ40間にX、YおよびZを保持するレジスタ62が設けられている。変換部33の各ステージ50間にX´、Y´およびZ´を保持するレジスタ64が設けられている。各ステージ間にはΦを保持するレジスタ67が設けられている。変換部31にCORDICアルゴリズムを用いる場合、変換部32と同様に各ステージ間にレジスタ64が設けられている。その他の構成は実施例1と同じである。
これにより、各ステージ40および50をパイプライン化することができる。例えば、変換部32では、1クロック目において0段目のステージ40が1シンボル目の処理を終了すると、レジスタ62は0段目のステージ40の結果X、YおよびZを保持する。2クロック目において1段目のステージ40はレジスタ62のX、YおよびZを用い1シンボル目の処理を行う。2クロック目において0段目のステージ40は次の2シンボル目の処理を行う。変換部33では、2クロック目において0段目のステージ50は1シンボル目の処理を行う。3クロック目において、変換部32では、2段目のステージ40は1シンボル目の処理、1段目のステージ40は2シンボル目の処理、および0段目のステージ40は3シンボル目の処理を行う。変換部33では、1段目のステージ50は1シンボル目の処理、0段目のステージ50は2シンボル目の処理を行う。
実施例1の変形例1のように、変換部32から変換部33をパイプライン化してもよい。変換部31も同様にパイプライン化してもよい。
時間調整部60は、誤差信号と主信号のタイミングを合わせるためにΦおよびA/Kを遅延させる。例えば1シンボルの処理を1クロックで行う場合について考える。位相誤差推定の平均のための窓を2N+1シンボルとし、平均化以外の位相誤差推定に要するクロック数をMとすると、誤差信号はN+Mクロック遅れる。変換部31のステージ数をK、主信号の各ステージ以外の演算に要するクロック数をLとすると、主信号はK+Lクロック遅れる。よって、N+M=K+Lであれば、時間調整部60は不要である。
[比較例1]
比較例1として、フィードフォワードにより位相誤差補償の例を説明する。図13は、比較例1における位相オフセット補償部のブロック図である。位相誤差推定部36は、実施例1と同様に直交座標の誤差信号を出力する。偏角算出部72は、誤差信号から偏角を算出する。exp(−j・)部74は算出された偏角から位相を補償するための複素数を算出する。遅延部76は、タイミングを合わせるため入力信号のシンボルを遅延させる。乗算部78は、入力信号とexp(−j・)部74の出力とを乗算する。乗算部78は複素数の乗算となる。
比較例1では、偏角算出部72において、誤差信号に対し、直交座標から偏角を算出するため逆タンジェントを演算する。逆タンジェントの算出には、多項式近似を行う方法またはテーブルを設けておく方法がある。しかし、これらの方法では、回路規模が大きくなってしまう。乗算部78において、複素数の乗算を行うためには、実数の乗算器が3個と実数の加減算器が5個用いる。複数のシンボルを並列処理しようとすると、回路規模が大きくなる。また、消費電力が大きくなってしまう。
実施例1およびその変形例によれば、図8のように、位相誤差推定部36は、光信号から変換された電気信号でありかつ位相誤差を補償する前のシンボルS1の理想的なシンボルS0からのIQ平面における誤差を直交座標の誤差信号として出力する。すなわち、図8のシンボルS0(第1シンボル)は、信号空間ダイアグラム(IQ平面)にて割り付けられた複数の理想的なシンボルの一つのシンボルであり、シンボルS1(第2シンボル)は、理想的なシンボルの一つのシンボルS0と判定された入力信号に相当するシンボルである。位相誤差推定部36は、シンボルS1に関して、シンボルS1の位相のシンボルS0の位相に対する誤差を直交座標系の誤差信号として出力する。
図4のように、変換部32(第1変換部)は多段のステージ40(第1ステージ)を有するCORDICアルゴリズムを用い、直交座標の誤差信号を極座標に変換する。すなわち、変換部32は、直交座標系の誤差信号を、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数N(Nは2以上の整数)の第1逐次演算処理を介して極座標系の誤差信号に変換する。
変換部33(第2変換部)は多段のステージ50(第2ステージ)を有するCORDICアルゴリズムを用い、シンボルS1の極座標を、位相誤差を補償した後のシンボルS2の直交座標に変換する。すなわち、変換部33は、シンボルS1の極座標を極座標系の誤差信号によって補正し、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数Nの第2逐次演算処理を介してシンボルS1の補正された直交座標を出力する。
このような構成において、多段のステージ50は、それぞれ多段のステーシ40が出力する偏角θとシンボルS1の極座標の偏角Φとに基づき座標の回転方向(図7のSign)を判定する。すなわち、複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、シンボルS0の補正前の極座標と、複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する極座標と、を比較して複数Nの第2逐次演算処理のi番目における極座標の回転方向(図7のSign)を判定する。
これにより、比較例1のような偏角算出部72、exp(−j・)部74および乗算部78を用いなくてよく、回路規模および消費電力を低減できる。
また、図7のように、多段のステージ50は、各々シンボルS1の極座標の偏角Φと同じ段のステージ40が出力する偏角θとの差が0以上か0未満かに基づき座標の回転方向を判定する。すなわち、複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、シンボルS1の補正前の偏角Φと複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する偏角θとの差が0以上か0未満かに基づき極座標の回転方向(Sign)を判定する。これにより、位相誤差補償前のシンボルS1の極座標を位相誤差補償後のシンボルS2の直交座標に変換することができる。
また、図4および図10のように、多段のステージ40のうち、0段目ステージ40には、直交座標入力XおよびYに直交座標の誤差信号ΔSが入力し偏角入力Zに0が入力する。
図4および図11のように、多段のステージ50のうち、0段目のステージ40の直交座標入力X´およびY´にシンボルS1の極座標の動径と0とが入力し、偏角入力Z´に0が入力し、偏角判定入力θにシンボルS1の極座標の偏角Φと変換部32の0段目ステージが出力する偏角Zとの差Φ−Zが入力する。1段目以降のk段目のステージ40の偏角判定入力θにシンボルS1の極座標の偏角Φと変換部32の同じk段目のステージ50が出力する偏角出力Zとの差が入力する。最終段ステージの直交座標出力X´およびY´をシンボルS1を位相の誤差を補償した後のシンボルS2の直交座標とする。
これにより、位相誤差補償前のシンボルS1の極座標を位相誤差補償後のシンボルS2の直交座標に変換することができる。
図6のように、変換部32のk段目のステージ40(複数Nの第1逐次演算処理のk番目(kは2以上の整数))は、直交座標入力をXおよびYとし、偏角入力をZとし、偏角回転量をαとする。このとき、Yが0以上のとき、XおよびYを時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1およびYk+1とする。Yが0未満のとき、XおよびYを反時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1およびYk+1とする。Yが0以上のとき、Zにαを加算し偏角出力Zk+1とする。Yが0未満のとき、Zからαを減算し偏角出力Zk+1とする。
図4および図11のように、X´はシンボルS1の極座標の動径であり、Y´は0である。
図7のように、変換部33のk段目のステージ50(複数Nの第2逐次演算処理のk番目)は、直交座標入力をX´およびY´とし、偏角入力をZ´とし、偏角判定入力をθとし、偏角回転量をαとする。このとき、θ−Zが0以上のとき、X´およびY´を反時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1´およびYk+1´とする。θ−Zが0未満のとき、X´およびY´を時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1´およびYk+1´とする。θ−Zが0以上のとき、Z´にαを加算し偏角出力Zk+1´とする。θ−Zが0未満のとき、Z´からαを減算し偏角出力Zk+1´とする。
これにより、位相誤差補償前のシンボルS1の極座標を位相誤差補償後のシンボルS2の直交座標に変換することができる。
変換部31(第3変換部)は、シンボルS1の補正前の直交座標を極座標に変換する。変換部31はCORDICアルゴリズムを用いてもよい。
実施例1の変形例1のように、変換部32の多段のステージ40および変換部33の多段のステージ50をパイプライン構成とする。これにより、並列処理が可能となり位相誤差補償の処理時間を短縮できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12 LOLD
14 フロントエンド受信器
16 デジタル信号処理部
18 シンボル判定誤り訂正部
20 AD変換部
22 波長分散補償部
24 タイミングリカバリーリサンプリング部
26 アダプティブイコライザ
28 キャリアフェーズリカバリ
30 位相誤差補償部
31−33 変換部
34、44x、44y、54x、54y、48、58、59 加算器
35 乗算器
36 位相誤差推定部
37、39 回転処理部
40、50 ステージ
41x、41y、51x、51y ビットシフタ
42x、42y、46、52x、52y、56 符号反転部
43x、43y、47、53x、53y、57 選択部
45、55 判定部
60 時間調整部
62、64、66、67 レジスタ
72 偏角算出部
74 exp(−j・)部
76 遅延部
78 乗算部
100 デジタルコヒーレント受信器

Claims (4)

  1. 信号空間ダイアグラム(IQ平面)にて割り付けられた複数の理想的なシンボルの一つ(以下第1シンボル)と判定された、入力信号に相当するシンボル(以下第2シンボル)に関して、前記第2シンボルの位相の前記第1シンボルの位相に対する誤差を直交座標系の誤差信号として出力する位相誤差推定部と、
    前記直交座標系の誤差信号を、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数N(Nは2以上の整数)の第1逐次演算処理を介して極座標系の誤差信号に変換する第1変換部と、
    前記第2シンボルの極座標を前記極座標系の誤差信号によって補正し、CORDICアルゴリズムに基づいて構成された複数Nの第2逐次演算処理を介して前記第2シンボルの補正された直交座標を出力する第2変換部と、
    を備え、
    前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、前記第2シンボルの前記補正前の極座標と、前記複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する極座標と、を比較して前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目における極座標の回転方向を判定するデジタルコヒーレント受信器。
  2. 前記複数Nの第2逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)は、前記第2シンボルの前記補正前の偏角と前記複数Nの第1逐次演算処理のi番目(iは1からNの整数)が出力する偏角との差が0以上か0未満かに基づき前記極座標の回転方向を判定する請求項1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  3. 前記複数Nの第1逐次演算処理のk番目(kは2以上の整数)は、
    直交座標入力をXおよびYとし、偏角入力をZとし、偏角回転量をαとしたとき、
    が0以上のとき、XおよびYを時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1およびYk+1とし、Yが0未満のとき、XおよびYを反時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1およびYk+1とし、
    が0以上のとき、Zにαを加算し偏角出力Zk+1とし、Yが0未満のとき、Zからαを減算し偏角出力Zk+1とし、
    前記複数Nの第2逐次演算処理のk番目は、
    直交座標入力をX´およびY´とし、偏角入力をZ´とし、偏角判定入力をθとし、偏角回転量をαとしたとき、
    θ−Zが0以上のとき、X´およびY´を反時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1´およびYk+1´とし、θ−Zが0未満のとき、X´およびY´を時計回りにα回転させ直交座標出力Xk+1´およびYk+1´とし、
    θ−Zが0以上のとき、Z´にαを加算し偏角出力Zk+1´とし、θ−Zが0未満のとき、Z´からαを減算し偏角出力Zk+1´とし、
    ´は前記第1シンボルの極座標の動径であり、Y´は0である請求項2に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  4. 前記第2シンボルの前記補正前の直交座標を極座標に変換する第3変換部を備える請求項1から3のいずれか一項に記載のデジタルコヒーレント受信器。
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