JP2019214413A - 金属調包装材及び包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制することができる金属調包装材を提供する。【解決手段】外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たす、金属調包装材。5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)【選択図】図1

Description

本発明は、金属調包装材及びこれを用いた包装容器に関する。
包装材は、被包装物の高級感や豪華さを演出して美観を生じさせるようにする観点から、高輝度の金属光沢による装飾を施す場合がある。
金属光沢を施す手段として、例えば、基材上に、金属蒸着膜や金属箔等の金属層を形成することが一般的に行われている。
また、金属蒸着膜及び金属箔等の金属層の欠点(コスト、電子レンジ耐性)を解消するために、金属光沢を付与する手段として、所定濃度のアルミペーストを含むインキ剤で光沢層を形成する手段も提案されている(特許文献1)。
一方、包装材の表面を低光沢化して包装材の風合いを良好にするために、表面にマット層を形成した包装材が提案されている(特許文献2)。
特開2017−81589号公報 特開2004−345136号公報
金属蒸着膜、金属箔、及び特許文献1のアルミペーストから形成した光沢層等の金属光沢層を備えた包装材は、何れも金属光沢による美観を生じさせ、意匠性を高めることができる。しかし、金属光沢層を備えた包装材は、金属光沢が強すぎ、落ち着きのない印象を与えるため、好まれない場合がある。
かかる問題を解消するために、金属光沢層を備えた包装材の表面に、特許文献2に記載されるようなマット層を形成し、金属光沢を和らげる手段が考えられる。
しかし、金属光沢層を備えた包装材の表面にマット層を形成してなる包装材は、表面を指等で擦過した際に、擦過の痕跡が極めて目立ち、意匠性が大幅に低下するケースが散見された。
上記課題を解決すべく、本発明は、表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制し得る金属調包装材、及びこれを用いた包装容器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[2]を提供するものである。
[1]外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たす、金属調包装材。
5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
[2]上記[1]に記載の金属調包装材で形成されている包装容器。
本発明の金属調包装材及びこれを用いた包装容器は、表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制することができる。
本発明の金属調包装材の実施の形態を示す概略断面図である。 本発明の金属調包装材の他の実施の形態を示す概略断面図である。
以下、本発明の金属調包装材及びこれを用いた包装容器について説明する。なお、本明細書中の「AA〜BB」との数値範囲の表記は、「AA以上BB以下」であることを意味する。
[金属調包装材]
本発明の金属調包装材は、外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たすものである。
5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
図1及び図2は、本発明の金属調包装材10の積層構成の例を示す概略断面図である。
図1及び図2においては、上が外層側(表面側)であり、下が内層側(裏面側)である。本発明の金属調包装材10は、図1及び図2に示すように、マット層20、透明基材30、金属光沢層40及びシーラント層50をこの順に有している。
また、図1では、マット層20及び金属光沢層40は包装材の全面に形成されているが、図2では、マット層20及び金属光沢層40は包装材の一部に形成されている。
金属調包装材10の積層構成においては、その他の層を構成層として含んでいてもよい。
例えば、図1及び図2に示す金属調包装材10は、絵柄層60を備えている。
<表面形状>
本発明の金属調包装材は、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定したマット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たすことを要する。
5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
算術平均粗さRaは、基準長さにおける高さ方向の絶対値の平均を示すパラメータである。一方、最大高さRyは、基準長さにおける輪郭曲線の山高さの最大値と、基準長さにおける輪郭曲線の谷深さの最大値との和を示すパラメータである。
したがって、式(1)の「Ry/Ra」は、基準長さ内において、マット層の平均的な粗さに対する最も標高の高い凸部の突出度合いを示しているといえる。
Ry/Raが5.0未満の場合、最も標高の高い凸部の突出度合いが足りず、マット層表面を指等で擦過した際に、指等がマット層表面に接触しやすくなるため、マット層表面の擦過される面積が増加してしまう。また、通常、マット層の突出部は粒子で形成されるため傷つき難いが、非突出部は粒子よりも柔らかいバインダー樹脂で形成されるため傷つきやすい傾向にある。よって、Ry/Raが5.0未満の場合、指等が柔らかいバインダー樹脂に接触しやすくなり、マット層表面を擦過した際に傷つきやすくなる。
一方、Ry/Raが8.5を超えることは、算術平均粗さRaが小さいこと(≒最も標高の高い箇所以外の粗さが不足すること)、及び/又は、最大高さRyが大きいことを意味している。よって、Ry/Raが8.5を超える場合、最も標高の高い凸部を乗り越えた指等が粗さが不足するマット層表面に接触しやすくなることがあり、その場合、マット層表面の擦過される面積が増加してしまう。また、Ry/Raが8.5を超える場合、最も標高が高い凸部に対して指等の接触物からの負荷が集中しやすくなることがあり、その場合、凸部が脱落しやすくなり、マット層表面が傷つきやすくなる。
以上のように、式(1)を満たすことにより、マット層表面への指等の接触面積を減らしたり、マット層表面が傷つくことを抑制したりすることができる。
マット層表面を指等で擦過した際に、圧力によりマット層が変形したり、マット層表面が傷ついたり、マット層表面に皮脂等の汚れが付着したりした場合、擦過箇所のマット層の光学特性が変化する。単にマット層を有する包装材では、マット層の光学特性の変化はそれほど目立つことはない。しかし、金属光沢層上にマット層を備えた包装材においては、擦過箇所のマット層の光学特性が変化すると、擦過箇所と非擦過箇所とで金属光沢層の見え方が大きく変化するため擦過の痕跡が極めて目立ち、意匠性が大幅に低下してしまう。
本発明の金属調包装材は、マット層が式(1)を満たすため、マット層表面を指等で擦過した際に、上述したような光学特性の変化を抑制できるため、表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制することができる。すなわち、本発明の金属調包装材における、金属光沢層と式(1)を満たすマット層との組み合わせは、極めて有用な組み合わせであるといえる。
なお、式(1)を満たすことにより、マット層表面への指等の接触面積を減らすことができるため、指紋等の汚れを付着させにくくすることができる。また、式(1)を満たす場合、マット層に指紋等の汚れが付着したとしても、付着した汚れはマット層表面の細部に入り込まずに標高の最も高い凸部近傍に集まっており、かつ汚れの付着量も少ないことから、付着した汚れも除去しやすい。
式(1)において、Ry/Raは5.5以上8.0以下であることが好ましく、6.0以上7.5以下であることがより好ましい。
本明細書において、Ry、Ra及びSは、マット層表面における流れ方向(MD)で25箇所、及びMD方向の直角方向(TD)で25箇所の合計50箇所で測定した平均値である。
なお、マット層表面の耐擦過性を良好にする手段としては、一般的には、下記(A)及び(B)の手段が考えられる。
(A)マット層のバインダー樹脂の架橋密度を高くして、マット層の硬度を高くする。
(B)マット層にスリップ剤を添加して、マット層表面を滑りやすくする。
しかし、(A)の手段の場合、加工時や流通時にマット層にひび割れが生じやすくなってしまう。特に、包装材が軟包装材の場合、マット層が硬過ぎると包装材に皺が生じた際にマット層にひび割れが生じやすくなってしまう。
また、(B)の手段の場合、包装材を生産する際(特に巻き取りの際)に、マット層表面にスリップ剤が転写し、パウチ化しにくくなってしまう。
したがって、上記(A)及び(B)の如き一般的な手段を採用することなく、本発明の構成とすることによりマット層表面の耐擦過性を良好にすることは、包装材の分野において極めて有用であるといえる。
マット層表面の算術平均粗さRaは、下記式(2)の関係を満たすことが好ましい。
0.30μm≦Ra≦1.00μm (2)
マット層表面のRaを0.30μm以上とすることにより、金属調包装材の風合いを良好にしやすくできる。また、マット層表面のRaを0.30μm以上とすることにより、マット層を通して視認する金属光沢層の金属光沢感を弱め、落ち着きのある意匠としやすくできる。また、マット層表面のRaを0.30μm以上とすることにより、マット層を部分的に形成した際に(特に、金属光沢層を有する箇所に対して、マット層を有する箇所とマット層を有さない箇所とを形成した際に)、マット層の有無による意匠性のコントラストを良好にしやすくできる。
また、マット層表面のRaを1.00μm以下とすることにより、金属調包装材の表面が白化することによる意匠性の低下を抑制しやすくできる。また、マット層表面のRaを1.00μm以下とすることにより、マット層を通して視認する金属光沢層の金属光沢感が消失することを抑制しやすくできる。
マット層表面のRaは、0.50μm以上0.90μm以下であることがより好ましく、0.60μm以上0.80μm以下であることがさらに好ましい。
マット層表面のRyは、3.00μm以上7.00μm以下であることが好ましく、4.00μm以上5.50μm以下であることがより好ましい。
また、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の局部山頂間隔Sは、18μm以上であることが好ましく、20μm以上であることがより好ましく、22μm以上であることがさらに好ましい。
マット層表面のSを18μm以上とすることにより、微細凹凸に汚れが入り込みにくくなり、汚れ除去性を良好にしやすくできる。
マット層表面のSの上限は特に限定されないが、上限50μmであることが好ましく、40μmであることがより好ましく、30μmであることがさらに好ましい。
<マット層>
マット層は、透明基材の外層側の少なくとも一部に形成される。
また、マット層は、金属調包装材を平面視した場合に、金属光沢層を有する箇所の少なくとも一部にマット層が重なるような位置に形成することが好ましい。平面方向において、金属光沢層を有する箇所の少なくとも一部にマット層が重なるように配置することにより、本発明の効果を顕著に発揮することができる。
なお、マット層は、平面方向において、金属光沢層を有する箇所の全部に重なるように配置してもよいが、マット層の有無により金属光沢のコントラストを発現させる観点から、金属光沢層を有する箇所の一部に重なるように配置することが好ましい。
マット層は、型に樹脂を流し込むなどして、粒子を含まずに形成したものであってもよいが、耐擦過性の観点から、バインダー樹脂及び粒子を含むものが好ましい。
<<粒子>>
粒子は、有機粒子、無機粒子から選ばれる1種以上を用いることができる。
有機粒子としては、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル−スチレン共重合体、メラミン樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ベンゾグアナミン−メラミン−ホルムアルデヒド縮合物、シリコーン、フッ素系樹脂及びポリエステル系樹脂等からなる粒子が挙げられる。
無機粒子としては、シリカ、アルミナ、アンチモン、ジルコニア及びチタニア等からなる粒子が挙げられる。
これらの中でも、耐擦過性を良好にしやすい無機粒子が好ましい。また、無機粒子の中でも、マット層の白化を抑制しやすいシリカが好ましい。
無機粒子は、表面が疎水化処理された無機粒子が好ましい。無機粒子の表面を疎水化処理することにより、マット層内において無機粒子の凝集を抑制し、上記式(1)を満たしやすくできる。また、マット層内で粒子が凝集すると、粒子間に空隙が生じ、擦過時に該空隙が消失することによって擦過の痕跡が目立ちやすくなる現象を生じることがあるが、粒子の凝集を抑制することにより、該現象を抑制できる。
なお、表面が疎水化処理された無機粒子とは、無機粒子の表面に、無機粒子の表面の官能基と、表面処理剤との反応物を有するものである。無機粒子の表面の官能基としては、例えばシリカ粒子のシラノール基が挙げられる。
表面処理剤としては、トリメチルシリルクロライド、ジメチルジクロロシラン、トリメチルシリルトリフロロメタンスルホネート、クロロメチルトリメチルシラン、ヘキサメチルジシラザン、トリエチルシラン、トリエチルシリルクロライド、トリイソプロピルシリルクロライド、t−ブチルジメチルシラン、t−ブチルジメチルシリルクロライド、オクチルシラン、ヘキサデシルシラン、アリルトリメチルシラン、トリメチルビニルシラン、アミノシラン、メタクリルシラン及びポリジメチルシロキサン等から選ばれる1種以上が挙げられる。
粒子の平均粒子径は0.1〜15.0μmであることが好ましく、1.0〜10.0μmであることがより好ましく、2.0〜7.5μmであることがさらに好ましく、2.7〜5.0μmであることがよりさらに好ましい。
本明細書において、粒子の平均粒径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値d50として測定したものである。
また、粒子は、平均粒子径の異なる2種の粒子を含むことが好ましい。すなわち、マット層は、バインダー樹脂と、平均粒子径の異なる2種の粒子とを含むことが好ましい。
平均粒子径の異なる2種の粒子を含むことにより、平均粒子径の小さい粒子により適切なRaを付与しつつ、平均粒子径の大きい粒子により適切なRyを付与しやすくすることができ、式(1)を満たしやすくできる。
なお、本発明の効果を阻害しない範囲で、3種以上の粒子を含んでもよい。
平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の大きい粒子は、耐擦過性の観点から無機粒子であることが好ましく、マット層の白化抑制の観点からシリカであることがより好ましい。また、平均粒子径の異なる2種の粒子の何れも無機粒子であることが好ましく、シリカであることがより好ましい。
また、平均粒子径の異なる2種の粒子は、少なくとも一方が、表面が疎水化処理された無機粒子であることが好ましく、何れも表面が疎水化処理された無機粒子であることがより好ましい。
平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の大きい粒子の平均粒子径をD、前記マット層の平均厚みをTとした際に、2.0≦D/T≦5.0の関係を満たすことが好ましい。
/Tを2.0以上5.0以下とすることにより、式(1)を満たしやすくできる。また、D/Tを5.0以下とすることにより、粒子径の大きい粒子の脱落を抑制できる。
/Tは、2.2以上4.0以下であることがより好ましく、2.5以上3.5以下であることがさらに好ましい。
また、平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の小さい粒子の平均粒子径をDとした際に、0.9≦D/T≦2.0の関係を満たすことが好ましい。
/Tを0.9以上2.0以下とすることにより、式(1)及び式(2)を満たしやすくできる。D/Tは、1.0以上1.8以下であることがより好ましく、1.3以上1.7以下であることがさらに好ましい。
また、平均粒子径の大きい粒子と平均粒子径の小さい粒子との粒子径の差(D−D)は、2.0μm以上5.0μm以下であることが好ましく、2.2μm以上4.0μm以下であることがより好ましく、2.5μm以上3.5μm以下であることがさらに好ましい。
マット層中の粒子の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して1〜100質量部であることが好ましく、3〜50質量部であることがより好ましく、5〜20質量部であることがさらに好ましい。
粒子の含有量を1質量部以上とすることにより、マット感に基づいて意匠性を良好にしやすくできる。また、粒子の含有量を100質量部以下とすることにより、マット層中における粒子の結着性を良好にしやすくできる。
粒子として、平均粒子径の異なる2種の粒子を含む場合、平均粒子径の大きい粒子と平均粒子径の小さい粒子との質量比は、80:20:〜20:80であることが好ましく、70:30〜30:70であることがより好ましく、60:40〜40:60であることがさらに好ましい。
平均粒子径の異なる2種の粒子を上記の質量比で用いることにより、式(1)及び(2)を満たしやすくできる。
マット層の厚みは1.0〜10.0μmであることが好ましく、1.2〜5.0μmであることがより好ましく、1.5〜2.5μmであることがさらに好ましい。
マット層の厚みを1.0μm以上とすることにより、粒子の結着性を良好にして、耐擦過性を良好にしやすくできる。また、マット層の厚みを10.0μm以下とすることにより、金属光沢層や絵柄層の視認性が低下することを抑制できる。
<<バインダー樹脂>>
マット層のバインダー樹脂としては、汎用の熱可塑性樹脂、硬化性樹脂を用いることができ、耐擦過性の観点から硬化性樹脂が好ましい。硬化性樹脂としては電離放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂が挙げられる。電離放射線硬化性樹脂は、マット層を硬くでき、耐擦過性を良好にし得るが、マット層を硬くしすぎた場合、加工時や流通時にマット層にひび割れが生じやすくなるため、熱硬化性樹脂が好ましい。特に、透明基材がプラスチックフィルム及び透明紙等の柔軟性を有するものである場合、マット層が硬過ぎると包装材に皺が生じた際にマット層にひび割れが生じやすいため、バインダー樹脂として熱硬化性樹脂を用いることが好適である。
熱硬化性樹脂は、塗工液を長時間使用可能にする観点から、2液硬化型樹脂を用いることが好ましい。2液硬化型樹脂としては、ポリオールとイソシアネートとの2液硬化型樹脂が好ましい。
ポリオールとしては、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、エポキシポリオール等が挙げられ、これらのうち、アクリルポリオールが好ましい。アクリルポリオールとしては、塩化ビニル変性アクリルポリオール、塩化ビニル−酢酸ビニル変性アクリルポリオール、塩素化ポリオレフィン変性アクリルポリオール、メチル(メタ)アクリレート−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート共重合体、オクチル(メタ)アクリレート−エチルヘキシル(メタ)アクリレート−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等が挙げられるが、これらのうち、塩化ビニル変性アクリルポリオールが好ましい。
また、イソシアネートとしては、公知の化合物を使用することができる。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(略称:TDI)、ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート;1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(略称:HMDI)、イソホロンジイソシアネート(略称:IPDI)、メチレンジイソシアネート(略称:MDI)、キシリレンジイソシアネート(略称:XDI)、水素添加トリレンジイソシアネート;水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族又は脂環式イソシアネート等のポリイソシアネートが挙げられる。また、これらのイソシアネートの付加体又は多量体、例えば、トリメチルプロパンのTDI付加体、TDIの3量体等も挙げられる。
マット層中には、本発明の効果を妨げない範囲において、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の光安定剤、分散剤、増粘剤、乾燥剤、帯電防止剤等の任意の添加剤を添加することができる。
なお、上述したように、マット層中にスリップ剤を含有する場合、包装材を生産する際(特に巻き取りの際)に、マット層表面にスリップ剤が転写し、パウチ化しにくくなってしまう。このため、マット層中にはスリップ剤を実質的に含有しないことが好ましい。実質的に含有しないとは、マット層の全固形分の1質量%以下であることを意味し、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下、さらに好ましくは0質量%である。
マット層は、例えば、バインダー樹脂及び粒子等を含むマット層用インキを用いた印刷により透明基材上に形成することができる。印刷方式は、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷等が挙げられる。これらのうち、グラビア印刷が好ましい。
<透明基材>
透明基材は、金属光沢層を外層側から視認できるように、光透過性を有する材料で構成される。例えば、光透過性を有する基材としては、プラスチックフィルム、透明紙等が挙げられ、中でもプラスチックフィルムが好適に用いられる。
透明基材の厚みは、特に限定されるものではなく、金属調包装材の用途に応じて適宜設定することができるが、通常、5〜50μm程度であることが好ましく、より好ましくは8〜40μm、さらに好ましくは10〜25μmである
透明基材は、JIS K7361−1:1997の全光線透過率が85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。また、透明基材は、JISK7136:2000のヘイズが1.0%以下であることが好ましく、0.5%以下であることがより好ましく、0.3%以下であることがさらに好ましい。
プラスチックフィルムの材料としては、具体的には、ポリエチレン(PE)系やポリプロピレン(PP)系等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、各種ナイロン(Ny)等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)等が挙げられる。これらの中でも、汎用性の観点からは、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、耐熱性や強度等の観点からは、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂が好ましい。
プラスチックフィルムは、一軸延伸又は二軸延伸されたものであってもよい。また、上記のうちの2種以上の樹脂のフィルムが積層された複合フィルムであってもよい。また、プラスチックフィルムは、インフレーション法、あるいはまた、溶融押出しコーティング法で形成されたものであってもよい。
金属調包装材が電子レンジ用やレトルト容器として用いられる場合、プラスチックフィルムは耐熱性に優れているものが好ましい。耐熱性に優れたプラスチックフィルムを構成する樹脂としては、ポリエステル系樹脂及びポリアミド系樹脂等が挙げられる。
電子レンジ用やレトルト容器用の金属調包装材のプラスチックフィルムの具体例としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの一種以上を含む複合フィルムが挙げられる。前記複合フィルムの例としては、PET/Ny/PET、外層側からPET/Nyの構成からなる共押出し延伸フィルムが挙げられる。また、前記複合フィルムとしては、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムのいずれか1種以上と、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム及びポリ塩化ビニリデンフィルムのいずれか1種以上とを組み合わせることも好ましい。
<金属光沢層>
金属光沢層としては、金属蒸着膜及び金属箔等の金属層が挙げられる他、光輝性顔料を含むインキを用いて印刷された層(以下、「光輝性印刷層」と称する場合がある。)が挙げられる。光輝性顔料としては、パール顔料や金属鱗片等が挙げられる。
金属調包装材を電子レンジ用包装材として用いる場合には、金属光沢層は光輝性印刷層であることが好まし。また光輝性印刷層の中では、金属光沢感を優先する場合には、金属鱗片を含むインキを用いて印刷された層(金属鱗片層)であることが好ましいく、耐電子レンジ性を優先する場合には、パール顔料を含むインキを用いて印刷された層(パール層)であることが好ましい。
金属調包装材を電子レンジ用以外の包装材として用いる場合には、高い金属光沢性を付与する観点、及びガスバリア性の観点から、金属光沢層は金属層であることが好ましい。
金属蒸着膜は、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、スズ(Sn)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の無機物又はこれらの酸化物の1種以上を原料として、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング等の物理蒸着(PVD)法、プラズマ化学気相成長や熱化学気相成長、光化学気相成長等の化学蒸着(CVD)法等により形成することができる。
金属蒸着膜は、透明基材上に形成してもよいが、まず、最初に中間基材上に金属蒸着膜を形成し、それを透明基材に貼り合わせることにより形成してもよい。金属蒸着膜の厚みは通常5〜500nm程度である。
金属箔は、例えばアルミニウムが挙げられる。金属箔の厚みは通常4〜12μm程度である。
パール顔料としては、例えば、白色パール顔料、干渉パール顔料、着色パール顔料等が挙げられる。
白色パール顔料は、雲母、アルミニウム、ガラス等の鱗片状の母体を、二酸化チタン等の無色高屈折率材料かなる被覆層で覆ったものであり、かつ被覆層の厚みが0.1〜0.15μm程度と比較的小さいものであり、光のほぼすべての波長を反射するため、白色もしくは銀色に見える。
干渉パール顔料は、被覆層が二酸化チタン等の無色高屈折率材料であり、かつ被覆層の厚みが白色パール顔料よりも大きく、0.15μm超のものである。この厚みによって、反射光及び透過光が変化し、種々の干渉色を生じる。虹彩色パールと呼ばれる場合もある。
着色パール顔料は、有彩色であり、被覆層を酸化第二鉄等の有色高屈折率材料としたもの、白色パール顔料の周囲をさらに酸化第二鉄等の有色高屈折率材料もしくはその他の有色顔料で被覆したもの、又は、被覆層中に顔料やその他の着色剤を添加したもの等がある。
パール顔料の粒径は、特に限定されるものではなく、平均長さが5〜60μmであることが好ましく、より好ましくは5〜30μmである。
パール顔料の平均長さ及び金属鱗片の平均長さは、金属調包装材の平面方向から光学顕微鏡又は電子顕微鏡で観察した任意の20個の粒子(パール顔料又は金属鱗片)の長さの平均値として求められる。なお、1個のパール顔料及び金属鱗片の長さは、1個のパール顔料及び金属鱗片の平面方向の最大長さを意味する。
光輝性印刷層中のパール顔料の含有量は、十分な金属光沢感を付与しつつ塗膜強度を高める観点から、光輝性印刷層の全固形分の40〜90質量%であることが好ましく、より好ましくは50〜85質量%、さらに好ましくは60〜80質量%である。
金属鱗片としては、アルミニウム、金、銀、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロム、ステンレス等の金属や合金が挙げられる。
金属鱗片は、例えば、前記金属又は合金をプラスチックフィルム上に真空蒸着してなる金属薄膜をプラスチックフィルムから剥離し、剥離した金属薄膜を粉砕、撹拌した得られたものや、前記金属又は合金の粉末と溶剤とを混合し、媒体撹拌ミル、ボールミル、アトライター等で、該粉末を展延及び/又は粉砕して得られたもの、さらに、これらの表面が樹脂コートされたもの等を用いることができる。
金属鱗片は、光輝性印刷層中での均一な分散性の観点から、平均長さが1〜50μmであることが好ましく、より好ましくは2〜30μm、さらに好ましくは5〜20μmである。また、取り扱い性及び高い金属光沢性を得る観点から、平均厚みが0.01〜5μmであることが好ましく、より好ましくは0.02〜3μm、さらに好ましくは0.05〜1μmである。また、金属鱗片のアスペクト比(平均長さ/平均厚み)は15〜500であることが好ましい。
金属鱗片及びパール顔料の平均厚みは、金属調包装材の断面を光学顕微鏡又は電子顕微鏡で観察した任意の20個の粒子(パール顔料又は金属鱗片)の平均値として求められる。なお、1個のパール顔料又は金属鱗片の厚みは、1個のパール顔料又は金属鱗片の断面像を長さ方向に均等な長さで5つの領域に分割し、各領域の中央部の厚み(t、t、t、t、t)を測定し、t〜tを平均したものを意味する。
光輝性印刷層中の金属鱗片の含有量は、十分な金属光沢感を付与しつつ耐電子レンジ性を良好にする観点から、光輝性印刷層の全固形分の3質量%以上40質量%未満であることが好ましく、より好ましくは10〜30質量%である。
光輝性印刷層のバインダー樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂や塩素化ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、フッ化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アルキッド系樹脂、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、熱硬化型ポリ(メタ)アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂、マレイン酸樹脂、ニトロセルロースやエチルセルロース、アセチルブチルセルロース、エチルオキシエチルセルロース等の繊維素系樹脂、塩化ゴムや環化ゴム等のゴム系樹脂、石油系樹脂、ロジン、カゼイン等の天然樹脂等が挙げられる。これらは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
光輝性印刷層の厚みは、金属光沢性を十分に印象付けることができるようにする観点から、1〜10μmであることが好ましく、より好ましくは1.5〜5μmである。
光輝性印刷層には、必要に応じて、例えば、充填剤、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の光安定剤、分散剤、増粘剤、乾燥剤、滑剤、帯電防止剤、架橋剤等の任意の添加剤を添加することができる。
<シーラント層>
図1及び図2に示すように、金属調包装材の内層側には、シーラント層50が積層されている。
シーラント層は、金属調包装材の最内層に形成され、内層側の面が被包装物と接触し、被包装物を保護するものであり、特に、金属調包装材で液状物の包装容器が形成される場合には、シーラント層は液状物に対する耐浸透性を有していることが好ましい。また、金属調包装材で密閉容器が形成される場合には、シーラント層がヒートシールされることにより、密封性を確保できることが好ましい。シーラント層は、1層でもよいし、2層以上の多層であってもよい。
シーラント層の総厚みは、特に限定されるものではなく、金属調包装材の用途及び被包装物の種類や性質等に応じて適宜設定されるが、通常、10〜200μm程度であることが好ましい。金属調包装材でパウチ(特にレトルトパウチ)が形成される場合、シーラント層の厚みは、より好ましくは20〜150μm、さらに好ましくは30〜100μmである。また、金属調包装材で蓋体が形成される場合、シーラント層の総厚みは、より好ましくは15〜80μm、さらに好ましくは20〜60μmである。
シーラント層を構成する材料としては、例えば、低密度PE(LDPE)、直鎖状低密度PE(LLDPE)、中密度PE(MDPE)、高密度PE(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン単独重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プロピレンランダム共重合体等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上の樹脂を用いることができる。
シーラント層は、ヒートシールの際の収縮抑制の観点から、前記樹脂からなる無延伸フィルムであることが好ましい。
また、電子レンジ加熱やレトルト処理における耐熱性の観点から、シーラント層は、例えば、プロピレン単独重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プロピレンランダム共重合体等のPP系樹脂、HDPE等の耐熱性に優れた樹脂で形成されることが好ましい。PP系樹脂については、目的に応じて使い分けられることが好ましく、例えば、耐冷凍性を重視する場合はエチレン−プロピレンブロック共重合体、また、透明性を重視する場合はエチレン−プロピレンランダム共重合体、また、耐熱性が重視される場合はプロピレン単独重合体が好ましい。また、金属調包装材で電子レンジ用の自動蒸通機構を備えた包装容器が形成される場合は、高温時にシーラント層でシール強度が低下し、包装容器内の蒸気を抜けやすくする観点から、エチレン−プロピレンブロック共重合体が好ましい。
また、金属調包装材で蓋体が形成される場合、シーラント層は、イージーピール性を有していることが好ましい。イージーピール性とは、例えば、容器本体の収容部を封止するように前記容器本体に接合される蓋体において、容器本体から蓋体を剥離して開封する際に、剥離しやすいという特性である。
イージーピール性を有するシーラント層は、2種以上の樹脂を用いて形成することができ、具体的には、容器本体との密着性が良好である一の樹脂と、容器本体との密着性が良好ではなく、かつ、前記一の樹脂と非相溶である他の樹脂とを混合することにより形成することができる。例えば、容器本体がポリプロピレン製である場合、前記一の樹脂としてポリプロピレン単独重合体と、ポリエチレン、ポリブテン、ポリスチレン等他の樹脂との混合樹脂でシーラント層を形成することが好ましい。なお、シーラント層が多層構成である場合、該シーラント層は、容器本体と接合される最内層のみがイージーピール性を有していれば足りる。
<その他の層>
本発明の金属調包装材は、上述した、マット層、透明基材、金属反射層及びシーラント層以外の層を有していてもよい。
<<絵柄層>>
金属調包装材10は、図1及び図2に示すように、さらに絵柄層60を有していてもよい。
絵柄層60は、絵柄の視認性を良好にするために、図1に示すように、金属調包装材10の厚み方向において金属光沢層40よりも外層側に位置するか、あるいは、図2に示すように、金属調包装材10の厚み方向において金属光沢層40と同じ位置に形成することが好ましい。
絵柄層を介して視認する金属反射層は金属光沢感が減少する。このため、金属調包装材の厚み方向において金属反射層よりも外層側に絵柄層が位置する場合、金属調包装材を平面視した際に、金属反射層を有する箇所の全部に絵柄層が重ならないようにすることが好ましい。
絵柄層とは、例えば、文字(商品名、製品表示、品質表示等)、図形、写真、記号、模様、パターン等を含む広い概念である。絵柄層は、1層で構成されても、2層以上の多層で構成されてもよい。
絵柄層の総厚みは、特に限定されるものではないが、通常、1〜10μm程度であることが好ましく、より好ましくは1.5〜5μmである。
絵柄層は、通常、バインダー樹脂や溶剤からなるビヒクルを主成分とし、これに、染料や顔料等の着色剤が添加混合されたインキを用いた印刷により形成される。印刷方式としては、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷等が挙げられる。これらのうち、グラビア印刷が好ましい。
絵柄層の着色剤としては、汎用の染料や顔料(例えば、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー、カーボンブラック、チタンブラック、炭酸カルシウム、鉛白、亜鉛華、チタン白等の無機顔料;キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料)を使用することができる。
<<クリア層>>
マット層上の一部にはクリア層を有していてもよい。かかる構成とすることにより、クリア層を有する箇所と、クリア層を有さない箇所とで光沢の差が生じ、意匠性をより良好にできる点で好ましい。
クリア層の厚みは、0.5〜15μm程度であることが好ましく、より好ましくは1〜10μm、さらに好ましくは2〜7μmである。
クリア層は、マット層表面に、例えば、グロスニス(OPニス)でコーティングすることにより形成することができる。このような部分的なコーティングは、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷により行うことができる。これらのうち、グラビア印刷、フレキソ印刷が好ましい。
グロスニスとしては、水性ニス及び油性ニスのいずれを用いることもできる。
水性ニスとしては、例えば、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、(メタ)アクリル−スチレン共重合体等の樹脂成分を、水と少量の揮発性有機溶剤に溶解又は分散させたものを用いることができる。揮発性溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、イソプロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール類やアセトン、メチルエチルケトン、エチルアセテート等が挙げられる。
油性ニスとしては、例えば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂等の樹脂成分を、揮発性有機溶剤に溶解又は分散させたものを用いることができる。揮発性溶剤としては、例えば、メチルエチルケトン、トルエン、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。
水性ニス及び油性ニスには、さらに、必要に応じて、潤滑剤や界面活性剤等の添加剤を添加することができる。水性ニス及び油性ニス中の樹脂成分は、40〜85質量%であることが好ましい。
<<地色印刷層>>
地色印刷層は、外層側から被包装物への光の透過を遮断したり、色味を調整したりする観点から、必要に応じて形成される。地色印刷層は、金属光沢層とシーラント層との間に形成することが好ましい。
地色印刷層は、上述した絵柄層と同様の方法を用いて形成することができる。
地色印刷層は、金属光沢層の内層側の全面に形成されてもよく、金属光沢層の内層側の一部に形成されてもよい。地色印刷層の総厚みは、1.5〜5μm程度であることが好ましく、より好ましくは1.5〜3μmである。
地色印刷層は、黒色地色層及び白色地色層の少なくともいずれかを含むことが好ましい。また、印刷効率等の観点から、地色印刷層は、単色ベタ印刷であることが好ましい。なお、金属光沢層や絵柄層を有していない部分の外層側から見える地色印刷層が、文字、図形、記号、模様、パターン等として視認されるものとすることもできる。
<<中間基材>>
中間基材は、例えば、透明基材とシーラント層との間に設けることができる。
中間基材は、金属調包装材の強度の向上や加工適性の向上、他の層(金属光沢層としての金属蒸着層、ガスバリア層等)を形成するための基材として、必要に応じて設けられる。
中間基材は、プラスチックフィルムが挙げられる。中間基材としてのプラスチックフィルムの構成材料としては、具体的には、透明基材と同様の材料を用いることができる。
中間基材の厚みは、1〜50μm程度であることが好ましく、より好ましくは2〜40μm、さらに好ましくは3〜30μmである。
<<ガスバリア層>>
金属光沢層が光輝性印刷層の場合、ガスバリア層を有することが好ましい。
ガスバリア層は、透明基材とシーラント層との間に形成することが好ましく、金属光沢層とシーラント層との間に形成することがより好ましい。
ガスバリア層は、金属調包装材による被包装物と金属調包装材の外部環境との間で、酸素や水蒸気等の透過を遮断するものである。また、可視光や紫外線等の透過を遮断する遮光性をも付与するものであってもよい。ガスバリア層は、1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていてもよい。ガスバリア層は、公知の材料により構成することができ、例えば、アルミ箔や、プラスチックフィルム(中間基材)表面に蒸着膜や塗布膜を形成した構成とすることができる。塗布膜を形成する場合は、ガスバリア性の向上の観点から、蒸着膜の表面に形成されることが好ましい。
なお、前記プラスチックフィルム表面は、蒸着膜や塗布膜の密着性向上の観点から、予め表面処理を施しておいてもよい。表面処理としては、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガスや窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理、酸化剤処理、アンカーコート剤の塗布等が挙げられる。
前記蒸着膜としては、例えば、ケイ素、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、スズ、ナトリウム、ホウ素、チタン、鉛、ジルコニウム、イットリウム等の無機物又はこれらの酸化物により形成することができる。
蒸着膜の形成方法としては、例えば、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング等の物理蒸着(PVD)法、プラズマ化学気相成長や熱化学気相成長、光化学気相成長等の化学蒸着(CVD)法等が挙げられる。
蒸着膜の膜厚は、成膜材料や要求されるガスバリア性能等によって異なるが、通常、5〜200nm程度であることが好ましく、より好ましくは5〜150nm、さらに好ましくは10〜100nmである。ケイ素酸化物やアルミニウム酸化物等の無機酸化物の場合は、5〜100nm程度であることが好ましく、より好ましくは5〜50nm、さらに好ましくは10〜30nmである。
前記塗布膜としては、例えば、一般式R1 M(OR2m(式中、R1、R2は炭素数1〜8の有機基、Mは金属原子である。nは0以上の整数、mは1以上の整数を表し、n+mはMの原子価である。)で表される1種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂及び/又はエチレン−ビニルアルコール共重合体とを、ゾル−ゲル法触媒、酸、水及び有機溶剤の存在下で、ゾル−ゲル法により重縮合して得られた塗工液を塗布し、50〜300℃で、0.05〜60分間加熱処理することにより形成することができる。
塗布方法としては、例えば、グラビアロールコーター等のロールコート、スプレーコート、スピンコート、ディッピング、刷毛、バーコート、アプリケータ等の塗布手段により行うことができる。1回又は複数回の塗布で、塗布膜の乾燥膜厚が0.01〜30μm程度となることが好ましく、より好ましくは0.05〜20μm、さらに好ましくは0.1〜10μmである。
<<接着剤層>>
金属調包装材の各構成層は、各層間の接合強度の向上の観点から、接着剤層を介して積層されていてもよい。
接着剤層の各厚みは、0.01〜20μm程度であることが好ましく、より好ましくは0.05〜15μm、さらに好ましくは0.1〜10μmである。
接着剤層は、公知のドライラミネート用接着剤を用いた方法により形成することができる。ドライラミネート用接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂やメラミン樹脂等によるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤(例えば、ポリオールとイソシアネートとの硬化物)、反応型(メタ)アクリル酸系接着剤、クロロプレンゴムやニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム等によるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケートや低融点ガラス等による無機系接着剤等が挙げられる。
[包装容器]
本発明の包装容器は、上述した本発明の金属調包装材で形成されてなるものである。
包装容器としては、例えば、パウチや蓋付容器が挙げられる他、カップやトレーが挙げられる。
蓋付容器の場合、容器本体を発明の金属調包装材で形成してもよいし、容器本体の収容部を封止するようにして容器本体に接合される蓋体を発明の金属調包装材で形成してもよい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は、これにより限定されるものではない。
1.金属調包装材の作製
[実施例1]
透明基材(二軸延伸PETフィルム、厚み15μm)の内層側(裏面)の一部に、下記処方の絵柄層用インキをグラビア印刷で裏刷りし、厚み1.0μmの絵柄層を形成した。
次いで、透明基材の外層側(表面)の全面に、下記処方のマット層用インキをグラビア印刷し、厚み2.0μmのマット層を形成した。
次いで、厚み12μmのPETフィルムの一方の面にアルミ蒸着膜を備えた蒸着PETを準備し、該蒸着PETのアルミ蒸着膜を有する面と、マット層及び絵柄層を形成した透明基材の絵柄層側の面とをドライラミネート用接着剤(ポリウレタン系接着剤)で貼り合わせた積層体を得た。
次いで、積層体の厚み12μmのPETフィルム側の面と、シーラント層(厚み100μmのポリエチレンフィルム(大日本印刷株式会社製、商品名「DP−402」))とを、ドライラミネート用接着剤(ポリウレタン系接着剤)で貼り合わせ、実施例1の金属調包装材を得た。
得られた金属調包装材の外層側からの積層構成の概略は、マット層(厚み2.0μm)/透明基材(厚み15μm)/部分的な絵柄層(厚み1.0μm)/接着剤層(厚み3.0μm)/金属光沢層(厚み50nmのアルミ蒸着)/プラスチックフィルム層(厚み12μmのPET)/接着剤層(3.0μm)/シーラント層(100μm)である。
各層の構成材料の詳細及びインキの処方等を以下に示す。
<絵柄層用インキ>
・有機系赤色顔料:3質量部
・沈降防止剤(微粒子シリカ):2質量部
・バインダー樹脂(ポリウレタン系樹脂):20質量部
・溶剤1(ミネラルスピリット):7質量部
・溶剤2(プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸ノルマルプロピル、酢酸エチル、イソプロパノールの混合溶剤):70質量部
<マット層用インキ>
・疎水化処理シリカ粒子(平均粒径3.0μm):6質量部
・疎水化処理シリカ粒子(平均粒径6.0μm):6質量部
・バインダー樹脂(ポリオールとイソシアネートとの2液硬化型ポリウレタン樹脂):100質量部
・溶剤(酢酸ノルマルプロピル、酢酸エチル):適量
[実施例2〜5]、[比較例1〜4]
マット層用インキのシリカ粒子の平均粒子径、マット層中のシリカ粒子の含有量、並びに、マット層の厚みを表1の条件に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜5及び比較例1〜4の金属調包装材を得た。
2.測定、評価
2−1.表面形状
実施例及び比較例で作製した各包装材のマット層の外層側(表面)について、JIS B0601:1994に準じて、表面粗さを下記条件にて測定し、カットオフ値0.8mmでの算術平均粗さRa、最大高さRy及び局部山頂平均間隔Sを測定した。測定は、流れ方向(MD)で25箇所、及びMD方向の直角方向(TD)で25箇所の合計50箇所で測定し、50箇所の平均値を、各実施例及び比較例のRa、Ry及びSとした。結果を表1に示す。
<測定条件>
・測定機器:表面粗さ測定機、株式会社東京精密製「サーフコム130A」
・基準長さ:粗さ曲線のカットオフ値λc=0.8mm
・測定速度:0.15mm/s
・測定レンジ:400μm
2−2.耐擦過性
実施例及び比較例で作製した各包装材のマット層の外層側(表面)を爪で軽く擦った際に、擦過の痕跡が目立つか否かを下記基準にて目視で評価した。
A:擦過の痕跡が目立たたず、意匠性が維持された。
C:マット層に擦過痕が生じ、そのため、擦過した箇所と、擦過していない箇所との金属光沢層の見え方が異なり、意匠性が低下した。
2−3.汚れ(指紋)付着性
実施例及び比較例で作製した各包装材のマット層の外層側(表面)を指の腹の部分で触った際に、指紋が目立つか否かを下記基準にて目視で評価した。
A:指紋が目立たない。
C:付着した指紋がはっきり目立つ。
2−4.汚れ除去性
実施例及び比較例で作製した各包装材のマット層の外層側(表面)に、市販のシャンプーの原液を滴下した後、流水で10秒間洗浄した。洗浄後のマット層の表面の状態を目視で確認し、下記基準で評価した。
A:マット層からシャンプーが除去されている。
C:マット層の微細凹凸にシャンプーの原液が残存している。
表1に示した結果から、実施例1〜5の金属調包装材は、表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制できることが確認できる。また、実施例1〜5の金属調包装材は、汚れの付着性及び除去性にも優れることが確認できる。
10:金属調包装材
20:マット層
30:透明基材
40:金属光沢層
50:シーラント層
60:絵柄層

Claims (8)

  1. 外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たす、金属調包装材。
    5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
  2. 前記マット層表面の算術平均粗さRaが下記式(2)の関係を満たす、請求項1に記載の金属調包装材。
    0.30μm≦Ra≦1.00μm (2)
  3. 前記マット層中に、バインダー樹脂と、平均粒子径の異なる2種の粒子とを含む、請求項1又は2に記載の金属調包装材。
  4. 前記平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の大きい粒子が無機粒子である、請求項3に記載の金属調包装材。
  5. 前記無機粒子がシリカである、請求項4に記載の金属調包装材。
  6. 前記平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の大きい粒子の平均粒子径をD、前記マット層の平均厚みをTとした際に、2.0≦D/T≦5.0の関係を満たす、請求項3〜5のいずれか1項に記載の金属調包装材。
  7. さらに、絵柄層を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の金属調包装材。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の金属調包装材で形成されている包装容器。
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