JP2019215599A - 運転評価装置、及び運転評価プログラム - Google Patents

運転評価装置、及び運転評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両の運転操作に対してより適切な運転評価を行う。【解決手段】車両の発進する状況(発進シーン)を区別し、各発進シーンに合わせて、運転の荒さ、交通マナー、運転スキルのいずれかの観点で評価し、これらを統合して運転熟練度を評価する。発進シーンは車両情報より判別し、発進シーン毎に発進の仕方が良いか否かの判定条件を規定し、各判定条件を満たすか否かに基づいて、最適な発進加速の仕方ができているか否かを判定する。更に、各発進シーンの判定結果を、運転の荒さ、交通マナー、運転スキルと紐付けることで、評価観点毎の能力レベルを判定する。評価した運転熟練度に基づいて、運転支援機能を適宜適応することで、運転者の運転熟練度に応じた運転のサポート、例えば、運転アドバイス等を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は運転評価装置、及び運転評価プログラムに係り、例えば、車両を発進する際の走行状態から運転操作を評価する技術に関する。
車両の走行状態を検出することで運転操作を評価する技術が各種提案されている。
例えば、特許文献1では、車両が発進する際の加速が交通の流れに合致しているか否かで省燃費運転に関する運転スキルを評価する技術について記載されている。
特許文献1記載技術では、省燃費運転という運転者にとっての主観的な能力だけが評価対象となっている。
しかし、車両が発進する際には、「他の車両や歩行者との調和がとれているか」といった客観的な能力も運転者に求められる。
特許文献1記載技術では、運転操作に対する客観的な能力の評価がなされておらず、運転者の運転操作の能力を適確には評価できていなかった。
特開2009−30501号公報
本発明は、車両の運転操作に対してより適切な運転評価を行うことを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、車両の駐停車を検出する駐停車検出手段と、前記検出した駐停車の、発進シーンを判定する発進シーン判定手段と、前記発進シーンに対応付けられた評価観点毎に運転熟練度を判定する運転熟練度判定手段と、を具備したことを特徴とする運転評価装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記発進シーン判定手段は、道路上の停車からの発進シーン、駐車場内の駐車からの発進シーン、道路上の駐車からの発進シーンを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の運転評価装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記運転熟練度を判定する前記評価観点は、運転の荒さ、交通マナー、及び運転スキルであり、前記発進シーンに対して少なくとも1の前記評価観点が対応づけられている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運転評価装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、道路上の停車からの発進シーンに対する評価観点として、運転の荒さが対応づけられ、駐車場内の駐車からの発進シーンに対する評価観点として、交通マナーと運転荒さが対応づけられ、道路上の駐車からの発進シーンに対する評価観点として、運転スキルと交通マナーが対応づけられている、ことを特徴とする請求項3に記載の運転評価装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記検出した駐停車毎に、前記発進シーンに対応する評価観点毎に規定された良い発進であるか否かの発進条件を判定する発進条件判定手段を備え、前記運転熟練度判定手段は、前記判定された評価観点毎の良い発進か否かに基づいて、評価観点毎の運転熟練度を判定する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の運転評価装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記運転熟練度判定手段は、前記評価観点毎に、発進回数に対する良い発進と判定された回数の比率が、所定の閾値より高いか否かにより、当該評価観点の運転熟練度の高低を判定する、ことを特徴とする請求項5に記載の運転評価装置を提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、前記発進シーンに対応付けられた評価観点毎の運転熟練度に基づいて、評価観点毎に運転のアドバイスを出力する運転アドバイス出力手段、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の運転評価装置を提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、前記運転アドバイス出力手段は、運転熟練度が低いと判定された場合に運転のアドバイスを出力する、ことを特徴とする請求項7に記載の運転評価装置を提供する。
(9)請求項9に記載の発明では、前記運転アドバイス出力手段は、前回の運転熟練度が低い状態から高い状態に変更された場合に運転のアドバイスを出力する、ことを特徴とする請求項7に記載の運転評価装置を提供する。
(10)請求項10に記載の発明では、車両の駐停車を検出する駐停車検出機能と、前記検出した駐停車の、発進シーンを判定する発進シーン判定機能と、前記発進シーンに対応付けられた評価観点毎に運転熟練度を判定する運転熟練度判定機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする運転評価プログラムを提供する。
本発明によれば、発進シーンに対応付けられた評価観点毎に運転熟練度を判定するので、車両の運転操作に対してより適切な運転評価を行うことができる。
各発進シーンの判別条件と発進シーン毎の判定条件についての説明図である。 運転評価装置の構成図である。 RAMに一時保存される発進データについての説明図である。 記憶部に保存される運転熟練度データについての説明図である。 運転評価処理のフローチャートである。 停車判定処理のフローチャートである。 発進シーンc判定処理のフローチャートである。 運転熟練度判定処理のフローチャートである。 発進シーンa運転熟練度判定処理のフローチャートである。 発進シーンb運転熟練度判定処理のフローチャートである。 発進シーンc運転熟練度判定処理のフローチャートである。
以下、本発明の運転評価装置、及び運転評価プログラムにおける好適な実施の形態について、図1から図11を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の運転評価装置では、運転者の客観的な能力評価のために、運転能力(運転熟練度)をより正確に判定することで運転評価を行う。
すなわち、車両の発進する状況(発進シーン)を区別し、各発進シーンに合わせて、運転の荒さ、交通マナー、運転スキルのいずれかの観点で評価し、これらを統合して運転熟練度を評価する。
そのため、発進シーンは車両情報より判別する。
また、発進シーン毎に発進の仕方が良いか否かの判定条件を規定し、各判定条件を満たすか否かに基づいて、最適な発進加速の仕方ができているか否かを判定する。
更に、各発進シーンの判定結果を、運転の荒さ、交通マナー、運転スキルと紐付ける(対応付ける)ことで、各項目(評価観点)の運転熟練度(能力レベル)を判定する。
本実施形態による運転熟練度の評価結果を運転者に報知することで、運転者は運転熟練度を高める機会を得ることができる。また、評価した運転熟練度に基づいて、運転支援機能を適宜適応することで、運転者の運転熟練度に応じた運転のサポート、例えば、運転アドバイス等を行うことができる。
(2)実施形態の詳細
最初に、本実施形態における運転評価装置1で運転熟練度を評価するための、発進シーンとその判別条件、良評価条件、評価観点との紐付けについて説明する。
図1は、発進シーンとその判別条件、良評価条件等を表したものである。
図1に示すように、運転評価装置1では、車両が発進する状況に応じた発進シーンとして、発進シーンa〜cと不明(図示しない)の4種類に区別している。不明は、発進シーンa〜cのいずれのシーンであるか判別できない場合の発進シーンであり、運転評価の対象から除外している。
運転評価装置1は、発進前の状態が次の各状態から発進したか否かにより各発進シーンa〜cを判別する。運転評価装置1はシーン判別のため、運転挙動情報として、車速、シフトレバー位置、マップマッチング状態、操舵角を使用する。
発進シーンaは、信号待ち、一時停止、渋滞停止等の道路上の停車状態からの発車である。
発進シーンaの判別条件としては、マップマッチング中である(外れ状態でない)ことと、停車から発進までにシフトレバーをPレンジ、Rレンジに入れていないことの2条件が規定されている。運転評価装置1は、この両条件を満たした場合に発進シーンaであると判断する。
発進シーンaでは、マップマッチング中であることから、車両の位置が道路上であると判断され、シフトレバー位置から停車状態であると判断している。
発進シーンbは、駐車場内における駐車状態からの発進である。
発進シーンbの判別条件としては、マップマッチング外れ状態であることと、停車時にシフトレバーをPレンジに入れていることの2条件が規定されている。運転評価装置1は、この両条件を満たした場合に発進シーンbであると判断する。
発進シーンcは、路上駐車状態からの発進である。
発進シーンcの判別条件としては、マップマッチング中であること、停車時にPレンジに入れていること、停車位置から所定距離Lc1(例えば、Lc1=約5m)だけ走行する間に操舵を一定量N(例えば、N=60度)切ること、の3条件が規定されている。運転評価装置1は、この3条件全てを満たしている場合に発進シーンcであると判断する。
次に、各発進シーンa〜cにおいて、発進の仕方が「良」か否かを判定する為の各定義について説明する。この発進の仕方が「良」である場合、当該発進シーンにおいて「最適な発進加速の仕方」ができていることを判定する。
また、図1に示すように、発進シーンa〜c毎に、運転熟練度の評価観点(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)が紐付けされている。この紐付けされた発進シーンでの発進の仕方が「良」である場合に、当該評価観点の能力が長けていると定義し、運転熟練度の評価観点毎の能力レベルを判定し、更に、3つの評価観点から運転熟練度を算出する。
例えば、運転の荒さは、急な加減速をする傾向がないかという観点から、交通マナーは、周囲の歩行者等に対し危険な思いをさせない運転ができているかという観点から、運転スキルは、交通状況に合わせた運転ができているかという観点から、発進シーンa〜cの何れかに紐付けられる。
発進シーンaでは、停止状態から距離La進むまでの加速量(車速変化量)が閾値Ta未満の場合に、運転熟練度として紐付けられた、運転の荒さ=良(運転が荒くない)と判定する。
加速量(車速変化量)Taは、1秒当たりの速度変化量である。
本実施形態において、距離La=20m、閾値Ta=5〔km/h〕/sが規定されている。
発進シーンbでは、停止状態から距離Lb進むまでの加速量が閾値Tb未満で、且つ、発進してからマップマッチング状態になるまでの最高走行速度が閾値Vm未満の場合に、交通マナー=運転の荒さ=良と判定する。
本実施形態において、距離Lb=20m、閾値Tb=5〔km/h〕/s、閾値Vm=15〔km/h〕が規定されている。
発進シーンcでは、停車状態から距離Lc2進むまでの加速量が閾値Tc以上であり、且つ、その後さらに距離Lc3の地点に進むまでの間(距離Lc2〜Lc3間)に減速行動が無い場合に、運転スキル=良と判定する。
また、停車状態から発進する際にウィンカーを点灯している場合に、交通マナー=良と判定する。
本実施形態において、距離Lc2=20m、距離Lc3=50m、閾値Tc=6〔km/h〕/sが規定されている。
運転評価装置1は、各発進シーンa〜cに対する良否の判定に基づいて、紐付けされた評価観点毎の運転熟練度の判定数値(運転荒さ:G、交通マナー:M、運転スキル:S)を次の式(1)から算出する。
式(1):判定数値G、M、S=対象評価観点の良判定回数/対象評価観点の発進回数
そして、算出した判定数値G、M、Sが閾値Gt、Mt、Stを超えているか否かで、各評価観点の運転熟練度が次の式(2)を満たす場合に、各評価観点の運転熟練度が高いと判定する。
式(2):判定数値G、M、S>閾値Gt、Mt、St
式(2)を満たす場合に、判定数値G、M、Sに対応する運転荒さ、交通マナー、運転スキルの運転熟練度が高いと判定する。
一方、判定数値G、M、S≦閾値Gt、Mt、Stの場合に当該評価観点の運転熟練度が低いと判定する。
なお、本実施形態では、閾値Gt、Mt、St=0.7と同値であるが、評価観点毎に異なる閾値としてもよい。
運転評価装置1は、各発進シーンa〜cに対する良否の判定に基づいて、紐付けされた各評価観点毎の運転熟練度の判定数値(運転荒さ:G、交通マナー:M、運転スキルS)を次の式(1)から算出する。
判定数値G、M、S=対象評価観点の良判定回数/対象評価観点の発進回数 (1)
そして、算出した判定数値G、M、Sが閾値Gt、Mt、Stを超えているか否かで、各評価観点の運転熟練度が高いか低いかを判定する。
判定数値G、M、S>閾値Gt、Mt、Stの場合に当該評価観点の運転熟練度が高いと判定する。
判定数値G、M、S≦閾値Gt、Mt、Stの場合に当該評価観点の運転熟練度が低いいと判定する。
本実施形態では、閾値Gt、Mt、St=0.7と同値であるが、評価観点毎に異なる閾値としてもよい。
図2は本実施形態が適用される運転評価装置1の構成図である。
図2に示すように、運転評価装置1は、車両に搭載されるコンピュータシステムで構成され、制御部10、検出部20、現在位置検出部21、入力部22、ディスプレイ23、音声出力部24、通信制御部25、記憶部30、その他の各部を備えている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13などから構成されている。
CPU11は、ROM12や記憶部30等の各種記憶部に記憶されたプログラムに従って、各種の情報処理や制御を行う。
具体的にCPU11は、運転評価プログラムを実行することで、検出部20による各種検出データに基づいて、発進シーンa〜cを判別し、判別した発進シーンにおける発進の仕方が良いか否かを判定する。また、CPU11は、マップマッチングプログラムを実行することで、車両の地図データ上の位置を特定する。そして、マップマッチング中か、マップマッチング外れかによって、車両が道路上にいるのか、駐車場にいるのかを反転する。なお、本実施形態では、独立したマップマッチングプログラムが記憶部30に保存されているが、ナビゲーション機能を備えた車両の場合には、当該ナビゲーション機能により実行されるマップマッチングを兼用するようにしてもよい。
ROM12は、読み取り専用の記憶装置であって、CPU11を動作させるための基本的なプログラムやパラメータを記憶している。
RAM13は、CPU11が各種演算や制御を行う際に必要なプログラムやデータを一時記憶するワーキングメモリであり、本実施形態では、フラグ領域131、発進データ132、判定対象データ133等の各種データ用の領域が確保され、一時記憶される。
フラグ領域131は、後述する運転評価処理における処理状態を特定するための各種フラグが保存される。
運転評価処理で使用されるフラグには、停車判定フラグ、停車状態確定フラグ、運転熟練度判定完了フラグ、シーンc判定中フラグ、発進済みフラグ、ウィンカーフラグがある。
これら各フラグのオン、オフ状態が、ウィンカーフラグは後述する発進データ132の所定領域に保存され、その他のフラグはフラグ領域131に保存される。
発進データ132は、車両が停車又は駐車(以下、駐停車という)してから、その後発進して運転熟練度の判定が終了するまでの各種データで、車両の駐停車毎に保存される。
図3は、発進データ132の内容を表したものである。
図3に示すように、発進データ132には、車両の駐停車毎に駐停車番号001、002、・・・が付与される。
付与された駐停車番号毎に、基準操舵角、駐停車シーンID、累積走行距離、走行データ、ウィンカーフラグ、判定結果(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)が保存される。
基準操舵角は、発進シーンcについて、一定量Nの操舵がされたか否かを判断するための基準となる操舵角で、発進シーンcの判定を行う際の現在操舵角が保存される。従って、図3の例では、発進シーンcである駐停車番号003(駐停車シーンID=c)だけに基準操舵角が保存される。
なお、図3では、駐停車番号001(発進シーンa)の基準操舵角のように、保存対象でないデータについては「−」で表示している。
駐停車シーンIDは、後述する停車判定処理(図6、7参照)により最終的に決まった発進シーンを特定するIDで、発進シーンa〜cに対応する駐停車シーンIDa〜cが保存される。
累積走行距離は、車両が駐停車している状態からの走行距離の累積値が保存される。この累積走行距離は、車両の移動に伴い検出される現在位置まで累積した走行距離で更新される。
走行データは、駐停車状態の車両が発進してから、各発進シーンa〜cに対応する運転熟練度の判定が終了するまでの車速が時系列に保存される。
なお、走行データは、発進シーンaの場合には累積走行距離がLa(=20m)になるまで保存される。発進シーンbの場合には、累積走行距離がLb(=20m)と、マップマッチング状態となるまでのいずれか遅いタイミングまで、走行データが保存される。発進シーンcの場合には、累積走行距離がLc2(=20m)までと、Lc2からLc3(=50m)までと区別して保存される。
走行データは、各発進シーンa〜cに対する運転熟練度を判定するために、発進後の車速変化量や、最高走行速度、減速の有無等の判断に使用される。
ウィンカーフラグは、発進シーンcにおいて交通マナーの判定を行うために使用され、発進の際にウィンカーがついている場合にはオン、ついていなければオフが保存される。
判定結果は、各発進シーンa〜cに対して紐付けられた運転熟練度の評価観点(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)に対する評価結果が保存される。
図2に戻り、RAM13の判定対象データ133には、発進データ132における所定距離までの走行データが保存される。すなわち、発進シーンaの場合には距離Laまでの走行データ、発進シーンbの場合には距離Lbまでの走行データ、発進データcの場合には距離Lc3までの走行データが、判定対象データ133に保存される。
この判定対象データ133を使用して図1で示した各発進シーンa〜cにおける良発進条件が判定される。
検出部20は、運転者の運転操作や走行状態、運転負荷を検出するための各種センサとして、舵角センサ201、車輪速センサ204、シフト位置センサ205、ウィンカーセンサ206、その他のセンサを備えている。
舵角センサ201は、例えば、車室内のステアリングホイールに接続されたステアリングロッドに取り付けられ、ステアリングホイールの中立位置からの回転角度(操舵角)を検出する。検出した操舵角は、発進シーンcの判定に使用され、発進データ132の基準操舵角に保存され、この基準操舵角からの操舵量を判定する場合に使用される。なお、舵角センサ201に変えて、後述する現在位置検出部21のステアリングセンサを使用し、操舵角に相当するステアリング操作量を使用するようにしてもよい。
車輪速センサ204は、例えば、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生する。これをCPU11が処理することにより、自車両の車速情報を検出することができる。CPU11は、車輪速センサ204で検出した速度を時間で微分して車両の加速度を計算し、あるいは時間で積分することで車両の移動距離を求めて出発地点からの累積走行距離としてRAM13の発進データ132に保存する。
シフト位置センサ205は、車両のシフト位置を検出する。検出したシフト位置(Pレンジ、Rレンジ)は、発進シーンa〜cの特定に使用される。
ウィンカーセンサ206は、所定タイミングにおいてウィンカーがついているか否かを検出する。この検出結果により、発進データ132のウィンカーフラグにオン、オフが保存される。
その他のセンサとしては、例えば、アクセル操作のオン・オフとアクセルペダルの踏力(操作トルク)を検出するアクセルセンサや、ブレーキ操作のオン・オフとブレーキペダルの踏力(操作トルク)を検出するブレーキセンサなどが配設されている。
現在位置検出部21は、GPS(Global Positioning System)、車輪速センサ、ステアリングセンサなどから構成されている。
GPSは、地球を周回する複数のGPS衛星からの信号を受信する。この信号には時刻情報が含まれており、CPU11がこれを処理することにより、運転評価装置1は、自車両(自装置)の現在位置(x,y座標値)を得ることができる。
車輪速センサは、検出部20の車輪速センサ204が兼用される。
ステアリングセンサは、例えば、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリュームあるいは車輪部に取り付ける角度センサなどで構成されている。ステアリングセンサからの信号をCPU11が処理することにより、運転評価装置1は、運転者が操作したステアリング量を検出することができる。
CPU11は、現在位置検出部21から供給される各種信号のうちGPSにより検出した現在位置を他の信号を使用して適宜補正して車両の現在位置(x,y座標値)を特定すると共に、後述の地図データ32を使用したマップマッチング処理により、現在位置に対応する道路データ上の位置情報(リンク番号と距離)を特定する。
ここで、運転評価装置1は、マップマッチング処理用のプログラムを備えてもよく、ナビゲーション機能を備える場合にはその一部であるマップマッチング機能を利用するようにしてもよい。
入力部22は、例えば、タッチパネル、キースイッチ、音声入力装置などの入力装置で構成されており、搭乗者が車載装置に対する各種指示や選択などを行うために使用される。これらの入力装置のうち、タッチパネルは、ディスプレイの表面に配置され、ディスプレイが表示するソフトキーに対する搭乗者などの選択をタッチの検知により検出してCPU11に通知する。
ディスプレイ23は、車両の運転席付近に設置した小型のディスプレイであって、入力部22用の入力画面の他、現在位置周辺の地図画面や、ナビゲーション機能により経路案内がされている場合には目的地までの走行ルートなどの各種画像が表示される。
音声出力部24は、例えば、複数のスピーカで構成され、例えば、本実施形態による運転熟練度の判定結果に対する運転アドバイス等が音声出力される。例えば、評価観点である運転の荒さについての熟練度が低評価であった場合、「燃費や安全面に気を配り、もう少しゆっくり加速しましょう。」等の音声による運転アドバイスが出力される。
通信制御部25は、例えば、インターネットなどの通信ネットワークに接続し、車両用サーバやコンテンツプロバイダ等の各種サーバと通信して、各種データの送受信を行う。
本実施形態の運転評価装置1では、自装置内で運転熟練度の判定を行うが、車両の走行状態(位置情報や走行データ、検出部20の検出値等)を車両用サーバに送信することで、運転評価処理の一部又は全部をサーバで行い、処理結果を運転評価装置1がサーバから受信するようにしてもよい。
記憶部30は、大容量の記憶媒体と、これを駆動する駆動装置から構成されている。記憶媒体としては、例えば、大容量のハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリ、あるいは、光磁気ディスク等の各種記憶手段で構成され、また、これら記憶手段の組み合わせにより構成されている。
記憶部30には、プログラム31、地図データ32、運転熟練度データ33、その他のデータが保存される。
プログラム31には、本実施形態における運転評価処理プログラム、マップマッチングプログラム、観点別運転熟練度判定プログラム、評価観点別運転アドバイスプログラム、等の各種プログラムが保存され、CPU11により実行される。
運転評価処理プログラムは、個別に発進シーンa〜cを判別し、判別した発進シーンに対応する評価観点毎の運転熟練度を個別に判定するためのプログラムである。
観点別運転熟練度判定プログラムは、所定量(所定回数、所定期間、所定距離など)に対する評価観点毎の運転熟練度を上述した式(1)、(2)により判定するプログラムである。
評価観点別運転アドバイスプログラムは、観点別運転熟練度算出処理で算出した評価観点毎の運転熟練度に応じて音声や画像による運転アドバイスを行うためのプログラムである。
またプログラム31には、運転評価処理プログラムのサブルーチンプログラムとして、停車判定処理プログラム、発進シーンc判定処理プログラム、運転熟練度判定処理プログラム、発進シーンa運転熟練度判定処理プログラム、発進シーンb運転熟練度判定処理プログラム、発進シーンc運転熟練度判定処理プログラムの各サブルーチンプログラムも保存されている。
地図データ32は、現在位置検出部21で検出した車両の現在位置に対応する道路を特定してディスプレイ23に表示したり、また、車両が現在走行している道路(リンク)をマップマッチングにより特定するため等に使用される。
地図データ32としては、全国道路地図、各地域の道路地図または住宅地図等が記憶されている。道路地図は、主要幹線道路、高速道路(高速自動車国道、自動車専用道路等)、細街路等の各道路と地上目標物(施設等)から構成される。
地図データ32は、車両の現在位置やユーザに指定された地点を含む所定の領域がディスプレイ23に表示される。この地図と共にディスプレイ23には、車両の現在位置や走行経路等が表示される。
地図データ32には、主要幹線道路、高速道路(高速自動車国道と自動車専用道路)、細街路等の各道路を対象として、各道路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の道路に関する道路データ(交差点番号、ノード情報とリンク情報)も保存されている。この道路データは、経路探索やマップマッチングに使用されると共に、経路探索や探索した走行経路を地図データ上に重ねて表示する場合にも使用される。
本実施形態では、マップマッチングにより、車両が道路上か(マップマッチング中)、道路以外の駐車場か(マップマッチング外れ)かの判断にも使用される。
運転熟練度データ33は、各評価観点に対する、運転熟練度の判定結果が保存される。
図4は、運転熟練度データ33の保存内容を概念的に表したものである。
この図4に示すように、運転熟練度データ33には、運転熟練度の各評価観点(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)毎に、良判定回数、発進回数、運転熟練度判定が保存される。
良判定回数は、各評価観点に対応する発進シーンa〜cに対して、図1で説明した良発進条件を満たすことで良判定された回数が保存される。
発進回数は、各評価観点に対応する発進シーンa〜cにおける発進回数が保存される。
運転熟練度判定は、各評価観点での運転熟練度が高いか低いかを示す判定結果が保存される。図4では、説明を解り易くするために、「高」「低」の表示をしているが、両者を区別するデータとして例えば、運転熟練度が高いことを示す「1」、低いことを示す「0」を保存するようにしてもよい。
運転熟練度判定は、評価観点毎の良判定回数と発進回数を使用して、上述した式(1)に従って判定数値G、M、Sを算出し、式(2)に従って各算出値が閾値Gt、Mt、Stより大きければ熟練度が高いと判定される。
本実施形態では各閾値Gt、Mt、St=0.7が規定されているので、判定値が0.7よりも大きい場合に、運転の荒さと交通マナーの熟練度が高いと判定され、0.7以下の場合に運転スキルが低いと判定され、その判定結果が保存される。
次に、以上のように構成された実施形態による運転評価処理の動作について説明する。
図5は、運転評価処理の内容を表したフローチャートである。
この運転評価処理の動作は、CPU11が各サブルーチンプログラムを含む運転評価処理プログラムを実行することで行われる。なお、CPU11は、各処理フローを一定周期(例えば、200ms周期)で実行するものとする。
CPU11は、RAM13のフラグ領域131に保存された停車判定フラグがオフか否かを判定する(ステップ301)。
停車判定フラグがオフである場合(ステップ301;Y)、CPU11は、車両が現在駐停車中か否かについて判断する(ステップ302)。すなわち、CPU11は、車輪速センサ204の検出値から、車速が0km/hである場合には、駐停車中であると判断する。
車両が駐停車中ではなく、移動中である場合(ステップ302;N)、CPU11は、今回の処理(サイクル)を終了する。
一方、駐停車中である場合(ステップ302;Y)、CPU11は、RAM13のフラグ領域131の停車判定フラグをオンにする(ステップ303)。
更に、CPU11は、駐停車番号を付与してRAM13に新たな発進データ132を確保し(ステップ304)、当該駐停車番号に対応する発進データの収集を開始し(ステップ305)、今回の処理を終了する。
ステップ301において、停車判定フラグがオンである場合(ステップ301;N)、すなわち、前回の処理におけるステップ303で停車判定フラグがオンされた場合、CPU11は、フラグ領域131に保存された停車状態確定フラグがオフか否かを判断する(ステップ306)。
停車状態確定フラグがオフである場合(ステップ306;Y)、CPU11は、停車判定処理を行い(ステップ307)、今回の処理を終了する。
この停車判定処理は、停車状態が上述した発進シーンa〜cのいずれであるかを判定する処理であり、その詳細は図6、7で後述するが、この停車判定処理の中で発進シーンa〜cが特定した時点で停車状態確定フラグがオンに設定される(ステップ405、ステップ418、ステップ512)。
停車状態確定フラグがオンである場合(ステップ306;N)、CPU11は、更に、フラグ領域131の運転熟練度判定完了フラグがオフか否かを判断する(ステップ308)。
運転熟練度判定完了フラグがオフである場合(ステップ308;Y)、CPU11は、特定した発進シーンa〜cに対応する運転熟練度判定処理を行い(ステップ309)、今回の処理を終了する。
この運転熟練度判定処理は、ステップ307で判定した発進シーンa〜cに対応する各評価観点(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)での運転熟練度が高いか低いかを判定する処理であり、その詳細は図8〜図11で後述する。
なお、運転熟練度判定処理において、各評価観点の運転熟練度を判定した後に、運転熟練度判定完了フラグがオンにされる。
運転熟練度判定完了フラグがオンである場合(ステップ308;N)、CPU11は、次の発進シーンに備えて、フラグ領域131の運転熟練度判定完了フラグ、停車状態確定フラグ、停車判定フラグの各フラグをオフにし(ステップ310〜312)、今回の処理を終了する。
次に、ステップ307の停車判定処理について説明する。
図6は、停車判定処理の内容を表したフローチャートである。
この停車判定処理(ステップ307)において、CPU11は、マップマッチング外れ状態であるか否かを判断する(ステップ401)。
マップマッチング外れ状態である場合(ステップ401;Y)、すなわち、車両が道路上から離れて駐車場にいると判断される場合、CPU11は、シフト位置センサ205の出力から、現在のシフトレバーの位置がP(パーキング)レンジであるか否かを判断する(ステップ402)。
シフトレバーの位置がPレンジである場合(ステップ402;Y)、発進シーンbのシーン判別条件(図1参照)と合致するため、CPU11は、駐停車シーンID=bを保存する(ステップ403)。すなわち、CPU11は、発進データ132における、駐停車シーンIDに、発進シーンbに対応する駐停車シーンID=bを保存する。
なお、CPU11が保存する駐停車シーンID=bの保存先は、今回の駐停車に対してステップ304(図5)で付与した駐停車番号に対応する発進データ132である(以下、同じ)。
更に、CPU11は、発進データ132に保存する累積走行距離(発進シーンb用)のカウントを開始する(ステップ404)、と共にフラグ領域131の停車状態確定フラグをオンにし(ステップ405)、今回の処理を終了する。
一方、シフト位置センサ205で検出される現在のシフトレバー位置がPレンジでない場合(ステップ402;N)、CPU11は、停車判定フラグをオフにし(ステップ406)、更に、発進データ132の収集を終了し(ステップ407)、今回の処理を終了する。
ステップ401において、マップマッチング中であると判断した場合(ステップ401;N)、CPU11は、車両が道路上にあると判断し、フラグ領域131のシーンc判定中フラグがオフか否かを判断する(ステップ408)。
シーンc判定中フラグがオフの場合(ステップ408;Y)、CPU11は、シフト位置センサ205の出力から、現在のシフトレバーの位置がP(パーキング)レンジであるか否かを判断する(ステップ409)。
シフトレバーの位置がPレンジである場合(ステップ409;Y)、発進シーンcのシーン判別条件(図1参照)の一部を満たしていて、発進シーンcの可能性があるため、CPU11は、シーンc判定中フラグをオンにする(ステップ410)。
更にCPU11は、発進データ132に保存する累積走行距離(発進シーンc用)のカウントを開始し(ステップ411)、今回の処理を終了する。
一方、ステップ409において、現在のシフトレバーの位置がPレンジでない場合(ステップ409;N)、CPU11は、現在のシフトレバーの位置がR(バック)レンジであるか否かを判断する(ステップ412)。
シフトレバー位置がRレンジである場合(ステップ412;Y)、CPU11は、停車判定フラグをオフにし(ステップ413)、更に、発進データ132の収集を終了し(ステップ414)、今回の処理を終了する。
一方、シフトレバー位置がRレンジでない場合(ステップ412;N)、CPU11は、車輪速センサ204の検出値から、車速が0km/hよりも大きいか否かを判断する(ステップ415)。
CPU11は、車速が0km/hより大きくない場合(ステップ415;N)、今回の処理を終了する。
車速が0km/hよりも大きい場合(ステップ415;Y)、CPU11は、発進シーンaのシーン判別条件(図1参照)と合致するため、発進データ132に駐停車シーンID=aを保存する(ステップ416)。更に、CPU11は、発進データ132に保存する累積走行距離(発進シーンa用)のカウントを開始する(ステップ417)、と共にフラグ領域131の停車状態確定フラグをオンにし(ステップ418)、今回の処理を終了する。
一方、マップマッチング外れ状態ではなく(ステップ401;N)、かつ、シーンc判定中フラグがオンである場合(ステップ408;N)、CPU11は、発進シーンc判定処理を行う(ステップ419)。
図7は、発進シーンc判定処理の内容を表したフローチャートである。
CPU11は、現在の駐停車状態に対してステップ304(図5)で付与した駐停車番号の発進データ132に基準操舵角のデータがないかを判断する(ステップ501)。
基準操舵角のデータがない場合(ステップ501;Y)、CPU11は、舵角センサ201で検出される現在の操舵角を、発進データ132の基準操舵角に格納し(ステップ502)、今回の処理を終了する。
基準操舵角のデータがある場合(ステップ501;N)、CPU11は、フラグ領域131の発進済みフラグがオフか否かを判断する(ステップ503)。
発進済みフラグがオフである場合(ステップ503;Y)、CPU11は、現在の駐停車状態に対応する発進データ132の累積走行距離が0mよりも大きいか否かを判断する(ステップ504)。
CPU11は、累積走行距離が0mより大きくない場合(ステップ504;N)今回の処理を終了し、0mよりも大きい場合(ステップ504;Y)、フラグ領域131の発進済みフラグをオンにする(ステップ505)。
更に、CPU11は、ウィンカーセンサ206の出力からウィンカーがついているか否かを判断する(ステップ506)。
CPU11は、ウィンカーがついていれば(ステップ506;Y)、発進データ132のウィンカーフラグをオンにし(ステップ507)、ついていなければ(ステップ506;N)、ウィンカーフラグをオンにする(ステップ508)。
ステップ503において、発進データ132の発進済みフラグがオンの場合(ステップ503)、CPU11は、累積走行距離<Lc1であるか否かを判断する(ステップ509)。すなわち、CPU11は、現在の駐停車状態に対応する発進データ132に保存されている累積走行距離がLc1(例えば、5m)未満であるか否かを判断する。
累積走行距離<Lc1である場合(ステップ509;Y)、CPU11は、|現在操舵角−基準操舵角|>Nであるか否かを判断する(ステップ510)。すなわち、CPU11は、舵角センサ201で検出された現時点での操舵角から、ステップ502で発進データ132に保存した基準操舵角を減算した角度の絶対値(発進操舵角という)がN(例えば、N=60度)よりも大きいか否かを判断する。
CPU11は、発進操舵角がNよりも大きくない場合(ステップ510;N)、今回の処理を終了し、ステップ509、510の判断を繰り返す。
一方、累積走行距離がLc1までの間(ステップ509;Y)に、発進操舵角がNよりも大きくなった場合(ステップ510;Y)、CPU11は、発進シーンcのシーン判別条件(図1参照)と合致するため、発進データ132に駐停車シーンID=cを保存する(ステップ511)。
更に、CPU11は、フラグ領域131の停車状態確定フラグをオンにし(ステップ512)、今回の処理を終了する。
ステップ510において発進操舵角がNを超える前に、発進データ132の累積走行距離がLc1以上になった場合(ステップ509;N)、CPU11は、発進シーンcのシーン判別条件を満たさず、今回の駐停車は発進シーンa〜cの何れにも該当しないと判断し、停車判定フラグをオフにする(ステップ513)。
さらにCPU11は、現在の駐停車に対する発進データ収集を終了し(ステップ514)、今回の処理を終了する。
以上により、ステップ307の停車判定処理(図5)が終了する。
この停車判定処理において駐停車が発進シーンa〜bのいずれかと判定された場合には、停車状態確定フラグがオンにされている(ステップ405、ステップ418、ステップ512)。
一方、運転熟練度判定完了フラグは、前回の駐停車に対する運転熟練度判定が終了した後のステップ310でオフに設定されたままの状態である。
従って、CPU11は、停車判定処理(ステップ307)が終了した次の処理(サイクル)では、停車判定フラグがオン(ステップ301;N)、停車状態確定フラグがオン(ステップ306;N)、運転熟練度判定完了フラグがオフ(ステップ308;Y)なので、運転熟練度判定処理を行う(ステップ309)。
図8は、運転熟練度判定処理の内容を表したフローチャートである。
図8に示すように、CPU11は、現在の駐停車に対する発進データ132の駐停車シーンIDがa〜cのいずれかを判断する(ステップ601、602)。
駐停車シーンIDがa(発進シーンa)である場合(ステップ601;Y)、CPU11は、発進データ132に保存されている累積走行距離がLa(例えば20m)より大きいか否かを判断する(ステップ603)。
累積走行距離がLa以下の場合(ステップ603;N)、今回の処理を終了し、累積走行距離がLaを超えるまで繰り返す。
累積走行距離がLaを超えた場合(ステップ603;Y)、CPU11は、現在の発進シーンaに対する発進データ132の走行データを、RAM13の判定対象データ133に設定し(ステップ604)、発進シーンa運転熟練度判定処理を行う(ステップ605)。発進シーンa運転評価処理は、図9で後述する。
一方、発進データ132の駐停車シーンIDがb(発進シーンb)の場合(ステップ601;N、ステップ602;Y)、CPU11は、マップマッチング状態になったか否かを判断する(ステップ606)。すなわち、CPU11は、発進シーンbであるから車両が駐車場内であると判断し、マップマッチング状態になり車両が道路まで移動したか否かを判断する。
マップマッチング状態になっていないと判断した場合(ステップ606;N)、車両はまだ駐車場内から道路に移動していないので、CPU11は、今回の処理を終了し、マップマッチング状態になるまで繰り返す。
一方、マップマッチング状態になった場合(ステップ606;Y)、CPU11は、現在の発進シーンbに対する発進データ132の走行データを、判定対象データ133に設定し(ステップ607)、発進シーンb運転評価処理を行う(ステップ608)。発進シーンb運転熟練度判定処理は、図10で後述する。
発進データ132の駐停車シーンIDがc(発進シーンc)の場合(ステップ601;N、ステップ602;N)、CPU11は、発進データ132に保存されている累積走行距離がLc3(例えば50m)より大きいか否かを判断する(ステップ609)。
累積走行距離がLc3以下の場合(ステップ609;N)、今回の処理を終了し、累積走行距離がLc3を超えるまで繰り返す。
累積走行距離がLc3を超えた場合(ステップ609;Y)、CPU11は、現在の発進シーンcに対する発進データ132の走行データを、判定対象データ133に設定し(ステップ610)、発進シーンc運転熟練度判定処理を行う(ステップ611)。発進シーンc運転評価処理は、図11で後述する。
図9は、発進シーンa運転熟練度判定処理の内容を表したフローチャートである。
この発進シーンaに対する運転熟練度判定において、CPU11は、ステップ604(図8)でRAM13に設定した判定対象データ133(累積走行距離Laまでの走行データ)の車速変化量を算出する(ステップ701)。
そしてCPU11は、算出した車速変化量が閾値Ta(例えばTa=5〔km/h〕/s)未満であるか否かを判断する(ステップ702)。この車速変化量が閾値Ta未満であるか否かの判断は、図1で説明した発進シーンaにおける車両の発進が「良」であるか否かを判定する良発進条件に合致しているか否かの判断である。
なお、良発進条件の距離Laに関する条件については、ステップ604において、距離Laまでの走行データを判定対象データに設定することで満たされている。この点は、発進シーンbのLb、発進シーンcのLc2〜Lc3についても同じである。
車速変化量が閾値Ta未満である場合(ステップ702;Y)、CPU11は、記憶部30の運転熟練度データ33(図4参照)における、運転荒さの「運転の荒さ」指標の“良”判定回数に1を加算する(ステップ703)。
そして、CPU11は、運転熟練度データ33における「運転の荒さ」指標の発進回数に1を加算する(ステップ704)。なお、発進回数の加算については、車速変化量がTa未満でなかった場合(ステップ702;N)、すなわち、運転の荒さが「良」でなかった場合にも、最終的な運転熟練度判定を行う際の母数に反映させるために1が加算される。
CPU11は、更に、現在処理中の駐停車番号に対する発進シーンの判定が終了しているので、発進データの収集を終了し(ステップ705)、運転熟練度判定完了フラグをオンにして(ステップ706)、今回の処理を終了する。
なお、ステップ706で運転熟練度判定完了フラグをオンにしたことより、次の処理(サイクル)では、図5においてステップ308;Nとなり、フラグ領域131の運転熟練度判定完了フラグ、停車状態確定フラグ、停車判定フラグの各フラグをオフにし(ステップ310〜312)、現在の駐停車に対する全処理が終了する。
更に次のサイクルからCPU11は、次の駐停車に対する判断を行う。
この点、発進データb、cに対する図10、11の判定処理においても同じである。
図10は、発進シーンb運転熟練度判定処理のフローチャートである。
この発進シーンbに対する運転熟練度判定において、CPU11は、ステップ607でRAM13に設定した判定対象データ133(累積走行距離Lbまでの走行データ)の車速変化量を算出する(ステップ801)。
そしてCPU11は、発進シーンbの良発進条件(図1)に合わせて、算出した車速変化量が閾値Tb(例えばTb=5〔km/h〕/s)未満であるか否か(ステップ802)、判定対象データの最高走行速度が閾値Vm未満であるか(ステップ803)について判断する。
2つの発進シーンbの良発進条件を共に満たしている場合(ステップ802;Y、ステップ803;Y)、CPU11は、運転熟練度データ33における、運転荒さの「運転の荒さ」指標の“良”判定回数に1を加算する(ステップ804)と共に、「交通マナー」指標の“良”判定回数に1を加算する(ステップ805)。
そして、CPU11は、運転熟練度データ33における「運転の荒さ」指標の発進回数に1を加算する(ステップ806)と共に、「交通マナー」指標の発進回数に1を加算する(ステップ807)。
なお、「運転の荒さ」と「交通マナー」の発進回数の加算(ステップ806、807)については、良発進条件を共に満たしていない場合(ステップ802;N、又は、ステップ803;N)にも、最終的な運転熟練度判定を行う際の母数に反映させるために1が加算される。
CPU11は、更に、現在処理中の駐停車番号に対する発進シーンの判定が終了しているので、発進データの収集を終了し(ステップ808)、運転熟練度判定完了フラグをオンにして(ステップ809)、今回の処理を終了する。
図11は、発進シーンc運転熟練度判定処理のフローチャートである。
この発進シーンcに対する運転熟練度判定において、CPU11は、ステップ610(図8)でRAM13に設定した判定対象データ133(累積走行距離Lc3までの走行データ)のうち、累積走行距離Lc2までの車速変化量を算出する(ステップ901)。
そしてCPU11は、算出した車速変化量が閾値Tc(例えばTc=6〔km/h〕/s)以上であるか否かを判断する(ステップ902)。
累積走行距離Lc2までの車速変化量がTc以上である場合(ステップ902;Y)、CPU11は、判定対象データ133から、累積走行距離がLc2以上Lc3未満のデータの車速情報を抽出し(ステップ903)、この間に車速の減少が無いかについて判断する(ステップ904)。
車速の減少が無い場合(ステップ904;Y)、すなわち、累積走行距離Lc2〜Lc3の間に減速行動が無い場合、CPU11は、記憶部30の運転熟練度データ33における、運転荒さの「運転スキル」指標の“良”判定回数に1を加算する(ステップ905)。
そして、CPU11は、運転熟練度データ33における「運転スキル」指標の発進回数に1を加算する(ステップ906)。なお、「運転スキル」指標の発進回数の加算については、車速変化量がTc以上でなかった場合(ステップ902;N)、車速の減少があった場合(ステップ904;N)にも、最終的な運転熟練度判定を行う際の母数に反映させるために1が加算される。
更にCPU11は、現在の発進シーンcに対する発進データ132のウィンカーフラグがオンになっているか否かを判断する(ステップ907)。このウィンカーフラグは、図7で説明したステップ507、508において設定されている。
ウィンカーフラグがオンになっていれば(ステップ907;Y)、CPU11は、「交通マナー」指標の“良”判定回数に1を加算し(ステップ908)、「交通マナー」指標の発進回数に1を加算する(ステップ909)。なお、ウィンカーフラグがオフになっている場合(ステップ907;N)には、「交通マナー」指標の発進回数だけに1を加算して母数に反映させる。
CPU11は、更に、現在処理中の駐停車番号に対する発進シーンの判定が終了しているので、発進データの収集を終了し(ステップ910)、運転熟練度判定完了フラグをオンにして(ステップ911)、今回の処理を終了する。
以上説明した図5〜11で説明した運転評価処理により、個別の発進シーンa〜cに対応する、評価観点毎の運転熟練度が判定(判定評価観点毎の良判定)されると、CPU11は、次の発進シーンに対する運転評価処理と並行して、評価観点別運転熟練度判定プログラムと、評価観点別運転アドバイスプログラムを順次実行する。
CPU11は、先に評価観点別運転熟練度判定プログラムを実行することで、所定量(所定回数、所定期間、所定距離など)に対する評価観点毎の運転熟練度を判定する。
すなわち、CPU11は、図4に示す運転熟練度データ33の良判定回数と発進回数を使用して、運転の荒さ、交通マナー、運転スキル毎の判定数値G、M、S=良判定回数/発進回数(上述した式(1))を算出する。
そして、数式(2)に従って、算出した判定数値G、M、Sが、対応する閾値Gt、Mt、Stよりも大きければ、運転熟練度データ33における当該評価項目の運転熟練度判定を「高」に設定(更新)する。
例えば、図4に示した例では、閾値Gt、Mt、St=0.7とした場合、評価観点「運転の荒さ」の判定数値G=256/320=0.8>Gt=0.7であるため、運転熟練度判定は高いと判定されている。
一方、「運転スキル」の判定数値S=20/32=0.625≦St=0.7であるため、運転熟練度判定は低いと判定されている。
なお、式(1)における判定数値G、M、Sを算出する際に使用する、評価観点毎の良判定回数、発進回数(図4)は、最初に運転評価処理を実行してからの累積回数ではなく、最新の発進シーンa〜cに対する個別の運転熟練度の判定から遡る所定量の値が使用される。
ここで所定量は、所定回数、所定期間、所定走行距離等の何れかが使用される。例えば、最新の判定から遡る所定回数p1(例えば、50回)、所定期間p2(例えば、1ヶ月)、所定走行距離p3(例えば、50km)の何れかの発進回数と、その発進回数における良の判定回数を使用する。
なお、所定回数、所定期間、所定走行距離等のいずれか2つ以上の組合せでもよい。例えば、所定回数が50回以下で且つ、所定期間1ヶ月以内における発進シーンの発進回数、良判定回数を使用する。
次に、CPU11が評価観点別運転アドバイスプログラムを実行することで、評価観点別に行う運転アドバイスについて説明する。
評価観点別の運転アドバイスとしては、音声出力部24からの音声出力と、ディスプレイ23への文字表示の何れか一方により行う。
例えば、評価項目「運転の荒さ」が「低」評価の場合にCPU11は、「燃費や安全面に気を配り、もう少しゆっくり加速しましょう。」といった音声又は文字を出力する。
また、評価項目「交通マナー」が「低」評価の場合にCPU11は、「周囲の歩行者の安心感にも気を配り、できるだけゆっくり加速して発進しましょう。」といった音声又は文字を出力する。
評価項目「運転スキル」が「低」評価の場合にCPU11は、「交通の流れにうまく乗れるよう、シーンに応じて加速の仕方を変えましょう。」といった音声又は文字を出力する。
なお、本実施形態では、運転アドバイスなので評価が低評価の場合にアドバイスの出力を行うが、「高」評価の場合にも音声出力を行うようにしてもよい。例えば評価項目「交通マナー」が「高」評価の場合、CPU11は、「周囲の歩行者の安心感にも気を配り、ゆっくりした加速発進ができています。」等の出力を行う。
但し、発進シーンa〜cによる発進が行われる毎に常時「高」「低」何れかのアドバイスが頻繁に出力されることになるため、「高」に対するアドバイスは、「低」から「高」に変化した場合に限定して「〜ができるようになりました。この調子での発進を心掛けて下さい。」等のアドバイスを出力するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の運転評価装置1では、運転の荒さ、交通マナー、運転スキルのいずれかを評価することで、これらを統合して運転熟練度を主観・客観の両面から、より適切な運転評価を行うことができる。
本実施形態によらずに、発進全般に対して運転熟練度を判定した場合に次のような不都合が起こり得る。例えば、運転熟練度を評価観点毎に判定しない場合に「発進時の加速が急にならないように気をつけましょう。」といった抽象的な内容のアドバイスになってしまい、運転者が、どのような意識を持って加速をすればいいのかがわからない、という不都合が生じ、交通の流れに乗らないといけない時でも、ゆっくり発進してしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態によれば、発進シーンa〜cを判別し、判別した発進シーンa〜cに評価観点(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)を紐付けているので、評価観点毎に適切な運転熟練度を判定することができる。
また、評価観点毎の運転熟練度に応じた、適切な運転アドバイスを行うことができる。
以上、本発明における運転評価装置1の実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、発進シーンa〜cの良発進条件の判定結果として、記憶部30の運転熟練度データ33の良判定回数、発進回数に1を加える場合について説明した。
これに対し、良発進条件の判定結果については、図3に示すように、当該発進シーンa〜cに紐付けられた評価観点のデータとして良(○)と不良(×)を区別するデータを保存するようにしてもよい。
例えば、図3における駐停車番号005の発進シーンbの場合、評価項目「運転の荒さ」と「交通マナー」の運転熟練度の判定「高」に対応して○が保存されている。
このように運転熟練度の判定結果を発進データ132に保存するまでを、図5〜11で説明した運転評価処理で行う。
そして、運転評価処理と並行して実行される評価観点別運転熟練度判定プログラムにおいて、発進データ132における、駐停車番号に対する運転熟練度の判定結果を、運転熟練度データ33の良判定と発進回数に反映させる。
この場合、CPU11は、発進データ132の判定が○(良)の場合、良判定回数と発進回数の両者に1を加算し、判定が×「不良」の場合、発進回数にだけ1を加算する。
その後、CPU11は、反映後の運転熟練度データ33を使用して、評価観点毎の運転熟練度を判定する。
また、説明した実施形態では、発進シーンa〜cの良発進条件の判定結果を、記憶部30の運転熟練度データ33に反映させる場合について説明した。
これに対して、運転評価装置1の電源がオン(例えば、車両のエンジンの起動)になる毎に、記憶部30に保存されている運転熟練度データ33をRAM13に複写し、各発進シーンa〜cに対する判定結果をRAM13の運転熟練度データ33に反映させるようにしてもよい。この場合、図3に示した発進データ132における評価項目(運転の荒さ、交通マナー、運転スキル)の判定結果は不要である。
そして、電源がオフになる毎に、RAM13の運転熟練度データ33を、記憶部30に保存する。
説明した実施形態では、所定量(所定回数、所定期間、所定距離など)に対する評価観点毎の運転熟練度「高」「低」を判定して、運転アドバイスを行う場合について説明した。
これに対して、駐停車状態から発進し、当該発進シーンa〜cに対応する評価観点の熟練度の判定結果に対して、運転アドバイスお行うようにしてもよい。
この場合、運転熟練度の「高」「低」ではなく、各運転シーンa〜cに対する運転熟練度判定処理(図9〜図11)において、「良」と判定されなかった場合(ステップ702;N、ステップ802;N、ステップ803;N、ステップ902;N、ステップ904;N、及び、ステップ907;Nの場合)に、上述した運転アドバイスを出力する。
説明した実施形態では、運転者の区別をしていないが、運転者毎に運転熟練度を判定し運転熟練度データ33を作成するようにしてもよい。
この場合、予め各運転者を登録しておき、運転開始の際(例えば、イグニッションオンの際)に、運転者入力画面をディスプレイ23に表示し、その入力から運転者を特定する。また、運転席に重量計を配設し、その計測値と、予め登録された運転者毎の重量とから運転者を特定するようにしてもよい。
この変形例の場合、運転者を特定した後の処理は説明した実施形態と同じである。
10 制御部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
131 フラグ領域
132 発進データ
133 判定対象データ
20 検出部
201 舵角センサ
204 車輪速センサ
205 シフト位置センサ
206 ウィンカーセンサ
21 現在位置検出部
22 入力部
23 ディスプレイ
24 音声出力部
25 通信制御部
30 記憶部30
31 プログラム
32 地図データ
33 運転熟練度データ

Claims (10)

  1. 車両の駐停車を検出する駐停車検出手段と、
    前記検出した駐停車の、発進シーンを判定する発進シーン判定手段と、
    前記発進シーンに対応付けられた評価観点毎に運転熟練度を判定する運転熟練度判定手段と、
    を具備したことを特徴とする運転評価装置。
  2. 前記発進シーン判定手段は、道路上の停車からの発進シーン、駐車場内の駐車からの発進シーン、道路上の駐車からの発進シーンを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転評価装置。
  3. 前記運転熟練度を判定する前記評価観点は、運転の荒さ、交通マナー、及び運転スキルであり、
    前記発進シーンに対して少なくとも1の前記評価観点が対応づけられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運転評価装置。
  4. 道路上の停車からの発進シーンに対する評価観点として、運転の荒さが対応づけられ、
    駐車場内の駐車からの発進シーンに対する評価観点として、交通マナーと運転荒さが対応づけられ、
    道路上の駐車からの発進シーンに対する評価観点として、運転スキルと交通マナーが対応づけられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の運転評価装置。
  5. 前記検出した駐停車毎に、前記発進シーンに対応する評価観点毎に規定された良い発進であるか否かの発進条件を判定する発進条件判定手段を備え、
    前記運転熟練度判定手段は、前記判定された評価観点毎の良い発進か否かに基づいて、評価観点毎の運転熟練度を判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の運転評価装置。
  6. 前記運転熟練度判定手段は、前記評価観点毎に、発進回数に対する良い発進と判定された回数の比率が、所定の閾値より高いか否かにより、当該評価観点の運転熟練度の高低を判定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の運転評価装置。
  7. 前記発進シーンに対応付けられた評価観点毎の運転熟練度に基づいて、評価観点毎に運転のアドバイスを出力する運転アドバイス出力手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の運転評価装置。
  8. 前記運転アドバイス出力手段は、運転熟練度が低いと判定された場合に運転のアドバイスを出力する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の運転評価装置。
  9. 前記運転アドバイス出力手段は、前回の運転熟練度が低い状態から高い状態に変更された場合に運転のアドバイスを出力する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の運転評価装置。
  10. 車両の駐停車を検出する駐停車検出機能と、
    前記検出した駐停車の、発進シーンを判定する発進シーン判定機能と、
    前記発進シーンに対応付けられた評価観点毎に運転熟練度を判定する運転熟練度判定機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする運転評価プログラム。
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