JP2019213677A - 遊技球振分装置 - Google Patents
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Abstract
Description
下記特許文献1に示された遊技球振分装置は、クルーンと称されるスリ鉢状の皿が上下2段に配置され、該各皿の中央部には3つの流落口が形成されていて、上段のクルーンに流入した遊技球はその3つの流落口のうちの特定の流落口に入ると下段のクルーンに導かれ、さらにその遊技球が3つの流落口のうちの特定の流落口に入ると、特定遊技状態に移行するように構成され、該各クルーンにおける遊技球の動きを遊技者が視認できるように構成したものである。
また、下記特許文献2に示された遊技球周回装置は、クルーンの中央に電動モータによって回転駆動される円筒状の回転リングを配置し、該回転リングには上方に突出する突出部が三角波状(鋸歯状)に形成され、該突出部の間を遊技球が通過可能にし、該回転リングの中心部に遊技球が流落する3つの球入口が開設され、遊技球がどの球入口に入るかにより遊技球が振り分けられるようにしたものである。
なお、一般に電子回路により常に一定の確率で大当たりや確変等の遊技者にとって有利な状況が到来するように構成された弾球遊技機もまた単調になるので、遊技に面白味がないという問題がある。
また、特許文献2に示された装置は、遊技球の動きが画一的になりやすいとともに、回転リングの中心部に複数の球入口を接近して設けねばならないので、遊技球が高速で激しく動くことと相俟って、遊技球が球入口に入る瞬間が見届けられないため、どの球入口に入ったのかが分かりにくく、そのために十分な娯楽性が得られないという問題がある。
また本発明は上記遊技球振分装置において、前記時間設定手段に設定される回転時間および/または停止時間は抽選により決定され、該時間または停止する時間をディスプレイにより遊技者に表示するようにしたことを特徴とする。
また本発明は上記遊技球振分装置において、前記回転動設定手段に設定される速度および/または回転方向は抽選により決定され、該速度および/または回転方向をディスプレイにより遊技者に表示するようにしたことを特徴とする。
また、該球受皿10の内周面に螺旋筋状の突起からなる螺旋状ガイド16を形成している。17は該球受皿10に遊技球Pを誘導するために設けられた球誘導樋を示す。なお、前記球入口11と前記球入口15とは、いずれか一方が遊技者にとって非常に有利となる有利球入口となるように設定され、他方はその有利球入口に対して相対的に不利となる非有利球入口となるように設定される。
また、該遊技盤50の遊技領域51に通過チャッカー54を設け、該通過チャッカー54に遊技球が通過したことを電気信号で検出する通過球センサ(図示せず)を設けている。さらに、該遊技領域51には、遊技情報を表示する小型のディスプレイ55を設けるほか、ソレノイドの作動により開閉動する横長の開閉扉を有する大入賞口56、遊技球が入賞する度に開閉する開閉翼片型入賞口57、普通入賞口58、風車59等が機種に応じて適宜設けられる。
こうして球受皿10が回転しているときに遊技球Pが該球受皿10内に流入すると、該遊技球Pは該球受皿10内にて揺動し、該球受皿10との接触によって受ける摩擦により、該遊技球にスピンが掛かったり、遠心力の作用で該球受皿10の内面に沿って上方に移動し、外周縁部のトラック14に乗り上げて外周端壁10aに当接した状態で該トラック14を周回し、前記球入口15に導かれ流落し得る。或いは、該球受皿10の回転方向の変更や停止時間の設定を実行させるプログラムを上記フローチャートに反映させることによって、該遊技球Pを前記球入口11に突発的に流落したりするなど、画一的でない動きを実現可能とすることもできる。
なお、該球受皿10ではこのように複数の球入口11,15が設けられていても、両球入口11,15は球受皿10の中央部と外周縁部という離れた位置であって、さらに高低差があるので、遊技者はその動きを見逃さずに観察でき、いずれの球入口に入球したかが分かりやすく、球入口11または15に流落するまでの過程を楽しみ易い。
また、球受皿10が回転している際に前記ディスプレイ55に回転の残り時間が刻々と表示され、残り時間がなくなると回転が停止する。このため遊技者は該ディスプレイ55に表示される残り時間を気にしつつ遊技球Pが早く有利球入口に入球することを願いつつ該遊技球Pの動きを見て楽しむこととなる。また、球受皿10の回転速度は速いほうが遊技球Pは該球受皿10の外周縁部に到達し易いので、抽選の結果選定される回転速度についても遊技者は重大な関心事となる。
なお、球受皿10内に遊技球Pがある間であっても、前記開閉翼片型入賞装置52の翼片53が開いていると、さらに遊技球Pが該球受皿10内に流入し、該球受皿10で複数の遊技球Pが転動するようになる。こうした状況では球受皿10内にて遊技球Pどうしが衝突し、さらに変わった動きをするようになるので、遊技者はこうした動きを一層興味深く見られるようになる。そして該開閉翼片型入賞装置52の翼片53の開閉を制御することによっては、該球受皿10内に同時に流入可能な遊技球Pの個数を制御することが可能となる。このため、該翼片53の開閉させるタイミング、時間等についても、特定の入賞口に遊技球が入球することやディスプレイに特定の表示がされたときなど、何らかの事象を契機として実行される抽選により遊技者にとって有利または不利なように設定されるようにしてもよい。
このような構成を採用することにより、抽選で有利な結果となったときの喜びと、有利な球入口に入球する公算が高くなったという期待感が高まり、趣向性の高い弾球遊技機とすることができる。また、球受皿10に遊技球Pを流入させる経路について必ずしも開閉翼片型入賞装置52を設ける必要はない。
また、この実施形態では球受皿10が電気的駆動手段30によって横ブレすることなく真円状に回転運動するように構成したが、あえて偏芯運動をするように構成し、該球受皿内の遊技球の動きにさらに変化が与えられるようにすることもできる。
なお、この実施形態においては球入口15を有利球入口として設定したが、球入口11を有利球入口として設定し、球入口11に遊技球Pが入球するかどうかという遊技内容とすることもできる。
Claims (6)
- スリ鉢形に形成された球受皿と、該球受皿を水平面内で回転駆動させる電気的駆動手段とからなり、該球受皿の少なくとも中央部と外周縁部に遊技球が流落可能な球入口をそれぞれ形成し、該各球入口には遊技者にとって有利になる有利球入口と有利にならない非有利球入口とがあり、該球受皿に流入した遊技球は前記電気的駆動手段による回転動により該球受皿内にて転動するとともに該球受皿の回転状況に従い遠心力によって該球受皿の外周縁部まで到達し得るようにしたことを特徴とする遊技球振分装置。
- 前記球受皿の内面に遊技球を誘導し得る螺旋状ガイドを形成したことを特徴とする請求項1に記載した遊技球振分装置。
- 前記電気的駆動手段による前記球受皿の回転駆動を制御する時間設定手段を設け、該時間設定手段に設定される回転時間および/または停止時間に従い前記球受皿の回転が制動されるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載した遊技球振分装置。
- 前記時間設定手段に設定される回転時間および/または停止時間は抽選により決定され、該回転する時間または停止する時間をディスプレイにより遊技者に表示するようにしたことを特徴とする請求項3に記載した遊技球振分装置。
- 前記電気的駆動手段による前記球受皿の回転駆動を制御する回転動設定手段を設け、該回転動設定手段に設定される速度および/または回転方向に従い前記球受皿の回転が制動されるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した遊技球振分装置。
- 前記回転動設定手段に設定される速度および/または回転方向は抽選により決定され、該速度および/または回転方向をディスプレイにより遊技者に表示するようにしたことを特徴とする請求項5に記載した遊技球振分装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019213677A true JP2019213677A (ja) | 2019-12-19 |
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Family
ID=68918099
Family Applications (1)
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JP2018112191A Active JP7138916B2 (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 遊技球振分装置 |
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Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0871217A (ja) * | 1994-09-07 | 1996-03-19 | Daiichi Shokai Co Ltd | パチンコ機の振分け装置 |
JP2003190463A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-08 | Fuji Shoji:Kk | 弾球遊技機 |
JP2005131121A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Olympia:Kk | 遊技機 |
JP2015208351A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-24 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2018
- 2018-06-12 JP JP2018112191A patent/JP7138916B2/ja active Active
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JPH0871217A (ja) * | 1994-09-07 | 1996-03-19 | Daiichi Shokai Co Ltd | パチンコ機の振分け装置 |
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JP7138916B2 (ja) | 2022-09-20 |
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